JP2001508143A - 手で裂ける湿気遮断積層物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 開口する孔及び第１の引張強度よりも小さい第２の引張強度を含む可撓性のセルロース製のウェブに積層された第１の引張強度を有する強化層を含む、手で裂ける遮断積層物が提供される。ウェブは、水蒸気の通過を許し、液体の水への耐性をウェブに提供するために、耐水性ポリマー樹脂で処理される。安価なウェブ材料を、建築産業で最近使用されているポリマー発泡体及び微小多孔質プラスチックフィルムに代替することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 手で裂ける湿気遮断積層物 発明の分野 本発明は、水蒸気の通過を許すが、液体の水の浸透を阻止する遮断積層物に関 し、特に、例えば建築物、包装及び衣類としての適用のための湿気の遮断に備え ることに好適な遮断積層物に関する。 発明の背景 シート材料は、建築物の下見張り材料の装着に先立って、外装表面を包むもの として広く使われる。ハウスラップ（取引ではこう呼ばれる）は、雨水及び周囲 の空気の通過を制限して建築物の内部への進入を防ぎ、水蒸気を逃がし、及び構 造内部において「制御された」空気を含むことを助ける。 現在市場に存在するハウスラップは、タイベック（ＴＹＶＥＫ）（ｄｕ Ｐｏ ｎｔ社、Ｗｉｌｍｉｎｇｔｏｎ，Ｄｅｌａｗａｒｅからの、高密度ポリエチレン スパンボンドシート材料）、タイパー（ＴＹＰＥＲ）ハウスラップ（Ｒｅｅｍｅ ａｙ Ｉｎｃ．Ｏｌｄ Ｈｉｃｋｏｌｙ，Ｔｅｎｎｅｓｓｅｅからのスパンボン ドポリプロピレン繊維マット材料）及びルフコラップ（ＲＵＦＣＯ−ＷＲＡＰ） （Ｒａｖｅｎ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ，Ｉｎｃ．Ｓｉｏｕｘ Ｆａｌｌｓ， Ｓ ｏｕｔｈ Ｄａｋｏｔａによって販売されている微小多孔質ポリエチレンシート 材料）を包含する。 ごく最近、積層遮断ストリップが、野地板材料の隙間や連結部において効果的 に空気及び水の漏出を減じることに用いられている。このような製品は、例えば サーモブライト（ＴＨＥＲＭＯ−ＢＲＩＴＥ）テープ（Ｐａｒｓｅｃ，Ｉｎｃｏ ｒｐｏｒａｔｅｄ，Ｄａｌｌａｓ，Ｔｅｘａｓを通じて得られる）である。この ようなテープは、現場での容易な使用のために、感圧接着性ストリップと紙製の 剥離裏面層で特に設計されている。テープは、例えば野地板の連結、野地板の損 傷、窓及び扉開口部、電気的導管及び配管ラインに適用することができる。これ らは典型的には２−４インチ幅で提供される。ハウスラップ材料のように、これ らのテープは液体の水の浸透を阻止し、空気の漏出を減ずる。これらの製品は近 頃米国特許第５、３７４、４７７号（１９９４年１２月２０日）及び欧州特許出 願公開第３９９、９５２号（１９９０年１１月２８日発行）に報告されている。 これら接着性裏面を有する遮断ストリップ及びハウスラップは、建築物の構造 体の間の連結や隙間に、呼吸可能な水の遮断を提供する一方、これらは典型的に は、主表面の間に水蒸気の通過を許し、液体の水及び空気の通過を制限するよう な微小な通路を導入した、かなり高価なポリマーシート又は発泡材料で製造され る。このように特別に作られたポリマー材料は強くて弾力性があり、現場におい ては剃刀の刃を有する切断道具で注意深く切る必要がある。 発明の概要 可撓性で蒸気に対して多孔性の、安価な繊維で作られたセルロース製のウェブ と結合する、第１の引張強度を包含する繊維強化マットを含む遮断積層物が提供 される。多孔性ウェブは第１の引張強度よりも小さい第２の引張強度を有する。 得られる積層物は紙製品のように簡単に手で裂くことができるが、建築物の外装 への適用には十分な強度を有する。十分な液体の阻止、及び好適には撥液性をウ ェブに提供して液体遮断物のように作用させるために、蒸気の通過を許すが、液 体の通過を実質的に減じるようにウェブの表面特性を変化させる樹脂材料で処理 される。 本発明は衣類、建築物及び包装のための、手で裂ける、高価でない液体遮断物 を提供する。本材料は軽量で呼吸可能であるが、成分に対する防御には有効であ る。本発明の積層物は木材、金属又はプラスチック構造体の連結部又は隙間への 容易な装着のための接着手段が施されている。 本発明はティッシュペーパーなどの安価な多孔質ウェブ材料を利用し、これら の材料は、十分な機械強度を提供するために繊維状のスクリム様の材料で強化し 、さらに防水性を提供するために水を阻止する樹脂処理剤をしみこませることが できる。この処理は従来技術である高密度スパンボンド熱可塑性プラスチック及 び高分子発泡材料に対抗しうるように、これらの安価なセルロース材料の特性を 改良する。しかし、これらの従来材料とは異なり、本積層物は思いもよらず労働 者の手で最小の労作で裂くことができる。また、本積層物はホットメルトポリマ ーを適用するかあるいはホットメルトポリマーで処理することができ、さらに水 あるいは溶媒ベースのインク及び耐炎性添加剤を容易に受容できるので、さらに 耐 熱性である。 本発明のさらなる態様では、遮断積層物の製造の方法であって、第１の引張強 度を有する繊維強化層を提供する工程及びこの強化層を熱及び／又は圧力でより 小さい引張強度を有する多孔質のティッシュ様のウェブに積層する工程を包含す る方法を提供する。そして強化層を有する、あるいは有しないウェブは、実質的 に引裂性又は水蒸気を通過する能力を損なうことなくセルロース製のウェブに耐 液性を提供する耐水性樹脂を注入される。得られる積層物は機械方向あるいは機 械と直交する方向において約２−３ポンド以下のＡＳＴＭ Ｄ−１１１７引き裂 き強度を有し、これは大まかにはタイベックシートの引き裂き抵抗の約２０−３ ０％である。 また本発明のさらなる態様では、本発明の積層遮断ストリップで建築構造物を ふさぐ方法と同様、ふさがれる建築構造物も提供する。 図面の簡単な説明 添付図面は本発明の好適な態様であって、それらの原理の実際的な適用に従う 態様を説明する：すなわち図中、 図１は本発明の好適な遮断積層物の部分的な前面透視図であり； 図２は１の角の裏面の剥離の外観を説明する、図１の遮断積層物の部分的な底 面外観図であり； 図３は本発明の好適な遮断積層物で被覆された隙間を示す建築基材の正面平面 図であり； 図４は本発明の遮断積層物における変更可能な接着手段の部分的な底面平面図 あり； 図５は本発明の好適な積層物における変更可能な接着手段の部分的な底面平面 図であり； 図６は本発明の好適な積層物における変更可能な接着手段の部分的な底面平面 図であり；及び 図７は好適な積層物における他の接着手段の部分的な底面平面図である。発明の詳細な説明 本発明により、積層遮断ストリップ、補修材、層、包装紙及び被覆材、遮断積 層物でふさがれた建築構造及び遮断積層物の製造の方法及び構造へのそれらの適 用が提供される。これらの遮断材料は建築物の外側及び建築産業への適用に用い ることができると理解される。例えば、本発明の呼吸可能な耐水性複合材は医療 、濾過、包装及び衣料産業において、例えば手術用接着テープ、包装用テープ、 ＧＯＲＥＴＥＸ又はスパンボンド及び微小多孔質のポリオレフィンなどの基材に 代わりうるものである。 図、特に図１及び図２に関しては、独特の特性を提供する一連の好適な遮断積 層物１００が示される。遮断積層物１００はスクリム２５が間に積層されたセル ロース製のウェブ１０と２０の一対を包含する。ウェブ１０と２０はウェブを通 過する孔を狭め、あるいは疎水性にする、あるいはその両方を行い、実質的に液 体の水の浸透を阻止し、一方実質的に水蒸気の透過を損なわないようなラテック スポリマー樹脂で処理される。またさらにポリマー樹脂は、通常は弱いセルロー ス製のウェブ材料の湿潤時及び乾燥時の機械強度を改良する。 本発明のセルロース製のウェブ層１０及び２０は好ましくは安価な、多孔質の 基材である。ここで用いられる「セルロース製の」とは少なくとも約３０％、さ らに好適には６０％以上のセルロース繊維を含むウェブを意味する。このような 繊維は例えば、木材及び綿から見つかるリグノセルロース及び、特に亜麻、ジュ ート、大麻、ラミーからの織物用繊維：サイザル麻又はマニラ麻からの葉脈繊維 ；種子又は果物繊維；再生紙；硬質又は軟質木材からの織物用でない繊維等を包 含するとして知られている。引張強度を改良するために、１以上のウェブは好適 には強化マット又はスクリム材料で積層される。本発明の好適な態様では、ウェ ブ層はティッシュ様のセルロース層のウェブあるいは高分子の及び／又は無機系 繊維で強化されたセルロース繊維で作られたティッシュ様のウェブを包含する。 開口孔を有し、ラテックス樹脂に親和性を有する理想的な材料が最も好適である 。これらはパルプ繊維及びガラス繊維又は合成繊維のブレンド（例えばポリエチ レン又はポリプロピレン）を包含する１以上のティッシュペーパー層、ウェット レイド（ｗｅｔ ｌａｉｄ）された、梳いた又は不織の層を包含する。 好適な態様では、軽量なティッシュペーパー層の対が提供される。パルプ繊維 を包含するティッシュペーパーは、水によって容易に質が低下し、乾燥時でさえ も弱い機械的特性を有するので、外装用遮断ストリップとしてはあまり従来は用 いない基材である。本発明は低コストのこのような材料を利用して、薄層の強化 マット及び樹脂浸透材の添加により、改良された引張強度及び液体の水への耐性 を提供する。 本発明の強化マット又はスクリム２５は、望ましくは、１平方インチあたりの ポンド数（ｐｓｉ．）で測定される「引張強度」であって、セルロース製のウェ ブ１０及び２０の引張強度よりも実質的に大きい、例えば少なくとも２５％は大 きい引張強度を有する繊維材料から作られる。強化マットは例えばスクリム又は ファブリック（ｆａｂｒｉｃ）などの不織の又は織った材料の形態であることが できる。好適な繊維は、ポリエステル、ガラス、レーヨン又はそれらの組み合わ せを包含する。様々なデニール又はスクリムの型は、その型が引き裂き可能で水 蒸気に対する容易な透過性を提供する限り、用いることができる。最も好適な態 様では、強化層は、ウェブの多孔質率よりも実質的に多くの孔を含む、比較的開 口する多孔率を有する。さらに好適には強化層の孔の平均孔径はウェブの孔の平 均孔径よりも大きい。強化マットは、処理されたセルロース製のウェブ１０及び ２０が結局それ自体十分水をはじくことになるので、液体の水を透過するもので あッてもよい。 好適なウェブ１０及び２０及びスクリム２５は樹脂浸透材の適用に先立ち、ま たは適用後のいずれかに単一の複合材を形成するように一緒に結合され又は積層 される。典型的な結合及び積層工程は、ウェブ１０及び２０及びスクリム２５を 接着剤とともに接着するか、あるいは熱、圧力又はその両方を用いてこれらの材 料を結合することを包含する工程を含む。得られる層は約１−２５ミル、好適に は３−１０ミルの厚さを有し、紙片を裂くのに必要とされるよりは少ない労作に よって手で裂くことができ、同様の厚さのスパンボンドポリエチレンマットより も実質的に小さい引き裂き抵抗を有する。 本発明の好適な耐水性ポリマー被覆材は、ウェブの実質的な部分に浸透して、 好適にはウェブに飽和して、孔のサイズを減じ、又は液体のぬれに対する耐性を 増加させるように、ウェブの繊維と相溶するべきである。 セルロース製の、あるいは紙のウェブの耐水特性を改良するのに効果的である と報告されている材料の例は、以下のものである：スチレン、ブタジエン及びイ ソプレンのモノマーに加えて、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル、アクリロニ トリル及びエチレンのラテックス、少量のポリ酢酸ビニルを含む又は含まないポ リビニルアルコール；金属樹脂酸塩；ワックス又はアスファルト又はそれらの混 合物；ワックス及び／又はアスファルト及びさらにトウモロコシ粉及び過マンガ ン酸カリウムの混合物；石油及び天然アスファルトなどの水不溶性の熱可塑性有 機材料、コールタール、及びポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル及び酢酸ビニルと 塩化ビニルの共重合体などの熱可塑性合成樹脂及びアクリル系樹脂；金属ロジン 石けんの混合物、水溶性アルカリ土類金属塩及び燃料残査油；エマルションの形 の石油ワックス及び燃料残査油又はロジンのいずれかとの混合物；芳香族イソシ アネート及びジイソシアネート；オルガノハイドロジェンポリシロキサン；シリ コーンオイル及びエマルション；硫酸カリウム、アルカリ又はアルカリ土類金属 アルミナートなどの材料を含む又は含まないワックス−アスファルトエマルショ ン；融解ワックス及びアスファルトのブレンドに油溶性の水分散性の乳化剤を加 え、そして前述のものをポリアリールメチレン縮合生成物のアルカリ金属スルホ ン酸塩を分散剤として含むカゼインの溶液と混合することによって調製されたワ ックス−アスファルトエマルション。本発明の好適な態様では、約５−７５％の 固体、好適には約１０−５０％の固体部分を含むアクリル系ラテックスが使用さ れる。理想的にはアクリル系ラテックスは被覆していない積層物の乾燥重量の約 １５−８０重量％の被覆重量を有するであろう。 本発明の好適なポリマー被覆剤は、選択されたウェブ材料に強度、耐水性、引 き裂き特性及び耐候性を与える。樹脂組成物に加えて、積層の前にノリ又はイン クが適用された場合に水を阻止するための付加的な撥水剤；油及び／又は水耐性 を与えるフッ素化学添加剤；印刷品質及び外観及びＵＶ耐性の改良のために不透 明度を改良する白色顔料などの顔料：湿潤時強度、剛性を改良し、及び積層ロー ルにおけるブロッキング性を減じる架橋剤；被覆又は浸透工程において補助する ための工程添加剤などが使用できる。本発明の原理に従うと、他の添加剤は当業 者には明らかであろう。 遮断積層物１００の底部表面は、積層物１００を建築基材に適用するための所 望の接着層３５である。遮断ストリップ１００はテープのロールによく似たロー ルの形状において、自分自身の下にある部分の上部表面に接着することができる ように目論まれているが、接着層３５は理想的には裏面層３０によって保護され る。 図３に説明されるように、好適な積層物１００は裏面層３０を剥がして接着層 ３５を現すことによって簡単に使用できる。裏面層３０の下に現されたこの積層 物１００の主表面は、接着層の間に配置される非接着層３７を伴う、積層物１０ ０の外側長端に沿う接着層の対を提供する。図３に示すように積層物１００を建 築基材２００の隙間や継ぎ目に適用するにあたって、好適な接着層３５は、潜在 的に孔を塞ぐものである接着剤のついていない非接着層３７を通じて建築物から 出る水蒸気が通過できるように、隙間又は継ぎ目にまたがるように設計されてい る。接着層３５は、連続的な及び間欠的な接着剤の縞、低密度及び高密度の層、 クロスハッチング、及び選択された印刷型などを包含する多くの形態をとること ができる。図４−７に説明されるように、多くの好適な型が提供される。図４は 、およそ０．２５インチ幅の長方向の縞であって、ストリップの外端からおよそ ０．１２５−０．２５インチの間隔をおいた縞の対を含む印刷型を説明する。こ の端からの間隔は、ストリップの角を労働者の指でより容易に剥がすことができ るようにする。 図５に示されるように、非接着層３７は建築物からの水蒸気の透過を妨げるこ となく下の基材に積層物１００が接着するのを助けるように設計された低密度接 着層３９に置き換えることができる。加えて、図６に示されるクロスハッチ接着 層３６又は非接着面である中央枠４１を伴う接着層４２が提供される。 本発明の接着要素は感圧性接着剤として知られるいずれのものからでも作られ る。ここにおいて用いる「感圧性」とは、剥離できる接着剤又は剥離できる粘着 質の手段をのことである。遮断ストリップに好適な接着組成物は、例えば、アク リル系接着剤（アクリル酸イソオクチル及びアクリル酸共重合体等）又は粘着付 与剤と結合させることができる酢酸ビニル−アクリル酸２−エチルヘキシル共重 合体等の水ベースの感圧性接着剤を包含する。代わりに、接着剤は速硬性の熱可 塑性プラスチックである「ホットメルト」接着剤を含んでもよい。接着要素は両 面接着テープを含んでもよい。さらに天然又は合成ゴムから選択されるエラスト マーをベースとする接着剤を用いることができることも予期される。これらの接 着剤の変更可能な形、例えば、線状、四角形、水玉形、円形等が使用されうる。 裏面層３０は感圧性接着層３５から容易に剥がすことができるようにワックス 又はシリコーンで被覆された紙製基材であることが望まれる。 実施例１ 積層遮断材料は基本重量１連あたり約１１ポンドのセルロースティッシュペー パー２層と湿潤強度添加剤とを、ポリエチレン不織メッシュに２００ｐｓｉ．、 約３００°Ｆで積層することによって提供される。ペーパー／スクリム／ペーパ ー積層物は自己架橋性のアクリル系ラテックス及びメラミン−ホルムアルデヒド 溶液で完全に含浸するまで含浸される。そして複合体を蒸気加熱缶上で接触乾燥 し、加熱加圧下でカレンダー加工して、薄い積層遮断ストリップを提供する。 本実施例で製造されるストリップは、ＡＳＴＭ−Ｄ５１０５の加速された風化 パラメータ下で、過多に水蒸気の透過を妨害することのない耐水性が認められた 。得られた製品は、樹脂、スクリム及びティッシュペーパー単独の特性とは実質 的に異なり、また遥かに勝っていた。 前述から、本発明がストリップ、補強材、包装材、層及び被覆材を包含する手 で裂ける遮断積層物、工業的製造方法、及びこれらの積層物を水蒸気の透過を妨 害することなく液体の水の遮断する状態を作るために建築物に適用する方法を提 供することが認められる。強化材及び耐水層を有する安価なセルロース製のウェ ブに置換することによって、その特性を失うことなく遮断材料の値段は劇的に下 げることができる。様々な態様が説明されたが、これは説明を目的とするもので あって、本発明を限定しない。当業者に明らかになるであろう様々な変形は、添 付する請求の範囲で本発明が説明するものの範囲内である。

【手続補正書】 【提出日】平成１１年１月１４日（１９９９．１．１４） 【補正内容】 請求の範囲について以下のように補正する。 『１．建築物の隙間又は継ぎ目を塞ぐための手で裂ける遮断積層物（１００）で あって、以下の特徴： 繊維強化マット（２５）が第１の引張強度を有し； 可撓性セルロースのウェブ（１０）が、該繊維強化マット（２５）と結合され 、該ウェブ（１０）が未処理の状態で液体浸透性であり、該ウェブ（１０）が第 １の引張強度よりも小さい第２の引張強度を有し； 耐水性ポリマー樹脂が、該ウェブ（１０）を通じての水蒸気の通過を許して、 該ウェブに液体の水への耐性を提供するために該ウェブ（１０）に適用され、該 積層物（１００）が同様な厚さを有するスパンボンドポリエチレンよりも小さい 引き裂き抵抗を有すること によって特徴づけられる、積層遮断物。 ２．該強化マットがポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、 レーヨン、ガラス繊維又はそれらの組み合わせを包含することによってさらに特 徴づけられる、請求項１に記載の遮断積層物。 ３．該ポリマー樹脂が、該ウェブ内に浸透して、該ウェブ内の孔サイズを減じ、 実質的に雨水の通過を防止する、請求項２に記載の遮断積層物。 ４．該ウェブがパルプ繊維を包含することによってさらに特徴づけられる、請求 項１に記載の遮断積層物。 ５．該ポリマー樹脂がアクリル系、エチレン 塩化ビニル、スチレンブタジエン ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニリデンクロリド、ポリ シロキサン、又はそれらの組み合わせ又は共重合体であることによってさらに特 徴づけられる、請求項１に記載の遮断積層物。 ６．該積層物の構造物に対面する面に、感圧性接着剤が適用されていることによ ってさらに特徴づけられる、請求項１に記載の遮断積層物。 ７．該強化スクリムが熱可塑性プラスチック繊維、ガラス繊維又はその両方を包 含し、及び該ウェブがパルプを含み、該ストリップがパルプを含む第２の可撓性 の伸長された吸水性ウェブを含み、該ポリマー樹脂を適用して該ウェブを実質的 に耐水性にするに先だって該スクリムを該ウェブの間に挟むことによって特徴づ けられる、請求項１に記載の遮断積層物。 ８．手で裂ける遮断積層物（１００）であって、以下の特徴： 強化マット（２５）が第１の引張強度及び第１の平均直径の孔を有し； 可撓性で、多孔質の、セルロースのティッシュ様のウェブ（１０）が、該強化 マット（２５）に積層され、該多孔質ウェブ（１０）が該強化マットの第１の引 張強度よりも小さい第２の引張強度及び第１の平均直径よりも小さい第２の平均 直径の孔を有し；及び 耐水性樹脂が、該ウェブを通じて水蒸気を通過することを許して該ウェブ（１ ０）に高度の耐液性を提供するために該多孔質ウェブ（１０）に適用されること によって特徴づけられる、遮断積層物。 ９．該強化マットが熱可塑性プラスチック繊維、ポリエステル、レーヨン、ガラ ス繊維又はそれらの結合を含むスクリムを包含する、請求項８に記載の遮断物。 １０．該ウェブがティッシュペーパー層を含む、請求項８に記載の遮断物。 １１．該ウェブの第１の主表面に沿って配置される長方向の感圧性ストリップの 対を包含する接着手段をさらに含む、請求項８に記載の遮断物。 １２．該樹脂が該ウェブにラテックスの形で適用される、請求項８に記載の遮断 物。 １３．該樹脂が該ウェブの第１の側に配置される、請求項１２に記載の遮断物。 』

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポーター，ジョン カナダ国オンタリオ州 エム２エム・６ワ イ１，セント・カサリンズ，タヴィストッ ク・ドライブ 20 (72)発明者 ブランカ，ロザレン カナダ国オンタリオ州 エル２エヌ・３ブ イ７，セント・カサリンズ，ショアライ ン・ドライブ ５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．患者にエアロゾルミストを供給するエアロゾル吸入装置１００であって： 液体を含む液体リザーバー１２及び圧縮ガスを受容するガス入口１３を有する ネビュライザー１０； 該エアロゾル出口２８と開口して接続する第１の導管； 該患者から吐出露を含む排気ガスを受容する第２の導管４０； を含み、ここにおいて、ネビュライザー１０はさらに以下の特徴： 該患者の肺への該液体の供給を改良するために該液体を接触させる前に該ガス に接線方向の速度を提供するためのガス流量制御手段１４ で特徴づけられる、吸入装置。 ２．該ガス流量制御手段が、ベンチュリ管を含む、請求項１に記載の吸入装置。 ３．該ガス流量制御手段が、圧縮ガスに渦を巻く状態を提供するためのガスの渦 巻手段を含む、請求項１に記載の吸入装置。 ４．該渦巻手段が、該エアロゾル内での、０．５−１．５μｍの範囲内のサイズ の液体の露の供給速度の増大を引き起こすせん断力作る、請求項１に記載の吸入 装置。 ５．請求項１に記載の吸入装置であっ、さらに： 該第２の導管の近くに位置する排出口； 該排気口と該第２の導管の間に位置するレイン−オフ（ｒａｉｎ−ｏｆｆ）チ ャンバーであって、該レインオフチャンバーが該書き出される露及び該ネビュラ イザーに戻される露の一部を集めるために、内部に液体と接触する面を有する、 チャンバー を含む、吸入装置。 ６．該液体と接触する面が、疎水性表面部分を含む、請求項５に記載の吸入装置 。 ７．該レインオフチャンバーが、該排気ガスの流れを交換するための変流器を含 む、請求項５に記載の吸入装置。 ８．該排気ガスが、該第１の液体の吐出露を含み：及び該装置がさらに： 該第２の導管の近くに位置する排気口；及び 該排気ガス中に含まれるガスを該排気口に通過させて、該吐出露を捕捉すため に該排気口から遠くに位置する濾過手段 を含む装置である、請求項１に記載の吸入装置。 ９．該濾過手段が、ポリマー繊維を含み、及び該装置内の該ネビュライザー上に 配置される、請求項８に記載のエアロゾル吸入装置。 １０．該濾過手段が、ふさがれた端及び少なくとも約９０％の効果をもって、か つ、圧力降下が約２５ｍｍＨ₂Ｏ以下で、該排気ガス中の約０．３−７μｍの汚 染粒子を除去するためのフィルターを含む、請求項８に記載の吸入装置。