JP2001506342A - スラストベアリング荷重制御装置を有するタービンエンジン - Google Patents

スラストベアリング荷重制御装置を有するタービンエンジン

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Abstract

(57)【要約】 スラストベアリングにかかる前向き荷重の制御が改善され、バランスピストンを用いる必要性が軽減あるいは除去された、改良型タービンエンジンの設計が開示される。このタービンエンジンは長手方向の軸を有し、エンジン中で気体を加圧するためのコンプレッサーを備える。インペラーはインペラー後面と先端部を有する。エンジンはさらに、スラストベアリング上に架装されて軸を中心として回転するシャフトを備える。インペラーはシャフトに固定されてこれとともに回転する。エンジンケーシングの中に設けられた空洞部は少なくともインペラー後面によって画定され、インペラー先端部の圧縮気体と連通関係にある。エンジンはさらに空洞部と圧縮気体の両方と連通関係にある抽気を備えていて、空洞部がインペラー先端部および抽気からの圧縮気体によって与圧されるようになっており、これによってインペラー後面に荷重をかけ、したがってシャフトを通じてスラストベアリングに荷重をかける。好ましくは抽気からの圧縮気体は空洞部中の旋回流を低減することによって空洞部中の圧力を増加する。

Description

【発明の詳細な説明】 スラストベアリング荷重制御装置を有するタービンエンジン 発明の属する技術分野 本発明はタービンエンジンに関するものであり、より具体的には、改善された スラストベアリングの荷重制御装置を有するタービンエンジンに関するものであ る。 背景技術 航空機用のターボジェットエンジンまたはターボファンエンジンとして用いら れるようなタービンエンジンは、通常、前方から後方に向かって、すなわちエン ジンの気流流れ方向に沿って、ファン、コンプレッサー、およびタービンの各部 からなっており、全体はハウジングに納められている。これらの回転ファン、コ ンプレッサー、およびタービンからなるエンジン部分は、1個または2個以上の 同軸シャフトに軸方向に架装されて、エンジンの中心軸を中心として回転する。 シャフトは少なくとも2個のベアリングアセンブリーによって支持されている。 これらベアリングアセンブリーはシャフト、したがってファン、コンプレッサー 、およびタービンが回転できるようにしている。エンジンの気流流れ方向の中で 最前部のベアリングアセンブリーは、またケースの中のシャフトの軸方向の動き を防止しており、“スラストベアリングアセンブリー”と呼ばれる。スラストベ アリングアセンブリーは、通常、狭い許容誤差で加工されてはいるが、ハウジン グの中のベアリングボールとベアリングレー スの間には小さな遊びが存在する。この遊びは、エンジンの作動中に騒音と振動 を発生するので、好ましくない。 この遊びの多くは、ベアリングに前向きの荷重をかけることによってなくすこ とができる。このような前向きの荷重はシャフトを通じてベアリングに伝達され る。荷重をかけるには例えば、コンプレッサーからの圧縮気体によってコンプレ ッサー部の後部に前向きの力をかけ、これによってシャフトに前向きの力をかけ てもよい。しかしながら、エンジンの寸法上の制約およびコンプレッサー部の性 能要求に起因して、在来のエンジンにおいてかけられる前向きの力は、スラスト ベアリングに適当な力をかけてベアリングアセンブリーの遊びを減らし、それに よる騒音と振動を低減するのに、必ずしも十分ではない。 この問題に対する一つの解決法は、エンジンのコンプレッサー部の後部に、シ ャフト上に架装された、回転するバランスピストンを設けることであった。これ については後により詳細に説明する。このバランスピストンはエンジンの高圧領 域と低圧領域の間に位置している。ピストンにかかる差圧はシャフトに、したが ってスラストベアリングに前向きの力をかける。しかしながら、このバランスピ ストンは、高価でかつ重要な、エンジンの回転部品である。ピストンは小さけれ ば小さいほど良く、さらに言えばピストンを省略できることがもっとも望ましい 。 発明の概要 本発明はスラストベアリングにかかる前向き荷重の制御装置が改善され、バラ ンスピストンを用いる必要性を軽減または除去できるような、改良されたタービ ンエンジンの設計を提供する。 本発明の一態様によれば、エンジンケーシングに納められたタービンエンジン が提供され、前記タービンエンジンが長手方向の軸を有し、かつ前記タービンエ ンジンが:インペラー後面とインペラー先端部を有するインペラーを具備する、 前記タービンエンジン中で気体を圧縮するためのコンプレッサーと;スラストベ アリングに架装されて前記軸を中心として回転し、かつ前記インペラーがその上 に固定されてそれと共に回転するシャフトと;前記エンジンケーシングの内部に 設けられ、少なくとも前記インペラー後面で画定され、前記インペラー先端部に おいて前記圧縮気体と連通関係にある空洞部と;前記空洞部と前記圧縮気体の両 方と連通関係にある抽気と、を具備し、前記空洞部は前記インペラー先端部およ び前記抽気からの前記圧縮気体によって与圧され、よってインペラー後面に荷重 をかけ、前記シャフトを通じて前記スラストベアリングに荷重をかける。 本発明の他の態様によればタービンエンジンが提供され、該タービンエンジン はエンジンケーシングの中に:インペラーを具備するコンプレッサー部と;燃焼 室と;タービンと;長手方向の軸を中心として回転するように架装され、前記イ ンペラーを前記タービンに 連結するシャフトと;前記ケーシングに架装され、前記シャフトの、前記軸に沿 った、および前記軸と直角方向の動きを制限する、前記シャフト周りのスラスト ベアリングと;前記インペラーと前記タービンの間の、前記インペラーに向かっ て開いた、前記コンプレッサーが画定する空洞部と;圧縮気体を前記空洞部に抽 気し、前記空洞部を与圧し、前記インペラーを、したがって前記シャフトを第一 の位置に押しやるための、前記燃焼部から前記空洞部に至る抽気と、を具備する 。 タービンエンジンはエンジンケーシングの中に:インペラーを具備するコンプ レッサー部と;燃焼部壁で画定される燃焼部と;タービンと;長手方向の中心軸 を中心に回転するように架装され、前記インペラーを前記タービンに連結するシ ャフトと;前記ケーシングに架装され、前記シャフトの前記軸に沿った、および 前記軸から離れる動きを制限する、前記シャフト周りのスラストベアリングと; 前記インペラーと前記燃焼部との間で、前記コンプレッサー部が画定する空洞部 と;前記燃焼室壁が有する空気抽気入口であって、該空気抽気入口が圧縮空気を 前記燃焼室から前記インペラー空洞部へ抽気し、前記空洞部を与圧して、前記イ ンペラーを、したがって前記シャフトを第一の位置に押しやる。 図面の簡単な説明 本発明の実施例を図示する図面は次の通りである。 第1図は代表的なタービンエンジン(既知)の側面図である。 第2図は第1図の一部の拡大断面図である。 第3図は本発明の一態様による代表的なタービンエンジンの一部の断面図であ る。 第4図はタービンエンジンの一部の接線方向空気速度の特性のグラフである。 第5図はタービンエンジンの一部の圧力特性のグラフである。 好ましい実施例の詳細な説明 第1図は代表的なガスタービンエンジン10を図示している。このエンジン1 0はファン部11とエンジン中核部とからなり、エンジン中核部は流れの順にコ ンプレッサー部12;燃焼部14;タービン部16;および排出部18を具備し ており、これらすべてはハウジング19の内部に架装されている。 タービン部16およびコンプレッサー部12は多段になっている。タービン部 16中の少なくとも一つのタービンは、シャフト20によって、コンプレッサー 部12の最終段に回転可能に連結されている。シャフト20は、その後部近傍に おいてローラーベアリングアセンブリー22によって支持され、その前部近傍に おいてスラストベアリングアセンブリー24によって支持されている。スラスト ベアリングアセンブリー24は、ハウジング25とスラストベアリング27とか らなっている。 第2図は、代表的なタービンエンジンの、コンプレッサー部12 の後部付近と燃焼部14の前部付近を断面図として示している。コンプレッサー 部12の最終段は回転インペラー26であり、これは燃焼部14と流体的連通関 係にある。 燃焼部14は、その内外を燃焼器ケース28、およびディフューザーアセンブ リー32の一部をなすディフューザーケース30で形成されている。ディフュー ザーアセンブリー32は、さらにディフューザーパイプ34と熱遮蔽36および 熱遮蔽サポート38を具備している。 ディフューザーパイプ34は燃焼部14の中にあり、インペラー26の先端部 40と燃焼部14との間に流体的連通関係を提供している。さらに、燃焼部14 の内部にはエンジンハウジング19にケースサポート48で架装された燃焼器ラ イナー44があって、燃焼室46を画定している。燃焼室46は、燃焼部14の 高圧(“P3”)領域50と流体的連通関係にある。燃焼室46は、また燃料ノ ズル52とも流体的連通関係にある。 インペラー26は、シャフト20の最外部に架装されており、エンジンの中心 軸を中心として回転する。スタブシャフト66はインペラー26とともに回転す る。ハウジング55とベアリング54からなるローラーベアリングアセンブリー 52がシャフト20の後部を支持している。カーボンシール56aおよび56b がアセンブリー52をシールしている。またバランスピストン62がシャフト2 6に架装されており、これとともに回転する。 ディフューザーケース30の底部と、インペラー26の後部外面と、ローラー ベアリングハウジング55の前部カバー57とがインペラー後部空洞部64(“ IRC”)を画定している。IRC64は、ラビリンスシール70とブラシシー ル68でシールされている。ブラシシール68は、ベアリングハウジング55の 後部54から延びており、バランスピストン62の直前にある空洞部72をシー ルする。空洞部72は、シャフト20に隣接する低圧領域69と流体的連通関係 にある。 作動時には、ファン部11が空気をエンジン10に誘引し、空気はファン部1 1からコンプレッサー部12へと通過し、ここで多段コンプレッサーによって圧 縮される。圧縮の最後の段階はインペラー26である。高圧の空気はインペラー 26の先端部から出ていく。この高圧空気の大部分はディフューザーパイプ34 によって燃焼部14に導かれる。ここで大部分のP3空気は室46に入り、ノズ ル52からの燃料と混合されて燃やされる。しかしながら、一部のP3圧縮空気 は、インペー26の先端部40とディフューザーケース30の間のシールされて いない隙間76を通ってIRC64へ抽気する。 この隙間76からの抽気空気はIRC64を与圧する。IRCの与圧は、イン ペラー26の後部とディフューザーケース30に力を かける。インペラー26の後部に働く力は、その反動として、シャフト20に、 したがってスラストベアリング27に前向きの力をかける。理論的には、ベアリ ングアセンブリー24の遊びを減らして騒音と振動を低減するために、IRC6 4中の圧力がインペラー26の後部に、したがってスラストベアリング27に十 分な前向きの圧力をかけるように、インペラー26の後部に十分な表面積を与え てエンジンを設計することは可能である。しかしながら、実際上は、インペラー 26およびエンジン10の寸法と重量、およびコンプレッサー部12の出力空気 の圧力が問題となる。したがって、IRC64内部の相対圧力およびインペラー 26の後面の表面積は、スラストベアリング27に十分な前向きの荷重を与える には不十分であることが多い。そこで、以下に述べるように、バランスピストン 62によって追加の前向き荷重が、シャフト20およびスラストベアリング25 に与えられる。 高圧空気はIRC64の後部65から外へ漏出される。これがバランスピスト ン62の後側の空洞部73を与圧する。バランスピストン62の反対側にある空 洞部72は、シャフト20の近傍の低圧領域69と流体的連通関係にある。した がって空洞部72は空洞部73より低圧であり、これによってバランスピストン 62の両側には差圧が発生する。この差圧は、ピストン62、シャフト20およ びスラストベアリング27に、前向きの力を発生させる。バランスピストン62 の寸法およびその両側の差圧は、インペラー26の後面の不十分な前向きの力を 補償して、スラストベアリング27に必 要な前向きの力を与えるように、選択される。 通常の“離陸”条件においては、スラストベアリングには約2800ポンドの 前向き荷重がかかるが、このうち約2000ポンドはバランスピストン62によ って与えられる。前述したようにこのバランスピストンは回転するので、エンジ ンの重要な部品である。 IRC64中に抽気する与圧のための空気はインペラー26の先端部から発散 されるので、圧縮空気がIRC64に入るときにインペラー26の回転方向にか なりの接線方向速度、あるいは“旋回流”を有している。この接線方向速度は空 気がIRC64の中で半径方向内側に移動するにつれて変化する。第4図の実線 は、第2図のエンジンのIRC64内部の、半径方向の各点における空気の接線 方向速度と、その点におけるインペラーの接線方向速度との比(“Kファクター ”とも呼ばれる)のシミュレーションを示している。 “旋回流”の結果として、空気の静圧は半径方向内側に向かって減少する。こ れによって、IRC64内部には半径方向の圧力勾配が発生する。この圧力勾配 は、IRC64中の平均圧力を、したがってインペラー26に働く前向きの力を 著しく減少させる。第5図中の実線は、第1図と第2図のエンジンについて、イ ンペラー先端部40からの各距離における、インペラー26に働く静圧のこのよ うな減少を示している。 本発明において、IRC64中の空気の“旋回流”を低減することによってI RC中の平均静圧が著しく増加することが認められた。これによってスラストベ アリング27に十分な前向きの荷重を与えることができるので、バランスピスト ン62の必要寸法が小さくなり、さらには全くこれを省略することができる。 第3図は、ジェットエンジンの一部を断面図として示したものであるが、この エンジンは高圧空気の一部を、インペラー26の先端部近傍において、エンジン 10の燃焼部14からIRC64中に抽気するように改良されている。 前述したように、インペラー26を出ていく空気の大部分はディフューザーパ イプ34によって燃焼部14に案内される。ディフューザーパイプ34はインペラ ー26から燃焼部14に入る空気の接線方向速度を、したがって“旋回流”を、 著しく減少させる。したがって、燃焼部14の高圧空気領域50中のP3空気は 、ほとんど“無旋回流”である。インペラー26の先端の近くで、高圧空気を燃 焼部14からIRC64へ抽気することによって、IRC64内部の空気の旋回 流、ひいては、この旋回流によって生じる圧力勾配が著しく減少する。 IRC64を通る空気の流量を第2図の実施例と同様に保つために、孔90の 寸法が調整される。IRC64を通る全空気流量は第2図の実施例と同じなので 、IRC64への高圧空気の抽気量にし たがって、IRC64へのインペラー先端の抽気量は減らされる。 燃焼室14からIRC64への抽気は、熱遮蔽36の前側のディフューザーケ ース30に開けられた、小さな抽気用通路または孔80によって達成されてもよ い。燃焼部14からIRC64へのP3空気の抽気量は、孔の寸法、位置および 数によって決定され、これによって、スラストベアリング27の負荷に対する抽 気の効果が調整される。抽気孔80の最良の位置は、図示されるようにインペラ ー先端部40の近傍である。 第4図のグラフ中の点線はインペラー26の先端から2%の距離に設けた抽気 孔80の、第3図の実施例のIRC64の半径上の各点におけるKファクター( 説明上述)に対する効果のシミュレーションを示している。このようなIRC6 4の先端部40の近傍における接線方向速度の低減は、IRC64中の圧力勾配 を低減し、これがIRC64中の半径上の各点における圧力の全体的な増加をも たらす。第5図のグラフ中の点線はさらに、第3図の実施例のIRC64の半径 上の各点において、インペラー26後面にもたらされる静圧増加のシミュレーシ ョンを示している。 IRC64中の、全体として増加した圧力は、結果として、インペラー26後部 、シャフト20およびスラストベアリング27に働く前向きの力を増大する。シ ミュレーションは、第3図のように改修された代表的エンジンにおいて、インペ ラー26後面にかかる前 向きの荷重が約1300ポンド(第2図のエンジンに比較して)増加することを 示している。この結果、第3図に示されるように、バランスピストン62(第2 図)を省略することができ、なおかつ、スラストベアリング27に約2100ポ ンドという、十分な前向きの荷重をかけることができ、それは満足すべきもので ある。 これに加えて、今やIRC64全体の圧力が上がっているので、領域88(第 3図)(第2図の空洞部73に相当)の空気圧は抽気80がない場合よりも高い 。このために高圧タービンディスク86に開ける孔90の寸法を小さくしても、 孔90を通る空気の流量を第2図の未改修のエンジンと同等に保つことができる 。これによってタービンディスク86の寿命が増加する。空洞部88中の圧力の 増加によってラビリンスシール87のクリアランスを広げることができ、したが ってこのシールが磨耗しにくくなる。さらにまた、抽気孔80の寸法を調整する ことによってスラスト荷重を制御することができるので便利である。 バランスピストンを省略することによって、エンジン10の重要な回転部品が 除去される。 本発明はここに記載した図面に限定されるものではなく、これらの図面は単に 本発明を実施するための好ましい実施例を説明するものであり、形状、寸法、部 品配列および作動の詳細を変更することは容易であることは理解されるであろう 。本発明を上述した代表的 なエンジン以外の、既存のエンジン設計を改修するために応用することは容易で ある。本発明は、請求範囲によって画定される本発明の主旨と範囲から逸脱しな い限り、全てのこのような変更を包含するものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年2月5日(1998.2.5) 【補正内容】 スの間には小さな遊びが存在する。この遊びは、エンジンの作動中に騒音と振動 を発生するので、好ましくない。 この遊びの多くは、ベアリングに前向きの荷重をかけることによってなくすこ とができる。このような前向きの荷重はシャフトを通じてベアリングに伝達され る。荷重をかけるには例えば、コンプレッサーからの圧縮気体によってコンプレ ッサー部の後部に前向きの力をかけ、これによってシャフトに前向きの力をかけ てもよい。しかしながら、エンジンの寸法上の制約およびコンプレッサー部の性 能要求に起因して、在来のエンジンにおいてかけられる前向きの力は、スラスト ベアリングに適当な力をかけてベアリングアセンブリーの遊びを減らし、それに よる騒音と振動を低減するのに、必ずしも十分ではない。 この問題に対する一つの解決法は、エンジンのコンプレッサー部の後部に、シ ャフト上に架装された、回転するバランスピストンを設けることであった。これ については後により詳細に説明する。このバランスピストンはエンジンの高圧領 域と低圧領域の間に位置している。ピストンにかかる差圧はシャフトに、したが ってスラストベアリングに前向きの力をかける。しかしながら、このバランスピ ストンは、高価でかつ重要な、エンジンの回転部品である。ピストンは小さけれ ば小さいほど良く、さらに言えばピストンを省略できることがもっとも望ましい 。 発明の概要 本発明はスラストベアリングにかかる前向き荷重の制御装置が改善され、バラ ンスピストンを用いる必要性を軽減または除去できるような、改良されたタービ ンエンジンの設計を提供する。 本発明の一態様によれば、エンジンケーシングに納められたタービンエンジン が提供され、前記タービンエンジンは長手方向の軸を有し、該タービンエンジン が:インペラー後面とインペラー先端部を有するインペラーを具備する、タービ ンエンジン中で気体を圧縮するためのコンプレッサーと;スラストベアリングに 架装されて前記軸を中心として回転し、かつインペラーがその上に固定されてそ れと共に回転するシャフトと;コンプレッサーからの圧縮気体と流体的連通関係 にある燃焼部と;エンジンケーシングの内部に設けられ、少なくとも部分的にイ ンペラー後面で画定され、インペラー先端部においてインペラー先端部からの圧 縮気体と流体的連通関係にある空洞部と、を具備し、インペラー先端部からの気 体が空洞部中で軸の周りの接線方向速度を有するタービンエンジンであって、抽 気が空洞部と燃焼部との間で流体的連通関係にあり、該抽気が燃焼部の気体流を 案内して、空洞部中のインペラー先端部気体の接線方向速度を低減するように適 合されており、空洞部はインペラー先端部および抽気からの圧縮気体によって与 圧され、よってインペラー後面に荷重をかけ、シャフトを通じてスラストベアリ ングに荷重をかけることを特徴とする。 好ましくは、空洞部がインペラー先端部まで伸び、抽気がインペラー先端部の 近傍に開口している。 また、タービンエンジンは、好ましくはインペラー先端部から燃焼部まで伸び る空気ディフューザーパイプを更に具備し、該空気ディフューザーパイプがコン プレッサーと燃焼部との間の流体的連通関係を提供し、空気ディフューザーパイ プがインペラー先端部から燃焼部に入る気体の接線方向速度を低減するように適 合されており、かつ抽気がディフューザーパイプからの気体と連通関係にある。 さらにまた、抽気は好ましくは燃焼部から空洞部に至る、一般的にインペラー 後面に対して直角に伸びる複数の通路からなっている。 最も好ましくは、抽気は燃焼部の高圧領域から伸びている。 図面の簡単な説明 本発明の実施例を図示する図面は次の通りである。 第1図は代表的なタービンエンジン(既知)の側面図である。 の後部付近と燃焼部14の前部付近を断面図として示している。コンプレッサー 部12の最終段は回転インペラー26であり、これは燃焼部14と流体的連通関 係にある。 燃焼部14は、その内外を燃焼器ケース28、およびディフューザーアセンブ リー32の一部をなすディフューザーケース30で形成されている。ディフュー ザーアセンブリー32は、さらにディフューザーパイプ34と熱遮蔽36および 熱遮蔽サポート38を具備している。 ディフューザーパイプ34は燃焼部14の中にあり、インペラー26の先端部 40と燃焼部14との間に流体的連通関係を提供している。さらに、燃焼部14 の内部にはエンジンハウジング19にケースサポート48で架装された燃焼器ラ イナー44があって、燃焼室46を画定している。燃焼室46は、燃焼部14の 高圧(“P3”)領域50と流体的連通関係にある。燃焼室46は、また燃料ノ ズル52とも流体的連通関係にある。 インペラー26は、シャフト20の最外部に架装されており、エンジンの中心 軸を中心として回転する。スタブシャフト66はインペラー26とともに回転す る。ハウジング55とローラーベアリング54からなるローラーベアリングアセ ンブリー22がシャフト20の後部を支持している。カーボンシール56aおよ び56bがアセンブリー52をシールしている。またバランスピストン62がシ ャフト20に架装されており、これとともに回転する。 ディフューザーケース30の底部と、インペラー26の後部外面と、ローラー ベアリングハウジング55の前部カバー57とがインペラー後部空洞部64(“ IRC”)を画定している。IRC64は、ラビリンスシール70とブラシシー ル68でシールされている。ブラシシール68は、ベアリングハウジング55の 後部から延びており、バランスピストン62の直前にある空洞部72をシールす る。空洞部72は、シャフト20に隣接する低圧領域69と流体的連通関係にあ る。 作動時には、ファン部11が空気をエンジン10に誘引し、空気はファン部1 1からコンプレッサー部12へと通過し、ここで多段コンプレッサーによって圧 縮される。圧縮の最後の段階はインペラー26である。高圧の空気はインペラー 26の先端部から出ていく。この高圧空気の大部分はディフューザーパイプ34 によって燃焼部14に導かれる。ここで大部分のP3空気は室46に入り、ノズ ル52からの燃料と混合されて燃やされる。しかしながら、一部のP3圧縮空気 は、インペラー26の先端部40とディフューザーケース30の間のシールされ ていない隙間76を通ってIRC64へ抽気する。 この隙間76からの抽気空気はIRC64を与圧する。IRCの与圧は、イン ペラー26の後部とディフューザーケース30に力を かける。インペラー26の後部に働く力は、その反動として、シャフト20に、 したがってスラストベアリング27に前向きの力をがける。理論的には、ベアリ ングアセンブリー24の遊びを減らして騒音と振動を低減するために、IRC6 4中の圧力がインペラー26の後部に、したがってスラストベアリング27に十 分な前向きの圧力をかけるように、インペラー26の後部に十分な表面積を与え てエンジンを設計することは可能である。しかしながら、実際上は、インペラー 26およびエンジン10の寸法と重量、およびコンプレッサー部12の出力空気 の圧力が問題となる。したがって、IRC64内部の相対圧力およびインペラー 26の後面の表面積は、スラストベアリング27に十分な前向きの荷重を与える には不十分であることが多い。そこで、以下に述べるように、バランスピストン 62によって追加の前向き荷重が、シャフト20およびスラストベアリング27 に与えられる。 高圧空気はIRC64の後部65から外へ漏出される。これがバランスピスト ン62の後側の空洞部73を与圧する。バランスピストン62の反対側にある空 洞部72は、シャフト20の近傍の低圧領域69と流体的連通関係にある。した がって空洞部72は空洞部73より低圧であり、これによってバランスピストン 62の両側には差圧が発生する。この差圧は、ピストン62、シャフト20およ びスラストベアリング27に、前向きの力を発生させる。バランスピストン62 の寸法およびその両側の差圧は、インペラー26の後面の不十分な前向きの力を 補償して、スラストベアリング27に必 要な前向きの力を与えるように、選択される。 通常の“離陸”条件においては、スラストベアリングには約2800ポンド( 12.454kN)の前向き荷重がかかるが、このうち約2000ポンド(8. 896kN)はバランスピストン62によって与えられる。前述したようにこの バランスピストンは回転するので、エンジンの重要な部品である。 IRC64中に抽気する与圧のための空気はインペラー26の先端部から発散 されるので、圧縮空気がIRC64に入るときにインペラー26の回転方向にか なりの接線方向速度、あるいは“旋回流”を有している。この接線方向速度は空 気がIRC64の中で半径方向内側に移動するにつれて変化する。第4図の実線 は、第2図のエンジンのIRC64内部の、半径方向の各点における空気の接線 方向速度と、その点におけるインペラーの接線方向速度との比(“Kファクター ”とも呼ばれる)のシミュレーションを示している。 “旋回流”の結果として、空気の静圧は半径方向内側に向かって減少する。こ れによって、IRC64内部には半径方向の圧力勾配が発生する。この圧力勾配 は、IRC64中の平均圧力を、したがってインペラー26に働く前向きの力を 著しく減少させる。第5図中の実線は、第1図と第2図のエンジンについて、イ ンペラー先端部40からの各距離における、インペラー26に働く静圧のこのよ うな減少を示している。 たがって、IRC64へのインペラー先端の抽気量は減らされる。 燃焼室14からIRC64への抽気は、熱遮蔽36の前側のディフューザーケ ース30に開けられた、小さな抽気用通路または孔80によって達成されてもよ い。抽気は、抽気からの気体が、IRC64中のインペラー先端部40からの気 体の接線方向速度を低減するように構成されている。燃焼部14からIRC64 へのP3空気の抽気量は、孔の寸法、位置および数によって決定され、これによ って、スラストベアリング27の負荷に対する抽気の効果が調整される。抽気孔 80の最良の位置は、図示されるようにインペラー先端部40の近傍である。 好ましくは、抽気孔80はインペラー後面に対して一般的に直角に伸びている 。 第4図のグラフ中の点線はインペラー26の先端から2%の距離に設けた抽気 孔80の、第3図の実施例のIRC64の半径上の各点におけるKファクター( 説明上述)に対する効果のシミュレーションを示している。このようなIRC6 4の先端部40の近傍における接線方向速度の低減は、IRC64中の圧力勾配 を低減し、これがIRC64中の半径上の各点における圧力の全体的な増加をも たらす。第5図のグラフ中の点線はさらに、第3図の実施例のIRC64の半径 上の各点において、インペラー26後面にもたらされる静圧増加のシミュレーシ ョンを示している。 IRC64中の、全体として増加した圧力は、結果として、インペラー26後 部、シャフト20およびスラストベアリング27に働く前向きの力を増大する。 シミュレーションは、第3図のように改修された代表的エンジンにおいて、イン ペラー26後面にかかる前 請求の範囲 1. エンジンケーシングに納められたタービンエンジン(10)であって、 該タービンエンジン(10)は長手方向の軸を有し、かつ該タービンエンジン( 10)は: インペラー後面とインペラー先端部(40)とを有するインペラー(26)を 具備し、前記タービンエンジン(10)中で気体を圧縮するためのコンプレッサ ー(12)と; スラストベアリング(27)に架装されて前記軸を中心として回転し、かつ前 記インペラー(26)がその上に固定されてそれと共に回転するシャフト(20 )と; 前記コンプレッサー(12)からの圧縮気体と流体的連通関係にある燃焼部( 14)と; 前記エンジンケーシングの内部に設けられ、少なくとも部分的に前記インペラ ー後面で画定され、前記インペラー先端部(40)において前記インペラー先端 部(40)からの圧縮気体と流体的連通関係にある空洞部(64)と、 を具備し、前記インペラー先端部(40)からの気体が前記空洞部(64)中 で前記軸の周りの接線方向速度を有するタービンエンジンであって、 抽気(80)が前記空洞部(64)と前記燃焼部(14)との間で流体的連通 関係にあり、前記抽気(80)が前記燃焼部の気体流を案内して、前記空洞部(64 )中の前記インペラー先端部気体の 前記接線方向速度を低減するように適合されており、前記空洞部(64)は前記 インペラー先端郎(40)および前記抽気(80)からの圧縮気体によって与圧 され、よって前記インペラー後面に荷重をかけ、前記シャフト(20)を通じて 前記スラストベアリング(27)に荷重をかけることを特徴とする、タービンエ ンジン。 2. 前記空洞部(64)が前記インペラー先端部(40)まで伸び、かつ前 記抽気(80)が前記インペラー先端部(40)の近傍に開口している、請求項 1のタービンエンジン(10)。 3. 前記インペラー先端部(40)から前記燃焼部まで伸びる空気ディフュ ーザーパイプ(34)を更に具備し、前記空気ディフューザーパイプ(34)は 前記コンプレッサー(12)と前記燃焼部(14)との間の前記流体的連通関係 を提供し、前記空気ディフューザーパイプ(34)は前記インペラー先端部(4 0)から前記燃焼部(14)に入る前記気体の前記接線方向速度を低減するよう に適合されており、前記抽気(80)は前記ディフューザーパイプ(34)から の気体と連通関係にある、請求項2のタービンエンジン(10)。 4. 前記抽気(80)は、前記燃焼部(14)から前記空洞部(64)に至 る複数の通路からなるものである、請求項2のタービンエンジン(10)。 5. 前記通路は、前記インペラー後面に対して、おおよそ直角に伸びている 、請求項4のタービンエンジン(10)。 6. 前記抽気(80)が前記燃焼部(14)の高圧領域(50)から伸びて いる、請求項1のタービンエンジン(10)。 【図2】【図3】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. エンジンケーシングに納められたタービンエンジンであって、該タービ ンエンジンは長手方向の軸を有し、かつ該タービンエンジンは: インペラー後面とインペラー先端部とを有するインペラーを具備し、前記タ ービンエンジン中で気体を圧縮するためのコンプレッサーと; スラストベアリングに架装されて前記軸を中心として回転し、かつ前記イン ペラーがその上に固定されてそれと共に回転するシャフトと; 前記エンジンケーシングの内部に設けられ、少なくとも前記インペラー後面 で画定され、前記インペラー先端部において前記圧縮気体と連通関係にある空洞 部と; 前記空洞部と前記圧縮気体の双方と連通する抽気と、 を具備し、前記空洞部は前記インペラー先端部および前記抽気からの前記圧縮気 体によって与圧され、よって前記インペラー後面に荷重をかけ、前記シャフトを 通じて前記スラストベアリングに荷重をかけるタービンエンジン。 2. 前記インペラー先端部から伸びる空気ディフューザーパイプを更に具備し 、該空気ディフューザーパイプは、前記インペラーからの気体を案内し、かつ前 記インペラーからの前記気体の接線方向速度を低減するものであって、前記抽気 は前記ディフューザーパイ プからの気体と連通関係にある、請求項1のタービンエンジン。 3. 前記ディフューザーパイプと流体的連通関係にある燃焼部を更に具備し 、前記抽気が前記燃焼部と流体的連通関係にある、請求項2のタービンエンジン 。 4. 前記空洞部が前記インペラー先端部まで伸び、かつ前記抽気が前記イン ペラー先端部の近傍に開口している、請求項3のタービンエンジン。 5. 前記抽気は、前記燃焼部から前記空洞部に至る複数の通路からなるもの である、請求項4のタービンエンジン。 6. 前記空洞部中の前記インペラーからの前記圧縮気体が、前記軸のまわり の接線方向速度を有し、前記抽気は、前記抽気からの前記気体が前記空洞部中の 前記インペラーからの前記気体の前記接線方向速度を低減するように構成されて いる、請求項1のタービンエンジン。 7. 前記通路は、前記インペラー後面に対しておおよそ直角に伸びている、 請求項5のタービンエンジン。 8. 前記抽気は、前記燃焼部の高圧領域から伸びている、請求項1のタービ ンエンジン。 9. インペラーを具備するコンプレッサー部と; 燃焼室と; タービンと; 前記インペラーを前記タービンに連結し、長手方向の軸を中心として回転す るように架装されたシャフトと; 前記シャフトの、前記軸に沿った、および前記軸と直角方向の動きを制限す るため、前記ケーシングに架装された前記シャフト周りのスラストベアリングと ; 前記インペラーと前記タービンの間で、前記インペラーに向かって開いき、 前記コンプレッサー部が画定する空洞部と; 圧縮気体を前記燃焼部から前記空洞部に抽気し、前記空洞部を与圧し、前記 インペラーを、したがって前記シャフトを第一の位置に押しやるための抽気と、 をエンジンケーシングの中に具備するタービンエンジン。 10. 前記インペラー先端部から伸び、前記燃焼部と流体的連通関係にある 空気ディフューザーパイプを更に具備し、該空気ディフューザーパイプが前記イ ンペラーから前記燃焼部へ空気を案内し、かつ前記インペラー空気の接線方向速 度を低減する、請求項9のタービンエンジン。 11. 前記空洞部が前記インペラーの先端部まで伸び、かつ前記抽気が前記 インペラーの前記先端部の近傍に開口している、請求 項9のタービンエンジン。 12. 前記空洞部が前記インペラーの前記先端部まで伸び、かつ前記抽気が 前記インペラーの前記先端部の近傍に開口している、請求項10のタービンエン ジン。 13. 前記抽気は、前記燃焼部から前記空洞部に至る複数の通路からなる、 請求項12のタービンエンジン。 14. 前記空洞部が、前記インペラーの回転時に、インペラー空気の一部を 前記インペラーの前記先端部の近傍から前記空洞部へ案内するように構成されて おり、前記インペラー空気の一部は接線方向の速度を有し、前記抽気が前記接線 方向の速度を低減するための圧縮空気を供給するように配置されている、請求項 13のタービンエンジン。 15. 前記抽気は前記燃焼部の高圧領域から伸びている、請求項9のタービ ンエンジン。 16. インペラーを具備するコンプレッサー部と; 燃焼部壁で画定される燃焼部と; タービンと; 前記インペラーを前記タービンに連結し、長手方向の中心軸を中心に回転す るように架装されたシャフトと; 前記シャフトの前記軸に沿った、および前記軸から離れる動きを制限するた め、前記ケーシングに架装された前記シャフト周りのスラストベアリングと; 前記インペラーと前記燃焼部との間で、前記コンプレッサー部が画定する空 洞部と; 前記燃焼部壁が有する空気抽気入口であって、該空気抽気入口は、圧縮空気 を前記燃焼部から前記インペラー空洞部へ抽気し、前記空洞部を与圧して、前記 インペラーを、したがって前記シャフトを第一の位置に押しやるものである空気 抽気入口と、をエンジンケーシングの中に具備するタービンエンジン。 17. 前記抽気入口が前記インペラーの先端部の近傍において、前記燃焼部 壁を貫通して伸びている、請求項16のタービンエンジン。 18. 前記インペラーの前記先端部から伸びるディフューザーパイプであっ て、該ディフューザーパイプは前記燃焼部と流体的連通関係にある出口を有し、 該出口が前記インペラーからの空気を前記燃焼部へ案内し、かつ前記インペラー からの前記空気の接線方向速度を低減するディフューザーパイプをさらに具備し 、前記抽気入口が前記出口の近傍において、前記燃焼部壁を貫通して伸びている 、請求項17のタービンエンジン。 19. 前記空洞部が、前記インペラーの回転時に、インペラー 空気の一部を前記インペラーの前記先端部の近傍から前記空洞部へ案内するよう に構成されており、前記インペラー空気の一部は接線方向の速度を有し、前記抽 気入口が前記接線方向の速度を低減するための圧縮空気を供給するように配置さ れている、請求項18のタービンエンジン。
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