JP2001505788A6 - フィルム状包帯塗付用補助物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、フィルム状包帯、詳しくは人体用又は動物体用のフィルム状包帯に関するものである。前記フィルム状包帯は、伸縮性があり順応性のあるポリマーフォイルから成り、皮膚から隔離された側は支持フィルムに取り外し可能な状態で接合されており、皮膚に面する側には、接着剤層が設けられており、その次に少なくとも二部構成の取り外し可能な保護層が設けられている。前記フィルム状包帯は、二つの向き合った端部で前記保護層がヒンジ状の様式で支持層に接合されていることを特徴とする。
Description
フィルム状包帯塗付用補助物
本発明は、フィルム状包帯、詳しくは人体用又は動物体用フィルム状包帯に関するものであり、感圧接着剤層により前記体に固定される薄膜から成る。前記包帯は密封性又は非密封性であってもよい。
感圧接着剤、フィルム状非密封包帯は、医療分野において長い間使用されてきている。ここで「非密封」という用語は、包帯がバクテリアや液状水分に対しては非透過性であるが、酸素及び水蒸気は通過させることを意味する。特に後者の特性により、皮膚上に生じた水蒸気は包帯を通過し逃げることができる。包帯は、例えば傷ややけどを覆うために、切り傷用フィルムとして、また有効成分その他の経皮投与のために、或いはカテーテルや針のような医療器具を皮膚に固定するために使用される。
前記包帯に使用される透明又は不透明なポリマーフィルムは連続したもの、つまり、穴が開けられておらず微孔性のものではない。塗付される感圧接着剤層もまた、包帯の総合透過率が必要程度以上であるように、水蒸気に対しては透過性のものでなければならない。これらの要件を満たし伸縮性がありなじみやすい包帯を提供するために、前記フィルムは極めて薄いものでなければならない。しかしながら、こういった事情により、包帯を塗付することが非常に難しくなる。従って、前記フィルムがしわにならないようにするため、及び接着剤領域の自己接着を防ぐため、しばしば二人の人を必要とする。
密封フィルム状包帯、つまり水蒸気に対し非常に低い透過率を有するか又は非透過性の包帯も同様に、幾つかの場合において必要とされる。なじみやすさを必要とするため、極めて薄いフィルムがこれらの包帯にも使用されるため、ここでも非密封性包帯と同様に、塗付が困難となる。
この問題を解決する上で、ドイツ特許出願公開第1935916号明細書の開示が寄与しており、感圧接着剤で被覆されていないポリマーフィルム領域が、包帯の塗付後初めて引きはがされる堅い支持シートでカバーされているものを開示している。残る問題は、塗付の際の包帯の取り扱い及び保護シートの引きはがしに関する点である。というのも、この間、感圧性層の汚染を防ぐことが絶対的に必要であるからである。
その解決方法への手がかりは、前記ポリマーフィルムよりも大きな面積を有するように前記支持シートをデザインすることと関連している。それにより、感圧接着剤の塗布されていないつかみ部(ドイツ特許第3344334号明細書)、又は前記支持シートの端部付近に取り付けるつかみ用細片(欧州特許第0066899号及び欧州特許第0473918号)を形成することが可能となる。これらの提案は、かなりの材料費がかかり、場合によっては精巧な加工処理工程をも伴うといった短所につながるという欠点がある。
米国特許第4,915,102号明細書には、ワンピース保護層、つまり再び取り外すことができ、塗付前には感圧接着剤層をカバーしている層が、包帯の一端に支持シートとのヒンジ状接合部を有するといった他の可能性が記載されている。塗付に際して、適宜引きはがされた前記保護層は、支持シートに接合されたままであり、前記支持シートを引きはがす際のつかみ用補助部として最終的に使用される。しかしながら、比較的幅が狭く接着剤が塗付されていないつかみ用縁が前記ヒンジ状接合部と反対側の端部に設けられているだけであるが、塗付に使用されている。上記のように、その製造には、特殊な工業加工処理工程が必要とされる。
従って本発明の目的は、できる限り簡単に製造できるものであり、かつ使用上の便利性における周知の欠陥を克服するフィルム状包帯を提供することである。
この目的は、皮膚に面する側の反対側に取り外し可能な状態で支持シートに接合され、皮膚に面する側に、感圧接着剤層を有し、その次に引きはがし可能な少なくとも二部構成の保護層を備えている伸縮性がありなじみやすいポリマーフィルムからなるフィルム状包帯の場合、二つの向き合った端部に前記支持シートとのヒンジ状接合部を有する保護層により達成される。
このデザインにより、中でも、前記支持シートの表面面積をポリマーフィルムと同一にすることが可能となり、よって付加的切断及び/又は穴あけ工程を省くことができる。前記保護層の部分は、感圧接着剤層から分離した後、外側に向かって開き、前記感圧接着剤層が汚染されること無く包帯を塗付するためにつかむことができる。ポリマーフィルムを皮膚に押し当てた後、前記支持シートは、保護層の取り付け部と共に都合よく引きはがすことができる。
保護層と支持シート間の前記ヒンジ状接合部の製造には多数の可能性が有り、その中でも、特に好ましいものを幾つか説明する。一つに、保護層は、細片の形状で包帯の端部から突出していてもよく、この端部を周囲に折り曲げた後、皮膚に面する側の反対側の支持シート表面に接着固定される。前記保護層の折り目はヒンジ軸の周囲での前記保護層の可動性を向上させる。逆のデザイン、つまり支持シートを端部の周囲に折り曲げた後、保護層の下部に固定するといったデザインも原則的には可能であるが、不利な点を引き起こす可能性があるため特別な場合に限られる。
支持シートと保護層が同一の材料から製造できる状況にある場合、一体型で平な材料を、端部が接着剤層側に位置するように、ポリマーフィルムの周囲に折り曲げることができる。ポリマーフィルムのこの平な材料への接着は、周知の方法で行われる。
本発明の他の好ましい実施の形態においては、支持シートと、感圧接着剤で被覆されたポリマーフィルムと、保護層とが、同一の外部輪郭を有しており、支持シートと保護層間のヒンジ状接合部は縦方向に折り目の付いた細片を、一部分は皮膚に面する側の反対側の支持シートに接着し、もう一方の部分は保護層の自由な面に接着された状態で取り付けることにより形成される。前記細片は感圧接着剤を有しているのが好ましいが、他の適切な接着方式により固定することもできる。室温で又は加熱を伴って密封することにより、更なる固定方法を提供する。勿論、前記細辺がヒンジ端部の全長を取り囲む必要はなく、反対に、場合によっては端部の一部分のみがカバーされていれば十分である。あらゆる伸縮性シート材料が前記細片の材料として適している。
本発明によるとフィルム状包帯は、ヒンジ状の接合部が向き合った端部に形成されており四辺形の輪郭を有しているのが好ましい。ポリマーフィルムの寸法は、支持シートの寸法と一致させる必要はなく、支持シートがポリマーフィルムから突出するようにポリマーフィルムは小さいものであってもよい。この場合、ポリマーフィルムの輪郭は、支持シートと異なっていてもよい。これは、例えば、丸い輪郭のポリマーフィルムが、角張った、特に四辺形の保護シートでカバーされる場合が当てはまる。例えば、円形状のような丸い輪郭のポリマーフィルムで、直線端がない場合、支持シートの輪郭は、例えば、安定したヒンジが確実に形成されるような長さで、ポリマーフィルムの丸い輪郭に接する直線端を向い合った端部に有するように選択される。
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド又はポリエステルのような周知のポリマーが、支持シート用材料として適している。しかしながら、織物で平な材料や紙も使用されている。支持シートの厚さは、20μm〜200μmと様々であるが、30μm〜80μmの範囲内にあるのが好ましい。前記支持シートは適切な接着剤でポリマーフィルムに接着されるか、或いは支持シート上に直接フィルムを製造する押出し成形、鋳込み成形、又は他の周知の方法によって前記ポリマーフィルムが製造される場合に生じる機械的接着力により接合されるかのいずれかである。
前記ポリマーフィルムは、不透明又は透明であり、周知の原材料から周知の技術により製造できる。そのような原材料の例としては、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、ポリサルホン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリふっ化ビニル、又は他のフッ素含有ポリマーが挙げられる。
非密封ポリマーフィルムを形成するにはポリウレタンが好ましく、密封ポリマーフィルム用にはポリ塩化ビニリデンが好ましい。適切なポリマーフィルムの厚さは、7μm〜120μmの範囲内であるが、15μm〜50μmの範囲内にあるのが好ましい。非密封ポリマーフィルムの場合、水蒸気に対する透過率は、少なくとも300g×m-2×24h-1でなければならない。
周知となっている生理学的に許容可能な感圧接着物質が、感圧接着剤層の形成に適している。例を挙げるとすれば、ゴム、ゴム状合成ホモポリマー、コポリマー又はブロックポリマー、ポリアクリレート及びそのコポリマー、ポリウレタン並びにシリコンがある。感圧接着剤の適用量は、15〜80g/m2があるが、30〜50g/m2であるのが好ましい。
前記保護層用材料は、支持層用にも使用できるものであってもよい。しかしながら、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、セロファン、ポリ塩化ビニル、粘着性を付与する処理を施した紙、金属箔、及びポリマー被覆金属箔等を使用することが更に可能である。単位面積当たりの重量は、30〜250g/m2であるが、50〜150g/m2であるのが好ましい。前記保護層の感圧接着剤層と接触している面は、ポリマーフィルムから支持シートを分離するための力よりも小さな力で再分離できるようにしなければならない。感圧接着剤層上にくる、少なくとも二部構成の保護層の端部には、通常の方法でつかみ用補助部が都合の良いように設けられている。
前記感圧接着剤層は、作用物質を含んでいてもよく、それにより、その作用物質の経皮投与が可能となる。従って、本発明は、特に、優れた使用心地と共に皮膚への高度適応性を特徴とする経皮吸収治療システムとして使用される。もちろん、皮膚に面する側の感圧接着剤層の部分に作用物質含有物質を塗布することも可能である。
更に、包帯が傷の処置に使用できるように、皮膚に面する側の感圧接着剤層の部分に液体を吸収する平な材料を適用することも可能である。
本発明を、図示した実施例を用いて更に説明する。図の縮尺は正確なものではなく、より明確にするため、示した層の厚さは誇張されている。同一の構成要素には同一の参照番号を付した。
図1は、本発明に係るフィルム状包帯の斜視図であり、
図2及び図3はそれぞれ、異なったヒンジデザインを有する断面断片図であり、
図4は、支持シートがポリマーフィルムより大きいフィルム状包帯の斜視図であり、及び、
図5は、丸い輪郭を有するフィルム状包帯の保護層側の上面図を示している。
図1は、本発明に係るフィルム状包帯の構成を斜視図で示している。伸縮性がありなじみやすいポリマーフィルム2の皮膚に面する側の反対側は、同一寸法の支持シート1によりカバーされている。感圧接着剤層3は、ポリマーフィルム2の皮膚に面する側に配置されており、二部構成の保護層4が設けられている。前記二部構成の両構成部には、突出領域部によるつかみ用補助部5が備わっている。縦方向に折り目の付いた細片6は、前記フィルム状包帯の向き合った二つの端部それぞれに配置され、1と4の間のヒンジ状接合部を形成している。
ヒンジ7の他の可能な構成を図2及び図3に示す。図2において、保護層自体がヒンジ構成要素を形成していることは断面図の断片から明らかであり、端部の周りに巻き付けた後、支持シート1の上面に固定されている。図3においては、保護層4と支持シートが同一の物質から作られているため、包帯の外層間の必要とされるヒンジ状接合部は、単に端部を覆うように折り曲げることにより作ることが可能となる。
図4は、支持シート1の面積を、ポリマーフィルム2より大きくできることを斜視図で示しており、ポリマーフィルム2の輪郭8は点線で示されている。この図は更に、丸い輪郭のフィルム状包帯の一例を提供している。つかみ用補助部5のデザインに関する解決手段は、ここでは図1のものと幾分異なっている。
略同等面積の層を有する円形フィルム状包帯では、図5において保護層側4の上面図で示しているように、向き合っている端部に直線端部を形成することによりヒンジを形成することができる。つかみ用補助部は、明らかに更なる特性である。このように、本発明のバリエーションにより、中でも、略あらゆる輪郭の、極めて薄くなじみやすい裏当てフィルムを有する作用物質含有プラスターを難なく塗付することが可能となる。
本発明は、フィルム状包帯、詳しくは人体用又は動物体用フィルム状包帯に関するものであり、感圧接着剤層により前記体に固定される薄膜から成る。前記包帯は密封性又は非密封性であってもよい。
感圧接着剤、フィルム状非密封包帯は、医療分野において長い間使用されてきている。ここで「非密封」という用語は、包帯がバクテリアや液状水分に対しては非透過性であるが、酸素及び水蒸気は通過させることを意味する。特に後者の特性により、皮膚上に生じた水蒸気は包帯を通過し逃げることができる。包帯は、例えば傷ややけどを覆うために、切り傷用フィルムとして、また有効成分その他の経皮投与のために、或いはカテーテルや針のような医療器具を皮膚に固定するために使用される。
前記包帯に使用される透明又は不透明なポリマーフィルムは連続したもの、つまり、穴が開けられておらず微孔性のものではない。塗付される感圧接着剤層もまた、包帯の総合透過率が必要程度以上であるように、水蒸気に対しては透過性のものでなければならない。これらの要件を満たし伸縮性がありなじみやすい包帯を提供するために、前記フィルムは極めて薄いものでなければならない。しかしながら、こういった事情により、包帯を塗付することが非常に難しくなる。従って、前記フィルムがしわにならないようにするため、及び接着剤領域の自己接着を防ぐため、しばしば二人の人を必要とする。
密封フィルム状包帯、つまり水蒸気に対し非常に低い透過率を有するか又は非透過性の包帯も同様に、幾つかの場合において必要とされる。なじみやすさを必要とするため、極めて薄いフィルムがこれらの包帯にも使用されるため、ここでも非密封性包帯と同様に、塗付が困難となる。
この問題を解決する上で、ドイツ特許出願公開第1935916号明細書の開示が寄与しており、感圧接着剤で被覆されていないポリマーフィルム領域が、包帯の塗付後初めて引きはがされる堅い支持シートでカバーされているものを開示している。残る問題は、塗付の際の包帯の取り扱い及び保護シートの引きはがしに関する点である。というのも、この間、感圧性層の汚染を防ぐことが絶対的に必要であるからである。
その解決方法への手がかりは、前記ポリマーフィルムよりも大きな面積を有するように前記支持シートをデザインすることと関連している。それにより、感圧接着剤の塗布されていないつかみ部(ドイツ特許第3344334号明細書)、又は前記支持シートの端部付近に取り付けるつかみ用細片(欧州特許第0066899号及び欧州特許第0473918号)を形成することが可能となる。これらの提案は、かなりの材料費がかかり、場合によっては精巧な加工処理工程をも伴うといった短所につながるという欠点がある。
米国特許第4,915,102号明細書には、ワンピース保護層、つまり再び取り外すことができ、塗付前には感圧接着剤層をカバーしている層が、包帯の一端に支持シートとのヒンジ状接合部を有するといった他の可能性が記載されている。塗付に際して、適宜引きはがされた前記保護層は、支持シートに接合されたままであり、前記支持シートを引きはがす際のつかみ用補助部として最終的に使用される。しかしながら、比較的幅が狭く接着剤が塗付されていないつかみ用縁が前記ヒンジ状接合部と反対側の端部に設けられているだけであるが、塗付に使用されている。上記のように、その製造には、特殊な工業加工処理工程が必要とされる。
従って本発明の目的は、できる限り簡単に製造できるものであり、かつ使用上の便利性における周知の欠陥を克服するフィルム状包帯を提供することである。
この目的は、皮膚に面する側の反対側に取り外し可能な状態で支持シートに接合され、皮膚に面する側に、感圧接着剤層を有し、その次に引きはがし可能な少なくとも二部構成の保護層を備えている伸縮性がありなじみやすいポリマーフィルムからなるフィルム状包帯の場合、二つの向き合った端部に前記支持シートとのヒンジ状接合部を有する保護層により達成される。
このデザインにより、中でも、前記支持シートの表面面積をポリマーフィルムと同一にすることが可能となり、よって付加的切断及び/又は穴あけ工程を省くことができる。前記保護層の部分は、感圧接着剤層から分離した後、外側に向かって開き、前記感圧接着剤層が汚染されること無く包帯を塗付するためにつかむことができる。ポリマーフィルムを皮膚に押し当てた後、前記支持シートは、保護層の取り付け部と共に都合よく引きはがすことができる。
保護層と支持シート間の前記ヒンジ状接合部の製造には多数の可能性が有り、その中でも、特に好ましいものを幾つか説明する。一つに、保護層は、細片の形状で包帯の端部から突出していてもよく、この端部を周囲に折り曲げた後、皮膚に面する側の反対側の支持シート表面に接着固定される。前記保護層の折り目はヒンジ軸の周囲での前記保護層の可動性を向上させる。逆のデザイン、つまり支持シートを端部の周囲に折り曲げた後、保護層の下部に固定するといったデザインも原則的には可能であるが、不利な点を引き起こす可能性があるため特別な場合に限られる。
支持シートと保護層が同一の材料から製造できる状況にある場合、一体型で平な材料を、端部が接着剤層側に位置するように、ポリマーフィルムの周囲に折り曲げることができる。ポリマーフィルムのこの平な材料への接着は、周知の方法で行われる。
本発明の他の好ましい実施の形態においては、支持シートと、感圧接着剤で被覆されたポリマーフィルムと、保護層とが、同一の外部輪郭を有しており、支持シートと保護層間のヒンジ状接合部は縦方向に折り目の付いた細片を、一部分は皮膚に面する側の反対側の支持シートに接着し、もう一方の部分は保護層の自由な面に接着された状態で取り付けることにより形成される。前記細片は感圧接着剤を有しているのが好ましいが、他の適切な接着方式により固定することもできる。室温で又は加熱を伴って密封することにより、更なる固定方法を提供する。勿論、前記細辺がヒンジ端部の全長を取り囲む必要はなく、反対に、場合によっては端部の一部分のみがカバーされていれば十分である。あらゆる伸縮性シート材料が前記細片の材料として適している。
本発明によるとフィルム状包帯は、ヒンジ状の接合部が向き合った端部に形成されており四辺形の輪郭を有しているのが好ましい。ポリマーフィルムの寸法は、支持シートの寸法と一致させる必要はなく、支持シートがポリマーフィルムから突出するようにポリマーフィルムは小さいものであってもよい。この場合、ポリマーフィルムの輪郭は、支持シートと異なっていてもよい。これは、例えば、丸い輪郭のポリマーフィルムが、角張った、特に四辺形の保護シートでカバーされる場合が当てはまる。例えば、円形状のような丸い輪郭のポリマーフィルムで、直線端がない場合、支持シートの輪郭は、例えば、安定したヒンジが確実に形成されるような長さで、ポリマーフィルムの丸い輪郭に接する直線端を向い合った端部に有するように選択される。
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド又はポリエステルのような周知のポリマーが、支持シート用材料として適している。しかしながら、織物で平な材料や紙も使用されている。支持シートの厚さは、20μm〜200μmと様々であるが、30μm〜80μmの範囲内にあるのが好ましい。前記支持シートは適切な接着剤でポリマーフィルムに接着されるか、或いは支持シート上に直接フィルムを製造する押出し成形、鋳込み成形、又は他の周知の方法によって前記ポリマーフィルムが製造される場合に生じる機械的接着力により接合されるかのいずれかである。
前記ポリマーフィルムは、不透明又は透明であり、周知の原材料から周知の技術により製造できる。そのような原材料の例としては、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、ポリサルホン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリふっ化ビニル、又は他のフッ素含有ポリマーが挙げられる。
非密封ポリマーフィルムを形成するにはポリウレタンが好ましく、密封ポリマーフィルム用にはポリ塩化ビニリデンが好ましい。適切なポリマーフィルムの厚さは、7μm〜120μmの範囲内であるが、15μm〜50μmの範囲内にあるのが好ましい。非密封ポリマーフィルムの場合、水蒸気に対する透過率は、少なくとも300g×m-2×24h-1でなければならない。
周知となっている生理学的に許容可能な感圧接着物質が、感圧接着剤層の形成に適している。例を挙げるとすれば、ゴム、ゴム状合成ホモポリマー、コポリマー又はブロックポリマー、ポリアクリレート及びそのコポリマー、ポリウレタン並びにシリコンがある。感圧接着剤の適用量は、15〜80g/m2があるが、30〜50g/m2であるのが好ましい。
前記保護層用材料は、支持層用にも使用できるものであってもよい。しかしながら、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、セロファン、ポリ塩化ビニル、粘着性を付与する処理を施した紙、金属箔、及びポリマー被覆金属箔等を使用することが更に可能である。単位面積当たりの重量は、30〜250g/m2であるが、50〜150g/m2であるのが好ましい。前記保護層の感圧接着剤層と接触している面は、ポリマーフィルムから支持シートを分離するための力よりも小さな力で再分離できるようにしなければならない。感圧接着剤層上にくる、少なくとも二部構成の保護層の端部には、通常の方法でつかみ用補助部が都合の良いように設けられている。
前記感圧接着剤層は、作用物質を含んでいてもよく、それにより、その作用物質の経皮投与が可能となる。従って、本発明は、特に、優れた使用心地と共に皮膚への高度適応性を特徴とする経皮吸収治療システムとして使用される。もちろん、皮膚に面する側の感圧接着剤層の部分に作用物質含有物質を塗布することも可能である。
更に、包帯が傷の処置に使用できるように、皮膚に面する側の感圧接着剤層の部分に液体を吸収する平な材料を適用することも可能である。
本発明を、図示した実施例を用いて更に説明する。図の縮尺は正確なものではなく、より明確にするため、示した層の厚さは誇張されている。同一の構成要素には同一の参照番号を付した。
図1は、本発明に係るフィルム状包帯の斜視図であり、
図2及び図3はそれぞれ、異なったヒンジデザインを有する断面断片図であり、
図4は、支持シートがポリマーフィルムより大きいフィルム状包帯の斜視図であり、及び、
図5は、丸い輪郭を有するフィルム状包帯の保護層側の上面図を示している。
図1は、本発明に係るフィルム状包帯の構成を斜視図で示している。伸縮性がありなじみやすいポリマーフィルム2の皮膚に面する側の反対側は、同一寸法の支持シート1によりカバーされている。感圧接着剤層3は、ポリマーフィルム2の皮膚に面する側に配置されており、二部構成の保護層4が設けられている。前記二部構成の両構成部には、突出領域部によるつかみ用補助部5が備わっている。縦方向に折り目の付いた細片6は、前記フィルム状包帯の向き合った二つの端部それぞれに配置され、1と4の間のヒンジ状接合部を形成している。
ヒンジ7の他の可能な構成を図2及び図3に示す。図2において、保護層自体がヒンジ構成要素を形成していることは断面図の断片から明らかであり、端部の周りに巻き付けた後、支持シート1の上面に固定されている。図3においては、保護層4と支持シートが同一の物質から作られているため、包帯の外層間の必要とされるヒンジ状接合部は、単に端部を覆うように折り曲げることにより作ることが可能となる。
図4は、支持シート1の面積を、ポリマーフィルム2より大きくできることを斜視図で示しており、ポリマーフィルム2の輪郭8は点線で示されている。この図は更に、丸い輪郭のフィルム状包帯の一例を提供している。つかみ用補助部5のデザインに関する解決手段は、ここでは図1のものと幾分異なっている。
略同等面積の層を有する円形フィルム状包帯では、図5において保護層側4の上面図で示しているように、向き合っている端部に直線端部を形成することによりヒンジを形成することができる。つかみ用補助部は、明らかに更なる特性である。このように、本発明のバリエーションにより、中でも、略あらゆる輪郭の、極めて薄くなじみやすい裏当てフィルムを有する作用物質含有プラスターを難なく塗付することが可能となる。
Claims (12)
- フィルム状包帯、特に人体用又は動物体用のものであって、皮膚に面する側の反対側が、取り外し可能な状態で支持シート(1)に接着され、皮膚に面する側には、感圧接着剤層(3)が備わっており、その次に引きはがすことができる少なくとも二部構成の保護層(4)が設けられている、伸縮性がありなじみやすいポリマーフィルム(2)から成るものであって、前記保護層(4)が二つの向き合った端部に前記支持シート(1)とのヒンジ状接合部(7)を有することを特徴とするフィルム状包帯。
- 保護層(4)と支持層(1)間の前記ヒンジ状接合部(7)は、皮膚に面する側の反対側の前記支持シート(1)の表面上に折り線に沿って前記保護層の、残りの前記包帯部分から突出した細片状部を接着固定することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム状包帯。
- 前記保護層(4)と前記支持シート(1)は、同一材料から成り、前記包帯の二つの向き合った端部を覆うように連続的に折り曲げられ、平な材料の端部が前記接着剤層(3)側に位置する状態でヒンジを形成していることを特徴とする請求項1に記載のフィルム状包帯。
- 前記保護層(4)と支持シート(1)間の前記ヒンジ状接合部(7)が、固定され
た、縦方向に折り目の付いた細片(6)により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム状包帯。 - 前記細片(6)が接着(bonded)されていることを特徴とする請求項4に記載のフィルム状包帯。
- 前記細片(6)が封着(sealed)されていることを特徴とする請求項4に記載のフィルム状包帯。
- 前記細片(6)が前記ヒンジの端部の一部のみを取り囲むことを特徴とする請求項4〜6に記載のフィルム状包帯。
- 前記伸縮性のある、なじみやすいポリマーフィルム(2)が、丸い輪郭を有するものであることを特徴とする前記請求項の一以上に記載のフィルム状包帯。
- 前記伸縮性のある、なじみやすいポリマーフィルム(2)が、前記支持シート(1)の寸法よりも小さいことを特徴とする前記請求項の一以上に記載のフィルム状包帯。
- 前記感圧接着剤層(3)が、作用物質を含有することを特徴とする上記請求項の一以上に記載のフィルム状包帯。
- 作用物質含有物質が、皮膚に面する側の前記感圧接着剤層(3)の部分に塗付されていることを特徴とする前記請求項の一以上に記載のフィルム状包帯。
- 液体を吸収する平な材料が、皮膚に面する側の前記感圧接着剤層(3)の部分に適用されることを特徴とする前記請求項の一以上に記載のフィルム状包帯。
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