JP2001505589A - 雄の避妊薬としてのアンドロゲン及び非避妊アンドロゲン補充体 - Google Patents

雄の避妊薬としてのアンドロゲン及び非避妊アンドロゲン補充体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、別の殺精子剤を必要とすることなく特定のアンドロゲンを使用する雄の避妊を行う方法に関する。本発明はまた、非避妊アンドロゲン補充兵法及びこれら双方の方法を実施するのに有用な装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 雄の避妊薬としてのアンドロゲン及び非避妊アンドロゲン補充体技術分野 本発明は、医学及び薬学の分野に関し、雄の避妊のアンドロゲン補充方法及び かかる方法に有用な装置を提供するものである。背景技術 雄の避妊はこれまで謎が多かった。機械装置は、評判が落ちるとともに、不都 合である。機械装置は性的伝染病の伝染を少なくするうえで有効であるが、関係 が不和になる原因となる可能性もある。更にまた、このような避妊方法は、大き な失敗がないわけではない。 このような理由及び他の理由により、女性の受胎調節用のピルのような化学的 方法が、長い間探求されてきた。しかしながら、男性の化学的処方は、男性自身 の問題により閉ざされてきた。例えば、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(LHR H)及びその類似体を連続投与することが、精子形成を抑制するのに有効な方法 として提案されている。これは、性腺刺激ホルモンの分泌を阻止することにより 行われる。LHRおよびその類似体を配給する植込み体は、重要な雄の避妊薬を 提供している。しかしながら、性腺刺激ホルモンがなくなると、テストステロン の分泌がなくなり、減退リビドと性機能の喪失をもたらす。従って、本技術分野 においては、LHRHその他の殺精子薬の投与とともに、アンドロゲンの同時投 与が必要とされている。米国特許第5,733,565号を参照されたい。テス トステロンであることもあるアンドロゲンは、体内のテストステロンを確保し易 くするとともに正常な性機能を保持し易くするために供給される。しかしながら 、この種のアンドロゲン補充は、多くの問題を抱えている。テストステロンは高 価であるとともに、通常は注射により、日基準で比較的多量を投与しなければな らない。テストステロンはまた、それ自体が極めて強い薬剤であるDHT(ジヒ ドロテストステロン)に5α還元される。テストステロンは、前立腺の成長を過 剰に刺激し、BPH(前立腺肥大症)のような合併症を引き起こす可能性がある 。 従って、健康に対する危険及び合併症を極力抑えることができる有効な雄の避 妊方法が依然として待望されている。発明の概要 本発明は、特に、アンドロゲンが、単にアンドロゲン補充体としてだけでなく 、有効な避妊薬として単独で使用することができるという知見に基づくものであ る。アンドロゲンを避妊薬として使用することにより、アンドロゲン及び殺精子 薬を使用した組み合わせ治療の必要性をなくして、避妊を簡単にするとともに、 コストを著しく下げることができる。更にまた、本発明に従って使用されるアン ドロゲンは、テストステロンのような5α−還元性アンドロゲンの投与によりも たらされる副作用及び不利益を引き起こすことなく、避妊薬として作用するだけ でなく、雄の性機能及び性的欲望を確保することができる。 好ましい実施例によれば、本発明は、非不妊の雄の被験体を可逆的に不妊にす るのに十分な所定量のアンドロゲンを非不妊の雄の被験体に投与する工程を含む 雄の避妊方法に関する。本発明の方法において使用される投与形熊物(dosage fo rm)は日投与のものであり、従って、アンドロゲンは日量分が提供されなければ ならない。投与形態物が複数の日数に亘って有効であるときには、期間全体に亘 って十分なアンドロゲンを提供しなければならない。即ち、投与されるアンドロ ゲンの量は、所定の期間の各日について被験体を不妊にするのに十分なものでな ければならない。 アンドロゲンは、所期の量が提供される場合には、2.5国際単位/リットル (IU/l)以下の黄体形成ホルモン(LH)及び卵胞刺激ホルモン(FSH) 血液レベルと、10ナノモル/l(nmol/l)以下のテストステロン(T)血液レベ ルをもたらす。好ましくは、アンドロゲンは、7α−改質アンドロゲン(7α-mo dified androgen)のような非5α−還元性アンドロゲン(non-5αreducible and rogen)である。より好ましくは、アンドロゲンは、所期の量が提供される場合に は、2.0IU/l以下のLH及びFSH血液レベルと、4ナノモル/l以下の T血液レベルをもたらす。最も好ましくは、アンドロゲンは、所期の量が提供さ れる場合には、1.0IU/l以下のLH及びFSH血液レベルと、3ナノモル /l以下のT血液レベルをもたらす。使用されるアンドロゲンがメント(MENT)で あるとすると、1.0ナノモル/lを越える定常状態血液レベルが得られる。好 ましくは、1.5ナノモル/l、より好ましくは2ナノモル/l以上のメント血 液レ ベルが得られる。 6ヶ月の期間に亘って避妊を提供しようとする場合には、上記したような十分 な量のアンドロゲンが、6ヶ月の各日において避妊効果を確保するように日ごと に被験体に供給しなければならない。これは、血液レベルが、少なくとも一般的 には、上記したようなLH、FSH及びテストステロンに関して特定の範囲内に なければならないことを意味する。当然のことであるが、被験体、投与の態様な どに基づく日々の変動を考えるべきである。しかしながら、結局は、被験体は、 好ましくは各日について十分なアンドロゲンを受けることにより、6ヶ月の期間 に亘って被験体は実際に生殖作用不能とされるべきである。 十分な量の特定のアンドロゲンを含む投与形態物も提供されている。これらの 投与形態物は、これまでのものとは異なり、例えば、前立腺を過剰に刺激すると いったようなある種の副作用を引き起こすことなく、避妊に有効となるように十 分なアンドロゲンを提供する。所定の投与形態物は、アンドロゲン及び薬剤とし て許容することができる(pharmaceutically acceptable)キャリヤを含む。しか しながら、これに限定されるものではない。 アンドロゲンは避妊薬として単独で使用することができるととともに、アンド ロゲンはアンドロゲン補充治療(androgen replacement therapy)において使用す ることができる。避妊を行うことなく、ある種の治療効果、即ち、性力の増強を 得るために被験体のアンドロゲンレベルを高めることを所望する場合がある。従 って、本発明はまた、避妊に有効とすることなく、被験体の異常を処置するのに 十分な量のアンドロゲンを雄の被験体に投与する工程を備えたアンドロゲン補充 治療方法に関する。アンドロゲンは、本発明のこの観点に従って所期の量が提供 される場合には、2.5IU/lを越えるLH及びFSH血液レベルと、10ナ ノモル/lを越えるテストステロン血液レベルをもたらす。好ましくは、アンド ロゲンは、7α−改質アンドロゲンのような非−5α−還元性アンドロゲンであ る。これは、提供されるアンドロゲンの量が、有効な避妊を提供するのに必要な 量よりも少ないが、あるレベルの他の治療効果を提供するのに十分な量であるこ とを意味する。本発明のこの観点に従って有用な投与形態物もまた、提供されて いる。図面の簡単な説明 図1は、1個、2個または4個のメントAc植込み体(MENT Ac implant)を有 する被験体におけるメントの定常状態血液レベルを示すグラフ図である。図示の 値は、平均±SE(means±SE)である。3つのクリニックからのデータが提示さ れている。図1a(クリニック1)、図1b(クリニック2)及び図1c(クリ ニック3)。 図2は、LHの血清レベルに及ぼすメントAc植込み体の影響を示すグラフ図 である。図示の値は平均±SEである。 図3は、FSHの血清レベルに及ぼすメントAc植込み体の影響を示すグラフ 図である。図示の値は平均±SEである。 図4は、Tの血清レベルに及ぼすメントAc植込み体の影響を示すグラフ図で ある。図示の値は平均±SEである。 図5は、DHTの血清レベルに及ぼすメントAc植込み体の影響を示すグラフ 図である。図示の値は平均±SEである。 図6は、被験体から回収した1個、2個または4個のメントAc植込み体から のメントAcの「平均した」毎日のインビボ放出を示すグラフ図である。図示の 値は平均±SEである。各棒グラフに示す数値はサンプルのサイズを示す。 図7は、第1のマルチ投与研究におけるLHの血清レベルに及ぼす筋肉内注射 (im)によるメントの影響を示すグラフ図である。図示の値は平均±SEであ る。 図8は、第1のマルチ投与研究におけるFSHの血清レベルに及ぼす筋肉内注 射(im)によるメントの影響を示すグラフ図である。図示の値は平均±SEで ある。 図9は、第1のマルチ投与研究におけるTの血清レベルに及ぼす筋肉内注射( im)によるメントの影響を示すグラフ図である。図示の値は平均±SEである 。 図10は、第2のマルチ投与研究におけるLHの血清レベルに及ぼす筋肉内注 射によるメントの影響を示すグラフ図である。図示の値は平均±SEである。 図11は、第2のマルチ投与研究におけるFSHの血清レベルに及ぼす筋肉内 注射によるメントの影響を示すグラフ図である。図示の値は平均±SEである。 図12は、第2のマルチ投与研究におけるTの血清レベルに及ぼす筋肉内注射 によるメントの影響を示すグラフ図である。図示の値は平均±SEである。発明を実施する最良の形態 本発明を詳細に説明するにあたり、幾つかの定義に行う。本発明における「雄 の被験体(male subject)」とは、雄のほ乳類を云う。しかしながら、好ましくは 、雄の被験体は人間の男性である。本明細書に記載の投与は全て、「平均」サイ ズの人間の男性に関する。しかしながら、投与は、他の種のほ乳類に適応させる ように薬学の既知の原則を使用して対応させることができる。 「非不妊の(non-sterile)」の雄の被験体は、健康な状態で生殖作用を行わせ ることができる十分な量の生きた精子を形成することができる雄の被験体である 。「不妊の雄(sterile male)」または「不妊の雄の被験体(sterile male subjec t)」とは、精子を生産することのない、十分な量の精子を生産することのない、 あるいは生殖作用を困難にし好ましくは不可能にするように十分な生きた精子を 生産することのない雄である。非不妊の成人男子は、射精液1ミリリットルあた り約1乃至3億の精子を生産するが、臨床的に不妊の男性は、一般に、射精液1 ミリリットルあたり約3百万よりも少ない精子を生産する。射精液1ミリリット ルあたり3百万であっても、卵子を受精させることが可能であるが、統計学的に は、受精の機会は著しく少なくなる。実際に、このレベルは、「臨床不妊(clini calsterity)」として認識されている。ケンブリッジ大学出版部1992年発行 の「WHOラボラトリー・マニュアル・フォー・ジ・イグザミネーション・オブ ・ヒューマン・シーメン・アンド・スペルム−サービカル・ミューカス・インタ ーラクション(W.H.O.Laboratory Manual for the EXamination of Human Semen and Sperm-Cervical Mucus Interaction)」第3版を参照されたい。 本発明の一の観点の目的は、可逆的な不妊を提供することにある。本発明にお いて「可逆(Reversible)」とは、本発明の方法が停止されたときに、これまで治 療を受けていた雄の被験体が通常の状態で生殖作用が可能となる状態に戻ること を意味する。どんな場合でも、アンドロゲンは、治療が停止された後に生殖作用 を継続して妨げることはない。可逆的とは、必ずしも瞬間的であることを意味し ない。完全な能力は、処置が停止された後、数日あるいは数週間回復しない場合 もある。 本発明に係る「アンドロゲン」は、薬剤として許容することができ、かつ、本 発明に従って投与されたときに避妊効果を提供する類似体及び塩を含む天然また は合成の男性ホルモンである。本発明における避妊効果は、不妊に関して上記し たように、生産される精子の量により定めることができる。しかしながら、好ま しくは、避妊効果と不妊は、本明細書においては、雄の被験体の循環血液におい て通常見出されるある種の化合物の血液レベルにより定められている。アンドロ ゲンは、所期の量が提供されている場合には、2.5IU/l以下のLH及びF SH血液レベルと、10ナノモル/l以下のテストステロン血液レベルをもたら す。より好ましくは、アンドロゲンは、所期の量が提供される場合には、2.0 IU/l以下のLH及びFSH血液レベルと、5ナノモル/l以下のテストステ ロン血液レベルをもたらし、更に好ましくは1.5IU/l以下のLH及びFS H血液レベルと、4ナノモル/l以下のテストステロン血液レベルをもたらす。 最も好ましくは、アンドロゲンは、所期の量が提供される場合には、1.0IU /l以下のLH及びFSH血液レベルと、3ナノモル/l以下のテストステロン血 液レベルをもたらす。 好ましくは、使用されるアンドロゲンは、非−5α−還元性アンドロゲンであ る。テストステロンは、5α−還元性アンドロゲンであるので、この定義から除 外され、かくして、記載されている他のアンドロゲンの同等の効能に比べて不利 な副作用を高レベルで生ずる可能性がある。非−5α−還元性アンドロゲンには 、7α−改質−アンドロゲンが含まれるが、これに限定されるものではない。こ れらには、例えば、7α−メチル−14−デヒドロ−19−ノルテストステロン (CDB−868B)、7α−メチル−17aβ−プロピオニルオキシ−D−ホ モエストラ−4,16,ジエン−3−オン(CDB−2322A)及び7α−メ チル−19−ノルテストステロン(メント)のような7α−アルキル−アンドロ ゲン、並びに、これらの薬剤として許容することができる塩が含まれる。Endocr inology、第130巻、第6号、第3677−3683頁(1992年)に掲載 のクマール(Kumar)等の「7α−メチル−19−ノルテストステロンの生物学的 活性 はテストステロンの場合のようには雄の生殖系においては増幅されない("The Bi ological Activity of 7α−Methyl-19-Nortesterone Is Not Amplified in Mal e Reproductive Tract as is That of Testosterone")」と題する論文を参照さ れたい。最も好ましいアンドロゲンは、メント、その酢酸塩であるメントAc及 び関連する化合物である。 本発明の方法において有用な他のアンドロゲン化合物は、6αまたは7αの位 置に非水素置換基を有するテストステロン誘導体である。本明細書において使用 されているテストステロン誘導体なる語には、3、5、9、11、17または1 9の位置において任意に改質された、テストステロンの基本的な4つのリング構 造を有する化合物が含まれる。かかる化合物には、例えば、 7−α−メチルテストステロン、 7−α−メチル−11β−ヒドロキシテストステロン、 7−α,17−ジメチルテストステロン、 7−α,17−ジメチル−11β−ヒドロキシテストステロン、 7−α,17−ジメチル−19−ノルテストステロン、 7−α,17−ジメチル−11β−ヒドロキシ−19−ノルテストステロン、 6−α−メチルテストステロン、 6−α−メチル−19−ノルテストステロン、 6−α−メチル−11β−ヒドロキシテストステロン、 6−α,17−ジメチルテストステロン、 6−α,17−ジメチル−11β−ヒドロキシテストステロン、 6−α,17−ジメチル−19−ノルテストステロン及び 6−α,17−ジメチル−11β−ヒドロキシ−19−ノルテストステロンが 含まれる。 本発明において使用される7α−メチルテストステロン化合物は、米国特許第 3,341,557号に記載のようにしてつくることができる。本明細書におい ては、この米国特許を引用してその説明に代える。本明細書に記載の他の化合物 の合成も、この文献に記載されている。 好ましくは、使用されるアンドロゲンは、最小限度の副作用を持つべきである 。 ある特定のアンドロゲンが呈する副作用の程度を定める一の方法として、前立腺 を刺激する能力を測定するものがある。テストステロンのような化合物は、前立 腺を過剰に刺激する。しかしながら、メントは、特に本発明の一部として意図さ れる効能の範囲において、前立腺を刺激する程度がはるかに低くなる。実際に、 図5に示すように、代謝物質DHTのレベルは、テストステロンの体内生産が本 発明により減少するので、LH、FSH及びテストステロンのレベルとともに減 少していた。 本発明において使用されるアンドロゲンの「所定の量」または「量」は、医学 及び薬学科学の従事者に既知の数多くの因子により広く変わる可能性がある。所 定の量は、被験体のサイズ、重量、ホルモンレベル及び年齢、被験体の精子の数 、使用されるアンドロゲンの種類、他の治療との相互作用の可能性、並びに、使 用される投与形態物の種類のような因子による。例えば、同じアンドロゲンのI V投与と比較した場合、適宜の血液レベルに到達するには、より多くのアンドロ ゲンを被験体に経皮投与する必要がある場合がある。更に、アンドロゲンの塩の 形態物の特性は、同じアンドロゲンの他の形態物と比較すると、薬剤の経皮量に 影響を及ぼす場合がある。 各日に配給されるべきアンドロゲンの量を定めるのに同じく重要なものは、目 的である。非避妊アンドロゲン補充よりも避妊の方がより多くのアンドロゲンが 必要となる。投与形態物、アンドロゲン及び被験体に応じて変動するように、こ れらの因子の変動は広範であるので、概ね治療日ごとに被験体においてあるレベ ルの種々の化学物質を生産する必要がある特定のアンドロゲンの量という形でア ンドロゲンの量を記載する方がはるかに好都合である。上記したように、目的が 雄の避妊にある場合には、所期の量により、2.5IU/l以下のLH及びFS H血液レベルと、10ナノモル/l以下のテストステロン血液レベルが得られる 。これらのレベルでは、概ね、人間には、各日、即ち、24時間に亘って避妊効 果を発揮するのに必要なアンドロゲンの量が提供された。非避妊アンドロゲン補 充(non-contraceptive androgen replacement)が目的である場合には、LH、F SH及びテストステロンの血液レベルは、それぞれ2.5IU/l及び10ナノ モル/lよりも多くすべきである。 本発明における「所定の時間」とは、少なくとも複数の日数、好ましくは少な くとも7日であるのが好ましい。更に好ましくは、投与されるアンドロゲンの量 は、30日の各日、最も好ましくは少なくとも約180日の各日について避妊効 果を提供するのに十分な量である。かくして、例えば、約180日の所定の期間 に亘って避妊を提供するように装置を使用しようとする場合には、装置は、上記 期間の各日について、LH、FSH及びテストステロンの所望の血液レベルを提 供するのに十分なアンドロゲンを備えなければならない。当然のことであるが、 本明細書に記載のレベルのアンドロゲンの投与が避妊に有効となるには、30日 以上要する場合がある。 より特定の例としてメントAcを使用する場合、約24時間に亘って約500 マイクログラムのメントAcを放出することができ、かつ、約28日の各日につ いて約500マイクログラムのメントを提供するのに十分なメントを含む実施例 に記載のような植込みロッドは、毎日、平均して約2IU/l未満のLH血液レ ベルと、平均して約2IU/lをわずかに上回るFSH血液レベルと、約5.0 ナノモル/lのテストステロンの血液レベルを提供することができる。メントA cの種々の日量の投与により得られるLH、FSH及びテストステロンの血液レ ベルをそれぞれ示す図2乃至4を参照されたい。ラインでつながっている白抜き の四角は、上記したような1つの植込み体の使用により得られる血液レベルを示 す。図1に示すように、1.0乃至2.0ナノモル/lのメント血液レベルもま た、1つの植込み体の使用により得られた。2つのかかる植込み体を同時に使用 (図2乃至4及びラインでつながれた黒丸)しあるいは約1,000マイクログ ラムのメントAcを毎日被験体の血液に導入する単一の植込み体を使用すること により、平均して0.5IU/lよりも低いLH血液レベルと、平均して0.5 IU/lをわずかに上回るFSH血液レベルと、約1.0ナノモル/lのテスト ステロンの血液レベルを提供することができる。メントの血清レベルは、平均し て、約2.0乃至約2.5ナノモル/lであった。図1を参照されたい。 図2乃至4に示すように、植え込んだ連続放出口ッドから1日あたり1000 マイクログラムを越える追加のメントAcを使用したところ、有意に低レベルの LH、FSHまたはテストステロンは得られなかった。1日あたり500マイク ログラムを放出する4つの植込み体を使用したところ、1日あたり1000マイ クログラムのレベルで得られたものと匹敵するLH、FSH及びテストステロン のレベルが得られた。これは、メント/メントAcに関しては、全処置期間の各 日に被験体に投与されるべきアンドロゲンの量が、約200乃至約2000マイ クログラムの範囲で変わるべきことを意味する。より好ましくは、各日に投与さ れるメントの量は、約400乃至約1500マイクログラムの範囲にあり、更に 好ましくは、毎日投与されるメントの量は1日あたり約500乃至約1000マ イクログラム/日の範囲にある。 実施例2に示すように、投与の速度(rate)もまた、投与が必要なアンドロゲン の量を定めるにの重要である。植込み体は、各日24時間に亘り概ね一定の速度 で1000マイクログラムのメントAcを投与することができる。しかしながら 、メントの等投与量1mgをim注射により投与したところ、少なくともテスト ステロンに関しては、避妊を目的とした場合には不十分であった。1mgの全て が血流に入っても、定常状態の血液レベルを24時間全体に亘って十分に高く保 持するためには、即ち、定常状態の血液レベルを植込み体を使用して同量を投与 することにより得られるものと同等の一定の血清レベルに保持するためには、追 加のメントが必要であった。 図9及び12に示すように、例えば、1日に1回im注射によりメント4mg を使用すれば、あるレベルの有効な避妊を得るのに十分である。何らの特定の理 論の拘束されるものではないが、例えば、メントの血液レベルは1日中十分に高 く保持され、図2乃至4に示すように500マイクログラムのメントAcを使用 して得られるものと略同等の有効な避妊を提供することができる。従って、本明 細書において使用されている「生体利用可能量(bioavailable amount)」とは、 本明細書に記載のレベル内にありかつ避妊を提供するのに有効なLH、FSH及 びテストステロンの最小の定常状態血液レベルを得るのに十分な量を意味する。 1日に1回非持続放出系において得られる薬剤の量は、24時間のサイクルに亘 って本発明に係る植込み体その他の長期間一定放出系により得ることができるも のと同等の最小の定常状態薬剤レベルを得るためには、一定放出投与形態物に必 要とされるよりも有意に多くする必要がある。 LH、FSH及びテストステロンの所望の血液レベルを得るのに必要な他のア ンドロゲンの量は、上記のように変わる。しかしながら、これらの量は、所定量 のアンドロゲンを投与し、得られたLH、FSH及びテストステロンの血液レベ ルを従来の商業的に知られている技術を使用して測定することにより、簡単に測 定することができる。これらの化合物の血液レベルが定量されると、投与される アンドロゲンの量は、LH、FSH及びテストステロンの所望の血液レベルを得 るように上方または下方に調整することができる。 LH、FSH及びテストステロンは、アンドロゲンの挙動及び生体利用可能性 について何らかの情報を示す単なるマーカ以上のものである。これらはいずれも 、精子の生産において重要である。LHは、リディグ細胞(Lydig cell)を刺激し 、テストステロンを放出させる。テストステロンは精子形成に重要である。FS Hは、生殖細胞を刺激する。生殖細胞が存在するが、利用可能なテストステロン が不十分な場合には、精子形成は抑制される。逆も云える。本発明によれば、精 子の生産は、2つの方法により抑制される。FSHが減少するので、生殖細胞も 大幅に減少する。更に、LHとテストステロンが減少すると、精子形成が抑制さ れる。また、性機能は保持され、可能性のある副作用は減少しあるいはなくなる 。 これは、テストステロン以外のアンドロゲンを使用することの重要性を明らか に示すものである。テストステロンは血液のテストステロンレベルを高めるとと もに、利用可能な生殖細胞の精子形成を促進する可能性があるので、テストステ ロンを使用することは実際には反生産的(counterproductive)である。 本発明の方法は、従来の投与形態物及び技術を使用して実施することができる 。先づ、所望の治療のタイプ、避妊あるいは非避妊アンドロゲン補充を選択しな ければならない。多くの場合、目的、患者の肉体的状態及び投与形態物が、アン ドロゲンの量を決定することになる。一般に、避妊の場合にはより多くのアンド ロゲンが必要となり、非避妊アンドロゲン補充の場合にはアンドロゲンの量は少 ない。選定されたアンドロゲンはまた、投与量を決定する場合に重要であり、投 与の道筋も同様である。目的、アンドロゲン及び所望の道筋が選定されると、ア ンドロゲンが従来の配合で投与することができるとともに、得られるアンドロゲ ン、LH、FSH及びテストステロンの血液レベルを確認するために血液テスト を行 うことができる。このレベルを調整する必要がある場合には、アンドロゲンの量 を変えることができ、他のアンドロゲンを選択することができ、あるいは他の投 与形態物を使用することができる。 例えば、1日1回の経皮パッチにより1日あたり500マイクログラムのメン トを被験体に投与しようとする場合には、新しいパッチを提供するとともに、こ れを毎日略同じ時間に被験体の皮膚に被着しなければならない。パッチは、過剰 のメントを含むことができる。しかしながら、生体利用することができる量は、 500マイクログラムである。パッチが最初に被着されたときには初期バースト (initial burst)が起こる可能性があるが、配給の速度はより一定の速度に調整 され、生体利用することができる平均量を、記載した範囲にすべきである。定常 状態の血液レベルが1日平均で低すぎる場合、即ち、LH及びFSHの血液レベ ルが2.5IU/lよりも高くかつテストステロンのレベルが10ナノモル/l よりも高い(即ち、被験体の要望及び医師の目的により、記載した幾分低いレベ ルよりも高い)場合には、幾つかの選択肢を利用することができる。経皮パッチ により投与されるその後の投与量を増加させることができ、投与形態物を例えば 皮下植込み体に変えることができ、更には/あるいは薬学キャリヤと適合するこ とができるより効能があるアンドロゲン、好ましくは、非−5α−還元性のアン ドロゲンを使用することができる。重要な点は、LH、FHS及びテストステロ ンの血液レベルをある限界よりも低く長期間保持することである。従って、この ためにメント経皮パッチを使用する場合には、重要なことは、アンドロゲンの最 小定常状態血液レベルを、本明細書に記載のように、かつ、実施例に記載のよう に経皮植込み体を含むメントまたはメントAcの使用により得られるものと同等 にすることである。 十分な量の正しいアンドロゲンを含む投与形態物も提供されている。これらの 投与形態物は、上記したものとは異なり、有意な副作用を起こさずに避妊に有効 な十分なアンドロゲンを提供する。提供されている投与形態物は、アンドロゲン と、薬剤として許容することができるキャリヤとを含む。しかしながら、これに 限定されるものではない。 本発明の場合には、薬剤として許容することができるキャリヤには、クリーム 、 膏薬、ローション、液体、ゲル、噴射液、IVまたはIPを投与することができ る液体のような化学配合物、アンドロゲンを瞬時にあるいは長い時間または日数 に亘って配給することができるカプセル及び/または錠剤、並びに、経皮パッチ 、ポンプ及び植込み体のような装置が含まれるが、これらに限定されるものでは ない。ポンプ及び植込み体は、皮下あるいは他の場所に植え込むことができると ともに、浸食性の及び拡散に基づく装置、更には本技術分野において公知の機能 的に同等の装置を含むことができる。これらは、本技術分野において周知の手順 に従って形成し、投与することができる。 静脈内または注射式投与形態物を、安全に投与することができるようにアンド ロゲンを溶解しあるいは十分に乳化することができる適宜の液体キャリヤから構 成することができる。これらの配合物はまた、溶液を等張させるのに有用な粘度 改質剤、界面活性剤、防腐剤、溶解剤、希釈剤及び添加剤をしばしば含むことが できる。他の薬剤または薬品も、同じ形態物からのアンドロゲンとともに投与す ることができる。 局所投与形態物は、ローション、クリーム、膏薬ペーストまたはゲルに配合さ れたアンドロゲンを含むことができる。本技術分野において公知の局所ビヒクル は、本発明に従って適宜の量のアンドロゲンを投与することができる限りは、使 用することができる。これらの配合物はまた、粘度改質剤、界面活性剤、防腐剤 、溶解剤、希釈剤、透過高進剤、着色剤、芳香剤、並びに、コンディショナ及び 保湿剤のようなスキンケア添加剤をしばしば含むことができる。他の薬剤または 薬品も、同じ形態物からのアンドロゲンとともに投与することができる。これら の局所配合物は口内(buccal)投与形態物も含むことができる。 本発明によれば、アンドロゲンは、液体、経口懸濁体、万能薬(elixir)、シロ ップ、カプセル、カプレット(caplet)または錠剤のような経口投与形態物を通し て、投与することができる。投与形態物を経口投与することができる配合物は、 瞬時放出及び持続放出投与形態物とすることができる。これらの配合物はまた、 粘度改質剤、界面活性剤、防腐剤、溶解剤、マイクロカプセル、微粒子、グラニ ュール、バインダ、増量剤、滑剤、着色剤、風味量などをしばしば含むことがで きる。他の薬剤または薬品も、同じ形態物からのアンドロゲンとともに投与する ことができる。 更にまた、本発明の好ましい観点においては、植込み体またはポンプを使用す ることができる。植込み体には、米国特許第5,733,565号に記載の装置 のような植込み式皮下装置がある。本明細書においては、この米国特許を引用し てその説明に代える。しかしながら、本発明によれば、植込み体は、避妊を行わ せるのに十分をアンドロゲンを提供するように構成されている。従って、メント Acが使用される場合には、例えば、植込み体は、少なくとも30日、好ましく は180日の各日、1日あたり少なくとも約500マイクログラムを提供するこ とができる。好ましくは、各日投与されるメントAcの量は、1日あたり約20 00マイクログラム以下、より好ましくは1000マイクログラム以下となる。 メントAcが、避妊が所望されないアンドロゲン補充植込み体において使用され る場合には、これらの同じ植込み体は一般に各日に約500マイクログラム未満 のメントを提供する。この種の植込み体が好ましいが、体内に保持され、かつ、 この場合には本明細書において記載されている量のアンドロゲンをできるだけ均 一な態様で投与するように構成された同様の装置を使用することができる。これ らの植込み体は、本技術分野において公知のようにして製造し、投与することが できる。メントAcはメントに容易に加水分解されるものである。メントAcは 、実施例に記載のように、皮下植込み体において生体利用可能性に優れているこ とがわかった。メントは他の植込み体において好ましいものとすることができる とともに、メントは皮下投与形態物に好ましい。 ステロイドのような構造的に類似する化合物をはじめとする種々の薬剤を投与 する技術は、本技術分野において周知である。従って、経口、局所、IV及び植 込み技術による投与を詳細に説明することは不必要である。従来の技術または投 与形態物は、問題のアンドロゲンの正確量を確実に投与することができる場合に は、適している。目的(避妊または非避妊アンドロゲン補充)、本発明に係る有 用なアンドロゲンの種類、かかる目的と適合する種々の所望の化合物の血液レベ ル及び重要な化合物の血液レベルを測定する方法を知ることにより、本発明を任 意の投与形態物または投与技術を用いて実施することができる。実施例1 アンドロゲン単独の避妊効果を検討するために、45の健康で正常な雄の被験 体を選定した。被験体に4週間に亘って処置を施し、その間に広範な血液のワー クアップ(work-up)が行われた。被験体を各15の被験体からなる3つのグルー プに分けた。Aグループは1個の皮下植込み体を受け、Bグループは2個の皮下 植え込む体を受け、Cグループは4個の皮下植込み体を受けた。植込み体は28 時間連続して所定位置に保持された。植込み体は、ニューヨーク州10021、 ニューヨーク市、ヨークアベニュー1230に所在するザ・センター・フォー・ バイオメディカル・リサーチ・アンド・ザ・ポピュレーション・カウンシル・オ ブ・ニューヨーク(the Center for Biomedical Research and the Population C ouncil of New York)が製造したものであり、各植込み体は長さが4.4cmで 、各植込み体の薬剤装填量はメントAcが112±4mgであり、各植込み体の 1日あたりの放出速度はインビボを基準として約500マイクログラムであった 。 植込み体の製造の手順は、3つの基本工程を含むものであった。簡単に説明す ると、60重量/重量%のメントAcと、40重量/重量%のエチレン酢酸ビニ ルコーポリマ(EVA)(VA含量が25重量/重量%)とを含むコアをつくっ た。次に、コアを、EVA(VA含量9%)で包み、チューブ材料の端部を溶融 したEVA(VA含量25%)でシールした。 A.60%のメントAcを含むコアの製造 EVAペレット(VA25%)1.5gを秤量し、18mlの塩化メチレンに 入れ、一晩かけて溶解させた。メントAc2.225gを秤量し、EVA塩化メ チレン溶液に加え、3分間渦動処理して混合した。塩化メチレンを室温の真空下 で2時間かけて蒸発させた。形成された固形分散体2.3gを得た。この固形分 散体をステンレス鋼製のシリンジに充填し、シリンジにサーモスタット制御の加 熱ジャケットを使用して120℃に5分間加熱した。次に、固形分散体を、小さ な実験室用のプレス機を使用してシリンジを押圧することにより、直径が2.3 8mmで長さが4.5cmの溝を有する真鍮のモールドに押し出した。モールド を開き、コアを4cmの片に切断した。コアを個別に秤量し、平均重量から±7 .5%外れるコアを廃棄した。コアをランダムにとり、公知の方法を使用してメ ントAc含量の試験を行った。平均値は期待値から±7.5%を越えて異なるも の であってはならず、いずれの個別値とも平均から10%を越えて異なることはで きない。 B.EVAチューブ材料によるコアロッドの包入 EVA(VA9%)チューブ材料(直径約2.55mm)を5cmの長さに切 り、塩化メチレンに約1乃至3分間浸漬した。4cmの各コアロッドを、浸漬し たEVAチューブ材料の5cm片の1つに、両端部に約0.5cmの空の部分を 残して導入し、一晩放置して残留する塩化メチレンを除去した。 C.充填したチューブ材料の両端部のシール EVA(VA25%)約2gを、サーモスタット制御の加熱ジャケットを装備 したステンレス鋼製のシリンジ内において5分間120℃で加熱した。次に、溶 融したEVAを充填した各チューブ材料の両端部内に射出した。植込み体を70 ℃で10分間加熱シールし、内側のコアと外側のチューブ材料との接着を強化す るとともに、残留塩化メチレンを完全に除去した。 研究の全期間は42日であった。研究の対象となった各男性の評価を、健康履 歴、完全なる全般的な身体検査及び一般的な適格性の測定を通して行った。被験 体の試験を、各日略同じ時間に6週間連続して、週基準で行った。1日目は植込 み体の皮下挿入の日であり、29日目に取り出した。研究の最後の日である43 日目に、被験体は、全般的な身体検査を受けるとともに、血液試験について別の 総合試験(battery)を受けた。ホルモン免疫検定、メント(7ml)、FSH、 LH及びテストステロン(この3つのホルモン一緒で5ml)用の血液サンプル を、前導入(pre-admission)の際及びその後の各訪問の際に得た。 図2は、平均血清LH濃度に及ぼすメントAc植込み体の影響を示す。8日目 の最初の植込み体訪問後までに、LHのレベルは既に有意に降下していた。実際 に、2または4個の植込み体(各500マイクログラム)が投与された被験体は 、LHがほとんど検出することができないレベルとなった。LHを抑制すること により、テストステロンの生産は抑制された。これは図4に示されており、図4 は平均血清T濃度(テストステロン)に及ぼすメントAcの影響を示す。この場 合にも、2または4個の植込み体が投与された被験体は、著しく低いテストステ ロンレベルを呈していた。1個の植込み体を受けた被験体でも、テストステロン の レベルは著しく低下していた。テストステロンの低下により、精子形成を少なく し、あるいはなくすことができる。しかしながら、アンドロゲンが供給されてい るので、性機能は広く保持されている。 更にまた、図3は、平均血清FSH濃度に及ぼすメントAcの影響を示す。ア ンドロゲンを含む植込み体を使用することにより、被験体の血清FSH濃度は有 意の影響を受けた。FSHは、生殖細胞の生産に刺激を与える。生殖細胞が存在 するが、テストステロンが不十分な場合には、精子形成は行われず、精子細胞は 生産されない。同様に、FSH濃度が十分に低い場合には、生殖細胞は生産され ず、精子形成はテストステロンのレベルに関係なく行われない。何らの動作理論 に拘束されるものではないが、本発明によれば、アンドロゲンの使用により、精 子の生産を、有効テストステロンレベル及び生殖細胞の双方を有効に低減させる ことにより制御することができる。実施例2 2つの複合注射研究を行ったが、この研究においては、4人の正常な非不妊男 性のグループのそれぞれが、連続する6日間、筋肉内(im)注射により1、2 または4mgのメントを各日受けた(男性24人、各研究において12人)。各 注射の配合物は、27.6mg/mlのポリエチレングリコール、1.8mg/ mlのトゥイーン(Tween)80及び8.3mg/mlの塩化ナトリムに懸濁させ た適量のメントを含んでいた。血清、FSH、LH及びテストステロンのレベル を毎日測定した。結果を図7−12に示す。 いずれの研究においても、メントの3つ全ての投与量により、血清の性腺刺激 ホルモン及びテストステロンレベルが徐々に減少し、6日に亘る処置の最後まで に最低のレベルに到達した。これらの値は、研究期間の15−30日目までに正 常の範囲に戻った。図8(ラインでつながれた白抜きの四角=1mg、ラインで つながれた黒塗りの四角=2mg、ラインでつながれた白抜きの丸=4mg)に 示されるように、6日目までに2国際単位(IU)/リットルよりも低いFSH の血清レベルを得るには、少なくとも4mgの投与量が必要であった。これは、 図2−4及び実施例1に記載の皮下植込み体により給送される同じアンドロゲン の1000μgを使用して得られた結果と比較しなければならない。従って、連 続放出植込み体と比較した場合、1日1回の筋肉内注射によりアンドロゲンを投 与する場合に男性のLH、FSH及びテストステロンの血清レベルを抑制するた めには、使用されるこの同じアンドロゲンの量をかなり多くすることが必要であ った。実際に、ある特定の健康ケアの専門家が所望するLH、FSH及びテスト ステロンのレベルにより、有意に4mg過剰の投与量がこのタイプの投与形態物 には必要となる場合がある。図7は、最初の研究において得られた血清LHのレ ベルを示し、図9は得られた血清テストステロンのレベルを示す。図10−12 は、第2の試験場所において同じ手順で実現されたLH、FSH及びテストステ ロンのレベルを示す。双方のデータ及び双方の研究の全体的な趨勢は概ね同じで ある。産業上の利用可能性 本発明は、医学及び薬学産業、特に、避妊及びアンドロゲン補充化合物及び装 置の製造及び使用、並びに、投与形態物自体に関する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/154,283 (32)優先日 平成10年9月16日(1998.9.16) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,CA,J P,MX

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.非不妊の雄の被験体を所定の期間可逆的に不妊にするのに十分であり、かつ 、前記雄の被験体に2.5IU/l以下のLH及びFSH血液レベルと10ナノ モル/l以下のテストステロン血液レベルを提供する所定量のアンドロゲンを前 記雄の被験体に投与する工程を備えることを特徴とする雄の避妊方法。 2.非不妊の雄の被験体を所定の期間可逆的に不妊にするのに十分な所定量の非 −5α−還元性アンドロゲンを前記雄の被験体に投与する工程を備えることを特 徴とする雄の避妊方法。 3.前記アンドロゲンはメントまたはメントAcであることを特徴とする請求の 範囲第1または2項に記載の方法。 4.メントまたはメントAcの前記所定量は、前記所定の期間の各日前記雄の被 験体を可逆的に不妊にするのに十分な量であることを特徴とする請求の範囲第3 項に記載の方法。 5.前記所定の期間は複数の日にちであり、メントまたはメントAcの前記所定 量は前記所定の期間の各日前記雄の被験体を可逆的に不妊にするのに十分な量で あることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の方法。 6.前記所定の期間は少なくとも7日であり、メントまたはメントAcの前記所 定量は前記所定の期間の各日前記雄の被験体を可逆的に不妊にするのに十分な量 であることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の方法。 7.前記所定の期間は少なくとも30日であり、メントまたはメントAcの前記 所定量は前記所定の期間の各日前記雄の被験体を可逆的に不妊にするのに十分な 量であることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の方法。 8.前記所定の期間は少なくとも180日であり、メントまたはメントAcの前 記所定量は前記所定の期間の各日前記雄の被験体を可逆的に不妊にするのに十分 な量であることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の方法。 9.メントまたはメントAcの前記所定の生体利用可能な量は約200乃至約2 000マイクログラム/日の範囲にあることを特徴とする請求の範囲第3項に記 載の方法。 10.メントまたはメントAcの前記所定の生体利用可能な量は約400乃至約 1500マイクログラム/日の範囲にあることを特徴とする請求の範囲第9項に 記載の方法。 11.メントまたはメントAcの前記所定の生体利用可能な量は約500乃至約 1000マイクログラム/日の範囲にあることを特徴とする請求の範囲第10項 に記載の方法。 12.メントまたはメントAcの前記所定の生体利用可能な量は1.0ナノモル /リットル/日以上の平均定常状態血清レベルを提供することを特徴とする請求 の範囲第11項に記載の方法。 13.アンドロゲンの前記所定量は前記雄の被験体に2.0IU/l以下のLH 及びFSH血液レベルと5ナノモル/l以下のテストステロン血液レベルを提供 するのに十分であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 14.アンドロゲンの前記所定量は前記雄の被験体に1.5IU/l以下のLH 及びFSH血液レベルと4ナノモル/l以下のテストステロン血液レベルを提供 するのに十分であることを特徴とする請求の範囲第13項に記載の方法。 15.アンドロゲンの前記所定量は前記雄の被験体に1.0IU/l以下のLH 及びFSH血液レベルと3ナノモル/l以下のテストステロン血液レベルを提供 するのに十分であることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の方法。 16.前記メントまたはメントACは避妊のために前記雄の被験体に投与される 実質上不妊剤だけであることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の方法。 17.前記所定の量のアンドロゲンは前記被験体に注射により投与されることを 特徴とする請求の範囲第1または2項に記載の方法。 18.前記所定の量のアンドロゲンは前記被験体に植込み体により投与されるこ とを特徴とする請求の範囲第1または2項に記載の方法。 19.前記所定の量のアンドロゲンは前記被験体に局部施用により投与されるこ とを特徴とする請求の範囲第1または2項に記載の方法。 20.前記所定の量のアンドロゲンは前記被験体にクリーム、ローション、ゲル としてまたは経皮パッチで投与されることを特徴とする請求の範囲第14項に記 載の方法。 21.前記所定の量のアンドロゲンは前記被験体に経口投与されることを特徴と する請求の範囲第1または2項に記載の方法。 22.雄の被験体を所定の期間可逆的に不妊にするのに十分であり、かつ、前記 雄の被験体に2.5IU/l以下のLH及びFSH血液レベルと10ナノモル/ l以下のテストステロン血液レベルを提供する所定量のアンドロゲンと、薬剤と して許容することができるキャリヤとを少なくとも備えることを特徴とする雄の 避妊薬。 23.十分なアンドロゲンの前記所定量は前記雄の被験体に2.0IU/l以下 のLH及びFSH血液レベルと5ナノモル/l以下のテストステロン血液レベル を提供することを特徴とする請求の範囲第22項に記載の雄の避妊薬。 24.十分なアンドロゲンの前記所定量は前記雄の被験体に1.5IU/l以下 のLH及びFSH血液レベルと4ナノモル/l以下のテストステロン血液レベル を提供することを特徴とする請求の範囲第23項に記載の雄の避妊薬。 25.十分なアンドロゲンの前記所定量は前記雄の被験体に1.0IU/l以下 のLH及びFSH血液レベルと3ナノモル/l以下のテストステロン血液レベル を提供することを特徴とする請求の範囲第24項に記載の雄の避妊薬。 26.前記所定の期間は少なくとも30日であることを特徴とする請求の範囲第 23項に記載の雄の避妊薬。 27.前記所定の期間は少なくとも180日であることを特徴とする請求の範囲 第26項に記載の雄の避妊薬。 28.前記所定の期間は少なくとも30日であることを特徴とする請求の範囲第 25項に記載の雄の避妊薬。 29.前記所定の期間は少なくとも180日であることを特徴とする請求の範囲 第28項に記載の雄の避妊薬。 30.前記薬学的に許容することができるキャリヤは注射または静脈内投与に適 していることを特徴とする請求の範囲第22乃至25項のいずれかに記載の雄の 避妊薬。 31.前記薬学的に許容することができるキャリヤは局所施用に適していること を特徴とする請求の範囲第22乃至25項のいずれかに記載の雄の避妊薬。 32.前記薬学的に許容することができるキャリヤはクリーム、ローション、ゲ ルまたは経皮パッチであることを特徴とする請求の範囲第22乃至25項のいず れかに記載の雄の避妊薬。 33.前記薬学的に許容することができるキャリヤは経口投与に適していること を特徴とする請求の範囲第22乃至25項のいずれかに記載の雄の避妊薬。 34.前記薬学的に許容することができるキャリヤは植込み体またはポンプであ ることを特徴とする請求の範囲第22乃至25項のいずれかに記載の雄の避妊薬 。 35.雄の被験体を少なくとも1日間可逆的に不妊にするのに十分な所定量の非 −5α−還元性アンドロゲンと、薬剤として許容することができるキャリヤとを 備えることを特徴とする雄の避妊薬。 36.前記非−5α−還元性アンドロゲンは1日あたり約500乃至約1000 マイクログラムの生体利用可能量をもって提供されるメント、メントAcまたは これらの塩であることを特徴とする請求の範囲第35項に記載の雄の避妊薬。 37.前記薬学的に許容することができるキャリヤは植込み体、局所ゲル及び経 皮パッチよりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第36項に記載の 雄避妊薬。 38.不妊を引き起こすことなく治療効果を提供するのに十分な量のアンドロゲ ンを雄の被験体に投与する工程を備えることを特徴とするアンドロゲン補充治療 方法。 39.前記アンドロゲンは2.5IU/lを越えるLH及びFSH血液レベルと 10ナノモル/lを越えるテストステロン血液レベルを保持するのに十分な量が 提供されることを特徴とする請求の範囲第38項に記載の方法。 40.前記アンドロゲンは5α−還元性ではないことを特徴とする請求の範囲第 39項に記載の方法。 41.前記アンドロゲンは1日あたり約500マイクログラム未満の生体利用可 能量をもって提供されるメント、メントAcまたはこれらの塩であることを特徴 とする請求の範囲第40項に記載の方法。 42.不妊を引き起こすことなく治療効果を提供するのに十分な量のアンドロゲ ンと、薬剤として許容することができるキャリヤとを備えることを特徴とするア ンドロゲン補充治療の投与形態物。 43.前記アンドロゲンは2.5IU/lを越えるLH及びFSH血液レベルと 10ナノモル/lを越えるテストステロン血液レベルを保持するのに十分な量が 提供されることを特徴とする請求の範囲第42項に記載の投与形態物。 44.前記アンドロゲンは5α−還元性ではないことを特徴とする請求の範囲第 43項に記載の投与形態物。
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