JP2001504235A - ポリヌクレオチド分離のバンド列の表示 - Google Patents

ポリヌクレオチド分離のバンド列の表示

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JP2001504235A JP53980398A JP53980398A JP2001504235A JP 2001504235 A JP2001504235 A JP 2001504235A JP 53980398 A JP53980398 A JP 53980398A JP 53980398 A JP53980398 A JP 53980398A JP 2001504235 A JP2001504235 A JP 2001504235A
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    • G01N30/02Column chromatography
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    • G01N30/8651Recording, data aquisition, archiving and storage

Abstract

(57)【要約】 クロマトグラフィーの方法により分離された二本鎖核酸断片を、正確に定量化、至適化および記憶され得る1個のバンドの列として表わすための方法および装置。例えばマッチドイオンポリヌクレオチドクロマトグラフィー(MIPC)方法を使用して、UV検出器からのアナログ出力がディジタル化されかつコンピュータに入力される。ディジタル化された信号が1個の直線状のバンドの列に変換され、これがビデオディスプレイ端末上で表示されうる。バンドの強度および/もしくは色は、ディジタル化された信号中の対応する一点でユーザーに選択される閾値レベルより上のそれぞれの画分もしくはそれぞれの二本鎖核酸断片中の二本鎖核酸の量と相互に関係しうる。バンドの列中の各バンドの算出された塩基対長さ、濃度および保持時間がアルファニューメリック形式で表示されうる。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリヌクレオチド分離のバンド列の表示 本発明は二本鎖核酸の分離の改良されたバンド列の表示(band arraydisplays) のための方法およびシステムに関する。より具体的には、本発明は、分離された 二本鎖核酸断片を表わすバンドの直線状の列の表示を生じせしめることに向けら れる。 二本鎖核酸断片の混合物は、法医学的調査から遺伝子マッピングまでの範囲に わたる多種多様な理由で分離される。DNAおよび他の二本鎖核酸断片の混合物 を分離するための伝統的かつ最も広く使用される方法はスラブゲル電気泳動(G EP)である。この古典的方法による二本鎖核酸断片混合物の分離は1個の直線 状のバンドの列を生じ、ここで列中の各バンドはその混合物の分離された二本鎖 核酸成分を表わす。多くの混合物は、典型的には同一のゲルスラブ上の別個のレ ーンで同時に分離かつ分析されるため、平行した一連のこうした直線状のバンド 列が生じせしめる。原則として、これは高度に望ましい表示形式である。なぜな らそれは観察者が多くの分離された混合物を同時に容易に比較することを可能に するからである。別のものと比較して1個の直線状の列中でのいずれかのバンド の存在もしくは非存在が、その分離が表示上で見える場合は容易に識別できる。 しかしながら、実務において、GEP表示の方法論はこの方法に内在する重大 な欠点を被る。 バンドはしばしばまっすぐよりむしろ湾曲し、それらの移動度および形状はゲ ルおよびレーンの幅の全域で変化し得、また、バンドが相互に混合し得る。こう した不正確性のもとは、ゲル床、電気浸透現象、熱勾 配および拡散効果、ならびに多数の他の因子の均一性(uniformity)および等質性 (homogeneity)の欠如から生ずる。この種の不正確性はGEP技術で公知であり 、そして分離結果の表示物中の重大なゆがみおよび不正確につながり得る。加え て、GEP分離から得られるバンド表示データは、バンドの形状および完全性に 関する不確実性のため定量的もしくは正確でない。GEP分離により生じられる 直線状のバンド列の表示の真の定量化は、直線状のバンド列が検出器で走査され そして生じるデータが積分される(integrated)場合でさえ達成され得ない。なぜ なら直線状のバンド列はバンドの中央を横切ってのみ走査されるからである。検 出器はいずれかの与えられたバンドの小部分を調べるのみであり、そしてバンド は均一でないため、走査法により生じられる結果は正確でなくかつ誤解さえさせ 得る。 GEPにより分離された二本鎖核酸混合物の成分を表わす直線状のバンド列は 、蛍光、化学的染色の使用、ゲルに色素を添加すること(これはバンドを見える ようにする)、もしくはGEP分離前に放射活性P−32によるDNAの標識化(t agging)、次いでオートラジオグラフィーによる直接可視化を包含する多様な方 法により可視化されている。これらの可視化法は、平行した直線状のバンドの列 から成る表示を生じ、それはゲルスラブそれ自身の直接ハードコピー表示である 。この様式で生じる分離の表示は、そのように表示されるバンドの縁ははっきり と規定されているよりはむしろしばしば不鮮明かつ散漫であるため、ゆがめられ かつ不正確であり得る。例えばオートラジオグラフィー技術では、各バンド中の 分離されたヌクレオチド成分から放射される放射線は全方向性である。これは、 ゲルスラブと接触したフィルムの露光領域が実際のバ ンドの寸法により表わされるものより大きくなることを引き起こして広げられた かつ不鮮明な表示をもたらす。 こうした表示中の隣接するバンドを分析することは、とりわけ各バンド中に存 在する二本鎖核酸の相対的濃度に大きな差異が存在する場合に重大な問題となり 得る。こうした場合には、より強いバンドがより弱いバンドをわかりにくくし得 、そして後者は見えないかも知れない。表示されたデータは固定されるため、そ れは強められ、至適化されもしくは操作され得ず、そして重要な情報がしばしば 気づかれないようになり得る。不完全なもしくは不十分な分離の表示を改良する 唯一の方法は、より希薄なサンプルもしくはより弱い染色を使用して分離を再実 施する(re-run)ことである。これは極めて時間がかかる。なぜならゲル電気泳動 分離は5時間もしくはそれ以上までかかり得るからである。 従って、明瞭な必要性が、一般に二本鎖核酸の分離、そしてとりわけDNAお よびRNAの分離のための改良されかつ融通のきくバンド列の表示形式について 存在し、これは電子的に至適化、定量化かつ記憶され得る。 第一の局面において、本発明は、マッチドイオンポリヌクレオチドクロマトグ ラフィー(Matched Ion Polynucleotide Chromatography)により分離された二本 鎖核酸断片を1個のバンドの列として表わす方法を提供し、当該方法は、画分中 の二本鎖核酸断片に対応するディジタル化された信号を提供すること;そしてそ のディジタル化された信号を1個のバンドの列に変換することを含んで成る。第 二の局面において、本発明は、マッチドイオンポリヌクレオチドクロマトグラフ ィー(Matched Ion Polynucleotide Chromatography)により分離された二本鎖核 酸断片を 1個のバンドの列として表わすための装置を提供し、当該装置はディジタル化さ れた信号を捕捉するための捕捉手段(当該ディジタル化された信号は画分中の二 本鎖核酸断片に対応し)、ディジタル化されたシグナルを画分中の二本鎖核酸断 片に対応する1個のバンドの列に変換するための変換手段、およびそのバンドの 列を表示するための表示手段を含んで成る。 本発明の好ましい一態様において、マッチドイオンポリヌクレオチドクロマト グラフィー(Matched Ion Polynucleotide Chromatography)分離方法からのアナ ログ信号出力が、アナログからディジタルに(analog-to-digital)(A/D)変 換され、そしてディジタル化された信号がコンピュータに入力される。コンピュ ータでは、ディジタル化された信号が1個の直線状のバンドの列に変換され、こ れがビデオディスプレイ端末(VDT)、プリンタもしくは他の出力装置上で表 示されうる。 バンドは線もしくは固定された幅の長方形として表示されうる。バンドの強度 および/もしくは色は、ディジタル化された信号中の対応する一点でユーザーに 選択された閾値レベルより上のそれぞれの画分もしくはそれぞれの二本鎖核酸断 片中の二本鎖核酸の量と相互に関係しうる。 図1は本発明のバンド列表示を生じさせるためのシステムの一態様の図解表示 である。 図2は本発明のバンド列表示を生じさせるためのシステムの一態様中の検出器 からのアナログ出力のサンプル信号の代表的なものを具体的に説明する。 図3は、サンプル信号中のピークの本発明のバンド表示への変換の具体的説明 である。 図4は本発明のグレースケールのバンドの具体的説明である。 図5はサンプル信号中のピークのバンド表示への変換の一態様を描くフローチ ャートであり、ここでバンドは長方形として表わされる。 図6はサンプル信号中のピークのバンド表示への変換の一態様を描くフローチ ャートであり、ここでバンドは線として表わされる。 図7、8および9は本発明のサンプル表示の具体的説明である。 本発明は二本鎖核酸混合物の分離を表わすバンドの改良された直線状の列表示 を生じ、ここで1個の列中の各バンドは混合物の成分の断片を表わす。当該バン ド列表示はディジタル化されたデータの図形(graphical)表示から生じられる。 直線状のバンド列は二本鎖核酸およびとりわけDNAの分離結果を表示しかつ 見るのに好ましい形式である。なぜならこれはGEPすなわちもっとも広く使用 される二本鎖核酸の分離方法の表示形式であるからである。正確に定量化、至適 化かつ記憶され得る、クロマトグラフィー分離から得られるディジタル化された データから生じられた直線状のバンド列の表示はこれまで開示されていない。 最近、二本鎖核酸断片の混合物が、ボン(G.Bonn)らへの米国特許第5,58 5,263号(引用によりそっくりそのまま本明細書に組み込まれる)で詳細に 記述されたような非極性ポリマー固定相上で分離された。マッチドイオンポリヌ クレオチドクロマトグラフィー(Matched Ion Polynucleotide Chromatography) (MIPC)と呼ばれる前述の分離の方法論の範囲および利用性の大きな改良が 、同時係属出願(代理人摘要書(docket)番号TRAN1−076およびTRAN 1−077)に開示され、これらは引用によりそっくりそのまま本明細書に組み 込まれる。 MIPCによる二本鎖核酸断片の混合物の分離は、同時係属出願(代理人摘要書 番号TRAN1−031)に記述されるような金属および金属イオン汚染物質の 除去によりさらに高められうる。 本明細書で使用されるところのMIPCは、分離されている最小の二本鎖核酸 を排除するのに有効である孔径を有する非極性ビーズを使用する一本鎖および二 本鎖核酸の分離方法と定義され、ここで当該方法は対イオン剤および有機溶媒を 使用してビーズから二本鎖核酸を脱着させる。MIPCは、塩基対長さを基礎と しかつ核酸配列を基礎とせずに二本鎖核酸断片、二本鎖DNAおよびRNAの混 合物を分離する。MIPCは大きさを基礎とする分離である。MIPCは自動化 され得かつコンピュータ制御され得る。5〜1500塩基対を有するDNA断片の分 離は5分未満で効果的に達成され得る。こうした分離は鮮明かつ再現可能な結果 を生じる。 従って、MIPCが、本発明を伴う使用に好ましい二本鎖核酸分離方法として 選択された。なぜなら、それは、電子的に至適化かつ定量化され得るディジタル 化されたデータから生じられる正確な直線状のバンド列の表示形式を生じさせる のに理想的な技術を提供するからである。二本鎖核酸断片を分離することが可能 な他の適するクロマトグラフィーの方法もまた使用されてよい。 図1は本発明の第一の局面のバンド列の表示を生じさせるためのシステム2の 一態様の図解表示である。当該システムは検出器6に接続された分離カラム4を 包含する。この検出器はA/D変換器8に接続されるアナログ出力を有する。A /D変換器出力はCPU10、例えばパーソナルコンピュータ(PC)に接続さ れる。CPUは、分離された二本鎖 核酸断片を表わすディジタル化されたデータを変換しそして1個の直線状のバン ドの列(ここで各バンドは元の混合物の分離された1個の断片に対応する)の図 形表示を出力するためのソフトウェア(図1で具体的に説明されない)を包含す る。接近して動く(close-running)断片は若干の分離では完全に分離されなくて もよいことが理解される。 CPU10はデータを記憶するための記憶装置(例えばハードディスク、フロ ッピーディスクなど)16に接続される。CPU10は、ビデオディスプレイ端 末(VDT)18、プリンタ20、または分離されたヌクレオチド断片の図形表 示を表示もしくは別の方法で出力するための他の出力装置(具体的に説明されな い)に接続されてよい。CPU10はまた、キーボード12および位置入力装置 14、例えばマウス、トラックボール、タッチパッドなどにも接続される。 好ましい分離カラム4は、米国特許出願(代理人摘要書番号TRAN1−07 6)および(代理人摘要諸番号TRAN1−077)に記述されたようなMIP Cに適するビーズで充填される。好ましい検出器6は260nmすなわちDNAの吸 収極大で稼働する紫外(UV)検出器である。検出されるべき断片が蛍光もしく は放射活性マーカーで標識される場合には、それぞれ蛍光検出器もしくは放射能 検出器が使用されてよい。分離されている断片を検出することが可能であるいか なる検出器もシステム2で使用されてよい。 システム2は所望の形状を有するバンドを生じさせ、これらは二本鎖核酸混合 物の分離された成分についての質的および量的双方の情報を提供する。例えば、 好ましい形状は線もしくは固定された幅の細長い長方形の形態のバンドである。 バンドの長さおよび場合によっては強度は、 線であれ長方形であれそのバンドにより表わされる混合物成分の吸光度に比例す る。バンドの長さおよび場合によっては強度は成分の相対的および絶対的濃度の 真のかつ正確な量である。なぜなら1個のバンドにより表わされるサンプル全体 が検出器により調べられるからである。これはゲルスラブを走査することと対照 的であり、そこでは検出器は通常バンドの中央を調べるのみである。GEP分離 により生じられるバンドは一般に均一でないため、そのように得られたデータは 定量的でも正確でもない。 二本鎖核酸の分離結果を表わす1個のバンドの列を生じさせるためのシステム 2の操作は以下のとおりである。二本鎖核酸断片の混合物の溶液が、米国特許出 願(代理人摘要書番号TRAN1−076およびTRAN1−077)に記述さ れたような分離カラム4中でその成分の断片に分離され、ここで二本鎖核酸断片 が大きさすなわち塩基対の数を基礎として分離される。二本鎖核酸混合物は、分 離の性質を変えることなく検出の感度を高めるように蛍光もしくは放射活性マー カーで標識されうる。 二本鎖核酸混合物を分離するのに有能な移動相溶媒がカラム4を通って流され る。移動相の正確な組成は分離されている二本鎖核酸混合物の性質および分子量 範囲とともに変動するとは言え、最も効果的な移動相は、水、水と完全に混和で きる有機溶媒および対イオン剤を含有する。好ましい有機溶媒はアセトニトリル 、テトラヒドロフランおよびC−1ないしC−3アルカノールを包含する。二本 鎖DNAの分離を包含する二本鎖核酸の分離を遂げるのに使用されている特定の 移動相の例は、米国特許出願(代理人摘要書番号TRAN1−076およびTR AN1− 077)に記述される。 カラム流出物はカラムに接続される検出器6を過ぎて流れるよう指図される。 検出器は二本鎖核酸もしくはそれらの標識された類似物を検出することが可能で なくてはならない。好ましい検出器はUV光源およびUV感知装置を使用して稼 働し、そして流出物が検出器を過ぎて流れる際に流出物のUV吸収の変化を測定 することにより二本鎖核酸断片の存在を検出する。分離されるべき混合物中の二 本鎖核酸断片が分離に先立ち蛍光もしくは放射活性マーカーで標識されている場 合には、それぞれ蛍光もしくは放射能検出器が使用され得る。 移動相がカラムを通って流れる際に、それは分離された二本鎖核酸断片を運搬 し、これらはより少ないからより多い数の塩基対の順序でカラムを通りそして検 出器を過ぎて溶出する。通常の状況下では、カラムに入るサンプルの全部がカラ ムを出、そして検出器セルを通って移動する。二本鎖核酸断片の存在はそれらが 検出器を過ぎて流れる際に検出され、検出器は、典型的にはアナログ出力信号、 典型的にはアナログ変動電圧を生じることにより応答する。出力信号の大きさは 、いずれかの所定の時点で検出器を通過する移動相中に存在する二本鎖核酸の量 および吸光度の関数である。 検出器6のアナログ出力信号がA/D変換器8に入力され、ここで信号がディ ジタル化され、そしてディジタル化された信号がCPU10に入力される。A/ D変換器8が検出器6のアナログ出力をサンプリングしかつディジタル化する速 度は、カラム4および検出器6を通る混合物の流速に依存し、そして場合によっ ては変動されてよい。好ましい一態様において、A/D変換器8は可変性のサン プリング速度を有し、これ はデータ収集を至適化するよう調節され得る。一般に効果的なサンプリング速度 は100ミリ秒間隔である。サンプリング速度が変動される場合には、これが、デ ィジタル化された信号が処理およびバンド表示への変換のためコンピュータで再 構築される場合に考慮に入れられる。ディジタル化された信号がCPU10によ り受領され、そして後の処理のため記憶装置16に記憶されてよい。ディジタル 化されたデータは表示/もしくは変換されることができ、そして実時間および/ もしくはオフラインで(すなわち後の時間に)バンドの形態で表示されることが できる。 検出器からのデータの全部が、たとえデータが、ある関数が何らかの別個の特 性を表示するのに使用されるように操作される場合であっても、バンドを表示す るのに使用される。例えば、バンドは、予め決められた信号閾が達せられる場合 にのみ示されうる。しかしながら、この閾値より上のデータの全部がバンドを表 示するのに使用される。分離された断片の絶対的濃度は、断片に対応する信号を 適切な標準品のものと比較することにより決定され得る。例えば、既知の塩基対 長さおよび濃度の標準品が、分離された断片に対する検出器の応答を標準化する のに使用されうる。場合によっては、二本鎖核酸断片混合物が蛍光もしくは放射 活性マーカーで標識される場合は、それぞれ蛍光もしくは放射活性の標準品が使 用されうる。 図2は検出器6からのアナログ出力を代表するサンプル信号100を具体的に 説明する。サンプル信号100は3個のピーク102、104、106を包含し 、これらは3種の異なる塩基対長さの二本鎖核酸断片を含有する混合物に応答し た検出器6の出力を表わす。サンプル信号100の高さは、検出器6を過ぎて流 れる二本鎖核酸断片の瞬間的な量を時 間の関数として表わす。3個のピーク102、104、106は、混合物中で検 出される3種のそれぞれの異なる塩基対長さのそれぞれの二本鎖核酸断片の量を 表わし、また、ピーク102、104、106の曲線のそれぞれの下の総面積は 、混合物中で検出される3種のそれぞれの異なる塩基対長さの二本鎖核酸断片の 総量を表わす。図2および後の図に具体的に説明される信号100は具体的説明 のみとしてであり、そして検出器6からの実際の信号出力を必ずしも表わさない 。 図3はサンプル信号100のピーク102、104、106のバンド表示への 変換を具体的に説明する。図3の再構築された信号100’は元のサンプル信号 100(図2)のディジタル化された値から再構築された信号を表わす。ただ考 察および表示の目的上、再構築された信号100’は、サンプル信号100が図 2で具体的に説明される状態から90度回転されて示される。図3では、時間、そ してこれゆえに塩基対長さが上から下へと増大し、そして再構築された信号10 0’の大きさが右へ増大する。 二本鎖核酸断片の図形の、例えばバンドの表示はいくつかの形態をとりうる。 例えば、第一の列110では、再構築されたピーク102’、104’、106 ’のそれぞれは対応する線112、114、116の形態のバンドにより表わさ れ、線112、114、116の垂直位置はそれぞれの再構築されたピーク10 2’、104’、106’の最大値に対応する。第二の列120では、再構築さ れたピーク102’、104’、106’のそれぞれが長方形122、124、 126の形態のバンドにより表わされ、それぞれの長方形122、124、12 6の垂直位置および長さ(紙上での垂直高さ)は第一のユーザーに選択された閾 値T1に対応する。第三の列130では、再構築されたピーク102’、104 ’、106’のそれぞれが長方形132、134、136の形態のバンドにより 表わされ、それぞれの長方形132、134、136の垂直位置および長さは第 二のユーザーに選択された閾値T2に対応する。 T1は、再構築された信号100’上でT2より大きな大きさに設定されるため、 T1に対応する第二のバンド列120のバンド122、124、126のそれぞ れは、T2に対応する第三のバンド列130の対応するバンド132、134、 136より短い長さを有する。本発明のシステムは、所望のバンド表示形態、例 えば線もしくは長方形を選択する能力をユーザーに提供し、そして、ユーザーが 、ノイズもしくは再構築された信号100’中の他の成分を濾過して除くように 閾値を変えることもまた可能にする。 加えて、線もしくは長方形のバンド表示が選ばれる場合は、ユーザーは、グレ ースケール、色、もしくは他の表示形態を表示することを選択することができ、 ここでは例えばグレースケールの強度もしくは色が再構築された信号の大きさに 対応する。代表的なグレースケールのバンド108が図4に具体的に説明される 。 図4にもまた具体的に説明されるように、利用可能な量子化レベルの数に依存 して、グレースケールのバンド表示は別個の水平の下位バンドの連続として現わ れる傾向がありうる。本発明の好ましい一態様において、「混和された(blended )」グレースケールのバンド表示(バンド全域のアナログ変動を表わす)が、個 々の画素を「点灯する(turn on)」もしくは「消す(turn off)」ことにより形成 される。バンドを形成するそれぞれの画素の線において、各画素を「つける」も しくは「消す」こ との決定は、再構築された信号100’の対応する大きさに無作為数倍をかける ことにより得られる。生じる積がある閾値より大きい場合には、画素は点灯され る、すなわち黒い(もしくは色の)点として表示される。さもなければ画素はそ のように表示されない。かように、再構築された信号100’の大きさが増大す る際に、より多くの画素がそれぞれのバンドの対応する線に沿って表示されるこ とができる。 図5は、サンプル信号中のピークのバンド表示への変換の一態様を描くフロー チャートであり、ここでバンドは長方形として表わされる。図6は、サンプル信 号中のピークのバンド表示への変換の一態様を描くフローチャートであり、ここ でバンドは線として表わされる。双方のフローチャートは、バンドが前に収集さ れかつ記憶されたデータから形成されているかのように記述されることができる 。しかしながら、当業者は、基本的手順が、サンプル信号データをバンド表示に 実時間で変換するのに使用され得ることを容易にわかるであろう。当業者はまた 、これらのフローチャートが本発明の範囲から離れることなく多数の異なる形態 で描かれ得ることも認識するであろう。 いずれかのフローチャートに入るのに先立ち、ユーザーは、典型的には、メニ ュー選択から長方形もしくは線の表示を選択することができる。最初に図5を参 照すれば、流れは初期化(INITIALIZE)処理ブロック201で始まり、ここで、カ ウンタ、所望の信号閾および他の変数が初期化される。サンプルカウンタがその 後、インクリメントカウンタ(INCREMENT COUNTER)処理ブロック202で1だけ 増される。サンプルカウンタにより示される現在のサンプルが、サンプルGE閾 値(SAMPLE.GE.THRESHOLD)決定ブロック203で信号閾と比較される。現在の サンプルが その閾値より上である場合には、そのサンプルが新バンド(NEW BAND)決定ブロッ ク204により決定されるような新たなバンドの開始として確立される場合は新 たなバンドがバンド開始(START BAND)処理ブロック205で開始される。バンド 開始(START BAND)205処理ブロックで、そのバンドのグラフィック表示出力(g raphic display output)が開始され、また、変数が、サンプル濃度および他の関 連する量を算出するため初期化される。流れはその後最終サンプル(LAST SAMPLE )決定ブロック209を通過する。使用される溶出溶媒の量は全核酸混合物をカ ラム4および検出器6(図1)を通過させるのに十分であるため、最終サンプル (LAST SAMPLE)決定ブロック209は、サンプル信号がその閾値より上である( その後検出器により検出されている断片を表わす)場合は常にそのNO出口を通 って流れることができる。 流れがその後インクリメントカウンタ(INCREMENT COUNTER)処理ブロック20 2まで戻る。バンドが開始され、すなわちサンプル信号がユーザーに特定された 閾値に達するもしくはこれを越え、そしてサンプル信号が閾値でもしくはそれよ り上で留まれば、新バンド(NEW BAND)204決定ブロックからの流れがそのNO 出口を通ってバンド拡張(EXTEND BAND)処理ブロック206に流れ、ここでその バンドのグラフィック表示出力が継続し、かつ、濃度および他の量が累算される 。この処理はサンプル信号がこの閾値より下に低下するまで継続し、それはサン プルGE閾値(SAMPLE.GE.THRESHOLD)決定ブロック203をそのNO出口を通 ってバンド中(IN BAND)決定ブロック207に流れさせることができる。第一の 閾値下サンプルがバンドが開始した後に遭遇される場合、バンド中(IN BAND)決 定ブロック207はそのYES路を通ってバンド終了(END BAND)208処理ブロックに流れることができる。バンド終了(END BAND)処理ブ ロック208では、そのバンドのグラフィック表示出力が前のサンプル(閾値に もしくはそれより上にあった)で停止され、また、濃度および他の関連する量が 表示もしくは他の使用のためユーザーにより選択されたとおり記憶される。 この処理は、サンプルGE閾値(SAMPLE.GE.THRESHOLD)決定ブロック203 がそのNO出口を通って流れ、バンド中(IN BAND)決定ブロック207がそのN O出口を通って流れ、そして最終サンプル(LAST SAMPLE)決定ブロック209が 、ラン(run)の最終サンプルを示す、そのYES出口を通って流れるまで継続す る。 閉鎖(CLOSE)処理ブロック210で、全濃度および他の関連する量を要約する データが算出され、記憶され、また、表示されることができる。 図4に具体的に説明されかつ上述されたとおり、バンドは、ディジタル化され た検出器信号の値を表わすように、色、強度、無作為画素を使用する混和された グレースケールなどを使用して表示されうる。これは、例えばバンド開始(STARD BAND)205、バンド拡張(EXTEND BAND)206およびバンド終了(END BAND)2 08処理ブロックのそれぞれで企図されてよい。 図6を参照すれば、流れは初期化(INITIALIZE)処理ブロック301で始まり、 ここで変数、カウンタ、所望の信号閾などが初期化される。最大値は選択された 閾値に等しく設定される。サンプルカウンタがその後インクリメントカウンタ(I NCREMENT COUNTER)処理ブロック302で1だけ増される。現在のサンプルが、 サンプルGE閾値(SAMPLE.GE.THRESHOLD)決定ブロック303で信号閾と比較 される。現在のサンプルが この閾値より大きいもしくはこれと等しい場合は、現在のサンプルがその後、サ ンプルGT最大(SAMPLE.GT.MAX)決定ブロック304で最大値と比較される。 現在のサンプルが最大値より大きい場合は、最大値がその後、最大=サンプル(M AX=SAMPLE)処理ブロック305で現在のサンプルの値に設定される。最大=サン プル(MAX=SAMPLE)305処理ブロックからの流れは最終サンプル(LAST SAMPLE) 308決定ブロックに進む。図5の配置と類似に、最終サンプル(LAST SAMPLE) 308決定ブロックへのYES出口は、全部の核酸混合物がカラム4および検出 器6を通過した後にのみ利用されることができる。流れはその後、インクリメン ト(INCREMENT)処理ブロック302まで戻り、そして、現在のサンプルが、信号 がピークに達しそして減少することを始めていることを示す、最大値未満になる まで継続する。これが起こる場合、処理はNO出口からサンプルGE最大(SAMPL E.GE.MAX)決定ブロック304に流れる。 バンド線引き(DRAW BAND LINE)処理ブロック306では、バンドの線がピーク 信号値に対応する位置に表示される。流れは最大=閾値(MAX=THRESHOLD)処理ブ ロック307に進み、ここで最大値がユーザーに選択された閾値に再設定される 。 この処理は、最終サンプルが達せられそして最終サンプル(LAST SAMPLE)決定 ブロック308がそのYES出口を通って流れるまで継続する。 閉鎖(CLOSE)処理ブロック309で、全濃度および他の関連および他の関連す る量を要約するデータが算出され、記憶され、また、表示されることができる。 長方形としてのバンドの表示に類似の様式で、線が、ディジタル化された検出 器信号のピーク値を表わすように、色、強度、無作為画素を使 用する混和されたグレースケールなどを使用して表示されうる。これはバンド線 引き(DRAW BAND LINE)処理ブロック306で企図されてよい。 上の記述では、バンドは信号のピーク値に従って位置を定められる線として表 示されうる。信号が1サンプル以上についてピーク値にある例では、線が、最初 のサンプル、最後のサンプルに対応した位置、または、最初と最後のサンプルの との間の予め決められたもしくはユーザーに選択された位置にピーク値で引かれ うる。 図7、8および9は、VDT18、プリンタ20もしくは他の装置上に出力さ れうるサンプル表示を具体的に説明する。図7、8および9のサンプル表示はた だ例として具体的に説明され、かつ、本発明により提供される表示の形式もしく は内容を制限しない。図7を参照すれば、第一サンプル表示ウィンドウ30は、 例えばピーク形式選択(Peak format selection)31、ゲル形式選択(Gel format selection)32およびOK(もしくは実行)33ボタンを包含する一連の制御 である。包含されうる他の制御は、当業者に公知のグラフィックス表示機能(gra phics display functions)、例えばズーム、パン、移動(水平および/もしくは 垂直)、回転、コピー、カット、ペーストなどを包含してよい。制御および/も しくは選択は、また当業者に公知であるようなメニュードリブンコマンドを使用 してもまた可能にされうる。選択されているゲル形式選択(Gel format selectio n)32制御に対応する一連のサンプルバンドの表示もまた図7に具体的に説明さ れる。 CPU10は多数の分離からのデータを記憶し得る。図7に具体的に説明され るように、複数の記憶された分離が1サンプルの成分の断片の別のサンプルのも のとの比較のために同時に表示され得る。多くの分離 が同時に表示される場合、バンドの列は図7に示されるように相互に平行である 。より分離されたサンプルが例えばVDT18上で合うことができるより比較さ れることが必要である場合は、付加的分離が、慣習的技術、例えば位置入力装置 14またはキーボード12上の矢印もしくはページアップ/ページダウンコマン ドキーを使用してスクロールすることにより現われさせられ得る。図3、4およ び7を参照すれば、バンドは線もしくは長方形として表わされることができ、か つ、色および/もしくはグレースケールを包含しうる。色および/もしくはグレ ースケールで表示されるバンドでは、各バンドの色および/もしくは強度は、そ のバンドが表わす画分中の二本鎖核酸の濃度に比例しうる。いかなるかつ全ての 分離も、いずれかの選ばれた表示形式でVDT18上に表示されることができ、 そして/またはプリンタ20もしくは他の出力装置により印刷されうる。 図8を参照すれば、第二サンプル表示ウィンドウ30’にピーク形式選択(Pea k format selection)31制御が選択されて示され、そしてサンプリングされた 信号がバンド形式で表示される。図9では、第三サンプル表示ウィンドウ30” でピーク形式選択(Peak format selection)31およびバンド形式選択(Band for mat selection)32制御双方が選択され、そしてサンプリングされた信号がピー クおよびバンド双方の形式で表示される。 上で挙げられたズームの特徴を使用して、1個の特定のバンドの列もしくはそ の一区分が電子的に拡大されて隣接するバンド間の目に見える解像度を改良し得 る。この特徴は、1個のバンドが隣接するバンドより大きな濃度で存在しかつよ り濃縮されたバンドがより小さく濃縮された バンドをわかりにくくする場合にとりわけ重要である。ゲル電気泳動分離では、 接近して泳動するより小さく濃縮されたバンドは完全に気づかれなくなるかも知 れない。複数の分離が同時に見られる場合は、レーンのズームの特徴が全部のバ ンド列に適用され得る。類似の操作および表示は、それが表示のために選ばれる 場合はピーク形式で実施されうる。 分離カラムが既知の塩基対長さおよび濃度の二本鎖核酸標準品で較正される場 合は、混合物の分離された断片の塩基対長さおよびそれらの絶対的濃度がソフト ウェアにより算出され得る。この分離および表示の方法論は再現可能であるため 、多くの混合物の成分の正確な塩基対長さが各分離についてシステムを再較正す る必要なしに算出され得る。 メニュードリブンコマンドが、分離されたバンドの積分(integration)、塩基 対長さの表示、分離された混合物中の各成分画分の絶対的濃度および相対的パー セントを包含するがしかしこれらに制限されない多様な質的および量的情報をア ルファニューメリック形式で生じさせるのに使用されうる。1個のサンプルから 分離されたバンドはまた、別のサンプルのものから電子的に差し引かれていずれ かの分離されたDNA混合物中の特定のDNA断片(1種もしくは複数)の存在 もしくは非存在の視覚的決定を単純化もしうる。類似の操作が、ピーク形状が表 示のため選ばれる場合に実施されうる。 本発明の多様な態様および特徴が記述された一方、当業者は、それらの特徴お よび機能に対する変形および付加が本発明の範囲内でなされ得ることを認識する であろう。本発明は、従って、付属として付けられた請求の範囲の範囲によって のみ制限されることを意図される。
【手続補正書】 【提出日】平成12年4月14日(2000.4.14) 【補正内容】 [請求の範囲] 『1.b)二本鎖核酸断片の混合物をマッチドイオンポリヌクレオチドクロマト グラフィー(MIPC)により塩基対長さ画分に分離し; c)分離された塩基対長さ画分を、UV検出器、蛍光検出器もしくは放射能検出 器で検出し; d)検出された塩基対長さ画分に対応するディジタル化された信号を提供し;そ して e)ディジタル化された信号を各バンドが塩基対長さ画分に対応するバンドの列 に変換する、 段階を含んで成る、各バンドが算出された塩基対長さを有する二本鎖DNAの特 定の画分を表わすバンドの列を生じさせる方法。 2.画分のそれぞれの塩基対長さを算出すること、および、各画分の塩基対長 さをそれぞれのバンドと関連して表示することを包含する、請求項1記載の方法 3.バンドの列中の1個のバンドの位置がそれぞれの画分中のDNAの塩基対 の数と相関する、請求項1記載の方法。 4.バンドの列が線もしくは長方形の列として表示される、請求項1記載の方 法。 5.a)二本鎖核酸断片の混合物を塩基対長さ画分に分離するためのMIPC 分離手段; b)それらの分離された塩基対長さ画分を検出するためのUV検出器、蛍光検出 器もしくは放射能検出手段; c)検出された塩基対長さ画分に対応するディジタル化された信号を提 供し、そしてディジタル化された信号を各バンドが塩基対長さ画分に対応するバ ンドの列に変換するためのコンピュータおよびソフトウェア手段、 を含んで成る、1個のバンドの列を生じさせるための装置であって、各バンドが 算出された塩基対長さを有する二本鎖DNAの特定の画分を表わす装置。 6.コンピュータおよびソフトウェア手段が、画分のそれぞれの塩基対長さを 算出するための手段、および各画分の塩基対長さをそれぞれのバンドと関連して 表示するための手段を備える、請求項5記載の装置。 7.コンピュータおよびソフトウェア手段がバンドの列を表示するための手段 を包含し、ここでバンドの列中の1個のバンドの位置がそれぞれの画分の塩基対 長さと相関する、請求項5記載の装置。 8.コンピュータおよびソフトウェア手段が、バンドを1個の線もしくは長方 形の列として表示するための手段を備える、請求項5記載の装置。 9.コンピュータおよびソフトウェア手段が、バンドを色で表示する(そして 各バンドの色が各バンドで表わされる断片の量と相関する)、もしくは、バンド をグレースケールで表示する(そして各バンドのグレースケールのレベルが各バ ンドで表わされる断片の量と相関する)ための手段を備える、請求項5記載の装 10.コンピュータおよびソフトウェア手段が、各画分中のDNAの塩基対長 さ、各画分中のDNAの濃度、およびバンドの列中の各バンドについての各画分 の分離時間を算出するための手段を備える、請求項5 記載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.マッチドイオンポリヌクレオチドクロマトグラフィー(MIPC)により分 離された二本鎖核酸断片を1個のバンドの列として表わす方法であって、当該方 法が、 a)二本鎖核酸断片に対応するディジタル化された信号を提供すること;および b)ディジタル化された信号を1個のバンドの列に変換すること を含んで成る方法。 2.ディジタル化された信号を提供する段階が、 i)MIPCにより二本鎖核酸断片を分離すること; ii)分離された二本鎖核酸断片を検出すること;および iii)検出された二本鎖核酸断片に対応するディジタル化された信号を提供する こと を含んで成る、請求の範囲1の方法。 3.ディジタル化された信号を提供する下位段階が、検出された二本鎖核酸断片 に対応するアナログ信号を提供することおよび当該アナログ信号をディジタル化 することを含んで成る、請求の範囲2の方法。 4.クロマトグラフィーの方法が二本鎖核酸断片の塩基対の数を基礎とした分離 を含んで成る、請求の範囲2の方法。 5.分離された二本鎖核酸断片を検出する下位段階が紫外(UV)検出器を使用 することを含んで成る、請求の範囲2の方法。 6.分離された二本鎖核酸断片を検出する下位段階が蛍光検出器を使用すること を含んで成る、請求の範囲2の方法。 7.分離された二本鎖核酸断片を検出する下位段階が放射能検出器を使 用することを含んで成る、請求の範囲2の方法。 8.バンドの列中の1個のバンドの位置がそれぞれの断片中の二本鎖核酸の塩基 対の数と相互に関係する、請求の範囲1の方法。 9.バンドの列が線の列として表示されうる、請求の範囲1の方法。 10.バンドの列が長方形の列として表示されうる、請求の範囲1の方法。 11.バンドが色で表示され、また、バンドの色がそのバンドにより表わされる 二本鎖核酸断片の量と相互に関係する、請求の範囲9の方法。 12.バンドがグレースケールで表示され、また、バンドの長さに沿った一点で のグレースケールのレベルが、ディジタル化された信号の対応する点での閾値レ ベルより上のそれぞれの二本鎖核酸断片の量と相互に関係する、請求の範囲9の 方法。 13.長方形のバンドの長さが、ユーザーが選択可能な閾値レベルより上のそれ ぞれの二本鎖核酸断片のレベルの存在と相互に関係する、請求の範囲9の方法。 14.バンドの列がその対応するディジタル化された信号と同時に表示されうる 、請求の範囲1の方法。 15.MIPCにより分離された二本鎖核酸断片を1個のバンドの列として表わ すための装置であって、当該装置が a)ディジタル化された信号を捕捉するための捕捉手段であって、当該ディジタ ル化された信号は二本鎖核酸断片に対応し、 b)ディジタル化された信号を二本鎖核酸断片に対応する1個のバンドの列に変 換するための変換手段、および c)バンドの列を表示するための表示手段 を含んで成る装置。 16.捕捉手段がA/D変換器を含んで成る、請求の範囲15の装置。 17.捕捉手段が、それと連絡にある二本鎖核酸の検出器を有するMIPC分離 カラムを含んで成り、当該二本鎖核酸の検出器がA/D変換器に接続されたアナ ログ出力を有する、請求の範囲16の装置。 18.二本鎖核酸の検出器がUV検出器を含んで成る、請求の範囲17の装置。 19.二本鎖核酸の検出器が蛍光検出器を含んで成る、請求の範囲17の装置。 20.二本鎖核酸の検出器が放射能検出器を含んで成る、請求の範囲17の装置 。 21.変換手段が、ディジタル化された信号を1個の直線状のバンドの列に変換 するためのCPUを含んで成る、請求の範囲15の装置。 22.表示手段が複数の直線状のバンドの列の表示のための手段を含んで成る、 請求の範囲15の装置。 23.それぞれの対応するバンドの列により表わされる各二本鎖核酸断片の塩基 対の数、濃度および保持時間を算出するための算出手段を含んで成る、請求の範 囲15の装置。 24.バンドの列中の各バンドの算出された塩基対長さ、濃度および保持時間の アルファニューメリック表示のためのアルファニューメリック表示手段を含んで 成る、請求の範囲15の装置。
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