JPH08211039A - 試料分析装置 - Google Patents

試料分析装置

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JPH08211039A
JPH08211039A JP3622095A JP3622095A JPH08211039A JP H08211039 A JPH08211039 A JP H08211039A JP 3622095 A JP3622095 A JP 3622095A JP 3622095 A JP3622095 A JP 3622095A JP H08211039 A JPH08211039 A JP H08211039A
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JP
Japan
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data
chromatogram
analyzed
sample
substance
Prior art date
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Pending
Application number
JP3622095A
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English (en)
Inventor
Norio Mukai
紀雄 向
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08211039A publication Critical patent/JPH08211039A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 現在分析している試料中の物質を直ちに同定
することができ、且つ現在採取され分析されているデ−
タが正常値かどうかも、直ちに判断できる試料分析装置
を提供する。 【構成】 クロマトグラムデ−タ採取装置1と、クロマ
トグラムデ−タ処理装置魔で処理されたクロマトグラム
デ−タ及び既知物質のクロマトグラムデ−タを記憶する
記憶手段2aと該記憶手段よりデ−タを取り出す記憶取
出手段2bとデ−タ処理手段2cを備えた中央演算処理
装置2と、既知物質のクロマトグラム及び分析されるク
ロマトグラムデ−タをリアルタイムに表示する分析デ−
タ表示装置3と、で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスクロマトグラフ
或いは液体クロマトグラフ等の試料分析装置、より詳し
くは試料の分析に際し試料と同じ物質構成を持つ試料か
ら予めデ−タ採取し格納しておいたクロマトグラムを表
示しておいて現在の分析デ−タをリアルタイムで比較表
示することのできる試料分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフ或いは液体クロマト
グラフ等で試料を分析する場合、検出器で検出されたデ
−タは陰極線管(CRT)や液晶等の表示装置で表示さ
れ、そのままリアルタイムでプロットするようになって
いる。そして経過時間に対するピ−クとして表示される
クロマトグラムを解析して試料中の物質の同定が行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記するように、ガス
クロマトグラフ等の従来の分析装置のクロマトグラム
は、現在採取され分析されるデ−タしか表示されないた
めクロマトグラム上にピ−クが出現したとしても基準物
質或いは既知の物質等の比較すべき他の対象がなくどの
ような物質に対応するピ−クであるのかを即時に判断す
ることができない。即ち、現在分析中の試料で表示装置
に表示されている或るピ−クは何という物質でどの程度
の量が含まれているのかをリアルタイムに知ることはで
きない。例えば、クロマトグラフィを利用して本来存在
すべきでないような物質(食料品中の農薬や重金属等の
環境汚染物質)を対象として分析する場合、分析デ−タ
を処理した後既存のデ−タに照らして始めてその物質を
同定するというのが従来の方法である。
【0004】この発明は上記課題に着目してなされたも
のであり、現在分析している試料中の物質を直ちに同定
することができ且つ現在採取され分析されているデ−タ
が正常値かどうかも直ちに判断することのできる試料分
析装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、試料分析装置が、クロマトグ
ラムデ−タ採取装置と、該クロマトグラムデ−タ処理装
置で処理されたクロマトグラムデ−タ及び既知物質のク
ロマトグラムデ−タを記憶する記憶手段とこれらのクロ
マトグラムデ−タを該記憶手段より取り出す記憶取出手
段とデ−タ処理手段を備えた中央演算処理装置と、前記
既知物質のクロマトグラム及びクロマトグラムデ−タ採
取装置により分析されるクロマトグラムデ−タをリアル
タイムに表示する分析デ−タ表示装置とを備えたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】試料分析装置を上記手段とした場合の動作は次
のようになる。 CPUの記憶手段に格納されている既知物質のデ−タ
を記憶取出手段で読み出しリアルタイムプロット用の分
析デ−タ表示装置にそのデ−タのクロマトグラムを描画
する。分析しようとする未知試料をガスクロマトグラ
フ等のクロマトグラムデ−タ採取装置に注入し分析を開
始する。そしてその分析デ−タのクロマトグラムをCP
Uの記憶手段に保存(格納)していく。前記予め描画
してあるクロマトグラムと同じ範囲若しくは二つのクロ
マトグラムと比較するのに妨げとならないように隣接し
た範囲に採取したクロマトグラムデ−タを前記分析デ−
タ表示装置にリアルタイムで表示する。リアルタイム
でプロットしていくクロマトグラム中にピ−クが出現し
た時予め表示してある既知デ−タのクロマトグラムと比
較することにより出現した未知試料のピ−クの同定を行
う。
【0007】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1(A)はこの発明の試料分析
装置の構成を示す図である。1はクロマトグラムデ−タ
採取装置、例えばガスクロマトグラフや液体クロマトグ
ラフ等注入された試料を分離し且つ検出する装置であ
る。2は中央演算処理装置(CPU)であって前記クロ
マトグラムデ−タ処理装置1で処理されたデ−タを記憶
する記憶装置2a(例えばハ−ドディスクやフロッピイ
ディスク等)と、記憶取出装置2bと、デ−タ処理装置
2c等より構成される。
【0008】前記CPU2の記憶装置2aには予め種々
の既知物質が前記クロマトグラムデ−タ採取装置1によ
って分析され所定の分析デ−タとして保存(格納)され
ている。即ち、既知物質の分析デ−タとして純粋な物質
や混合比率の判明している2〜3種類の混合物質或いは
更に多くの数種類の混合比率の分かっている既知混合物
質の分析デ−タが格納してある。3は分析デ−タ表示装
置であって前記CPU2に格納されている既知物質のデ
−タを同時に表示すると共に、前記クロマトグラムデ−
タ採取装置1で分析されたデ−タを時間経過に対するピ
−クとしてリアルタイムに表示する装置である。この分
析デ−タ表示装置3としては、例えば陰極線管表示装置
や液晶表示装置が用いられるが、このような表示装置で
なくても記録紙等に直接同時にプロットアウトするプリ
ンタ装置でも良い。この分析デ−タ表示装置3は、図1
(B)に示すように、既存デ−タ表示部3aとリアルタ
イム表示部3bとに分けて表示するようにしても良い。
【0009】この発明の試料分析装置の構成は以上のよ
うであるが、予め表示しておく既存のデ−タとして目的
としている物質の標準品で構成されている標準試料から
採取したものを用いることにより、或る試料について分
析する場合、プロットされているクロマトグラム中に出
現したピ−クを直ちにリアルタイムに確認し同定するこ
とができる。更に、同一物質構成を持つ試料からデ−タ
採取したクロマトグラムと比較して現在のデ−タ採取が
正常か否かも判断することができる。次に或る試料を分
析する場合の動作について説明する。 (1)CPU2の記憶装置に格納されている既知物質の
デ−タを読み出しリアルタイムプロット用の分析デ−タ
表示装置3にそのデ−タのクロマトグラムを描画する。 (2)分析しようとする未知試料をガスクロマトグラフ
等のクロマトグラムデ−タ採取装置1に注入し分析を開
始する。そしてその分析デ−タのクロマトグラムをCP
U2の記憶装置2aに保存(格納)していく。 (3)上記(1)で予め描画してあるクロマトグラムと
同じ範囲若しくは二つのクロマトグラムと比較するのに
妨げとならないように隣接した範囲に採取したクロマト
グラムデ−タを分析デ−タ表示装置3にリアルタイムで
表示する。 (4)リアルタイムでプロットしていくクロマトグラム
中にピ−クが出現した時予め表示してある既知デ−タの
クロマトグラムと比較することにより出現した未知試料
のピ−クの同定を行う。
【010】尚、上記するように表示する既知物質のデ−
タファイル中のクロマトグラムのピ−クに対応する物質
名を予めデ−タファイルに記憶させておき、表示する際
にクロマトグラムのピ−ク付近にこの記憶させておいた
物質名を表示することにより未知物質の同定を容易に行
うことができる。
【0010】
【発明の効果】以上詳述したような構成としたこの発明
によれば、或る未知の試料を分析する場合、デ−タ採取
の際に行われるリアルタイムのプロット中のクロマトグ
ラムピ−クの同定が直ちに可能となる。また、同じ物質
構成を持つと思われる試料を繰り返しデ−タ採取する場
合、標準試料を予め表示しておくのではなく、これから
デ−タ採取を行う試料と同じ物質構成を持つ試料からデ
−タ採取したクロマトグラムを表示してこれら二つのク
ロマトグラムを比較することで現在のデ−タ採取が正常
に行われているかを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)はこの発明の試料分析装置の構成を
示す図であり、図1(B)は同一画面でクロマトグラム
を分離して表示する試料分析装置の表示装置の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 クロマトグラムデ−タ採取装置 2 中央演算処理装置 2a 記憶装置 2b 記憶取出装置 2c デ−タ処理装置 3 分析デ−タ表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロマトグラムデ−タ採取装置と、該ク
    ロマトグラムデ−タ処理装置で処理されたクロマトグラ
    ムデ−タ及び既知物質のクロマトグラムデ−タを記憶す
    る記憶手段とこれらのクロマトグラムデ−タを該記憶手
    段より取り出す記憶取出手段とデ−タ処理手段を備えた
    中央演算処理装置と、前記既知物質のクロマトグラム及
    びクロマトグラムデ−タ採取装置により分析されるクロ
    マトグラムデ−タをリアルタイムに表示する分析デ−タ
    表示装置と、を備えたことを特徴とする試料分析装置。
JP3622095A 1995-01-31 1995-01-31 試料分析装置 Pending JPH08211039A (ja)

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