JP2001504031A - 固体分離機 - Google Patents
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Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Centrifugal Separators (AREA)
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
Abstract
(57)【要約】
軸線上を回転する複数の径が異なる波形のディスクを使用した粒体分離機であり、該軸線上には大ディスク(3c)間に小ディスク(3b)が取り付けられてフィード内の異なるサイズ範囲の物質を分離するようにされている。サイズが過大の物質は大径ディスクの外側に保持され、中間サイズの物質は小径ディスクの外側に保持され、サイズが過小の物質は大ディスク及び小ディスクの間を通過するようにされている。コレクタ(4)を使用して過大、中間及び過小サイズの物質をそれぞれ別個に分離するようにされている。分離機上に垂れ下がったストラップまたはチェーン(12)が物質が虚偽に過大部分に戻されるの防止する。
Description
【発明の詳細な説明】
固体分離機
本発明は、粒体をサイズに応じて分級する粒状固体分離機に関する。斯かる分
離機、石炭または金属鉱石等の鉱物、割栗、灰または土壌等の廃材、加工用供給
原料、顆粒状等の食料及び湿ったまたは乾燥した物質に使用することが可能であ
る。
本発明の目的は粒状物質を分離する簡単で効率の良い手段を提供し、且つ、分
粒ベッドを不要にし、それに伴ってコスト及び故障の可能性を低減することであ
る。
従来の分粒装置は、例えば、英国特許第448838号または英国特許第10
87921号に開示されており、偏心回転ディスクを互いにかみ合うように配列
したスクリーンを含んでいる。斯かる装置は多数の可動部品を含んでおり複雑、
高価であって、特に粗い鉱物を扱う時には破損し易い。
本発明に係わる粒体分離機は、
同心回転するように取り付けられた複数の小ディスク及び該小ディスクより半
径方向寸法の大きく且つ前記小ディスクと同心に回転するように取り付けられた
多数の大ディスクを備え、前記小ディスクが前記大ディスクの間にスペーサを介
して配置されているロータと、
該ロータに突き当たる粒状物質の流れを付与するようにされた送り装置即ちフ
ィードと、
前記大ディスク間の通過は可能にするが前記小ディスク間の通過を防止する寸
法を有した物質を収集する手段(大ディスクを収容できる狭間またはスロットを
備え、鋸壁または縁が前記小ディスクの縁と協働するように配置されたドクター
(doctor)等の)を有した収集器即ちコレクタとを備えていることを特徴
とする。
ドクターの縁は対応するディスクの縁に当接することが可能であり、または、
対応するディスクから隔置して、遠心力で物質の流れをロータの中心から外側方
向へコレクタに向けて押し出すようにすることも可能である。斯かるコレクタは
、外側方向へ移動する流れにかかる重力の作用を考慮して正しく分粒した物質
を捕捉するように位置決めすることが可能である。
本発明に係わる装置を2つ以上連続させて使用して、1つの物質の流れから連
続して分離をすることが可能であるが、単一のロータが好適である。ロータを揺
動、例えば、半径方向に振動させることが可能である。
分離されていない物質は直接ロータに向けて送られるのが好適であり、ロータ
の軸線に向けるのがより好適である。つまり、絞り即ちチョーク(choke)
または部分的チョークフィードである。接線方向の流れは効率的な分離を行うに
は好適ではない。分離されていない物質の自由な流れ即ち自重による流れが好適
となる。
大小のディスクはロータ上に交互に配置することが可能である。或いは、粒状
物質の分粒分析に合った任意の順序に配置することが可能であり、例えば、各大
ディスクの間に2枚以上の小ディスクを配置するようにしても良い。ロータは車
軸を有して、その上にディスクを取り付けるようにすることが可能である。或い
は、車軸がドラムを備えて、該ドラムの上にディスクを取り付けるようにしても
良く、ドラムの直径は軸線の直径より略大きくして、例えば、1メートルまでと
する。大ディスク自体ロータの軸線方向の位置によって径を異なるようにするこ
とが可能であり、ロータ軸線の中央で径が最大となりロータ端に向かって径が漸
次減少していくのが好適である。
3つ以上のサイズの異なるディスクを使用することが可能である。
大小のディスクの中間のサイズを有する中間ディスクを小ディスクの間に配置
することが可能である。複数のコレクタは、中間ディスクの各々の縁から物質を
収集するように配置したドクタを有することが可能である。
清浄用コレクタを設けてロータが一回転する間にロータを清浄するようにする
ことが可能である。清浄コレクタの鋭くとがった先即ちタイン(tine)が全
てのディスクの間を通ってディスク間につかえた粒体を除去するのが好適である
。清浄コレクタは第1のコレクタとフィードとの間でロータの回転回りの都合の
良い位置に配置することが可能である。
ディスクは円形であるのが好適である。本発明の好適な実施例では、大ディス
クのセグメントを除去して外縁の切欠きを形成している。これによりサイズの過
大な物質片があった場合に、該物質片に係合して前方へ推し進めて斯かるサイズ
の過大な物質片がロータ上に止まるのを防止する。或いは、大ディスクまたは全
てのディスクの外縁を非円形、例えば、多角形または波形にすることが可能であ
る。
本発明の第1の実施例では、全てのディスクが同一の速度で回転するように配
置されており、共通の軸線に固定するのを可能にしてある。
本発明の第2の実施例では、選択したディスクまたはディスクセグメントを異
なる速度で回転するがまたは静止するようにしてある。これにより物質がロータ
間に接着するのを低減する効果がある。粒体が分離機から遠心力でまたはロータ
ディスク上に着地した時に跳ね返って投げ出されるの防止するために、本発明に
よる分離機には、外縁の一部に亘って粒体がディスクの半径方向に分離機から離
れるのを禁止する拘束手段が設けられている。
本発明の分離機は従来のスクリーン振動分離機の場合より小型にして、容易に
一時的な場所へ搬送可能なようにすることができる。
添付図面を参照して本発明を例として説明する。添付図面中、
図1は、本発明の装置の立面略図であり、
図2は、図1の装置のロータの平面図であり、
図3は、図2のロータの類型の平面図であり、
図4は、送り装置及びコレクタ装置と関連する代替のロータの平面図であり、
図5及び図6は、ロータにしようすることが可能なディスクの代替のパターン
であり、
図7は、図4のロータと類似(同一ではなく)のロータを使用した装置の端部
立面断面図であり、
図8及び図9は、それぞれ更に別の代替のロータの平面図及び端部立面図であ
り、
図10は、調整自在のコレクタを有した本発明の代替の実施例を図示している
。
図1及び図2に図示した装置は、石炭等の粒状物質を1メートル落下させてス
プレッダまたはコレクタプレート1上へ搬送するコンベヤ8を備えており、典型
的な採掘石炭供給での速度は毎時50t/時間である。スプレッダ1は、半径1
メートルで弯曲したフィードシュート2の表面の端から端まで均一に物質を配分
するように配置されており、図10で最も良く分かる如く、その下方(垂れ下が
った)縁がロータ3にかなり接近して一致すると共にロータの軸線に向かうよう
になっていることから、「チョーク」または「部分的チョーク」フィード2aと
なるように配置されている。図1に戻ると、スプレッダ1には一方の端に設けら
れたピボット及び調整自在の部分1aが設けられて物質の流れがロータヘ到達す
るよう制御するようにされている。スプレッダ1及びシュート2は協働してホッ
パシュートのように作動する(または、実際にホッパシュートを設けることも可
能である)。重いチェーンをカーテン状にまたは弾性的に跳ね返る板(図示なし
)をスプレッダプレート1/1aの下方端から垂れ下げて、過大な粒体がフィー
ド領域から時計方向へ移動して退出し、一方正常のサイズの粒体はロータ内へ進
入できるようにすることも可能である。シュート2は弯曲させる必要はない。シ
ュートは水平に対して50度乃至70度に取り付けて、ロータに対して厳格に半
径方向となる点からずらして配置する、即ち、その下方端がロータの軸線の高さ
または該高さの少し上方で終端するように配置することが可能である。図2に図
示した如く、ロータは車軸6を備えており、該車軸上に多数の円形ディスクが配
置されている。交互に置かれたディスク3cの変形は200ミリメートルであっ
て、その間に配置した小ディスク3bより約50ミリメートル大きくしてある。
その他の例では、連続した大ディスク3cの間に2、3または4枚の小ディスク
3bが配置されている。斯かるディスクは軸線方向の厚さが10ミリメートルで
半径が90ミリメートルのスペーサ3aにより軸線方向に分離されている。斯か
るスペーサ3aは同軸状または偏心して取り付けることが可能である。
図3は代替のロータを図示している。ここでは、連続した大ディスク3cの間
に3枚の小ディスク3bが配置されている。大ディスク3c自体サイズが漸変し
ており、ロータ3の端部では500ミリメートルであるがロータの中央では1メ
ートルにされている。この構成はベルトの端より中央部においてより多くの物質
を搬送すると言った典型的なコンベヤ8の傾向と釣り合いをとるものであり、「
図2」のロータでは端部で処理能力に余力がある一方で中央部では供給過多とな
ってしまう。「図3」のロータでは、ディスク3cの径が漸変していることから
、中央部に搬送された余分な物質が再度端部へ向けて搬送されるようにされてい
る。
フィード2は調整自在であって、下方緑におけるロータへの供給角度を水平に
対して30度乃至75度の広い範囲で調整可能となって、供給物質の分級分析、
含水率及び仕様(硬度、密度及び形状等の特性)に合致するようにされており、
(前記した如く)50度乃至70度が好適である。
斯かる装置の使用に当たっては、小ロータ及び大ロータ間での分離より小さい
寸法を有した物質は該ロータ間を通過してシュート9内へ落下する。大ディスク
3c間を通過できない粒状物質はロータの外縁から外されて第2のシュート10
内へ落下する。大ディスク3c間は通過できるが小ディスク3b間は通過できな
いようなサイズの物質はスロットを設けたコレクタ4により収集される。該コレ
クタは小ディスクの寸前まで接近しており、前記スロットが大ディスクを収容す
るようにされている。この中間サイズの物質は大きな物質と一緒にシュート10
内へ収集するようにしても良く、または、該中間サイズ物質ようの専用のシュー
ト(図示なし)を設けることも可能である。
清浄器即ちクレンザは鋭く尖った先即ちタイン5を有しており、該タインは全
てのディスク間を通過してスペーサ3aの表面を丁度清浄できるまで伸長してい
る。タインはシュート2の上流側の任意の位置にあるコレクター4の下流側に配
置されている。本例では、交互のタイン5は「6時」の位置に、その他のものは
「9時」の位置に配置されている。タインの位置をこのようにジグザクにするこ
とで装置が停止する危険性を最小限にしている。即ち、過大な粒体が隣接したデ
ィスク3c間に詰まってタイン5に打ち当たると、該ディスクが撓んで詰まった
粒体が解放される。
上部縁で枢動する重量直立の板がバリヤ7を形成し、該バリヤが装置に進入す
る物質がコレクタ10内へ過多に供給されるのを防止する。
図5に図示する如く、幾つかの大ディスクまたは大ディスクの各々が縁部を切
削して外縁の切欠きまたは鋸歯状円弧または波形を形成して大きな物質片がロー
タ上に着座するのを防止するようにされている。ロータ縁部の切欠きまたはその
他の形状により大きな物質片に加えられる衝撃により該片がバリヤ7を通り抜け
てコレクタ10内へ推し進められる。従って、図5に図示したディスクは2つの
外縁セグメントを除去またはディスク縁を弯曲または鋸歯状にして、ロータから
大きな粒体を排除するようにされている。切欠きの角度範囲2は物質のサイズ及
び形状により決定する。例えば、スレート片の場合には比較的大きな切欠きまた
は鋸歯を使用することが必要となる。分離する物質の全てが最大ディスクを通過
し、例外的に大きな片のみが切欠きの使用を必要とすることが好適である。図面
の下方部分に図示した楕円形のディスクを代替的に使用して同一の作用を達成す
ることも可能である。更に別の代替のディスク形状は正多角形(例えば24面の
)または波形である。つまり、斯かる形状は、粒体がディスク間スロットに落下
する前に粒体を余分に撹拌し、従って、供給物が湿った「粘りのある」場合には
特に、分級の精度を上げるの一助となる。撹拌増大(agitation−em
hancement)の程度は直接波形の半径方向高さに関係する。撹拌が、特
に「12時」の位置当たりで大きくなればなる程、分離作用が改善される。特に
、細粒は粗い粒体上に乗って誤って「粗い」排出としてもどされることが少なく
なる。波形ディスクは、また、湿った供給原材が静止した不動のベッド2aを形
成するのを防止する。ホッパシュートフィードを1/1a/2で使用する場合ま
たはチェーンが存在する場合には特に好適であり、全てのディスク3を波形にし
、最大ディスク(場合に応じて3c、3dまたは3e)の波形を小デイスクより
大きく、深く且つより過大にする。図6は、長軸を整列させるかまたはオフセッ
トして使用することのできる楕円形ディスクを図示している。
図1、図7及び図10を参照すると、物質(「自由流れ」状態の)が「チョー
ク」または「部分的チョーク」フィードとしてロータ組立体へ進入する(即ち、
例えばディスク開口部、物質分析及び湿気に応じて水平から30乃至45度とな
る)。物質がディスク外縁の回りを「搬送」される時に方向の転換が必要となる
。この転換点において全ての粒体が新たな回転方向へ加速されて下記が生じる、
即ち、
(i)ロータに突き当たったときの自由流れフィードの程度及び「開放面積」
に応じた粒体の第1の分離、
(ii)物質が方向を転換し、小ディスク先端及び大ディスク側部により加速/
再調整される時の第2の分離、及び
(iii)大きな/粗い粒体に接着していた細粒の第3の分離である。
この第3の分離は、「外縁コンベヤ」上で加速及び物質の再調整がなされ
るとき、「過大」な粒体とディスク側部/縁が接触/擦りあって生じる。
(i)、(ii)または(iii)からの全ての過小物質は小ディスク間から解放
されてシュート9内へ落下するようにされている。大きな物質に就いてはコレク
タ4の位置により決定される。斯かる場合には、ディスクの外縁速度がロータ上
の物質の流れ(その方向での)より速くされる。
図4は、小ディスク3b及び大ディスク3eの中間の半径を備えたディスク3
c、3dを有した代替のロータを例示している。外側ディスク3e間の分離より
大きな寸法を有した物質はロータから排除される。それより小さな寸法の物質は
ロータ内へ進入することができる。
ディスク3d及び3e間の分離より小さく、3c及び3d間の分離より大きな
物質はディスク3cの縁に当接するコレクタにより除去される。プレート3c及
び3d間を通過できるより小さな物質は同様にディスク3bの縁に当接するコレ
クタのタインにより収集することが可能となる。細かい物質は衝突せずにロータ
を通過する。斯かる分離を利用するには、コレクタ4、または図4及び図7に図
示した如く、円周方向に隔置した多数のコレクタ4(4w、4x、4y、4z)
を利用することが可能である。最も粗い部分に対しては、コレクタ4wがドクタ
として作用して、最大ディスク3e僅かに離れて位置する。次に粗い部分に対し
ては、コレクタ4xが同様にドクタとして作用して、次に大きなディスク3dま
で半径方向内側へ突出しており、スロットまたは切り抜きの形態の狭間を備えて
ディスク3eの回転を可能にしている。次に細かな部分に対しては、コレクタ4
yが更に半径方向内側へ、即ち、より小さなディスク3cまで突出しており、デ
ィスク3e及び3dに接触しないための切り抜きを有している。最後に、2番目
に細かな部分に対しては、コレクタ4zが最小ディスク3bまで半径方向内側に
突出した、ディスク3c、3d及び3eに接触しないためのスロットまたは切り
抜きを備えた組合わせ部を有している。粒体の最も細かな部分はディスク3bと
隣接するディスク間の間隙内へ通過して入り、コレクタ4zの裏側を介して分離
機の外側へ落下するようにされている。(図7に図示した分離機ではディスク3
e及びそれに対応するコレクタ4wが省略してある。)
ディスク3のサイズを多種多様にすることで粒体が分離機内へ落下する際に粒
体の事前分離を行う一助となっており、細かな粒体が誤って粗い部分に戻される
の可能性を低減している。
コンベヤ8からフィード2までの落高(例えば、乾燥した供給物の場合には2
分の1メートル、湿った供給物には1メートル)、チェーンからなる成るカーテ
ン(図示なし)の摩擦作用及びストラップ12の摩擦作用は全て、大きな粒体に
乗っている細かな粒体を分離させることで、該細粒体が誤って進入するのを低減
する一助と成っている。車軸6を、好適には、垂直方向に、機械的に組織されて
いる場合には低周波(例えば、カム作用により)で高振幅で、或いは、電気的に
組織されている場合には高周波で低振幅で、例えば、10mm/50Hzまたは
1mm/500Hzで振動させることで分離がさらに改善される。これにより円
周方向のジグ作用がもたらされる。
図8は大きな片から細かな物質を分離する代替装置の平面図、図9はその立面
図である。大小のディスク20及び21が一体構造として形成されて、細かな物
質が通過することの可能な一連の溝が現出する。粗い物質はコレクタ22により
ロータの表面から除去される(ディスク20/21はより大きな搬送ディスク3
0に囲繞されている)。
図10は本発明の修正例を例示しており、該例はピボット14の回りに移動自
在となって、ロータの縁に隣接した第1の位置と小ディスク3bに隣接した第2
の位置との間でタインの端部の半径を調節するコレクタを有している。これによ
り、収集する物質のサイズを必要に応じて調整することが可能となる。ロータ速
度もまた例えば75乃至300rpmの範囲で調整できて、分離の程度を更に制
御できるようにされており、速度を遅くし、速度以外の要素(供給原材サイズ分
布、供給速度、含水率及びシュート角度/位置)を等しくした場合には、「細か
い」と分級される粒体の割合が増大する。斯かる調節は従来の分離装置では容易
に達成できるものではなかった。更に、コレクタをロータの回りに半径方向に移
動することも可能である。これにより、タインの端部の位置を調節してロータが
推し進める物質流に加わる重力の影響を補償することが可能となる。
本発明の代替実施例では、ディスクの幾つかまたは全ての間の間隔を調節自在
として分離する粒体のサイズを規制することが可能である。
図7及び図10はフィードシュート2を特に弯曲する必要がなく、細粒体のベ
ッドが既に形成されている場合、即ち、2aとして図示したチョークフィードが
ある場合には、該フィードシュートを大体「10時」または「11時」のいずれ
かの位置、または、更に「9時」の位置まで低くして終端することができること
を図示しており、斯かる状況においては、分級する物質は、譬え湿っていても(
この場合波形ディスクがより信頼できるが)時計方向に回転するロータ3により
前記ベッド上に上るように搬送される。図7は、また、排出ダクト4の上方(先
端)縁が「3時」の位置と面一かまたは低くすることも可能であることを図示し
ており、排出ダクトが2つ以上ある場合には、上方縁は同一の高さであるのが好
適である。
クレンザのタイン5は「8時」の位置(シュート2から離れて)、または、5
時または6時、または、図示の如く交互に配置することが可能であり、詰まった
粒体を除去するばかりでなく、スペーサ3aを擦るようにして細粒体が接着しな
いように機能する。タインを異なる位置に交互に配置することの利点は、タイン
が詰まった粒体に係合した時にディスクが撓んで比較的妨げのない状態になって
詰まった粒体が解放されることである。
図7は、図1のピボットの付いたバリヤ7の類型を図示している。ロータ3と
同じ幅に重量プレート7aがロータ3の上方でロータに平行に、ロータの上死点
前でピボットから垂下している。革、ゴムまたはその他の若干可撓性があり滑動
的過ぎない材料から成る重量カーテン12が前記プレート7aの下方縁から垂下
している。該カーテン12は深く縁取りされており、横方向に当接する1組のス
トラップであると考えることが可能である。より効果的に動かないものとする場
合には、カーテン12を、略図に図示するごとく、プレート7aの底部に溶接し
た多数の緊密に隔置した重量チェーンで構成することも可能である。該カーテン
は概ね「12時乃至3時」までのロータ3の4分円弧に亘って垂れ下がって載置
されて、外側方向へ跳ね返り、さもなければ、誤って「粗い」コレクタ4x内へ
入ってしまう粒体を保持する役目を果たす。実際、カーテンはその重量によって
粒体を半径方向内側へ押す傾向にさえあり、望ましくない粒体の粗い部分への進
入の発生率を更に低減する。この作用は波形ディスク3dの場合に増大され、該
波形ディスクがカーテン12の摩擦に反して粒体を時計回り方向へ駆動して、カ
ーテンを波だたせて跳ね返すようにして、カーテンの粒体に当たる衝撃をよりダ
イナミックなものにしている。これらは全て、粒体の分離機内での滞留時間を延
長して、分離機の処理量を低減することなく粒体が正しい分級を経る機会を長く
する上でのカーテンの効果の結果である。粒体とカーテンとの間の摩擦もまた粗
い粒体に接着した細粒体を分離する一助となり、分級の質を一段と改善すること
になる。
カーテン12は図1の1/1aから垂下するチェーンの代替であっても良く、
または、該チェーンに追加して設けることも可能である。チェーンリンクまたは
ストラップの幅及びチェーンの間隔は物質に応じて最適なものとする。チェーン
リンクまたはストラップを(図7の)ディスク3c間を通過する位に小さくする
ことも或いはそれより大きくして、図示の如く、斯かるディスクの頂部に乗るよ
うにすることも可能である。
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(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,
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,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,
MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM
,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. a)同軸回転するように取り付けられた複数の小ディスク及び該小ディス クより半径寸法が大きく且つ該小ディスクと一体に同軸回転するように取り付け られた多数の大ディスクを備え、前記小ディスクがスペーサディスクを介して前 記大ディスク間に配置されているローと、 b)該ロータに突き当たる粒状物質の流れを与えるようにされた送り装置と、 c)前記大ディスク間を通過できるが前記小ディスク間の通過が防止される寸 法を有した物質を収集する手段を有したコレクタとを含んでいることを特徴とす る分離機。 2. 前記大ディスク及び前記小ディスクが、前記ロータ上に交互に配置されて いることを特徴とする請求項1に記載の分離機。 3. 前記大ディスクの各々が、2つ以上の前記小ディスクにより分離されてい ることを特徴とする請求項1に記載の分離機。 4. 前記大ディスクが、前記ロータ上の軸線方向の位置に応じて異なる直径を 有していることを特徴とする前記の請求項のいずれかに記載の分離機。 5. 3つ以上のサイズのディスクを使用することを特徴とする前記の請求項の いずれかに記載の分離機。 6. 前記ロータが、前記ディスクが取り付けられる車軸を有し、または、車軸 が前記ディスクが取り付けられるドラムを備えていることを特徴とする前記の請 求項のいずれかに記載の分離機。 7. 分離していない物質の供給が前記ロータの軸線に向かって指向されている ことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の分離機。 8. 2つ以上のロータを使用して1流れの物質から連続して分離を行うことを 特徴とする前記の請求項のいずれかに記載の分離機。 9. 前記大ディスクの寸法と前記小ディスクの寸法の中間の寸法を有した中間 ディスクを前記ロータ上で前記小ディスク間に配置していることを特徴とする前 記請求項のいずれかに記載の分離機。 10. 複数のコレクタが、前記中間ディスクの各々の縁から物質を収集するよ うに配置したタインを有していることを特徴とする請求項9に記載の分離機。 11. 清浄コレクタが設けられて前記ロータが一回転する間に該ロータを清浄 するようにされていることを特徴とする前記の請求項のいずれかに記載の分離機 。 12. 前記清浄コレクタが、前記ディスク間で半径方向内側に突出したタイン を備えていることを特徴とする請求項11に記載の分離機。 13. 軸線方向に連続するタインの円周方向位置が異なることを特徴とする請 求項12に記載の分離機。 14. 前記ディスクの少なくとも幾つかが、非円形外縁を有していることを特 徴とする前記の請求項のいずれかに記載の分離機。 15. 前記大ディスクが、セグメントを除去されて、外縁切欠きまたは鋸歯円 弧を形成することを特徴とする請求項14に記載の分離機。 16. 前記外縁が切欠かかれ、多角形であり、または、波形縁にされているこ とを特徴とする請求項14または15に記載の分離機。 17. 選択したディスクまたはディスクセグメントが、異なる速度で回転する かまたは静止していることを特徴とする前記の請求項のいずれかに記載の分離機 。 18. 更に、前記ディスク外縁の一部に亘って粒体が前記ディスクの半径方向 に前記分離機から離脱するのを禁止する拘束手段を備えていることを特徴とする 前記の請求項のいずれかに記載の分離機。 19. 前記送り装置が、シュートまたはホッパであり、且つ、前記送り装置が 水平及び垂直間で前記ロータの軸線に向かって指向されていることを特徴とする 前記の請求項のいずれかに記載の分離機。 20. 前記寸法を有した物質を収集する前記手段が、前記大ディスクを収容す る狭間またはスロットを備えたドクタであり、該ドクタの鋸壁または縁が前記小 ディスクの縁を僅かに離れた位置決めされていることを特徴とする前記の請求項 のいずれかに記載の分離機。 21. 更に、前記ロータを半径方向に揺動する手段を備えていることを特徴と する前記の請求項のいずれかに記載の分離機。 22. 前記請求項のいずれかに記載の分離機を使用した物質を分離する方法。 23. 前記物質が、石炭であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
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