JP2001502580A - ケロイドと肥大性瘢痕を治療するためのガス充填シリコーンクッションまたはゲル充填シリコーンクッション - Google Patents

ケロイドと肥大性瘢痕を治療するためのガス充填シリコーンクッションまたはゲル充填シリコーンクッション

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JP2001502580A JP10519462A JP51946298A JP2001502580A JP 2001502580 A JP2001502580 A JP 2001502580A JP 10519462 A JP10519462 A JP 10519462A JP 51946298 A JP51946298 A JP 51946298A JP 2001502580 A JP2001502580 A JP 2001502580A
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ヒルショヴィッツ,ベルナルド
リンデンバウム,エラ
ハー―シャイ,ヤロン
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ライフ・メディカル・サイエンシーズ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、平滑なシリコーンシートまたは表面模様付きシリコーンシートで作られたガス充填クッションまたはゲル充填クッションで瘢痕を被覆することによるケロイド瘢痕と肥大性瘢痕の治療に関する。本発明は特に、完全に乾燥した空気、不活性ゲルまたは不活性ガスで満たされた中空バッグの形のクッションに関する。本発明は、シリコーンビーズ、ポリフルオロエチレンシートまたは負の静電荷を発生する関連のあるポリマーで作られたポリマー片またはポリマー塊、あるいは、好ましくはシリコーンスポンジまたは疎水性ゲル、最も好ましくはシリコーンゲルを封入するシリコーンシートクッションにも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ケロイドと肥大性瘢痕を治療するためのガス充填シリコーンクッション またはゲル充填シリコーンクッション 本発明は、シリコーンシートで作られたガス充填クッションまたはゲル充填ク ッションで瘢痕を被覆することによるケロイドと肥大性瘢痕の治療に関する。本 発明は特に、完全に乾燥した空気、不活性ガスまたは不活性ゲルで満たされた中 空バッグの形のクッションに関する。本発明はシリコーンビーズ、テフロンシー ト(TEFLON sheeting)または負の静電荷を生じる関連のあるポリマーで作られ たポリマー片またはポリマー塊、または好ましくはシリコーンスポンジまたはシ リコーンゲルを封入したシリコーンシートクッションにも関する。 発明の背景 ケロイドと肥大性瘢痕は、損傷またはアクネ(acne)の後にまたは自然発生的 に、固い出っ張りまたは苦痛を生じる腫脹の形で皮膚上に現れ、通常、美的にも 機能的にも大いに人を悩ませ、痛みに加えて掻痒感と灼熱感の両者を引起こし、 医学的に治療しなければ一生の問題になる恐れがある。 現在は、その対処方式に関して科学的に説明されることなく、シリコーンゲル または密封シートが肥大性瘢痕とケロイド瘢痕の治療に広く使用されている。Ah nら,Surgery 106:781-787(1989)、Mercer N.S.G.,Br J Plast Surg,42:83- 87(1989)、Perkinsら,Burns,9:201-204,(1982)、Quinn K.J.Burns,13[Supp l]S33-S40,(1987)、Quinnら,Burns,12:102-108,(1985)、Sawada and Sone ,Br J Plast Surg,43:683-688,(1990)と、Ohmori,S.,Aesth .Plast Surg 1 2:95-99,(1988)を参照されたい。この治療法を用いると、瘢痕を(シートで) 7〜12ヶ月間連続的に被覆すると、瘢痕が軟化し、偏平化することが報告され ている。最近、Professor B.Hirshowitzと他の研究者らは、シリコーン シートとの摩擦接触によって静電界が生じ、これが、瘢痕に作用して、正常組織 に戻す(と彼らは考えている)ことに注目した。HirshowitzらEur J Plast Surg .,16:5-9,(1993)を参照されたい。 肥大性瘢痕とケロイド瘢痕の皮膚と真皮は,無傷のものと組織学的と化学的に 異なる。これらの瘢痕の表皮では、ケラチン層が薄い或いは欠けていることさえ あるが、無傷の皮膚では、ケラチンが絶縁層を形成する。この層が不足すると電 気抵抗が低減し、その結果として、電荷が瘢痕内のイオンと間質の内部成分に分 極化を引起こすようになる。シリコーン上の陰イオンは、瘢痕組織内の負に帯電 した循環成分を追い払い、陽に帯電した成分を引き付ける。これら増殖中の瘢痕 に現れるマスト細胞(mast cell)濃度は、電界によって低減されるとも考えら れる。要するに、シリコーンの軟質なシート層で瘢痕をぴったり覆うことによる この種の瘢痕の治療は、マスト細胞の数を減らすこと、血流を減少させること、 瘢痕を軟化させることによって、ケロイド物質を軟化させると推定されている。 本発明の主な目的は、瘢痕退縮期間を何ヶ月も短縮できる肥大性瘢痕とケロイド 瘢痕のための非侵襲的な(non-invasive)治療法を提供することである。 瘢痕に加えられる静電界(負の帯電)が増大すると抑制性治癒経過を促進し、 瘢痕の退縮が起こるまでの時間を短縮することができるとの結論が下される。 発明の概要 肥大性瘢痕とケロイド瘢痕の緩解経過を促進するために負の静電荷を増加する 目的で、シリコーンクッションがデザインされてきた。本発明は、不活性ガスま たは完全に乾燥した空気で満たされた、高さが少なくとも約2.5mm以上、好 ましくは少なくとも約5mm、さらに好ましくは少なくとも約10mmの中空空 間を有する、厚さ約0.1〜5mm、好ましくは約0.5〜2mmの、軟質の平 滑なシリコーンシートまたは表面模様付きシリコーンシートで作られた、可撓性 を有する中空クッションの製品からなる。また、改良された効果、すなわち、さ らに強い電界は、多数の直径が約1mmである好ましいシリコーンビーズ、ある いは「TEFLONtm」−シート片またはシート塊、または十分な負の静電荷を 引き起こすポリマー、中でもとりわけポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエ チレン、ポリウレタン、セルロイドポリマー、ポリエステルとアセテートレーヨ ンで作られた小片または塊をガス充填空間に含めることによって得られる。 改良された効果は、不活性ガス、乾燥した空気、または疎水性ゲル、好ましく はシリコーンゲルまたはシリコーン油により同様に満たされた、中空空間の形に 類似する一回り小さい中空物体を中空空間に挿入することによって得られる。疎 水性であるゲルは、クッション表面上の負の電荷が急速に減少する原因とあるク ッション内の水蒸気の凝縮を実質的に防止する。好ましくは、クッションの中空 空間にシリコーンスポンジを含めるか、あるいはクッションの中空空間を疎水性 ゲル、好ましくはシリコーンゲルで満たすことによって、さらに強い電界が発生 する。 クッションの好ましい製造方法は、同一サイズのシリコーンシート2枚をその 共通の縁に沿って連接して気密体にし、皮下注射針を使用してその気密体をガス で膨らませる方法、さらに好ましくは、疎水性ゲル、好ましくはシリコーンゲル で膨らませる方法である。針を引き抜いた後、針の挿入によって生じた穴を接着 剤で封止する。 クッションを製造する別の方法では、可撓性のあるシリコーンチューブの両端 を接着することによって閉鎖する。このようにして得られたチューブクッション を、上述の通りによりガスまたはゲルで満たす。 さらに強い電荷を引き起こすための材料、たとえば、シリコーンビーズ、TE FLONシート、シリコーンスポンジ、または関連した適当なポリマー材料の塊 または疎水性ゲルをクッション内に封入するとき、シートの縁またはチューブの 端を封止する前に、それらを挿入する。 クッションをケロイド瘢痕の上に置き、正しい位置に包帯を当てることによっ て、一般に2〜3週間または2〜3ヶ月以内に瘢痕の退縮が確認されている。 図面の簡単な説明 図1は、四肢の瘢痕を被覆する上記した種類のクッションの縦断面図である。 図2は、図1の線2−2に沿った断面図である。 図3は、上記した種類のシリコーンスポンジを含んだクッションの縦断面図で ある。 図4は、可撓性チューブで作ったクッションの縦断面図である。 図5は、図3の線4−4に沿った断面図である。 図6aは、本発明の表面模様付きゲル充填クッションの全体像である。 図6bは、ゲルを満たしたクッションの横断面図である。 発明の詳細な説明 本発明を説明するために、明細書を通して以下の用語を使用する。 用語「シリコーン」は、不活性の非反応性シリコーン、たとえば、ポリジメチ ルシロキサンまたは関連性のあるポリシロキサン材料(一般に構造R2−Si−O− で表され、式中Rは、たとえば、とりわけ、メチル基、エチル基、プロピル基ま たはフェニル基を含む一価有機基であり、また、その長さが数個または数千個ま たはそれ以上の−Si−O−単位であってもよい)で作られる任意の形のフィルム 、シート、ビーズまたはポリマー小片を記述するのに使用される。シリコーンの 物性は、使用する一価基のサイズとタイプ、並びに、ポリマーの分子配置(線状 、環状、架橋の程度など)によって異なる。これらのシリコーンは、本発明によ るクッションに使用したときに負の静電界の発生に有効である。シリコーンゲル の場合、この用語は、ポリシロキサンの重量平均分子量鎖(weight average mol ecular weight chains)が、たとえば、シリコーン油を含むゲル様材料(約20 0〜30,000cps)を形成するものに相当する長さのものである、ゲル の形のポリシロキサンまたは関連シリコーン材料を記述するのに使用される。他 の形においては、使用されるポリシロキサンのタイプは一般にエラストマーであ ったり、所望の用途と一致するシート、ビーズ、あるいはその関連材料である。 また、本発明で使用されるあらゆる形のポリシロキサン材料の代わりにポリフル オロエチレンを本発明に使用できることは注目されうる。 用語「TEFLON」は、本発明に使用されるポリフロオロエチレンポリマー を記述するのに使用される。 用語「ビーズ」または「粒状物」は、本発明によって生じる静電界をさらに増 強することができる、本発明による膨らんだクッションの中空空間に挿入される ポリマー材料を記述するのに使用される。本発明の粒状物のビーズに多数のポリ マー材料を使用してもよく、それに、たとえば、一般に上記したようなシリコー ンエラストマー材料、シリコーンゲルとポリフルオロエチレンポリマー、それと 同様にに、とりわけ、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウ レタン、セルロイドポリマーとポリエステルが含まれる。 用語「ゲル」は、本発明による膨らんだクッションの中空空間を満たすのに使 用することが可能なゲルの形の疎水性材料を記述するのに使用される。限られた 鎖長または重量平均分子量を有する疎水性ポリマー材料のような疎水性ゲルは好 ましく、また、この疎水性ポリマー材料は、クッションの中空領域内で発生する 可能性がある水蒸気の凝縮を減少させるか実質的に排除できるため、使用される 。一般に、これらのゲルの粘度は約200センチポアズ単位から約30,000 センチポアズ単位の範囲内である。任意の疎水性ゲルまたはゲル様材料を本発明 で使用してもよいが、ポリフルオロエチレンまたはシリコーンポリマーから誘導 されたゲル、たとえば、ポリジシロキサンまたは関連した不活性シリコーンポリ マーが好ましく、シリコーンから誘導されたゲルが特に好ましい。 用語「乾燥したガス」は、クッションの内部空間内に存在し、且つガスが、本 発明によるクッションによって生じた静電界にかなりの影響または実質的な影響 を及ぼさないように、水または湿気を実質的に含まないガスを記述するのに使用 される。任意の不活性ガスを本発明に使用することができるが、そのガスが乾燥 した空気である実施態様は好ましい。 用語「平滑な」と「表面模様付き」は、本発明で使用されるポリマー材料を記 述するのに使用される。本発明のクッションを構成する平滑なシートまたは他の 形のポリマー材料は、材料の表面上に変形部を含まない(平滑な)材料を含んで も良い。好ましい表面模様付きシートまたは他の形のポリマー材料は、たとえば 、角、ぎざぎざ、成いは、形と外観が規則的であっても不規則であってもよい関 連した表面模様の特徴を含む不規則な表面を含む(表面模様付き)からなる。平 滑な規則的な表面、たとえば、平面や球面において、静電荷は均一に分布する。 不規則な表面(表面模様付き)の場合、電荷が不均一に分布する結果、不規則な 部位に電荷が蓄積する傾向がある。このように不均一に分布すると、不均一な電 位が生じる。電界は電位の勾配によって決まるため、このような不均一な部位に 多量の電界が生じるので、本発明による特定の実施態様に有利である。Methods in Mathematical Physics;Lindenbaum,s.,(World Scientific Publications, Singapore,1996),pp 237-240を参照されたい。 図面の図1と図2を参照すると、シリコーンクッションの1つの実施態様は、 0.5〜2mmの好ましい厚さを有するが、必要に応じて他の寸法に作ることが 可能な、可撓性の平滑なシリコーンシートまたは表面模様が付いたシリコーンシ ートの内層1と外層2からなる態様である。使用するシート材料は好ましくは純 粋なシリコーン、すなわち、ポリジメチルシロキサンであるかまたは関連のシリ コーンエラストマーである。クッションの表面上に顕著な負の静電荷を生じる他 のポリマー材料、たとえば、TEFLONポリマーを本発明に使用してもよい。 ポリジメチルシロキサンは実用的であり、且つゴム弾性を有するため、本発明で 使用するのに好ましいポリマーである。 クッションのサイズは、被覆すべき瘢痕の長さ4(図1と図2の)に基づいて 選択され、形は矩形、卵形、または末端部分が丸い長楕円形であってもよい。好 ましくは瘢痕はクッションによって少なくとも実質的に被覆され、さらに好まし くは、少なくともクッションの一部が、治療すべき瘢痕の境界の外側の領域を部 分的に覆う。図1と図2の共通の縁3に沿って、2層をしっかり連接する。縫合 、接着とヒートシールを含む、気密封止を形成する任意の方法を使用することが 可能であり、その中でもヒートシール法が好ましい方法である。この目的に適し た接着剤の例は、「DPA」の商品名で入手可能な家庭用接着剤100Xシリコ ーンと「PERMATEX CLEAR R.T.V.」の商品名で入手可能なシリコーン接着封止剤 である。多数の他の接着剤を使用してもよい。クッションは、たとえば、圧力を かけ、皮内注射針を使用してガスを挿入することによって、膨らませることが可 能である。膨らんだ中空空間の高さは約5mm以上、さらに好ましくは約10m m以上になるべきであり、瘢痕の状態と包帯の必要条件によって増加することが できる。好ましいガスは、補充することができる完全に乾燥した空気である。最 初に充填した空気が、僅かに有孔性のあるシート材料を通って徐々に逃げる傾向 があるため、好ましいガスは、補充することができる完全に乾燥した空気である 。他の適当なガスとしては、窒素や、シリコーン材料に対して不活性な任意の不 活性ガスなどがある。 図3を参照すると、シリコーンクッションの最も好ましい実施態様は、平滑な シリコーンシートまたは表面模様付きシリコーンシートの内層1と外層2の間に 大まかに封入された厚さ約6〜約11mmのシリコーンスポンジ8を含み、最も 好ましいシートの厚さが約0.6mmである態様である。シリコーンスポンジが 圧縮し易く、その特性のため、クッションは柔軟で成形し易い堅さとなる。クッ ション3の縁を、たとえば、透き通ったRTV接着封止剤(Permatex 66B)で封 止する。このような特別注文のクッションの場合、快適にするために、封止した 縁を低アレルギー誘発性材料、たとえば、低アレルギー誘発性粘着性布地(たと えば、Fixomull Stretc,Beiersdorf AG、ドイツ)で覆ってもよい。枕上の指に よる伸長行為、摩擦行為またはポンピング行為、あるいは枕をかぶせた瘢痕付近 の呼吸のような活発な身体運動による摩擦または変形によって、負に帯電した静 電気が誘導される。 シリコーンそれ自体は非伝導性材料であるが、布またはヒトの皮膚に沿ったシ リコーンシートの摩擦または移動によって、負に帯電した電界が生じることは周 知である。本発明のガス充填クッションまたはゲル充填クッションを使用すると 、乾燥した空気、ゲルまたは不活性ガスによって内層と隔てられるクッションの 外層に、非常に強化された電界が生じる。記載の実施態様によって生じる電界を 、W.Newton Company,Boston,MA,U.S.A.で製作された静電界メーターで測定 する。静電界の測定から、電界の強度はシリコーンシートの静電界と比較してか なり増強し、クッションのみでは最高3kV/平方インチ、シリコーンスポンジ または疎水性ゲルを封入したクッションでは最高7kV/平方インチにまで増強 することがわかった。この増強が、現在まで他のあらゆる手段で達成できなかっ た(瘢痕の)迅速な退縮の主因であると考えられる。ガスそのものが不活性であ っても、クッション内に湿気が存在するや否やによりこの作用は猛烈に低減する ことが実験から判っている。さらに、一定の環境条件下で、クッションの位置に よって異なる範囲の荷電を得ることができる。たとえば、テーブルの面上の電荷 、身体上の電荷とクッションを空中に懸垂したときの荷電の範囲に著明な差が生 じる。位置に基づいて得られる荷電の差は、静電界の減衰速度に関連している。 テーブルの面上と身体上のクッションの場合、電界の減衰はより速いが、空中に 懸垂したクッションの場合、減衰速度は有意に遅い。 図4と図5に、適当なシリコーンで作ったチュービングの短片(5)が両端6 で閉鎖されており、熱、適当な接着剤または代替手段でぴったり塞がれているク ッションの別の実施態様を図示す。代替実施態様では、シリコーン接着剤によっ て末端に再度接着される同材料の栓で末端が塞がれていてもよい。チューブ材料 は薄く、平滑であるか表面模様が付いており、且つ瘢痕を被覆してしっかり固定 できるように可撓性であるべきである。 図4と図5に、中空空間に挿入された乾燥した材料の粒状物または小片、好ま しくはシリコーンビーズまたはしっかりしたTEFLONtmシートの小片を示す 。これらのビーズを含めると、周囲のシートとの摩擦によって電界強度がさらに 増す。 さらに別の実施態様では、クッションの中空空間に挿入されたシリコーンシー ト片、シリコーンまたはシリコーンフォームの膨らんだバッグのいずれかを含む 。代替の好ましい実施態様では、シリコーンスポンジまたはシリコーンゲルを中 空空間に挿入してもよい。シリコーンスポンジまたはシリコーンゲルの層をシリ コーン枕の外側の包膜内に封入すると、シリコーン包膜上の静電界の再生が増幅 される。 本発明のさらに別の実施態様は、シリコーンシートの内層と外層を2箇所、3 箇所またはそれ以上の箇所で接合することによって形成されたキルト風クッショ ンである。これは、たとえば、シートをその縁に沿って連接する前に、所与の箇 所に接着剤を置くことによって、これらの箇所でシリコーンシートを封止するこ とによって行われる。 全てのクッションの形とサイズは、ケロイド瘢痕のサイズと長さ、そしてその 身体上または四肢の位置に基づいて選択しなければならない。 シリコーン枕が瘢痕表面に十分に接触することが重要であり、確実に十分に接 触させるために以下の2つの手順を使用してすぐれた結果を生み出すことが可能 である。 1.瘢痕の縁を、シリコーン枕の約1〜2cmにより覆うこと。 2.胴の上にはぴったり合うベストを使用し、四肢には編んだ袖や伸縮 性の網製品を使用し、胴部と頭部の瘢痕には特別注文した圧迫包帯のデザインを 使用すること。 圧迫包帯は、たとえば、火傷瘢痕の治療にも使用されるMainat織物(J.Maina t,Barcelona,Spain)、合成の伸縮性織布で作ってもよい。固定用織物の下面 から得られる静電気の測定値は、低く、負または中性の読み示すが、希に正の読 みを示す。瘢痕の上のシリコーン枕適用部位と向かい合った与圧被覆の下面に、 Velcroのストリップを縫い付けることができる。相応するVelcroのストリップは 、枕の外面のこの位置に接着するとき、圧迫包帯によって枕を瘢痕の上に固定す ることができる。 多くの場合、ある量の創造力を使用して、適当な圧迫包帯が作られる。 窪みを補正し、枕への圧力によって確実に十分に接触させるために、任意のプ ラスチックスポンジを挿入すると、身体の自然の窪み、たとえば、胸部剣状突起 領域の上に、圧迫包帯を当てることができる。このような領域では、より厚い1 1mmのクッション用シリコーンスポンジが好ましい。 様々な病因の肥大性瘢痕またはケロイド瘢痕を有する患者30例を、本発明の 好ましい実施態様の有効性試験を対象とした。治験は12ヶ月間に及び、その間 に、患者3例のフォローアップを逸した。4〜6ヵ月間またはそれ以上存在して いた全ての瘢痕を対象とした。 固さ、隆起と色の3種のパラメータを調査した。試験では、痛み、掻痒と不快 など被験者の訴えも評価した。 この治験でのシリコーンクッションの平均サイズは40〜250cm2の範囲 で、様々な瘢痕サイズに合うように注文製であった。患者に個人衛生を認識させ 、クッションを95%アルコールで拭き、瘢痕領域と枕の両者を完全に乾燥させ る ことを求めた。患者は、昼夜のほとんどの間、枕を使用し、できればクリーニン グの間だけ枕をはずすことが奨励された。患者全員が数時間以上のクッション使 用に耐えられたわけではなかった。接着剤や微孔質は常に皮膚感受性を惹起する ため、シリコーン枕の固定に接着剤や微孔質テープを全く使用しなかった。 表Iに、治験の残りの患者27例の瘢痕の位置と瘢痕齢、治療成績、そして退 縮までの時間の長さを示す。患者7例で明白であったのは、白さと瘢痕の偏平化 そして軟化と関連した症状軽減の迅速な開始であり、多くの場合、治療開始後2 〜3週間以内に開始した。6例では、シリコーン枕の上によく合った圧迫包帯を 当てると、難治性になる前に退縮経過を実際に促進した。 患者11例は、病変内局副腎皮質ホルモン(intralesional corticosteroid) 治療とシリコーン枕適用との組合せを受けた。この併用療法は予期せぬ成功をし 、瘢痕7例の退縮を確実に加速したようである。上記患者のうち4例は、クッシ ョンを使用する前に、病変内局副腎皮質ホルモン注射を受けていたが、評価でき るほどの改善は認められなかった。 全体として、シリコーン枕を使用すると、通常は治療開始後6週から6ヵ月と いう比較的短期間のうちに、74%の退縮率が認められた。一部の患者は日中の 一部にだけ枕を使用する(でもこの効果が得られる)ため、この治療の励みとな った。瘢痕が身体の露出部分、たとえば、顔、首と胸にある患者は家庭のみでし かも一部は夜間にのみに枕を使用する傾向があった。 合成編物の着用に特に敏感であった患者1例では、子宮摘出後、できたばかり の下腹部の中線の垂直な肥大性瘢痕の上にシリコーン枕を置いた。枕を2日間着 用した後、患者は灼熱感と重度掻痒を訴え、枕の使用中止を余儀なくされた。こ れは、我々の一連の患者27例で遭遇した唯一の症例であり、その理由は、この 患者は、あらゆる合成編物にある程度の皮膚感受性を示し、シリコーン材料に耐 えられなかったためである。この患者は表Iに含まれていない。応答が最小限で あった患者6例では、圧迫包帯の着用に関連した難しさと高温多湿条件の枕のた め、患者の指示遵守があまり良くなかったと考えられる。表Iの凡例:赤み 3 ひどい赤み 2 赤みは圧力で消える 1 赤みはないが、皮膚の色調が変化 0 正常な皮膚の色隆起 3 周囲の皮膚よりも8mm以上高い 2 4〜8mm 1 〜4mm 0 平坦または窪んだ瘢痕固さ 3 軟骨ように非常に固い 2 ゴムのような固さ 1 部分的に柔らかい 0 柔らかい(正常皮膚様)掻痒 3 重度掻痒感または引掻いた印を伴う絶えず続くかゆみ 2 たまの掻痒感、ほどほどで耐えられる 1 時々かゆい 0 掻痒感なし圧痛 3 重度刺激痛 2 ほどほどな刺激痛 1 時々痛い 0 痛みなし pre=治療前 Post=治療後
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ハー―シャイ,ヤロン イスラエル国、34464 ハイファ、ラマ ト・ゴルダ、アーロンソン・ストリート 7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.瘢痕の上にぴったりかぶせられる、ケロイド瘢痕と肥大性瘢痕の治療用ク ッションであって、乾燥したガスまたは疎水性ゲルで満たされた実質的に気密性 を有する内部空間からなる可撓性シリコーン体を含んでなり、クッションと皮膚 、包帯または衣服との摩擦接触によって該瘢痕に近い部分に負の電荷を発生させ ることを特徴とするクッション。 2.シリコーン体が、縁を密封したシリコーンのトップシートとシリコーンの 底シートを含むことを特徴とする請求項1に記載のクッション。 3.シリコーン体が、チュービングの両端で封止したシリコーンチュービング を含むことを特徴とする請求項1に記載のクッション。 4.クッションと皮膚、包帯または衣服との摩擦接触によって生じる静電界の 強度を高めるための材料を内部空間にさらに含むことを特徴とする請求項1に記 載のクッション。 5.前記材料が、内部空間内を自由に移動できる複数のシリコーン粒状物を含 むことを特徴とする請求項4に記載のクッション。 6.前記材料が、内部空間内を自由に移動できる複数のポリフルオロエチレン シート片を含むことを特徴とする請求項4に記載のクッション。 7.前記材料が、クッションの内部空間内を自由に移動できる、内部空洞を乾 燥したガスで満たした気密性を有するより小さい可撓性シリコーン体であること を特徴とする請求項4に記載のクッション。 8.前記材料が、上記クッションの空間に封入されたシリコーンスポンジまた はシリコーンゲルであることを特徴とする請求項4に記載のクッション。 9.(i)乾燥したガスまたはゲルで満たされた内部空間を含む可撓性シリコ ーン体を前記瘢痕の上にかぶせるステップと、 (ii)前記シリコーン体と前記瘢痕付近の皮膚、包帯または衣服との摩 擦接触によって前記瘢痕付近に静電界を発生させるステップと、 を含んでなる動物のケロイド瘢痕または肥大性瘢痕の治療方法。 10.前記かぶせるステップの前、後または間に、病変内局副腎皮質ホルモン (intralesional corticosteroid)を投与するステップをさらに含むことを特徴 とする請求項9に記載の方法。 11.前記内部空間が、クッションと皮膚、包帯または衣服との摩擦接触によ って生じる静電界の強度を高めるゲル以外の材料を含むことを特徴とする請求項 9に記載の方法。 12.前記材料が、前記シリコーン体の内部空間内を自由に移動できる複数の シリコーン粒子状物を含んでなることを特徴とする請求項11に記載の方法。 13.前記材料が、前記シリコーン体の内部空間内を自由に移動できる複数の ポリフルオロエチレンシート片を含んでなることを特徴とする請求項11に記載 の方法。 14.前記材料が、クッションの内部空間内を自由に移動できる、内部空洞を 乾燥したガスで満たした気密性を有するより小さい可撓性シリコーン体であるこ とを特徴とする請求項11に記載のクッション。 15.前記材料が、可撓性シリコーン体に封入されたシリコーンスポンジであ ることを特徴とする請求項11に記載のクッション。
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