JP2001502056A - 差圧を電気信号へと変換するためのセル - Google Patents

差圧を電気信号へと変換するためのセル

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JP2001502056A JP10517264A JP51726498A JP2001502056A JP 2001502056 A JP2001502056 A JP 2001502056A JP 10517264 A JP10517264 A JP 10517264A JP 51726498 A JP51726498 A JP 51726498A JP 2001502056 A JP2001502056 A JP 2001502056A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、差圧を電気信号に変換するためのセル(28)において、非圧縮性流体が充てんされ外部圧力の作用下により変形する能力をもつ膜(32,34)で各々が限定され、かつ互いから剛性壁(36;52;56)によって分離されている2つのチャンバ(38,40);前記壁に結びつけられこの壁のいずれかの側に及ぼされる圧力差に対する感応性をもちそれに応えて電気信号を送り出すセンサー(42);を含んで成るセルに関する。本発明は、2つのチャンバ(38,40)の間に少なくとも1つの通路(50;54;58)が具備され、この通路は、低いかさらにはゼロである周波数で壁(36;52;56)のいずれかの側に発生するスプリアス圧力差を少なくとも減衰させるため及び前記センサーがより高い周波数で壁のいずれかの側で及ぼされる圧力差を検出できるようにするため適合された寸法を有していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 差圧を電気信号へと変換するためのセル 本発明は、差圧を電気信号に変換するためのセルにおいて、 ・ 非圧縮性流体が充てんされ外部圧力の作用下で変形するのに適したそれぞれ の膜で各々が閉じられ、かつ剛性壁によって相互に分離されている2つのチャン バ;及び ・ 前記壁に結びつけられこの壁を横断して及ぼされる圧力差に対する応答性を もちそれに応えて電気信号を送り出すセンサー; を含んで成るセルに関する。 このようなセルは、数多くの利用分野、特にフルイディスク発振器流量計にお いて使用される。 このタイプの流量計は、長手方向平面について対称であり、その中の流体の流 れは、流体の流量に正比例する振動周波数で前記平面との関係において横方向に 「振動」チャンバを振動させる流体ジェットへと変換される。 上述の長手方向平面のまわりで対称的に流体ジェットが交互にとる2つの位置 の間に現われる差圧の変動は、セルにより、その振動周波数を表わす電気信号へ と変換される。 結びつけられた電子機器がこの電気信号を方形波に変換し、この方形波は、発 振器内の流体の流量及びその中を通過し終った体積をも決定するために使用され うる。 かくして、それぞれ流体ジェットの2つの対称的位置に対応する2つの圧力取 出し点を連結する流路を提供し、差圧を表わす電気信号を得るため流体ジェット の2つの端部対称位置に対応する2つの圧力取出し点の間で溝路内にコンバータ セルを設置することが可能である。 コンバータセルは、油といったような非圧縮姓流体で充てんされ剛性壁によっ て分離された2つのチャンバを有し、これらのチャンバの各々は、壁から遠く離 れた膜によっても構成されている。 膜の各々は流路の流体と接触しており、この流路により直接圧力に付されてい る。その結果、両方の膜共、ジェットの振動に応じて交互に変動する異なる圧力 の作用に連続的に付される。これらの圧力は、チャンバの中に存在する非圧縮性 流体を介して分離壁に伝達される。 チャンバを分離する壁は、中で得られる圧力に露呈されるべく各々のチャンバ と連絡状態にある差圧センサーを支持している。 一例を挙げると、センサーは、各々対応するチャンバ内で得られる圧力を受け る2つの変形可能な要素の間に固定した中央要素を含んで成る、文書CH680 392号の中で記述されたセンサーであってよい。 連絡状態にある平行な2つのキャビティがそれそれ、各々の変形可能な要素と 中央要素の間に形成されセンサーが作動できるようにしている。中央要素と1方 の変形可能な要素を含む各対には、互いに面して配置されかつ変形可能な要素の 各々に異なる圧力が加わった時に異なる形で変動するキャパシタンスを形成する それぞれの電極が具備されている。 チャンバに非圧縮性流体が充てんされその後密封された時点で、両方のチャン バで充てん及び密封作業が同一でない可能匪はきわめて高く、従ってチャンバ間 で圧力差が生じる危険性が存在する。 この圧力差は、チャンバの容積が絶対的に同一でなく膜が正確に同じ剛さをも たない場合、さらに増大する可能性がある。 この「寄生」圧力差のため、センサーの変形可能な要素(単複)は、残留変形 を受け、自動的にその後の測定値の誤差を発生させることになる。 この現象は、コンバータセルを中に収容する媒質の温度が、低い又はゼロの周 波数で増大するとき(非反復的現象)、さらに悪化するが、これは、このような 状況下ではチャンバの容積がチャンバ毎に異なる形で増大し、かくして変形可能 な要素のより大きい残留変形が発生し、かくしていかなる測定も実施しないうち にさらに一層大きい誤差を誘発するからである。 以上のことを避けるため、コンバータセルの製造中には特別に注意を払う必要 があり、そのため製造プロセスはさらに複雑になりそのコストは増大する。 従って、先行技術のセルよりも製造が単純で従って廉価でありながら、同様に 温度ドリフトの問題に対し敏感でないコンバータセルを設計することが有利であ ろう。 かくして、本発明は、差圧を電気信号に変換するためのセルにおいて、 ・ 非圧縮性流体が充てんされ外部圧力の作用下で変形するのに適したそれぞれ の膜で各々が閉じられ、かつ剛性壁によって相互に分離されている2つのチャン バ;及び ・ 前記壁に結びつけられこの壁を横断して及ぼされる圧力差に対する応答性を もちそれに応えて電気信号を送り出すセンサー; を含んで成り、 2つのチャンバの間に少なくとも1つの通路が形成され、この通路は、まず第 1に、低いか又はゼロである周波数で壁を横断して存在する寄生圧力差を少なく とも減衰させるためかつ第2に前記センサーがより高い周波数で壁を横断して及 ぼされる圧力差を検出できるようにするため適切な寸法を有していることを特徴 とするセルを提供する。 本発明がなければ、差圧センサーにより検出さる作動範囲内の周波数より低い 周波数でチャンバを分離する壁のいずれかの側で発生する寄生圧力差は、それで もこのセンサーに対して作用を及ぼす。 適切な寸法をもつ通路は、非圧縮性流体が前記通路を通って移動できるように しチャンバ内の圧力を準静的な形で平衡状態にもっていくことを可能にすること によって、このような寄生圧力差を、低周波数においては減衰させ、又きわめて 低い周波数ではこれを無くするのに役立つ。 この通路は、寄生差圧の周波数でフルイディクスフィルタとして作用する。 通路の寸法は、流体の粘度、それ以下になるとセンサにおける寄生圧力差が著 しく減衰する「カットオフ」周波数、及び膜のために用いられる材料における寸 法といったパラメータに応じて異なり、従って寸法は、作動周波数範囲及び寄生 圧力差の周波数の関数として各々の利用分野について決定される必要がある。 作動周波数範囲の低周波数より上で、分離壁のいずれの側においてもチャンバ 間の差圧を通路がろ過し除去してはならないが、これは、これにより前記周波数 範囲内でのセンサの動作が妨害されるからである。 本発明の一実施形態においては適切な寸法の通路は、チャンバを分離する壁の 中に形成されている。 もう1つの実施形態においては、通路にとって適切な寸法に比べて大きい寸法 を有しチャンバを分離する壁を通る1つの開口部が形成され、前記通路は、この 通路と開口部が互いに連絡し合うような形で前記分離壁に適用された追加部品の 中に形成されている。 本発明のさらにもう1つの実施形態においては、チャンバ分離壁を迂回する連 絡流路の形で、適切な寸法の通路が実施されている。 本発明の1つの特徴に従うと、追加部品は、実質的にシリンダ形の形状を有す る。 その他の特徴及び利点は、制限的な意味のない単なる−例として、添付図面を 参考にして示された以下の記述から明らかになる。なお図面中: ・ 図1は、差圧を電気信号に変換するための本発明のセルの、既知のタイプの フルイディクス発振器内部での場所を示す概略的縦断面図である。 ・ 図2は、本発明の第1の実施形態を構成するコンバータセルの概略的断面図 である。 ・ 図3は、曲線が、膜及び2つのフィルタ間に形成された通路により構成され たフルイディクスフィルタの周波数応答を示している、グラフである。 ・ 図4は、図1のフルイディクス発振器を通る流体流量Qの変動、フルイディ クス発振器に連結されたフィードダクト内の水の温度Tの上昇及び、図2に示さ れた差圧コンバータセルの応答Sを示す単平衡図である。 ・ 図5は、図3に示されているセルのものと異なる1実施形態を構成するコン バータセルの概略的断面図である。 ・ 図6は、図2に示されているセルの1変形形態を構成するもう1つのコンバ ータセルの概略的断面図である。そして、 ・ 図7は、本発明のさらにもう1つの実施形態を構成するコンバータセルの概 略的断面図である。 差圧を電気信号に変換するための本発明のセルは、特に、フルイディクス発振 器流量計において使用するのに特に適している。 図1に示されているように、10という番号のついた既知のタイプのフルイデ ィクス発振器は、中に障害物14が位置づけされているエンクロージャ12と共 に、両方共フルイディクス発振器の長手方向対称平面P上で心合せされた状態に ある流体流フィード16と流体流ドレーン18を含んでいる。 流体フィードは、スロット16の形で実現され、このスロットは、エンクロー ジャ12の内側でこのスロット16に面して位置づけられた障害物14と遭遇す る2次元流体ジェットを生成するのに役立つ。障害物14は、スロット16に面 してかつそこからくる流体ジェットの衝撃を受ける状態で、キャビティ22が中 に形成されている前方壁20を内含している。 自然の不安定さのため、スロット16から来る流体ジェットは、キャビティ2 2の壁を一掃し、フルイディクス発振器の長手方向対称平面Pのいずれかの側に 対称的に位置づけされた2つの端部位置を占有する。流体ジェットのこの端部位 置はP1及びP2として表わされ、それぞれの流路24及び26(図1に破線で 示されている)を介して、本発明のコンバータセル28に連結されている。 セル28は、障害物14より上又は下に取りつけることもできるし、或いは又 、そのサイズからみて可能である場合には、実にその内側に取りつけることもで きる。 図2に示されている本発明の実施形態においては、コンバータセルは、シリン ダ形をしており、シリンダ形の周囲壁30及び、例えば鋼で作られこのシリンダ の2つの端部に位置づけされかくしてこのシリンダを閉じている2つの相1対す る膜を含む。膜32及び34の各々は、セルの内側及び対応する流路24又は2 6内にある流体の両方と接触した状態にあり、かくして、対応する位置P1,P 2内にある流体ジェットから来る圧力を受けるようになっている。 例えばアルミナといった材料で作られている剛性壁36が、セルの内部を2つ の全く異なるチャンバ38及び40に細分する。2つのチャンバ38及び40に は、例えば油といった非圧縮姓流体が充てんされている。 例えば文書CH680392又は文書FR2701564中に記述されている タイプの差圧センサー42が分離壁36の面36aのうちの1つの上にとりつけ られている。 センサ42の面42aの1つは、チャンバ38の油と接触状態にあり、このセ ンサーの反対側の面42bは、分離壁36を通して形成されたオリフィス44を 介してもう1つのチャンバ40内に存在する油と接触状態にある。かくして、流 体ジェットがキャビティ22(図1)を一掃し位置P1及びP2を交互に占有し た時点で、膜32及び34の各々はそれぞれの圧力P’及びP”を交互に受ける 。かくしてP1とP2の間の差圧は、本発明のコンバータセルに対し、「振動」 周波数で交互に適用され、センサー42は、チャンバ38及び40の中に存在す る油によりそれに伝達される前記差圧の変動に応答して、ジェットの振動周波数 を表わす電気信号を送り出す。流体流量を決定するためセンサーにより送り出さ れる信号を処理するために必要な電子手段は、分離壁36上に示されていない。 例えば円形開口部である1つの開口部46が分離壁36を通して形成される。 例えば形がシリンダ形である部品といった部品48が、ガラスといった材料で 作られ、開口部46に面して取りつけられている。 部品48の半径方向サイズは開口部46のものより大きく、部品は、開口部4 6の周囲に分離壁36と接触した状態で取りつけられる。この追加部品48は、 例えば接着剤により壁36上に取りつけられ、その中心には、開口部46のサイ ズに比べて小さいサイズの通路50を有する。通路50の製造を単純化するため に、この部品はシリンダ形をしている。 出願人は、通路50の寸法を決定するために、電子的類推を使用することが有 用であり得るということを観察した。この類推において、セルに加えられる圧力 差|P'−P"|は1つの電圧に対応し、通路50を通過する流体流量Qは電流に 対応し、単位圧力あたりの各膜32,34のたわみによって移動させられる油の 量はCと書かれたキャパシタンスに対応し、油の流れに対する通路50の対抗は 、Rと書かれた抵抗に対応する。かくして、ΔPと書かれた圧力差は、ωが角周 波数すなわちω=2πfであるものとして仮想上の回転の従来通りの表記法を用 いて: ΔP=〔R+1/j(C/2)ω〕Q というふうに表現される。 センサー42及び通路50のいずれの側にでも同様に及ぼされる圧力差が、Δ Psと書かれるならば、そのとき、通路50の寸法を決定するためには、ΔPs/ ΔP比の値が可能なかぎり1に近くなる周波数を決定することが必要である。 実際には、ΔPs/ΔP比が1−ε/2に等しくε/2が考慮中の周波数において許 容で きる誤差(例えば4%)に対応するものと仮定することができる。 てのε=4/R22ω2という値を求めるよう解くことができる。 フィルタの時定数τは、RC/2に等しく、フィルタの遮断周波数fcは、信号 の減衰が、1/πRCという作用周波数内の信号の値との関係において1√2である 周波数に等しい。 周波数の一関数としてのフィルタの作動を表わす関数ΔPs/ΔPは、図3の曲 線により示された外観をもつ。 例えばΔPs/ΔPの比が0.96(すなわち1−4%)に等しい周波数は、第 1にフィルタに起因する減衰なくセンサー42が検出することが求められている 測定すべぎ流体の最小流量と結びつけられた振動信号の周波数、そして第2に、 チャンバ38及び40内の壁36のいずれかの側に寄生差圧を現われさせ、でき るかぎりの減衰が望ましい緩慢な現象の周波数という2つのパラメータを考慮に 入れながら、通路50の寸法により決定される。 一例を挙げると、低い(f<<0.1Hz)かさらにはゼロであるような周波数でチ ャンバ38と40の間の寄生差圧をひき起こす環境に起因する緩慢な現象を回避 しながら、0.1Hzより大きな振動周波数を検出することが望まれる場合がある 。これは、それにより、フルイディクス発振器を通って流れた流体の計量の妨害 をひきおこすことになるセンサー42の感応性要素が変形することになるからで ある。例としては、このような現象は、チャンバ38及び40の容積が絶対的に 同一でないとき、そして測定セルが約40秒の時間、大気温(20℃)との関係 において25℃の温度上昇を受けるとき(すなわち0.025Hzの周波数)に発生 する。 適切な寸法の通路50が、セルのチャンバ38及び40内の圧力を平衡状態に することにより、温度の上昇の結果としてもたらされる寄生差圧を補償すること を可能にしている。 セルのこの作動モードでは、ΔPs/ΔPの比率は、1よりもはるかに小さく (周波数fcの左側にある図3中の曲線の一部分)、センサーは実際に影響を受 けず、緩慢な妨害現象の持続時間全体を通して壁36のいずれの側においても圧 力は実質的に平衡状態にとどまる。 さほど緩慢でない現象(約10秒〜20秒の周期)については、ΔPs/ΔP比 は前述のケースよりも1に近く、従ってセンサーは実際この寄生差圧の出現から の影響をより多く受ける。 0.1Hzより上では、センサーは、振動信号を検出する能力を有していなくて はならず、その結果として、通路50はもはや圧力を平衡状態にしなくてよいも のの、差圧変動が完全に伝達されるようにしなくてはならない。 図4は、図1のフルイディクス発振器を通る流量Qの変動、フルイディクス発 振器に連結されたフィードパイプ内の水の温度Tの上昇及び図2に示されている 差圧コンバータセルの応答Sを同時に示す単平衡図である。 水の温度が、20秒以内で20℃から約47.5℃になった場合、本発明のコ ンバータセルにより送り出される平均信号S(図4中の黒色ゾーン)に、それで もなお、40秒未満の時点において信号Sの左側部分によって示されているよう にこの温度上昇による影響を受ける。 これとは対照的に、温度変動がはるかに緩慢である場合、図4は、平均信号S がおよそ平均値0Vで安定化し、従ってこの変動による影響を受けないというこ とを示しており、かくして本発明の有効性が明らかにされている。図4は同様に 、瞬間的信号Sが、測定されるべき流量を表わす高周波数発振器(10Hz〜40 Hz)を忠実に再現することをも示している。 当然のことながら、0.1HZ末満の周波数での現象が上述の例に比べ大幅に減 衰させられるような要領で図2の通路50を寸法決定することが可能である。そ れでも、このような状況の下では、測定セルは同様に、低い振動周波数で流れの 信号に対する感応性が低いものとなる。 従って、フルイディクス発振器から来る検出される必要のある信号の最低の周 波数と、チャンバ38及び40間で寄生圧力差を発生させる低周波数現象の受容 可能なレベルの間の妥協点を打ち立てることが必要である。 通路50のための適切な寸法を決定する目的での手順は以下のとおりである。 通路50を通る油の流量Qは、以下のようなポアズイユの式から求められる。 Q=ΔPsπd4/(128Lη) なお式中は、通路50の直径に対応し、Lは開口部50の長さに対応し、η は油の動的粘度に対応し、ΔPsは通路50を横断する圧力である。 膜32及び34は、変位させられた体積に対する膜に加わる圧力の比率を定義 づけされる係数kにより特徴づけられる。この比率kは以下の通りに表わされる 。 k=ΔPs/ΔV,及びΔP=2ΔPs+ΔPs 例えば、平鋼の膜については、比率kは0.11×1012Pa/m3に等しいも のでありうる。 遮断周波数は次のように表わされる: fc=kd4/(128Lη) 遮断周波数fcは、検出可能でなくてはならない最低の周波数に対応する0. 1Hzという予め定められた値によって固定されており、k及びηの値はわかって いることから、上述の式を満たすL及びの値を決定することが可能である。 かくして、例えば、通路50の直径は120μmで、その長さLは1.6mm と考えられ、このときシリンダ48の外径は例えば4.5mmに等しい。 ガラスシリンダ48の通路50の長さは、例えば1mm〜2mmの範囲内にあ り得、その直径は60μm〜120μmの範囲内にありうるというとがわかる はずである。 ガラスシリンダは例えば、SCHOTT社がN16Bという商晶番号で1.6 メートル(m)の長さで販売している毛細管を適切な寸法に切断することによっ て得ることができる。 図3の例において、数値は以下の通りである。 ・ 膜の直径:21mm; ・ 膜の厚み:50μm; ・ チャンバ38及び40の体積:210mm3及び15mm3; ・ 使用される油:Dow Coming DC 200−5; ・ 動的粘度:5mm2-1 有利にも、適切な寸法の通路50は、経時的な膜32及び34の間の差動的変 化を緩和することを可能にし、同様に、これらの膜の剛さ値の間に存在する可能 性がありかつ温度上昇を用いてチャンバの容積が構造上正確に等しい場合でさえ チャンバ38及び40間に寄生圧力差を発生させる可能匪のあるあらゆる差を無 視することをも可能にする。 本発明のもう1つの実施形態においては、適切な寸法の通路50は、図5に示 されているセルの分離壁52を通して形成される。 図2に示されている本発明の実施形態の一変形形態においては、セルの分離壁 36に適用された部品55を通って複数の通路54が形成され(図6)、これら の多数の通路は、図2に示されている通路50のものと類似の機能を果たしてい る。 これらの通路は、上述の電気的類推を続けて行ないかつ並列に連結された複数 の抵抗器として通路54を処理することにより寸法決定される。 図7に示されたもう1つの実施形態では、分離壁56は、センサー42と位置 合せされた状態で1つのオリフィス44しか有していない。 チャンバ38及び40の間の適切な通路は、分離壁56を迂回するように測定 セルの周囲壁30の上に配置された連絡流路58の形で実現され、ここでその相 対する端部58a及び58bは前記チャンバ38及び40のそれぞれの中へと開 放している。 一例を挙げると、この流路は細い毛細管として実現される。 流路の機能は、図2の通路50の機能と類似しており、その寸法は類似の要領 で決定される。 又、差圧センサーの中に、チャンバ38及び40の間の連絡を提供する通路を 例えば感応性要素が位置づけされているゾーンから一定の距離のところでセンサ ーの壁を通過する流路の形で、直接形成することも可能であるということがわか るはずである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.差圧を電気信号に変換するためのセル(28)において、 ・ 非圧縮住流体が充てんされ外部圧力の作用下で変形するのに適したそれぞれ の膜(32,34)で各々が閉じられ、かつ剛性壁(36;52;56)によ って相互に分離されている2つのチャンバ(38,40);及び ・ 前記壁に結びつけられこの壁を横断して及ぼされる圧力差に対する応答住を もちそれに応えて電気信号を送り出すセンサー(42); を含んで成り、 2つのチャンバ(38,40)の間に少なくとも1つの通路(50;54; 58)が形成され、この通路は、まず第1に、低いか又はゼロである周波数で 壁(36;52;56)を横断して存在する寄生圧力差を少なくとも減衰させ るためかつ第2に前記センサーがより高い周波数で壁を横断して及ぼされる圧 力差を検出できるようにするため適切な寸法を有していることを特徴とするセ ル。 2.適切な寸法の通路(50)がチャンバを分離する壁(52)の中に形成され ている請求項1に記載の測定用セル。 3.通路にとって適切な寸法に比べて大きい寸法を有しチャンバを分離する壁( 36)を通る1つの開口部(46)が形成され、前記通路(50;54)は、 この通路と開口部が互いに連絡し合うような形で前記分離壁(36)に適用さ れた追加部品(48;55)の中に形成されている、請求項1に記載の測定用 セル。 4.追加部品(48;55)が実質的にシリンダ形の形状を有する、請求項3に 記載の測定用セル。 5.チャンバ分離壁を迂回する連絡流路(58)の形で、適切な寸法の通路が実 施されている、請求項1に記載の測定用セル。
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