JP2001501393A - 音声及びデータ・メッセージを有するページャ - Google Patents

音声及びデータ・メッセージを有するページャ

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Abstract

(57)【要約】 SCR(選択呼出受信機)(10)において、SCR(10)のユーザに受信メッセージの説明でボイス・メモを提供する方法。SCRは、固有データ(63)と、この固有データと関連するユーザ生成ボイス・メモ(67)とを格納する。ボイス・メモ(67)および固有データ(63)は、互いに関連付けてSCRに格納される。一致する固有データを収容するそれ以降の送信メッセージ(73)が受信されると、SCRはこの以降のメッセージの説明で格納済みボイス・メモ(67)を告知できる。別の機能により、ユーザによって選択された時間で発生されるアラームについての理由を説明するために、ボイス・メモを格納し、告知できる。

Description

【発明の詳細な説明】 音声及びデータ・メッセージを有するページャ 発明の分野 本発明は、選択呼出受信機(以下、SCR(selective call receiver)という )に関し、さらに詳しくは、SCRのユーザに有用な情報を供給する方法に関す る。 発明の背景 SCRは、他者との効率的かつ確実な通信を維持する必要のある人にとって人気 が高い。比較的単純なSCRは、通信サービスのプロバイダによってSCRに送 信された電話番号を受信・格納できる。SCRはメッセージ(この場合、電話番 号)が受信され表示可能であることをユーザに報知する。そこで、ユーザはSC Rにメッセージを一般には表示させて、その後ユーザはSCRに表示された番号 に電話をかける。 ある状況では、ユーザは表示された電話番号が配偶者,同僚などの番号である と識別できる。別の場合には、ユーザは、特にある人は自宅用番号,仕事用番号 ,ホテル用番号,セルラ電話番号など2つ以上の電話番号を持っている ので、電話番号と関連するのが誰なのか忘れてしまうことがある。ユーザのSC Rが受信した電話番号または固有データの別の形式を認識でき、またメッセージ を発信した人物の識別あるいはメッセージが発信された位置の識別をユーザに通 知できれば便利である。 特定の指定された時間にアラームを鳴らすようにSCRを設定するユーザにも 関連した問題が生じる。ユーザが複数のイベントに対して自分に報知するように 複数のアラームを鳴らすようにSCRを頻繁に設定する場合、アラームが鳴った ときに、どのイベントについて報知されているのか忘れてしまうことがある。鳴 ったアラームの理由についてユーザが自動的に通知されれば、極めて便利である 。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明により動作するように構成されたSCRのブロック図である 。 第2図は、SCRのメモリの一部の概略図であり、一例としての格納済み情報 を示す。 第3A図,第3B図,第4図および第5図は、本発明の各態様を実施するため にSCRのCPUがどのようにプログラムされるのかを示すフローチャートであ る。 好適な実施例の説明 第1図を参照して、本発明に従って動作するように構成されたSCR10をブ ロック図形式で示す。SCR10における個別のハードウェア要素の多くは従来 のものであり、そのため詳しく説明しない。 図示のSCR10は、アンテナ12,RF復調器14およびデータを含む着信 メッセージを受信・復号するためのデジタル・デコーダ16を含む。このデータ は、番号(電話番号などであるが、それに限定されない),英数字テキストまた は音声データの形式でもよい。本明細書で説明する一例としての動作では、SC R10によって受信されるメッセージは電話番号を含むと仮定する。 アンテナ12によって受信されたメッセージは、従来の復調器14によって復 調され、復調されたアナログ・データを入力としてデコーダ16に与え、このデ コーダ16も従来の構造でもよい。 デコーダ16から出力される信号は復号されたデジタル・データであり、これ は入力としてプロセッサ18に印加され、このプロセッサ18は、例えば、モト ローラ杜製MC68HC05でもよい。プロセッサ18は、以下で説明するよう に、SCR10に本発明に従って動作させるべくプログラムされる。 プロセッサ18は、CPU(中央処理装置)20と、CPU用の命令プログラ ムを格納するROM(読み出し専用 メモリ)22とを含む。また、プロセッサは、CPU20からディスプレイ・ド ライバ26に信号を結合するための外部ポート・インタフェース24も含む。デ ィスプレイ・ドライバは、復号されたメッセージを表示するための、従来の液晶 ディスプレイでもよいディスプレイ28を駆動する。 メッセージの受信時にユーザ報知を発生するため、CPUは報知発生器(alert generator)30に結合され、この報知発生器30の出力はスピーカ・ドライバ 32の入力に結合される。スピーカ34は、SCR10に送られるメッセージの 受信時に可聴報知を発生するためにドライバ32の出力に結合される。 タイマ36は、厳密な周期でデジタル・デコーダ16からデータを収集するた めの時間軸(time base)を与えるためにCPU20に結合され、またこれらのタ イマ36は報知の期間を計測する。 ユーザがSCR10の各機能を制御することができるように、ユーザ制御も含 まれる。図示の実施例では、ユーザ制御は、ボタン・インタフェース46および 外部ポート・インタフェース48を介してCPUに結合された「読み出し(Read) 」38,「選択(Select)」40,「次(Next)」42および「前(Previous)」44 と記されたユーザ起動可能なボタンの形式をとる。これらのボタンは、受信メッ セージを(「読み出し」ボタン38により)ディスプレイ2 8に表示させたり,ボタン42,44を利用してメッセージをスクロールしたり ,「選択」ボタン40を利用してメッセージ読み出しを終了するため、ないしは 以下で説明するように本発明に関連する他の機能のために利用できる。 また、プロセッサ18は、以下の格納要素、すなわち、メモ・ルックアップ・ テーブル52,メッセージ・メモリ54およびプログラム・メモリ56からなる RAM(ランダム・アクセス・メモリ)も含む。 メッセージ・メモリ54は、受信・復号されたメッセージを格納する。プログ ラム・メモリ56は、新規メッセージ(メッセージ・メモリ54に格納される前 )またはCPU20によって実行された計算結果を一時的に格納するためのスク ラッチ・パッド・メモリ(scratch pad memory)として機能する。 メモ・ルックアップ・テーブル52は、以下で説明するように好適な動作方法 に従ってSCR10を動作する際に用いられる情報を収容する。 また、SCR10には、従来のボイス入力モジュール60の入力に結合された マイクロフォン58も含まれる。マイクロフォン58の目的は、ボイス入力モジ ュール60が受信し、かつCPU20に理解できる形式に変換するボイス・メモ をユーザが話すことを可能にすることである。CPU20の制御下で、ボイス・ メモは、後でスピーカ34上で再生するように従来のボイス格納素子(voice storage element)62に格納される。ボイス格納素子62およびボイス入力モジ ュール60は、図示のように離散的な素子でもよく、あるいは単一のユニットに 統合されてもよい。これらの素子は、カリフォルニア州サンノゼのISD,Inc.社 から入手可能である。 動作時に、SCR10は、送信された第1メッセージを受信する。この第1メ ッセージは、本明細書において「固有データ(distinctive data)」というものを 含む。固有データの例には、電話番号,名前,もしくはメッセージの発信者や、 メッセージが発信された位置や、関心のある任意の他のパラメータについて固有 の他のデータがある。 ある場合には、送信メッセージは電話番号のみを含み、この場合、メッセージ および固有データは同一である。別の場合には、送信メッセージは、「734− 8000に電話してください(Call me at 734-8000)」などの長いメッセージの テキストに挿入された電話番号または名前を含む。後者の例では、固有データは 「734−8000」である。 好適な動作方法に従って、SCR10が固有データを含む第1送信メッセージ を受信した後、SCR10は受信メッセージを表示し、ユーザがこの受信メッセ ージに関連するボイス・メモを作成することを希望するかどうかを、ディスプレ イ28上のプロンプトを介して、ユーザに尋ねる。ユーザが同意すると、ユーザ は、第1送信メッセージに関連するボイス・メモをスピーカ58に向かって話す 。CP U20は、このボイス・メモを後で再生するためにボイス格納素子62に格納さ せる。ボイス・メモは、第1メッセージに含まれた固有データと関連付けられた まま、素子62に格納される。このボイス・メモは、同じ固有データを含むその 後受信したメッセージを説明するために後で告知することができる。 一例で、好適なプロセスについて説明する。第1メッセージ61が電話番号「 731−4772」のみからなると仮定する。このメッセージはメッセージ・メ モリ54に格納され、ユーザの要求時に、デイスプレイ28上に表示される。メ ッセージ61に含まれる固有データである「731−4772」は、第2図に示 すように、メモ・ルックアップ・テーブル52内の番地1に格納される。 さらに、ユーザが電話番号「731−4772」が父親の職場の電話番号であ ることが最初にわからないと仮定する。ユーザが「731−4772」に電話を かけると、この番号が父親の職場の電話番号であるとわかる。電話をかけ終わる と、ユーザはこの電話番号の意味を説明するためボイス・メモを入力することを 決める。入力するためには、ユーザは制御ボタンの一つを利用してSCR10の ボイス・メモ機能を呼出し、マイクロフォン58に向かって「父親の職場からの 電話(Dad calling from work)」と話す。この文章はボイス格納素子62内の番 地1にボイス・メモとして格納される。CPU20は、格納されたボイス・メ モ67と、このボイス・メモと関連する固有データ63との間のリンク(点線6 4によって表される)を確立する。このリンクは、当業者に周知な従来のソフト ウェア・ポインタを利用して確立できる。 ここで、ユーザが第1メッセージに指示された電話番号をかけるが、電話に応 答がなく、ユーザがこの第1メッセージを消去すると仮定する。これにより、第 1メッセージ61はメッセージ・メモリ54から消去されるが、第1メッセージ 内の固有データ63はメモ・ルックアップ・テーブル52内に保持される。同様 に、関連ボイス・メモ67は、ボイス格納素子62内に格納されたままである。 次に、SCR10は、送信メッセージ69,71を受信・格納し、これらのメ ッセージは通常通りに表示されるが、これらのいずれに対してもユーザはボイス ・メモを生成しないことがある。その後、ユーザの父親は、第1メッセージと同 じ固有データ、すなわち、電話番号「731−4772」を有する第2メッセー ジ73をSCR10に送信する。CPU20は第2メッセージ72を調べて、第 1メッセージ内の固有データと第2メッセージ内の固有データとの間の一致を探 す。この場合、一致が見つかる。CPU20は、第1メッセージの固有データ6 3に関連して前回格納されたボイス・メモ67を、第2メッセージ73と(およ び同じ固有データを有するそれ以降のメッセージと)リンクすべきであることを 意味するものとしてこの一致を判 断する。 CPU20により第2メッセージ73が表示されると、格納されたボイス・メ モが表示メッセージと関連し、かつ脚注(annotation)として利用可能である旨の ユーザ認識可能な表示をCPUは好ましくは生成させる。好ましくは、ユーザ認 識可能な表示は、ディスプレイ28上に表示されるアイコンである。このように 、ユーザには、格納されたボイス・メモが第2メッセージの説明の際に再生用に 利用可能であることが通知される。ユーザがボイス・メモを聞きたければ、選択 ボタン40を押すと、CPU20によりボイス・メモ67がスピーカ34を介し て告知される。 上記の例は、本発明の方法が、好ましくは、第1メッセージと関連するユーザ 生成されたボイス・メモ67を受信する前に、第1送信メッセージ61を表示す ることを含むことを示す。ボイス・メモ67を受信した後、SCRはこれと、第 1メッセージに含まれる固有データとを、互いに関連付けて格納する。その後、 SCRは、第1メッセージに含まれていたのと同じ固有データを含む第2送信メ ッセージを受信・表示する。格納済みボイス・メモ67は、第2送信メッセージ に含まれる固有データと関連付けられ、このボイス・メモは、第2送信メッセー ジが表示される際に、第2送信メッセージ73の説明において好ましくは告知さ れる。 SCRのCPU20が本発明の一部を実施するために好 ましくはプログラムされる方法を第3A図および第3B図のフローチャートに示 す。ステップ66(第3A図)において、サービス・プロバイダによって送信さ れたメッセージは、SCR10によって受信され、メッセージ・メモリ54に格 納される。ステップ68において、受信メッセージ内の固有データがメモ・ルッ クアップ・テーブル52内に格納済みの固有データと一致するかどうかを判定す る。一致が見つかれば、一致する固有データを有する前回のメッセージが受信済 みであり、かつボイス・メモがこれに関連して格納済みであることを意味する。 ステップ70により、この同じ格納済みボイス・メモが今回のメッセージと関連 付けられ、つまり、このボイス・メモは今回のメッセージを説明するための告知 用に利用可能としてCPUに識別される。 次のステップ72により、メモ・ルックアップ・テーブル52は、ボイス格納 素子62が満杯の場合にどのボイス・メモを削除できるのかを示すように更新さ れる。例えば、CPUは最も最近利用されたボイス・メモの指示を格納して、こ のボイス・メモが削除されないようにすることができる。あるいは、CPUは各 ボイス・メモが告知された回数の指示を格納して、ボイス格納素子62に更なる 空きが必要になった場合に、使用頻度の最も低いボイス・メモを削除できる。ま た、格納済みボイス・メモは、先入れ先出し方式(FIFO)で削除できる。 ステップ74において、今回のメッセージは、ユーザが「読み出し」ボタン3 8を押すことに応答して、デイスプレイ28上で表示される。 ステップ68に戻って、今回のメッセージがメモ・ルックアップ・テーブルに 以前格納済みの固有データと一致する固有データを収容しない場合、プログラム はステップ68からステップ74に進み、ボイス・メモと関連付けずに今回のメ ッセージを表示する。 ステップ76は、格納済みボイス・メモが今回のメッセージと関連するかどう かを尋ねる。ステップ70にて格納済みボイス・メモが今回のメッセージと関連 付けられると、答えは「イエス」であり、プログラムはステップ80に進み、こ こでボイス・メモ報知が生成され、今回のメッセージについて情報を提供する格 納済みボイス・メモがあることをユーザに通知する。この報知は可聴報知であり 、あるいは好ましくは、ディスプレイ28上に表示されるアイコン、もしくはそ の両方である。ユーザが格納済みボイス・メモを再生したいことを指示すると( ステップ82)、次のステップ84に従って再生(告知)される。この告知され たボイス・メモは、今回のメッセージ内の固有データと一致する固有データを収 容する前回のメッセージとともに格納されたものである。 今回のメッセージを読み終えると、ステップ86に従ってメッセージ・メモリ 54からこのメッセージを削除する オプションがユーザに与えられる。ユーザが削除に同意すると、プログラムはス テップ88に進む。このステップにおいて、最後に受信したメッセージがメッセ ージ・メモリ54から削除されるが、メッセージが収容する格納済み固有データ はメモ・ルックアップ・テーブル52内に保持される。このように、一致する固 有データを収容するそれ以降のメッセージは、保持された固有データと関連して 格納されたボイス・メモを利用できる。また、ボイス格納素子62に格納された 関連ボイス・メモも、少なくとも一時的に、保持される。 次のステップ90において、ステップ84に従って告知したボイス・メモを削 除するオプションがユーザに与えられる。ユーザが削除を拒否すると、プログラ ムのこの部分は終了し、ユーザが削除に同意すると、ボイス・メモはステップ9 2において削除される。 着信メッセージおよびその固有データが前回格納されたボイス・メモと関連し ない場合も多い。しかし、ユーザは一致する固有データを有する将来のメッセー ジで用いられるボイス・メモを添付できる。ユーザにこのオプシヨョンを与える プログラムの部分はステップ76から開始し、ここで今回受信したメッセージが 、ボイス・メモが格納された格納済み固有データと一致する固有データを含まな いことが判定される。プログラムは、ステップ76からステップ94(第3B図 )に進み、ここでユーザは、ボイス・メモ を添付したいのかどうか(ディスプレイ28を介して)催促される。答えが「ノ ー」の場合、プログラムのこの部分は終了するが、答えが「イエス」の場合、プ ログラムはステップ96に進む。ここで、ユーザはマイクロフォン58に向かっ てボイス・メモを話す。次に、ステップ98は、メッセージが許容可能かどうか ユーザに尋ねる。許容可能でない場合、ボイス・メモは削除され、プログラムは ステップ96,98を繰り返し、ユーザに別のボイス・メモを格納する機会を与 える。 ボイス・メモが許容可能な場合、ステップ100は、ボイス格納素子62が満 杯かどうかを尋ねる。満杯でない場合、プログラムはステップ104に進み、こ こでボイス・メモは固有データと関連して格納され、固有データはメモ・ルック アップ・テーブル52に格納される。メモ・ルックアップ・テーブルが満杯の場 合、ステップ102により、前回格納済みのボイス・メモが削除される。この削 除されるボイス・メモは、使用したのが最も古い、あるいは使用頻度が最も低い ボイス・メモでもよい。また、削除すべきボイス・メモを選択するために他の条 件を利用してもよい。 固有データおよび関連ボイス・メモを格納する別の方法について説明する。こ の代替方法は、上記の方法に代わって、あるいは好ましくは上記の方法と併用し て利用できる。 この代替方法に従って、ユーザはSCRのメモリに既知の固有データ、例えば 、将来受信されるであろうメッセー ジに含まれると思われる既知の電話番号を入力する。SCR10は、この固有デ ータをメモリに格納する。次に、ユーザはこの固有データと関連するボイス・メ モを話し、SCRはこのボイス・メモを固有データと関連付けて格納する。例え ば、ユーザが電話香号「555−1800」を含む少なくとも一つの以降のメッ セージを受信することを期待し、ユーザはこの電話番号が職場の上司のものであ ることを知っている。ユーザは、従来の表示プロンプトと組み合わせてボタン3 8〜44のうちの一つまたはそれ以上を利用して、この電話番号をSCRのメモ ・ルックアップ・テーブル52に入力する。ボイス・メモを入力したいかどうか 催促されると、ユーザは「新製品計画を忘れずに伝えること(Remember to menti on the new product plans)」という文章をマイクロフォンに向かって話す。S CRは、この文章を電話番号「555−1800」と関連付けてボイス格納素子 62に格納する。 その後、送信メッセージを受信すると、SCRはメッセージのいずれかがメモ リに格納された固有データと一致する固有データを収容するかどうかを判定する 。一致が見つかると、SCR10は受信メッセージの説明の際の告知用として格 納済みボイス・メモを利用可能にする。好ましくは、SCR10は、一致する固 有データ(例えば、同一電話番号)を見つけると、ボイス・メモがある旨をユー ザにアイコンおよび/または可聴報知を介して報知し、またユ ーザの要求時に、このボイス・メモを告知する。 なお、固有データおよびボイス・メモを格納し、ボイスメモを告知するこの代 替方法は、メッセージが受信される順序ならびに固有データと関連ボイス・メモ が格納される順序を除いて、一般に第3図のフローチャートに従うことが理解さ れる。このフローチャートに対する必要な修正は、上記の説明に鑑み当業者に明 白であろう。 固有データおよび関連ボイス・メモを格納し、ボイス・メモを告知のために利 用可能にすることは、SCRのユーザを大きく支援することが理解される。ボイ ス・メモは、メッセージを送信した人物の識別、あるいはユーザにとって重要な 任意の他の事実をユーザが思い出すのを助ける。ボイス・メモはユーザが生成し たものであるという事実は、ユーザにとって特に重要である情報を収容するカス タマイズされたメモであって、変化する状況に対処するためにユーザによって変 更可能なカスタマイズされたメモをユーザが格納できるので、SCRを特に貴重 なものにする。 本発明の別の態様では、アラームと関連付けてボイス・メモを格納する。本発 明のこの態様に従って、ユーザはSCRのユーザ制御を利用して、ユーザの指定 する時間に出力されるアラームを設定する。このアラームは、スピーカ34によ って出力して、アラーム音を発生でき、あるいはディスプレイによって出力して 、アラーム・アイコンまたはメッセージを表示できる。また、ユーザはボイス・ メモ を話し、このボイス・メモは指定されたアラーム時間と関連付けてボイス格納素 子62に格納される。指定された時間になると、SCR10はアラームを出力し 、このアラームの説明で格納済みボイス・メモを告知する。一例について、どの ようにCPU20が本発明のこの態様を実施するために好適にプログラムされる のかを示す第4図とともに説明する。 プログラムはステップ106から開始し、これによりディスプレイ28は「ア ラーム設定?(Set Alarm?)」のプロンプトを表示する。ユーザがアラームの設定 に同意すると、ユーザはアラームを出力させたい時間を入力する(ステップ10 8)。例えば、午前11時にミーティングがあるユーザは、このミーティングの 催促として10:45のアラーム時間を入力してもよい。この情報は、電話番号 の入力について上記で説明したのと同じようにして、ユーザによりSCRに入力 され、RAM50に格納される。次に、ステップ110は、ボイス・メモを指定 されたアラム時間に添付するかどうかを尋ねる。答えが「イエス」の場合、プロ グラムはステップ112に進み、ここでユーザはボイス・メモを話す。上記の例 を利用して、ボイス・メモは、「午前11時にマーサとミーティング(Meet Mart ha at 11AM)」としてもよい。 ステップ114は、ボイス・メモを変更する機会をユーザに与える。変更を望 む場合、ステップ112,114は、 ユーザがボイス・メモに納得するまで繰り返される。次に、この納得したメモは ボイス格納素子62に格納される(ステップ116)。 CPU20は、第5図に示すように、アラーム報知を生成し、関連したボイス ・メモを告知するようにプログラムされる。ステップ118において、現時刻が アラームの指定された時間に等しいかどうか判定される。このステップは、指定 されたアラーム時間になるまで繰り返され、指定されたアラーム時間になったと き、ステップ120が実行され、アラーム報知を生成する。次のステップ122 は、ボイス・メモがアラームと関連付けられているかどうかを尋ねる。答えが「 イエス」の場合、プログラムはステップ124に進み、関連ボイス・メモを告知 させる。 アラームとともにボイス・メモを利用することは、ユーザにとってのSCRの 価値を明らかに向上させる。この機能により、SCRユーザはなぜアラームが発 生しているのかを忘れてしまうことを心配する必要がない。ユーザ自身のボイス ・メモが理由を告知し、あるいはユーザにとって重要である事実をユーザに思い 出させる。これは、多くのミーティングや、特定の時間に摂取すべき薬などを思 い出させるアラーム機能を頻繁に利用するユーザにとって特に重要である。ボイ ス・メモ/アラーム機能と、受信メッセージの説明でボイス・メモを告知できる 能力とを組み合わせることは、SCRに更なる価値を追加する。 以上、本発明について好適な実施例の点から説明したが、本発明から逸脱せず に多くの変更および変形が可能なことが当業者に明白である。従って、かかる一 切の変更および変形は、請求の範囲で定められる本発明の精神および範囲内であ るとみなされるものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キンケイド,クリストファー アメリカ合衆国フロリダ州ロクサハットチ ー、75ス・レーン・ノース14407 (72)発明者 ホルムス,カレン・エム アメリカ合衆国フロリダ州ボイントン・ビ ーチ、ノース・イースト20ス・レーン640

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.テキストを含む送信メッセージを受信する選択呼出受信機において、前記 選択呼出受信機のユーザに、メッセージに関する情報を提供する方法であって: テキストが固有データを含む第1送信メッセージを受信する段階; 前記第1送信メッセージに関連するユーザによって生成されたボイス・メモを 受信する段階;および 前記ボイス・メモおよび固有データを互いに関連付けて格納する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 2.前記ボイス・メモを受信する前に、前記第1送信メッセージを表示するこ とを含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.ユーザによって生成されたボイス・メモを受信する段階および前記ボイス ・メモおよび固有データを格納する段階は、前記第1送信メッセージを受信する より前に行われる、請求項1記載の方法であって: 格納済み固有データと、前記第1送信メッセージ内の固有データとの間の一致 を探して、一致が見つかった場合に、前記第1送信メッセージの説明で前記格納 済みボイス・メモを告知する段階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1記 載の方法。 4.前記固有データを含む第2送信メッセージを受信・表示し、前記第2送信 メッセージの説明で前記ボイス・メモを告知することをさらに含んで構成される ことを特徴とする請求項1記載の方法。 5.前記格納済みボイス・メモと、前記第2送信メッセージに含まれる前記固 有データとを関連付けることを含む請求項4記載の方法であって、前記ボイス・ メモは、前記第2送信メッセージが表示される際に告知されることを特徴とする 請求項4記載の方法。 6.ユーザ要求時に前記第2送信メッセージを表示し、かつ前記第2送信メッ セージについてボイス・メモが利用可能である旨のユーザ認識可能な指示を生成 することを含むことを特徴とする請求項4記載の方法。 7.指定された時間に出力されるアラームを設定する段階;および 前記アラームと関連付けられたユーザによって生成されたアラーム・ボイス・ メモを格納する段階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 8.前記指定された時間に前記アラームを出力する段階;および 前記アラームの説明で前記アラーム・ボイス・メモを告知する段階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項7記載の方法。 9.テキストを含む送信メッセージを受信する選択呼出受信機において、前記 選択呼出受信機のユーザに、メッセージに関するに情報を提供する方法であって : テキストが固有データを含むところの第1送信メッセージを受信する段階; 前記第1送信メッセージを表示する段階; 前記第1送信メッセージに関連するユーザによって生成されたボイス・メモを 受信する段階; 前記ボイス・メモおよび固有データを互いに関連付けて格納する段階; 前記固有データを含む第2送信メッセージを受信・格納する段階; 前記第2送信メッセージを表示する段階;および 前記第2送信メッセージの説明で前記ボイス・メモを告知する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 10.前記格納済みボイス・メモと、前記第2送信メッセージに含まれる前記 固有データとを関連付けることを含む請求項9記載の方法であって、前記ボイス ・メモは、前記第2送信メッセージが表示される際に告知されることを特徴とす る請求項9記載の方法。
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