JP2001501197A - 抗―腫瘍剤としての置換された複素環式化合物類 - Google Patents

抗―腫瘍剤としての置換された複素環式化合物類

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JP2001501197A JP10515004A JP51500498A JP2001501197A JP 2001501197 A JP2001501197 A JP 2001501197A JP 10515004 A JP10515004 A JP 10515004A JP 51500498 A JP51500498 A JP 51500498A JP 2001501197 A JP2001501197 A JP 2001501197A
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ジェイ. ラボワ,エドモンド
フォン リウ,リロイ
ビー. マッキー,ダーシャン
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ルトガーズ,ザ ステイト ユニバーシティ オブ ニュージャージー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、下記式(I): 〔式中、R1〜R7,W,X,Y及びZは、明細書に定義された値のいづれかである〕で表わされる化合物、及び医薬的に許容されるその塩(抗癌剤として有用である)を提供する。また、1又は複数の式(I)の化合物を含んで成る医薬組成物、式(I)の化合物の調製方法、及び式(I)の化合物の調製のために有効な中間体が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 抗−腫瘍剤としでの置換された複素環式化合物類 発明の背景 DNA−トポイソメラーゼは、DNA鎖の切断及び再結合を触媒し、そしてDNAのト ポロジー状態を制御する酵素である。最近の研究はまた、トポイソメラーゼがま た、RNA転写の間、鋳型スーパーコイルを調節することにも関与していることを 示唆する。2種の主要種類の哺乳類トポイソメラーゼが存在する。DNA−トポイ ソメラーゼI型は、過渡的一本鎖切断−結合サイクルを実施することによって二 本鎖DNAのトポロジー状態の変化を触媒する。対照的に、哺乳類トポイソメラー ゼII型は、過渡的酵素架橋された二本鎖切断を引き起こし、続いて鎖の通過及び 再封止によりDNAのトポロジーを変更する。哺乳類トポイソメラーゼIIはさらに 、II型α及びII型βとして分類される。トポイソメラーゼ毒素である剤に関係す る抗腫瘍活性は、酵素−DNA切断複合体を安定化するそれらの能力に関係してい る。酵素−DNA切断可能複合体のこの薬素−誘発された安定化は、酵素を細胞毒 素に効果的に転換する。 臨床学的使用でのいくつかの抗腫瘍剤は、哺乳類トポイソメラーゼII型毒素と しての有力な活性を有する。それらは、アドリアマイシン、アクチノマイシンD 、ダウノマイシン、VP-16及びVM-26を包含する。トポイソメラーゼII型毒素とし て作用する臨床学的及び実験的薬物の数に比較して、トポイソメラーゼI型毒素 として同定されている剤に関して、現在限定された数のみが存在する。カンプト セシン(Camptothecin)及びその構造的に関連している類似体は、最とも多数研 究されたトポイソメラーゼI型毒素間のものである 。最近、ビー及びテルベンズイミダゾール(Chenなど.,Cancer Res.1993,53 ,1332-1335;Sunなど.,J.Med.Chem.1995,38,3638-3644;Kimなど.,J.Med.Ch em.1996,39,992-998)、一定のベンゾ〔c〕フェナントリジン及びプロトベ ルベリンアルカロイド、及びそれらの合成類似体(Makheyなど.,Med.Chem.Res. 1995,5,1-12;Janinなど.,J.Med.Chem.1975,18,708-713;Makheyなど.,Bi oorg.& Med.Chem.1996,4,781-791)、並びに菌類代謝物、すなわちブルガレ イン(bulgarein)(Fujiiなど.,J.Biol.Chem.1993,268,13160−13165)及びサ イントピン(saintopin)(Yamashitaなど.,Biochemistry 1991,30,5838-5845) 及びインドールカルバゾール(Yamashitaなど.,Biochemistry 1992,31,12069- 12075)が、トポイソメラーゼI型毒素として同定されている。 コラリン(coralyne)、ニチジン(nitidine)、5,6−ジヒドロ−8−デス メチルコラリン及び関連する類似体により観察される例外的なトポイソメラーゼ 毒素は、トポイソメラーゼI型又はII型の毒素として特別に作用するそれらの能 力と関連するそれらの構造的特徴に基づいてのいくつかの最近の研究を促進した (Gattoなど.,Cancer Res.1996,56,2795-2800;Wangなど.,Chem.Res.Toxicol .1996,9,75-83;Wangなど.,Chem.Res.Toxicol.,1993,6,813-818)。すべて の3種のそれらの剤に関連する共通する特徴は、それらの構造体内での3−フェ ニルイソキノリニウム成分の存在である。 それらの化合物のいくつかはトポイソメラーゼI型毒素としてのカンプトセシ ンに類似する効能又はトポイソメラーゼII型毒素としてのVM-26に類似する効能 を有したにもかかわらず、それらは単に控えめな細胞毒性活性を有した。トポイ ソメラーゼ毒素としてのそれらの効能とのより直接的な関連性の不在は、カンプ トセシン又は VM-26のいづれかとして細胞中に効果的に吸収されそうもない見込みに一部寄与 した。第四アンモニウム基の存在は、細胞摂取を最ともおそらく妨害する。剤、 たとえばコラリン及びニチジンは、効果的な輸送を可能にするために加水分解を 受ける必要があり、そして第四アンモニウム親化合物を再形成するために続く脱 水又はシクロ脱水を受ける必要があることが推定されている。これは、剤、たと えばコラリン又はニチジンに関してインビボで観察される比較的低い抗腫瘍活性 を説明することができる。 改良された活性を有する抗癌剤のための必要性があることが明白である。 発明の要約 本発明は、下記式(I):〔式中、R1,R2,R3,R5及びR6は独立して、H,OH,NO2,NH2、ハロ、NHC O(C1−C8)アルキル又は(C1−C8)アルコキシであり;R1及びR2は一緒に−O CH2O−であり;R2及びR3は一緒に−OCH2O−であり;あるいはR5及びR6は一 緒に−OCH2O−であり; R4及びR7は独立してH、(C1−C8)アルキル又は不在であり; WはC又はNであり; XはC又はNであり; Yは−C=,−N=又は直接的な結合であり、但し、Yが−C=である場合、 XはNであり;そして Zは−CH=CH−,−(CH2)2-又は不在である〕で表わされる化合物、又は医薬 的に許容できるその塩を供給する。 本発明の1つの好ましい態様によれば、WはNであり、そしてYは直接的な結 合である。もう1つの好ましい態様においては、WはCであり、そしてYは−C =又は−N=である。 本発明のもう1つの好ましい態様によれば、Zは−CH=CH−又は−(CH2)2−で ある。もう1つの好ましい態様において、R5及びR6はそれぞれ(C1−C8)アル コキシ、好ましくは−OCH3であり、又は一緒に−OCH2O−である。好ましくは、 R3はHである。好ましい態様において、R1及びR2の1つ又は両者は、(C1− C8)アルコキシ、好ましくはOCH3であり、又は一緒に−OCH2O−である。もう1 つの好ましい態様において、R2及びR3は一緒に−OCH2O−である。 好ましくは、XがCである場合、C7はH、メチル又はエチルであり;又はX がCである場合、R7はHである。好ましくは、XがNである場合、R7は不在か 又はCH3である。同様に、好ましくは、Yが−C=である場合、R4はHであり; そしてYが−N=である場合、R4は不在か又はCH3である。X又はYが置換され たNである場合、そのNは正の電荷を有するであろうことが理解されるであろう 。 式Iの化合物の好ましいグループは、下記式(II): 〔式中、R1,R2,R3,R5,R6及びR7は、式Iの化合物について本明細書に 定義される値又は好ましい値のいづれかを有する〕で表わされる化合物;又は医 薬的に許容できるその塩である。 式(I)の化合物は、癌細胞、たとえば耐薬物性癌細胞に対して効果的な細胞 毒性剤であることが示されている。さらに、式Iの一定の化合物は、トポイソメ ラーゼI型に対する阻害活性を示す。従って、本発明はまた、前記癌細胞の増殖 を阻害するのに効果的な量の式(I)の化合物を、癌を有する哺乳類に投与する ことを含んで成る、癌細胞増殖をインビトロ又はインビボで阻害するための方法 も提供する。本発明によれば、前記化合物又はその塩は、医薬的に許容できるキ ャリヤーと組合して投与され得る。 本発明はまた、医薬的に許容できるキャリヤーと組合して本発明の化合物を含 んで成る医薬組成物、及び本発明の化合物の調製方法、並びに本発明の化合物の 合成のために有用な新規中間体を供給する。 図面の簡単な説明 図1は、式Iの代表的なベンズ〔c〕アクリジンの合成を示す。 図2は、式Iの代表的なベンズ〔a〕アクリジンの合成を示す。 図3は、本発明の代表的な化合物の合成を示す。 図4は、式Iの化合物の調製のために有用な中間体の合成を示す。 特定の記載 本発明によれば、癌細胞は、有効量の式(I)の化合物の癌を有する哺乳類へ の投与によりインビトロ又はインビボで阻害される。本明細書において使用され る場合、“有効量”とは、標的癌細胞の増殖の阻害をもたらす量である。本明細 書において記載される場合、適切な用量は、約0.5〜約100mg/kg体重/日の範囲 であろう。 本明細書に記載される化合物及び組成物は、哺乳類固形腫瘍又は血液学的悪性 疾患の処理において効果的であると思われる。それらの固形腫瘍は、頭及び首、 肺、中皮腫、縦隔、食道、胃、膵臓、肝担管システム、小腸、結腸、直腸、肛門 、腎臓、尿管、膀胱、前立腺、尿道、陰茎、精巣、婦人科器官、卵巣、乳房、内 分泌系、皮膚中枢神経系;柔組織及び骨の肉腫;及び皮膚及び眼内起源の黒色腫 を包含する。血液学的悪性疾患は、小児性白血病及びリンパ腫、Hodgkin病、リ ンパ球及び皮膚起源のリンパ腫、急性及び慢性白血病、血漿細胞新生物及びAIDS に関連する癌を包含する。処理のための好ましい哺乳類種は、ヒト及び家畜動物 である。 式Iのべンズ〔c〕アクリジン(XはNであり、そしてYは−C=である)は 、便利には、図1に示される経路により調製され得る。2−アミノ−4,5−ジ メトキシアセトフェノン(4)と6,7−ジメトキシ−1−テトラロン(5)と の反応は、5,6−ジヒドロ−2,3,9,10−テトラメトキシベンズ〔c〕ア クリジン(6)を付与し、これは、Pd/Cの存在下で190℃でデカリンにおける 懸濁液として加熱される場合、2,3,9,10−テトラメトキシベンズ〔c〕ア クリジン(7)に転換され得る。6及び7の両者は、それぞれ第四アンモニウム 塩(8及び9)を形成するために、硫酸ジメチルとの反応によりそれらの12−メ チル誘導体に転換され得る。 ベンズ〔a〕アクリジン類似体(XはCであり、そしてYは−N=である)は 、図2に示される方法に類似する方法を用いて便利に調製され得る。適切なo− ニトロベンズアルデヒドと5,6−又は6,7−二置換されたβ−テトラロンと のクネーフェナーゲル縮合は、1−(2’−ニトロベンジリデン)−2−テトラ ロン(12a〜f及びj)を供給する。Pd/Cの存在下で190℃でのデカリンにお ける加熱は、それらのジヒドロ化合物のそれらのベンズ〔a〕アクリジン誘導体 (14a〜d及びj)への転換をもたらした。塩化メチレン中、BBr3による13a又 は14aのいづれかの処理は、それぞれのテトラヒドロキシ類似体(13g及び14g )を供給した。硫酸ジメチルと13a又は14aとの反応は、それらの7−メチル誘 導体(15a及び16a)の形成をもたらした。 出発材料2−ニトロ−4,5−ジメトキシベンズアルデヒド及び2−ニトロ− 4,5−メチレンジオキシベンズアルデヒドは市販されている。6−クロロ−β −テトラロンの調製は、Rosowsky、など.,J.Org.Chem.1968,33,4288-4290に より記載のようにして実施され得る。 7−ニトロ−β−テトラロンは、図3に示されるように、Nicholsなど.(Orga nic Preparations and Procedures 1977,277-280)により報告される方法に類 似する方法を用いて、7−ニトロ−α−テトラロンから調製された。7−ニトロ −β−テトラロンは、図3に示されるように、20,21,22及び23の調製において 中間体として作用する。 5,6−メチレンジオキシ−2−テトラロン(11e)は、5,6−ジヒドロ− 9,10−ジメトキシ−3,4−メチレンジオキシベンズ〔a〕アクリジン(13e )の調製のための必要な中間体として使用された。このテトラロンは、図4に示 されるように6段階で調製 される。2,3−メチレンジオキシベンズアルデヒドが、2,3−メチレンジオ キシケイ皮酸を付与するためにマロン酸により縮合された(J.Kooなど.Org.Synt hesis Coll.Vol.IV,1963,327-329)。2−3−メチレンジオキシケイ皮酸が ジヒドロケイ皮酸誘導体を付与するために10% Pd/Cを用いて水素付加され、 次に前記誘導体はそのエチルエステル(17)に転換された(M.A.Brook;T.N.Chan ,Synthesis Comm.,1983,201-203)。次に、エチル−2,3−メチレンジオキ シジヒドロシンナメートがそのβ−ケトスルホキシド(18)に転換された(J.G.C annonなど.,J.Med.Chem.,1977,20,1111-1116)。β−ケトスルホキシド誘導 体(18)は、トリフルオロ酢酸による処理によるPummerer転換にゆだねられる場 合、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチルチオ−5,6−メチレンジオキ シ−2(1H)−ナフタレノン(19)を生成した(Y.Oikawk,Tetrahedron,197 4,30,2653-2660)。氷酢酸中、10% Pd/Cを用いての19の水添分解が11eを付 与した(D.E.Nicholes,J.Med.Chem.,1990,33,703-710)。 式Iの化合物の医薬的に許容できる塩は、本発明の方法の実施において同様に 使用され得る。医薬的に許容できる塩は、有機又は無機塩基、たとえばNaOH,Na (CO3)2,NaHCO3,KOH及び同様のもの;及び酸、たとえば塩酸及びスルホ酢酸及 び同様のものを用いて形成され得る。本明細書に記載される化合物及び/又はそ れらの塩は純粋な化学物質として投与され得るが、医薬組成物として活性成分を 提供することが好ましい。従って、本発明はさらに、1又は複数の化合物及び/ 又は医薬的に許容できるその塩、及び1又は複数の医薬的に許容できるキャリヤ ー、並びに任意には、他の治療及び/又は予防成分を含んで成る医薬組成物の使 用にも関する。前記キャリヤーは、組成物中の他の成分と適合でき、そしてその 受容体に対し て有害ではない点で“許容できる”べきである。 医薬組成物は、経口又は非経口(筋肉内、皮下及び静脈内も包含する)投与の ために適切な組成物を包含する。組成物は、適切な場合、別々の単位投与形で便 利には提供され得、そして薬学の業界において良く知られている方法のいづれか により調製され得る。そのような方法は、液体キャリヤー、固体キャリヤー、半 固体キャリヤー、細かく分割された固体キャリヤー又はそれらの組合せと活性成 分とを会合せしめる段階、及び次に、必要なら、所望する供給システムに生成物 を形状化する段階を包含する。 経口投与のために適切な医薬組成物は、予定された量の活性成分を含む別々の 単位投与形、たとえば硬質又は軟質ゼラチンカプセル、カシェ剤、錠剤として; 粉末又は顆粒として;溶液、懸濁液又はエマルジョンとして提供され得る。活性 成分はまた、ボーラス、舐剤又はペースとしても提供され得る。経口投与のため の錠剤及びカプセルは、従来の賦形剤、たとえば結合剤、充填剤、滑剤、砕解剤 又は湿潤剤を含むことができる。錠剤は、当業界に良く知られている方法に従っ て、たとえば腸用皮膜により被覆され得る。 経口液体調製物は、たとえば水性又は油状懸濁液、溶液、エマルジョン、シロ ップ又はエリキシルの形で存在することができ、又は使用の前、水又は他の適切 なビークルによる構成のための乾燥生成物として提供され得る。そのような液体 調製物は、従来の添加剤、たとえば懸濁剤、乳化剤、非水性ビークル(食用油を 含むことができる)、又は保存剤を含むことができる。 化合物はまた、非経口投与(たとえば注射、ボーラス注射又は連続的注入によ る)のためにも配合され得、そして添加される保存剤を有する、アンプル、予備 −充填された注射器、小ボーラス注入容器又は複数−用堡容器において単位投与 形で提供され得る。組成物 は、油状又は水性ビークル中、懸濁液溶液又はエマルジョンのような形を取るこ とができ、そして配合剤、たとえば懸濁剤、安定剤及び/又は分散剤を含むこと ができる。他方では、活性成分は、使用の前、適切なビークル、たとえば滅菌し た、発熱物質を有さない水による構成のために、滅菌した固体の無菌単離又は溶 液からの凍結乾燥により得られる粉末形で存在することができる。 皮膚への局部投与のためには、化合物は、軟膏、クリーム又はローションとし て、又は経皮用パッチの活性成分として配合され得る。適切な経皮供給システム は、たとえばFisherなど.(アメリカ特許第4,788,603号)又はBawasなど.(アメ リカ特許第4,931,279号、第4,668,504号及び第4,713,224号)に開示される。軟 膏及びクリームは、適切な増粘剤及び/又はゲル化剤の添加を伴って、水性又は 油状基材により配合され得る。ローションは、水性又は油状基材により配合され 得、そして一般的に、1又は複数の乳化剤、安定剤、分散剤、懸濁剤、増粘剤、 又は着色剤を含むであろう。活性成分はまた、たとえばアメリカ特許第4,140,12 2号、第4,383,529号又は第4,051,842号に開示されるように、イオン導入法を通 しても供給され得る。 口への局部投与のために適切な組成物は、単位投与形、たとえば風味のある基 材、たとえばスクロース、及びアカシア又はタングステンに活性成分を含んで成 るロゼンジ;不活性基材、たとえばゼラチン及びグリセリン又はスクロース及び アカシアに活性成分を含んで成る香錠;及び適切な液体キャリヤーに活性成分を 含んで成るうがい薬を包含する。 所望する場合、上記組成物は、たとえば天然ゲル、合成ポリマーゲル又はその 組合せを含んで成る一定の親水性ポリマーマトリックスとの組合せにより使用さ れる活性成分の持効性開放を付与するよ う適合され得る。 本発明の医薬組成物はまた、他のアジュバント、たとえば風味剤、着色剤、抗 微生物剤又は保存剤も含むことができる。 処理への使用のために必要とされる、化合物又はその活性塩又は誘導体の量は 、選択される特定の塩のみならず、また投与の経路、処理される状態の性質、及 び患者の年齢及び状態によって変化し、そして究極的には、医者又は臨床医の考 えしだいであることがさらに理解されるであろう。 しかしながら、一般的に、適切な用量は、約0.5〜約100mg/kg体重/日〜約10 〜約75mg/kg体重/日の範囲、たとえば3〜約50mg/kg体重/日、好ましくは6 〜90mg/kg/日、最とも好ましくは15〜60mg/kg/日の範囲で存在するであろう 。 化合物は、たとえば単位投与形当たり5〜1000mg、便利には10〜750mg、最と も便利には50〜500mgの活性成分を含む単位投与形で投与される。 理想的には、活性成分は、約0.5〜約75μM、好ましくは約1〜50μM、最と も好ましくは約2〜約30μMの活性成分のピーク血漿濃度を達成するよう投与さ れるべきである。これは、任意には塩溶液中、活性成分のO.05〜5%溶液の静脈 内注射により達成され得、又は約1〜l00mgの活性成分を含むボーラスとして経口 投与され得る。所望する血液レベルは、約0.01〜5.0mg/kg/時を付与するため に連続した注入により、又は約0.4〜15mg/kgの活性成分を含む断続的注入によ り維持され得る。 所望する用量は、便利には、一回の用量で、又は適切な間隔で投与される分割 された用量として、たとえば1日当たり2回、3回、4回又はそれ以上の回数の 副用量として提供され得る。その副用量自体はさらに、たとえば多くの別々の不 正確に間隔を開けられた投 与、たとえば注入器からの複数回の吸入又は眼への多くの液滴の適用により分割 され得る。 油の例は、例示的であって、本発明を制限するものではない。 例 例I−一般 融点を、Thomas-Hoover単一溶融細管融点装置により決定した。赤外スペクト ルデータ(IR)を、Perkin-Elmer 1600 Fourier Transform分光計上で得、そし てcm-1で報告する。プロトン(1H NMR)及び炭素(13C NMR)核磁気共鳴を、Varia n Gemini-200 Fourier Transform分光計上で記録した。NMRスペクトル(200MHz 1 H及び50MHz 13C)を、CDCl3(特にことわらない限り)で記録し、そして化学シ フトはテトラメチルシラン(TMS)からダウンフィールドされるδ単位で報告され た。カップリング定数は、ヘルツで報告される。質量スペクトルは、Washington University Resource for Biomedical and Bio-Organic Mass Spectrometryか ら得られた。カラムクロマトグラフィーは、示される溶媒系を用いて、Silitech 32-63μm(ICN Biomedicals,Eschwegge,Ger.)上で実施されるフラッシュク ロマトグラフィーを言及する。燃焼分析は、Atlantic Micrdabs,Inc.,Noreros s,GAにより実施され、そして±0.4%以内であった。 2,3,9,10−テトラメトキシ−7−メチル−5,6−ジヒドロベンズ〔c 〕アクリジン(6)。2−アミノ−4,5−ジメトキシアセトフェノン(1.0g、 5.1mモル)をl0mlのCH2Cl2に溶解し、そして塩化水素(1.0M溶液、エーテルにおい て無水)を、室温で激しく撹拌しながら添加した。アミノアセトフェノンの塩酸 塩が沈殿した。溶媒を真空下で除去し、そして得られる固体残留物を真空下で1 時間、乾燥せしめた。次に、塩酸塩を、6,7−ジメトキシ− 1−テトラロン(1.59g、7.68mモル)と共に粉砕し、そして次にその混合物を 密封された管に移し、そして140℃で1時間、加熱した。次に、その得られる融 合されたプラグを煮沸メタノール(300ml)に溶解した。この溶液を200mlに濃縮し 、そして一晩放置し、針形状の結晶を得た。それらの結晶を濾過し、そして3回 の5mlアセトンにより洗浄し、そして乾燥せしめ、99%の収率でベンズ〔c〕ア クリジン塩酸塩誘導体の鮮黄色の針状物を得た。その塩酸塩を200mlの煮沸メタ ノールに溶解した。その溶液を室温に冷却した後、濃NH4OHを、pH10を得るまで 滴下した。明るい黄色の結晶が形成し始めた。次に、その懸濁液を200mlの水に より希釈し、そして100mlのCH2Cl2により3度抽出した。組合された抽出物を50m lのブラインにより1度洗浄し、無水Na2SO4を用いて乾燥せしめ、濾過し、そし て溶媒を真空下で除去し、遊離塩基を付与した; 5,6−メチレンジオキシ−2−テトラロン(11e):0.669g(2.83mM)の19 を、水素添加フラスコにおける10mlの氷酢酸に取った。10% Pd-C0.46gを添加 し、そしてこの混合物を、40時間、40psigの水素下でParr装置において振盪した 。その反応混合物をセライト層を通して濾過し、氷酢酸5mlにより3度洗浄した 。氷酢酸を回転蒸発し、粗テトラロン(11e)を得た。次に、その粗テトラロン を亜硫酸水素ナトリウムにより処理し、それをより安定した亜硫酸 水素アダクトに転換した。純粋なテトラロンを、必要な場合、10%炭酸ナトリウ ム溶液による処理、続くジクロロメタンによる抽出によりその亜硫酸水素アダク トから生成した;例II−1−(2’−ニトロベンジリデン)−2−テトラロン誘導体の合成のため の一般的な方法(図2)。 それぞれ2.45mモルの2−テトラロン、2−ニトロベンズアルデヒド及び酢酸 ナトリウムの氷酢酸(10ml)溶液を、窒素雰囲気下で3〜8時間、還流した。そ の反応混合物を室温に冷却した。その混合物を注意してシリカゲル(75g)ゲル 上に負荷し、そしてエチルエーテル及びヘキサンの1:1混合物を用いてクロマ トグラフィー処理した。カラムから4番目に一般的に溶出する黄色の化合物を集 め、それぞれのテトラロン誘導体を20〜25%の収率で得た。 1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジリデン)−6,7−ジメ トキシ−2−テトラロン(12a)。6,7−ジメトキシ−2−テトラロン及び6 −ニトロベラトラアルデヒドから調製された; 1−(2’−ニトロ−4’,5’−メチレンジオキシベンジリデン)−6,7 −ジメトキシ−2−テトラロン(12b)。6,7−ジ メトキシ−2−テトラロン及び6−ニトロピペロナールから調製された; 1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジリデン)−2−テトラロ ン(12c)。2−テトラロン及び2−ニトロ−4,5−ジメトキシベンズアルデ ヒドから調製された: 1−(2’−ニトロ−ベンジリデン)−6,7−ジメトキシ−2−テトラロン (12d)。6,7−ジメトキシ−2−テトラロン及び2−ニトロベンズアルデヒ ドから調製された: 1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジリデン)−5,6−メチ レンジオキシ−2−テトラロン(12e)。5,6−メチレンジオキシ−2−テト ラロン及び2−ニトロ−4,5−ジメト キシベンズアルデヒドから調製された; 1−(2'−ニトロ−4',5'−ジメトキシベンジリデン)−5,6−ジメト キシ−2−テトラロン(12f)。5,6−ジメトキシ−2−テトラロン及び2− ニトロ−4,5−ジメトキシベンズアルデヒドから調製された; 1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジリデン)−6−クロロ− 2−テトラロン(12j)。6−クロロ−2−テトラロン及び2−ニトロ−4,5 −ジメトキシベンズアルデヒドから調製された; 1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメキシベンジリデン)−7−ニトロ−2 −テトラロン(図3)。7−ニトロ−2−テトラロン及び2−ニトロ−4,5− ジメトキシベンズアルデヒドから調製された; 例III−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジン誘導体の合成のための一般的 方法(図2)。 1−(2’−ニトロベンジリデン)−2−テトラロン誘導体(0.3mモル)を10 mlの氷酢酸に溶解し、そして窒素雰囲気下で1〜4時間、亜鉛ダスト(1.64mモ ル)により還流した。その反応混合物を室温に冷却し、そして次に、全混合物を 、シリカゲル(100g)カラム上に注意して負荷し、そして酢酸を除去するために まず、500mlのエチルエーテルによりクロマトグラフィー処理し、続いてヘキサ ン/酢酸エチルにより溶出した。移動相の極性を、必要なら、適切な割合のヘキ サンを混合することによって低めた。適切な画分をプールし、そして真空下で濃 縮し、83〜95%の対応する5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジンを得た。 2,3,9,10−テトラメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジン (13a)。1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジリデン)−6, 7−ジメトキシ−2−テトラロンから調製された: 2,3−ジメトキシ−9,10−メチレンジオキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔 a〕アクリジン(13b)。1−(2’−ニトロ−4’,5’−メチレンジオキシ ベンジリデン)−6,7−ジメトキシ−2−テトラロンから調製された; 9,10−ジメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジン(13c)。1 −(2’−ニトロ−4’, 5’−ジメトキシベンジリデン)−2−テトラロン から調製された: 2,3−ジメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジン (13d)。1−(2’−ニトロ−ベンジリデン)−6,7−ジメトキシ−2−テ トラロンから調製された: 5,6−ジヒドロ−9,10−ジメトキシ−3,4−メチレンジオキシベンズ〔 a〕アクリジン(13e)。1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジ リデン)−5,6−メチレンジオキシ−2−テトラロンから調製された: 5,6−ジヒドロ−3,4,9,10−テトラメトキシベンズ〔a〕アクリジン (13f)。1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジリデン)−5, 6−ジメトキシ−2−テトラロンから調製された; 2−アミノ−9,10−ジメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジン (図3,20)。1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジリデン)− 7−アミノ−2−テトラロンから調製された; 3−クロロ−9,10−ジメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジン (13j)。1−(2’−ニトロ−4’,5’−ジメトキシベンジリデン)−6− クロロ−2−テトラロンから調製された; 例IV−ベンズ〔a〕アクリジン及びベンズ〔c〕アクリジンのそれらの5,6− ジヒドロ誘導体からの合成のための一般的な方法(図2)。 それぞれ0.22mモルの5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジン又は5,6− ジヒドロベンズ〔c〕アクリジン誘導体を、窒素雰囲 気下で2〜9時間、炭素上10%パラジウム76mgにより15mlのデカリンにおいて還 流した。その反応混合物を、ガラス漏斗を用いてのセライト層を通しての吸込み 下ですばやく濾過した。フィルター層を3回の煮沸クロロホルム20ml、続いて2 回の20mlの煮沸酢酸エチルを用いて十分に洗浄した。組合された濾液を真空下で 濃縮し、そして真空下で乾燥せしめ、ベンズ〔a〕アクリジン誘導体を得た。 2,3,9,10−テトラメトキシ−7−メチルベンズ〔c〕アクリジン(図1 ,7)。6から調製された; 2,3,9,10−テトラメトキシベンズ〔a〕アクリジン(14a)。13aから 調制された; 2,3−ジメトキシ−9,10−メチレンジオキシベンズ〔a〕アクリジン(14 b)。13bから調製された; 9,10−ジメトキシベンズ〔a〕アクリジン(14c)。13cから調製された; 2,3−ジメトキシーベンズ〔a〕アクリジン(14d)。13dから調製された ; 3−クロロ−9,10−ジメトキシベンズ〔a〕アクリジン(14j)。13jから 調製された; 例V−ベンズ〔a〕アクリジン及びベンズ〔c〕アクリジンのN−メチル化のた めの一般的方法。 硫酸ジメチル(4ml)を、0.27mモルのベンズ〔a〕アクリジン又はベンズ〔 c〕アクリジンに添加し、そしてその混合物を油状槽において、150℃で20分〜5 時間、窒素雰囲気下で加熱した。無水エチルエーテル(10ml)を、室温に冷却し た後、激しく撹拌しながら、前記反応混合物に添加した。沈殿された第四塩を吸 引下で濾過し、そして無エチルエーテル1Omlにより3度洗浄し、そして乾燥せし めた。第四塩を煮沸メタノールから90%の収率で結晶化した。 2,3,9,10−テトラメトキシ−7,12−ジメチル−5,6−ジヒドロベン ズ〔c〕アクリジニウムメトスルフェート(図1,8)。6から調製された; 2,3,9,l0−テトラメトキシ−7,12−ジメチルベンズ〔c〕アクリジニ ウムメトスルフェート(図1,9)。7から調製され た; 2,3,9,10−テトラメトキシ−7−メチル−5,6−ジヒドロベンズ〔a 〕アクリジニウムメトスルフェート(15a)。13aから調製された; 2,3,9,10−テトラメトキシ−7−メチルベンズ〔a〕アクリジニウムメ トスルフェート(16a)。14aから調製された; 例VI−2,3,9,10−テトラヒドロキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アク リジン(図2,13g)及び2,3,9,10−テトラヒドロキシベンズ〔a〕アク リジン(図2,14g)の合成のための一般的方法。 それぞれのベンズ〔a〕アクリジン誘導体(0.195mモル)を2mlのCH2Cl2に溶 解し、そしてその溶液を、イソプロパノール及びドライアイスの冷却槽を用いて 冷却した。CH2Cl2中、三臭化硼素1.95mモルの溶液(1.0M)を窒素雰囲気下で添 加した。その反応混合物を−50℃で1時間、撹拌し、そして次に、4時間にわた って、ゆっくりと室温にした。次に、その反応混合物を−10℃に冷却し、そして 5mlの飽和塩化アンモニウム溶液の添加により急冷せしめた。得られる溶液を蒸 発乾燥せしめ、そして得られる残留物を、煮沸アセトン20mlにより3度、抽出し た。得られる黄色の懸濁液をそれぞれ濾過した。溶解されなかった沈殿物を5ml の煮沸メタノールに溶解し、そして一晩、放置した。針のような形状のテトラヒ ドロキシベンズ〔a〕アクリジンの結晶が95%の収率で形成された。 2,3,9,10−テトラヒドロキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジ ン(13g)。13aから調製された: 2,3,9,10−テトラヒドロキシベンズ〔a〕アクリジン(14g)。14aか ら調製された: 例VII−7−ニトロ−1−テトラロンからの7−ニトロ−2−テトラロンの合成 (図3)。 7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレノール。60m1の無 水エタノール中、2.88g(15mモル)の7−ニトロ−1−テトラロンのスラリー に、硼水素化ナトリウム0.58g(15mモル)を添加した。次に、その反応混合物 を室温で2時間、撹拌した。次に、その得られる混合物を回転蒸発乾燥せしめ、 そして得られる残留物を水100mlに懸濁した。3Nの塩酸を、反応混合物がpH7 になるまで滴下した。次に、その得られる懸濁液を、50mlのエチルエーテルによ り5度抽出し、そして組合されたエーテル層を100mlの水により1度洗浄した。 エーテル層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、濾過し、そして回転蒸発し、 オフホワイト色の残留物を得、それを無水エタノール及び水の1:1混合物から 再結晶化し、2.68g(92%)のナフタレノールを得た; 7−ニトロ−3,4−ジヒドロナフタレン。1−ナフタレノール2.89g(14.9 mモル)、Amberlyst-15カチオ−交換樹脂3.5g及びベンゼン120mlの混合物を、 窒素雰囲気下で2時間、還流した。次 に、その反応混合物を室温に冷却し、そして無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥せ しめ、そして濾過した。次に、濾液を回転蒸発乾燥せしめ、油状物として生成物 を92%の収率で得た。生成物は十分に純粋であり、そしてさらなる精製を伴わな いで次の段階に使用された; 1,2−エポキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン。 クロロホルム9ml中、7−ニトロ−3,4−ジヒドロナフタレン0.5g(2.85mモ ル)に、m−クロロペルオキシ安息香酸0.677gを一回で添加した。得られる溶液 を還流下で45分間、加熱した。次に、その混合物を0℃に冷却し、そして沈殿さ れたm−クロロ安息香酸を濾過により除去した。クロロホルム層を回転蒸発し、 淡黄色個体を得、これをシリカゲル(50g)上でクロマトグラフィー処理し、そ してジクロロメタンにより溶出した。適切な画分を組合し、そして回転蒸発し、 エポキシド0.487g(89.5%)を得た; 7−ニトロ−2−テトラロン。5mlの無水ベンゼン中、上記エポキシド0.5g( 2.6mモル)の溶液に、無水ヨウ化亜鉛0.37g(1.1mモル)を添加した。その混合 物を暗室において、窒素雰囲気下で、室温で撹拌した。濾過及び減圧下での溶媒 の除去の後、得られる黄 色の油状物を、生成物が結晶化される場合、冷無水エタノール3ml中に取った。 濃縮された母液からの反復した結晶化は0.415g(85%)の全生成物を付与した; 例VIII−アッセイ−材料。 酵素発現のために使用されるプラスミドpET11a及びE.コリ株BL21(DE3)を、N ovagenから購入した。IPTGをSigmaから購入した。細菌溶解物のウェスターンブ ロット分析のために使用されるECLシステムは、Amersham(UK)からであった。 すべての制限酵素及びVentポリメラーゼは、New England Biolabsからであった 。哺乳類トポイソメラーゼII型は、公開された方法(Halliganなど.,J.Biol.Che m.260:2475-2482(1985))に従って、ウシ胸腺から単離された。JN2-134酵母株に おいて種々のトポイソメラーゼI型遺伝子を発現する単一コピーの酵母プラスミ ドYCpGALlは、Dr.M-A.Bjornsti(Thomas Jefferson University,Philadelphia ,PA)の贈り物であった。すべての細菌及び酵母培地は、Difco(Detroit,MI) からであり、そして細胞培養培地は、Gibco-BRL(Gaithersburg,MD)から購入さ れた。 例IX−E.コリにおけるトポイソメラーゼI型の発現 多量のヒトトポイソメラーゼI型を得るために、ヒトトポイソメラーゼI型cD NAをpET-11aベクター中にクローン化し、ここで前記cDNAの転写は、誘発性T7 プロモーター(Studierなど.,Methods in Enzymol.,Vol.185:60-89,San Diego :A cademic Press(1990))の制御下にある。手短に言及すれば、ヒトトポイソ メラーゼI型の完全なコード配列及び停止コドンの下流の約1kbの未翻訳領域を 含む3.4kbのDNAフラグメントを、BamHI及びEcoRI部位で切断することによって 、プラスミドYCpGALl-hTOP1(Bjornstiなど.,Cancer Res.49:6318-6323(1989)) から単離した。ベクターpET-11aを同じ制限酵素により切断し、脱リン酸化し、 そしてベクタークローニング部位の下流で適切な読み取り枠と整合して挿入体に 連結した。その連結混合物を用いて、E.コリを形質転換し、正しいクローンpE T1Bを単離し、そしてその正体を制限マッピングにより確かめた。pETにおける翻 訳開始は上流のNdeI部位に位置するので、発現されたトポイソメラーゼI型は そのN−末端で15個のアミノ酸融合体を有する。次に、pET1Bを用いて、E.コ リBL21(DE3)を形質転換し、そして0.4mMのIPTGによる1時間の誘発に基づいて、 細菌溶解物を10%SDS-PAGEにより分析した。発現を、ヒトトポイソメラーゼI型 に対するウサギ抗体を用いてウェスターンブロットにより確かめた。発現された タンパク質の単離を単純な方法により行なった。手短に言及すれば、E.コリ細 胞を、反復した音波破壊により溶解した。音波抽出物を、1MのNaCl及び6%ポ リエチレングリコール(PEG)において製造し、核酸を除去した。PEG上清液を、ヒ ドロキシアパタイトカラム上で直接的にクロマトグラフィー処理した。発現され たヒトDNAトポイソメラーゼI型を、0.6Mのリン酸カリウム段階で溶出した。溶 出された酵素を、50%グリセロール、30mMのリン酸カリウム(pH7.0)、1mMの ジチオトレイトール(DTT)及び0.1mMのEDTAに対して透析し、そして−20℃で貯 蔵した。精製された酵素の緩和活性は、ウシ胸腺トポイソメラーゼI型よりも約 2倍低い比活性を有した。 例X−E.コリにおけるカンプトテシン耐性(CPT-K5)トポイソメラーゼI型の 発現。 CPT-K5において耐性表現型を担当する点突然変異CAG(Asp533)→ CGG(Gly)を含む2種の相補的オリゴヌクレオチドを、合成し、そして連続的PC R方法(Current Protocols in Molecular Biology,Ausubelなど.(eds.),Vol.1 ,pp.8.5.7.Boston:Wiley Interscience(1991))を用いてトポイソメラーゼコー ド配列において構築した。前記2種のオリゴヌクレオチドは、5’−CTTCCTCGGG AAGGGCTCCATCAGATAC−3’(プライマーX1)(配列番号1)及び5’−GTATCTGATG GAGCCCTTCCCGAGGAAG−3’(プライマーX2)(配列番号2)であり、ここで下線の 配列は変異誘発されたコドンを表わす。個々のオリゴヌクレオチドを、それぞれ 、X1及びX2のための関連するプライマ一対として、オリゴヌクレオチド5’ −ACTGTGATCCTAGGG−3’(“A”)(配列番号3)及び5’−CTTCATCGACAAGCTTGCT CTGAG−3’(“H”)(配列番号4)を用いて、突然変異部位に隣接する2種のDNA セグメントを増幅するために別々のPCR反応に使用した。“A”及び“H”は、 ユニーク制限部位AvrII及びHindIIIのまわりのヒトトポイソメラーゼI型に対し て相補的である。最初の回のPCRの後、2種の増幅された生成物X1-H及びX2-Aを 、オリゴヌクレオチドX1及びX2のオーバーラップのために、変性し、そして それらの15塩基対相補的配列によりアニーリングした。次に、二本鎖DNAセグメ ントのこの短い延長部を、748個の塩基対の十分な長さの生成物に、72℃で2分 間、Ventポリメラーゼにより延長した。次に、2種の外部プライマー“A”及び “H”を用いて、突然変異誘発されたトポイソメラーゼI型フラグメントを含む 十分な長さのDNAフラグメントを増幅した。その増幅された変異体トポイソメラ ーゼI型cDNAを、AvrII及びHindIIIにより消化し、そしてトポイソメラーゼI型 cDNA配列におけるその対応するAvrII/HindIIIフラグメントを置換することによ ってpET1B中にクローン化した。野生型ヒトトポイソメラーゼI型cDNAの代わり に変異体CPT-K5トポイソメ ラーゼI型cDNAを含むプラスミドpET1B-CPTK5を用いて、発現のためのE.コリ 肚21(DE3)を形質転換した。IPTGによる誘発に基づいて、溶解物におけるタンパ ク質を、ウェスターンブロットにより確かめた。次に、CPT-K5トポイソメラーゼ I型を、野生型酵素について記載されるようにして、細菌溶解物から精製した。 例XI−トポイソメラーゼI型及びII型分解アッセイ。 組換えトポイソメラーゼI型及びウシ胸腺トポイソメラーゼI型及びII型につ いての分解アッセイを、記載の通りに実施した(Liuなど.,J.Biol.Chem.258:15 365-15370(1983))。分解アッセイのために使用されるブラスミドYEpGDNAを、公 開された方法を用いて、調製し、そしてその3’−末端でラベルした。 例XII−酵母細胞毒性アッセイ。 酵母は、トポイソメラーゼI型機能が失なわれる場合、生存することができ、 そしてトポイソメラーゼI型毒素は単に、機能的トポイソメラーゼI型を有する 細胞を殺すことは、確立されている(Bjornstiなど.,Callcer Res.49:6318-632 3(1989))。従って、種々の薬物の存在下での試験株の個々の増殖の相対的程度と 、薬物を含まない対照プレート上でのそれらの増殖の程度との比較は、1)薬物 が酵母に対していづれかの細胞毒性効果を有するかどうか、2)細胞毒性がトポ イソメラーゼI型特異的であるかどうか、及び3)ヒトトポイソメラーゼI型と 比較される酵母のための薬物のいづれかの示差特異性が存在するかどうかを示す 。 トポイソメラーゼI型−特異性インビボ細胞毒性アッセイは、Knabなど.(Knab など.,J.Biol.Chem.268:22322-22330(1993))から適合された。このシステムに おいては、単一コピーの酵母プラスミドベクターYCpGAL1(Knabなど.,J.Biol.Ch em.268:22322-22330(1993))中にクローン化される種々のトポイソメラーゼI型 遺伝子は 、S.セレビシアエ(S.cerevisiae)のJN2-134株におけるGAL1プロモーターの制 御下で発現される(MATa,rad52::LEU2,trpl,ade2-1,his7,ura3-52,isel,t opl-1,leu2)(Bjornstiなど.,Cancer Res.49:6318-6323(1989))。ベクターに おけるトポイソメラーゼI型構造体は、それぞれ野生型酵母トポイソメラーゼI 型(YCpGAL-ScTOP1)、非機能的酵母トポイソメラーゼI型(活性チロシン−727が フェニルアラニンに突然変異誘発されている)(YCpGAL-Sctop1 Y727F)(Knabなど. ,J.Biol.Chem.268:22322-22330(1993))、及び野生型トポイソメラーゼI型(YC pGAL-hTOP1)(Bjornstiなど.,Cancer Res.49:6318-6323(1989))である。薬物の 細胞毒性及びトポイソメラーゼI型特異性を定性的に試験するために、特定のプ ラスミドを含む酵母細胞を連続的に希釈し(5倍)、そしてウラシル及び2%ガ ラクトースにより補充されたドロップアウム培地において増殖せしめた。さらに 、陽性及び陰性制御プレートは、A:対照、プレートに薬物を含まない;B:カ ンプトテシン(CPT)、0.5μM;C:コラリン、1μM;D:メチレンジオキシ− ジヒドロ−デメチル−コラリン(MDD−コラリン)、1μM;E:ニチジン、1μ Mを含んだ。ブレートを30℃で3日間、増殖し、S.セレビシアエにおいて発現 される種々のトポイソメラーゼI型酵素に対する異なった化合物の致死効果を評 価し、そして薬物を試験した。 例XIII−細胞毒性アッセイ。 試験される薬物のIC50を、MTT−マイクロタイタープレートテトラゾリウム細 胞毒性アッセイ(MTA)(Mosmann,T.,J.Immunol.Methods 65:55-63(1983);Deniz otなど.,J.Immunol.Methods89:271-277(1986))により決定した。ヒトリンパ芽 球RPMI 8402細胞及びそれらのカンプトテシン耐性CPT-K5細胞(Andohなど.,Proc .Natl.Acad.Sci.USA 84:5565-5569(1987))は、Dr.Toshiwa Andoh(Aic hi Cancer Center Research Institute,Nagoya,Japan)により提供された。細 胞系A2780及びそのカンプトテシン耐性誘導体CPT-2000は、Dr.Jaulang Hwang( Institute of Molecular Biology,Academic sinica,Taiwan)の贈り物であっ た。細胞(2000個の細胞/ウェル、200mlの増殖培地に接種された)を、5%のC O2において37℃で、懸濁液において増殖し、そして10%熱不活性化された胎児ウ シ血清、L−グルタミン(2mM)、ペニシリン(100U/ml)及びストレプトマイジ ン(0.1mg/ml)により補充されたRPMI培地において規則的な継代により維持した 。細胞を、10倍希釈度で、100μg/ml−1.0ng/mlの範囲の薬物濃度に連続して 4日間、暴露し、そして4日目の最後にアッセイした。個々の濃度及び薬物を有 さない対照を、6個のレプリカウェルにおいて少なくとも2度くり返した。結果 をプロットし、そして次にIC50を測定した。薬物感受性ヒト類表皮癌KB3-1細胞 系及びそのビンブラスチン−選択された複数薬物−耐性変異体KB-V1細胞(Akiyam aなど.,Genetics 11:117-126(1985))は、Dr.Michael Gottesmann(National Ca ncer Institute)により提供された。それらは5%CO2において37℃で単層培養物 として増殖され、そして10%熱不活性化されたウシ胎児血清により補充されたダ ルベッコ最少必須培地において規則的な継代により維持された。KB-V1細胞を、 1mg/mlのビンブラスチンの存在下で維持した。 表1.コラリン誘導体及び関連する化合物のトポイソメラーゼI型及びII型介在 されたDNA分解a)IC50は、4日間の連続した薬物暴露の後に計算された。N.D.=決定されなか った。 b)トポイソメラーゼI型分解値は、REC(相対的効果的濃度)、すなわちカンブ トテシンに対する濃度(CPT)として報告され、この値は、ヒトトポイソメラーゼ I型の存在下でプラスミドDNAに対して同じ分解を生成することができる1とし て任意には推定される。 c)トポイソメラーゼII型分解値は、REC(相対的効果的濃度)、すなわちVM-26に 対する濃度として報告され、この値は、ウシ胸腺トポイソメラーゼII型の存在下 でプラスミドDNAに対して同じ分解を生成することができる1として任意に推定 される。 d)細胞毒性の表示は、アッセイされる最初の用量よりも実質的に高いIC50値の 表示であるとは思われなかった。 式Iの一定の化合物、特に化合物13eは、有力なトポイソメラーゼI型毒素で ある。さらに、式Iの化合物は一般的に、RPMI 8402癌細胞及びカンブトテシン 耐性CPT-K5細胞に対する細胞毒性活性を有する。従って、式Iの化合物は、癌、 特に上記で同定された哺乳類固体腫瘍又は血液学的悪性疾患の処理のために、細 胞毒性剤として有用であり得る。 ベンズ〔a〕アクリジンがコラリンに関連する非電荷の類似体である事実は、 それらの剤が細胞吸収を増強することを示唆する。それらがインビボで、荷電さ れた化合物よりも容易にクリアランスしない可能性が存在する。さらに、コラリ ン及びコラリン類似体の構造内に存在するベンズイソキノリニウム成分の不在は 、低い神経毒性を有するそれらの類似体をもたらすことができる。 すべての出版物、特許及び特許書類は、引用により個々に組込まれているかの ように、引用により本明細書中に組込まれる。本発明 は、種々の特定の及び好ましい態様及び技法により記載されて来た。しかしなが ら、多くの変更及び修飾が本発明の範囲内で行なわれ得ることが理解されるべき である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月16日(1998.11.16) 【補正内容】 請求の範囲 1.下記式(II): 〔式中、R1及びR2は独立してOH,NO2,NH2、ハロ、NHCO(C1−C8)アルキル又 は(C1−C8)アルコキシであり;又はR1及びR2は一緒に−OCH2O−であり; R3はHであり: R5及びR6は独立してH,OH,NO2,NH2、ハロ、NHCO(C1−C8)アルキル、又 は(C1−C8)アルコキシであり;又はR5及びR6は一緒に−OCH2O−であり;そ して R7はH、又は(C1−C8)アルキルである〕で表わされる化合物、又は医薬的 に許容できるその塩。 2.下記式: 〔式中、R1及びR2は独立してNO2、ハロ、NHCO(C1−C8)アルキル又は(C1− C8)アルコキシであり;又はR1及びR2は一緒に−OCH2O−であり; R3はHであり; R5及びR6は独立してH,OH,NO2,NH2、ハロ、NHCO(C1−C8)アルキル、又 は(C1−C8)アルコキシであり;又はR5及びR6は一緒に−OCH2O−であり;そ して R7はH、又は(C1−C8)アルキルである〕で表わされる化合物、又は医薬的 に許容できるその塩。 3.R1及びR2の1つ又は両者が(C1−C8)アルコキシである請求の範囲第1 又は2項記載の化合物。 4.R1及びR2の両者が(C1−C8)アルコキシである請求の範囲第1又は2項 記載の化合物。 5.R1及びR2の1つ又は両者がメトキシである請求の範囲第1又は2項記載 の化合物。 6.R1及びR2が両者ともメトキシである請求の範囲第1又は2項記載の化合 物。 7.R1及びR2が一緒に−OCH2O−である請求の範囲第1又は2項記載の化合 物。 8.R5及びR6が一緒に−OCH2O−である請求の範囲第1又は2項記載の化合 物。 9.R5及びR6がそれぞれ独立してOH又は(C1−C8)アルキシであり;又はR5 及びR6が一緒に−OCH2O−である請求の範囲第1又は2項記載の化合物。 10.R7が水素、メチル、又はエチルである請求の範囲第1又は2項記載の化 合物。 11.下記式(II): 〔式中、R1,R2,R3,R5及びR6は独立してH,OH,NO2,NH2、ハロ、NHCO( C1−C8)アルキル又は(C1−C8)アルコキシであり;R1及びR2は一緒に−OCH2 O−であり;R2及びR3は一緒に−OCH2O−であり;R5及びR6は一緒に−OCH2O −であり;そして R7はH又は(C1−C8)アルキルであり; 但し、R1及びR2の1つが(C1−C8)アルコキシであり又はR1及びR2が一緒に −OCH2O−である〕で表わされる化合物、又は医薬的に許容できるその塩。 12.下記式: 〔式中、R1,R2,R3,R5及びR6は独立してH,OH,NO2,NH2、ハロ、NHCO( C1−C8)アルキル又は(C1−C8)アルコキシであり;R1及びR2は一緒に−OCH2 O−であり;R2及びR3は一緒に−OCH2O−であり;R5及びR6は一緒に−OCH2O −であり;そして R7はH又は(C1−C8)アルキルであり; 但し、R1及びR2の1つが(C1−C8)アルコキシであり又はR1 及びR2が一緒に−OCH2O−である〕で表わされる化合物、又は医薬的に許容で きるその塩。 13.R5及びR6がそれぞれ独立してOH又は(C1−C8)アルコキシであり;又は R5及びR6が一緒に−OCH2O−である請求の範囲第11又は12項記載の化合物。 14.R7が水素、メチル又はエチルである請求の範囲第11又は12項記載の化合 物。 15.R2及びR3が一緒に−OCH2O−である請求の範囲第11又は12項記載の化合 物。 16.下記式(II):〔式中、R1,R5及びR6は独立してH,OH,NO2,NH2、ハロ、NHCO(C1−C8) アルキル又は(C1−C8)アルコキシであり; R2及びR3は一緒に−OCH2O−であり,そして R7はH又は(C1−C8)アルキルである〕で表わされる化合物、又は医薬的に 許容できるその塩。 17.下記式: 〔式中、R1,R5及びR6は独立してH,OH,NO2,NH2、ハロ、 NHCO(C1−C8)アルキル又は(C1−C8)アルコキシであり; R2及びR3は一緒に−OCH2O−であり;そして R7はH又は(C1−C8)アルキルである〕で表わされる化合物、又は医薬的に 許容できるその塩。 18.R5及びR6がそれぞれ独立してH、又は(C1−C8)アルコキシである請求 の範囲第16又は17項記載の化合物。 19.R5及びR6がそれぞれメトキシである請求の範囲第16又は17項記載の化合 物。 20.R7が水素、メチル、又はエチルである請求の範囲第16又は17項記載の化 合物。 21.化合物2,3,9,10−テトラメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕 アクリジン、2,3−ジメトキシ−9,10−メチレンジオキシ−5,6−ジヒド ロベンズ〔a〕アクリジン、9,10−ジメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a 〕アクリジン、2,3−ジメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジン 、5,6−ジヒドロ−9,10−ジメトキシ−3,4−メチレンジオキシベンズ〔 a〕アクリジン、5,6−ジヒドロ−3,4,9,10−テトラメトキシベンズ〔 a〕アクリジン、2−アミノ−9,10−ジメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔 a〕アクリジン、3−クロロ−9,10−ジメトキシ−5,6−ジヒドロベンズ〔 a〕アクリジン、2,3,9,10−テトラメトキシベンズ〔a〕アクリジン、2 ,3−ジメトキシ−9,10−メチレンジオキシベンズ〔a〕アクリジン、9,10 −ジメトキシベンズ〔a〕アクリジン、2,3−ジメトキシ−ベンズ〔a〕アク リジン、3−クロロ−9,10−ジメトキシベンズ〔a〕アクリジン、2,3,9 ,10−テトラメトキシ−7−メチル−5,6−ジヒドロベンズ〔a〕アクリジニ ウムメトスルフェート、2,3,9,10−テトラメトキシ−7−メチルベンズ〔 a〕アクリジ ニウムメトスルフェート、2,3,9,10−テトラヒドロキシ−5,6−ジヒド ロベンズ〔a〕アクリジン、2,3,9,10−テトラヒドロキシベンズ〔a〕ア クリジン(14g);及び医薬的に許容できるその塩。 22.化合物5,6−ジヒドロ−9,10−ジメトキシ−3,4−メチレンジオキ シベンズ〔a〕アクリジン;又は医薬的に許容できるその塩。 23.請求の範囲1〜22のいづれか1項記載の化合物、及び医薬的に許容できる キャリヤーを含んで成る医薬組成物。 24.医学療法又は診断への使用のための請求の範囲1〜22のいづれか一項記載 の化合物。 25.前記医学療法が癌の処理である請求の範囲第24項記載の化合物。 26.癌の処理のために有用な医薬を調製するためへの請求の範囲第1〜22のい づれか1項記載の化合物の使用。 27.請求の範囲第1〜22のいづれか1項記載の化合物の一定量を、癌を有する 哺乳類に投与することを含んで成る、癌細胞増殖を阻害するための治療方法。 28.前記哺乳類がヒトである請求の範囲第27項記載の方法。 29.前記癌が白血病又は黒色腫である請求の範囲第27項記載の方法。 30.前記癌が固形癌である請求の範囲第27項記載の方法。 31.前記腫瘍が乳、肺、結腸又は卵巣腫瘍である請求の範囲第30項記載の方法 。 32.前記化合物が医薬的に許容できるキャリヤーと組合して投与される請求の 範囲第27項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 リウ,リロイ フォン アメリカ合衆国,ニュージャージー 08807,ブリッジウォーター,フェアエイ カーズ ドライブ 5 (72)発明者 マッキー,ダーシャン ビー. アメリカ合衆国,カンザス 66210,レネ クサ,リチャーズ コート 10928

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式(I): 〔式中、R1,R2,R3,R5及びR6は独立して、H,OH,NO2,NH2、ハロ、NHC O(C1−C8)アルキル又は(C1−C8)アルコキシであり;R1及びR2は一緒に−O CH2O−であり;R2及びR3は一緒に−OCH2O−であり;あるいはR5及びR6は一 緒に−OCH2O−であり; R4及びR7は独立してH、(C1−C8)アルキル又は不在であり; WはC又はNであり; XはC又はNであり; Yは−C=,−N=又は直接的な結合であり、但し、Yが−C=である場合、 XはNであり;そして Zは−CH=CH−,−(CH2)2−又は不在である〕で表わされる化合物、又は医薬 的に許容できるその塩。 2.WがCである請求の範囲第1項記載の化合物。 3.Yが−N=であり、そしてXがCである請求の範囲第2項記載の化合物。 4.Zが−CH=CH−又は−(CH2)2−である請求の範囲第3項記載の化合物。 5.R5及びR6が−OCH3である請求の範囲第4項記載の化合物。 6.R3がHである請求の範囲第5項記載の化合物。 7.R1が−OCH3である請求の範囲第6項記載の化合物。 8.R2が−OCH3である請求の範囲第7項記載の化合物。 9.XがNであり、そしてYが−C=である請求の範囲第2項記載の化合物。 10.Zが−CH=CH−又は−(CH2)2−である請求の範囲第9項記載の化合物。 11.R5及びR6が−OCH3である請求の範囲第10項記載の化合物。 12.R3がHである請求の範囲第11項記載の化合物。 13.R1が−OCH3である請求の範囲第12項記載の化合物。 14.R2が−OCH3である請求の範囲第13項記載の化合物。 15.一定量の請求の範囲第1項記載の化合物を、癌を有する哺乳類に投与する ことを含んで成る、癌細胞増殖を阻害するための治療方法。 16.前記哺乳類がヒトである請求の範囲第15項記載の方法。 17.前記癌が白血病又は黒色腫である請求の範囲第15項記載の方法。 18.前記癌が固形腫瘍である請求の範囲第15項記載の方法。 19.前記腫瘍が乳、肺、結腸又は卵巣腫瘍である請求の範囲第18項記載の方法 。 20.前記化合物が、医薬的に許容できるキャリヤーと組合して投与される請求 の範囲第15項記載の方法。 21.前記キャリヤーが液体ビークルである請求の範囲第20項記載の方法。 22.前記キャリヤーが非経口投与のために適合される請求の範囲第21項記載の 方法。 23.前記キャリヤーが錠剤又はカプセルである請求の範囲第20項記載の方法。 24.下記式(II): 〔式中、R1,R2,R3,R5及びR6は独立して、H,OH,NO2,NH2、ハロ、NHC O(C1−C8)アルキル又は(C1−C8)アルコキシであり;R1及びR2は一緒に−O CH2O−であり;R2及びR3は一緒に−OCH2O−であり;又はR5及びR6は一緒に −OCH2O−であり;そして R7はH、又は(C1−C8)アルキルである〕で表わされる化合物、又は医薬的 に許容できるその塩。 25.R5及びR6がOH又は(C1−C8)アルコキシであり;又はR5及びR6は一緒 に−OCH2O−である請求の範囲第24項記載の化合物。 26.R7が水素、メチル又はエチルである請求の範囲第24項記載の化合物。 27.R2及びR3が一緒に−OCH2O−である請求の範囲第1項記載の化合物。 28.化合物5,6−ジヒドロ−9,10−ジメトキシ−3,4−メチレンジオキ シベンズ〔a〕アクリジン;又は医薬的に許容できるその塩。 29.有効量の請求の範囲第1項記載の化合物、及び医薬的に許容できるキャリ ヤーを含んで成る医薬組成物。
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