JP2001501109A - 複数軸の骨ネジ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数軸の骨ネジ組立体（１０）は、一部が球形のヘッドを有する骨ネジ（１１）を有する。肯ネジヘッド（２２）は、治具受け溝（２５）が形成される上面で上面が切断されている。組立体は、骨ネジ（１１）を受けるテーパ溝（３５）を形成する中央穴（３４）を含む受け部材（１２）を含む。受け部材の穴（３４）は、溝（３５）に連通し、脊柱ロッド（Ｒ）を受ける形状の溝（３３）を形成する。溝の部分（３７）は、ロッド上に組ネジ（１４）を受けるようにネジ溝が形成されている。組立体（１０）は、ロッド（Ｒ）と骨ネジ（１１）のヘッド（２２）との間に配置されたクラウン部材（１３）を有する。組ネジ（１４）が受け部材（１２）に締めつけられると、組ネジ（１４）は、ロッド（Ｒ）をクラウン部材（１３）に押し、クラウン部材は、骨ネジ（１１）をテーパ溝（３５）に押す。１つの実施例において、骨ネジ（１１）のヘッド（２２）は、組立体（１０）が締め付けられるとき、少なくともクラウン部材（１３）を貫通する拡大縁部（２６）を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 複数軸の骨ネジ組立体 発明の背景 本発明は、骨ネジ組立体に関し、特に背骨の脊柱に係合可能な骨ネジ組立体に 関する。特に、本発明は、背骨に沿って伸びる細長いロッドに関して複数の傾斜 方向を達成することができる骨ネジ組立体に関する。 背骨を矯正し、安定化させ、背骨の種々の水準で融合を容易にするためにいく つかの技術および装置が開発された。１つのタイプの装置において、曲がること が可能なロッドは、背骨または脊柱骨の長さに沿って長手方向に配置されている 。ロッドは、装置が設置された特定の領域において、背骨の通常の湾曲に対応し て曲がることが可能である。例えば、ロッドは、胸部領域の背骨の正常な脊柱湾 曲率を形成するために、または腰領域のロルドチック（lordtic）曲率を形成す るように曲がることができる。このような装置によれば、ロッドは、多数の固定 部材によって脊柱の長さに沿って、種々の脊柱骨に係合する。種々の固定部材は 、脊柱の特定の部分に係合するように構成された種々の固定部材を提供すること ができる。例えば、このような１つの部材は、脊柱の薄層に係合するように構成 されたフックである。他の非常に有力な部材は、脊柱の種々の側面にねじ込むこ とができる背骨のネジである。 屈曲可能なロッドを使用する１つの典型的な手順において、ロッドは、背骨ま たは背骨処理の両側に配置される。複数の骨ネジは、いくつかの脊柱骨の本体の 一部に、まれにこれらの脊柱骨の茎（pedicles）にねじ込まれる。ロッドは、こ れらの複数の骨ネジに固定され、背骨に正しい安定した力を与えることができる 。 ロッドタイプの背骨の固定装置の１つの例は、Danek medical社によって販売 されているTSRH（登録商標）である。このTSRH（登録商標）装置は、背骨を通じ て部分的に分かれている構造をつくるように構成された細長いロッドと、種々の フックと、ネジおよびボルトを含む。TSRH（登録商標）装置の１つの側面におい て、背骨は、アイボルトによって種々の脊柱固定部材に接続されている。この構 成において、固定部材は、ロッドに横方向に隣接した背骨のロッドに係合 している。 TSRH（登録商標）装置のたの側面において、種々の傾斜ネジは、アイボルトによ って背骨ロッドに係合する。可変角度のネジは、脊柱ロッドの１つの平面に平行 な骨ネジを提供することができる。この可変角度ねじの詳細は、Sutterlinらに 付与された米国特許第5,261,909号に見いだすことができる。TSRH（登録商標） の装置によって、達成することができる１つの目的は、医者が背骨フックまたは 骨ネジのような背骨固定部材を適当な解剖学的位置で背骨に適用することができ る。TSRH（登録商標）装置は、医者が最後の締め付けのために固定部材の各々に 背骨ロッドを容易に係合することができるようにする。 他のロッドタイプの固定装置は、Sofarmor Danek Group社によって販売されて いるCotrel-Dubosset/CDのスピナル装置である。TSRH（登録商標）装置と同様に 、ＣＤ（登録商標）は、細長いロッドと脊柱との間の係合を行うために種々の固 定要素を提供する。ＣＤ（登録商標）装置の１つの側面において、固定部材は、 脊柱ロッドを受けるスロットを形成する本体を含む。スロットは、固定部材の本 体内にロッドをクランプするように係合するネジ溝を有するプラグが係合するネ ジ溝を有する穴を有する。ＣＤ（登録商標）装置は、フックと骨ネジを含み、こ れによって「開放バック」構成を形成する。この技術の詳細は、Dr.Cotrelに付 与された米国特許第5,005,562号に見いだされる。ＣＤ（登録商標）装置のこの 特徴部分の１つの利点は、固定部材が細長いロッドの真下に配置されることであ る。これは、移植構造体の全体の大きさを低減し、周囲の組織への傷を最小限に する。 他方、ＣＤ（登録商標）装置のこれらの固定部材は、ロッドに対して種々の可 変角度を備えた位置を達成するために脊柱ロッドの周りで回転することができる だけである。制限された範囲の相対角度の位置決めが多数の脊柱の病理学につい て可能であるが、多数の他の場合は、例えば、脊柱ロッドに対して骨ネジのさら に新しい向きを必要とする。この問題のある側面において、’909の特許に示さ れているようなTSRH（登録商標）の可変角ネジによって解決される。しかしなが ら、脊柱ロッドに対して複数の平面での角度を有する向きを有することができる 骨ネジが必要になる。骨ネジは、脊柱に対して三次元方向を向くことができる ことが好ましい。このタイプのネジは、ポリ軸線または複数の軸線の骨ネジと称 される。 また、他方においては、種々のポリ軸線のネジの構成によってこの問題の解決 を行う。例えば、Byrdらに付与された米国特許第5,466,237号において、骨ネジ の周縁に突出部を含む骨ネジが説明されている。外部にネジ溝を有する受け部材 は、周縁の突出部分の骨ネジおよび脊柱ロッドを支持する。外側ナットが、周囲 の突出部に対して脊柱ロッドを押し、ロッドに対して骨ネジを種々の傾斜位置に 適用させるように受け部材に外側ナットが締め付けられる。この特別の部材は、 最小限の要素を使用するが、骨ネジをロッドに固定する確実性に欠ける。要する に、骨ネジと脊柱の小さい周縁の突出部の間の固定係合は、装置が背骨の特に腰 の領域で大きな荷重を受けるとき、脊柱ロッドが容易に破壊される。 Harmらに付与された米国特許第4,946,458号に示す他の方法において、周縁に ヘッドを備えた骨ネジは、受け部材の半分に分離した部分内に支持される。半分 に分離された底部の部分は、保持リングによって、一緒に保持される。受け部材 の半分の部分の頭部は、ネジ溝を備えた脊柱ロッドにねじ込まれるナットによっ て、骨ネジの周りで圧縮される。Harmらによってとられた方法、米国特許第5,20 7,678号において、受け部材は、骨ネジの一部が球形のヘッドの周りで可撓性を 有するように接続される。受け部材の両側の円錐形ナットは、受け部材を貫通す るネジ溝ロッドにねじ込まれる。円錐形ナットが互いにねじ込まれるとき、受け 部材は、骨ネジのヘッドの周りにたわむように圧縮され、骨ネジを可変の角度位 置に固定する。２つのHarmらの装置の１つの欠点は、脊柱ロッドが、圧縮ナット を受けるためにねじ込まなければならないことである。ネジ溝を有するロッドは 、いくつかの脊柱ロッドの面でロッドを弱くする傾向がある。さらに、’458号 および’678号特許の骨ネジの構成は、複数の部品を必要とし、骨ネジの完全な 固定を達成するために、非常に複雑になる。 したがって、細長い脊柱ロッドに容易にしっかりと係合することができる複数 軸およびポリ軸骨ネジについて産業界に必要性が生じる。 好ましくは、脊柱ロッドは、いかなる構成、すなわち、円滑で、ラフで、曲が っており、ネジ溝を備えている構成でってもよい。またこの必要性は、種々の角 度の向きにおいて、脊柱ロッドに骨ネジを係合するために使用される要素の輪郭 または容積を最小限する必要性を含む。 発明の概要 本発明の１つの実施例において、骨係合固定具または骨ネジおよび脊柱ロッド のような細長い部材とを有する脊柱固定組立体が提供される。この固定組立体は 、ロッドに対して三次元の空間に複数の角度で脊柱ロッドに骨ネジを固定するこ とを可能にする。複数軸組立体を有する。本発明の１つの側面において、骨ネジ は、一部が球形のヘッドを含む。ヘッドは治具係合溝を形成する平坦な上面を形 成するために上面が切られていることが好ましい。 複数軸組立体は、さらに上端から低部端部に貫通する穴を形成する受け部材を 有する。穴は、骨ネジを受ける溝を有し、骨ネジの下方部分が貫通する受け部材 の底部端部に下方の開口を備えている。また受け部材は、脊柱ロッドの挿入が可 能なように、前記溝に連通する溝と、受け部材の上端に上方開口とを有する。 本発明のたの側面において、組立体は、受け部材の上方開口部と穴に摺動可能 に配置されたクラウン部材とを有する。クラウン部材は、骨ネジのヘッドに接触 する下面と、脊柱ロッドに接触する反対側の上面とを有する。１つの実施例にお いて、クラウン部材は、骨ネジのヘッドに接触する下面に円錐形の穴を形成する 穴を有する。 組立体は、受け部材の上方開口の穴と係合する組ネジのような圧縮部材を含む 。圧縮部材は、クラウン部材に対してロッドを押し、これは、骨ネジのヘッドを 受け部材の溝に押し込み、ヘッドおよび骨ネジを脊柱ロッドに対して特別の角度 の向きでヘッドと骨ネジを固定する。 本発明の他の特徴によれば、骨ネジのヘッドは、切断された上面で広がった縁 部を含む。広がった縁部は、クラウン部材の円錐形穴を貫通して２つの部品の間 にしっかりした係合を形成する。広がった縁部は、骨ネジヘッドのある角度的な 向きの溝を貫通するように構成されている。 本発明は、細長い部材に対して複数の角度位置で細長い部材に骨係合固定具を 固定する組立体を提供する。複数軸の骨ネジ組立体の好ましい実施例は、２つの 部品の間の角度とは無関係に脊柱ロッドと骨ネジとの間の確実な固定を提供する 利点を提供する。 本発明の他の利点は、この確実な固定を行う必要がある部品の数を最小限にす ることにある。他の利点は、要素の間の固定を向上する骨ネジの広がった縁部に よって実現される。本発明のさらに他の利点および目的は、本発明の次の詳細な 説明および添付図面に示される。 図面の簡単な説明 図１は、細長い脊柱ロッドに係合されたことを示す本発明の１つの実施例によ る複数軸骨ネジ組立体の側面図である。 図２は、図１に示す複数ネジ骨組立体の断面図である。 図３は、図１および図２に示す骨ネジ組立体に使用する骨ネジの側面図である 。 図４は、図１および図２の骨ネジ組立体の図３の骨ネジを支持するために使用 される受け部材の平面図である。 図５は、図４に示す受け部材の側面図である。 図６は、図１および図２に示す複数軸の骨ネジ組立体と関連した図３の骨ネジ と、脊柱ロッドとの間の係合用のクラウン部材の平面図である。 図７は、図６に示すクラウン部材の側面図である。 好ましい実施例の説明 本発明の原理の理解を促進する目的で、図面にに示された実施例に対して参照 するが、その実施例を説明するために特定の実施例が使用される。また、本発明 の範囲に関して制限することは意図されず、図示した装置の変形例および変更例 および図示したものの本発明の原理の他の用途は、本発明が関連する当業者によ って、一般的に考慮されることは理解できよう。 図１および図２を参照すると、複数軸の骨ネジ組立体１０の一般的な部品が示 されている。複数軸の骨ネジの組立体１０は、脊柱のような骨に係合するような 形状の骨ネジ１１を含む。さらに、組立体は、骨ネジを支持する受け部材１２と 、骨ネジと係合するクラウン部材１３と、脊柱ロッドＲを組立体１０内に細長い 部材または脊柱ロッドＲをクランプするために受け部材１２内に配置される圧縮 部材１４とを有する。 本発明の１つの側面によれば、骨ネジ１１は図３に示すように構成されている 。特に、骨ネジ１１は、骨内部に骨ネジをしっかり固定するように形成されたね じを支持するネジ溝を有する柄２１を含む。もっとも好ましくは、ねじ溝は、網 状組織のネジ、または脊柱本体の網状骨内に確実に固定するように容易に適用さ れるねじである。ネジ溝付柄２１は、骨ネジ１１を係合する骨の性質に依存した 種々の構成を有することができることは理解できよう。さらに、ねじをねじ込む 骨に依存してネジ溝を有する柄２１の長さを調整することができる。 １つの特定の実施例において、ネジ溝を有する柄２１は、約１．７５インチの 長さを有し、腰の脊椎の肉径と係合するネジ溝を備えている。 骨ネジ１１は、その上端または近位端にヘッド２２を有する。ヘッド２２は、 一部が球形の外周面２３を形成する。周囲面には脊柱ロッドＲに対して骨ネジ１ １の位置の複数軸の角度変化を提供する際に最適である。図３に示すように、１ つの特定の実施例において、ヘッド２２、特に球面２３は、0.315インチの直径 で存在する。ヘッド２２は、上面２４で頭部が切断されており、完全な球形では ない。特定の実施例において、ヘッド２２は、頭部が切断された上面２４と遷移 柄で頭部の下方の遷移部分との間で測定して0,196インチの高さを有する。 ヘッド２２は、上面２４からヘッドに突出している工具受け溝２５を形成する 。１つの実施例において、溝２５は、当業者が知るように六角形の駆動治具を受 ける六角形の溝である。もちろん、治具受け溝２５は、TORX(登録商標)のような 種々の構成を有することができることを理解しなければならない。 上述したように、ヘッド２２は、遷移柄２７によって骨ネジ１１のネジ溝付柄 ２１に係合する。好ましい実施例によって図３に示すように、遷移柄２７は、ヘ ッド２２の直径より小さい直径を有する。図２に示すように、縮径した遷移柄２ ７は、受け部材１２に対して大きな角度の向きを有するとき、骨ネジのクリアラ ンスを提供する。１つの特定の実施例において、遷移柄２７は、0.236インチの 直径を有し、これは、ヘッド２２の直径より、0.08インチより小さい。 図２をふたたび参照すると、受け部材１２は、骨ネジヘッド２２と脊柱ロッド Ｒの双方を支持するように提供される。受け部材１２の詳細は、図４および図５ に示されている。本発明の１つの側面において、受け部材１２は、第１の分岐部 分３１と第２の分岐部分３２とを形成するＵ形状の本体３０を含む。分岐部は、 互いに溝３３を形成する。溝は、Ｕ形状の本体３０の両側の縁部３３ａで終了す る。好ましくは、溝３３は、骨ネジ１１を係合するロッドの直径よりわずかに大 きい幅を有する。溝３３は、ロッドＲ、骨ネジ１１およびコレット１３の挿入の ために部材１２の頭部に開口３３ｂを有する。 受け部材１２は、本体３０を通る中央穴３４を形成する。穴３４の最下端部分 は、図２に示すように骨ネジ１１のヘッド２２がテーパ溝３５を備えている。ま た、中央穴は、テーパ溝３５の真上にあるクラウン溝３６を有する。このクラウ ン溝は、溝３３の上方開口３３ｂに延びるネジ溝部分３７に開口している。受け 部材１２は、背骨上の最小限の大きさおよび最小限突出する寸法が望ましい。１ つの特定の実施例において、受け部材は、約0.597インチの高さを有する。この 特定の実施例において、溝３３内に配置されたロッドは、受け部材１２が骨に接 触するとき、背骨の表面上の0.2インチのほどの低さになる。 受け部材１２の１つの側面において、反対の治具溝３８は、分岐部３１および ３２の各々に設けられている。治具溝は、脊柱のフックを背骨に挿入するように 使用される挿入治具のような挿入治具によって係合する形状である。受け部材１ ２は、本体の横方向に隣接する側面で多数の把持穴３９を形成する。特定の図示 した実施例において、このような４つの穴が受け部材１２の両側に設けられてい る。これらの把持穴は、骨ネジおよび骨ネジの組立体１０の他の部品を締めつけ る間、受け部材をを支持するために適当に形成された把持治具と係合することが できる。 好ましい実施例において、中央穴３４は、底部開口３４ａでＵ形状本体３０を 出る。底部開口３４ａは、骨ネジのヘッドの直径より小さい直径を有する。その 結果、骨ネジは、溝３３の上方開口を通して、また、穴３４の下方開口３４ａを 通してそれが穴３４の下方開口３４ａに接触するまで、中央穴３４を通して挿入 される。１つの特定の実施例において、下方開口３４ａは、骨ネジヘッド２２の 直径より約0.02インチ小さい0.297インチの直径を有する。テーパ溝３５は、下 方穴３４ａの直径がらクラウン溝３６に隣接した大きな直径まで拡張する。１つ の特定の実施例において、この大きな直径は、0.370インチであり、これは 、骨ネジ１１のヘッド２２の外径より大きい。この特定の実施例において、テー パ溝３５は、下方開口３４ａからクラウン溝３６まで約１１°の角度でテーパが 形成されている。特定の実施例において、このテーパ溝は、約0.188インチの２ つの端部の間の高さを有する。ケーパ溝３５は、背骨ロッドに対して達成するた めに骨ネジ１１にとって望ましい範囲の角度に依存して種々の向きおよび角度を とることができる。図２に示すように、骨ネジ１１は、背骨ロッドＲの中心を通 る平面に対して角度Ａの向きを有することができる。この角度範囲Ａは、骨の柄 の遷移柄２７の直径並びにテーパ溝３５の角度によって決定することができる。 図示した特定の実施例において、骨ネジは、２０°までの角度範囲を達成するこ とができる。 Ｕ形状本体３０のネジ溝３７は、好ましくは組ネジである圧縮部材１４に係合 するように構成されている。特に、図２を参照すると、組ネジ１４は、ネジ溝付 プラグ５５を有し、このプラグ５５は、受け部材１２のネジ溝部分３７に係合す るように構成されているネジ溝を有する。組ネジ１４は、治具溝５７を形成する 駆動ヘッド５６を含む。この特別の実施例において、治具の溝は、６角形の溝で ある。別の例として、駆動ヘッド５６は、駆動治具を受けるために外側の構成を 有する。好ましい実施例において、組ネジ１４は、駆動ヘッド５６が専断領域５ ８でネジ溝を備えるプラグ５５から切り取られる「ブレークオフ」タイプの組ネ ジである。この技術分野で示すように、ブレークオフタイプの組ネジは、所定の トルクで切断され、トルクは、それらが受け部材１２と組ネジ１４との間で一緒 に圧縮されるとき、骨ネジ、クラウン部材１３と、背骨ロッドＲによって提供さ れる抵抗に基づいている。 本発明の他の側面において、骨ネジ組立体１０は、クラウン部材１３を含む。 クラウン部材の詳細は、図６および図７に示されている。特に、クラウン部材１ ３は、中空であり、その下端で円錐形の穴４５を形成している。図２に示すよう に、骨ネジ１１のヘッド２２は、ネジ組立体１０が一緒に固定されるとき、クラ ウンコレットの円錐形穴４５内に一部がある。クラウン部材１３は、骨ネジが受 け部材１２内に存在するとき、骨ネジ１１の溝２５を受ける治具上に直接向く治 具挿入穴４６を形成する。また、クラウン部材１３は、治具挿入穴４６の上部で 円錐形の治具リリーフ４７を形成する。このリリーフは、受け部材１２が骨ネジ には直接整列しないときであっても骨ネジ１１のヘッドに駆動治具を位置決めす ることができる角度で向いている。 また、クラウン部材１３は、受け部材１２のテーパ溝３５と補足的であること が好ましい円錐形の外面を形成する。また部材１３は、その上端にリム４９を有 する。本発明の１つの側面によれば、クラウン部材１３のリム４９は、クラウン 溝３６の直径よりわずがに小さい直径を有する。コレット溝３６の直径およびク ラウン部材１３のリム４９は、受け部材１２のネジ溝部分３７の内径よりわずか に大きい。この方法において、クラウン部材１３は、複数軸の骨ネジ組立体１０ が緩く接続されたときのみクラウン溝３６内に保持することができる。本発明の 好ましい実施例によれば、リム４９は、それがクラウン溝３６内に配置されるま で、溝３３の上方開口３３ｂから受け部材１２のネジ部分３７を貫通することが できる。また、リム４９は、クラウン部材１３の受け部材１２への挿入を容易に するために、ネジ溝部分３７の内側のネジとかみ合う１つのネジを備えている。 １つの特定の実施例において、クラウン部材は、リム４９で約0.012インチの 外径を有する。この直径は、ネジ溝部分３７の内径より約0.012インチ大きく、 クラウン部材３６の直径より約0.012インチ小さい。円錐形穴４５は、その開放 端で円錐形穴４５が約0.324インチの直径を有する。 複数軸の骨ネジ１０が使用されるべきとき、骨ネジ１１は、ネジが中央穴３４ の底部開口３４ａを貫通するように受け部材１２に挿入される。この点で、受け 部材１２は、治具を把持することにより、治具溝３８で支持することができる。 骨ネジ１１の治具溝３８は、脊椎骨に骨ネジ１１をねじ込むために装置を駆動す ることによって係合することができる。骨ネジ１１が骨の所定の深さまで駆動さ れると、クラウン部材１３は、受け部材１２内に配置され、骨ネジのヘッドの上 部を向く。受け部材１２は、組立体の種々の部品が互いに締め付けられるとき、 受け部材を支持するために把持治具と把持穴３９と係合する。脊柱ロッドＲは、 溝３３の上方開口３３ｂにおよび溝３３に押される。脊柱ロッドＲがクラウン部 材１３に当たるように押されると、部材は、骨ネジ１１のヘッド２２に対して最 終的な向きをとる。図２に示すように、この向きにおいて、骨ネジ１１のヘッ ド２２の拡大縁部２６は、クラウン部材の底部上にまた治具挿入穴４６に隣接し てクラウン部材１３の円錐形穴４５に接触する。この向きにおいて、拡大縁部２ ６は、受け部材１２のテーパ溝３５に接触する。 所定位置の脊柱ロッドＲを配置すると、組ネジ１４は、さらに受け部材１２に 締め付けられ、受け部材１２のテーパ溝３５および組ネジ１４は、互いに引かれ る。この処理が連続するとき、脊柱ロッドＲは、クラウン部材１３の上部に対し て押され、骨ネジ１１のヘッド２２に対して押される。圧縮が連続するとき、骨 ネジ２２の拡大縁部２６は、クラウン部材１３の円錐穴４５に進入してかみ合う 。また、拡大縁部２６は、受け部材１２のテーパ溝３５を貫通することが好まし い。拡大縁部２６の貫通は、大きな脊柱の荷重の下でクラウン部材、受け、およ び骨ネジヘッドの間の離脱を防止し、大きな程度の骨ネジ１１の固定の確実性を 付け加える。 組ネジ１３がさらに受け部材のネジ溝部分３７に締め付けられるとき、骨ネジ ヘッド２２は、テーパ溝３５へさらに移動することに抵抗する。組ネジをさらに 締め付けることによって、ネジヘッド５６が専断領域５８でネジ付プラグ５５か ら切断されるまで、大きなトルクを必要とする。好ましくは、専断領域は、組ネ ジ１４のどの部分も受け部材の開口３３ｂを越えて突出しないように受け部材１ ２内に配置される。 本発明を図面を参照して詳細に、説明したが、同様の内容が、説明として考慮 されるべきであり、性質が制限されるべきものではなく、好ましい実施例のみを 示したことを理解すべきであり、本発明の範囲内にある変形または改造は保護す べきものである。 例えば、複数軸のねじ組立体１０の特定の実施例は、脊柱のいかなる水準にお いても配置すべき寸法とすることができる。もちろん、組立体の部品の相対的な 寸法は、装着すべき特定の脊柱において、変形される。同様に、骨ネジおよび受 け部材の相対的な寸法は、脊柱ロッドに対して骨ネジの大きなまたは小さな角度 を有することができるように変形することができる。 好ましい実施例において、組立体１０の部品は、ステンレススチールで形成さ れる。組立体１０を、チタンおよび骨の成長を可能にする材料のような生物学的 に矛盾しない材料で形成することもできる。 さらに、本発明の好ましい実施例は、骨ネジに関するが、他の骨の固定部材も この発明の複数の許容性を実行するために応用することができる。例えば、脊柱 フックは、組立体１０の部品によって脊柱ロッドに固定すべき球形ヘッドを備え ることができる。 また、本発明の好ましい実施例は、骨ネジにロッドを係合するが、種々の長手 方向の部材が考慮されることが理解されよう。例えば、細長いバーが、クラウン 部材と組ネジとの間でクランプすべき受け部材の溝内に配置することができる。 本発明は、ロッドまたはバーに円滑にするために、曲がりまたはスレッデイング のような種々の表面の特徴部に等しく適用することができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１０月２２日（１９９８．１０．２２） 【補正内容】 １つの特定の実施例において、ネジ溝を有する柄２１は、約4.45cm（約1.75イ ンチ）の長さを有し、腰の脊椎の肉径と係合するネジ溝を備えている。 骨ネジ１１は、その上端または近位端にヘッド２２を有する。ヘッド２２は、 一部の周縁に外周面２３を形成する。周囲面には脊柱ロッドＲに対して骨ネジ１ １の位置の複数軸の角度変化を提供する際に最適である。１つの特定の実施例に おいて、ヘッド２２、特に球面２３は、0.801cm（0.315インチ）の直径で存在す る。ヘッド２２は、上面２４で頭部が切断されており、完全な球形ではない。特 定の実施例において、ヘッド２２は、頭部が切断された上面２４と遷移柄で頭部 の下方の遷移部分との間で測定して0.498cm(0,196インチ)の高さを有する。 ヘッド２２は、上面２４からヘッドに突出している治具受け溝２５を形成する 。１つの実施例において、溝２５は、当業者が知るように六角形の駆動治具を受 ける六角形の溝である。もちろん、治具受け溝２５は、TROX(登録商標)のような 種々の構成を有することができることを理解しなければならない。 上述したように、ヘッド２２は、遷移柄２７によって骨ネジ１１のネジ溝付柄 ２１に係合する。好ましい実施例によって図３に示すように、遷移柄２７は、ヘ ッド２２の直径より小さい直径を有する。図２に示すように、縮径した遷移柄２ ７は、受け部材１２に対して大きな角度の向きを有するとき、骨ネジのクリアラ ンスを提供する。１つの特定の実施例において、遷移柄２７は、0.600cm(0.236 インチ)の直径を有し、これは、ヘッド２２の直径より、約0.2cm(0.08インチ)小 さい。 図２をふたたび参照すると、受け部材１２は、骨ネジヘッド２２と脊柱ロッド Ｒの双方を支持するように提供される。受け部材１２の詳細は、図４および図５ に示されている。本発明の１つの側面において、受け部材１２は、第１の分岐部 分３１と第２の分岐部分３２とを形成するＵ形状の本体３０を含む。分岐部分は 、互いに溝３３を形成する。溝は、Ｕ形状の本体３０の両側の縁部３３ａで終了 する。好ましくは、溝３３は、骨ネジ１１を係合するロッドの直径よりわずかに 大きい幅を有する。溝３３は、ロッドＲ、骨ネジ１１およびクラウン１３の挿入 のために部材１２の頭部に開口３３ｂを有する。 受け部材１２は、本体３０を通る中央穴３４を形成する。穴３４の最下端部分 は、図２に示すように骨ネジ１１のヘッド２２が内部にあるテーパ溝３５を備え ている。また、中央穴は、テーパ溝３５の真上にあるクラウン溝３６を有する。 このクラウン溝は、溝３３の上方開口３３ｂに延びるネジ溝部分３７に開口して いる。受け部材１２は、背骨上の最小限の大きさおよび最小限突出する寸法が望 ましい。１つの特定の実施例において、受け部材は、約1.52cm（0.597インチ） の高さを有する。この特定の実施例において、溝３３内に配置されたロッドは、 受け部材１２が骨に接触するとき、背骨の表面上の0.5cm（0.2インチ）のほどの 低さになる。 受け部材１２の１つの側面において、反対の治具溝３８は、分岐部３１および ３２の各々に設けられている。治具溝は、脊柱のフックを背骨に挿入するように 使用される挿入治具のような治具によって係合する形状である。受け部材１２は 、本体の横方向に隣接する側面で多数の把持穴３９を形成する。特定の図示した 実施例において、このような４つの穴が受け部材１２の両側に設けられている。 これらの把持穴は、骨ネジおよび骨ネジの組立体１０の他の部品を締めつける間 、受け部材１２を支持するために適当に形成された把持治具と係合することがで きる。 好ましい実施例において、中央穴３４は、底部開口３４ａでＵ形状本体３０を 出る。底部開口３４ａは、骨ネジのヘッドの直径より小さい直径を有する。その 結果、骨ネジは、溝３３の上方開口を通して、また、穴３４の下方開口３４ａを 通してそれが穴３４の下方開口３４ａに接触するまで、中央穴３４を通して挿入 される。１つの特定の実施例において、下方開口３４ａは、骨ネジヘッド２２の 直径より約0.05cm（約0.02インチ）小さい0.75cm（0.297インチ）の直径を有す る。テーパ溝３５は、下方穴３４ａの直径からクラウン溝３６に隣接した大きな 直径まで拡張する。１つの特定の実施例において、この大きな直径は、0.941cm （0.370インチ）であり、これは、骨ネジ１１のヘッド２２の外径より大きい。 この特定の実施例において、テーパ溝３５は、下方開口３４ａからクラウン溝３ ６まで約１１°の角度でテーパが形成されている。特定の実施例において、この テーパ溝は、0.478cm（約0.188インチ）の２つの端部の間の高さを有する 。テーパ溝３５は、背骨ロッドに対して達成するために骨ネジ１１にとって望ま しい範囲の角度に依存して種々の向きおよび角度をとることができる。図２に示 すように、骨ネジ１１は、背骨ロッドＲの中心を通る平面に対して角度Ａの向き を有することができる。この角度範囲Ａは、骨の柄の遷移柄２７の直径並びにテ ーパ溝３５の角度によって決定することができる。図示した特定の実施例におい て、骨ネジは、２０°までの角度範囲を達成することができる。 Ｕ形状本体３０のネジ溝部分３７は、好ましくは組ネジである圧縮部材１４に 係合するように構成されている。 クラウン部材１３のリム４９は、クラウン溝３６の直径よりわずかに小さい直 径を有する。コレット溝３６の直径およびクラウン部材１３のリム４９は、受け 部材１２のネジ溝部分３７の内径よりわずかに大きい。この方法において、クラ ウン部材１３は、複数軸の骨ネジ組立体１０が緩く接続されたときのみクラウン 溝３６内に保持することができる。本発明の好ましい実施例によれば、リム４９ は、それがクラウン溝３６内に配置されるまで、溝３３の上方開口３３ｂから受 け部材１２のネジ部分３７を貫通することができる。また、リム４９は、クラウ ン部材１３の受け部材１２への挿入を容易にするために、ネジ溝部分３７の内側 のネジとかみ合う１つのネジを備えている。 １つの特定の実施例において、クラウン部材は、リム４９で約0.901cm（約0.3 58インチ）の外径を有する。この直径は、ネジ溝部分３７の内径より約0.031cm （約0.012インチ）大きく、クラウン部材３６の直径より0.031cm（約0.012イン チ）小さい。円錐形穴４５は、その開放端で円錐形穴４５が約0.824cm（0.324イ ンチ）の直径を有し、この直径が、骨ネジ１１のヘッド２２の直径より大きくな るように約４５°の角度が好ましい。 複数軸の骨ネジ１０が使用されるとき、骨ネジ１１は、ネジが中央穴３４の底 部開口３４ａを貫通するように受け部材１２に挿入される。この点で、受け部材 １２は、把持治具によって、治具溝３８で支持することができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．背骨に隣接して前記背骨の長さ方向に沿って配置することができる細長い 部材と、 脊柱と拡大ヘッドに係合する構成の下方の部分を有する構成の下方部分を有す る骨係合固定具と、 上部端から底部端に貫通する穴を形成する受け部材であって、前記穴は、前記 骨係合固定具の前記ヘッドを受ける溝を有し、前記溝は、前記固定具の下方部分 が貫通する前記受け部材の前記底部端に下方開口を備えており、前記受け部材は 、前記溝に連通し、前記受け部材の前記上端に上方開口を有する溝を有し、前記 溝は、前記溝に隣接する前記細長い部材を受ける形状である受け部材と、 前記上方開口を通って挿入可能であり、前記溝内に摺動可能に配置されたクラ ウン部材であって、前記固定具の前記ヘッドに接触する下面および前記細長い部 材に接触する反対側の上面とを有し、前記下面および前記ヘッドは、互いに相対 的に貫通する形状であるクラウン部材と、 前記上方開口に隣接する前記穴内に係合する圧縮部材であって、その間に相対 回転を可能にするように、前記クラウン部材に対して前記細長い部材を押し、前 記固定具の前記ヘッドに前記クラウン部材を押し、前記クラウン部材と前記受け 部材の溝との間に前記固定具の前記ヘッドを固定する圧縮部材と、を有する脊柱 固定組立体。 ２．前記穴は、前記上方開口に隣接してメネジ部分を有し、 前記圧縮部材は、前記メネジ部分と係合するネジ溝を有する組ネジである請求 項１に記載の脊柱固定組立体。 ３．前記骨係合固定具のヘッドは、上方を切った上面を有し、前記上面を通る 治具受け部材を形成する請求項１に記載の脊柱固定組立体。 ４．前記骨係合固定具の前記ヘッドは、上方を切った上面と、前記上面に隣接 した拡大縁部とを有し、前記拡大縁部は、前記固定具の前記ヘッドが前記クラウ ン部材と前記溝との間に固定されたとき、前記クラウン部材の少なくとも下面を 貫通するように配置されている請求項１に記載の脊柱固定組立体。 ５．前記クラウン部材の前記下面は、円錐形表面である請求項１に記載の脊柱 固定組立体。 ６．前記クラウン部材は、貫通穴を形成し、前記骨は、前記固定具の前記ヘッ ドに接触する前記下面を含む請求項１に記載の脊柱固定組立体。 ７．前記受け部材の前記穴は、前記圧縮部分に係合する部分と、前記部分と前 記溝との間のクラウン溝とを有し、前記部分は、前記クラウン溝の内径より小さ い内径を有し、 ８．前記溝は、前記底部端で大径から小径部分にテーパを有する請求項１に記 載の脊柱固定組立体。 ９．前記クラウン部材は、前記受け部材のテーパ溝に補完的に係合する構成の 円錐形の外面を有する請求項８に記載の脊柱固定組立体。 １０．背骨の長さに隣接して前記背骨に沿って配置することができる細長い部 材と、 脊柱とヘッドに係合する構成の下方の部分を有し、一部に球形部分を有する骨 係合固定具と、 上部端から底部端に貫通する穴を形成する受け部材であって、前記穴は、前記 骨係合固定具の前記ヘッドを受ける溝を有し、前記溝は、前記固定具の下方部分 が貫通する前記受け部材の前記底部端に下方開口を備えており、前記受け部材は 、前記溝に連通し、前記受け部材の前記上端に上方開口を有する溝を有し、前記 溝は、前記溝に隣接する前記細長い部材を受ける形状である受け部材と、 前記上方開口を通って挿入可能であり、前記溝内に摺動可能に配置されたクラ ウン部材であって、前記固定具の前記ヘッドに接触する下面および前記細長い部 材に接触する反対側の上面とを有し、前記下面は円錐形であるクラウン部材と、 前記上方開口に隣接する前記穴内に係合する圧縮部材であって、その間に相対 回転を可能にするように、前記クラウン部材に対して前記細長い部材を押し、前 記固定具の前記ヘッドに前記クラウン部材を押し、前記クラウン部材と前記受け 部材の溝との間に前記固定具の前記ヘッドを固定する圧縮部材と、を有する脊柱 固定組立体。 １１．前記骨係合固定具の前記ヘッドは、直径を有する上方を切った上面を含 み、 前記クラウン部材の前記円錐形下面は、前記骨係合固定具の前記ヘッドの直径 より大き前記ヘッドに隣接した最大限の直径を形成する請求項１０に記載の脊柱 固定組立体。 １２．前記骨係合固定具の前記ヘッドは、前記上面に隣接した拡大縁部を有し 、前記拡大縁部は、上面を切った表面の直径より大きく前記クラウン部材の円錐 形下面の前記最大限の直径より小さい直径を有し、前記拡大縁部は、前記固定具 の前記ヘッドが前記クラウン部材と前記溝との間に固定されたとき、前記クラウ ン部材の少なくとも下面を貫通するように配置されている請求項１１に記載の脊 柱固定組立体。 １３．背骨の長さに隣接して前記背骨に沿って配置することができる細長い部 材と、 脊柱とヘッドに係合する下方の部分を有する骨係合固定具と、 上部端から底部端に貫通する穴を形成する受け部材であって、前記穴は、前記 骨係合固定具の前記ヘッドを受ける溝を有し、前記溝は、前記固定具の下方部分 が貫通する前記受け部材の前記底部端に下方開口を備えており、前記穴は、上方 部分と、前記上方部分と前記溝との間にクラウン溝を有し、前記溝に連通し、前 記受け部材の前記上端に上方開口を有する溝を有し、前記溝は、前記溝に隣接す る前記細長い部材を受ける形状である受け部材と、 前記上方開口を通って挿入可能であり、前記溝内に摺動可能に配置されたクラ ウン部材であって、前記固定具の前記ヘッドに接触する下面および前記細長い部 材に接触する反対側の上面とを有するクラウン部材と、 前記クラウン部材が中に摺動可能に配置されるとき、前記クラウン溝から前記 クラウン部材が抜けることを防止するために前記クラウン部材と前記受け部材と の間に配置された手段と、 前記穴の上方部分に係合する圧縮部材であって、前記クラウン部材に対して前 記細長い部材を押し、前記固定具の前記ヘッドを前記クラウン部材を押し、前記 クラウン部材と前記受け部材の溝との間に前記固定具の前記ヘッドを固定する圧 縮部材と、を有する脊柱固定組立体。 １４．抜けを防止する前記手段は、前記上方部分の内径より大きい内径を有す るクラウン溝と、 前記クラウン溝の内径より小さいが前記穴の上記部分の内径より大きい直径を 有する前記上面に上方リムを有するクラウン部材とを有する請求項１３に記載の 脊柱固定組立体。 １５．前記穴の上方部分は、めネジを有し、 前記圧縮部材は、前記めネジと係合するネジを有する組ネジであり、 前記クラウン部材の前記上方リムは、前記めネジの間にねじ溝を有する構成で あり、それによって、前記クラウン部材は、前記上方部分を通って前記クラウン 溝にねじ込まれて前進する請求項１４に記載の脊柱固定組立体。 １６．前記クラウン部材の前記上方リムは、前記メネジとかみ合う少なくとも １つのネジを含む請求項１５に記載の脊柱固定組立体。 １７．背骨の長さに隣接して前記背骨に沿って配置することができる細長い部 材と、 脊柱とヘッドに係合する構成の下方の部分を有する骨係合固定具と、 上部端から底部端に貫通する穴を形成する受け部材であって、前記穴は、前記 骨係合固定具の前記ヘッドを受ける溝を有し、前記溝は、前記固定具の下方部分 が貫通する前記受け部材の前記底部端に下方開口を備えており、前記受け部材は 、前記溝に連通し、前記受け部材の前記上端に上方開口を有する溝を有し、前記 溝は、前記溝に隣接する前記細長い部材を受ける形状である受け部材と、 前記上方開口を通って挿入可能であり、前記溝内に摺動可能に配置されたクラ ウン部材であって、前記固定具の前記ヘッドに接触する下面および前記細長い部 材に接触する反対側の上面とを有するクラウン部材と、 前記上方開口に隣接する前記穴内に係合する圧縮部材であって、前記クラウン 部材に対して前記細長い部材を押すように作動可能であり、前記受け部材と前記 固定具の前記ヘッドの間に相対的に貫通するように、前記クラウン部材と前記受 け部材の溝との間に前記固定具の前記ヘッドを固定する圧縮部材と、を有する脊 柱固定組立体。 １８．前記クラウン部材は、前記受け部材の前記テーパー溝に補完的に係合す るように構成された円錐形の外面を有する請求項１７に記載の脊柱固定組立体。 １９．背骨の長さに隣接して前記背骨に沿って配置することができる細長い部 材と、 脊柱および少なくとも一部が球形のヘッドとに係合する構成の下方の部分を有 する骨係合固定具と、 上部端から底部端に貫通する穴を形成する受け部材であって、前記穴は、前記 骨係合固定具の前記ヘッドを受ける溝を有し、前記溝は、前記固定具の下方部分 が貫通する前記受け部材の前記底部端に下方開口を備えており、前記受け部材は 、前記溝に連通し、前記受け部材の前記上端に上方開口を有する溝を有し、前記 溝は、前記溝に隣接する前記細長い部材を受け、前記受け部材および前記ヘッド の溝は、互いに相対的に貫通可能である受け部材と、 前記上方開口を通って挿入可能であり、前記溝内に摺動可能に配置されたクラ ウン部材であって、前記固定具の前記ヘッドに接触する下面および前記細長い部 材に接触する反対側の上面とを有する形状であるクラウン部材と、 前記上方開口に隣接する前記穴内に係合する圧縮部材であって、前記クラウン 部材に対して前記細長い部材を押し、前記溝に対して前記ヘッドを押し、前記受 け部材と前記固定具の前記ヘッドとの間に相対的な貫通を行うように前記クラウ ン部材と前記受け部材の溝との間に前記固定具の前記ヘッドを固定する圧縮部材 と、を有する脊柱固定組立体。 ２０．背骨の長さに隣接して前記背骨に沿って配置することができる細長い部 材と、 脊柱および少なくとも一部が球形で球形の直径を有するヘッドとに係合する構 成の下方の部分を有する骨係合固定具と、 上部端から底部端に貫通する穴を形成する受け部材であって、前記穴は、前記 骨係合固定具の前記ヘッドを受ける溝を有し、前記溝は、前記固定具の下方部分 が貫通する前記受け部材の前記底部端に下方開口を備えており、前記受け部材は 、前記溝に連通し、前記受け部材の前記上端に上方開口を有する溝を有し、前記 溝は、前記溝に隣接する前記細長い部材を受け、前記溝は、前記固定具の前記ヘ ッドの前記球形の直径より大きい直径から前記球形の直径より小さい前記下方の 開口の直径にテーパが形成されており、前記受け部材および前記ヘッドの溝は、 互いに相対的に貫通可能である受け部材と、 前記上方開口を通って挿入可能であり、前記溝内に摺動可能に配置されたクラ ウン部材であって、前記固定具の前記ヘッドに接触する円錐形の下面および前記 細長い部材に接触する反対側の上面を有し、前記クラウン部材の前記下面および 前記固定具の前記ヘッドは、互いに相対的に進入するクラウン部材と、 前記上方開口に隣接する前記穴内に係合する圧縮部材であって、前記クラウン 部材に対して前記細長い部材を押し、前記固定具のヘッドに対して前記クラウン 部材を押し、前記溝に対して前記ヘッドを押し、前記クラウン部材と前記受け部 材の前記溝との間に前記固定具のヘッドと前記溝と前記クラウン部材の前記円錐 形面との間に相対的な進入を行うように前記固定具の前記ヘッドを固定する圧縮 部材と、を有する脊柱固定組立体。