JP2001500848A - ナフトピラン、それらを含有する組成物および製品 - Google Patents

ナフトピラン、それらを含有する組成物および製品

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、R1−R8が様々な置換基を示す一般化学式(I)のフォトクロミック化合物であって、基R3−R6のうちの少なくとも二つがC1−C6アルコキシ基であることを特徴とする化合物に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 ナフトピラン、それらを含有する組成物および製品 本発明は、特に、フォトクロミック特性を示すナフトピラン(naphtopyran)型 の新たな化合物に関するものである。本発明はまた、ナフトピランを含有するフ ォトクロミック組成物および眼用製品(例えば、レンズ)に関するものである。 フォトクロミック化合物は、多色光または単色光(例えば、紫外線)の影響に より色を変化させ、その光の照射が停止したとき、または最初の多色光または単 色光とは異なる光の影響下にあるとき、あるいは最初の多色光または単色光とは 異なる光および/または温度の影響下にあるときに再度元の色に戻ることができ る。 これらのフォトクロミック化合物には、異なる分野、例えば、眼鏡用レンズ、 コンタクトレンズ、サングラス、フィルタ、カメラまたは写真装置もしくは他の 光学観察装置の光学系、パネル、装飾品、ディスプレイ要素の製造、または光学 書込み(コーディング)による情報の記憶に用途が見出されている。 眼用光学部材の分野において、特に眼鏡の分野において、一種類以上のフォト クロミック化合物を含有するフォトクロミックレンズは: − 暗所または日光のない状態における高透過率、 − 日光と同様の照射条件下における低透過率(高い着色適性)、 − 適合した着色または退色速度論(kinetics)、 − 消費者に好まれる色合い(好ましくは、灰色または栗色)であって、好ま しくは、レンズの着色または退色中に選択された色合いが維持されるもの、 − 0-40℃の温度範囲における特性の性能の維持、 − 目的とする対物レンズか精巧であり、それゆえ補正レンズが高価であるた めの、高い耐久性 を示さなければならない。 これらのレンズ特性は実際には、さらに、レンズを構成する有機材料または鉱 物と相溶性でなければならない活性フォトクロミック化合物により決定される。 灰色また栗色を得るには、異なる色の、すなわち、可視範囲において異なる最 大吸収波長を有する少なくとも二種類のフォトクロームを使用する必要があるこ とに注意しなければならない。この組合せによっても、フォトクロミック化合物 について他の必要条件が生じる。特に、二種類以上の組合せの活性フォトクロミ ック化合物の着色および退色速度論が、実質的に同じでなければならない。この ことは、長期間に亘る安定性、並びにプラスチックまたは鉱物の支持体との相溶 性にも当てはまる。 従来技術において記載されている多数のフォトクロミック化合物の中でも、米 国特許第3,567,605号、同第3,627,690号、同第4,826,977号、同第5,200,116号、 同第5,458,814号および研究の開示第36144号に記載されているナフトピラン: を例として挙げることができる。 これらの化合物が上述した所定の仕様を満たすという請求の範囲が記載されて いる。実際に、これらの化合物には、暗所における高透過率および日光の照射の 元での高い着色適性のような所望の基本特性が一つ以上ある一方で、今日まで記 載されている全ての化合物は、工業的に製造できる満足のいく製品の製造に必要 とされる所望の特性の完全な組合せを有していない。従来技術には、R1および R2にメチル基が存在することにより退色速度論を変更する方法が教示されてい るけれども、活性化形態(紫外線への露出)の可視スペクトルの分布を変更する 方法は教示されていない。この従来技術の化合物は一般的に、オレンジまたは赤 であり、主な吸収バンドは可視範囲にある。 驚くべきことに、R3およびR5に少なくとも二つのアルコキシ基が存在する ことにより、可視範囲においてλmaxの高値で二つの強い吸収バンドがあるフォ トクロームが得られることを発見したことは、本出願人の功績である。このよう に、本発明の化合物は、可視スペクトルの一部(400-700nm)を網羅する。 このように、本発明は、以下の一般化学式(I): を有する化合物、特にフォトクロミック化合物であって、 − R1、R2、R4およびR6が同じかまたは異なり、それらが、独立して 、 ・ 水素、 ・ ハロゲン、好ましくはフッ素、塩素または臭素、 ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基、 ・ 3-12の炭素原子からなるシクロアルキルまたはビシクロアルキル基、 ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルコキシ基、 ・ 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れハロアルキルまたはハロアルコ キシ基、好ましくは、フルオロアルキル基、 ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルケニルまたはアルキニル基 、好ましくは、ビニルまたはアリル基、 ・ メタクリロイル基またはアクリロイル基、 ・ n=1,2または3である化学式(p4の挿入物a)を有するエポキシ基 、 ・ アリールまたはアリールオキシル基、そのアリール基が6-24の炭素原子か らなり、もしくはヘテロアリール基が4-24の炭素原子および少なくとも一つの、 硫黄、炭素および窒素からなる群より選択されるヘテロ原子からなるヘテロアリ ールまたはヘテロアリールオキシ基であって、そのアリールまたはヘテロアリー ル基が必要に応じて: − ハロゲン、好ましくは、フッ素、塩素または臭素、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルコキシ基、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れハロアルキルまたはハロアルコ キシ基、好ましくは、フルオロアルキル基、 − −NH2基、 − Rが1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基を示すNHR基 、 − R’R”が、同じかまたは異なり、それらが独立して、1-6の炭素原子か らなる線状または枝分れアルキル基を示し、あるいは、R’R”が、それらが結 合する窒素原子とともに、酸素、硫黄および窒素からなる群より選択される少な くとも一つの他のへテロ原子を含み得る5-7員環を示し、その窒素が必要に応じ て、1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基により置換されるNR ’R”基から選択される少なくとも一つの置換基により置換され、 ・ 線状または枝分れアルキル基が1-4の炭素原子からなり、アリールおよび ヘテロアリール基が上述したようなものであるアラルキルまたはヘテロアルキル 基、 ・ R、R’およびR”が上述したようなものである、−NH2、−NHR、 NR’R”、CONH2、CONHRまたはCONR’R”基、 ・ R’が、1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基もしくは3-1 2の炭素原子からなるシクロアルキルまたはビシクロアルキル基もしくは上述し たようなアリールまたはヘテロアリール基である、OCOR’またはCOOR’ 基、 ・ ポリエーテル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリカルバメート、ポリ ウレアまたはポリエステル残基を示し; R7およびR8は同じかまたは異なり、それらが独立して: ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基、 ・ 3-12の炭素原子からなるシクロアルキル基、 ・ R1、R2、R4およびR6に関して上述したようなアリールまたはヘテ ロアリール基、 ・ ユロリジン−9−イル基を示し、または ・ 前記二つの基R7およびR8が、互いに、アダマンチル、ノルボルニル、 フルオレニリデンまたはジ(C1−C6アルキル)アントラセニリデンまたはス ピロ(C5−C6シクロアルキル)アントラセニリデン基を形成する化合物にお いて、R3およびR5が同じかまたは異なり、それらの各々が1-6炭素原子から なる線状または枝分れアルコキシ基を示すことを特徴とする化合物に関するもの である。 本発明による化学式(I)の化合物に関して考えられる置換基の中でも、重合お よ び/または架橋できる少なくとも一つの官能基であって、好ましくは、アルケニ ル、都合よくは、ビニル、メタクリロイル、アクリロイル、アクリルオキシアル キル、メタクリルオキシアルキルまたはエポキシからなる群より選択される基を 含むおよび/または形成する基を考慮すべきである。 このように、本発明によるフォトクロミック化合物は、互いにまたは他のコモ ノマーと反応して、フォトクロミック官能基を担持し、高分子の機械的特性を有 するホモポリマーおよび/またはコポリマーを形成する、異なる種類またはそう ではないモノマーであっても差し支えない。結果として、本発明の目的の一つは 、少なくとも一部には、本発明によるフォトクロミック化合物(I)を含む、(コ )モノマーおよび/または架橋化合物からなるこれらホモポリマーまたはコポリ マーを構成する。 同様な考えにおいて、上述した化合物(I)は、フォトクロミック性質のまたは そうではない高分子鎖の間に橋を形成できる反応性官能基を有する架橋剤であっ ても差し支えない。このようにして得ることのできる架橋化合物もまた、本発明 の一部にある。 一般的に好ましい態様において、アルコキシ基はメトキシ基である。本発明の 好ましい化合物は、R7およびR8が、一つ以上のC1−C5アルコキシ基、C 1−C6のアミンまたはアルキル基またはC6−C12のアリール基により置換 されるポリ芳香族またはポリヘテロ芳香族基である、以下の化学式(I1およびI2 )を有する: これらの化合物は特に都合のよいフォトクロミック特性を示すので、それらを 開示したことは本出願人の功績である。より詳しくは、それらの化合物は、高λmax 値の可視範囲における二つの吸収バンドにより強い着色適性を有する。 これらの化合物はまた、好ましくは、安定であり、共に、マトリクス中に含ま れる形態およびコーティングの形態にある有機高分子または鉱物材料から作成さ れたマトリクスと相溶性がある。 溶液または高分子マトリクス中において、本発明による化合物は初期状態で無 色またはわずかに着色されており、それらは、紫外線(365nm)または日光型 の光源の元で急速に濃い色を呈する。それら化合物は、照射が停止されると、そ れらの初期の色に戻る。 本発明の化合物は、適切に置換される1−ナフトールの誘導体と、 − プロパルギルアルコールの誘導体(この変異体によれば、縮合は、トルエ ン、キシレンまたはテトラヒドロフランのような溶剤中おいて、必要に応じて、 p−トルエンスルホン酸、クロロ酢酸または酸アルミン酸のような触媒の存在下 で行っても差し支えない)、 − またはアクロレイン(テトラエチル酸チタンの存在下で)いずれかとの縮 合により得られる。 これらの合成経路は伝統的であり、従来技術の上述した文献並びにヨーロッパ 特許第A-0,562,915号に記載されている。ケトン(R7)(R8)COは、市販 されているかまたは伝統的な方法、例えば、酸塩化物からのフリーデル−クラフ ツ反応により容易に合成される。次いで、プロパルギルアルコールの誘導体を、 リチウムアセチリドの対応するケトンとの反応により得る。アクロレインの誘導 体は、酸性媒体中におけるプロパルギルアルコールの対応する誘導体の転移反応 により得ることができる(J.Org.Chem.1977,Vol.42,p.3403,Edens等を参照 のこと)。 1−ナフトールの誘導体は、上述した文献から適応された様々な方法により得 られる。以下に、本発明の化合物を合成できる方法についてのいくつかの文献を 列記する。 方法1:Sibi等、Org.Chem.1986,Vol.51,pp.271-273 方法2:米国特許第5,200,116号(実施例2) 方法3:Johnson等、Org.React.1951,Vol.6,p.1 本発明による化合物の用途に関して、それら化合物を高分子マトリクスの組成 物中に分散されるフォトクロミック材料として使用できる。それら化合物を溶液 中に使用しても差し支えない。 本発明の化合物を、トルエン、ジクロロメタン、テトラヒドロフランまたはエ タノールのような有機溶剤中に溶解させることによりフォトクロミック溶液を得 ることができる。得られた溶液は一般的に無色透明である。それらの溶液は、日 光に露出されると濃い色を呈し、日光への露出が弱い区域に配置されると、言い 換えれば、もはや紫外線に露出されなくなると、元の状態の色に戻る。一般的に 、非常に低濃度(約0.01-5%)の製品が、濃い色を得るのに十分である。 最も興味を引く用途には、フォトクロームを重合体、共重合体または重合体の 混合物内またはそれらの表面に均一に分散させるものがある。これを実施する考 えられる方法には様々なものがある。当業者に知られている方法の中でも、例え ば、フォトクロームの懸濁液または溶液から(共)重合体中、もしくは別の高分 子マトリクスからのシリコーン油中、脂肪族または芳香族炭化水素中、グリコー ル中への拡散が挙げられる。現在、高分子マトリクスの性質に依存して、15分か ら数時間の期間に亘り50-200℃の温度で拡散が行われている。別の実施技術は、 重合性材料の配合物中にフォトクロームを混合し、表面上または成形型内にこの 混合物を配置し、次いで重合を行う各工程からなる。これらと他の実施技術が、 出版社がBlackie and Son Ltd.,であり、Applied Photochromic Polymer System sに1992年に発表されたCRONO等による文献「Spiroxazines and their use in ph otochromic lenses」に記載されている。本発明の変更例によれば、フォトクロ ームを(共)重合体にグラフトさせることも考えられる。したがって、本発明の 別の目的は、上述したフォトクロームの少なくとも一つがグラフトされた(共) 重合体を提供することにある。 本発明によるフォトクロミック化合物の光学用途の好ましい高分子材料の例と しては、以下の生成物を挙げることができる: − 必要に応じてハロゲン化されたまたは少なくともエーテルおよび/または エステルおよび/またはカーボネートおよび/またはカルバメートおよび/また はチオカルバメートおよび/または尿素および/またはアミド基を含む、アルキ ル、シクロアルキル、アリールまたはアリールアルキルポリ(モノ−、ジ−、ト リ−、テトラ)アクリレートまたはポリ(モノ−、ジ−、トリ−、テトラ)メタ クリレート;ポリスチレン、ポリカーボネート(例えば、ビスフェノールAポリ カーボネート、ポリ(ジアリルジエチレングリコールのカーボネート))、ポリ エポキシ、ポリウレタン、ポリチオウレタン、ポリシロキサン、ポリアクリロニ トリル、ポリアミド、脂肪族または芳香族ポリエステル、ビニル重合体、セルロ ースアセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテ−トープロピオ ネートまたはポリビニルブチラール、 − 二種類以上のモノマーの共重合体または上述した高分子の混合物、好まし くは、ポリカーボネート−ポリウレタン、ポリ(メタ)アクリレート−ポリウレ タン、ポリスチレン−ポリ(メタ)アクリレートまたはポリスチレン−ポリアク リロニトリル、都合よくは、ポリエステルおよび/またはポリカーボネートまた はポリ(メタ)アクリレートの混合物。 使用するフォトクロームの量は、所望の暗色化程度に依存する。特に、本発明 のフォトクロームは、0.001-20重量%の量で用いられる。本発明によるフォトク ロミック化合物を単体でまたは他の生成物との混合物とともに用いて、既に上述 したように、固体または液体の形態、例えば、溶液または分散液であっても差し 支えない組成物を形成することができる。本発明の別の目的を構成するこれらの 組成物は、本発明による一種類以上の化合物(I)と、大衆が、眼鏡またはサング ラスのような用途に望んでいる濃い色、例えば、灰色または茶色を得ることので きる他の補助フォトクロミック化合物とからなっていても差し支えない。これら の追加のフォトクロミック化合物は、当業者に知られており、文献に記載されて いるもの、例えば、クロメン(米国特許第3,567,605号、同第5,238,981号、国際 特許第9,422,850号、ヨーロッパ特許第562,915号)、スピロピランまたはナフト スピロピラン(米国特許第5,238,981号)およびスピロキサジン(CRANO等、「Ap plied Photochromic Polymer Systems」出版社Blackie & Son Ltd.,1992,Chap ter 2)であっても差し支えない。 本発明によるこれらの組成物はまた: − 色合いを調節できる非フォトクロミック染料、 − および/または例えば、酸化防止剤のような一種類以上の安定剤、 − および/または一種類以上の抗紫外線遮断剤、 − および/または一種類以上の抗ラジカル剤、 − および/または光化学励起の状態を不活化させる不活化剤を含んでいても 差し支えない。 これらの添加剤により、本発明の組成物の耐久性を改良することができる。 フォトクロミック化合物(I)の用途に関する別の態様によれば、本発明はまた 、本発明による少なくとも一種類の化合物、および/または化学式(I)を有する 化合物由来の繰返しユニットから、少なくとも一部が形成された少なくとも一種 類の(共)重合体、および/または上述したような本発明による化合物(I)を含 む少なくとも一種類の組成物、および/または少なくとも一種類の本発明の化合 物を含む有機高分子材料または鉱物材料または鉱物−有機ハイブリッド材料から 作成された、上述したような少なくとも一種類のマトリクスからなる、眼鏡製品 、またはサングラスのような眼用製品に関するものである。 実際には、本発明を特に具体的に適用する製品としては、フォトクロミック眼 用レンズまたは日光保護用レンズ、ガラスパネル(建物用、交通手段の装置用、 自動車用のガラス)、光学装置、装飾品、日光保護用製品、情報記憶装置等が挙 げられる。 本発明は、一般化学式(I)を有する化合物の合成およびフォトクロミックの有 効性の以下の例を考慮してより良好に理解されよう。 実施例 本発明によるフォトクロミック化合物1−9の合成および特性実施例1 化合物(1)の合成;2,2−ビス(4−メトキシフェニル)−5−メチル−7, 9−ジメトキシ−[2H]−ナフト[1,2−b]ピラン 工程1:5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールを、Sibi等(J.Or g.Chem.1986,Vol.51,pp.271-273)により記載された方法にしたがって、N, N−ジエチル−3,5−ジメトキシベンズアミドおよび3−ブロモ−2−メチル プロパンから合成した。この収率は約50%であった。 工程2:1,1−ビス(p−ジメトキシフェニル)−2−プロピル−1−オー ルを、DMSO中においてリチウムアセチリド(ジアミン複合体)と4,4’− ジメトキシベンゾフェノンとの反応を行い、加水分解およびトルエンによる抽出 によって得た。この収率は定量的であった。 工程3:工程1で得られた化合物(2g)を、触媒作用を及ぼす量のp−トル エンスルホン酸の存在下で、25℃、2時間に亘り30mLのトルエン中で工程2で 得た化合物(2.23g)と反応させた。次いで、この溶媒を、10%の重炭酸ナトリ ウムを含有する水で洗浄し、乾燥するまで排気して、次いで、ヘプタン/ジイソ プロピルエーテル混合物(70/30)を溶離剤として用いてシリカカラム上でクロ マトグラフィーによりフォトクロームを分離した。このようにして、100mgの 化合物(I)を白い粉末の形態で得た。1HNMRにより生成物の構造を確認した。実施例2 化合物(2)の合成;2−(4−メトキシフェニル)−2−(3,4−ジメトキシ フェニル)−5−メチル−7,9−ジメトキシ−[2H]−ナフト[1,2−b ]ピラン 工程1:36.2gのp−メトキシベンゾイルクロライドを300mLのジクロロメ タ ン中において0℃で1時間に亘り1.1当量(Eq)の塩化アルミニウム(アリコー トで加える)と反応させた。次いで、この混合物を1kgの氷と800mLの濃縮 HClとの混合物中に注ぎ入れた。有機相をデカントし、乾燥させた。このよう にして、53gの3,4,4’−トリメトキシベンゾフェノンを回収した。 工程2:前の工程の10gのケトンを1.5当量のリチウムアセチリドと20℃で3 時間に亘り反応させることにより、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−1− (4−メトキシフェニル)−2−プロピン−1−オールを調製した。次いで、溶 媒を水/氷の混合物中で加水分解し、生成物をトルエンで抽出し、次いで、硫酸 マグネシウム上で乾燥させた。濾過および溶剤の蒸発後、10.4gの所望の生成物 を回収した。 工程3:次いで、5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールおよび前 の工程の化合物から、化合物(1)に用いたのと同様な方法で化合物(2)を得た。こ の化合物の構造をNMR分光分析により確認した。実施例3 化合物(3)の合成;2−(4−メトキシフェニル)−2−(6−メトキシ−2− ナフチル)−5−メチル−7,9−ジメトキシ−[2H]−ナフト[1,2−b ]ピラン 工程1:36gのp−メトキシベンゾイルクロライドを、THF溶液(溶液は、 臭化物を1.5当量のマグネシウムと反応させ、濾過を行うことにより調製した) 中において0℃で1当量の6−メトキシ−2−ブロナフタレンマグネシウムと2 時間に亘り反応させた。次いで、溶媒を300gの氷と50mLの濃縮HClとの混 合物中に注ぎ入れた。形成された沈殿物を回収し、水で洗浄した(500mLで三 回)。乾燥後、61gの2−(6−メトキシナフト−2−イル)−(4−メトキシ フェニル)ケトンを得た。 工程2:前の工程からの5gのケトンを1.5当量のリチウムアセチリドと30m LのDMSO中20℃で3時間に亘り反応させることにより、誘導体の2−プロピ ン−1−オールを調製した。次いで、この混合物を水/氷の混合物中で加水分解 し、生成物をトルエンで抽出し、次いで、硫酸マグネシウム上で乾燥させた。濾 過および溶剤の蒸発後、3.7gの所望の生成物を回収した。 工程3:次いで、5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールおよび前 の工程の化合物から、化合物(1)に用いたのと同様な方法で化合物(3)を得た。こ の化合物の構造をNMR分光分析により確認した。実施例4 化合物(4)の合成;2−(4−モルフォリノフェニル)−2−フェニル−5−メ チル−7,9−ジメトキシ−[2H]−ナフト[1,2−b]ピラン 工程1:17.3gの塩化ベンゾイルおよび20gのフェニルモルフォリンを200m Lのジクロロメタン中で混合し、溶媒を0℃で冷却した。これに18gの塩化アル ミニウムを約30分間の期間に亘り少しずつ加えた。1時間の撹拌後、溶媒を300 gの氷と50mLの濃縮HClとの混合物中に注ぎ入れた。次いで、溶媒を20%の ソーダにより中和し、生成物をジクロロメタンで抽出した(200mLで2回)。 次いで、この溶液を乾燥させ、生成物をジイソプロピルエーテル中で結晶化させ た。9gの4−モルフォリノベンゾフェノンを回収した。 工程2:9gのモルフォリノベンゾフェノンを1.5当量のリチウムアセチリド と50mLのDMSO中20℃で2時間に亘り反応させることにより誘導体の2−プ ロピン−1−オールを調製した。次いで、溶媒を水/氷の混合物中で加水分解し 、生成物をジクロロメタンで抽出し、次いで、硫酸マグネシウム上で乾燥させた 。濾過および溶剤の蒸発後、定量収率で所望の生成物を回収した。 工程3:8.7gの5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールを11.5g の前の工程の化合物と100mLのキシレン中で6時間に亘り還流しながら反応さ せた。ヘプタン/酢酸エチル混合物(80/20)を溶離剤として用いてシリカカラ ム上でクロマトグラフィーにより化合物(4)を精製した。この化合物の構造をN MR分光分析により確認した。実施例5 化合物(5)の合成;2−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−フェニ ル−5−メチル−7,9−ジメトキシ−[2H]−ナフト[1,2−b]ピラン 工程1:30gの4−(N,N−ジメチルアミノ)ベンゾフェノンを1.5当量の リチウムアセチリドと以前の実施例の工程2におけるように反応させることによ り、誘導体の2−プロピン−1−オールを調製した。 工程2:4gの5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールおよび5.85 gの前の工程の化合物を50mLのトルエン中で触媒作用を及ぼす量のクロロ酢酸 の存在下で3時間に亘り還流しながら反応させた。次いで、溶媒を40mLの1N のソーダで洗浄した。次いで、ジイソプロピルエーテルを溶離剤として用いてア ルミナカラム上でクロマトグラフィーにより化合物を精製した。溶剤の蒸発後、 固体を100mLのネプタン中で磨砕した。濾過により1.6gの化合物(5)を回収し た。この化合物の構造をNMR分光分析により確認した。実施例6 化合物(6)の合成;2−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−(4− メトキシフェニル)−5−メチル−7,9−ジメトキシ−[2H]−ナフト[1 ,2−b]ピラン 工程1:28gのp−アニソイルクロライドおよび20gのN,N−ジメチルアニ リンを150mLのジクロロメタン中で混合し、この溶媒を0℃で冷却した。24.2 gの塩化アルミニウムをこの溶媒に約30分間の期間に亘り少しずつ加えた。さら に30分間に亘り20℃で撹拌した後、この溶媒を1kgの氷と800mLの濃縮HC lとの混合物中に注ぎ入れた。ジクロロメタンにより抽出を行い、次いで、溶媒 を30%のソーダで中和した。デカントを行った後、有機相を乾燥させ、次いで、 30分間に亘り還流させながら100mLのジイソプロピルエーテル中に溶解させた 。周囲温度で一晩放置した後、この溶液を濾過し、8.6gの4−(N,N−ジメ チルアミノ)−4’−メトキシベンゾフェノンを回収した。 工程2:以前の化合物に関して用いたものと同様な方法で誘導体の2−プロピ ン−1−オールを調製した。所望の生成物が定量収率で得られた。 工程3:前の工程の生成物を、70mLの酢酸と5mLの水との混合物中におい て3時間に亘り50℃で加熱することにより、4−メトキシ−β−(N,N−ジメ チルアニリン)シンナムアルデヒドに転化させた。生成物の単離は以下のように 行った:真空下での酢酸の蒸発、トルエン中への溶解、10%の重炭酸ナトリウム 溶液中の洗浄、その後の乾燥するまでの蒸発。このようにして、9gの所望の生 成物を得た。 工程4:3gの5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールを30分間に 亘り還流しながら50mLのトルエン中で3.76gのTi(OEt)4と反応させ、 次いで、50mLのトルエン中に溶解させた、前の工程の化合物3.86gを加えた。 この混合物を2時間に亘り還流し続けた。次いで、溶媒を40mLの水で加水分解 し、有機相を回収した。次いで、ジイソプロピルエーテル/酢酸エチルの混合物 (90/10)を溶離剤として用いてアルミナカラム上でクロマトグラフィーにより 化合物(6)精製し、続いて、エタノール中で結晶化させた。このようにして、2.6 gのクリーム色の粉末を得た。この化合物の構造をNMR分光分析により確認し た。実施例7 化合物(7)の合成;2,2−ビス(4−N,N−ジメチルアミノフェノール)− 5−メチル−7,9−ジメトキシ−[2H]フト[1,2−b]ピラン 工程1:4,4’−ビスジメチルアミノベンゾフェノンおよびリチウムアセチ リドから、以前の化合物に用いたものと同様な方法で誘導体の2−プロピン−1 −オールを調製した。所望の生成物を定量収率で回収した。 工程2:2gの5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールを、触媒作 用を及ぼす量のクロロ酢酸の存在下で3時間に亘り還流しながら50mLのトルエ ン中で前の工程の化合物2.7gと反応させた。次いで、溶媒を40mLの1Nのソ ーダで洗浄した。次いで、ジイソプロピルエーテルを溶離剤として用いて、アル ミナカラム上でクロマトグラフィーによりこの化合物を精製した。溶剤の蒸発後 、100mLのヘプタン中でこの固体を磨砕した。このようにして、0.3gの化合物 (7)を濾過により回収した。この化合物の構造をNMR分光分析により確認した 。実施例8 化合物(8)の合成;2−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−(4− メチルフェニル)−5−メチル−7,9−ジメトキシ−[2H]−ナフト[1, 2−b]ピラン 工程1:22.8gのp−トルオイルクロライドおよび20gのN,N−ジエチルア ニリンを150mLのジクロロメタン中で混合し、この溶媒を0℃で冷却した。19. 7gの塩化アルミニウムを約30分間の期間に亘りこの溶媒に少しずつ加えた。さ らに1時間に亘り20℃で撹拌した後、この溶媒を、400gの氷と100mLの濃縮H Clとの混合物中に注ぎ入れた。ジクロロメタンにより抽出を行い、次いで、1 N のソーダにより溶媒を中和した。デカンタを行った後、有機相を乾燥させ、次い で、還流しながら200mLのヘプタン中に再度溶解させた。周囲温度に1時間放 置した後、この溶液を濾過し、10.5gの4−(N,N−ジメチルアミノ)−4’ −メトキシベンゾフェノンを回収した。 工程2:以前の化合物に用いたのと同様な方法で誘導体の2−プロピン−1− オールを調製し、所望の生成物を定量収率で回収した。 工程3:前の工程の生成物を、化合物(6)の合成の工程3のように酢酸/水の 混合物中で1時間に亘り50℃で加熱することにより、4−(N,N−ジエチルア ミノ)−β(4−メトキシフェニル)シンナムアルデヒドに転化した。 工程4:1.48gの5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールを、30分 間に亘り還流しながら50mLのトルエン中で1.9gのTi(OEt)4と反応させ 、最初に25mLのトルエン中に溶解させた、前の工程の化合物2gを加えた。こ の混合物をDean Stark濃縮器を用いて水の共沸蒸留により1時間に亘り還流し続 けた。次いで、この媒質を40mLの水で加水分解し、有機相を回収した。次いで 、化合物(8)を、ジイソプロピルエーテルを溶離剤として用いたアルミナカラム 上でクロマトグラフィーにより精製し、エタノール中で結晶化させた。このよう にして、0.8gの粉末を得た。この化合物の構造をNMR分光分析により確認し た。実施例9 化合物(9)の合成;2−(ユロリジン−9−イル)−2−フェニル−5−−7, 9−ジメトキシ−[2H]−ナフト[1,2−b]ピラン 工程1:11gの塩化ベンゾイルおよび10gのユロリジンを100mLのジクロロ メタン中で混合し、この溶媒を0℃に冷却した。この溶媒に、8.5gの塩化アル ミニウムを約30分間の期間に亘り少しずつ加えた。さらに2時間に亘り20℃で撹 拌した後、この溶媒を、400gの氷と100mLの濃縮HClとの混合物中に注ぎ入 れた。ジクロロメタンにより抽出を行い、次いで、この溶媒を1Nのソーダによ り中和した。デカンタを行った後、有機相を乾燥させ、次いで、還流しながら20 0mLのヘプタン中で再度溶解させた。周囲温度で1時間に亘り放置した後、こ の溶液を濾過し、5.5gのフェニルユロリジニルケトンを回収した。 工程2:前の化合物に用いたのと同様な方法で誘導体の2−プロピン−1−オ ールを調製し、所望の生成物を定量収率で回収した。 工程3:前の工程の生成物を、化合物(6)の合成の工程3のように、酢酸/水 の混合物中で1時間に亘り50℃で加熱することにより、β−ユロリジンシンナム アルデヒドに転化した。 工程4:0.68gの5,7−ジメトキシ−3−メチル−1−ナフトールを、30分 間に亘り還流しながら50mLのトルエン中で0.85gのTi(OEt)4と反応さ せ、次いで、最初に25mLのトルエン中で溶解させた、前の工程の0.94gの化合 物を加えた。この混合物を、Dean Stark濃縮器を用いて、水の共沸蒸留により2 時間に亘り還流し続けた。次いで、この溶媒を40mLの水で加水分解し、有機相 を回収した。次いで、化合物(9)を、ジイソプロピルエーテル/THFの混合物 (85/15)を溶離剤として用いてアルミナカラム上でクロマトグラフィーにより 精製し、続いて、エタノール中で結晶化させた。80mgの粉末を得た。この化合 物の構造をNMR分光分析により確認した。実施例10 化合物のポリアクリレート中への包含 一般方法:上述した化合物のうちの各々の10-4モルを、40mgの2,2’−ア ゾビス(2−メチルブチロニトリル)も含有する100gのテトラエトキシル化ビ スフェノールAジメタクリレート(アクゾ社によりDIACRYL 121の名称で市販さ れている)中に溶解させた。次いで、この溶液を脱気させ、アルゴンにより不活 化し、次いで、この溶液を、直径が8cmであり、厚さが2mmであるレンズ形 ガラス金型中に注ぎ入れた。次いで、この金型を70℃のオーブン中に12時間に亘 り配置した。金型から取り出した後、透明で固いレンズを得た。日光を照射した ときには、このガラスは急速に紫または濃い青色を呈し、暗所では再び無色とな った。フォトクロミック特性が以下の表Iに記載されている。キセノンランプに 15分間露出した後、紫外線−可視スペクトルを記録し、二つの主なバンドのλm ax地および誘起光学密度(IOD)によるそれらの吸光度を測定した。これら の吸光度を、暗所で5分間に亘り退色させた後に測定した。 本発明による化合物1−9および比較例C1の構造 *研究開示第36144号に記載されている。 これらの結果は、本発明の化合物は、より高いλmax値(第二のバンドに関し て550-610nm、第二のバンドに関して440-518nm)を有し、それらのほとんど は、ナフトピランのナフチル環上にメトキシ基を有さない化合物と比較して、非 常に高い誘起光学濃度を有することを明らかに示している。さらに、本発明によ る化合物のUVλmaxが、化合物C1(化合物C1に関しては382nm対365nm )と比較して約7nmの深色シフトを経験することが観察された。その結果、こ のシフトにより、日光のスペクトルの紫外線に対する感受性がよりよくなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C N,JP,KR,MX,RU,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記の一般化学式(I)を有する化合物であって、 − R1、R2、R4およびR6が同じかまたは異なり、それらが、独立して 、 ・ 水素、 ・ ハロゲン、 ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基、 ・ 3-12の炭素原子からなるシクロアルキルまたはビシクロアルキル基、 ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルコキシ基、 ・ 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れハロアルキルまたはハロアル コキシ基、 ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルケニルまたはアルキニル 基、 ・ メタクリロイル基またはアクリロイル基、 ・ n=1,2または3である下記の化学式 を有するエポキシ基、 ・ アリールまたはアリールオキシル基、そのアリール基が6-24の炭素原子 からなり、もしくはヘテロアリール基が4-24の炭素原子および少なくとも一つ の、硫黄、炭素および窒素からなる群より選択されるヘテロ原子からなるヘテ ロアリールまたはヘテロアリールオキシ基であって、そのアリールまたはヘテ ロアリール基が必要に応じて: − ハロゲン、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルコキシ基、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れハロアルキルまたはハロアル コキシ基、 − −NH2基、 − Rが1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基を示すNHR 基、 − R’R”が、同じかまたは異なり、それらが独立して、1-6の炭素原子 からなる線状または枝分れアルキル基を示し、あるいは、R’R”が、それら が結合する窒素原子とともに、酸素、硫黄および窒素からなる群よりせんたく される少なくとも一つの他のヘテロ原子を含み得る5-7員環を示し、その窒素 が必要に応じて、1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基により 置換されるNR’R”基から選択される少なくとも一つの置換基により置換さ れ、 ・ 線状または枝分れアルキル基が1-4の炭素原子からなり、アリールおよ びヘテロアリール基が上述したようなものであるアラルキルまたはヘテロアル キル基、 ・ R、R’およびR”が上述したようなものである、−NH2、−NHR 、NR’R”、CONH2、CONHRまたはCONR’R”基、 ・ R’が、1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基もしくは3 -12の炭素原子からなるシクロアルキルまたはビシクロアルキル基もしくは上 述したようなアリールまたはヘテロアリール基である、OCOR’またはCO OR’基、 ・ ポリエーテル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリカルバメート、ポ リウレアまたはポリエステル残基を示し; R7およびR8は同じかまたは異なり、それらが独立して: ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基、 ・ 3-12の炭素原子からなるシクロアルキル基、 ・ R1、R2、R4およびR6に関して上述したようなアリールまたはヘ テロアリール基、 ・ ユロリジン−9−イル基を示し、または ・ 前記二つの基R7およびR8が、互いに、アダマンチル、ノルボルニル 、 フルオレニリデンまたはジ(C1−C6アルキル)アントラセニリデンまたは スピロ(C5−C6シクロアルキル)アントラセニリデン基を形成する化合物 において、R3およびR5が同じかまたは異なり、それらの各々が1-6炭素原 子からなる線状または枝分れアルコキシ基を示すことを特徴とする化合物。 2.R3およびR5がメトキシ基であることを特徴とする請求の範囲第1項記載 の化合物。 3.R1、R2、R4およびR6が、ハロゲン原子もしくは1-6の炭素原子から なる線状または枝分れアルキル基であることを特徴とする請求の範囲第1項記 載の化合物。 4.前記化合物が、以下の構造(I1)および(I2) を有し、R7およびR8が請求の範囲第1項記載に定義したものであることを 特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。 5.R7およびR8が、フェニル、ナフチル、ビフェニル、ピリジル、フリル、 ベンゾフリル、ジベンゾフリル、N(C1−C6アルキル)カルバゾール、チ エニル、ベンゾチエニルおよびジベンゾチエニル基からなる群より選択される アリールまたはヘテロアリール基であって、必要に応じて、少なくとも一つの 、C1−C5アルコキシ、C1−C5アルキル、C2−C12アミン、C6− C12アリール、またはCF3基により置換されることを特徴とする請求の範 囲第1項記載の化合物。 6.R1、R2、R4およびR6が同じかまたは異なり、それらが、独立して、 ・ 水素、 ・ フッ素、塩素または臭素、 ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基、 ・ 3-12の炭素原子からなるシクロアルキルまたはビシクロアルキル基、 ・ 1-12の炭素原子からなる線状または枝分れアルコキシ基、 ・ 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れフルオロアルコキシ基、 ・ ビニルまたはアリル基、 ・ メタクリロイル基またはアクリロイル基、 ・ n=1,2または3である下記の化学式 を有するエポキシ基、 ・ アリールまたはアリールオキシル基、そのアリール基が6-24の炭素原子 からなり、もしくはヘテロアリール基が4-24の炭素原子および少なくとも一つ の、硫黄、炭素および窒素からなる群より選択されるヘテロ原子からなるヘテ ロアリールまたはヘテロアリールオキシ基であって、そのアリールまたはヘテ ロアリール基が必要に応じて: − フッ素、塩素または臭素、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルコキシ基、 − 1-6の炭素原子からなる線状または枝分れフルオロアルキル基、 −NH2基、 − Rが1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基を示すNHR 基、 − R’R”が、同じかまたは異なり、それらが独立して、1-6の炭素原子 からなる線状または枝分れアルキル基を示し、あるいは、R’R”が、それら が結合する窒素原子とともに、酸素、硫黄および窒素からなる群よりせんたく される少なくとも一つの他のヘテロ原子を含み得る5-7員環を示し、その窒素 が必要に応じて、1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基により 置換されるNR’R”基から選択される少なくとも一つの置換基により置換さ れ、 ・ 線状または枝分れアルキル基が1-4の炭素原子からなり、アリールおよ びヘテロアリール基が上述したようなものであるアラルキルまたはヘテロアル キル基、 ・ R、R’およびR”が上述したようなものである、−NH2、−NHR 、NR’R”、CONH2、CONHRまたはCONR’R”基、 ・ R’が、1-6の炭素原子からなる線状または枝分れアルキル基もしくは3 -12の炭素原子からなるシクロアルキルまたはビシクロアルキル基もしくは上 述したようなアリールまたはヘテロアリール基である、OCOR’またはCO OR’基、 ・ ポリエーテル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリカルバメート、ポ リウレアまたはポリエステル残基を示すことを特徴とする請求の範囲第1項記 載の化合物。 7.前記化合物をフォトクロミック特性を有することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の化合物。 8.本発明による化学式(I)、(I1)および(I2)の基R1、R2、R4、R6、R 7およびR8が、アルケニル、メタクリロイル、アクリロイル、アクリルオキ シアルキル、メタクリルオキシアルキルおよびエポキシからなる群より選択さ れる少なくとも一つの重合性および/または架橋性の反応基を含むおよび/ま たは形成することを特徴とする請求の範囲第7項記載の化合物。 9.請求の範囲第8項記載の少なくとも一つの化合物からなる少なくとも一つの モノマーの重合および/または架橋により得られる(共)重合体および/また は架橋化合物。 10.少なくとも一つの請求の範囲第7項記載の化合物および/または少なくとも 一つの請求の範囲第8項記載の(共)重合体、 および、必要に応じて、少なくとも一つの他のフォトクロミック化合物およ び/または少なくとも一つの染料および/または少なくとも一つの安定剤を含 むことを特徴とするフォトクロミック組成物。 11.請求の範囲第1項から第9項いずれかに記載の少なくとも一つの化合物を含 むことを特徴とする(共)重合体マトリクス。 12.少なくとも一つの請求の範囲第10項記載の化合物を含むことを特徴とする( 共)重合体マトリクス。 13.前記(共)重合体が: − 必要に応じてハロゲン化されたまたは少なくともエーテルおよび/また はエステルおよび/またはカーボネートおよび/またはカルバメートおよび/ またはチオカルバメートおよび/または尿素および/またはアミド基を含む、 アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアリールアルキルポリ(モノ−、 ジ−、トリ−、テトラ)アクリレートまたはポリ(モノ−、ジ−、トリ−、テ トラ)メタクリレート;ポリスチレン、ポリカーボネート(例えば、ビスフェ ノールAポリカーボネート、ポリ(ジアリルジエチレングリコールのカーボネ ート))、ポリエポキシ、ポリウレタン、ポリチオウレタン、ポリシロキサン 、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、脂肪族または芳香族ポリエステル、ビ ニル重合体、セルロースアセテート、セルローストリアセテートセルロースア セテート−プロピオネートまたはポリビニルブチラール、 − 二種類以上のモノマーの共重合体または上述した重合体の混合物から選 択されることを特徴とする請求の範囲第11項記載のマトリクス。 14.少なくとも一つの請求の範囲第1項から第8項いずれかに記載の化合物を含 むことを特徴とする眼用または太陽保護用製品。 15.少なくとも一つの請求の範囲第9項記載の化合物を含むことを特徴とする眼 用または太陽保護用製品。 16.少なくとも一つの請求の範囲第10項記載のフォトクロミック組成物を含むこ とを特徴とする眼用または太陽保護用製品。 17.レンズからなることを特徴とする請求の範囲第14項記載の製品。 18.少なくとも一つの請求の範囲第1項から第8項いずれかに記載の化合物を含 むことを特徴とするパネルおよび/または光学装置。 19.少なくとも一つの請求の範囲第9項記載の(共)重合体を含むことを特徴と するパネルおよび/または光学装置。 20.少なくとも一つの請求の範囲第10項記載のフォトクロミック組成物を含むこ とを特徴とするパネルおよび/または光学装置。 21.少なくとも一つの請求の範囲第11項または第12項記載のマトリクスを含むこ とを特徴とするパネルおよび/または光学装置。
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