JP2001358987A - アイリス撮影装置 - Google Patents
アイリス撮影装置Info
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Abstract
る画像の明るさを一定にする。 【解決手段】 測距部102により、カメラ101と利
用者のアイリスとの距離を測定し、その距離情報を出力
する。照明制御部111は、距離情報に基づき、距離が
遠い場合は照明強度が大きくなるよう照明部104を制
御する。距離が近い場合は照明強度が小さくなるよう照
明部104を制御する。これにより、利用者の照度は距
離の遠近によらず一定となる。
Description
いられるアイリス撮影装置に関する。
リス撮影装置は、利用者のアイリスを撮影するためのカ
メラと、利用者までの距離を測定する測距部と、この測
距部で測定した距離に応じてカメラの合焦制御を行うた
めのオートフォーカス制御部と、カメラで取得した画像
に対して画像処理を行う制御部と、利用者のアイリスを
照明するための照明部からなる。利用者のアイリスを撮
影する場合は、利用者のアイリスに対して照明部より照
明を行い、その反射光をカメラで取得する。また、利用
者とカメラとの距離は一定ではないため、その距離を測
距部で測定し、オートフォーカス制御部は、この距離情
報に基づいてカメラの合焦制御を行う。
ようなアイリス撮影装置では、照明部からの照明強度が
固定であったため、撮影環境や装置のばらつき等によっ
て、カメラで取得する画像の明るさが変わってしまうと
いう問題点があった。例えば、利用者が近距離(あるい
は遠距離)の場合、画像が明るくなりすぎて(あるいは
暗くなりすぎて)、認識に利用される虹彩部分の画像
(濃淡)情報が劣化し、欠損するために認識性能の低下
を招いていた。また、照明は赤外光や近赤外光である
が、装置の光学系のばらつき等によっても、利用者の画
像が明るくなりすぎたり、暗くなりすぎたりして、認識
性能の劣化を招いていた。尚、一般に市販されているビ
デオカメラの多くは明るさ補正のためにカメラのオート
ゲインコントロール機能を利用しているが、アイリス認
識に用いるような撮影装置においては、映像品質(S/N
比)を保証するため、このようなカメラのゲインコント
ロール機能は利用できない。従って、これ以外の方法で
上記問題を解決する必要がある。
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉利用者のアイリスを撮影するカメラと、カメ
ラから利用者への距離を測定し、測定結果を距離情報と
して出力する測距部と、利用者への照明を行い、かつ、
その照明強度が可変に構成された照明部と、測距部から
の距離情報に基づき、利用者の照度が一定値となるよう
照明部の照明強度を制御する照明制御部とを備えたこと
を特徴とするアイリス撮影装置。
メラと、カメラの利用者への合焦制御を行い、合焦制御
のための偏位情報を出力するオートフォーカス制御部
と、利用者への照明を行い、かつ、その照明強度が可変
に構成された照明部と、オートフォーカス制御部からの
偏位情報に基づき、利用者への照度が一定値となるよう
照明部の照明強度を制御する照明制御部とを備えたこと
を特徴とするアイリス撮影装置。
置において、合焦制御のための偏位情報は、カメラのフ
ォーカスレンズの移動位置を表す情報であることを特徴
とするアイリス撮影装置。
と、照明部で照明された利用者のアイリスを撮影するカ
メラとを備えたアイリス撮影装置において、照明部は、
予め定められた階調の照度調整チャートを照明し、か
つ、その照明強度が可変に構成され、カメラは、照明部
によって照明された照度調整チャートの画像を取得する
よう構成され、かつ、カメラで取得した照度調整チャー
トの画像の明度を検出し、明度に基づき、照明部の照明
強度を決定する照明制御部とを備えたことを特徴とする
アイリス撮影装置。
置において、照度調整チャートは複数の異なる階調領域
を有し、かつ、照明部は、実際のアイリス撮影環境下
で、照度調整チャートを照明するよう構成されたことを
特徴とするアイリス撮影装置。
例を用いて詳細に説明する。 《具体例1》 〈構成〉図1は、本発明のアイリス撮影装置の具体例1
を適用したアイリス個人認証装置の構成図である。図の
装置は、カメラ101、測距部102、オートフォーカ
ス(AF)制御部103、照明部104、制御部10
5、アイリスデータベース112からなり、制御部10
5中に、ビデオキャプチャ部106、画像処理部10
7、アイリス特徴抽出部108、アイリスマッチング部
109、結果出力部110、照明制御部111が設けら
れている。
103から合焦距離を制御されながら利用者のアイリス
(図示省略している)を撮影し、制御部105に映像信
号を出力する撮影部であり、フォーカスレンズとCCD
等の撮像素子等から構成されている。測距部102は、
例えば、赤外光による3点測量の原理を用いて、カメラ
101から利用者までの距離を測定し、その距離情報を
オートフォーカス制御部103と制御部105中の照明
制御部111に出力するよう構成されている。
102からの距離情報に基づいてカメラ101の図示し
ないフォーカスレンズを移動させることにより、その合
焦距離を制御する機能を有するものである。照明部10
4は、例えば赤外光や近赤外光といった照射光により、
撮影のための利用者への照明を行うもので、その照明強
度が可変に構成されており、照明制御部111からの照
明制御情報に基づいてその照明強度を変化させるよう構
成されている。
しての装置全体の制御を行うもので、カメラ101から
の映像信号を入力し、アイリス認識用のディジタル画像
として画質判定を行い、合焦度等の条件を満足する画像
を用いてアイリス認識を行う機能を有しており、CPU
やメモリ、ソフトウェア等でその機能が構成されてい
る。具体的には、ビデオキャプチャ部106は、カメラ
101からのアナログ画像信号をディジタル信号に変換
する機能を有している。画像処理部107は、ビデオキ
ャプチャ部106からの画像信号に基づき、アイリスを
切り出す機能を有している。アイリス特徴抽出部108
は、画像処理部107によって切り出されたアイリスか
ら特徴データを抽出する機能を有している。アイリスマ
ッチング部109は、得られた利用者のアイリス特徴デ
ータと、アイリスデータベース112に予め登録されて
いる特徴データとを比較し個人認証を行う機能を有して
いる。結果出力部110は、アイリスマッチング部10
9における個人認証結果を出力する機能を有している。
尚、アイリスデータベース112は、アイリス個人認証
装置の利用者のアイリス特徴データが予め登録されてい
るデータベースである。
からの距離情報を入力し、照明部104を制御する機能
を有しており、その具体的な制御方式に関しては後述す
る。
影装置が起動すると、測距部102は、オートフォーカ
ス制御部103と照明制御部111に対して、撮影対象
である利用者のアイリスまでの距離情報を出力する。オ
ートフォーカス制御部103は、測距部102からの距
離情報を入力し、カメラ101のフォーカスレンズを移
動することにより、カメラ101の合焦距離を制御す
る。
103により合焦距離を制御されながら、利用者のアイ
リスを撮影し、映像信号を制御部105に出力する。制
御部105では、カメラ101からの映像信号をビデオ
キャプチャ部106で受け取り、画像処理部107によ
るアイリス領域の切り出し、アイリス特徴抽出部108
によりアイリス特徴データの抽出、アイリスマッチング
部109によるアイリス照合を行い、その結果を結果出
力部110より出力する。尚、これらのアイリス認識処
理については公知であるため、ここでの詳細な説明は省
略する。
の距離情報により下記の条件で照明部104の照明強度
を制御する。ここでは、照明部104はLED照明であ
るとし、照明制御部111では、LED照明に対する順
電流Ifを制御するものとする。
能距離範囲の場合に、認識に適したアイリス画像が取得
できるよう、予め統計的に求められた制御パラメータ
て制御され、撮影対象が撮影可能距離範囲内にある場合
には、距離の2乗に比例したアイリス認識に最適な照明
強度で撮影対象を照明する。即ち、利用者との距離が遠
いほど照明部104の照明強度が大きくなるよう制御を
行い、利用者の照度が一定値に保持されるようにする。
尚、上記の照明制御部111による制御は、「光源から
距離sにある点の照度は1/s2に比例する」という照
度の逆二乗則によるものである。
ば、利用者のアイリスへの照明をカメラから利用者まで
の距離に対応させてその照明強度を制御するようにした
ので、撮影対象である利用者のアイリスが近距離、ある
いは遠距離にある場合でも常に適切な強度で照明するこ
とが可能となり、従って、アイリス個人認証装置に適用
した場合でも認識性能の安定化を図ることができる。こ
のため、利用者にとっても使いやすいアイリス撮影装置
を提供することが可能である。即ち、従来のアイリス個
人認証装置では、認識性能の低下により、本来認証受理
されるべき正当な利用者に対して認証拒否の判定をする
場合があり、その結果、認証操作を繰り返しを強いると
いう利用者にとって負担をかける場合があったが、本具
体例のアイリス撮影装置を適用した場合は認識性能を向
上できるため、このような負担を軽減することができ
る。
は、カメラ201、測距部202、オートフォーカス
(AF)制御部203、照明部204、制御部205、
照明制御部211、アイリスデータベース212からな
り、制御部205中にはビデオキャプチャ部206、画
像処理部207、アイリス特徴抽出部208、アイリス
マッチング部209、結果出力部210が設けられてい
る。これらの構成において、カメラ201〜結果出力部
210およびアイリスデータベース212は、具体例1
におけるカメラ101〜結果出力部110およびアイリ
スデータベース112と同様であるため、ここでの説明
は省略する。
204の照明強度を制御する照明制御部211が独立し
て設けられ、オートフォーカス制御部203から出力さ
れる合焦制御のための偏位情報としてフォーカスレンズ
の位置情報を用いて照明強度を制御するようにした点で
ある。即ち、照明制御部211は、オートフォーカス制
御部203からの合焦制御のための偏位情報に基づき、
利用者の照度が一定値となるよう照明部204の照明強
度を制御する機能を有している。
影装置が起動されると、測距部202は、オートフォー
カス制御部203に対して、撮影対象である利用者のア
イリスまでの距離情報を出力する。オートフォーカス制
御部203は、測距部202からの距離情報を入力し、
カメラ201のフォーカスレンズを移動させることによ
り、カメラ201の合焦距離を制御する。更に、オート
フォーカス制御部203からは、照明制御情報(合焦制
御のための偏位情報)が照明制御部211に出力され
る。尚、この情報については後述する。
203により合焦距離を制御されながら利用者のアイリ
スを撮影し、映像信号を制御部205に出力する。その
後のビデオキャプチャ部206から結果出力部210ま
での動作は、具体例1におけるビデオキャプチャ部10
6〜結果出力部110までの動作と同様である。照明制
御部211では、制御部205からの照明ON/OFF制御信
号とオートフォーカス制御部203からの照明制御情報
を入力し、照明部204を制御する。以下、この動作を
図面を用いて詳細に説明する。
情報による照明制御部211の照明強度制御の説明図で
ある。先ず、測距部202からの距離情報に基づいて、
オートフォーカス制御部203ではフォーカスレンズの
移動量を算出し、移動用モータMをドライブする。移動
用モータによりフォーカスレンズが移動し、この移動を
フォーカスレンズ位置検出部が検出する。ここでは、例
として電位差のある両端子(V+,V-)間をレンズ位置に
従って移動する端子(Vp)による位置検出を模式的に示
している。この位置情報によりフォーカスレンズ位置
(に相当する電位)Mvが照明制御部211に出力され
る。照明制御部211では、入力するフォーカスレンズ
位置情報Mv、フォーカスレンズの焦点距離f(レンズ
仕様による)、初期位置での撮像面からレンズの後側主
点H′距離bH、レンズ先端から装置前面までの距離Fro
ntH等の設計値および利用者距離と照明強度のための制
御パラメータA′により照明強度を制御する。ここで、
フォーカスレンズ位置(に相当する電位)Mvは、照明
制御部211の照明制御ドライバにおいて、基準電圧に
対する差分駆動を行うための信号として入力される。
尚、制御パラメータA′は、予め実測などにより求めて
おく必要がある。フォーカスレンズ位置情報から、照明
強度を決定する処理を以下に示す。
像の公式:1/a+1/b=1/f、倍率M=b/aに
基づくものである。
御を介さずに実現可能であり、更に、撮影可能距離範囲
の制限によって、フォーカスレンズ位置と合焦距離が線
形に近似できることから、非常に簡便な機構での実現が
可能である。即ち、合焦のためにレンズを動かし、撮像
面を固定する場合には、一般にフォーカスレンズ位置
は、装置と利用者との距離に比例しない。しかし、これ
をある範囲内で用いれば近似可能である。本具体例では
このような近似可能な範囲を用いることによって、非常
に簡便な機能で照明強度の制御を可能にするようにした
ものである。
照明制御部211によって制御され、撮影対象である利
用者のアイリスを照明する。
ば、オートフォーカス制御部203におけるフォーカス
レンズの位置情報といった合焦制御のための偏位情報を
用いて照明制御部211が照明制御を行うようにしたの
で、直接、測距情報を利用しないことから、オートフォ
ーカス機能が組み込まれてしまっているカメラユニット
を使用する場合にも、レンズの移動が検出できれば自動
的に照明制御するアイリス撮影装置の実現が可能であ
る。即ち、例えば画像処理による合焦情報を利用してオ
ートフォーカスを実現しているために測距部を持たない
カメラユニットであっても照明の自動制御を行うアイリ
ス撮影装置の実現が可能である。
フォーカスレンズの移動位置に対応した情報を用いたの
で、CPU等の制御手段を用いなくとも照明強度を自動
的に制御することができ、更に、撮影可能距離範囲の制
限によって、フォーカスレンズ位置と合焦距離が線形に
近似できることから、非常に簡便な機構での実現が可能
である。その結果、適正な照度のアイリス画像を取得す
ることができ、利用者にも使い勝手のよい装置を提供す
ることができる。
は、カメラ301、照明部302、制御部303、アイ
リスデータベース309、照明制御部310からなり、
制御部303中にはビデオキャプチャ部304、画像処
理部305、アイリス特徴抽出部306、アイリスマッ
チング部307、結果出力部308が設けられている。
果出力部308およびアイリスデータベース309は、
具体例1におけるカメラ101〜結果出力部110およ
びアイリスデータベース112と同様であるため、ここ
での説明は省略する。
された照度調整チャート400(図示省略、これについ
ては後述する)の画像の明度を検出し、この明度に基づ
いて照明部302の照度を決定する機能部である。照度
調整チャート400は、階調の異なる複数の領域を有す
る部材であり、カメラ301および照明部302から一
定の距離をもって配置されるようになっている。
である。照度調整チャート400は、図示のように、カ
ラーまたはモノクロの濃淡(階調)の異なる帯状の領域
を複数設けたチャートである。
所は、通常、室内照明が設けられているため、利用者へ
の照明は、本アイリス撮影装置の照明部302からの照
明の他にも外部の照明部からの照明が加わる。
示のように、本アイリス撮影装置が取得する画像の明る
さは、照明部302からの内部光と外部光(例えば白熱
灯)による。そのため、設置場所の外部光の状態によっ
て、取得する画像の明るさが変化することになる。そこ
で、本具体例では、照度設定を設置環境下で行うことに
より、外部光の影響を考慮した照度調整を行うことがで
きる。
00を本アイリス撮影装置と一定の距離を置いて設置す
る。図7は、設置状態の説明図である。図示のように、
照明部302の中心線が照度調整チャート400の中心
に一致するよう照度調整チャート400と本アイリス撮
影装置との位置関係を調整する。そして、照明部302
により照度調整チャート400に対して照明を行い、こ
れをカメラ301により撮影する。
画像信号に基づき照度調整を行う。図8は、照度調整動
作のフローチャートである。先ず、照明制御部310
は、予め決められた照度設定値としてLpを設定する
(ステップS1)。次に、照明制御部310は、照度設
定値Lpで調整した照明部302の照明による照度調整
チャート400の画像をカメラ301より取得する(ス
テップS2)。
画像から照度値(画像の明度)Lvを算出する(ステッ
プS3)。照度値Lvは照度設定値Lpに設定された照
明部302の照度を表現する。図9は、照度値Lvの説
明図である。図中、G(x,y)を画像x,yの位置の
輝度値とした場合、照度値Lvは、 Lv=G(1,1)+G(1,2)+G(1,3)+…
+G(M−1,N)+G(M,N) として求める。尚、ここでは全画素の輝度値を足し込ん
で照度値Lvを求めたが、数画素間隔で輝度値を足し込
むといった粗い間隔の合計画素値を用いてもよい。この
ようにすれば、演算量が少なくなり、処理が高速とな
る。
vがアイリス認証に適切である値Lv_minからLv_m
axの間に収まっているかを判定する(ステップS4)。
適切な照度値範囲Lv_min〜Lv_maxは認証率とLv
の関係を予め調べておくことで決定する。ステップS4
において、照度値Lvが適切な範囲にあると判定した場
合は、現照度設定値Lpが適切であると判断し、終了す
る。一方、照度値Lvが適切範囲にない場合は、照度設
定値LpをLp+ΔLpに変更し(ステップS5)、ス
テップS1に戻る。そして、照度値Lvが適切な範囲に
収まるまでステップS1〜S5の処理を繰り返す。即
ち、照度設定値Lpを低い値から高い値へと(照度値L
vが低い(暗い)値から高い(明るい)値となるよう)
上げていく。このような操作を繰り返すことで、適切な
照度設定値Lpを求める。
ば、実際の撮影環境下で照度調整チャート400に対し
て照明を行い、その画像の輝度値に基づき照明設定値を
求めるようにしたので、設置環境や光学系のばらつき等
による影響を除去して、安定した明るさの画像を取得で
きる。その結果、アイリス部分の輝度情報を飽和により
失うことが避けられるため、認証率を向上させることが
できる。特に、アイリス画像が明るくなる傾向にあるコ
ンタクトレンズ装着者や、アイリス画像が暗くなる傾向
にある眼鏡装着者は、顕著に認証率を改善することがで
きる。
アイリス撮影装置の起動については、測距部102、2
02の出力を監視することにより、利用者が接近すると
自動的に起動するよう構成することが可能である。具体
例1において、デフォルトの照明強度は、照明OFFと
しておき、利用者が適正距離にいるときのみ照明するこ
とによって省電力化が期待できる。あるいは、利用者が
適正距離にいて、かつ、取得画像の合焦度がある閾値以
上のときのみ照明制御を行うことにより、測距情報の誤
りに影響を受けにくい照明制御が可能である。具体例2
においても、フォーカスモータ位置検出の出力を利用し
て、利用者が適正距離にいるときのみ照明ONするよう
構成してもよい。あるいは、利用者が適正距離にいて、
かつ、取得画像の合焦度がある閾値以上のときのみ照明
制御を行うことにより、測距情報の誤りに影響を受けに
くい照明制御が可能である。
距離情報をCPU等からなる制御部で情報処理したが、
CPU等の制御以外の手段を用いて照明制御部111が
照明強度の制御を行えるような信号にしてもよい。ま
た、具体例2においても、フォーカスレンズ位置情報を
電位差で表すようにしたが、これ以外の信号であっても
よい。具体例2では、合焦制御のための偏位情報として
フォーカスレンズ位置情報を用いたが、これに限定され
るものではなく、合焦制御に基づいて距離情報に相当す
る何らかの情報であれば同様に適用可能である。
照度調整チャート400に対して照明を行い、照度設定
値を求めるようにしたが、工場出荷時等、任意の時点で
照度調整を行ってもよい。例えば工場出荷時において調
整を行うことによって、光学系や照明系のばらつきによ
る照度のばらつきを補正することができ、アイリス撮影
装置としての信頼性の向上を図ることができる。また、
具体例3において、照度調整チャート400として図5
に示すような帯状の多階調パターンとしたが、これ以外
のパターンであってもよく、更には、適切な階調度を選
択すれば階調が単一であっても適用可能である。
たアイリス個人認証装置の構成図である。
たアイリス個人認証装置の構成図である。
明制御部211の照明強度制御の説明図である。
たアイリス個人認証装置の構成図である。
の設置状態の説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 利用者のアイリスを撮影するカメラと、 前記カメラから利用者への距離を測定し、測定結果を距
離情報として出力する測距部と、 前記利用者への照明を行い、かつ、その照明強度が可変
に構成された照明部と、 前記測距部からの距離情報に基づき、前記利用者の照度
が一定値となるよう前記照明部の照明強度を制御する照
明制御部とを備えたことを特徴とするアイリス撮影装
置。 - 【請求項2】 利用者のアイリスを撮影するカメラと、 前記カメラの前記利用者への合焦制御を行い、当該合焦
制御のための偏位情報を出力するオートフォーカス制御
部と、 前記利用者への照明を行い、かつ、その照明強度が可変
に構成された照明部と、 前記オートフォーカス制御部からの偏位情報に基づき、
前記利用者への照度が一定値となるよう前記照明部の照
明強度を制御する照明制御部とを備えたことを特徴とす
るアイリス撮影装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のアイリス撮影装置にお
いて、 合焦制御のための偏位情報は、カメラのフォーカスレン
ズの移動位置を表す情報であることを特徴とするアイリ
ス撮影装置。 - 【請求項4】 利用者への照明を行う照明部と、当該照
明部で照明された利用者のアイリスを撮影するカメラと
を備えたアイリス撮影装置において、 前記照明部は、予め定められた階調の照度調整チャート
を照明し、かつ、その照明強度が可変に構成され、 前記カメラは、前記照明部によって照明された前記照度
調整チャートの画像を取得するよう構成され、 かつ、 前記カメラで取得した前記照度調整チャートの画像の明
度を検出し、当該明度に基づき、前記照明部の照明強度
を決定する照明制御部とを備えたことを特徴とするアイ
リス撮影装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載のアイリス撮影装置にお
いて、 照度調整チャートは複数の異なる階調領域を有し、 かつ、 照明部は、実際のアイリス撮影環境下で、前記照度調整
チャートを照明するよう構成されたことを特徴とするア
イリス撮影装置。
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