JP2001358964A - 映像出力装置、映像出力方法およびテレビジョン受像機 - Google Patents

映像出力装置、映像出力方法およびテレビジョン受像機

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JP2001358964A
JP2001358964A JP2000176606A JP2000176606A JP2001358964A JP 2001358964 A JP2001358964 A JP 2001358964A JP 2000176606 A JP2000176606 A JP 2000176606A JP 2000176606 A JP2000176606 A JP 2000176606A JP 2001358964 A JP2001358964 A JP 2001358964A
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JP
Japan
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control signal
deflection control
voltage
deflection
peak voltage
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JP2000176606A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tomikawa
和弘 冨川
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧回路にアナログ回路を付加することによ
り、部品点数が増大するとともに、組立時の作業工程が
増大してコスト高になるおそれがあった。 【解決手段】 クロマIC20から出力されるV−RA
MPは、DC−DCコンバータ80にて電圧レベルが変
換されてマイコン30のA/Dポートに入力されるた
め、マイコン30は、V−RAMPの波高電圧が温度変
化に伴って変動したことを検知し、変動分を解消するよ
うに偏向駆動信号の波高電圧を設定するための制御デー
タを出力する。このため、コストの低減を図りつつ、偏
向駆動信号を調整して画面サイズを補正することが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像出力装置、映
像出力方法およびテレビジョン受像機に関し、特に、映
像を表示出力する際の画面サイズを偏向制御信号に基づ
いて設定する映像出力装置、映像出力方法およびテレビ
ジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の映像出力装置として、特開平10
−341356号公報に開示された映像出力装置が知ら
れている。この映像出力装置では、フライバックトラン
スに接続された電圧感知回路にて出力電圧の電位を感知
し、制御部にて同感知された電位とメモリに記憶された
補正データとを比較する。そして、この比較結果に基づ
いて電流出力回路から出力される電流を制御し、CRT
に供給される水平偏向電流の補正を実行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の映像出
力装置においては、水平偏向電流を補正するために上述
した各種アナログ回路を付加する必要があるため、高圧
回路に配置すべき部品点数が増大するとともに、組立時
の作業工程が増大してコスト高になるという課題があっ
た。なお、従来の映像出力装置では、水平偏向電流のみ
を取り扱っているが、垂直偏向電流についても、高圧回
路にて補正を行う場合には、同様の課題が生じるおそれ
がある。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもの
で、コストの低減を図りつつ、偏向電流を調整して画面
サイズを補正することの可能な映像出力装置、映像出力
方法およびテレビジョン受像機の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、偏向制御信号の電圧に応
じた走査位置に走査線を走査して表示管上に映像信号に
基づく映像を表示させる映像出力手段と、通信バスを介
して設定される制御データに基づいて所定の波高電圧と
なるように上記偏向制御信号を出力する偏向制御手段
と、上記波高電圧をモニタして上記波高電圧に変動があ
る場合に変動分を解消するように上記通信バスを介して
上記制御データを出力する偏向制御信号補正手段とを備
える構成としてある。上記のように構成した請求項1に
かかる発明において、偏向制御手段は、通信バスを介し
て設定される制御データに基づいて所定の波高電圧とな
るように偏向制御信号を出力する。すると、映像出力手
段は、上記偏向制御信号の電圧に応じた走査位置に走査
線を走査して表示管上に映像信号に基づく映像を表示さ
せる。
【0005】このとき、偏向制御信号補正手段は、上記
波高電圧をモニタして同波高電圧に変動がある場合に変
動分を解消するように上記通信バスを介して同制御デー
タを出力する。従って、上記波高電圧に変動がある場合
であっても、この変動分が解消されるため、正規の波高
電圧を有する偏向制御信号が出力される。このため、上
記映像出力手段では、上記偏向制御信号の電圧に応じて
正規の走査位置に走査線を走査させつつ表示管上に映像
信号に基づく映像が表示される。
【0006】上記映像出力手段は、偏向制御信号の電圧
に応じた走査位置に走査線を走査して表示管上に映像信
号に基づく映像を表示させるものであれば良く、チュー
ナ機能を備えたテレビジョン受像機に搭載されたもので
あっても良いし、外部入力された映像信号に基づく映像
出力のみを行うモニタ装置に搭載されたものであっても
良い。上記偏向制御手段は、通信バスを介して設定され
る制御データに基づいて所定の波高電圧となるように上
記偏向制御信号を出力するものであれば良く、制御プロ
グラムに基づいて偏向制御を実行するものであっても良
いし、アナログ回路を動作させることにより偏向制御を
実行するものであっても良い。
【0007】上記偏向制御信号補正手段は、上記波高電
圧をモニタして上記波高電圧に変動がある場合に変動分
を解消するように上記通信バスを介して上記制御データ
を出力するものであれば良く、構成の一例として、請求
項2にかかる発明は、上記請求項1に記載の映像出力装
置において、上記偏向制御信号補正手段は、上記偏向制
御信号を間接的にモニタし、この波高電圧に変動がある
場合に変動分を解消するように上記通信バスを介して上
記制御データを出力する構成としてある。上記のように
構成した請求項2にかかる発明において、偏向制御信号
補正手段は、上記波高電圧を間接的にモニタして同波高
電圧に変動がある場合に変動分を解消するように上記通
信バスを介して同制御データを出力する。
【0008】すなわち、上記偏向制御信号が所定の制御
信号に基づいて生成される場合には、この制御信号をモ
ニタして波高電圧の変動を検知することにより、同偏向
制御信号にかかる波高電圧の変動を間接的に検知する。
従って、当該請求項2では、上記偏向制御信号を直接モ
ニタすることなく、波高電圧の変動を検知して変動分を
解消するように上記制御データを出力する。このよう
に、上記偏向制御信号を間接的にモニタすると、この偏
向制御信号のモニタが容易になる点で有用となるが、か
かる構成は一例にすぎないため、本発明にいう偏向制御
信号補正手段は、偏向制御信号の波高電圧をモニタする
ことができれば良いとの観点から、同偏向制御信号を直
接モニタするものであっても良い。
【0009】上記偏向制御信号補正手段が上記偏向制御
信号をモニタするための具体的な構成の一例として、請
求項3にかかる発明は、上記請求項1または請求項2の
いずれかに記載の映像出力装置において、上記偏向制御
信号補正手段は、DC−DCインバータを備え、同DC
−DCインバータにより所定の電圧レベルに変換された
偏向制御信号をモニタする構成としてある。上記のよう
に構成した請求項3にかかる発明においては、DC−D
Cインバータが上記偏向制御信号を所定の電圧レベルに
変換するため、上記偏向制御信号補正手段は、この電圧
レベルが変換された偏向制御信号をモニタする。従っ
て、上記偏向制御信号の電圧レベルがモニタ可能な電圧
レベルと異なる場合であっても、適切な電圧レベルに変
換された状態で同偏向制御信号がモニタされる。また、
上記請求項2の場合にも同様に、上記偏向制御信号に対
応する制御信号の電圧レベルがモニタ可能な電圧レベル
と異なる場合であっても、適切な電圧レベルに変換され
た状態で同制御信号がモニタされる。
【0010】上記偏向制御信号の電圧レベルを変換する
ための構成の別の一例として、請求項4にかかる発明
は、上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の映
像出力装置において、上記偏向制御信号補正手段は、抵
抗分圧回路を備え、同抵抗分圧回路により所定の電圧レ
ベルに変換された偏向制御信号をモニタする構成として
ある。上記のように構成した請求項4にかかる発明にお
いては、抵抗分圧回路が上記偏向制御信号を所定の電圧
レベルに変換するため、上記偏向制御信号補正手段は、
この電圧レベルが変換された偏向制御信号をモニタす
る。従って、請求項3の場合と同様に、適切な電圧レベ
ルに変換された信号がモニタされることになる。
【0011】また、上記偏向制御信号補正手段が上記偏
向制御信号をモニタするための具体的な構成の別の一例
として、請求項5にかかる発明は、上記請求項1〜請求
項4のいずれかに記載の映像出力装置において、上記偏
向制御信号補正手段は、上記偏向制御信号を時分割して
検出される偏向制御信号のピーク電圧をモニタする構成
としてある。上記のように構成した請求項5にかかる発
明において、上記偏向制御信号補正手段は、上記偏向制
御信号を時分割し、増減する偏向制御信号の電圧値のう
ちのピーク電圧に基づいて波高電圧を取得する。このた
め、上記偏向制御信号を常時モニタしなくても、上記波
高電圧が取得される。
【0012】さらに、上記偏向制御信号補正手段が上記
偏向制御信号をモニタするための具体的な構成の別の一
例として、請求項6にかかる発明は、上記請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の映像出力装置において、上記
偏向制御信号補正手段は、ピークホールド回路を備え、
同ピークホールド回路にてホールドされる偏向制御信号
のピーク電圧をモニタする構成としてある。上記のよう
に構成した請求項6にかかる発明においては、ピークホ
ールド回路が上記偏向制御信号のピーク電圧をホールド
するため、上記偏向制御信号補正手段では、このホール
ドされたピーク電圧に基づいて同偏向制御信号の波高電
圧が取得される。
【0013】以上のような映像出力の手法は、実体のあ
る装置として構成可能であるだけでなく、方法としても
実現可能である。その一例として、請求項7にかかる発
明は、通信バスを介して設定される制御データに基づい
て所定の波高電圧となるように偏向制御信号を出力し、
この偏向制御信号の電圧に応じた走査位置に走査線を走
査して表示管上に映像信号に基づく映像を表示させるに
あたり、同波高電圧をモニタして同波高電圧に変動があ
る場合に変動分を解消するように同通信バスを介して同
制御データを出力する構成としてある。すなわち、上記
装置としての構成は、方法としても実現することが可能
である。なお、上記請求項2〜請求項6にかかる構成に
ついても同様に方法として適用可能であることは言うま
でもない。
【0014】ところで、当該映像出力装置の具体的な構
成の一例として、請求項8にかかる発明は、偏向駆動信
号の電圧に基づいて走査位置に走査線を走査し、同偏向
駆動信号の波高電圧に応じた垂直画面サイズで映像信号
に基づく映像を表示させるブラウン管モニタと、V−R
AMPを生成するとともに、このV−RAMPの波高電
圧に基づいて上記偏向駆動信号の波高電圧を設定するク
ロマICと、上記クロマICに接続されたIICバス
と、上記V−RAMPをA/Dポートに入力して同V−
RAMPの波高電圧をモニタし、この波高電圧に変動が
ある場合に変動分を解消するように上記IICバスを介
して、同V−RAMPの波高電圧を設定するための制御
データを上記クロマICに出力するマイコンとを備える
構成としてある。すなわち、本発明は、上記具体的な構
成を有するテレビジョン受像機としても有効となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コストの
低減を図りつつ、偏向電流を調整して画面サイズを補正
することの可能な映像出力装置を提供することができ
る。また、請求項2にかかる発明によれば、偏向制御信
号を容易にモニタすることができる。さらに、請求項3
および請求項4にかかる発明によれば、偏向制御信号の
電圧レベルがモニタ可能な電圧レベルと異なる場合であ
っても、適切な電圧レベルに変換された状態で同偏向制
御信号をモニタすることができる。
【0016】さらに、請求項5および請求項6にかかる
発明によれば、偏向制御信号のモニタ動作を簡略化する
ことができる。さらに、請求項7にかかる発明によれ
ば、コストの低減を図りつつ、偏向電流を調整して画面
サイズを補正することの可能な映像出力方法を提供する
ことができる。さらに、請求項8にかかる発明によれ
ば、コストの低減を図りつつ、偏向電流を調整して画面
サイズを補正することの可能なテレビジョン受像機を提
供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるテレビジョン受像機の主要構成をブロック図により
示している。同図において、チューナ10は、アンテナ
10aを介してテレビ放送帯域に対応した所望周波数の
テレビジョン信号を受信するとともに、この受信したテ
レビジョン信号から所要の信号だけを選択して高周波増
幅し、中間周波信号に変換して出力する。
【0018】チューナ10から出力された中間周波信号
がクロマIC20に供給されると、クロマIC20は、
マイコン30からの制御データに基づいて、中間周波信
号に各種の信号処理を施すことにより、映像信号、同期
信号および音声信号を復元する。復元された映像信号
は、図示しない増幅回路を介してブラウン管モニタ40
のカソード側に出力され、対応する色成分にかかる電子
ビームを各電子銃から蛍光面スクリーンに向けて照射さ
せる。また、復元された同期信号は、所定の信号処理が
施された後、偏向駆動信号として高圧回路50に出力さ
れ、電圧変換を施した後にブラウン管モニタ40のアノ
ード側に出力され、カソード側から照射された電子ビー
ムを偏向させる。さらに、復元された音声信号は、検波
および増幅処理が施された後、スピーカ60に出力され
る。
【0019】ここで、高圧回路50に出力される偏向駆
動信号は、本発明にいう偏向制御信号を構成し、偏向駆
動信号に基づいて電子ビームを偏向させて映像信号に基
づく映像出力を行うブラウン管モニタ40は、本発明に
いう映像出力手段を構成する。本発明にいう通信バスと
してのIICバス70を介してチューナ10とクロマI
C20とに接続されたマイコン30は、チューナ10へ
の受信周波数の指示やクロマIC20における信号処理
に関する指示などを出力することで、テレビジョン全体
の制御を行っている。なお、IICバス70は、シリア
ルデータ通信用の規格化された本発明にいう通信バスで
あり、データライン(DT)とクロックライン(CL
K)とを備えている。具体的な規格内容である通信プロ
トコルについては省略するが、このIICバス70に接
続された各デバイスには個別の4ビットのスレーブアド
レスが割り当てられ、そのアドレスデータをデータライ
ンに出力することによって通信相手を特定でき、通信相
互間において一方が認証を求めれば他方はそれに対する
受信確認信号(ACK信号)を出力するようになってい
る。
【0020】ところで、図2に示すように、クロマIC
20のV−OUTポートから高圧回路50へ出力される
ノコギリ波形を有した偏向駆動信号は、ブラウン管モニ
タ40における電子ビームの偏向角度を決定する。この
ため、マイコン30は、ブラウン管モニタ40に対応す
る画面サイズ、例えば、垂直方向へのサイズであれば、
鉛直方向への画面幅を選択し、IICバス70を介して
クロマIC20に制御データを出力する。
【0021】ここにいう偏向駆動信号は、クロマIC2
0のV−RAMPポートに接続されたコンデンサ21に
て充放電を繰り返すことで出力される図3に示すような
V−RAMPに対応する電圧波形で出力されるため、ク
ロマIC20は、マイコン30からの制御データに基づ
く波高電圧Pを有するV−RAMPを生成することで、
所望の波高電圧を有する偏向駆動信号を高圧回路50に
供給する。この意味で、クロマIC20は、本発明にい
う偏向制御手段を構成する。このとき、V−RAMPポ
ートに接続されるコンデンサ21として、安価な電解コ
ンデンサなどを採用すると、温度変化に伴う容量の変動
が比較的大きいため、図4に示すように、マイコン30
が出力した制御データに対応するV−RAMPの波高電
圧Pと、実際のV−RAMPの波高電圧Qや波高電圧R
などとの間にズレを生じる場合がある。
【0022】すると、V−RAMPにかかる波高電圧の
ズレに伴って偏向駆動信号の波高電圧にズレを生じ、マ
イコン30が意図しない波高電圧を有する偏向駆動信号
が高圧回路50に出力され、ブラウン管モニタ40にお
ける電子ビームの偏向角度が正規の値よりも大きくなり
すぎたり、小さくなりすぎたりし、適切な垂直画面サイ
ズで映像出力させることができない。そこで、本実施形
態では、DCコンバータ80を介してクロマIC20の
V−RAMPポートをマイコン30のA/Dポートに接
続することで、マイコン30にV−RAMPの波高電圧
をモニタさせ、すなわち、偏向駆動信号を間接的にモニ
タさせてフィードバック制御を可能とした。
【0023】すなわち、クロマIC20がマイコン30
からの制御データに基づいてV−RAMPポートからV
−RAMPを出力すると、DCコンバータ80は、この
V−RAMPの電圧レベルを変換してマイコン30のA
/Dポートに出力する。ここで、マイコン30は、入力
されたV−RAMPの波高電圧を取得すると、先に出力
した制御データに対応するV−RAMPの波高電圧と比
較し、両者のズレが解消されるように制御データを補正
する。この意味で、マイコン30は、本発明にいう偏向
制御信号補正手段を構成する。従って、V−RAMPの
フィードバックにより補正された制御データがクロマI
C20に対して出力されるため、V−RAMPの波高電
圧は、常に制御データに対応したものとなり、V−OU
Tポートから出力される偏向駆動信号も所望の波高電圧
を有することとなり、ブラウン管モニタ40における適
切な画面サイズの映像出力を可能とする。
【0024】このとき、V−RAMPの電圧レベルと、
マイコン30のA/Dポートに入力可能な電圧レベルと
が異なる場合であっても、DCコンバータ80により電
圧レベルを変換することができるため、両者の間に介在
されたDCコンバータ80が有用となる。なお、V−R
AMPの電圧レベルをマイコン30のA/Dポートへ入
力可能な電圧レベルに変換するための構成は、上述した
ものに限定されず、図5に示すような抵抗分圧回路10
0を適用することも可能である。
【0025】すなわち、V−RAMPポートに抵抗器1
00a,100bを直列接続するとともに、抵抗器10
0bの他端を接地し、抵抗器100a,100bの間に
マイコン30のA/Dポートに接続する。かかる構成に
より、V−RAMPを抵抗器100a,100bにより
分圧し、この分圧されたV−RAMPをマイコン30の
A/Dポートへ入力する。従って、電圧レベルが所望の
値に変換されたV−RAMPをマイコン30のA/Dポ
ートに入力させることが可能となる。本発明では、V−
RAMPの波高電圧をマイコン30によりモニタし、I
ICバス70を介して波高電圧のズレを解消するように
制御データを補正することができれば良いとの観点か
ら、V−RAMPをモニタするための構成は上述した本
実施形態にかかる構成に限定されるものではない。
【0026】例えば、V−RAMPポートに対してマイ
コン30のA/Dポートを直接接続し、図6に示すよう
に、V−RAMPの出力電圧値を所定時間間隔で検出
し、ピーク電圧値を取得することも可能である。この場
合には、V−RAMPポートとマイコン30のA/Dポ
ートとの間にアナログ回路を介在させることなく、マイ
コン内部の制御処理のみによってV−RAMPのピーク
電圧値、すなわち、波高電圧値が取得可能となる点で有
用となる。また、図7に示すように、ピークホールド回
路110をV−RAMPポートとマイコン30のA/D
ポートとの間に接続することで、増減するV−RAMP
のピーク電圧値をA/Dポートに入力させ、マイコン3
0にて検出することも可能である。すると、マイコン3
0では、V−RAMPのピーク電圧値のみを検出するこ
とができるため、マイコン30における制御処理を簡略
化することができる点で有用となる。
【0027】次に、本実施形態にかかるブラウン管モニ
タ40にて映像出力を行う際に実行される画面サイズの
調整動作について説明する。クロマIC20は、マイコ
ン30からの制御データに基づいて、ブラウン管モニタ
40に映像出力を行う際、ブラウン管モニタ40におけ
る垂直画面サイズに応じた波高電圧を有するV−RAM
Pを生成する。そして、V−RAMPの波高電圧に基づ
いて所定の波高電圧を有する偏向駆動信号をブラウン管
モニタ40のアノード側に出力することにより、ブラウ
ン管モニタ40のカソード側に備えられた各電子銃から
照射される電子ビームを所定角度だけ偏向させる。
【0028】このとき、V−RAMPを生成するコンデ
ンサ21の容量が温度変化に伴って変動すると、V−R
AMPの波高電圧が変動するため、この波高電圧の変動
に伴って偏向駆動信号の波高電圧が正規の値からズレを
生じる。しかし、V−RAMPは、DC−DCコンバー
タ80にて電圧レベルが変換され、マイコン30のA/
Dポートに入力されており、マイコン30は、V−RA
MPの波高電圧が正規の値からずれていることを検知で
きるため、クロマIC20に対して温度変化に伴う波高
電圧のズレを考慮した制御データを出力する。
【0029】従って、クロマIC20は、この波高電圧
のズレが考慮された制御データに基づき、V−RAMP
を生成するためのコンデンサ容量を調整しつつ、V−R
AMPを生成することで、温度変化に伴うV−RAMP
にかかる波高電圧のズレを解消させる。このため、クロ
マIC20からは、正規の波高電圧を有する偏向駆動信
号が出力されることとなり、ブラウン管モニタ40で
は、正規の垂直画面サイズとなるように電子ビームが偏
向され、正規の垂直画面サイズによる映像出力が行われ
る。このように、クロマIC20から出力されるV−R
AMPは、DC−DCコンバータ80にて電圧レベルが
変換されてマイコン30のA/Dポートに入力されるた
め、マイコン30は、V−RAMPの波高電圧が温度変
化に伴って変動したことを検知し、変動分を解消するよ
うに偏向駆動信号の波高電圧を設定するための制御デー
タを出力する。このため、コストの低減を図りつつ、偏
向駆動信号を調整して画面サイズを補正することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるテレビジョン受像機の主要
構成を示すブロック図である。
【図2】DCコンバータの接続状況を示すブロック図で
ある。
【図3】V−RAMPの波形を示す波形図である。
【図4】温度変化に伴うV−RAMPの波高電圧変化を
説明するための説明図である。
【図5】抵抗分圧回路を採用した際の構成を示す回路図
である。
【図6】マイコンがV−RAMPのピーク電圧値を時分
割で取得する際の状況を説明するための説明図である。
【図7】ピークホールド回路を採用した際の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10…チューナ 10a…アンテナ 20…クロマIC 21…コンデンサ 30…マイコン 40…ブラウン管モニタ 50…高圧回路 60…スピーカ 70…IICバス 80…DCコンバータ 100…抵抗分圧回路 100a,100b…抵抗器 110…ピークホールド回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏向制御信号の電圧に応じた走査位置に
    走査線を走査して表示管上に映像信号に基づく映像を表
    示させる映像出力手段と、 通信バスを介して設定される制御データに基づいて所定
    の波高電圧となるように上記偏向制御信号を出力する偏
    向制御手段と、 上記波高電圧をモニタして上記波高電圧に変動がある場
    合に変動分を解消するように上記通信バスを介して上記
    制御データを出力する偏向制御信号補正手段とを備える
    ことを特徴とする映像出力装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の映像出力装置にお
    いて、 上記偏向制御信号補正手段は、上記偏向制御信号を間接
    的にモニタし、この波高電圧に変動がある場合に変動分
    を解消するように上記通信バスを介して上記制御データ
    を出力することを特徴とする映像出力装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の映像出力装置において、 上記偏向制御信号補正手段は、DC−DCインバータを
    備え、同DC−DCインバータにより所定の電圧レベル
    に変換された偏向制御信号をモニタすることを特徴とす
    る映像出力装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の映像出力装置において、 上記偏向制御信号補正手段は、抵抗分圧回路を備え、同
    抵抗分圧回路により所定の電圧レベルに変換された偏向
    制御信号をモニタすることを特徴とする映像出力装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の映像出力装置において、 上記偏向制御信号補正手段は、上記偏向制御信号を時分
    割して検出される偏向制御信号のピーク電圧をモニタす
    ることを特徴とする映像出力装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の映像出力装置において、 上記偏向制御信号補正手段は、ピークホールド回路を備
    え、同ピークホールド回路にてホールドされる偏向制御
    信号のピーク電圧をモニタすることを特徴とする映像出
    力装置。
  7. 【請求項7】 通信バスを介して設定される制御データ
    に基づいて所定の波高電圧となるように偏向制御信号を
    出力し、この偏向制御信号の電圧に応じた走査位置に走
    査線を走査して表示管上に映像信号に基づく映像を表示
    させるにあたり、同波高電圧をモニタして同波高電圧に
    変動がある場合に変動分を解消するように同通信バスを
    介して同制御データを出力することを特徴とする映像出
    力方法。
  8. 【請求項8】 偏向駆動信号の電圧に基づいて走査位置
    に走査線を走査し、同偏向駆動信号の波高電圧に応じた
    垂直画面サイズで映像信号に基づく映像を表示させるブ
    ラウン管モニタと、 V−RAMPを生成するとともに、このV−RAMPの
    波高電圧に基づいて上記偏向駆動信号の波高電圧を設定
    するクロマICと、 上記クロマICに接続されたIICバスと、 上記V−RAMPをA/Dポートに入力して同V−RA
    MPの波高電圧をモニタし、この波高電圧に変動がある
    場合に変動分を解消するように上記IICバスを介し
    て、同V−RAMPの波高電圧を設定するための制御デ
    ータを上記クロマICに出力するマイコンとを備えるこ
    とを特徴とするテレビジョン受像機。
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