JP2001358816A - 電子機器の照明装置 - Google Patents
電子機器の照明装置Info
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- JP2001358816A JP2001358816A JP2000179182A JP2000179182A JP2001358816A JP 2001358816 A JP2001358816 A JP 2001358816A JP 2000179182 A JP2000179182 A JP 2000179182A JP 2000179182 A JP2000179182 A JP 2000179182A JP 2001358816 A JP2001358816 A JP 2001358816A
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Abstract
(薄型化)することを可能にするとともに、コストダウ
ンしてより安価に提供することのできる操作キーと液晶
表示装置(液晶パネル)の照明装置を提供する。 【解決手段】 光源となる発光体と、この発光体から投
射された光を照明範囲の全体に導くとともに、被照明体
に対向する面に形成された反射面で反射して被照明体を
照明する導光板とを有し、被照明体が、液晶表示装置の
液晶パネル及び操作キーであり、導光板の反射面が、導
光板の被照明体に対向する面に形成され、光源からの光
を回折光として再生し、被照明体にほぼ直交する方向に
投射するホログラムであって、導光板が、液晶表示装置
の液晶パネルを照明する第1の照明部分と、操作キーを
内側から照明する第2の照明部分とからなり、第2の照
明部分の照明エリアが、操作キーの位置に対応して部分
的に配置することによって達成される。
Description
置に関するものであり、特に、電子機器を操作する操作
キーと、この操作キーによる操作の内容を表示する液晶
表示装置とが同一の面に相互に接近して配置された電子
機器において、この電子機器の操作キーと液晶表示装置
とを照明する電子機器の照明装置に関するものである。
は、電子機器を操作する操作キーと、この操作キーによ
る操作の内容を表示する液晶表示装置とが同一の面に相
互に接近して配置されているものが多い。これらの携帯
用電子機器は、持ち運びを容易にするために小型化(薄
型化)するとともに、より安価に提供するためにコスト
ダウンが要請されている。
晶表示装置との照明装置の従来技術の例を示す。ここ
で、図2は携帯電話の操作キーを内側から照明するため
に、光源として発光ダイオードを複数個使用した照明装
置の従来例を示す分解斜視図である。この携帯電話で
は、キーパッド1に複数個のキー2が設けられており、
このキー2を操作することによって電話番号等が入力、
送信される。そして、これらのキー2の位置に対応する
基板3上の位置には、それぞれのキー2に対応するタク
トスイッチ4が配置されており、キー2を押圧すること
によって、それに対応するタクトスイッチ4が操作され
るようになっている。
携帯電話を使用するときのキー操作のための照明装置と
して、基板3上のタクトスイッチ4の中間の位置に、キ
ーパッド1のキー2を内側から照明するための光源とし
て複数個の発光ダイオード5が配置されている。そし
て、この発光ダイオード5から上方に向かって投射され
る照明光6は、キーパッド1と基板3との隙間で反射を
繰り返して内部を全体として明るく照明し、この光が半
透明に形成されたキー2から外部に投射されることによ
ってキー2の照明装置となるように構成されている。
ら照明する照明装置では、キーの用途を明示するため
に、キーの種類(例えばフックオフキー、フックオンキ
ー、数字キー等)毎に異なった色で照明することが望ま
しい。この従来例のように、発光ダイオード5を複数個
使用する照明装置では、キー2の種類に応じて異なった
色の発光ダイオード5として、キー2をその種類毎に異
なった色の光で照明することも可能であるが、この場合
には、異なった色の光が相互に混じらないための遮光壁
(図示しない)を設ける必要が生じる。
よって異なった色にする必要があるときは、半透明のキ
ー2の内側を着色することによって異なった色で表示す
ることが行われていた。このためには、キー2の内側に
各種の色を着色する工程が必要であり、キー2に使用す
る色の種類が多いときには、着色工程を何回も繰り返さ
なければならず、結果としてキー2が配置されたキーパ
ッド1が高価にならざるを得なかった。
使用されている液晶表示装置の照明装置であって、導光
板を用いた液晶表示装置のバックライトを示す分解斜視
図である。ここに示す液晶表示装置のバックライトは、
光源である発光体11(具体的には蛍光管や白色発光ダ
イオード)と導光板12とから構成されており、発光体
11から投射された光13が導光板12の端面12aか
ら導光板12の内部に案内され、導光板12の内部で全
反射を繰り返して伝搬されるとともに、被照明体である
液晶表示装置の液晶パネル14に対向する面、すなわち
導光板12の上面12b又は下面12cのいずれかに形
成されたホログラムによって液晶パネル14に向かって
回折光として再生し、この回折光が照明光15として投
射され、液晶パネル14を透過して上方に投射すること
によって液晶パネル14に描かれた文字や図形を照明す
るものである。
小型の携帯用電子機器においても、操作キーを内側から
照明する照明装置と、液晶表示装置の液晶パネルを照明
する照明装置とは、異なった形式の照明装置が個別に設
けられていたので、それぞれの照明装置を制御するため
の制御回路がそれぞれ必要であり、制御回路が複雑化し
て高価となるばかりでなく、回路素子の増加によって必
要とする容積や全体の重量も増加し、持ち運びを容易に
するために小型化(薄型化)するとともに、より安価に
提供するためのコストダウンが要請されている小型の携
帯用電子機器としては好ましくない要素となっていた。
従来技術の問題点を解決して、携帯電話等の小型の携帯
用電子機器を小型化(薄型化)することを可能にすると
ともに、コストダウンしてより安価に提供することので
きる操作キーと液晶表示装置(液晶パネル)の照明装置
を提供することを課題とするものである。
決するために、電子機器を操作する操作キーと、該操作
キーによる操作の内容を表示する液晶表示装置とが同一
の面に相互に接近して配置された電子機器において、照
明装置の光源となる発光体と、該発光体から投射された
光を照明範囲の全体に導くとともに、被照明体に対向す
る面に形成された反射面で反射して被照明体を照明する
導光板とを有し、前記被照明体が、前記液晶表示装置の
液晶パネル及び前記操作キーであり、前記導光板の前記
反射面が、前記導光板の被照明体に対向する面に形成さ
れ、光源からの光を回折光として再生し、前記被照明体
にほぼ直交する方向に投射するホログラムであって、前
記導光板が、前記液晶表示装置の液晶パネルを照明する
第1の照明部分と、前記操作キーを内側から照明する第
2の照明部分とからなり、該第2の照明部分の照明エリ
アが、前記操作キーの位置に対応して部分的に配置され
ていることを特徴とする電子機器の照明装置を提供する
ものである。
と前記第2の照明部分とが一体となって単一の導光板と
して形成されていることが望ましく、更に、前記反射面
を形成する前記ホログラムが、所定の操作キーの照明エ
リアでは、操作キーの用途を示す所定の色の光のみを回
折光として再生することが望ましい。そして、前記電子
機器が携帯電話であり、前記操作キーがキーパッドに設
けられたキーであり、前記導光板が可撓性の導光板であ
って、その下側にタクトスイッチが配置され、前記操作
キーを押圧することによって前記可撓性の導光板を介し
てタクトスイッチを押圧することが望ましい。
示す図面に基づいて説明する。図1は本発明の照明装置
を携帯電話の液晶表示装置のバックライト及びキーパッ
ドを内側から照明する照明装置として適用した例を示す
分解斜視図である。
明装置の実施例である携帯電話の液晶表示装置のバック
ライトは、従来技術と同様に、光源である発光体11と
導光板12とから構成されている。ここで、発光体11
は複数の波長の光を含んで投射するものが望ましく、特
に、白色光を投射するもの、例えば、蛍光管や白色発光
ダイオード等のように可視光線の全部の波長の光を含ん
で投射する発光体であることが望ましい。そして、この
発光体11は、液晶パネル14の幅に応じた適正な長さ
を有していることが望ましく、線状の発光体である蛍光
管を使用し、或いは点状の発光体である発光ダイオード
を複数個並設して適正な長さとして使用することができ
る。
晶パネル14に面している範囲は、発光体11に面する
端面12a側が厚く、発光体11から離れるに従って薄
くなるくさび状の形状をしている。この導光板12のく
さび状の形状は、導光板12の端面12aから導光板1
2の内部に導入された光が導光板12の内部で全反射を
繰り返して伝搬されるとともに、導光板12の上面12
b又は下面12cに形成されたホログラムによって回折
して再生し、導光板12の全面でほぼ均一な光量になる
ように投射させるための形状である。この導光板12
は、後述するように、更に右方に伸長してキーパッド1
の下側まで延長されている。そして、導光板12の下側
には、導光板12から漏出した光を反射して導光板12
に戻す反射板16が配置されている。
ら投射された光13が発光体11に面した導光板12の
端面12aから内部に導入され、その内部で上面12b
及び下面12cによって全反射を繰り返して伝搬される
とともに、導光板12の被照明体に対向する面、即ち第
1の照明部分17では、上面12b又は下面12cに形
成されたホログラム(図示では上面12bにホログラム
を形成)によって被照明体である液晶パネル14にほぼ
直交する方向に向かって回折光として再生し、この回折
光による照明光15が液晶パネル14を透過することに
よって液晶パネル14に表示された文字や図形が表示さ
れる。
キーパッド1の下側まで伸長されており、キーパッド1
を内側から照明する照明装置としても使用される。即
ち、複数個のキー2が設けられたキーパッド1の下側に
導光板12が伸長して配置されており、更にその下側に
は基板3が配置されている。そして、この基板3には、
キー2の位置に対応する位置に、それぞれのキー2に対
応するタクトスイッチ4が配置されている
2の部分のみが半透明で可撓性の材料で形成されていて
他の部分は不透明な硬質の材料で形成されている。そし
て、この実施例では、このキーパッド1のキー2を押す
ことによって、可撓性の導光板13を介して基板3上に
配置されたタクトスイッチ4を操作するようになってい
る。ここで、電話機の受話器を外す操作に相当するオフ
フックキー2a及び受話器を置く操作に相当するオンフ
ックキー2bは、数字を入力する数字キー2cとは異な
った機能を有するので、これを明示するために、オフフ
ックキー2aは緑色光で、オンフックキー2bは赤色光
で照明し、数字キー2cは白色光で照明することが望ま
しい。
発光体11から投射された光13が発光体11に面した
導光板12の端面12aから内部に案内され、導光板1
2の内部で上面12b及び下面12cによって全反射を
繰り返して伝搬されるものであり、この導光板12の内
部で伝搬された光がキーパッド1の下側、即ち第2の照
明部分18まで達して、導光板12の被照明体であるキ
ーパッド1に対向する面、例えば、上面12bに形成さ
れたホログラムによって、被照明体であるキーパッド1
の方向に向かって回折光として再生し、この回折光によ
る照明光6がキーパッド1のキー2を透過することによ
ってキー2が照明される。
に、キー2の位置である比較的狭い照明エリアのみを照
明すれば足りるものであり、このため、本実施例では、
導光板2の第2の照明部分18に形成されるホログラム
は、図に示すように、キーパッド1のキー2の位置に対
応する位置7のみに部分的に配置されている。そして、
この第2の照明部分18には、オフフックキー2aに対
応する位置には回折光として再生する光が緑色光となる
ホログラムが形成された面7aが、オンフックキー2b
に対応する位置には赤色光となるホログラムが形成され
た面7bが、数字キー2cに対応する位置には白色光と
なるホログラムが形成された面7cが形成されている。
従って、この導光板2を使用した光源ユニットを適用す
れば、キーパッド1のキー2がその用途に応じて緑色、
赤色、白色に分けて照明されることになる。この他に
も、他の用途のキーとして明示することが必要なキーが
あるときは、同様にして、他の色の光でこれを照明する
ことができる。
導光板12は、図に示すように、キー2とタクトスイッ
チ4との間に介在しており、キー2を押すことによっ
て、導光板12を介して基板3上に配置されたタクトス
イッチ4を操作するようになっているので、導光板12
は可撓性のものであって厚さが一定な薄板状のシートと
することが望ましい。
明した構成に限定されるものではなく、その用途も以上
に説明した液晶表示装置や携帯電話のキーパッドに限定
されるものではないことは明らかであり、本発明の要旨
を変更しない範囲で、例えば携帯用ゲーム機のバックラ
イトと操作キーなど、各種の用途に適用することができ
ることは明らかである。
構成されており、操作キーを内側から照明する照明装置
と液晶表示装置の液晶パネルを照明する照明装置とを単
一の導光板によって照明するので、従来技術では必要で
あった操作キーを内側から照明する発光ダイオード等か
らなる照明装置が不要となり、ホログラムは、熱転写等
で容易に転写することができるので、コストダウンして
より安価に提供することができるとともに、薄い導光板
を介してキーパッドとタクトスイッチとをほとんど密着
して配置することができるので、より薄型化することも
可能になり、携帯電話等の小型の携帯用電子機器を更に
小型化(薄型化)することを可能にするとともに、コス
トダウンしてより安価に提供することのできる操作キー
と液晶表示装置(液晶パネル)の照明装置を提供するこ
とができる。
のバックライト及びキーパッドの照明装置として適用し
た例を示す分解斜視図である。
照明装置を示す分解斜視図である。
の液晶表示装置のバックライトを示す分解斜視図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 電子機器を操作する操作キーと、該操作
キーによる操作の内容を表示する液晶表示装置とが同一
の面に相互に接近して配置された電子機器において、照
明装置の光源となる発光体と、該発光体から投射された
光を照明範囲の全体に導くとともに、被照明体に対向す
る面に形成された反射面で反射して被照明体を照明する
導光板とを有し、前記被照明体が、前記液晶表示装置の
液晶パネル及び前記操作キーであり、前記導光板の前記
反射面が、前記導光板の被照明体に対向する面に形成さ
れ、光源からの光を回折光として再生し、前記被照明体
にほぼ直交する方向に投射するホログラムであって、前
記導光板が、前記液晶表示装置の液晶パネルを照明する
第1の照明部分と、前記操作キーを内側から照明する第
2の照明部分とからなり、該第2の照明部分の照明エリ
アが、前記操作キーの位置に対応して部分的に配置され
ていることを特徴とする電子機器の照明装置。 - 【請求項2】 前記導光板の前記第1の照明部分と前記
第2の照明部分とが一体となって単一の導光板として形
成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器
の照明装置。 - 【請求項3】 前記反射面を形成する前記ホログラム
が、所定の操作キーの照明エリアでは、操作キーの用途
を示す所定の色の光のみを回折光として再生することを
特徴とする請求項1又は2記載の電子機器の照明装置。 - 【請求項4】 前記電子機器が携帯電話であり、前記操
作キーがキーパッドに設けられたキーであり、前記導光
板が可撓性の導光板であって、その下側にタクトスイッ
チが配置され、前記操作キーを押圧することによって前
記可撓性の導光板を介してタクトスイッチを押圧するこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電
子機器の照明装置。
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