JP2001358479A - 装置をラックに取り付けるための扁平支持システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造支持のために追加の垂直高さスペースを必
要とせずに機器キャビネット内に取り付けられた装置を
支持する。 【解決手段】少なくとも１つの装置開口部（１４）を中
に画定する機器キャビネット（１２）と、装置開口部に
よって受けられるようにサイズが決められ、第１の取付
け経路（１８）を画定する第１の装置（１６）と、第１
の取付け経路（１８）によって受けられるようにサイズ
が決められ、前記機器キャビネット（１２）と係合する
ようにサイズが決められ、第１の取付け経路（１８）お
よび前記機器キャビネット（１２）と係合して前記機器
キャビネット（１２）内に前記第１の装置（１６）を支
持する支持桁（２０）と、を含むラック型格納システム
（１０）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、ラック取
付けシステムに関し、より具体的には、扁平装置支持構
造を有するラック取付けシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】１つまたは複数の装置を機器キャビネッ
トに取り付けるために様々なタイプのラック取付け格納
システムが存在し使用されている。たとえば、そのよう
なシステムは、一般に、研究／実験室環境において、信
号発生器、オシロスコープ、コンピュータなどの様々な
タイプの試験装置を保持するために使用される。

【０００３】代表的なラック取付け格納システムは、装
置開口部を有する機器キャビネットと、その機器キャビ
ネット内に装置を支持する支持構造物を含むことがあ
る。一般に使用される支持構造物は、装置を保持するた
めの棚またはプラットフォーム、または装置をスライド
式に受けるためのレール・システムを含む。

【０００４】場合によっては、発送前に装置が機器キャ
ビネットに取り付けられることがある。したがって、支
持構造物は、完全に構成された機器キャビネットが発送
される状況に対応するように設計されていなければなら
ない。異なる言い方をすると、支持構造物とキャビネッ
トは、装置設置時と発送中の両方において機器キャビネ
ットに取り付けられた装置の重さを支持するために必要
な構造強度と剛性を備えていなければならない。

【０００５】垂直方向の高さスペースを節約し最小にす
ることは、ラック取付け格納システムの重要な設計基準
である。必ずではないがしばしば、装置を機器キャビネ
ットに取り付けるのに必要な垂直高さが大きいほど、エ
ンド・ユーザにとってラック取付け格納システムがより
高価になる。ＥＩＡ（電子工業企業体協会）によれば、
垂直高さスペースの測定に適用可能なラック取付け規格
は、ＡＮＳＩ／ＥＩＡＲＳ−３１０−Ｃである。この規
格により、垂直高さスペースは、電気製品用の工業規格
１９インチ・ラック取付けキャビネットでは１．７５イ
ンチ刻みの増分で割り当てられる。この増分手法を使用
すると、垂直高さスペースを迅速に理解することができ
ることは明らかである。

【０００６】前述の条件をある程度満たすために、全幅
の棚板を使用して装置の重量を支持するラック取付け格
納システムが開発された。この棚板は、装置設置時と発
送中の両方に装置の重量を支持するのに十分な厚さを有
することが必要であるため、棚板は、通常、貴重な垂直
高さスペースを占める大きい厚さを有する。したがっ
て、このタイプのラック取付け格納システムは機能して
おり、現在使用されているにもかかわらず、貴重な垂直
高さスペースを節約する必要性は継続しており、それが
そのようなラック取付け格納システムの重大な制限とな
っている。

【０００７】さらに垂直高さスペースを節約しながら前
述の条件を部分的に満たすために、別のラック取付け格
納システムが開発された。この第２のラック取付け格納
システムでは、第１の、通常半分の幅の装置が補助構成
要素に固定される。補助構成要素は、第２の装置または
第２の装置のサイズに近いフレームを含むことがある。
補助構成要素は、取り付けた第１（たとえば半分の幅）
の装置と機器キャビネットの反対側の間の隙間を埋め
る。第１の装置と補助構成要素は、互いに固定され、装
置設置時と発送中の両方において装置の重量を支持する
のに必要な構造的完全性を提供するように設計される。
前述の構成は、垂直高さスペースを節約することができ
るが、この補助構成要素を使用するラック取付け格納シ
ステムは、最も便利でコスト効率の高い手法ではない。
実際に、このタイプのラック取付け格納システムは、多
くの欠点を有する。たとえば、補助構成要素を必要とす
ることにより、１つの装置だけを取り付けるときこのシ
ステムは非実用的である。第２に、このラック取付け格
納システムは、装置設置時と発送中の両方に装置の重量
を支持するのに十分な強度を有する装置シャーシおよび
補助構成要素を必要とする。第３に、この設計は、大き
な構造強度を有する固定方法を必要とする。第４に、こ
のラック取付け格納システムは、装置を取り外しまたは
取り付けするときに、第１の装置を補助構成要素から外
すこと、すなわちかなり面倒なプロセスを必要とする。
これらの欠点はすべて、コストを高め利便性を低下させ
ることになる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】したがって、装置設置
時と発送中の両方に装置の重量を支持するのに十分な強
度と剛性を有するラック取付け格納システムが必要であ
る。理想的には、ラック取付け格納システムは、構造支
持のために追加の垂直高さスペースを必要とせずに機器
キャビネット内に取り付けられた装置を支持する。これ
が達成された場合、機器キャビネットに装置を取り付け
るために追加の垂直高さスペースが必要であった場合に
は使用することができない高さの低い機器キャビネット
を選択することができる。あるいは、機器キャビネット
に他の装置を取り付けるために追加の空間を使用するこ
とができる。

【０００９】

【課題を解決するための手段】機器キャビネット内に装
置を取り付けるラック取付け格納システムが、少なくと
も１つの装置開口部を有する機器キャビネットを含むこ
とができる。貫通する取付け経路を有する装置が、機器
キャビネット内の装置開口部によって受けられるように
サイズが決められる。取付け経路によって受けられるよ
うにサイズが決められ、機器キャビネットと係合するよ
うにサイズが決められた支持桁が、機器キャビネット内
において装置を支持する。

【００１０】また、いくつかの段階を含む機器キャビネ
ット内に装置を取り付ける方法が開示される。１つの段
階は、装置に取付け経路を提供することを含む。もう１
つの段階は、装置内の取付け経路によって受け取られる
ようにサイズが決められた支持桁を提供することを含
む。さらにもう１つの段階は、支持桁を取付け経路と係
合することを含む。最後の段階は、支持桁が機器キャビ
ネット内において装置を支持するように支持体の第１と
第２の端を機器キャビネットと係合することを含む。

【００１１】本発明の例示的な現在好ましい実施形態を
添付図面に示す。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の好ましい１つの実施形態
によるラック取付け格納システム１０は、図１に示さ
れ、１つまたは複数の構成要素、すなわち装置１６およ
び３６を受けるようにサイズが決められた機器キャビネ
ット１２を含むことができる。装置１６および３６は、
機器キャビネット１２の第１と第２の側面２８、３０の
間に延びる支持桁２０によって機器キャビネット１２内
に支持される。装置１６、３６はそれぞれ、支持桁２０
を受けるようにサイズが決められたそれぞれの取付け経
路１８、３８（図２と図６）を備える。支持桁２０が第
１と第２の取付け経路１８、３８内に支持され、第１と
第２の取付け経路１８が、それぞれの装置１６、３６の
中に入れられているため、支持桁２０は、装置１６また
は３６の高さを追加することなく機器キャビネット１２
内に第１と第２の装置１６、３６を支持する。すなわ
ち、この構成は、支持桁２０が、それぞれの装置の下面
２４および８２から下方に突き出ないようなものであ
る。

【００１３】次に主に図２を参照すると、本発明の１つ
の好ましい実施形態に利用される第１の装置１６は、当
技術分野で既知のタイプのテープ自動交換装置を含むこ
とができるが、他の装置を使用することもできる。装置
１６は、装置１６の特定の機能と関係なしに、第１の装
置１６に収容することができる様々なシステムおよび構
成要素（図示せず）を保持するのに適したハウジングま
たはシャーシ４８を備えることができる。たとえば、本
明細書で示し説明する実施形態において、シャーシ４８
は、一般に、上面２２、下面２４、および２つの対向し
た側面、すなわち面２１と２３を有するほぼ方形の構造
を含む。第１の装置１６は、また、後でより詳細に説明
する方法で機器キャビネット１２に固定することができ
る前面パネル、すなわちエスカチオン２７を備えること
がある。シャーシ４８は、また、シャーシ４８の下面２
４と共に、第１の取付け経路１８を画定する第１のチャ
ネル部材５６を中に備えることができる。第１の取付け
経路１８は、ほぼ方形の断面を構成することができる
が、他の形も可能である。

【００１４】支持桁２０は、第１の装置１６内に設けら
れた第１の取付け経路１８に受けられるようにサイズが
決められた細長い部材からなることができる。支持桁２
０は、支持桁２０が実質的に機器キャビネット１２の第
１と第２の側面２８、３０の間に延びるのに十分な長さ
４０（図４）を有する。たとえば、ここに示し説明する
実施形態において、支持桁２０は、機器キャビネット１
２の第１と第２の側２８、３０にそれぞれ固定された第
１と第２の取付けレール３２（図５）と３４（図３と図
５）の間に延びる。図５を参照されたい。したがって、
図５から最もよく分かるように、装置１６は、一方の側
が第１の取付けレール３２によって、他方の側面が桁２
０によって、最終的には第２の取付けレール３４によっ
て支持される。

【００１５】次に再び図１を参照すると、機器キャビネ
ット１２は、第１の装置１６と、機器キャビネット１２
によって画定された装置開口部１４の第２の側面９８と
の間にはまるようにサイズが決められた第２の装置３６
を備えることができるが、そのような装置３６は必須で
はない。単なる例として、第２の装置３６は、テープ自
動交換器を含むことができるが、他の装置を使用するこ
ともできる。 そのような第２の装置３６が提供される
場合、第２の装置３６は、また、第２の装置３６内に設
けられた第２の取付け経路３８と支持桁２０との係合に
より支持桁２０によって支持される。あるいは、後でよ
り詳細に示すように、そのような第２の装置３６が提供
されない場合は、第１の装置１６が第１の取付けレール
３２に保持されるのを支援するために、支持桁２０上に
スペーサ・スリーブ５２を配置することができる。図２
と図３を参照されたい。

【００１６】まず支持桁２０を第１の装置１６の第１の
取付け経路１８内と、オプションとしてスペーサ・スリ
ーブ５２内にスライドさせることによって、装置１６を
機器キャビネット１２内に取り付けることができる。支
持桁２０とオプションとしてのスペーサ・スリーブ５２
が適所にある状態で、アセンブリを機器キャビネット１
２内の開口部１４に差し込み、それにより第１の装置１
６とスペーサ・スリーブ５２が、機器キャビネット１２
に設けられた第１と第２の取付けレール３２と３４の上
に乗る。この構造は、図５から最もよく分かるように、
装置１６の一方の側が取付けレール３２で支持され、他
方の側が支持桁２０と取付けレール３４とにより支持さ
れるようなものである。支持桁２０は、第１と第２の取
付けレール３２、３４上に提供することができる側面タ
ブ７６によって、第１と第２の取付けレール３２、３４
に対して鉛直方向に束縛される（すなわち、保持され
る）ことができる。オプションとして、１対の固定手段
７８を使用して桁２０をレール３２、３４に固定するこ
とができる。さらに、第１の装置１６の第１の前面パネ
ル２７を第１のフランジ部分６４に固定手段８８で取り
付けることによって、第１の装置１６を機器キャビネッ
ト１２に固定することができる（図２、図３および図
５）。

【００１７】単一の装置１６の取り外しも同様に便利で
ある。取り外しプロセスの第１のステップとして、（図
示しない）ユーザは、固定手段８８が使用されている場
合、最初に固定手段８８を装置１６の前面パネル２７か
ら取り外す。固定手段８８を取り外すことにより、前面
パネル２７がキャビネット側面２８の第１のフランジ部
分６４から外れる。次に、ユーザは、固定手段７８（固
定手段７８が使用されている場合）を外して、取付けレ
ール３２および３４から桁２０を解放する。次に、アセ
ンブリ全体を開口部１４から外にスライドさせることに
よって、機器キャビネット１２からアセンブリを取り外
すことができる。最後に、支持桁２０を、第１の取付け
経路１８とスペーサ・スリーブ５２から取り外すことが
できる。本発明は、機器キャビネット１２内に第１の装
置１６を取り付けるために他の構成要素を必要としない
ので、第１の装置１６とその他の補助構成要素を固定し
たり取り外したりする面倒なプロセスが回避される。

【００１８】本発明は、また、機器キャビネット１２内
の複数の装置の取り付けを容易にする。たとえば、２つ
の装置１６および３６が、機器キャビネット１２に設け
られた開口部１４に取り付けられるときは、まず支持桁
２０が、それぞれ第１と第２の装置１６、３６の第１と
第２の取付け経路１８、３８に差し込まれる。支持桁２
０が適所にある状態で、第１と第２の装置１６、３６
は、機器キャビネット１２の開口部１４に差し込まれ、
最終的に機器キャビネット１２の側面２８と３０に取り
付けられた第１と第２の取付けレール３２と３４の上に
乗る。支持桁２０は、機器キャビネット１２内に適切に
位置決めされたとき、第１と第２の取付けレール３２と
３４の上に設けられた側面タブ７６によって鉛直方向に
束縛される（すなわち、第１と第２の取付けレール３２
に対して位置が保持される）。オプションとして、１つ
または複数の固定手段７８を使用して、支持桁２０を第
１と第２の取付けレール３２と３４に固定することがで
きる。第１の装置１６は、さらに、第１の装置１６の前
面パネル２７を固定手段８８で側面２８の第１のフラン
ジ部分６４に固定することによって機器キャビネット１
２に固定することができる（図２、図３および図５）。
同様に、第２の装置３６は、さらに、第２の装置３６の
前面パネル２９を固定手段９０で側面３０の第２のフラ
ンジ部分６６に固定することによって機器キャビネット
１２に固定することができる（図６）。

【００１９】複数の装置（たとえば、１６、３６）の取
り外しは、最初に第１と第２のフランジ部分６４、６６
から第１と第２の前面パネル２７、２９をそれぞれ外
し、固定手段７８（使用されている場合）を外し、支持
桁２０を側面タブ７６の下から水平方向にスライドさせ
るという点で同じように便利である。次に、第１と第２
の装置１６、３６を機器キャビネット１２から取り外す
ことができる。必要に応じて、第１の取付け経路１８と
第２の取付け経路３８から支持桁２０を取り外すことも
できる。

【００２０】本発明の重要な利点は、支持桁２０が、追
加の高さを必要とせずに機器キャビネット１２内に第１
と第２の装置１６および３６を支持することである。し
たがって、機器キャビネット１２に装置を取り付けるた
めに必要な垂直高さスペースの量は、支持構造物ではな
く装置の高さのみにより決まる。本発明のこの重要な設
計上の特微は、装置を機器キャビネット内に取り付ける
ために追加の垂直高さスペースが必要な場合に本発明に
よらなければ使用することができない高さの低い機器キ
ャビネットを選択することを可能にする。あるいは、追
加の垂直高さスペースを使用して、機器キャビネット内
に装置を取り付けることができる。

【００２１】本発明のもう１つの利点は、機器キャビネ
ット１２に１つまたは複数の装置を容易に取り付けたり
取り外したりすることができることである。本発明は、
最少数の部品を使用して装置の取り付けに必要な構造支
持体を提供する。より少ない数の部品を使用することに
より、装置を取り付けたり取り外したりするプロセス
が、大幅に簡略化され、より多数の部品を必要とする設
計よりもずっと便利になる。

【００２２】本発明のさらにもう１つの利点は、支持桁
２０が装置に必要な構造的支持を提供するため、装置の
シャーシの構造的剛性があまり必要とされないことであ
る。さらに、本発明は、また、機器キャビネット１２に
装置が１つだけ取り付けられているときに後で追加の装
置を取り付けることを可能にし、それによりこれまで実
現されていないレベルの便利さが提供される。

【００２３】ラック取付け格納システム１０とそのより
重要な特徴と利点のいくつかを簡単に説明したが、次
に、本発明によるラック取付け格納システムの様々な実
施形態を詳細に説明する。しかしながら、説明を続ける
前に、本明細書では、ラック取付け格納システム１０
を、機器キャビネット１２内の１つまたは２つの「半
幅」装置（たとえば、１６、３６）を支持するように示
し説明するが、単一の全幅未満の装置（図示せず）を支
持するために使用できることに注意されたい。さらにも
う１つの応用例では、全幅装置（図示せず）を支持する
こともできる。当然ながら、本発明の詳細をよく理解し
た後の当業者に明らかなように、ラック取付け格納シス
テム１０を使用して機器キャビネット１２内の鉛直（す
なわち、積み重ねた）構成でいくつかの装置を支持する
こともできる。さらに、本明細書では、本発明を、ＥＩ
Ａ規格のラック取付けキャビネットに使用することがで
きるように示し説明するが、他のタイプのキャビネット
を使用することもできることに注意されたい。したがっ
て、本発明は、本明細書に示し説明した特定の構成要素
と構成に制限されるように見なされるべきでない。

【００２４】以上の検討事項を考慮して、本発明の好ま
しい１つの実施形態によるラック取付け格納システム１
０は、図１に示され、１つまたは複数の装置（たとえ
ば、装置１６、３６）を受けるようにサイズが決められ
た装置開口部１４を有する機器キャビネット１２を含む
ことができる。機器キャビネット１２は、上側面３５と
下側面３７を含むことができる。機器キャビネットは、
さらに、桁２０が装置開口部１４内に１つまたは複数の
装置を支持するために係合する第１の側面２８と第２の
側面３０を含むことができる。第１の側面２８は、第１
のフランジ部分６４（図２、図３および図５）を備える
ことができる。同様に、第２の側面３０は、第２のフラ
ンジ部分６６（図３と図５）を備えることができる。第
１の側面２８は、また、機器キャビネット１２の第１の
側面２８に取り付けられた第１の取付けレール３２（図
５）を含むことができる。同様に、第２の側面３０は、
機器キャビネット１２の第２の側面３０に取り付けられ
た第２の取付けレール３４（図３と図５）を含むことが
できる。第１と第２の取付けレール３２、３４は、ね
じ、リベット、接着剤、形成したタブとフック、ブラケ
ットなどの適切な固定手段６７で第１と第２の取付けレ
ール３２、３４を第１と第２のフランジ部分６４、６６
にそれぞれ固定することによって、第１と第２の側面２
８、３０にそれぞれ取り付けることができる。

【００２５】第１と第２の取付けレール３２、３４はそ
れぞれ、支持桁２０の上面８６を捕捉する側面タブ７６
を備えることができる（図３と図５）。支持桁２０の上
面８６を捕捉することによって、側面タブ７６は、支持
桁２０が第１と第２の取付けレール３２、３４から浮き
上がるのを防ぐ。すなわち、側面タブ７６は、桁２０を
鉛直方向に束縛する。

【００２６】図１を参照すると、装置開口部１４は、上
面６８、下面７０、第１の側面９６および第２の側面９
８を含むことができ、これらは、本明細書に示し説明し
た実施形態では、機器キャビネット１２の上側面３５、
下側面３７、第１の側面２８および第２の側面３０の内
側または面を構成することができる。開口部１４の第１
と第２の側面９６、９８は、第１の装置１６の幅よりも
大きいかまたは少なくともそれと等しい距離だけ離され
る。同様に、装置開口部１４の上面６８と下面７０は、
第１の装置１６の高さよりも大きいか少なくともそれと
同じ距離だけ離される。

【００２７】機器キャビネット１２は、また、機器キャ
ビネット１２の全体的な外観および美的価値を高める前
面パネル５０などの１つまたは複数の前面パネルを備え
ることができる。前面パネル５０は、場合に応じて、装
置開口部１４の第１の側面９６と第２の側面９８（また
は、装置（たとえば１６）と装置開口部１４の第２の側
面９８）との間、および装置と、装置開口部１４を画定
する下面７０または上面６８との間に延びるようにサイ
ズを決めることができる。

【００２８】機器キャビネット１２の様々な側面２８、
３０、３５および３７ならびに前面パネル５０は、金
属、木材、プラスチックなどの意図された用途に適した
幅広い材料のどれかで形成されてもよい。たとえば、本
明細書に示し説明した実施形態において、様々な側面２
８、３０、３５、３７および前面パネル５０は、金属薄
板からなる。あるいは、本発明の教示を熟知した後で当
業者に明らかなように、他の材料および／または形成技
術を使用することができる。

【００２９】第１と第２のフランジ部分６４、６６は、
意図された用途に適した様々な構成のどれを含んでもよ
い。たとえば、好ましい１つの実施形態において、第１
と第２のフランジ部分６４、６６は、第１と第２の側面
２８、３０の一体部分をそれぞれ含み、金属薄板から形
成される。第１と第２のフランジ部分６４と６６は、装
置（たとえば、１６、３６）の前面パネル（たとえば、
２７、２９）を固定することができる複数の穴７９を備
えることができる。

【００３０】同様に、第１と第２の取付けレール３２、
３４および側面タブ７６は、様々なやり方で設計するこ
とができ、意図された用途に適した金属やプラスチック
などの任意の幅広い材料から作成することができる。こ
こに示し説明した実施形態では、第１と第２の取付けレ
ール３２、３４は金属薄板から形成される。側面タブ７
６は、第１と第２の側面レール３２の一体部分を含み、
金属薄板部材に一体タブを提供する技術分野で周知の様
々なプロセスのいずれかによって形成することができ
る。

【００３１】次に、主に図２を参照すると、第１の装置
１６は、第１の装置１６内に収容することができる様々
なシステムと構成要素（図示せず）を保持するのに適し
たシャーシ４８を備えることができる。本明細書で示し
考察した実施形態において、シャーシ４８は、上面２
２、下面２４、および２つの対向した側面、すなわち面
２１と２３を有するほぼ方形の構造を含む。あるいは、
当然ながら、他の構成が可能である。

【００３２】第１の装置１６は、また、第１の前面パネ
ルを第１のフランジ部分６４に適切な固定手段８８（図
２、図３および図５）（たとえば、ねじ、リベット、接
着剤、形成したタブとフック、ブラケットなど）で固定
することによって機器キャビネット１２に固定すること
ができるエスカチオン、すなわち第１の前面パネル２７
を備えることができる。第１の装置１６のシャーシ４８
は、シャーシ４８の下面２４と共に、第１の取付け経路
１８を画定する第１のチャネル部材５６を備えることが
できる（図２と図５）。第１の取付け経路１８は、支持
桁２０をスライド式に受けるようにサイズが決められ
る。第１の取付け経路１８が装置１６のシャーシ４８内
に収容されるため、支持桁２０は、シャーシ４８の下面
２４よりも下方に突き出ない。

【００３３】経路１８を画定するチャネル部材５６は、
一般に、第１の装置１６の前後重心２６とほぼ同じ前後
位置にあることが好ましいが、必須ではない（図５）。
したがって、重心２６とほぼ同じ前後位置に経路１８を
配置することにより、シャーシ４８上のトーション（す
なわち、ねじれ）負荷が最小になり、単一の支持桁２０
が装置を支持することが可能になる。

【００３４】本明細書に示し説明した実施形態におい
て、第１のチャネル部材５６は、逆「Ｕ」字型の断面を
有する連続した部材からなるが、本発明の教示を熟知し
た後で当業者に明らかなように、他の断面構成も可能で
ある。第１のチャネル部材５６は、装置１６のシャーシ
４８内に取り付けられるか埋め込まれ、それによりチャ
ネル部材５６は、装置１６の下面２４と共に、第１の経
路１８を画定する。本明細書に示し説明した実施形態に
おいて、チャネル部材５６は、逆「Ｕ」字型の断面を有
するため、チャネル部材５６とシャーシ４８の下面２４
によって画定される経路１８は、ほぼ方形の開口部を構
成する。

【００３５】１つの好ましい実施形態に利用される第１
のチャネル部材５６は、単一の実質的に連続した部材を
含むが、他の構成も可能である。たとえば、もう１つの
実施形態において、チャネル部材５６は、既に説明した
方法でシャーシ４８に取り付けられた複数の別個の部品
から成ってもよい。さらにもう１つの実施形態におい
て、チャネル部材５６がなくされ、その場合、経路１８
は、支持桁２０を受けるようにサイズが決められたシャ
ーシ４８の対向した側面２１と２３に設けられた開口部
によって画定される。第１のチャネル部材５６は、意図
された用途に適した金属やプラスチックなどの広い範囲
の材料のうちのどれで作成されてもよい。好ましい１つ
の実施形態において、第１のチャネル部材５６は、金属
薄板から作成される。当然ながら、第１のチャネル部材
５６の特定の構成は、シャーシを構成する材料および支
持する装置の重量によって決まる。

【００３６】支持桁２０は、図２と図４に最もよく示さ
れ、第１の装置１６に設けられた第１の取付け経路１８
によって受けられるようにサイズが決められた細長い部
材からなることができる。支持桁２０は、支持桁２０が
機器キャビネット１２（図５）の第１の側面２８と第２
の側面３０の間に延びることができるのに十分な長さ４
０（図４）を有する。より具体的には、本明細書に示し
説明した実施形態において、支持桁２０の長さ４０は、
支持桁２０の第１と第２の端４２、４４が、機器キャビ
ネット１２の第１と第２の側面２８、３０にそれぞれ固
定された第１と第２の取付けレール３２（図５）と３４
（図３と図５）の間に延びるような十分な長さである。
この構成は、装置１６の一方の側面が第１の取付けレー
ル３２によって直接支持され、他方の側面が桁２０によ
り第２の取付けレール３４によって支持されるようなも
のである。

【００３７】図３と図５に示したように、支持桁は、支
持桁２０の第１と第２の端４２、４４がそれぞれ第１と
第２の取付けレール３２、３４と係合するときに、上面
８６が第１と第２の取付けレール３２、３４上に設けら
れた側面タブ７６によって捕捉されるような上面８６を
含むことができる。上面８６が側面タブ７６によって捕
捉された状態で、支持桁２０の第１と第２の端４２、４
４が第１と第２の取付けレール３２、３４から浮き上が
るのが防止される。

【００３８】一般に、さらに支持桁２０を第１と第２の
取付けレール３２、３４に固定することが好ましいが、
これは必須ではない。たとえば、本明細書に示し説明し
た実施形態において、支持桁２０は、ねじ、リベット、
接着剤、形成したタブとフック、ブラケットなどの適切
な固定手段７８（図３）によって第１と第２の取付けレ
ール３２、３４に固定される。支持桁２０が第１と第２
の取付けレール３２、３４に固定された状態で、支持桁
２０が、第１と第２の取付けレール３２、３４から浮き
上がるのが防止される。

【００３９】支持桁２０は、意図された用途に適した金
属やプラスチックなどの広い範囲の材料のうちのどれか
ら作成してもよい。支持桁２０は、また、意図された用
途に適した任意の断面形状に形成することができる。単
なる例として、１つの好ましい実施形態において、支持
桁２０は、アルミニウムから押出し成形されたほぼ四角
い管状の断面を有する。

【００４０】図２、図３および図５に示したように、機
器キャビネット１２に装置開口部１４の第１と第２の側
面９６、９８の間の距離よりも狭い幅を有する第１の装
置１６だけが取り付けられる場合は、第１の装置１６を
第１の取付けレール３２に保持するのを支援するため
に、支持桁２０上にスペーサ・スリーブ５２が提供され
ることがある。１つの好ましい実施形態において、スペ
ーサ・スリーブ５２の壁厚は、シャーシ４８の下面２４
の壁厚とほぼ等しくなるように作成される。スペーサ・
スリーブ５２が、支持桁２０の端４４の近くまで延びる
ため、支持桁２０ではなくスペーサ・スリーブ５２が、
取付けレール３４に直接接触する。したがって、スペー
サ・スリーブ５２は、桁２０が機器キャビネット１２内
で水平になるように桁２０と取付けレール３４の間に必
要な材料の厚さを提供する。必須ではないが、スペーサ
・スリーブ５２は、スペーサ・スリーブ５２（図３）の
ほぼ上面８７に配置された固定手段７８によって第２の
取付けレール３４に固定することができる。

【００４１】スペーサ・スリーブ５２は、意図された用
途に適した金属やプラスチックなどの広い範囲の材料の
うちのどれから作成されてもよい。本明細書に示し説明
した実施形態において、スペーサ・スリーブ５２は、金
属薄板から作成され、支持桁２０の上にスライド式に受
けられるようにサイズが決められる。

【００４２】図１から最も良く分かるように、機器キャ
ビネット１２は、第１の装置１６と装置開口部１４の第
２の側面９８との間に適合するようにサイズが決められ
た第２の装置３６を備えることができるが、そのような
第２の装置３６は必須ではない。第２の装置３６は、第
１の装置１６の隣りに取り付けることができ、それによ
り第１と第２の装置１６、３６が、装置開口部１４（図
１と図６）の第１と第２の側面９６、９８の間に拡が
り、それぞれ第１と第２の取付けレール３２、３４の上
に乗る。当然ながら、第１と第２の装置１６、３６は、
特定の用途の要件により、装置開口部１４内に他の都合
のよい構成で位置決めすることができる。

【００４３】第２の装置３６は、第１の装置１６と類似
したものでよく、第２の装置３６に収容することができ
る様々なシステムと構成要素（図示せず）を保持するの
に適したシャーシ７９を備えることができる。本明細書
に示し考察した実施形態において、シャーシ７９は、上
面８０、下面８２および対向した２つの側面、すなわち
表面９９と１００（図６）を有するほぼ方形の構造から
なる。あるいは、当然ながら、他の構成も可能である。

【００４４】第２の装置３６は、また、第２の前面パネ
ルを、意図された用途に適した固定手段９０（図６）
（たとえば、ねじ、リベット、接着剤、形成したタブと
フック、ブラケットなど）によって第２のフランジ部分
６６に固定することによって機器キャビネット１２に固
定することができるエスカオン、すなわち第２の前面パ
ネル２９を備えることができる。

【００４５】第２の装置３６のシャーシ７９は、シャー
シ７９の下面８２と共に第２の取付け経路３８を画定す
る第２のチャネル部材５８（図６）を備えることができ
る。第２の取付け経路３８は、支持桁２０をスライド式
に受けるようにサイズが決められる。第２の取付け経路
３８が装置３６のシャーシ７９内に収容されているた
め、支持桁２０は、シャーシ７９の下面８２よりも下方
に突出しない。

【００４６】第１の装置１６の場合と同じように、第２
の装置３６（図６）の前後重心８４とほぼ同じ前後位置
に経路３８を配置することが好ましいが、それは必須で
はない。経路３８を重心８４とほぼ同じ前後位置に配置
することにより、シャーシ７９上のトーション（すなわ
ち、ねじれ）負荷が最小になり、単一の支持体が両方の
装置１６および３６を支持できるようになる。

【００４７】本発明の実施形態において、第２のチャネ
ル部材５８は、逆「Ｕ」字型の断面を有する１つの連続
した部材からなるが、他の断面形状を使用することもで
きる。また、第２のチャネル部材５８は、第１のチャネ
ル部材５６の場合と同じように、シャーシ７９に取り付
けられた複数の個別の部品からなってもよい。あるい
は、第２のチャネル部材５８を設ける必要がなく、その
ような場合、取付け経路３８は、支持桁２０を受けるよ
うにサイズが決められたシャーシ７９の反対の側面９９
と１００に設けられた開口部によって単に画定すること
ができる。

【００４８】第２のチャネル部材５８は、意図された用
途に適した金属やプラスチックなどの広い範囲の材料の
うちのどれで作成されてもよい。好ましい１つの実施形
態において、第２のチャネル部材５８は、金属薄板から
作成される。当然ながら、第２のチャネル部材５８の特
定の構成は、シャーシを構成する材料および支持する装
置の重量によって決まる。

【００４９】図６から最も良く分かるように、第２の取
付け経路３８は、第１と第２の装置１６、３６が互いに
隣り合って位置決めされたときに第１の取付け経路１８
と実質的に位置合わせすることができる。そのように位
置合せされたとき、支持桁２０が、それぞれ第１と第２
の取付け経路１８、３８によって第１と第２の装置１
６、３６内を通り、支持桁２０の第１と第２の端４２、
４４が、第１と第２の取付けレール３２、３４の間にそ
れぞれ延びる。この構成は、第１と第２の装置１６、３
６の重量を、支持桁２０および第１と第２の取付けレー
ル３２と３４を介して機器キャビネット１２に伝える
（装置外の端が、第１と第２の取付けレール３２と３４
の上に直接乗る）ことを可能にする。

【００５０】装置１６、３６が互いに隣り合って取り付
けられるとき、代表的な位置合わせの仕様は、良質な概
観を維持するためにそれらの装置を位置合せすることを
必要とする（図１と図６）。しかしながら、不可避のク
リアランスと公差により、装置の位置ずれが生じること
がある。

【００５１】装置１６と３６の位置合わせを保証する１
つの方法は、それらを一緒に固定することである。１つ
の好ましい実施形態において、第１の装置１６の側面２
１は、タブ５４（図２と図５）などの固定装置により第
２の装置３６の側面９９に固定される。支持桁２０が装
置の重量を支持するため、固定手段５４が高い構造強度
と剛性を必要としないことを考慮し、固定装置５４は、
意図された用途に適した広い範囲の固定システムまたは
装置（たとえば、ねじ、リベット、接着剤、形成された
タブとフック、ブラケットなど）から選択することがで
きる。代替の実施形態において、支持桁２０は、支持桁
２０が第１と第２の取付け経路１８、３８と係合すると
きに支持桁２０の中心４６がその第１と第２の端４２、
４４よりも高くなるように湾曲される（図４）。この代
替の実施形態において、支持桁２０は、支持桁２０のほ
ぼ中心４６で第１と第２の装置１６、３６を持ち上げる
ことによってクリアランス公差を補償する。本発明によ
るラック取付け格納システムの第２の実施形態１１０
は、図７に示され、上面１２２と下面１２４を有し第１
の取付け経路１１８を画定する第１の装置１１６を含む
ことができる。ラック取付け格納システム１１０は、さ
らに、上面１８０と下面１８２を有し第２の取付け経路
１３８を画定する第２の装置１３６を含む。この代替の
実施形態において、第１と第２の取付け経路１１８、１
３８は、それぞれ上面１２２、１８０の近くに配置さ
れ、その結果、支持桁１２０が、第１と第２の取付け経
路１１８、１３８によって受けられるときに、支持桁１
２０は、それぞれの装置１１６と１３６の上面１２２と
１８０よりも上に突出しない。

【００５２】図示していない代替の実施形態は、第２の
取付け経路３８によって受けられるようにサイズが決め
られた第２の支持桁を含むことができる。第１と第２の
装置１６、３６を支持するために、支持桁２０が、まず
第１の取付け経路１８によって第１の装置１６内に通さ
れ、第２の支持桁（図示せず）が、第２の取付け経路３
８により第２の装置３６内に通される。次に、支持桁２
０と第２の支持桁９２は、ねじ、リベット、接着剤、形
成されたタブとフック、ブラケットなどの適切な固定手
段（図示せず）により互いに固定される。機器キャビネ
ット１２内に第１と第２の装置１６、３６を支持するた
めに、支持桁２０が第１の取付けレール３２と係合し、
第２の支持桁が第２の取付けレール３４と係合する。

【００５３】本発明の好ましい実施形態をいかに示す。 １．少なくとも１つの装置開口部（１４）を中に画定す
る機器キャビネット（１２）と、装置開口部によって受
けられるようにサイズが決められ、第１の取付け経路
（１８）を画定する第１の装置（１６）と、第１の取付
け経路（１８）によって受けられるようにサイズが決め
られ、前記機器キャビネット（１２）と係合するように
サイズが決められ、第１の取付け経路（１８）および前
記機器キャビネット（１２）と係合して前記機器キャビ
ネット（１２）内に前記第１の装置（１６）を支持する
支持桁（２０）と、を含むラック型格納システム（１
０）。

【００５４】２．前記第１の装置（１６）が、上面（２
２）と下面（２４）を含み、第１の取付け経路（１８）
が、前記第１の装置（１６）の下面（２４）の近くに配
置され、それにより、前記支持桁（２０）が第１の取付
け経路（１８）によって受けられたときに、前記支持桁
（２０）が前記第１の装置（１６）の下面（２４）より
突出しない前記１に記載のラック型格納システム（１
０）。

【００５５】３．前記第１の装置（１１６）が、上面
（１２２）と下面（１２４）を含み、第１の取付け経路
（１１８）が、第１の装置（１１６）の上面（１２２）
の近くに配置され、それにより、前記支持桁（１２０）
が第１の取付け経路（１１８）によって受けられたとき
に、前記支持桁（１２０）が、前記第１の装置（１１
６）の上面（１２２）よりも上に突出しない前記１に記
載のラック型格納システム（１１０）。

【００５６】４．前記第１の装置（１６，１１６）が、
前後重心位置（２６）を含み、第１の取付け経路（１
８，１１８）が、ほぼ前後重心位置（２６）に設置され
た前記１から前記３のいずれかに記載のラック型格納シ
ステム（１０，１１０）。

【００５７】５．前記機器キャビネット（１２）が、第
１の側面（２８）と第２の側面（３０）を含み、前記支
持桁（２０，１２０）が、前記機器キャビネット（１
２）の第１の側面（２８）および第２の側面（３０）と
係合する前記１から前記４のいずれかに記載のラック型
格納システム（１０，１１０）。

【００５８】６．前記機器キャビネット（１２）の前記
第１の側面（２８）が、第１の取付けレール（３２）を
含み、前記機器キャビネット（１２）の第２の側面（３
０）が、第２の取付けレール（３４）を含み、前記支持
桁（２０，１２０）が、第１の取付けレール（３２）お
よび第２の取付けレール（３４）と係合するようにサイ
ズが決められた前記５に記載のラック型格納システム
（１０，１１０）。

【００５９】７．記装置開口部（１４）が、所定の間隔
だけ離された第１の側面（９６）と第２の側面（９８）
を有し、前記第１の装置（１６）が、装置開口部（１
４）の第１の側面（９６）と第２の側面（９８）の間の
所定の間隔よりも小さい幅を有する前記６に記載のラッ
ク型格納システム（１０，１１０）。

【００６０】８．前記支持桁（２０，１２０）の上に受
けられるようにサイズが決められたスペーサ・スリーブ
（５２）をさらに含み、前記スペーサ・スリーブ（５
２）が、前記第１の装置（１６，１１６）と装置開口部
（１４）の第２の側面（９８）の間に延び、前記スペー
サ・スリーブ（５２）が、前記第１の装置（１６，１１
６）を装置開口部（１４）の第１の側面（９６）に対し
て保持する前記７に記載のラック型格納システム（１
０，１１０）。

【００６１】９．第２の装置（３６，１３６）をさらに
含み、前記第２の装置（３６，１３６）が、前記支持桁
（２０，１２０）を受けるようにサイズが決められた第
２の取付け経路（３８，１３８）を画定し、前記第２の
装置（３６，１３６）が、前記第１の装置（１６， １
１６）と前記第２の装置（３６，１３６）が装置開口部
（１４）の第１の側面（９６）と第２の側面（９８）と
の間に延びるように前記第１の装置（１６，１１６）に
隣接して取り付けられた前記８に記載のラック型格納シ
ステム（１０，１１０）。

【００６２】１０．機器キャビネット（１２）内に装置
（１６）を取り付ける方法であって、装置（１６）に取
付け経路（１８）を提供する段階と、機器キャビネット
（１２）と係合するようにサイズが決められた第１の端
（４２）および第２の端（４４）を有し、装置（１６）
によって提供される取付け経路（１８）によって受けら
れるようにサイズが決められた支持桁（２０）を提供す
る段階と、前記支持桁（２０）を、装置（１６）によっ
て提供される取付け経路（１８）と係合させる段階と、
支持桁（２０）が機器キャビネット（１２）内に装置
（１６）を支持するように支持桁（２０）の第１と第２
の端（４２，４４）を機器キャビネット（１２）と係合
させる段階とを含む方法。

【００６３】本明細書に示した発明の概念は、他の状況
で様々に実施することができることが企図され、併記の
特許請求の範囲は、従来技術によって制限された範囲を
除く本発明の代替の実施形態を含むように解釈されるも
のである。

【００６４】

【発明の効果】本発明によれば、機器キャビネットに装
置を取り付けるために追加の垂直高さスペースが必要で
あった場合には使用することができない高さの低い機器
キャビネットを選択することができる。あるいは、機器
キャビネットに他の装置を取り付けるために追加の空間
を使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるラック式取付け格納システムの
斜視図である。

【図２】 装置内の取付け経路と係合された支持桁を示
す斜視図である。

【図３】 支持桁およびスペーサ・スリーブと機器キャ
ビネット上に設けられた取付けレールとの係合を示す斜
視図である。

【図４】 湾曲した支持桁の側面図である。

【図５】 装置および支持桁の機構を示すために機器キ
ャビネットの上部を除去したラック取付け格納システム
の上面図である。

【図６】 接続された２つの装置と両方の装置内に延び
る支持桁を示す斜視図である。

【図７】 各装置の上面の近くに配置された支持桁によ
って支持された接続された２つの装置を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１０ ラック型格納システム １２ 機器キャビネット １４ 装置開口部 １６ 装置 １８ 取付け経路 ２０ 支持桁 ２２ 上面 ２４ 下面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディビッド・ピー・ジョーンズ アメリカ合衆国80512コロラド州ベルビュ ー、ストラットン・パーク 466 (72)発明者 カーティス・シー・バラード アメリカ合衆国80615コロラド州イートン、 カウンティー・ロード74 12275 (72)発明者 ニコラス・ディー・セアー アメリカ合衆国80631コロラド州グリーリ ー、ウエスト７ストリート 3320、ナンバ ー 11 Ｆターム(参考） 3B067 AA01

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも１つの装置開口部（１４）を中
   に画定する機器キャビネット（１２）と、 装置開口部によって受けられるようにサイズが決めら
   れ、第１の取付け経路（１８）を画定する第１の装置
   （１６）と、 第１の取付け経路（１８）によって受けられるようにサ
   イズが決められ、前記機器キャビネット（１２）と係合
   するようにサイズが決められ、第１の取付け経路（１
   ８）および前記機器キャビネット（１２）と係合して前
   記機器キャビネット（１２）内に前記第１の装置（１
   ６）を支持する支持桁（２０）と、 を含むラック型格納システム（１０）。