JP2001358397A - レーザ加熱装置 - Google Patents

レーザ加熱装置

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JP2001358397A
JP2001358397A JP2000179883A JP2000179883A JP2001358397A JP 2001358397 A JP2001358397 A JP 2001358397A JP 2000179883 A JP2000179883 A JP 2000179883A JP 2000179883 A JP2000179883 A JP 2000179883A JP 2001358397 A JP2001358397 A JP 2001358397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果的にLDの冷却を行う冷却機構を備える
レーザ加熱装置を提供する。 【解決手段】 1以上のレーザダイオード(以下、LD
とする)から成り、各LDを冷却するように冷却水を循
環させる配管を備えるLDモジュールと、LDモジュー
ルより射出されるレーザ光を合焦させる光学系と、上記
冷却水を冷却する冷蔵室と、上記冷蔵室で冷却した冷却
水を上記LDモジュールの備える配管に供給すると共
に、上記配管から戻ってくる冷却水を上記冷蔵室に戻し
て再び冷却させる給水装置と、少なくとも上記LDモジ
ュール及び光学系を内蔵し、内蔵するLDモジュールの
レーザ射出面及び光学系を冷却するためのガスを大気圧
以上の圧力で気密封止したLDヘッドと、上記ガスを冷
却する吸熱部と、上記吸熱部において冷却されたガスを
LDヘッドの内部で循環させるファンとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
より射出したレーザ光を集光し、当該集光したレーザ光
により半田付けや溶接などの加熱処理を行うレーザ加熱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザダイオード(以下、L
Dと表す)より射出したレーザ光を集光し、当該集光し
たレーザ光により半田付け等の加熱処理を行うレーザ加
熱装置が知られている。このようなレーザ加熱装置で
は、レーザ出力が大きいため駆動時にLDが熱くなる。
LDは、熱くなると性能が低下したり、製品寿命が短く
なる等の弊害が生じる。このため、出力の大きなレーザ
加熱装置では、発光中のLDを効果的に冷却することが
必要になる。
【0003】図6は、従来のレーザ加熱装置500の構
成を示す図である。レーザ加熱装置500は、LDヘッ
ド501及びLDヘッド501に電力を供給する電源5
03で構成される。図6の(a)は、円柱状のLDヘッ
ド501の断面が長方形となる方向での断面図、及び、
電源503を示す図であり、図6の(b)は、(a)に
示すレーザ加熱装置500をLD502を含む箇所で輪
切りしたA−A’断面図である。レーザ加熱装置500
は、空冷式のLD冷却機構を備える。
【0004】円柱状のLDヘッド501内において、L
D502は、LDヘッド501の筐体内側に接合されて
いる曲面部を備える半円柱状(かまぼこ状)の放熱体5
04及び505の平面部504a及び505aにより挟
持され、レーザ発光軸が円柱状のLDヘッド501の中
心軸と一致する位置に固定される。LD502より射出
されるレーザ光は、円柱レンズ506,507により視
準化された後、レンズ508により集光され、被加熱物
509を加熱する。各放熱体504、505には、図6
の(a)において横方向に貫通する多数の放熱孔51
0、511が設けられている。冷却ファン512は、L
D502の発光中、冷却風を放熱体504の冷却孔51
0、放熱体505の冷却孔511、並びに、放熱体50
4及び放熱体505の間隙に送りLD502の冷却を行
う。なお、LDヘッド510の筐体には、通風孔520
及び521が設けられている。これにより、図6の
(a)に矢印で示すように冷却ファン512による冷却
風が外部に放出される。
【0005】上記構成の冷却機構は、はんだ付け等の比
較的低温の加熱処理を行う数10W程度の出力のレーザ
加熱装置に好適である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】金属、セラミック及び
ガラス等を溶かして封止やろう付け、溶接等を行うに
は、数百W〜数KWの高出力のレーザ加熱装置が必要と
なる。出力数百Wクラスのレーザ加熱装置では、空冷式
の冷却機構だけではLDの発光に伴う発熱を効果的に冷
却することができない。これに対処するため、水冷式の
冷却機構を採用することが考えられる。しかし、レーザ
加熱装置に水冷式の冷却機構を採用するには以下のよう
な問題がある。
【0007】発光中のLDに水分が付着すると内部のレ
ーザ発振構成組織が損傷を受け、高価な高出力用LDが
破壊されてしまう。従って、冷却水が冷却用の配管から
漏水することは絶対に避ける必要がある。
【0008】高出力で発光しているLDを効率良く冷却
するには、強力な吐出圧のポンプを使用して多量の冷却
水を循環させる必要がある。例えば、50W出力時に、
1.5リットル/分の冷却水を必要とするLDを16個
束ねて合計800W出力のレーザ光束を形成する場合、
4Kgf/m2、即ち40mもの高い吐出圧のポンプが
必要になる。このような高い吐出圧のポンプの駆動時に
冷却水の戻り管を機械に挟んだり折り曲げたりした場合
には、瞬間的に数10Kgf/m2もの高いサージ圧力
が生じ、冷却水を循環する配管に亀裂が生じたり、シー
ル部から漏水したりする。
【0009】また、高出力のレーザ加熱装置では、発光
に伴うLDの発熱量が多いため、冷却水がLD近傍を通
過する際に沸騰して気化することがある。この場合、管
内の圧力が上昇して管が破裂して漏水したり、シール部
分から冷却水がにじみ出てくる恐れがある。
【0010】また、水冷式の冷却機構では、冷却水の純
度管理が重要になる。これは、冷却水が汚れてバクテリ
アや水苔が繁殖すると純度が低下して導電率が上がり、
管の金属部を介してアース電流がLDに伝わりLDに損
傷を与えることがあるためである。また、管内が汚れて
詰まると管内の圧力が高くなり、管が破裂して漏水した
り、シール部分から冷却水がにじみ出てくる恐れがあ
る。
【0011】また、高出力のレーザ加熱装置では、LD
から射出したレーザ光が入射するレンズが高温に曝され
て変質したり変形する恐れがある。例えば、ARコート
を施し、熱の給水率を1%以下に抑えた比熱0.5℃/c
al、質量5gのレンズについて考察する。当該レンズに
対して800W出力のレーザ光を2分間照射した場合、
当該レンズの発熱量Qは、0.24×800W×120
秒×0.02=230.4calとなり、レンズは、T=
230.4/(0.5×5)=92.16℃も温度上昇
する。レーザ加熱装置の場合、光学系はLDモジュール
の近傍に設けられることが多い。通常のLDの耐熱温度
が100℃程度であるため、LD近傍に置かれるレンズ
からの放射熱によりLDが破壊される恐れがある。ま
た、レンズにコーティングを施して反射率を小さめに抑
えても、レーザ出力が大きい場合、レンズからLD側に
反射される熱量も大きくなり、結果としてLDの発光端
面が高温に曝され損傷を受けるおそれがある。上記LD
の発光端面、及び、光学系は、レーザ光の進路を妨げな
いように冷却用の配管を設けるのが困難な箇所であり、
効果的な冷却を行いにくいといった問題がある。
【0012】本発明は、上記全ての問題に対処し、効果
的な冷却機構を備える高出力なレーザ加熱装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のレーザ加
熱装置は、1以上のLDから成り、各LDを冷却するよ
うに冷却水を循環させる配管を備えるLDモジュール
と、LDモジュールより射出されるレーザ光を合焦させ
る光学系と、冷却水を冷却する冷蔵室と、冷蔵室におい
て冷却した冷却水を上記LDモジュールの備える配管に
供給すると共に、LDモジュールの配管から戻ってくる
冷却水を上記冷蔵室に戻して再び冷却させる給水装置
と、少なくとも上記LDモジュール及び光学系を内蔵
し、内蔵するLDモジュールのレーザ射出面及び光学系
を冷却するためのガスを大気圧以上の圧力で気密封止し
たLDヘッドと、冷却用ガスを冷却する吸熱部と、吸熱
部において冷却されたガスをLDヘッドの内部で循環さ
せるファンとを備えることを特徴とする。
【0014】本発明の第2のレーザ加熱装置は、上記第
1のレーザ加熱装置において、LDヘッド内の冷却用ガ
スの充填圧を、LDモジュールの配管の内圧よりも高く
設定することを特徴とする。
【0015】本発明の第3のレーザ加熱装置は、上記第
1又は第2のレーザ加熱装置において、給水装置は、冷
却水を貯蔵するタンクと、タンク内を真空状態に保つ真
空ポンプとを備えることを特徴とする。
【0016】本発明の第4のレーザ加熱装置は、上記第
3のレーザ加熱装置において、給水装置は、LDモジュ
ールから戻ってくる冷却水及び冷蔵室から供給される冷
却水の注水口を、タンク内において渦巻が生じる方向に
向けて設け、LDモジュール及び冷蔵室への給水口を上
記タンク底面の中心近傍に設けることを特徴とする。
【0017】本発明の第5のレーザ加熱装置は、上記何
れかのレーザ加熱装置において、給水装置は給水異常の
発生時に上記電源に給電停止信号を出力する給水異常検
出センサを備え、上記電源は、給水異常検出センサから
の給電停止信号に応じてLDモジュールへの給電を停止
する保護回路を備えることを特徴とする。
【0018】本発明の第6のレーザ加熱装置は、上記第
5のレーザ加熱装置において、給水装置は、給水異常検
出センサとして、冷却水の吐出圧が所定値を超えた場合
に上記電源に給電停止信号を出力する流水圧力計を備え
ることを特徴とする。
【0019】本発明の第7のレーザ加熱装置は、上記第
5又は第6のレーザ加熱装置において、給水装置は、給
水異常検出センサとして、冷却水の温度が所定値を超え
た場合に上記電源に給電停止信号を出力する温度センサ
を備えることを特徴とする。
【0020】本発明の第8のレーザ加熱装置は、上記第
5乃至第7の何れかのレーザ加熱装置において、給水装
置は、給水異常検出センサとして、LDモジュールから
戻ってくる冷却水量が所定値以下の場合に上記電源に給
電停止信号を出力する戻り流量計を備えることを特徴と
する。
【0021】本発明の第9のレーザ加熱装置は、上記第
5乃至第8の何れかのレーザ加熱装置において、給水装
置は、給水異常検出センサとして、冷却水の導電率が所
定値以上になった場合に冷却水の純度が低下したと判断
して上記電源に給電停止信号を出力する純度センサを備
えることを特徴とする。
【0022】本発明の第10のレーザ加熱装置は、上記
第5乃至第9の何れかのレーザ加熱装置において、給水
装置は、冷却水を貯蔵するタンクを備え、給水異常検出
センサとして、上記タンク内の冷却水量が所定値以下に
なった場合に上記電源に給電停止信号を出力する水位セ
ンサを備えることを特徴とする。
【0023】本発明の第11のレーザ加熱装置は、上記
第5乃至第10の何れかのレーザ加熱装置において、L
Dモジュールは、内蔵するLDのレーザ射出面近傍の温
度が所定値以上になった場合に上記電源に給電停止信号
を出力する温度センサを備え、上記電源は、LDモジュ
ールからの給電停止信号に応じてLDモジュールへの給
電を停止する保護回路を備えることを特徴とする。
【0024】本発明の第12のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、光学系は、LDモジ
ュール側に凸状の面を有するレンズで構成されることを
特徴とする。
【0025】本発明の第13のレーザ加熱装置は、上記
第12のレーザ加熱装置において、光学系のLDモジュ
ール側のレンズの曲率、及び、LDモジュールのレーザ
射出面からの距離を、LDモジュールへの戻り光がLD
に再入射しない値に設定したことを特徴とする。
【0026】本発明の第14のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、LDモジュールの備
える各LDは、レーザ光の波長吸収性が10%以下の絶
縁性の鏡面物質で挟持されていることを特徴とする。
【0027】本発明の第15のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、冷蔵室は、冷却水の
温度制御に用いる温度センサを冷蔵室の注水口近傍又は
給水口近傍に備えることを特徴とする。
【0028】本発明の第16のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、冷蔵室は、LDモジ
ュールの冷却効率と寿命の改善と、バクテリアの発生の
抑制を目的として冷却水を15℃以下に冷却することを
特徴とする。
【0029】本発明の第17のレーザ加熱装置は、上記
第16のレーザ加熱装置において、LDモジュールの水
冷効率と寿命の更なる改善と、バクテリアの発生を完全
に無くすことを目的として、冷却水に絶縁性の不凍液を
混合して、LDモジュール部の冷却水温度を0℃以下に
冷却することを特徴とする。
【0030】本発明の第18のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、給水装置は、冷却水
の浄化及び殺菌を行う浄水器を備えることを特徴とす
る。
【0031】本発明の第19のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、給水装置は、LDモ
ジュールへ吐出する冷却水の圧力を調節する制御弁を備
えることを特徴とする。
【0032】本発明の第20のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、LDモジュールの金
属部分全てをアースから絶縁する手段を備え、万一のア
ース電流のLDモジュールへの回り込みによる静電破壊
を防止する。
【0033】本発明の第21のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、LDモジュールの負
極端子とアースされたLDヘッドの間に0.1〜1.0
μFのコンデンサを設け、静電気や空気中の電磁波ノイ
ズを常時アースに逃がす一方、給水装置や電源からのL
D破壊に繋がる大サージ周波数やアース電位差電流をL
Dバーに流さない手段を備え、一層LDモジュールの静
電耐圧を向上する。
【0034】
【発明の実施の形態】(1)発明の概要 本発明のレーザ加熱装置は、レーザダイオード(以下、
LDと表す)冷却用の冷却水を循環させる管を、内圧よ
りも高い圧力の環境下に置く。これにより、シールの劣
化等により管から冷却水が漏れ出てくるのを防止する。
【0035】また、LD近傍の管内の圧力を均一に調節
する機構を設ける。これにより、汚れなどで管が詰まり
内圧が高くなって管が破裂するのを防止する。
【0036】また、管内の圧力低下を検出するセンサを
設け、内圧が低下した場合には、LDの発光を停止させ
る機構を採用する。これにより、管の破裂やシールの不
良によるLDの破壊を防止する。
【0037】また、冷却水を貯蔵するタンクに真空ポン
プを備え、常時タンク内を真空状態に置く。これによ
り、LDの熱により冷却水が沸騰して内圧が急上昇し、
管が破裂したりシールから漏水するのを防止して気化冷
却を可能にし、更には、バクテリアや水苔の繁殖を抑
え、管内の汚れによる不具合を防止する。また、冷却水
の殺菌灯を備え、イオン交換樹脂を使用する浄水器を備
えることで、バクテリアや水苔の繁殖をより効果的に抑
制する。
【0038】また、冷却水の導電率に基づいて純度を検
出する純度センサを備え、冷却水の導電率が所定レベル
以上になった場合に、純度が低下したと判断してLDの
発光を停止する機構を備える。これにより、純度が低下
して導電率の上がった冷却水を介してアース電流がLD
に直接印加され、LDが損傷を受けることを防止する。
【0039】また、タンク内の水位が所定のレベル以下
になった場合にLDの発光及び冷却水を循環させるポン
プを停止させる機構を備える。これにより、管の破裂や
シール部分からの漏水によって冷却水の量が減少した場
合のポンプの空運転や、冷却水の不足によるLDのオー
バーヒートを防止する。
【0040】また、LDの発光端面、LDより射出され
たレーザ光の通過する光学系をヘリウムなどの熱交換率
の高い気体が充填された雰囲気中に置くと共に、当該気
体を循環及び冷却する機構を備える。これにより、上記
LD発光端面、及び、LDより射出されたレーザ光が通
過する光学系を効果的に冷却する。
【0041】また、LDのレーザ光の射出端面近傍に温
度センサを設け、検出される温度が所定値を超えた場合
には、LDの発光を停止する構成を採用する。これによ
り、LDの焼付きを防止する。
【0042】また、LDより射出されたレーザ光が最初
に通過するレンズの凸面をLD側に向ける。これによ
り、レンズ面からの反射光がLDに再入射して該LDが
損傷を受けることを防止する。
【0043】以下、添付の図面を用いて上記特徴を具備
する高出力のレーザ加熱装置について説明する。
【0044】(2)実施の形態 (2-1)全体構成 図1は、実施の形態に係る高出力レーザ加熱装置1の全
体構成を示す図である。レーザ加熱装置1は、LDヘッ
ド2と、当該LDヘッド2に電力を供給する電源3より
成る。LDヘッド2より射出されるレーザ光4は、所定
の位置に配されている被加熱物5上で合焦し、当該被加
熱物5を加熱する。また、LDヘッド2は、外部にLD
冷却用の冷却水を所定の温度にまで冷却する冷蔵室3
3、及び、冷蔵室33において冷却された後にLDヘッ
ド2に給水する給水装置30を備える。
【0045】図2の(a)は、LDヘッド2及び電源3
内の構成を示す横断面図であり、(b)は、LDヘッド
2を上から見た図である。まず、LDヘッド2及び電源
3の備える端子について説明する。LDヘッド2は、L
Dモジュール10への給電端子20a、接地端子20
b、温度センサ18に接続される端子21を備える。電
源3は、給電端子50a、接地端子50b、及び、各セ
ンサからの給電停止信号入力端子50c,50dを備え
る。
【0046】LDヘッド2の給電端子20aは、電源3
の給電端子50aに接続される。LDヘッド2の接地端
子20bは、電源3の接地端子50bに接続される。電
源3の給電停止信号入力端子50cは、LDヘッド2の
端子21に接続され、残りの給電停止信号入力端子50
dは、給水装置30の給電停止信号の出力端子35に接
続されている。
【0047】以下、LDヘッド2の内部構成について説
明する。LDヘッド2は、LDモジュール10、当該L
Dモジュール10より発光されるレーザ光を視準化する
第1光学系11、視準化されたレーザ光を集光する第2
光学系12、LDモジュール10内のLD本体を冷却す
る水冷式のLD冷却機構13、並びに、LDモジュール
10の備えるLDの発光端面、第1光学系11、及び、
第2光学系12を冷却する空冷式の冷却機構14を備え
る。
【0048】(2-2)水冷式の冷却機構 LDモジュール10は、4段に積層されたLD15a,
15b,15c,15dを備える。LD15a〜15d
の各々は、1cm×2μmの発光面を有し、波長805nm
のレーザ光を定格80Wで出力する。各LDの周りに
は、冷却水を循環させる細かな管(マイクロチャンネ
ル)16が設けられている。各LD15a〜15dは、
レーザ光の波長吸収性が10%以下の絶縁性の鏡面物質
で挟持されている。これによりレーザの発光効率が向上
する。
【0049】水冷式の冷却機構13は、上記細かな管1
6、当該LDモジュール10への給水管31及び排水管
32、給水管31へ冷却水を所定の吐出圧で給水する給
水装置30、並びに、冷蔵室35により形成される。
【0050】LDモジュール10の冷却系統の金属部の
全ては、LD取り付けベースからネジに至るまで、全て
非金属の絶縁物を介在させることによりアースから絶縁
しておく。
【0051】LD15a〜15dの共通する電源端子1
0a及び接地端子10dは、それぞれ給電端子20a及
び接地端子20bに接続されている。LDモジュール1
0の注水口10b,排水口10cは、それぞれLDヘッ
ド2の外部に設けられている給水装置30から伸びる給
水管31,排水管32に接続されている。管31,32
がLDヘッド2の筐体を貫通する箇所は、気密封止され
ている。冷蔵室33は、給水装置30に戻ってきた冷却
水を5℃まで冷却し、冷却後の冷却水を給水装置30に
戻す。給水装置30は、冷蔵室33において5℃に冷や
された冷却水を、絶対圧力3気圧の吐出圧で給水管31
に吐出する。これにより、LDモジュール10内の管1
6に冷却水が循環してLD15a,15b,15c,1
5dの冷却が行われる。
【0052】なお、冷蔵室33は、冷却効率の最適化、
及び、冷却水内でのバクテリアの発生防止のため、冷却
水を15℃以下、好ましくは氷点近傍の温度にまで冷却
することが好ましい。管16,31,32の表面に結露
が生じるのを防止するため、冷却水の温度は氷点よりも
高い温度にする。
【0053】なお、後の空冷式の冷却機構の欄で説明す
るように、LDヘッド2内には大気圧以上の圧力で冷却
用のガスが充填されており、管16,31,32の表面
に結露が生じるのが防止されている。この場合、冷却水
に絶縁性の不凍液を混入して水温を摂氏0℃以下に冷却
してもよい。これにより、LDの一層効果的な冷却が可
能となる。
【0054】なお、後の給水装置の欄で説明するよう
に、給水装置30は、冷却水を貯蔵するタンクと当該タ
ンク内を常時真空状態に保つ真空ポンプを備える。これ
により、急激な管内圧力の増加による破裂を防止しつつ
気化冷却を行うことが可能となり、LDの一層効果的な
冷却を行うことができる。
【0055】アースされているLDヘッド2の筐体と、
LDモジュール10の接地端子の間には、0.1〜1μ
Fのコンデンサ55が配設されている。これにより、静
電気や空気中の電磁波ノイズを筐体側のアースに逃がす
と共に、給水装置30や電源3からのサージ周波数やア
ース電位差電流がLDモジュール10内の各LD15a
〜15dに流れることを防止する。
【0056】(2-3)空冷式の冷却機構 空冷式の冷却機構14は、上記冷却水の流れる給水管3
1を利用する吸熱部17、及び、LDヘッド2内に気密
封止されるヘリウムガスを循環させるファン19により
構成される。
【0057】LDヘッド2は、気密封止されており、内
部には冷却用の気体として、4N型99.99%以上の
熱伝導性の良い高純度ヘリウムガスが、給水管31内の
圧力よりも高めの絶対圧力で充填されている。このよう
に、LDヘッド2内の絶対圧力を給水管31よりも高め
に設定することで、給水管31のシールが劣化した場合
の冷却水の漏洩を抑止することができる。
【0058】冷水の流れる給水管31には、多数の吸熱
板(アルミ冷却フィン)で構成される吸熱部17が接合
されている。吸熱部17は、LDヘッド2内に充填され
ているヘリウムガスの冷却を行う。また、第1光学系1
1及び第2光学系12は、LDモジュール10の在る空
間と第2光学系12の在る空間とを繋ぐ通気路9a,9
b,9c,9dを備える。上記ファン19を駆動するこ
とにより、ヘリウムガスが図1(b)に矢印で示すよう
にLDヘッド2内を循環し、LDモジュール10のレー
ザ光射出面、第1光学系11の両面、及び、第2光学系
12のレーザ光の射出面の冷却を行う。
【0059】LDヘッド2内に充填されるヘリウムガス
は、不活性ガスでありLDの酸化を防止すると共に、比
熱が1.25であり比熱が0.24の空気の5.2倍以
上も熱交換率が良く、更に、LDヘッド2内は加圧され
ているため、良好な冷却能力を発揮することができる。
なお、ヘリウムガスの充填圧力を上昇することにより、
冷却能力を更に向上することができると共に、配管1
6,31,32の表面に結露することを防止することが
できる。
【0060】なお、LDモジュール10のLD15d近
傍には、所定の温度を越えた場合に時定数0.1秒以下
で高速に給電停止信号を出力する温度センサ18が設け
られている。温度センサ18の出力端子は、LDヘッド
2の端子21に接続されている。
【0061】また、給水装置30は、内蔵する各種のセ
ンサから得られる冷却水の純度や導電率、水量、水圧に
ついての情報に基づいて端子35から給電停止信号を出
力する。なお、給水装置30の構成については後に詳し
く説明する。
【0062】(2-4)レーザ光の再入射防止機構 以下、光学系からの反射光がLDモジュール10のLD
に再入射するのを防止するための機構について説明す
る。第1光学系11は、LDモジュール10が備える4
つのLDより射出されるレーザ光を、各々視準化するH
カットの円柱レンズ11a,11b,11c,11dよ
り構成される。第2光学系12は、2枚の集光レンズ1
2a,12bで構成される。集光レンズ12aは、図1
の(a)に示す側面図において、第1光学系11側に曲
率の大きな凸面を有するかまぼこ状の円柱レンズであ
る。また、集光レンズ12bは、図1の(b)に示す上
面図において、第1光学系11側に曲率の大きな凸面を
有するかまぼこ状の円柱レンズである。集光レンズ12
a,12bの何れも凸面を第1光学系11に向けること
で、第1光学系11への反射光を発散させ、反射された
レーザ光が第1光学系11を介してLD15a,15
b,15c,15dに再入射するのを防止する。
【0063】なお、第1光学系11及び第2光学系12
を構成するレンズには、波長850nmで反射損失0.5%
以下の狭帯域ARコート、または、反射損失0.7以下
の広帯域多層ARコートを施す。
【0064】図3は、LDモジュール10のLD15a
〜15d、第1光学系の円柱レンズ11a〜11d、及
び、集光レンズ12aを拡大して示す図である。図中の
矢印は、LD15a〜15dより射出されたレーザ光の
内、集光レンズ12aの凸面で反射されたレーザ光を示
す。図示するように、集光レンズ12aの凸面でレーザ
光は軸αから離れる方向(発散方向)に反射される。こ
れにより、反射されたレーザ光が第1光学系11を介し
てLD15a〜15dに再入射することを効果的に防止
することができる。第1光学系を通過して図示しない第
2光学系に入射するレーザ光についても同様である。
【0065】なお、LDモジュール10に積み重ねた状
態で備えるLDの数は偶数であるほうが好ましい。これ
は、LDの数が奇数の場合、軸α上に真ん中のLDが設
けられることになり、当該軸α上に位置するLDからの
レーザ光が集光レンズ12aで発散されることなく、そ
のまま当該LDに再入射してしまうからである。但し、
軸α上にLDを設けない構成であれば、LDモジュール
10に奇数個のLDを備えても良い。
【0066】(2-5)電源 再び図2を参照する。電源3の電源端子50a及び接地
端子50bは、LDヘッド2の電源端子20a及び接地
端子20bに接続されている。端子50cは、LDヘッ
ド2の端子21に接続される。端子50dは、給水装置
30の端子35に接続されている。
【0067】電源3は、コンセント60を介して供給さ
れる交流電圧を直流電圧に変換して出力するAC/DC
コンバータ51、及び、温度センサ18又は給水装置3
0からの給電停止信号に応じてLDヘッド2への電流の
供給を停止する保護回路52で構成される。保護回路5
2は、トランジスタスイッチ53及び制御回路54で構
成される。トランジスタスイッチ53のソース電極は、
端子50aに接続され、ドレイン電極は、AC/DCコ
ンバータ51の電流出力端子に接続されている。端子5
0bは、保護回路52を通過し、そのままAC/DCコ
ンバータ51の接地端子に接続される。制御回路54
は、端子50c,50dが接続される。制御回路54
は、温度センサ18からの給電停止信号、及び、給水装
置30からの給電停止信号に応じてトランジスタスイッ
チ53のゲート電極に制御信号を出力し、トランジスタ
スイッチ53をオフに切り換える。なお、AC/DCコ
ンバータ51及び保護回路52は、非金属の絶縁シート
等により電源3の筐体から完全に絶縁されており、アー
ス電流が回路内に迷走するのを防止している。
【0068】(2-6)給水装置 図4は、給水装置30の詳細な構成を示す図である。図
中、配管を太線で表し、当該配管を表す太線の側部に冷
却水の流れる向きを短い矢印で表す。また、各センサ
(73,78,81,90)からの信号の流れを細線で
表す。冷却水貯蔵タンク70は、立方型の形状を有す
る。タンク70の底面に設けられている給水口71に接
続される管31は、途中、高出力ポンプ72、流水圧力
計73を介して、給水装置30の外部に至り、最終的に
LDヘッド2内のLDモジュール10の注水口10bに
接続される。給水口71からの冷却水は、高出力ポンプ
72により管内の絶対圧力が3気圧以上になる勢いで出
力される。流水圧力計73は、流水の圧力が所定の範囲
から外れた場合に電源3に給電停止信号を出力する。こ
れにより、詰まりの発生による管内圧力の上昇や、破裂
やシールの劣化による管内圧力の低下に対応してレーザ
出力を停止してLDモジュールが壊れるのを防ぐことが
できる。
【0069】管31から伸びる枝管74は、途中、流量
調節弁75、及び、浄水器76を介してタンク70側部
に設けられた注水口77に接続されている。レーザ加熱
装置1の操作者は、流水圧力計73の出力に基づいて、
流量調節弁75を調整して管内の圧力を所望の値に設定
することができる。上記流量調節弁75を設けることに
より、ポンプ72の排出口に接続するLDモジュールの
増設時における給水管31内の圧力調節が容易になる。
【0070】なお、流水圧力計73の測定値に基づい
て、管内の圧力が所望の値となるように上記流量調節弁
75を開閉する自動制御装置を採用しても良い。当該構
成を採用することで、誤って配管が折り曲げられた際に
生じる水撃や過圧の緩衝器として流量調節弁75を機能
させることができる。
【0071】枝管74に流れ込んだ冷却水は、浄水器7
6を通過する。浄水器76は、殺菌灯付きのイオン交換
樹脂である。浄水器76を通過する冷却水は、イオン交
換樹脂により不純物が取り払われ純水に精製され、殺菌
灯により殺菌される。浄水器76から排水された冷却水
は、注水口77よりタンク70内に戻される。
【0072】給水管31の高出力ポンプ72の下流側に
は温度センサ78が設けられている。温度センサ78
は、冷却水の温度が所定値よりも高温になった場合に電
源3に給電停止信号を出力する。これにより、LDモジ
ュール10のオーバーヒートを防止する。
【0073】タンク70の低部近傍の側面には、純度及
び水位センサ90が設けられている。純度及び水位セン
サ90は、タンク70内の水位が配置位置よりも低くな
った場合に電源3に給電停止信号を出力する。これによ
り、配管工事時の水漏れや、配管追加による水位低下に
伴うポンプ72の空運転、及び、冷却機能の低下に伴う
LDの焼付きを防止する。また、純度及び水位センサ9
0は、冷却水の導電率を純度として測定し、導電率が一
定レベルを超えた場合、電源3に給電停止信号を出力す
る。冷却水が汚れたと判断し、冷却水を介してアース電
流がLDモジュール10に流れるのを防止する。なお、
個別の純度センサ及び水位センサを用いても良い。
【0074】LDヘッド2内のLDモジュール10内を
循環した冷却水は、LDモジュール10の排水口10c
より排水管32に排水される。当該排水管32は、タン
ク70の側部に設けられている注水口80に接続されて
おり、当該注水口80よりタンク70に戻される。排水
管32は、途中に戻り流量計81を備える。戻り流量計
81は、LDモジュールからの戻り流量が所定レベル以
下に減少した場合に、LDモジュール10内の配管に何
らかのトラブルが生じたと判断して電源3に給電停止信
号を出力する。これにより、冷却水の漏洩によるLDモ
ジュール10の破壊を防止することができる。
【0075】なお、電源3にも冷却水循環用配管を備え
る事が好ましい。この場合、上記管31より分岐し、上
記冷却水循環用配管に接続される管100、当該管10
0に流れ込んだ冷却水を比較的低出力で出力する低出力
ポンプ101、上記電源3内の冷却水循環用配管より排
出される冷却水をタンク70に戻すための管102を設
ける。図中、管100及び102は、太点線で表す。
【0076】タンク70の底面には、給水口71の他
に、もう一つの給水口81を備える。給水口81に接続
される管82は、冷蔵室33の注水口33aに接続され
る。冷蔵室33は、注水口33aを介して入力される冷
却水の温度を強制的に5℃以下に冷却し、冷却後の冷却
水を給水口33bより吐出する。給水口33bに接続さ
れる管83は、タンク70の注水口84に接続されてい
る。冷蔵室33において冷却された冷却水は、当該注水
口83よりタンク70に戻される。
【0077】なお、冷蔵室33が冷却水の温度制御に用
いる温度センサ(図示せず)は、タンク70の給水口8
1近傍よりも注水口33a、又は、給水口33bの近傍
に配設することが好ましい。これにより、より安定した
冷却水の温度管理を実現することができる。
【0078】タンク70の上蓋には、逆流防止弁91を
備える真空ポンプ92が設けられている。当該真空ポン
プを常時駆動しておくことにより、冷却水が沸騰して気
化した場合や、冷却水の純度が低下して導電率が上昇し
たことにより起こる電気分解によりガスが発生した場合
でも管内の圧力が急激に上昇することを防止することが
できる。また、タンク70内を真空状態に保つことによ
り、冷却水内にバクテリアや水こけが発生するのを抑制
することができる。
【0079】図5は、冷却水を貯蔵する立方型のタンク
70を上から見た図である。注水口80及び84は、辺
の中心より一方の角(図面では上部角)に寄った位置に
設ける。これにより、タンク70内の冷却水は、渦巻状
に攪拌され、むらの少ない安定した温度になる。また、
排水口71,81を渦巻の中心付近に設けることで、冷
却水の吐出圧を高めることができる。なお、タンクは、
円柱形状であっても良い。
【0080】
【発明の効果】本発明の第1のレーザ加熱装置は、LD
ヘッド内にLDモジュールの冷却用のガスを大気圧以上
の圧力で充填することによりLDモジュール内で結露が
生じるのを防止し、LDが濡れて壊れるのを防止するこ
とができる。
【0081】本発明の第2のレーザ加熱装置は、上記第
1のレーザ加熱装置において、LDヘッド内のガスの充
填圧をLDモジュールの配管の内圧よりも高めに設定す
ることで、前記配管に亀裂が入った場合やシール部分が
劣化した場合に冷却水が漏水しLDに損傷を与えること
を防止することができる。
【0082】本発明の第3のレーザ加熱装置は、上記何
れかのレーザ加熱装置において、上記真空ポンプによ
り、給水装置の備えるタンク内を常に真空状態に保つこ
とで、冷却水が沸騰して気化した場合などに内圧が急上
昇し、配管が壊れるのを防止することができる。また、
気化冷却を可能とし、効率よくLDを冷却することがで
きる。
【0083】本発明の第4のレーザ加熱装置は、上記第
3のレーザ加熱装置において、タンクへの注水口を所定
の方向に向けることで、タンク内に渦巻を生じさせ、こ
れにより冷却水の攪拌を行い、均一な温度の冷却水を低
部に設ける給水口より適切な吐出圧により給水を行うこ
とが可能になる。
【0084】本発明の第5のレーザ加熱装置は、上記何
れかのレーザ加熱装置において、給水装置内に備える給
水異常検出手段が給水異常を検出した場合に電源に給電
停止信号を出力し、レーザ出力を迅速に停止することが
できる。なお、この場合であっても給水装置は駆動し続
け、LDモジュールの冷却が行われる。これにより給水
の異常発生時にLDを効果的に保護することができる。
【0085】本発明の第6のレーザ加熱装置は、上記第
5のレーザ加熱装置において、給水異常検出センサとし
て冷却水の吐出圧の異常に応じてLDモジュールへの給
電を停止する。これにより給水の異常発生時にLDを効
果的に保護することができる。
【0086】本発明の第7のレーザ加熱装置は、上記第
5又は第6のレーザ加熱装置において、給水異常検出セ
ンサとして、水温の異常に応じてLDモジュールへの給
電を停止する。これにより給水の異常発生時にLDを効
果的に保護することができる。
【0087】本発明の第8のレーザ加熱装置は、上記第
5乃至第7の何れかのレーザ加熱装置において、給水異
常検出センサとして、LDモジュールから戻ってくる水
量の異常に応じてLDモジュールへの給電を停止する。
これにより給水の異常発生時にLDを効果的に保護する
ことができる。
【0088】本発明の第9のレーザ加熱装置は、上記第
5乃至第8の何れかに記載のレーザ加熱装置において、
給水異常検出センサとして、冷却水の導電率が所定値以
上になった場合には、冷却水を介してLDモジュールの
LDにアース電流が流れ込むのを防止するため、LDモ
ジュールへの給電を停止する。これにより給水の異常発
生時にLDを効果的に保護することができる。
【0089】本発明の第10のレーザ加熱装置は、上記
第5乃至第9の何れかに記載のレーザ加熱装置におい
て、給水異常検出センサとして、タンク内の水位が規定
の位置以下になった場合に、配管から漏水していると判
断してLDモジュールへの給電を停止する。これによ
り、給水異常の発生時にLDを効果的に保護することが
できる。
【0090】本発明の第11のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、LDモジュールの備
える温度センサにより、LDのレーザ射出面近傍の温度
が所定値よりも高温になった場合に、LDのオーバーヒ
ートであると判断して給電を停止する。これにより、L
Dがオーバーヒートして壊れることを防止することがで
きる。
【0091】本発明の第12のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、光学系として、LD
モジュール側に凸状のレンズをもちいることで、LDモ
ジュールより射出されたレーザ光の光学系からの反射光
がLDに再入射するのを抑制することができる。これに
より、光学系からの反射光が再入射してLDが壊れるの
を防止することができる。
【0092】本発明の第13のレーザ加熱装置は、上記
第12のレーザ加熱装置において、光学系のLDモジュ
ール側のレンズの曲率、及び、LDモジュールのレーザ
射出面からの距離を、LDモジュールへの戻り光がLD
に再入射しない値に設定することで、光学系からの反射
光によりLDモジュールのLDが壊れるのを効果的に防
止することができる。
【0093】本発明の第14のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、LDモジュールの備
える各LDを、レーザ光の波長吸収性が10%以下の絶
縁性の鏡面物質で挟持することで、レーザの発光効率を
向上することができる。
【0094】本発明の第15のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、冷蔵室の温度制御用
の温度センサを冷却水の注水口又は給水口の近傍に設け
ることで、より正確な温度制御を行うことができる。
【0095】本発明の第16のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、冷却水の温度を15
℃以下に設定することで、LDモジュールの冷却効率と
寿命の改善と、バクテリアの発生の抑制を行うことがで
きる。
【0096】本発明の第17のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、冷却水に絶縁性の不
凍液を混入することで、0℃以下に冷却し、LDモジュ
ールの冷却効率と寿命の更なる改善を行うと共に、バク
テリアの発生を完全に防止することができる。バクテリ
アの発生を無くすことで、バクテリアにより管が詰まり
内圧が上昇して破裂したりシール部から漏水するのを防
止することができる。これによりLDが濡れて壊れるの
を防止することができる。
【0097】本発明の第18のレーザ加熱装置は、浄水
器により冷却水の純度低下を防止してアース電流がLD
モジュールのLDに流れ込むのを防ぎ、LDが破壊され
るのを防止することができる。
【0098】本発明の第19のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、殺菌灯により冷却水
の殺菌を行うことで、バクテリアや細菌の繁殖を防ぎ、
これらにより配管が詰まることを防止する。これによ
り、配管内の圧力の増加による破裂やシール部からの漏
水を防止し、LDに水分が付着して壊れるのを防止する
ことができる。
【0099】本発明の第20のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、LDモジュールの金
属部分全てをアースから絶縁する手段を備えることによ
り、万一のアース電流のLDモジュールへの回り込みに
よる静電破壊を防止することができる。
【0100】本発明の第21のレーザ加熱装置は、上記
何れかのレーザ加熱装置において、LDモジュールの負
極端子とアースされたLDヘッドの間に0.1〜1.0
μFのコンデンサを設け、静電気や空気中の電磁波ノイ
ズを常時アースに逃がす一方、給水装置や電源からのL
D破壊に繋がる大サージ周波数やアース電位差電流をL
Dバーに流さない手段を備えることで、一層LDモジュ
ールの静電耐圧を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るレーザ加熱装置の全体構
成図である。
【図2】 レーザ加熱装置のLDヘッド及び電源部の内
部構成を示す図である。
【図3】 LDモジュールより射出されたレーザ光の
内、第1光学系において反射されたレーザ光の進路を示
す図である。
【図4】 給水装置の構成を示す図である。
【図5】 冷却水を貯蔵する立方型のタンクを上から見
た図である。
【図6】 従来のレーザ加熱装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザ加熱装置、2 LDヘッド、3 電源、5
被加熱物、10 LDモジュール、10b,33a,7
7,80,84 注水口、10c 排水口、11 第1
光学系、12 第2光学系、13 水冷式のLD冷却機
構、14 空冷式のLD冷却機構、15a〜15d L
D、30 給水装置、31 給水管、32 排水管、3
3 冷蔵室、33b,71,81 給水口、60 コン
セント、70 タンク、78 温度センサ、80 流水
計、90 水位センサ、92 真空ポンプ。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上のレーザダイオードから成り、各
    レーザダイオードを冷却するように冷却水を循環させる
    配管を備えるレーザダイオードモジュールと、 レーザダイオードモジュールより射出されるレーザ光を
    合焦させる光学系と、 上記冷却水を冷却する冷蔵室と、 上記冷蔵室において冷却した冷却水を上記レーザダイオ
    ードモジュールの備える配管に供給すると共に、レーザ
    ダイオードモジュールの配管から戻ってくる冷却水を上
    記冷蔵室に戻して再び冷却させる給水装置と、 少なくとも上記レーザダイオードモジュール及び光学系
    を内蔵し、内蔵するレーザダイオードモジュールのレー
    ザ射出面及び光学系を冷却するためのガスを大気圧以上
    の圧力で気密封止したレーザダイオードヘッドと、 上記冷却用のガスを冷却する吸熱部と、 上記吸熱部において冷却されたガスをレーザダイオード
    ヘッドの内部で循環させるファンとを備えることを特徴
    とするレーザ加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザ加熱装置におい
    て、 レーザダイオードヘッド内の冷却用のガスの充填圧を、
    上記レーザダイオードモジュールの配管の内圧よりも高
    く設定したことを特徴とするレーザ加熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のレーザ加
    熱装置において、 給水装置は、冷却水を貯蔵するタンクと、タンク内を常
    時真空状態に保つ真空ポンプとを備えることを特徴とす
    るレーザ加熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のレーザ加熱装置におい
    て、 給水装置は、レーザダイオードモジュールから戻ってく
    る冷却水及び冷蔵室から供給される冷却水の注水口を、
    タンク内において渦巻が生じる方向に向けて設け、レー
    ザダイオードモジュール及び冷蔵室への給水口を上記タ
    ンク底面の中心近傍に設けることを特徴とするレーザ加
    熱装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    レーザ加熱装置において、 給水装置は給水異常の発生時に上記電源に給電停止信号
    を出力する給水異常検出センサを備え、 上記電源は、給水異常検出センサからの給電停止信号に
    応じてレーザダイオードモジュールへの給電を停止する
    保護回路を備えることを特徴とするレーザ加熱装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のレーザ加熱装置におい
    て、 給水装置は、給水異常検出センサとして、冷却水の吐出
    圧が所定値を超えた場合に上記電源に給電停止信号を出
    力する流水圧力計を備えることを特徴とするレーザ加熱
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載のレーザ加
    熱装置において、 給水装置は、給水異常検出センサとして、冷却水の温度
    が所定値を超えた場合に上記電源に給電停止信号を出力
    する温度センサを備えることを特徴とするレーザ加熱装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7の何れかに記載の
    レーザ加熱装置において、 給水装置は、給水異常検出センサとして、レーザダイオ
    ードモジュールから戻ってくる冷却水量が所定値以下の
    場合に上記電源に給電停止信号を出力する戻り流量計を
    備えることを特徴とするレーザ加熱装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至請求項8の何れかに記載の
    レーザ加熱装置において、 給水装置は、給水異常検出センサとして、冷却水の導電
    率が所定値以上になった場合に冷却水の純度が低下した
    と判断して上記電源に給電停止信号を出力する純度セン
    サを備えることを特徴とするレーザ加熱装置。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至請求項9の何れかに記載
    のレーザ加熱装置において、 給水装置は、冷却水を貯蔵するタンクを備え、給水異常
    検出センサとして、上記タンク内の冷却水量が所定値以
    下になった場合に上記電源に給電停止信号を出力する水
    位センサを備えることを特徴とするレーザ加熱装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 レーザダイオードモジュールは、内蔵するレーザダイオ
    ードのレーザ射出面近傍の温度が所定値以上になった場
    合に上記電源に給電停止信号を出力する温度センサを備
    え、 上記電源は、レーザダイオードモジュールからの給電停
    止信号に応じてレーザダイオードモジュールへの給電を
    停止する保護回路を備えることを特徴とするレーザ加熱
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 光学系は、レーザダイオードモジュール側に凸状の面を
    有するレンズで構成されることを特徴とするレーザ加熱
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のレーザ加熱装置に
    おいて、 光学系のレーザダイオードモジュール側のレンズの曲
    率、及び、レーザダイオードモジュールのレーザ射出面
    からの距離を、レーザダイオードモジュールへの戻り光
    がレーザダイオードに再入射しない値に設定したことを
    特徴とするレーザ加熱装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項13の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 レーザダイオードモジュールの備える各レーザダイオー
    ドは、レーザ光の波長吸収性が10%以下の絶縁性の鏡
    面物質で挟持されていることを特徴とするレーザ加熱装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項14の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 冷蔵室は、冷却水の温度制御に用いる温度センサを冷蔵
    室の注水口近傍又は給水口近傍に備えることを特徴とす
    るレーザ加熱装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項15の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 冷蔵室は、レーザダイオードモジュールの冷却効率と寿
    命の改善と、バクテリアの発生の抑制を目的として冷却
    水を15℃以下に冷却することを特徴とするレーザ加熱
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のレーザ加熱装置に
    おいて、 レーザダイオードモジュールの水冷効率と寿命の更なる
    改善と、バクテリアの発生を完全に無くすことを目的と
    して、冷却水に絶縁性の不凍液を混合して、レーザダイ
    オードモジュール部の冷却水温度を0℃以下に冷却する
    ことを特徴とするレーザ加熱装置。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項17の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 給水装置は、冷却水の浄化及び殺菌を行う浄水器を備え
    ることを特徴とするレーザ加熱装置。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至請求項18の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 給水装置は、レーザダイオードモジュールへ吐出する冷
    却水の圧力を調節する制御弁を備えることを特徴とする
    レーザ加熱装置。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至請求項19の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 レーザダイオードモジュールの金属部分全てをアースか
    ら絶縁する手段を備えたことを特徴とするレーザ加熱装
    置。
  21. 【請求項21】 請求項1乃至請求項20の何れかに記
    載のレーザ加熱装置において、 レーザダイオードモジュールの負極端子とアースされた
    レーザダイオードヘッドの間に0.1〜1.0μFのコ
    ンデンサを設けたことを特徴とするレーザ加熱装置。
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