JP2001356796A - サービス予約システムおよびサービスを予約する情報端末 - Google Patents

サービス予約システムおよびサービスを予約する情報端末

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JP2001356796A
JP2001356796A JP2000175044A JP2000175044A JP2001356796A JP 2001356796 A JP2001356796 A JP 2001356796A JP 2000175044 A JP2000175044 A JP 2000175044A JP 2000175044 A JP2000175044 A JP 2000175044A JP 2001356796 A JP2001356796 A JP 2001356796A
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JP2000175044A
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Katsushi Asami
克志 浅見
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ATR ONSEI GENGO TSUSHIN KENKYU
ATR Spoken Language Translation Research Laboratories
Original Assignee
ATR ONSEI GENGO TSUSHIN KENKYU
ATR Spoken Language Translation Research Laboratories
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サーバ10は携帯電話機30から送信要求を
受け、送信要求に対応する対話仕様データを携帯電話機
30に送信する。携帯電話機30が備える音声処理エン
ジンは対話仕様データに基づいて音声を合成してスピー
カ46からガイド音声を出力する。ユーザはガイド音声
に従ってサービス予約のための入力をマイク40に行
う。音声処理エンジンは対話仕様データに基づいてユー
ザの音声を認識し、認識結果から予約に必要なデータを
抽出し予約情報データを形成する。予約情報データは携
帯電話機30からサービスの提供者であるサーバ90に
送信される。 【効果】 さまざまな種類のサービス予約を行うととも
に、装置の維持および通信などにかかるコストを低減で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定の情報伝達手段
によって情報の伝達が可能となった少なくとも一つの情
報端末から所定のサービスを受注するもしくは情報端末
にサービスの発注を行わせるサービス予約システム、お
よびサービスを発注する情報端末に関し、特にたとえ
ば、情報端末における音声認識によってサービスの発注
を行う、サービス予約システムおよびサービスを発注す
る情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サービスの提供者が複数のオペレ
ータを配置し、電話回線を利用してカスタマからのサー
ビス予約・受注を行うことが知られている。さらに、複
数のオペレータを配置する代りに音声処理機能を備える
サーバコンピュータによって、同様にサービス予約・受
注を行うことも可能である。
【0003】コンピュータによる音声機能処理に関して
は、これを実現する装置を小型化して携帯情報機器に搭
載することも可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サービス提供
者がオペレータを配置してカスタマからのサービス予約
・受注を音声によって行う場合には、多数のカスタマか
ら同時にサービス予約・受注を受け付けるために多くの
オペレータを設置する必要があり、人的コストが高くな
るという問題がある。
【0005】また、音声処理機能を持つサーバコンピュ
ータを利用する場合にも、多数のカスタマから同時にサ
ービス予約・受注を受け付けようとすれば相当数のサー
バ装置が必要となり、保守管理に必要な専門的技術や管
理コストを考慮すると、容易には導入できない。
【0006】通信方式面においても、電話回線によって
音声通信を利用する場合には多数の回線の確保およびそ
の回線の占有のためにコストが高くなる。通信手段にか
かるコストを低減するためにインターネットを利用する
ことが考えられるが、インターネットはパケット交換方
式であるためにリアルタイム音声通信の品質が保証され
ない。従って、特に音声処理機能を持つサーバコンピュ
ータを用いたサービス予約・受注にインターネットを利
用することは困難である。
【0007】また、たとえば携帯電話機やPDA(Pers
onal Data Assistants)などの携帯情報機器をカスタマ
側の装置とし、この携帯情報機器に搭載されている音声
処理機能を利用してサービス予約・受注を行う場合は、
特に携帯情報機器が備える記憶媒体の容量の関係により
音声処理機能の高度化が困難であり、その携帯情報機器
の操作に特化した機能とならざるを得ない。したがっ
て、さまざまなサービスの予約・受注に利用することは
困難である。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、設
備,通信および人的なコストを低減しつつ、かつ音声処
理機能による制限がなくさまざまなサービスを予約・受
注できるサービス予約システムおよびサービスを予約す
る情報端末を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この第1の発明は、所定
の情報伝達手段によって情報の伝達が可能となった少な
くとも一つの情報端末から所定のサービスを受注するサ
ービス予約システムであって、情報端末の音声処理エン
ジンを制御する対話仕様データを記録する対話仕様デー
タベース、送信要求に基づいて対話仕様データを端末に
送信する対話仕様データ送信手段、および音声処理エン
ジンによって生成された前記予約情報を情報端末から受
信する予約情報受信手段を備えることを特徴とする、サ
ービス予約システムである。
【0010】この第2の発明は、所定の情報伝達手段に
よって情報の伝達が可能となった少なくとも一つの情報
端末に対して所定のサービスを発注させるサービス予約
システムであって、情報端末の音声処理エンジンを制御
する対話仕様データをサービス別に複数記録する対話仕
様データベース、および対話仕様データを情報端末に送
信する対話仕様データ送信手段を備えることを特徴とす
る、サービス予約システムである。
【0011】この第3の発明は、所定の通信網で接続さ
れた第1サーバに予約情報を送信して所望のサービスを
発注する情報端末であって、音声処理によって予約情報
を生成する音声処理エンジン、所望のサービスに対応す
る予約情報を生成するように音声処理エンジンを制御す
る対話仕様データの送信要求を第2サーバに送信する送
信要求手段、第2サーバから対話仕様データを受信する
対話仕様データ受信手段、および予約情報を第1サーバ
に送信する予約情報送信手段を備えることを特徴とす
る、情報端末である。
【0012】この第4の発明は、所定の情報伝達手段に
よって情報の伝達が可能となった第1サーバに、予約情
報を送信して所望のサービスを発注する情報端末であっ
て、音声処理によって予約情報を生成する音声処理エン
ジン、所定のサービスに対応する予約情報を生成するよ
うに音声処理エンジンを制御する対話仕様データを所定
のサービスに対応する情報を放送する放送信号に同期し
て受信する対話仕様データ受信手段、対話仕様データを
保持するバッファ手段、対話仕様データに含まれる有効
期間情報に従って対話仕様データの有効期間を計測する
時計手段、カスタマの操作を検知する操作検知手段、有
効期間内に操作手段によって操作が検知されると音声処
理エンジンを能動化する能動化手段、有効期間内に操作
手段によって操作が検知されないと音声処理エンジンを
無効化するとともにバッファに保持された対話仕様デー
タを消去する無効化手段、および予約情報を第1サーバ
に送信する予約情報送信手段を備えることを特徴とす
る、情報端末である。
【0013】
【作用】この第1の発明においては、サービス予約シス
テムは、情報端末の音声処理エンジンに所定のサービス
を予約する機能を持たせる対話仕様データを情報端末に
送信する。つまり、サービス予約システムは情報端末が
備える音声処理エンジンを制御する対話仕様データを記
録する対話仕様データベースを備え、対話仕様データ送
信手段は情報端末からの要求などに従って対話仕様デー
タを情報端末に送信する。予約情報受信手段は、情報端
末において対話仕様データに制御された音声処理エンジ
ンが生成した予約情報を受信する。
【0014】なお、対話仕様データは、情報端末が備え
る音声処理エンジンが音声認識する語彙を含む語彙リス
ト,音声処理エンジンが音声合成する発話文を含む発話
文リストならびに音声認識および音声合成の動作を制御
する対話動作データを含む。
【0015】第1の発明の好ましい実施例では、情報端
末から送信される予約情報に基づいて、予約状況更新手
段は予約状況データベースに記録された予約情報に対応
するサービスの予約状況を更新し、リスト更新手段は予
約状況更新手段によって更新された予約状況に基づいて
送信された予約情報に対応する、つまり予約されたサー
ビスを予約するための対話仕様データに含まれる語彙リ
ストもしくは発話文リストの少なくとも一方を更新す
る。
【0016】この第2の発明においては、サービス予約
システムは情報端末が音声処理エンジンを使ってサービ
スを予約するために必要なサービス別の対話仕様データ
を複数保持し、その対話仕様データを情報端末に送信す
る。つまり、対話仕様データベースは対話仕様データを
サービス別に複数記録する。そして対話仕様データ送信
手段は対話仕様データベースに保持されている対話仕様
データを情報端末に送信する。
【0017】第2の発明の好ましい実施例では、送信要
求受信手段は情報端末から所望のサービスを予約するの
に必要な対話仕様データの送信要求を受信し、対話仕様
データ送信手段は送信要求によって指定される対話仕様
データを情報端末に送信する。
【0018】第2の発明の実施例の別の局面では、スケ
ジュールに設定された内容に従って所定の対話仕様デー
タが所定の時間に情報端末に送信される。つまり、スケ
ジュールデータベースには送信する対話仕様データの種
類および送信時間を設定するスケジュールが記録されて
おり、対話仕様データ送信手段は時計手段によって計測
される時間を参照し、その時間に対応するスケジュール
に則って対話仕様データを情報端末に送信する。
【0019】なお、スケジュールは対話仕様データの送
信時間と対話仕様データの対応するサービスとが、所定
の情報を放送する放送信号(テレビジョン信号など)の
放送時間と放送信号が提示する内容(テレビCMなど)
とに対応するように組むとよい。さらに、対話仕様デー
タを所定の情報を放送する放送局などから放送信号とと
もに放送するようにしてもよい。
【0020】第2の発明のその他の好ましい実施例で
は、対話仕様データは情報端末が予約情報を送信する送
信先を示す送信先情報を含むようにするとよい。対話仕
様データは、情報端末が備える音声処理エンジンが音声
認識する語彙を含む語彙リスト,音声処理エンジンが音
声合成する発話文を含む発話文リストならびに音声処理
エンジンによる音声認識および音声合成の動作を制御す
る対話動作データをさらに含むようにするとよい。
【0021】第2の発明のその他の好ましい実施例で
は、予約状況受信手段は情報端末による予約情報の送信
先からサービスの予約状況を示す予約状況情報を受信
し、予約情報更新手段は予約状況情報に基づいて予約状
況データベースに記録されたサービスの予約状況を更新
する。そしてリスト更新手段は予約情報更新手段によっ
て更新された予約状況に基づいて予約情報に対応するサ
ービスの対話仕様データに含まれる語彙リストもしくは
発話文リストの少なくとも一方を更新する。
【0022】この第3の発明においては、所望のサービ
スを予約する予約情報を生成する機能を音声処理エンジ
ンに持たせる対話仕様データを第2サーバから受信し、
音声処理エンジンによって生成した予約情報を第1サー
バに送信することによってサービスを予約する。つま
り、送信要求手段は所望のサービスに対応する対話仕様
データの送信要求を第2サーバに送信し、対話仕様デー
タ受信手段は第2サーバから対話仕様データを受信す
る。そして対話仕様データに従って音声処理エンジンが
生成した予約情報を予約情報送信手段は第1サーバに送
信する。
【0023】この第4の発明においては、送信時間が所
定の情報を放送する放送信号(テレビジョン信号など)
の放送時間に同期し、かつサービス内容が放送内容(テ
レビCM)に対応する対話仕様データを受信して音声処
理エンジンを制御することにより、放送信号によって提
示されるサービスを予約する。つまり、対話仕様データ
送信手段は放送信号の放送時間および放送内容に対応し
た対話仕様データを受信し、バッファ手段は受信した対
話仕様データを保持する。対話仕様データには有効期間
情報が含まれており、時計手段が対話仕様データの有効
期間を計測する。カスタマ(情報端末のユーザ)が操作
手段に対して操作を行うと検知手段はその操作を検知す
る。能動化手段は時計手段が計測する有効期間内に、検
知手段がカスタマによる操作を検知すると音声処理エン
ジンを能動化してバッファ手段に保持されている対話仕
様データに基づいた音声処理を実行させる。そして予約
情報送信手段は音声処理エンジンによって生成された予
約情報を第1サーバに送信する。一方、有効期間内にカ
スタマによる操作を検知手段が検知しないときには、能
動化手段は音声処理エンジンを無効化するとともにバッ
ファ手段に保持されている対話仕様データを消去する。
【0024】なお、第3および第4の発明においては、
カスタマ(情報端末のユーザ)は音声入力手段に音声を
入力し、音声認識エンジンは対話処理エンジンの制御に
従って入力手段に入力された音声の内容を認識する。音
声合成エンジンは対話処理エンジンの制御に従って音声
信号を合成して音声出力手段に出力し、音声出力手段は
合成された音声信号を音声として出力する。
【0025】また、対話仕様データは複数の語彙を含む
語彙リスト,複数の発話文を含む発話文リストおよび対
話動作データを含んでいる。語彙とは入力手段に入力さ
れた音声に含まれるであろう単語,語句などであり、発
話文とはユーザに音声入力を促したり音声入力に対する
応答するための文章である。音声認識エンジンは語彙リ
ストに登録されている語彙に基づいてユーザの音声を認
識し、音声合成エンジンは発話文リストに登録されてい
る発話文の内容を音声信号として合成する。そして、対
話処理エンジンは対話動作データに基づいて音声合成エ
ンジンが合成する発話文の選択を行うなど音声合成エン
ジンおよび音声認識エンジンの動作を制御してユーザと
の対話を成立させる。
【0026】さらに、対話仕様データに予約情報の送信
先を示す送信先情報をさらに含ませ、予約情報送信手段
は送信先情報によって示される送信先に予約情報を送信
するようにするとよい。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、情報端末は予約する
サービスに対応した対話仕様データを外部のサーバから
取得し、音声処理エンジンは対話仕様データに基づいた
音声処理を行ってサービスの予約に必要な予約情報を生
成する。そして、生成した予約情報のみをサーバに送信
するのでオペレータを配置する必要がない。したがっ
て、予約するサービスごとの適切な音声処理を行ってさ
まざまな種類のサービス予約を行うことができ、オペレ
ータ,通信および装置にかかるコストを低減できる。
【0028】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0029】
【実施例】[実施例1]図1を参照して、この実施例で
はサーバ10が予約サービスシステムとして機能し、携
帯電話機30が端末として機能する。サーバ10はキャ
リア100を介して携帯電話機30と接続される。ま
た、サーバ10以外のその他のサーバ90もキャリア1
00に接続されており、携帯電話機30との間で情報の
伝達が可能になっている。サーバ10の構成は図2に示
すようであり、キーボードなどの入力装置14,バッフ
ァ16を介した通信回路18,モニタ20,HD(Hard
Disc)およびメモリ24がバス28にそれぞれ接続さ
れ、これらは同じくバス28に接続されたCPU12に
よって制御される。また、携帯電話機30は図3に示す
ように構成され、バス48に接続されたバッファ34を
介した通信回路36,操作パネル38,マイク40,メ
モリ42,モニタ44およびスピーカ46が、同じくバ
ス48に接続されたCPU32によって制御される。
【0030】この実施例では、サーバ90はサービスの
予約を受け付けるサービスの提供者であり、サーバ90
ごとで提供するサービスが異なる。携帯電話機30は音
声認識エンジンを用いて音声処理を行い、サービスの予
約に必要な情報を含む予約情報データを音声処理に基づ
いて生成する。そして、生成した予約情報データを予約
先のサーバ90に送信する。
【0031】音声処理エンジンは対話仕様データに従っ
て音声処理を行う。ここで、音声処理エンジンとは音声
処理を行うプログラムのことであり、音声を認識する音
声認識エンジン,音声を合成する音声合成エンジンなら
びに音声認識エンジンおよび音声合成エンジンの動作を
制御する対話処理エンジンを含む。携帯電話機30は対
話仕様データ要求を送信することによって、予約するサ
ービスごとに専用の対話仕様データをサーバ10からダ
ウンロードする。サーバ10は予約先であるサーバ90
から予約状況、たとえばホテルの空室状況や商品の在庫
情報などを示す予約状況データを取得する。そして、予
約状況を反映した対話仕様データをサービスごとに保持
する。携帯電話機30,サーバ10およびサーバ90に
おけるデータの送受信の様子を図4に示す。携帯電話機
30からの対話仕様データおよび補足対話仕様データの
要求に対してサーバ10が対話仕様データおよび補足対
話仕様データを携帯電話機30に送り、携帯電話機30
は、予約情報データをサーバ90に送る。そして、サー
バ90がサーバ10の予約状況の更新要求を与える。な
お、補足対話仕様データについては後述する。
【0032】サーバ10のHD22には対話仕様データ
がサービス別に記録された図5(C)に示すような対話
仕様データベース134が構築されている。対話仕様デ
ータベース134には複数の対話仕様データ134aお
よび補足対話仕様データ134bがサービスIDによっ
て識別可能に記録されている。対話仕様データ134a
には、音声処理エンジンの動作を決定付ける語彙リス
ト,発話文リストおよび対話処理動作データを含んでい
る。なお、図5(A)は予約(在庫)状況を示すデータ
ベースであり、図5(B)はテンプレートのデータベー
スである。
【0033】語彙リストは、たとえば図6(A)に示す
ような語彙の集まりであり、音声認識エンジンは語彙リ
ストに登録されている語彙(単語、句なども含む)を認
識することができる。発話文リストは、たとえば図6
(B)に示すようなテキストの集まりであり、音声合成
エンジンは発話文リストに登録されているテキストを音
声として合成することができる。そして、対話処理動作
データは対話処理エンジンによる音声認識エンジンおよ
び音声合成エンジンの制御内容を決定する。なお、対話
仕様データ134aに含まれるスロットテンプレートと
は予約情報データの雛型であり、スロットテンプレート
の空きスロットに必要なデータが埋め込まれることによ
って図6(C)のような予約情報データが生成される。
なお、以後予約情報データを「スロットデータ」とも呼
ぶ。
【0034】この実施例における携帯電話機30の動作
を図10から図14に示すフロー図を用いて、サーバ1
0の動作を図15から図17に示すフロー図を用いてそ
れぞれ説明する。なお、携帯電話機30の動作は、対話
処理エンジンの動作を中心に説明する。サーバ10の動
作は携帯電話機30の動作の説明に際して適宜説明す
る。
【0035】携帯電話機30のユーザが操作パネル38
に行う操作に応じ、携帯電話機30ステップS1におい
てサーバ10に接続する。ステップS3において、サー
バ10から送信されるメニューに基づいて希望するサー
ビスを選択し、ステップS5で選択したサービスを予約
するための対話仕様データ要求をサーバ10に送信す
る。なお、対話仕様データ要求には予約するサービスを
特定するためのサービスIDが含まれているものとす
る。
【0036】サーバ10に対話仕様データの送信要求が
送信されると、サーバ10では図15のステップS12
3において対話仕様データの送信要求を検知し、ステッ
プS125において対話仕様データの送信要求を受信す
る。ステップS127で対話仕様データの送信要求に含
まれるサービスIDに基づいて要求されているサービス
の対話仕様データを対話仕様データベース内で特定し、
ステップS129において特定した対話仕様データをバ
ッファ16に転送する。そして、ステップS131にお
いて対話仕様データを携帯電話機30に送信する。
【0037】携帯電話機30では、サーバ10から送信
された対話仕様データをステップS7で受信し、ステッ
プS11で対話仕様データをメモリ42に転送する。つ
ぎに、ステップS13で対話仕様データに含まれるスロ
ットテンプレートに基づいてスロットデータ用のメモリ
領域をメモリ24に確保する。ステップS15では、レ
ジスタqに「0」を設定する。このレジスタqは携帯電
話機30から問い合わせ要求が発せられたかどうかを記
録する問い合わせフラグである。
【0038】ステップS17において対話処理エンジン
は発話文テキスト(図6(B)参照)から最初に発話す
る発話文テキストを選択し、ステップS19でこの発話
文テキストを音声合成エンジンに送出する。この実施例
ではたとえば「いらっしゃいませ、○○ホテルでござい
ます / 宿泊期間は何月何日から何月何日まででしょう
か」という発話文テキストが最初に選択される。なお、
発話文テキスト中の「、」および「/」は、所定の時間
の間をそれぞれ表すこととする。
【0039】図13を参照して、音声合成エンジンはス
テップS71において発話文テキストを対話処理エンジ
ンから取得する。そして、ステップS73において発話
文テキストに応じた音声(音声波形)を合成し、ステッ
プS75で合成した音声をスピーカ46に出力する。こ
うして対話処理エンジンによって選択された発話文テキ
ストの内容が音声としてスピーカ46から出力される。
【0040】携帯電話30のユーザはスピーカ46から
出力される音声に対して応答する。たとえば、ユーザは
「5月25日から5月26日です。」とマイク40に発
話する。
【0041】図14を参照して、音声認識エンジンはス
テップS81においてユーザの発話内容を音声波形とし
てマイク40から取得する。そして、ステップS83で
語彙リストに基づいて音声の認識を行う。このとき、音
声認識エンジンは取得した音声波形を解析し、語彙リス
トに登録されている語彙に一致する語彙を抽出し、その
語彙のテキストデータを認識結果とする。ステップS8
5ではこの認識結果を対話処理エンジンに送出する。な
お、具体的な音声認識の方法としては、従来の音声認識
方法をそのまま適用できる。
【0042】再び図11を参照して、対話処理エンジン
はステップS21において認識結果を音声認識エンジン
から取得する。ステップS23において認識結果のテキ
ストデータ内に予約のための情報として採用できるテキ
ストデータが存在するかどうか確認する。予約のための
情報として採用(スロットテンプレートの空きスロット
を埋める)できるかどうかは、スロットの空き状況,直
前に発話した発話文テキストの内容などに基づいて対話
処理エンジンが判断する。なお、以下においてスロット
を埋めるデータ(採用できるテキストデータ)を「要素
データ」と呼ぶことにする。
【0043】音声認識が正常に行われなかったときを含
め、要素データが認識結果に存在しないときは、ステッ
プS27において「もう一度、お願いします」などの再
発話を促す発話文テキストや「問い合わせ要求を行って
ください」などの発話文テキストを発話文リストから選
択し、ステップS19で音声合成エンジンに送出する。
【0044】認識結果に要素データが存在するときに
は、ステップS29でその要素データの内容が問い合わ
せを要求するものであるかどうかを判断する。携帯電話
30に取り込まれている対話仕様データによってはユー
ザの希望するサービスを受けられないとき,サービスに
対する質問に応答できないときなどに、ユーザは問い合
わせ要求を行うことができる。このとき、ユーザはたと
えば「問い合わせをお願いします」とマイク40に発話
する。この発話の認識結果に基づいて問い合わせ要求の
有無が判断される(ステップS29)。問い合わせ要求
であると判断すると、ステップS31において問い合わ
せフラグqをセットする。そして、ステップS33にお
いて問い合わせの内容を確認するための発話文テキスト
を発話文リストの中から選択してステップS19で音声
合成エンジンに送出する。
【0045】一方、要素データが存在し、かつ問い合わ
せ要求でないときには、ステップS39においてテキス
トデータを埋め込むスロットを特定して要素データをス
ロットに格納する。そして、ステップS41においてス
ロットデータの必要なスロットのすべてに要素データが
格納されているかどうかを判断する。なお、問い合わせ
要求を送信するときと予約情報を送信するときとでは、
格納しなければならないスロットの数および場所が異な
る。必要な要素データがスロットに格納されていないと
きには、ステップS37で必要な要素データを得ること
ができる発話文テキストを選択し、ステップS19で音
声合成エンジンに送出する。
【0046】スロットデータに必要なすべての要素デー
タが格納されているとき(ステップS41でYES)に
は、ステップS43においてスロットデータの送信先に
接続する。スロットデータの送信先は、問い合わせ要求
を送信するときと予約情報を送信するときとで異なり、
対話仕様データ134a(図5(C)参照)に格納され
ているサーバアドレスもしくは送信先アドレスに送信さ
れる。問い合わせ要求はサーバアドレスに従って補足対
話仕様データ134bを保持するサーバ10に送信さ
れ、予約情報は送信先アドレスに従い、サービスの予約
を受け付けるサーバ90に送信される。ここで、補足対
話仕様データ134bとはユーザの問い合わせ要求に対
応するための語彙リスト,発話文リスト,対話処理動作
データなどを含む対話仕様データである。そして、ステ
ップS45においてスロットデータ(問い合わせ要求も
しくは予約情報)の送信を行う。なお、予約情報として
のスロットデータ(予約情報データ)はたとえば図6
(C)に示すようなデータ内容である。予約情報および
問い合わせ要求のどちらのスロットデータにもサービス
IDが含まれ、これによってサービスの内容が特定され
る。
【0047】携帯電話機30から問い合わせ要求のスロ
ットデータがサーバ10に送信されると、サーバ10で
は図16のステップS141においてスロットデータの
着信を検知してステップS143においてスロットデー
タを受信する。ステップS145ではスロットデータに
含まれるサービスIDに基づいて補足対話仕様データ1
34bを対話仕様データベース(図5(C)参照)内で
特定し、ステップS147でバッファ34に転送する。
そして、ステップS149において補足対話仕様データ
134bを携帯電話機30に送信する。問い合わせ要求
のスロットデータには携帯電話機30を識別する識別I
Dが含まれており、サーバ10はこの識別IDに基づい
て補足対話仕様データ134bを携帯電話機30に送信
する。
【0048】補足対話仕様データ134bが送信される
と、携帯電話機30では、ステップS51において問い
合わせフラグqを参照し、ステップS45で行ったスロ
ットデータの送信が問い合わせ要求であったか否かを判
断する。
【0049】問い合わせ要求を行ったときにはステップ
S61において、問い合わせ要求に対する補足対話仕様
データが着信したかどうか判断する。そして、データの
着信があるとステップS63において補足対話仕様デー
タを受信し、ステップS65でメモリ42に転送する。
つぎにステップS67において問い合わせフラグqをリ
セットしてステップS27に戻る。ステップS27にお
いて、ユーザの問い合わせ要求に応じるための発話文リ
ストを補足対話仕様データ134bから選択し、ステッ
プS19で音声合成エンジンに送出する。
【0050】スロットデータの送信が問い合わせ要求で
なく予約情報の送信であるときには、ステップS53に
おいて終了応答の発話文テキスト、たとえば「ご予約を
お受けいたしました」を選択し、ステップS55で音声
合成エンジンに送出する。発話文テキストは音声合成エ
ンジンによって音声合成され、終了メッセージがスピー
カ46から出力される。ステップS57においてメモリ
42に確保されているスロット用のメモリ領域を開放
し、ステップS59で対話仕様データ(補足対話仕様デ
ータを含む)をメモリ42から消去して処理を終了す
る。
【0051】予約情報のスロットデータが携帯電話機3
0からサーバ90に送信されると、サーバ90では図1
7のステップS151においてスロットデータの着信を
検知してステップS153においてスロットデータを受
信する。ステップS157ではスロットデータに含まれ
るサービスIDを参照してサービスを特定し、ステップ
S157において予約情報の内容に従ってサービスの予
約処理を行う。この予約処理によってサーバ90が提供
できるサービスの状態が変化する。つまり、ホテルのサ
ービスであれば予約によって空室状況が変化する。従っ
て、変化したサービスの予約状況(空室状況)をサーバ
90の予約状況データベース130(図5(A)参照)
に反映する必要がある。そのため、サービスの予約処理
が終了するとステップS159においてデータベースの
更新要求を発生し、更新された予約状況データとともに
ステップS161でサーバ10に送信する。
【0052】データベースの更新要求がサーバ90から
サーバ10に送信されると、サーバ90では図15のス
テップS111においてデータベースの更新要求ありと
判断する。なお、ステップS111においてはサーバ1
0から送信されるデータベースの更新要求だけでなく、
サーバ10のオペレータがキーボード14などから行う
データベースの更新要求も検知する。ステップS113
において、サーバ90から送信された予約状況データを
受信し、もしくはオペレータによるデータベース更新の
入力を取り込む。ステップS115において予約状況デ
ータに含まれるサービスIDに基づいてサービスを特定
し、ステップS117において該当するサービスのテン
プレートデータ132aをテンプレート・データベース
132からメモリ24に取り込む。
【0053】つぎに、ステップS119において、サー
バ10から送信された予約状況データ(130a)およ
びテンプレートデータ132aから対話仕様データ13
4aを生成する。対話仕様データ134aの生成は、予
約状況データ(130a)から抽出した予約状況に関す
るデータをテンプレートデータ132aに含まれる語彙
リストテンプレート,発話文テンプレート,対話処理動
作テンプレートなどに埋め込むことによって行われる。
そして、生成した対話仕様データ134aをステップS
121において対話仕様データベース134に記録す
る。このときサーバ90から取得した予約状況データ
(134a)を予約状況データベース130に記録す
る。このようにサーバ90に対して予約が行われると、
予約状況は予約状況データによってサーバ10にも反映
される。
【0054】この実施例によれば、サービスの予約を行
う都度そのサービスに対応する対話仕様データを携帯電
話機30に取り込む。携帯電話機30の音声処理エンジ
ンは取り込んだ対話仕様データに基づいて携帯電話機3
0のユーザとの間で適切な対話を行い、その対話におけ
るユーザの発話を音声認識することによってそのサービ
スの予約に必要な情報を得る。つまり、携帯電話機30
の音声認識機能は対話仕様データを取り込むことによっ
て多種多様な対話(音声認識)機能を柔軟に実現でき
る。したがって、さまざまな種類のサービスの予約を音
声による対話で行うことができる。また、携帯電話機3
0からは予約情報のみをサーバ10などに送信するので
予約を受け付けるオペレータが必要なく、サーバ10を
多く設置する必要もないので人件費および装置の維持に
かかるコストを抑えることができる。さらに、通信手段
として通信品質が電話回線よりもインターネットが使用
できるので通信コストも低減することができる。
【0055】なお、この実施例は上述の例に限らず種々
に変更して実施することができる。たとえば、携帯電話
機30で生成して予約情報(スロットデータ)をサーバ
90に送信することとしたが、予約情報をサーバ10に
送信しサーバ10で予約を受け付けるようにしてもよ
い。この場合には予約状況データベース130を更新す
るためのサーバ90との通信が必要なく、サービスの提
供者(サーバ90など)はサーバ10から予約の結果だ
けを受け取ればよいのでシステムのメンテナンスなどが
必要ない。
【0056】また、この実施例では携帯電話機30を情
報端末としたが、情報端末は携帯電話機30に限らず上
述の構成を実現できるものであればどのようなものであ
ってもよい。 [実施例2]図1を参照し、実施例2では、サーバ10
で生成された対話仕様データは放送局80からテレビジ
ョン信号とともに放送される。放送局80から放送され
た対話仕様データはアンテナ76を介してテレビジョン
信号とともにテレビジョン50に入力される。テレビジ
ョン50の構成は図7に示すようであり、バッファ54
を介した通信回路56,テレビジョン信号の処理を行う
テレビジョン信号処理装置58,操作パネル60,マイ
ク62,メモリ64,モニタ68,スピーカ68および
タイマ70がバス72に接続され、これらは同じくバス
72に接続されたCPU52によって制御される。
【0057】サーバ10およびサーバ90の構成は実施
例1と同じである。そして、先の実施例の図2と同じよ
うに、サーバ10のバス28にはタイマ26が接続され
ている。また、テレビジョン50のHD64には実施例
1の携帯電話機30と同じ音声処理エンジン(音声認識
エンジン,音声合成エンジンおよび対話処理エンジンを
含む)が保存されており、音声処理エンジンは対話仕様
データに基づいて音声処理を行う。対話仕様データの構
成および音声処理エンジンの動作などについては実施例
1と同じであるため説明を省略する。
【0058】実施例2ではサーバ10はテレビジョン5
0からの送信要求を受けて対話仕様データの送信を行う
のではなく、図8に示すようなスケジュール・データに
基づいて対話仕様データをテレビジョン50に送信す
る。スケジュール・データには、対話仕様データを送信
する時間と対話仕様データを識別するサービスIDとが
記録されている。対話仕様データを送信する時間は、放
送局80から放送されるテレビジョン信号のテレビCM
の放送時間に同期しており、サービスIDが示す対話仕
様データのサービス内容はテレビCM(以下単に「C
M」と表記する)が提示するサービスの内容に対応して
いる。つまり、テレビジョン50においては、モニタ6
8に所定のCMが表示されているときに、その所定のC
Mが提示する商品販売などのサービスを予約するための
対話仕様データを同時に受信している。
【0059】テレビジョン50のCPU52が行う処理
を図18のフロー図を用いて説明する。なお、図18以
降の処理は実施例1で示した図11から図14までのフ
ロー図と同じである。また、サーバ10およびサーバ9
0における処理も実施例1において図15から図17に
示した処理と同じである。ただし、サーバ10は対話仕
様データを送信するときに図14のステップS111か
らステップS131の処理に替えて図19のフロー図に
示す処理を行う。
【0060】サーバ10のCPU12はステップS17
1においてHD22からスケジュール・データを取得
し、ステップS173においてタイマ26から時間を取
得する。そしてステップS175ではタイマ26から取
得した時間に基づいてスケジュール・データのスケジュ
ールが終了しているかどうか判断する。スケジュールが
終了していないときには、当該時間における対話仕様デ
ータの送信スケジュールがスケジュール・データに存在
するかどうか判断する。送信スケジュールがないときに
はステップS173に戻って再び時間を取得するが、送
信スケジュールがあるときにはステップS179におい
てスケジュール・データに記録されているサービスID
に基づいて対話仕様データを対話仕様データベースから
取得してバッファ16に格納する。そしてステップS1
81においてバッファ16に格納されている対話仕様デ
ータをテレビジョン50に送信する。なお、紙面の都合
上、図1にはテレビジョン50を1台のみ示している
が、サーバ10はスケジュール・データに従って複数の
テレビジョン50に対話仕様データを送信する。
【0061】この実施例ではテレビCMに対応する対話
仕様データをサーバ10からテレビジョン50に送信す
るが、対話仕様データを放送局80からテレビジョン信
号とともに放送するようにしてもよい。
【0062】テレビジョン50は、図9のタイムチャー
トに示すように、テレビジョン信号を連続的に受けると
ともに、時間T毎に対話仕様データを受信する。なお、
この実施例では時間T(図8においては15秒)の一定
の間隔でCMが放送されるものとする。
【0063】テレビジョン50のCPU52は、まずス
テップS91において時間間隔Tの初めに対話仕様デー
タの受信を開始するとともにタイマ70に時間Tを設定
し、ステップS93で対話仕様データをバッファ54に
格納する。そして、ステップS95においてタイマ70
がタイムアウトしたかどうかつまり時間Tが経過したか
どうか判断する。タイムアウトでないときにはステップ
S99においてテレビジョン50のユーザによって操作
パネル60が操作されたかどうかを判断する。パネル6
0の操作がないときにはステップS95に戻り再びタイ
ムアウトを確認する。こうして時間Tが経過してタイム
アウトしたと判断するとステップS97においてバッフ
ァ54に記録された対話仕様データを消去する。
【0064】テレビジョン50のユーザ(視聴者)は、
CMによって提示されている商品の販売のサービスに対
して予約したいと考えると、テレビジョン50に設けら
れた操作パネル60に対して予約希望の操作(図9に示
すカスタマ操作)を行う。時間Tが経過する前(ステッ
プS95においてタイムアウトと判断される前)にカス
タマ操作を行うとステップS99においてパネル操作あ
りと判断し、図11のステップS11において、バッフ
ァ54に格納されている対話仕様データをメモリ64に
転送する。
【0065】ステップS11以降の処理は実施例1にお
いて説明した処理と同じであり、メモリ64に転送した
対話仕様データに基づいてユーザとの対話を行う。音声
合成エンジンによって合成された音声がスピーカ68か
ら出力され、ユーザはスピーカ68から出力される音声
に従って予約するための情報をマイク62に対して発話
する。マイク62に入力された音声は音声認識エンジン
によって認識される。対話処理エンジンは認識結果から
要素データを抽出してスロットデータの空きスロットを
埋める。予約に必要なすべてのスロットが埋められたス
ロットデータはインターネット110を介してサービス
の提供者であるサーバ90に送信される。なお、スロッ
トデータが問い合わせ要求である場合にはスロットデー
タは対話仕様データの提供元であるサーバ10にインタ
ーネット110を介して送信される。サーバ10は要求
されたサービスの補足対話仕様データをインターネット
110を介してテレビジョン50に送信する。
【0066】この実施例では、CMとともにCMによっ
て提示される商品販売などのサービスを予約する専用の
対話仕様データをテレビジョン50に送信する。テレビ
ジョン50のユーザはCMを参照してサービスを判断
し、予約を希望するときには音声入力によって非常に簡
便に予約することができる。なお、実施例2においても
実施例1と同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0067】なお、この実施例の形態は上述のものに限
らず種々に変更してもよい。たとえば、対話仕様データ
をバッファ54に保持する時間は一定の時間間隔Tでな
くてもよく、CMの長さに合わせて変更するようにして
もよい。このときには、対話仕様データにCMの長さ
(時間)を記憶するようにし、この時間をタイマ70に
設定するようにするとよい。
【0068】また、テレビジョン50とサーバ10およ
びサーバ90との間でデータを送受信する手段はインタ
ーネット110に限らず、上述のデータを確実に送受信
できるものであればどのようなものであってもよい。
【0069】さらに、放送局80がサーバ10を兼ねて
もよく、逆にサーバ10が放送局80を兼ねてもよい。
【0070】また、テレビジョン50は予約情報(スロ
ットデータ)をサーバ90でなくサーバ10に送信し、
サーバ10が予約状況を管理して予約結果のみをサービ
スの提供者に送信するようにしてもよい。
【0071】さらに、この実施例においては放送手段を
テレビ放送としたが放送手段はテレビ放送に限らず、衛
星ディジタルラジオ放送など上述の形態を実現できるも
のであればどのような放送手段であってもよいことは言
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す図解図である。
【図2】サーバ10の一構成例を示す図解図である。
【図3】携帯電話機30の一構成例を示す図解図であ
る。
【図4】携帯電話機30,サーバ10およびサーバ90
の間でのデータの送受信の様子を示す図解図である。
【図5】対話仕様データの生成の様子を示す図解図であ
る。
【図6】語彙リスト,発話文リストおよび予約情報デー
タの一例を示す図解図。
【図7】テレビジョン50の一構成例を示す図解図であ
る。
【図8】スケジュール・データの一例を示す図解図であ
る。
【図9】テレビジョン信号とともに放送される対話仕様
データのテレビジョン50における処理の様子を示す図
解図である。
【図10】携帯電話機30における処理動作を示すフロ
ー図である。
【図11】図10のフロー図に続く処理動作を示すフロ
ー図である。
【図12】図11のフロー図に続く処理動作を示すフロ
ー図である。
【図13】携帯電話機30におけるその他の処理動作を
示すフロー図である。
【図14】携帯電話機30におけるその他の処理動作を
示すフロー図である。
【図15】サーバ10における処理動作を示すフロー図
である。
【図16】図15のフロー図に続く処理動作を示すフロ
ー図である。
【図17】サーバ90における処理動作を示すフロー図
である。
【図18】テレビジョン50における処理動作を示すフ
ロー図である。
【図19】サーバ10における処理動作を示すフロー図
である。
【符号の説明】
10 …サーバ(サービス予約システム) 12 …CPU 16 …バッファ 18 …通信回路 22 …HD(Hard Disc) 24 …メモリ 30 …携帯電話機(情報端末) 32 …CPU 34 …バッファ 36 …通信回路 40 …マイク 42 …メモリ 46 …スピーカ 50 …テレビジョン(情報端末) 52 …CPU 54 …バッファ 56 …通信回路 62 …マイク 64 …メモリ 68 …スピーカ 70 …タイマ 100 …キャリア 110 …インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/00 G10L 3/00 551A 15/28 571A

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の情報伝達手段によって情報の伝達が
    可能となった少なくとも一つの情報端末から所定のサー
    ビスの予約を受け付けるサービス予約システムであっ
    て、 前記情報端末の音声処理エンジンを制御する対話仕様デ
    ータを記録する対話仕様データベース、 送信要求に基づいて前記対話仕様データを前記情報端末
    に送信する対話仕様データ送信手段、および前記音声処
    理エンジンによって生成された前記予約情報を前記情報
    端末から受信する予約情報受信手段を備える、サービス
    予約システム。
  2. 【請求項2】前記対話仕様データは、前記音声処理エン
    ジンが音声認識する語彙を含む語彙リスト,音声合成す
    る発話文を含む発話文リストならびに前記音声認識およ
    び前記音声合成の動作を制御する対話動作データを含
    む、請求項1記載のサービス予約システム。
  3. 【請求項3】前記予約情報に基づいて予約状況データベ
    ースに記録された予約状況を更新する予約状況更新手
    段、および前記予約状況更新手段によって更新された前
    記予約状況に基づいて前記語彙リストもしくは前記発話
    文リストの少なくとも一方を更新するリスト更新手段を
    さらに備える、請求項2記載のサービス予約システム。
  4. 【請求項4】所定の情報伝達手段によって情報の伝達が
    可能となった少なくとも一つの情報端末に対して所定の
    サービスを予約させるサービス予約システムであって、 前記情報端末の音声処理エンジンを制御する対話仕様デ
    ータをサービス別に複数記録する対話仕様データベー
    ス、および前記対話仕様データを前記情報端末に送信す
    る対話仕様データ送信手段を備える、サービス予約シス
    テム。
  5. 【請求項5】前記情報端末から前記対話仕様データの送
    信要求を受信する送信要求受信手段をさらに備え、 前記対話仕様データ送信手段は前記送信要求に応じた前
    記対話仕様データを前記情報端末に送信する、請求項4
    記載のサービス予約システム。
  6. 【請求項6】前記対話仕様データを送信するスケジュー
    ルを記録するスケジュールデータベース、および時間を
    計測する時計手段をさらに備え、 前記対話仕様データ送信手段は、前記時計手段によって
    計測される時間および前記スケジュールに従って前記対
    話仕様データを送信する、請求項4記載のサービス予約
    システム。
  7. 【請求項7】前記スケジュールは前記対話仕様データの
    送信時間および対応するサービスが、所定の情報を放送
    する放送信号の放送時間および前記所定の情報の内容に
    対応するように組まれている、請求項6記載のサービス
    予約システム。
  8. 【請求項8】前記対話仕様データは、前記情報端末によ
    る前記予約情報の送信先を指定する送信先情報を含む、
    請求項4ないし7記載のサービス予約システム。
  9. 【請求項9】前記対話仕様データは、前記音声処理エン
    ジンが音声認識する語彙を含む語彙リスト,音声合成す
    る発話文を含む発話文リストならびに前記音声認識およ
    び前記音声合成の動作を制御する対話動作データをさら
    に含む、請求項4ないし8記載のサービス予約システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記送信先から前記サービスの予約状況
    に関する予約状況情報を受信する予約状況受信手段、 前記予約状況情報に基づいて予約状況データベースに記
    録された前記サービスの予約状況を更新する予約状況更
    新手段、および前記予約状況更新手段によって更新され
    た前記予約状況に基づいて前記語彙リストもしくは前記
    発話文リストの少なくとも一方を更新するリスト更新手
    段をさらに備える、請求項4ないし9記載のサービス予
    約システム。
  11. 【請求項11】所定の通信網で接続された第1サーバに
    予約情報を送信して所望のサービスを予約する情報端末
    であって、 音声処理によって前記予約情報を生成する音声処理エン
    ジン、 前記所望のサービスに対応する前記予約情報を生成する
    ように前記音声処理エンジンを制御する対話仕様データ
    の送信要求を第2サーバに送信する送信要求手段、 前記第2サーバから前記対話仕様データを受信する対話
    仕様データ受信手段、および前記予約情報を前記第1サ
    ーバに送信する予約情報送信手段を備える、情報端末。
  12. 【請求項12】所定の情報伝達手段によって情報の伝達
    が可能となった第1サーバに予約情報を送信して所望の
    サービスを予約する情報端末であって、 音声処理によって前記予約情報を生成する音声処理エン
    ジン、 前記所定のサービスに対応する前記予約情報を生成する
    ように前記音声処理エンジンを制御する対話仕様データ
    を、前記所定のサービスに対応する情報を放送する放送
    信号に同期して受信する対話仕様データ受信手段、 前記対話仕様データを保持するバッファ手段、 前記対話仕様データに含まれる有効期間情報に従って前
    記対話仕様データの有効期間を計測する時計手段、 カスタマの操作手段に対する操作を検知する検知手段、 前記有効期間内に前記操作手段によって操作が検知され
    ると前記音声処理エンジンを能動化する能動化手段、 前記有効期間内に前記操作手段によって操作が検知され
    ないと前記音声処理エンジンを無効化するとともに前記
    バッファに保持された前記対話仕様データを消去する無
    効化手段、および前記予約情報を前記第1サーバに送信
    する予約情報送信手段を備える、情報端末。
  13. 【請求項13】音声を入力する音声入力手段、および音
    声を出力する音声出力手段をさらに備え、 前記音声処理エンジンは、前記音声入力手段から与えら
    れた音声を認識する音声認識エンジン,音声を合成して
    前記音声出力手段に与える音声合成エンジンならびに前
    記音声認識エンジンおよび前記音声合成エンジンを制御
    するとともに前記音声エンジンの音声認識結果に基づい
    て前記予約情報を生成する対話処理エンジンを含む、請
    求項11または12記載の情報端末。
  14. 【請求項14】前記音声認識エンジンは前記対話仕様デ
    ータに含まれる語彙リストに登録された語彙に基づいて
    音声を認識し、 前記音声合成エンジンは前記対話仕様データに含まれる
    発話文リストに登録された発話文に基づいて音声を合成
    し、 前記対話処理エンジンは前記対話仕様データに含まれる
    対話動作データに基づいて前記音声認識エンジンおよび
    前記音声合成エンジンを制御する、請求項11ないし1
    3記載の情報端末。
  15. 【請求項15】前記対話仕様データは前記予約情報の送
    信先を指定する送信先情報をさらに含み、 予約情報送信手段は前記送信先情報が示す前記第1サー
    バに前記予約情報を送信する、請求項11ないし14記
    載の情報端末。
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