JP2001356308A - 光パルス周期変調装置及び光パルス信号生成装置 - Google Patents
光パルス周期変調装置及び光パルス信号生成装置Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/25—Arrangements specific to fibre transmission
- H04B10/2507—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
- H04B10/2513—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
- H04B10/25137—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion using pulse shaping at the transmitter, e.g. pre-chirping or dispersion supported transmission [DST]
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- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 精密な調整が不要で光信号の劣化がなく、光
パルス周期を任意に調整可能な柔軟性に富んだ光パルス
周期圧縮／伸長装置及び光信号生成装置を提供する。 【解決手段】 入力光パルス信号の所定数のパルス毎に
第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化す
るチャープ光を生成するチャープ光生成器と、入力光パ
ルス信号をチャープ光によって波長変換して波長変換光
信号を生成する波長変換器と、波長変換光信号に波長分
散による伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有する。
パルス周期を任意に調整可能な柔軟性に富んだ光パルス
周期圧縮／伸長装置及び光信号生成装置を提供する。 【解決手段】 入力光パルス信号の所定数のパルス毎に
第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化す
るチャープ光を生成するチャープ光生成器と、入力光パ
ルス信号をチャープ光によって波長変換して波長変換光
信号を生成する波長変換器と、波長変換光信号に波長分
散による伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力光信号の光パ
ルス周期を圧縮又は伸張する光パルス周期変調装置及び
光パルス生成装置に関する。
ルス周期を圧縮又は伸張する光パルス周期変調装置及び
光パルス生成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワーク（Ｌ
ＡＮ：Local Area Network）等の通信需要の増大に伴
い、伝送路の広帯域化が要求されている。光信号を時間
軸上で多重／分離する光時分割多重（ＴＤＭ：Time-div
ision Multiplexing）技術を用いた光通信ネットワーク
は、極めて広帯域な伝送容量を有するため研究開発が活
発に進められている。このような光時分割多重ネットワ
ークを実現する上では、光パルス信号のパルス周期を圧
縮及び伸張する光パルス周期変調技術が不可欠である。
ＡＮ：Local Area Network）等の通信需要の増大に伴
い、伝送路の広帯域化が要求されている。光信号を時間
軸上で多重／分離する光時分割多重（ＴＤＭ：Time-div
ision Multiplexing）技術を用いた光通信ネットワーク
は、極めて広帯域な伝送容量を有するため研究開発が活
発に進められている。このような光時分割多重ネットワ
ークを実現する上では、光パルス信号のパルス周期を圧
縮及び伸張する光パルス周期変調技術が不可欠である。
【０００３】光パルス周期を圧縮する光パルス周期圧縮
装置としては、例えば、クン・リ・デン、クー・イル・
カン、アイバン・グラスク、及びポール・プルクナル
（Kung-Li Deng, Koo Il Kang, Ivan Glask and Paul P
rucnal）による、「超高速全光ＴＤＭネットワークのた
めの１０２４チャネル高速可変遅延線（"A 1024-Channe
l Fast Tunable Delay Line for Ultrafast All-Optica
l TDM Networks"）」と題する、ＩＥＥＥフォトニクス
・テクノロジー・レターズ誌（１９９７年１１月、Ｎ
ｏ．１１，第９巻、第1496-1498頁）（IEEE Photonics
Technology Letters, pp. 1496-1498, Vol.9, No.11, N
ov. 1997）に記載のものがある。かかる光パルス周期圧
縮装置の構成例を図１に示す。この光パルス周期圧縮装
置は、ｋ段の遅延構造がカスケード接続された構成を有
している。各遅延段は光遅延器Ｄｊ（ｊ＝１〜ｋ）を有
し、この装置に入力された光パルス信号（光クロック信
号）ＰINの光パルス周期を１／２kに圧縮することがで
きる。例えば、３段の遅延構造を有する場合では、図２
に示すように、第３段の遅延段の光出力信号（Ｓ３）は
入力光パルス信号（ＰIN）の１／８の光パルス周期にな
る。すなわち、８倍の周波数を有する光パルス信号とな
る。また、このように圧縮された光パルス信号を光スイ
ッチ（ＳＷ）を用い、入力光パルス信号の８パルス毎の
周期で８ビット毎のパケット信号として取り出すことに
より、光パケット信号（ＰOU T）を得ることができる。
装置としては、例えば、クン・リ・デン、クー・イル・
カン、アイバン・グラスク、及びポール・プルクナル
（Kung-Li Deng, Koo Il Kang, Ivan Glask and Paul P
rucnal）による、「超高速全光ＴＤＭネットワークのた
めの１０２４チャネル高速可変遅延線（"A 1024-Channe
l Fast Tunable Delay Line for Ultrafast All-Optica
l TDM Networks"）」と題する、ＩＥＥＥフォトニクス
・テクノロジー・レターズ誌（１９９７年１１月、Ｎ
ｏ．１１，第９巻、第1496-1498頁）（IEEE Photonics
Technology Letters, pp. 1496-1498, Vol.9, No.11, N
ov. 1997）に記載のものがある。かかる光パルス周期圧
縮装置の構成例を図１に示す。この光パルス周期圧縮装
置は、ｋ段の遅延構造がカスケード接続された構成を有
している。各遅延段は光遅延器Ｄｊ（ｊ＝１〜ｋ）を有
し、この装置に入力された光パルス信号（光クロック信
号）ＰINの光パルス周期を１／２kに圧縮することがで
きる。例えば、３段の遅延構造を有する場合では、図２
に示すように、第３段の遅延段の光出力信号（Ｓ３）は
入力光パルス信号（ＰIN）の１／８の光パルス周期にな
る。すなわち、８倍の周波数を有する光パルス信号とな
る。また、このように圧縮された光パルス信号を光スイ
ッチ（ＳＷ）を用い、入力光パルス信号の８パルス毎の
周期で８ビット毎のパケット信号として取り出すことに
より、光パケット信号（ＰOU T）を得ることができる。
【０００４】また、光パルス周期を伸張する光パルス周
期伸張装置としては、例えば、アキラ・ハセガワ、及び
ヒロユキ・トダ（Akira Hasegawa and Hiroyuki Toda）
による、「時分割多重を用いた実現可能な全光ソリトン
ベースのＬＡＮ間ネットワーク（"A Feasible All Opti
cal Soliton Based Inter-LAN Network Using Time Div
ision Multiplexing"）」と題する、電子情報通信学会
報（１９９８年８月、Ｎｏ．８，第Ｅ８１−Ｂ巻、第16
81-1686頁）（IEICE Trans. Commun., pp. 1681-1686,
Vol.E81-B,No. 8, August. 1998）に記載のものがあ
る。光パルス周期伸張装置の構成の１例を図３に示す。
この光パルス周期伸張装置の動作について以下に簡単に
説明する。この装置においては、光スイッチ（ＳＷ１）
及び光アンプからなるループを用い、入力光パケット信
号（ＰIN）を遅延させた光パケット信号を生成する。光
カプラによって入力光パケット信号及び上記入力光パケ
ット信号の複製を時間軸上に等間隔に並べ、光信号（Ｓ
１）を得る。光スイッチ（ＳＷ２）を用いて、この光信
号（Ｓ１）から所定周期毎に１つの光パルスを抽出する
ことによって周期が伸張された光パルス信号（ＰOUT）
を得ることができる。
期伸張装置としては、例えば、アキラ・ハセガワ、及び
ヒロユキ・トダ（Akira Hasegawa and Hiroyuki Toda）
による、「時分割多重を用いた実現可能な全光ソリトン
ベースのＬＡＮ間ネットワーク（"A Feasible All Opti
cal Soliton Based Inter-LAN Network Using Time Div
ision Multiplexing"）」と題する、電子情報通信学会
報（１９９８年８月、Ｎｏ．８，第Ｅ８１−Ｂ巻、第16
81-1686頁）（IEICE Trans. Commun., pp. 1681-1686,
Vol.E81-B,No. 8, August. 1998）に記載のものがあ
る。光パルス周期伸張装置の構成の１例を図３に示す。
この光パルス周期伸張装置の動作について以下に簡単に
説明する。この装置においては、光スイッチ（ＳＷ１）
及び光アンプからなるループを用い、入力光パケット信
号（ＰIN）を遅延させた光パケット信号を生成する。光
カプラによって入力光パケット信号及び上記入力光パケ
ット信号の複製を時間軸上に等間隔に並べ、光信号（Ｓ
１）を得る。光スイッチ（ＳＷ２）を用いて、この光信
号（Ｓ１）から所定周期毎に１つの光パルスを抽出する
ことによって周期が伸張された光パルス信号（ＰOUT）
を得ることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光パルス周期圧縮装置では、圧縮後のパルス周期は光遅
延器の遅延時間で決定されるが、遅延時間に対し圧縮後
のパルス周期が小さいため、各光遅延器の遅延時間を個
別に精密に調整する必要があった。従って、装置の作製
が困難であり、また、部品点数も多いという問題があっ
た。さらに、光パルス周期が２-n（ｎは整数）となるよ
うな圧縮のみが可能であり、柔軟性に乏しいという欠点
があった。
光パルス周期圧縮装置では、圧縮後のパルス周期は光遅
延器の遅延時間で決定されるが、遅延時間に対し圧縮後
のパルス周期が小さいため、各光遅延器の遅延時間を個
別に精密に調整する必要があった。従って、装置の作製
が困難であり、また、部品点数も多いという問題があっ
た。さらに、光パルス周期が２-n（ｎは整数）となるよ
うな圧縮のみが可能であり、柔軟性に乏しいという欠点
があった。
【０００６】また、従来の光パルス周期伸長装置では、
入力光パケット信号の光パルスが光アンプを１回以上通
過するため、光信号のＳＮＲ（信号対雑音比）が劣化す
るという問題があった。さらに、パケット周期は光パル
スのビット周期のｎ×ｎ（ｎは光パケットの光パルス
数）倍以上である必要があり、適用される範囲が限定さ
れるという欠点があった。
入力光パケット信号の光パルスが光アンプを１回以上通
過するため、光信号のＳＮＲ（信号対雑音比）が劣化す
るという問題があった。さらに、パケット周期は光パル
スのビット周期のｎ×ｎ（ｎは光パケットの光パルス
数）倍以上である必要があり、適用される範囲が限定さ
れるという欠点があった。
【０００７】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、精密な調整が不要で
作製が容易な光パルス周期圧縮／伸長装置を提供するこ
とにある。また、光信号の劣化がなく、光パルス周期を
任意に調整可能な柔軟性に富んだ光パルス周期圧縮／伸
長装置を提供することも本発明の目的である。さらに、
容易に光パルス又は光パケット信号を生成することがで
きる光信号生成装置を提供することも本発明の目的であ
る。
であり、その目的とするところは、精密な調整が不要で
作製が容易な光パルス周期圧縮／伸長装置を提供するこ
とにある。また、光信号の劣化がなく、光パルス周期を
任意に調整可能な柔軟性に富んだ光パルス周期圧縮／伸
長装置を提供することも本発明の目的である。さらに、
容易に光パルス又は光パケット信号を生成することがで
きる光信号生成装置を提供することも本発明の目的であ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の光パルス周期圧
縮装置は、光パルス信号のパルス周期を圧縮する光パル
ス周期圧縮装置であって、光パルス信号の所定数のパル
ス毎に第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が
変化するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、光
パルス信号を電気パルス信号に変換する光電変換器と、
チャープ光を電気パルス信号によって強度変調して変調
光信号を生成する光変調器と、チャープ光の波長の時間
変化と逆符号の分散定数を有し、変調光信号に波長分散
による伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有すること
を特徴としている。
縮装置は、光パルス信号のパルス周期を圧縮する光パル
ス周期圧縮装置であって、光パルス信号の所定数のパル
ス毎に第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が
変化するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、光
パルス信号を電気パルス信号に変換する光電変換器と、
チャープ光を電気パルス信号によって強度変調して変調
光信号を生成する光変調器と、チャープ光の波長の時間
変化と逆符号の分散定数を有し、変調光信号に波長分散
による伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有すること
を特徴としている。
【０００９】本発明の光パルス周期伸張装置は、各光パ
ケットが所定数の光パルスを含む光パケット信号のパル
ス周期を伸張する光パルス周期伸張装置であって、光パ
ケットの各々の先頭光パルス及び末尾光パルスに同期し
て第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化
するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、光パケ
ット信号を電気パルス信号に変換する光電変換器と、チ
ャープ光を電気パルス信号によって強度変調して変調光
信号を生成する光変調器と、チャープ光の波長の時間変
化と同符号の分散定数を有し、変調光信号に波長分散に
よる伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有することを
特徴としている。
ケットが所定数の光パルスを含む光パケット信号のパル
ス周期を伸張する光パルス周期伸張装置であって、光パ
ケットの各々の先頭光パルス及び末尾光パルスに同期し
て第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化
するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、光パケ
ット信号を電気パルス信号に変換する光電変換器と、チ
ャープ光を電気パルス信号によって強度変調して変調光
信号を生成する光変調器と、チャープ光の波長の時間変
化と同符号の分散定数を有し、変調光信号に波長分散に
よる伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有することを
特徴としている。
【００１０】本発明の光パルス周期圧縮装置は、光パル
ス信号のパルス周期を圧縮する光パルス周期圧縮装置で
あって、光パルス信号の所定数のパルス毎に第１所定波
長から第２所定波長まで線形に波長が変化するチャープ
光を生成するチャープ光生成器と、光パルス信号をチャ
ープ光によって波長変換して波長変換光信号を生成する
波長変換器と、チャープ光の波長の時間変化と逆符号の
分散定数を有し、波長変換光信号に波長分散による伝搬
遅延を与える波長分散素子と、を有することを特徴とし
ている。
ス信号のパルス周期を圧縮する光パルス周期圧縮装置で
あって、光パルス信号の所定数のパルス毎に第１所定波
長から第２所定波長まで線形に波長が変化するチャープ
光を生成するチャープ光生成器と、光パルス信号をチャ
ープ光によって波長変換して波長変換光信号を生成する
波長変換器と、チャープ光の波長の時間変化と逆符号の
分散定数を有し、波長変換光信号に波長分散による伝搬
遅延を与える波長分散素子と、を有することを特徴とし
ている。
【００１１】本発明の光パルス周期伸張装置は、各光パ
ケットが所定数の光パルスを含む光パケット信号のパル
ス周期を伸張する光パルス周期伸張装置であって、光パ
ケットの各々の先頭光パルス及び末尾光パルスに同期し
て第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化
するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、光パケ
ット信号をチャープ光によって波長変換して波長変換光
信号を生成する波長変換器と、チャープ光の波長の時間
変化と同符号の分散定数を有し、波長変換光信号に波長
分散による伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有する
ことを特徴としている。
ケットが所定数の光パルスを含む光パケット信号のパル
ス周期を伸張する光パルス周期伸張装置であって、光パ
ケットの各々の先頭光パルス及び末尾光パルスに同期し
て第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化
するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、光パケ
ット信号をチャープ光によって波長変換して波長変換光
信号を生成する波長変換器と、チャープ光の波長の時間
変化と同符号の分散定数を有し、波長変換光信号に波長
分散による伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有する
ことを特徴としている。
【００１２】本発明の光パケット信号生成装置は、光パ
ケット信号を生成する光パケット信号生成装置であっ
て、所定パルス周期を有する電気パルス信号を生成する
電気パルス信号生成器と、電気パルス信号の所定数のパ
ルス毎に第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長
が変化するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、
電気パルス信号によってチャープ光を強度変調して変調
光信号を生成する光変調器と、チャープ光の波長の時間
変化と逆符号の分散定数を有し、変調光信号に波長分散
による伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有すること
を特徴としている。
ケット信号を生成する光パケット信号生成装置であっ
て、所定パルス周期を有する電気パルス信号を生成する
電気パルス信号生成器と、電気パルス信号の所定数のパ
ルス毎に第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長
が変化するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、
電気パルス信号によってチャープ光を強度変調して変調
光信号を生成する光変調器と、チャープ光の波長の時間
変化と逆符号の分散定数を有し、変調光信号に波長分散
による伝搬遅延を与える波長分散素子と、を有すること
を特徴としている。
【００１３】本発明の光パケット信号生成装置は、光パ
ルス信号を生成する光パルス信号生成装置であって、所
定パルス周期を有する電気パルス信号を生成する電気パ
ルス信号生成器と、電気パルス信号の所定数のパルス毎
に第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化
するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、電気パ
ルス信号によってチャープ光を強度変調して変調光信号
を生成する光変調器と、変調光信号に波長分散による伝
搬遅延を与える波長分散素子と、を有することを特徴と
している。
ルス信号を生成する光パルス信号生成装置であって、所
定パルス周期を有する電気パルス信号を生成する電気パ
ルス信号生成器と、電気パルス信号の所定数のパルス毎
に第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化
するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、電気パ
ルス信号によってチャープ光を強度変調して変調光信号
を生成する光変調器と、変調光信号に波長分散による伝
搬遅延を与える波長分散素子と、を有することを特徴と
している。
【００１４】本発明の光パケット信号生成装置は、光パ
ケット信号を生成する光パケット信号生成装置であっ
て、各パケットが所定数のパルスを含む電気パケット信
号を生成する電気パケット信号生成器と、電気パケット
の各々の先頭パルス及び末尾パルスに同期して第１所定
波長から第２所定波長まで線形に波長が変化するチャー
プ光を生成するチャープ光生成器と、電気パケット信号
によってチャープ光を強度変調して変調光信号を生成す
る光変調器と、チャープ光の波長の時間変化と同符号の
分散定数を有し、変調光信号に波長分散による伝搬遅延
を与える波長分散素子と、を有することを特徴としてい
る。
ケット信号を生成する光パケット信号生成装置であっ
て、各パケットが所定数のパルスを含む電気パケット信
号を生成する電気パケット信号生成器と、電気パケット
の各々の先頭パルス及び末尾パルスに同期して第１所定
波長から第２所定波長まで線形に波長が変化するチャー
プ光を生成するチャープ光生成器と、電気パケット信号
によってチャープ光を強度変調して変調光信号を生成す
る光変調器と、チャープ光の波長の時間変化と同符号の
分散定数を有し、変調光信号に波長分散による伝搬遅延
を与える波長分散素子と、を有することを特徴としてい
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を参照しつ
つ詳細に説明する。なお、以下の説明に用いられる図に
おいて、実質的に等価な構成要素には同一の参照符を付
している。 ［第１の実施例］図４は、本発明の第１の実施例である
光パルス周期圧縮／伸長装置１０の構成を示すブロック
図である。なお、本実施例において、光パルス周期圧縮
／伸長装置１０は光パルス周期伸長装置として動作す
る。
つ詳細に説明する。なお、以下の説明に用いられる図に
おいて、実質的に等価な構成要素には同一の参照符を付
している。 ［第１の実施例］図４は、本発明の第１の実施例である
光パルス周期圧縮／伸長装置１０の構成を示すブロック
図である。なお、本実施例において、光パルス周期圧縮
／伸長装置１０は光パルス周期伸長装置として動作す
る。
【００１６】光入力端には、光パケット信号（ＰIN）が
入力される。この入力光パケット信号は、チャープ光生
成器１１からのチャープ光（Ｓ１）と光カプラ１２にお
いて結合される。図５のタイムチャートに示すように、
この入力光パケット信号ＰINはパケット周期がＴ１であ
り、各光パケットは光パルス周期がＴ０である８つの光
パルス（８ビット）を含んでいる。
入力される。この入力光パケット信号は、チャープ光生
成器１１からのチャープ光（Ｓ１）と光カプラ１２にお
いて結合される。図５のタイムチャートに示すように、
この入力光パケット信号ＰINはパケット周期がＴ１であ
り、各光パケットは光パルス周期がＴ０である８つの光
パルス（８ビット）を含んでいる。
【００１７】チャープ光生成器１１において生成される
チャープ光（Ｓ１）は、図５に示すように、光パワーが
一定であり、入力光パケット信号における光パケットの
各々の先頭光パルス（すなわち、光パルス”０”又は”
８”）及び末尾光パルス（すなわち、光パルス”７”又
は”ｆ”）に同期して、第１所定波長（λ１）から第２
所定波長（λ２）まで線形に波長が増大している。この
波長の変化量Δλは（第２所定波長−第１所定波長）で
あり、本実施例においては正の値である（すなわち、Δ
λ＝λ２−λ１＞０）。
チャープ光（Ｓ１）は、図５に示すように、光パワーが
一定であり、入力光パケット信号における光パケットの
各々の先頭光パルス（すなわち、光パルス”０”又は”
８”）及び末尾光パルス（すなわち、光パルス”７”又
は”ｆ”）に同期して、第１所定波長（λ１）から第２
所定波長（λ２）まで線形に波長が増大している。この
波長の変化量Δλは（第２所定波長−第１所定波長）で
あり、本実施例においては正の値である（すなわち、Δ
λ＝λ２−λ１＞０）。
【００１８】光カプラ１２において結合された光信号
は、波長変換器１４に供給され、「波長変換」される。
すなわち、チャープ光（Ｓ１）は光パルスにより強度変
調され、その結果、等価的に各光パルスの波長が「変
換」される。換言すれば、光パケットにおける各々の光
パルス（すなわち、光パルス”０”〜”７”）の波長は
当該各光パルスの時間位置におけるチャープ光の波長に
なるように変換され、光パケット信号（Ｓ２）が得られ
る。従って、波長変換後の光パケット信号（Ｓ２）の各
光パルス（すなわち、光パルス”０”〜”７”）は、隣
接する光パルス間において波長がΔλ／７だけ異なって
いる。
は、波長変換器１４に供給され、「波長変換」される。
すなわち、チャープ光（Ｓ１）は光パルスにより強度変
調され、その結果、等価的に各光パルスの波長が「変
換」される。換言すれば、光パケットにおける各々の光
パルス（すなわち、光パルス”０”〜”７”）の波長は
当該各光パルスの時間位置におけるチャープ光の波長に
なるように変換され、光パケット信号（Ｓ２）が得られ
る。従って、波長変換後の光パケット信号（Ｓ２）の各
光パルス（すなわち、光パルス”０”〜”７”）は、隣
接する光パルス間において波長がΔλ／７だけ異なって
いる。
【００１９】次に、光パケット信号（Ｓ２）は波長分散
素子１５に供給され、各光パルスには波長分散による伝
搬遅延が与えられる。より具体的には、波長分散素子１
５は、チャープ光の波長の時間変化と同符号の分散定数
Ｄ（すなわち、本実施例の場合、Ｄ＞０）を有する。従
って、各光パルスはその波長差に応じて伝搬遅延を受
け、光パルスの周期が、Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７となるよう
に伸張された光パルス信号（ＰOUT）が得られる。
素子１５に供給され、各光パルスには波長分散による伝
搬遅延が与えられる。より具体的には、波長分散素子１
５は、チャープ光の波長の時間変化と同符号の分散定数
Ｄ（すなわち、本実施例の場合、Ｄ＞０）を有する。従
って、各光パルスはその波長差に応じて伝搬遅延を受
け、光パルスの周期が、Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７となるよう
に伸張された光パルス信号（ＰOUT）が得られる。
【００２０】なお、図５に示すように、光パルス信号
（ＰOUT）が一定の周期を有するように伸張されるため
には（すなわち、光パルス”７”及び”８”間の周期が
上記した周期：Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７に等しくなるように
するには）、一般に光パケットの各々の光パルス数（ビ
ット数）をＮとしたとき、 Ｔ０＋（Ｄ×Δλ）／（Ｎ−１）＝Ｔ１／Ｎ (１) を満たすようにすればよい。
（ＰOUT）が一定の周期を有するように伸張されるため
には（すなわち、光パルス”７”及び”８”間の周期が
上記した周期：Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７に等しくなるように
するには）、一般に光パケットの各々の光パルス数（ビ
ット数）をＮとしたとき、 Ｔ０＋（Ｄ×Δλ）／（Ｎ−１）＝Ｔ１／Ｎ (１) を満たすようにすればよい。
【００２１】本実施例の改変例を図６に示すタイムチャ
ートを参照して以下に説明する。この場合、チャープ光
（Ｓ１）の波長変化量Δλを低減し、入力光パルスの２
倍の光パルス周期を有する光パケット信号（ＰOUT）が
得られるように構成している。なお、チャープ光（Ｓ
１）の波長変化量Δλの代わりに波長分散素子１５の分
散定数Ｄを変更してもよい。
ートを参照して以下に説明する。この場合、チャープ光
（Ｓ１）の波長変化量Δλを低減し、入力光パルスの２
倍の光パルス周期を有する光パケット信号（ＰOUT）が
得られるように構成している。なお、チャープ光（Ｓ
１）の波長変化量Δλの代わりに波長分散素子１５の分
散定数Ｄを変更してもよい。
【００２２】従って、本発明によれば、精密な調整が不
要で光信号の劣化のない光パルス周期圧縮／伸長装置を
実現できる。また、波長変化量Δλ及び／又は分散定数
Ｄを変更することによって光パルス周期を任意に調整す
ることが可能で柔軟性に富んでいる。さらに、精密な調
整が不要なため、装置の作製が容易であり、また、部品
数も少なくて済む。 ［第２の実施例］図７のタイムチャートを参照して、本
発明の第２の実施例である光パルス周期圧縮／伸長装置
１０の動作を以下に説明する。なお、光パルス周期圧縮
／伸長装置１０の構成は第１の実施例と同様である。ま
た、本実施例において、光パルス周期圧縮／伸長装置１
０は光パルス周期圧縮装置として動作する。
要で光信号の劣化のない光パルス周期圧縮／伸長装置を
実現できる。また、波長変化量Δλ及び／又は分散定数
Ｄを変更することによって光パルス周期を任意に調整す
ることが可能で柔軟性に富んでいる。さらに、精密な調
整が不要なため、装置の作製が容易であり、また、部品
数も少なくて済む。 ［第２の実施例］図７のタイムチャートを参照して、本
発明の第２の実施例である光パルス周期圧縮／伸長装置
１０の動作を以下に説明する。なお、光パルス周期圧縮
／伸長装置１０の構成は第１の実施例と同様である。ま
た、本実施例において、光パルス周期圧縮／伸長装置１
０は光パルス周期圧縮装置として動作する。
【００２３】光パルス周期圧縮装置１０の光入力端に
は、光パルス信号（ＰIN）が入力される。この入力光パ
ルス信号ＰINは一定のパルス周期Ｔ０を有している。チ
ャープ光生成器１１において生成されるチャープ光（Ｓ
１）は、図７に示すように、光パワーが一定であり、所
定数のパルス毎の周期、すなわち、８つの光パルス毎に
第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化
（減少）している。この波長の変化量Δλは（第２所定
波長−第１所定波長）であり、本実施例においては負の
値である（すなわち、Δλ＜０）。
は、光パルス信号（ＰIN）が入力される。この入力光パ
ルス信号ＰINは一定のパルス周期Ｔ０を有している。チ
ャープ光生成器１１において生成されるチャープ光（Ｓ
１）は、図７に示すように、光パワーが一定であり、所
定数のパルス毎の周期、すなわち、８つの光パルス毎に
第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長が変化
（減少）している。この波長の変化量Δλは（第２所定
波長−第１所定波長）であり、本実施例においては負の
値である（すなわち、Δλ＜０）。
【００２４】上記した第１の実施例と同様に、光カプラ
１２において結合された光信号は、波長変換器１４に供
給され、「波長変換」される。すなわち、各々の光パル
ス（すなわち、光パルス”２”〜”９”）の波長は当該
各光パルスの時間位置におけるチャープ光の波長になる
ように変換され、光パルス信号（Ｓ２）が得られる。従
って、波長変換後の光パルス信号（Ｓ２）の各光パルス
（すなわち、光パルス”２”〜”９”）は、隣接する光
パルス間において波長がΔλ／７だけ異なっている。
１２において結合された光信号は、波長変換器１４に供
給され、「波長変換」される。すなわち、各々の光パル
ス（すなわち、光パルス”２”〜”９”）の波長は当該
各光パルスの時間位置におけるチャープ光の波長になる
ように変換され、光パルス信号（Ｓ２）が得られる。従
って、波長変換後の光パルス信号（Ｓ２）の各光パルス
（すなわち、光パルス”２”〜”９”）は、隣接する光
パルス間において波長がΔλ／７だけ異なっている。
【００２５】次に、光パルス信号（Ｓ２）は波長分散素
子１５によって伝搬遅延が与えられる。より具体的に
は、波長分散素子１５は、チャープ光の波長の時間変化
と逆符号の分散定数Ｄ（すなわち、本実施例の場合、Ｄ
＞０）を有する。従って、各光パルスはその波長差に応
じて伝搬遅延を受け、パケット周期がＴ１＝８Ｔ０であ
り、光パルスの周期が、Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７となるよう
に圧縮された光パケット信号（ＰOUT）が得られる。 ［第３の実施例］図８は、本発明の第３の実施例である
光パルス周期圧縮／伸長装置２０の構成を示すブロック
図である。なお、本実施例において、光パルス周期圧縮
／伸長装置２０は光パルス周期圧縮装置として動作す
る。
子１５によって伝搬遅延が与えられる。より具体的に
は、波長分散素子１５は、チャープ光の波長の時間変化
と逆符号の分散定数Ｄ（すなわち、本実施例の場合、Ｄ
＞０）を有する。従って、各光パルスはその波長差に応
じて伝搬遅延を受け、パケット周期がＴ１＝８Ｔ０であ
り、光パルスの周期が、Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７となるよう
に圧縮された光パケット信号（ＰOUT）が得られる。 ［第３の実施例］図８は、本発明の第３の実施例である
光パルス周期圧縮／伸長装置２０の構成を示すブロック
図である。なお、本実施例において、光パルス周期圧縮
／伸長装置２０は光パルス周期圧縮装置として動作す
る。
【００２６】光パルス周期圧縮装置２０の光入力端に
は、図８に示すように、一定のパルス周期Ｔ０を有する
光パルス信号（ＰIN）が入力され、光電変換器（Ｏ／Ｅ
変換器）２３により電気パルス信号（Ｓ０）に変換され
る。一方、チャープ光生成器２１において、所定周期で
波長が変化するチャープ光が生成される。より詳細に
は、図９に示すようにチャープ光は、電気パルス信号
（Ｓ０）の所定数のパルス毎の周期に同期して、すなわ
ち、８つの光パルス毎に第１所定波長（λ１）から第２
所定波長（λ２）まで線形に波長が増大している。従っ
て、この波長の変化量Δλは、本実施例においては正の
値である（すなわち、Δλ＝λ２−λ１＞０）。
は、図８に示すように、一定のパルス周期Ｔ０を有する
光パルス信号（ＰIN）が入力され、光電変換器（Ｏ／Ｅ
変換器）２３により電気パルス信号（Ｓ０）に変換され
る。一方、チャープ光生成器２１において、所定周期で
波長が変化するチャープ光が生成される。より詳細に
は、図９に示すようにチャープ光は、電気パルス信号
（Ｓ０）の所定数のパルス毎の周期に同期して、すなわ
ち、８つの光パルス毎に第１所定波長（λ１）から第２
所定波長（λ２）まで線形に波長が増大している。従っ
て、この波長の変化量Δλは、本実施例においては正の
値である（すなわち、Δλ＝λ２−λ１＞０）。
【００２７】生成されたチャープ光は光強度変調器２４
に供給され、電気パルス信号（Ｓ０）によって強度変調
される。従って、光強度変調器２４において、各々の光
パルス（例えば、光パルス”２”〜”９”）が電気パル
ス信号（Ｓ０）の各パルス（すなわち、”２”〜”
９”）の時間位置におけるチャープ光の波長を有する光
パルス信号（Ｓ２）が得られる。従って、強度変調後の
光パルス信号（Ｓ２）は、入力光パルス信号（ＰIN）と
同じ周期を有し、隣接する光パルス間において波長がΔ
λ／７だけ異なっている。
に供給され、電気パルス信号（Ｓ０）によって強度変調
される。従って、光強度変調器２４において、各々の光
パルス（例えば、光パルス”２”〜”９”）が電気パル
ス信号（Ｓ０）の各パルス（すなわち、”２”〜”
９”）の時間位置におけるチャープ光の波長を有する光
パルス信号（Ｓ２）が得られる。従って、強度変調後の
光パルス信号（Ｓ２）は、入力光パルス信号（ＰIN）と
同じ周期を有し、隣接する光パルス間において波長がΔ
λ／７だけ異なっている。
【００２８】次に、光パルス信号（Ｓ２）は波長分散素
子２５によって伝搬遅延が与えられる。より具体的に
は、波長分散素子２５は、チャープ光の波長の時間変化
と逆符号の分散定数Ｄ（すなわち、本実施例の場合、Ｄ
＜０）を有する。従って、各光パルスはその波長差に応
じて伝搬遅延を受け、パケット周期がＴ１＝８Ｔ０であ
り、光パルスの周期が、Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７となるよう
に圧縮された光パケット信号（ＰOUT）が得られる。 ［第４の実施例］図１０のタイムチャートを参照して、
本発明の第４の実施例である光パルス周期圧縮／伸長装
置２０の動作を以下に説明する。なお、本実施例におい
て、光パルス周期圧縮／伸長装置１０は光パルス周期伸
長装置として動作する。
子２５によって伝搬遅延が与えられる。より具体的に
は、波長分散素子２５は、チャープ光の波長の時間変化
と逆符号の分散定数Ｄ（すなわち、本実施例の場合、Ｄ
＜０）を有する。従って、各光パルスはその波長差に応
じて伝搬遅延を受け、パケット周期がＴ１＝８Ｔ０であ
り、光パルスの周期が、Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７となるよう
に圧縮された光パケット信号（ＰOUT）が得られる。 ［第４の実施例］図１０のタイムチャートを参照して、
本発明の第４の実施例である光パルス周期圧縮／伸長装
置２０の動作を以下に説明する。なお、本実施例におい
て、光パルス周期圧縮／伸長装置１０は光パルス周期伸
長装置として動作する。
【００２９】光パルス周期圧縮装置２０の光入力端に
は、パケット周期がＴ１であり、各光パケットの光パル
ス周期がＴ０である８つの光パルス（８ビット）を含む
光パケット信号（ＰIN）が入力される。この入力光パケ
ット信号は、Ｏ／Ｅ変換器２３により電気パルス信号
（Ｓ０）に変換される。チャープ光生成器２１において
生成されるチャープ光（Ｓ１）は、図１０に示すよう
に、光パワーが一定であり、入力光パケット信号におけ
る光パケットの各々の先頭光パルス（すなわち、光パル
ス”０”又は”８”）及び末尾光パルス（すなわち、光
パルス”７”又は”ｆ”）に同期して、第１所定波長
（λ１）から第２所定波長（λ２）まで線形に波長が増
大している。この波長の変化量Δλは、本実施例におい
ては正の値である（すなわち、Δλ＝λ２−λ１＞
０）。
は、パケット周期がＴ１であり、各光パケットの光パル
ス周期がＴ０である８つの光パルス（８ビット）を含む
光パケット信号（ＰIN）が入力される。この入力光パケ
ット信号は、Ｏ／Ｅ変換器２３により電気パルス信号
（Ｓ０）に変換される。チャープ光生成器２１において
生成されるチャープ光（Ｓ１）は、図１０に示すよう
に、光パワーが一定であり、入力光パケット信号におけ
る光パケットの各々の先頭光パルス（すなわち、光パル
ス”０”又は”８”）及び末尾光パルス（すなわち、光
パルス”７”又は”ｆ”）に同期して、第１所定波長
（λ１）から第２所定波長（λ２）まで線形に波長が増
大している。この波長の変化量Δλは、本実施例におい
ては正の値である（すなわち、Δλ＝λ２−λ１＞
０）。
【００３０】生成されたチャープ光は光強度変調器２４
に供給され、電気パルス信号（Ｓ０）によって強度変調
される。従って、光強度変調器２４において、各々の光
パルス（例えば、光パルス”０”〜”７”）が電気パル
ス信号（Ｓ０）の各パルス（すなわち、”０”〜”
７”）の時間位置におけるチャープ光の波長を有する光
パルス信号（Ｓ２）が得られる。従って、強度変調後の
光パルス信号（Ｓ２）は、入力光パケット信号（ＰIN）
と同じパルス周期を有し、一方、隣接する光パルス間に
おいては波長がΔλ／７だけ異なっている。
に供給され、電気パルス信号（Ｓ０）によって強度変調
される。従って、光強度変調器２４において、各々の光
パルス（例えば、光パルス”０”〜”７”）が電気パル
ス信号（Ｓ０）の各パルス（すなわち、”０”〜”
７”）の時間位置におけるチャープ光の波長を有する光
パルス信号（Ｓ２）が得られる。従って、強度変調後の
光パルス信号（Ｓ２）は、入力光パケット信号（ＰIN）
と同じパルス周期を有し、一方、隣接する光パルス間に
おいては波長がΔλ／７だけ異なっている。
【００３１】次に、光パケット信号（Ｓ２）は波長分散
素子２５に供給され、各光パルスには波長分散による伝
搬遅延が与えられる。より具体的には、波長分散素子２
５は、チャープ光の波長の時間変化と同符号の分散定数
Ｄ（すなわち、Ｄ＞０）を有する。従って、各光パルス
はその波長差に応じて伝搬遅延を受け、光パルスの周期
が、Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７となるように伸張された光パル
ス信号（ＰOUT）が得られる。
素子２５に供給され、各光パルスには波長分散による伝
搬遅延が与えられる。より具体的には、波長分散素子２
５は、チャープ光の波長の時間変化と同符号の分散定数
Ｄ（すなわち、Ｄ＞０）を有する。従って、各光パルス
はその波長差に応じて伝搬遅延を受け、光パルスの周期
が、Ｔ０＋Ｄ×Δλ／７となるように伸張された光パル
ス信号（ＰOUT）が得られる。
【００３２】なお、図１０に示すように、光パルス信号
（ＰOUT）が一定の周期を有するように伸張されるため
には、上記した式(１)を満たすように定めればよい。本
実施例においては、各光パルスの周期が一定の光パルス
信号を得る場合を例に説明したが、第１の実施例の改変
例として図６に示した場合と同様に、光パルスの周期を
伸張した光パケット信号（ＰOUT）が得られるようにチ
ャープ光の波長変化Δλ又は分散定数Ｄを定めてもよ
い。 ［第５の実施例］図１１は、本発明の第５の実施例であ
る光信号生成装置３０の構成を示すブロック図である。
光信号生成装置３０は、上記した第３又は第４の実施例
の光パルス周期圧縮／伸長装置２０において、光信号入
力端及びＯ／Ｅ変換器２３に代わり、電気信号（Ｓ０）
を生成する電気信号生成器２７を有している。
（ＰOUT）が一定の周期を有するように伸張されるため
には、上記した式(１)を満たすように定めればよい。本
実施例においては、各光パルスの周期が一定の光パルス
信号を得る場合を例に説明したが、第１の実施例の改変
例として図６に示した場合と同様に、光パルスの周期を
伸張した光パケット信号（ＰOUT）が得られるようにチ
ャープ光の波長変化Δλ又は分散定数Ｄを定めてもよ
い。 ［第５の実施例］図１１は、本発明の第５の実施例であ
る光信号生成装置３０の構成を示すブロック図である。
光信号生成装置３０は、上記した第３又は第４の実施例
の光パルス周期圧縮／伸長装置２０において、光信号入
力端及びＯ／Ｅ変換器２３に代わり、電気信号（Ｓ０）
を生成する電気信号生成器２７を有している。
【００３３】本実施例において、電気信号生成器２７
は、第３の実施例のＯ／Ｅ変換器２３と同様な、一定周
期Ｔ０の電気パルス信号（Ｓ０、図９参照）を生成して
光強度変調器２４に供給する。従って、第３の実施例と
同様に、チャープ光生成器２１が生成するチャープ光の
波長の時間変化（Δλ）と波長分散素子２５の分散定数
Ｄの積が負（すなわち、Ｄ×Δλ＜０）となるように構
成することによって、光信号生成装置３０は、光パケッ
ト信号（ＰOUT）を生成することができる。
は、第３の実施例のＯ／Ｅ変換器２３と同様な、一定周
期Ｔ０の電気パルス信号（Ｓ０、図９参照）を生成して
光強度変調器２４に供給する。従って、第３の実施例と
同様に、チャープ光生成器２１が生成するチャープ光の
波長の時間変化（Δλ）と波長分散素子２５の分散定数
Ｄの積が負（すなわち、Ｄ×Δλ＜０）となるように構
成することによって、光信号生成装置３０は、光パケッ
ト信号（ＰOUT）を生成することができる。
【００３４】あるいは、他の実施例として、電気信号生
成器２７は、第４の実施例のＯ／Ｅ変換器２３と同様
な、パケット周期がＴ１であり、各パケットのパルス周
期がＴ０である８つの電気パルス（８ビット）を含む電
気パケット信号（Ｓ０、図１０参照）を電気信号生成器
２７が生成する。また、第４の実施例と同様に、チャー
プ光生成器２１が生成するチャープ光の波長の時間変化
（Δλ）と波長分散素子２５の分散定数Ｄの積が正（す
なわち、Ｄ×Δλ＞０）となるように構成することによ
って、光信号生成装置３０は、光パルス信号、又は光パ
ケット信号を生成することができる。
成器２７は、第４の実施例のＯ／Ｅ変換器２３と同様
な、パケット周期がＴ１であり、各パケットのパルス周
期がＴ０である８つの電気パルス（８ビット）を含む電
気パケット信号（Ｓ０、図１０参照）を電気信号生成器
２７が生成する。また、第４の実施例と同様に、チャー
プ光生成器２１が生成するチャープ光の波長の時間変化
（Δλ）と波長分散素子２５の分散定数Ｄの積が正（す
なわち、Ｄ×Δλ＞０）となるように構成することによ
って、光信号生成装置３０は、光パルス信号、又は光パ
ケット信号を生成することができる。
【００３５】尚、電気信号生成器２７を設けず、図１２
に示すように、上記したような電気信号を外部から受信
する受信端（Ｅｉｎ）を設けた構成としてもよい。尚、
上記した実施例において示した数値等は例示であり、適
宜変更してもよい。また、上記した種々の実施例は例示
であり、適宜組合せて、又は改変して適用することがで
きる。
に示すように、上記したような電気信号を外部から受信
する受信端（Ｅｉｎ）を設けた構成としてもよい。尚、
上記した実施例において示した数値等は例示であり、適
宜変更してもよい。また、上記した種々の実施例は例示
であり、適宜組合せて、又は改変して適用することがで
きる。
【００３６】
【発明の効果】上記したことから明らかなように、本発
明によれば、精密な調整が不要で光信号の劣化のない光
パルス周期圧縮／伸長装置を実現できる。また、波長変
化量Δλ及び／又は分散定数Ｄを変更することによって
光パルス周期を任意に調整することが可能で柔軟性に富
んでいる。さらに、精密な調整が不要なため、装置の作
製が容易であり、また、部品数も少なくて済む。
明によれば、精密な調整が不要で光信号の劣化のない光
パルス周期圧縮／伸長装置を実現できる。また、波長変
化量Δλ及び／又は分散定数Ｄを変更することによって
光パルス周期を任意に調整することが可能で柔軟性に富
んでいる。さらに、精密な調整が不要なため、装置の作
製が容易であり、また、部品数も少なくて済む。
【図１】従来の光パルス周期圧縮装置の構成の１例を概
略的に示す図である。
略的に示す図である。
【図２】図１に示す光パルス周期圧縮装置の動作を説明
するタイムチャートである。
するタイムチャートである。
【図３】従来の光パルス周期伸張装置の構成の１例を概
略的に示す図である。
略的に示す図である。
【図４】本発明の第１の実施例である光パルス周期圧縮
／伸長装置の構成を示すブロック図である。
／伸長装置の構成を示すブロック図である。
【図５】図５に示す光パルス周期伸長装置の動作を説明
するためのタイムチャートである。
するためのタイムチャートである。
【図６】図５に示す第１の実施例の改変例である光パル
ス周期伸長装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。
ス周期伸長装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図７】本発明の第２の実施例である光パルス周期圧縮
装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図８】本発明の第３の実施例である光パルス周期圧縮
／伸長装置の構成を示すブロック図である。
／伸長装置の構成を示すブロック図である。
【図９】図８に示す光パルス周期圧縮／伸長装置のパル
ス圧縮動作を説明するためのタイムチャートである。
ス圧縮動作を説明するためのタイムチャートである。
【図１０】図８に示す光パルス周期圧縮／伸長装置のパ
ルス伸長動作を説明するためのタイムチャートである。
ルス伸長動作を説明するためのタイムチャートである。
【図１１】本発明の第５の実施例である光信号生成装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図１２】図１１に示す第５の実施例の改変例である、
電気信号受信端を有する光信号生成装置の構成を示すブ
ロック図である。
電気信号受信端を有する光信号生成装置の構成を示すブ
ロック図である。
１０，２０ 光パルス周期圧縮／伸長装置 １１，２１ チャープ光生成器 １２ 光カプラ １４ 波長変換器 １５，２５ 波長分散素子 ２３ Ｏ／Ｅ変換器 ２４ 光強度変調器 ２７ 電気信号生成器 ３０ 光パルス生成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｂ 10/06
Claims (10)
- 【請求項１】 光パルス信号のパルス周期を圧縮する光
パルス周期圧縮装置であって、 前記光パルス信号の所定数のパルス毎に第１所定波長か
ら第２所定波長まで線形に波長が変化するチャープ光を
生成するチャープ光生成器と、 前記光パルス信号を電気パルス信号に変換する光電変換
器と、 前記チャープ光を前記電気パルス信号によって強度変調
して変調光信号を生成する光変調器と、 前記チャープ光の波長の時間変化と逆符号の分散定数を
有し、前記変調光信号に波長分散による伝搬遅延を与え
る波長分散素子と、を有することを特徴とする光パルス
周期圧縮装置。 - 【請求項２】 各光パケットが所定数の光パルスを含む
光パケット信号のパルス周期を伸張する光パルス周期伸
張装置であって、 前記光パケットの各々の先頭光パルス及び末尾光パルス
に同期して第１所定波長から第２所定波長まで線形に波
長が変化するチャープ光を生成するチャープ光生成器
と、 前記光パケット信号を電気パルス信号に変換する光電変
換器と、 前記チャープ光を前記電気パルス信号によって強度変調
して変調光信号を生成する光変調器と、 前記チャープ光の波長の時間変化と同符号の分散定数を
有し、前記変調光信号に波長分散による伝搬遅延を与え
る波長分散素子と、を有することを特徴とする光パルス
伸張装置。 - 【請求項３】 前記波長分散素子の分散定数をＤ、前記
光パケットの先頭光パルス及び末尾光パルス間における
前記チャープ光の波長変化量をＬ、前記光パケットの各
々の光パルス数をＮ、前記光パケットの光パルス周期を
Ｔ０、前記光パケット信号のパケット周期をＴ１とした
とき、 Ｔ０＋（Ｄ×Ｌ）／（Ｎ−１）＝Ｔ１／Ｎ を満たすことを特徴とする請求項２に記載の光パルス周
期伸張装置。 - 【請求項４】 光パルス信号のパルス周期を圧縮する光
パルス周期圧縮装置であって、 前記光パルス信号の所定数のパルス毎に第１所定波長か
ら第２所定波長まで線形に波長が変化するチャープ光を
生成するチャープ光生成器と、 前記光パルス信号を前記チャープ光によって波長変換し
て波長変換光信号を生成する波長変換器と、 前記チャープ光の波長の時間変化と逆符号の分散定数を
有し、前記波長変換光信号に波長分散による伝搬遅延を
与える波長分散素子と、を有することを特徴とする光パ
ルス周期圧縮装置。 - 【請求項５】 各光パケットが所定数の光パルスを含む
光パケット信号のパルス周期を伸張する光パルス周期伸
張装置であって、 前記光パケットの各々の先頭光パルス及び末尾光パルス
に同期して第１所定波長から第２所定波長まで線形に波
長が変化するチャープ光を生成するチャープ光生成器
と、 前記光パケット信号を前記チャープ光によって波長変換
して波長変換光信号を生成する波長変換器と、 前記チャープ光の波長の時間変化と同符号の分散定数を
有し、前記波長変換光信号に波長分散による伝搬遅延を
与える波長分散素子と、を有することを特徴とする光パ
ルス周期伸張装置。 - 【請求項６】 前記波長分散素子の分散定数をＤ、前記
光パケットの先頭光パルス及び末尾光パルス間における
前記チャープ光の波長変化量をＬ、前記光パケットの各
々の光パルス数をＮ、前記光パケットの光パルス周期を
Ｔ０、前記光パケット信号のパケット周期をＴ１とした
とき、 Ｔ０＋（Ｄ×Ｌ）／（Ｎ−１）＝Ｔ１／Ｎ を満たすことを特徴とする請求項５に記載の光パルス周
期伸張装置。 - 【請求項７】 光パケット信号を生成する光パケット信
号生成装置であって、 所定パルス周期を有する電気パルス信号を生成する電気
パルス信号生成器と、前記電気パルス信号の所定数のパ
ルス毎に第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長
が変化するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、 前記電気パルス信号によって前記チャープ光を強度変調
して変調光信号を生成する光変調器と、 前記チャープ光の波長の時間変化と逆符号の分散定数を
有し、前記変調光信号に波長分散による伝搬遅延を与え
る波長分散素子と、を有することを特徴とする光パケッ
ト信号生成装置。 - 【請求項８】 光パルス信号を生成する光パルス信号生
成装置であって、 所定パルス周期を有する電気パルス信号を生成する電気
パルス信号生成器と、 前記電気パルス信号の所定数のパルス毎に第１所定波長
から第２所定波長まで線形に波長が変化するチャープ光
を生成するチャープ光生成器と、 前記電気パルス信号によって前記チャープ光を強度変調
して変調光信号を生成する光変調器と、 前記変調光信号に波長分散による伝搬遅延を与える波長
分散素子と、を有することを特徴とする光パルス信号生
成装置。 - 【請求項９】 光パケット信号を生成する光パケット信
号生成装置であって、 各パケットが所定数のパルスを含む電気パケット信号を
生成する電気パケット信号生成器と、 前記電気パケットの各々の先頭パルス及び末尾パルスに
同期して第１所定波長から第２所定波長まで線形に波長
が変化するチャープ光を生成するチャープ光生成器と、 前記電気パケット信号によって前記チャープ光を強度変
調して変調光信号を生成する光変調器と、 前記チャープ光の波長の時間変化と同符号の分散定数を
有し、前記変調光信号に波長分散による伝搬遅延を与え
る波長分散素子と、を有することを特徴とする光パケッ
ト信号生成装置。 - 【請求項１０】 前記波長分散素子の分散定数をＤ、前
記電気パケットの各々の先頭パルス及び末尾パルス間に
おける前記チャープ光の波長変化量をＬ、前記光パケッ
トの各々の光パルス数をＮ、前記光パケットの光パルス
周期をＴ０、前記光パケット信号のパケット周期をＴ１
としたとき、 Ｔ０＋（Ｄ×Ｌ）／（Ｎ−１）＝Ｔ１／Ｎ を満たすことを特徴とする請求項９に記載の光パケット
信号生成装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000178302A JP2001356308A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 光パルス周期変調装置及び光パルス信号生成装置 |
| US09/788,419 US20010053012A1 (en) | 2000-06-14 | 2001-02-21 | Methods and apparatus for optical pulse period modulation and optical pulse signal generation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000178302A JP2001356308A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 光パルス周期変調装置及び光パルス信号生成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001356308A true JP2001356308A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18679755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000178302A Pending JP2001356308A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 光パルス周期変調装置及び光パルス信号生成装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20010053012A1 (ja) |
| JP (1) | JP2001356308A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| GB2457738B (en) * | 2005-09-27 | 2010-08-04 | Fujitsu Ltd | Optical signal separation device and optical signal separation method |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4928316A (en) * | 1988-02-04 | 1990-05-22 | Bell Communications Research, Inc. | Optical systems and methods based upon temporal stretching, modulation and recompression of ultrashort pulses |
| US5841560A (en) * | 1996-09-30 | 1998-11-24 | The Trustees Of Princeton University | System for optical pulse train compression and packet generation |
| US6078417A (en) * | 1997-05-29 | 2000-06-20 | Lucent Technologies Inc. | Spectral compaction via cross-modulation wavelength conversion |
-
2000
- 2000-06-14 JP JP2000178302A patent/JP2001356308A/ja active Pending
-
2001
- 2001-02-21 US US09/788,419 patent/US20010053012A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20010053012A1 (en) | 2001-12-20 |
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