JP2001356110A - pHセンサ - Google Patents

pHセンサ

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JP2001356110A
JP2001356110A JP2000176423A JP2000176423A JP2001356110A JP 2001356110 A JP2001356110 A JP 2001356110A JP 2000176423 A JP2000176423 A JP 2000176423A JP 2000176423 A JP2000176423 A JP 2000176423A JP 2001356110 A JP2001356110 A JP 2001356110A
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sensor
glass
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Mitsusachi Nakazono
光幸 中園
Toshisuke Sakai
敏輔 酒井
Hirobumi Nakamura
博文 中村
Toshihiko Matsuda
利彦 松田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定液のpHを間欠的に測定する場合で
も、センサ性能を常時、良好に維持することができ、測
定再開時のセンサの安定化時間を短縮して、被測定液の
pH測定作業を継続して効率的に行えるpHセンサを提
供する。 【解決手段】 参照電極部の液絡16とガラス電極部1
3のpH感応ガラス15のそれぞれの端部が被測定液の
供給されるセル11内に下方に向けて突出して配設され
た一体型のpHセンサ10であって、セル11内に突出
して配置された液絡16の周囲を支持する支持部17と
ガラス電極部13の本体周囲を支持する支持部材14と
の間に、被測定液をセル11から排出した際に液絡16
から漏出する参照電極側内部液18のpH感応ガラス1
5への移動を阻止する遮断部材、又は各支持部のセル内
側面の方向や位置を異ならせて形成した遮断構造が設け
られているpHセンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素イオン濃度が
それぞれ異なる溶液の間に配置されたpH感応ガラスの
膜間に発生する起電力を測定して、水素イオン濃度を検
出するpHセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被測定液の水素イオン濃度をpH
感応ガラスを用いて測定するpHセンサとして、液絡を
保持した参照電極部とpH感応ガラスを保持したガラス
電極部を同一セル内に配設した一体型のpHセンサがあ
る。これについて、図5を用いて説明する。
【0003】図5は従来の一体型pHセンサの構成図で
ある。
【0004】図5において、50は従来の技術における
pHセンサ、51はpHセンサ50を構成するpHセン
サ支持容器、52はpHセンサ支持容器51内に配置さ
れたガラス電極支持容器、53はアルカリ酸化物を10
〜30%程度混入させガラス電極支持容器52の先端部
に半球状に形成されたpH感応ガラス、54はガラス電
極支持容器52内に配置された銀線からなる内部電極、
55は銀線の先端に被覆された塩化銀コーティング、5
6はpH緩衝液に所定量の塩化カリウム(KCl)を溶
かして調整されたガラス電極側内部液、57はpHセン
サ支持容器51とガラス電極支持容器52の間のスペー
スに配設された銀線からなる内部電極、58は内部電極
57の先端に被覆された塩化銀コーティング、59はK
Clの高濃度溶液からなる参照電極側内部液、60は参
照電極側内部液59が入れられるpHセンサ支持容器5
1の底部にパッキン61を介して配設された電気導通性
を有した多孔質体からなる液絡、62は液絡60とガラ
ス電極支持容器52を支持する支持部である。
【0005】pHセンサ支持容器51とガラス電極支持
容器52はパッキン61及び支持部62によって固定さ
れている。pHセンサ支持容器51とガラス電極支持容
器52の間のスペースに参照電極用として内部電極57
が配設されて、この内部電極57の周囲に参照電極側内
部液59が充填されている。液絡60はパッキン61及
び支持部62によって固定されている。液絡60は多孔
質であるため参照電極側内部液59がここからごく少量
流出して、参照電極としての電気的導通性を保持させて
いる。液絡60及びガラス電極支持容器52の両者は支
持部62を介して同一平面上に配置されている。
【0006】こうして、pH感応ガラス53で発生した
起電力をガラス電極支持容器52側の内部電極54と参
照電極となるpH支持容器51側の内部電極57との間
で測定して検知する。ここで、内部電極54とpH感応
ガラス53の間のガラス電極側内部液56は伝導体とし
ての役目と、ガラス電極側の内部電極54の電位を安定
させる役目がある。参照電極側内部液59も同様に伝導
体の役目と参照電極となる内部電極57の電位を安定さ
せる役目がある。
【0007】このようなpHセンサ50の電極として、
以前は水銀を用いたカロメル電極が多く使用されていた
が、毒性が強く環境汚染につながるために現在はあまり
使用されず、代わりに銀塩化銀電極が使用されている。
【0008】内部電極には、銅や亜鉛等の金属(M)と
金属イオン(M+)との平衡による起電力を有した第1
種の電極があり、この平衡電位はM+の濃度に依存し
て、Mの溶解度が平衡に達するまで不安定である。これ
に対して、銀塩化銀電極のような金属Mと難溶解性物M
Xで構成され、その平衡起電力を利用した第2種の電極
では、Mの溶解度に依存せずX-の濃度に依存するため
安定であるという特徴を有している。難溶解性物MXは
平衡に達しやすく安定した電位を維持させることができ
る。
【0009】銀塩化銀電極の場合の電極電位Φ(V)は
次の式で表される。
【0010】 Φ=Φ0−(RT/F)ln[塩化物イオン濃度] ここで、Φ0は標準電極電位(V)、Rはガス定数
(8.3144J/(Kmol))、Tは絶対温度
(K)、Fはファラデー定数(96485C/mol)
である。
【0011】次にpH感応ガラスの起電力発生の原理を
説明する。アルカリ酸化物が10〜30%程度混入した
ガラスを薄膜にして、その両面に異なるpHの水溶液が
接するようにすると膜の両面に電位を生じる性質があ
る。しかも、発生する起電力は両水溶液のpHに比例
し、この起電力は次のネルンストの式で表される。
【0012】 E=(α2.303RT/F)(pHa−pHb)+e ここでEはガラス薄膜両面の電位差(V)、Rはガス定
数(8.3144J/(Kmol))、Tは絶対温度
(K)、Fはファラデー定数(96485C/mo
l)、pHaとpHbはガラス薄膜の内部液のpH及びガ
ラス薄膜外部液のpHである。α、eはそれぞれ感度、
不斉電位である。
【0013】このような一体型のpHセンサは、小型で
あり、性能も安定していることから広く普及している。
pHセンサを使用しない場合には、pH感応ガラス53
と液絡60の先端部を水と接触させた状態に保持してお
き、乾燥による液絡60の目詰まりや、pH感応ガラス
への固形分の付着を防止するようにしておく。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の一体型pHセンサ50は以下のような課題を有して
いた。
【0015】(1)水分の蒸発等により常時適正な保存
状態を維持させるのが難しく、また、pH感応ガラス5
3と液絡60が水と非接触状態の場合には、液絡60か
ら参照電極側内部液59が排出するようになる。このた
め、参照電極側内部液59がその表面張力と支持部62
のわずかな傾きにより、支持部62のセル内側面に沿っ
て流れ、同一平面上に保持されたpH感応ガラス53の
表面に付着して、pHセンサ50のセンサ性能を劣化さ
せるという問題があった。
【0016】(2)この内部液は、高濃度溶液であるた
めに乾燥することにより結晶化し易く、この結晶がガラ
ス表面等に一旦付着すると、再溶解が困難であるため、
再び水に接触させてpHの測定を再開したとき、pHセ
ンサ50の性能が安定するまでに時間がかかり、測定作
業性が悪くなるという問題があった。
【0017】本発明は、上記、従来の課題を解決するも
ので、被測定液のpHを間欠的に測定する場合でも、セ
ンサ性能を常時、良好に維持することができ、測定再開
時のセンサの安定化時間を短縮して、被測定液のpH測
定作業を継続して効率的に行うことのできるpHセンサ
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のpHセンサは、
参照電極部の液絡とガラス電極部のpH感応ガラスのそ
れぞれの端部が被測定液の供給されるセル内に下方に向
けて突出して配設された一体型のpHセンサであって、
前記セル内に突出して配置された前記液絡の周囲を支持
する支持部と前記ガラス電極部の本体周囲を支持する支
持部材との間に、前記被測定液を前記セルから排出した
際に前記液絡から漏出する参照電極側内部液の前記pH
感応ガラスへの移動を阻止する遮断部材、又は前記各支
持部のセル内側面の方向や位置を異ならせて形成した遮
断構造が設けられて構成されている。
【0019】これによって、間欠的に被測定液のpHを
測定する場合でも、センサ性能を常時、良好に維持する
ことができ、測定再開時におけるセンサの安定化時間を
短縮して、被測定液のpH測定作業を効率的に行うこと
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1に記載のpHセンサは、
参照電極部の液絡とガラス電極部のpH感応ガラスのそ
れぞれの端部が被測定液の供給されるセル内に下方に向
けて突出して配設された一体型のpHセンサであって、
セル内に突出して配置された液絡の周囲を支持する支持
部とガラス電極部の本体周囲を支持する支持部材との間
に、被測定液をセルから排出した際に液絡から漏出する
参照電極側内部液のpH感応ガラスへの移動を阻止する
遮断部材、又は各支持部のセル内側面の方向や位置を異
ならせた遮断構造が設けられて構成されている。
【0021】この構成によって、以下の作用を有する。
【0022】(1)液絡から漏出する参照電極側内部液
が、これを支持する支持部の面上を表面張力や重力で拡
散、移動してガラス電極部のpH感応ガラス表面に付着
するのを防止できるので、被測定液のpHを間欠的に測
定する場合でも、センサ性能を劣化させることなく継続
的に良好な測定状態を維持することができる。
【0023】(2)pH感応ガラスの表面に結晶化によ
り生成した固形物等が付着しないので、測定再開後すぐ
にセンサを使用することができ、被測定液におけるpH
測定作業を効率的に行うことができる。
【0024】(3)pH感応ガラスと液絡とを近接した
状態で配置できるので、セル内における被測定液の流れ
の影響等による変動要因を抑制して、測定点となるpH
感応ガラスと液絡との間にある被測定液のpH値を精密
に測定することができる。
【0025】(4)pH感応ガラスと液絡との間に遮断
部材を取付けるだけでよいので、簡単かつ、確実に参照
電極側内部液のpH感応ガラスへの移動を阻止して、セ
ンサ性能を良好に維持することができる。
【0026】ここで、pH感応ガラスは、アルカリ酸化
物が10〜30%程度混入されたガラス膜である。ガラ
ス膜の厚さが薄い程、pHセンサとしての感度が良くな
るが薄すぎると強度的に弱くなるので、100μm〜3
00μmが適当である。また、pH感応ガラスの表面積
が小さすぎると感度が低下し、広すぎると不安定になる
ため、0.5〜2cm2の範囲とするのが適当である。
【0027】内部電極は、例えば銀線の先端に塩化銀の
被膜がコーティングされた構成のものを使用でき、直径
が約0.5mmの銀線に塩化銀30〜160mgをこの
銀線の端から0.5cm〜2cmの範囲に担持させたも
の等を使用する。内部液に挿入する深さは、電極が液に
接触すれば測定可能であるが、不安定であるため少なく
とも塩化銀が担持されていない部分が内部液に接触する
ようにする。
【0028】液絡は多孔質のセラミックあるいは合成樹
脂等からなり、その直径は約0.5〜3mmとし、その
支持部のセル内側面からセル内に突出させる長さは、
0.5〜10mm、好ましくは5mmとしている。
【0029】ガラス電極側内部液としては、中性りん酸
緩衝液等のpH緩衝液を加温して、これに塩化カリウム
等の高電気伝導性塩化物を溶かした液を使用できる。
【0030】参照電極側内部液としては、高濃度例えば
74.5〜313g/リットルの濃度の塩化カリウム水
溶液や、塩化物等の水溶液を使用できる。
【0031】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のpHセンサにおいて、遮断部材が、液絡及びガラス電
極部を支持する支持部の略中間位置又はいずれかの近傍
に配設された仕切り板であるように構成されている。
【0032】この構成によって、請求項1の作用に加え
て以下の作用を有する。
【0033】(1)参照電極側内部液が液絡から、ガラ
ス電極部の方向に流出したとしても、仕切り板により遮
られ、内部液を下方に滴下させることでガラス電極部の
pH感応ガラスの表面に付着するのを確実に防止でき
る。
【0034】(2)仕切り板を液絡やpH感応ガラスの
周囲を囲うように円筒状に形成して、これを支持部の面
に接着、あるいは熔着して支持部から突出した遮断部と
することもできる。これにより、容易かつ確実に参照電
極側内部液のpH感応ガラスへの付着を抑制して、その
測定作業性をさらに向上させることができる。
【0035】ここで、仕切り板としては、スチールやア
ルミ、ステンレス等の金属や、ポリエチレン樹脂、ポリ
スチレン樹脂、フェノール樹脂等の合成樹脂等を素材と
して用いることができる。
【0036】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のpHセンサにおいて、遮断構造が、ガラス電極部の支
持部の面を液絡の支持部の面より上方位置に配設した構
造を有して構成されている。
【0037】この構成によって、請求項1の作用に加え
て以下の作用を有する。
【0038】(1)参照電極側内部液が液絡から、ガラ
ス電極部の方向に流出したとしても、液絡から滴下する
参照電極側内部液が重力に抗して上に移動するようなこ
とがなく、pH感応ガラスへの表面張力等による移動を
阻止することができる。
【0039】(2)参照電極の液絡及びガラス電極部の
それぞれの支持部の面を段違いにして、参照電極の液絡
先端部と、pH感応ガラスの検知部とをより近接した状
態とすることができるので、両者の間で測定される被測
定液のpH値をさらに精度よく測定することができる。
【0040】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のpHセンサにおいて、遮断構造が、液絡の支持部をガ
ラス電極の支持部に対して略直交又は対向する方向に配
置して構成されている。
【0041】この構成によって、請求項1の作用に加え
て以下の作用を有する。
【0042】(1)液絡の支持部の面をガラス電極の支
持部の面に対して略直交又は対向する方向に配置した遮
断構造を有するので、漏出する参照電極側内部液が間隔
を有して配置されたガラス電極部のpH感応ガラスに到
達することがなく、これによる内部液の付着を抑制し
て、種々の被測定液を交換しながら間欠的に行われるp
H測定作業の安定化時間を短縮して効率的に行うことが
できる。
【0043】(2)参照電極の液絡及びガラス電極部の
それぞれの支持部が略直交又は対向して配置されるの
で、参照電極の液絡先端部とpH感応ガラスの検知部と
をより近接させた状態にでき、被測定液のpH値をさら
に精度よく測定できる。
【0044】以下、本発明の実施の形態1〜3について
図面を用いて説明する。
【0045】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるpHセンサの構成図である。
【0046】図1において、10は実施の形態1のpH
センサ、11はpHを測定するための被測定液が側部か
ら供給され下方に向けて排出されるセル、12は参照電
極部を構成するpHセンサ支持容器、13はpHセンサ
支持容器12底部のパッキン13a下面の支持部14よ
りその下端部がセル11内に突出した状態で支持され、
ガラス電極側内部液13bを保持したガラス電極部、1
5はガラス電極部13の底部に形成されたアルカリ酸化
物を10〜30%程度含むpH感応ガラス、16はpH
センサ支持容器12底部の支持部14よりセル11内に
突出して取付けられ、パッキン16aの支持部17を介
して支持固定された液絡、18はpHセンサ支持容器1
2内に満たされた参照電極側内部液、19はガラス電極
側内部液13b及び参照電極側内部液18にそれぞれ浸
漬され、塩化銀コーティング19aを先端部に有した内
部電極である。
【0047】pH感応ガラス15の厚さは、薄い程、感
度が良くなるが薄すぎると強度的に弱くなるので、10
0μm〜300μmが適当である。表面積は小さすぎる
と感度が低下し、広すぎると不安定になるため、0.5
〜2cm2が適当である。
【0048】内部電極19は直径0.5mmの銀線に塩
化銀30〜160mgをその先端から0.5cm〜2c
mの範囲に担持させたものを使用する。内部電極19が
ガラス電極部13及び参照電極部の内部液13b、18
に挿入される深さは、内部電極19が液に接触すれば測
定可能であるが、浅すぎると不安定であるため少なくと
も塩化銀が担持されていない部分が内部液に接触するよ
うにする。
【0049】ガラス電極側内部液13bは、pH緩衝液
(例えば中性りん酸緩衝液)を加温(例えば80℃)し
て、これに高電気伝導度性塩化物(例えば3.3M、K
Cl)を溶かした液を使用している。参照電極部を構成
する液絡16及びガラス電極部13は、pHセンサ支持
容器12底部のパッキン13aによって固定されてい
る。
【0050】pHセンサ支持容器12とガラス電極部1
3の間のスペースに参照電極部の内部電極19が配設さ
れている。
【0051】参照電極側内部液18は、KCl高濃度溶
液を使用している。
【0052】パッキン16aによって固定され液絡16
はセラミックや合成樹脂等の多孔質体からなり参照電極
側内部液18を液絡16の先端部から少量流出して参照
電極部内の内部電極19との電気的導通性を保持してい
る。
【0053】支持部17は液絡を支持する面であり、支
持部14はガラス電極部13を支持する面である。この
ように液絡16を支持する支持部17より、ガラス電極
部13を支持する支持部14が上方に配設されている。
【0054】また、本図では支持部17、14をそれぞ
れ略水平面となるようにしているが、液絡16の支持部
17がガラス電極部13の支持部14が下方に配設され
ている構成のものであれば、それぞれの支持部の面に傾
斜を持たせた構造のものとしてもよい。
【0055】pH感応ガラス15は半径4mmの半球状
で、厚さが0.15mmであって、これをガラス電極部
13の本体(外径8mm、内径6mm、厚さ1mm)
と、ガラス溶着により接着した。
【0056】ガラス電極側内部液13bは、中性りん酸
緩衝液を80℃に加温して、3.3M、KClを溶解し
た後、徐冷して調整した。次に内部電極19の塩化銀コ
ーティング19aが覆われるまでガラス電極側内部液1
3bを注入し、窒素ガスを注入してシリコーン接着剤で
封入した。
【0057】pHセンサ支持容器12(外径30mm、
内径28mm、厚さ1mm)内に、上記のガラス電極部
13と液絡用のパッキン16a(厚さ5mm)にて液絡
16(直径1mm、長さ20mm)が固定された液絡支
持容器16bを配設し、シリコン製のパッキン16a
(厚さ5mm)により固定した。ガラス電極部13の突
出長さは、約15mmで、液絡支持容器16bの突出長
さは、約5mmとして、液絡16の突出長さは約5mm
とした。
【0058】pHセンサ支持容器12とガラス電極部1
3の間のスペースに内部電極19が配設されている。内
部電極19の銀線の先端に塩化銀コーティング19aが
施されている。さらに、参照電極側内部液18がその中
に充填されている。
【0059】参照電極側内部液18には、KClの飽和
溶液を使用している。こうして、液絡16の支持部17
とガラス電極部13の支持部14の各面間に、約5mm
の段差を設けることにより、参照電極側内部液18の遮
断構造を形成させている。
【0060】従来の技術として比較したpHセンサは、
図5に示すように液絡60がシリコンパッキンにより固
定され、液絡60を支持する支持部とガラス電極を支持
する支持部が同一平面に形成されているが、その他の条
件は本実施の形態1と同様の公知のものである。
【0061】この実施の形態1のpHセンサ10と図5
に示す従来の技術のpHセンサ50を用いて、初期感度
を測定した後、各pHセンサの全体を30度傾けた状態
で空気中で2週間放置したのち、これを水と再接触させ
て復帰試験を行い、そのときの感度の経時変化を測定し
た。図4はpHセンサの感度の経時変化を示すグラフ
で、この感度の経時変化の測定結果を示す。
【0062】従来の技術のpHセンサ50のpH感応ガ
ラス53の表面への結晶付着部分は、pH感応ガラス5
3の全面積に対して約1/2であり、水との再接触に際
しては50mlの蒸留水をセル内に供給した状態で静置
させる必要があった。これに対して、実施の形態1のp
Hセンサ10の場合では、結晶の付着部分はゼロであっ
た。
【0063】ここで、pH測定の際の感度は、pH値が
4.01、6.86、9.18である各pH緩衝液の電
位変化をそれぞれのpH変化で割り、1pH当たりの電
位変化量を示したものである。
【0064】図4から明らかなように、従来の技術のp
Hセンサ50では、感度が初期状態に復帰(57mV/
pH以上)させるのに4時間が必要なのに対し、実施の
形態1のpHセンサ10では、1時間で復帰しているこ
とがわかる。
【0065】従来の技術のpHセンサ50が初期状態に
復帰するのに要する最初の1時間は、pH感応ガラス表
面と液絡の水に対するエージング時間であり、あとの3
時間は、KClの結晶がpH感応ガラス表面に1/2面
積まで付着したことに起因するものと推察できる。
【0066】実施の形態1のpHセンサ10は以上の構
成を有するので、以下の作用を有する。
【0067】(1)液絡16を支持する支持部17とガ
ラス電極部13を支持する支持部14との間に約5mm
の段差を設けた遮断構造としているので、液絡16から
流出した参照電極側内部液18がガラス電極部13のp
H感応ガラス15の表面に付着するのを防止でき、pH
センサ10の再復帰に要する時間を効果的に短縮するこ
とができる。
【0068】(2)参照電極側内部液18が、液絡16
を支持する支持部17上を表面張力や重力で拡散、移動
してガラス電極部13のpH感応ガラス15の表面に到
達するのを防止できるので、間欠的に被測定液のpHを
測定する場合でも、センサ性能を劣化させることなく常
時、良好に維持することができる。
【0069】(3)pH感応ガラス15の表面に結晶化
により生成した固形物等が付着しないので、測定再開後
すぐにpHセンサを作動させることができ、被測定液に
おけるpH測定作業を効率的に行うことができる。
【0070】(4)pH感応ガラス15と液絡16とを
近接した状態で配置できるので、セル内における被測定
液の流れの影響等による変動要因を抑制して、測定点と
なるpH感応ガラス15と液絡16との間にある被測定
液のpH値測定誤差を少なくして精密測定を行うことが
できる。
【0071】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
pHセンサについて説明する。
【0072】図2は本発明の実施の形態2におけるpH
センサの構成図である。
【0073】図2において、20は実施の形態2のpH
センサ、21はpHセンサ支持容器12の底部にセル1
1内に下部が突出して設けられた液絡支持容器、22は
液絡支持容器21の側部にpH感応ガラス15に対向し
て配置された液絡、23は、液絡22を支持する厚みが
5mmのシリコンパッキン、24はシリコンパッキン2
3の外側に設けられた支持部である。なお、実施の形態
1と同様の構成を有するものについては、同一の符号を
付してその詳しい説明を省略する。
【0074】この実施の形態2のpHセンサ20が実施
の形態1のpHセンサ10と異なるのは、pH感応ガラ
ス15に対向して水平方向に液絡22及びその支持構造
を設けた点にある。即ち、液絡22及びその支持部のセ
ル内側面を、ガラス電極部13を支持する支持部14の
面に対して直交して設けている。
【0075】このpHセンサ20を用いて実施の形態1
のpHセンサ10の場合と同様に、初期のpH感度を測
定した後、約30度にpHセンサ20の本体部分を傾
け、空気中で2週間放置したのち、水と再接触させたと
きの感度の経時変化を測定した。この結果を図4に示
す。
【0076】図4から分かるように、前記した実施の形
態1の場合と同様、実施の形態2のpHセンサ20は約
1時間で初期状態に復帰している。このように従来の技
術のpHセンサ50と比べ3時間も復帰時間が短いこと
が分かる。
【0077】こうして、実施の形態2におけるpHセン
サ20の液絡22を支持する支持部24とガラス電極部
13を支持する支持部14の面とを直交するように設け
た構成においても、実施の形態1と同様に液絡22から
流出した参照電極側内部液18がガラス電極部13のp
H感応ガラス15表面に付着するのを防止でき、再復帰
の時間を有効に短縮できることがわかった。
【0078】実施の形態2のpHセンサ20は以上の構
成を有するので、以下の作用を有する。
【0079】(1)液絡22を支持する支持部24とガ
ラス電極部13を支持する支持部14とが互いに直角に
配置された遮断構造を有しているので、液絡22から流
出した参照電極側内部液18がその支持部24の面に沿
って流れてガラス電極部13のpH感応ガラス15に付
着するのを確実に防止でき、pH感応ガラス15への結
晶の付着がなくpHセンサ20の復帰時間の短縮ができ
る。
【0080】(2)間欠的に被測定液のpHを繰り返し
て測定する場合でも、pHセンサ20のセンサ性能を劣
化させることがなく常時、良好な精度を維持して測定を
継続的かつ効率的に行える。
【0081】(3)pH感応ガラス15と液絡22と対
向、近接させた状態で配置でき、被測定液がセル11内
における狭い範囲内に限定されるので、被測定液のセル
内での流れの分布状態や、濃度のばらつき等の変動要因
が少なくなり、pH値の測定誤差を抑制してさらに精密
に測定を行うことができる。
【0082】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3におけるpHセンサの構成図である。
【0083】図3において、30は実施の形態3のpH
センサ、31、32はpHセンサ支持容器12の底部に
セル11内に下部が突出して設けられた液絡、33は液
絡31、32を把持するpHセンサ支持容器12の底部
に設けられたパッキン、34はセル11内に突出する液
絡31、32及びガラス電極部13を支持する支持部、
35は支持部34上にガラス電極部13を囲むように配
置され、円筒状に形成された仕切り板(遮断部材)であ
る。なお、実施の形態1と同様の構成を有するものにつ
いては、同一の符号を付してその詳しい説明を省略す
る。
【0084】実施の形態3のpHセンサ30が従来の技
術のpHセンサ50と異なるのは、液絡31、32を支
持する支持部34上のガラス電極部13の周囲にシリコ
ンリングからなる高さ5mm、幅2mmの仕切り板35
を配置している点にある。この仕切り板35はシリコン
樹脂以外の材料、例えば、金属や、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹
脂を素材とするものでもよい。
【0085】実施の形態3のpHセンサ30を実施の形
態1と同様に、初期のpH測定感度を測定した後、30
度傾けた状態で空気中に2週間放置したのち、これを水
と再接触させたときの感度の経時変化を測定した。図4
に結果をまとめている。
【0086】図4から明らかなように実施の形態3のp
Hセンサ30は、約1時間で初期状態に復帰しており、
従来の技術と比べ3時間も復帰時間が短いことがわか
る。
【0087】実施の形態3のpHセンサ30は以上の構
成を有するので、以下の作用を有する。
【0088】(1)液絡31、32を支持する支持部3
4上のガラス電極部13を支持する基部の周囲に仕切り
板35を遮断部材として設けているので、液絡31、3
22から漏出する参照電極側内部液18によって、ガラ
ス電極部13のpH感応ガラス15が濡らされるような
ことがなく、pH感応ガラス15への結晶の付着を抑制
してpHセンサ30のセンサ性能を安定に維持させるこ
とができる。
【0089】(2)間欠的に被測定液のpHを繰り返し
て測定する場合でも、pHセンサ20のセンサ性能を劣
化させることがないので、常時、良好な感度と測定精度
を維持して効率的にpH測定を行うことができる。
【0090】(3)円筒状の仕切り板35を支持部34
上に突出したガラス電極部13の基部の周囲に配置する
だけなので、接着剤等を用いて遮断部材を簡単に設ける
ことができ、pH測定時における信頼度の高いデータを
得ることのできるpHセンサを安価に製造できる。
【0091】
【発明の効果】請求項1に記載のpHセンサによれば、
以下の効果を有する。
【0092】(1)液絡から漏出する参照電極側内部液
が、これを支持する支持部の面上を表面張力や重力で拡
散、移動してガラス電極部のpH感応ガラス表面に付着
するのを防止できるので、被測定液のpHを間欠的に測
定する場合でも、センサ性能を劣化させることがなく、
信頼性の高いデータを得ることができる。
【0093】(2)pH感応ガラスの表面に結晶化によ
り生成した固形物等が付着しないので、測定再開後すぐ
にセンサを使用することができ、被測定液におけるpH
測定作業を効率的に行うことができる。
【0094】(3)pH感応ガラスと液絡とを近接した
状態で配置できるので、セル内における被測定液の流れ
の影響等による変動要因を抑制して、測定点となるpH
感応ガラスと液絡との間にある被測定液のpH値を精密
に測定することができる。
【0095】(4)pH感応ガラスと液絡との間に遮断
部材を取付けるだけでよいので、簡単かつ、確実に参照
電極側内部液のpH感応ガラスへの移動を阻止して、セ
ンサ性能を良好に維持することができる。
【0096】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて以下の効果を有する。
【0097】(1)参照電極側内部液が液絡から、ガラ
ス電極部の方向に流出したとしても、仕切り板により遮
られ、内部液を下方に滴下させることでガラス電極部の
pH感応ガラスの表面に付着するのを確実に防止でき
る。
【0098】(2)仕切り板を液絡やpH感応ガラスの
周囲を囲うように円筒状に形成して、これを支持部の面
に接着、あるいは熔着して支持面から突出した遮断部と
することもできる。容易かつ確実に参照電極側内部液の
pH感応ガラスへの付着を抑制して、その測定作業性を
さらに向上させることができる。
【0099】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて以下の効果を有する。
【0100】(1)参照電極側内部液が液絡から、ガラ
ス電極部の方向に流出したとしても、液絡から滴下する
参照電極側内部液が重力に抗して上に移動するようなこ
とがなく、pH感応ガラスへの表面張力等による移動を
阻止することができる。
【0101】(2)参照電極の液絡及びガラス電極部に
おいて、それぞれの支持部の面を段違いにして、参照電
極の液絡先端部と、pH感応ガラスの検知部とをより近
接した状態とすることができるので、両者の間で測定さ
れる被測定液のpH値をさらに精度よく測定することが
できる。
【0102】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて以下の効果を有する。
【0103】(1)液絡の支持部を前記ガラス電極の支
持部に対して略直交又は対向する方向に配置した遮断構
造を有するので、漏出する参照電極側内部液が間隔を有
して配置されたガラス電極部のpH感応ガラスに到達す
ることがなく、これによる内部液の付着を抑制して、種
々の被測定液を交換しながら間欠的に行われるpH測定
作業の安定化時間を短縮して効率的に行うことができ
る。
【0104】(2)参照電極の液絡及びガラス電極部の
それぞれの支持部が略直交又は対向して配置されるの
で、参照電極の液絡先端部とpH感応ガラスの検知部と
をより近接させた状態にでき、被測定液のpH値をさら
に精度よく測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるpHセンサの構
成図
【図2】本発明の実施の形態2におけるpHセンサの構
成図
【図3】本発明の実施の形態3におけるpHセンサの構
成図
【図4】pHセンサの感度の経時変化を示すグラフ
【図5】従来の一体型pHセンサの構成図
【符号の説明】
10 pHセンサ 11 セル 12 pHセンサ支持容器 13 ガラス電極部 13a パッキン 13b ガラス電極側内部液 14 支持部 15 pH感応ガラス 16 液絡 16a パッキン 16b 液絡支持容器 17 支持部 18 参照電極側内部液 19 内部電極 19a 塩化銀コーティング 20 pHセンサ 21 液絡支持容器 22 液絡 23 シリコンパッキン 24 支持部 30 pHセンサ 31 液絡 32 液絡 33 パッキン 34 支持部 35 仕切り板 50 pHセンサ 51 pHセンサ支持容器 52 ガラス電極支持容器 53 pH感応ガラス 54 内部電極 55 塩化銀コーティング 56 ガラス電極側内部液 57 内部電極 58 塩化銀コーティング 59 参照電極側内部液 60 液絡 61 パッキン 62 支持部
フロントページの続き (72)発明者 中村 博文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松田 利彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】参照電極部の液絡とガラス電極部のpH感
    応ガラスのそれぞれの端部が被測定液の供給されるセル
    内に下方に向けて突出して配設された一体型のpHセン
    サであって、 前記セル内に突出して配置された前記液絡の周囲を支持
    する支持部と前記ガラス電極部の本体周囲を支持する支
    持部材との間に、前記被測定液を前記セルから排出した
    際に前記液絡から漏出する参照電極側内部液の前記pH
    感応ガラスへの移動を阻止する遮断部材、又は前記各支
    持部のセル内側面の方向や位置を異ならせて形成した遮
    断構造が設けられていることを特徴とするpHセンサ。
  2. 【請求項2】前記遮断部材が、前記液絡及び前記ガラス
    電極部を支持する支持部の略中間位置又はいずれかの近
    傍に配設された仕切り板であることを特徴とする請求項
    1に記載のpHセンサ。
  3. 【請求項3】前記遮断構造が、前記ガラス電極部の支持
    部を前記液絡の支持部より上方位置に配設した構造を有
    することを特徴とする請求項1に記載のpHセンサ。
  4. 【請求項4】前記遮断構造が、前記液絡の支持部を前記
    ガラス電極の支持部に対し略直交又は対向する方向に配
    置した構造を有することを特徴とする請求項1に記載の
    pHセンサ。
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