JP2001354985A - 溶剤組成物、潤滑性重合体含有液及び該潤滑性重合体膜を有する物品 - Google Patents

溶剤組成物、潤滑性重合体含有液及び該潤滑性重合体膜を有する物品

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JP2001354985A
JP2001354985A JP2000181493A JP2000181493A JP2001354985A JP 2001354985 A JP2001354985 A JP 2001354985A JP 2000181493 A JP2000181493 A JP 2000181493A JP 2000181493 A JP2000181493 A JP 2000181493A JP 2001354985 A JP2001354985 A JP 2001354985A
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polymer
lubricating polymer
lubricating
film
solvent composition
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JP2000181493A
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Tatsuya Sugimoto
達也 杉本
Mitsuru Sugawara
充 菅原
Takefumi Suzuki
健文 鈴木
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い精度と信頼性の潤滑性及び非凝固性を有す
る重合体膜を形成可能な潤滑性重合体含有液、それに好
適な溶剤組成物、及び表面に前記潤滑性重合体含有液を
塗布・乾燥させてなる重合体膜を有する物品を提供す
る。 【解決手段】1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフル
オロシクロペンタンと含フッ素芳香族炭化水素とからな
る溶剤組成物、膜形成能を有する潤滑性重合体を前記溶
剤組成物に溶解又は分散させてなる潤滑性重合体含有
液、及び表面に前記潤滑性重合体含有液を塗布・乾燥さ
せてなる重合体膜を有する物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1,1,2,2,
3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンと含フッ素
芳香族炭化水素とからなる溶剤組成物、該溶剤組成物に
潤滑性重合体を溶解又は分散させてなる潤滑性重合体含
有液及び該潤滑性重合体膜を有する物品に関する。
【0002】
【従来の技術】基材表面に潤滑性や撥水性等を付与する
目的で、潤滑性重合体を溶解又は分散させてなる液を用
いて、基材表面に潤滑性膜を形成する方法が知られてい
る。また近年においては、電子機器、機械装置、部品等
の小型化、高精度化に伴い、それらの摺動部及び表面に
おける高い潤滑性能が要求されている。とりわけ、ハー
ドディスクやミニディスク、デジタルオーディオテー
プ、ビデオテープ等の磁気テープその他の磁気記録媒体
と記録・読み取りヘッドとの摺動には、高精度、高耐久
性、高信頼性の潤滑性や非凝着性が必要となってきた。
例えば、ハードディスクと記録・読み取りヘッドとの摺
動には、磁性体層の上にカーボン等の保護層が形成さ
れ、さらにその上に潤滑性のフッ素系ポリマーの重合体
膜が形成される。また、写真機、ビデオカメラ、事務機
器、医療用機器類、真空ポンプ等の各種機器類、電子部
品、精密自動車部品、小型モーター、超音速モータ、マ
イクロマシン等の機械装置等の摺動部等も、それらの高
性能化及び小型化に伴って、高耐久性、高信頼性、低汚
染性の潤滑を実現するために、これらの摺動部に潤滑性
のフッ素系ポリマーによる重合体膜を形成させることが
多くなっている。さらに、インクジェット記録ヘッドの
ノズル孔には、極性流体の吐出安定性や方向性を確保す
るために、ノズル表面に撥水性のフッ素化ポリマーの重
合体膜が形成される。
【0003】ところで、基材表面に潤滑性の重合体膜を
形成する方法としては、例えば、潤滑性あるいは撥水性
を有するフッ素系ポリマーのごとき極めて表面張力の小
さい重合体を適当な揮発性溶媒に溶解した重合体含有溶
液を調製し、このものを基材表面に塗布した後、溶媒を
乾燥除去させて重合体膜を形成する方法がある。かかる
揮発性溶媒及び重合体含有液としては、例えば、フロ
ン113を溶剤として用いるもの(特開平5−3425
70号公報)やパーフルオロ−n−ヘプタンを溶剤と
して用いるもの(特開平4−211959号公報)、
環状トリハイドロフルオロカーボンを主成分とする溶剤
を用いるもの(WO97/35919号公報)、式:
Rf1−CHF−CH2−Rf2(Rf1及びRf2は、そ
れぞれパーフルオロアルキル基を表し、Rf1及びRf2
は互いに結合して環を形成してもよい。)で表されるト
リハイドロフルオロカーボンを含有する溶媒を用いるも
の(特開平10−316760号公報)等が知られてい
る。
【0004】しかしながら、これらのうち、のフロン
113を用いるものは、フロン113がオゾン層破壊物
質として既に規制の対象となっており、のパーフルオ
ロ−n−ヘプタンを用いるものは、パーフルオロ−n−
ヘプタン等のパーフルオロカーボンは大気寿命が長く、
地球温暖化に寄与するという指摘がなされており、それ
らを使用すること自体が問題となっている。また、これ
らの溶剤はフッ素系ポリマー等の重合体の溶解性に乏し
く、均一な重合体膜が得られないという欠点を有してい
る。
【0005】また、のWO97/35919号公報や
の特開平10−316760号公報には、重合体を溶
解又は分散させる溶剤として、環状フッ素化炭化水素
(又はトリハイドロフルオロカーボン)に、鎖状ハイド
ロフルオロカーボン、環状パーフルオロカーボン、環状
ハイドロフルオロカーボン等の他の溶剤を添加したもの
を用いることができる旨が記載されている。
【0006】しかしながら、上記WO/35919号公
報及び特開平10−316760号公報に開示される潤
滑性重合体含有液は、ある程度の精度、信頼性の潤滑性
や非凝着性を有する均一な重合体膜を形成することが可
能であるが、未だ十分とは言えない。特に、ハードディ
スクの分野では年々記録密度が向上しており、記録・読
み取りヘッドと摺動には、より高精度、高信頼性の潤滑
性や非凝着性の重合体膜を形成できる潤滑性重合体含有
液の開発が要求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実状
に鑑みてなされたものであり、高い精度と信頼性の潤滑
性及び非凝固性を有する重合体膜を形成可能な潤滑性重
合体含有液、及びそれに好適な溶剤組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは、基材表面に均一な潤滑性重合体膜を
形成することができる溶剤として、1,1,2,2,
3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンを選択し、
このものをベースとして、それに添加する溶剤を種々検
討した。その結果、添加溶媒として含フッ素芳香族炭化
水素を用いると、潤滑性重合体を均一に溶解でき、得ら
れる潤滑性重合体含有液を用いることにより、基材表面
に極めて均一な潤滑性重合体膜を安定的に形成できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は第1に、1,1,2,
2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンと含フ
ッ素芳香族炭化水素とからなる溶剤組成物を提供する。
本発明の溶剤組成物においては、前記含フッ素芳香族炭
化水素の含有量は、組成物全体に対して5〜50重量%
である溶剤組成物であるのが好適である。また、本発明
は第2に、膜形成能を有する潤滑性重合体を、前記本発
明の溶剤組成物に溶解又は分散させてなる潤滑性重合体
含有液を提供する。さらに、本発明は第3に、表面に前
記潤滑性重合体含有液を塗布し、乾燥させてなる重合体
膜を有する物品を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の溶剤組成物は、1,1,2,2,3,3,4−
ヘプタフルオロシクロペンタンと含フッ素芳香族炭化水
素とからなることを特徴とする。本発明に用いられる
1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペ
ンタンは、膜形成能を有する重合体を均一に溶解あるい
は分散させるとともに、水、熱などに対し、極めて優れ
た安定性を有する。1,1,2,2,3,3,4−ヘプ
タフルオロシクロペンタンは、例えば、特開平10−3
16760号公報に記載された方法により製造し、入手
することができる。
【0011】含フッ素芳香族炭化水素は、芳香族炭化水
素の水素原子の一部又は全部がフッ素原子に置換された
化合物であり、芳香環がフッ素化された化合物、アルキ
ル側鎖がフッ素化された化合物、及び芳香環部分とアル
キル側鎖の両方がフッ素化された化合物のいずれも用い
ることができる。かかる含フッ素芳香族炭化水素として
は、例えば、モノフルオロベンゼン、1,2−ジフルオ
ロベンゼン、1,3−ジフルオロベンゼン、1,4−ジ
フルオロベンゼン、1,2,3−トリフルオロベンゼ
ン、1,2,4−トリフルオロベンゼン、1,3,5−
トリフルオロベンゼン、1,2,3,4−テトラフルオ
ロベンゼン、1,2,3,5−テトラフルオロベンゼ
ン、1,2,4,5−テトラフルオロベンゼン、ペンタ
フルオロベンゼン、ヘキサフルオロベンゼン等の芳香環
がフッ素化された化合物;トリフルオロメチルベンゼ
ン、1,2−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン、
1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン、1,4
−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン等のアルキル側
鎖がフッ素化された化合物;オクタフルオロトルエン等
の芳香環及びアルキル側鎖の両方がフッ素化された化合
物;が挙げられる。
【0012】これらの含フッ素芳香族炭化水素は、単独
で、あるいは2種以上の化合物を組み合わせて用いるこ
とができる。また、これらの含フッ素芳香族炭化水素と
1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペ
ンタンとの混合物は共沸化合物を形成してもよい。これ
らの中でも、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフル
オロシクロペンタンとの混合溶剤が低燃焼性である点か
ら、トリフルオロメチルベンゼン、1,3−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンゼン、1,4−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンゼン等の少なくともアルキル側鎖がフッ
素化された化合物が好ましく、1,3−ビス(トリフル
オロメチル)ベンゼンが特に好ましい。
【0013】本発明の溶剤組成物中の含フッ素芳香族炭
化水素の混合割合は、溶剤組成物全体に対して5〜50
重量%が好ましく、より好ましくは5〜35重量%、さ
らに好ましくは5〜20重量%の範囲である。含フッ素
芳香族炭化水素の混合割合が5重量%未満の場合には、
潤滑性重合体によっては溶剤組成物の溶解性が悪くな
り、潤滑性重合体が析出するおそれがあり、50重量%
を越えると、燃焼性を有する溶剤組成物となり好ましく
ない。
【0014】本発明で用いる潤滑性重合体は、基材表面
に均一な膜を形成し得るものであれば、特に限定される
ものではない。また、該重合体の性質も特に限定される
ものではなく、潤滑性、非凝着性あるいは撥水性等の膜
を形成した場合に、従来必要とされる性質を有するもの
であればよい。かかる膜形成能を有する潤滑性重合体の
例としては、フッ素系重合体、シリコーン樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられ、これらの
中でもフッ素系重合体が好ましい。
【0015】フッ素系重合体としては、分子内にフッ素
原子を有するものであれば格別な制限はないが、例え
ば、フッ化オレフィン重合体類;塩化フッ化オレフィン
重合体類;ヘテロ原子を含むフッ素系重合体;等が挙げ
られる。
【0016】これらのうち、本発明においてはヘテロ原
子を含むフッ素系重合体が特に好ましい。ヘテロ原子を
含むフッ素系重合体のヘテロ原子としては、周期律表の
第2周期乃至は第3周期で、かつ第4B族、第5B族又
は第6B族に属する原子が挙げられる。より具体的に
は、窒素原子、酸素原子、硫黄原子、リン原子等が挙げ
られ、酸素原子が好ましい。かかるフッ素原子を含むフ
ッ素系重合体としては、例えば、パーフルオロアルキル
スルホン酸ポリエステル類;パーフルオロアルキルポリ
エーテル類;パーフルオロアルキル基を有するポリイミ
ド類;部分フッ素化変性シリコーンオイル類;等が挙げ
られる。これらの中で、パーフルオロアルキルポリエー
テル類が特に好ましい。
【0017】パーフルオロアルキルポリエーテル類とし
ては、一般に撥水膜形成材料として使用されているもの
であれば格別な制限はない。例えば、特開昭61−12
6627号公報、特開昭63−97264号公報、特開
昭64−31642号公報、特開平4−211969号
公報、特開平5−342570号公報、特開平7−18
2652号公報に記載されているようなパーフルオロア
ルキルポリエーテル類が使用できる。好適なパーフルオ
ロアルキルポリエーテル類としては、例えば、CH3
−(CF2CF2O)a−CH3、PhOCH2CH2OCH
2O−(CF2CF2O)b−CH3、CF3−[(OCF
(CF3)CF2c−(OCF2d]−OCF3、CF3
−[(OCF2CF2e−(OCF2f]−OCF3等の
一般式で表されるものが挙げられる(式中、a〜fは正
整数を表す)。
【0018】また、主鎖に環状構造を有するフッ素系重
合体、例えば、特開平6−305151号公報に記載さ
れているような環状パーフルオロカーボン、環状パーフ
ルオロエーテル、環状パーフルオロカーボンの一部のフ
ッ素原子が塩素原子で置換された形の環状フルオロクロ
ロカーボン重合体も用いることができる。主鎖に環状構
造を有するフッ素系重合体の例としては、下記一般式
(I)〜(III)で表される繰り返し単位を有するポリ
マーが挙げられる。
【0019】
【化1】
【0020】(上記式(I)〜(III)中、kは0又は1
〜5の整数を表し、mは0又は1〜4の整数を表し、n
は0又は1を表し、かつ、k+m+n=1〜6であり、
Rは、F又はCF3を表す。o,p,qは、0又は1〜
5の整数をそれぞれ表し、かつ、o+p+q=1〜6で
ある。また、R1,R2は、それぞれ独立して、F又はC
3を表す。)
【0021】上記式(I)〜(III)で表される繰り返し
単位の具体例としては、下記式(IV)〜(X)で表される
繰り返し単位が挙げられる。
【0022】
【化2】
【0023】
【化3】
【0024】また、上記環状パーフルオロカーボンや環
状パーフルオロエーテル等は、他のモノマーと共重合せ
しめてもよい。共重合されるモノマーの具体例として
は、CF2=CF−O−CF2CF(CF3)−O−CF2
CF2SO2F、CF2=CF−O−CF2CF2CF2CO
2CH3、CF2=CF−CF3、CF(CF32−O−C
2CF2SO2F、NH2CO(CH23Si(OC
253等が挙げられる。
【0025】さらに本発明においては、フッ素系重合体
として、特開昭64−31642号公報に記載されてい
るような下記(1)〜(9)の重合体を用いることもで
きる。 (1)C817SO2N(C37)CH2CH2OCOC
(CH3)=CH2とフッ素非含有アルキルメタクリレー
トとの共重合体、(2)Cn 2n +1CH2CH2OC
OCH=CH2(n’=1〜16)、Cn2 n +1CH2
OCOCH=CH2(n’=1〜4)又はCn 2n +1
OCOCH=CH2(n’=2〜8)とメチルアクリレ
ートマクロマーとのモル比2:1〜4:1の共重合体、
(3)C1021CH2CH2OH,PPG−5000及び
トリレンジイソシアネートとのモル比2:1:2のポリ
ウレタン、(4)C817SO2N(CH2CH2
H)2、ポリエチレングリコール及びアジピン酸とのモ
ル比1:3:4のポリエステル、(5)CF2=CFC
l、CH2=CH(OC25)及びCH2=CH(O(C
22OH)のモル比5:5:1の共重合体、(6)C
2=CFClとCH2=CH2とのモル比1:1の共重
合体、(7)CF2=CFCF3とCH2=CHOCH3
のモル比1:1の共重合体、(8)HOCH2CF2
(CF2CF2O)18(CF2O)23CF2CF2OH、ス
テアリルアルコール及びトリレンジイソシアネートのモ
ル比1:2:2のポリウレタン、(9)(CF32
(C64OH)2又はフェニル核の少なくとも一つの水
素原子がフッ素原子で置換されたビスフェノールAとア
ジピン酸とフマール酸とのモル比10:9:1の不飽和
ポリエステル。
【0026】フッ素重合体の平均分子量(数平均分子
量)には特に限定はなく、フッ素系重合体の種類に応じ
て、通常1,000〜5,000,000、好ましくは
1,000〜1,000,000,より好ましくは1,
000〜500,000の範囲の中から適宜選択され
る。例えば、上記パーフルオロアルキルポリエーテルの
場aha、通常、1,000〜100,000,好まし
くは1,000〜50,000、より好ましくは1,0
00〜20,000の範囲である。
【0027】本発明に使用される潤滑性重合体の形態は
格別に限定されるものではなく、粒子状であっても、グ
リース状あるいはワックス状であってもよい。これらの
膜形成能を有する重合体は、単独で、あるいは2種以上
のものを組み合わせて用いることができる。
【0028】上記潤滑性重合体には、例えば、特開平7
−182652号公報や特開平7−182653号公報
に記載されているように、摩擦係数をさらに低下させる
目的で、潤滑剤等の配合剤を加えて用いることができ
る。かかる潤滑剤としては、例えば、パラフィン系、ア
ロマ系、ナフテン系の鉱物油;シリコーンオイル;ラウ
リルアルコール、ドデシルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、エイ
コシルアルコール、セリルアルコール等の高級アルコー
ル;トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パ
ルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ノナデカン
酸、アラキン酸等の高級脂肪酸、及びこれら高級脂肪酸
のLi、Na、K、Mg、Ca、Ba等の塩;ミリスチ
ン酸メチル、ミリスチン酸エチル、ペンタデカン酸イソ
プロピル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸ヘキシ
ル、マルガリン酸ブチル、ステアリン酸メチル、ステア
リン酸エチル、ステアリン酸プロピル、ステアリン酸イ
ソプロピル、ステアリン酸アミル、ステアリン酸イソア
ミル、ステアリン酸ヘキシル等の高級脂肪酸エステル;
特開平7−125219号公報に記載されているCF3
(CH22Si(CH3)Cl2、CF3(CH22Si
(OCH33、CF3(CH22SiCl3、CF3(C
27(CH22Si(CH32Cl、CF3(CF2
7(CH22Si(OCH2CH33、CF3(CF25
(CH22Si(NH23等の含フッ素シラン化合物、
フォスファゼン化合物等が挙げられる。これらの中で
も、鉱物油、シリコーンオイル、高級アルコール、高級
脂肪酸、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステル、フォスフ
ァゼン化合物等が好適である。潤滑剤の使用量は、潤滑
性重合体膜の特性を損なわない範囲で適宜選択され、溶
剤100重量部に対して、通常0.01〜50重量部、
好ましくは0.1〜30重量部、より好ましくは1〜1
5重量部の範囲である。
【0029】本発明の潤滑性重合体含有液は、本発明の
溶剤組成物に重合体を溶解又は分散させることにより調
製することができる。すなわち、潤滑性重合体と所望に
より配合剤とを、本発明の溶剤組成物中に入れ、攪拌す
ればよい。必要に応じて、加熱や超音波照射等の手段を
採ることもできる。また、溶解重合体の分散液を得る場
合には、微粒子状態の重合体を用いるのが好ましい。
【0030】本発明の潤滑性重合体含有液中の潤滑性重
合体の含有量は、重合体の種類、被塗布基材の種類、塗
布作業性、塗膜の膜厚等を考慮して適宜選択される。ま
た、重合体が含有液中に溶解しているか、分散している
かによっても濃度が変化する。潤滑性重合体が含有液中
に溶解している場合には、潤滑性重合体含有液に全体に
対して、通常0.0001〜10重量%、好ましくは
0.001〜1重量%、より好ましくは0.005〜
0.5重量%の範囲である。また、重合体が含有液中に
分散している場合には、通常0.01〜20重量%、好
ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜
5重量%の範囲である。
【0031】本発明の潤滑性重合体含有液が塗布される
物品(被塗布基材)としては、特に制限はなく、使用目
的に応じて適宜選択される。塗布の対象となる物品の材
質としては、例えば、天然ゴム、イソプレン重合体、ブ
タジエン重合体ゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共
重合体グム(SBR)、水素化スチレン−ブタジエン共
重合体ゴム(水素化SBR)、アクリルニトリル−ブタ
ジエン共重合体ゴム(NBR)、水素化アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体ゴム(水素化NBR)、クロロ
プレン重合体ゴム、シリコーンゴム等のゴム;アルミニ
ウム、鉄、ステンレス、チタニウム、銅等の金属;カー
ボン、ガラス、セラミックス、シリコン等の無機物;及
びポリカーボネート、ポリイミド、ポリサルフォン、ポ
リエステル、ポリエーテルサルフォンポリエステル、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリウレタン、ポリオレフィ
ン、水素化ポリノルボルネン、水素化ポリスチレン、ベ
ークライト、ポリアセタール感光性樹脂等の樹脂;等が
挙げられる。
【0032】また、本発明の潤滑性重合体含有液は、磁
性基材に塗布するのに好適である。磁性基材としては、
種々の非磁性基材に直接又はニッケル/リン、チタニウ
ム、ケイ素、クロム、アルマイト等の下地層を介して、
強磁性金属薄膜をそれぞれ単独で、あるいは2種以上を
組み合わせて積層したものを用いることができる。強磁
性金属薄膜の材料としては、例えば、Co、Co−N
i、Co−Cr、Co−Fe、Co−Ni−Fe、Co
−Ni−Cr、Co−Ni−P、Co−Ni−Ti、C
o−Ni−Ta及びこれらの部分酸化されたものを挙げ
ることができる。これらの金属薄膜は、例えば、真空蒸
着法、スパッタリング法、イオンプレティング法、メッ
キ法等により形成することができる。下地層を含めた強
磁性金属薄膜の厚みとしては、通常0.005μm〜1
00μm、好ましくは0.01μm〜50μmの範囲で
ある。
【0033】前記強磁性金属薄膜は、その表面に、必要
に応じて通常の磁気記録媒体で一般的に用いられている
保護膜層が形成されていてもよい。保護膜としては、例
えば、Cr、W、Ni等の金属保護膜層;酸化シリコ
ン、SiC、グラファイト、ダイヤモンドライクカーボ
ン等の無機系保護膜層(特開昭61−126627号公
報、特開平5−342570号公報等参照);炭素数8
〜28の直鎖型飽和脂肪酸及びこれらのアルカリ金属塩
又はアルカリ土類金属塩(特公昭56−30609号公
報等参照)、シリコン樹脂(特開昭61−131231
号公報等参照)、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、プラ
ズマ重合生成物、放射線重合生成物等の有機系保護膜層
あるいは複合系保護膜層;等が挙げられる。これらの保
護膜層は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を積層さ
せて用いることができる。保護膜層の厚みは、用途に応
じて適宜選択されるが、通常0.001〜0.1μm、
好ましくは0.05μm〜0.05μmの範囲である。
【0034】上記のような材質からなる物品の具体例と
しては、インクジェット記録ヘッド;電子写真複写装置
の感光体上の残存トナーを除去するためのゴム製クリー
ニングブレード等の事務機器のクリーニングブレード;
カメラ、事務機器、医療機器、精密機器、真空ポンプ等
の真空機器、電子部品、精密自動車部品、小型モータ
ー、超音波モーター、マイクロマシン等の摺動部;ハー
ドディスク、デジタルビデオテープ 等の各種磁気ディ
スクの磁気記録媒体;フィルムとゴム又は樹脂シートの
間;等が挙げられる。
【0035】表面に潤滑性重合体含有液を塗布し、次い
で溶媒を除去することによって、表面に潤滑性重合体の
膜(重合体膜)を有する物品を得ることができる。潤滑
性重合体含有液の塗布方法としては、常法に従えばよ
く、例えば、ディップ法、スピンコート法、スプレーに
よる吹きつけ法等が挙げられる。潤滑性重合体含有液の
塗膜に含まれる溶媒(1,1,2,2,3,3,4−ヘ
プタフルオロシクロペンタン及び含フッ素芳香族炭化水
素)は、一般に、室温下又は加温下に、窒素ガス等の不
活性ガス中又は空気中で乾燥させることによって除去さ
れる。加熱する場合には減圧下に行うことができる。ま
た、光、電子線等のエネルギーを付与して溶媒の除去を
促進せしめることもできる。さらに、所望により、塗膜
の乾燥後に、熱、光、電子線等のエネルギーを付与し
て、塗膜を構成する潤滑性重合体の重合度を高めたり、
架橋結合を形成せしめることもできる。
【0036】潤滑性重合体膜の厚さは、通常0.000
1μm〜10μm、好ましくは0.0005μm〜5μ
m、より好ましくは0.001μm〜3μmの範囲であ
る。なお、膜厚の厚さはその用途によっても変化する。
例えば、インクジェット記録ヘッドに形成する重合体膜
の膜厚は、通常0.001μm〜10μm、好ましくは
0.005μm〜5μm、より好ましくは0.01μm
〜2μmであり、電子写真複写装置のクリーニングブレ
ードに形成する重合体膜の膜厚は、通常0.01μm〜
10μm、好ましくは0.01μm〜5μm、より好ま
しくは0.1μm〜5μmであり、磁性記録ハードディ
スクに形成する重合体膜の膜厚は、通常0.0001μ
m〜10μm、好ましくは0.0001μm〜5μm、
より好ましくは0.0005μm〜3μmの範囲であ
る。
【0037】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、本発明をさ
らに詳細に説明する。 (実施例1)1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフル
オロシクロペンタン18.4kgに1,3−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンゼン1.6kgを添加して、混合
溶剤(合計20kg)を調製した。
【0038】(実施例2)実施例1で得られた混合溶剤
(20kg)に、直鎖パーフルオロポリエーテル系の潤
滑性重合体(分子量1,500)20gと、フォスファ
ゼン系の潤滑剤(商品名:X−IP、ダウケミカル社
製)5gを添加した。添加と同時に、透明、均一な混合
液が得られた。このものを孔径0.2ミクロンのテフロ
ン(登録商標)製フィルターを通して、実施例2の潤滑
性重合体含有液を得た。
【0039】(実施例3)実施例1で得られた混合溶剤
20kgに、実施例2に用いた直鎖パーフルオロポリエ
ーテル系重合体の分子末端のトリフルオロメチル基をフ
ルロロメチル基とした直鎖パーフルオロポリエーテル系
重合体(分子量1,500)25gを添加した。添加と
同時に、透明、均一な混合液が得られた。このものを孔
径0.2ミクロンのテフロン製フィルターを通して、実
施例3の潤滑性重合体含有液を得た。
【0040】(比較例1)実施例2において、1,1,
2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン1
8.4kgに1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ゼン1.6kgを添加した混合溶剤を用いる代わりに、
1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフオロシクロペン
タン20kgを用いる以外は実施例1と同様にして、比
較例1の潤滑性重合体含有液を調製した。
【0041】(比較例2)実施例3において、1,1,
2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン1
8.4kgに1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ゼン1.6kgを添加した混合溶剤を用いる代わりに、
1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフオロシクロペン
タン20kgを用いる以外は実施例1と同様にして、比
較例2の潤滑性重合体含有液を調製した。
【0042】(比較例3)実施例3において、1,1,
2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン1
8.4kgに1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ゼン1.6kgを添加した混合溶剤を用いる代わりに、
1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフオロシクロペン
タン18kgに、ノナフルオロブチルメチルエーテル
(商品名:HFE−7100、3M社製)2kgを添加
した溶剤組成物を用いる以外は実施例3と同様にして比
較例2の潤滑性重合体含有液を調製した。
【0043】(比較例4)実施例3において、1,1,
2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン1
8.4kgに1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ゼン1.6kgを添加した混合溶剤を用いる代わりに、
1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフオロシクロペン
タン18kgに、2,3−ジハイドロデカフルオロペン
タン(商品名:バートレルXF、デュポン社製)2kg
を添加した溶剤組成物を用いる以外は実施例3と同様に
して比較例4の潤滑性重合体含有液を調製した。
【0044】以上の実施例2,3及び比較例1〜4の各
場合における潤滑性重合体が溶解するのに要した時間の
測定結果を第1表に示す。
【0045】潤滑性能試験 (1)潤滑性重合体膜の形成 実施例2,3及び比較例1〜4で得られた各潤滑性重合
体含有液を、ハードディスク(以下、「HD」と略す)
表面への潤滑剤塗布装置内のディッピング槽にそれぞれ
入れた。次いで、該ディッピング槽内へ、予め磁性体層
の表面にカーボン保護層を形成済みのHD10枚を導入
した。HDをディッピング槽内で3分間静置した後、液
レベルが2mm/秒で下がるように潤滑性重合体含有液
を一定速度で抜き出した。液を抜き出した後、該HDを
室温下に自然乾燥した。この操作を2回実施し、合計2
0枚のHDに潤滑性重合体含有液の塗布を行った。
【0046】(2)潤滑性重合体膜の表面観察 上記で得られたHD全枚について、潤滑性重合体の塗膜
表面を顕微鏡により観察し、表面のしわ等の有無を確認
し、また、塗膜の膜厚を測定した。膜厚の測定は、円周
方向に等間隔で3点(円周方向120°ずつ)、かつ直
径方向に等間隔で3点の合計9点で実施した。観察及び
測定結果を第1表に示す。
【0047】
【表1】
【0048】第1表に示すように、1,1,2,2,
3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンに、含フッ
素芳香族炭化水素である1,3−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンゼンを所定量添加することにより(実施例
1,2)、潤滑性重合体に対する溶解性が著しく高めら
れること、及び塗布された重合体膜の平滑性が著しく向
上することがわかった。
【0049】(3)コンタクトスタートアンドストップ
試験 実施例2,3の潤滑性重合体含有液を用いて潤滑性重合
体膜を形成した各20枚のHDのうちの2枚を無作為に
それぞれ取り出し、コンタクトスタートアンドストップ
試験(CSS試験)を行った。この試験は10万回まで
実施した。即ち、前記HD上の重合体膜を十分に乾燥し
た後、CSS試験機を用いて、CSS回数15,000
回における初期摩擦係数と初期摩擦係数が上昇したとき
のCSS回数の測定を行った。また、比較例1〜4の潤
滑性重合体含有液を用いて潤滑性重合体膜を形成した各
20枚のHDのうち、塗膜表面にごくわずかなシワが観
察された1枚とシワが観察されなかった1枚を選択し
て、同様にCSS試験を行った。試験結果を第2表に示
す。
【0050】
【表2】
【0051】第2表に示すように、1,1,2,2,
3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンに、含フッ
素芳香族炭化水素である1,3−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンゼンを所定量添加することにより(実施例
1,2)、塗布された重合体膜の耐久性が著しく向上す
ることがわかった。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は潤滑性重
合体を溶解又は分散するための溶剤組成物であり、潤滑
性重合体に対する溶解性又は分散性に極めて優れてい
る。また、本発明の潤滑性重合体含有液によれば、表面
に平滑性及び耐久性に極めて優れる潤滑性重合体膜を有
する物品を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 107/02 C10M 107/02 5D006 107/32 107/32 107/38 107/38 107/44 107/44 107/46 107/46 107/50 107/50 131/06 131/06 G11B 5/725 G11B 5/725 // C07C 23/08 C07C 23/08 25/13 25/13 C10N 30:00 C10N 30:00 Z 40:02 40:02 40:18 40:18 50:02 50:02 (72)発明者 鈴木 健文 神奈川県川崎市川崎区夜光1丁目2番1号 日本ゼオン株式会社総合開発センター内 Fターム(参考) 4F070 AA73 AC34 CA01 CA11 4H006 AA05 AB80 EA12 EA21 4H104 BD02Z BD03R CA01A CB12A CD04A CE13C CG03A CJ03A CJ13A LA20 PA01 PA16 QA08 4J002 BB001 BB241 BD131 BD181 BE041 BG081 BK001 CC031 CE001 CF111 CF121 CH051 CK021 CM041 CP031 CP081 EB076 EB117 GH00 4J038 CD091 DD001 DF011 DJ021 DL071 GA02 GA08 GA13 GA14 JA12 JA14 KA06 MA07 MA09 NA01 NA03 NA10 PB11 PC08 5D006 AA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフル
    オロシクロペンタンと含フッ素芳香族炭化水素とからな
    る溶剤組成物。
  2. 【請求項2】前記含フッ素芳香族炭化水素の含有量は、
    組成物全体に対して5〜50重量%である、請求項1記
    載の溶剤組成物。
  3. 【請求項3】膜形成能を有する潤滑性重合体を、請求項
    1又は2に記載の溶剤組成物に溶解乃至分散させてなる
    潤滑性重合体含有液。
  4. 【請求項4】表面に請求項3に記載の潤滑性重合体含有
    液を塗布し、乾燥させてなる重合体膜を有する物品。
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