JP2001354133A - 可動ホーム柵装置 - Google Patents

可動ホーム柵装置

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JP2001354133A JP2000177833A JP2000177833A JP2001354133A JP 2001354133 A JP2001354133 A JP 2001354133A JP 2000177833 A JP2000177833 A JP 2000177833A JP 2000177833 A JP2000177833 A JP 2000177833A JP 2001354133 A JP2001354133 A JP 2001354133A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】戸袋柵の厚みを薄型にして、プラットホームの
通路幅を十分な広さのものにすることができる可動ホー
ム柵装置を提供する。 【解決手段】乗降口PFの開き状態において、列車のド
ア開口の中心がその対称中心になるように一対の乗降扉
70を駆動し、各乗降扉70の開き時の移動量を必要最
小限にして、2重の扉構造や2段の扉構造でなくて、1
枚の扉であっても、乗降口を高速で開き可能にし、乗降
扉70が収納される戸袋柵61の厚みを薄型にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラットホーム上
の側縁に沿って立設され、プラットホームの脇に延びる
線路側の定位置に停止した列車との間に柵を形成する可
動ホーム柵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、列車のワンマン化運転に伴って、
プラットホームの安全確保が重要課題の1つになり、プ
ラットホームの安全確保の1つの手段として、可動ホー
ム柵装置が注目されている。
【0003】図17〜図19に示すように、このような
可動ホーム柵装置は、プラットホーム上の側縁に沿って
一対の戸袋柵1が立設され、一対の戸袋柵1の間が乗降
口2になっており、一対の戸袋柵1には、乗降扉3がそ
れぞれ収納されている。各乗降扉3が一対の戸袋柵1か
らそれぞれ突出して乗降口2を閉じ状態にする一方、一
対の戸袋柵1へそれぞれ没入して乗降口2を開き状態に
している。
【0004】列車の到着前において、各乗降扉3が各戸
袋柵1から突出していて乗降口2は閉じ状態になってい
る。列車が停止すると、各乗降扉3が各戸袋柵1に没入
して乗降口2が開き状態になるが、開き状態において、
図19に示すように、乗降口2の開口幅は、列車の停止
位置誤差(500mm)を考慮して、列車のドアの開口
幅1300mmより広めの2300mmになっている。
【0005】一対の乗降扉3により乗降口2の開口幅2
300mmを開閉しようとすると、両開き構造で各々の
乗降扉3は、1150mm移動する必要がある。すなわ
ち、列車の停止位置に関係なく、両方の乗降扉3の開閉
時の移動量は一定になっている。
【0006】一方、列車の運転時間間隔を短縮させるた
めに乗降口2を高速で開閉する必要があるので、図18
に示すように、各乗降扉3を2段扉形の伸縮構造を有す
るテレスコープ形の扉構造にして、2枚の扉体を同時に
開閉動作可能にして、短時間で乗降口を開閉するように
したものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の可動ホーム柵装置では、戸袋柵に2枚の扉体
を収納させる必要があるので、戸袋柵の厚みが増し、増
した分だけプラットホームの通路の幅が狭まり、また、
テレスコープ形の扉構造では、構造が複雑になって、コ
ストが嵩むという問題点があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、乗降口の開き状態において、列車
のドア開口の中心がその対称中心になるように一対の乗
降扉を駆動し、各乗降扉の開き時の移動量を必要最小限
にして、乗降口を高速で開き可能にし、戸袋柵の厚みを
薄型にして、プラットホームの通路幅を十分な広さのも
のにすることができる可動ホーム柵装置を提供すること
を目的としている。
【0009】また、1つの戸袋柵に2枚の乗降扉を有効
に収納することにより、装置の構造を複雑にしないで、
コストを低減することができ、戸袋柵が奥行き方向で長
くならないで済み、一対の戸袋柵の間に形成される乗降
口を十分に広くすることができる可動ホーム柵装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]プラットホーム(10)上の側縁に沿って立設さ
れ、プラットホーム(10)の脇に延びる線路側の定位
置に停止した列車との間に柵を形成する可動ホーム柵装
置(60)において、前記列車のドア開口に対応する乗
降口(PF)がその一対の間に形成される戸袋柵(6
1)と、当該一対の戸袋柵(61)にそれぞれ没入して
前記乗降口(PF)を開き状態にする一方、前記一対の
戸袋柵(61)からそれぞれ突出して前記乗降口(P
F)を閉じ状態にする一対の乗降扉(70)と、前記乗
降扉(70)を出没させるための駆動部(80)と、前
記乗降扉(70)を出没方向に案内するためのガイド部
(65,66)とを有し、前記駆動部(80)は、前記
乗降口(PF)を開き状態にする際に、前記停止した列
車のドア開口の中心がその対称中心になるように前記一
対の乗降扉(70)をそれぞれ駆動するものであること
を特徴とする可動ホーム柵装置(60)。
【0011】[2]前記駆動部(80)は、前記乗降口
(PF)を閉じた状態にする際に、基準の定位置に停止
する列車のドア開口の中心がその対称中心になるように
前記一対の乗降扉(70)を駆動するものであることを
特徴とする[1]に記載の可動ホーム柵装置(60)。
【0012】[3]前記駆動部(80)は、前記乗降口
(PF)を閉じた状態にする際に、前記停止した列車の
ドア開口の中心がその対称中心になるように前記一対の
乗降扉(70)を駆動するものであることを特徴とする
[1]に記載の可動ホーム柵装置(60)。
【0013】[4]前記駆動部(80)は、前記一対の
乗降扉(70)が前記乗降口(PF)を閉じた状態に維
持しながら、基準の定位置に停止する列車のドア開口の
中心がその対称中心になるように前記一対の乗降扉(7
0)を駆動するものであることを特徴とする[1]に記
載の可動ホーム柵装置(60)。
【0014】[5]前記駆動部(80)は、前記乗降口
(PF)を前記閉じた状態にした後から次の列車が前記
定位置に停止するまでの待機時間中に、前記一対の乗降
扉(70)を駆動するものであることを特徴とする
[4]に記載の可動ホーム柵装置(60)。
【0015】[6]前記可動ホーム柵装置(60)は、
プラットホーム(10)上の側縁に沿って連設されてお
り、前記戸袋柵(61)は、隣接する可動ホーム柵装置
(60)の一方の乗降扉(70)と他方の可動ホーム柵
装置(60)の乗降扉(70)とを、前記プラットホー
ム(10)上の側縁に沿って並べた状態で収納可能なも
のであることを特徴とする[1]に記載の可動ホーム柵
装置(60)。
【0016】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。列車がプラットホーム(10)に到着
する前において、乗降口(PF)は閉じ状態にあり、一
対の乗降扉(70)は各戸袋柵(61)から突出してい
て、一対の乗降扉(70)の対称中心はたとえば、乗降
口(PF)の中心になっている。
【0017】列車がプラットホーム(10)に到着し、
列車が基準の定位置に停止すると、各乗降扉(70)は
所定の基準量移動し、各戸袋柵(61)にそれぞれ没入
して、乗降口(PF)を開き状態にする。次に、列車の
ドアが開く。乗降口(PF)の幅方向の中心は列車のド
ア開口の中心と一致し、かつ、乗降口(PF)はドア開
口より幅広であるから、列車の乗降を支障なく行うこと
ができる。乗降口(PF)と列車のドアとが同時に開く
ようにしてもよく、また、列車のドアの方が乗降口(P
F)より先に開くようにしてもよい。
【0018】列車の乗降は、一対の乗降扉(70)が所
定の基準量移動し、各戸袋柵(61)から突出して、乗
降口(PF)を閉じ状態にし、その後、列車のドアが閉
じることにより終了する。また、乗降口(PF)と列車
のドアとが同時に閉じるようにしてもよく、また、列車
のドアの方が乗降口(PF)より先に閉じるようにして
もよい。
【0019】一方、列車が基準の定位置からずれて停止
すると、そのずれが許容誤差の範囲内であれば、駆動部
(80)は、列車のドア開口の中心がその対称中心にな
るように一対の乗降扉(70)を駆動する。
【0020】すなわち、ドアの中心が寄った側の乗降扉
(70)は基準量より多めに移動する一方、ドアの中心
が離れた側の乗降扉(70)は基準量より少なめに移動
し、各乗降扉(70)が戸袋柵(61)にそれぞれ没入
する。
【0021】それにより、列車が基準の定位置からずれ
て停止した場合に、プラットホーム(10)に対して列
車のドア開口の中心がずれるが、そのずれたドア開口の
中心に乗降口(PF)の幅方向の中心が一致するように
なり、かつ、当該ドアの開口より幅広な乗降口(PF)
を形成することができるので、乗降に支障をきたさな
い。また、多めに移動する方の乗降扉(70)は、必要
最小限移動するので、乗降口(PF)の開き動作が著し
く遅延することはない。
【0022】列車の乗降は、一対の乗降扉(70)を各
戸袋柵(61)から突出させて、乗降口(PF)を閉じ
状態にし、同時にあるいは、前後して、列車のドア開口
が閉じられることにより終了する。一対の乗降扉(7
0)の各々をどの程度突出させるかは、様々な手段があ
る。
【0023】一対の乗降扉(70)を突出させる第1の
手段は、基準の定位置に停止する列車のドア開口の中心
がその対称中心になるように一対の乗降扉(70)を駆
動するものである。
【0024】第1の手段では、一般的に列車は基準の定
位置を中心にして前後にずれて停止するものであるか
ら、乗降口(PF)を閉じる一対の乗降扉(70)を常
に中立的な位置に待機させておけば、次回の乗降に際し
て、乗降口(PF)を開き状態にするとき、多めに移動
する方の乗降扉(70)の必要最小限の移動量を小さく
抑えることができ、乗降口(PF)の開き動作が著しく
遅延することがない。
【0025】一対の乗降扉(70)を突出させる第2の
手段は、現に停止している列車のドア開口の中心がその
対称中心になるように一対の乗降扉(70)を駆動する
ものである。第2の手段では、乗降口(PF)の開き状
態では、現に停止しているドア開口の中心をその対称中
心にして一対の乗降扉(70)が開いているので、一対
の乗降扉(70)を同量移動すると同時に、乗降口(P
F)を閉じ状態にすることができ、乗降口(PF)を閉
じ状態にする際に要する時間を最短にすることができ
る。
【0026】待機時間中継続して、停止していた列車の
ドア開口の中心がその対称中心になるように一対の乗降
扉(70)を駆動した状態に維持している場合、前の列
車の停止位置と次の列車の停止位置とが基準の定位置に
対して互いに反対位置であったとき、ドア開口の中心か
ら離れた方の乗降扉(70)はさらに多めに移動する必
要があり、乗降口(PF)を開き状態にする際に要する
時間がさらに長くなり、迅速な乗降扉(70)の開き動
作ができないおそれがある。
【0027】そこで、待機時間中に、基準の定位置に停
止する列車のドア開口の中心がその対称中心になるよう
に一対の乗降扉(70)を駆動するものである。安全性
を考慮して、乗降口(PF)を閉じ状態に維持しながら
一対の乗降扉(70)を駆動する。
【0028】このように、第2の手段を実行した場合
に、待機時間中、例えば、前の列車の出発後で次の列車
の到着前に、一対の乗降扉(70)の対称中心が基準の
定位置に停止する列車のドア開口の中心になるように修
正するものである。
【0029】このような可動ホーム柵装置(60)は、
プラットホーム(10)上の側縁に沿って連設されて使
用される。そして、隣接する可動ホーム柵装置(60)
において、各々の戸袋柵(61)を1つのものにして共
用することが可能になる。
【0030】すなわち、隣接する可動ホーム柵装置(6
0)の一方の乗降扉(70)と他方の可動ホーム柵装置
(60)の乗降扉(70)とを、プラットホーム(1
0)上の側縁に沿って並べた状態で1つの戸袋柵(6
1)に収納可能なように構成することができる。
【0031】これは、列車の停止位置が基準の定位置か
ら前後にずれると、列車のドア開口の中心がずれ、ずれ
たドア開口の中心をその対称中心にして一対の乗降扉
(70)が駆動されるからである。すなわち、一方の戸
袋柵(61)と、隣接する可動ホーム柵装置(60)の
他方の戸袋柵(61)とは隙間なく隣り合っていて、一
方の戸袋柵(61)に乗降扉(70)が没入する量と、
他方の戸袋柵(61)に乗降扉(70)が没入する量と
は、一方が少量であれば他方が多量になり、共に多量で
あったり、共に少量であったりすることがなく、その没
入量の合計は、列車の停止位置のずれに関係なく一定で
あることから、これらの戸袋柵(61)を1つにして、
1つの戸袋柵(61)に2枚の乗降扉(70)を有効に
収納することができる。
【0032】1つの戸袋柵(61)に2枚の乗降扉(7
0)を有効に収納することにより、戸袋柵(61)が奥
行き方向で長くならないで済み、一対の戸袋柵(61)
の間に形成される乗降口(PF)を十分に広くすること
ができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する一の実施の形態を説明する。図1〜図16は本発明
の一実施の形態を示している。本実施の形態に係る可動
ホーム柵装置60は、プラットホーム10上の側縁に沿
って立設され、プラットホーム10脇に延びる線路上の
定位置に停止する列車との間に柵を形成して、列車への
乗降時における乗客の安全性を確保するものである。
【0034】図2および図3に示すように、可動ホーム
柵装置60は、一対の戸袋柵61と、各戸袋柵61より
側方に出没して乗降口PFを開閉可能な一対の乗降扉7
0とから成る。ここで戸袋柵61および、乗降扉70
は、一つのユニットとして構成されている。
【0035】プラットホーム10上には、所定間隔おき
にある列車の乗客ドア(図示省略)に対応するように可
動ホーム柵装置60が配置されている。ここで列車は定
位置に停止するのだが、この基準となる定位置に対して
所定範囲内(−500〜+500mm)の許容誤差が設
定されており、可動ホーム柵装置60における一対の乗
降扉70の開口量、すなわち乗降口PFの幅は、列車の
乗客ドアの開口枠の幅よりも広く設定されている。
【0036】たとえば、乗降口PFの幅は、2000m
mであり、乗客ドアの開口枠の幅1300mmより幅広
に設定されている。なお、一対の戸袋柵61の間の間隔
は2300mmである。
【0037】以下、可動ホーム柵装置60の戸袋柵61
は全体的には扁平な矩形箱型に形成されており、戸袋柵
61の下端がプラットホーム10の基礎上に固設されて
いる。プラットホーム10の基礎構造については、後述
する。
【0038】戸袋柵61には、乗降扉70を収納する収
納部62と、収納部62の収納口62aから側方に乗降
扉70を出没させて開閉動作を行う駆動部80が設けら
れている。収納部62は、2枚の乗降扉70がプラット
ホーム10の側縁に沿って並んだ状態でちょうど収まる
内寸に設定されている。また、駆動部80は各乗降扉7
0を駆動すべく2つ設けられている。
【0039】図1に示すように、可動ホーム柵装置60
は、プラットホーム10上の側縁に沿って連設されて使
用される。隣接する可動ホーム柵装置60において、戸
袋柵61は共用されている。すなわち、共用される戸袋
柵61には、隣接する可動ホーム柵装置60の一方の乗
降扉70と他方の可動ホーム柵装置60の乗降扉70と
がプラットホーム10上の側縁に沿って並べた状態で収
納されている。戸袋柵61内において、2枚の乗降扉7
0とそれらを駆動するための2つの駆動部80が対称的
に配されている。
【0040】以下、1つの乗降扉70とそれを駆動する
1つの駆動部80とを代表して説明する。戸袋柵61の
内側の上部および下部には、戸袋柵61のほぼ幅一杯に
渡って水平に配置された上部フレーム63および下部フ
レーム64が設けてある。上部フレーム63の上面に
は、開閉移動する乗降扉70を案内するための上部案内
レール65が、また下部フレーム64の下面には同じく
乗降扉70を案内するための下部案内レール66が取り
付けてある。
【0041】図4〜図7に示すように、上部案内レール
65は逆T字状断面形状に形成され、水平部65aおよ
び垂直部65bを有している。また、下部案内レール6
6は、溝口を下方にした溝状断面形状に形成され、溝底
部66aおよび溝壁部66bを有している。
【0042】図1および図2に示すように、戸袋柵61
に内設された駆動部80は、乗降扉70を開閉駆動する
機構であり、かかる駆動部80は、電動モータ81によ
り回転駆動されるボールねじであるスクリュー部材82
と、このスクリュー部材82に相対的に回転可能に螺合
し、乗降扉70に固設されたナット部材83とを備え
る。
【0043】スクリュー部材82は、前記下部フレーム
63の上面側に沿って延ばされている。スクリュー部材
82の両端は、下部フレーム63上に固設されたハウジ
ング100,110にそれぞれ貫通していて、ハウジン
グ100,110に内嵌された軸受120,130によ
って回動自在に支持されている。軸受120は、戸袋柵
61の収納口62a側とは反対の奥側に配されている。
【0044】スクリュー部材82の長さは、乗降扉70
の開閉行程距離よりもやや長く設定されている。電動モ
ータ81は、前記下部フレーム63上に固設されてい
る。この電動モータ81の出力軸は、軸継手を介してス
クリュー部材82の基端部に回転力伝達可能に連結され
ている。
【0045】ナット部材83は、乗降扉70の側壁の基
端側に前後移動不能かつ回転不能に固定されている。ま
た、戸袋柵61の内部には、電動モータ81の駆動制御
等を行うための各種の電気部品を実装した制御盤85が
取り付けてある。なお、制御盤85と電動モータ81等
との間は、配線Wによって電気接続されている。
【0046】図1〜図7に示すように、乗降扉70は、
前記戸袋柵61の収納部62にちょうど収まる大きさの
扁平な矩形箱型に形成されている。乗降扉70における
戸袋柵61寄りの基端側近傍の上部には、前記上部案内
レール65の垂直部65bに両側から当接する一対の上
段扉ガイドローラ91が、支持ブロック95を介して取
り付けてある。
【0047】また乗降扉70における戸袋柵61寄りの
基端側近傍の下部には、前記下部案内レール66の溝底
部66aに当接する下段扉ガイドシュー92が支持ブロ
ック96を介してそれぞれ取り付けてある。上部案内レ
ール65と下部案内レール66とは共に1本ずつ設けら
れており、一対の乗降扉70をそれぞれ案内するもので
ある。
【0048】これらのガイドローラ91が上部案内レー
ル65に沿って転がるとともに、下段扉ガイドシュー9
2が下部案内レール66に沿って摺動することにより、
乗降扉70は、水平な出没方向に滑らかにスライドし開
閉するようになっている。乗降扉70は、前記駆動部8
0により突出方向に駆動された際、列車にある乗客ドア
の開口枠を覆うように閉じ、没入方向に駆動されると開
いて前記戸袋柵61の収納部62に収納されるように設
定されている。
【0049】制御盤85は、列車の停止位置に基づい
て、一対の乗降扉70を駆動するための制御信号を生成
して、駆動部80に出力するものである。具体的には、
駆動部80は、乗降口PFを開き状態にする際に、現に
停止している列車のドア開口の中心がその対称中心にな
るように一対の乗降扉70をそれぞれ駆動するものであ
る。一方、駆動部80は、乗降口PFを閉じた状態にす
る際に、基準の定位置に停止すべき列車のドア開口の中
心がその対称中心になるように一対の乗降扉70を駆動
するものである。
【0050】次に、プラットホーム10上の側縁に沿っ
て柵を形成する可動ホーム柵装置60の基礎構造を説明
する。図2および図3に示すように、プラットホーム1
0は、立脚部14上に支持された略T字形状断面に形成
されており、プラットホーム10の側縁部が、プラット
ホーム10脇に延びる線路側に突き出ている。
【0051】プラットホーム10の側縁部の上面11に
連なるようにベース部材20が固設され、ベース部材2
0は中空パイプ30の一端側に溶着され、ベース部材2
0と中空パイプ30とは、一体的に形成されている。中
空パイプ30の他端側には、可動ホーム柵装置60への
配線Wを通すための線通口31が開設されている。線通
口31は中空パイプ30の下端口であり、中空パイプ3
0の中空部はそのまま配線Wを通す線通路になってい
る。ベース部材20には可動ホーム柵装置60が立設さ
れている。
【0052】中空パイプ30の下端部には雄ねじ部32
が成形され、雄ねじ部32には、2重のナット部材4
0,41が螺合している。ナット部材40,41は、傾
斜座金45を介して中空パイプ30を締め付けている。
【0053】中空パイプ30の下端部には、プラットホ
ーム10の側縁部の下面12に沿設される配線用のラッ
ク55を吊り下げるための吊り部材50が取り付けられ
ている。吊り部材50は略コ字形断面形状に形成されて
いて、吊り部材50の上辺部51は2つのナット部材4
0,41に挟持されている。吊り部材50の下辺部52
には、略U字形断面形状のラック55がボルト止めされ
ている。ラック55には配線Wが載せられた状態で延ば
されており、必要な配線Wが中空パイプ30の線通口3
1を通って連通口21からプラットホーム10の上面1
1上の可動ホーム柵装置60へ延ばされている。
【0054】次に作用を説明する。隣接する可動ホーム
柵装置60において、一方の可動ホーム柵装置60の乗
降扉70と他方の可動ホーム柵装置60の乗降扉70と
を、プラットホーム10上の側縁に沿って並べた状態で
1つの戸袋柵61に収納可能なように構成することがで
きる。
【0055】列車が基準の定位置に停止した場合ばかり
でなく、基準の定位置から前後にずれた場合にも2枚の
乗降扉70を1つの戸袋柵61に収納可能なためであ
る。具体的には、列車のドア開口の中心がずれ、ずれた
ドア開口の中心をその対称中心にして一対の乗降扉70
が駆動されるからである。すなわち、一方の乗降扉70
が戸袋柵61の一方側から没入する量と、他方の乗降扉
70が戸袋柵61の他方側から没入する量とは、一方が
少量であれば他方が多量になり、その没入量の合計は、
列車の停止位置のずれに関係なく一定であることから、
1つの戸袋柵61に2枚の乗降扉70を有効に収納する
ことができる。
【0056】次に、図8〜図14に基づいて、可動ホー
ム柵装置60の動作について説明する。列車がプラット
ホーム10に到着する前において、乗降口PFは閉じ状
態にあり、一対の乗降扉70は各戸袋柵61の側方へ突
出していて、一対の乗降扉70の対称中心はたとえば、
乗降口PFの中心になっている。
【0057】具体的には、一対の乗降扉70は、ガイド
ローラ91やナット部材83がある基端側だけを戸袋柵
61内に残して、各戸袋柵61の側方に突出して、乗降
口PFを閉じ状態にする。
【0058】乗降口PFを閉じ状態にするには、駆動部
80の電動モータ81によってスクリュー部材82が一
方向に回転すると、その長手方向に沿ってナット部材8
3が、電動モータ81から相対的に離れるように移動す
る。このため、一対の乗降扉70は、各戸袋柵61の側
方へ突出し、乗降口PFが閉じ状態になる。
【0059】乗降口PFの閉じ状態では、一対の乗降扉
70は、基準の定位置に対して許容誤差の範囲内で停車
する列車の乗客ドアの開口枠も覆うようになる。列車へ
の乗客の乗降時以外は、乗降口PFは閉じた状態に維持
される。
【0060】図12に示すように、列車がプラットホー
ム10に到着し、列車が停止すると(ステップS120
1:Y)、列車の停止位置が基準の定位置に対してどの
程度ずれているかを算出し(ステップS1202)、制
御信号を生成する(ステップS1203)。
【0061】次に、乗降口PFの開き操作であるかを判
断し(ステップS1204)、乗降口PFの開き操作で
あれば(ステップS1204:Y)、前記生成された制
御信号が、駆動部80に出力され、駆動部80が始動し
て、乗降口PFを開き状態にする。
【0062】具体的には、乗降扉70が駆動部80によ
って没入方向に駆動される。すなわち、駆動部80の電
動モータ81によってスクリュー部材82が逆方向に回
転すると、その長手方向に沿ってナット部材83が、電
動モータ81に相対的に近づくように移動する。すると
乗降扉70は、戸袋柵61に没入し、戸袋柵61に収納
され、列車の乗客ドアの前から側方に離れるように移動
し、乗降口PFを開き状態にする。このとき、停止して
いる列車のドア開口の中心がその対称中心になるように
一対の乗降扉70を駆動する(ステップS1205)。
【0063】このようにして、乗降口PFが開き状態に
なると(ステップS1206:Y)、列車のドアが開き
操作かを判断する(ステップS1207)。ドアの開き
操作であると(ステップS1207:Y)、ドア開口を
開き状態にする(ステップS1208)。そして、ドア
開口が完全に開き状態になると(ステップS120
9)、乗降口PFおよびドア開口の開き操作が終了す
る。
【0064】乗降口PFおよびドア開口の開き操作にお
いては、乗降口PFの幅方向の中心は列車のドア開口の
中心と一致し、かつ、乗降口PFはドア開口より幅広で
あるから、列車の乗降を支障なく行うことができる。
【0065】また、乗降口PFおよびドア開口の開き操
作においては、図8および図9に示すように、列車が基
準の定位置に停止すると、列車のドアの中心はどちら側
の乗降扉70へも片寄ることがないので、一対の乗降扉
70が共に、基準量移動することにより、乗降口PFが
開き状態になる。
【0066】一方、図10および図11に示すように、
列車が基準の定位置からずれて停止すると、列車のドア
の中心が寄った側の乗降扉70は基準量より多めに移動
する一方、ドアの中心から離れた側の乗降扉70は基準
量より少なめに移動し、各乗降扉70が戸袋柵61にそ
れぞれ没入する。
【0067】それにより、列車が基準の定位置からずれ
て停止した場合に、プラットホーム10に対して列車の
ドア開口の中心がずれるが、そのずれたドア開口の中心
に乗降口PFの幅方向の中心が一致するようになり、か
つ、当該ドアの開口より幅広な乗降口PFを形成するこ
とができるので、乗降に支障をきたさない。また、多め
に移動する方の乗降扉70は、必要最小限移動するの
で、乗降口PFの開き動作が著しく遅延することはな
い。
【0068】列車の乗降は、一対の乗降扉70が各戸袋
柵61から突出して、乗降口PFを閉じ状態にし、その
後、列車のドアが閉じることにより終了する。
【0069】具体的には、図13に示すように、乗降口
PFの閉じ操作であると(ステップS1301:Y)、
基準の定位置に停止する列車のドア開口の中心がその対
称中心になるように一対の乗降扉70を駆動する(ステ
ップS1302)。
【0070】そして、乗降口PFが閉じ状態になると
(ステップS1303:Y)、ドア開口の閉じ操作であ
るかを判断し(ステップS1304)、ドア開口の閉じ
操作であれば(ステップS1304:Y)、ドア開口を
閉じ状態にする(ステップS1305)。ドア開口が完
全に閉じ状態になると(ステップS1306:Y)、乗
降口PFおよびドア開口の閉じ操作が終了する。
【0071】なお、前記実施の形態においては、乗降口
PFを閉じる際に、一対の乗降扉70の対称中心を基準
の定位置に停止する列車のドア開口中心に一致するよう
にしたもの(ステップS1302)を示したが、これに
限らない。
【0072】例えば、図14に示すように、乗降口PF
の閉じ操作であれば(ステップS1401:Y)、現に
停止している列車のドア開口の中心がその対称中心にな
るように一対の乗降扉70を駆動する(ステップS14
02)。
【0073】乗降口PFの開き状態では、現に停止して
いるドア開口の中心をその対称中心にして一対の乗降扉
70が開いているので、一対の乗降扉70を同量移動す
ると同時に、乗降口PFを閉じ状態にすることができ、
乗降口PFを閉じ状態にする際に要する時間を最短にす
ることができる。
【0074】このようにして、乗降口PFが完全に閉じ
状態になると(ステップS1403:Y)、ドア開口の
閉じ操作に移行し(ステップS1404、S140
5)、ドア開口が完全に閉じ状態なると(ステップS1
406:Y)、一対の乗降扉70の位置修正操作である
かを判断する(ステップS1407)。一対の乗降扉7
0の位置修正操作は、待機時間中に行われる。ここで、
待機時間とは、ドア開口が完全に閉じ状態になってから
次の列車が停止するまでの間である。一対の乗降扉70
の位置修正操作を乗降口PFが閉じ状態になった直後に
行ってもよい。
【0075】一対の乗降扉70の位置修正操作であれば
(ステップS1407:Y)、安全性を考慮して、乗降
口PFを閉じ状態に維持しながら一対の乗降扉70を駆
動する(ステップS1408)。そして、一対の乗降扉
70の対称中心が基準の定位置に停止する列車のドア開
口の中心に一致したとき(ステップS1409:Y)、
一対の乗降扉70の位置修正操作が終了する。
【0076】一般的に、列車は基準の定位置を中心にし
て前後にずれて停止するものであるから、乗降口PFを
閉じる一対の乗降扉70を常に中立的な位置で待機させ
れば、次回の乗降に際して、乗降口PFを開き状態にす
るとき、多めに移動する方の乗降扉70の必要最小限の
移動量を小さく抑えることができ、乗降口PFの開き動
作が著しく遅延することがない。
【0077】また、前記実施の形態では、乗降口PFの
方が列車のドアより先に開き、かつ、閉じるものを示し
たが、乗降口PFと列車のドアとが同時に開き、かつ、
閉じるようにしてもよい。このようにした場合の乗降動
作を図15および図16に基づいて説明する。
【0078】すなわち、図15に示すように、列車のド
アおよび乗降口の開き操作が同時にされると(ステップ
S1504:Y)、列車のドアを開き、停止している列
車のドア開口の中心がその対称中心になるように一対の
乗降扉70を駆動する(ステップS1505)。そし
て、列車のドアおよび乗降口PFが所定の開き状態にな
ると(ステップS1506:Y)、列車のドアおよび乗
降口の開き動作を終了する。
【0079】一方、図16に示すように、列車のドアお
よび乗降口の閉じ操作が同時にされると(ステップS1
601:Y)、乗降口PFやドア開口周辺の乗降スペー
スに乗降者が検出されなければ(ステップS1602:
N)、列車のドアを閉じ、基準の停止位置に停止する列
車のドア開口の中心がその対称中心になるように一対の
乗降扉70を駆動する(ステップS1603)。そし
て、列車のドアおよび乗降口PFが所定の閉じ状態にな
ると(ステップS1604:Y)、列車のドアおよび乗
降口の閉じ動作を終了する。
【0080】図16は、一対の乗降扉70を基準の停止
位置に停止する列車のドア開口の中心がその対称中心に
なるように閉じる際の乗降動作を説明したものである
が、現に停止している列車のドア開口の中心がその対称
中心になるように閉じる際の乗降動作についても、一対
の乗降扉70の閉じ位置が異なる場合があることを除け
ば、同じように行われる。
【0081】また、前記実施の形態においては、列車の
停止位置に応じて、一対の乗降扉70の開き位置を細か
に調整可能なものを示したが、これに限らず、列車の停
止位置を段階的に区分けし、一対の乗降扉70の開き位
置も段階的に調整するようにしてもよい。
【0082】具体的には、基準の定位置に対して列車の
停止位置が−150〜+150mmの範囲(第1段階)
でずれた場合、第1段階では、列車が基準の定位置に停
止したものとみなして、開き位置を調整する。また、基
準の定位置に対して列車の停止位置が−500〜−15
0あるいは、+150〜+500mmの範囲(第2段
階)でずれた場合、第2段階では、列車が基準の定位置
に対して−150mmあるいは+150mmずれたもの
とみなして、開き位置を調整する。
【0083】ここで、150mmのずれを境界にして、
乗降扉70を段階的に調整するものを示したが、これに
限らず、350mmを境界にしてもよく、また、このよ
うに、開き位置の調整を2段階でなく、3段階以上にし
てもよい。なお、この実施の形態では、500mmを超
えて列車の停止位置がずれると、列車のドアおよび乗降
口PFは開き動作せず、列車の停止位置が修正された後
に開き動作する。
【0084】さらに、前記実施の形態においては、駆動
部80をスクリュー部材82とナット部材83により構
成したものを示したが、ベルト駆動、油圧または空圧シ
リンダ、リンク、あるいはリニア等によって構成しても
よい。
【0085】
【発明の効果】本発明に係る可動ホーム柵装置によれ
ば、乗降口の開き状態において、列車のドア開口の中心
がその対称中心になるように一対の乗降扉を駆動し、各
乗降扉の開き時の移動量を必要最小限にして、2重の扉
構造や2段の扉構造でなくて、1枚の扉であっても、乗
降口を高速で開き可能にし、乗降扉が収納される戸袋柵
の厚みを薄型にして、プラットホームの通路幅を十分な
広さのものにすることができる。
【0086】また、1つの戸袋柵に、相互に隣接する可
動ホーム柵装置に係る乗降扉の2枚を有効に収納するこ
とにより、装置の構造を複雑にしないで、コストを低減
することができ、戸袋柵が奥行き方向で長くならないで
済み、一対の戸袋柵の間に形成される乗降口を十分に広
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装置
の駆動部を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る可動ホーム柵装置の
据付状態を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る可動ホーム柵装置の
据付状態を示す側面図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】図3の部分拡大図である。
【図6】図2の部分拡大図である。
【図7】図2の部分拡大図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装置
の作用説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装置
の作用説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装
置の作用説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装
置の作用説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装
置の乗降口およびドア開口の開き操作を示すフロー図で
ある。
【図13】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装
置の乗降口およびドア開口の閉じ操作を示すフロー図で
ある。
【図14】本発明の他の実施の形態に係る可動ホーム柵
装置の乗降口の閉じ位置を修正するフロー図である。
【図15】本発明の他の実施の形態に係る可動ホーム柵
装置の乗降口およびドア開口の開き操作を示すフロー図
である。
【図16】本発明の他の実施の形態に係る可動ホーム柵
装置の乗降口およびドア開口の閉じ操作を示すフロー図
である。
【図17】従来例に係る可動ホーム柵装置の正面図であ
る。
【図18】従来例に係る可動ホーム柵装置の平面図であ
る。
【図19】従来例に係る可動ホーム柵装置において、ド
ア開口の位置ずれを示す正面図である。
【符号の説明】
PF…乗降口 W…配線 10…プラットホーム 11…上面 12…下面 14…立脚部 20…ベース部材 30…中空パイプ 31…線通口 32…雄ねじ部 40,41…ナット部材 45…傾斜座金 50…吊り部材 51…上辺部 52…下辺部 55…配線用のラック 56…支持ブラケット 60…可動ホーム柵装置 61…戸袋柵 62…収納部 62a…収納口 63…上部フレーム 64…下部フレーム 65…上部案内レール 65a…水平部 65b…垂直部 66…下部案内レール 66a…溝底部 66b…溝壁部 70…乗降扉 80…駆動部 81…電動モータ 82…スクリュー部材 83…ナット部材 85…制御盤 91…上段扉ガイドローラ 92…下段扉ガイドシュー 95,96…支持ブロック 100,110…ハウジング 120,130…軸受 100,110…ハウジング 120,130…軸受

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラットホーム上の側縁に沿って立設さ
    れ、プラットホームの脇に延びる線路側の定位置に停止
    した列車との間に柵を形成する可動ホーム柵装置におい
    て、 前記列車のドア開口に対応する乗降口がその一対の間に
    形成される戸袋柵と、当該一対の戸袋柵にそれぞれ没入
    して前記乗降口を開き状態にする一方、前記一対の戸袋
    柵からそれぞれ突出して前記乗降口を閉じ状態にする一
    対の乗降扉と、前記乗降扉を出没させるための駆動部
    と、前記乗降扉を出没方向に案内するためのガイド部と
    を有し、 前記駆動部は、前記乗降口を開き状態にする際に、前記
    停止した列車のドア開口の中心がその対称中心になるよ
    うに前記一対の乗降扉をそれぞれ駆動するものであるこ
    とを特徴とする可動ホーム柵装置。
  2. 【請求項2】前記駆動部は、前記乗降口を閉じた状態に
    する際に、基準の定位置に停止する列車のドア開口の中
    心がその対称中心になるように前記一対の乗降扉を駆動
    するものであることを特徴とする請求項1に記載の可動
    ホーム柵装置。
  3. 【請求項3】前記駆動部は、前記乗降口を閉じた状態に
    する際に、前記停止した列車のドア開口の中心がその対
    称中心になるように前記一対の乗降扉を駆動するもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の可動ホーム柵装
    置。
  4. 【請求項4】前記駆動部は、前記一対の乗降扉が前記乗
    降口を閉じた状態に維持しながら、基準の定位置に停止
    する列車のドア開口の中心がその対称中心になるように
    前記一対の乗降扉を駆動するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の可動ホーム柵装置。
  5. 【請求項5】前記駆動部は、前記乗降口を前記閉じた状
    態にした後から次の列車が前記定位置に停止するまでの
    待機時間中に、前記一対の乗降扉を駆動するものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の可動ホーム柵装置。
  6. 【請求項6】前記可動ホーム柵装置は、プラットホーム
    上の側縁に沿って連設されており、 前記戸袋柵は、隣接する可動ホーム柵装置の一方の乗降
    扉と他方の可動ホーム柵装置の乗降扉とを、前記プラッ
    トホーム上の側縁に沿って並べた状態で収納可能なもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の可動ホーム柵
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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