JP2001350898A - 顧客情報の収集方法及び該収集方法を用いた市場調査方法、並びに顧客情報の収集システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般消費者の顧客情報を階層的に効率よく収
集する方法を提供する。 【解決手段】 一般利用者が情報仲介業者にインターネ
ットによってアクセスし、第１の顧客情報３０を通知
し、ユーザー会員として登録するステップと、企業が企
業会員として登録し、情報仲介業者に対して自社の企業
情報及び試供品等を提供するステップと、ユーザー会員
からモニターを募集し、試供品等をモニターが試用し、
その試供品等の試用に関する質問事項に対しての回答を
情報仲介業者に送信し、回答から得られる第２の顧客情
報３２を情報仲介業者に蓄積するステップとを含んでな
る顧客情報の収集方法である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般消費者の氏名
や年齢等の顧客情報、及び商品等についての消費者ニー
ズに関する情報を収集する方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、企業が新製品を開発し、該製品
の販売見込み等を予測する場合、例えば店頭や街頭で試
供品を配布する共に、アンケート等を行って、製品に対
する消費者の感想や消費者動向を検討している。しか
し、この方法では、時間的にも地域的にも極めて限定さ
れたデータしか収集することができず、また、アンケー
ト等では必ずしも的確な回答を得ることができなかっ
た。

【０００３】さらに、最近では、インターネットによっ
てアクセスしてきたユーザーに対し、各企業が直接に試
供品等を配布し、ユーザーが試用することが行われてい
る。しかし、この方法も、ユーザーの個人情報、例えば
年齢や住所等に関する顧客情報を企業に通知する必要が
あるため、ユーザーにとってみると、個人情報が他人に
漏洩する不安がある。また、ユーザー側も複数種類の商
品等を試用したい場合は、各商品等によって別々の企業
にアクセスして申し込む必要があり、非常に面倒であっ
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、消費者にとっては、複数種類の商品等を購入す
る前に効率良く試用することができると共に、自己の個
人情報が企業側に漏洩することなく、企業にとっては、
新製品に対する消費者動向を速くかつ的確に把握でき、
合わせて効率の良い商品の宣伝を行うことができる顧客
情報の収集方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る顧客情報の
収集方法は、上記目的を達成するため、コンピューター
のネットワークであるインターネットによってアクセス
した一般利用者の少なくとも電子メールアドレスを含む
個人情報を受信し、第１の顧客情報として記憶装置に記
憶させると共に、ユーザー会員として登録するステップ
と、企業会員として登録した企業が提供する企業情報、
試供品、又は試供サービスと上記第１の顧客情報とのマ
ッチングを判断するステップと、上記試供品又は試供サ
ービスに関する情報を上記第１の顧客情報に基づいて選
択したユーザー会員に配信するステップと、上記試供品
又は試供サービスに関するユーザー会員からの情報を受
信し、第２の顧客情報として記憶装置に記憶させるステ
ップとを含んでなる方法である。

【０００６】上記顧客情報の収集方法によれば、従来の
店頭や街頭での試供品配布に比較して、地域や年齢等の
条件に限定されず、幅広い範囲でモニターを募集するこ
とができ、その試用による意見収集率も高くなる。ま
た、試供品等を入手するには、上記情報仲介業者のホー
ムページにアクセスをして会員登録をするだけで良い。
さらに、モニターとして申し込む際に、ユーザー会員に
上記試供品等に対する認知度や認知ルートなどを質問す
ることができる。そして、試供品等のアンケートを答え
ても、個人情報は情報仲介業者内でのみ保持され、ユー
ザー会員、企業会員にさえも開示しないため、情報流出
のおそれがなく安全である。なお、上記第２の顧客情報
は、試供品等の申込み等によって階層的に増加し、より
精度が高く大量の顧客情報に成長するため、種々の商品
等に関するリサーチやダイレクトマーケティンゲ等にも
有効に活用することができる。そして、高精度の顧客情
報によって、ユーザー会員に真に適した新商品等の情報
を選択して各ユーザー会員に電子メールによる情報を配
信することができる。このように、コンピューターのネ
ットワークを用いるので、情報収集の部分的あるいは完
全な自動化が可能であり、大量の情報を短期間に集めて
処理をすることが可能になる。

【０００７】また、本発明に係る顧客情報の収集方法の
一態様では、上記第１の顧客情報が、電子メールのアド
レスに加えて、ユーザー会員の郵便番号とハンドルネー
ムと性別と住所と氏名とを含んでなる。なお、ハンドル
ネームとは電子メールなどをやりとりするときに用いる
仮名、愛称や本名などの名前を総称するものである。上
記顧客情報の収集方法によれば、試供品の情報を配信す
る場合も、上記第１の顧客情報に応じて絞り込んだユー
ザー会員にのみ効率よく配信することができる。そし
て、本発明において、上記第１の顧客情報はユーザー会
員に登録する際に収集する情報である。第２の顧客情報
は会員登録後に個々の会員について収集する情報であ
る。

【０００８】上記顧客情報の収集方法によれば、ユーザ
ー会員登録時に収集した第１の顧客情報よりも更に詳細
な情報を第２の顧客情報として階層的かつ累積的に蓄積
することができる。従って、試供品等の情報を配信する
場合に、更に絞り込んだユーザー会員を選択することが
でき、真に興味のある又は必要性のある階層のユーザー
会員に情報を配信することができる。一方、この情報の
配信を受けたユーザー会員は、自分の好みに合致した商
品やサービスが見つかった場合には、それらの提供を受
けたい旨の申込みを情報仲介業者あてに行うことができ
る。この申込みを行ったユーザー会員に対し、情報仲介
業者は、申し込んだ商品又はサービスについての広告を
インターネットを介して配信することができる。インタ
ーネットにおける広告は、通常、Ｗｅｂページの周辺部
に表示されるバナー広告であるが、コンピュータのユー
ザがその広告画面をクリックしないと内容が表示されな
いものである。これに対して、本発明における広告は、
試供品又は試供サービスの申込みをしたあとに、コンピ
ュータ画面に自動的に表示されるので、確実にユーザー
会員が見ることになる。また、この申し込みをしたユー
ザー会員は、情報仲介業者にとって真に広告を配信した
い対象者層であるため、本発明によれば、効率的に広告
のターゲットを絞り込むことができる。一方、ユーザー
会員にとっても、自分の申し込んだ商品等に関する広告
であれば、基本的に興味を有しているため、その広告を
高い関心をもって見ることになり、上記バナー広告より
もユーザー会員に与える印象が強いものとなる。

【０００９】そして、本発明に係る顧客情報の収集方法
の更に別の態様では、上記モニターの人数を、各々の試
供品又は試供サービスについて一定限度に制限してい
る。上記顧客情報の収集方法によれば、企業側で予め計
画した予算の枠を超えることなく、試供品等を適量に配
布することができる。

【００１０】なお、本発明に係る顧客情報の収集方法の
更に別の態様は、上記モニターが試用した試供品又は試
供サービスに対し、モニターと企業会員とで相互に意見
交換をできるようにするステップを更に含んでなる方法
である。上記顧客情報の収集方法によれば、ネットワー
クを介して間接的にではあるが、企業側とユーザー会員
との自由な意見交換をすることができ、将来的な商品開
発にも有効な消費者の意見を抽出することができ、ま
た、消費者側にとっても、自己のニーズや要望を簡単に
かつ即時に企業側に伝達することができる。つまり、企
業ニーズと消費者ニーズを容易に把握することができ
る。そして、本発明に係る顧客情報の収集方法の更に別
の態様では、上記第１及び第２の顧客情報から抽出する
ことによって、ユーザー会員である個人を特定できる情
報を得ることができるが、この情報は上記企業には漏洩
させない。即ち、上記個人を特定できる情報以外の情報
のみを企業に提供するステップを更に含んでなる顧客情
報の収集方法である。

【００１１】また、本発明に係る市場調査方法は、上述
したいずれかに記載された方法により収集した顧客情報
に基づいて、特定のユーザー会員にアンケート又は質問
をインターネットを通して送信し、その回答をインター
ネットを介して受信して記憶装置に記憶させる方法であ
る。上記市場調査方法によれば、階層的に蓄積された顧
客情報を用いて行うことができるため、極めて精度の高
い調査を効率的にかつ安いコストで行うことができる。

【００１２】さらに、本発明に係る顧客情報の収集シス
テムは、インターネットによってアクセスした一般利用
者の少なくとも電子メールアドレスを含む個人情報を受
信し、第１の顧客情報として記憶装置に記憶させると共
に、ユーザー会員として登録する手段と、企業会員とし
て登録した企業が提供する企業情報、試供品、又は試供
サービスと上記第１の顧客情報とのマッチングを判断す
る手段と、上記試供品又は試供サービスに関する情報を
上記第１の顧客情報に基づいて選択したユーザー会員に
配信する手段と、上記試供品又は試供サービスに関する
ユーザー会員からの情報を受信し、第２の顧客情報とし
て記憶装置に記憶させる手段とを含んでなるコンピュー
ターを用いた顧客情報の収集システムである。上記顧客
情報の収集システムによれば、新商品を開発してから市
場調査をし、実際に商品化したのちの販売までも迅速か
つ効率的に行うことができる。例えば、新商品を開発す
る場合は、上記システムによって階層的に蓄積された顧
客情報に基づいて、特定のユーザー会員に新製品のアイ
デアを募集し、コンセプトテストやホームユーステスト
を行うことができる。次いで、上記新製品についての包
装や広告を行う場合も、パッケージのデザインや広告表
現のコンセプトに関するアンケートを上記特定のユーザ
ー会員にインターネットを介して効率的に配信すること
ができる。その後、商品として販売をしたのちも、商品
を購入したユーザー会員にその商品に関する追跡調査を
行ったり、広告による宣伝効果等をアンケートによって
行うことができる。なお、この商品の販売促進を図る場
合も、インターネットによって特定のユーザー会員にダ
イレクトメールを配信したり、モニターを募集したり、
セールスプロモーションのイベントに対する招待を配信
したり、また資料やカタログをインターネットで注文す
ることも可能である。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る顧客情報の
収集方法について、図面を用いて段階ごとに詳細に説明
する。 ［段階１］ まず、図１に示すように、インターネット
のウェブサイト、新聞広告や雑誌広告等を用いて、情報
仲介業者の業務内容を一般消費者や各企業に広く宣伝す
ると共に、ネットワークにつながっている情報仲介業者
のインターネットドメイン名（ＵＲＬ）や電話番号等の
連絡先を上記広告に記載しておく。 ［段階２］ 上記広告を見た一般消費者はインターネッ
トを介して上記情報仲介業者のホームページにアクセス
して、情報仲介業者のユーザー会員として登録をする。
登録をする際には、自己の郵便番号、電子メールのアド
レス、ハンドルネーム、性別、パスワード、及び生年月
日の６つの情報、あるいはこれらのうちのいくつかの情
報を入力するだけで良く、まず、これらの情報が第１の
顧客情報３０として情報仲介業者に蓄積される。消費者
にとってみれば、自己の住所や電話番号等の個人情報を
いきなり提供することには抵抗があるが、電子メールア
ドレス等の最低限の情報であれば、その抵抗も低いもの
となる。また、別の形態として、上記郵便番号、電子メ
ールのアドレス、ハンドルネーム、性別、パスワード、
及び生年月日に加えて、住所、氏名、電話番号などを第
１の顧客情報として得ることもできる。初回にこれらの
情報をＳＳＬなどの暗号化によってセキュリティーの高
い状態で一括して収集することにより、顧客情報の漏洩
や悪用などを防止することができる。

【００１４】［段階３］ 一方、企業側も情報仲介業者
に企業会員として登録する。この登録に際して、自社の
企業データと共に、もしあれば自社の試供品や試供サー
ビスに関する情報を上記情報仲介業者に提供する。この
自社あるいは試供品等に関する情報はあとから追加する
こともできる。また、企業側が要求すれば、会員登録し
た企業の広告を情報仲介業者のホームページにバナー広
告として掲載することもできる。上記企業としては、試
供品又は試供サービスを提供することができれば、特に
限定されることなく種々の業態の企業が会員登録をする
ことができる。例えば、化粧品、下着、ペットフード、
使い捨てコンタクトレンズ、健康食品、宅配冷凍食品、
及びゴルフボールなどを取り扱っている業態の企業であ
る。また、サービス産業であれば、例えば、旅行代理
店、アスレチッククラブ、音楽配信業者等を取り扱って
いる企業が登録をすることができる。

【００１５】［段階４］ 次いで、情報仲介業者からユ
ーザー会員に対して、企業側から提供された試供品や試
供サービスに関する情報を電子メール等によって配信
し、該ユーザー会員の内から上記試供品又は試供サービ
スの試用を希望するモニターを募集する。この場合にお
いて、情報仲介業者は、上記第１の顧客情報３０を分析
し、郵便番号や性別等の情報をもとに、対象とすべきユ
ーザー会員をある程度絞り込んでから情報を配信する。
即ち、例えば試供品が女性用化粧品の場合は、ユーザー
会員のうち女性のみを選択すれば、効率良くモニターの
情報を配信することができる。また、郵便番号によって
地域的な絞り込みを行うこともできる。 ［段階５］ この情報を受信したユーザー会員は、自分
が試用したいと思うものがあればその試供品等のモニタ
ーに申し込むことができる。この申し込みの際には、上
記第１の顧客情報３０よりも更に詳細な個人情報に関す
る簡単なアンケートに回答する。例えば、試供品等の配
送先を特定するための自分の住所、氏名、電話番号に加
えて、必要に応じて趣味などを所定の欄に記入して情報
仲介業者に送信すると、これらの情報が第２の顧客情報
３１として蓄積される。また、モニターの申込みがあっ
たというデータも第２の顧客情報に含めることができ、
上記のように、配送先の住所、氏名、電話番号等は、第
１の顧客情報に含めておくこともできる。さらに、モニ
ターは、先着順に申し込みを受けつけることができる
が、企業側から指定されたある一定の人数枠までに制限
することも可能であり、企業の予算を越えることがない
ように配慮できる。

【００１６】［段階６］ 情報仲介業者は、ユーザー会
員からモニターの申し込みとアンケートの回答を受信し
たら、そのユーザー会員に対して申し込みに対するお礼
のレター、及びその試供品等を提供した企業の商品広告
を電子メールによって送信すると共に、試供品等をモニ
ターに無料あるいは有料で送付する。また、上記第２の
顧客情報３１や情報仲介業者に蓄積されたアンケートの
回答の内容は、該情報仲介業者以外には漏洩することが
なく、たとえ企業会員であっても知ることができないよ
うにすることができる。

【００１７】［段階７］ 上記試供品等を受け取ったモ
ニターは、該試供品を試用したのち、情報仲介業者から
その試供品等の試用に関する質問事項がモニターに送信
されてくるので、該質問事項に対する回答を返信する。
この質問事項は各企業が自由に設定することができる。
例えば、試供品として女性用化粧品を用いた場合、この
化粧品の容器のデザインや形状、試用後の肌のしっとり
感、及び手頃な希望価格などである。また、現在、各モ
ニターが実際に使用している化粧品の名称やメーカー
名、その化粧品に対する感想、更にはどのような化粧品
を望んでいるかなどを幅広く質問することも可能であ
る。これらの質問に対する回答は、さらなる第２の顧客
情報３２として情報仲介業者に蓄積される。そして、会
員企業は、この第２の顧客情報３２のみ、あるいは第２
の顧客情報３１，３２と第１の顧客情報３０から抽出し
たデータのうち、個人を特定できない情報のみを受け取
る、従って、ユーザー会員の住所、年齢、好み又は趣味
などの本人を特定できる個人情報を企業会員に渡らない
ようにすることによって、ユーザー会員のプライバシー
を確実に保護することができる。 ［段階８］ そして、モニターからの一方的な返信でな
く、企業側の商品企画の担当者等３４と直接に意見交換
をしたい場合は、情報仲介業者のホームページに設けた
チャットルーム３５や掲示板（ＢＢＳ）において、試供
品の感想や今後の商品開発に対する消費者側の要望等に
ついても自由に意見交換をすることができる。

【００１８】さらに、他の試供品等についても、図２に
示すように、上記と同様の手順で別のモニターを募集す
る際に得られる別の第２の顧客情報４０や、試供品を試
用した後の質問事項に対する回答から得られる更に別の
第２の顧客情報４１などをどんどん累積的に情報仲介業
者に蓄積することによって、該情報仲介業者に登録した
ユーザー会員の階層化された顧客情報群５０を効率的に
構築することができる。

【００１９】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されることなく、本発明の技術思想に基づいて種々の
変形及び変更が可能である。例えば、上記では、顧客情
報の収集方法について説明したが、この得られた顧客情
報に基づいて、その後の新商品又は新サービスの販売を
効率良く実施することができる。

【００２０】即ち、上記試供品を実際に新商品として販
売する場合、図１の矢印６０に示すように、上記情報仲
介業者のホームページに広告を掲載すると共に、該ホー
ムページ上でユーザー会員からの注文を受け付ければ、
インターネットによって新商品等の宣伝及び販売を効率
よくすることができる。また、上記試供品のモニターに
なった会員には新商品を優待価格で販売するなどの特典
を設ければ、該モニターの購買意欲が喚起され、口コミ
などによってユーザー会員以外にも新商品を広く宣伝さ
せることができる。さらに、ポイントバック制度を設
け、上記ホームページのサイトで購入した場合に、その
購入額に応じたポイントを加算させ、次回の購入の際に
購入額からそのポイント分を割り引いて販売するという
方法を用いることもできる。

【００２１】

【発明の効果】本発明によれば、従来の店頭や街頭での
試供品配布に比較して、地域や年齢等の条件に限定され
ず、幅広い範囲で迅速かつ的確に階層化された顧客情報
を効率よく収集することができる。そして、試供品等の
アンケートを答えても、個人情報は情報仲介業者内での
み保持され、ユーザー会員、企業会員にさえも開示しな
いため、情報流出のおそれがなく安全である。なお、上
記顧客情報は、試供品等の申込み等によって階層的に増
加し、より精度が高く大量の顧客情報に成長するため、
種々の商品等に関するリサーチやダイレクトマーケティ
ンゲ等にも有効に活用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る顧客情報の収集方法の流れを示す
概略図である。

【図２】本発明に係る収集方法によって階層的に得られ
た顧客情報を示す概略図である。

【符号の説明】

３０ 第１の顧客情報 ３１，３２，４０，４１ 第２の顧客情報 ３４ 商品企画の担当者 ３５ チャットルーム ５０ 階層化された顧客情報群 ６０ 矢印

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネットによってアクセスした一
   般利用者の少なくとも電子メールアドレスを含む個人情
   報を受信し、第１の顧客情報として記憶装置に記憶する
   と共に、ユーザー会員として登録するステップと、企業
   が提供する情報、試供品、又は試供サービスと上記第１
   の顧客情報とのマッチングを判断するステップと、上記
   試供品又は試供サービスに関する情報をこのマッチング
   の結果に基づいて選択したユーザー会員に配信するステ
   ップと、上記試供品又は試供サービスに関するユーザー
   会員からの情報を受信し、第２の顧客情報として記憶装
   置に記憶するステップとを含んでなる顧客情報の収集方
   法。
2. 【請求項２】 上記第１の顧客情報が、更に、ユーザー
   会員の郵便番号とハンドルネームと性別と住所と氏名と
   を含んでなる請求項１に記載の顧客情報の収集方法。
3. 【請求項３】 上記第１及び第２の顧客情報に基づいて
   上記のマッチングを判断するステップを含んでなる請求
   項１又は２に記載の顧客情報の収集方法。
4. 【請求項４】 上記の配信を行ったユーザー会員のう
   ち、申込みをした希望者に試供品又は試供サービスを提
   供するステップを更に含んでなる請求項１〜３のいずれ
   かに記載の顧客情報の収集方法。
5. 【請求項５】 上記希望者に対し、上記の申込みをした
   商品又はサービスについての広告を配信するステップを
   更に含んでなる請求項１〜４のいずれかに記載の顧客情
   報の収集方法。
6. 【請求項６】 上記配信するユーザー会員の人数、又は
   試供品若しくは試供サービスを提供する人数を、各々の
   試供品又は試供サービスについて一定限度に制限するこ
   とを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の顧客情
   報の収集方法。
7. 【請求項７】 上記試供品又は試供サービスに対し、ユ
   ーザー会員と企業とで相互に意見交換をできるようにす
   るステップを更に含んでなる請求項１〜６のいずれかに
   記載の顧客情報の収集方法。
8. 【請求項８】 上記第１及び第２の顧客情報から抽出し
   て得られた、個人を特定できる情報を除いた情報を上記
   企業に提供するステップを更に含んでなる請求項１〜７
   のいずれかに記載の顧客情報の収集方法。
9. 【請求項９】 請求項１〜請求項８のいずれかに記載さ
   れた方法により収集した顧客情報に基づいて、特定のユ
   ーザー会員にアンケート又は質問をインターネットを通
   して送信することを特徴とする市場調査方法。
10. 【請求項１０】 インターネットによってアクセスした
    一般利用者の少なくとも電子メールアドレスを含む個人
    情報を受信し、第１の顧客情報として記憶装置に記憶す
    ると共に、ユーザー会員として登録する手段と、登録し
    た企業が提供する情報、試供品、又は試供サービスと上
    記第１の顧客情報とのマッチングを判断する手段と、上
    記試供品又は試供サービスに関する情報をこのマッチン
    グの結果に基づいて選択したユーザー会員に配信する手
    段と、上記試供品又は試供サービスに関するユーザー会
    員からの情報を受信し、第２の顧客情報として記憶装置
    に記憶する手段とを含んでなるコンピューターを用いた
    顧客情報の収集システム。