JP2001350098A - 共焦点光走査プローブ装置 - Google Patents

共焦点光走査プローブ装置

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JP2001350098A
JP2001350098A JP2000169591A JP2000169591A JP2001350098A JP 2001350098 A JP2001350098 A JP 2001350098A JP 2000169591 A JP2000169591 A JP 2000169591A JP 2000169591 A JP2000169591 A JP 2000169591A JP 2001350098 A JP2001350098 A JP 2001350098A
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JP
Japan
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light
optical fiber
signal
optical
probe
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JP2000169591A
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English (en)
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Atsushi Okawa
敦 大川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバおよびフアイバカプラの保護でき
るようにした共焦点光走査プローブ装置を提供する。 【解決手段】 この共焦点光走査プロープ装置は、スキ
ャナを有するプローブ1と、スキャナを駆動する制御装
置2と、光学ユニット3と、画像化装置4と、モニタ5
とからなる。また、被検部からの反射光の少なくとも一
部を光学ユニット3の光源からの光の光路から分離する
4端子カプラ8を、画像化装置4の内部に配置してい
る。これにより、光ファイバーや4端子カプラ8を確実
に保護することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検部からの戻り
光の少なくとも一部を光源からの光の光路から分離する
分離手段を制御装置内に配置し、当該分離手段や当該分
離手段に接続される光ファイバを保護できるようにした
共焦点光走査プローブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の共焦点顕微鏡は、例え
ば、スキャナを有するプローブと、前記スキャナを駆動
する制御装置と、被検部に光を照射する光源と、前記光
源からの光をプローブ先端に導くための光ファイバと、
前記光ファイバからの光を被検部に合焦させ、当該被検
部からの光を前記光ファイバ端面に集光させる合焦手段
と、前記被検部からの戻り光の少なくとも一部を光源か
らの光の光路から分離する分離手段と、前記分離された
光を検出する検出器と、前記検出器からの信号を画像化
する画像化装置と、画像を表示するモニタとを有するも
のが知られている(特開平9−230248号公報)。
【0003】この従来の共焦点顕微鏡は、マイクロ機械
加工された小型の装置として提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の共焦点顕微鏡によれば、ファイバカプラを制御
装置などの筐体内に収納してないため、乱雑な扱いによ
って、光ファイバを折ってしまったり、ファイバカプラ
を破損してしまう可能性があった。
【0005】また、上述した従来の共焦点顕微鏡によれ
ば、装置構成が複雑であるため、洗浄したり消毒したり
する作業に時間がかかり、かつ、使用勝手が悪いという
欠点があった。
【0006】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、光ファイバおよびフアイバカプラ
の保護できるようにした共焦点光走査プローブ装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、スキャナを有
するプローブと、前記スキャナを駆動する制御装置と、
被検部に光を照射する光源と、前記光源からの光をプロ
ーブ先端に導くための光ファイバと、前記光ファイバか
らの光を被検部に合焦させ、当該被検部からの光を前記
光ファイバ端面に集光させる合焦手段と、前記被検部か
らの戻り光の少なくとも一部を光源からの光の光路から
分離する分離手段と、前記分離された光を検出する検出
器と、前記検出器からの信号を画像化する画像化装置
と、画像を表示するモニタとを有する共焦点光走査プロ
ーブ装置において、前記分離手段は前記制御装置内に配
置されたことを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、上記分離手段が制御装置
内に配置されているので、当該分離手段や当該分離手段
に接続されている光ファイバーを確実に保護することが
できる。
【0009】ここで、前記分離手段はファイバカプラで
あることを特徴とする。
【0010】また、前記光学ユニットは、前記光源およ
び前記検出器を内蔵するものであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0012】〔第1の実施の形態〕図1ないし図20は
本発明の第1の実施の形態に係る共焦点光走査プローブ
装置に係り、図1は本発明の実施の形態に係る共焦点光
走査プローブ装置の概略構成を示すブロック図、図2は
同共焦点光走査プローブ装置の構成を示すブロック図、
図3は同共焦点光走査プローブ装置に使用する光学ユニ
ットの構成を示すブロック図、図4は同光学ユニットで
使用するハイパスフィルタの構成を示す回路図、図5は
同共焦点光走査プローブ装置で使用する画像化装置の構
成を示すブロック図、図6は同共焦点光走査プロープ装
置の制御装置を構成するスイッチ制御回路を示す回路
図、図7(a)は同共焦点光走査プローブ装置で使用す
るプローブの先端部を示す断面図、図7(b)は図7
(a)のA−A線断面図、図8はプローブのスキャナの
構造を示す断面図、図9は同スキャナの構造を示す平面
図、図10は同スキャナの詳細構造を示す平面図、図1
1は画像化装置のフレームメモリに格納されるデータを
読み出しモニタに表示されるまでの流れを説明するため
のフローチャート、図12は画像化装置におけるm本の
ライン数分の一括転送処理動作について説明するための
フローチャート、図13は画像化装置における表示処理
の詳細を説明するためのフローチャート、図14は画像
化装置における表示処理によりモニタ上に表示される画
像の表示状態についての説明図、図15は画像化装置に
おいてフットスイッチのスイッチ操作により画像化装置
の表示画像のフリーズ/レリーズ動作の詳細を説明する
ためのフローチャート、図16は画像化装置においてフ
リーズ/フリーズ解除/レリーズ処理動作を説明するフ
ローチャート、図17は画像化装置におけるフリーズ処
理動作について説明するためのフローチャート、図18
は画像化装置におけるフリーズ解除処理動作について説
明するためのフローチャート、図19は画像化装置にお
けるレリーズ処理について説明するためのフローチャー
ト、図20はフットスイッチの操作およびスイッチ制御
回路の動作のタンミングチャートである。
【0013】図1において、この共焦点光走査プローブ
装置は、スキャナを有するプローブ1と、前記スキャナ
を駆動する制御装置2と、前記プローブ1に光を供給
し、前記プローブ1からの光学像を検出して映像信号に
する光学ユニット3と、前記光学ユニット3らの信号を
画像化する画像化装置4と、前記画像化装置4からの映
像を表示するモニタ5と、静止(フリーズ)/解除(レ
リーズ)制御をするために足で踏みつけることにより指
令信号を入力できるフットスイッチ6と、スキャナを駆
動する駆動波形の基準となるクロックを発生させる外部
クロック発生器7とを備え、次のような接続関係になっ
ている。
【0014】プローブ1は、信号線1aと光ファイバ1
bを介して制御装置2に電気的および光学的に接続され
ている。
【0015】制御装置2は、光ファイバ3a,3bを介
して光学的に光学ユニット3に接続されている。制御装
置2は、信号線4b,4cを介して画像化装置4に電気
的に接続されている。制御装置2には、信号線6aを介
してフットスイッチ6が接続されている。
【0016】画像化装置4には、光学ユニット3が信号
線4aを介して電気的に接続されている。画像化装置4
には、モニタ5が信号線4dを介して電気的に接続され
ている。また、画像化装置4には、外部クロック発生器
7が信号線4eを介して電気的に接続されている。
【0017】このような構成の共焦点光走査プローブ装
置の詳細について図2を参照して説明する。
【0018】プローブ1は、信号線1aおよび光ファイ
バ1bを介して制御装置2のコネタタ11に電気的およ
び光学的にかつ着脱可能に接続されている。
【0019】制御装置2は、4端子カプラ8と、制御回
路9と、スイッチ制御回路10とを備えている。また、
制御装置2には、コネクタ11,コネクタ12、コネク
タ13およびコネクタ14を備えている。
【0020】この制御装置2において、4端子カプラ8
は、四つの端部8a,8b,8c,8dを有しており、
端部8a,8bから入った光はそれぞれ分岐されて端部
8c,8dに伝えられ、逆にまた、端部8c,8dから
入った光はそれぞれ分岐されて、端部8a,8bに伝え
られる構成になっている。この4端子カプラ8の端部8
a,8bは光ファイバ8e,8fを介してコネクタ12
に光学的に接続されている。4端子カプラ8の端部8c
は光ファイバ8gを介してコネクタ11に光学的に接続
されている。端部8dは光ファイバ終端8hにより終端
されている。
【0021】制御装置2において、制御回路9は信号線
9aを介してコネクタ13に電気的に接続されている。
また、制御回路9は信号線9bを介してコネクタ11に
電気的に接続されている。この制御回路9は、コネクタ
13から信号線9aを介して入力されるスキャナ駆動信
号を取り込み、これを増幅して、信号線9bを介してコ
ネクタ11に出力できるようになっている。
【0022】制御装置2において、スイッチ制御回路1
0は信号線10aおよび信号線10bを介してコネクタ
14に電気的に接続されている。このスイッチ制御回路
10は、静止(フリーズ)/解除(レリーズ)制御を行
なうことができるようになっている。このコネクタ14
には、フットスイッチ6が信号線6aを介して電気的に
かつ着脱可能に接続されている。フットスイッチ6は、
フリーズ/フリーズ解除用のフットスイッチ6Aと、リ
レーズ制御用のフットスイッチ6Bとからなる。
【0023】光学ユニット3は、光源としてのレーザダ
イオード(以下、「LD」と称す)15と、フォトマル
チプライア(以下、「PMT」と称す)ユニット16と
からなる。また、光学ユニット3には、コネクタ17、
コネクタ18およびコネクタ19が配置されている。
【0024】LD15は、光ファイバ15aを介してコ
ネクタ17に光学的に接続されている。また、PMTユ
ニット16は、光ファイバ16aを介してコネクタ17
に光学的に接続されている。PMTユニット16は、信
号線16bを介してコネクタ18に電気的に接続されて
いる。PMTユニット16は、信号線16c,16dを
介してコネクタ19に電気的に接続されている。
【0025】LD15は、制御装置2内のファイバカプ
ラ8に、光ファイバ15a、コネクタ17、光ファイバ
3a、コネクタ12、光ファイバ8eおよび端部8aを
介して光学的に接続されている。
【0026】PMTユニット16は、制御装置2内のフ
ァイバカプラ8に、光ファイバ16a、コネクタ17、
光ファイバ3b、コネクタ12、光ファイバ8fおよび
端部8bを介して光学的に接続されている。
【0027】さらに、PMTユニット16のコネクタ1
9には、駆動電源21,22がケーブル21a,22a
をそれぞれ介して電気的に接続されている。
【0028】画像化装置4は、画像化信号を形成する装
置であり、コネクタ24、コネクタ25およびコネクタ
26を備えている。このコネクタ25のコネクタ25に
は、モニタ5が信号線4dを介して電気的に接続されて
いる。また、画像化装置4はコネクタ26、信号線4c
およびコネクタ13を介して制御装置2に電気的に接続
され、相互に信号を伝達可能になっている。さらに、画
像化装置4のコネクタ26には、信号線4eを介して、
スキャナを駆動する駆動波形の基準となるクロックを発
生させる外部クロック発生器7が電気的に接続されてい
る。
【0029】また、画像化装置4のコネクタ24には、
信号線4b、コネクタ14および信号線10bを介して
スイッチ制御回路10に電気的に接続されている。
【0030】さらに、画像化装置4のコネクタ24に
は、信号線4a、コネクタ18、信号線16bを介して
光学ユニット3のPMTユニット16が電気的に接続さ
れている。
【0031】次に、光学ユニット3内のLD9およびP
Wユニット10について、図2および図3を参照して説
明する。
【0032】光学ユニット3は、LD15と、PMTユ
ニット16とからなることは既に説明した。ここで、P
MTユニット16は、コネクタ161と、フォトマルチ
プライアチューブ(PMT)162と、ヘッドアンプ1
63と、フィルタ回路164とから構成されている。P
MT162は、光信号を電気信号に変換する素子であ
り、変換した電気信号をヘッドアンプ163に入力でき
るように構成されている。ヘッドアンプ163は、PM
T162からの電気信号を増幅してフィルタ回路164
に出力する。フィルタ回路164は、帯域制限フィルタ
からなり、直流成分を除去可能なハイパスフィルタで構
成されており、帯域制限した信号をコネクタ18に出力
する。
【0033】このような光学ユニット3において、LD
15で発生するレーザ光は、図2に示すように、光ファ
イバ15a、コネクタ17、光ファイバ3a、コネクタ
12、光ファイバ8e、端部8a、ファイバカプラ8、
端部8c、光ファイバ8g、コネクタ11、光ファイバ
1bを介してプローブ1へ伝送され、プローブ1内のス
キャナ(後述)にて被検体を光走査できる。
【0034】プローブ1内のスキャナにて走査し、被検
体から反射する光信号は、光ファイバlb、コネクタ1
1、光ファイバ8g、端部8c、ファイバカプラ8、端
部8b、光ファイバ8f、コネクタ12、光ファイバ3
b、コネクタ17、光ファイバ16aおよびコネクタ1
61(図3参照)を介して、フォトマルチプライアチュ
ーブ(PMT)162に伝送される。PMT162は、
この光信号を電気信号に光電変換し、その光電変換され
た電気信号を信号線162aを介してヘッドアンプ16
3へ伝送する。ヘッドアンプ163は、入力された信号
を増幅する。この増幅された電気信号は、信号線163
aを介してフィルタ回路164に入力する。フィルタ回
路164で帯域制限をうけた電気信号は、信号線16
b、コネクタ18、信号線4a、コネクタ24を介して
画像化装置4に与えられる。
【0035】このフィルタ回路164の構成例につい
て、図4を参照して説明する。
【0036】フィルタ回路164は、コンデンサCと、
抵抗Rとから構成されている。ヘッドアンプ163の一
方の信号線は、コンデンサC、一方の信号線16bおよ
びコネクタ18の一方の電極に接続されている。ヘッド
アンプ163の他方の信号線は、他方の信号線16bお
よびコネクタコネクタ18の他方の電極に接続されてい
る。また、コネクタ18の一方の電極に接続される一方
の信号線16bと、コネクタ18の他方の電極に接続さ
れる他方の信号線16bとの間に抵抗Rを接続してい
る。
【0037】ここで、フィルタ回路164に使用するコ
ンデンサCおよび抵抗Rについて、C=0.1〔μ
F〕、抵抗R=160〔kΩ〕とすると、低域のカット
オフ周波数fcは、 fc=1/(2πCR) =10〔Hz〕 となる。したがって、フィルタ回路164により、電気
信号の主なノイズ成分である電気信号が除去されること
になる。
【0038】画像化装置4の構成について、図5を参照
して説明する。
【0039】画像化装置4は、A/Dコンバータ40
と、フレームメモリ41と、メインメモリ42と、CP
U43と、ダイレクトメモリアクセス(以下、DMAコ
ントローラ44と、アドレスバス45と、データバス4
6と、I/Oポート47と、ハードディスク装置50と
から構成されていて、バス線47aと制御線47bを介
して接続されている。
【0040】この画像化装置4の動作を説明する。A/
Dコンバータ40は、光学ユニット3内のPMTユニッ
ト16からの電気信号を、信号線40aを介して入力
し、この電気信号をA/D変換してデジタル信号を出力
する。
【0041】このデジタル信号はフレームメモリ41に
データとして1ラインごとに次々に格納される。
【0042】フレームメモリ41に格納されたデータ
は、CPU43を介せず、DMAコントローラ44によ
つて、I/Oポート47を介して直接メインメモリ42
に、複数ラインー括して書き込まれる。すなわち、図5
に示すように、DMAコントローラ44は、制御線47
a、I/Oポート47、制御線47bを介してフレーム
メモリ41に対し、アドレスバス45を介してデータの
アドレスを指定する。
【0043】そして指定されたアドレスのデータを、I
/Oポート47およびデータバス46の経路49でメイ
ンメモリ42に格納するよう制御する。一方、メインメ
モリ42に格納されたデータの読み出しは、DMAコン
トローラ44により、アドレスバス45の経路48で指
定されたアドレスのデータが、経路49でI/Oポート
47に複数ラインー括転送されるよう、制御線47bを
介して制御する。
【0044】そして、I/Oポート47内の図示しない
DAコンバータでアナログ信号変換され、信号線47c
を介してモニタ5へ送られ画像表示される。
【0045】なお、フレームメモリ41へのデータ格納
と、フレームメモリ41からのデータを読み出しとは、
並行して実行される。また、CPU43は、上記データ
の転送以外の、画像化装置4内の制御および演算処理を
行う。
【0046】次に、スイッチ制御回路10の構成につい
て、図6を参照して説明する。
【0047】スイッチ制御回路10は、図6に示すよう
に、RSフリップフロップ101と、オア(OR)回路
102とから構成されている。
【0048】RSフリップフロップ101の反転R端子
には+5〔V〕が印加されており、RSフリップフロッ
プ101の反転S端子にはフットスイッチ6のスイッチ
6Aからの信号が入力されるようになっている。RSフ
リップフロップ101の反転Q出力端子は、フリーズ制
御信号となるとともに、OR回路102の一方の入力端
子に接続されている。OR回路102の他方の入力端子
には、スイッチ6Bからの信号が入力されるようになっ
ている。OR回路102の出力端子は、レリーズ制御信
号が出力されるようになっている。
【0049】ここで、スイッチ6AをONにしたときに
は、RSフリップフロップ101の反転Q出力端子から
のフリーズ制御信号は“L”となり、再びスイッチ6A
をONにしたときに、RSフリップフロップ101の反
転Q出力端子からのフリーズ制御信号が“H”となる。
【0050】OR回路102の出力からのリレーズ信号
は、RSフリップフロップ101の反転Q出力が“L”
で、かつ、フットスイッチ6のスイッチ6BをONにし
たときに、“L”となる。
【0051】このフリーズ制御信号は、信号線10c、
コネクタ13、信号線4b、コネクタ24を介して画像
化装置4内のI/Oポートに割込ませ、このフリーズ制
御信号が“H”のときは、スキャンし続ける限り画像を
順次表示するように、CPU43が制御する。
【0052】次に、プローブ1の先端部200について
図7ないし図10を参照して説明する。
【0053】プローブ1の外形形状は、図7に示すよう
に、円柱状に構成されている。プローブ1の外側は、チ
ューブ224と、その内部に納められたコイルパイプ2
25によつて構成されている。また、コイルパイプ22
5の内部には、光ファイバ217と、電気ケーブル21
8とが通つている。先端部には、コイルパイプ止め22
6があり、コイルパイプ225の先端部が接着されてい
る。また、コイルパイプ止め226の内側は、図の網掛
け部のように絶縁物質244で満たされている。また、
コイルパイプ止め226にはガイドパイプ227が接着
されており、チュープ224は、図のように糸巻き接着
228によつて、これらに固定されている。
【0054】スキャニングミラー232の構造、製作方
法は後述する。スキャニングミラー232は、図のよう
にカバーガラス240、レンズ237を介して図の位置
に配置されており、配線233、基板234、フレキシ
ブル基板235、電気ケーブル218および信号線1a
を介して、制御装置2内の制御回路9と電気的に接続さ
れている。なお、電気ケーブル218からフレキシブル
基板255へ延びる導電性の電線は、図のように絶縁チ
ューブ236で覆われている。
【0055】また、スキャニングミラー232は、ミラ
ーガラス台231、間隔管230、光ファイバ217の
先端部を固定的に保持するフェルール229に固定され
ている。ただし、スキャンニングミラー232と、光フ
ァイバ217と一定的に研磨され,テーパ形状をなすフ
ェルール229の先端は、接触せず、わずかに隙間があ
いている。
【0056】また、レンズ237はレンズ枠238に接
着固定されており、間隔管239を介してミラー台23
1に固定されている。さらに、レンズ枠238はガイド
パイプ227にも固定されている。さらに、レンズ枠2
38はガイドパイプ227にも固定されている。間隔管
239は、図7(b)に示すように、A−A線断面構造
となっている。
【0057】また、レンズ237は、中心部付近にミラ
ー蒸着部245が設けられている。
【0058】先端カバー241は、間隔管242を介し
てレンズ枠238に固定されており、さらに先端カバー
241は、ガイドパイプ227にも接着固定されてい
る。先端カバー241には、カバーガラス240が固定
されている。さらに、電気ケーブル218には、信号線
1aを介して制御装置2のグランドGNDに接続されて
いるGND線があり、このGND線と、プローブ1の先
端部を構成する導電性のコイルパイプ225、コイルパ
イプ止め226、フレキシブル基板235、基板23
4、間隔管230、間隔管239、レンズ枠238、先
端カバー241、および間隔管242が、各々の接触部
分で溶接されており、これらすべてが電気的に導通して
いる。また、チューブ224と先端カバー241との隙
間は、接着剤243が充填されている。
【0059】スキャニングミラー232は、図8に示す
ように、シリコン基板250にエッチングを行い、凹部
251を形成させている。また、裏面からもエッチング
されて、凹部248、貫通孔247を形成している。プ
レート252はシリコン基板上に接着され、基板上の酸
化物層によつてシリコン基板250と絶縁されている。
さらに適切にマスクした後プレート252の上面に窒化
膜253を設け、これをミラー部249に必要な部分を
残してエッチングする。このときのミラー部249を上
面から見た図を図9に示す。図の網かけ部は窒化膜を設
けなかつた部分である。
【0060】さらに、図10に示すように、その上に導
電層を形成し、スキャンミラーの電極254a,254
b,254c,254dと、ミラー249と、配線25
3a,253b,253c,253dとを製作する。こ
の電極254a,254bはミラーの役割も兼ねる。こ
こで適切にエッチングを行うことにより、窒化膜に覆わ
れていない部分を取り除く。このとき、ヒンジ部25
6,257の両側からアンダーエッチされることによ
り、窒化膜部分のみが残り、図9に示すように、この部
分を軸にして中心部255が回転できるようになる。ま
た、中心部255の中心には中心穴246が設けられて
いる。また、電極253a,253b,253c,25
3dは、前述した電気ケーブル218、信号線1aを介
して制御装置2のコネクタ11に接続されている。
【0061】次に、共焦点光走査プローブ装置の光学系
の動作を説明する。LD9からのレーザ光は、コネクタ
17、光ファイバ3a、コネクタ12、光ファイバ8
e、端部8a、ファイバカプラ8、端部8c、光ファイ
バ8g、コネクタ6、光ファイバlbを介して光ファイ
バ217のコアに供給される。この光ファイバ217の
コアからの光は、シリコンミラー250の貫通穴24
7、ミラー部249の中心穴246を通つて、レンズ2
37へ向かう。この光は、レンズ237表面のミラー蒸
着245によつて反射され、広がりながらスキャンニン
グミラー232のミラー部249へ向かい、これにより
反射される。続いて、この光は、レンズ237で集光さ
れ、カバーガラス240を通うて、焦点を結ぶ。この焦
点からの反射光は入射光と同じ光路を逆方向に通り、再
び、光ファイバ217のコアで焦点を結び、これに入射
される。このとき、焦点259以外からの反射光は、入
射光と同じ光路を通ることができず、光ファイバ217
のコアが小さいポンホールの働きをし、共焦点顕微鏡と
同等の解像度を持つようになる。
【0062】次に、共焦点光走査プローブ装置のスキャ
ンおよび表示動作を図11ないし図20を参照しながら
説明する。
【0063】まず、フレームメモリ41に格納されるデ
ータを読み出し、モニタ5に表示されるまでの流れを図
11に示すフローチャートにて説明する。
【0064】あらかじめ1フレームの総ライン数L(L
は正の整数)、一括転送ライン数m(m=正の整数)、
画像化装置4内の図示しない内部記憶に設定する(図1
1のS11)。ここで、Lをmで割ったときの余剰は0
になるようにLおよびmを設定するものとする。
【0065】次に、画像化装置4内のコマンド操作によ
りスキャンを開始する(図11のS12)。詳細は後述
するが、スキャンが開始されると、DMAコントローラ
44により、m本のライン数分だけ一括転送処理を行な
う(図11のS13)。そして、詳細は後述するが、C
PU43は、m本のライン数ごとにモニタ5に画像を表
示するための表示処理を行なう(図11のS14)。
【0066】すべての処理が終了しない場合には(図1
1のS15;NO)、再び、CPU43は、一括転送処
理に移る(図11のS13)。また、すべての処理が終
了した場合には(図11のS15;YES)、CPU4
3は処理を終了する。
【0067】次に、上述したm本のライン数分の一括転
送処理(図11のS13)の詳細を、図12に示すフロ
ーチャートにて説明する。図11のS13の処理が開始
されると、DMAコントローラ44は、フレームメモリ
41に書込まれたラインの何番目かを示すインデックス
iを設定し、i=0に初期化する(図12のS13
1)。次に、DMAコントローラ44は、i=m−1に
なったかを判定する(図12のS132)。
【0068】ここで、DMAコントローラ44は、i=
m−1ではないと判定するので(図12のS132;N
O)、i番目のラインのデータをフレームメモリ41に
書き込み(図12のS133)、インデックスiをイン
クリメントする(図12のS134)。上述した処理
(図12のS132、S133、S134)をi=m−
1になるまで、すなわちm本のライン数分がフレームメ
モリ41に書き込まれるまで繰り返す。
【0069】ここで、DMAコントローラ44がi=m
−1となったと判断すると(図12のS132;YE
S)、DMAコントローラ44は、上記フレームメモリ
41に書き込まれたm本のライン数分のデータを読み出
し、メインメモリ42に書き込む(図12のS13
5)。
【0070】次に、DMAコントローラ44は、メイン
メモリ42に書き込まれたm本のライン数分のデータを
読み出し(図12のS136)、I/Oポート47へ一
括転送し、表示処理へ制御を移す。
【0071】次に、図11の表示処理(S14)の詳細
を、図13に示すフローチャートにて説明する。
【0072】まず、CPU43は、1フレームのうち何
ブロック目か(全部でL/m個のブロックが存在する)
を示すインデックスjを設定し、j=0に初期化する
(図13のS141)。次に、CPU43は、j=(L
/m)−1になったか判定する(図13のS142)。
【0073】このとき、CPU43は、j=(L/m)
−1でないので(図13のS142;NO)、上述のm
ライン一括転送処理にてI/Oポート47に転送された
データを、m×jライン目からm× (j+1)−1ラ
インライン目までのmライン分のデータを、I/Oポー
ト47内の図示しないDAコンバータでDA変換し、信
号線47cを介してモニタ5へ伝送して画像表示する
(図13のS143)。ついで、CPU43は、インデ
ックスjをインクリメントする(図13のS144)。
【0074】CPU43は、上述した処理(図13のS
142,S143,S144)を、j=L/m−1にな
るまで、すなわち1フレームのライン数L本分をすべて
表示するまで繰り返す。そして、CPU43は、インデ
ックスj=(L/m)−1となったと判定すると(図1
3のS142;YES)、インデックスjをj=0にリ
セットする(図13のS145)。
【0075】スキャンを続行する場合(図13のS14
6;YES)、再び、CPU43は、m×jライン目か
らm×(j+1)−1ライン目までのmライン分のデー
タを、モニタ5へ伝送して画像を上書き表示し(図13
のS142,S143,S144)、インデックスjを
インクリメントする(図13のS145)。
【0076】スキャンを続行しない場合(図13のS1
46;NO)、表示処理を抜ける。上述した表示処理
(図11のS14、図13)により、モニタ5上に表示
される画像の表示状態について、図14を参照して説明
する。
【0077】ここでは、説明を簡単にするために、全ブ
ロック数が例えば4ブロックからなるものとして説明す
る。もちろん、ブロック数は4ブロックに限らず任意の
ブロック数になるように、1フレームの総ライン数Lお
よび1ブロックのライン数mを設定しても良い。
【0078】まず、図14(a)では、モニタ5へ画像
データが何も伝送されておらず、何も表示されていない
状態である。
【0079】図14(a)において、「0〜m−1」が
mラインからなる一つ目のブロックB1、「m〜2m−
1」がmラインからなる2つ目のブロックB2、「2m
〜3m−1」がmラインからなる3つ目のブロックB
3、「3m〜4m−1」がmラインからなる4つ目のブ
ロックB4である。四つのブロックB1〜B4で総ライ
ン数Lとなる。
【0080】図14(a)ないし図14(g)におい
て、ブロックB1ないしブロックB4の内部が白色の場
合には、何も表示されていない状態を示し、ブロックB
1ないしブロックB4の内部が左下向き斜線の場合が最
初のフレームで表示された状態を示し、ブロックB1な
いしブロックB4の内部が右下向き斜線の場合が次のフ
レームで表示された状態を示すものとする。
【0081】次に、図14(b)では、一番上ブロック
B1にm本のラインのデータがモニタ5へ伝送されるこ
とにより、画像として表示される。
【0082】さらに、図14(c)では、ブロックB
1、ブロックB2が最初のフレームで表示されることに
なる。
【0083】また、図14(d)では、ブロックB1、
ブロックB、ブロックB3が最初のフレームで表示され
ることになる。
【0084】図14(e)では、ブロックB1、ブロッ
クB、ブロックB3、ブロックB4が最初のフレームで
表示されることになる。
【0085】次に、図14(f)では、モニタ5のブロ
ックB1において、次のフレームの最初のm本のライン
が、前のフレームの最初のm本のラインに上書きされて
表示される。
【0086】同様に、図14(g)では、モニタ5のブ
ロックB2において、次のm本のラインが表示される。
以下同様に上書きされて表示されることになる。
【0087】次に、制御装置2に着脱可能に接続された
フットスイッチ6およびフリーズ/レリーズ制御を行な
うスイッチ制御回路10の動作について、図2、図6、
図15〜図20を参照して説明する。
【0088】フットスイッチ6Aからの信号は、初期状
態“H”のデジタル信号になっている(図20(a)の
時刻t1 参照)。フットスイッチ6Aはプッシュスイッ
チであり、スイッチを押すことにより、十分短い立ち下
がりパルスを出力する。
【0089】フットスイッチ6AをONにしたときに
(図20(a)の時刻t2 〜t3 )、RSフリップフロ
ップ101が反転し、反転Q出力端子のフリーズ制御信
号が“L”となる(図20(b)の時刻t2 〜t6 )。
再び、フットスイッチ6AをONにしたときに(図20
(a)の時刻t6 〜t7 )、RSフリップフロップ10
1が再び反転し、反転Q出力端子のフリーズ制御信号が
“H”となる(図20(b)の時刻t6 〜t10)。
【0090】このフリーズ制御信号は、信号線10b、
コネクタ14、信号線4b、コネクタ24を介して画像
化装置4内のI/Oポート47に割込ませる。このフリ
ーズ制御信号(図20(b)参照)が“H”のときは、
CPU43は、スキャンし続ける限り画像を順次表示す
る。
【0091】一方、フリーズ制御信号が“L”のとき
は、CPU43は、フリーズ動作となる。すなわち、C
PU43は、画像化装置4内のフレームメモリ41への
データ書き込みを禁止し、表示画像が更新されず、制止
画像を表示しつづける。
【0092】また、フットスイッチ6B(図2参照)か
ら信号も、初期状態“H”のデジタル信号になっており
(図20(c)、時刻t1 参照)、プッシュスイッチで
あり、スイッチを押すことにより、十分短いパルスを出
力する。
【0093】そして、RSフリップフロップ101の反
転Q出力端子のフリーズ制御信号が“L”の状態におい
て(図20(b)の時刻t2 〜t6)、フットスイッチ
6BをONにしたときに(図20(c)の時刻t4〜t5
)、OR回路102の両入力信号がともに“L”とな
って、OR回路102の出力端子からのレリーズ制御信
号は“L”になる(図20(d)の時刻t4 〜t5 )。
【0094】なお、RSフリップフロップ101の反転
Q出力端子のフリーズ制御信号が“H”の状態において
(図20(b)の時刻t6 〜t10)、再び、フットスイ
ッチ6BをONにしても(図20(c)の時刻t8 〜t
9 )、レリーズ制御信号が“H”であるため、OR回路
102の出力端子からのレリーズ制御信号は“H”のま
まである。
【0095】このリレーズ制御信号(図20(d)参
照)が“L”になったとき、このリレーズ制御信号をI
/Oポート47に割込ませると、CPU43は、モニタ
5上でフリーズ表示されている画像データ、すなわちフ
レームメモリ41に格納されているデータをメインメモ
リ42を介して画像化装置4内のハードディスク50
に、バイナリデータファイルとして記録および保存す
る。
【0096】上述のフットスイッチ6Aおよびフットス
イッチ6Bのスイッチ操作により、画像化装置4の表示
画像のフリーズ/レリーズ動作の詳細を、図15に示す
フローチャートを用いて説明する。
【0097】まず、あらかじめフットスイッチ6Aおよ
びフットスイッチ6Bの出力信号がともに“H”となる
ように、CPU43は、内部記憶に設定する(図15の
S21)。スキヤンが開始後(図15のS22)、フッ
トスイッチ6Aおよびフットスイッチ6Bの操作された
ことにより、フリーズ/フリーズ解除およびリレーズを
制御する信号が発生すると、CPU43は、フリーズ/
フリーズ解除/レリーズを制御する(図15のS2
3)。そして、処理が終了していなければ(図15のS
24;NO)、再び、CPU43は、フリーズ/フリー
ズ解除/レリーズを制御する(図15のS23)。処理
が終了していれば(図15のS24;YES)、処理を
終了する。
【0098】次に、フリーズ/フリーズ解除/レリーズ
処理について、図16に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0099】まず、フットスイッチ6Aが押下される
と、図20(a)のようにフットスイッチ6Aからの入
力が“L”となる。すると、RSフリップフロップ10
1の反転Q出力端子からのフリーズ制御信号が“L”に
なるため、CPU43は、フリーズ制御信号が“L”と
判定し(図16のS231;YES)、後述するフリー
ズ処理を行う(図16のS232)。
【0100】また、CPU43は、フリーズ制御信号が
“H”であれば(図16のS231;NO)、後述のフ
リーズ解除処理を行なう(図16のS233)。
【0101】また、フリーズ処理(図16のS231)
に引き続き、CPU43は、レリーズ信号が“L”と判
定すると(図16のS224;YES)、後述のレリー
ズ処理を行う(図16のS235)。
【0102】また、フリーズ処理(図16のS231)
に引き続き、CPU43は、レリーズ信号が“H”と判
定すると(図16のS224;NO)、処理を行わず、
本ルーチンの終了か否かの判定をする(図16のS23
6)。
【0103】ここで、本ルーチンを終了しない場合には
(図16のS236;NO)、再び、フリーズ信号が
“L”か否かの判定に移行する(図16のS231)。
本ルーチンを終了する場合には(図16のS236;Y
ES)、本ルーチンを抜けることにする。
【0104】次に、上述したフリーズ処理について、図
17に示すフローチャートを用いて説明する。
【0105】まず、フリーズ制御信号がI/Oポート4
7に割り込まれると(図17のS2321)、CPU4
3は、フレームメモリ41に、データの書き込みを禁止
する(図17のS2322)。
【0106】これにより、フレームメモリ41へのデー
タ書き込みが禁止されると、画像データが更新されない
ので、CPU43は、同じデータをモニタ5に送ること
になって、モニタ5には同一データによる画像として表
示しつづけることになり、画像がフリーズする。
【0107】次に、上述したフリーズ解除処理につい
て、図18に示すフローチャートを用いて説明する。
【0108】CPU43は、このフリーズ解除処理に入
ると、フレームメモリ41への書き込み禁止状態を解除
し(図18のS2331)、次々にフレームメモリ41
にデータを書き込むように制御する(図18のS233
2)。これによって、フレームメモリ41のデータが次
々に更新されることになり、モニタ5には、動画像が表
示されることになる。
【0109】上述したレリーズ処理は、フリーズ処理の
後にのみ実行が可能である。このレリーズ処理につい
て、図19に示すフローチャートを用いて説明する。
【0110】フリーズ時に、フットスイッチ6Bが押さ
れると、レリーズ制御信号が“L”に立下り、この立下
りパルスをタイミングとして、I/Oポート47に割込
されると(図19のS2351)、CPU43は、フレ
ームメモリ41からI/Oポート47を介してメインメ
モリ42ヘデータを書き込むように制御する(図19の
S2352)。
【0111】CPU43は、メインメモリ42に一旦格
納されたデータを読み出し(図19のS2353)、画
像化装置4内のハードディスク50に、バイナリデータ
ファイルとして記録し保存する(図19のS235
4)。
【0112】以上説明したように本発明の第1の実施の
形態によれば、次のような利点がある。
【0113】(1)4端子カプラ8が制御装置内に配置
されているので、4端子カプラ8、およびそれと接合さ
れている光ファイバ8gを保護することができる。
【0114】(2)PMTユニット16が、ノイズ成分
を除去するフィルタ回路164を有するので、ノイズの
少ない鮮明な画像を得ることができる。
【0115】(3)上記フィルタ回路164を抵抗Rと
コンデンサCのみで構成できるので、安価な構成でノイ
ズを低減できる。
【0116】(4)画像化装置4が、画像データを蓄積
するフレームメモリ41から画像データを直接書き込み
および読み出しが可能なDMAコントローラ44を有す
るので、CPU43を経由せずに画像データの転送が可
能となり、CPU43は他の演算処理や制御に使用で
き、表示速度を向上できる。
【0117】(5)レリーズおよびフリーズ可能なフッ
トスイッチ6を、画像化装置4に接続可能に設けたの
で、足によりレリーズ制御、フリーズ制御、フリーズ解
除制御ができ、操作を簡便化できる。
【0118】(6)上記プローブ1は、プローブ1の導
電部をグランドに接続させたので、安定した走査用駆動
信号を供給することができ、確実なる画像を得ることが
できる。
【0119】〔変形例〕なお、本実施の形態ではフット
スイッチ6Aの操作により、フリーズ制御信号が“L”
のときにフリーズ処理、“H”のときにフリーズ解除処
理を実行するが、逆にフリーズ制御信号が“H”のとき
にフリーズ処理、“L”のときにフリーズ解除処理を実
行するようにしてもよい。
【0120】また、本実施の形態では、スイッチ制御回
路10をRSフリップフロップ101とOR回路102
とで構成しているが、本実施の形態と同じ論理演算が可
能な論理回路の組み合わせによって構成してもよい。
【0121】また、本実施の形態では、制御装置2と画
像化装置4は別々に構成しているが、一体的に構成して
もよい。
【0122】さらに、本実施の形態では、制御装置2と
光学ユニット3と画像化装置4とを別々に構成している
が、もちろん一体的に構成してもよい。
【0123】また、本実施の形態では、フィルタ回路1
64は、抵抗Rを固定抵抗としているが、この抵抗Rを
可変抵抗器にして、最適なカットオフ周波数を自由に選
択できるようにしてもよい。
【0124】また、本実施の形態のプロープ先端部の導
電部材をすべてグランドと接続させるために、レーザ光
のエネルギーを照射して溶接を行うレーザ溶接機にて溶
接してもよいし、あるいは、ハンダ付による溶接でもよ
い。
【0125】また、本実施の形態では、レリーズを実行
すると、バイナリデータファイルとしてハードディスク
に画像データを記録し保存しているが、そのフナイルの
保存形式は、8bit のTiff形式、8bit のビットマップ
ファイル形式、16bit のTiff形式、あるいは一般的な
パーソナルコンピュータ上で稼動できる画像データのフ
ァイル保存形式のいずれであってもよい。
【0126】また、本実施の形態において、モニタに画
像を表示するために、画像表示用アプリケーションソフ
トを画像化装置にインストールして、オペレーティング
システム(OS)内の演算、制御用のdllファイルなど
のライブラリを参照して画像表示を実行するように構成
してもよい。
【0127】さらに、上述のアプリケーションソフトを
実行形式のファイルとして画像化装置にインストールし
て実行するようにしてもよい。
【0128】加えて、上述のアプリケーションソフト
が、VisualBASIC、Visual C++などの画像表示用ソフ
トウェアのソースコードでコード化されたものであって
もよいことはいうまでもない。
【0129】図21は、フィルタ回路の変形例を示す回
路図である。この図21において、フィルタ回路164
aは次のように構成されている。ヘッドアンプ163の
一方端子は、抵抗Rを介してコネクタ18の一方の端子
に接続されている。ヘッドアンプ163の他方端子は、
直接コネクタ18の他方の端子に接続されている。コネ
クタ18の一方の端子と、他方の端子に接続される信号
線間にコイルLを接続している。
【0130】これにより、最適な値の抵抗RとコイルL
を用いて、最適なカットオフ周波数fc=R/2πLを決
定し、使用できる。
【0131】上述したように上記フィルタ回路164a
によれば、抵抗RとコイルLのみで構成できるので、安
価な構成でノイズを低減できる。
【0132】なお、フィルタ回路164としては、その
他、アクティブフィルタ等、既存の低域カットフィルタ
を使用してフィルタを構成してもよい。
【0133】〔第2の実施の形態〕図22は本発明の第
2の実施の形態に係る共焦点光走査プローブ装置のプロ
ーブの先端部の構成例を説明するために示す断面図、図
23は同プローブの先端部の構成例を説明するための要
部斜視図である。
【0134】プローブ1Aの先端部300は、光走査手
段としての走査ユニット305と、先端カバーユニット
306と、光学枠307とを備えている。光学枠307
はプローブ1Aのアウターチューブ308の先端部に固
定されている。
【0135】走査ユニット305は、光学枠307に固
定されたベース309を有している。ベース309は、
容易に動かないように、後述するレンズ枠314や合焦
手段としての対物レンズ315よりも重量が重く設定さ
れている。
【0136】ベース309には光ファイバ302の先端
部が固定されてる。
【0137】ベース309の両側には、薄板310が接
着されている。薄板310には、厚み後方に分極された
圧電素子304が接着されている。圧電素子304に
は、圧電素子304を駆動するための電気ケーブル30
3が接続されている。この電気ケーブル303は、プロ
ーブ1Aの先端部300の内部を通つて、図2の信号線
1aと接続され、コネクタ11を介して制御装置2に接
続されている。
【0138】薄板310の先端部は中間部材311に固
定されている。中間部材311には2枚の平行な薄板3
12a,312bが固定されている。薄板312a,3
12bには圧電素子313a,313bが接着されてい
る。
【0139】薄板312a,312bの先端にはレンズ
枠314が固定され、このレンズ枠314には対物レン
ズ315と光ファイバ302の先端部を固定的に保持す
るフェルール316が固定されている。なお、光ファイ
バ302は、フェルール316に固定された後、プロー
ブ1Aの先端部300がフェルール316と一体的に研
磨され、さらに反射防止膜が設けられる。また、圧電素
子313a,313bは、電気ケーブル303を介して
図2の信号線1aに接続され、コネクタ11を介して制
御回路2と接続されている。
【0140】先端カバーユニット306は、カバーホル
ダ317と、カバーホルダ317に固定されたカバーガ
ラス318とからなり、カバーホルダ317は光学枠3
07の先端部に固定されている。
【0141】このような構造にしたことにより、プロー
ブ1Aの先端部300は密開される。
【0142】このようなプローブ1Aを使用した共焦点
光走査プローブ装置の動作について図1ないし図7、お
よび図22、図23を参照して説明する。
【0143】LD15からのレーザ光は、コネクタ1
7、光ファイバ3a、コネクタ12、光ファイバ8e、
端部8a、ファイバカプラ8、端部8c、光ファイバ8
g、コネクタ11、光ファイバ1bを介してプローブ1
Aの先端部300に伝送され、プローブ1Aの先端部3
00の先端面から対物レンズ315に向けて出射され
る。
【0144】この場合、光ファイバ302の先端部はフ
ェルール316に固定されて一体的に研磨されていると
ともに、研磨された端面に反射防止膜が設けられている
ため、光ファイバ302の端面での反射光はきわめて小
さく抑えられる。
【0145】電気ケーブル303には信号線1aを介し
て制御装置2のグランドと接続したグランド線があり、
そのグランド線と、プローブ1Aの先端部300内の導
電部である光学枠307、ベース309、およびカバー
ホルダ317が、各々の接触部分で溶接されており、こ
れらすべてが電気的に導通している。
【0146】光ファイバ302の端面のコア321から
発せられた光は、対物レンズ315で集光され、カバー
ガラス318を透過して、観察対象物322の内部で焦
点323を結ぶ。
【0147】この焦点323以外からめ反射光は、入射
光と同じ光路を逆方向に通り、再び光ファイバ302の
コア321にほとんど入射できない。このコア321が
小さいピンホールの働きをなし、共焦点顕微鏡と同等の
解像度を持つようになる。この状態で制御装置2内の制
御回路9を動作させると制御回路9からの駆動信号は、
信号線9b、コネクタ11、信号線1a、電気ケーブル
303を介して、圧電素子304と、圧電素子313
a,313bに伝送される。これにより、圧電素子30
4と、圧電素子313a,313bは、電圧に応じて伸
縮する。すると、圧電素子304は薄板310に、圧電
素子313a,313bは薄板312a,312bにそ
れぞれ張られているために、薄板310と、薄板312
a,312bを曲げるように動作する。
【0148】具体的には、圧電素子313a,313b
に位相が互いに反転した正弦波を加えると、レンズ枠3
14が振動する。これによつて、対物レンズ315、光
ファイバ302の先端部とが移動して、レーザ光の焦点
323の位置がX方向(図22参照)にスキャンされ
る。この場合、このスキャナ系の共振周波数で駆動する
と、大きな変位が得られる。
【0149】一方、制御回路9によつて圧電素子304
を伸縮させると、レーザ光の焦点323の位置がX方向
と垂直なY方向にスキャンされる。この場合、Y方向の
振動の周波数をX方向のスキャン周波数よりも十分に遅
くすることによつて、焦点323はラスタ走査される。
これに伴つて、走査面324の各点の反射光が光ファイ
バ302によつて伝送されることになる。
【0150】このようなプローブ1Aを上記第1の実施
の形態に代えて使用することにより、共焦点光走査プロ
ーブ装置を得ることができる。
【0151】以上説明したように上記プローブ1Aの先
端部300は、プローブ1Aの先端部300の導電部を
グランドに接続させたので、安定した走査用駆動信号を
供給することができ、確実なる画像を得ることができ
る。
【0152】〔付記〕 1.スキャナを有するプローブと、前記スキャナを駆動
する制御装置と、被検部に光を照射する光源と、前記光
源からの光をプローブ先端に導くための光ファイバと、
前記光ファイバからの光を被検部に合焦させ、当該被検
部からの光を前記光ファイバ端面に集光させる合焦手段
と、前記被検部からの戻り光の少なくとも一部を光源か
らの光の光路から分離する分離手段と、前記分離された
光を検出する検出器と、前記検出器からの信号を画像化
する画像化装置と、画像を表示するモニタとを有する共
焦点光走査プローブ装置において、前記分離手段はファ
イバカプラであることを特徴とする共焦点光走査プロー
プ装置。
【0153】2.付記1において、スキャナは、プロー
ブ先端に搭載され、被検部へ照射する光を走査させるス
キャニングミラーからなることを特徴とする共焦点光走
査プロープ装置。
【0154】3.付記1において、前記スキャナは、プ
ローブ先端に位置する光ファイバ端および合焦手段を一
体的に振動させて、被検部へ照射する光を走査させる圧
電素子からなることを特徴とする共焦点光走査プロープ
装置。
【0155】4.付記1において、前記光ファイバはマ
ルチモードファイバあるいはシングルモードファイバで
あることを特徴とする共焦点光走査プロープ装置。
【0156】5.付記1において、前記光源はレーザ光
源であることを特徴とする共焦点光走査プロープ装置。
【0157】6.付記1において、前記検出器は、フォ
トマルチプライアチューブであることを特徴とする共焦
点光走査プロープ装置。
【0158】7.スキャナを有するプローブと、前記ス
キャナを駆動する制御装置と、被検部に光を照射する光
源と、前記光源からの光をプローブ先端に導くための光
ファイバと、前記光ファイバからの光を被検部に合焦さ
せ、被検部からの光を前記光ファイバ端面に集光させる
合焦手段と、前記被検部からの戻り光の少なくとも一部
を光源からの光の光路から分離する分離手段と、前記分
離された光を検出する検出器と、前記検出器からの信号
を画像化する画像化装置と、画像を表示するモニタとを
有する共焦点光走査プローブ装置において、前記検出器
は、ノイズ成分を除去する帯域制限フイルタを有するこ
とを特徴とする共焦点光走査プロープ装置。
【0159】8.付記7において、前記帯域制限フイノ
ィタは、略直流成分を除去可能なハイパスフィルタであ
ることを特徴とする共焦点光走査プロープ装置。
【0160】9.付記7において、前記ハイパスフィル
タは、抵抗とコンデンサのみで構成されていることを特
徴とする共焦点光走査プロープ装置。
【0161】10.付記7において、前記ハイパスフィ
ルタは、抵抗とコイルのみで構成されていることを特徴
とする共焦点光走査プロープ装置。
【0162】11.スキャナを有するプローブと、前記
スキャナを駆動する制御装置と、被検部に光を照射する
光源と、前記光源からの光をプローブ先端に導くための
光ファイバと、前記光ファイバからの光を被検部に合焦
させ、被検部からの光を前記光ファイバ端面に集光させ
る合焦手段と、前記被検部からの戻り光の少なくとも一
部を光源からの光の光路から分離する分離手段と、前記
分離された光を検出する検出器と、前記検出器からの信
号を画像化する画像化装置と、画像を表示するモニタと
を有する共焦点光走査プローブ装置において、前記画像
化装置は、画像データを蓄積するフレームメモリから画
像データを直接書き込みおよび読み出しが可能なDMA
コントローラを有することを特徴とする共焦点光走査プ
ロープ装置。
【0163】12.付記11において、前記画像化装置
は、前記DMAコントローラと、前記フレームメモリ
と、CPUと、メインメモリと、I/Oポードとを有す
るパーソナルコンピュータを含むものであることを特徴
とする共焦点光走査プロープ装置。
【0164】13.付記11において、前記パーソナル
コンピュータは、前記検出器からの信号をA/D変換す
るA/Dボードを有することを特徴とする共焦点光走査
プロープ装置。
【0165】14.付記11において、前記画像化装置
は、基準クロックを発生させる前記パーソナルコンピュ
ータ外の外部クロック発生装置に接続可能としたもので
あることを特徴とする共焦点光走査プロープ装置。
【0166】15.スキャナを有するプローブと、前記
スキャナを駆動する制御装置と、被検部に光を照射する
光源と、前記光源からの光をプローブ先端に導くための
光ファイバと、前記光ファイバからの光を被検部に合焦
させ、被検部からの光を前記光ファイバ端面に集光させ
る合焦手段と、前記被検部からの戻り光の少なくとも一
部を光源からの光の光路から分離する分離手段と、前記
分離された光を検出する検出器と、前記検出器からの信
号を画像化する画像化装置と、画像を表示するモニタと
を有する共焦点光走査プローブ装置において、前記モニ
タに表示される画像をフリーズおよびリレーズ可能なフ
ットスイッチを、前記制御装置に接続可能に設けたこと
を特徴とする共焦点光走査プロープ装置。
【0167】16.付記15において、前記制御装置
は、前記モニタに表示される画像を、前記フットスイツ
チの操作によりフリーズおよびレリーズするフリーズ/
レリーズ制御回路を有することを特徴とする共焦点光走
査プロープ装置。
【0168】17.付記15において、前記フリーズ/
レリーズ制御回路は、パルス入力に対して論理演算を行
う論理回路で構成されているものであることを特徴とす
る共焦点光走査プロープ装置。
【0169】18.付記15において、前記論理回路
は、RSフリップフロップと、OR回路とから構成した
ものであることを特徴とする共焦点光走査プロープ装
置。
【0170】19.スキャナを有するプローブと、前記
スキャナを駆動する制御装置と、被検部に光を照射する
光源と、前記光源からの光をプローブ先端に導くための
光ファイバと、前記光ファイバからの光を被検部に合焦
させ、被検部からの光を前記光ファイバ端面に集光させ
る合焦手段と、前記被検部からの戻り光の少なくとも一
部を光源からの光の光路から分離する分離手段と、前記
分離された光を検出する検出器と、前記検出器からの信
号を画像化する画像化装置と、画像を表示するモニタと
を有する共焦点光走査プローブ装置において、前記プロ
ーブのスキャナ以外の導電部をすべてグランドに接続し
てなるものであることを特徴とする共焦点光走査プロー
プ装置。
【0171】20.付記19において、前記導電部は、
レーザ溶接あるいはハンダ着けにより、グランドに接続
してなるものであることを特徴とする共焦点光走査プロ
ープ装置。
【0172】(付記1ないし付記6の背景)分離手段で
あるファイバカプラを筐体外に配置していたため、取り
扱いに注意が必要であった。
【0173】(付記1ないし付記6の目的)分離手段で
あるファイバカプラおよび当該カプラに接続される光フ
ァイバを筐体内に内蔵して保護できるようにすることを
目的とする。
【0174】(付記1ないし付記6の効果)分離手段で
あるファイバカプラおよび当該カプラに接続される光フ
ァイバを筐体内に内蔵したので、これらを確実に保護で
きる。
【0175】(付記7ないし付記10の背景)前記従来
の技術では、ノイズを低減する対策がなされていなかっ
た。
【0176】(付記7ないし付記10の目的)ノイズの
少ない鮮明な画像を得ることを目的とする。
【0177】(付記7ないし付記10の効果)検出器に
ノイズ成分を除去する帯域制限フィルタを有するので、
ノイズの少ない鮮明な画像を得ることができる。
【0178】(付記11ないし付記14の背景)前記先
行技術では、画像データを高速に表示する対策がされて
いなかった。
【0179】(付記11ないし付記14の目的)表示速
度の向上させることを目的とする。
【0180】(付記11ないし付記14の効果)画像化
装置が画像データを蓄積するフレームメモリから画像デ
ータを直接書き込みおよび読み出しが可能なDMAコン
トローラを有するので、CPUを経由せずに画像デ―タ
の転送が可能となり、表示速度を向上することができ
る。
【0181】(付記15ないし付記18の背景)前記従
来の技術では、フットスイッチの記載がなく、仮にレリ
ーズ、フリーズを制御装置等に設けたスイッチで行う
と、生体観察時に、操作者がプローブから手を放してわ
ざわぎスイッチを押さなければならなくなり、操作が面
倒であり、効率が悪い。
【0182】(付記15ないし付記18の目的)操作の
簡便化を図ることを目的とする。
【0183】(付記15ないし付記18の効果)レリー
ズおよびフリーズ可能なフットスイッチを、制御装置に
接続可能に設けたので、足による操作ができ、手をプロ
ーブから離すことなく操作ができるので、操作の簡便化
を図ることができる。
【0184】(付記19ないし付記20の背景)上述し
た従来の技術では、プローブ先端の導電部をグランドに
接続させていないため、スキャナに供給するスキャン駆
動信号が不安定になるという欠点があった。
【0185】(付記19ないし付記20の目的)安定し
た駆動信号を供給できるようにすることを目的とする。
【0186】(付記19ないし付記20の効果)プロー
ブのスキャナに安定した駆動信号を供給して鮮明な画像
を得ることができるほか、プローブのスキャナ以外の導
電部をすべてグランドに接続したことにより、より安定
した駆動信号を供給することができる。
【0187】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、分
離手段が制御装置内に配置されているので、分離手段や
当該分離手段に接続される光ファイバーを確実に保護す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る共焦点光走査
プローブ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同共焦点光走査プローブ装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】同共焦点光走査プローブ装置に使用する光学ユ
ニットを示す回路図である。
【図4】同光学ユニットで使用するハイパスフィルタの
構成を示す回路図である。
【図5】同共焦点光走査プローブ装置で使用する画像化
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】同制御装置で使用するスイッチ制御回路を示す
回路図である。
【図7】図(a)は同共焦点光走査プローブ装置で使用
するプローブの先端部を示す断面図、図(b)は図
(a)のA−A線断面図である。
【図8】同プローブのスキャナの構造を示す断面図であ
る。
【図9】同スキャナの構造を示す平面図である。
【図10】同スキャナの詳細構造を示す平面図である。
【図11】同第1の実施の形態に係る画像化装置のフレ
ームメモリに格納されるデータを読み出し、モニタに表
示されるまでの流れを説明するためのフローチャートで
ある。
【図12】同第1の実施の形態に係る画像化装置におけ
るm本のライン数分の一括転送処理動作について説明す
るためのフローチャートである。
【図13】同第1の実施の形態に係る画像化装置におけ
る表示処理の詳細を説明するためのフローチャートであ
る。
【図14】同第1の実施の形態に係る画像化装置におけ
る表示処理により、モニタ上に表示される画像の表示状
態についての説明図である。
【図15】同第1の実施の形態に係る画像化装置におい
て、フットスイッチのスイッチ操作により、画像化装置
の表示画像のフリーズ/レリーズ動作の詳細を説明する
ためのフローチャートである。
【図16】同第1の実施の形態に係る画像化装置におい
て、フリーズ/フリーズ解除/レリーズ処理動作を説明
するフローチャートである。
【図17】同第1の実施の形態に係る画像化装置におけ
るフリーズ処理動作について説明するためのフローチャ
ートである。
【図18】同第1の実施の形態に係る画像化装置におけ
るフリーズ解除処理動作について説明するためのフロー
チャートである。
【図19】同第1の実施の形態に係る画像化装置におけ
るレリーズ処理について説明するためのフローチャート
である。
【図20】同第1の実施の形態に係るフットスイッチの
操作およびスイッチ制御回路の動作のタイミングチャー
トである。
【図21】同第1の実施の形態に係るフィルタ回路の変
形例を示す回路図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態に係る共焦点光走
査プローブ装置のプローブの構成例を説明するために示
す断面図である。
【図23】同プローブの構成例を説明するための要部斜
視図である。
【符号の説明】
1,1A… プローブ 2… 制御装置 3… 光学ユニット 4… 画像化装置 5… モニタ 6,6A,6B… フットスイッチ 7… 外部クロック発生器 8… 4端子カプラ 9… 制御回路 10 スイッチ制御回路 11,12,13,14,17,18,19… コネク
タ 15… LD 16… PMTユニット 40… A/Dコンバータ 41… フレームメモリ 42… メインメモリ 43… CPU 44… DMAコントローラ 45… アドレスバス 46… データバス 47… I/Oポート 200,300… 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 26/10 105 G02B 26/10 105Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナを有するプローブと、前記スキ
    ャナを駆動する制御装置と、被検部に光を照射する光源
    と、 前記光源からの光をプローブ先端に導くための光ファイ
    バと、 前記光ファイバからの光を被検部に合焦させ、当該被検
    部からの光を前記光ファイバ端面に集光させる合焦手段
    と、 前記被検部からの戻り光の少なくとも一部を光源からの
    光の光路から分離する分離手段と、 前記分離された光を検出する検出器と、 前記検出器からの信号を画像化する画像化装置と、画像
    を表示するモニタとを有する共焦点光走査プローブ装置
    において、 前記分離手段は前記制御装置内に配置されたことを特徴
    とする共焦点光走査プローブ装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段はファイバカプラであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の共焦点光走査プローブ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光学ユニットは、前記光源および前
    記検出器を内蔵するものであることを特徴とする請求項
    1記載の共焦点光走査プローブ装置。
JP2000169591A 2000-06-06 2000-06-06 共焦点光走査プローブ装置 Withdrawn JP2001350098A (ja)

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