JP2001350082A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

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JP2001350082A
JP2001350082A JP2000170994A JP2000170994A JP2001350082A JP 2001350082 A JP2001350082 A JP 2001350082A JP 2000170994 A JP2000170994 A JP 2000170994A JP 2000170994 A JP2000170994 A JP 2000170994A JP 2001350082 A JP2001350082 A JP 2001350082A
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focusing
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JP2000170994A
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English (en)
Inventor
Takashi Kindaichi
剛史 金田一
Osamu Nonaka
修 野中
Koichi Nakada
康一 中田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常に高速かつ高精度に合焦が可能な自動焦点調
節装置を提供すること。 【解決手段】受光センサ(204a,204b)にて取得された被
写体像信号の積分量に基づき測距演算を行って、焦点調
節を行う第1の焦点調節手段(15〜18)と、撮像光学系(1
0,11)の光軸上に設けられた撮像素子(12)にて取得され
た被写体像信号に基づき焦点評価値を算出し、焦点調節
を行う第2の焦点調節手段(12〜17)とを備えた自動焦点
調節装置であって、前記第1の焦点調節手段が焦点調節
不能の場合、無限遠又は無限遠を被写界深度内に含む遠
景を撮影するためのレンズ位置に、焦点調節用光学系を
駆動することを特徴とする。これによって焦点調節の
際、処理不能を生じないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ等の
撮像装置における自動焦点調節装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来デジタルカメラ等の撮像装置におけ
る自動焦点調節装置の方式としはて、山登り方式(コン
トラスト方式)と自己相関方式(位相差方式)が周知で
あり、広く利用されている。以下にこの2つの方式の自
動焦点調節装置について説明する。
【0003】図14は山登り方式による自動焦点調節装
置のブロック図である。図14において、被写体からの
光像(以下、被写体像)は撮影レンズ20と絞り21で
構成される撮像光学系によって撮像素子22に結像さ
れ、撮像素子制御手段23によって映像信号が生成さ
れ、映像信号処理手段24へ入力される。撮影レンズ2
0内にはレンズ位置が可変のフォーカシングレンズが含
まれている。
【0004】映像信号処理手段24の構成としては、一
般的には図15に示した様なものがある。映像信号は、
高域通過フィルタ(HPF)30を通過して高域成分の
みが抽出され、検波回路31にて振幅検波される。次に
A/D変換器32でデジタル信号に変換され、ゲート回
路33で撮像画像の中央付近に設定されたフォーカシン
グエリア内の信号だけが抜き取られ、抜き取られた映像
信号は積分回路36でフィールド毎に積分され、現フィ
ールドの焦点評価値が得られる。
【0005】このとき、ゲート回路33は同期分離回路
35から信号に基づき、前記フォーカシングエリア内の
信号だけを抜き取るようにゲート制御回路34により制
御されている。
【0006】以上の様にして、積分回路36より常時、
フィールド毎の焦点評価値が出力され、CPU25に供
給される。
【0007】そして、CPU25は焦点評価値に基づい
て撮影レンズ20内の焦点調節用光学系であるフォーカ
シングレンズを駆動する制御信号を駆動手段26に供給
し、フォーカシングレンズ位置を可変する。位置検出手
段27はフォーカシングレンズ位置を検出し、これをC
PU25にフィードバックすることで、CPU25はフ
ォーカシングレンズを合焦させるよう制御することがで
きる。
【0008】図16は、焦点評価値の一例を示した図で
ある。一般的に焦点評価値は合焦点を最大値として、デ
フォーカス量が増加するにつれて減少する。すなわち、
図16の如く山の形を作る。
【0009】図14へ戻り、CPU25は焦点評価値を
映像信号処理手段24より取得しながらレンズ20を図
16の山登り開始位置から所定の方向へ所定量づつ駆動
する。このとき、レンズ20の駆動や位置の制御は駆動
手段26と位置検出手段27を用いて行う。CPU25
はレンズ20の駆動と焦点評価値の確認を繰り返し行
う。焦点評価値が最大値となるレンズ位置を通過し、そ
の最大値及びレンズ位置を記憶手段に記憶し、焦点評価
値が記憶されている最大値より所定量減少したところで
レンズ20の駆動方向を逆転する。最終的にCPU25
はレンズ20を焦点評価値が最大値となるレンズ位置ま
で駆動し停止させる。ここで、焦点評価値の最大値やそ
の時のレンズ位置を記憶する記憶手段は図示していない
が、CPU25内に含んだ構成としてもよいし、CPU
25に接続する構成としてもよい。
【0010】以上が山登り方式の自動焦点調節装置の説
明である。山登り方式については既に特許出願されてい
るものも多く公知であるから更なる詳細な説明は省略す
る。
【0011】次に自己相関方式による自動焦点調節装置
について説明する。図17は自己相関方式による自動焦
点調節装置のブロック図である。
【0012】図17において、被写体像は撮影レンズ5
0と絞り51で構成される撮像光学系によって撮像素子
52に結像され、撮像素子制御手段23によって映像信
号が生成され、映像信号処理手段54に入力される。撮
影レンズ50内にはレンズ位置が可変の焦点調節用光学
系であるフォーカシングレンズが含まれている。絞り5
1は、CPU55からの指令に基づいて駆動手段56に
て焦点調節時と撮影時とで絞り状態が切り換えられるよ
うになっており、切り換えられた絞り状態はその都度、
位置検出手段57に通知される。駆動手段56は、絞り
51の切換え駆動のほかに、撮影レンズ50内のフォー
カシングレンズ位置を駆動する機能を有している。位置
検出手段57についても、絞り51の状態検出のほか
に、フォーカシングレンズ位置を検出し、CPU55に
フィードバックする機能を有している。
【0013】映像信号処理手段54は、図18に示すよ
うに、図15に示した構成からHPF30,検波回路3
1及び積分回路36を除外したものであり、機能として
は撮像素子52に撮像される映像信号の全部またはその
一部を抽出して出力するものである。図18において、
映像信号は、A/D変換器32でデジタル信号に変換さ
れ、ゲート回路33で撮像画像の中央付近に設定された
フォーカシングエリア内の信号だけが抜き取られる。ゲ
ート回路33は同期分離回路35から信号に基づき、前
記フォーカシングエリア内の信号だけを抜き取るように
ゲート制御回路34により制御されている。すなわち、
ゲート回路33は焦点調節動作中は撮像画面の中央付近
に設定したフォーカシングエリア内の信号だけを抜き取
りCPU55へ出力する。
【0014】このとき、CPU55は駆動手段56と位
置検出手段57を用いて絞り51を駆動しながら映像信
号を取得する。
【0015】映像信号処理手段54からの映像信号に基
づいて、CPU55は自己相関演算を行い撮像光学系の
焦点状態を検出し、合焦させるように制御する。
【0016】絞り51は撮像光学系の光路に対して挿脱
可能なもので、その形状は図19に示すようなもので、
開口径の大きい開口部aを有するゾーンと、開口径の小
さい開口部b,cを有する2つのゾーンとから成る。こ
の3つのゾーンは、駆動手段56内の絞り切換え用駆動
モータにて撮影レンズ50からの光束中に1ゾーンずつ
挿入可能に構成されている。開口部aを有するゾーンは
合焦後の撮影時に用いられ、開口部bとcを有する各ゾ
ーンは自己相関方式の焦点調節中に時系列的に開口部b
と開口部cを切り換えて、撮像光学系の位置の異なる瞳
を形成する様に用いられる。つまり、絞り51の開口部
bと開口部cの切り換えにより、2つの映像信号を取得
し、自己相関演算をCPU55が行い撮像光学系の焦点
状態を検出し、合焦させようとするものである。図20
の(a),(b),(c)はそれぞれ合焦、前ピン、後
ピン状態の図を示すもので、絞り51を駆動し開口部b
とcを切り換えながら撮像素子52の面上に結像した時
系列的に得られる2つの映像信号の結像位置の差(位相
差)を自己相関演算により求め、撮像光学系が合焦状態
にあるか否か、更に合焦状態にない場合は、ピントのズ
レ量とズレ方向を推定している。
【0017】自己相関演算は公知なので説明は省略す
る。以上が自己相関方式による自動焦点調節装置の説明
である。自己相関方式についても既に特許出願されてい
るものも多く公知であるから更なる詳細な説明は省略す
る。
【0018】これまで周知の従来技術として山登り方式
と自己相関方式の自動焦点調節装置について説明した
が、その他以下に述べる従来技術も知られている。
【0019】例えば、特開平7−154668号公報に
記載されている複合型の自動焦点調節装置がある。その
主旨は、山登り方式と自己相関方式の2つの方式の自動
焦点調節手段を備えて高精度かつ高速な自動焦点調節装
置を実現しようとするものである。先に説明した自己相
関方式と特開平7−154668号公報に記載されてい
る自己相関方式とでは詳細な部分で若干の差異があるが
方式で言えば略同じものである。
【0020】また、同特開平7−154668号公報に
は、公知の赤外線アクティブ方式(カメラから赤外線を
投光して、被写体から反射した赤外線の入射角度を、距
離センサ(PSD)が判断してピント合わせをするもの)
を山登り方式と組み合わせた自動焦点調節装置について
も記載されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術の山登り方式による自動焦点調節装置、自己相
関方式による自動焦点調節装置、及び複合型の自動焦点
調節装置には以下のような欠点がある。
【0022】まず、山登り方式による自動焦点調節装置
はフォーカシングレンズを駆動しながらフィールド毎に
焦点評価値を求め、合焦動作を行うため、合焦するまで
に時間がかかる。
【0023】次に、自己相関方式による自動焦点調節装
置は、1フィールドの映像信号で合焦位置が計算で求ま
るが、実際は、レンズ部分の寸法ばらつきや組み立てば
らつきに起因した光学性能ばらつきにより、真の合焦位
置は計算では求まらない。この為、1度レンズ駆動した
後、確認のため再度自己相関演算を行ない、レンズ位置
を合焦位置から所定誤差内に納めることが行われる。
【0024】一方、特開平7−154668号公報に記
載された複合型の自動焦点調節装置には以下の問題があ
る。
【0025】自己相関方式には、上述した欠点以外に次
のような問題がある。それは、フォーカシングレンズの
位置が合焦位置から著しく離れていて非常にボケた映像
信号しか得られない場合には、計算で合焦位置を求める
ことができないことである。つまり、高速とされている
自己相関方式でも場合によっては、フォーカシングレン
ズのスキャン駆動が必要で常に高速であるとは言えな
い。従って、複合型といえども常に高速とはならないと
いう問題である。
【0026】また、山登り方式と自己相関方式は、共
に、その上位概念では、同じパッシブ方式に属してお
り、低輝度や低コントラスト(以下、ローコンという)
の被写体(撮影シーン)を苦手とする。
【0027】低輝度やローコン対策は補助光を用いるも
のや補助光によるパターン照射等が公知ではあるが、そ
の対策効果が完全であるとは言えない。
【0028】従って、山登り方式と自己相関方式の複合
型では合焦させることのできない苦手被写体がある。
【0029】更に、自己相関方式では撮像光学系の光路
中への挿脱可能な絞り部材が必要となるがこれにも問題
があると考えられる。(特開平7−154668号公報
の記載内容には、複合型の装置とした場合でも小型化に
適しているとの記載があるが、これは疑問である。)つ
まり、デジタルカメラ等の撮像機器の大きさを決定する
支配的要素は撮像光学系である。その撮像光学系に挿脱
可能な絞り部材を入れるということは、多少なりとも大
型化するはずである。また、挿脱可能な部材を入れるこ
とにより光学設計上の制約が増え、光学設計の難易度も
困難方向に押し上げる結果となる。
【0030】以上のように、複合型の自動焦点調節装置
には常に高速とは言えない点、苦手な被写体が存在し合
焦できない場合がある点、必ずしも小型化に適さず光学
設計を複雑にする点といった欠点がある。
【0031】最後に、赤外線アクティブ方式と山登り方
式の複合型については以下の欠点がある。
【0032】赤外線アクティブ方式は、一般的に円形の
スポット状の赤外線ビームを被写体に向けて照射する
が、投受光素子の物理的な理由で離散的なビーム照射と
なる。従って、ビームが被写体から外れる場合があり、
外れた場合、被写体距離は無限遠とされ、その後に山登
り方式にて合焦を行うと山登り方式で焦点評価値の最大
値が見つからなくなってしまう。もしくは、合焦までに
時間がかかってしまう。ところで、赤外線アクティブ方
式と山登り方式の複合型は、特開平7−154668号
公報では、投光・受光手段が必要であるなどから小型化
の妨げとされているが、前述のように山登り方式と自己
相関方式の複合型が必ずしも小型化に適しているとは言
えない以上投光・受光手段の存在は必ずしも本複合型の
欠点とはならないと言えよう。
【0033】以上の如く、従来技術の自動焦点調節装置
は常に高速であるとは言えない。また、苦手被写体があ
り合焦しないことがある。更に一方の方式が誤側距した
場合、合焦しないか、合焦までに時間がかかる等の問題
がある。
【0034】さらに、例えば、図21のように画面の中
心にコントラストがないシーン即ちローコン被写体で
は、速写性を上げなければ、飛行機を撮影することがで
きないという問題がある。
【0035】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、常に高速かつ高精度に合焦が可能な自動焦
点調節装置を提供することを目的とするものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被写
体像を受光するための、少なくとも一対の積分型受光セ
ンサと、該積分型受光センサの画素単位に設けられた定
常光除去回路と、被写体を照明するための補助光手段
と、前記積分型受光センサからの被写体像信号を積分す
るもので、前記定常光除去回路のオン/オフにより、積
分モードをアクティブモードとパッシブモードに切り換
え可能な積分手段と、前記積分手段の積分動作を制御す
るもので、アクティブモードとパッシブモードを選択的
に切り換える制御を行うことが可能な積分制御手段とを
有し、前記積分手段により得られた被写体像信号の積分
量に基づき測距演算を行い、焦点調節用光学系を駆動し
て焦点調節を行う第1の焦点調節手段と、撮像光学系の
光軸上にあって被写体を撮像するための撮像素子と、該
撮像素子の所定の領域から被写体像信号を抽出し、焦点
評価値を算出する焦点評価手段とを有し、焦点調節用光
学系を駆動しながら焦点評価値の最大値を検出すること
で焦点調節を行う第2の焦点調節手段と、を具備し、前
記第1の焦点調節手段が焦点調節不能の場合、無限遠又
は無限遠を被写界深度内に含む遠景を撮影するためのレ
ンズ位置に、焦点調節用光学系を駆動することを特徴と
する。
【0037】請求項1の発明においては、第1の焦点調
節手段による焦点調節不能の場合は、ローコン風景(例
えば空の撮影時)や暗い風景であり公知のローコン判定
手段や被写体距離の信頼性判定手段で測距不能が判定さ
れているので、判定結果に基づき焦点調節用光学系を駆
動して、そのレンズ位置を遠景(∞)撮影用の位置へ移
動する。検出不能を生じない処理にすることができる。
【0038】請求項2の発明は、被写体像を受光するた
めの、少なくとも一対の積分型受光センサと、該積分型
受光センサの画素単位に設けられた定常光除去回路と、
被写体を照明するための補助光手段と、前記積分型受光
センサからの被写体像信号を積分するもので、前記定常
光除去回路のオン/オフにより、積分モードをアクティ
ブモードとパッシブモードに切り換え可能な積分手段
と、前記積分手段の積分動作を制御するもので、アクテ
ィブモードとパッシブモードを選択的に切り換える制御
を行うことが可能な積分制御手段とを有し、前記積分手
段により得られた被写体像信号の積分量に基づき測距演
算を行い、焦点調節用光学系を駆動して焦点調節を行う
第1の焦点調節手段と、撮像光学系の光軸上にあって被
写体を撮像するための撮像素子と、該撮像素子の所定の
領域から被写体像信号を抽出し、焦点評価値を算出する
焦点評価手段とを有し、焦点調節用光学系を駆動しなが
ら焦点評価値の最大値を検出することで焦点調節を行う
第2の焦点調節手段と、を具備し、前記第1の焦点調節
手段でプリ焦点調節後、前記第2の焦点調節手段で本焦
点調節することを特徴とする。
【0039】請求項2の発明においては、第1の焦点調
節手段でプリ焦点調節を行って、求めた推定合焦点に基
づく合焦手前位置へ焦点調節用レンズを駆動した後、次
に第2の焦点調節手段で焦点調節用レンズ位置を駆動し
ながら焦点評価値を求めて本焦点調節するので、高速に
かつ高精度で自動焦点調節を行うことができる。
【0040】請求項3の発明は、請求項2記載の自動焦
点調節装置において、前記第2の焦点調節手段による本
焦点調節開始時の焦点評価値が所定値以下の場合に、前
記第2の焦点調節手段での本焦点調節を禁止し、前記第
1の焦点調節手段で本焦点調節を行うことを特徴とす
る。
【0041】請求項3の発明においては、第2の焦点調
節手段による焦点評価値が所定値以下の場合は、例えば
ローコン被写体であると判定されるので、第1の焦点調
節手段による測距結果(推定合焦点)に基づいて焦点調
節用レンズ位置を駆動する焦点調節を行う。
【0042】請求項4の発明は、請求項2記載の自動焦
点調節装置において、前記第2の焦点調節手段による本
焦点調節を所定のレンズ駆動量だけ実行しても、合焦点
できない場合、焦点調節用光学系を常焦点位置へ駆動す
ることを特徴とする。
【0043】請求項4の発明においては、第2の焦点調
節手段による焦点調節を所定のレンズ駆動量だけ実行し
ても、合焦点できない場合には、焦点評価値のピーク検
出が出来なかったときなので、焦点調節用レンズを予め
決められた所定のレンズ位置(常焦点位置)へ駆動する
ようにした。
【0044】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の自動
焦点調節装置の概念図を示している。本実施の形態で
は、前述の山登り方式の自動焦点調節(以下、コントラ
ストAFともいう)手段と後述のハイブリッド方式のA
F手段を用いた複合型の自動焦点調節装置について説明
する。ハイブリッド方式のAF手段は第1の焦点調節手
段に対応し、山登り方式のAF手段は第2の焦点調節手
段に対応している。
【0045】図1に示す装置における山登り方式のAF
手段(第2の焦点調節手段)は、フォーカシングレンズ
を含む撮影レンズ10と、絞り11と、撮像素子12
と、撮像素子制御手段13と、映像信号処理手段14
と、制御手段であるCPU15と、フォーカシングレン
ズの駆動手段16と、フォーカシングレンズの位置検出
手段17とを有して構成されている。撮影レンズ10と
絞り11は撮像光学系を構成している。撮影レンズ10
内には、焦点調節用光学系として、レンズ位置が可変の
フォーカシングレンズが含まれている。
【0046】被写体像は撮影レンズ10と絞り11で構
成される撮像光学系によって撮像素子12に結像され、
撮像素子制御手段13によって映像信号がを生成され、
映像信号処理手段14に入力される。
【0047】映像信号処理手段14は、図15に示した
ものと同様な構成である。映像信号処理手段14では、
撮像画像の中央付近に設定されたフォーカシングエリア
内の信号だけが抜き取られ、抜き取られた映像信号はフ
ィールド毎に積分され、現フィールドの焦点評価値が得
られる。得られたフィールド毎の焦点評価値はCPU2
5へ供給されるようになっている。
【0048】一方、図1に示す本実施の形態におけるハ
イブリッド方式のAF手段(第1の焦点調節手段)は、
ハイブリッド方式の測距手段18と、補助光手段19
と、制御手段であるCPU15と、フォーカシングレン
ズの駆動手段16と、フォーカシングレンズの位置検出
手段17とを有して構成されている。
【0049】ここで、ハイブリッド方式の測距手段18
について簡単に説明する。ハイブリッド方式というのは
パッシブ方式とアクティブ方式を融合させたものであ
り、パッシブ方式は公知の技術である。また、アクティ
ブ方式は、公知の距離センサ(PSD)と赤外線発光器
(IRED)を用いた赤外線アクティブ方式とは若干異
なるもので、PSDの代わりにパッシブ方式のラインセ
ンサ(受光センサにラインセンサを用いた測距装置につ
いては特願平9−318553号及び特願平11−33
4546号明細書などに記載がある)の画素毎に定常光
を除去するための定常光除去回路を設けた新規のセンサ
を用いており、定常光を除去しながら補助光手段19で
被写体を照射し、補助光により照射された被写体の像信
号の積分量に基づき測距演算を行い、被写体距離を求め
るものである。パッシブ方式はアクティブ方式における
定常光除去機能を無効として測距演算を行い、被写体距
離を求めるものである。つまり、ハイブリッド方式は、
定常光除去機能を無効にしておくとパッシブ動作を行
い、定常光除去機能を有効にすればアクティブ動作をす
るものである。
【0050】ハイブリッド方式は、定常光除去回路の有
効/無効(オン/オフ)設定により、アクティブ方式と
パッシブ方式との切り換えが可能で、被写体の状況に応
じて有利な方式で測距が行える利点がある。
【0051】ハイブリッド方式の自動焦点調節装置に関
しては特願平11−139682号の明細書に開示され
ており、定常光除去回路に関しては特願平10−336
921号の明細書に開示されている。これらに述べられ
ているハイブリッド方式の測距手段及び補助光手段を備
えた測距装置の詳細については、後述する。
【0052】上記CPU15はハイブリッド方式の測距
結果に基づいてレンズ駆動量を演算しフォーカシングレ
ンズを駆動する制御信号を生成して駆動手段16に供給
することにより、フォーカシングレンズ位置を可変制御
することが可能であると共に、もう一方の山登り方式の
測距による焦点評価値に基づいてフォーカシングレンズ
を駆動する制御信号を生成して駆動手段16に供給し、
フォーカシングレンズ位置を可変制御することが可能で
ある。位置検出手段17はフォーカシングレンズ位置を
検出し、これをCPU15にフィードバックすること
で、CPU15はフォーカシングレンズを合焦させるよ
う制御できるようになっている。
【0053】ここで、図2を参照して、図1で述べたハ
イブリッド方式の測距手段及び補助光手段を備えた測距
装置の詳細について説明しておく。図2はハイブリッド
方式の測距装置をををを示している。この測距装置は、
センサ視野全体に投光して定常光除去プリ測距(アクテ
ィブ動作)を行い、該プリ測距で例えば最大積分値を与
える位置の近傍に本積分(パッシブ動作)測距エリアを
設定して相関演算を行い、最至近選択することによって
測距結果を得る。
【0054】図2において、測距装置の所定位置には、
被写体光、及び補助光による被写体での反射光を集光す
るための受光レンズ201a,201bが設けられてい
る。
【0055】さらに、上記受光レンズ201a,201
bの光路を確保、分割し、また、不要な外光の光路への
進入を防ぐために筐体202が設けられている。この筐
体202は、上述の目的から、通常は黒色等の濃色で遮
光性に優れた材料で形成されている。尚、上記筐体20
2としては、上述した材料で形成されたものの他、内部
で光の乱反射が生じないように筐体内部に斜勾線を設け
たものや、シボ打ち加工が施されたもの等を採用するこ
とができることは勿論である。
【0056】図中、符号203は、オートフオーカス用
集積回路(以下、AFIC)である。以下、当該AFI
C203の構成について説明する。
【0057】このAFIC203の内部には、上記受光
レンズ201a,201bによって集光された光を受光
し、光電変換する少なくとも一対の積分型受光センサを
構成する受光素子204a,204bの集合体が設けら
れている。さらに、この受光素子204a,204bで
素子毎に光電変換された光電流を素子毎に積分するため
の積分手段である光電流積分部205が設けられてい
る。
【0058】さらに、上記受光素子204a,204b
毎に光電変換された光電流のうち、定常光電流を記憶、
除去する定常光除去手段である定常光除去部206が設
けられている。そして、AFIC203の内部の各部を
リセットするためのリセット部207が設けられてい
る。
【0059】また、図中の符号208は、上記光電流積
分部205に任意の領域を設定し、設定された領域内の
光電流の最大積分量を検出し、最大積分量を一時的にサ
ンプルホールドして、光電流の積分を制御するためのモ
ニタ信号を出力するための、モニタ信号検出範囲設定と
モニタ信号出力部である,この他、AFIC203に
は、上記光電流積分部205の積分結果である複数積分
量を記憶保持する記憶部209や、当該モニタ信号検出
範囲設定とモニタ信号出力部208及び記憶部209の
内容を外部へ出力する出力部10も設けられている。
【0060】この出力部10は、その内部に信号を増幅
するための増幅手段を内蔵したものであってもよいこと
は勿論である。尚、上記外部からの制御信号に基づきA
FIC203の内部を制御する役目は制御部211が担
い、電圧源、電流源等の集まりあるバイアス部212よ
り各部に電源が供給されている。
【0061】一方、被写体に光を照射するための補助光
手段である投光光源214と、該投光光源214の投光
を集光するための投光レンズ201cも設けられてい
る。この投光光源214は、ドライバ部215により駆
動制御されることになる。
【0062】CPU15は、測距装置の制御以外のカメ
ラの諸動作の制御を行うことは勿論である。このCPU
15の機能を測距装置関係に限定すれば、その概要は、
被写体の情報入手と測距演算が主となる。なお、この破
写体の情報入手、測距演算等の測距関係の機能は、必ず
しもCPU15に属する必要はなく、AFIC203に
内蔵されてもよい。
【0063】以上説明した構成の他、図2においては図
示していないが、測距に必要なデータ、例えば調整デー
タ等を記憶しておく為の不揮発性メモリたるEEPRO
M等をAFIC203内に内蔵させることも可能であ
る。
【0064】以下、図3のフローチャートを参照して、
上記図2の測距装置の動作を詳細に説明する。以下の説
明では、図2の構成を同一符号をもって適宜参照しつつ
説明を進める。
【0065】先ず、CPU15は、測距装置初期設定を
行う(ステップS31)。即ち、初めにCPU15自体
が測距を開始する為の準備動作を行い、当該準備完了
後、測距動作に入る。CPU15が、制御部211に制
御信号を送ると、当該制御部211がリセット部207
を起動する,この起動に伴って、リセット部207は、
光電流積分部205及び定常光除去部206、モニタ信
号検出範囲設定とモニタ信号出力部8、記憶部9を、そ
れぞれリセットする。
【0066】続いて、CPU15は、プリ積分を実行す
る(ステップS32)。即ち、CPU15は、定常光除
去部206を動作させるための信号とモニタ信号検出範
囲を設定するための信号を制御部211へ送る。この信
号を受けると、制御部211は、定常光除去部206を
有効にして、更にモニタ信号検出範囲を設定する。次い
で、CPU15は、ドライバ部215に対し、投光部2
14を発光させるための信号を送り、当該投光部14を
発光させる。続いて、CPU15は、制御部211に対
して光電流積分を開始するための信号を出力する。この
信号を受けると、制御部211は、光電流積分部205
による光電流積分を開始させる。そして、所定の動作を
実行した後、CPU15は、制御部211に対して光電
流積分を終了させるための信号を送り、光電流の積分を
終了させる。このときのプリ積分は、アクティブモード
である。なお、制御部211は、積分手段である光電流
積分部205の積分動作を制御するもので、積分動作の
開始・停止の制御のほかに、光電流の増幅率の切換え或
いは積分容量の切換え等により受光素子(光電変換素
子)204a,204bのセンサ感度を設定・切り換え
したり、積分時間を設定・切り換えしたり、或いは定常
光除去有効のプリ測距(アクティブ動作)と定常光除去
無効の本積分(パッシブ動作)とを選択的に切り換える
制御を行うことが可能である。
【0067】次いで、最大積分量とそのセンサ上の位置
を検出する(ステップS33)。即ち、CPU15は、
上記積分終了後に、光電流積分部205により積分され
た複数の受光素子(光電変換素子)毎の積分量の全てを
記憶部209に記憶させる。この記憶部209に記憶さ
れた積分量は、投光光源214が発した光線の被写体の
反射による像信号である。これは、定常光成分が除去さ
れた像信号である。CPU15は、この像信号を出力部
210を介して取得する。CPU15は、像信号を取得
する際、その最大積分値と該最大積分値のセンサ上の位
置を検出する。
【0068】続いて、CPU15は、上記ステップS3
3で検出した最大積分値と所定値とを大小比較する(ス
テップS34)。ここで、最大積分値が所定値よりも大
きいときは、主要被写体により投光光源14の発した光
線が反射されたと推定される場合であると判断し、後述
するステップS35に移行する。一方、最大積分値が所
定値よりも小さい場合は、主要被写体が投光光源14の
発した光線が届かないような遠方にあるか、又は主要被
写体の反射率が極端に低いなどの理由で、主要被写体位
置を推定不可能な場合であると判断し、ステップS36
に移行する。
【0069】ステップS35では、CPU15は、最大
積分量のポイントを中心とした所定の領域に測距エリア
を設定する。即ち、図4に示すシーンでは、プリ積分に
よりセンサデータが得られ(図5(a),(b)参
照)、当該プリ積分に基づき、測距エリアが設定され
(図5(c),(d)参照)、本積分結果と設定された
測距エリアとで被写体距離が求められる。
【0070】ステップS36では、CPU15は、予め
用意してある所定の領域(デフォルト位置)に測距エリ
アを設定する,例えば、図6に示すシーンでは、プリ積
分は所要被写体位置を推定できない(図7(a),
(b)参照)。このときは、デフォルト位置に測距エリ
アを設定すればよい。即ち、図7(c),(d)に示さ
れるよぅに、測距エリアをオーバーラップさせでも良い
し、測距エリアをオーバーラップさせることなく複数設
定しても良い。
【0071】続いて、CPU15は、本積分を行う(ス
テップS37)。即ち、CPU15は、AFIC203
内部のリセット部207を起動させ、AFIC203内
部の諸手段をリセットする。本積分では定常光除去部2
06を無効にする。そして、モニタ信号検出籤囲を設定
し、投光光源214の発光は必要に応じて点灯/消灯の
制御をして、積分を開始する。こうして、所定の動作を
実行後、積分を終了させる。本積分は、パッシブモード
である。
【0072】続いて、CPU15は、相関演算と最至近
選択を実行する(ステップS38)。即ち、CPU15
は、上記パッシブモードでの本積分を終了させると、被
写体の像信号である光電変換素子毎の積分量を記憶部2
09に記憶させる。続いて、出力部210により被写体
の像信号を出力させ取得する。このとき、CPU15
は、被写体の像信号の全てを取得してもよいが、上記ス
テップS35又はS36で設定した測距エリアのみの像
信号を取得する方が効率的である。
【0073】CPU15は、取得した被写体の像信号に
基づき、測距エリア毎に相関演算(位相差検出)を行
い、測距エリア毎の被写体像の位相差を求める。かかる
位相差は、被写体の距離に相当する。そして、複数の測
距エリアから得られた複数の被写体距離より最至近選択
を行い、最至近の被写体距離を最終測距結果とする。
【0074】以上の処理の後、CPU15は、AFIC
203の電源をオフにする動作を含む後処理を実行し、
こうして一連の測距動作を終了する(ステップS3
9)。
【0075】ところで、従来技術においては、一次元又
は二次元のセンサにて非常に広範囲を測距する場合、設
定される測距エリアの数も非常に多数となり、相関演算
等の複雑な演算を非常に多数回繰り返さねばならず、所
要時間がかかりタイムラグが大きくなるか、或いは高速
化を実行しようとすると高価なCPUを使用する必要が
ある。
【0076】これに対して、上述の図3のフローチャー
トの動作によれば、投光光源214を点灯させながら、
定常光除去部206を有効としたアクティブモードで、
所定の短時間プリ積分を行い被写体からの投光光源21
4が発した光線の反射光の分布(積分像信号)を取得す
ることで、主要被写体の位置を推定することが可能とな
る。
【0077】従って、図3のフローチャートの動作で
は、推定した主要被写体の距離を高精度に検出するのに
必要な最低限の測距エリアを設定することができるた
め、その後の本積分における相関演算において不要な演
算をする必要はなくなる。つまり、高速で高価なCPU
の使用は不要となり、タイムラグも少なくて済むという
効果を奏する。
【0078】次に、図8のフローチャートを用いて、図
1の概略的な動作を説明する。撮影者が撮影のタイミン
グでレリーズスイッチ(図示せず)を押下すると、これ
をCPU15が検知し、焦点調節動作が開始される。
【0079】焦点調節動作は図8のステップS80に示
すように、最初にハイブリッド方式の測距手段18によ
る被写体距離の測距を行う。この測距動作は図3で説明
した通りである。
【0080】次に、ステップS81では、図1中の撮影
レンズ10内のフォーカシングレンズの現在位置〜合焦
位置までの駆動量を算出する。フォーカシングレンズの
現在位置は、前回の駆動時の結果をCPU15が記憶保
持している。CPU15は合焦位置までの駆動方向と駆
動量を演算し算出する。
【0081】ステップS82では、フォーカシングレン
ズの駆動量を補正する。このレンズ駆動量の補正を行う
理由は、本発明はハイブリッド形式で測距し高速にレン
ズ駆動を行い、最後に山登り方式で高精度に焦点調節す
る為、最初のレンズ駆動は合焦点の手前に止める必要が
あるためである。補正量は、現在の撮像光学系の焦点距
離や環境温度、必要があれば部品の寸法ばらつきや組立
精度等を考慮して決定する。この補正量もCPU15が
算出し、制御する。
【0082】ステップS83では、実際にフォーカシン
グレンズを駆動する。フォーカシングレンズの駆動は、
CPU15の制御によって駆動手段16と位置検出手段
17を用いて行われる。合焦点の手前でフォーカシング
レンズを止める。
【0083】そして、ステップS84で、山登り方式で
高精度に焦点調節を行う。
【0084】この図8の動作の結果、高速で高精度な焦
点調節を実現することができる。山登り方式の焦点調節
に関しては、撮像素子12と撮像素子制御手段13、映
像信号処理手段14とCPU15が行い、詳細は従来技
術で説明したものと同様である。
【0085】これまでの図8の説明を、図9を参照して
フォーカシングレンズの動きで説明する。
【0086】図9はフォーカシングレンズ位置と焦点評
価値の関係を示す図であり、横軸がフォーカシングレン
ズ位置で縦軸が焦点評価値である。
【0087】本発明では、焦点評価値を実際にスキャン
するのは点D〜点Eであるが、∞〜至近までの焦点評価
値が既知として説明する。
【0088】図9で、合焦点が点Bで、現在のフォーカ
シングレンズの位置が点Aの場合、まず、ハイブリッド
方式の測距手段18で測距した結果、推定合焦点Cが求
まる。推定合焦点Cより手前の点Dまで第1の所定量だ
けフォーカシングレンズの駆動目標を変更(補正)し、
点Aから点Dまでフォーカシングレンズを駆動する。こ
こで、点Cを点Dへ補正した第1の所定量は、所定のレ
ンズ駆動量であり、撮像光学系の焦点距離をはじめとす
る光学特性や、環境温度、組立精度等を考慮して(パラ
メータとして)決定される変数である。
【0089】次に点Dから点Bを目指して、点Eまで焦
点評価値を求めながらフォーカシングレンズをスキャン
駆動する。点B〜Eは、焦点評価値で第2の所定量だけ
焦点評価値が減少したところである。
【0090】点D〜Eまでスキャン駆動すると合焦点B
が求まるので、点Eで駆動方向を折り返し、合焦点Bへ
フォーカシングレンズを駆動し、焦点調節動作を終了す
る。
【0091】ここで、第2の所定量は、焦点評価値のピ
ーク値である合焦点Bを検出するために必要な量であ
り、撮像光学系の焦点距離や、環境温度等が考慮されて
決められる。また、必要に応じて部品の寸法精度や特
性、組立精度が第2の所定量を決定するのに考慮されて
もよい。
【0092】以上の図8及び図9の説明は、図1の実施
の形態における一般的な被写体の場合の動作であった。
【0093】次に、図1の実施の形態における、特殊な
被写体の場合の動作を説明する。図10のフローチャー
トと図11のフォーカシングレンズの動き、及び必要に
応じて図9を参照しながら説明する。
【0094】ハイブリッド方式の測距手段18は苦手被
写体が殆どないので、図9において殆どのシーンで推定
合焦点Cは求まる。次に山登り方式で合焦点Bを目指す
とき、焦点評価値曲線は千差万別であるためアプローチ
の方法は1種類では足りない。この千差万別な焦点評価
値曲線に対応可能にした処理方法が図10のフローチャ
ートの処理である。この図10の処理方法のポイント
は、(1) レンズ駆動の方向を必要に応じて変えること
(ステップS108参照)と、(2) 山登りのスキャン
駆動を延長すること(ステップS118参照)である。
ここで、前者のレンズ駆動方向を変える場合は、ギア列
のバックラッシュの補正が重要技術であり、本実施の形
態でも実施するが、その技術の説明は公知であるため省
略する。
【0095】図10のステップS100では、ハイブリ
ッド方式の測距手段18により被写体距離の測距を行
う。ハイブリッド方式の測距手段18について補足説明
する。ハイブリッド方式の測距手段18は、前述したよ
うにアクティブ方式、パッシブ方式が必要に応じて切り
換えられるので、苦手被写体がほとんどない測距手段と
考えることができる。敢えて、苦手被写体を挙げると、
“ローコンの風景”か、或いは“暗い風景”くらいであ
る。
【0096】ステップS101では、測距不能判定をす
る。測距不能はローコン判定や公知の信頼性判定等によ
って判定する。ローコン判定や信頼性判定については、
特願平11−334546号明細書に記載がある。この
とき、測距不能となるのは、前記“ローコンの風景”や
“暗い風景”なので、測距手段18でのアクティブ方
式,パッシブ方式の両方式ともローコン判定または信頼
性判定によって測距不能との判定が下される。
【0097】ステップS101で測距不能の場合は、ス
テップS121へジャンプして、遠景撮影用のレンズ位
置へ駆動する。このレンズ位置は無限遠(∞)又は無限
遠を被写界深度内に含む遠景を撮影するためのレンズ位
置である。S101で測距不能でない場合は、ステップ
S102のレンズ駆動を行う。レンズ駆動は図9を
用いて既に説明したが、図11の場合も同様でレンズの
初期位置(現在位置)の点Aを出発点として合焦点Bの
手前で推定合焦点Cより第1の所定量の補正をした点D
へとレンズを駆動する。上記の説明は、被写体がローコ
ンの場合である。但し、図11では至近側から∞側へレ
ンズ位置を駆動した場合を示している。
【0098】ここで、図11を補足説明しておく。点
C’、点D’を含む点線で表記した焦点評価値曲線は通
常の被写体の場合であり、特殊な被写体、例えばローコ
ン被写体などの場合は、実線で表記した焦点評価値曲線
となる。通常の被写体の場合、ハイブリッド方式の測距
手段18で求めた推定合焦点は点C’である。点C’の
手前点D’まで現在のレンズ位置A’よりレンズ駆動し
た後、山登り方式で焦点調節することになる。
【0099】ステップS103で、焦点評価値を取得す
る。ステップS104で、前記焦点評価値と所定値C0
との大小判定をする。ここで、焦点評価値がC0 よりも
小さい場合は、被写体がローコンであると判定される。
ただし、ローコン被写体でもハイブリッド方式の測距手
段18では、アクティブモードで測距可能なので、ステ
ップS122へジャンプしてハイブリッド方式の測距結
果から求められた推定合焦位置に対応したレンズ位置へ
フォーカシングレンズを駆動する。図11で説明する
と、点Dから点C(推定合焦位置)へとフォーカシング
レンズを駆動する。
【0100】ステップS104で焦点評価値が所定値C
0 よりも大きい場合は、ステップS105へ移動し、レ
ンズ駆動を実行する。ステップS105より山登り方
式の焦点調節が始まっている。つまり、レンズ駆動
は、焦点評価値を取得しながらフォーカシングレンズを
所定量ずつ駆動するスキャン駆動である。
【0101】ステップS106で、焦点評価値を取得す
る。ステップS107で、焦点評価値が前回よりも減少
したかどうか判定する。減少した場合は、ステップS1
08でレンズの駆動方向を変更する。ステップS107
及びS108は、レンズ駆動が正しいかどうか判定し、
駆動方向を修正する駆動方向修正手段に相当している。
【0102】ステップS109で、レンズ駆動の実行
回数の上限値:LDmaxを変数iにセットする。
【0103】ステップS110で、レンズ駆動の実行
延長フラグ(f−enchyou)をクリアする。
【0104】ステップS111でレンズ駆動を実行、
ステップS112で焦点評価値を取得する。ステップS
113で焦点評価値がピークかどうか判定しピークと判
定した場合はその時のレンズ位置を記憶する。
【0105】ステップS114で、焦点評価値のピーク
値から第2の所定量だけ減少したか判定する。
【0106】ステップS114でピークから第2の所定
量減少した場合は、正常にピークを検出したことになる
のでステップS123へジャンプして山登り方式で求め
られた焦点評価値ピークの位置へフォーカシングレンズ
を駆動する。
【0107】ここで図9で山登り方式のスキャン動作を
説明すると、点Dからスキャン駆動を始めて点Bのピー
クを検出し、点Bから第2の所定量だけ焦点評価値が減
少した点Eまでスキャン駆動を続ける。点Eまでフォー
カシングレンズを移動した後、点Bの合焦点へとフォー
カシングレンズを駆動する。このとき、フォーカシング
レンズの駆動方向が変わるので、レンズの駆動手段であ
るギア列のバックラッシュを考慮する必要があり、本実
施の形態でもバックラッシュ量の補正を行っている。こ
のバックラッシュ量補正方法については公知であるので
詳細な説明は省略する。
【0108】図10に戻って、ステップS114でピー
クから第2の所定量減少しなかった場合は、ステップS
115に進む。S115では、レンズ駆動の実行残り
回数である変数iをデクリメントする。
【0109】続いて、ステップS116で、前記iが0
かどうか判定する。iが0でない場合は、レンズ駆動
を続けるのでステップS111へと戻る。
【0110】以上のようにステップS111〜S116
の処理はループを構成しているが、当該ループ処理から
外れることができるのは次の(1),(2)の各場合で
ある。即ち、(1)焦点評価値のピーク検出後、焦点評
価値が第2の所定量減少し、正常なピーク検出ができた
場合(S114でYesのとき)、(2)レンズ駆動
の最大実行回数(LDmax)だけレンズ駆動を実行し
た場合(S116でi=0のとき)とに、上記のループ
処理から外れる。従って、上記(1)または(2)の条
件を満たすまで上記ループ処理は繰り返される。つま
り、山登りのスキャン駆動が繰り返される。
【0111】ステップS116でi=0の場合、ステッ
プS117へ進む。ステップS117では、実行延長フ
ラグ(f−enchyou)が0か1か判定する。この
ステップS117の処理は通常の被写体で正常に焦点評
価値のピークを検出できていれば通過することはない。
つまり、ステップS117を通過する場合は焦点評価値
のピークの検出が未だできていない状態である。S11
7で実行延長フラグ(f−enchyou)が1の場合
は、レンズ駆動のスキャン駆動を延長(ステップS1
18)したにもかかわらず焦点評価値のピーク検出がで
きなかったときなので、ステップS120へジャンプし
て、あらかじめ決められた所定のレンズ位置(常焦点位
置)へフォーカシングレンズを駆動する。この常焦点位
置は撮影レンズ10の焦点距離や被写体の明暗、カメラ
の撮影モードなどを考慮して変化させることも考えられ
る。
【0112】S117で実行延長フラグ(f−ench
you)が0の場合は、レンズ駆動が最大実行回数
(LDmax)行われたが正常にピークが検出されず、し
かもレンズ駆動の延長(S118)がまだ行われてい
なかった状態にあるので、レンズ駆動のスキャン駆動
を延長する作業を行う。最大実行回数(LDmax)は第
1の所定のレンズ駆動量に相当する。
【0113】ステップS118でレンズ駆動の実行の
延長回数(LDplus)を変数iにセットする。実行の延
長回数(LDplus)は第2の所定のレンズ駆動量に相当
する。また、ステップS119で実行延長フラグ(f−
enchyou)に1をセットする。その後、ステップ
S111へジャンプしてステップS111〜ステップS
116のループ処理を延長回数だけ実行する。
【0114】以上のように図10の実施の形態によれ
ば、どんな被写体でも高速かつ高精度に焦点調節を行う
ことが可能となる。
【0115】なお、図1の自動焦点調節装置では、外光
式のハイブリッド方式の測距手段とTTL(Through Th
e Lens)式の山登り測距手段とを備えた構成となってい
る。図12にこのような実施の形態の自動焦点調節装置
を有した電子カメラの外観の一例を示す。
【0116】図12(a)はカメラ本体の図であり、撮
像光学系(10,11)と外光式のハイブリッド方式の
測距手段18の位置関係を示している。このように外光
式のハイブリッド方式の測距手段18を採用した場合、
当該測距手段18は撮像光学系(10,11)の光軸外
に配置されているので、撮像光学系に対するパララック
ス(視差)が問題となるが、本願の実施の形態では以下
をもって対策している。
【0117】即ち、ハイブリッド方式の測距手段18を
マルチ(多点)測距手段として、多点の測距エリア位置
を持たせるようにした。
【0118】図12(b)は撮像視野に対するマルチ
(多点)の各測距エリア視野を示している。マルチ(多
点)の配置としては撮像視野の中心部に1つの測距エリ
アを設け、他の測距エリアは撮像光学系(10,11)
とハイブリッド方式の測距手段18とがなすパララック
スの方向と同じ方向にずらして配置する。つまり、マル
チの測距ポイントは、パララックスの発生する方向に沿
う範囲に複数設定する。マルチ測距手段では、マルチ
(多点)の各測距エリアデータに基づいて最至近選択を
行うことで自動的にパララックス補正に近い作用が得ら
れる。なお、外光式のハイブリッド方式の測距手段は、
その受光センサがラインセンサである場合、ライン方向
と垂直方向のパララックスが生じないように配置する。
【0119】このようなハイブリッド方式のマルチ測距
手段を用いれば、特にパララックスを意識する必要もな
く快適な焦点調節が可能である。
【0120】次に、図10の動作における、特殊な被写
体の場合、例えば図21に示した空の風景のようなコン
トラストがない被写体即ちローコン被写体を撮影する場
合を取り上げて説明する。
【0121】図13(a)は本発明に係る自動焦点調節
装置の概略的な構成を示しており、図13(b)は被写
体がローコンであった場合の焦点調節動作を示すフロー
チャートである。
【0122】図13(a)において、符号180が第1
の焦点調節手段の主要部を構成するハイブリッド方式の
測距手段であり、120が撮影レンズ100を通した光
の像を検出する撮像素子であり、符号140が第2の焦
点調節手段の主要部を構成するTTLコントラスト方式
の測距手段である。制御手段150は、ハイブリッド方
式の測距手段180或いはTTLコントラスト方式の測
距手段140からの検出結果に従って、撮影レンズ10
0内の焦点調節用レンズの位置を制御する。
【0123】図13(b)のように、まず、ステップS
130で第1の焦点調節手段を作動させ、その測距結果
でレンズ繰り出しを行い(S131)、その後、S13
2で撮像レンズ100を介したTTL像に従った第2の
焦点調節手段を作動させる。
【0124】次に、ステップS133で、撮像素子12
0を利用する第2の焦点調節手段にとって苦手な被写体
(ここではローコン被写体)かどうかを判定する。S1
33でローコン被写体の場合は、S134で第1の自動
焦点調節手段による外光測距結果でピント合わせをす
る。ローコンであるか否かは、制御手段150がTTL
コントラスト方式の測距手段140からの検出コントラ
スト値が予め決めた所定値より小さい場合か否かを判定
することによって行われる。コントラスト値が所定値よ
り小さい場合に、ローコンであると判定される。S13
3でローコンでないと判定された場合には、S135で
第2の自動焦点調節手段によるコントラスト検出結果で
ピント合わせをする。
【0125】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、苦手
被写体もなくどんな被写体であれカメラの状態にもかか
わらず常に高速かつ高精度な焦点調節が可能な自動焦点
調節装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の自動焦点調節装置の概
念図。
【図2】図1のにおける、ハイブリッド方式の測距手段
及び補助光手段を備えた測距装置の構成を示すブロック
図。
【図3】図2の測距装置の自動焦点調節動作を説明する
フローチャート。
【図4】撮影シーンの一例を示す図。
【図5】図4の撮影シーンに対応するセンサデータ及び
測距エリアを示す図。
【図6】撮影シーンの一例を示す図。
【図7】図6の撮影シーンに対応するセンサデータ及び
測距エリアを示す図。
【図8】図1の実施の形態の概略的な自動焦点調節動作
を説明するフローチャート。
【図9】通常の被写体の場合における、フォーカシング
レンズ位置と焦点評価値の関係を示す図。
【図10】特殊な被写体の場合をも含めた自動焦点調節
動作を説明するフローチャート。
【図11】ローコン被写体の場合における、フォーカシ
ングレンズ位置と焦点評価値の関係を示す図。
【図12】本実施の形態の自動焦点調節装置を有した電
子カメラの外観の一例を示す図。
【図13】ローコン被写体の一例を示す図。
【図14】山登り方式による自動焦点調節装置のブロッ
ク図。
【図15】図14における映像信号処理手段の構成を示
すブロック図。
【図16】山登り方式における合焦動作のフォーカシン
グレンズ位置と焦点評価値の関係を示す図。
【図17】自己相関方式による自動焦点調節装置のブロ
ック図。
【図18】図17における映像信号処理手段の構成を示
すブロック図。
【図19】図17における絞りを示す斜視図。
【図20】図19の絞りを用いて撮像素子上に結像する
場合における、合焦、前ピン、後ピン状態の図。
【図21】本発明に係る自動焦点調節装置の概略的な構
成に対応させて、被写体がローコンであった場合の動作
を説明するフローチャート。
【符号の説明】
10…撮影レンズ 11…絞り 12…撮像素子 13…撮像素子制御手段 14…映像信号処理手段(焦点評価手段を含む) 15…CPU 16…駆動手段 17…位置検出手段 18…ハイブリッド方式の測距手段 19…補助光手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 G02B 7/11 D // H04N 101:00 G03B 3/00 A (72)発明者 中田 康一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H011 AA03 BA05 BA14 BA31 BB04 BB05 DA08 2H051 AA00 BA47 BB09 BB10 CC17 CE06 CE08 CE14 DA02 DC02 DC03 DD09 FA48 5C022 AA13 AB24 AB27 AB28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を受光するための、少なくとも一
    対の積分型受光センサと、該積分型受光センサの画素単
    位に設けられた定常光除去回路と、被写体を照明するた
    めの補助光手段と、前記積分型受光センサからの被写体
    像信号を積分するもので、前記定常光除去回路のオン/
    オフにより、積分モードをアクティブモードとパッシブ
    モードに切り換え可能な積分手段と、前記積分手段の積
    分動作を制御するもので、アクティブモードとパッシブ
    モードを選択的に切り換える制御を行うことが可能な積
    分制御手段とを有し、前記積分手段により得られた被写
    体像信号の積分量に基づき測距演算を行い、焦点調節用
    光学系を駆動して焦点調節を行う第1の焦点調節手段
    と、 撮像光学系の光軸上にあって被写体を撮像するための撮
    像素子と、該撮像素子の所定の領域から被写体像信号を
    抽出し、焦点評価値を算出する焦点評価手段とを有し、
    焦点調節用光学系を駆動しながら焦点評価値の最大値を
    検出することで焦点調節を行う第2の焦点調節手段と、
    を具備し、 前記第1の焦点調節手段が焦点調節不能の場合、無限遠
    又は無限遠を被写界深度内に含む遠景を撮影するための
    レンズ位置に、焦点調節用光学系を駆動することを特徴
    とする自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】被写体像を受光するための、少なくとも一
    対の積分型受光センサと、該積分型受光センサの画素単
    位に設けられた定常光除去回路と、被写体を照明するた
    めの補助光手段と、前記積分型受光センサからの被写体
    像信号を積分するもので、前記定常光除去回路のオン/
    オフにより、積分モードをアクティブモードとパッシブ
    モードに切り換え可能な積分手段と、前記積分手段の積
    分動作を制御するもので、アクティブモードとパッシブ
    モードを選択的に切り換える制御を行うことが可能な積
    分制御手段とを有し、前記積分手段により得られた被写
    体像信号の積分量に基づき測距演算を行い、焦点調節用
    光学系を駆動して焦点調節を行う第1の焦点調節手段
    と、 撮像光学系の光軸上にあって被写体を撮像するための撮
    像素子と、該撮像素子の所定の領域から被写体像信号を
    抽出し、焦点評価値を算出する焦点評価手段とを有し、
    焦点調節用光学系を駆動しながら焦点評価値の最大値を
    検出することで焦点調節を行う第2の焦点調節手段と、
    を具備し、 前記第1の焦点調節手段でプリ焦点調節後、前記第2の
    焦点調節手段で本焦点調節することを特徴とする自動焦
    点調節装置。
  3. 【請求項3】前記第2の焦点調節手段による本焦点調節
    開始時の焦点評価値が所定値以下の場合に、前記第2の
    焦点調節手段での本焦点調節を禁止し、前記第1の焦点
    調節手段で本焦点調節を行うことを特徴とする請求項2
    記載の自動焦点調節装置。
  4. 【請求項4】前記第2の焦点調節手段による本焦点調節
    を所定のレンズ駆動量だけ実行しても、合焦点できない
    場合、焦点調節用光学系を常焦点位置へ駆動することを
    特徴とする請求項2記載の自動焦点調節装置。
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WO2016185952A1 (ja) * 2015-05-18 2016-11-24 ソニー株式会社 制御装置及び医療用撮像システム

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