JP2001349870A - Pdpパネル封入ガス分析方法およびpdpパネル封入ガス分析装置 - Google Patents
Pdpパネル封入ガス分析方法およびpdpパネル封入ガス分析装置Info
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Abstract
のできるPDPパネル封入ガス分析方法およびPDPパ
ネル封入ガス分析装置を得る。 【解決手段】 ガラス管4をゲッターバルブ3を覆うよ
うに配置し、ガラス管4をPDPパネル2に気密に固着
する。ガラス管4を配管5に接続し、ポンプ7,8で配
管5およびガラス管4内荒引きし十分な真空度に到達し
たら、配管5およびガラス管4内の残留ガス成分を測定
(測定値A)する。ゲッターバルブ3を破砕しPDPパ
ネル2内の封入ガスを測定(測定値B)する。測定値B
から測定値Aを差し引くことでPDPパネル2内の正味
の封入ガス成分を分析する。
Description
トパネル内に封入されている封入ガスを分析測定するた
めのPDPパネル封入ガス分析方法およびPDPパネル
封入ガス分析装置に関するものである。
入された封入ガスを測定する手段として、管球を気密な
チャンバー内に収納したのち、チャンバー内を真空状態
にし、その後、チャンバー内の管球を物理的に破壊して
チャンバー内に管球の封入ガスを放出させ、その放出さ
れたガスを測定するものが知られている(特開平7−2
88098号公報)。
を、PDPパネル内の封入ガスを分析するために用いた
場合、PDPパネルは、管球などと異なり球面を持たな
いフラットなパネルであるため、チャンバー内を真空に
排気するだけで内圧によりPDPパネルが破壊されてし
まう。そしてこのPDPパネルの破壊を防止するために
は、パネル外部から、内圧に負けないだけの力をスペー
サ等によって与える必要がある。
である36インチ、42インチ、50インチ等のPDP
パネルの封入ガスを測定することとなると、測定するP
DPパネルの大きさに合わせたチャンバーをそれぞれ用
意する必要や、かなり大型のチャンバーやスペーサが必
要になってしまうため、装置が大型化する等実用的でな
いという課題がある。
ことなく、PDPパネル内に封入された封入ガスを効率
的に捕集しかつ分析することのできるPDPパネル封入
ガス分析方法およびPDPパネル封入ガス分析装置を得
ることを目的とするものである。
入ガス分析方法は、PDPパネル内の封入ガスを分析す
る方法であって、前記PDPパネルのゲッターバルブま
たは排気管を粉砕することにより、前記PDPパネル内
の封入ガスを質量分析計に導入し測定するものである。
ー内に納める必要がなくなるので、あらゆるパネルサイ
ズのPDPパネルに対する封入ガスの測定、分析を容易
に行うことができる。
は、質量分析計とPDPパネルのゲッターバルブまたは
排気管を接続するべきガラス管とが配管を介して接続さ
れており、前記配管には前記PDPパネルのゲッターバ
ルブまたは排気管を粉砕する手段と、前記配管内を真空
にするためのポンプとが設けられた構成を有するもので
ある。
がなく、また、チャンバーも不要にできるので、装置全
体を大型化することなく、あらゆるパネルサイズのPD
Pパネルに対する封入ガスの測定、分析に対応すること
ができる。
て図を参照しながら説明する。
分析装置は、質量分析計である四重極質量分析計1と、
図2,図3に示すように試料パネルである42インチP
DPパネル2のゲッターバルブ3に気密に接続されるべ
きガラス管4とがステンレス製の配管5を介して接続さ
れている。PDPパネル2のゲッターバルブ3上にはこ
のゲッターバルブ3を粉砕するための手段、例えば直線
導入端子6等の治具が配管5に設けられている。直線導
入端子6は本体6aを回転させることにより、直線状の
端子6bがゲッターバルブ3方向に延び、その先端でゲ
ッターバルブ3を粉砕する。また、配管5には、配管5
内を真空にするためのターボ分子ポンプ7とロータリー
ポンプ8とが設けられている。これらポンプ7,8と配
管5との間にはバルブ9が設けられている。また、この
バルブ9よりも四重極質量分析計1側で、かつ配管5と
四重極質量分析計1との間にバルブ10が設けられてい
る。
ス(登録商標)ガラスを加工して形成されたものであ
り、両端部に開口部を有する筒形状を有している。な
お、ガラス管4は長さ85mmで、その一端部は外径1
8mm、内径12mm、他端部は外径32mm、内径2
8mmの開口部を有している。
11に接続するため、ゲージポート11と径を合わせて
いる。ガラス管4の他端部はPDPパネル2のゲッター
バルブ3を覆うように配置することから、ゲッターバル
ブ3外径を覆える外径にしている。
3は被表示画面側に4箇所設けられており、その外径は
それぞれ直径20mm、高さ10mmである。また、同
面側に排気管13が設けられている。また、PDPパネ
ル2は横1035mm、縦640mmである。
法について図1を用いて説明する。
ル2のいずれか1つのゲッターバルブ3を覆うように配
置し、PDPパネル2とガラス管4との接触部分にエポ
キシ接着剤12を周辺から流し込んで気密に固着する。
エポキシ接着剤12が充分に固着したのち、ガラス管4
の一端部をゲージポート11付の配管5に接続し、ロー
タリポンプ8で配管5およびガラス管4内を荒引きを
し、ターボ分子ポンプ7で排気する。このとき、バルブ
9は開、バルブ10は閉である。そして、配管5および
ガラス管4内が十分な真空度(1×10-4Pa)に到達
したら、バルブ9を閉、バルブ10を開として、配管5
およびガラス管4内の残留ガス成分を四重極質量分析計
1で測定する(なお、測定された残留ガス成分の値を測
定値Aとする)。
せ直線状の端子6bによりガラス管4内のゲッターバル
ブ3を破砕する。するとPDPパネル2内の封入ガス
は、配管5内に放出されることとなり、配管5を通じて
四重極質量分析計に導入され測定される(なお、測定さ
れた値を測定値Bとする)。
ら測定値Aを差し引くことでPDPパネル2内の正味の
封入ガス成分を分析することができる。
極質量分析計1とを介する配管5の経路中に適当な穴1
4a(内径0.03mm)を有するオリフィス14(図
5参照)を設け、四重極質量分析計1の動作圧力を越え
ないように封入ガスを絞って導入するようにするのが好
ましい。これは、四重極質量分析計1が1×10-2Pa
を越える真空度では、イオン源のフィラメントが酸化断
線したり、2次電子増倍管が劣化するためであり、この
ようにオリフィス14を用いることによって、1×10
-2Pa以下の圧力に制御することができる。
ブ3を粉砕したが、排気管13を粉砕しPDPパネル2
内の封入ガスを測定してもよい。
ガス分析方法によれば、PDPパネル全体をチャンバー
内に納める必要がなくなるので、あらゆるパネルサイズ
のPDPパネルに対する封入ガスの測定、分析を容易に
行うことができる。
装置によれば、チャンバーを大型化する必要がなく、ま
た、チャンバーも不要にできるので、装置全体を大型化
することなく、あらゆるパネルサイズのPDPパネルに
対する封入ガスの測定、分析に対応することができる。
ス分析装置の概略図
Claims (3)
- 【請求項1】 PDPパネル内の封入ガスを分析する方
法であって、前記PDPパネルのゲッターバルブまたは
排気管を粉砕することにより、前記PDPパネル内の封
入ガスを質量分析計に導入し測定することを特徴とする
PDPパネル封入ガス分析方法。 - 【請求項2】 質量分析計とPDPパネルのゲッターバ
ルブまたは排気管を接続するべきガラス管とを、前記P
DPパネルのゲッターバルブまたは排気管を粉砕する手
段と、前記配管内を真空にするためのポンプとが設けら
れた配管を介して気密に接続したのち、前記ポンプによ
り前記配管内を真空状態にして前記配管内の残留ガスを
測定し、そして前記ゲッターバルブまたは前記排気管を
粉砕して前記PDPパネル内の封入ガスを測定し、前記
PDPパネル内の封入ガスの測定値から前記残留ガスの
測定値を差し引くことにより、前記PDPパネル内の封
入ガスを測定することを特徴とする請求項1記載のPD
Pパネル封入ガス分析方法。 - 【請求項3】 質量分析計とPDPパネルのゲッターバ
ルブまたは排気管を接続するべきガラス管とが配管を介
して接続されており、前記配管には前記PDPパネルの
ゲッターバルブまたは排気管を粉砕する手段と、前記配
管内を真空にするためのポンプとが設けられていること
を特徴とするPDPパネル封入ガス分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000170137A JP2001349870A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | Pdpパネル封入ガス分析方法およびpdpパネル封入ガス分析装置 |
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ID=18672899
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- 2000-06-07 JP JP2000170137A patent/JP2001349870A/ja active Pending
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