JP2001349526A - 石炭灰溶融用旋回溶融炉を付属する石炭焚きボイラ - Google Patents

石炭灰溶融用旋回溶融炉を付属する石炭焚きボイラ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイラで発生する石炭灰を溶融スラグとして
取り出すようにした石炭焚きボイラ、特に、石炭焚きボ
イラの設備を利用してより経済的な溶融スラグ化処理を
行うことができる石炭灰溶融旋回炉を付属する石炭焚き
ボイラを提供する。 【解決手段】 石炭焚きボイラ11のボイラ排ガス再循
環ダクト18に石炭灰溶融用旋回溶融炉20の排ガスダ
クトを接続し、石炭焚きボイラ11の後流で捕集した石
炭灰を旋回溶融炉20に供給し溶融スラグとして回収す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体あるいは液体
燃料を使用する旋回溶融炉を利用した石炭灰溶融技術に
関し、特にこのような旋回溶融炉を備える石炭焚きボイ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】石炭等の固体燃料を使用するボイラは、
ボイラ燃焼室でバーナにより燃料を燃焼させるものが一
般である。このようなボイラでは、固体燃料中の灰分は
一部が燃焼室底部に落下しクリンカアッシュとなり、大
部分がフライアッシュとなって燃焼ガスとともに後流に
飛び集塵機等で捕集される。捕集灰は、乾灰のままセメ
ント原料などに再使用したり、20%程度の水を加えて
湿灰にしてトラック輸送し、あるいは50%程度の水を
加えて高濃度スラリーにしてパイプライン輸送し、産業
廃棄物として埋め立てたりして処分している。
【0003】しかし、石炭灰発生量が年々増大するのに
対して、セメント原料等への有効利用にも限界があり、
また埋め立て処分地の確保も困難になってきた。石炭灰
をフライアッシュとして処理している限り、いずれ再利
用用途の限界と埋め立て処分地の不足により行き詰まる
ことが予想される。ところが、石炭灰を高温で溶融スラ
グ化すると、化学的に安定化するため有害物質の溶出が
ほとんどなくなり、環境影響因子が安定化する。また、
形態的にも扱いが容易になる。
【0004】したがって、埋め立て処分が容易になるば
かりでなく、路盤材、アスファルト混和材、透水性煉
瓦、タイル、擬木、吸音材等の建築関係原材料などとし
て有効利用の用途が大幅に拡大する。しかも、フライア
ッシュとスラグの嵩比重を比較すると50%近く減容す
るので、産業廃棄物としての排出量を大幅に削減でき、
そのまま埋め立てたとしても埋め立て処分地の長寿命化
が図れる。このように、ボイラで発生する石炭灰を溶融
スラグとして取り出せれば非常に都合がよい。
【0005】捕集灰のスラグ化には、旋回溶融炉を用い
ることができる。旋回溶融炉は、円筒炉であって、微粉
末化した固体燃料と燃焼空気を炉の接線方向に高速で供
給して内部に高速旋回流を形成させる。燃焼空気に対し
て燃料が過濃になるようにした還元雰囲気中で高温高負
荷燃焼させると、高温ガスを生成して灰分が残る。灰分
は高温下で溶融し旋回流の遠心力により炉壁に押し付け
られ排出口まで搬送されて、溶融スラグとして外部に排
出される。旋回溶融炉で生成した高温部分燃焼ガスは後
続のボイラ火炉内で二次燃焼する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、ボイラで発生する石炭灰を溶融ス
ラグとして取り出すようにした石炭焚きボイラを提供す
ることである。特に、石炭焚きボイラの設備を利用して
より経済的な溶融スラグ化処理を行うことができる石炭
灰溶融旋回炉を付属する石炭焚きボイラを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の石炭灰溶融旋回炉を付属する石炭焚きボイ
ラは、石炭焚きボイラのボイラ排ガス再循環ダクトに石
炭灰溶融用旋回溶融炉の排ガスダクトを接続し、石炭焚
きボイラの後流で捕集した石炭灰を旋回溶融炉に供給し
溶融スラグとして回収することを特徴とする。大型石炭
焚きボイラには、低NOx化のためボイラ排ガス再循環
ダクトが設けられるのが普通である。煙道ガスの一部を
取り出し昇圧してボイラ底部からボイラに吹き込んで、
燃焼用空気の酸素濃度を低減して燃焼温度を下げること
により窒素酸化物の生成を抑制する。煙道ガスの再循環
量は、たとえば燃焼空気の20%程度に相当する量が選
ばれる。
【0008】本発明は、排ガス再循環ダクトに旋回溶融
炉の排煙ダクトを接続するため、旋回溶融炉で発生する
高温部分燃焼ガスは再循環ダクトを通ってボイラの燃焼
室に流入し二次燃焼してボイラの発生熱量に寄与する。
旋回溶融炉で発生する石炭灰や改めて注入された捕集灰
は殆ど溶融スラグ化するが、一部は後流に運ばれるの
で、適当な処理を行わなければならない。また、旋回溶
融炉で発生する排ガスについても適当な処理を行う必要
がある。しかし、本発明の構成では、排ガスや生成灰は
石炭焚きボイラの設備で一緒に処理できるので、旋回溶
融炉を付属させることによる設備費の増加は小さく、操
業費用の増加も少ない。
【0009】石炭焚きボイラで発生する石炭燃焼灰は投
入石炭量の10〜15%である。一方、旋回溶融炉の石
炭灰溶融量は供給燃料に対して重量比で約3倍である。
したがって、たとえば石炭焚きボイラの石炭焚き量が5
0t/hであるとき石炭灰は5〜7.5t/hであり、
これらの灰を旋回溶融炉で溶融するためには旋回溶融炉
の石炭量はわずか1.7〜2.5t/hで済む。すなわ
ち、石炭焚きボイラへの石炭投入量のわずか3〜5%の
燃料を旋回溶融炉で使用するだけで、ボイラで発生する
石炭灰の全量を溶融スラグ化することができる。また、
このとき旋回溶融炉からでる排ガスはボイラ排ガス再循
環ガス量のたかだか1/5程度であるため、排ガス再循
環系に大きな影響を与えることなく運転ができる。
【0010】なお、旋回溶融炉の容量は石炭焚きボイラ
の捕集灰を処理する程度であってよい。石炭焚きボイラ
に付属させた旋回溶融炉によりそのボイラで生成する石
炭灰を処理するので、比較的小型な旋回溶融炉を設備す
ればよい。また、また本体のボイラで発生する石炭灰の
みを処理する場合は、旋回溶融炉の運転も容易である。
また、旋回溶融炉の排ガスダクトにサイクロンを設け
て、その底部に落下した灰を旋回溶融炉に再循環するよ
うにすることが好ましい。旋回溶融炉に投入した灰のう
ち約20%がガスと共に後流に飛散するが、サイクロン
によりリーク灰を捕集した後でボイラ排ガス再循環ダク
トに供給するようにすれば、再循環ガスに石炭灰の混入
が少なくなるのでボイラの運転を阻害することがない。
【0011】さらに、ボイラ排ガス再循環ダクトの排ガ
スをサイクロンの入口に導入するダクトを設け、サイク
ロンの入口温度を低下させることができるようにするこ
とが好ましい。旋回溶融炉の出口におけるガス温度は約
1500℃と高温であるため、サイクロンの構造や材料
に対して要求される耐熱仕様の水準が高く装置が高価に
なる。そこで、ボイラ排ガス再循環ダクトより希釈用ガ
スを分岐させ、旋回溶融炉の出口ガスと混合してガス温
度を下げるようにすると、サイクロンの耐熱仕様に対す
る要求を緩和することができる。また、旋回溶融炉の出
口ガスの温度を低下させてクエンチングしやすくするこ
とにより、ダクトの壁などに粘着物が付着してダクトの
流路抵抗が大きくなったり閉塞したりするのを防ぐこと
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施例に基
づき図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第
1の実施例における石炭焚きボイラ設備のフローを示す
フローダイアグラム、図2は本発明に使用される旋回溶
融炉の構成図、図3は本発明の第2の実施例における石
炭焚きボイラ設備のフローを示すフローダイアグラム、
図4は従来の石炭焚きボイラ設備のフローを示すフロー
ダイアグラムである。
【0013】
【実施例1】本実施例の石炭焚きボイラ設備は、排ガス
再循環ダクトに石炭灰溶融用旋回溶融炉を設けたもの
で、集塵機、空気予熱器、節炭器などで捕集される石炭
灰を旋回溶融炉で溶融スラグ化し、旋回溶融炉で生成さ
れたガスを排ガス循環ダクトを通してボイラに送り込む
ようにしている。従来の石炭焚きボイラ設備は、図4に
示すように、大型石炭焚きボイラ11から排出された排
煙は、脱硝装置12でNOxを除いた上、空気予熱器1
3で熱回収し、集塵機14で灰を捕集した後、脱硫装置
15でSOxを除き、ブロワー16で昇圧して煙突17
から大気に放出する。なお、集塵機14は電気集塵機に
限らず、バグフィルタやセラミックフィルタなどを用い
た集塵機も使用されている。ボイラ11の排ガスの一部
を排ガス再循環ダクト18に取り出し昇圧してボイラ底
部あるいはバーナ付近からボイラに吹き込んで、燃焼用
空気の酸素濃度を空燃比0.8から1.0程度に低減
し、燃焼温度を下げて窒素酸化物の生成を抑制する。
【0014】ボイラ11の燃焼室底部には水を張ったク
リンカホッパ19が設けられている。燃焼室で発生し壁
に付着した溶融物は、石炭灰を混ぜ込みながら壁を流下
してクリンカホッパ19に落ち込みクリンカになって沈
殿する。沈殿したクリンカは、ジェットパルジョンポン
プにより高濃度スラリとして直接埋め立て地に運ばれる
か、図外の脱水槽にパイプライン搬送され、脱水後、ト
ラックで埋め立て地に搬送して処分している。ボイラ1
1の節炭器や空気予熱器13の底部から回収された石炭
灰や集塵機14で捕集された捕集灰は、一部をセメント
原料などに利用する他は、乾灰としてあるいは20%程
度加水した湿灰としてトラック輸送したり、50%程度
加水して高濃度スラリーにしてパイプラインで輸送した
りして埋め立て処分している。
【0015】本実施例の石炭焚きボイラ設備は、図1に
示すように、図3に示した従来設備の排ガス再循環ダク
ト19に旋回溶融炉(CPC)20を付設したものであ
る。ボイラ設備で発生する乾灰を微粉炭燃料と一緒に旋
回溶融炉20に供給して溶融スラグにすることにより、
無害化するとともに減量して再利用あるいは埋め立て処
分を容易にすることができる。ボイラ11で生成する石
炭灰は集塵機14や予熱器13などから回収して一旦灰
貯槽31に受け、定量フィーダ32により連続的に旋回
溶融炉20に供給される。旋回溶融炉20には燃料とし
て微粉炭が供給される。
【0016】旋回溶融炉20は、図2に例示するよう
に、予燃焼室21と円筒形燃焼室22を持った石炭部分
燃焼炉で、予燃焼室21にはパイロットバーナ24、油
バーナ25、微粉炭バーナ26、空気ノズル27に加え
て灰投入ノズル28が備えられている。予燃焼室21内
で予熱された微粉炭燃料と石炭灰と燃焼空気を混入した
ものを燃焼室22の接線方向に高速で供給し、燃焼室2
2内で高速旋回流を形成させながら燃料過濃雰囲気下で
高温高負荷燃焼させる。
【0017】炉内で生成した高温部分燃焼ガスは、サイ
クロン33で石炭灰など同伴粒子成分を落とした後、排
ガス再循環ダクト18に合流して排ガスと一緒に石炭焚
きボイラ11に供給される。なお、サイクロン33に導
入される部分燃焼ガスは約1500℃の高温状態になっ
ているので、水冷または耐火キャスターなどを使用した
対高温性能の高いサイクロンを用いる。サイクロン33
で分離した石炭灰等は灰貯槽31に投入されて再度旋回
溶融炉20で処理される。
【0018】旋回溶融炉20は、高温下で溶融した燃料
中の灰分を遠心力により炉壁に捕捉し、溶融スラグとし
て溶融灰抜き出し口29から水を張ったプール30に排
出する。プール30に落ちたスラグは冷却水中で細かく
破砕され水砕スラグとなってプール内に沈殿し、さらに
水封ドラッグチェンコンベヤ34でスラグ貯槽35に搬
送され堆積し、適宜トラックで搬出される。旋回溶融炉
20では、燃料中の灰分の大部分を溶融スラグとして除
去することができる上、他から投入する石炭灰を微粉炭
燃料の約3倍程度まで同時に溶融スラグ化することがで
きる。したがって、石炭焚きボイラ11で微粉炭燃料の
10〜15%の石炭灰が発生する場合には、ボイラ11
で使用する微粉炭燃料の3〜5%を旋回溶融炉20に供
給することによりボイラ11で発生する捕集灰の全量を
処理することができる。また、旋回溶融炉20で発生す
る高温部分燃焼ガスはボイラ11において2次燃焼する
ので、燃料の無駄がない。なお、旋回溶融炉20は、高
温還元雰囲気で石炭をガス化するためNOxの分解反応
が活発で排気中のNOxが少ないという特長もある。
【0019】本実施例の石炭焚きボイラによれば、発生
する石炭灰を全量、有害物質の溶出がない溶融スラグに
変えるので、再利用が容易である。また乾灰の嵩比重が
約0.7に対してスラグの嵩比重は約1.3で約50%
減容するので、産業廃棄物としての排出量が大幅に減少
し埋め立て処分する場合も必要とする敷地が小さく処分
地の延命と長寿命化が図れる。なお、上記説明では、旋
回溶融炉20の容量を接続した石炭焚きボイラ11の石
炭灰生成量に見合うものとしたが、大型のものを配設し
て他のボイラで発生する石炭灰を一緒に処理するように
しても良いことは言うまでもない。
【0020】また、旋回溶融炉の下流にサイクロンを備
えるが、旋回溶融炉で発生した高温部分燃焼ガスを直接
に排ガス再循環ダクトに注入しても良い。旋回溶融炉を
排ガス再循環ダクトに直接接続することにより、旋回溶
融炉で発生した石炭灰の一部がボイラ内に混入すること
になるが、旋回溶融炉内で発生させた熱量をそのままボ
イラで利用することができエネルギ効率が高まる利点が
ある。また、高価な耐熱性サイクロンを省略することに
より設備費が低減する利点がある。
【0021】
【実施例2】本実施例の石炭焚きボイラ設備は、図1に
表した実施例1の石炭焚きボイラ設備において、排ガス
再循環ダクトから取り出した排ガスを旋回溶融炉の出口
ガスに混入する配管を付加したものであって、フローと
してはこれ以外に差異はない。そこで、本実施例の説明
は、実施例1と異なる部分を取り上げて行い、同じ機能
を有する要素については同じ参照番号を付して説明を省
略する。本実施例の石炭焚きボイラ設備は、図3に示す
ように、石炭焚きボイラ11の排ガス再循環ダクト18
に設けられたファン41の下流から旋回溶融炉20の部
分燃焼ガス出口配管に導く配管42を設けている。な
お、配管42にはブースタファン43を設けて、旋回溶
融炉20の出口圧力に抗して排ガスを注入できるように
する。
【0022】旋回溶融炉20の出口の排ガス温度は約1
500℃と非常に高温であるため、下流に存在するサイ
クロン33などの耐熱仕様は高度なものが要求され、装
置の価格が高価になる。また、排ガスに搬送される石炭
灰は高温のため配管の内壁や設備要素に溶着して流路の
障害となる可能性がある。石炭焚きボイラ11の排ガス
の温度は約400℃であるから、本実施例のようにボイ
ラ排ガスを旋回溶融炉20の出口に導いて排ガスに混入
するようにすれば排ガス温度が低下するので、後流のガ
スダクトやサイクロンに高温に耐えるような構造および
材質を使用する必要がなく設備費が低下する。また、排
ガス温度が低下するので、気流中の石炭灰などの成分は
クエンチング効果により固化して壁に融着しないように
なるため配管の詰まりが少なくなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の石炭灰溶融
用旋回溶融炉を備えた石炭焚きボイラは、石炭焚きボイ
ラで発生する石炭灰の全量を溶融スラグ化することがで
きるので、資源の再利用が容易になりまた廃棄物量が減
少し埋め立て処分地の寿命が延びる。さらに、旋回溶融
炉で部分燃焼させてガス化した微粉炭燃料をボイラで2
次燃焼させるので燃料効率の高い運転が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における石炭焚きボイラ
設備のフローを示すフローダイアグラムである。
【図2】本発明に使用される旋回溶融炉の例を示す構成
図である。
【図3】本発明の第2の実施例における石炭焚きボイラ
設備のフローを示すフローダイアグラムである。
【図4】従来の石炭焚きボイラ設備のフローを示すフロ
ーダイアグラムである。
【符号の説明】
11 大型石炭焚きボイラ 12 脱硝装置 13 空気予熱器 14 集塵機 15 脱硫装置 16 ブロワー 17 煙突 18 排ガス再循環ダクト 19 クリンカホッパ 20 旋回溶融炉 21 予燃焼室 22 円筒形燃焼室 24 パイロットバーナ 25 油バーナ 26 微粉炭バーナ 27 空気ノズル 28 灰投入ノズル 29 溶融灰抜き出し口 30 プール 31 灰貯槽 32 定量フィーダ 33 サイクロン 34 水封ドラッグチェンコンベヤ 35 スラグ貯槽 41 ファン 42 配管 43 ブースタファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 功 東京都江東区南砂2丁目11番1号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内 Fターム(参考) 3K061 DB20 LA02 LA08 LA14 NB08 NB13 NB27 4D004 AA36 AC05 BB03 CA29 CB04 CB34 CB44 DA01 DA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭焚きボイラのボイラ排ガス再循環ダ
    クトに石炭灰溶融用旋回溶融炉の排ガスダクトを接続
    し、該石炭焚きボイラの後流で捕集した石炭灰を該旋回
    溶融炉に供給し溶融スラグとして回収することを特徴と
    する石炭焚きボイラ。
  2. 【請求項2】 前記旋回溶融炉の容量が前記石炭焚きボ
    イラの捕集灰を処理する程度であることを特徴とする請
    求項1記載の石炭焚きボイラ。
  3. 【請求項3】 前記旋回溶融炉の排ガスダクトにサイク
    ロンを設けて、その底部に落下した灰を該旋回溶融炉に
    再循環することを特徴とする請求項1または2記載の石
    炭焚きボイラ。
  4. 【請求項4】 前記ボイラ排ガス再循環ダクトの排ガス
    を前記サイクロンの入口に導入するダクトを設け、前記
    サイクロンの入口温度を低下させることができるように
    したことを特徴とする請求項3記載の石炭焚きボイラ。
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