JP2001348090A - 複槽型貯液タンクにおける液体の滞留防止装置 - Google Patents

複槽型貯液タンクにおける液体の滞留防止装置

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JP2001348090A
JP2001348090A JP2000165977A JP2000165977A JP2001348090A JP 2001348090 A JP2001348090 A JP 2001348090A JP 2000165977 A JP2000165977 A JP 2000165977A JP 2000165977 A JP2000165977 A JP 2000165977A JP 2001348090 A JP2001348090 A JP 2001348090A
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water
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Takeharu Ben
建春 卞
Tatsuya Masui
龍也 増井
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Morimatsu Research Institution Co Ltd
Original Assignee
Morimatsu Research Institution Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により貯水槽内の水の腐敗を防止
することができるとともに、構造を簡素化することがで
きる貯水タンクを提供する。 【解決手段】 貯水タンク11内に区画壁12を設けて
第1貯水室R1と第2貯水室R2に区画形成する。第1
貯水室R1内には給水管13を挿入し、区画壁12には
水のサイホン17を装着し、サイホン17の揚水管17
aを第1貯水室R1内に導出管17bを区画壁12を貫
通するように、降水管17cを第2貯水室R2内に配置
する。導出管17b内にはサイホンの原理を発生させる
ための固定絞り18を設け、第1貯水室R1内の水がサ
イホンの原理により第2貯水室R2内に移動するように
構成する。このサイホン17内の水の排出によって死水
防止が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば複槽型貯水
タンクの死水を防止したり、貯留された液体の滞留を防
止して密度を均一化したりする複槽型貯液タンクにおけ
る液体の滞留防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、大容量の貯水タンクは保守点検
や清掃作業を考慮して二槽式になっているものが多い。
又、地震等の災害時において飲料水と給水圧力の確保を
図るため、貯水タンクの最低水位を高めに設定している
ことが多い。
【0003】図16は従来の二槽式タンクを示す縦断面
図であり、図17は平断面図である。この貯水タンク1
1の内部には区画壁12が設けられ、貯水タンク11は
第1貯水室R1を備えた第1貯水タンク11Aと、第2
貯水室R2を備えた第2貯水タンク11Bに区画形成さ
れている。第1貯水タンク11Aには給水管13が挿入
され、第2貯水タンク11Bの下部には排水管16が接
続されている。又、区画壁12の上下方向に関して中間
部には連通路12aが形成され、第1貯水タンク11A
と第2貯水タンク11Bの水位は常に同じになり、コン
トロールシステムにより水位が最高水位HL1(HL
2)と最低水位LL1(LL2)の範囲内で変動する。
水位が最低水位LL1(LL2)以下にならないので、
地震災害時等に飲料水を確保し得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の二槽式貯水
タンク11においては、給水管13から第1貯水室R1
内に供給された水は、連通路12aから第2貯水室R2
側へ流れ、第2貯水室R2内の水は排水管16から外部
に排水されるようになっている。このとき、給水管13
から供給される水は、図17の矢印Y1で示すように連
通路12aに向かい、連通路12aから矢印Y2で示す
ように排水管16側に流れる。第1貯水室R1と第2貯
水室R2の水位が同時に上昇するので、給水管13の供
給水量の二分の一しか第2貯水室R2に流れていかな
い。このため、矢印Y1から該矢印Y1の左右両側部の
ほぼ三角形状の領域A1、領域A2に向かって水の流れ
が生じる。従って、前記領域A1、A2においては水の
流れが遅くなり、第1貯水タンク11A内での停滞時間
が長くなる。この結果、この領域A1、A2における水
の残存塩素濃度が低下して死水が発生する恐れがある。
【0005】貯水タンク11の死水防止装置として、外
部動力により第1貯水室R1内の水を攪拌する装置を設
けることも考えられるが、この場合には製造コストが問
題となる。
【0006】一方、貯水タンク以外の化学薬品を貯留す
る二槽型貯液タンクにおいても前述した貯水タンクと同
様に第1貯液室内において液体の滞留が生じるので、そ
れを解消して例えば液体の密度を均一化するという課題
があり、これを解決するためには高価な攪拌装置を設け
る必要があり製造コストが問題となる。
【0007】この発明の目的は上記従来の技術に存する
問題点を解消して、複槽型貯液タンク内における液体の
滞留を防止して液体の均質化を図ることができる複槽型
貯液タンクにおける液体の滞留防止装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、貯液タンクを区画壁に
より第1貯液室と第2貯液室に区画し、前記第1貯液室
には液体供給源から液体を供給する給液管を配設し、第
2貯液室には液体を外部に排出する排液管を接続し、前
記第1貯液室と第2貯液室を連通路により連通した複槽
型貯液タンクにおいて、前記連通路はサイホンであっ
て、該サイホンは、前記第1貯液室内に配設された揚液
管と、前記揚液管の上端部を第2貯液室に導出する導出
管と、前記導出管の先端部に対し第2貯液室内に位置す
るように接続された降液管とにより構成され、前記降液
管には、給液管からの給液動作により第1貯液室の液位
が揚液管から導出管に上昇したとき、前記導出管内の圧
力を負圧力にしてサイホンを機能させるための負圧力付
与手段を設けたことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記揚液管の中間部には、前記第1貯液室の最低液
位を設定する空気導入孔が設けられていることを要旨と
する。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
において、前記負圧力付与手段は、降液管に設けられた
絞りであって、降液を飛散させて降液管の降液通路内に
液膜を形成し、降液管の下端開口を通して降液管内の降
液通路に侵入しようとする空気を抑制するように構成さ
れていることを要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記絞りは、降液管の途中に嵌合されたリング状を
なす固定絞りであることを要旨とする。請求項5に記載
の発明は、請求項3において、降液管には、該降液管の
内部の降液通路と、第2貯液室とを連通する空気導入孔
が前記負圧力付与手段よりも下方に位置するように設け
られていることを要旨とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1又は2
において、前記負圧力付与手段は、降液管の下端の出口
を第2貯液室内の最低液位よりも下方に配置することに
より構成されていることを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
を具体化した第1実施形態を図1〜図12に基づいて説
明する。
【0014】図1に示すように貯水タンク11のほぼ中
央部には垂直に区画壁12が取り付けられ、第1貯水タ
ンク11Aと第2貯水タンク11Bに区画形成されてい
る。前記第1貯水タンク11Aには給水管13が下向き
に貫通固定されている。この給水管13は水源14に接
続され、給水管13の途中にはバルブ15が配設されて
いる。前記第2貯水タンク11Bの下端部寄りには排水
管16が接続され、第2貯水室R2内の水を外部に排出
するようになっている。
【0015】前記揚水管17aの入口17dは、第1貯
水室R1の最低水位LL1よりも下方位置に設定され、
揚水管17aの上下方向の中間部には空気流入孔17f
が形成されている。
【0016】前記空気流入孔17fの位置は、貯水タン
ク11の底面から所定高さ位置Eに設定され、これによ
り第1貯水室R1内の最低水位LL1が設定されてい
る。第1貯水室R1内の最低水位LL1は、地震等の災
害時において、必要な水量を確保し得るように高く設定
されている。一方、第2貯水室R2内の最低水位LL2
は、図示しないが、水位センサからの検出信号により制
御装置から排水管16の途中に設けた開閉弁を開閉動作
することによってほぼ所定の高さ位置になるように設定
されている。この最低水位LL2は第1貯水室R1の最
低水位LL1よりも遥かに低く設定されている。
【0017】第1貯水室R1及び第2貯水室R2内の最
高水位HL1及び最高水位HL2は、バルブ15の開閉
制御を図示しない制御装置からの動作信号により制御す
ることにより所定高さに設定されている。なお、制御装
置には図示しないが例えば水位センサからの検出水位の
信号が入力されるようになっている。
【0018】前記区画壁12には水のサイホン17が貫
通支持され、この水のサイホン17は前記第1貯水室R
1内に位置する揚水管17aと、区画壁12を貫通する
導出管17bと、第2貯水室R2内に位置する降水管1
7cとによりほぼアーチ状に形成されている。そして、
揚水管17aの下端開口、つまり、入口17dから入っ
た水は、揚水管17a内の揚水通路C1を上方に移動
し、導出管17b内の導出通路C2を水平に移動し、降
水管17c内の降水通路C3を下方に移動して出口17
eから第2貯水室R2内に移動するようにしている。
【0019】前記サイホン17はサイホンの原理を利用
して第1貯水室R1内の水を第2貯水室R2内に導くも
のである。従って、このサイホン17にサイホンの原理
を発生させるために、前記降水管17cの中間部には図
3に示すように負圧力付与手段としての絞り孔18aを
有する固定絞り18が嵌入固定されている。この固定絞
り18により第2貯水室R2内が最低水位LL2となっ
た状態において、第1貯水室R1内の水位が最低水位L
L1から上昇して導出管17bに達したとき、後に詳述
するように導出管17bの導出通路C2の圧力を負圧に
してサイホンの原理を発生させるようにしている。
【0020】前記サイホン17の通路面積は、給水管1
3により第1貯水室R1内に供給される単位時間当たり
の水量よりもサイホン17から排出される水量が多くな
るように設定されている。
【0021】前記降水管17cの途中には前記固定絞り
18の下方に位置するように空気流入孔17gが形成さ
れている。この空気流入孔17gは、後述するようにサ
イホン17による水の排出動作の回数を増やすためのも
のである。
【0022】次に、死水防止構造を備えた貯水タンクに
ついて、その動作を説明する。図1は第1貯水室R1及
び第2貯水室R2内に水が最高水位HL1、最高水位H
L2まで貯留された状態を示す。この状態において、バ
ルブ15が停止され、水の需要が生じて排水管16から
水が外部に排出されると、図5に示すように前記第1貯
水室R1側の最高水位HL1は最低水位LL1となり、
第2貯水室R2側の水位は一時的に最低水位LL1と同
じ水位の中間水位ML2となる。その後、第2貯水室R
2内の所定量の水が排水管16を通してさらに外部に排
出されると、図6に示すように第2貯水室R2内の水位
が中間水位ML2′まで下がる。
【0023】図6に示す状態において、図示しない水位
センサにより第2貯水室R2内の水量が低下したことが
感知されると、図示しない制御装置から動作信号が出力
されてバルブ15が作動される。すると、水源14から
給水管13を通して第1貯水室R1内に水が供給され、
図7に示すようにその水位が中間水位ML1まで上昇す
る。この状態においては、第1貯水室R1内の水はサイ
ホン17の導出管17b内を通って降水管17c側に移
動される。このとき、降水管17cに設けた固定絞り1
8により導出管17b内の水が図3において固定絞り1
8により中心部側に変向され、このため絞り孔18aを
塞ぐような水膜が形成され、固定絞り18の下方の降水
通路C3から空気が絞り孔18aを通って上部の導出通
路C2に流入するのが阻止される。一方、導出通路C2
の空気が飛散された降水に巻き込まれて水の重力の働き
で絞り孔18aを通って降水通路C3に流入する。結
局、固定絞り18は空気の一方通行弁の役割を果たす。
従って、導出管17b内が次第に負圧になり図4及び図
8に示すようにサイホンの原理により第1貯水室R1の
水が揚水管17a、導出管17b及び降水管17cを通
って第2貯水室R2に移動する。
【0024】前記サイホン17内を流れる水の流量は、
給水管13により供給される水量よりも多くなるように
設定されている。このため、図8に示すように第1貯水
室R1内の水位が中間水位ML1′に低下するととも
に、第2貯水室R2内の水位が中間水位ML2″に上昇
し、互いの水位が接近することになる。
【0025】その後、図9に示すように第1貯水室R1
内の水位は、前記最低水位LL1まで下がり、第2貯水
室R2内の水位は中間水位ML2まで上昇する。この状
態においては、空気が空気流入孔17fからサイホン1
7に入り、サイホン17の水の排出動作が停止される。
【0026】さらに、図9に示す状態において給水管1
3から水が第1貯水室R1内に供給されているので、水
位は最低水位LL1から再び図10に示すように中間水
位ML1まで上昇する。この結果、前述したサイホンの
原理を利用した水の排出動作が再開され、図11に示す
ように第1貯水室R1内の水位が中間水位ML1″に下
降し、第2貯水室R2内の水位が中間水位ML2″に上
昇する。そして、図12に示すように第1貯水室R1内
の中間水位ML1と第2貯水室R2内の中間水位ML2
が同じになったところで、サイホン17による水の排出
が停止され、第1貯水室R1及び第2貯水室R2の水位
はともに上昇し、図1に示すように最高水位HL1と最
高水位HL2まで高められる。
【0027】次に、前記のように構成した貯水タンクに
ついて、その効果を構成とともに列記する。 (1)前記第1実施形態では、第1貯水室R1と第2貯
水室R2を連通するサイホン17を設け、このサイホン
17にサイホンの機能を発揮させる固定絞り18を設け
た。又、給水管13の給水量よりもサイホン17の排水
量が多くなるように設定した。このため、第1貯水室R
1においては、図2に示す領域A1、A2の水がサイホ
ン17の入口17dに吸い込まれて、両領域A1,A2
の水の滞留時間が短くなる。このため、第1貯水室R1
内の死水問題を簡単な構成により解決することができ
る。
【0028】なお、第2貯水室R2は水位が最低水位L
L2まで降下するので、死水問題が発生することはな
い。 (2)前記第1実施形態では、揚水管17aの途中に空
気流入孔17fを設けたので、必要に応じて空気流入孔
17fの高さを調節することにより、所定量の水量を確
保するコントロールができる。この空気流入孔17fの
高さ調節は、複数箇所に上下方向に設けた空気流入孔1
7fのいずれか一つを開放し、他の空気流入孔17fを
閉鎖するようにして行う。又、図示しないが第1貯水室
R1と第2貯水室R2を常閉弁付きのバイパスで連結す
ることにより、地震等の災害時において、バイパスの常
閉弁を開けて第1貯水室R1内の水を飲料水として有効
に利用することができる。
【0029】(3)前記第1実施形態では、サイホン1
7の降水管17cに空気流入孔17gを設けたので、排
水管16により第2貯水室R2内の水が外部に排出され
た後に、第1貯水室R1内の水を第2貯水室R2内へ供
給する動作において、サイホン17内を複数回(前記第
1実施形態では二回)にわたってサイホンの原理により
水を排出させることができる。この結果、死水防止効果
を一層高めることができる。この理由を以下に説明す
る。
【0030】仮に、空気流入孔17gが存在しない場合
には、図9に示す状態において空気流入孔17gが閉鎖
され、かつ降水管17cの出口17eが水により閉鎖さ
れている状態と同じとなる。このため、給水管13から
第1貯水室R1内に供給された水の水位が上昇しても、
揚水管17a内の水位は上昇しないので、サイホン17
による水の排出が行われることはない。この場合には、
例えば第1貯水室R1の水位が最高水位となつた後に、
排水管16により排水が行われて、第2貯水室R2内の
水位が出口17eよりも下方になったときに、サイホン
17が一回のみ作動される。
【0031】前記サイホン17の作動回数は、固定絞り
18及び空気流入孔17gの設定位置や通路面積等の緒
元を変更することにより、三回以上とすることが可能で
ある。 (第2実施形態)次に、この発明を具体化した第2実施
形態を図13に基づいて説明する。
【0032】この第2実施形態では、前記区画壁12を
貯水タンク11の中心部より給水管13側に変位し、第
1貯水室R1の容積を第2貯水室R2の容積よりも小さ
く設定している。
【0033】このため、第1貯水室R1内の水の滞留防
止効果が高くなり、死水防止効果を一層高めることがで
きる。 (第3実施形態)図14に示す第3実施形態は、貯水タ
ンク11の内部に円筒状の区画壁12を配置して、中心
部に第1貯水タンク11Aを形成し、その外周に第2貯
水タンク11Bを同心状に形成したものである。この実
施形態においても前述した第1実施形態と同様の作用効
果を奏する。 (第4実施形態)図15に示す第4実施形態は、第1貯
水タンク11Aと第2貯水タンク11Bを別個に形成し
て、それらを水のサイホン17の導出管17bにより連
通したものである。この実施形態においても前述した第
1実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0034】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て具体化することもできる。 ・図示しないが、固定絞り18を省略し、降水管17c
を第2貯水室R2内の最低水位LL2よりも下方に配置
するようにしてもよい。この場合には、導出管17bか
ら水が降水管17cに流動すると、導出管17b及び降
水管17c内に残留していた空気が出口17eから第2
貯水室R2内に押し出されるので、サイホン17が機能
して、第1貯水室R1から第2貯水室R2への水の排出
を行わせることができる。
【0035】・図示しないが、空気流入孔17fを省略
してもよい。この場合には第1貯水室R1側の最低水位
LL1が低くなるので、タンク内の残留水の量は減少す
るが、前述した第1実施形態と同様に死水防止を確実に
行うことができる。
【0036】・前記実施形態では貯水タンクの死水防止
構造として具体化したが、これ以外に例えば化学薬品を
貯留する複層タイプの貯液タンクに具体化したり、その
他液体の密度を均一化するための構造を備えた貯液タン
クに具体化したりしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜6記載
の発明は、簡単な構成により、第1貯液室内の液体の滞
留を防止して、第1貯液室から第2貯液室へ液体を適正
状態で供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を死水防止構造を備えた貯水タンク
に具体化した一実施形態を示す縦断面図。
【図2】 図1の貯水タンクの平断面図。
【図3】 固定絞りの作用を説明する断面図。
【図4】 固定絞りの作用を説明する断面図。
【図5】 貯水タンクの動作を説明する断面図。
【図6】 貯水タンクの動作を説明する断面図。
【図7】 貯水タンクの動作を説明する断面図。
【図8】 貯水タンクの動作を説明する断面図。
【図9】 貯水タンクの動作を説明する断面図。
【図10】 貯水タンクの動作を説明する断面図。
【図11】 貯水タンクの動作を説明する断面図。
【図12】 貯水タンクの動作を説明する断面図。
【図13】 貯水タンクの別例を示す縦断面図。
【図14】 貯水タンクの別例を示す縦断面図。
【図15】 貯水タンクの別例を示す縦断面図。
【図16】 従来の貯水タンクの縦断面図。
【図17】 従来の貯水タンクの平断面図。
【符号の説明】
C3…降液通路、R1…第1貯液室、R2…第2貯液
室、LL1,LL2…最低液位、12…区画壁、13…
給液管、16…排液管、17…サイホン、17a…揚液
管、17b…導出管、17c…降液管、17e…出口、
17f,17g…空気導入孔、18…負圧力付与手段と
しての固定絞り。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯液タンク(11)を区画壁(12)に
    より第1貯液室(R1)と第2貯液室(R2)に区画
    し、前記第1貯液室(R1)には液体供給源から液体を
    供給する給液管(13)を配設し、第2貯液室(R2)
    には液体を外部に排出する排液管(16)を接続し、前
    記第1貯液室(R1)と第2貯液室(R2)を連通路に
    より連通した複槽型貯液タンクにおいて、 前記連通路はサイホン(17)であって、該サイホン
    (17)は、 前記第1貯液室(R1)内に配設された揚液管(17
    a)と、 前記揚液管(17a)の上端部を第2貯液室(R2)に
    導出する導出管(17b)と、 前記導出管(17b)の先端部に対し第2貯液室(R
    2)内に位置するように接続された降液管(17c)と
    により構成され、 前記降液管(17c)には、給液管(13)からの給液
    動作により第1貯液室(R1)の液位が揚液管(17
    a)から導出管(17b)に上昇したとき、前記導出管
    (17b)内の圧力を負圧力にしてサイホン(17)を
    機能させるための負圧力付与手段(18)を設けたこと
    を特徴とする複槽型貯液タンクにおける液体の滞留防止
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記揚液管(17
    a)の中間部には、前記第1貯液室(R1)の最低液位
    (LL1)を設定する空気導入孔(17f)が設けられ
    ている複槽型貯液タンクにおける液体の滞留防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記負圧力付
    与手段は、降液管(17c)に設けられた絞り(18)
    であって、降液を飛散させて降液管(17c)の降液通
    路(C3)内に液膜を形成し、降液管(17c)の下端
    開口(17e)を通して降液管(17c)内の降液通路
    (C3)に侵入しようとする空気を抑制するように構成
    されている複槽型貯液タンクにおける液体の滞留防止装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記絞り(18)
    は、降液管(17c)の途中に嵌合されたリング状をな
    す固定絞りである複槽型貯液タンクにおける液体の滞留
    防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、降液管(17c)に
    は、該降液管(17c)の内部の降液通路(C3)と、
    第2貯液室(R2)とを連通する空気導入孔(17g)
    が前記負圧力付与手段(18)よりも下方に位置するよ
    うに設けられている複槽型貯液タンクにおける液体の滞
    留防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2において、前記負圧力付
    与手段は、降液管(17c)の下端の出口(17e)を
    第2貯液室(R2)内の最低液位(LL2)よりも下方
    に配置することにより構成されている複槽型貯液タンク
    における液体の滞留防止装置。
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