JP2001347974A - 作業機械用履帯チェーン・アセンブリ - Google Patents

作業機械用履帯チェーン・アセンブリ

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JP2001347974A JP2001119619A JP2001119619A JP2001347974A JP 2001347974 A JP2001347974 A JP 2001347974A JP 2001119619 A JP2001119619 A JP 2001119619A JP 2001119619 A JP2001119619 A JP 2001119619A JP 2001347974 A JP2001347974 A JP 2001347974A
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  • Die Bonding (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機械的に簡単で、保守が容易な履帯式作業チ
ェーン・アセンブリを提供する。 【解決手段】 内部に形成されたブシュ24,24a
と、その中に配置された履帯ピン28,28aと、内部
に形成された第1の内腔を持ち、その内部に配置される
ように履帯ピン28,28aに対して置かれた第1のイ
ンサート52,52aと、第1の開口が形成され、第1
のインサートが第1の開口内に位置し、第1の内部リン
クと履帯ピン28,28aとに挟まれるように、第1の
インサートに対して置かれた第1の内部リンク16,1
6aと、第2の開口が形成され、その中に履帯ピン2
8,28aが配置された第1の外部リンク18,18a
とを含む。第1のインサートは、長手方向軸線周りに、
履帯ピン、ブシュ及び第1の外部リンクに対して回転で
きる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に履帯式作業
機械に関し、より詳細には、履帯式作業機械用の履帯チ
ェーン・アセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】履帯式作業機械は、通常、スプロケッ
ト、遊動輪、及び、履帯チェーン・アセンブリを持つ。
作業機械の使用時には、スプロケットが回転して履帯チ
ェーン・アセンブリに係合し、それによって履帯チェー
ン・アセンブリをスプロケット及び遊動輪によって形成
される経路の周りに回転させる。履帯チェーン・アセン
ブリの回転によって、クローラトラクタは地上を推進
し、様々な作業機能を実行する。履帯チェーン・アセン
ブリは、一般に1対の平行なチェーンを含んでおり、各
平行チェーンは、一連の履帯リンクでできている。履帯
チェーン・アセンブリは、平行チェーンの間に挟み込ま
れ、それと結合された一連のブシュ及び履帯ピンを更に
含む。ブシュ及び引きずられる履帯リンクは、協働して
多くの履帯ジョイントを形成し、それにより、例えば履
帯チェーン・アセンブリがスプロケット及び遊動輪の周
囲を回転する時など、履帯チェーン・アセンブリを使用
する間における履帯リンクに対するブシュの必要な動き
を可能にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置は、スプロ
ケット及び遊動輪の周りでつながった履帯チェーン・ア
センブリを確かに提供し、それによって作業機械が地面
上を推進されるが、それは幾つかの欠点を持つ。例え
ば、上記の履帯は、機械的に複雑で保守が困難になる傾
向がある。従って、上記の欠点を克服する履帯チェーン
・アセンブリが求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの実施形態
によって、作業機械用の履帯チェーン・アセンブリが準
備される。該履帯チェーン・アセンブリは、内部を貫通
して形成される通路を持つブシュを含む。履帯チェーン
・アセンブリはまた、長手方向の軸線を持つ履帯ピンを
含む。該履帯ピンは、ブシュの通路内部に配置される。
履帯チェーン・アセンブリは、内部を貫通して形成され
た第1の内腔を持つ第1のインサートを更に含む。第1
のインサートは、履帯ピンが第1内腔の内部に配置され
るように履帯ピンに対して置かれる。履帯ピン・アセン
ブリは、中に形成された第1の開口を持つ第1の内部リ
ンクを更に含む。第1の内部リンクは、第1のインサー
トが(i)第1の開口内部に位置し、(ii)第1の内
部リンクと履帯ピンとの間に挟まれるように、第1のイ
ンサートに対して置かれる。履帯ピン・アセンブリはま
た、内部に形成された第2の開口を持つ第1の外部リン
クを含む。第1の外部リンクは、履帯ピンが第2の開口
内部に位置するように履帯ピンに対して置かれ、一方、
第1のインサートは、履帯ピン、ブシュ、及び、第1の
外部リンクに対して、長手方向軸線の周りを回転するこ
とができる。
【0005】本発明の別の実施形態によれば、履帯式作
業機械の履帯チェーン用のサブ・アセンブリが準備され
る。該サブ・アセンブリは、内部を貫通して形成された
第1の通路を持つ第1のブシュを含む。サブ・アセンブ
リはまた、第1の通路内に置かれた第1の履帯ピンを含
む。サブ・アセンブリはまた、内部に形成された第1の
内腔を持つ第1のインサートを含む。第1のインサート
は、第1の履帯ピンが第1の内腔の内部に位置するよう
に第1の履帯ピンに対して置かれる。サブ・アセンブリ
は、内部に形成された第2の内腔を持つ第2のインサー
トを更に含む。第2のインサートは、(i)第1の履帯
ピンが第2の内腔内部に置かれ、(ii)第1のブシュ
が第1のインサートと第2のインサートとの間に挟まれ
るように、第1の履帯ピンと第1のブシュとに対して置
かれる。サブ・アセンブリはまた、内部を貫通して形成
された第2の通路を持つ第2のブシュを含む。サブ・ア
センブリはまた、第2の通路内に置かれた第2の履帯ピ
ンを含む。サブ・アセンブリは、内部に形成された第3
の内腔を持つ第3のインサートを更に含む。第3のイン
サートは、第2の履帯ピンが第3の内腔内部に位置する
ように第2の履帯ピンに対して置かれる。サブ・アセン
ブリは、内部に形成された第4の内腔を持つ第4のイン
サートを更に含む。第4のインサートは、(i)第2の
履帯ピンが第4の内腔内部に置かれ、(ii)第2のブ
シュが第3のインサートと第4のインサートとの間に挟
まれるように、第2の履帯ピンと第2のブシュとに対し
て置かれる。サブ・アセンブリはまた、内部に形成され
た第1の開口及び第2の開口を持つ第1の内部リンクを
更に含む。第1の内部リンクは、(i)第1のインサー
トが第1の開口内部に位置し、(ii)第3のインサー
トが第2の開口内部に位置するように、第1のインサー
ト及び第3のインサートに対して置かれる。サブ・アセ
ンブリはまた、内部に形成された第3の開口及び第4の
開口を持つ第2の内部リンクを含む。第2の内部リンク
は、(i)第2のインサートが第3の開口内部に位置
し、(ii)第4のインサートが第4の開口内部に位置
するように、第2のインサート及び第4のインサートに
対して置かれ、一方、(i)第1の内部リンクの第1の
開口及び第2の開口は、実質的に同一平面上にあり、
(ii)第2の内部リンクの第3の開口及び第4の開口
も実質的に同一平面上にある。
【0006】本発明の更に別の実施形態によれば、履帯
式作業機械の履帯チェーン用のサブ・アセンブリが準備
される。該サブ・アセンブリは、内部を貫通して形成さ
れた第1の通路を持つ第1のブシュを含む。サブ・アセ
ンブリはまた、第1の通路内部に置かれた第1の履帯ピ
ンを含む。サブ・アセンブリはまた、内部に形成された
第1の内腔を持つ第1のインサートを含む。第1のイン
サートは、第1のインサートが第1の履帯ピンに対して
回転できるべく第1の履帯ピンが第1の内腔内部に位置
するように、第1の履帯ピンに対して置かれる。サブ・
アセンブリは、内部に形成された第2の内腔を持つ第2
のインサートを更に含む。第2のインサートは、(i)
第2のインサートが第1の履帯ピンに対して回転できる
ように第1の履帯ピンが第2の内腔の内部に置かれ、
(ii)第1のブシュが第1のインサートと第2のイン
サートとの間に挟まれるように、第1の履帯ピンと第1
のブシュとに対して置かれる。サブ・アセンブリはま
た、内部を貫通して形成された第2の通路を持つ第2の
ブシュを含む。サブ・アセンブリは、第2の通路内に置
かれた第2の履帯ピンを更に含む。サブ・アセンブリは
また、内部に形成された第3の内腔を持つ第3のインサ
ートを更に含む。第3のインサートは、第3のインサー
トが第2の履帯ピンに対して回転できるべく第2の履帯
ピンが第3の内腔内部に位置するように第2の履帯ピン
に対して置かれる。サブ・アセンブリはまた、内部に形
成された第4の内腔を持つ第4のインサートを含む。第
4のインサートは、(i)第4のインサートが第2の履
帯ピンに対して回転できるべく第2の履帯ピンが第4の
内腔内部に置かれ、(ii)第2のブシュが第3のイン
サートと第4のインサートとの間に挟まれるように、第
2の履帯ピンと第2のブシュとに対して置かれる。サブ
・アセンブリは、内部に形成された第1の開口及び第2
の開口を持つ第1の内部リンクを更に含む。第1の内部
リンクは、(i)第1のインサートが第1の開口内部に
位置し、(ii)第3のインサートが第2の開口内部に
位置するように、第1のインサート及び第3のインサー
トに対して置かれる。サブ・アセンブリはまた、内部に
形成された第3の開口及び第4の開口を持つ第2の内部
リンクを含む。第2の内部リンクは、(i)第2のイン
サートが第3の開口内部に位置し、(ii)第4のイン
サートが第4の開口内部に位置するように、第2のイン
サート及び第4のインサートに対して置かれる。サブ・
アセンブリはまた、内部に形成された第1の孔を持つ第
1のカラーを更に含む。第1のカラーは、(i)第1の
履帯ピンが第1のカラーに対して回転できないように第
1の履帯ピンが第1の孔内部に位置し、(ii)第1の
インサートが第1のカラーと第1のブシュとの間に挟ま
れるように、第1の履帯ピンに対して置かれる。サブ・
アセンブリはまた、内部に形成された第2の孔を持つ第
2のカラーを含む。第2のカラーは、(i)第1の履帯
ピンが第2のカラーに対して回転できないように第1の
履帯ピンが第2の孔内部に位置し、(ii)第2のイン
サートが第2のカラーと第1のブシュとの間に挟まれる
ように、第1の履帯ピンに対して置かれる。サブ・アセ
ンブリはまた、内部に形成された第3の孔を持つ第3の
カラーを含む。第3のカラーは、(i)第2の履帯ピン
が第3のカラーに対して回転できないように第2の履帯
ピンが第3の孔内部に位置し、(ii)第3のインサー
トが第3のカラーと第2のブシュとの間に挟まれるよう
に、第2の履帯ピンに対して置かれる。サブ・アセンブ
リはまた、内部に形成された第4の孔を持つ第4のカラ
ーを更に含む。第4のカラーは、(i)第2の履帯ピン
が第4のカラーに対して回転できないように第2の履帯
ピンが第4の孔内部に位置し、(ii)第4のインサー
トが第4のカラーと第2のブシュとの間に挟まれるよう
に、第2の履帯ピンに対して置かれ、一方、(i)第1
の内部リンクの第1の開口及び第2の開口は、実質的に
同一平面上にあり、(ii)第2の内部リンクの第3の
開口及び第4の開口も実質的に同一平面上にあり、(i
ii)第1のインサートは、第1の内部リンクの第1の
開口内へ圧入され、(iv)第3のインサートは、第1
の内部リンクの第2の開口内へ圧入され、(v)第2の
インサートは、第2の内部リンクの第3の開口内へ圧入
され、(vi)第4のインサートは、第2の内部リンク
の第4の開口内へ圧入される。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで図1を参照すると、中に本
発明の形態を組み込んだ作業機械10が示されている。
作業機械10は、フレーム11、及び、全てフレーム1
1に搭載されたエンジン・アセンブリ13及び運転台ア
センブリ15を含む。作業機械10はまた、機械的にフ
レーム11に結合されたブレードなどの作業器具17を
含む。作業機械10は、フレーム11に機械的に結合さ
れた下部走行体アセンブリ12を更に含む。下部走行体
アセンブリ12は、駆動スプロケット19、1対の遊動
輪21及び23、及び、遊動輪21及び23の間に挟ま
れた多数のローラ・アセンブリ25を含む。(本発明は
また、楕円形システムにおいても利用できることに注意
されたい。)下部走行体アセンブリ12はまた、履帯チ
ェーン・アセンブリ14を含む。作業機械10を使用す
る間、駆動スプロケット19は、回転して履帯チェーン
・アセンブリ14と係合し、それにより、履帯チェーン
・アセンブリ14を、駆動スプロケット19と遊動輪2
1及び23とによって形成された経路の周りを回転させ
る。作業機械10は、履帯チェーン・アセンブリ14の
回転によって地面上を推進され、様々な作業機能を実行
する。
【0008】図2及び図3に更に明瞭に示されるよう
に、履帯チェーン・アセンブリ14は、各サブ・アセン
ブリ20に装着されたクローラシュー214(図1参
照)を備える多数のサブ・アセンブリを含む。以下にき
わめて詳細に論じるように、各サブ・アセンブリ20
は、履帯チェーン・アセンブリ14が閉ループを形成す
るように、隣接するサブ・アセンブリ20と外部リンク
18及び外部リンク18aにより機械的に結合されてい
る。履帯チェーン・アセンブリ14の閉ループは、上記
の方式で機能するように、駆動スプロケット19、遊動
輪21及び23、及び、ローラ・アセンブリ25の周り
に配置される。各サブ・アセンブリ20は、カートリッ
ジ・アセンブリ22、カートリッジ・アセンブリ22
a、内部リンク16、及び、内部リンク16aを含む。
カートリッジ・アセンブリ22aは、カートリッジ・ア
センブリ22と実質的に同一であり、従って、カートリ
ッジ・アセンブリ22のみが本明細書において以下に詳
細に説明される。
【0009】図4A、図4B、及び、図4Cに示すよう
に、カートリッジ・アセンブリ22は、内部を貫通して
形成された通路26を持つブシュ24、履帯ピン28、
内部を貫通して形成された内腔38を持つインサート3
6、及び、内部を貫通して形成された内腔54を持つイ
ンサート52を含む。インサート52は、実質的にイン
サート36と同一であり、従って、インサート36のみ
を本明細書において説明することを理解されたい。カー
トリッジ・アセンブリ22はまた、内部に形成された孔
42を持つカラー40を含む。カートリッジ・アセンブ
リ22はまた、カラー40と実質的に同一である別のカ
ラー56を含む。特に、カラー56はまた、内部に形成
された孔58を含む。
【0010】ここで図15及び図16を参照すると、イ
ンサート36は、側壁62及び側壁64を持つリング部
材176を含む。シール溝50は、シール溝50が内腔
38の中心軸線180と同心になるように側壁62に形
成される。側壁62にシール溝50を形成することによ
って上部壁セグメント246及び下部壁セグメント24
8が形成されることになり、シール溝50は、上部壁セ
グメント246と下部壁セグメント248との間に設け
られることになる。上部壁セグメント246は、中心軸
線180と実質的に平行な関係にあるリング部材176
の主要外面252の直線上の延長250と内面300の
直線上の延長254とが角度φを形成するように中心軸
線180から離れるように傾斜している内面300を持
つ。好ましくは、角度φは約5°である(角度φは、図
15では明瞭に示すためにいくらか誇張して示されてい
ることに注意されたい)。
【0011】側壁64はまた、内部に内腔38の中心軸
線180と同心に形成されたシール溝66を持つ。リン
グ部材176の上部壁セグメント258は、上部壁セグ
メント246について上記で説明したのと実質的に同一
方式で中心軸線180から離れるように傾斜しているこ
とを理解されたい。シール溝50は、幅W及び半径R
を持つ。半径Rがここで意味するのは、図15に示
すように中心軸線180とシール溝50の内壁セグメン
ト182との間の距離である。シール溝66もまた、幅
及び半径Rを持つ。上記で説明したのと同様な方
式で、半径Rがここで意味するのは、図15に示すよ
うに中心軸線180とシール溝66の内壁セグメント1
84との間の距離である。好ましくは、幅Wは、幅W
と実質的に等しい。半径Rが半径Rと実質的に等
しいこともまた好ましい。
【0012】図4Aに戻って参照すると、シール溝50
は、内部に配置された(i)環状スラスト部材76、及
び、(ii)環状シール部材72を持つ。スラスト部材
76及びシール部材72は、スラスト部材76がシール
部材72を矢印186で示すような軸線方向に押し込む
ようにシール溝50に置かれる。上記で説明した方式で
上部壁セグメント246を中心軸線180から遠ざかる
ように傾斜させることにより、環状スラスト部材76と
環状シール部材72とをシール溝50内へ挿入すること
が、真っ直ぐつまり角度の付かない上部壁セグメントを
持つ他のシール溝設計に比較して容易になることを理解
されたい。特に、上部壁セグメント246の傾斜によ
り、環状スラスト部材76と環状シール部材72とをシ
ール溝50内に挿入するのに利用される機械類の能力が
高められる。同様な方式で、シール溝66は、内部に配
置された(i)環状スラスト部材78、及び、(ii)
環状シール部材74を持つ。スラスト部材78及びシー
ル部材74は、シール溝66に置かれ、スラスト部材7
8がシール部材74を矢印188で示す軸線方向に押し
込むようになっている。上記で示す通り、リング部材1
76の上部壁セグメント258を中心軸線180から離
れるように傾斜させたことはまた、環状スラスト部材7
8と環状シール部材74とをシール溝66内へ挿入する
のに利用される機械類の能力を高める。
【0013】同様な方式で、インサート52の環状シー
ル溝60は、内部に配置された(i)環状シール部材9
2、及び、(ii)環状スラスト部材190を持つ。ス
ラスト部材190及びシール部材92は、シール溝60
に置かれ、スラスト部材190がシール部材92を矢印
192で示す軸線方向に押し込むようになっている。イ
ンサート52の環状シール溝84はまた、内部に配置さ
れた(i)環状スラスト部材194、及び、(ii)環
状シール部材86を持つ。スラスト部材194及びシー
ル部材86は、シール溝84に置かれ、スラスト部材1
94がシール部材86を矢印198で示す軸線方向に押
し込むようになっている。両シール溝をインサートに形
成したのは好ましいことではあるが、シール溝をカラー
側壁に形成することもまた考慮される。その場合、シー
ル部材及びスラスト部材は、カラー側壁に形成されたシ
ール溝に配置される。この実施形態においては、インサ
ートの1つの側壁がカラーのシール溝に配置されたシー
ル部材の支持面として働く。スラスト部材がカラーと一
体化できることもまた考慮される。加えて、スラスト部
材がインサートと一体化できることもまた考慮される。
【0014】ここで図4A、図4B、及び、図4Cを参
照すると、履帯ピン28は、ブシュ24の通路26内に
挿入され、ブシュ24が履帯ピン28に対して矢印20
0及び204によって示される方向に回転できるように
なっている(図4B参照)。インサート36は、(i)
履帯ピン28の一部分32が内腔38を通って延び、
(ii)シール溝50がブシュ24の端面68に対向す
る関係になるように、履帯ピン28及びブシュ24に対
して置かれる。インサート36は、更に、シール部材7
2が環状スラスト部材76によってブシュ24の端面6
8に押しつけられるようにブシュ24に対して置かれ
る。インサート36が長手方向軸線30の周りをブシュ
24及び履帯ピン28の双方に対して矢印200及び2
04が示す方向に回転できることを理解されたい(図4
B参照)。
【0015】カラー40は、(i)履帯ピン28の一部
分34が孔42内へ延び、(ii)カラー40の端面7
0がシール溝66と対向する関係になるように、履帯ピ
ン28及びインサート36に対して置かれる。カラー4
0は、更に、環状シール部材74がスラスト部材78に
よってカラー40の端面70に押しつけられるようにイ
ンサート36に対して置かれる。カラー40が(i)履
帯ピン28に対して回転できず、又は、(ii)履帯ピ
ン28に対して軸線方向に動けないように、カラー40
は、履帯ピン28に対して固定される。例えば、カラー
40は、履帯ピン28にレーザ溶接することができる。
上記で説明した方式でカラー40を履帯ピン28に装着
することは、履帯チェーン14の端部の遊びに対する制
御を高める。
【0016】インサート52及びカラー56は、インサ
ート36及びカラー40に関して上記で説明したのと同
様な方式で、履帯ピン28及びブシュ24に対して置か
れる。特に、インサート52は、(i)履帯ピン28の
一部分が内腔54を通って延び、(ii)シール溝84
がブシュ24の端面88に対向する関係になるように、
履帯ピン28及びブシュ24に対して置かれる。インサ
ート52は、更に、シール部材86がスラスト部材19
4によってブシュ24の端面88に押しつけられるよう
にブシュ24に対して置かれる。インサート52がブシ
ュ24及び履帯ピン28の双方に対して矢印200及び
204が示す方向に回転できることを理解されたい(図
4B参照)。
【0017】カラー56は、(i)履帯ピン28の一部
分が孔58内へ延び、(ii)カラー56の端面90が
シール溝60と対向する関係になるように、履帯ピン2
8及びインサート52に対して置かれる。カラー56
は、更に、シール部材92がスラスト部材190によっ
てカラー56の端面90に押しつけられるようにインサ
ート52に対して置かれる。カラー56が履帯ピン28
に対して回転できず、又は、履帯ピン28に対して軸線
方向に移動できないように、カラー56は、履帯ピン2
8に対して固定される。例えば、カラー56は、履帯ピ
ン28にレーザ溶接することができる。上記で説明した
方式でカラー56を履帯ピン28に装着することはま
た、履帯チェーン14の端部の遊びに対する制御を高め
る。
【0018】図4Aに示すように、履帯ピン28は、内
部に形成された潤滑油リザーバ44を持つ。潤滑油リザ
ーバ44は、潤滑流路46と流体連絡し、潤滑流路46
は、履帯ピン28の外面48に通じる。1対のプラグ2
00が潤滑油リザーバ44内に位置し、オイルなどの潤
滑油が潤滑油リザーバ44から漏れるのを防ぐ。カート
リッジ・アセンブリ22を使用する間、潤滑油リザーバ
44内に配置されたオイルは、潤滑流路46を通って履
帯ピン28の外面48へ進む。一旦外面48に配置され
ると、オイルは、インサート36、ブシュ24、及び、
インサート52が履帯ピン28に対して回転するのを容
易にする。オイルはまた、シール部材72、74、8
6、及び、92を潤滑する。シール部材72、74、8
6、及び、92、スラスト部材76、78、109、及
び、194、カラー端面70及び90、及び、ブッシュ
端面68及び88は、全て協働してオイルをカートリッ
ジ・アセンブリ22内に保持する一方、デブリ(例え
ば、砂や岩など)が入らないようにする。
【0019】ここで図5から図10を参照すると、内部
リンク16が示されている。内部リンク16a、外部リ
ンク18、及び、内部リンク18aは、全て内部リンク
16と実質的に同一であるので、従って、ここでは内部
リンク16のみが詳細に説明されることになるのを理解
されたい。内部リンク16は、(i)側面96、(i
i)側面98、(iii)本体部材94を通って形成さ
れた開口100、(iv)本体部材94を通って形成さ
れた開口102、(v)軌道面114、及び、(vi)
シュー表面116を持つ本体部材94を含む。本体部材
94はまた、内部に形成された1対の出口孔120及び
122を持つ。しかし、例えば無支柱リンク設計ではた
だ1つの出口孔しか利用できないことを理解されたい。
両出口孔120及び122は、開口100及び開口10
2に挟まれているのが好ましい。ボルト孔210は、各
出口孔120及び122の内部に置かれる。各ボルト孔
210は、各ボルト孔210が軌道面114の最も広い
部分に対して横方向の中心になるように軌道面114と
位置合わせされる点を理解されたい。ボルト孔210を
利用して、クローラシュー214を内部リンク16のシ
ュー表面116に固定する。その上、図11に示すよう
に、内部リンク16は、壁セグメント240及び壁セグ
メント242を持つ。壁セグメント242は、壁セグメ
ント240の直線上の延長244と壁セグメント242
とが約20°の角度σを形成するように、壁セグメント
240に対して角度を付けられる。壁セグメント242
は、履帯チェーン・アセンブリ14のローラフランジ
(図示しない)との案内接触面として機能する。上記で
説明した方式で各リンクの壁セグメント242に角度を
付けることは、履帯チェーン・アセンブリ14を使用す
る間、それを案内するローラフランジの能力を高める。
【0020】本体部材94は、(i)軌道面114と中
心軸線118との間(すなわち、角度α)、及び、シュ
ー表面116と中心軸線118との間(すなわち、角度
β)が実質的に90°を形成するような本体部材94を
通る中心軸線118を持つことを理解されたい。その
上、本体部材94は、中心軸線118に関して対称であ
る点を理解されたい。ここで言う対称とは、中心軸線1
18などの中央分割線の両側が同一又は一致する性質で
ある。中心軸線118によって形成される本体部材94
の各半分は、その対応する半分の鏡像である点を更に理
解されたい。内部リンク16はまた、本体部材94の側
面96から外側へ延びる延長部材104を含む。延長部
材104は、そこに形成された点Pを持つ。内部リン
ク16はまた、本体部材94の側面96から外側へ延び
る延長部材106を含む。延長部材106は、そこに形
成された点Pを持つ。内部リンク16は、本体部材9
4の側面96から外側へ延びる延長部材108を更に含
む。延長部材108は、そこに形成された点Pを持
つ。
【0021】延長部材104、延長部材106、及び、
延長部材108は、(i)互いに間隔を開けて離れ、
(ii)好ましくは開口100と開口102との間に挟
まれる。加えて、延長部材104上に形成された点
、延長部材106上に形成された点P、及び、延
長部材108上に形成された点Pは、第1の平面を形
成する。その上、本体部材94の側面96は、外面11
0を持つ。外面110は、そこに形成された点P、そ
こに形成された点P、及び、そこに形成された点P
を持つ。点P、点P、及び、点Pは、第1の平面
と実質的に平行な関係にある第2の平面を形成する。好
ましくは、(i)開口100及び開口102は、点P
と点Pとの間に挟まれており、(ii)第2の平面
は、延長部材104、延長部材106、及び、延長部材
108だけによって交差される点を理解されたい。本体
部材94の側面98はまた、外面112を持つ。外面1
12は、そこに形成された点P、そこに形成された点
、及び、そこに形成された点Pを持つ。点P
点P、及び、点Pは、第1の平面と実質的に平行な
関係にある第3の平面を形成する。好ましくは、開口1
00及び開口102は、点Pと点Pとの間に挟まれ
ている。1対の機械加工ボス302は、開口100及び
102を囲むために外面112上に配置される。更に、
機械加工ボス302以外の本体部材94のどの部分も第
3の平面と交差して側面98から外側へ延長しないこと
が好ましい。
【0022】(i)開口100と開口102とが同一平
面上にあり、(ii)各側面96及び98が比較的平坦
であり、(iii)リンク16の側面96から外側へ延
びたどの延長部材104、106、及び、108も外面
110と平行である平面を形成する、そのようなリンク
16を持つことが本発明にとって有利であることを理解
されたい。例えば、上記の特性を持つリンクを持つこと
は、平面的平行接触面を持つリンクをもたらす。平面的
平行接触面を持つことは、リンク製造工程、履帯チェー
ン14組立工程、及び、履帯チェーン14分解工程の
間、リンク16を適切に位置する能力を促進する。加え
て、内部リンク16a、外部リンク18、及び、外部リ
ンク18aが全て内部リンク16と実質的に同一である
ことによって、他の履帯チェーン・アセンブリ設計で通
常用いられる構造的に異なった「右利きリンク」と「左
利きリンク」とを持つ必要性が排除される。従って、履
帯チェーン・アセンブリ14を組み立てるためには、1
つの型のリンクのみ(すなわちリンク16であって、リ
ンク16a、18、及び、18aはリンク16と実質的
に同一)を製造すればよく、そのことによって履帯チェ
ーン・アセンブリ14の製造コストが単純化され低減さ
れる。
【0023】その上、中心軸線118について対称なリ
ンク16の本体部材94を持つことは、リンク16の各
端部206及び208(図5及び図10参照)に均等な
材料分布をもたらす。対称リンク16、及び、各端部2
06及び208の均等な材料分布を持つことは有利であ
る。それは、例えば(i)設計及び解析技術、(ii)
鍛造法及びツーリング、(iii)位置決め及び加工
法、及び、ツーリング、及び、(iv)熱処理装置を簡
単にする。従って、本発明の1つの態様は、比較的低開
発製造コストのリンク16を準備する。その上、図3及
び図10に示すように、軌道面114は、幅Wを持
ち、シュー表面116は、実質的に幅Wと等しい幅W
を持つ。幅W及び幅Wを実質的に等しくすること
はまた、製造、組立、及び、分解工程の間、リンク16
を位置決めすることを容易にする。
【0024】上記の通り、各サブ・アセンブリ20は、
カートリッジ・アセンブリ22、カートリッジ・アセン
ブリ22a、内部リンク16、及び、内部リンク16a
を含む(図3参照)。特に、図3に示す通り、内部リン
ク16は、(i)カートリッジ・アセンブリ22のイン
サート52が内部リンク16の開口100内に位置し、
(ii)カートリッジ・アセンブリ22aのインサート
52aが内部リンク16の開口102内に位置し、(i
ii)延長部材104、106、及び、108が矢印2
24によって示す方向に外側を向くように、カートリッ
ジ・アセンブリ22及びカートリッジ22aに対して置
かれる。両インサート52及び52aは、開口100及
び102内に圧入されることを理解されたい。インサー
ト52及び52aが各々開口100及び102内に圧入
されることによって、インサート52及び52aは、内
部リンク16に対して回転することが不可能になる。し
かし、ブシュ24及び24a、履帯ピン28及び28
a、及び、カラー56及び56aは、矢印216、21
8、220、及び、222によって示す方向に内部リン
ク16に対して回転することが可能である。
【0025】同様な方式で、内部リンク16aは、
(i)カートリッジ・アセンブリ22のインサート36
が内部リンク16aの開口100a内に位置し、(i
i)カートリッジ・アセンブリ22aのインサート36
aが内部リンク16aの開口102a内に位置し、(i
ii)延長部材104a、106a、及び、108aが
矢印226によって示す方向に外側を向くように、カー
トリッジ・アセンブリ22及びカートリッジ22aに対
して置かれる。両インサート36及び36aは、開口1
00a及び102a内に圧入されることを理解された
い。インサート36及び36aが各々開口100a及び
102a内に圧入されることによって、インサート36
及び36aが内部リンク16aに対して回転することが
不可能になる。しかし、ブシュ24及び24a、履帯ピ
ン28及び28a、及び、カラー40及び40aは、矢
印216、218、220、及び、222によって示す
方向にリンク16aに対して回転することが可能であ
る。
【0026】図2、図3、及び、図11に示すように、
隣接するサブ・アセンブリ20は、1対の外部リンク1
8及び18aによって連結される。特に、外部リンク1
8は、(i)カラー56が外部リンク18の開口124
内に置かれ、(ii)延長部材104、106、及び、
108が矢印228によって示す方向に内側を向くよう
に(図2参照)、サブ・アセンブリ20のカートリッジ
・アセンブリ22に対して置かれる。加えて、外部リン
ク18は、約1.5ミリメートルの間隙が外部リンク1
8と内部リンク16との間に形成されるように内部リン
ク16に対して置かれる。この間隙は、全ての隣接する
内部及び外部リンクの間に存在することを理解された
い。外部リンク18はまた、カートリッジ・アセンブリ
22aのカラー56aが外部リンク18の開口126内
に置かれるように、隣接するサブ・アセンブリ20のカ
ートリッジ・アセンブリ22aに対して置かれる(図2
参照)。両カラー56及び56aは、開口124及び1
26内に圧入されることを理解されたい。カラー56及
び56aを開口124及び126に各々圧入することに
よって、カラー56及び56a、及び、履帯ピン28及
び28aは、外部リンク18に対して回転することが不
可能になる。しかし、ブシュ24及び24a、及び、イ
ンサート52及び52aは、外部リンク18に対して回
転可能である。
【0027】外部リンク18aは、(i)カラー40が
外部リンク18aの開口124a内に置かれ、(ii)
延長部材104a、106a、及び、108aが矢印2
30によって示す方向に内側を向くように、サブ・アセ
ンブリ20のカートリッジ・アセンブリ22に対して置
かれる(図2参照)。外部リンク18aはまた、カート
リッジ・アセンブリ22aのカラー40aが外部リンク
18aの開口126a内に置かれるように、前記隣接す
るサブ・アセンブリ20のカートリッジ・アセンブリ2
2aに対して置かれる(図2参照)。両カラー40及び
40aは、開口124a及び126a内に圧入されるこ
とを理解されたい。カラー40及び40aを開口124
a及び126a内に各々圧入することによって、カラー
40及び40a、及び、履帯ピン28及び28aは、外
部リンク18aに対して回転することが不可能になる。
しかし、ブシュ24及び24a、及び、インサート36
及び36aは、外部リンク18aに対して回転可能であ
る。
【0028】追加のサブ・アセンブリ20は、外部リン
ク18及び18aを上記の方式で利用しながら、適切な
長さを持つ履帯チェーン・アセンブリ14が得られるま
で連結される。履帯チェーン・アセンブリ14は、偶数
のリンクから作られることが好ましい。履帯チェーン・
アセンブリ14が偶数のリンクで作られると、履帯チェ
ーン14を組み立てるのにリンク16、16a、18、
及び、18aしか必要としない。しかし、ある状況によ
っては、履帯チェーン14を奇数のリンクで作ることが
要求される。図17に示すように、履帯チェーン・アセ
ンブリ14が奇数のリンクで作られると、履帯チェーン
・アセンブリ14は、リンク128及び128aを利用
して構築される単一のサブ・アセンブリ170を含む必
要がある。リンク128aは、リンク128と実質的に
同一なので、ここではリンク128のみが詳細に説明さ
れることを理解されたい。
【0029】図14に示されるように、リンク128
は、(i)側面132、(ii)側面134、(ii
i)本体部材130を通って形成された開口136、及
び、(iv)本体部材130を通って形成された開口1
38を持つ本体部材130を含む。本体部材130の側
面132は、上縁162及び下縁164を持つ。加え
て、本体部材130の側面134は、上縁166及び下
縁168を持つ(図13参照)。リンク128は、内部
に出口孔154及び出口孔156を更に含む。しかし、
無支柱リンク設計では出口孔を1つだけ利用できる点を
理解されたい。出口孔154及び出口孔156は、開口
136と開口138との間に挟まれる。リンク128は
また、本体部材130に形成されたボルト孔158及び
ボルト孔160を含む。ボルト孔158及びボルト孔1
60は、各々出口孔154及び出口孔156内に置かれ
る。リンク128はまた、本体部材130の側面132
の上縁162から外向きに延びる延長部材140を含
む。リンク128はまた、本体部材130の側面132
の下縁164から外向きに延びる延長部材142を含
む。延長部材142は、延長部材140から間隔を空け
て置かれる。リンク128はまた、本体部材130の側
面134の上縁166から外向きに延びる延長部材14
4を含む。リンク128は、本体部材130の側面13
4の下縁168から外向きに延びる延長部材146を更
に含む。延長部材146は、延長部材144から間隔を
空けて置かれる。本体部材130は、軌道面148及び
シュー表面150を持つ。中心軸線152(図12及び
図13参照)は、軌道面148及びシュー表面150を
貫通し、実質的に90°の角度(すなわち、角度θ)を
(i)軌道面148と中心軸線152との間で、及び、
(ii)シュー表面150と中心軸線152との間で9
0°の角度(すなわち、角度φ)を形成する。本体部材
130は、中心軸線152について対称である。詳細に
は、本体部材130は対称ではあるが、本体部材94に
対して回転されている。
【0030】側面132は、側面134とオフセットし
ているので、側面132は、側面134と同一平面上に
はない。側面132と側面134とにオフセットがある
ことにより、履帯チェーン14に利用した時、隣接する
リンク128との間に隙間を生じる。加えて、開口13
6は、開口138とオフセットしているので、開口13
6は、開口138と同一平面にはない。延長部材142
及び延長部材146は、開口136と開口138とに挟
まれている。サブ・アセンブリ170は、図17に示す
ように、カートリッジ・アセンブリ22、カートリッジ
・アセンブリ22a、リンク128、及び、リンク12
8aを含む。カートリッジ・アセンブリ22及びカート
リッジ・アセンブリ22aは、図3に関連して前述した
カートリッジ・アセンブリ22及びカートリッジ・アセ
ンブリ22aと同一であることに注意されたい。リンク
128は、(i)カートリッジ・アセンブリ22aのカ
ラー40aが開口138に位置し、(ii)インサート
36が開口136に位置するように、カートリッジ・ア
センブリ22及び22aに対して置かれる。カラー40
a及びインサート36は、各々開口138及び136内
に圧入されることを理解されたい。同様な方式で、リン
ク128aは、(i)カートリッジ・アセンブリ22a
のカラー56aが開口138aに位置し、(ii)イン
サート52が開口136aに位置するように、カートリ
ッジ・アセンブリ22及び22aに対して置かれる。カ
ラー56a及びインサート52は、各々開口138a及
び136a内に圧入されることを理解されたい。
【0031】サブ・アセンブリ170は、履帯チェーン
・アセンブリ14内に以下のような方式で組み込まれ
る。内部リンク16aは、(i)カートリッジ・アセン
ブリ22aのインサート36aが開口102a内に圧入
され、(ii)その次に隣接するカートリッジ・アセン
ブリ22のインサート36が開口100a(図17に図
示しない)内に圧入されるように、カートリッジ・アセ
ンブリ22a及びその次に隣接するカートリッジ・アセ
ンブリ22(図17に図示しない)に対して置かれる。
内部リンク16は、(i)カートリッジ・アセンブリ2
2aのインサート52aが開口102a内に圧入され、
(ii)その次に隣接するカートリッジ・アセンブリ2
2のインサート36が開口100a(図17に図示しな
い)内に圧入されるように、カートリッジ・アセンブリ
22a及びその次に隣接するカートリッジ・アセンブリ
22に対して置かれる。外部リンク18aは、(i)カ
ートリッジ・アセンブリ22のカラー40が開口124
a内に圧入され、(ii)その次に隣接するカートリッ
ジ・アセンブリ22aのカラー40aが開口126a
(図17に図示しない)内に圧入されるように、カート
リッジ22及びその次に隣接するカートリッジ・アセン
ブリ22a(図17に図示しない)に対して置かれる。
外部リンク18は、(i)カートリッジ・アセンブリ2
2のカラー56が開口124内に圧入され、(ii)そ
の次に隣接するカートリッジ・アセンブリ22aのカラ
ー56aが開口126a(図17に図示しない)内に圧
入されるように、カートリッジ22及びその次に隣接す
るカートリッジ・アセンブリ22a(図17に図示しな
い)に対して置かれる。
【0032】産業上の利用可能性 履帯チェーン・アセンブリ14は、それに利用されるリ
ンクに関して既に説明した利点に加え多くの利点を持
つ。例えば、カートリッジ・アセンブリ22は、カート
リッジ・アセンブリ22内の潤滑油の保持力を改善する
ことによって履帯チェーン・アセンブリ14の寿命を増
加する。(カートリッジ・アセンブリ22に関して説明
されたいかなる利点も、カートリッジ・アセンブリ22
aに当てはまることを理解されたい。)更に、カートリ
ッジ・アセンブリ22は、自己完備型構成要素であり、
カラー40及び56は、履帯ピン28に永久的に取り付
けてあるので(例えば、レーザ溶接により)、カートリ
ッジ・アセンブリ22は、履帯ピン上に直接圧着された
リンクを利用する履帯チェーン設計に比べると、軸線方
向終端遊びに対してより大きな制御をもたらす。その
上、カートリッジ・アセンブリ22は、自己完備型であ
り、履帯チェーン・アセンブリ14が必要とする実際上
全ての封止及び支持機能をもたらすので、履帯チェーン
・アセンブリ14は、古い磨耗したカートリッジ・アセ
ンブリ22を取り除き、新しいカートリッジ・アセンブ
リ22で置き換えることにより容易に修理可能である。
履帯チェーン・アセンブリ14を保守するためにカート
リッジ・アセンブリ22全体を除去及び交換すること
は、部品方式で保守する必要がある他の履帯チェーン・
アセンブリ設計に比べ、対費用効果に優れて効率的であ
る。
【0033】カートリッジ・アセンブリ22において利
用されるインサートはまた、幾つかの利点を持つ。(以
下の利点は、カートリッジ・アセンブリ22で利用され
る全てのインサートに当てはまるが、インサート36の
みを以下に検討することに注意されたい。)例えば、イ
ンサート36の一体化構造により、履帯チェーン・アセ
ンブリ14は、スラストワッシャやシール取付シュラウ
ド無しで組み立てることができ、それにより、履帯チェ
ーン・アセンブリ14の機械的複雑性やコストが低減さ
れる。更に、インサート36の構造は、単一組立済みユ
ニットにおける両シール部材72及び74のシール取付
を準備する。加えて、インサート36の幾何学的形状に
より、比較的簡単に真っ直ぐな内腔38を製作すること
ができる。インサート36の真っ直ぐな内腔は、リンク
(例えば、内部リンク16)の開口内へ圧入される際、
インサート36の撓み又は変形を容易にする。この変形
又は撓みにより、インサート36が履帯ピン28との良
好な軸受接触断面をもたらすことになる。本発明の他の
態様、対象、及び、利点は、図面、開示、及び、添付請
求項を検討することにより得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部に本発明の形態を組み込んだ作業機械の側
面図である。
【図2】図1の作業機械に対する履帯チェーン・アセン
ブリのセグメントの平面図である。
【図3】図2に示す履帯チェーン・アセンブリのサブ・
アセンブリの平面図である。
【図4A】図2に示す履帯チェーン・アセンブリのカー
トリッジ・アセンブリの長手方向断面図である。
【図4B】図4Aに示すカートリッジ・アセンブリの側
面図である。
【図4C】図4Bに示すカートリッジ・アセンブリの端
面図である。
【図5】図2に示す履帯チェーン・アセンブリのリンク
の全体図である。
【図6】図5に示すリンクの側面図である。
【図7】図5に示すリンクの別の側面図である。
【図8】図5に示すリンクの断面図である。
【図9】図5に示すリンクの別の断面図である。
【図10】図5に示すリンクの別の全体図である。
【図11】図2に示す履帯チェーン・アセンブリを線1
1−11に沿って切り取り、矢印の方向から見た断面図
である。
【図12】図2に示す履帯チェーン・アセンブリにおい
て使用できるオフセット・リンクの全体図である。
【図13】図12示すオフセット・リンクの別の全体図
である。
【図14】図12示すオフセット・リンクの更に別の全
体図である。
【図15】図4Aに示すカートリッジ・アセンブリのイ
ンサートの断面図である。
【図16】図15に示すインサートの全体図である。
【図17】図2に示す履帯チェーン・アセンブリにおい
て使用できる別のサブ・アセンブリの平面図である。
【符号の説明】 16、16a 内部リンク 18、18a 外部リンク 20 サブ・アセンブリ 22、22a カートリッジ・アセンブリ 24、24a ブシュ 40、40a、56、56a カラー 28、28a 履帯ピン 52、52a インサート 100、100a、102、102a 開口 104、104a 延長部材 W 軌道面の幅 W シュー表面の幅
フロントページの続き (72)発明者 ロイ エル マグワイア アメリカ合衆国 イリノイ州 61526 エ イデルシュタイン マンゴールド ロード 17610 (72)発明者 ダーバイ アール ロバートソン アメリカ合衆国 イリノイ州 61550 モ ートン テイラー ストリート 724

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を通って形成された通路を持つブシ
    ュと、 長手方向の軸線を持ち、前記ブシュの前記通路内に配置
    された履帯ピンと、 内部を通って形成された第1の内腔を持ち、前記履帯ピ
    ンが前記第1の内腔の内部に配置されるように前記履帯
    ピンに対して置かれた、第1のインサートと、 第1の開口が形成され、前記第1のインサートが(i)
    前記第1の開口内に位置して(ii)第1の内部リンク
    と前記履帯ピンとの間に挟まれるように、前記第1のイ
    ンサートに対して置かれた、第1の内部リンクと、 第2の開口が形成され、前記履帯ピンが前記第2の開口
    内に配置されるように前記履帯ピンに対して置かれた、
    第1の外部リンクと、を含み、 前記第1のインサートは、前記長手方向軸線の周りに、
    前記履帯ピン、前記ブシュ、及び、前記第1の外部リン
    クに対して回転できる、ことを特徴とする、作業機械用
    の履帯チェーン・アセンブリ。
  2. 【請求項2】 第1の孔が形成され、(i)前記履帯ピ
    ンが前記第1の孔の内部に配置されて(ii)第1のカ
    ラーが前記第1の外部リンクの前記第2の開口内に配置
    されるように前記履帯ピン及び前記第1の外部リンクに
    対して置かれた、第1のカラーを更に含むことを特徴と
    する請求項1に記載の履帯チェーン・アセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記第1のカラーは、前記履帯ピンが前
    記第1の孔の内部に配置される時、前記第1のインサー
    トが前記第1のカラーと前記ブシュとの間に挟まれるよ
    うに、更に前記履帯ピンに対して置かれることを特徴と
    する請求項2に記載の履帯チェーン・アセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記第1のカラーが前記履帯ピンに対し
    て回転できないように、前記第1のカラーは、前記履帯
    ピンに対して固定されることを特徴とする請求項3に記
    載の履帯チェーン・アセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記第1のカラーは、前記第1の外部リ
    ンクの前記第2の開口内に圧入され、 前記第1のインサートは、前記第1の内部リンクの前記
    第1の開口内に圧入される、ことを特徴とする請求項2
    に記載の履帯チェーン・アセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記第1の内部リンクには、第3の開口
    が形成され、 前記第1の外部リンクには、第4の開口が形成され、 前記第1の内部リンクの前記第1の開口及び前記第3の
    開口は、実質的に同一平面上にあり、 前記第1の外部リンクの前記第2の開口及び前記第4の
    開口は、実質的に同一平面上にある、ことを特徴とする
    請求項1に記載の履帯チェーン・アセンブリ。
  7. 【請求項7】 内部を通って形成された第2の内腔を持
    ち、(i)前記履帯ピンが前記第2の内腔の内部に配置
    されて(ii)前記ブシュが前記第1のインサートと前
    記第2のインサートとの間に挟まれるように、前記履帯
    ピン及び前記ブシュに対して置かれた、第2のインサー
    トと、 第5の開口が形成され、前記第2のインサートが(i)
    前記第5の開口内に位置して(ii)前記第2の内部リ
    ンクと前記履帯ピンとの間に挟まれるように、前記第2
    のインサートに対して置かれた、第2の内部リンクと、 第6の開口が形成され、前記履帯ピンが前記第6の開口
    内に配置されるように前記履帯ピンに対して置かれた、
    第2の外部リンクと、を更に含み、 前記第2のインサートは、前記長手方向軸線の周りに、
    前記履帯ピン、前記ブシュ、及び、前記第2の外部リン
    クに対して回転できる、ことを特徴とする請求項1に記
    載の履帯チェーン・アセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記第1の内部リンク及び前記第2の内
    部リンクは、両方とも前記第1の外部リンク及び前記第
    2の外部リンクの間に挟まれることを特徴とする請求項
    7に記載の履帯チェーン・アセンブリ。
  9. 【請求項9】 第2の孔が形成され、(i)前記履帯ピ
    ンが前記第2の孔の内部に配置されて(ii)前記第2
    の外部リンクの前記第6の開口内に配置されるように、
    前記履帯ピン及び前記第2の外部リンクに対して置かれ
    た、第2のカラーを更に含むことを特徴とする請求項8
    に記載の履帯チェーン・アセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記第2のカラーは、前記第2の外部
    リンクの前記第6の開口内に圧入され、 前記第2のインサートは、前記第2の内部リンクの前記
    第5の開口内に圧入される、ことを特徴とする請求項9
    に記載の履帯チェーン・アセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記第2の内部リンクには、第7の開
    口が形成され、 前記第2の外部リンクには、第8の開口が形成され、 前記第2の内部リンクの前記第5の開口及び前記第7の
    開口は、実質的に同一平面上にあり、 前記第2の外部リンクの前記第6の開口及び前記第8の
    開口は、実質的に同一平面上にある、ことを特徴とする
    請求項10に記載の履帯チェーン。
  12. 【請求項12】 内部を通って形成された第1の通路を
    持つ第1のブシュと、 前記第1の通路内に置かれた第1の履帯ピンと、 第1の内腔が形成され、前記第1の履帯ピンが前記第1
    の内腔の内部に位置するように前記第1の履帯ピンに対
    して置かれた、第1のインサートと、 第2の内腔が形成され、(i)前記第1の履帯ピンが前
    記第2の内腔の内部に置かれて(ii)前記第1のブシ
    ュが前記第1のインサートと前記第2のインサートとの
    間に挟まれるように、前記第1の履帯ピン及び前記第1
    のブシュに対して置かれた、第2のインサートと、 内部を通って形成された第2の通路を持つ第2のブシュ
    と、 前記第2の通路内に置かれた第2の履帯ピンと、 第3の内腔が形成され、前記第2の履帯ピンが前記第3
    の内腔の内部に位置するように前記第2の履帯ピンに対
    して置かれた、第3のインサートと、 第4の内腔が形成され、(i)前記第2の履帯ピンが前
    記第4の内腔の内部に置かれて(ii)前記第2のブシ
    ュが前記第3のインサートと前記第4のインサートとの
    間に挟まれるように、前記第2の履帯ピン及び前記第2
    のブシュに対して置かれた、第4のインサートと、 第1の開口及び第2の開口が形成され、(i)前記第1
    のインサートが前記第1の開口内に位置して(ii)前
    記第3のインサートが前記第2の開口内に位置するよう
    に、前記第1のインサート及び前記第3のインサートに
    対して置かれた、第1の内部リンクと、 第3の開口及び第4の開口が形成され、(i)前記第2
    のインサートが前記第3の開口内に位置して(ii)前
    記第4のインサートが前記第4の開口内に位置するよう
    に、前記第2のインサート及び前記第4のインサートに
    対して置かれた、第2の内部リンクと、を含み、 (i)前記第1の内部リンクの前記第1の開口及び前記
    第2の開口は、実質的に同一平面上にあり、 (ii)前記第2の内部リンクの前記第3の開口及び前
    記第4の開口は、実質的に同一平面上にある、ことを特
    徴とする、履帯式作業機械の履帯チェーン用サブ・アセ
    ンブリ。
  13. 【請求項13】 前記第1のインサートは、前記第1の
    履帯ピン及び前記第1のブシュに対して回転可能であ
    り、 前記第2のインサートは、前記第1の履帯ピン及び前記
    第1のブシュに対して回転可能であり、 前記第3のインサートは、前記第2の履帯ピン及び前記
    第2のブシュに対して回転可能であり、 前記第4のインサートは、前記第2の履帯ピン及び前記
    第2のブシュに対して回転可能である、ことを特徴とす
    る請求項12に記載のサブ・アセンブリ。
  14. 【請求項14】 第1の孔が形成され、(i)前記第1
    の履帯ピンが前記第1のカラーに対して回転できないよ
    うに前記第1の履帯ピンが前記第1の孔の内部に位置し
    て(ii)前記第1のインサートが前記第1のカラーと
    前記第1のブシュとの間に挟まれるように前記第1の履
    帯ピンに対して置かれた、第1のカラーと、 第2の孔が形成され、(i)前記第1の履帯ピンが前記
    第2のカラーに対して回転できないように前記第1の履
    帯ピンが前記第2の孔の内部に位置して(ii)前記第
    2のインサートが前記第2のカラーと前記第1のブシュ
    との間に挟まれるように前記第1の履帯ピンに対して置
    かれた、第2のカラーと、を更に含むことを特徴とする
    請求項13に記載のサブ・アセンブリ。
  15. 【請求項15】 第5の開口及び第6の開口が実質的に
    同一平面上にあるように形成された第5の開口及び第6
    の開口をそこに持ち、前記第1のカラーが前記第五の開
    口内に配置されるように前記第1のカラーに対して置か
    れた、外部リンクを更に含むことを特徴とする請求項1
    4に記載のサブ・アセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記第1のカラーは、前記外部リンク
    の前記第5の開口内に圧入されることを特徴とする請求
    項15に記載のサブ・アセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記第1のインサートは、前記第1の
    内部リンクの前記第1の開口内に圧入され、 前記第3のインサートは、前記第1の内部リンクの前記
    第2の開口内に圧入され、 前記第2のインサートは、前記第2の内部リンクの前記
    第3の開口内に圧入され、 前記第4のインサートは、前記第2の内部リンクの前記
    第4の開口内に圧入される、ことを特徴とする請求項1
    2に記載のサブ・アセンブリ。
  18. 【請求項18】 内部を通って形成された第1の通路を
    持つ第1のブシュと、 前記第1の通路内に置かれた第1の履帯ピンと、 第1の内腔が形成され、前記第1のインサートが前記第
    1の履帯ピンに対して回転できる状態で前記第1の履帯
    ピンが前記第1の内腔の内部に位置するように前記第1
    の履帯ピンに対して置かれた、第1のインサートと、 第2の内腔が形成され、(i)前記第2のインサートが
    前記第1の履帯ピンに対して回転できる状態で前記第1
    の履帯ピンが前記第2の内腔の内部に置かれて(ii)
    前記第1のブシュが前記第1のインサートと前記第2の
    インサートとの間に挟まれるように、前記第1の履帯ピ
    ン及び前記第1のブシュに対して置かれた、第2のイン
    サートと、 内部に形成された第2の通路を持つ第2のブシュと、 前記第2の通路内に置かれた第2の履帯ピンと、 第3の内腔が形成され、前記第3のインサートが前記第
    2の履帯ピンに対して回転できる状態で前記第2の履帯
    ピンが前記第3の内腔の内部に位置するように前記第2
    の履帯ピンに対して置かれた、第3のインサートと、 第4の内腔が形成され、(i)前記第4のインサートが
    前記第2の履帯ピンに対して回転できる状態で前記第2
    の履帯ピンが前記第4の内腔の内部に置かれて(ii)
    前記第2のブシュが前記第3のインサートと前記第4の
    インサートとの間に挟まれるように、前記第2の履帯ピ
    ン及び前記第2のブシュに対して置かれた、第4のイン
    サートと、 第1の開口及び第2の開口が形成され、(i)前記第1
    のインサートが前記第1の開口内に位置して(ii)前
    記第3のインサートが前記第2の開口内に位置するよう
    に、前記第1のインサート及び前記第3のインサートに
    対して置かれた、第1の内部リンクと、 第3の開口及び第4の開口が形成され、(i)前記第2
    のインサートが前記第3の開口内に位置して(ii)前
    記第4のインサートが前記第4の開口内に位置するよう
    に、前記第2のインサート及び前記第4のインサートに
    対して置かれた、第2の内部リンクと、 第1の孔が形成され、(i)前記第1の履帯ピンが前記
    第1のカラーに対して回転不能になる状態で前記第1の
    履帯ピンが前記第1の孔の内部に位置して(ii)前記
    第1のインサートが前記第1のカラーと前記第1のブシ
    ュとの間に挟まれるように、前記第1の履帯ピンに対し
    て置かれた、第1のカラーと、 第2の孔が形成され、(i)前記第1の履帯ピンが前記
    第2のカラーに対して回転不能になる状態で前記第1の
    履帯ピンが前記第2の孔の内部に位置して(ii)前記
    第2のインサートが前記第2のカラーと前記第1のブシ
    ュとの間に挟まれるように、前記第1の履帯ピンに対し
    て置かれた、第2のカラーと、 第3の孔が形成され、(i)前記第2の履帯ピンが前記
    第3のカラーに対して回転不能になる状態で前記第2の
    履帯ピンが前記第3の孔の内部に位置して(ii)前記
    第3のインサートが前記第3のカラーと前記第2のブシ
    ュとの間に挟まれるように、前記第2の履帯ピンに対し
    て置かれた、第3のカラーと、 第4の孔が形成され、(i)前記第2の履帯ピンが前記
    第4のカラーに対して回転不能になる状態で前記第2の
    履帯ピンが前記第4の孔の内部に位置して(ii)前記
    第4のインサートが前記第4のカラーと前記第2のブシ
    ュとの間に挟まれるように、前記第2の履帯ピンに対し
    て置かれた、第4のカラーと、を含み、 (i)前記第1の内部リンクの前記第1の開口及び前記
    第2の開口は、実質的に同一平面上にあり、 (ii)前記第2の内部リンクの前記第3の開口及び前
    記第4の開口は、実質的に同一平面上にあり、 (iii)前記第1のインサートは、前記第1の内部リ
    ンクの前記第1の開口内に圧入され、 (iv)前記第3のインサートは、前記第1の内部リン
    クの前記第2の開口内に圧入され、 (v)前記第2のインサートは、前記第2の内部リンク
    の前記第3の開口内に圧入され、 (vi)前記第4のインサートは、前記第2の内部リン
    クの前記第4の開口内に圧入される、ことを特徴とす
    る、履帯式作業機械の履帯チェーン用サブ・アセンブ
    リ。
  19. 【請求項19】 前記第1のインサートは、前記第1の
    ブシュに対して回転可能であり、 前記第2のインサートは、前記第1のブシュに対して回
    転可能であり、 前記第3のインサートは、前記第2のブシュに対して回
    転可能であり、 前記第4のインサートは、前記第2のブシュに対して回
    転可能である、 ことを特徴とする請求項18に記載のサブ・アセンブ
    リ。
  20. 【請求項20】 実質的に同一平面上にあるように形成
    された第5の開口及び第6の開口を持ち、前記第1のカ
    ラーが前記第5の開口内に置かれるように前記第1のカ
    ラー上に圧着された、第1の外部リンクと、 実質的に同一平面上にあるように形成された第7の開口
    及び第8の開口を持ち、前記第2のカラーが前記第7の
    開口内に置かれるように前記第2のカラー上に圧着され
    た、第2の外部リンクと、を更に含むことを特徴とする
    請求項19に記載のサブ・アセンブリ。
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