JP2001346713A - タオルハンカチ - Google Patents

タオルハンカチ

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JP2001346713A
JP2001346713A JP2000171332A JP2000171332A JP2001346713A JP 2001346713 A JP2001346713 A JP 2001346713A JP 2000171332 A JP2000171332 A JP 2000171332A JP 2000171332 A JP2000171332 A JP 2000171332A JP 2001346713 A JP2001346713 A JP 2001346713A
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JP
Japan
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yarn
thread
cotton
pile
weft
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000171332A
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English (en)
Inventor
Hironobu Kawamura
浩延 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHII TOWEL CO Ltd
ALPS KAWAMURA KK
Original Assignee
YOSHII TOWEL CO Ltd
ALPS KAWAMURA KK
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Publication date
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  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、薄くて上品で洗っても縮みにく
く、皺になりにくく、かつ吸水性に富むタオルハンカチ
の提供。 【解決手段】 パイル糸に、ワイシャツ地などに用いら
れる高級な綿(エジプト綿、インド綿など)を原料とし
て甘く撚られた40〜80番以上の単糸もしくは80〜
160番以上の双糸を使用し、単位面積当たりのタテ糸
とヨコ糸がバランスし、タテ糸とヨコ糸のつんだ織物と
して生地織り上げた後、糊抜きもしくは糊抜き染色し、
その生地を耳巻き一枚切り後、再度水に通し、ピースに
近い状態にて生地を絶対収縮率近くまで収縮してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、薄くて上品で洗
っても縮みにくく、皺になりにくく、かつ吸水性に富む
タオルハンカチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、国内市場で製造・販売されている
タオルハンカチは、通常20番手ないし30番手の綿糸
が使用されている。最近、消費者に薄手のものが好まれ
るようになってきたが、市販されている最も薄手のもの
でも、上糸30番手単糸、下糸60番双糸、横糸20番
手単糸が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の項
で説明したように、太番手の綿糸を使用した商品は、吸
水性については、優れているものの、ハンカチとしては
厚ぼったく、タオル特有の洗った際に縮むという欠点が
あった。そして、前記上糸30番手単糸、下糸60番双
糸、横糸20番手単糸を使用する薄手のものでも同様の
欠点があった。
【0004】本特許出願人は、薄くて上品で洗っても縮
みにくく、皺になりにくく、かつ吸水性に富むタオルハ
ンカチを量産ベースで、比較的安価に提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】パイル糸に、ワイシャツ
地などに用いられる高級な綿(エジプト綿、インド綿な
ど)を原料として甘く撚られた40〜80番以上の単糸
もしくは80〜160番以上の双糸を使用し、単位面積
当たりのタテ糸とヨコ糸がバランスし、タテ糸とヨコ糸
のつんだ織物として生地織り上げた後、糊抜きもしくは
糊抜き染色し、その生地を耳巻き一枚切り後、再度水に
通し、ピースに近い状態にて生地を絶対収縮率近くまで
収縮してなるタオルハンカチにある。
【0006】パイル糸に、80番双糸を使用し、パイル
糸に、高級な綿(エジプト綿、インド綿など)を原料と
して甘く撚られた糸を使用し、タテ糸密度:筬番90番
(鯨寸3.87cmに上糸90本、下糸90本通し)、
ヨコ糸密度:インチ60本(2.54cmにヨコ糸60
本通し)、パイル倍率:2.5〜4.0倍の仕様で、生
地織り上げ後、綿本来の自然な光沢と柔らかさを引き出
す精練漂白を施し、耳巻き一枚切り後、再度水に通し、
ピースに近い状態にて生地を絶対収縮率近くまで縮ませ
てなるタオルハンカチとしてもよいものである。
【0007】
【発明の実施の形態】パイル糸に、80番双糸を使用
し、パイル糸に、エジプト綿を原料として甘く撚られた
糸を使用し、タテ糸密度:筬番90番(鯨寸3.87c
mに上糸90本、下糸90本通し)、ヨコ糸密度:イン
チ60本(2.54cmにヨコ糸60本通し)、パイル
倍率:3.0倍の仕様で、生地織り上げ後、綿本来の自
然な光沢と柔らかさを引き出す精練漂白を施し、耳巻き
一枚切り後、再度水に通し、ピースに近い状態にて生地
を絶対収縮率近くまで縮ませてなるタオルハンカチ。
【0008】
【実施例】以下、この発明のタオルハンカチ1の実施例
を図1に示す糸の通し方および図2の基本的なパイル糸
の出し方にしたがい、 糸使い 2の上糸(パイル糸):80番双糸 3の下糸(タテ糸) :80番双糸 4のヨコ糸:40番単糸 (抗菌防臭作用のあるクラビオン糸[登録商標]を使
用) タテ糸密度 筬番90番(鯨寸3.87cmに上糸90
本、下糸90本通し) ヨコ糸密度 インチ60本(2.54cmにヨコ糸60
本通し) パイル倍率 3.0倍 の仕様でタオル織機を使い図3に示すように、パイル部
5と、タテ耳部6、6と、ヨコ耳部7、7が縦方向と、
横方向に、所要に連続するタオルハンカチ原反8を織り
上げる。そのタオルハンカチ原反8を糊抜き染色した
後、各タテ耳部6、6と、ヨコ耳部7、7における中間
を切断して半裁タテ耳部6a、6aおよび半栽ヨコ耳部
7a、7aを有するピース9を設ける。この各ピース9
の半裁タテ耳部6a、6aおよび半栽ヨコ耳部7a、7
aを内側に夫々巻込み、かつ糸止め縫製して耳掛りを行
う。そして各ピース9を再度水に通し、生地を絶対収縮
率近くまで縮ませ、所要の仕上げ工程を経てタオルハン
カチ1を完成させるものである。上記仕様では、ピース
の仕上り寸法:25cm×25cm、仕上り重量:12
g/枚(140g/ダース)となる。なお、糸使いにお
いて、上糸(パイル糸)2、2、下糸(タテ糸)3、3
およびヨコ糸4、4…の番手を単糸40番以上、双糸8
0番以上にあげることができ、また、タテ糸密度および
ヨコ糸密度を、番手に比例して上げるものである。ま
た、パイル倍率については、実施例として3.0倍を提
案したが、2.5〜4.0倍の範囲で選択できるもので
ある。図1において、10は、上糸(パイル糸)2、2
と下糸(タテ糸)3、3を通す枠で、その10aは、上
糸(パイル糸)用枠、10bは、下糸(タテ糸)用枠、
11は、筬を示すものである。
【0009】上記実施例の製造工程で、第1に、薄いこ
とを目的として、従来の、綿番手30番単糸もしくは6
0番双糸を使い織っていたものを、上糸(パイル糸)
2、2に、40番単糸もしくは80番双糸を使用してい
る。第2に、上品であることを目的として、上糸(パイ
ル糸)2、2に、一般市販糸を使用せず、ワイシャツ地
などに用いられる高級な綿(エジプト綿、インド綿な
ど)を原料として甘く撚られた糸を使用し、綿本来の自
然な光沢と柔らかさを引き出す精練漂白が施されてい
る。第3に、縮みにくいことを目的として、生地織り上
げ後、通常一度の糊抜きもしくは糊抜き染色しかされな
い商品を、耳巻き一枚切り後、再度水に通し、ピースに
近い状態にて生地を絶対収縮率近くまで縮ませている。
第4に、皺になりにくいことを目的として、上記のよう
に、一平方センチメートル当たりの縦糸と横糸のバラン
スをとる織物設計を行うと同時に、上記実施例として、
上糸(パイル糸)2、2に40番単糸もしくは80番双
糸を使用した織物としては、下糸(タテ糸)3、3とヨ
コ糸4、4…のつんだ織物とし、形崩れしにくく、皺に
なりにくい生地をつくっている。これに上記第3の縮み
にくい作用が加わり、より一層皺になりにくい生地に仕
上げられているのである。
【0010】上記本発明の構成と、従来の構成とを比較
すると、 上糸 下糸 ヨコ糸 タテ糸密度 ヨコ糸密度 重量 従来のバ 20番単糸 16番単糸 20番単糸 100 本 16パイル 300 〜 スタオル /3.78cm /2.54cm 330g/m 従来のタ 30番単糸 60番双糸 24番単糸 144 本 18パイル 300 〜 オルハン /3.78cm /2.54cm 330g/m カチ 本発明の 80番双糸 80番双糸 40番単糸 180 本 20パイル 205g/m タオルハ /3.78cm /2.54cm ンカチ となり、本発明の上記実施例のタオルハンカチ1は、従
来のタオルハンカチに対して、タテ糸密度で2割増し、
ヨコ糸密度で1割増しである。
【0011】また、本発明の上記実施例のタオルハンカ
チ1は、従来のバスタオルおよびタオルハンカチに対し
て、糸の密度が蜜になっているから見た目の違いは、 従来のバスタオル 3.78cm×2.45cmに400 個のパイル 従来のタオルハンカチ 3.78cm×2.45cmに648 個のパイル 本発明のタオルハンカチ 3.78cm×2.45cmに900 個のパイル と、パイルの個数が、本発明の上記実施例のタオルハン
カチは、従来のタオルハンカチに対して、約4割増しと
なるものである。
【0012】また、本発明の上記実施例のタオルハンカ
チは、従来のバスタオルおよびタオルハンカチに対し
て、厚みの違いは、上表の重量の比較と、パイルの長さ
との比較から、 従来のバスタオル 0.47cmの高さ 従来のタオルハンカチ 0.35cmの高さ 本発明のタオルハンカチ 0.19cmの高さ になっている。糸密度を蜜にするためと、薄手の商品に
するために、使用する糸番手も細番手を、本発明の上記
実施例のタオルハンカチ1は、従来のタオルハンカチに
対して、約1/2と、半分の厚みに減少するものであ
る。
【0013】
【発明の効果】この発明のタオルハンカチは、以上のよ
うになるから、第1に、薄くて、第2に、上品で、第3
に、縮みにくく、第4に、皺になりにくく、第5に、吸
水性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のタオルハンカチの上糸(パ
イル糸)および下糸(タテ糸)の枠に通し方および筬と
の関係を示す説明図である。
【図2】同じく、基本的なパイル糸の出し方を示す説明
図である。
【図3】この発明の実施例のタオルハンカチ原反の一例
を示す部分平面図である。
【図4】同じく、そのタオルハンカチ原反からピースに
切断された状態を示す平面図である。
【図5】この発明の実施例のタオルハンカチを示す説明
斜視図である。
【符号の説明】
1 タオルハンカチ 2 上糸(パイル糸) 3 下糸(タテ糸) 4 ヨコ糸 5 パイル部 6 タテ耳部 6a 半裁タテ耳部 7 ヨコ耳部 7a 半栽ヨコ耳部 8 タオルハンカチ原反 9 ピース 10 上糸(パイル糸)および下糸(タテ糸)を通す枠 10a 上糸(パイル糸)用枠 10b 下糸(タテ糸)用枠 11 筬
フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 GA02 4L048 AA08 AA50 AB01 AB11 AB12 AB16 AC11 BA24 BA29 CA07 CA15 DA14 EA00 EB00 EB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイル糸に、ワイシャツ地などに用いら
    れる高級な綿(エジプト綿、インド綿など)を原料とし
    て甘く撚られた40〜80番以上の単糸もしくは80〜
    160番以上の双糸を使用し、単位面積当たりのタテ糸
    とヨコ糸がバランスし、タテ糸とヨコ糸のつんだ織物と
    して生地織り上げた後、糊抜きもしくは糊抜き染色し、
    その生地を耳巻き一枚切り後、再度水に通し、ピースに
    近い状態にて生地を絶対収縮率近くまで収縮してなるタ
    オルハンカチ。
  2. 【請求項2】 パイル糸に、80番双糸を使用し、パイ
    ル糸に、高級な綿(エジプト綿、インド綿など)を原料
    として甘く撚られた糸を使用し、タテ糸密度:筬番90
    番(鯨寸3.87cmに上糸90本、下糸90本通
    し)、ヨコ糸密度:インチ60本(2.54cmにヨコ
    糸60本通し)、パイル倍率:2.5〜4.0倍の仕様
    で、生地織り上げ後、綿本来の自然な光沢と柔らかさを
    引き出す精練漂白を施し、耳巻き一枚切り後、再度水に
    通し、ピースに近い状態にて生地を絶対収縮率近くまで
    縮ませてなるタオルハンカチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100265A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 T Kawabe & Co Ltd 複合ハンカチ
WO2007100077A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 Uchino Co., Ltd. タオル製品

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