JP2001343377A - キャピラリカラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置 - Google Patents
キャピラリカラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置Info
- Publication number
- JP2001343377A JP2001343377A JP2000161495A JP2000161495A JP2001343377A JP 2001343377 A JP2001343377 A JP 2001343377A JP 2000161495 A JP2000161495 A JP 2000161495A JP 2000161495 A JP2000161495 A JP 2000161495A JP 2001343377 A JP2001343377 A JP 2001343377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capillary column
- adsorbent
- substrate
- view
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N30/60—Construction of the column
- G01N30/6095—Micromachined or nanomachined, e.g. micro- or nanosize
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャピラリカラムの製作を容易にするととも
に、堅牢にし、かつクロマトグラフィ装置を小型化で高
速高分解能を可能にした。 【解決手段】 シリコン基板11上に、フォトリソグラ
フィ技術を用いて一本の溝13を例えば蛇行状にエッチ
ングして溝13を形成する。溝13の底部には、例えば
アルミニウムを蒸着し、アルミニウムを陽極酸化し、ア
ルミナとして、吸着剤14を形成する。シリコン基板1
1の上に、ガラス等の基板12を接合(例えば、陽極接
合等)することにより、前記吸着剤14が内蔵された中
空の管状のキャピラリカラム17(実線部は溝13を示
し、点線で示す部は吸着剤14を示す。)が、シリコン
基板11とガラス基板12に形成される。前記中空の管
状のキャピラリカラム17の一つの端管には導入口15
をもう一つの端管には導出口16を形成する。
に、堅牢にし、かつクロマトグラフィ装置を小型化で高
速高分解能を可能にした。 【解決手段】 シリコン基板11上に、フォトリソグラ
フィ技術を用いて一本の溝13を例えば蛇行状にエッチ
ングして溝13を形成する。溝13の底部には、例えば
アルミニウムを蒸着し、アルミニウムを陽極酸化し、ア
ルミナとして、吸着剤14を形成する。シリコン基板1
1の上に、ガラス等の基板12を接合(例えば、陽極接
合等)することにより、前記吸着剤14が内蔵された中
空の管状のキャピラリカラム17(実線部は溝13を示
し、点線で示す部は吸着剤14を示す。)が、シリコン
基板11とガラス基板12に形成される。前記中空の管
状のキャピラリカラム17の一つの端管には導入口15
をもう一つの端管には導出口16を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャピラリカラム
及びそれを用いたクロマトグラフィ装置に関するもので
ある。
及びそれを用いたクロマトグラフィ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、クロマトグラフィ装置で用いられ
ている分離カラムには、大別すると管の中に吸着剤を詰
めて使用する充填カラムと、中空の管の内壁に吸着剤を
塗布して使用するキャピラリカラムがある。クロマトグ
ラフィ装置は、混合物中に存在する様々な物質と、カラ
ム内に存在する固定相物質との吸収の度合いによって、
混合物から個々の物質に分析を行う装置であり、化学分
析の分野では必要不可欠な装置である。
ている分離カラムには、大別すると管の中に吸着剤を詰
めて使用する充填カラムと、中空の管の内壁に吸着剤を
塗布して使用するキャピラリカラムがある。クロマトグ
ラフィ装置は、混合物中に存在する様々な物質と、カラ
ム内に存在する固定相物質との吸収の度合いによって、
混合物から個々の物質に分析を行う装置であり、化学分
析の分野では必要不可欠な装置である。
【0003】次に、混合ガスの分離を行うガスクロマト
グラフィ装置を例にとって説明する。ヘリウム等の不活
性ガス(移動相)を定常的に流路に流し、分析したい混
合ガスを導入する。すると、ヘリウムと混合ガスは流路
を通って分離カラムに導入される。前記分離カラム内に
は、上述したように、ガスを吸着する性質を持つ吸着剤
(固定相)が存在する。このため、前記分離カラム内を
混合ガスが通過する際、前記混合ガスはそれぞれの性質
により、吸着剤(固定相)と不活性ガス(移動相)の間
で吸、脱着が繰り返えされる。固有のガスにおける吸、
脱着のしやすさにより、カラム内を混合ガスが移動する
際、吸着性の良いガスは移動速度が遅く、吸着性の良く
ないガスは移動速度が速くなり、固有のガスにおける速
度差が生じるため、前記分離カラム出口において、吸着
性の悪いガスから順に排出されるため、前記混合ガスを
それぞれ固有のガスに分析することができる。
グラフィ装置を例にとって説明する。ヘリウム等の不活
性ガス(移動相)を定常的に流路に流し、分析したい混
合ガスを導入する。すると、ヘリウムと混合ガスは流路
を通って分離カラムに導入される。前記分離カラム内に
は、上述したように、ガスを吸着する性質を持つ吸着剤
(固定相)が存在する。このため、前記分離カラム内を
混合ガスが通過する際、前記混合ガスはそれぞれの性質
により、吸着剤(固定相)と不活性ガス(移動相)の間
で吸、脱着が繰り返えされる。固有のガスにおける吸、
脱着のしやすさにより、カラム内を混合ガスが移動する
際、吸着性の良いガスは移動速度が遅く、吸着性の良く
ないガスは移動速度が速くなり、固有のガスにおける速
度差が生じるため、前記分離カラム出口において、吸着
性の悪いガスから順に排出されるため、前記混合ガスを
それぞれ固有のガスに分析することができる。
【0004】前記クロマトグラフィ装置において、近年
キャピラリカラムと言う、中空の管の内壁に固定相を設
けたカラムがよく使用されている。中空の管状のキャピ
ラリカラムを製作した後、管の中に有機溶媒に溶かした
固定相材質を通して、管の内壁に塗布させる方法が一般
的である。キャピラリ構造にすると、流路抵抗が小さ
く、カラムを通り抜ける時間が短くて済むので、高速な
クロマトグラフィ分析が可能になる。
キャピラリカラムと言う、中空の管の内壁に固定相を設
けたカラムがよく使用されている。中空の管状のキャピ
ラリカラムを製作した後、管の中に有機溶媒に溶かした
固定相材質を通して、管の内壁に塗布させる方法が一般
的である。キャピラリ構造にすると、流路抵抗が小さ
く、カラムを通り抜ける時間が短くて済むので、高速な
クロマトグラフィ分析が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に前記分
離カラムの径が細ければ細いほど分離カラムの分離性能
は高くなるが、従来のキャピラリカラムは、ガラスの細
管でキャピラリカラム構造を製作した後、固定相になる
物質を有機溶媒などに一旦溶かし、それを細管の中に通
して塗布するので、細い径のキャピラリカラムを製作す
る際の工程作業は困難を極めるものとなる。
離カラムの径が細ければ細いほど分離カラムの分離性能
は高くなるが、従来のキャピラリカラムは、ガラスの細
管でキャピラリカラム構造を製作した後、固定相になる
物質を有機溶媒などに一旦溶かし、それを細管の中に通
して塗布するので、細い径のキャピラリカラムを製作す
る際の工程作業は困難を極めるものとなる。
【0006】また、上記キャピラリカラム(分離カラ
ム)においては、細管にガラスが使用されるため、構造
上もろく、取り扱いをする上で破損しやすく、実際の分
析作業においてもキャピラリカラム(分離カラム)の温
度を精密にコントロールすることが困難であり、従来の
キャピラリカラムを用いたクロマトグラフィ装置におい
ては、カラム全体を囲う大きな恒温槽が必要であった
り、前記恒温槽自体が非常に大きな構造であるため、ク
ロマトグラフィ装置全体の小型化を図ることが非常に困
難なものであった。
ム)においては、細管にガラスが使用されるため、構造
上もろく、取り扱いをする上で破損しやすく、実際の分
析作業においてもキャピラリカラム(分離カラム)の温
度を精密にコントロールすることが困難であり、従来の
キャピラリカラムを用いたクロマトグラフィ装置におい
ては、カラム全体を囲う大きな恒温槽が必要であった
り、前記恒温槽自体が非常に大きな構造であるため、ク
ロマトグラフィ装置全体の小型化を図ることが非常に困
難なものであった。
【0007】本発明は、前記課題に基づいて成されたも
のであり、製作を容易にするとともに堅牢に構成し、高
速高分解能を可能にし、かつ小型化が可能なキャピラリ
カラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置を提供す
ることにある。
のであり、製作を容易にするとともに堅牢に構成し、高
速高分解能を可能にし、かつ小型化が可能なキャピラリ
カラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るために、第1発明は、表面に微細な溝を形成し
たシリコンからなる第1の基板と、前記溝を密封して連
続した中空の流路が形成されるように接合された第2の
基板からなることを特徴とするキャピラリカラムの構造
である。
決を図るために、第1発明は、表面に微細な溝を形成し
たシリコンからなる第1の基板と、前記溝を密封して連
続した中空の流路が形成されるように接合された第2の
基板からなることを特徴とするキャピラリカラムの構造
である。
【0009】第2発明は、前記第1発明記載のキャピラ
リカラムにおいて、前記微細な溝は、蛇行状またはスパ
イラル状に形成したことを特徴とするものである。
リカラムにおいて、前記微細な溝は、蛇行状またはスパ
イラル状に形成したことを特徴とするものである。
【0010】第3発明は、前記第1発明記載のキャピラ
リカラムにおいて、前記微細な溝には、アルミニウムを
蒸着し、アルミニウムを陽極酸化させて吸着剤としたこ
とを特徴とするものである。
リカラムにおいて、前記微細な溝には、アルミニウムを
蒸着し、アルミニウムを陽極酸化させて吸着剤としたこ
とを特徴とするものである。
【0011】第4発明は、前記第1発明記載のキャピラ
リカラムにおいて、前記微細な溝には、吸着剤を形成し
たことを特徴とするものである。
リカラムにおいて、前記微細な溝には、吸着剤を形成し
たことを特徴とするものである。
【0012】第5発明は、前記第1発明記載のキャピラ
リカラムにおいて、前記流路に吸着剤を形成したことを
特徴とするものである。
リカラムにおいて、前記流路に吸着剤を形成したことを
特徴とするものである。
【0013】第6発明は、前記第1〜5発明記載のキャ
ピラリカラムにおいて、前記吸着剤に微細な複数の溝を
形成したことを特徴とするものである。
ピラリカラムにおいて、前記吸着剤に微細な複数の溝を
形成したことを特徴とするものである。
【0014】第7発明は、前記第1〜6発明記載のキャ
ピラリカラムにおいて、前記吸着剤を格子状に形成した
ことを特徴とするものである。
ピラリカラムにおいて、前記吸着剤を格子状に形成した
ことを特徴とするものである。
【0015】第8発明は、前記第1〜7発明記載のキャ
ピラリカラムにおいて、前記流路に連通される同入口を
一つとし、流路を途中から複数に分割して複数の導出口
に連通させるとともに、それぞれの流路に同種又は異種
の吸着剤を設けたことを特徴とするものである。
ピラリカラムにおいて、前記流路に連通される同入口を
一つとし、流路を途中から複数に分割して複数の導出口
に連通させるとともに、それぞれの流路に同種又は異種
の吸着剤を設けたことを特徴とするものである。
【0016】第9発明は、前記第1〜7発明記載のキャ
ピラリカラムにおいて、前記流路に連通さらる同入口と
導出口を一つとして、流路を途中から複数に分割させる
とともに、ところどころ流路を交差させ、かつそれら流
路には同種の吸着剤を設けたことを特徴とするものであ
る。
ピラリカラムにおいて、前記流路に連通さらる同入口と
導出口を一つとして、流路を途中から複数に分割させる
とともに、ところどころ流路を交差させ、かつそれら流
路には同種の吸着剤を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0017】第10発明は、前記第1〜9発明記載のキ
ャピラリカラムにおいて、第1の基板及び第2の基板の
外表面に温度制御用加熱体を設けるとともに、第1の基
板に1個または複数個の温度制御用温度センサを設け、
かつ第1の基板の導出口側にガス検出器を設けたことを
特徴とするキャピラリカラムを用いたクロマトグラフィ
装置の構造である。
ャピラリカラムにおいて、第1の基板及び第2の基板の
外表面に温度制御用加熱体を設けるとともに、第1の基
板に1個または複数個の温度制御用温度センサを設け、
かつ第1の基板の導出口側にガス検出器を設けたことを
特徴とするキャピラリカラムを用いたクロマトグラフィ
装置の構造である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明するに、各実施の形態において、同一部
分には同一符号を付して示す。
に基づいて説明するに、各実施の形態において、同一部
分には同一符号を付して示す。
【0019】(実施の形態1)図1は、キャピラリカラ
ムの構造を示すものであり、図1において、(a)は断
面図であり、(b)は平面図であり、(c)は概略的な
斜視図を示し、(b)の平面図において、平坦なガラス
等からなる第2の基板を除去したものを示し、また、
(b)の平面図中における線分B1−B1は、(a)の断
面図線を示すものである。これら図1において、11は
平坦なシリコンからなる第1の基板(以下、シリコン基
板と称す)であり、12は平坦なガラス等からなる第2
の基板(以下、カバーと称す)である。前記平坦なシリ
コン基板11に、フォトリソグラフィ技術を用いて一本
の溝を蛇行状又はスパイラル状にエッチングする。本発
明の実施の形態1では蛇行状の溝13について示すもの
である。前記溝13の底部に例えばアルミニウムを蒸着
し、前記基板を硫酸としゅう酸の混合液中に浸漬し、溝
の底部に形成したアルミニウムのみに15〜20Vの電
圧を印加することにより、アルミニウムが陽極酸化さ
れ、アルミナとなり、その表面には200Å程度の孔が
無数に発生し、吸着剤14が形成される。前記溝13に
吸着剤14が形成されたシリコン基板11の上に、カバ
ー12を接合(例えば、陽極接合等)することにより、
前記吸着剤14が内蔵された中空の管状のキャピラリカ
ラム17が、前記シリコン基板11に形成される。前記
中空の管状のキャピラリカラム17(実線部は溝13を
示し、点線で示す部は吸着剤14を示す。)の一つの端
管をガス等の導入口15とし、もう一つの端管を導出口
16とする。
ムの構造を示すものであり、図1において、(a)は断
面図であり、(b)は平面図であり、(c)は概略的な
斜視図を示し、(b)の平面図において、平坦なガラス
等からなる第2の基板を除去したものを示し、また、
(b)の平面図中における線分B1−B1は、(a)の断
面図線を示すものである。これら図1において、11は
平坦なシリコンからなる第1の基板(以下、シリコン基
板と称す)であり、12は平坦なガラス等からなる第2
の基板(以下、カバーと称す)である。前記平坦なシリ
コン基板11に、フォトリソグラフィ技術を用いて一本
の溝を蛇行状又はスパイラル状にエッチングする。本発
明の実施の形態1では蛇行状の溝13について示すもの
である。前記溝13の底部に例えばアルミニウムを蒸着
し、前記基板を硫酸としゅう酸の混合液中に浸漬し、溝
の底部に形成したアルミニウムのみに15〜20Vの電
圧を印加することにより、アルミニウムが陽極酸化さ
れ、アルミナとなり、その表面には200Å程度の孔が
無数に発生し、吸着剤14が形成される。前記溝13に
吸着剤14が形成されたシリコン基板11の上に、カバ
ー12を接合(例えば、陽極接合等)することにより、
前記吸着剤14が内蔵された中空の管状のキャピラリカ
ラム17が、前記シリコン基板11に形成される。前記
中空の管状のキャピラリカラム17(実線部は溝13を
示し、点線で示す部は吸着剤14を示す。)の一つの端
管をガス等の導入口15とし、もう一つの端管を導出口
16とする。
【0020】(実施の形態2)前記実施の形態1で示し
たキャピラリカラムにおいて、図2は、キャピラリカラ
ムの構造を示すものであり、図2において、(a)は断
面図であり、(b)は平面図を示し、(b)の平面図に
おいて、平坦なガラス等からなる第2の基板を除去した
ものを示し、また、(b)の平面図中における線分B2
−B2は、(a)の断面図線を示すものである。図2に
示すようにシリコン基板11に形成された溝13の底部
に吸着剤14を形成し、前記シリコン基板11の上に接
合するカバー12にも同様の吸着剤25を形成する。こ
のようにカバー12にも吸着剤25を設けると、流路内
に分析ガスを流したとき、分析したいガスと吸着剤1
4,25の接触面積が大きくなり、分離性能が高いキャ
ピラリカラム27(実線部は溝13を示し、点線で示す
部は吸着剤14を示す。)が製作できるようになる。
たキャピラリカラムにおいて、図2は、キャピラリカラ
ムの構造を示すものであり、図2において、(a)は断
面図であり、(b)は平面図を示し、(b)の平面図に
おいて、平坦なガラス等からなる第2の基板を除去した
ものを示し、また、(b)の平面図中における線分B2
−B2は、(a)の断面図線を示すものである。図2に
示すようにシリコン基板11に形成された溝13の底部
に吸着剤14を形成し、前記シリコン基板11の上に接
合するカバー12にも同様の吸着剤25を形成する。こ
のようにカバー12にも吸着剤25を設けると、流路内
に分析ガスを流したとき、分析したいガスと吸着剤1
4,25の接触面積が大きくなり、分離性能が高いキャ
ピラリカラム27(実線部は溝13を示し、点線で示す
部は吸着剤14を示す。)が製作できるようになる。
【0021】(実施の形態3)前記実施の形態1に示す
キャピラリカラムにおいて、図3は、キャピラリカラム
の構造を示すものであり、図3において、(a)は断面
図であり、(b)は平面図を示し、(b)の平面図にお
いて、平坦なガラス等からなる第2の基板を除去したも
のを示し、また、(b)の平面図中における線分B3−
B3は、(a)の断面図線を示すものである。図3に示
すようにシリコン基板11に溝13を形成し、この溝1
3に吸着剤14を形成する際、フォトリソグラフィ技術
等を用いて吸着剤14に複数の溝35を形成する。な
お、形成された複数の溝35の溝の深さはシリコン基板
11まで達しても良い。このように吸着剤14に複数の
溝35を形成することにより、分析したいガスと吸着剤
との接触面積が大きくなることにより、分離性能が高い
キャピラリカラム37(外枠の実線部は溝13を示し、
点線で示す部は吸着剤14を示す。また、吸着剤14中
の実践部は複数の溝35を示す。)が製作できるように
なる。
キャピラリカラムにおいて、図3は、キャピラリカラム
の構造を示すものであり、図3において、(a)は断面
図であり、(b)は平面図を示し、(b)の平面図にお
いて、平坦なガラス等からなる第2の基板を除去したも
のを示し、また、(b)の平面図中における線分B3−
B3は、(a)の断面図線を示すものである。図3に示
すようにシリコン基板11に溝13を形成し、この溝1
3に吸着剤14を形成する際、フォトリソグラフィ技術
等を用いて吸着剤14に複数の溝35を形成する。な
お、形成された複数の溝35の溝の深さはシリコン基板
11まで達しても良い。このように吸着剤14に複数の
溝35を形成することにより、分析したいガスと吸着剤
との接触面積が大きくなることにより、分離性能が高い
キャピラリカラム37(外枠の実線部は溝13を示し、
点線で示す部は吸着剤14を示す。また、吸着剤14中
の実践部は複数の溝35を示す。)が製作できるように
なる。
【0022】(実施の形態4)前記実施の形態3に示す
キャピラリカラムにおいて、図4は、キャピラリカラム
の構造を示すものであり、図4において、(a)は断面
図であり、(b)は平面図を示し、(b)の平面図にお
いて、平坦なガラス等からなる第2の基板を除去したも
のを示し、また、(b)の平面図中における線分B4−
B4は、(a)の断面図線を示すものである。前記実施
の形態2で示したようにカバー12に形成した吸着剤2
5に、図4に示すように複数の溝45を形成する。形成
された溝45の溝の深さはシリコン基板11まで達して
も良い。このように溝35,45を設けた吸着剤14,
25を配設することにより分析したいガスと前記吸着剤
の接触面積が大きくなり、分離性能が高いキャピラリカ
ラム47(外枠の実線部は溝13を示し、点線で示す部
は吸着剤14を示す。また、吸着剤14中の実践部は複
数の溝35を示す。)が製作できるようになる。
キャピラリカラムにおいて、図4は、キャピラリカラム
の構造を示すものであり、図4において、(a)は断面
図であり、(b)は平面図を示し、(b)の平面図にお
いて、平坦なガラス等からなる第2の基板を除去したも
のを示し、また、(b)の平面図中における線分B4−
B4は、(a)の断面図線を示すものである。前記実施
の形態2で示したようにカバー12に形成した吸着剤2
5に、図4に示すように複数の溝45を形成する。形成
された溝45の溝の深さはシリコン基板11まで達して
も良い。このように溝35,45を設けた吸着剤14,
25を配設することにより分析したいガスと前記吸着剤
の接触面積が大きくなり、分離性能が高いキャピラリカ
ラム47(外枠の実線部は溝13を示し、点線で示す部
は吸着剤14を示す。また、吸着剤14中の実践部は複
数の溝35を示す。)が製作できるようになる。
【0023】(実施の形態5)前記実施の形態1または
前記実施の形態2のキャピラリカラムにおいて、図5
は、キャピラリカラムの構造を示すものであり、図5に
おいて、(a)は断面図であり、(b)は平面図を示
し、(b)の平面図において、平坦なガラス等からなる
第2の基板を除去したものを示し、また、(b)の平面
図中における線分B 5−B5は、(a)の断面図線を示す
ものである。前記キャピラリカラム内に設けられる吸着
剤14,25において、図5に示すようにフォトリソグ
ラフィ技術等を用いて、シリコン基板11及びカバー1
2に形成された吸着剤14,25に格子状の溝55を形
成することにより、分析したいガスと前記吸着剤14,
25との接触面積が大きくなり、分離性能が高いキャピ
ラリカラム57(外枠の実線部は溝13を示し、点線で
示す部は吸着剤14を示す。また、吸着剤14中の実践
部は格子状の溝55を示す。)が製作できるようにな
る。
前記実施の形態2のキャピラリカラムにおいて、図5
は、キャピラリカラムの構造を示すものであり、図5に
おいて、(a)は断面図であり、(b)は平面図を示
し、(b)の平面図において、平坦なガラス等からなる
第2の基板を除去したものを示し、また、(b)の平面
図中における線分B 5−B5は、(a)の断面図線を示す
ものである。前記キャピラリカラム内に設けられる吸着
剤14,25において、図5に示すようにフォトリソグ
ラフィ技術等を用いて、シリコン基板11及びカバー1
2に形成された吸着剤14,25に格子状の溝55を形
成することにより、分析したいガスと前記吸着剤14,
25との接触面積が大きくなり、分離性能が高いキャピ
ラリカラム57(外枠の実線部は溝13を示し、点線で
示す部は吸着剤14を示す。また、吸着剤14中の実践
部は格子状の溝55を示す。)が製作できるようにな
る。
【0024】(実施の形態6)図6は実施の形態6を示
すもので、キャピラリカラムの構造を示すものであり、
図6において、(a)は断面図であり、(b)は平面図
を示し、(b)の平面図において、平坦なガラス等から
なる第2の基板を除去したものを示し、また、(b)の
平面図中における線分B6−B6は、(a)の断面図線を
示すものである。前記実施の形態1から前記実施の形態
5ではガスの導入口15から一本の中空の管状のキャピ
ラリカラムを通じて導出口16に達する構成であった
が、実施の形態6では図6に示すようにシリコン基板1
1に形成される溝13を途中から二つ以上の溝13a,
13bに分割形成し、各溝13a,13bには、同種ま
たは異種の吸着剤14a,14bを設け、カバー12で
シリコン基板11を覆うことにより二つ以上の流路を形
成するようにした。このため、二つ以上の導出口16
a,16bが形成されることになり、各導出口16a,
16bにガス検出器を設けてガスを検出することによ
り、他種類の分析ができるマルチタイプのキャピラリカ
ラム67が製作できる。また、前記実施の形態2のよう
にカバー12にも吸着剤25を設け、また、前記実施の
形態3,4のように吸着剤14,25に溝35,45を
設け、さらに前記実施の形態5のように吸着剤14,2
5に格子状の溝55を設ける等の処置をすれば、他種類
のガス分析が高性能に行えるキャピラリカラム66(実
線部は溝13a及び溝13bを示し、点線で示す部は吸
着剤14a及び吸着剤14bを示す。)の製作できるよ
うになる。
すもので、キャピラリカラムの構造を示すものであり、
図6において、(a)は断面図であり、(b)は平面図
を示し、(b)の平面図において、平坦なガラス等から
なる第2の基板を除去したものを示し、また、(b)の
平面図中における線分B6−B6は、(a)の断面図線を
示すものである。前記実施の形態1から前記実施の形態
5ではガスの導入口15から一本の中空の管状のキャピ
ラリカラムを通じて導出口16に達する構成であった
が、実施の形態6では図6に示すようにシリコン基板1
1に形成される溝13を途中から二つ以上の溝13a,
13bに分割形成し、各溝13a,13bには、同種ま
たは異種の吸着剤14a,14bを設け、カバー12で
シリコン基板11を覆うことにより二つ以上の流路を形
成するようにした。このため、二つ以上の導出口16
a,16bが形成されることになり、各導出口16a,
16bにガス検出器を設けてガスを検出することによ
り、他種類の分析ができるマルチタイプのキャピラリカ
ラム67が製作できる。また、前記実施の形態2のよう
にカバー12にも吸着剤25を設け、また、前記実施の
形態3,4のように吸着剤14,25に溝35,45を
設け、さらに前記実施の形態5のように吸着剤14,2
5に格子状の溝55を設ける等の処置をすれば、他種類
のガス分析が高性能に行えるキャピラリカラム66(実
線部は溝13a及び溝13bを示し、点線で示す部は吸
着剤14a及び吸着剤14bを示す。)の製作できるよ
うになる。
【0025】(実施の形態7)一般に、クロマトグラフ
ィ装置では、カラムの断面積が小さいほど分析性能が高
いことが知られている。図7は実施の形態7を示すもの
で、図7は、キャピラリカラムの構造を示すものであ
り、図7において、(a)は断面図であり、(b)は平
面図を示し、(b)の平面図において、平坦なガラス等
からなる第2の基板を除去したものを示し、また、
(b)の平面図中における線分B7−B7は、(a)の断
面図線を示すものである。ここで図7において、シリコ
ン基板11に形成される溝13を途中から二つ以上の溝
13a,13bに分割形成し、各溝13c,13dを途
中で交差させるとともに、各溝13c,13dには同種
の吸着剤14を設ける。その後、シリコン基板11の上
にカバー12を設けて、一つの混合ガスの導入口15か
ら、二つ以上の流路に分け、その流路を交差させる。こ
のように、流路を形成することにより、流路間の流速差
を吸収する。この結果、混合ガスを分解する性能の高い
キャピラリカラム77が製作することができるようにな
る。前記実施の形態2のようにカバー12にも吸着剤2
5を設け、前記実施の形態3,4のように吸着剤14,
25に溝35,45を設け、さらに前記実施の形態5の
ように吸着剤14に格子状の溝55を設ける等の処置を
すれば、高性能のキャピラリカラム77(実線部は溝1
3c及び溝13dを示し、点線で示す部は吸着剤14を
示す。)が製作できるようになる。
ィ装置では、カラムの断面積が小さいほど分析性能が高
いことが知られている。図7は実施の形態7を示すもの
で、図7は、キャピラリカラムの構造を示すものであ
り、図7において、(a)は断面図であり、(b)は平
面図を示し、(b)の平面図において、平坦なガラス等
からなる第2の基板を除去したものを示し、また、
(b)の平面図中における線分B7−B7は、(a)の断
面図線を示すものである。ここで図7において、シリコ
ン基板11に形成される溝13を途中から二つ以上の溝
13a,13bに分割形成し、各溝13c,13dを途
中で交差させるとともに、各溝13c,13dには同種
の吸着剤14を設ける。その後、シリコン基板11の上
にカバー12を設けて、一つの混合ガスの導入口15か
ら、二つ以上の流路に分け、その流路を交差させる。こ
のように、流路を形成することにより、流路間の流速差
を吸収する。この結果、混合ガスを分解する性能の高い
キャピラリカラム77が製作することができるようにな
る。前記実施の形態2のようにカバー12にも吸着剤2
5を設け、前記実施の形態3,4のように吸着剤14,
25に溝35,45を設け、さらに前記実施の形態5の
ように吸着剤14に格子状の溝55を設ける等の処置を
すれば、高性能のキャピラリカラム77(実線部は溝1
3c及び溝13dを示し、点線で示す部は吸着剤14を
示す。)が製作できるようになる。
【0026】(実施の形態8)前記実施の形態1から前
記実施の形態7のシリコン基板11に形成されたキャピ
ラリカラムにおいて、図8は実施の形態8を示すもの
で、図8は、キャピラリカラムの構造を示すものであ
り、図8において、(a)は断面図であり、(b)は平
面図を示し、(b)の平面図において、平坦なガラス等
からなる第2の基板を除去したものを示し、また、
(b)の平面図中における線分B8−B8は、(a)の断
面図線を示すものである。ここで図8に示すようにシリ
コン基板11及びカバー12の外表面に、温度制御用加
熱用ヒーター88を形成し、シリコン基板11に一個ま
たは複数個の温度制御用温度センサ89及びガス検出器
(TCD等)86及びガス検出器86を外部温度から隔
離するための空隙85を形成した構造にし、ガス検出器
86のセンサ部において、前期吸着剤14とは異なる材
質で形成することにより、キャピラリカラム87(実線
部は溝13を示し、点線で示す部は吸着剤14を示
す。)を含むクロマトグラフィ装置を小型化に形成する
ことが可能になる。
記実施の形態7のシリコン基板11に形成されたキャピ
ラリカラムにおいて、図8は実施の形態8を示すもの
で、図8は、キャピラリカラムの構造を示すものであ
り、図8において、(a)は断面図であり、(b)は平
面図を示し、(b)の平面図において、平坦なガラス等
からなる第2の基板を除去したものを示し、また、
(b)の平面図中における線分B8−B8は、(a)の断
面図線を示すものである。ここで図8に示すようにシリ
コン基板11及びカバー12の外表面に、温度制御用加
熱用ヒーター88を形成し、シリコン基板11に一個ま
たは複数個の温度制御用温度センサ89及びガス検出器
(TCD等)86及びガス検出器86を外部温度から隔
離するための空隙85を形成した構造にし、ガス検出器
86のセンサ部において、前期吸着剤14とは異なる材
質で形成することにより、キャピラリカラム87(実線
部は溝13を示し、点線で示す部は吸着剤14を示
す。)を含むクロマトグラフィ装置を小型化に形成する
ことが可能になる。
【0027】
【発明の効果】以上示したように本発明によれば、キャ
ピラリカラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置に
おける基板を、シリコン基板から構成することができる
のでフォトリソグラフィ技術等の微細加工技術が適用で
き、微細加工技術を用いて非常に微小な断面積を持つキ
ャピラリカラムが実現できるようになる。このため、高
速かつ高分解能を有するクロマトグラフィ装置の実現も
可能となる。また、シリコン基板上だけでなく、シリコ
ン基板を上部から被覆接合する基板にも吸着剤を設ける
ことで、吸着剤との接触面積が大きい、高性能なカラム
が実現可能となる。そして、吸着剤として、例えばアル
ミニウム等を蒸着し、陽極酸化することにより、カラム
内に設ける吸着剤の特性を、蒸着する厚さを変えたり、
複数の溝を設けたり、格子状の溝を設けたりする等、そ
の形状によって吸着剤の特性を制御することができる。
ピラリカラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置に
おける基板を、シリコン基板から構成することができる
のでフォトリソグラフィ技術等の微細加工技術が適用で
き、微細加工技術を用いて非常に微小な断面積を持つキ
ャピラリカラムが実現できるようになる。このため、高
速かつ高分解能を有するクロマトグラフィ装置の実現も
可能となる。また、シリコン基板上だけでなく、シリコ
ン基板を上部から被覆接合する基板にも吸着剤を設ける
ことで、吸着剤との接触面積が大きい、高性能なカラム
が実現可能となる。そして、吸着剤として、例えばアル
ミニウム等を蒸着し、陽極酸化することにより、カラム
内に設ける吸着剤の特性を、蒸着する厚さを変えたり、
複数の溝を設けたり、格子状の溝を設けたりする等、そ
の形状によって吸着剤の特性を制御することができる。
【0028】また、シリコン基板上に、カラムヒーター
及びガス検出器(TCD等)を設けることによりクロマ
トグラフィ装置の小型化を図ることができるようにする
とともに、カラム全体が小さいので温度制御が良好にな
る。
及びガス検出器(TCD等)を設けることによりクロマ
トグラフィ装置の小型化を図ることができるようにする
とともに、カラム全体が小さいので温度制御が良好にな
る。
【図1】本発明の実施の形態1を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図,(c)は概略的な斜視図。
断面図、(b)は平面図,(c)は概略的な斜視図。
【図2】本発明の実施の形態2を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図。
断面図、(b)は平面図。
【図3】本発明の実施の形態3を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図。
断面図、(b)は平面図。
【図4】本発明の実施の形態4を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図。
断面図、(b)は平面図。
【図5】本発明の実施の形態5を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図。
断面図、(b)は平面図。
【図6】本発明の実施の形態6を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図。
断面図、(b)は平面図。
【図7】本発明の実施の形態7を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図。
断面図、(b)は平面図。
【図8】本発明の実施の形態8を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図。
断面図、(b)は平面図。
11…シリコン基板 12…ガラス等の基板 13…溝 14…吸着剤 15…導入口 16…導出口 17…キャピラリカラム 25…吸着剤 27…キャピラリカラム 35…複数の溝 37…キャピラリカラム 45…複数の溝 47…キャピラリカラム 55…格子状の溝 57…キャピラリカラム 13a…溝 13b…溝 14a…吸着剤 14b…吸着剤 67…キャピラリカラム 13c…溝 13d…溝 77…キャピラリカラム 85…空隙 86…ガス検出器 87…キャピラリカラム 88…温度制御用加熱用ヒーター 89…温度制御用温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 30/56 G01N 30/56 E
Claims (10)
- 【請求項1】 表面に微細な溝を形成したシリコンから
なる第1の基板と、前記溝を密封して連続した中空の流
路が形成されるように接合された第2の基板からなるこ
とを特徴とするキャピラリカラム。 - 【請求項2】 前記微細な溝は、蛇行状またはスパイラ
ル状に形成したことを特徴とする請求項1記載のキャピ
ラリカラム。 - 【請求項3】 前記微細な溝には、アルミニウムを蒸着
し、アルミニウムを陽極酸化させて吸着剤としたことを
特徴とする請求項1記載のキャピラリカラム。 - 【請求項4】 前記微細な溝には、吸着剤を形成したこ
とを特徴とする請求項1記載のキャピラリカラム。 - 【請求項5】 前記流路に吸着剤を形成したことを特徴
とする請求項1記載のキャピラリカラム。 - 【請求項6】 前記吸着剤に微細な複数の溝を形成した
ことを特徴とする請求項1〜5記載のキャピラリカラ
ム。 - 【請求項7】 前記吸着剤を格子状に形成したことを特
徴とする請求項1〜6記載のキャピラリカラム。 - 【請求項8】 前記流路に連通される同入口を一つと
し、流路を途中から複数に分割して複数の導出口に連通
させるとともに、それぞれの流路に同種又は異種の吸着
剤を設けたことを特徴とする請求項1〜7記載のキャピ
ラリカラム。 - 【請求項9】 前記流路に連通さらる同入口と導出口を
一つとして、流路を途中から複数に分割させるととも
に、ところどころ流路を交差させ、かつそれら流路には
同種の吸着剤を設けたことを特徴とする請求項1〜7記
載のキャピラリカラム。 - 【請求項10】 請求項1〜9記載のキャピラリカラム
において、第1の基板及び第2の基板の外表面に温度制
御用加熱体を設けるとともに、第1の基板に1個または
複数個の温度制御用温度センサを設け、かつ第1の基板
の導出口側にガス検出器を設けたことを特徴とするキャ
ピラリカラムを用いたクロマトグラフィ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000161495A JP2001343377A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | キャピラリカラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000161495A JP2001343377A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | キャピラリカラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001343377A true JP2001343377A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18665511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000161495A Pending JP2001343377A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | キャピラリカラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001343377A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100460769B1 (ko) * | 2001-11-19 | 2004-12-08 | 홍석인 | 스크린프린트법을 이용한 바이오마이크로시스템용미세유체 흐름관 제작 방법 |
JP2005241456A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Sekisui Chem Co Ltd | マイクロリアクター用液体クロマトグラフ及びそれを用いたマイクロリアクター |
JP2006515673A (ja) * | 2002-09-27 | 2006-06-01 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 位相マイクロ型分析器 |
JP2006515667A (ja) * | 2002-09-27 | 2006-06-01 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 位相マイクロ型分析器 |
JP2006292636A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Kyoto Univ | マイクロカラムアレイシステム及びマイクロチャネル粒子構造体 |
JP2007051964A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Nippon Koden Corp | マイクロ中空デバイス及びcbcセンサ並びにそれらの製造方法 |
JP2010048554A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Shimadzu Corp | カラム温度監視装置及びクロマトグラフ装置 |
JP2011141271A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-07-21 | Yokogawa Electric Corp | ガスクロマトグラフ用カラム及びその製造方法 |
JP2013510290A (ja) * | 2009-11-06 | 2013-03-21 | フラウンフォーファー−ゲゼルシャフト ズール フェルデルンク デル アンゲヴァンデッテン フォルシュング エ ファウ | ウェハ面上に製造された液体クロマトグラフィー用のチップ並びにその製造方法 |
JP2013238572A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Shimadzu Corp | プレート型カラム及び温調装置並びにガスクロマトグラフ装置 |
JP2014529746A (ja) * | 2011-09-13 | 2014-11-13 | エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー | 小型化されたガスクロマトグラフ |
CN110425355A (zh) * | 2019-09-05 | 2019-11-08 | 南通睿智超临界科技发展有限公司 | 一种萃取管对接结构 |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000161495A patent/JP2001343377A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100460769B1 (ko) * | 2001-11-19 | 2004-12-08 | 홍석인 | 스크린프린트법을 이용한 바이오마이크로시스템용미세유체 흐름관 제작 방법 |
JP2006515673A (ja) * | 2002-09-27 | 2006-06-01 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 位相マイクロ型分析器 |
JP2006515667A (ja) * | 2002-09-27 | 2006-06-01 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 位相マイクロ型分析器 |
JP2005241456A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Sekisui Chem Co Ltd | マイクロリアクター用液体クロマトグラフ及びそれを用いたマイクロリアクター |
JP2006292636A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Kyoto Univ | マイクロカラムアレイシステム及びマイクロチャネル粒子構造体 |
JP4595137B2 (ja) * | 2005-08-19 | 2010-12-08 | 日本光電工業株式会社 | Cbcセンサの製造方法 |
JP2007051964A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Nippon Koden Corp | マイクロ中空デバイス及びcbcセンサ並びにそれらの製造方法 |
JP2010048554A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Shimadzu Corp | カラム温度監視装置及びクロマトグラフ装置 |
JP2013510290A (ja) * | 2009-11-06 | 2013-03-21 | フラウンフォーファー−ゲゼルシャフト ズール フェルデルンク デル アンゲヴァンデッテン フォルシュング エ ファウ | ウェハ面上に製造された液体クロマトグラフィー用のチップ並びにその製造方法 |
US9482651B2 (en) | 2009-11-06 | 2016-11-01 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Chip produced at wafer level for liquid chromatography and method for the production thereof |
JP2011141271A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-07-21 | Yokogawa Electric Corp | ガスクロマトグラフ用カラム及びその製造方法 |
JP2014529746A (ja) * | 2011-09-13 | 2014-11-13 | エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー | 小型化されたガスクロマトグラフ |
JP2013238572A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Shimadzu Corp | プレート型カラム及び温調装置並びにガスクロマトグラフ装置 |
US9594064B2 (en) | 2012-05-17 | 2017-03-14 | Shimadzu Corporation | Plate-type column, temperature regulation system and gas chromatograph system |
CN110425355A (zh) * | 2019-09-05 | 2019-11-08 | 南通睿智超临界科技发展有限公司 | 一种萃取管对接结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ali et al. | MEMS-based semi-packed gas chromatography columns | |
US7273517B1 (en) | Non-planar microfabricated gas chromatography column | |
US5583281A (en) | Microminiature gas chromatograph | |
US6258263B1 (en) | Liquid chromatograph on a chip | |
Manz et al. | Design of an open-tubular column liquid chromatograph using silicon chip technology | |
US5997708A (en) | Multilayer integrated assembly having specialized intermediary substrate | |
JP2001343377A (ja) | キャピラリカラム及びそれを用いたクロマトグラフィ装置 | |
US20040056016A1 (en) | Microelectromechanical heating apparatus and fluid preconcentrator device utilizing same | |
US7727314B1 (en) | Methods for improved preconcentrators | |
US20110132196A1 (en) | Gas chromatograph column and fabricating method thereof | |
US7815722B2 (en) | Planar micromachined valve and thermal desorber | |
US20030224531A1 (en) | Microplate with an integrated microfluidic system for parallel processing minute volumes of fluids | |
Sanchez et al. | A selective gas detection micro-device for monitoring the volatile organic compounds pollution | |
WO2006013396A2 (en) | Ion mobility spectrometer | |
WO2008020593A1 (fr) | colonne pour chromatographie et son procédé de fabrication | |
WO2005032688A9 (en) | Multicapillary column for chromatography and sample preparation | |
Sainiemi et al. | A microfabricated silicon platform with 60 microfluidic chips for rapid mass spectrometric analysis | |
US11906490B2 (en) | Micro gas chromatography system | |
KR101966066B1 (ko) | 마이크로 기체크로마토그래피용 컬럼 | |
Lee et al. | High-performance MEMS-based gas chromatography column with integrated micro heater | |
EP1876453A1 (en) | Integrated chip temperature control | |
Behrmann et al. | A microfluidic porous solid phase suitable for mass production | |
US20170241961A1 (en) | Micro Circulatory Gas Chromatography System and Method | |
US20150251127A1 (en) | Gas chromatography column comprising a porous stationary phase in keeping therewith | |
US20050070010A1 (en) | Dockable processing module |