JP2001340915A - 連続押出装置 - Google Patents

連続押出装置

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JP2001340915A
JP2001340915A JP2000157693A JP2000157693A JP2001340915A JP 2001340915 A JP2001340915 A JP 2001340915A JP 2000157693 A JP2000157693 A JP 2000157693A JP 2000157693 A JP2000157693 A JP 2000157693A JP 2001340915 A JP2001340915 A JP 2001340915A
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JP
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thrust
load
hydraulic
continuous extrusion
hydraulic nut
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Application number
JP2000157693A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kuki
啓一 九鬼
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向の推力変動を防いで安定した押出加工
性を有し、優れた耐久性を付与することができる連続押
出装置を提供する。 【解決手段】 油圧ナット2に供給される油圧に基づい
て発生する推力をロードセル2Bで検出することによっ
て推力変動を適切に検出でき、推力変動が生じたときに
油圧を制御して適切な推力を付与するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続押出装置に関
し、特に、回転ホイールを用い、摩擦推進力に基づいて
金属材料を連続押出成形する連続押出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続押出装置として、外周に溝を
有する回転ホイールでダイチャンバー内に金属材料を押
し込んで高圧を加え、ダイチャンバー内に設けられるダ
イスから金属材料を押し出して押出材を連続形成する回
転ホイール型連続押出装置がある。
【0003】図6は、従来の回転ホイール型連続押出装
置の断面を示し、図示しない駆動源によって回転駆動さ
れる回転軸1と、回転軸1に一体的に設けられる大径部
1Bと、回転軸1の開放端にねじ結合する油圧ナット2
と、回転軸1に回転自在に支持されるスリーブ3、4
と、外周部に溝5aを有して回転軸1に回転自在に支持
される回転ホイール5と、回転ホイール5とスリーブ
3、4の間に設けられるリング6と、スリーブ3、4と
回転ホイール5とを係合するピン8と、回転軸1とスリ
ーブ4を係合するピン9と、スリーブ3、4、回転ホイ
ール5、およびリング6を回転軸1と並行な方向に押す
ベアリング押え10と、油圧ナット2で発生する軸方向
荷重(以下、推力という)をベアリング押え10に伝達
するロードリング2Aと、回転軸1をハウジング11に
回転自在に支持するベアリング12と、ハウジング11
からベアリング12が外れることを防ぐオイルシールケ
ース13と、ダイス14およびアバットメント15を有
するダイチャンバー16と、ダイチャンバー16の周囲
に設けられるヒーター17と、ダイチャンバー16およ
びヒーター17を収容するケース18と、ハウジング1
1およびケース18を支持するフレーム19を有する。
【0004】この回転ホイール型連続押出装置による
と、図示しない駆動装置から回転力を伝達して回転軸1
を回転させると、油圧ナット2、ロードリング2A、ベ
アリング押え10、スリーブ3および4、回転ホイール
5、およびリング6が回転軸1とともに回転する。ま
た、油圧ナット2に油圧を供給すると、ロードリング2
Aが紙面右方向に移動し、ベアリング押え10に密接し
て推力を発生する。この状態でロードリング2Aと油圧
ナット2の間に図示しないシムを挿入し、油圧を解放す
ることによってスリーブ3および4、回転ホイール5、
およびリング6が回転軸1の大径部1Bとの間で挟持さ
れ、ピン9を介して回転軸1から伝達される回転力に基
づいて回転する。回転ホイール5は、図示しない材料を
外周に設けられる溝5aでガイドしてダイチャンバー1
6に誘導する。この材料をアバットメント15でせき止
めてダイス14より押出すことによって押出材を形成す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の連続押
出装置によると、ヒータによる加熱、および材料との摩
擦熱によって回転軸の剛性が時間の経過とともに低下
し、推力低下を生じるため、スリーブ、回転ホイール等
が回転軸上でスリップして押出加工性の低下を生じる。
また、スリップによる磨耗によって耐久性の低下や、回
転ホイールの変形を生じるという問題がある。これを防
ぐために過大な推力を加えると、スリーブ、回転ホイー
ル等を圧潰する恐れがある。
【0006】従って、本発明の目的は、軸方向の推力変
動を防いで安定した押出加工性を有し、耐久性に優れる
連続押出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、駆動軸に回転自在に支持され、前記駆動軸
に固定された油圧ナットの軸方向変位量に基づく摩擦推
進力を受ける回転ホイールで連続的に供給される材料を
ダイスから押し出して押出材を形成する連続押出装置に
おいて、前記軸方向変位量に基づいて前記駆動軸に付与
される軸方向荷重を検出する検出手段を有する連続押出
装置を提供する。
【0008】上記した連続押出装置によると、油圧ナッ
トの軸方向変位量に基づいて駆動軸に加わる軸方向荷重
を検出することにより、軸方向荷重の変化に基づく回転
ホイールのスリップ、押出加工性の低下を防ぐことが可
能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】図1は、本発明の実施の形態にかかる連続
押出装置の断面を示し、図示しない駆動源によって回転
駆動される回転軸1と、回転軸1に一体的に設けられる
大径部1Bと、回転軸1の開放端にねじ結合する油圧ナ
ット2と、回転軸1に回転自在に支持されるスリーブ
3、4と、外周部に溝5aを有して回転軸1に回転自在
に支持される回転ホイール5と、回転ホイール5とスリ
ーブ3、4の間に設けられるリング6と、スリーブ3、
4と回転ホイール5とを係合するピン8と、回転軸1と
スリーブ4を係合するピン9と、スリーブ3、4、回転
ホイール5、およびリング6を回転軸1と並行な方向に
押すベアリング押え10と、油圧ナット2で発生する推
力をベアリング押え10に伝達するロードリング2A
と、ロードリング2Aとベアリング押え10の間に設け
られるワッシャー状のロードセル2Bと、回転軸1をハ
ウジング11に回転自在に支持するベアリング12と、
ハウジング11からベアリング12が外れることを防ぐ
オイルシールケース13と、ダイス14およびアバット
メント15を有するダイチャンバー16と、ダイチャン
バー16の周囲に設けられるヒーター17と、ダイチャ
ンバー16およびヒーター17を収容するケース18
と、ハウジング11およびケース18を支持するフレー
ム19を有する。
【0011】図2は、図1のA−A部における断面を示
し、軸20Aによってケース18をフレーム19に調整
自在に支持するケース支持部材20と、油圧ナット2
(図示せず)に供給する油圧を発生する油圧シリンダ2
1と、材料22を回転ホイール5の溝5aに押し込む押
込みロール23と、溝5aに付着した材料を除去するス
クレーパー24と、スクレーパー24を所定の角度で回
転ホイール5の近傍に配置するスクレーパー支持部材2
5を有する。
【0012】図3は、回転軸1に付与される軸方向荷重
の検出回路を示し、ロードセル2Bから軸方向荷重に応
じた出力信号を入力して推力を検出する推力検出回路3
0と、推力検出回路30の出力に基づいて油圧シリンダ
21の駆動を制御する制御部31と、推力の適正値等の
データ、および推力の検出値を格納するメモリ32を有
する。
【0013】図4は、油圧ナット2およびロードセル2
Bを示し、油圧ナット2は回転軸1のねじ部1Aと油圧
ナット2のねじ部26を係合させることにより固定す
る。油圧シリンダ21(図示せず)から油圧ナット2に
形成される隙間27に流路28を介して作動油を供給す
ると、ロードリング2Aが押し出されて紙面右方向に移
動する。ロードセル2Bは、ロードリング2Aとベアリ
ング押え10との間で挟持されて推力に応じた出力信号
を発生する。この出力信号を図示しない検出装置で検出
して推力を測定する。
【0014】以下に、本発明の連続押出装置の動作を図
面を参照しつつ説明する。
【0015】油圧ナット2の流路28を通して油圧を供
給すると、ロードリング2Aは油圧に基づいて紙面右方
向に移動する。ロードセル2Bは、ロードリング2Aと
ベアリング押え10によって挟持されることにより推力
に応じた出力信号を発生する。推力検出回路30はロー
ドセル2Bの出力信号に基づいて推力を検出して制御部
31に出力する。制御部31は、メモリ32から読み込
んだ推力の適正値と検出回路から入力する推力が一致し
たところで油圧の供給を停止する。停止後、油圧ナット
2とロードリング2Aの間に生じた隙間にシム2Cを挿
入し、油圧を解放すると適正値の推力が保持される。同
図のおいては2枚のシム2Cを挿入している。
【0016】図5は、油圧ナットに供給する油圧に基づ
いて発生する推力の経年変化を示し、シム2Cの厚さを
同一として定期的に測定日を設けて測定を行った結果、
図示するように推力が低下している。これは、連続押出
を繰り返すことにより回転軸の剛性が低下することによ
る。ロードセル2Bの出力信号に基づく推力の低下が検
出され、低下量が所定値に達すると制御部31は油圧シ
リンダ21を駆動して油圧を供給する。このことによっ
て推力を適正値に設定する。
【0017】推力を適正値に補正した後、油圧ナット2
とロードリング2Aの間にシム2Cを挿入することによ
り、油圧の供給を停止しても適正値を維持することが可
能になる。例えば、ロードセル2Bからの出力信号を無
線等によって推力検出回路30に伝達することにより、
押出し運転中も連続して推力のデータをメモリ32に格
納することができる。
【0018】上記した連続押出装置によると、ロードセ
ル2Bの出力信号に基づいて推力を検出することによ
り、回転軸1の剛性低下等に起因する推力変動を適切に
検出でき、推力変動が生じたときに油圧を制御して適切
な推力を付与できる。例えば、押出機の運転を開始する
前にロードセル2Bの出力を確認することにより、常時
適正な推力を負荷することができる。また、前述のシム
2Cを挿入する作業を行えば、油圧を解放しても推力を
適正値に維持することができる。その結果、安定した押
出加工性を有し、各部品の摩擦面のすべりによる摩耗、
破損を防止して耐久性を向上させることができる
【0019】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の連続押出装
置によると、軸方向変位量に基づいて駆動軸に付与され
る軸方向荷重を検出するようにしたため、軸方向の推力
変動を防いで安定した押出加工性を有し、優れた耐久性
を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る連続押出装置を示す
断面図
【図2】図1のA−A部の断面図
【図3】本発明の実施の形態に係る軸方向荷重の検出回
路を示す説明図
【図4】本発明の実施の形態に係る連続押出装置を示す
部分断面図
【図5】推力の経年変化を示す説明図
【図6】従来の連続押出装置を示す断面図
【符号の説明】
1 回転軸 1A ねじ部 1B 大径部 2 油圧ナット 2A ロードリング 2B ロードセル 2C シム 3 スリーブ 4 スリーブ 5 回転ホイール 5a 溝 6 リング 8 ピン 9 ピン 11 ハウジング 12 ベアリング 13 オイルシールケース 14 ダイス 15 アバットメント 16 ダイチャンバー 17 ヒーター 18 ケース 19 フレーム 20 ケース支持部材 20A 軸 21 油圧シリンダ 22 材料 23 ロール 24 スクレーパー 25 スクレーパー支持部材 26 ねじ部 27 隙間 28 流路 30 推力検出回路 31 制御部 32 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に回転自在に支持され、前記駆動
    軸に固定された油圧ナットの軸方向変位量に基づく摩擦
    推進力を受ける回転ホイールで連続的に供給される材料
    をダイスから押し出して押出材を形成する連続押出装置
    において、 前記軸方向変位量に基づいて前記駆動軸に付与される軸
    方向荷重を検出する検出手段を有することを特徴とする
    連続押出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記油圧ナットと隣接
    する部材との間に設けられるワッシャー状のロードセル
    と、 前記ロードセルの出力信号に基づいて前記軸方向荷重を
    検出する荷重検出部と、 前記軸方向荷重に基づいて前記油圧ナットの前記軸方向
    変位量を制御する制御部を有する構成の請求項第1項記
    載の連続押出装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記油圧ナットに油圧を
    供給する油圧シリンダの駆動を制御する構成の請求項第
    2項記載の連続押出装置。
JP2000157693A 2000-05-29 2000-05-29 連続押出装置 Pending JP2001340915A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100418653C (zh) * 2006-10-20 2008-09-17 大连交通大学 应用前铰式锁靴系统的全自动连续挤压及连续包覆机
WO2015070274A3 (de) * 2013-11-18 2015-09-17 Asmag-Holding Gmbh Werkzeugeinheit, strangpressmaschine sowie verfahren zum wechseln eines reibrades

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US10376939B2 (en) 2013-11-18 2019-08-13 Asmag-Holding Gmbh Tool unit, extrusion machine, and method for changing a friction wheel

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Effective date: 20041012

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Effective date: 20050222