JP2001340851A - ホウ素含有排水の処理方法及び処理装置 - Google Patents

ホウ素含有排水の処理方法及び処理装置

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tower
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Hitonori Kitani
仁紀 木谷
Satoshi Hayakawa
智 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水中に硫酸根などの夾雑イオンが存在して
も、ホウ素含有排水からホウ素を除去するときのホウ素
選択吸着樹脂のホウ素吸着量を増加させ、これによりホ
ウ素選択吸着樹脂塔の寿命を延ばしうるホウ素含有排水
の処理方法及び処理装置を提案する。 【解決手段】 ホウ素含有排水をホウ素濃度30mg/l以
下、pH7.0〜9.5に調整しホウ素選択吸着樹脂を充填した
ホウ素選択吸着樹脂塔に通水してホウ素を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホウ素を含有する
排水の処理方法及び処理装置およびその操業方法に係
り、特にホウ素とともに夾雑物を含有する比較的低濃度
の排水をホウ素選択吸着樹脂を充填した樹脂塔に通水し
て効率的にホウ素を除去するホウ素含有排水の処理方
法、処理装置およびその操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にニッケルめっき液あるいはアルミ
表面処理液中にはホウ素化合物(ホウ酸等)が含まれて
おり、これらを扱う工場においてはホウ素を含有する排
水が発生する。またガラス、釉薬、アルミコンデンサー
等ホウ素を使用する工場においてもホウ素を含む排水が
発生する。ホウ素化合物は植物にとっては必須微量元素
であり、海水には4〜5mg/l程度含まれていることは周知
のことである。一方ホウ素が人体に与える影響は必ずし
も明確ではないものの低濃度の継続摂取において生殖機
能の低下などの健康障害を起こす可能性が指摘されてい
る。平成11年2月、ホウ素の環境基準として1mg/l以下が
告示され、追って排水基準も定められることになると予
想されるため、これらのホウ素を含む工程排水中のホウ
素除去処理が必要となる。
【0003】排水中のホウ素の除去方法としては、ホウ
素含有排水にアルミニウム化合物及びカルシウム化合物
を用いて凝集沈殿によりホウ素化合物を分離除去する方
法(特公昭58-15193号公報、同59-24876号公報)あるい
はニッケルめっき洗浄排水にマグネシウム塩を添加して
凝集沈殿によりホウ素を分離除去する方法等(平成11年
度東京都立産業技術研究所発表会予稿集p52)が知られ
ている。しかし、これらの方法は、ホウ素を不溶化させ
るために多量の薬剤を使用する必要があり、発生汚泥も
多くその処理が困難であるという問題がある。
【0004】またホウ素含有排水を強酸性陽イオン交換
樹脂と弱塩基性陰イオン交換樹脂又は強塩基性陰イオン
交換樹脂(I型若しくはII型)により吸着処理する方法
も知られているが、総合排水のようにNa,Cl等のイオン
濃度が高い場合には陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹
脂の寿命が短くなるという問題がある。
【0005】さらにイオン交換樹脂およびホウ素選択吸
着樹脂を用いた処理方法において、単位樹脂当たりのホ
ウ素吸着量を高め、再生液中でのホウ素の濃縮率を高め
る手段として、特公平2-32952号公報には、メリーゴー
ラウンド方式で吸着操作を行うと共に、通水時の樹脂の
ホウ素吸着状況を樹脂塔出口水のpHの監視により行い、
再生工程で生じる廃液のうち、ホウ素濃度の高い一部の
フラクションのみを系外に取り出し、他のフラクション
は原水側に返送する処理方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この提案によ
る処理例は、原水のホウ素濃度が100mg/l程度と高い場
合であり、最近その処理が求められている比較的ホウ素
濃度の低い原水を処理する場合には、必ずしも樹脂単位
体積当たりのホウ素吸着量が高くならないという問題が
ある。特に原水中に硫酸イオン(SO4 2-)などの夾雑イ
オンが含まれている場合には一層その傾向が強く、その
ためホウ素選択吸着樹脂塔の寿命が十分ではない。
【0007】また、上記提案によれば、処理水pHと漏出
ホウ素濃度の間には明確な相関があるとされているが、
本発明者等が追試したところによれば、ホウ素選択吸着
樹脂塔を2塔直列に接続した場合には、2塔目出口水の
pHと漏出ホウ素濃度との間に相関関係が認められない。
そのため、単位樹脂当たりのホウ素吸着量を高めるた
め、ホウ素選択吸着樹脂塔を2塔直列に接続した場合
に、ホウ素選択吸着樹脂塔の交換時期を容易に把握でき
ないという問題がある。
【0008】本発明は、上記課題を解決することを目的
としてなされたものであって、原水中に硫酸根などの夾
雑イオンが存在しても、ホウ素含有排水からホウ素を除
去するときのホウ素選択吸着樹脂単位体積当たりのホウ
素吸着量を増加させ、これによりホウ素選択吸着樹脂塔
の寿命を延ばしうるホウ素含有排水の処理方法及び処理
装置を提案することを目的とする。併せて、本発明は、
特に複数の同質の塔を直列に連結したホウ素選択吸着樹
脂塔を用いるときのホウ素選択吸着樹脂塔の管理を容易
にする排水の処理装置の操業方法を提案することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のホウ素含有排水
の処理方法は、ホウ素含有排水をホウ素濃度30mg/l以
下、pH7.0〜9.5に調整しホウ素選択吸着樹脂を充填した
ホウ素選択吸着樹脂塔に通水してホウ素を除去するもの
である。
【0010】上記発明において、ホウ素選択吸着樹脂塔
からの流出水を前記ホウ素選択吸着樹脂塔と同型のホウ
素選択樹脂を充填した第2のホウ素選択吸着樹脂塔に通
水することを好適とし、また、ホウ素選択吸着樹脂は遊
離型に調整したN−メチルグルカミン基を有するホウ素
選択吸着樹脂とすることを好適とする。
【0011】また、本発明のホウ素含有排水の処理装置
は、ホウ素含有排水を受け入れ該排水のホウ素含有量を
30mg/l以下、pHを7.0〜9.5に調整する排水調整槽と、ホ
ウ素選択吸着樹脂を充填したホウ素選択吸着樹脂塔と、
前記排水調整槽から前記ホウ素選択吸着樹脂塔に至る排
水送給系と、を有するものとして構成される。
【0012】上記発明において、ホウ素選択吸着樹脂塔
は、複数の同質の塔を直列に連結したものとするのが好
適であり、また、かかるホウ素選択吸着樹脂塔を有する
ホウ素含有排水の処理装置を操業するに当たっては、ホ
ウ素選択吸着樹脂塔の流出水にホウ素が検出されたとき
を終点としてホウ素選択吸着樹脂塔の交換を行うことを
好適とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を具体的に説明する。本発明において処理対象と
する排水は、ホウ素を含有するメッキ液やホウ素を使用
する工場において発生するホウ素を含有する排水であ
る。これら排水のホウ素濃度、排水に含まれるホウ素以
外の夾雑物の種類及び濃度は、ホウ素を使用する工程に
よって異なり、それによりホウ素選択吸着樹脂のホウ素
吸着量が変化する。
【0014】図1は、内径20mm、高さ500mmのアクリル
製カラムを用意し、遊離型に調整したホウ素選択吸着樹
脂(N-メチルグルカミン基を有するホウ素選択吸着樹
脂)50mlを充填し、得られた樹脂床にイオン交換水を流
速500ml/hで1h通液してイオン交換樹脂に残存する薬剤
を抽出・洗浄した後、ホウ素含有排液にNa2SO4を添加し
てSO4 2-濃度を変化させ、HCl又はNaOHでpHを7.0と8.5に
調整した液を流速1,000ml/hで通液したときのホウ素吸
着量に及ぼす夾雑イオンとしてのSO4 2-濃度、pHおよび
ホウ素(B)濃度の影響を示す線図である。ここに示すよ
うに、原液中のホウ素濃度が低いときは、ホウ素選択吸
着樹脂へのホウ素吸着量が大きい。この傾向は、原液の
pHが比較的高いときに顕著である。
【0015】図2は、内径20mm、高さ500mmのアクリル
製カラムを用意し、遊離型に調整したホウ素選択吸着樹
脂(N-メチルグルカミン基を有するホウ素選択吸着樹
脂)50mlを充填し、得られた樹脂床にイオン交換水を流
速500ml/hで1h通液してイオン交換樹脂に残存する薬剤
を抽出・洗浄した後、表1に示す成分を含むホウ素含有
排水にHCl又はNaOHを添加してpHを変化させた液を流速
1,000ml/hで通液したときのpHとホウ素漏出濃度10mg/l
時点の樹脂単位体積当たりの積算ホウ素吸着量との関係
図である。ここに示されているように、pHが7.0〜9.5の
ときには、積算ホウ素吸着量が樹脂単位体積当たり2.7g
/lを超える。特にpHが8〜9のときには最大値を示し、樹
脂単位体積当たり2.8g/lを超える。
【0016】
【表1】
【0017】このような実験を繰り返すことによって、
ホウ素濃度を30mg/l以下、pHを7.0〜9.5、好ましくは8.
0〜9.0に調整したとき、ホウ素選択吸着樹脂の積算ホウ
素吸着量がほぼ最大値に達することが確認できた。した
がって、本発明では、ホウ素含有排水をホウ素濃度30mg
/l以下、pH7.0〜9.5に調整しホウ素選択吸着樹脂を充填
したホウ素選択吸着樹脂塔に通水してホウ素を除去する
こととする。これにより、SO4イオン、Naイオンなどの
夾雑イオンの存在にかかわらず、ホウ素選択吸着樹脂単
位体積当たりのホウ素吸着量を安定して大きくすること
ができ、吸着塔の交換頻度を少なくすることができるよ
うになる。
【0018】本発明は上記のようにホウ素含有排水(原
水)を処理してホウ素含有量およびpHを調整後ホウ素選
択吸着樹脂塔に通水することとするが、そのための手段
は特に問わない。ホウ素含有量の調整のためには適当量
の水道水、工業用水、純水等を混ずれば良く、またpHの
調整のためには、HCl、NaOH等の酸あるいはアルカリを
添加すればよい。
【0019】本発明の実施のためには、図3に1例を示
すようなプラントを用いればよい。この例では、ホウ素
含有排水を、例えば、ガラス工場から受け入れる排水調
整槽1に、酸を所定量添加する酸添加槽12、同様にアル
カリを添加するアルカリ添加槽13が付設されており、こ
れらは排水調整槽1内に貯留されているホウ素含有排水
のpHを測定するpHメータの計測値に応じてpHを7.0〜9.5
に調整するようバルブV1、V2を開閉できるように構成さ
れている。また、水槽14、バルブV4が設けられており、
原水のホウ素含有量に応じて水道水、工業用水、純水等
を排水調整槽1に投入し、その濃度を30mg/l以下に調整
できるようになっている。また、上記の排水調整槽1の
下流側には、ホウ素選択吸着樹脂塔3とそれに至る排水
送給系が設けられている。さらに、ホウ素選択吸着樹脂
塔3の下流側には、ホウ素の除去された排水を処理し放
流するための廃液処理装置5が設けられている。
【0020】上記装置により、ホウ素含有排水を処理す
れば、ホウ素選択吸着樹脂塔に効率よくホウ素の吸着・
除去をすることができるが、さらに、上記ホウ素選択吸
着樹脂塔からの流出水を前記ホウ素選択吸着樹脂塔と同
型のホウ素選択樹脂を充填した第2のホウ素選択吸着樹
脂塔に通水することとすれば、ホウ素選択吸着樹脂塔の
ライフ延命およびホウ素選択吸着樹脂からのホウ素イオ
ン漏出のリスク低減が可能になる。
【0021】図4は、内径20mm、高さ500mmのアクリル
製カラムを2塔製作し、これらを直列に連結し、各塔に
遊離型に調整したホウ素選択吸着樹脂25mlを充填し、得
られた樹脂床にイオン交換水を流速500ml/hの割合で1h
通液してイオン交換樹脂に残存する薬剤を抽出、洗浄し
た後、表2に示す組成を有するホウ素含有排水を流速50
0ml/hで第1塔から第2塔の順に通液したときの樹脂単
位体積当たりの通液量(BV)と第1塔および第2塔から
漏出する液のホウ素の濃度および出口水のpHの関係図で
ある。
【0022】
【表2】
【0023】図4から理解できるように、第1塔出口に
おいてホウ素濃度が上昇し始めた後、第2塔出口におい
てホウ素濃度が上昇し始めるまでの間には、各塔にほぼ
300BV通水される。上記通水においてそれぞれ第1塔お
よび第2塔の出口においてホウ素濃度が1mg/lとなった
時点における第1塔充填樹脂の吸着ホウ素量を処理液濃
度から計算した結果、第1塔出口においてホウ素漏出濃
度が1mg/lの時点では第1塔に充填されているホウ素選
択吸着樹脂のホウ素吸着量が樹脂単位体積当たり2.2g/l
であったものが、第2塔出口においてホウ素漏出濃度が
1mg/lに達した時点では、樹脂単位体積当たり3.7g/lに
上昇していた。その差、1.5g/lは前記300BVの通水によ
って第1塔により吸着されたホウ素量である。
【0024】このように、同型のホウ素選択吸着樹脂を
充填した2つのホウ素選択吸着樹脂塔を直列に接続し、
第1塔からホウ素が漏出し始めた後、第2塔の出口側に
おいてホウ素が検出し始めるまで通水を継続すること
は、第1塔に充填されたホウ素選択吸着樹脂のホウ素吸
着量を増加し、樹脂塔の寿命を延長する効果がある。す
なわち、1塔式の場合には貫流交換容量までしか使用で
きないため未吸着の部分が残る場合でもその交換が必要
となるのに対し、2塔式であると飽和吸着量まで使える
ためその分樹脂の寿命が延びる。
【0025】また、上記のように2塔連結して第1塔か
らの流出水を第2塔に通水することにより使用開始前の
充水方法、通液速度等の影響によりホウ素イオンがホウ
素選択吸着樹脂塔から漏出した場合でも、2塔目でこの
ホウ素イオンを捕捉することができホウ素選択吸着樹脂
からのホウ素イオン漏出のリスクを低減することもでき
る。
【0026】このような2塔式のプラントの1例は、図
5に示される。ホウ素選択吸着樹脂塔3Aとこれと同型の
ホウ素選択吸着樹脂塔3Bを直列に連結して構成されてい
る点を除いて、図3に示したものと同じである。
【0027】しかしながら、ホウ素選択吸着樹脂塔の交
換時期の判定方法においては、ホウ素選択吸着樹脂塔を
1塔のみ設ける1塔式の場合と異なる面がある。すなわ
ち、図4に示すように、1塔式の場合には、その終点、
すなわち、Bの漏出開始点をpHの変化によって知ること
ができるが、2塔式の場合には、Bの漏出開始点とpHの
変化には対応がない。そのため、本発明にあっては、ホ
ウ素選択吸着樹脂塔の交換時期の判定に当たっては、ホ
ウ素選択吸着樹脂塔のうち、2塔目の流出水にホウ素が
検出されたときを終点としてホウ素選択吸着樹脂塔の交
換を行うこととする。
【0028】この発明において、2塔目の出口水のホウ
素を分析する手段は、特に問わないが、例えば共立理化
学研究所製パックテストを用いれば、極めて簡易にホウ
素の漏出を確認でき、経済的である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホウ素含有排水にSO4イオンなどの夾雑イオンがあって
も、ホウ素選択吸着樹脂へのホウ素の吸着量を減少させ
ることなく、ホウ素の除去を行うことができ、これによ
りホウ素選択吸着樹脂塔の寿命を延ばすことができる。
その効果は、特にホウ素選択吸着樹脂塔を2塔式とした
ときに著しい。また、その場合でもホウ素選択吸着樹脂
塔の交換時期の判定を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ホウ素含有排液をホウ素選択吸着樹脂に通水
したときのホウ素吸着量に及ぼす夾雑イオンとしてのSO
4 2-濃度、pHおよびホウ素(B)濃度の影響を示す線図で
ある。
【図2】 ホウ素含有排水をホウ素吸着樹脂に通水した
ときのpHとホウ素漏出濃度10mg/l時点の樹脂単位体積当
たりの積算ホウ素吸着量との関係図である。
【図3】 本発明を実施するためのプラントの1例を示
す概念図である。
【図4】 ホウ素含有排水を2塔式のホウ素吸着樹脂充
填カラムに通水したときの各塔の出口側におけるホウ素
濃度、pHと通水量との関係を示す線図である。
【図5】 本発明を実施するための2塔式のプラントの
1例を示す概念図である。
【符号の説明】
1:排水調整槽 2:ポンプ 3,3A,3B:ホウ素選択吸着樹脂塔 5:廃液処理装置 11:pHメータ 12:酸添加槽 13:アルカリ添加槽 14:水槽 V1,V2,V3:バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D024 AA04 AB14 BA17 CA01 DA01 DA02 DA04 DB20 4D025 AA09 AB05 BA08 BA13 BB02 BB09 CA01 CA03 4D038 AA08 AB25 BA04 BA06 BB06 BB13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホウ素含有排水をホウ素濃度30mg/l以
    下、pH7.0〜9.5に調整しホウ素選択吸着樹脂を充填した
    ホウ素選択吸着樹脂塔に通水してホウ素を除去すること
    を特徴とするホウ素含有排水の処理方法。
  2. 【請求項2】 ホウ素選択吸着樹脂塔からの流出水を前
    記ホウ素選択吸着樹脂塔と同型のホウ素選択吸着樹脂を
    充填した第2のホウ素選択吸着樹脂塔に通水することを
    特徴とする請求項1に記載のホウ素含有排水の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 ホウ素選択吸着樹脂は遊離型に調整した
    N−メチルグルカミン基を有するホウ素選択吸着樹脂で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載のホウ素含
    有排水の処理方法。
  4. 【請求項4】 ホウ素含有排水を受け入れ該排水のホウ
    素含有量を30mg/l以下、pHを7.0〜9.5に調整する排水調
    整槽と、 ホウ素選択吸着樹脂を充填したホウ素選択吸着樹脂塔
    と、 前記排水調整槽から前記ホウ素選択吸着樹脂塔に至る排
    水送給系と、を有することを特徴とするホウ素含有排水
    の処理装置。
  5. 【請求項5】 ホウ素選択吸着樹脂塔は、同型のホウ素
    選択吸着樹脂を充填した複数の塔を直列に連結したもの
    であることを特徴とする請求項4に記載のホウ素含有排
    水の処理装置。
  6. 【請求項6】 同型のホウ素選択吸着樹脂を充填した複
    数の塔を直列に連結したホウ素選択吸着樹脂塔を有する
    ホウ素含有排水の処理装置の操業方法において、 前記ホウ素選択吸着樹脂塔の流出水にホウ素が検出され
    たときを終点としてホウ素選択吸着樹脂塔の交換を行う
    ことを特徴とするホウ素含有排水の処理装置の操業方
    法。
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