JP2001340155A - フレーム構造の椅子 - Google Patents

フレーム構造の椅子

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JP2001340155A
JP2001340155A JP2000161912A JP2000161912A JP2001340155A JP 2001340155 A JP2001340155 A JP 2001340155A JP 2000161912 A JP2000161912 A JP 2000161912A JP 2000161912 A JP2000161912 A JP 2000161912A JP 2001340155 A JP2001340155 A JP 2001340155A
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JP
Japan
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seat plate
frame
engaging
chair
plate
Prior art date
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Application number
JP2000161912A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takeuchi
裕 竹内
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フレーム構造の椅子において、座板を脚フレー
ムに簡単にかつ強固に取り付けできるようにする。 【手段】前後方向に延びるメインフレーム5に、座板3
と平面視で重なる支持板9が溶接されている。支持板9
には前後方向に飛び飛びの状態で複数個の係合穴10が形
成されている。座板3の左右両側部には、弾性に抗して
の変形によって係合穴10に嵌まり係合する係合爪13を設
けている。座板3はポリプロピレンのような構成樹脂製
であり、下向きに撓み変形し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム構造の椅
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレーム構造の椅子に座板を取付ける場
合、一般に、座板をねじで脚フレームに固定している
が、一々ねじ止めするのは作業が面倒である。
【0003】そこで、実公昭63−5579号公報に
は、座板左右側部を支持するパイプ製メインフレームの
後部に上向きに開口の係合穴を空ける一方、座板におけ
る左右両側部の下面には、前記メインフレームの係合穴
に上方から嵌まる側面視鉤状の係合爪を設け、更に、前
記メインフレームのうち前記係合穴の後方の部位に、前
記係合爪を係合穴に係合させた状態で座板の後端に当た
る係止ピン(ストッパー)を設け、この係止ピンをばね
で上向きに付勢することが記載されている。
【0004】この公報の構成では、メインフレームの係
合穴に座板の係合爪を差し込んでから、座板を前方にず
らすと、係合爪が係合穴に対して抜け不能に係合すると
共に、係止ピンが座板の後端縁に当たって、座板は後退
動不能に保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この実公昭63−55
79号の構成は、座板の取付け作業は簡単であるが、係
合爪は側面視鉤型であるため、係合爪にはこれを捩じる
ような力が作用することになり、このため座板の支持強
度が低いという問題があった。
【0006】また、メインフレームに設けた係止ピンを
座板の後端縁に当てるものであるため、座板の後端位置
が規制を受けることになり、このためデザインの自由性
が低くなるという問題もあった。
【0007】他方、実公昭52−14164号公報に
は、座受け板でプラスチック製の座板を支持した折り畳
み式椅子において、座板の下面にリブを設け、このリブ
に頭付きの割りピンを設ける一方、座受けには、前記割
りピンが係合する嵌合穴を設けることが記載されてい
る。
【0008】しかし、このように座受け板で座板を支持
する構成では、座板は下方に撓み変形することはできな
いため、クッション性が低いという問題があった。
【0009】本発明はこれらの問題を解消することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、座
板と、この座板を支持する脚フレームとを備えた椅子に
おいて、前記脚フレームは、座板の左右両側部を支持す
る左右一対のメインフレームと、左右のメインフレーム
に接続された横桟とを備えており、前記左右メインフレ
ーム又はこれに取付けた支持板に、上向きに開口した係
合穴を前後方向に沿って複数個設けている一方、前記座
板における左右両側部の下面には、前記メインフレーム
の係合穴に弾性に抗しての変形によって嵌まり込む正面
視鉤型の係合爪を設けている。
【0011】請求項2の発明では、前記座板の下面に
は、前記横桟に前後方向から当たることによって座板を
前後動不能に保持する前後一対のリブを形成している。
【0012】座板には一般にクッションが張られている
ことが多いが、合成樹脂製の座板の場合には、クッショ
ン無しとすることも可能である。
【0013】
【発明の作用・効果】本発明では、座板は、その係合爪
をメインフレームの係合穴に嵌め込むだけで、簡単に取
付けることができる。
【0014】そして、係合爪は正面視鉤型であるため、
当該係合爪には着座した人の荷重は係合爪の付け根箇所
に単純なせん断力として作用するに過ぎず、このため座
板の支持強度を向上できる。また、係合爪を座板の下面
に形成しているに過ぎないため、座板の後端の位置の制
約はなくなり、その結果、デザインの自由性を向上でき
る。
【0015】また、座板は左右のメインフレームによっ
て両端支持の状態で支持されているため、座板を撓み変
形し得る素材で製造することにより、クッション性を向
上させることができる。
【0016】また、請求項2のように構成すると、座板
は、その下面に形成したリブを利用して前後ずれ不能に
保持されるが、このリブは座板の補強の役割を果たすこ
ともできるので、座板の補強と位置決めとを、簡単な構
造で一挙に達成することが可能となる。
【0017】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0018】図1〜図6では第1実施形態を示してお
り、このうち図1は分離斜視図である。この図1に示す
ように、椅子は、丸パイプで一体に形成した脚フレーム
1と背フレーム2、並びに座板3とを備えている。背フ
レーム2には背もたれ4を取付けている。
【0019】脚フレーム1は、座板3の左右両側部を支
持する左右一対のメインフレーム5と、左右のメインフ
レーム5に溶接によって接続した前後一対の横桟6,
7、及び、左右メインフレーム5の前端部に接続した補
強フレーム8とを備えており、左右のメインフレーム5
の内側部には、当該メインフレーム5に沿って前後方向
に延びる支持板9を溶接によって固着している。支持板
9の前後両端は横桟6,7にも溶接されている。
【0020】図2は椅子の一部破断平面図、図3は座板
3を裏返した状態での部分的な分離平面図、図4は要部
の分離正断面図、図5図は図2のV−V視断面図、図6
は図2のVI−VI視断面図である。
【0021】例えば図3や図4に示すように、支持板9
には、前後に飛び飛びの状態で複数(3つ)の係合穴1
0が空けられている。係合穴10の内側縁は下向きに折
り返されている(折り返し部を符号10aで示す)。更
に、支持板9の先端縁は下向きに折曲げられている(補
強のためである)。他方、座板3は、ポリプロピレンの
ような合成樹脂で製造されており、その上面にはクッシ
ョン11を張っている。座板3における左右両側部の下
面には、弾性に抗しての変形によって前記各係合穴10
に上方から嵌まり込む係合爪13が形成されている。各
係合爪13は正面視鉤型に形成されており、係合穴10
の折り返し部10aにきっちり嵌合する。座板3のうち
各係合爪13の箇所には、肉厚を均等化するための凹み
14を形成している。
【0022】座板3の下面には、左右方向に延びる前リ
ブ15と後端縁に沿って延びる後リブ16とが形成され
ており、これら前後リブ15,16によって前後の横桟
6,7が挟まれている。換言すると、前部の横桟6が前
リブ15の後面に当接又は密接し、後部の横桟7が後リ
ブ16の前面に突設立つは密接している。
【0023】また、座板3のうち前後リブ15,16で
挟まれた部位には、座板3の中央部に位置したセンター
スリット17の群と、その左右外側に位置した傾斜スリ
ット18の群と、その左右外側に位置したサイドスリッ
ト19の群とが形成されている。センタースリット17
及びサイドスリット19は複数列ずつ前後方向に延びて
おり、隣合ったスリット17,19は前後にずれてい
る。また、傾斜スリット18の群は人の肋骨のような並
び形態になっている。これは、人の荷重が強く作用する
部分ほど大きく撓み変形させるためである。
【0024】図3 (A)に示すように、座板3の裏面に
は、センタースリット17及びサイドスリット19を囲
う補強リブ20が形成されており、また、傾斜スリット
18の群の一部の箇所にも補強リブ20が形成されてい
る。また、座板3は中央部に行くに従って薄くなるよう
に設定している。これも、荷重が強く掛かる部分を大き
く撓み変形させて、クッション性を向上させるためであ
る。
【0025】なお、座板3は本願出願人が特開2000
−93250号で開示したものと同じ形態である。換言
すると、本実施形態は、特開2000−93250号に
開示した座板をそのまま本願発明に利用している。
【0026】図4及び図5に示すように、座板3は、左
右の係合爪13をその弾性に抗して支持板9の係合穴1
0に押し込み係合させることにより、脚フレーム1に取
付けられる。この状態では、前後のリブ15,16で前
後横桟6,7が挟まれているため、座板3は前後ずれ不
能に位置決めされる。
【0027】また、係合爪13は正面視鉤型であるた
め、座板3に作用した下向きの荷重は係合爪13を係合
穴10に係合させ勝手となるように作用する。また、係
合爪13には単純なせん断力が作用するに過ぎないた
め、荷重に対する強い抵抗力を確保できる。このため、
座板3の支持強度を向上できる。
【0028】座板3はメインフレーム5及び横桟6、7
で周縁部のみが支持されているに過ぎないため、座板3
は、着座した人の体重によって下方に沈み込むように撓
み変形する。このため、クッション性を格段に向上でき
る。
【0029】図示の実施形態のように、係合穴10の内
側縁に折り返し部10aを形成すると、支持板9の板厚
が薄くても、座板3をガタ付きなくしっかりと固定でき
る利点がある。
【0030】(2).第2実施形態(図7) 上記の実施形態は支持板に係合穴10を形成したが、図
7に第2実施形態として示すように、強度さえ確保でき
れば、メインフレーム5に直接に係合穴10を形成して
も良い。
【0031】(3).その他 本発明は更に様々の形態に具体化できる。例えば、左右
のメインフレームに加えて横桟にも係合穴を形成して、
座板に、左右のメインフレームの係合穴に嵌まる正面視
鉤型の係合爪と、横桟の係合穴に嵌まる側面視鉤型の係
合爪とを形成することも可能である。この場合は、座板
は各係合爪によって前後左右移動不能に位置決めされ
る。
【0032】また、横桟は必ずしも2本である必要はな
く、1本のみ又は3本以上でも良い。但し、横桟は、で
きるだけ座板の撓み変形を損なわない位置に設けるのが
好ましい。
【0033】クッション性の面からは座板は合成樹脂製
とするのが好ましいが、金属板製とすることも可能であ
る。フレームは必ずしも断面円形である必要はなく、角
形等の他の断面形状であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る椅子の分離斜視図である。
【図2】椅子の一部破断平面図である。
【図3】座板を裏返した状態での部分的な分離平面図で
ある。
【図4】要部の分離正断面図である。
【図5】図2のV−V視断面図である。
【図6】図2のVI−VI視断面図である。
【図7】第2実施形態を示す断面図である。
【符号の簡単な説明】 1 脚フレーム 3 座板 5 メインフレーム 6,7 横桟 9 支持板 10 係合穴 13 係合爪 15,16 リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座板と、この座板を支持する脚フレームと
    を備えており、 前記脚フレームは、座板の左右両側部を支持する左右一
    対のメインフレームと、左右のメインフレームに接続さ
    れた横桟とを備えており、前記左右メインフレーム又は
    これに取付けた支持板に、上向きに開口した係合穴を前
    後方向に沿って複数個設けている一方、 前記座板における左右両側部の下面には、前記メインフ
    レームの係合穴に弾性に抗しての変形によって嵌まり込
    む正面視鉤型の係合爪を設けている、フレーム構造の椅
    子。
  2. 【請求項2】前記座板の下面には、前記横桟に前後方向
    から当たることによって座板を前後動不能に保持する前
    後一対のリブを形成している、フレーム構造の椅子。
JP2000161912A 2000-05-31 2000-05-31 フレーム構造の椅子 Pending JP2001340155A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ299894B6 (cs) * 2002-02-06 2008-12-29 Sedací plocha a zpusob její výroby
JP2010094192A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Itoki Corp スタッキング椅子の座部構造
JP2012115382A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Sankei Kogyo Kk 弾性シートを有する椅子部材及びそれを用いた椅子

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