JP2001339898A - 液封式液中モータ - Google Patents

液封式液中モータ

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JP2001339898A
JP2001339898A JP15010898A JP15010898A JP2001339898A JP 2001339898 A JP2001339898 A JP 2001339898A JP 15010898 A JP15010898 A JP 15010898A JP 15010898 A JP15010898 A JP 15010898A JP 2001339898 A JP2001339898 A JP 2001339898A
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JP
Japan
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liquid
motor
frame
load side
bracket
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Application number
JP15010898A
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English (en)
Inventor
Kozo Matake
幸三 眞武
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Ebara Corp
Ebara Densan Ltd
Original Assignee
Ebara Corp
Ebara Densan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性が向上して長寿命で且つ簡便な構造で
安価な液封式液中モータを提供する。 【解決手段】 筒形状のモータフレーム1内にキャンド
構造の固定子3を取り付け、固定子3の内側に主軸5を
取り付けた回転子4を収納し、モータフレーム1の両側
にフレーム側板8a,8bを取り付けると共にフレーム
側板8a,8bの両外側にブラケット9a,9bを取り
付け、さらに反負荷側のブラケット9bの外側にダイヤ
フラム機構Aを設け、モータフレーム1内の主軸5の周
囲に封入液7を封入してなる液封式液中モータである。
ダイヤフラム機構Aは反負荷側のフレーム側板8b及び
ブラケット9bを収納するように反負荷側に延長したモ
ータフレーム1に、封入液7の熱膨張に応じて弾性変形
するように折り曲げられた薄肉金属製のダイヤフラム2
をモータフレーム1の内部を密閉するように直接固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深井戸等から取水
する際に用いる液中ポンプを直接駆動するために水没し
て用いられる液中モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液中モータは図2に示す
ように、筒状のモータフレーム1内に、固定子3を取り
付け、該固定子3の中央に回転子4を固定した主軸5を
回転自在に挿入して構成されている。
【0003】そしてこの種の液中モータの内部と外部の
圧力差を小さくするため、液中モータ内部には水若しく
は油などの封入液7を封入し、さらに内外圧を調圧し且
つモータ運転時の封入液7の熱膨張を吸収する目的でモ
ータフレーム1の反負荷側にダイヤフラム2などからな
る調圧機構Dを設けている。ダイヤフラム2は通常、自
在に変形するようゴム製であるのが一般的である。
【0004】またこの調圧機構Dにはゴム製のダイヤフ
ラム2がモータ製造時に封入液7を封入しただけでつぶ
れてしまわないようにこれを支持するためのスプリング
17やスプリング受板18等の機構も必要であるばかり
か、ゴム製のダイヤフラム2によってモータを密封する
ために別途ダイヤフラムカバー16等の部品で固定する
必要があった。
【0005】一方モータ内部に水を主成分とした封入液
7を封入するので、封入液7が固定子3の巻線等の充電
部に触れてその絶縁が低下しないようにキャンド構造と
している。キャンド構造は、固定子3等の充電部を金属
製のモータフレーム1,キャン6及びフレーム側板(負
荷側)8aとフレーム側板(反負荷側)8bを溶接する
ことで完全に密封する構造が一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の液中モータにおいては以下のような問題点があった。 ダイヤフラム2はゴム製なので、経年的に劣化、膨潤
し、破れてしまうことがしばしばであり、そのような場
合はモータ内部に外部液及び砂などが侵入してモータの
寿命を縮めてしまう。
【0007】前記キャンド構造を構成するモータフレ
ーム1,キャン6及びフレーム側板8a,8bは、モー
タ外部液による腐食を防止するためステンレス等の高価
な耐食金属を用いる必要があった。反負荷側のフレーム
側板8bに固定する反負荷側のブラケット9bもモータ
外部液に接触する構造なので、その材質をステンレス等
の高価な耐食金属にするか或いは防食塗料を施す必要が
あり、またモータ外部液がモータ内部に侵入しないよう
にOリング14bを取り付ける必要等もあった。そして
これらのことから従来の液封式液中モータの構造は複雑
で且つ高価なステンレス等の部材を多用し、結果として
高価なモータとなっていた。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、耐久性が向上して長寿命で且つ簡便な
構造で安価な液封式液中モータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、筒形状のモータフレーム内にキャンド構造
の固定子を取り付け、該固定子の内側に主軸を取り付け
た回転子を収納し、前記モータフレームの両側にフレー
ム側板を取り付けると共に該フレーム側板の両外側にブ
ラケットを取り付け、さらに反負荷側のブラケットの外
側にダイヤフラム機構を設け、モータフレーム内の主軸
の周囲に封入液を封入してなる液封式液中モータにおい
て、前記ダイヤフラム機構は、前記反負荷側のフレーム
側板及びブラケットを収納するように反負荷側に延長し
たモータフレームに、前記封入液の熱膨張に応じて弾性
変形するように折り曲げられた薄肉金属製のダイヤフラ
ムをモータフレームの内部を密閉するように固定するこ
とで構成されていることを特徴とする。また本発明は、
前記モータフレーム及びダイヤフラムは共に耐食性金属
で構成されると共に、反負荷側のフレーム側板及びブラ
ケットは非耐食性金属で構成されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる液封式液中モータの側断面図である。同図に示す
ようにこの液封式液中モータは、円筒形状のモータフレ
ーム1内に固定子3を取り付け、その両側の内周面にそ
れぞれ負荷側と反負荷側のフレーム側板8a,8bを溶
接aによって固定し、さらに両フレーム側板8a,8b
の内周に円筒薄板状のキャン6の両端を溶接bによって
固定することで固定子3等の充電部を完全に密封して該
充電部に液体が触れないキャンド構造とし、さらに両フ
レーム側板8a,8bの外側にそれぞれ負荷側と反負荷
側のブラケット9a,9bをボルト15a,15bによ
って固定し、前記固定子3の内側に主軸5を取り付けた
回転子4を収納し、ブラケット9a,9bに取り付けた
ラジアル軸受13a,13bとスラスト軸受12とによ
って該主軸5を軸支し、反負荷側のブラケット9bのさ
らに反負荷側にダイヤフラム機構(調圧機構)Aを取り
付けて構成されている。
【0011】ここで本実施形態にかかるダイヤフラム機
構Aは、反負荷側のフレーム側板8b及びブラケット9
bを収納するようにモータフレーム1を反負荷側に延長
し、該モータフレーム1の延長した部分の端部の内周面
に直接薄肉金属製のダイヤフラム2を溶接(c)するこ
とで該モータフレーム1の開口を密封するように直接固
定して構成されている。なおダイヤフラム2はモータフ
レーム1の端部に取り付ける必要はなく、モータフレー
ム1の端部よりももっと内側に取り付けても良い。
【0012】ここでこのダイヤフラム2はこの実施形態
においては円板形状の薄肉金属を同心円形状に数箇所で
折り曲げてしわを形成した形状に構成されている。
【0013】そしてモータフレーム1内の主軸5の周囲
には水若しくは油等の封入液7が封入されている。ブラ
ケット9bには貫通孔91が設けられているので、封入
液7はダイヤフラム2の内側まで封入される。
【0014】ところで反負荷側のブラケット9bは前記
図2に示す従来例と同様にフレーム側板8bにボルト1
5bによって固定されているが、このブラケット9bは
前記従来例と相違してフレーム側板8bと共にモータフ
レーム1内部に収納されるので、フレーム側板8bと共
にモータ外部の液とは接液しない。従って図2に示す従
来のOリング14bも不要になる。
【0015】そして前記モータフレーム1とダイヤフラ
ム2とはモータの外部の液に触れるのでステンレス等の
耐食性金属で構成しているが、反負荷側のフレーム側板
8b及びブラケット9bはモータフレーム1の内側に収
納されてモータの外部の液に触れる恐れはなく、このた
め鋳鉄等の安価な非耐食性金属で構成することができ
る。
【0016】なお図1に示す10は軸封装置、11はケ
ーブルコネクタ、14はOリングである。
【0017】以上のように構成された液封式液中モータ
のダイヤフラム2は、その外周部はモータフレーム1に
拘束されているが、折り曲げられたしわの伸び縮みによ
る弾性があるので、当初取り付けた状態(図の実線)か
らモータを運転してモータ内部の封入液7が熱膨張した
ときに弾性変形して後退し(図の破線)、モータ内部の
体積を容易に増加させることができる。
【0018】なおダイヤフラム1に設けられるしわの形
状・数などはこの実施形態に限定されず、伸び縮みによ
る弾性を生じるような形状であればどのような形状であ
っても良い。
【0019】また上記実施形態ではダイヤフラム2はモ
ータフレーム1に溶接によって固定されているが、接着
など、他の手段によって固定してもよい。
【0020】なお上記実施形態においては、反負荷側の
モータフレーム1を延長してその端部をそのままモータ
の底部としているので、モータを縦置き(反負荷側を下
にする)に置いたときにとても座りが良くなる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 ダイヤフラムを金属製にしたのでその耐久性を向上で
きるばかりか、ゴムに比べて弾性が強いので、従来のよ
うにスプリングやスプリング受板やダイヤフラムカバー
も不要になり、構造が簡単になる。
【0022】反負荷側のフレーム側板及びブラケット
をモータフレーム内部に収納すると共にダイヤフラムに
よってモータフレームの内部を密閉したので、反負荷側
のフレーム側板及びブラケットとして安価な非耐食性部
材を使用することができ、且つOリングを使用しなくて
も良くて部品点数が減少し、構造が簡単になる。
【0023】以上,から安価なモータを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる液封式液中モータ
の側断面図である。
【図2】従来の液封式液中モータの側断面図である。
【符号の説明】
1 モータフレーム 2 ダイヤフラム A ダイヤフラム機構 3 固定子 4 回転子 5 主軸 6 キャン 7 封入液 8a フレーム側板(負荷側) 8b フレーム側板(反負荷側) 9a ブラケット(負荷側) 9b ブラケット(反負荷側) 10 軸封装置 11 ケーブルコネクタ 12 スラスト軸受 13a ラジアル軸受(負荷側) 13b ラジアル軸受(反負荷側) 14 Oリング 15a ボルト(負荷側) 15b ボルト(反負荷側)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状のモータフレーム内にキャンド構
    造の固定子を取り付け、該固定子の内側に主軸を取り付
    けた回転子を収納し、前記モータフレームの両側にフレ
    ーム側板を取り付けると共に該フレーム側板の両外側に
    ブラケットを取り付け、さらに反負荷側のブラケットの
    外側にダイヤフラム機構を設け、モータフレーム内の主
    軸の周囲に封入液を封入してなる液封式液中モータにお
    いて、 前記ダイヤフラム機構は、前記反負荷側のフレーム側板
    及びブラケットを収納するように反負荷側に延長したモ
    ータフレームに、前記封入液の熱膨張に応じて弾性変形
    するように折り曲げられた薄肉金属製のダイヤフラムを
    モータフレームの内部を密閉するように固定することで
    構成されていることを特徴とする液封式液中モータ。
  2. 【請求項2】 前記モータフレーム及びダイヤフラムは
    共に耐食性金属で構成されると共に、反負荷側のフレー
    ム側板及びブラケットは非耐食性金属で構成されること
    を特徴とする請求項1記載の液封式液中モータ。
JP15010898A 1998-03-04 1998-05-29 液封式液中モータ Pending JP2001339898A (ja)

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PCT/JP1999/000944 WO1999045626A1 (fr) 1998-03-04 1999-02-26 Moteur electrique immerge
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104283362A (zh) * 2014-11-07 2015-01-14 苏州法拉鼎电机有限公司 潜水电机密封连接结构及设有该密封连接机构的潜水电机
CN105322696A (zh) * 2014-07-15 2016-02-10 郑军波 一种潜水泵上的防水电机

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CN105322696A (zh) * 2014-07-15 2016-02-10 郑军波 一种潜水泵上的防水电机
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