JP2001339869A - バッテリパック及び電源回路 - Google Patents

バッテリパック及び電源回路

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JP2001339869A
JP2001339869A JP2000157945A JP2000157945A JP2001339869A JP 2001339869 A JP2001339869 A JP 2001339869A JP 2000157945 A JP2000157945 A JP 2000157945A JP 2000157945 A JP2000157945 A JP 2000157945A JP 2001339869 A JP2001339869 A JP 2001339869A
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resistor
battery pack
temperature
switching element
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JP2000157945A
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Takuji Matsuo
拓治 松尾
Fumiya Sato
文哉 佐藤
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Sony Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、バッテリパック及び電源回路に関
し、例えばリチウムイオン蓄電池によるシステムに適用
して、スイッチング素子のオン抵抗により電流を検出し
て電流を遮断する場合に、遮断する電流の精度を従来に
比して格段的に向上することができるようにする。 【解決手段】 本発明は、スイッチング素子5、6のオ
ン抵抗により電流ILを検出して電流を遮断する場合
に、基準電圧Vref側の温度特性によりオン抵抗の温
度特性を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリパック及
び電源回路に関し、例えばリチウムイオン蓄電池による
システムに適用することができる。本発明は、スイッチ
ング素子のオン抵抗により電流を検出して電流を遮断す
る場合に、基準電圧側の温度特性の設定によりオン抵抗
の温度特性を補償することにより、遮断する電流の精度
を従来に比して格段的に向上することができるようにす
る。
【0002】
【従来の技術】従来、リチウムイオン蓄電池を使用した
バッテリパックにおいては、充放電電流を遮断する電界
効果型トランジスタのオン抵抗を利用して充放電電流を
検出することにより、全体として簡易な構成により過電
流による異常を防止するようになされたものがある。
【0003】すなわち図17は、この種のバッテリパッ
クを示す接続図である。このバッテリパック1は、正極
端子2及び負極端子3を介して充電装置より充電電流の
供給を受け、またこの正極端子2及び負極端子3を介し
て所定の負荷に電源を供給する。すなわちバッテリパッ
ク1は、正極端子2がバッテリセル4の正極に接続され
るのに対し、負極端子3が電界効果型トランジスタ5及
び6の直列回路を介してバッテリセル4の負極に接続さ
れる。
【0004】保護集積回路7は、アース側がバッテリセ
ル4の負極に接続され、電源側が抵抗8を介してバッテ
リセル4の正極に接続される。保護集積回路7は、この
ような接続によりバッテリセル4の電源により動作し、
バッテリセル4を保護する。このバッテリセル4の保護
のうちの過電流に対する保護について、保護集積回路7
は、抵抗9を介して電流検出端子が負極端子3に接続さ
れ、これによりバッテリセル4の負極に接続されたアー
スとこの抵抗9を介して検出される負極端子3との間の
電位差により電界効果型トランジスタ5及び6のオン抵
抗を利用して充放電電流が検出される。すなわち電界効
果型トランジスタ5及び6のオン抵抗をそれぞれRds
on1、Rdson2とおくと、電流検出端子の電圧V
Lは、VL=IL×(Rdsonl+Rdson2)に
より表される。なおここでILは充放電電流値である。
【0005】保護集積回路7は、放電電流の制御につい
ては、内蔵の比較回路10において、電源より作成した
基準電圧Vrefとこの電流検出端子の電圧とを比較
し、この比較結果により遅延回路11を介して放電電流
を制御する側である電界効果型トランジスタ6をオフ状
態に切り換え、これにより過電流による放電を防止する
ようになされている。なお保護集積回路7は、充電電流
についても、保護集積回路7は、同様にして充電電流を
制御する側である電界効果型トランジスタ5をオフ状態
に切り換え、これにより過電流による充電を防止するよ
うになされている。なお保護集積回路7は、これらの他
にバッテリセル4の過充電、過放電等を防止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでバッテリパッ
クにおいては、保護集積回路7の発熱、電界効果型トラ
ンジスタ5、6の発熱、さらには周囲の温度により、内
部温度が種々に変化する。これに対して電界効果型トラ
ンジスタ5、6は、温度によりオン抵抗が変化する欠点
がある。具体的に、電界効果型トランジスタは、1度の
温度変化に対して約0.5〜1〔%〕抵抗値が変化する
正の温度係数を有し、これにより例えば電界効果型トラ
ンジスタの温度が20度から60度に変化すると、ドレ
インーソース間の抵抗値が、約100〔mΩ〕から約1
40〔mΩ〕に変化する。
【0007】図17について上述したバッテリパック1
において、電界効果型トランジスタ5、6の抵抗値がこ
のように温度変化すると、保護集積回路7においては、
電界効果型トランジスタ5、6をオフ状態に切り換える
電流値がその分変化することになる。すなわち例えば電
流検出端子が100〔mV〕になると電界効果型トラン
ジスタ5、6をオフ状態に切り換えるように設定した場
合、雰囲気温度20度においては1〔A〕の電流により
電界効果型トランジスタ5、6がオフ状態に切り換わる
のに対し、雰囲気温度60度においては0.71〔A〕
の電流により電界効果型トランジスタ5、6がオフ状態
に切り換わることになる。
【0008】これにより電界効果型トランジスタのオン
抵抗を利用して過電流を検出する方式においては、遮断
する電流の精度が実用上未だ不十分な問題があった。
【0009】なおこのような問題により従来のバッテリ
パックにおいては、十分に余裕を持って過電流を防止し
なくてはならず、その分充分にバッテリセルの性能を引
き出せない欠点等があり、また場合によっては電流ヒュ
ーズ等を別途配置しなければならない欠点がある。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、電界効果型トランジスタのオン抵抗を利用して過電
流を検出する方式において、遮断する電流の精度を従来
に比して格段的に向上することができるバッテリパック
及び電源回路を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1又は請求項25の発明においては、バッテリ
パック又は電源回路に適用して、基準電圧生成手段が、
スイッチング素子の温度特性を補償する温度特性により
基準電圧を生成する。
【0012】請求項1又は請求項25の構成によれば、
バッテリパック又は電源回路に適用して、基準電圧生成
手段が、スイッチング素子の温度特性を補償する温度特
性により基準電圧を生成することにより、スイッチング
素子の電流電圧変換による電圧が温度により変化する
と、これに対応するように基準電圧を変化させることが
でき、これにより遮断する電流の温度による変化を少な
くして、その分遮断する電流の精度を向上することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0014】(1−1)第1の実施の形態 図1は、図17との対比により本発明の第1の実施の形
態に係るバッテリパックを示す接続図である。このバッ
テリパック21において、図17のバッテリパック1と
共通する構成は、対応する符号を付して示し、重複した
説明は省略する。
【0015】このバッテリパック21において、保護集
積回路22は、電界効果型トランジスタ5、6のオンオ
フ制御の基準である基準電圧Vrefが外部入力である
点を除いて、バッテリパック1の保護集積回路7と同一
に構成される。これにより保護集積回路22は、スイッ
チング素子である電界効果型トランジスタ5、6により
充放電電流を電流電圧変換して得られる電圧を電流検出
端子に受け、この電圧と基準電圧Vrefとの比較によ
りスイッチング素子をオンオフ制御する制御手段を構成
する。
【0016】バッテリパック21において、レギュレー
ター23は、汎用の基準電圧発生用の集積回路により構
成され、バッテリセル4の端子電圧より温度変化の極め
て少ない第1の基準電圧を生成する。抵抗体24及び2
5は、直列接続されて、第1の基準電圧を分圧して基準
電圧Vrefを生成する。これにより抵抗体24及び2
5による直列回路とレギュレーター23とは、バッテリ
セル4の端子電圧より所定の基準電圧Vrefを生成す
る基準電圧生成手段を構成する。
【0017】バッテリパック21は、この分圧回路を構
成する回路素子である抵抗体24及び25の温度特性の
設定により、スイッチング素子の温度特性を補償する温
度特性で基準電圧Vrefを生成する。すなわち一般的
に電界効果型トランジスタは、正特性の温度特性を有
し、この実施の形態に係る電界効果型トランジスタ5、
6は、接合部の温度が上昇すると、図2に示すように、
その分オン抵抗値も増大する。
【0018】この特性に対応するように、この実施の形
態において、第1の基準電圧を入力する第1の抵抗体2
4は、温度変化に対して抵抗値がほぼ一定の抵抗器とし
てのチップ抵抗が適用されるのに対し、続く第2の抵抗
体25は、温度変化に対して抵抗値が所定の線型の正温
度特性により変化する感温抵抗器としてのチップ抵抗が
適用される。ここでこのような感温抵抗器であるチップ
抵抗は、図3に示すように、種々の抵抗変化率により示
される種々の線型特性のものがあり、この実施の形態で
は、電界効果型トランジスタ5、6の温度特性に対応し
た低抗変化率が2700〔ppm/度〕のものを適用す
る。
【0019】これによりこの実施の形態では、温度によ
る基準電圧Vrefの変化を図4に示すように、電界効
果型トランジスタ5、6のオン抵抗が温度により変化し
た分、基準電圧Vrefを可変し、常に一定の電流値で
充放電電流を遮断するようになされている。なおこの図
4に示す特性は、レギュレーター23の出力電圧が2
〔V〕で、抵抗体24及び25の抵抗値がそれぞれ9
〔kΩ〕及び1〔kΩ〕の場合の基準電圧Vrefであ
る。
【0020】なおこの図4の例において、バッテリーパ
ック21は感温抵抗器25が温度25度のとき、約20
0〔mV〕の基準電圧Vrefを出力し、感温抵抗器2
5が温度70度のとき、約220〔mV〕の基準電圧V
refを出力し、温度に応じて基準電圧Vrefが線型
に増大するようになされている。なお、このように基準
電圧を生成する分圧回路においては、ノイズによる保護
集積回路22の誤動作を招来しない範囲で、消費電力を
少なくする観点より、抵抗値の高い抵抗体により構成す
ることが望ましく、実験した結果によれば、抵抗体24
及び25の抵抗値をそれぞれ約200〔kΩ〕及び1.
8〔MΩ〕に選定した場合に、極めて好適な温度特性を
確保することができた。
【0021】図4は、このバッテリパック21の実装の
状態を部分的に示す平面図である。バッテリパック21
は、配線基板に保護集積回路22、電界効果型トランジ
スタ5、6等を実装して構成される。電界効果型トラン
ジスタ5、6は、一体にパッケージに収納して構成さ
れ、基準電圧生成手段の一部であり、かつ分圧回路の全
部である抵抗体24、25が電界効果型トランジスタ
5、6に近接して配置されるようになされている。これ
によりバッテリパック21は、電界効果型トランジスタ
5、6の温度変化に追従して抵抗体24、25の温度が
変化するようになされている。
【0022】またバッテリパック21は、バッテリセル
4の負極に接続される側と抵抗体25を接続する配線パ
ターン26、抵抗体24、25を接続する配線パターン
27が幅広に形成され、これにより電界効果型トランジ
スタ5、6の発熱を効率良く抵抗体24、25に伝達し
て、抵抗体24、25の温度変化が電界効果型トランジ
スタ5、6の温度変化に精度良く追従するようになされ
ている。
【0023】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、バッテリパック21は(図1)、
充電装置に接続されると、正極端子2、負極端子3を介
して充電装置より充電電流が供給され、これによりバッ
テリセル4が充電される。この充電の際に、バッテリパ
ック21は、電界効果型トランジスタ5、6のオン抵抗
により充電電流が電流電圧変換処理され、これら電界効
果型トランジスタ5、6の直列回路の両端電位差が保護
集積回路22により検出される。またレギュレーター2
3によりバッテリセル4の端子電圧から第1の基準電圧
が生成され、抵抗体24、25の分圧回路によりこの第
1の基準電圧が分圧されて基準電圧Vrefが生成さ
れ、この基準電圧Vrefが電流電圧変換処理による電
位差と比較される。
【0024】ここでこの電流電圧変換処理による電位差
においては、充電電流が増大すると増大することによ
り、充電電流が一定電流値以上に増大すると、基準電圧
Vrefを越えるようになる。バッテリパック21は、
これにより基準電圧Vrefと電界効果型トランジスタ
5、6のオン抵抗により検出される電位差との比較結果
により充電側を制御する電界効果型トランジスタ6をオ
フ状態に切り換えて、過電流による充電が防止される。
【0025】またバッテリパック21は、負荷に接続さ
れると、正極端子2、負極端子3を介してこの負荷にバ
ッテリセル4より電力が供給され、この場合も充電時と
同様に、電界効果型トランジスタ5、6のオン抵抗によ
り放電電流が検出される。さらにこの放電電流と基準電
圧Vrefとの比較により、この場合は放電を制御する
側の電界効果型トランジスタ5がオフ状態に切り換えら
れ、過電流による放電が防止される。
【0026】このようにして過電流による充放電を防止
するにつき、温度により電界効果型トランジスタ5、6
のオン抵抗が変化すると、同一の電流が流れている場合
でも、検出される電位差においては抵抗値が増大した
分、増大することになる(図2)。これに対して基準電
圧Vrefの生成側においては、分割回路を構成する抵
抗体24、25のうち、抵抗体25側が感温抵抗器によ
り構成され、この温度特性が電界効果型トランジスタ
5、6の温度特性を補償するように選定されていること
により(図3)、電界効果型トランジスタ5、6の温度
変化により電界効果型トランジスタ5、6間の電位差が
増大すると、これに対応するように基準電圧Vrefも
増大することになる(図4)。
【0027】これによりこの実施の形態では、温度が変
化しても常にほぼ一定の電流値により充電電流を遮断す
ることができ、これにより遮断する電流の精度を従来に
比して格段的に向上することができる。
【0028】またバッテリパック21では、このように
電界効果型トランジスタ5、6に近接して分圧回路が配
置されていることにより、さらには幅広の配線パターン
により電界効果型トランジスタ5、6、分圧回路の抵抗
体24、25が接続されていることにより、電界効果型
トランジスタ5、6の温度変化に追従して分圧回路も速
やかに温度変化し、これによって遮断する電流の精度を
従来に比して格段的に向上することができる。
【0029】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、基準電圧側の温度特性により電界
効果型トランジスタ5、6のオン抵抗の温度特性を補償
することにより、遮断する電流の精度を従来に比して格
段的に向上することができる。
【0030】またバッテリセル4の端子電圧よりレギュ
レータで生成基準の電圧を生成し、さらに分圧回路によ
りこの生成基準の電圧より基準電圧を生成したことによ
り、分圧回路を構成する回路素子の選択により、簡易に
温度特性を補償することができる。
【0031】またこの分圧回路を抵抗体の直列回路によ
り形成することにより、単に電界効果型トランジスタの
温度特性に対応する温度特性の抵抗体を選択するだけ
で、簡易に温度特性を補償することができる。
【0032】またこれら基準電圧生成手段の一部である
分圧回路を電界効果型トランジスタの近傍に配置するこ
とにより、また幅広の配線パターンにより接続して熱的
に結合させることにより、電界効果型トランジスタ5、
6の温度変化に追従して分圧回路も速やかに温度変化さ
せることができ、これによっても遮断する電流の精度を
従来に比して格段的に向上することができる。
【0033】(2)第2の実施の形態 図6は、本発明の第2の実施の形態に係るバッテリパッ
クを示す接続図である。このバッテリパック31は、図
1について上述したレギュレーター23に代えて、抵抗
32及びツェナーダイオード33の直列回路により生成
基準の電圧が生成される点を除いて、図1のバッテリパ
ック21と同一に構成される。
【0034】図6に示すように、抵抗32及びツェナー
ダイオード33の直列回路により生成基準の電圧を生成
しても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0035】(3)第3の実施の形態 図7は、本発明の第3の実施の形態に係るバッテリパッ
クを示す接続図である。このバッテリパック41におい
て、図1のバッテリパック21と同一の構成は、対応す
る符号を付して示し重複した説明は省略する。
【0036】このバッテリパック41において、保護集
積回路42は、抵抗8及び9がそれぞれ省略されている
点、電界効果型トランジスタ5、6の接続中点にも所定
の端子が接続される点を除いて、バッテリセル4の保護
に関して、保護集積回路22と同一に構成される。
【0037】バッテリパック41においては、分圧回路
を構成する回路素子の選択により、所定の温度までの範
囲で、電界効果型トランジスタ5、6の温度特性を補償
し、所定の温度以上においては、温度特性が反転するよ
うに基準電圧Vrefを生成する。これによりこのバッ
テリパック41では、この所定の温度までは、第1の実
施の形態と同様にして遮断電流の温度による変化を防止
するのに対し、この所定温度以上の範囲においては、温
度の増大に伴って少ない電流値により充放電電流を遮断
する。
【0038】すなわち電界効果型トランジスタは、温度
が異常に上昇すると電流が増大して自己発熱し、その結
果として温度が定格温度範囲を超える場合があり、この
場合、破壊することになる。従って電界効果型トランジ
スタを使用する場合、電界効果型トランジスタの温度が
定格温度の上限値に近づくと、例えばゲート電圧を0
〔V〕に切り換えて電界効果型トランジスタの自己発熱
を防止する必要がある。なお、一般にバッテリパックに
おいては、電界効果型トランジスタの選定等により、こ
のような現象が発生しないようになされている。
【0039】これに対してこの実施の形態によれば、こ
の所定温度以上の範囲においては、温度の増大に伴って
少ない電流値により充放電電流を遮断することにより、
例えば温度が定格温度範囲の上限値に近づくと、少ない
充放電電流により電界効果型トランジスタ5、6をオフ
状態に切り換えることができ、その分電界効果型トラン
ジスタ等の選択の幅を増大して安全性を向上することが
できる。
【0040】具体的に、この実施の形態において、分割
回路を構成する抵抗体は、レギュレーター23側の抵抗
体43にチップ抵抗によるにポジスタ素子が適用され、
アース側の抵抗体44にチップ抵抗による感温抵抗器が
適用される。さらに感温抵抗器においては、実用上、第
1の実施の形態と同様にして温度特性が選択されるが、
上述した所定の温度までは、電界効果型トランジスタ
5、6の温度特性だけでなく、ポジスタ素子の温度特性
をも補償するように、適切な温度特性のものを選択する
ことが好ましい。
【0041】さらに図8に示すように、この実施の形態
でも、分圧回路を電界効果型トランジスタ5、6の近傍
に配置し、さらに幅広の配線パターンにより接続して電
界効果型トランジスタ5、6と熱的に結合させる。
【0042】なおこの場合、ノイズによる保護集積回路
22の誤動作を招来しない範囲で、消費電力を少なくす
る観点より、ポジスタ素子の抵抗値は、100〔kΩ〕
〜3〔MΩ〕が望ましく、この実施の形態では1〔M
Ω〕のものを適用した。またこの実施の形態において、
上述した温度の範囲をほぼ−30〜+90度の範囲に設
定し、ポジスタ素子は、抵抗値の急激な増大が開始する
検知温度が125度のもであって、−30〜+90度の
範囲における抵抗値が、1〔MΩ〕±10〔%〕以内の
ものを使用した。その結果ポジスタ素子は、温度が90
度を越えると抵抗値が急激に増大し、温度が120度に
なると、約4倍の4〔MΩ〕となり、125度で約10
倍の10〔MΩ〕、130度で約30倍の30〔MΩ〕
の抵抗値を示した。
【0043】これに対して感温抵抗器は、温度係数が2
700〔ppm/度〕である100〔kΩ〕のものを適
用した。なお電界効果型トランジスタ5、6のオン抵抗
は、温度係数が約2700〔ppm/度〕であった。
【0044】この条件により実験した結果によれば、雰
囲気温度が−30〜+90度の範囲においては、温度が
高くなる程、感温抵抗器の抵抗値の増大により電界効果
型トランジスタ5、6により検出される電圧に追従して
基準電圧Vrefが上昇し、これによりほぼ一定の電流
値により充放電電流を遮断することができた。また雰囲
気温度が90度以上になると、ポジスタ素子の抵抗値の
急激な増大により基準電圧Vrefが低下し、雰囲気温
度が130度以上になると、基準電圧Vrefがほぼ0
〔V〕となって充放電電流の値によらず充放電電流を遮
断することができた。
【0045】なおこの過程をさらに詳細に説明すると、
レギュレーター23の出力電圧が2〔V〕、ポジスタ素
子の−30〜+90℃の範囲における抵抗値が約1〔M
Ω〕、ポジスタ素子の検知温度が125度、感温抵抗器
の25℃における抵抗値が100〔kΩ〕、感温抵抗器
の温度係数が約2700〔ppm/度〕であることか
ら、雰囲気温度25度では、基準電圧Vrefは、18
2〔mV〕となり、雰囲気温度75度では、基準電圧V
refは、204〔mV〕となり、雰囲気温度25度の
場合に比して基準電圧Vrefが13.5〔%〕高くな
る。
【0046】これに対して雰囲気温度が125度になる
と、基準電圧Vrefは、25〔mV〕(ポジスタ素子
の抵抗値:10〔MΩ〕、感温抵抗器の抵抗値127
〔kΩ〕)となり、雰囲気温度が130度になると、基
準電圧Vrefは、9〔mV〕(ポジスタ素子の抵抗
値:30〔MΩ〕、感温抵抗器の抵抗値128〔k
Ω〕)となる。これにより雰囲気温度が−30〜+90
度の範囲においては、ほぼ一定の電流値により充放電電
流を遮断できるのに対し、雰囲気温度が+90度以上と
なると、徐々に少ない電流値により充放電電流を遮断す
ることとなる。
【0047】図7及び図8に示す構成によれば、基準電
圧回路によりスイッチング素子の温度特性を補償する範
囲を所定温度以下に設定し、この所定温度以上の範囲に
おいては、所定温度以下の範囲とは逆の温度特性により
基準電圧を生成することにより、第1の実施の形態の効
果に加えて、電界効果型トランジスタの自己発熱等によ
る損傷をも有効に回避することができる。
【0048】(4)第4の実施の形態 図9は、本発明の第4の実施の形態に係るバッテリパッ
クの部品実装を示す平面図である。このバッテリパック
は、第3の実施の形態に係る回路構成により構成され、
配線基板に多層配線基板が適用される。このバッテリパ
ックは、図10に示すように、部品実装に対応するラン
ドが作成されてなる配線パターンが最上層に割り当てら
れ、この配線パターンにおいて、電界効果型トランジス
タ5、6の下には大きな面積のパターンが配置されるよ
うになされている。この大きな面積の配線パターンは、
電界効果型トランジスタ5と抵抗体44を接続する幅広
の配線パターンと接続され、これにより電界効果型トラ
ンジスタ5、6の熱をさらに効率良く配線パターンによ
り分圧抵抗に伝導して、熱的結合を強固なものとするよ
うになされている。
【0049】またこの大きな面積の配線パターンは、ス
ルーホール用のランドが作成され、また電界効果型トラ
ンジスタ5と抵抗体44を接続する幅広の配線パターン
においても、同様のランドが作成される。
【0050】図11及び図12に示すように、この配線
基板は、絶縁層を間に挟んで、続く配線パターンが電界
効果型トランジスタ5、6、分圧回路の全体と重なり合
うように、大面積により作成される。これによってもこ
のバッテリパックは、電界効果型トランジスタ5、6の
熱をさらに効率良く配線パターンにより分圧抵抗に伝導
して、熱的結合を強固なものとするようになされてい
る。
【0051】さらにこの配線パターンは、スルーホール
により、上述した部品実装側の配線パターンに接続され
る。これによりバッテリパックは、さらに一段と電界効
果型トランジスタ5、6と分圧抵抗とを熱的に強固に結
合するようになされている。
【0052】なおこのような配線パターンとしては銅箔
パターン、アルミニウムによるパターンを適用すること
ができ、銅箔パターンの場合、厚さ35〔μm〕〜70
〔μm〕の範囲で、厚い方が望ましい。また絶縁層とし
ては、ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸して平板形状と
したいわゆるガラスエポキシ基板を適用することがで
き、例えば0.4〔mm〕〜0.6〔mm〕程度の板厚
に設定して、電界効果型トランジスタ5、6と抵抗体4
4との温度差を5度以下とすることができる。
【0053】図9〜図12の構成によれば、配線基板の
工夫により電界効果型トランジスタ5、6と抵抗体44
との熱的な結合をさらに一段と強固なものとすることに
より、第3の実施の形態に比してさらに一段と特性を向
上することができる。
【0054】(5)第5の実施の形態 図13は、本発明の第5の実施の形態に係るバッテリパ
ックを示す接続図である。このバッテリパック51は、
第1の実施の形態との対比により第2の実施の形態につ
いて説明したと同様に、第3の実施の形態に係る構成の
レギュレーター23に代えて、抵抗32及びツェナーダ
イオード33の直列回路により生成基準の電圧を生成す
る。
【0055】図13に示すように、抵抗32及びツェナ
ーダイオード33の直列回路により生成基準の電圧を生
成しても、第3の実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0056】(6)第6の実施の形態 図14は、図7との対比により本発明の第6の実施の形
態に係るバッテリパックを示す接続図である。このバッ
テリパック61では、第3の実施の形態について上述し
た構成に加えて、レギュレーター23及び抵抗体43間
に抵抗器による抵抗体62を配置する。
【0057】これによりバッテリパック61では、抵抗
体43及び抵抗体62の抵抗値と温度特性の選択によ
り、これらの直列回路における抵抗値と温度特性とを自
由に選定できるようになされ、これにより電界効果型ト
ランジスタ5、6の温度特性を適切に補償し、さらには
所定温度以上の温度上昇により、遮断する電流値を適切
に設定するようになされている。
【0058】なおこの場合、抵抗器62は、消費電流を
小さくする観点より、抵抗値が100〔kΩ〕〜3〔M
Ω〕のものが好ましく、この場合、ポジスタ素子43
は、25度の温度で比較的小さな抵抗値である10〔k
Ω〕程度のものを適用することができる。また感温抵抗
器44は、抵抗値が約200〔kΩ〕程度のものが好ま
しく、さらにはポジスタ素子43においては、抵抗値が
感温抵抗器43と同一のものが好ましい。
【0059】図15は、レギュレーター23の出力電圧
を2〔V〕に設定し、抵抗値8〔kΩ〕の抵抗器62、
温度25度における抵抗値が1〔kΩ〕であり、検知温
度が125度のポジスタ素子43、抵抗値が〔1kΩ〕
であり、温度係数が2700〔ppm/度〕の感温抵抗
器44を適用した場合のシュミレーション結果を示す特
性曲線図である。
【0060】この場合、雰囲気温度90度程度までは、
電界効果型トランジスタ5、6により検出される電圧の
変化に追従して基準電圧Vrefが適切に変化し、これ
以上の温度では基準電圧Vrefの立ち下がりにより、
電界効果型トランジスタ5、6が温度上昇すればする
程、低い電流値により電界効果型トランジスタ5、6が
オフ状態に切り換わることがわかる。
【0061】なお図15では、横軸を感温抵抗器44の
温度とし、感温抵抗器44が温度25度のとき、基準電
圧Vrefは約200〔mV〕であり、感温抵抗器44
が温度70度のとき、基準電圧Vrefは約220〔m
V〕である。また感温抵抗器44が温度120度のと
き、基準電圧Vrefは、約180〔mV〕に低下し、
感温抵抗器44が温度130度になると、基準電圧Vr
efは、約80〔mV〕にまで低下した。
【0062】図14に示す構成によれば、分圧回路に抵
抗器を付加することにより、第3の実施の形態に比して
さらに一段と特性を向上することができる。
【0063】(7)第7の実施の形態 図16は、図17との対比により本発明の第7の実施の
形態に係るバッテリパックを示す接続図である。このバ
ッテリパック71は、第1の実施の形態との対比により
第2の実施の形態について説明したと同様に、第6の実
施の形態に係る構成のレギュレーター23に代えて、抵
抗32及びツェナーダイオード33の直列回路により生
成基準の電圧を生成する。
【0064】なおこの場合、消費電流を小さくする観点
より、抵抗体43、44の抵抗値は、100〔kΩ〕〜
3〔MΩ〕程度が望ましく、これとの関係よりツェナー
ダイオード33は、降伏電圧が1〜4〔V〕程度のもを
適用することが好ましい。
【0065】図16に示すように、抵抗32及びツェナ
ーダイオード33の直列回路により生成基準の電圧を生
成しても、第7の実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0066】(8)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、スイッチング素子と
して電界効果型トランジスタを使用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、スイッチング素子がバ
イポーラ型のトランジスタの場合、抵抗体と電磁リレー
との直列回路である場合等に広く適用することができ
る。
【0067】また上述の実施の形態においては、分圧回
路の一方に感温抵抗器を適用する場合、又は感温抵抗
器、ポジスタ素子により分圧回路を構成し、またはこれ
に抵抗器を加えて分圧回路を構成する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、正特性及び負特性を有す
る抵抗体を種々に適用することができる。
【0068】また上述の実施の形態においては、スイッ
チング素子の近傍に分圧回路を配置することにより、ま
た配線パターンを幅広とすることにより、スイッチング
素子に基準電圧生成手段の一部を熱的に結合させる場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、基準電圧生
成手段の全部をスイッチング素子の近傍に配置してもよ
く、また構成によってはこれとは逆に分圧抵抗の1つの
素子のみを熱的に結合させてもよい。また熱的な結合手
段についても熱伝導率の高いシリコン樹脂を全部又は一
部に塗布する場合等、種々の方法を広く適用することが
できる。
【0069】また上述の実施の形態においては、本発明
をバッテリパックに適用した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、バッテリパック等の種々の負荷に
電源を供給する電源回路に広く適用することができる。
【0070】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、スイッチ
ング素子のオン抵抗により電流を検出して電流を遮断す
る場合に、基準電圧側の温度特性によりオン抵抗の温度
特性を補償することにより、遮断する電流の精度を従来
に比して格段的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るバッテリパッ
クを示す接続図である。
【図2】図1のバッテリパックに適用される電界効果型
トランジスタの特性を示す特性曲線図である。
【図3】図1のバッテリパックに適用される感温抵抗器
の特性を示す特性曲線図である。
【図4】図1のバッテリパックにおける基準電圧の特性
を示す特性曲線図である。
【図5】図1のバッテリパックの部品実装を示す平面図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るバッテリパッ
クを示す接続図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るバッテリパッ
クを示す接続図である。
【図8】図7のバッテリパックの部品実装を示す平面図
である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るバッテリパッ
クの部品実装を示す平面図である。
【図10】図9のバッテリパックの部品実装面の配線パ
ターンを示す平面図である。
【図11】図9のバッテリパックの下層側の配線パター
ンを示す平面図である。
【図12】図10及び図11の配線パターンの関係を示
す斜視図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態に係るバッテリパ
ックを示す接続図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態に係るバッテリパ
ックを示す接続図である。
【図15】図14のバッテリパックにおける基準電圧の
特性を示す特性曲線図である。
【図16】本発明の第7の実施の形態に係るバッテリパ
ックを示す接続図である。
【図17】従来のバッテリパックを示す接続図である。
【符号の説明】
1、21、31、41、51、61、71……バッテリ
パック、4……バッテリセル、5、6……電界効果型ト
ランジスタ、7、22、42……保護集積回路、24、
25、43、44、62……抵抗体、26、27……配
線パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 BA01 DA07 DA13 FA04 FA08 GA01 GA07 5H030 BB01 BB21 DD01 FF22 FF43

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の接続端子を介して外部機器との間で
    内蔵の電池セルの充放電電流を入出力するバッテリパッ
    クにおいて、 前記充放電電流の経路に配置され、所定の制御信号によ
    り動作して前記電池セルの充電電流及び又は放電電流を
    遮断するスイッチング素子と、 前記電池セルの端子電圧より所定の基準電圧を生成する
    基準電圧生成手段と、 前記基準電圧と、前記スイッチング素子における前記充
    電電流及び又は放電電流の入出力端間の電圧とを比較
    し、比較結果により前記制御信号を出力する制御手段と
    を備え、 前記基準電圧生成手段は、 前記スイッチング素子の温度特性を補償する温度特性に
    より、前記基準電圧を生成することを特徴とするバッテ
    リパック。
  2. 【請求項2】前記スイッチング素子が、電界効果型トラ
    ンジスタであることを特徴とする請求項1に記載のバッ
    テリパック。
  3. 【請求項3】前記スイッチング素子が、バイポーラ型の
    トランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の
    バッテリパック。
  4. 【請求項4】前記スイッチング素子が、抵抗体と電磁リ
    レーとの直列回路であることを特徴とする請求項1に記
    載のバッテリパック。
  5. 【請求項5】前記基準電圧生成手段は、 前記電池セルの端子電圧より前記基準電圧の生成基準で
    ある生成基準電圧を生成する生成基準電圧生成手段と、 前記生成基準電圧を分圧して前記基準電圧を生成する分
    圧回路とを有し、 前記分圧回路を構成する回路素子の温度特性の設定によ
    り、前記スイッチング素子の温度特性を補償する温度特
    性により、前記基準電圧を生成することを特徴とする請
    求項1に記載のバッテリパック。
  6. 【請求項6】前記分圧回路が、 異なる温度特性の第1及び第2の抵抗体を直列接続して
    形成されたことを特徴とする請求項5に記載のバッテリ
    パック。
  7. 【請求項7】前記第1又は第2の抵抗体が、正特性の温
    度特性の抵抗体であることを特徴とする請求項6に記載
    のバッテリパック。
  8. 【請求項8】前記第1又は第2の抵抗体が、負特性の温
    度特性の抵抗体であることを特徴とする請求項7に記載
    のバッテリパック。
  9. 【請求項9】前記第1又は第2の抵抗体が、感温抵抗器
    であることを特徴とする請求項6に記載のバッテリパッ
    ク。
  10. 【請求項10】前記第1又は第2の抵抗体が、正特性サ
    ーミスタ素子であることを特徴とする請求項6に記載の
    バッテリパック。
  11. 【請求項11】前記第1又は第2の抵抗体が、負特性サ
    ーミスタ素子であることを特徴とする請求項6に記載の
    バッテリパック。
  12. 【請求項12】前記第1又は第2の抵抗体が、ポジスタ
    素子であることを特徴とする請求項6に記載のバッテリ
    パック。
  13. 【請求項13】生成基準電圧生成手段が、 抵抗器とツェナーダイオードとの直列回路であることを
    特徴とする請求項5に記載のバッテリパック。
  14. 【請求項14】前記基準電圧生成手段の全部又は一部を
    前記スイッチング素子の近傍に配置したことを特徴とす
    る請求項1に記載のバッテリパック。
  15. 【請求項15】前記基準電圧生成手段の全部又は一部を
    前記スイッチング素子と熱的に結合させたことを特徴と
    する請求項1に記載のバッテリパック。
  16. 【請求項16】前記分圧手段の全部又は一部を前記スイ
    ッチング素子の近傍に配置したことを特徴とする請求項
    5に記載のバッテリパック。
  17. 【請求項17】前記分圧回路の全部又は一部を前記スイ
    ッチング素子と熱的に結合させたことを特徴とする請求
    項5に記載のバッテリパック。
  18. 【請求項18】前記基準電圧生成手段は、 前記スイッチング素子の温度特性を補償する温度の範囲
    が所定温度以下であり、 前記所定温度以上の範囲においては、前記所定温度以下
    の範囲とは逆の温度特性により前記基準電圧を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。
  19. 【請求項19】前記基準電圧生成手段の全部又は一部を
    前記スイッチング素子の近傍に配置したことを特徴とす
    る請求項18に記載のバッテリパック。
  20. 【請求項20】前記基準電圧生成手段の全部又は一部を
    前記スイッチング素子と熱的に結合させたことを特徴と
    する請求項18に記載のバッテリパック。
  21. 【請求項21】前記基準電圧生成手段は、 前記電池セルの端子電圧より前記基準電圧の生成基準で
    ある生成基準電圧を生成する生成基準電圧生成手段と、 前記生成基準電圧を分圧して前記基準電圧を生成する分
    圧回路とを有し、 前記分圧回路を構成する回路素子が、少なくとも正特性
    の温度特性による第1の抵抗体と負特性の温度特性によ
    る第2の抵抗体との直列回路であり、 前記第1及び又は第2の抵抗体の温度特性が、非線型の
    特性であることを特徴とする請求項18に記載のバッテ
    リパック。
  22. 【請求項22】前記分圧回路の全部又は一部を前記スイ
    ッチング素子と熱的に結合させたことを特徴とする請求
    項21に記載のバッテリパック。
  23. 【請求項23】前記第1の抵抗体が、ポジスタ素子であ
    り、 前記第2の抵抗体が、感温抵抗器であることを特徴とす
    る請求項21に記載のバッテリパック。
  24. 【請求項24】前記分圧回路は、 前記第1の抵抗体、前記第2の抵抗体に、抵抗器を直列
    接続して形成されたことを特徴とする請求項21に記載
    のバッテリパック。
  25. 【請求項25】負荷電流の経路に配置され、所定の制御
    信号により動作して前記負荷電流を遮断するスイッチン
    グ素子と、 所定の基準電圧を生成する基準電圧生成手段と、 前記基準電圧と、前記スイッチング素子における前記負
    荷電流の入出力端間の電圧とを比較し、比較結果により
    前記制御信号を出力する制御手段とを備え、 前記基準電圧生成手段は、 前記スイッチング素子の温度特性を補償する温度特性に
    より、前記基準電圧を生成することを特徴とする電源回
    路。
  26. 【請求項26】前記基準電圧生成手段は、 前記基準電圧の生成基準である生成基準電圧を生成する
    生成基準電圧生成手段と、 前記生成基準電圧を分圧して前記基準電圧を生成する分
    圧回路とを有し、 前記分圧回路を構成する回路素子の温度特性の設定によ
    り、前記スイッチング素子の温度特性を補償する温度特
    性により、前記基準電圧を生成することを特徴とする請
    求項25に記載の電源回路。
  27. 【請求項27】前記分圧回路が、 異なる温度特性の第1及び第2の抵抗体を直列接続して
    形成されたことを特徴とする請求項26に記載の電源回
    路。
  28. 【請求項28】前記第1又は第2の抵抗体が、正特性の
    温度特性の抵抗体であることを特徴とする請求項27に
    記載の電源回路。
  29. 【請求項29】前記第1又は第2の抵抗体が、負特性の
    温度特性の抵抗体であることを特徴とする請求項27に
    記載の電源回路。
  30. 【請求項30】前記第1又は第2の抵抗体が、感温抵抗
    器であることを特徴とする請求項27に記載の電源回
    路。
  31. 【請求項31】前記基準電圧生成手段の全部又は一部を
    前記スイッチング素子と熱的に結合させたことを特徴と
    する請求項25に記載の電源回路。
  32. 【請求項32】前記分圧回路の全部又は一部を前記スイ
    ッチング素子と熱的に結合させたことを特徴とする請求
    項26に記載の電源回路。
  33. 【請求項33】前記基準電圧生成手段は、 前記スイッチング素子の温度特性を補償する温度の範囲
    が所定温度以下であり、 前記所定温度以上の範囲においては、前記所定温度以下
    の範囲とは逆の温度特性により前記基準電圧を生成する
    ことを特徴とする請求項25に記載の電源回路。
  34. 【請求項34】前記基準電圧生成手段の全部又は一部を
    前記スイッチング素子と熱的に結合させたことを特徴と
    する請求項33に記載の電源回路。
  35. 【請求項35】前記基準電圧生成手段は、 前記基準電圧の生成基準である生成基準電圧を生成する
    生成基準電圧生成手段と、 前記生成基準電圧を分圧して前記基準電圧を生成する分
    圧回路とを有し、 前記分圧回路を構成する回路素子が、少なくとも正特性
    の温度特性による第1の抵抗体と負特性の温度特性によ
    る第2の抵抗体との直列回路であり、 前記第1及び又は第2の抵抗体の温度特性が、非線型の
    特性であることを特徴とする請求項33に記載の電源回
    路。
  36. 【請求項36】前記分圧回路の全部又は一部を前記スイ
    ッチング素子と熱的に結合させたことを特徴とする請求
    項35に記載の電源回路。
  37. 【請求項37】前記第1の抵抗体が、ポジスタ素子であ
    り、 前記第2の抵抗体が、感温抵抗器であることを特徴とす
    る請求項35に記載のバッテリパック。
  38. 【請求項38】前記負荷電流の供給対象が所定の端子に
    接続された二次電池であることを特徴とする請求項25
    に記載のバッテリパック。
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