JP2001339492A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001339492A
JP2001339492A JP2001076003A JP2001076003A JP2001339492A JP 2001339492 A JP2001339492 A JP 2001339492A JP 2001076003 A JP2001076003 A JP 2001076003A JP 2001076003 A JP2001076003 A JP 2001076003A JP 2001339492 A JP2001339492 A JP 2001339492A
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Jun Koyama
潤 小山
Masaru Yamazaki
優 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手の良い電子機器を提供する。 【解決手段】 表示部と、音声入力部と、音声出力部
と、操作キーとを有し、電話として機能する電子機器で
あって、表示部は受動素子を有しており、操作キーはL
EDを有しており、LEDによって表示される画像は、
向きが切り替わることを特徴とする電子機器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話機(電話)とし
ての機能を有する電子機器、特に携帯情報端末に関す
る。特にEL素子を表示部に有する携帯情報端末に関す
る。なお本明細書において携帯情報端末とは、利用者が
携帯可能で、移動中に居ながらにして他者とのデータの
やりとりが可能で、かつ電話機としての機能を持ち合わ
せている通信機器を意味する。
【0002】
【従来の技術】近年フラットパネルディスプレイに関す
る技術は、軽薄短小へのニーズの高まりを背景に急速に
発展しており、高品質、フルカラー、高解像度の表示が
可能になっている。そしてフラットパネルディスプレイ
の1つである液晶表示装置は、携帯情報端末(モバイル
コンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書
籍等)の表示部に用いられている。
【0003】図25に液晶表示装置を有する、携帯情報
端末の一つである携帯電話を示す。図25に示した携帯
電話は、本体2801、音声出力部2802、音声入力
部2803、表示部2804、操作キー2805、アン
テナ2806を含む。
【0004】図25に示した携帯電話は、音声入力部2
803に入力された音声が電波に変換されて出力し、ま
た音声の情報を有する電波を取り込んで音声に変換し、
該音声を音声出力部において再生するという、電話とし
ての機能を有している。
【0005】表示部2804には液晶表示装置が用いら
れており、必要な情報を表示することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図25に示した従来の
携帯情報端末は、どの操作キーを押すと、どういった情
報が携帯情報端末に入力されるかを利用者が認識できる
ように、操作キーに文字、数字または記号等の画像が記
載または表示されている。しかし従来の携帯情報端末
は、操作キーに記載または表示されている文字、数字ま
たは記号の向きが常に固定されている。そのため、利用
者は携帯情報端末の向きを、常に操作キーに表示されて
いる文字、数字または記号の向きに合わせて利用せざる
を得なかったため、携帯情報端末自体の利便性に欠けて
いた。
【0007】上述したことに鑑み、本発明はより使い勝
手の良い携帯情報端末を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】本発明の携帯情報端末は、情報を入力する
ための操作キーがそれぞれLED(Light Emitting Dio
de)、EL表示装置または液晶表示装置を有しており、
該LED、EL表示装置または液晶表示装置によって操
作キーに表示される文字、記号、数字で、利用者が操作
キーを識別できるようにした。上記構成によって、暗所
においても利用者が操作キーを識別できる。
【0010】そして表示部に表示される画像の向きと、
操作キーに表示される文字、記号、数字などの画像の向
きを、携帯情報端末を用いる用途によって、利用者が適
宜変えることができるようにした。上記構成によって、
携帯情報端末の使い勝手を良くすることができる。
【0011】また本発明の携帯情報端末は、CCDカメ
ラを有する構成としても良い。CCDカメラを有するこ
とで、CCDカメラで携帯情報端末に電子データとして
取り込んだ画像情報を、その場で他者に送ることができ
る。
【0012】以下に本発明の構成を示す。
【0013】本発明によって、表示部と、音声入力部
と、音声出力部と、操作キーとを有し、電話として機能
する電子機器であって、前記表示部は能動素子を有して
おり、前記操作キーはLEDを有しており、前記LED
によって表示される画像は、向きが切り替わることを特
徴とする電子機器が提供される。
【0014】前記能動素子はELもしくは液晶を有する
ことを特徴としていても良い。
【0015】本発明によって、表示部と、音声入力部
と、音声出力部と、操作キーとを有し、電話として機能
する電子機器であって、前記表示部はEL素子を有して
おり、前記操作キーは液晶を有しており、前記液晶によ
って表示される画像は、向きが切り替わることを特徴と
する電子機器が提供される。
【0016】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記第1のパネルと前記第2の
パネルは接続されており、前記第1のパネルと前記第2
のパネルの間の角度は任意に変えることができ、前記表
示部はEL素子を有しており、前記操作キーはLEDを
有しており、前記LEDによって表示される画像は、向
きが切り替わることを特徴とする電子機器が提供され
る。
【0017】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記第1のパネルと前記第2の
パネルは接続されており、前記第1のパネルと前記第2
のパネルの間の角度は任意に変えることができ、前記表
示部はEL素子を有しており、前記操作キーは液晶を有
しており、前記液晶によって表示される画像は、向きが
切り替わることを特徴とする電子機器が提供される。
【0018】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記表示部はEL素子を有して
おり、前記操作キーはLEDを有しており、前記第1の
パネルと前記第2のパネルは接続されており、前記第1
のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意に変える
ことができ、前記LEDによって表示される画像は、前
記角度によって向きが切り替わることを特徴とする電子
機器が提供される。
【0019】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記表示部はEL素子を有して
おり、前記操作キーは液晶を有しており、前記第1のパ
ネルと前記第2のパネルは接続されており、前記第1の
パネルと前記第2のパネルの間の角度は任意に変えるこ
とができ、前記液晶によって表示される画像は、前記角
度によって向きが切り替わることを特徴とする電子機器
が提供される。
【0020】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記第1のパネルと前記第2の
パネルは接続されており、前記第1のパネルと前記第2
のパネルの間の角度は任意に変えることができ、前記表
示部は複数の画素を有しており、前記複数の画素は、フ
ォトダイオードと、EL素子と、スイッチング用TFT
と、EL駆動用TFTと、リセット用TFTと、バッフ
ァ用TFTと、選択用TFTとをそれぞれ有しており、
前記スイッチング用TFT及び前記EL駆動用TFT
は、前記EL素子の発光を制御しており、前記EL素子
から発せられた光は、被写体上で反射して前記フォトダ
イオードに照射され、前記フォトダイオード、前記リセ
ット用TFT、前記バッファ用TFT及び選択用TFT
は、前記フォトダイオードに照射された光から画像信号
を生成し、前記操作キーはLEDを有しており、前記L
EDによって表示される画像は、向きが切り替わること
を特徴とする電子機器が提供される。
【0021】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記第1のパネルと前記第2の
パネルは接続されており、前記第1のパネルと前記第2
のパネルの間の角度は任意に変えることができ、前記表
示部は複数の画素を有しており、前記複数の画素は、フ
ォトダイオードと、EL素子と、スイッチング用TFT
と、EL駆動用TFTと、リセット用TFTと、バッフ
ァ用TFTと、選択用TFTとをそれぞれ有しており、
前記スイッチング用TFT及び前記EL駆動用TFT
は、前記EL素子の発光を制御しており、前記EL素子
から発せられた光は、被写体上で反射して前記フォトダ
イオードに照射され、前記フォトダイオード、前記リセ
ット用TFT、前記バッファ用TFT及び選択用TFT
は、前記フォトダイオードに照射された光から画像信号
を生成し、前記操作キーは液晶を有しており、前記液晶
によって表示される画像は、向きが切り替わることを特
徴とする電子機器が提供される。
【0022】本発明によって、表示部と、音声入力部
と、音声出力部と、操作キーとを有し、電話として機能
する電子機器であって、前記表示部は第1のEL素子を
有しており、前記操作キーは第2のEL素子を有してお
り、前記第2のEL素子によって表示される画像は、向
きが切り替わることを特徴とする電子機器が提供され
る。
【0023】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記第1のパネルと前記第2の
パネルは接続されており、前記第1のパネルと前記第2
のパネルの間の角度は任意に変えることができ、前記表
示部は第1のEL素子を有しており、前記操作キーは第
2のEL素子を有しており、前記第2のEL素子によっ
て表示される画像は、向きが切り替わることを特徴とす
る電子機器が提供される。
【0024】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記表示部は第1のEL素子を
有しており、前記操作キーは第2のEL素子を有してお
り、前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されて
おり、前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度
は任意に変えることができ、前記第2のEL素子によっ
て表示される画像は、前記角度によって向きが切り替わ
ることを特徴とする電子機器が提供される。
【0025】本発明によって、音声入力部と音声出力部
のいずれか一方と、表示部とを有する第1のパネルと、
音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
する電子機器であって、前記第1のパネルと前記第2の
パネルは接続されており、前記第1のパネルと前記第2
のパネルの間の角度は任意に変えることができ、前記表
示部は複数の画素を有しており、前記複数の画素は、フ
ォトダイオードと、第1のEL素子と、スイッチング用
TFTと、EL駆動用TFTと、リセット用TFTと、
バッファ用TFTと、選択用TFTとをそれぞれ有して
おり、前記スイッチング用TFT及び前記EL駆動用T
FTは、前記第1のEL素子の発光を制御しており、前
記第1のEL素子から発せられた光は、被写体上で反射
して前記フォトダイオードに照射され、前記フォトダイ
オード、前記リセット用TFT、前記バッファ用TFT
及び選択用TFTは、前記フォトダイオードに照射され
た光から画像信号を生成し、前記操作キーは第2のEL
素子を有しており、前記第2のEL素子によって表示さ
れる画像は、向きが切り替わることを特徴とする電子機
器が提供される。
【0026】前記第1のEL素子は陽極と、陰極と、前
記陽極と前記陰極の間に設けられたEL層とを有してお
り、前記EL層の外部量子効率は10%以上であること
を特徴としていても良い。
【0027】前記第1のEL素子の発光強度の最大値が
25lm/W以上であることを特徴としていても良い。
【0028】前記第2のEL素子は陽極と、陰極と、前
記陽極と前記陰極の間に設けられたEL層とを有してお
り、前記EL層の外部量子効率は10%以上であること
を特徴としていても良い。
【0029】前記第2のEL素子の発光強度の最大値が
25lm/W以上であることを特徴としていても良い。
【0030】前記電子機器はCCD受光部を有すること
を特徴としていても良い。
【0031】前記CCD受光部において画像を電子デー
タとして取り込むことを特徴としていても良い。
【0032】前記電子機器は前記表示部においてタッチ
パネルを有し、前記タッチパネルに書き込まれた画像を
電子データとして読み込むことを特徴としていても良
い。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の携帯情報端末の構成の一
例を図1(A)に示す。101は表示用パネルであり、
102は操作用パネルである。表示用パネル101と操
作用パネル102とは接続部(ヒンジ)103において
接続されている。そして接続部103における、表示用
パネル101の表示部104が設けられている面と操作
用パネル102の操作キー106が設けられている面と
の角度θは、任意に変えることができる。
【0034】図1(B)に表示用パネル101と操作用
パネル102とが重なっている状態にある携帯情報端末
の構成を示す。この場合、角度θは0°となっている。
【0035】表示用パネル101は表示部104を有し
ている。また表示用パネル101は音声出力部105を
有しており、音声が音声出力部105から出力される。
そして本発明の携帯情報端末の表示部104は、電場を
加えることでルミネッセンスが発生する有機化合物を含
む層(以下、有機化合物層と記す)を有する能動素子
(EL素子)を用いているEL表示装置、または液晶を
有する能動素子を用いている液晶表示装置で構成されて
いる。
【0036】
【0037】EL表示装置は有機ELディスプレイ(O
ELD:Organic EL Display)又は有機ライトエミッテ
ィングダイオード(OLED:Organic Light Emitting
Diode)とも呼ばれている。EL表示装置は、液晶表示
装置と異なり自発光型である。EL素子は一対の電極
(陽極と陰極)の間に電場を加えることでルミネッセン
スが発生する有機化合物を含む層(以下、有機化合物層
と記す)が挟まれた構造となっているが、有機化合物層
は通常、積層構造となっている。代表的には、コダック
・イーストマン・カンパニーのTangらが提案した「正孔
輸送層/発光層/電子輸送層」という積層構造が挙げら
れる。この構造は非常に発光効率が高く、現在、研究開
発が進められている発光装置は殆どこの構造を採用して
いる。
【0038】EL素子は、電場を加えることで発生する
ルミネッセンス(Electro Luminescence)が得られる
と、陽極層と、有機化合物層と、陰極層とを有する。有
機化合物におけるルミネッセンスには、一重項励起状態
から基底状態に戻る際の発光(蛍光)と三重項励起状態
から基底状態に戻る際の発光(リン光)とがあるが、本
発明の発光装置は、どちらの発光を用いていても良い。
【0039】また他にも、電極上に正孔注入層/正孔輸
送層/発光層/電子輸送層、または正孔注入層/正孔輸
送層/発光層/電子輸送層/電子注入層の順に積層する
構造でも良い。発光層に対して蛍光性色素等をドーピン
グしても良い。
【0040】本明細書において、EL素子が有する一対
の電極間に設けられる全ての層を総称して有機化合物層
と呼ぶ。よって上述した正孔注入層、正孔輸送層、発光
層、電子輸送層、電子注入層等は、全て有機化合物層に
含まれる。
【0041】本明細書中では、陽極、有機化合物層及び
陰極で形成される素子をEL素子と呼ぶ。
【0042】操作用パネル102は操作キー106、電
源スイッチ107、音声入力部108、CCD受光部1
09を有している。なお本実施の形態では操作キー10
6と電源スイッチ107とを別個に設けたが、操作キー
106の中に電源スイッチ107が含まれる構成にして
も良い。
【0043】音声入力部107において、音声が入力さ
れる。CCD受光部109において入力された画像が電
子データとして携帯情報端末に取り込まれる。
【0044】なお図1では表示用パネル101が音声出
力部105を有し、操作用パネルが音声入力部108を
有しているが、本発明はこの構成に限定されない。表示
用パネル101が音声入力部108を有し、操作用パネ
ルが音声出力部105を有していても良い。また音声出
力部105と音声入力部108とが共に表示用パネル1
01に設けられていても良いし、音声出力部105と音
声入力部108とが共に操作用パネル102に設けられ
ていても良い。
【0045】また本発明の携帯情報端末は操作キー10
6がそれぞれLED、液晶表示装置またはEL表示装置
等を有している。そして各操作キー106が有するLE
D、液晶表示装置またはEL表示装置等によって、操作
キー106のそれぞれに文字、記号、数字等が表示され
る。
【0046】なお本実施の形態において携帯情報端末は
アンテナを有していないが、必要に応じてアンテナを設
けても良い。
【0047】図2に操作用パネル102の拡大図を示
す。図1に図示したのと同じものには同じ符号を付け
る。
【0048】図2(A)に示した操作キー106は白色
の地に黒色の単数または複数の文字、記号、数字等が表
示されている。図2(B)に示した操作キー106は黒
色の地に白色の単数または複数の文字、記号、数字等が
表示されている。
【0049】なお図2(A)、図2(B)では、黒色ま
たは白色で表示を行う操作キーについて説明したが、本
発明はこの構成に限定されない。操作キーが白色以外の
色の表示を行っても良い。例えば黒色の地に黄色表示、
白色の地に緑色表示、または青色の地に黒色表示を行っ
ても構わない。
【0050】また本発明の携帯情報端末は、表示部10
4に表示される画像の方向及び操作キー106に表示さ
れる文字、数字、記号等の画像の方向を、利用者が適宜
変更することが可能である。図3に携帯情報端末の上面
図を示す。
【0051】図3(A)には表示用パネル101と操作
用パネル102とを横方向に並べたときに、表示部10
4に表示される画像の方向と、操作キー106に表示さ
れる文字、数字、記号等の画像の方向とが、利用者側か
ら見て本来の方向にある場合を示した。
【0052】図3(B)には表示用パネル101と操作
用パネル102とを縦方向に並べたときに、表示部10
4に表示される画像の方向と、操作キー106に表示さ
れる文字、数字、記号等の画像の方向とが、利用者側か
ら見て本来の方向にある場合を示した。
【0053】本発明の携帯情報端末は、利用者の使い勝
手に合わせて、表示部104に表示される画像の方向及
び操作キー106に表示される文字、数字、記号等の画
像の方向を、図3(A)に示した方向と図3(B)に示
した方向とに切り替えることが可能である。
【0054】なお図2では表示部104に表示される画
像の方向と、操作キー106に表示される文字、数字、
記号等の画像の方向とが常に同じ場合について説明した
が、本発明はこれに限定されない。表示部104に表示
される画像の方向と、操作キー106に表示される文
字、数字、記号等の画像の方向とが異なっていても良
い。
【0055】なお図2に示した操作キーが表示している
文字、数字及び記号は一例であり、本発明の携帯情報端
末はこれらの文字、数字及び記号に限定されない。
【0056】また表示部104に表示される画像の方向
と、操作キー106に表示される文字、数字、記号等の
画像の方向とを、接続部103における表示用パネル1
01の表示部104を有する面と操作用パネル102の
操作キー106を有する面との間の角度θによって自動
的に変更するような構成にしても良い。
【0057】例えば図4(A)に示すように、角度θが
180°以上の場合、表示部104に表示される画像の
方向と、操作キー106に表示される文字、数字、記号
等の画像の方向とが図3(A)に示した方向に切り替わ
る。そして図4(B)に示すように角度θが0°以上1
80°未満の場合、表示部104に表示される画像の方
向と、操作キー106に表示される文字、数字、記号等
の画像の方向とが図3(B)に示した方向に切り替わ
る。
【0058】上記構成によって本発明の携帯情報端末
を、利用者にとってより使い勝手の良いものとすること
ができる。
【0059】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0060】(実施例1)本実施例では、本発明の携帯
情報端末の操作キーの構成について詳しく説明する。
【0061】図5(A)に、本実施例の携帯情報端末の
操作キーの拡大図を示す。本実施例の操作キーはx1〜
x8の8つの列と、y1〜y8の8つの行とを有するマ
トリクス状になっており、計8×8の画素を有してい
る。なお本実施例では操作キーが計8×8の画素を有す
る構成を示すが、本発明はこれに限定されない。操作キ
ーの画素数は、本発明を実施する者が適宜設定すること
ができる。
【0062】図5(B)に図5(A)に示した携帯情報
端末の操作キーの駆動回路群を示す。151は列ドライ
バー回路であり、x1〜x8の8つの列の画素ごとに表
示データを入力する。152は行ドライバー回路であ
り、x1〜x8の8つの列に入力された表示データが指
定された画素に入力されるように、y1〜y8の8つの
行を順に選択する。
【0063】操作キーが有する各画素は、LED、EL
表示装置または液晶表示装置をそれぞれ有している。
【0064】表示データは第1メモリ153と第2メモ
リ154のそれぞれに記憶されている。第1のメモリ1
53と第2のメモリ154のいずれか一方が選択される
ことで、選択されたメモリに記憶されている表示データ
が列ドライバー回路151に入力される。
【0065】第1メモリ153に記憶されている表示デ
ータによって操作キーに表示される文字、数字及び記号
等の画像と、第2メモリ154に記憶されている表示デ
ータによって操作キーに表示される文字、数字及び記号
等の画像とは、互いに向きが異なっている。
【0066】なお本実施例では、表示データを記憶する
メモリを2つ有する例を示したが、本発明はこの構成に
限定されない。本発明の携帯情報端末は表示データを記
憶するメモリを2つ以上有していれば良い。
【0067】また操作キーのメモリまたは操作キーの駆
動回路群を携帯情報端末内のマイコンチップ、LSI等
の中に含めてしまっても良い。また、操作キーのメモリ
または操作キーの駆動回路群専用のLSIを設けても良
い。
【0068】また操作キーは常に表示を行っている必要
はなく、必要なときだけ発光して表示を行う構成として
も良い。例えば携帯情報端末を携帯電話として利用する
ときは、操作キーのいずれか1つを押すと全ての操作キ
ーが一定の期間内だけ表示を行うようにしても良い。ま
た携帯情報端末をモバイルコンピュータとして利用する
場合、常に利用者が操作キーを識別する必要があるた
め、操作キーへの入力がない場合でも常に操作キーが表
示を行うようにしても良い。上記構成によって、消費電
力を抑えることができる。
【0069】(実施例2)本実施例では、本発明の携帯
情報端末の表示部に用いられるEL表示装置の構成につ
いて詳しく説明する。
【0070】本実施例の携帯情報端末は表示部にEL表
示装置を用いることから、液晶表示装置を用いた携帯情
報端末と異なりバックライトを用いる必要がない。その
ため携帯情報端末がより小型化、軽量化、薄型化され
る。そしてEL表示装置は自発光型の表示装置であるこ
とから液晶表示装置に比べて視野角が広い。
【0071】図6に本実施例のEL表示装置の画素部の
構成を示す。600は表示部であり、ソース信号線S1
〜Sx、電源供給線V1〜Vx、ゲート信号線G1〜G
yを有している。ソース信号線S1〜Sxのいずれか1
つと、電源供給線V1〜Vxのいずれか1つと、ゲート
信号線G1〜Gyのいずれか1つとを含む領域が画素6
02である。
【0072】画素602はスイッチング用TFT602
と、EL駆動用TFT603と、EL素子604と、保
持容量605とを有している。なお本実施例では保持容
量605を有する構成を示したが本発明はこれに限定さ
れず、保持容量605を設けない構成としても良い。
【0073】スイッチング用TFT602のゲート電極
はゲート信号線G1〜Gyのいずれか1つに接続されて
いる。またスイッチング用TFT602のソース領域と
ドレイン領域は、一方はソース信号線S1〜Sxのいず
れか1つと、もう一方はEL駆動用TFT603のゲー
ト電極及び保持容量605と、それぞれ接続されてい
る。
【0074】EL駆動用TFT603のソース領域は電
源供給線V1〜Vxのいずれか1つと接続されている。
またEL駆動用TFT603のドレイン領域は、EL素
子604が有する陽極と陰極のいずれか一方に接続され
ている。
【0075】なおスイッチング用TFT602とEL駆
動用TFT603はnチャネル型TFTでもpチャネル
型TFTでもどちらでも良い。ただし、EL駆動用TF
T603のドレイン領域がEL素子604の陽極と接続
されている場合、EL駆動用TFT603はpチャネル
型TFTであることが望ましい。また逆にEL駆動用T
FT603のドレイン領域がEL素子604の陰極と接
続されている場合、EL駆動用TFT603はnチャネ
ル型TFTであることが望ましい。
【0076】(実施例3)本実施例では、実施例2で示
したEL表示装置の駆動回路の一例について説明する。
【0077】図7に本実施例のEL表示装置のブロック
図を示す。620はソース信号線駆動回路、622はゲ
ート信号線駆動回路であり、共にスイッチング用TFT
602及びEL駆動用TFT603の駆動を制御してい
る。
【0078】ソース信号線駆動回路620は、シフトレ
ジスタ620a、ラッチ(A)620b、ラッチ(B)
620cを有している。ソース信号線駆動回路620に
おいて、シフトレジスタ620aにクロック信号(CL
K)およびスタートパルス(SP)が入力される。シフ
トレジスタ620aは、これらのクロック信号(CL
K)およびスタートパルス(SP)に基づきタイミング
信号を順に発生させ、後段の回路へタイミング信号を順
次供給する。
【0079】なおシフトレジスタ620aからのタイミ
ング信号を、バッファ等(図示せず)によって緩衝増幅
し、後段の回路へ緩衝増幅したタイミング信号を順次供
給しても良い。タイミング信号が供給される配線には、
多くの回路あるいは素子が接続されているために負荷容
量(寄生容量)が大きい。この負荷容量が大きいために
生ずるタイミング信号の立ち上がりまたは立ち下がり
の”鈍り”を防ぐために、このバッファが設けられる。
【0080】シフトレジスタ620aからのタイミング
信号は、ラッチ(A)620bに供給される。ラッチ
(A)620bは、画像情報を有するデジタル信号(di
gitalsignals)を処理する複数のステージのラッチを有
している。ラッチ(A)620bは、前記タイミング信
号が入力されると同時に、デジタル信号を順次書き込
み、保持する。
【0081】なお、ラッチ(A)620bにデジタル信
号を取り込む際に、ラッチ(A)620bが有する複数
のステージのラッチに、順にデジタル信号を入力しても
良い。しかし本発明はこの構成に限定されない。ラッチ
(A)620bが有する複数のステージのラッチをいく
つかのグループに分け、各グループごとに並行して同時
にデジタル信号を入力する、いわゆる分割駆動を行って
も良い。なおこのときのグループの数を分割数と呼ぶ。
例えば4つのステージごとにラッチをグループに分けた
場合、4分割で分割駆動すると言う。
【0082】ラッチ(A)620bの全ステージのラッ
チへのデジタル信号の書き込みが一通り終了するまでの
時間を、ライン期間と呼ぶ。すなわち、ラッチ(A)6
20b中で一番左側のステージのラッチにデジタル信号
の書き込みが開始される時点から、一番右側のステージ
のラッチにデジタル信号の書き込みが終了する時点まで
の時間間隔がライン期間である。実際には、上記ライン
期間に水平帰線期間が加えられた期間をライン期間に含
むことがある。
【0083】1ライン期間が終了すると、ラッチ(B)
620cにラッチシグナル(LatchSignal)が供給され
る。この瞬間、ラッチ(A)620bに書き込まれ保持
されているデジタル信号は、ラッチ(B)620cに一
斉に送出され、ラッチ(B)620cの全ステージのラ
ッチに書き込まれ、保持される。
【0084】デジタル信号をラッチ(B)620cに送
出し終えたラッチ(A)620bは、シフトレジスタ6
20aからのタイミング信号に基づき、再びデジタル信
号の書き込みを順次行う。
【0085】この2順目の1ライン期間中には、ラッチ
(B)620bに書き込まれ、保持されているデジタル
信号がソース信号線S1〜Sxに入力される。
【0086】一方、ゲート信号線駆動回路622は、そ
れぞれシフトレジスタ、バッファ(いずれも図示せず)
を有している。また場合によっては、ゲート信号線駆動
回路622が、シフトレジスタ、バッファの他にレベル
シフトを有していても良い。
【0087】ゲート信号線駆動回路622において、シ
フトレジスタ(図示せず)からのゲート信号がバッファ
(図示せず)に供給され、対応するゲート信号線に供給
される。ゲート信号線G1〜Gyには、それぞれ1ライ
ン分の画素のスイッチング用TFT602のゲート電極
が接続されており、1ライン分全ての画素のスイッチン
グ用TFT602を同時にオンの状態にしなくてはなら
ないので、バッファは大きな電流を流すことが可能なも
のが用いられる。
【0088】なおソース信号線駆動回路とゲート信号線
駆動回路の数、構成及びその動作は、本実施例で示した
構成に限定されない。本実施例のEL表示装置は、公知
のソース信号線駆動回路及びゲート信号線駆動回路を用
いることが可能である。
【0089】次に、本実施例のEL表示装置で、時分割
駆動の1つである表示期間分離駆動法(Display-period
-separated driving)により26階調の表示を行う場合
のタイミングチャートを図8に示す。なお本実施例で2
6階調の表示を行う例について説明するが本実施例は26
階調に限定されず、デジタル信号のビット数は実施する
ものが適宜設定することが可能である。
【0090】図8のタイミングチャートにおいて、横軸
は時間を示し、縦軸はゲート信号線の位置を示してい
る。
【0091】まず、1フレーム期間を6個のサブフレー
ム期間(SF1〜SF6)に分割する。なお、表示部の
全ての画素が1つの画像を表示する期間を1フレーム期
間(F)と呼ぶ。通常のEL表示装置では発振周波数は
60Hz以上、即ち1秒間に60以上のフレーム期間が
設けられており、1秒間に60以上の画像が表示されて
いる。1秒間に表示される画像の数が60より少なくな
ると、視覚的にフリッカ等の画像のちらつきが目立ち始
める。なお、1フレーム期間をさらに複数に分割した期
間をサブフレーム期間と呼ぶ。階調数が多くなるにつれ
て1フレーム期間の分割数も増え、駆動回路を高い周波
数で駆動しなければならない。
【0092】1つのサブフレーム期間は書き込み期間
(Ta)と表示期間(Ts)とに分けられる。書き込み
期間とは、1サブフレーム期間中、全画素にデジタル信
号を入力する期間であり、表示期間(点灯期間とも呼
ぶ)とは、EL素子の発光または非発光状態を選択し表
示を行う期間を示している。
【0093】n個のサブフレーム期間(SF1〜SF
6)がそれぞれ有する書き込み期間(Ta1〜Ta6)
の長さは全て一定である。SF1〜SF6がそれぞれ有
する表示期間(Ts)をそれぞれTs1〜Ts6とす
る。
【0094】表示期間の長さは、Ts1:Ts2:Ts
3:…:Ts6=20:21:22:…:25となるように
設定する。但し、SF1〜SF6を出現させる順序はど
のようにしても良い。この表示期間の組み合わせで26
階調のうち所望の階調表示を行うことができる。
【0095】まず書き込み期間において、電源供給線
(V1〜Vx)の電位(電源電位)は、対向電極の電位
(対向電位)と同じ高さに保たれている。電源電位の高
さは、EL素子が発光しない範囲で対向電位の高さと同
じであれば良い。なお電源電位は常に一定に保たれてい
る。また本明細書において、対向電位と電源電位との電
位差をEL駆動電圧と呼ぶ。書き込み期間においてEL
駆動電圧は0Vであることが望ましいが、EL素子が発
光しない程度の大きさであれば良い。
【0096】そしてゲート信号線G1に入力されるゲー
ト信号によって、ゲート信号線G1に接続されている全
てのスイッチング用TFT602がオンの状態になる。
そしてソース信号線(S1〜Sx)にデジタル信号が入
力される。デジタル信号は「0」または「1」の情報を
有しており、「0」と「1」のデジタル信号がそれぞれ
HiまたはLoのいずれかの電圧を有する信号を意味し
ている。
【0097】そしてソース信号線(S1〜Sx)に入力
されたデジタル信号は、オンの状態のスイッチング用T
FT602を介してEL駆動用TFT603のゲート電
極に入力される。
【0098】次にゲート信号線G2に入力されるゲート
信号によって、ゲート信号線G2に接続されている全て
のスイッチング用TFT602がオンの状態になる。そ
してソース信号線(S1〜Sx)にデジタル信号が入力
される。
【0099】ソース信号線(S1〜Sx)に入力された
デジタル信号は、オン(ON)の状態のスイッチング用
TFT602を介してEL駆動用TFT603のゲート
電極に入力される。
【0100】そして順にゲート信号線G3〜Gyにおい
ても上述した動作を繰り返し、全ての画素のEL駆動用
TFT603のゲート電極にデジタル信号が入力され
る。全ての画素のEL駆動用TFT603のゲート電極
にデジタル信号が入力されるまでの期間が書き込み期間
である。
【0101】書き込み期間が終了すると同時に表示期間
となる。表示期間になると全てのスイッチング用TFT
602はオフとなる。そして電源電位はEL素子604
が発光する程度に対向電位との間に電位差を有するよう
になる。
【0102】EL駆動用TFT603のゲート電極に入
力されたデジタル信号が「0」の情報を有していた場
合、本実施例ではEL駆動用TFT603はオフ状態と
なる。そのためEL素子604の画素電極の電位は、対
向電位と同じ高さの電位に保たれる。その結果、「0」
の情報を有するデジタル信号がEL駆動用TFT603
に入力された画素が有するEL素子604は発光しな
い。
【0103】逆に、デジタル信号が「1」の情報を有し
ていた場合、本実施例ではEL駆動用TFT603はオ
ンの状態となる。そのためEL素子604の画素電極の
電位は電源電位に保たれる。また対向電位はEL素子6
04が発光する程度に電源電位との間に電位差を有して
いる。その結果、「1」の情報を有するデジタル信号が
EL駆動用TFT603に入力された画素が有するEL
素子604は発光する。
【0104】なお本実施例では、デジタル信号が「0」
の情報を有していた場合EL駆動用TFT603がオフ
状態となり、デジタル信号が「1」の情報を有していた
場合EL駆動用TFT603がオン状態となるが、本発
明はこの構成に限定されない。デジタル信号が「0」の
情報を有していた場合EL駆動用TFT603がオン状
態となり、デジタル信号が「1」の情報を有していた場
合EL駆動用TFT603がオフ状態となるようにして
も良い。
【0105】このようにデジタル信号が有する情報によ
って、EL素子の発光または非発光状態が選択され、全
ての画素が一斉に表示を行う。全ての画素が表示を行う
ことによって、画像が形成される。画素が表示を行う期
間を表示期間と呼ぶ。
【0106】表示期間はTs1〜Ts6までのいずれか
の期間である。ここではTs1の期間、所定の画素を点
灯させたとする。
【0107】次に、再び書き込み期間に入り、全画素に
デジタル信号を入力したら表示期間に入る。このときは
Ts2〜Ts6のいずれかの期間が表示期間となる。こ
こではTs2の期間、所定の画素を点灯させたとする。
【0108】以下、残りの4個のサブフレームについて
同様の動作を繰り返し、それぞれのサブフレーム期間内
の表示期間において所定の画素を点灯させたとする。
【0109】6個のサブフレーム期間が出現したら1フ
レーム期間を終えたことになる。このとき、画素が点灯
していた表示期間の長さを積算することによって、その
画素の階調がきまる。
【0110】なお本実施例において、EL表示装置は対
向電位を常に一定に保ち電源電位を書き込み期間と表示
期間とで変化させて、EL駆動電圧の大きさを変えるこ
とにより、EL素子の発光を制御していた。しかし本発
明はこの構成に限定されない。本発明のEL表示装置
は、電源電位を常に一定に保ち、対向電位を変化させる
ことにより、EL素子の発光を制御しても良い。
【0111】本実施例において、ソース信号線駆動回路
620、ゲート信号線駆動回路622はICチップ等を
用いて表示部600が形成されている基板に実装しても
良い。その場合、そのICチップ上のソース信号線駆動
回路620、ゲート信号線駆動回路622は、FPCや
TAB等のコネクターを介して表示部600に接続され
る構成となる。この場合、EL表示装置はICチップ上
のソース信号線駆動回路620、ゲート信号線駆動回路
622を含む。
【0112】なお本実施例は実施例1または実施例2と
自由に組み合わせて実施することが可能である。
【0113】(実施例4)本実施例では、実施例2で示
したEL表示装置の駆動回路の一例について説明する。
【0114】図9に本実施例のEL表示装置の上面図を
示す。630はソース信号線駆動回路、632はゲート
信号線駆動回路、600は表示部を示している。本実施
例ではソース信号線駆動回路とゲート信号線駆動回路と
を1つづつ設けたが、本発明はこの構成に限定されな
い。ソース信号線駆動回路を2つ設けても良いし、ゲー
ト信号線駆動回路を2つ設けても良い。
【0115】ソース信号線駆動回路630は、シフトレ
ジスタ630a、レベルシフト630b、サンプリング
回路630cを有している。なおレベルシフト630b
は必要に応じて用いればよく、必ずしも用いなくとも良
い。また本実施例においてレベルシフト630bはシフ
トレジスタ630aとサンプリング回路630cとの間
に設ける構成としたが、本実施例はこの構成に限定され
ない。シフトレジスタ630aの中にレベルシフト63
0bが組み込まれている構成にしても良い。
【0116】電源供給線(V1〜Vx)は電源と接続さ
れることで一定の電位(電源電位)に保たれている。
【0117】またゲート信号線駆動回路632は、シフ
トレジスタ、バッファ(いずれも図示せず)を有してい
る。また、レベルシフトを有していても良い。
【0118】パネル制御信号であるクロック信号(CL
K)、スタートパルス信号(SP)がシフトレジスタ6
30aに入力される。シフトレジスタ630aから画像
情報を有するアナログ信号をサンプリングするためのサ
ンプリング信号が出力される。出力されたサンプリング
信号はレベルシフト630bに入力され、その電位の振
幅が大きくなって出力される。
【0119】レベルシフト630bから出力されたサン
プリング信号は、サンプリング回路630cに入力され
る。そして同時に、アナログ信号線を介してアナログ信
号がサンプリング回路630cに入力される。
【0120】サンプリング回路630cにおいて、入力
されたアナログ信号がサンプリング信号によってサンプ
リングされ、それぞれソース信号線(S1〜Sx)に入
力される。
【0121】本実施例のEL表示装置を、アナログ方式
で駆動させた場合のタイミングチャートを図10に示
す。1つのゲート信号線が選択されてから、その次に別
のゲート信号線が選択されるまでの期間を1ライン期間
(L)と呼ぶ。なお本明細書においてゲート信号線が選
択されるとは、スイッチング用TFTがオンの状態にな
るような電位を有するゲート信号がゲート信号線に入力
されることを意味する。
【0122】また1つの画像が表示されてから次の画像
が表示されるまでの期間が1フレーム期間(F)に相当
する。本実施例のEL表示装置の場合、ゲート信号線は
y本あるので、1フレーム期間中にy個のライン期間
(L1〜Ly)が設けられている。
【0123】まず本実施例において電源供給線(V1〜
Vx)の電源電位は常に一定に保たれている。そして対
向電極の電位も一定に保たれている。対向電極の電位
は、電源電位がEL素子604の画素電極に与えられた
ときにEL素子が発光する程度に、電源電位との間に電
位差を有している。
【0124】第1のライン期間(L1)において、ゲー
ト信号線駆動回路632からゲート信号線G1を介して
入力されるゲート信号によってゲート信号線G1が選択
され、ゲート信号線G1に接続されている全てのスイッ
チング用TFTが全てオンの状態になる。そして、ソー
ス信号線駆動回路630からソース信号線(S1〜S
x)に順にアナログ信号が入力される。ソース信号線
(S1〜Sx)に入力されたアナログ信号は、スイッチ
ング用TFT602を介してEL駆動用TFT603の
ゲート電極に入力される。
【0125】EL駆動用TFT603のチャネル形成領
域を流れる電流の量は、EL駆動用TFT603のゲー
ト電極とソース領域の電位差であるゲート電圧Vgsに
よって制御される。よって、EL素子604の画素電極
に与えられる電位は、EL駆動用TFT603のゲート
電極に入力されたアナログ信号の電位の高さによって決
まる。したがって、EL素子604はアナログ信号の電
位に制御されて発光を行う。
【0126】上述した動作を繰り返し、ソース信号線
(S1〜Sx)へのアナログ信号の入力が終了すると、
第1のライン期間(L1)が終了する。なお、ソース信
号線(S1〜Sx)へのアナログ信号の入力が終了する
までの期間と水平帰線期間とを合わせて1つのライン期
間としても良い。そして次に第2のライン期間(L2)
が開始され、ゲート信号によってゲート信号線G2が選
択され、第1のライン期間(L1)と同様にソース信号
線(S1〜Sx)に順にアナログ信号が入力される。
【0127】そして全てのゲート信号線(G1〜Gy)
が選択されると、全てのライン期間(L1〜Ly)が終
了する。全てのライン期間(L1〜Ly)が終了する
と、1フレーム期間が終了する。1フレーム期間中にお
いて全ての画素が表示を行い、1つの画像が形成され
る。なお全てのライン期間(L1〜Ly)と垂直帰線期
間とを合わせて1フレーム期間としても良い。
【0128】以上のように、アナログ信号の電位によっ
てEL素子の発光量が制御され、その発光量の制御によ
って階調表示がなされる。
【0129】本実施例において、ソース信号線駆動回路
630、ゲート信号線駆動回路632はICチップ等を
用いて表示部600を有する基板に実装しても良い。そ
の場合、そのICチップ上のソース信号線駆動回路63
0、ゲート信号線駆動回路632は、FPCやTAB等
のコネクターを介して表示部600に接続される構成と
なる。この場合、EL表示装置はICチップ上のソース
信号線駆動回路630、ゲート信号線駆動回路632を
含む。
【0130】なお本実施例は実施例1または実施例2と
自由に組み合わせて実施することが可能である。
【0131】(実施例5)本実施例では、実施例2〜4
とは異なる構成を有するEL表示装置について説明す
る。
【0132】図11に本発明のEL表示装置のブロック
図の一例を示す。図11のEL表示装置は、基板上に形
成されたTFTによって表示部700、表示部700の
周辺に配置されたソース信号線駆動回路702、書き込
み用ゲート信号線駆動回路(第1のゲート信号線駆動回
路)703、消去用ゲート信号線駆動回路(第2のゲー
ト信号線駆動回路)704を有している。なお、本実施
例でEL表示装置はソース信号側駆動回路を1つ有して
いるが、本実施例においてソース信号側駆動回路は2つ
あってもよい。
【0133】ソース信号線駆動回路702は少なくとも
シフトレジスタ702a、ラッチ(A)702b、ラッ
チ(B)702cを有している。
【0134】ソース信号線駆動回路702において、シ
フトレジスタ702aにクロック信号(CLK)および
スタートパルス(SP)が入力される。シフトレジスタ
702aは、これらのクロック信号(CLK)およびス
タートパルス(SP)に基づきタイミング信号を順に発
生させ、バッファ等(図示せず)を通して後段の回路へ
タイミング信号を順次供給する。
【0135】シフトレジスタ702aからのタイミング
信号は、バッファ等によって緩衝増幅しても良い。タイ
ミング信号が供給される配線には、多くの回路あるいは
素子が接続されているために負荷容量(寄生容量)が大
きい。この負荷容量が大きいために生ずるタイミング信
号の立ち上がりまたは立ち下がりの”鈍り”を防ぐため
に、このバッファが設けられる。
【0136】シフトレジスタ702aからのタイミング
信号は、ラッチ(A)702bに供給される。ラッチ
(A)702bは、画像情報を有するnビットのデジタ
ル信号(n bit digital signals)を処理する複数のス
テージのラッチを有している。ラッチ(A)702b
は、前記タイミング信号が入力されると、EL表示装置
の外部から供給されるnビットデジタル信号を順次取り
込み、保持する。
【0137】なお、ラッチ(A)702bにデジタル信
号を取り込む際に、ラッチ(A)702bが有する複数
のステージのラッチに、順にデジタル信号を入力しても
良い。しかし本発明はこの構成に限定されない。ラッチ
(A)702bが有する複数のステージのラッチをいく
つかのグループに分け、各グループごとに並行して同時
にデジタル信号を入力する、いわゆる分割駆動を行って
も良い。なおこのときのグループの数を分割数と呼ぶ。
例えば4つのステージごとにラッチをグループに分けた
場合、4分割で分割駆動すると言う。
【0138】ラッチ(A)702bの全てのステージの
ラッチにデジタル信号の書き込みが一通り終了するまで
の時間を、ライン期間と呼ぶ。すなわち、ラッチ(A)
702b中で一番左側のステージのラッチにデジタル信
号の書き込みが開始される時点から、一番右側のステー
ジのラッチにデジタル信号の書き込みが終了する時点ま
での時間間隔がライン期間である。実際には、上記ライ
ン期間に水平帰線期間が加えられた期間をライン期間に
含むことがある。
【0139】1ライン期間が終了すると、ラッチ(B)
702cにラッチシグナル(LatchSignal)が供給され
る。この瞬間、ラッチ(A)702bに書き込まれ保持
されているデジタル信号は、ラッチ(B)702cに一
斉に送出され、ラッチ(B)702cの全ステージのラ
ッチに書き込まれ、保持される。
【0140】デジタル信号をラッチ(B)702cに送
出し終えたラッチ(A)702bには、シフトレジスタ
702aからのタイミング信号に基づき、再びEL表示
装置の外部から供給されるデジタル信号の書き込みが順
次行われる。
【0141】この2順目の1ライン期間中には、ラッチ
(B)702bに書き込まれ保持されているデジタル信
号が、ソース信号線に入力される。
【0142】一方、書き込み用ゲート信号線駆動回路7
03及び消去用ゲート信号線駆動回路704は、それぞ
れシフトレジスタ、バッファ(いずれも図示せず)を有
している。また場合によっては、書き込み用ゲート信号
線駆動回路703及び消去用ゲート信号線駆動回路70
4が、シフトレジスタ、バッファの他にレベルシフトを
有していても良い。
【0143】書き込み用ゲート信号線駆動回路703及
び消去用ゲート信号線駆動回路704において、シフト
レジスタ(図示せず)からのタイミング信号がバッファ
(図示せず)に供給され、対応するゲート信号線(走査
線とも呼ぶ)に供給される。ゲート信号線には、1ライ
ン分の画素TFTのゲート電極が接続されており、1ラ
イン分全ての画素TFTを同時にONにしなくてはなら
ないので、バッファは大きな電流を流すことが可能なも
のが用いられる。
【0144】本実施例において、ソース信号線駆動回路
702、書き込み用ゲート信号線駆動回路703、消去
用ゲート信号線駆動回路704は表示部700を有する
基板上に形成しても良いし、ICチップ等を用いて表示
部700を有する基板に実装しても良い。ICチップ等
を用いて表示部700を有する基板に実装する場合、そ
のICチップ上のソース信号線駆動回路702、書き込
み用ゲート信号線駆動回路703、消去用ゲート信号線
駆動回路704は、FPCやTAB等を介して表示部7
00に接続される構成となる。この場合、EL表示装置
はICチップ上のソース信号線駆動回路702、書き込
み用ゲート信号線駆動回路703及び消去用ゲート信号
線駆動回路704を含む。
【0145】表示部700の拡大図を図12に示す。ソ
ース信号線駆動回路702のラッチ(B)702cに接
続されたソース信号線(S1〜Sx)、EL表示装置の
外部の電源に接続された電源供給線(V1〜Vx)、書
き込み用ゲート信号線駆動回路703に接続された書き
込み用ゲート信号線(第1のゲート信号線)(Ga1〜
Gay)、消去用ゲート信号線駆動回路704に接続さ
れた消去用ゲート信号線(第2のゲート信号線)(Ge
1〜Gey)が表示部700に設けられている。
【0146】ソース信号線(S1〜Sx)と、電源供給
線(V1〜Vx)と、書き込み用ゲート信号線(Ga1
〜Gay)と、消去用ゲート信号線(Ge1〜Gey)
とをそれぞれ1つづつ備えた領域が画素705である。
表示部700にはマトリクス状に複数の画素705が配
列されることになる。
【0147】画素705内において、707はスイッチ
ング用TFTである。スイッチング用TFT707のゲ
ート電極は、書き込み用ゲート信号線(Ga1〜Ga
y)のいずれか1つに接続されている。スイッチング用
TFT707のソース領域とドレイン領域は、一方がソ
ース信号線(S1〜Sx)のいずれか1つに、もう一方
がEL駆動用TFT708のゲート電極及び保持容量7
12にそれぞれ接続されている。また保持容量712は
電源供給線(V1〜Vx)のいずれか1つは接続されて
いる。
【0148】保持容量712はスイッチング用TFT7
07が非選択状態(オフ状態)にある時、EL駆動用T
FT708のゲート電圧を保持するために設けられてい
る。なお本実施例では保持容量712を設ける構成を示
したが、本発明はこの構成に限定されず、保持容量71
2を設けない構成にしても良い。
【0149】また、EL駆動用TFT708のソース領
域は電源供給線(V1〜Vx)のいずれか1つに接続さ
れ、ドレイン領域はEL素子710の陽極もしくは陰極
に接続される。
【0150】消去用TFT709のソース領域とドレイ
ン領域は、一方はEL駆動用TFT708のゲート電極
に、もう一方は電源供給線(V1〜Vx)のいずれか1
つに接続されている。そして消去用TFT709のゲー
ト電極は、消去用ゲート信号線(Ge1〜Gey)のい
ずれか1つに接続されている。
【0151】EL素子710は陽極と陰極と、陽極と陰
極との間に設けられたEL層とからなる。陽極がEL駆
動用TFT708のドレイン領域と接続している場合、
陽極が画素電極、陰極が対向電極となる。逆に陰極がE
L駆動用TFT708のドレイン領域と接続している場
合、陰極が画素電極、陽極が対向電極となる。
【0152】EL素子710の対向電極には対向電位が
与えられている。また電源供給線(V1〜Vx)は電源
電位が与えられている。そして本実施例では対向電位と
電源電位の電位差は、電源電位が画素電極に与えられた
ときにEL素子が発光する程度の電位差に常に保たれて
いる。電源電位と対向電位は、本発明のEL表示装置
に、外付けのIC等により設けられた電源によって与え
られる。
【0153】現在の典型的なEL表示装置には、画素の
発光する面積あたりの発光量が200cd/m2の場
合、表示部の面積あたりの電流が数mA/cm2程度必
要となる。そのため特に画面サイズが大きくなると、I
Cに設けられた電源から与えられる電位の高さをスイッ
チで制御することが難しくなっていく。本実施例におい
ては、電源電位と対向電位は常に一定に保たれており、
ICに設けられた電源から与えられる電位の高さをスイ
ッチで制御する必要がないので、より大きな画面サイズ
のパネルの実現に有用である。
【0154】スイッチング用TFT707、EL駆動用
TFT708、消去用TFT709は、nチャネル型T
FTでもpチャネル型TFTでもどちらでも用いること
ができる。またスイッチング用TFT707、EL駆動
用TFT708、消去用TFT709は、シングルゲー
ト構造ではなく、ダブルゲート構造、やトリプルゲート
構造などのマルチゲート構造を有していても良い。
【0155】ただし、EL駆動用TFT708のドレイ
ン領域がEL素子710の陽極に接続されている場合、
EL駆動用TFT708はpチャネル型TFTであるこ
とが望ましい。また逆に、EL駆動用TFT708のド
レイン領域がEL素子710の陰極に接続されている場
合、EL駆動用TFT708はnチャネル型TFTであ
ることが望ましい。
【0156】次に、本実施例のEL表示装置で、時分割
駆動法の1つである並行消去走査駆動法(Simultaneous
-erasing-scan driving)により26階調の表示を行う場
合のタイミングチャートを図13に示す。なお本実施例
で26階調の表示を行う例について説明するが本実施例
は26階調に限定されず、デジタル信号のビット数は実
施する者が適宜設定することが可能である。
【0157】図13のタイミングチャートにおいて、横
軸は時間を示し、縦軸はゲート信号線の位置を示してい
る。
【0158】はじめに書き込み用ゲート信号線Ga1
に、書き込み用ゲート信号線駆動回路703から入力さ
れる書き込み用ゲート信号によって、書き込み用ゲート
信号線Ga1に接続されている全ての画素(1ライン目
の画素)のスイッチング用TFT707がオンの状態に
なる。
【0159】そして同時に、ソース信号線(S1〜S
x)にソース信号線駆動回路702のラッチ(B)70
2cから、1ビット目のデジタル信号が入力される。デ
ジタル信号はスイッチング用TFT707を介してEL
駆動用TFT708のゲート電極に入力される。デジタ
ル信号は「0」または「1」の情報を有しており、
「0」と「1」のデジタル信号は、一方がHi、一方が
Loの電圧を有する信号である。
【0160】本実施例では、デジタル信号が「0」の情
報を有していた場合、EL駆動用TFT708はオフの
状態となる。よってEL素子710の画素電極には電源
電位は与えられない。その結果、「0」の情報を有する
デジタル信号が入力された画素が有するEL素子710
は発光しない。
【0161】逆に、「1」の情報を有していた場合、E
L駆動用TFT708はオン状態となる。よってEL素
子710の画素電極には電源電位が与えられる。その結
果、「1」の情報を有するデジタル信号が入力された画
素が有するEL素子710は発光する。
【0162】なお本実施例では、デジタル信号が「0」
の情報を有していた場合EL駆動用TFT708がオフ
状態となり、デジタル信号が「1」の情報を有していた
場合EL駆動用TFT708がオン状態となるが、本発
明はこの構成に限定されない。デジタル信号が「0」の
情報を有していた場合EL駆動用TFT708がオン状
態となり、デジタル信号が「1」の情報を有していた場
合EL駆動用TFT708がオフ状態となるようにして
も良い。
【0163】このように、1ライン目の画素にデジタル
信号が入力されると同時に、EL素子710が発光状
態、または非発光状態になり、1ライン目の画素は表示
を行う。画素が表示を行っている期間を表示期間Trと
呼ぶ。特に1ビット目のデジタル信号が画素に入力され
たことで開始する表示期間をTr1と呼ぶ。そして各ラ
インの表示期間が開始されるタイミングはそれぞれ時間
差を有している。
【0164】次にGa1の選択が終了すると同時に、書
き込み用ゲート信号線Ga2に入力される書き込み用ゲ
ート信号によって書き込み用ゲート信号線Ga2に接続
されている全ての画素のスイッチング用TFT707が
オンの状態になる。そして2ライン目の画素にソース信
号線(S1〜Sx)から1ビット目のデジタル信号が入
力される。
【0165】なお本明細書において画素に信号が入力さ
れるとは、画素が有するスイッチング用TFTを介して
EL駆動用TFTのゲート電極に信号が入力されること
を意味する。
【0166】そして順に、全ての書き込み用ゲート信号
線(Ga1〜Gax)に入力される書き込み用ゲート信
号によって全ての書き込み用ゲート信号線(Ga1〜G
ax)が選択される。そして全てのラインの画素に1ビ
ット目のデジタル信号が入力される。全てのラインの画
素に1ビット目のデジタル信号が入力されるまでの期間
が書き込み期間Ta1である。
【0167】一方、全てのラインの画素に1ビット目の
デジタル信号が入力される前、言い換えると書き込み期
間Ta1が終了する前に、画素への1ビット目のデジタ
ル信号の入力と並行して、消去用ゲート信号線駆動回路
704から入力される消去用ゲート信号によって消去用
ゲート信号線Ge1が選択される。
【0168】消去用ゲート信号線Ge1に入力される消
去用ゲート信号によって、消去用ゲート信号線Ge1に
接続されている全ての画素(1ライン目の画素)の消去
用TFT709がオンの状態になる。そして電源供給線
(V1〜Vx)の電源電位が消去用TFT709を介し
てEL駆動用TFT708のゲート電極に与えられる。
【0169】電源電位がEL駆動用TFT708のゲー
ト電極に与えられると、EL駆動用TFT708のゲー
ト電極とソース領域は同じ高さの電位に保たれるため、
EL駆動用TFT708はオフの状態となる。よって電
源電位はEL素子710の画素電極に与えられなくな
り、1ライン目の画素が有するEL素子は全て非発光の
状態になり、1ライン目の画素が表示を行わなくなる。
つまり、書き込み用ゲート信号線Ga1が書き込み用ゲ
ート信号によって選択されたときからEL駆動用TFT
708のゲート電極が保持していたデジタル信号は、E
L駆動用TFT708のゲート電極に電源電位が与えら
れることで消去される。よって1ライン目の画素が表示
を行わなくなる。
【0170】画素が表示を行わない期間を非表示期間T
dと呼ぶ。1ライン目の画素は、消去用ゲート信号線G
e1に消去用ゲート信号が入力されると同時に表示期間
Tr1が終了し、非表示期間Td1となる。そして表示
期間Trと同様に、各ラインの非表示期間Tdが開始さ
れるタイミングはそれぞれ時間差を有している。
【0171】そしてGe1の選択が終了すると同時に、
消去用ゲート信号線Ge2に入力される消去用ゲート信
号によって、消去用ゲート信号線Ge2に接続されてい
る全ての画素(2ライン目の画素)の消去用TFT70
9がオンの状態になる。そして電源供給線(V1〜V
x)の電源電位が消去用TFT709を介してEL駆動
用TFT708のゲート電極に与えられる。電源電位が
EL駆動用TFT708のゲート電極に与えられると、
EL駆動用TFT708はオフの状態となる。よって電
源電位はEL素子710の画素電極に与えられなくな
る。その結果2ライン目の画素が有するEL素子は全て
非発光の状態になり、2ライン目の画素が表示を行わな
くなり、非表示の状態となる。
【0172】そして順に、全ての消去用ゲート信号線に
消去用ゲート信号が入力されていく。全ての消去用ゲー
ト信号線(Ga1〜Gax)が選択され、全てのライン
の画素が保持している1ビット目のデジタル信号が消去
されるまでの期間が消去期間Te1である。
【0173】一方、全てのラインの画素が保持している
1ビット目のデジタル信号が消去される前、言い換える
と消去期間Te1が終了する前に、画素への1ビット目
のデジタル信号の消去と並行して、再び書き込み用ゲー
ト信号線駆動回路704から入力される書き込み用ゲー
ト信号によって書き込み用ゲート信号線Ga1が選択さ
れる。その結果、1ライン目の画素は再び表示を行うの
で、非表示期間Td1が終了して表示期間Tr2とな
る。
【0174】そして同様に、順に全ての書き込み用ゲー
ト信号線が選択され、2ビット目のデジタル信号が全て
の画素に入力される。全てのラインの画素に2ビット目
のデジタル信号が入力し終わるまでの期間を、書き込み
期間Ta2と呼ぶ。
【0175】そして一方、全てのラインの画素に2ビッ
ト目のデジタル信号が入力される前、言い換えると書き
込み期間Ta2が終了する前に、画素への2ビット目の
デジタル信号の入力と並行して、消去用ゲート信号線駆
動回路704から入力される消去用ゲート信号によって
消去用ゲート信号線Ge2が選択される。よって1ライ
ン目の画素が有するEL素子は全て非発光の状態にな
り、1ライン目の画素が表示を行わなくなる。よって1
ライン目の画素において表示期間Tr2は終了し、非表
示期間Td2となる。
【0176】そして順に、全ての消去用ゲート信号線に
消去用ゲート信号が入力されていく。全ての消去用ゲー
ト信号線(Ga1〜Gax)が選択され、全てのライン
の画素が保持している2ビット目のデジタル信号が消去
されるまでの期間が消去期間Te2である。
【0177】上述した動作は4ビット目のデジタル信号
が画素に入力されるまで繰り返し行われ、表示期間Tr
と非表示期間Tdとが繰り返し出現する。表示期間Tr
1は、書き込み期間Ta1が開始されてから消去期間T
e1が開始されるまでの期間である。また非表示期間T
d1は、消去期間Te1が開始されてから表示期間Tr
2が開始されるまでの期間である。そして表示期間Tr
2、Tr3と非表示期間Td2、Td3も、表示期間T
r1と非表示期間Td1と同様に、それぞれ書き込み期
間Ta1、Ta2、…、Ta4と消去期間Te1、Te
2、Te3とによって、その期間が定められる。
【0178】そしてmビット目のデジタル信号が1ライ
ン目の画素に入力された後は、消去用ゲート信号によっ
て消去用ゲート信号線Ge1〜Geyは選択されない。
説明を簡便にするために、本実施例では4ビット目デジ
タル信号が入力されるときに消去用ゲート信号線Ge1
〜Geyが選択されない場合を例にとって説明するが、
本発明はこれに限定されない。本発明において何ビット
目のデジタル信号の画素への入力時において、消去用ゲ
ート信号線Ge1〜Geyが選択されなくなるかは任意
に選択することができる。
【0179】4ビット目のデジタル信号が1ライン目の
画素に入力されると、1ライン目の画素は表示期間Tr
4となり表示を行う。そして次のビットのデジタル信号
が入力されるまで、4ビット目のデジタル信号は画素に
保持される。
【0180】そして次に5ビット目のデジタル信号が1
ライン目の画素に入力されると、画素に保持されていた
4ビット目のデジタル信号は、5ビット目のデジタル信
号に書き換えられる。そして1ライン目の画素は表示期
間Tr5となり、表示を行う。5ビット目のデジタル信
号は、次のビットのデジタル信号が入力されるまで画素
に保持される。
【0181】そして次に6ビット目のデジタル信号が1
ライン目の画素に入力されると、画素に保持されていた
5ビット目のデジタル信号は、6ビット目のデジタル信
号に書き換えられる。そして1ライン目の画素は表示期
間Tr6となり、表示を行う。6ビット目のデジタル信
号は、次のフレーム期間の1ビット目のデジタル信号が
入力されるまで画素に保持される。
【0182】表示期間Tr4は、書き込み期間Ta4が
開始されてから、書き込み期間Ta5が開始されるまで
の期間である。そして表示期間Tr5、Tr6も表示期
間Tr4と同様に、書き込み期間Ta5、Ta6と次の
フレーム期間の最初の書込期間であるTa1によって、
その期間が定められる。
【0183】なお本実施例では、全ての書き込み期間の
長さの和が1フレーム期間よりも短く、なおかつ表示期
間の長さをTr1:Tr2:Tr3:…:Tr6=
0:21:22:…:25とすることが必要である。また
書込期間どうしは重ならないことが重要である。
【0184】全ての画素において表示期間(Tr1〜T
r6)が終了すると、1つの画像を表示することができ
る。本発明の駆動方法において、1つの画像を表示する
期間を1フレーム期間(F)と呼ぶ。
【0185】そして1フレーム期間終了後は、再び書き
込み用ゲート信号線Ga1に、書き込み用ゲート信号線
駆動回路703から書き込み用ゲート信号が入力され
る。その結果1ビット目のデジタル信号が画素に入力さ
れ、1ライン目の画素が再び表示期間Tr1となる。そ
して再び上述した動作を繰り返す。
【0186】通常のEL表示装置では1秒間に60以上
のフレーム期間を設けることが好ましい。1秒間に表示
される画像の数が60より少なくなると、視覚的に画像
のちらつきが目立ち始めることがある。
【0187】1フレーム期間中にEL素子が発光した表
示期間の長さの総和を求めることによって、当該フレー
ム期間におけるその画素の表示した階調がきまる。
【0188】4ビット目のデジタル信号が画素に書き込
まれる書き込み期間Ta4は、表示期間Tr4の長さよ
りも短いことが肝要である。
【0189】また表示期間(Tr1〜Tr6)は、どの
ような順序で出現させても良い。例えば1フレーム期間
中において、Tr1の次にTr3、Tr5、Tr2、…
という順序で表示期間を出現させることも可能である。
ただし、消去期間(Te1〜Te6)が互いに重ならな
い順序の方がより好ましい。
【0190】本実施例では、表示を行わない非発光期間
を設けることができる。従来のアナログ駆動の場合、E
L表示装置に全白の画像を表示させると、常にEL素子
が発光することになり、EL層の劣化を早める原因とな
ってしまう。本発明は非発光期間を設けることができる
ので、EL層の劣化をある程度抑えることができる。
【0191】なお本実施例においては、表示期間Trと
書き込み期間Taとが一部重なっている。言い換えると
書き込み期間Taにおいても画素を表示させることが可
能である。そのため、1フレーム期間における表示期間
Trの長さの総和の割合(デューティー比)が、書き込
み期間Taの長さによってのみ決定されない。
【0192】なお本実施例は実施例1と自由に組み合わ
せて実施することが可能である。
【0193】(実施例6)本実施例では、同一基板上に
EL表示装置を有する表示部と、表示部の周辺に設ける
駆動回路のTFT(nチャネル型TFT及びpチャネル
型TFT)を同時に作製する方法について詳細に説明す
る。
【0194】まず、図14(A)に示すように、コーニ
ング社の#7059ガラスや#1737ガラスなどに代
表されるバリウムホウケイ酸ガラス、アルミノホウケイ
酸ガラスなどのガラス、または石英基板から成る基板4
00上に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒
化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜401を形成
する。例えば、プラズマCVD法でSiH4、NH3、N
2Oから作製される酸化窒化シリコン膜を10〜200n
m(好ましくは50〜100nm)形成し、同様にSi
4、N2Oから作製される酸化窒化水素化シリコン膜を
50〜200nm(好ましくは100〜150nm)の厚
さに積層形成する。なお図14(A)では下地膜を1つ
の層で示した。本実施例では下地膜401を2層構造と
して示したが、前記絶縁膜の単層膜または2層以上積層
させた構造として形成しても良い。
【0195】半導体層402〜405は、非晶質構造を
有する半導体膜をレーザー結晶化法や公知の熱結晶化法
を用いて作製した結晶質半導体膜で形成する。この半導
体層402〜405の厚さは25〜80nm(好ましく
は30〜60nm)の厚さで形成する。結晶質半導体膜
の材料に限定はないが、好ましくはシリコンまたはシリ
コンゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良
い。
【0196】公知の結晶化方法としては、電熱炉を使用
した熱結晶化方法、レーザー光を用いたレーザーアニー
ル結晶化法、赤外光を用いたランプアニール結晶化法、
触媒金属を用いた結晶化法がある。
【0197】レーザー結晶化法で結晶質半導体膜を作製
するには、パルス発振型または連続発光型のエキシマレ
ーザーやYAGレーザー、YVO4レーザーを用いる。
これらのレーザーを用いる場合には、レーザー発振器か
ら放射されたレーザー光を光学系で線状に集光し半導体
膜に照射する方法を用いると良い。結晶化の条件は実施
者が適宣選択するものであるが、エキシマレーザーを用
いる場合はパルス発振周波数300Hzとし、レーザー
エネルギー密度を100〜400mJ/cm2(代表的には2
00〜300mJ/cm2)とする。また、YAGレーザーを
用いる場合にはその第2高調波を用いパルス発振周波数
30〜300kHzとし、レーザーエネルギー密度を3
00〜600mJ/cm2(代表的には350〜500mJ/cm2)
とすると良い。そして幅100〜1000μm、例えば
400μmで線状に集光したレーザー光を基板全面に渡
って照射し、この時の線状レーザー光の重ね合わせ率
(オーバーラップ率)を50〜98%として行う。
【0198】次いで、半導体層402〜405を覆うゲ
ート絶縁膜406を形成する。ゲート絶縁膜406はプ
ラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを40〜
150nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成する。本
実施例では、120nmの厚さで酸化窒化シリコン膜で
形成する。勿論、ゲート絶縁膜406はこのような酸化
窒化シリコン膜に限定されるものでなく、他のシリコン
を含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良
い。例えば、酸化シリコン膜を用いる場合には、プラズ
マCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosilicate)と
2とを混合し、反応圧力40Pa、基板温度300〜4
00℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度0.5
〜0.8W/cm2で放電させて形成することができる。こ
のようにして作製される酸化シリコン膜は、その後40
0〜500℃の熱アニールによりゲート絶縁膜として良
好な特性を得ることができる。
【0199】そして、ゲート絶縁膜406上にゲート電
極を形成するための第1の導電膜407と第2の導電膜
408とを形成する。本実施例では、第1の導電膜40
7をTaで50〜100nmの厚さに形成し、第2の導
電膜408をWで100〜300nmの厚さに形成す
る。
【0200】Ta膜はスパッタ法で形成し、Taのター
ゲットをArでスパッタする。この場合、Arに適量の
XeやKrを加えると、Ta膜の内部応力を緩和して膜
の剥離を防止することができる。また、α相のTa膜の
抵抗率は20μΩcm程度でありゲート電極に使用するこ
とができるが、β相のTa膜の抵抗率は180μΩcm程
度でありゲート電極とするには不向きである。α相のT
a膜を形成するために、Taのα相に近い結晶構造をも
つ窒化タンタルを10〜50nm程度の厚さでTaの下
地に形成しておくとα相のTa膜を容易に得ることがで
きる。
【0201】W膜を形成する場合には、Wをターゲット
としたスパッタ法で形成する。その他に6フッ化タング
ステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成することも
できる。いずれにしてもゲート電極として使用するため
には低抵抗化を図る必要があり、W膜の抵抗率は20μ
Ωcm以下にすることが望ましい。W膜は結晶粒を大き
くすることで低抵抗率化を図ることができるが、W中に
酸素などの不純物元素が多い場合には結晶化が阻害され
高抵抗化する。このことより、スパッタ法による場合、
純度99.99%または純度99.9999%のWター
ゲットを用い、さらに成膜時に気相中からの不純物の混
入がないように十分配慮してW膜を形成することによ
り、抵抗率9〜20μΩcmを実現することができる。
【0202】なお、本実施例では、第1の導電膜407
をTa、第2の導電膜408をWとしたが、特に限定さ
れず、いずれもTa、W、Ti、Mo、Al、Cuから
選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料
若しくは化合物材料で形成してもよい。また、リン等の
不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代表さ
れる半導体膜を用いてもよい。本実施例以外の他の組み
合わせの一例は、第1の導電膜を窒化タンタル(Ta
N)で形成し、第2の導電膜をWとする組み合わせ、第
1の導電膜を窒化タンタル(TaN)で形成し、第2の
導電膜をAlとする組み合わせ、第1の導電膜を窒化タ
ンタル(TaN)で形成し、第2の導電膜をCuとする
組み合わせで形成することが好ましい。(図14
(B))
【0203】次に、レジストによるマスク409〜41
2を形成し、電極及び配線を形成するための第1のエッ
チング処理を行う。本実施例ではICP(Inductively
Coupled Plasma:誘導結合型プラズマ)エッチング法を
用い、エッチング用ガスにCF4とCl2を混合し、1Pa
の圧力でコイル型の電極に500WのRF(13.56MHz)
電力を投入してプラズマを生成して行う。基板側(試料
ステージ)にも100WのRF(13.56MHz)電力を投入
し、実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。CF4
とCl2を混合した場合にはW膜及びTa膜とも同程度
にエッチングされる。
【0204】なお図14(C)では図示しなかったが、
上記エッチング条件では、レジストによるマスクの形状
を適したものとすることにより、基板側に印加するバイ
アス電圧の効果により第1の導電層及び第2の導電層の
端部がテーパー形状となる。テーパー部の角度は15〜
45°となる。ゲート絶縁膜上に残渣を残すことなくエ
ッチングするためには、10〜20%程度の割合でエッ
チング時間を増加させると良い。W膜に対する酸化窒化
シリコン膜の選択比は2〜4(代表的には3)であるの
で、オーバーエッチング処理により、酸化窒化シリコン
膜が露出した面は20〜50nm程度エッチングされるこ
とになる。また図14(C)では図示しなかったが、ゲ
ート絶縁膜406は、上記エッチングによって第1の形
状の導電層414〜417で覆われない領域が20〜5
0nm程度エッチングされ薄くなった。
【0205】こうして、第1のエッチング処理により第
1の導電層と第2の導電層から成る第1の形状の導電層
414〜417(第1の導電層414a〜417aと第
2の導電層414b〜417b)を形成する。
【0206】次に、図14(D)に示すように第2のエ
ッチング処理を行う。同様にICPエッチング法を用
い、エッチングガスにCF4とCl2とO2を混合して、
1Paの圧力でコイル型の電極に500WのRF電力(13.
56MHz)を供給し、プラズマを生成して行う。基板側(試
料ステージ)には50WのRF(13.56MHz)電力を投入
し、第1のエッチング処理に比べ低い自己バイアス電圧
を印加する。このような条件によりW膜を異方性エッチ
ングし、かつ、それより遅いエッチング速度で第1の導
電層であるTaを異方性エッチングして第2の形状の導
電層419〜422(第1の導電層419a〜422a
と第2の導電層419b〜422b)を形成する。また
図14(D)では図示しなかったが、ゲート絶縁膜40
6は、上記エッチングによって第2の形状の導電層41
9〜422で覆われない領域がさらに20〜50nm程度
エッチングされ薄くなった。また、第2のエッチング処
理により、マスク409〜412もエッチングされ、マ
スク409a〜412aとなった。
【0207】W膜やTa膜のCF4とCl2の混合ガスに
よるエッチング反応は、生成されるラジカルまたはイオ
ン種と反応生成物の蒸気圧から推測することができる。
WとTaのフッ化物と塩化物の蒸気圧を比較すると、W
のフッ化物であるWF6が極端に高く、その他のWC
5、TaF5、TaCl5は同程度である。従って、C
4とCl2の混合ガスではW膜及びTa膜共にエッチン
グされる。しかし、この混合ガスに適量のO2を添加す
るとCF4とO2が反応してCOとFになり、Fラジカル
またはFイオンが多量に発生する。その結果、フッ化物
の蒸気圧が高いW膜のエッチング速度が増大する。一
方、TaはFが増大しても相対的にエッチング速度の増
加は少ない。また、TaはWに比較して酸化されやすい
ので、O2を添加することでTaの表面が酸化される。
Taの酸化物はフッ素や塩素と反応しないためさらにT
a膜のエッチング速度は低下する。従って、W膜とTa
膜とのエッチング速度に差を作ることが可能となりW膜
のエッチング速度をTa膜よりも大きくすることが可能
となる。
【0208】そして、マスク409a〜マスク412a
を除去し、図15(A)に示すように第1のドーピング
処理を行い、n型を付与する不純物元素を添加する。例
えば、加速電圧を70〜120keVとし、1×1013
/cm2のドーズ量で行う。ドーピングは、第2の形状の導
電層419〜422を不純物元素に対するマスクとして
用い、第2の導電層419a〜422aの下側の領域に
も不純物元素が添加されるようにドーピングする。こう
して、第2の導電層419a〜422aと重なる第1の
不純物領域425〜428と、第1の不純物領域よりも
不純物の濃度が高い第2の不純物領域429〜432と
が形成される。なお本実施例ではマスク409a〜41
2aを除去してからn型を付与する不純物元素を添加し
たが、本発明はこれに限定されない。図15(A)の工
程においてn型を付与する不純物元素を添加してからマ
スク409a〜マスク412aを除去しても良い。
【0209】次に第2の導電層421a、421bを覆
うように半導体層404上にレジストからなるマスク4
33を形成する。マスク433はゲート絶縁膜406を
間に挟んで第2の不純物領域431と一部重なってい
る。そして第2のドーピング処理を行いn型を付与する
不純物元素を添加する。この場合、第1のドーピング処
理よりもドーズ量を上げて低い加速電圧の条件としてn
型を付与する不純物元素をドーピングする。(図15
(B))ドーピングの方法はイオンドープ法若しくはイ
オン注入法で行えば良い。イオンドープ法の条件はドー
ズ量を1×1013〜5×1014atoms/cm2とし、加速電
圧を60〜100keVとして行う。n型を付与する不
純物元素として15族に属する元素、典型的にはリン
(P)または砒素(As)を用いるが、ここではリン
(P)を用いる。この場合、第2の形状の導電層419
〜422がn型を付与する不純物元素に対するマスクと
なり、自己整合的にソース領域434〜437、ドレイ
ン領域438〜441、Lov領域442〜445が形
成される。またマスク433によってLoff領域44
6が形成される。ソース領域434〜437、ドレイン
領域438〜441には1×1020〜1×1021atomic
/cm3の濃度範囲でn型を付与する不純物元素を添加す
る。
【0210】本実施例はマスク433のサイズを制御す
ることで、Loff領域446の長さを自由に設定する
ことが可能である。
【0211】なお本明細書において、ゲート絶縁膜を介
してゲート電極と重なるLDD領域をLov領域と呼
ぶ。またゲート絶縁膜を介してゲート電極と重ならない
LDD領域をLoff領域と呼ぶ。
【0212】n型を付与する不純物元素は、Loff領
域で1×1017〜1×1019atoms/cm 3の濃度となるよ
うにし、Lov領域で1×1016〜1×1018atoms/cm
3の濃度となるようにする。
【0213】なお図15(B)において、上述したよう
な条件でn型を付与する不純物元素をドーピングする前
または後に、半導体層404上にマスク433を形成し
た状態で加速電圧を70〜120keVとしn型を付与
する不純物元素をドーピングしても良い。上記工程によ
って、スイッチング用TFTのLoff領域となる部分
446のn型を付与する不純物元素の濃度を抑えつつ、
駆動回路に用いられるTFTのLov領域となる部分4
42、443のn型を付与する不純物元素の濃度を高め
ることができる。スイッチング用TFTのLoff領域
となる部分446のn型を付与する不純物元素の濃度を
抑えることで、スイッチング用TFTのオフ電流を低減
することが可能である。また駆動回路に用いられるnチ
ャネル型TFTのLov領域となる部分443のn型を
付与する不純物元素の濃度を高めることで、ホットキャ
リア効果による、ドレイン近傍の高電界によって発生し
たホットキャリアが劣化現象を引き起こすのを防ぐこと
ができる。
【0214】そして、マスク433を除去した後、図1
5(C)に示すように、pチャネル型TFTを形成する
半導体層402、405に一導電型とは逆の導電型のソ
ース領域447、448と、ドレイン領域449、45
0と、Lov領域451、452を形成する。第2の形
状を有する導電層419、422を不純物元素に対する
マスクとして用い、自己整合的に不純物領域を形成す
る。このとき、nチャネル型TFTを形成する半導体層
403、404はレジストマスク453で全面を被覆し
ておく。ソース領域447、448及びドレイン領域4
49、450と、Lov領域451、452とにはそれ
ぞれ異なる濃度でリンが添加されているが、ジボラン
(B26)を用いたイオンドープ法で形成し、そのいず
れの領域においても不純物濃度を2×1020〜2×10
21atoms/cm3となるようにする。
【0215】以上までの工程でそれぞれの半導体層40
2〜405に不純物領域(ソース領域、ドレイン領域、
Lov領域、Loff領域)が形成される。半導体層と
重なる第2の導電層419〜422がゲート電極として
機能する。
【0216】こうして導電型の制御を目的として、それ
ぞれの半導体層に添加された不純物元素を活性化する工
程を行う。この工程はファーネスアニール炉を用いる熱
アニール法で行う。その他に、レーザーアニール法、ま
たはラピッドサーマルアニール法(RTA法)を適用す
ることができる。熱アニール法では酸素濃度が1ppm
以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲気中で4
00〜700℃、代表的には500〜600℃で行うも
のであり、本実施例では500℃で4時間の熱処理を行
う。ただし、419〜422に用いた配線材料が熱に弱
い場合には、配線等を保護するため層間絶縁膜(シリコ
ンを主成分とする)を形成した後で活性化を行うことが
好ましい。
【0217】さらに、3〜100%の水素を含む雰囲気
中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行
い、半導体層を水素化する工程を行う。この工程は熱的
に励起された水素により半導体層のダングリングボンド
を終端する工程である。水素化の他の手段として、プラ
ズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)
を行っても良い。
【0218】次いで、第1の層間絶縁膜455は酸化窒
化シリコン膜から100〜200nmの厚さで形成す
る。(図16(A))その上に有機絶縁物材料から成る
第2の層間絶縁膜458を形成する。
【0219】そして、ゲート絶縁膜406、第1の層間
絶縁膜455、第2の層間絶縁膜458にコンタクトホ
ールを形成し、該コンタクトホールを介して、ソース領
域447、435、436、448と接するようにソー
ス配線459〜462を形成した。また同様に、ドレイ
ン領域449、439、440、450と接するドレイ
ン配線463〜465を形成する(図16(B))。
【0220】なお、ゲート絶縁膜406、第1の層間絶
縁膜455、第2の層間絶縁膜458がSiO2膜また
はSiON膜の場合、CF4とO2とを用いたドライエッ
チングでコンタクトホールを形成するのが好ましい。ま
たゲート絶縁膜406、第1の層間絶縁膜455、第2
の層間絶縁膜458が有機樹脂膜の場合、CHF3を用
いたドライエッチング、またはBHF(緩衝フッ酸:H
F+NH4F)でコンタクトホールを形成するのが好ま
しい。またゲート絶縁膜406、第1の層間絶縁膜45
5、第2の層間絶縁膜458が異なる材料で形成されて
いる場合、膜ごとにエッチングの方法及び用いるエッチ
ャントやエッチングガスの種類を変えることが好ましい
が、エッチングの方法及び用いるエッチャントやエッチ
ングガスを全て同じにしてコンタクトホールを形成して
も良い。
【0221】次に、有機樹脂からなる第3層間絶縁膜4
67を形成する。有機樹脂としてはポリイミド、ポリア
ミド、アクリル、BCB(ベンゾシクロブテン)等を使
用することができる。特に、第3層間絶縁膜467は平
坦化の意味合いが強いので、平坦性に優れたアクリルが
好ましい。本実施例ではTFTによって形成される段差
を十分に平坦化しうる膜厚でアクリル膜を形成する。好
ましくは1〜5μm(さらに好ましくは2〜4μm)とす
れば良い。
【0222】次に第3層間絶縁膜467に、ドレイン配
線465に達するコンタクトホールを形成し、画素電極
468を形成する。本実施例では酸化インジウム・スズ
(ITO)膜を110nmの厚さに形成し、パターニン
グを行って画素電極468を形成する。また、酸化イン
ジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合した透
明導電膜を用いても良い。この画素電極468がEL素
子の陽極となる。(図16(C))
【0223】次に、樹脂材料でなる第1バンク469及
び第2バンク470を形成する。第1バンク469及び
第2バンク470は後に形成されるEL層及び陰極を隣
り合う画素間で分離するために設けられる。よって第1
バンク469よりも第2バンク470の方が横に張り出
している構成にすることが望ましい。なお第1バンク4
69と第2バンク470とを合わせた厚さは1〜2μm
程度であることが好ましいが、後に形成されるEL層及
び陰極を隣り合う画素間で分離することができるならこ
の厚さに限られない。また第1バンク469及び第2バ
ンク470は絶縁膜で形成されており、例えば酸化物、
樹脂等で形成することが可能である。そして第1バンク
469と第2バンク470は互いに同じ材料で形成され
ていても、異なる材料で形成されていてもどちらでも良
い。第1バンク469及び第2バンク470は画素と画
素との間にストライプ状に形成される。第1バンク46
9及び第2バンク470はソース配線(ソース信号線)
上に沿って形成しても良いし、ゲート配線(ゲート信号
線)上に沿って形成しても良い。なお第1バンク469
及び第2バンク470を樹脂に顔料等を混ぜたもので形
成しても良い。(図17(A))
【0224】次に、EL層471及び陰極(MgAg電
極)472を、真空蒸着法を用いて大気解放しないで連
続形成する。なお、EL層471の膜厚は80〜200
nm(典型的には100〜120nm)、陰極472の
厚さは180〜300nm(典型的には200〜250
nm)とすれば良い。なお、本実施例では一画素しか図
示されていないが、このとき同時に赤色に発光するEL
層、緑色に発光するEL層及び青色に発光するEL層が
形成される。なおバンク470上にEL層と陰極を形成
する材料が一部積層されるが、本明細書ではこれらをE
L層471と陰極472に含めない。
【0225】この工程では、赤色に対応する画素、緑色
に対応する画素及び青色に対応する画素に対して順次E
L層471を形成する。但し、EL層471は溶液に対
する耐性に乏しいためフォトリソグラフィ技術を用いず
に各色個別に形成しなくてはならない。そこでメタルマ
スクを用いて所望の画素以外を隠し、必要箇所だけ選択
的にEL層471を形成するのが好ましい。
【0226】即ち、まず赤色に対応する画素以外を全て
隠すマスクをセットし、そのマスクを用いて赤色発光の
EL層を選択的に形成する。次いで、緑色に対応する画
素以外を全て隠すマスクをセットし、そのマスクを用い
て緑色発光のEL層を選択的に形成する。次いで、同様
に青色に対応する画素以外を全て隠すマスクをセット
し、そのマスクを用いて青色発光のEL層を選択的に形
成する。なお、ここでは全て異なるマスクを用いるよう
に記載しているが、同じマスクを使いまわしても構わな
い。また、全画素にEL層を形成するまで真空を破らず
に処理することが好ましい。
【0227】なお、本実施例ではEL層471を発光層
のみからなる単層構造とするが、EL層は発光層の他に
正孔輸送層、正孔注入層、電子輸送層、電子注入層等を
有していても構わない。このように組み合わせは既に様
々な例が報告されており、そのいずれの構成を用いても
構わない。EL層471としては公知の材料を用いるこ
とができる。公知の材料としては、EL素子の駆動電圧
を考慮すると有機材料を用いるのが好ましい。
【0228】次に陰極472を蒸着法により形成する。
本実施例ではEL素子の陰極としてMgAg電極を用い
た例を示すが、公知の他の材料を用いることが可能であ
る。
【0229】こうして図17(B)に示すような構造の
TFT基板が完成する。なお、第1バンク469と第2
バンク470を形成した後、陰極472を形成するまで
の工程をマルチチャンバー方式(またはインライン方
式)の薄膜形成装置を用いて、大気解放せずに連続的に
処理することは有効である。
【0230】本実施例において、スイッチング用TFT
501の半導体層は、ソース領域504、ドレイン領域
505、Loff領域506、Lov領域507、チャ
ネル形成領域508を含んでいる。Loff領域506
はゲート絶縁膜406を介してゲート電極421と重な
らないように設けられている。またLov領域507は
ゲート絶縁膜406を介してゲート電極421と重なる
ように設けられている。このような構造はオフ電流を低
減する上で非常に効果的である。
【0231】また、本実施例ではスイッチング用TFT
501はシングルゲート構造としているが、本発明では
スイッチング用TFTはダブルゲート構造やその他のマ
ルチゲート構造を有していても良い。ダブルゲート構造
とすることで実質的に二つのTFTが直列された構造と
なり、オフ電流をさらに低減することができるという利
点がある。
【0232】また本実施例ではスイッチング用TFT5
01はnチャネル型TFTであるが、pチャネル型TF
Tであってもかまわない。
【0233】EL駆動用TFT502の半導体層は、ソ
ース領域510、ドレイン領域511、Lov領域51
2、チャネル形成領域513を含んでいる。Lov領域
512はゲート絶縁膜406を介してゲート電極422
と重なるように設けられている。なお本実施例において
EL駆動用TFT502はLoff領域を有していない
が、Loff領域を有する構成にしても良い。
【0234】また本実施例ではEL駆動用TFT502
はpチャネル型TFTであるが、nチャネル型TFTで
あってもかまわない。
【0235】なお、本実施例のアクティブマトリクス基
板は、表示部だけでなく駆動回路部にも最適な構造のT
FTを配置することにより、非常に高い信頼性を示し、
動作特性も向上しうる。
【0236】まず、極力動作速度を落とさないようにホ
ットキャリア注入を低減させる構造を有するTFTを、
駆動回路部を形成するCMOS回路のnチャネル型TF
T503として用いる。なお、ここでいう駆動回路とし
ては、シフトレジスタ、バッファ、レベルシフタ、サン
プリング回路(サンプル及びホールド回路)などが含ま
れる。デジタル駆動を行う場合には、D/Aコンバータ
などの信号変換回路も含まれ得る。
【0237】本実施例の場合、CMOS回路のnチャネ
ル型TFT503の半導体層は、ソース領域521、ド
レイン領域522、Lov領域523及びチャネル形成
領域524を含んでいる。
【0238】また本実施例の場合、CMOS回路のpチ
ャネル型TFT504の半導体層は、ソース領域53
1、ドレイン領域532、Lov領域533及びチャネ
ル形成領域534を含んでいる。
【0239】なお、実際には図17(B)まで完成した
ら、さらに外気に曝されないように気密性が高く、脱ガ
スの少ない保護フィルム(ラミネートフィルム、紫外線
硬化樹脂フィルム等)や透光性のシーリング材でパッケ
ージング(封入)することが好ましい。その際、シーリ
ング材の内部を不活性雰囲気にしたり、内部に吸湿性材
料(例えば酸化バリウム)を配置したりするとEL素子
の信頼性が向上する。
【0240】また、パッケージング等の処理により気密
性を高めたら、基板上に形成された素子又は回路から引
き回された端子と外部信号端子とを接続するためのコネ
クター(フレキシブルプリントサーキット:FPC)を
取り付けて製品として完成する。このような出荷できる
までした状態を本明細書中ではEL表示装置という。
【0241】上述したように本実施例の作製行程では、
ゲート電極のチャネル長方向の長さ(以下単にゲート電
極の幅と呼ぶ)が異なっているため、ゲート電極をマス
クとしてイオン注入を行うことにより、ゲート電極の厚
さが異なることによるイオンの侵入深さの違いを利用し
て、第1のゲート電極の下に位置する半導体層中のイオ
ン濃度を、第1のゲート電極の下に位置しない半導体層
中のイオン濃度より低くすることが可能である。
【0242】またマスクを用いてLoff領域を形成す
るために、エッチングで制御しなくてはならないのはL
ov領域の幅のみであり、Loff領域とLov領域の
位置の制御が容易である。
【0243】なお本実施例ではEL層から発せられる光
が基板側に向いている例について説明したが、本発明は
これに限定されず、EL層から発せられる光が基板の上
に向いているような構成であっても良い。この場合EL
素子の陰極が画素電極となり、EL駆動用TFTはnチ
ャネル型TFTであることが望ましい。
【0244】本発明のEL表示装置の作製方法は、本実
施例において示した作製方法に限定されることはなく、
他のあらゆる作製方法を用いることが可能である。
【0245】なお本実施例は実施例1〜5と自由に組み
合わせることが可能である。
【0246】(実施例7)本実施例では、本発明の携帯
情報端末がタッチパネルを有している例について説明す
る。
【0247】図18(A)において、1701は本発明
の携帯情報端末の表示部であり、1702はタッチパネ
ル、1703はタッチペンである。タッチパネル170
2は透光性を有しており、表示部1701から発せられ
る光及び、表示部1701に入射する光を透過すること
ができ、表示部1701に画像が表示されている場合に
も、タッチパネル1702を通して、利用者が表示部1
701上の画像を見ることが可能である。
【0248】図18(B)にタッチパネル1702の詳
しい構成を示す。タッチパネル1702は複数の列方向
に並べられた短冊形の第1抵抗膜1704と、行方向に
並べられた短冊形の第2抵抗膜1705とが所定のギャ
ップを持って重なるように設けられている。第1抵抗膜
1704と第2抵抗膜1705は、それぞれITOで形
成されている。
【0249】列方向に並べられた第1抵抗膜1704の
両端に異なる電圧が印加されており、第1抵抗膜170
4内部に列方向に電圧勾配が形成されている。行方向に
並べられた第2抵抗膜1705の両端に異なる電圧が印
加されており、第2抵抗膜1705内部に行方向に電圧
勾配が形成されている。
【0250】そしてタッチペン等でタッチパネル170
2の表面に圧力をかけることで、第1抵抗膜1704の
1つと第2抵抗膜1705の1つとが接触する。そして
接触する位置に応じた電圧が発生し、電圧の大きさを測
定することで、第1抵抗膜1704と第2抵抗膜170
5とが接した位置の情報を、電子データとして携帯情報
端末に取り込むことができる。
【0251】上記構成を有する本発明の携帯情報端末
は、表示部1701に書き込まれた画像を表示し、取り
込んだ画像にタッチペン1703で書き込みを行うこと
ができる。
【0252】なお本実施例は、実施例1〜実施例6と自
由に組み合わせることが可能である。
【0253】(実施例8)本実施例では、本発明の携帯
情報端末の表示部がエリアセンサとして機能する例を示
す。以下に、本実施例の表示部の構成を詳しく説明す
る。図19に本実施例の表示部の回路図を示す。
【0254】表示部901はソース信号線S1〜Sx、
電源供給線V1〜Vx、ゲート信号線G1〜Gy、リセ
ット用ゲート信号線RG1〜RGy、センサ用ゲート信
号線SG1〜SGy、センサ出力配線SS1〜SSx、
センサ用電源線VBが設けられている。
【0255】表示部901は複数の画素902を有して
いる。画素902は、ソース信号線S1〜Sxのいずれ
か1つと、電源供給線V1〜Vxのいずれか1つと、ゲ
ート信号線G1〜Gyのいずれか1つと、リセット用ゲ
ート信号線RG1〜RGyのいずれか1つと、センサ用
ゲート信号線SG1〜SGyのいずれか1つと、センサ
出力配線SS1〜SSxのいずれか1つと、センサ用電
源線VBとを有している。
【0256】センサ出力配線SS1〜SSxはそれぞれ
定電流電源903_1〜903_xに接続されている。
【0257】図20に画素902の詳しい構成を示す。
点線で囲まれた領域が画素902である。なおお、ソー
ス信号線Sは、ソース信号線S1〜Sxのいずれか1つ
を意味する。また電源供給線Vは電源供給線V1〜Vx
のいずれか1つを意味する。またゲート信号線Gはゲー
ト信号線G1〜Gyのいずれか1つを意味する。またリ
セット用ゲート信号線RGはリセット用ゲート信号線R
G1〜RGyのいずれか1つを意味する。またセンサ用
ゲート信号線SGは、センサ用ゲート信号線SG1〜S
Gyのいずれか1つを意味する。またセンサ出力配線S
Sはセンサ出力配線SS1〜SSxのいずれか1つを意
味する。
【0258】画素902はスイッチング用TFT90
4、EL駆動用TFT905、EL素子906を有して
いる。また図20では画素902に保持容量907が設
けられているが、保持容量907を設けなくとも良い。
【0259】スイッチング用TFT904のゲート電極
はゲート信号線Gに接続されている。そしてスイッチン
グ用TFT904のソース領域とドレイン領域は、一方
がソース信号線Sに、もう一方がEL駆動用TFT90
5のゲート電極に接続されている。
【0260】EL駆動用TFT905のソース領域は電
源供給線Vに、ドレイン領域がEL素子906に接続さ
れている。保持容量907はEL駆動用TFT905の
ゲート電極と電源供給線Vとに接続して設けられてい
る。
【0261】EL素子906は陽極と陰極と、陽極と陰
極との間に設けられたEL層とからなる。陽極がEL駆
動用TFT905のドレイン領域と接続している場合、
陽極が画素電極、陰極が対向電極となる。逆に陰極がE
L駆動用TFT905のドレイン領域と接続している場
合、陽極が対向電極、陰極が画素電極である。
【0262】さらに画素902は、リセット用TFT9
10、バッファ用TFT911、選択用TFT912、
フォトダイオード913を有している。
【0263】リセット用TFT910のゲート電極はリ
セット用ゲート信号線RGに接続されている。リセット
用TFT910のソース領域はセンサ用電源線VBに接
続されている。センサ用電源線VBは常に一定の電位
(基準電位)に保たれている。またリセット用TFT9
10のドレイン領域はフォトダイオード913及びバッ
ファ用TFT911のゲート電極に接続されている。
【0264】図示しないが、フォトダイオード913は
カソード電極と、アノード電極と、カソード電極とアノ
ード電極の間に設けられた光電変換層とを有している。
リセット用TFT910のドレイン領域は、具体的には
フォトダイオード913のアノード電極又はカソード電
極に接続されている。
【0265】バッファ用TFT911のドレイン領域は
センサ用電源線VBに接続されており、常に一定の基準
電位に保たれている。そしてバッファ用TFT911の
ソース領域は選択用TFT912のソース領域又はドレ
イン領域に接続されている。
【0266】選択用TFT912のゲート電極はセンサ
用ゲート信号線SGに接続されている。そして選択用T
FT912のソース領域とドレイン領域は、一方は上述
したとおりバッファ用TFT911のソース領域に接続
されており、もう一方はセンサ出力配線SSに接続され
ている。センサ出力配線SSは定電流電源903(定電
流電源903_1〜903_xのいずれか1つ)に接続
されており、常に一定の電流が流れている。
【0267】次に本実施例の表示部の駆動の仕方につい
て、図19及び図20を用いて説明する。
【0268】画素902が有するEL素子906はエリ
アセンサの光源として機能しており、スイッチング用T
FT904、EL駆動用TFT905は、光源としての
EL素子906の動作を制御している。
【0269】EL素子から発せられる光は被写体上で反
射し、画素902が有するフォトダイオード913に照
射される。フォトダイオード913は、照射された光
を、画像情報を有する電気信号に変換する。そしてフォ
トダイオード913で発生した画像情報を有する電気信
号は、リセット用TFT910、バッファ用TFT91
1及び選択用TFT912により画像信号として携帯情
報端末内に取り込まれる。
【0270】本実施例においてリセット用TFT91
0、バッファ用TFT911及び選択用TFT912
は、nチャネル型TFTとpチャネル型TFTのどちら
でも良い。ただし、リセット用TFT910とバッファ
用TFT911の極性は逆の方が好ましい。
【0271】まずリセット用ゲート信号線RG1に入力
されているリセット信号によって、RG1に接続されて
いる1ライン目の画素のリセット用TFT910はオン
の状態にある。よってセンサ用電源線VBの基準電位が
バッファ用TFT911のゲート電極に与えられる。
【0272】またセンサ用ゲート信号線SG1に入力さ
れているセンサ信号によって、センサ用ゲート信号線S
G1に接続されている1ライン目の画素の選択用TFT
912がオフの状態にある。よってバッファ用TFT9
11のソース領域は、基準電位からバッファ用TFT9
11のソース領域とゲート電極の電位差VGSを差し引い
た電位に保たれている。なお本実施例では、リセット用
TFT910がオンの状態である期間をリセット期間と
呼ぶ。
【0273】そしてリセット用ゲート信号線RG1に入
力されたリセット信号の電位が変化して、1ライン目の
画素のリセット用TFT910が全てオフの状態にな
る。よってセンサ用電源線VBの基準電位は、1ライン
目の画素のバッファ用TFT911のゲート電極に与え
られなくなる。なお、リセット用TFT910がオフの
状態にある期間を、本実施例ではサンプル期間STと呼
ぶ。特に1ライン目の画素のリセット用TFT910が
オフの状態にある期間をサンプル期間ST1と呼ぶ。
【0274】サンプル期間ST1では、センサ用ゲート
信号線SG1に入力されたセンサ信号の電位が変化し
て、1ライン目の画素の選択用TFT912がオンの状
態になる。よって1ライン目の画素のバッファ用TFT
911のソース領域は、選択用TFT912を介してセ
ンサ出力配線SS1に電気的に接続される。センサ出力
配線SS1は定電流電源903_1に接続されており、
そのためバッファ用TFT911はソースフォロワ(s
ource follower)として機能し、ソース
領域とゲート電極の電位差VGSは一定となる。
【0275】サンプル期間ST1において、EL素子9
06からの光が被写体上で反射してフォトダイオード9
13に照射されると、フォトダイオード913に電流が
流れる。そのため、リセット期間において基準電位に保
たれていたバッファ用TFT911のゲート電極の電位
は、フォトダイオード913で発生する電流の大きさに
応じて変化する。
【0276】フォトダイオード913に流れる電流は、
フォトダイオード913に照射される光の強さに比例す
るため、被写体上の画像は、フォトダイオード913に
おいてそのまま電気信号に変換される。フォトダイオー
ド913において生成された電気信号は、バッファ用T
FT911のゲート電極に入力される。
【0277】バッファ用TFT911のソース領域とゲ
ート電極の電位差VGSは常に一定であるので、バッファ
用TFT911のソース領域は、バッファ用TFT91
1のゲート電極の電位からVGSを差し引いた電位に保た
れている。そのためバッファ用TFT911のゲート電
極の電位が変化すると、それに伴ってバッファ用TFT
911のソース領域の電位も変化する。
【0278】バッファ用TFT911のソース領域の電
位は、画像信号として選択用TFT912を介しセンサ
出力配線SS1に入力される。
【0279】次に、リセット用ゲート信号線RG1に入
力されているリセット信号によって、RG1に接続され
ている1ライン目の画素のリセット用TFT910はオ
ンの状態になり、再びリセット期間になる。それと同時
にリセット用ゲート信号線RG2に入力されているリセ
ット信号によって、RG2に接続されている2ライン目
の画素のリセット用TFT910はオフの状態になり、
サンプリング期間ST2が開始する。
【0280】サンプリング期間ST2では、サンプリン
グ期間ST1と同様に、フォトダイオードにおいて画像
情報を有する電気信号が生成し、画像信号がセンサ出力
配線SS2に入力される。
【0281】上記動作を繰り返し、サンプリング期間S
Tyが終了すると、1つの画像を画像信号として読み込
むことができる。なお本明細書では、サンプリング期間
ST1〜STyの全てが出現するまでの期間をセンサフ
レーム期間SFと呼ぶ。
【0282】また各サンプリング期間において、各画素
が有するEL素子を常に発光させておく必要がある。例
えば1ライン目の画素が有するEL素子は、最低でもサ
ンプリング期間ST1の間発光していることが重要であ
る。なお全ての画素がセンサフレーム期間SFの間、常
に発光していても良い。
【0283】なおカラー画像を読み込むエリアセンサの
場合、表示部はR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に
対応した画素を有している。RGBの各色に対応した画
素は、RGBに対応した三種類のEL素子を有している
か、または白色発光のEL素子とRGBの三種類のカラ
ーフィルターを有しているか、または青色又は青緑発光
のEL素子と蛍光体(蛍光性の色変換層:CCM)とを
有している。
【0284】RGBの各色に対応した画素から発せられ
るRGBの各色の光は、被写体に順に照射される。そし
て被写体上で反射されたRGBの各色の光が、画素の有
するフォトダイオードに照射され、RGB各色に対応す
る画像信号が携帯情報端末に取り込まれる。
【0285】本実施例の携帯情報端末は、表示部をエリ
アセンサとして機能させることが可能である。そのた
め、表示部で読み込んだ画像を表示部に表示させること
が可能であり、その場で読み込んだ画像を確認し、他者
にデータとして送ることが可能である。
【0286】なお本実施例は実施例1〜7と自由に組み
合わせることが可能である。
【0287】(実施例9)本実施例では、本発明を用い
てEL表示装置を作製した例について説明する。なお、
図21(A)は本発明のEL表示装置の上面図であり、
図21(B)はその断面図である。
【0288】図21(A)、(B)において、4001
は基板、4002は表示部、4003はソース信号線駆
動回路、4004はゲート信号線駆動回路であり、それ
ぞれの駆動回路は配線4005を経てFPC(フレキシ
ブルプリントサーキット)4006に至り、外部機器へ
と接続される。
【0289】このとき、表示部4002、ソース信号線
駆動回路4003及びゲート信号線駆動回路4004を
囲むようにして第1シール材4101、カバー材410
2、充填材4103及び第2シール材4104が設けら
れている。
【0290】図21(B)は図21(A)をA−A’で
切断した断面図に相当し、基板4001の上にソース信
号線駆動回路4003に含まれる駆動TFT(但し、こ
こではnチャネル型TFTとpチャネル型TFTを図示
している。)4201及び表示部4002に含まれるE
L駆動用TFT(EL素子への電流を制御するTFT)
4202が形成されている。
【0291】本実施例では、駆動TFT4201には公
知の方法で作製されたpチャネル型TFTまたはnチャ
ネル型TFTが用いられ、EL駆動用TFT4202に
は公知の方法で作製されたpチャネル型TFTが用いら
れる。また、表示部4002にEL駆動用TFT420
2のゲート電極に接続された保持容量(図示せず)が設
けられる。
【0292】駆動TFT4201及び画素TFT420
2の上には樹脂材料でなる層間絶縁膜(平坦化膜)43
01が形成され、その上に画素TFT4202のドレイ
ン領域と電気的に接続する画素電極(陽極)4302が
形成される。画素電極4302としては仕事関数の大き
い透明導電膜が用いられる。透明導電膜としては、酸化
インジウムと酸化スズとの化合物、酸化インジウムと酸
化亜鉛との化合物、酸化亜鉛、酸化スズまたは酸化イン
ジウムを用いることができる。また、前記透明導電膜に
ガリウムを添加したものを用いても良い。
【0293】そして、画素電極4302の上には絶縁膜
4303が形成され、絶縁膜4303は画素電極430
2の上に開口部が形成されている。この開口部におい
て、画素電極4302の上にはEL(エレクトロルミネ
ッセンス)層4304が形成される。EL層4304は
公知の有機EL材料または無機EL材料を用いることが
できる。また、有機EL材料には低分子系(モノマー
系)材料と高分子系(ポリマー系)材料があるがどちら
を用いても良い。
【0294】EL層4304の形成方法は公知の蒸着技
術もしくは塗布法技術を用いれば良い。また、EL層の
構造は正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層ま
たは電子注入層を自由に組み合わせて積層構造または単
層構造とすれば良い。
【0295】EL層4304の上には遮光性を有する導
電膜(代表的にはアルミニウム、銅もしくは銀を主成分
とする導電膜またはそれらと他の導電膜との積層膜)か
らなる陰極4305が形成される。また、陰極4305
とEL層4304の界面に存在する水分や酸素は極力排
除しておくことが望ましい。従って、真空中で両者を連
続成膜するか、EL層4304を窒素または希ガス雰囲
気で形成し、酸素や水分に触れさせないまま陰極430
5を形成するといった工夫が必要である。本実施例では
マルチチャンバー方式(クラスターツール方式)の成膜
装置を用いることで上述のような成膜を可能とする。
【0296】そして陰極4305は4306で示される
領域において配線4005に電気的に接続される。配線
4005は陰極4305に所定の電圧を与えるための配
線であり、異方導電性フィルム4307を介してFPC
4006に電気的に接続される。
【0297】以上のようにして、画素電極(陽極)43
02、EL層4304及び陰極4305からなるEL素
子が形成される。このEL素子は、第1シール材410
1及び第2シール材4104によって基板4001に貼
り合わされたカバー材4102で囲まれ、充填材410
3により封入されている。
【0298】カバー材4102としては、ガラス材、金
属材(代表的にはステンレス材)、セラミックス材、プ
ラスチック材(プラスチックフィルムも含む)を用いる
ことができる。プラスチック材としては、FRP(Fi
berglass−Reinforced Plast
ics)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィル
ム、マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはア
クリル樹脂フィルムを用いることができる。また、アル
ミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィルムで
挟んだ構造のシートを用いることもできる。
【0299】但し、EL素子からの光の放射方向がカバ
ー材側に向かう場合にはカバー材は透明でなければなら
ない。その場合には、ガラス板、プラスチック板、ポリ
エステルフィルムまたはアクリルフィルムのような透明
物質を用いる。
【0300】また、充填材4103としては紫外線硬化
樹脂または熱硬化樹脂を用いることができ、PVC(ポ
リビニルクロライド)、アクリル、ポリイミド、エポキ
シ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブチラ
ル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を用い
ることができる。この充填材4103の内部に吸湿性物
質(好ましくは酸化バリウム)もしくは酸素を吸着しう
る物質を設けておくとEL素子の劣化を抑制できる。
【0301】また、充填材4103の中にスペーサを含
有させてもよい。このとき、スペーサを酸化バリウムで
形成すればスペーサ自体に吸湿性をもたせることが可能
である。また、スペーサを設けた場合、スペーサからの
圧力を緩和するバッファ層として陰極4305上に樹脂
膜を設けることも有効である。
【0302】また、配線4005は異方導電性フィルム
4307を介してFPC4006に電気的に接続され
る。配線4005は表示部4002、ソース信号線駆動
回路4003及びゲート信号線駆動回路4004に送ら
れる信号をFPC4006に伝え、FPC4006によ
り外部機器と電気的に接続される。
【0303】また、本実施例では第1シール材4101
の露呈部及びFPC4006の一部を覆うように第2シ
ール材4104を設け、EL素子を徹底的に外気から遮
断する構造となっている。こうして図21(B)の断面
構造を有するEL表示装置となる。
【0304】ここで表示部のさらに詳細な断面構造を図
22に、上面構造を図23(A)に、回路図を図23
(B)に示す。図22、図23(A)及び図23(B)
では共通の符号を用いるので互いに参照すれば良い。
【0305】図22において、基板4401上に設けら
れたスイッチング用TFT4402は公知の方法を用い
て形成されたnチャネル型TFTである。また、440
3で示される配線は、スイッチング用TFT4402の
ゲート電極4404a、4404bを電気的に接続するゲ
ート配線である。
【0306】なお、本実施例ではチャネル形成領域が二
つ形成されるダブルゲート構造としているが、チャネル
形成領域が一つ形成されるシングルゲート構造もしくは
三つ形成されるトリプルゲート構造であっても良い。
【0307】また、スイッチング用TFT4402のド
レイン配線4405はEL駆動用TFT4406のゲー
ト電極4407に電気的に接続されている。なお、EL
駆動用TFT4406は公知の方法を用いて形成された
pチャネル型TFTである。なお、本実施例ではシング
ルゲート構造としているが、ダブルゲート構造もしくは
トリプルゲート構造であっても良い。
【0308】スイッチング用TFT4402及びEL駆
動用TFT4406の上には第1パッシベーション膜4
408が設けられ、その上に樹脂からなる平坦化膜44
09が形成される。平坦化膜4409を用いてTFTに
よる段差を平坦化することは非常に重要である。後に形
成されるEL層は非常に薄いため、段差が存在すること
によって発光不良を起こす場合がある。従って、EL層
をできるだけ平坦面に形成しうるように画素電極を形成
する前に平坦化しておくことが望ましい。
【0309】また、4410は透明導電膜からなる画素
電極(EL素子の陽極)であり、EL駆動用TFT44
06のドレイン配線4417に電気的に接続される。透
明導電膜としては、酸化インジウムと酸化スズとの化合
物、酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物、酸化亜鉛、
酸化スズまたは酸化インジウムを用いることができる。
また、前記透明導電膜にガリウムを添加したものを用い
ても良い。
【0310】画素電極4410の上にはEL層4411
が形成される。なお、図22では一画素しか図示してい
ないが、本実施例ではR(赤)、G(緑)、B(青)の
各色に対応したEL層を作り分けている。また、本実施
例では蒸着法により低分子系有機EL材料を形成してい
る。具体的には、正孔注入層として20nm厚の銅フタ
ロシアニン(CuPc)膜を設け、その上に発光層とし
て70nm厚のトリス−8−キノリノラトアルミニウム
錯体(Alq3)膜を設けた積層構造としている。Al
3にキナクリドン、ペリレンもしくはDCM1といっ
た蛍光色素を添加することで発光色を制御することがで
きる。
【0311】但し、以上の例はEL層として用いること
のできる有機EL材料の一例であって、これに限定する
必要はまったくない。発光層、電荷輸送層または電荷注
入層を自由に組み合わせてEL層(発光及びそのための
キャリアの移動を行わせるための層)を形成すれば良
い。例えば、本実施例では低分子系有機EL材料をEL
層として用いる例を示したが、高分子系有機EL材料を
用いても良い。また、電荷輸送層や電荷注入層として炭
化珪素等の無機材料を用いることも可能である。これら
の有機EL材料や無機材料は公知の材料を用いることが
できる。
【0312】次に、EL層4411の上には導電膜から
なる陰極4412が設けられる。本実施例の場合、導電
膜としてアルミニウムとリチウムとの合金膜を用いる。
勿論、公知のMgAg膜(マグネシウムと銀との合金
膜)を用いても良い。陰極材料としては、周期表の1族
もしくは2族に属する元素からなる導電膜もしくはそれ
らの元素を添加した導電膜を用いれば良い。
【0313】この陰極4412まで形成された時点でE
L素子4413が完成する。なお、ここでいうEL素子
4413は、画素電極(陽極)4410、EL層441
1及び陰極4412で形成されたコンデンサを指す。
【0314】次に、本実施例における画素の上面構造を
図23(A)を用いて説明する。スイッチング用TFT
4402のソース領域はソース配線を含むソース信号線
4415に接続され、ドレイン領域はドレイン配線44
05に接続される。また、ドレイン配線4405はEL
駆動用TFT4406のゲート電極4407に電気的に
接続される。また、EL駆動用TFT4406のソース
領域は電源供給線4416に電気的に接続され、ドレイ
ン領域はドレイン配線4417に電気的に接続される。
また、ドレイン配線4417は点線で示される画素電極
(陽極)4418に電気的に接続される。
【0315】このとき、4419で示される領域には保
持容量が形成される。保持容量4419は、電源供給線
4416と電気的に接続された半導体膜4420、ゲー
ト絶縁膜と同一層の絶縁膜(図示せず)及びゲート電極
4407との間で形成される。また、ゲート電極440
7、第1層間絶縁膜と同一の層(図示せず)及び電源供
給線4416で形成される容量も保持容量として用いる
ことが可能である。
【0316】(実施例10)本実施例では、実施例9と
は異なる画素構造を有したEL表示装置について説明す
る。説明には図24を用いる。なお、図22と同一の符
号が付してある部分については実施例9の説明を参照す
れば良い。
【0317】図24ではEL駆動用TFT4501とし
て公知の方法を用いて形成されたnチャネル型TFTを
用いる。勿論、EL駆動用TFT4501のゲート電極
4502はスイッチング用TFT4402のドレイン配
線4405に電気的に接続されている。また、EL駆動
用TFT4501のドレイン配線4503は画素電極4
504に電気的に接続されている。
【0318】本実施例では、導電膜からなる画素電極4
504がEL素子の陰極として機能する。具体的には、
アルミニウムとリチウムとの合金膜を用いるが、周期表
の1族もしくは2族に属する元素からなる導電膜もしく
はそれらの元素を添加した導電膜を用いれば良い。
【0319】画素電極4504の上にはEL層4505
が形成される。なお、図24では一画素しか図示してい
ないが、本実施例ではG(緑)に対応したEL層を蒸着
法及び塗布法(好ましくはスピンコーティング法)によ
り形成している。具体的には、電子注入層として20n
m厚のフッ化リチウム(LiF)膜を設け、その上に発
光層として70nm厚のPPV(ポリパラフェニレンビ
ニレン)膜を設けた積層構造としている。
【0320】次に、EL層4505の上には透明導電膜
からなる陽極4506が設けられる。本実施例の場合、
透明導電膜として酸化インジウムと酸化スズとの化合物
もしくは酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物からなる
導電膜を用いる。
【0321】この陽極4506まで形成された時点でE
L素子4507が完成する。なお、ここでいうEL素子
4507は、画素電極(陰極)4504、EL層450
5及び陽極4506で形成されたコンデンサを指す。
【0322】EL素子に加える電圧が10V以上といっ
た高電圧の場合には、EL駆動用TFT4501におい
てホットキャリア効果による劣化が顕在化してくる。こ
のような場合に、EL駆動用TFT4501として、ド
レイン領域側のLDD領域4509がゲート絶縁膜45
10を介してゲート電極4502と重なっている構成を
有するnチャネル型TFTを用いることは有効である。
【0323】また、本実施例のEL駆動用TFT450
1はゲート電極4502とLDD領域4509との間に
ゲート容量と呼ばれる寄生容量を形成する。このゲート
容量を調節することで図23(A)、(B)に示した保
持容量4418と同等の機能を持たせることも可能であ
る。特に、EL表示装置をデジタル駆動方式で動作させ
る場合においては、保持容量のキャパシタンスがアナロ
グ駆動方式で動作させる場合よりも小さくて済むため、
ゲート容量で保持容量を代用しうる。
【0324】なお、EL素子に加える電圧が10V以
下、好ましくは5V以下となった場合、上記ホットキャ
リア効果による劣化はさほど問題とならなくなるため、
図24においてLDD領域4509を省略した構造のn
チャネル型TFTを用いても良い。
【0325】(実施例11)本発明の携帯情報端末の表
示部が有するEL表示装置は、画素内にいくつのTFT
を設けた構造としても良い。例えば、四つ乃至六つまた
はそれ以上のTFTを設けても構わない。本発明はEL
表示装置の画素構造に限定されずに実施することが可能
である。
【0326】(実施例12)本発明の携帯情報端末の表
示部に用いられるEL表示装置はアクティブマトリクス
型に限定されることはなく、パッシブ型であっても良
い。図26に本実施例で用いられるEL表示装置の表示
部の断面図を示す。
【0327】基板2601上に陽極2602が短冊状に
並べられて形成されている。そして基板2601上と陽
極2602を覆ってマトリクス状に絶縁膜2603が形
成されている。そして隣接するEL層及び陰極を分離す
るためのバンク2604が絶縁膜2603上に設けられ
ている。
【0328】バンク2604は隣接するEL層及び陰極
を電気的に分離するためにも絶縁性の材料を用いて形成
することが好ましい。
【0329】そして基板2601、陽極2602、絶縁
膜2603及びバンク2604を有するパッシブ基板上
に、EL層2605と陰極2607とが順に積層して形
成される。バンク2604を挟んで隣り合うEL層26
05と陰極2606とは、バンク2604によって分離
されている。
【0330】パッシブ型のEL表示装置はアクティブマ
トリクス型のEL表示装置に比べて、作製方法が簡便で
あり、コストも低い。そのためパッシブ型のEL表示装
置を本発明の携帯情報端末の表示部に用いることで、携
帯情報端末自体のコストを低くすることが可能である。
【0331】なお本発明の携帯情報端末の表示部に用い
られるパッシブ型のEL表示装置は、本実施例で示した
構成に限定されない。本発明の携帯情報端末の表示部に
用いられるパッシブ型のEL表示装置は、どのような構
成を有していても良い。
【0332】本実施例は、実施例1または実施例7と自
由に組み合わせて実施することが可能である。
【0333】(実施例13)本実施例では、本発明の携
帯情報端末の表示部が有する液晶表示装置の構成につい
て説明する。図27に本実施例の液晶表示装置の概略図
を一例として示す。
【0334】ソース信号線駆動回路1301とゲート信
号線駆動回路1302は、駆動回路の一部である。表示
部1308では、ソース信号線駆動回路1301に接続
されたソース信号線1303と、ゲート信号線駆動回路
1302に接続されたゲート信号線1304とが交差し
ている。そのソース信号線1303とゲート信号線13
04を備えた領域に、画素の薄膜トランジスタ(画素T
FT)1305と、対向電極と画素電極の間に液晶を挟
んだ液晶セル1306と、保持容量1307が設けられ
ている。
【0335】ソース信号線1303に入力されたアナロ
グのビデオ信号(画像情報を有するアナログの信号)
は、画素TFT1305により選択され、所定の画素電
極に書き込まれる。
【0336】ソース信号線駆動回路1301から出力さ
れたタイミング信号によりサンプリングされたアナログ
のビデオ信号が、ソース信号線1303に供給される。
【0337】ゲート側駆動回路1302から出力される
ゲート信号によって、対応する画素TFT1305のス
イッチングが行われ、ソース信号線1303からの画像
情報を有するアナログ信号によって液晶セル1306の
有する液晶が駆動され、表示部に画像が表示される。
【0338】なお本発明の携帯情報端末の表示部に用い
られる液晶表示装置は、本実施例で示した構成に限定さ
れない。本発明の携帯情報端末の表示部に用いられる液
晶表示装置は、どのような構成を有していても良い。
【0339】本実施例は、実施例1または実施例7と自
由に組み合わせて実施することが可能である。
【0340】(実施例14)本発明の携帯情報端末の表
示部が有するEL表示装置において、EL素子が有する
EL層を形成するELについて説明する。
【0341】本発明の携帯情報端末の表示部が有するE
L表示装置において、EL素子が有するEL層に用いら
れるELは、公知のものであればいずれも用いることが
可能である。しかし、公知のもののなかでも、特に発光
効率がより高いELを用いることで、携帯情報端末自体
の消費電力を抑えることが可能になる。
【0342】一重項項励起子のエネルギー失活による発
光(蛍光)のみではなく三重項励起子のエネルギー失活
による発光(燐光)も利用することで、外部量子効率の
上限を高くすることができる。具体的には、蛍光のみを
利用した場合約5%だった外部量子効率の上限を、蛍光
のみではなく燐光も利用した場合約10%以上、代表的
には20%まで高くすることが可能である。そして発光
強度の最大値は、蛍光のみを利用した場合は約20lm
/Wであるのに対し、蛍光のみではなく燐光も利用する
ことで、25lm/W以上、代表的には約40lm/W
とすることができる。
【0343】蛍光のみではなく燐光も利用することがで
きるELとしては、PtOEP〔2,3,7,8,12,13,17,18-octae
thyl 21H,23H-porphine platinum(II)〕、Ir(ppy)3〔tr
is(2-phenylpyridine)iridium〕等が挙げられる。
【0344】上述したように、蛍光のみではなく燐光も
利用したELを有するEL素子は、蛍光のみを利用した
ELを有するEL素子に比べて発光効率が高いので、携
帯情報端末自体の消費電力を抑えることができる。その
ため携帯情報端末は利用者が持ち運んで使用するため、
消費電力を抑えることで携帯情報端末の使い勝手がより
良くなる。
【0345】本実施例は、実施例1〜12と自由に組み
合わせて実施することが可能である。
【0346】(実施例15)本実施例では、本発明の携
帯情報端末において、表示部に表示される画像の方向、
または操作キーに表示される文字、数字、記号等の画像
の方向を、接続部における表示用パネルと操作用パネル
の間の角度θによって自動的に切り替える場合について
詳しく説明する。
【0347】図28に、本実施例の携帯情報端末の接続
部801の断面図を示す。802は表示用パネル、80
3は操作用パネルであり、両パネルは接続部801にお
いて接続されている。なお、本実施例では802を表示
用パネル、803を操作用パネルとしたが、本発明はこ
の構成に限定されない。逆に、802を操作用パネル、
803を表示用パネルとしても良い。
【0348】表示用パネル802は、接続部801にお
いて回転軸804に接続されている。回転軸804の断
面は、円の一部が欠けたような形状をしている。本実施
例では円弧状になっている。
【0349】また操作用パネル803は、接続部801
において回転部805に接続されている。回転部805
は回転軸804を主軸として回転させることが可能であ
り、回転部805の回転する角度によって、表示用パネ
ル802と操作用パネル803の角度θが定まる。
【0350】回転部805には、表示用パネル802と
操作用パネル803の角度θを認識するためのボタン8
06が設けられている。ボタン806が回転軸804の
円弧の部分に接触しているかいないかで、角度θを認識
することが可能である。
【0351】図28(A)ではθ=0°、図28(B)
ではθ=30°、図28(C)ではθ=120°の場合
の、接続部801の断面図が示されている。
【0352】例えば本実施例では、図28(A)のθ=
0°のときと、図28(B)のθ=30°のときに、ボ
タン806に回転軸804が接触している。そして、図
28(C)のθ=120°のときに、ボタン806が回
転軸804から離れている。
【0353】そして、ボタン806が回転軸804と接
触しているときと、していないときとで、表示部に表示
される画像の方向または操作キーに表示される文字、数
字、記号等の画像の方向を切り替える。上記構成によっ
て、接続部における表示用パネルと操作用パネルとの間
の角度θによって、自動的に表示部に表示される画像の
方向または操作キーに表示される文字、数字、記号等の
画像の方向を切り替えることが可能になる。
【0354】なお、画像の向きが切り替わる角度θの具
体的な値は、回転軸804の形状を変える事で、設計者
が適宜設定することが可能である。
【0355】本実施例は、実施例1〜14と自由に組み
合わせて実施することが可能である。
【0356】
【発明の効果】本発明の携帯情報端末は、文字、記号、
数字等を入力するための操作キーがそれぞれLED(Li
ght Emitting Diode)、EL表示装置または液晶表示装
置等を有しており、該LED(Light Emitting Diod
e)、EL表示装置または液晶表示装置等によって表示
される文字、記号、数字等の画像で、利用者が操作キー
を識別できるようにした。上記構成によって、暗所にお
いても利用者が操作キーを識別できる。
【0357】そして表示部に用いられているEL表示装
置の表示の向きと、操作キーに表示される文字、記号、
数字等の画像の向きを、携帯情報端末を用いる用途によ
って、利用者が適宜変えることができるようにした。上
記構成によって、携帯情報端末の使い勝手を良くするこ
とができる。
【0358】また本発明の携帯情報端末は、CCDカメ
ラを有する構成としても良い。CCDカメラを有するこ
とで、CCDカメラで携帯情報端末に電子データとして
取り込んだ画像情報を、その場で他者に送ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯情報端末の外観図。
【図2】 本発明の携帯情報端末の操作パネルの拡大
図。
【図3】 本発明の携帯情報端末の上面図。
【図4】 本発明の携帯情報端末の外観図。
【図5】 本発明の携帯情報端末の操作キーの拡大図及
びその駆動回路。
【図6】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられる
EL表示装置の回路図。
【図7】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられる
EL表示装置の上面図。
【図8】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられる
EL表示装置の駆動方法を示すタイミングチャート図。
【図9】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられる
EL表示装置の上面図。
【図10】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の駆動方法を示すタイミングチャート
図。
【図11】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の上面図。
【図12】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の回路図。
【図13】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の駆動方法を示すタイミングチャート
図。
【図14】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の作製方法を示す図。
【図15】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の作製方法を示す図。
【図16】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の作製方法を示す図。
【図17】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の作製方法を示す図。
【図18】 タッチパネルの実装位置及びタッチパネル
の構成を示す図。
【図19】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の回路図。
【図20】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の画素の回路図。
【図21】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の外観図。
【図22】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の断面図。
【図23】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の画素の上面図及び回路図。
【図24】 本発明の携帯情報端末の表示部に用いられ
るEL表示装置の断面図。
【図25】 従来の携帯電話の図。
【図26】 パッシブ型のEL表示装置の断面図。
【図27】 液晶表示装置の回路図。
【図28】 接続部の断面図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/14 360 G06F 3/14 360A 3/16 340 3/16 340A 340N G09F 9/00 366 G09F 9/00 366A 9/30 338 9/30 338 9/40 301 9/40 301 G09G 3/20 660 G09G 3/20 660F 680 680T 680S 680D 691 691C 691D 691E 3/30 3/30 J 3/32 3/32 A 3/36 3/36 H04M 1/23 H04M 1/23 Z 1/73 1/73

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示部と、音声入力部と、音声出力部と、
    操作キーとを有し、電話として機能する電子機器であっ
    て、 前記表示部は能動素子を有しており、 前記操作キーはLEDを有しており、 前記LEDによって表示される画像は、向きが切り替わ
    ることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記能動素子はELも
    しくは液晶を有することを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】表示部と、音声入力部と、音声出力部と、
    操作キーとを有し、電話として機能する電子機器であっ
    て、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーは液晶を有しており、 前記液晶によって表示される画像は、向きが切り替わる
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、 を有し、電話として機能する電子機器であって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーはLEDを有しており、 前記LEDによって表示される画像は、向きが切り替わ
    ることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、 を有し、電話として機能する電子機器であって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーは液晶を有しており、 前記液晶によって表示される画像は、向きが切り替わる
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーはLEDを有しており、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記LEDによって表示される画像は、前記角度によっ
    て向きが切り替わることを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーは液晶を有しており、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記液晶によって表示される画像は、前記角度によって
    向きが切り替わることを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、 を有し、電話として機能する電子機器であって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記表示部は複数の画素を有しており、 前記複数の画素は、フォトダイオードと、EL素子と、
    スイッチング用TFTと、EL駆動用TFTと、リセッ
    ト用TFTと、バッファ用TFTと、選択用TFTとを
    それぞれ有しており、 前記スイッチング用TFT及び前記EL駆動用TFT
    は、前記EL素子の発光を制御しており、 前記EL素子から発せられた光は、被写体上で反射して
    前記フォトダイオードに照射され、 前記フォトダイオード、前記リセット用TFT、前記バ
    ッファ用TFT及び選択用TFTは、前記フォトダイオ
    ードに照射された光から画像信号を生成し、 前記操作キーはLEDを有しており、 前記LEDによって表示される画像は、向きが切り替わ
    ることを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記表示部は複数の画素を有しており、 前記複数の画素は、フォトダイオードと、EL素子と、
    スイッチング用TFTと、EL駆動用TFTと、リセッ
    ト用TFTと、バッファ用TFTと、選択用TFTとを
    それぞれ有しており、 前記スイッチング用TFT及び前記EL駆動用TFT
    は、前記EL素子の発光を制御しており、 前記EL素子から発せられた光は、被写体上で反射して
    前記フォトダイオードに照射され、 前記フォトダイオード、前記リセット用TFT、前記バ
    ッファ用TFT及び選択用TFTは、前記フォトダイオ
    ードに照射された光から画像信号を生成し、 前記操作キーは液晶を有しており、 前記液晶によって表示される画像は、向きが切り替わる
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9のいずれか1項に
    おいて、前記EL素子は陽極と、陰極と、前記陽極と前
    記陰極の間に設けられたEL層とを有しており、前記E
    L層の外部量子効率は10%以上であることを特徴とす
    る電子機器。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項10のいずれか1項
    において、前記EL素子の発光強度の最大値が25lm
    /W以上であることを特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】表示部と、音声入力部と、音声出力部
    と、操作キーとを有し、電話として機能する電子機器で
    あって、 前記表示部は第1のEL素子を有しており、 前記操作キーは第2のEL素子を有しており、 前記第2のEL素子によって表示される画像は、向きが
    切り替わることを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記表示部は第1のEL素子を有しており、 前記操作キーは第2のEL素子を有しており、 前記第2のEL素子によって表示される画像は、向きが
    切り替わることを特徴とする電子機器。
  14. 【請求項14】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記表示部は第1のEL素子を有しており、 前記操作キーは第2のEL素子を有しており、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記第2のEL素子によって表示される画像は、前記角
    度によって向きが切り替わることを特徴とする電子機
    器。
  15. 【請求項15】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記表示部は複数の画素を有しており、 前記複数の画素は、フォトダイオードと、第1のEL素
    子と、スイッチング用TFTと、EL駆動用TFTと、
    リセット用TFTと、バッファ用TFTと、選択用TF
    Tとをそれぞれ有しており、 前記スイッチング用TFT及び前記EL駆動用TFT
    は、前記第1のEL素子の発光を制御しており、 前記第1のEL素子から発せられた光は、被写体上で反
    射して前記フォトダイオードに照射され、 前記フォトダイオード、前記リセット用TFT、前記バ
    ッファ用TFT及び選択用TFTは、前記フォトダイオ
    ードに照射された光から画像信号を生成し、 前記操作キーは第2のEL素子を有しており、 前記第2のEL素子によって表示される画像は、向きが
    切り替わることを特徴とする電子機器。
  16. 【請求項16】請求項12乃至請求項15のいずれか1
    項において、前記第1のEL素子は陽極と、陰極と、前
    記陽極と前記陰極の間に設けられたEL層とを有してお
    り、前記EL層の外部量子効率は10%以上であること
    を特徴とする電子機器。
  17. 【請求項17】請求項12乃至請求項16のいずれか1
    項において、前記第1のEL素子の発光強度の最大値が
    25lm/W以上であることを特徴とする電子機器。
  18. 【請求項18】請求項12乃至請求項17のいずれか1
    項において、前記第2のEL素子は陽極と、陰極と、前
    記陽極と前記陰極の間に設けられたEL層とを有してお
    り、前記EL層の外部量子効率は10%以上であること
    を特徴とする電子機器。
  19. 【請求項19】請求項12乃至請求項18のいずれか1
    項において、前記第2のEL素子の発光強度の最大値が
    25lm/W以上であることを特徴とする電子機器。
  20. 【請求項20】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーはLEDを有しており、 前記LEDによって表示される画像は、向きが切り替わ
    り、 前記EL素子によって表示される画像と、前記LEDに
    よって表示される画像は、常に向きが同じであることを
    特徴とする電子機器。
  21. 【請求項21】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーは液晶を有しており、 前記液晶によって表示される画像は、向きが切り替わ
    り、 前記EL素子によって表示される画像と、前記液晶によ
    って表示される画像は、常に向きが同じであることを特
    徴とする電子機器。
  22. 【請求項22】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーはLEDを有しており、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記LEDによって表示される画像は、前記角度によっ
    て向きが切り替わり、 前記EL素子によって表示される画像と、前記LEDに
    よって表示される画像は、常に向きが同じであることを
    特徴とする電子機器。
  23. 【請求項23】音声入力部と音声出力部のいずれか一方
    と、表示部とを有する第1のパネルと、 音声入力部と音声出力部のいずれかもう一方と、操作キ
    ーとを有する第2のパネルと、を有し、電話として機能
    する電子機器であって、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーは液晶を有しており、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記第1のパネルと前記第2のパネルの間の角度は任意
    に変えることができ、 前記液晶によって表示される画像は、前記角度によって
    向きが切り替わり、 前記EL素子によって表示される画像と、前記液晶によ
    って表示される画像は、常に向きが同じであることを特
    徴とする電子機器。
  24. 【請求項24】表示部を有する第1のパネルと、操作キ
    ーを有する第2のパネルと、前記第1のパネルと前記第
    2のパネルの角度を感知する手段とを有する電子機器で
    あって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記角度は任意に変えることができ、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーはLEDを有しており、 前記EL素子によって表示される画像と、前記LEDに
    よって表示される画像は、前記角度によって向きが切り
    替わることを特徴とする電子機器。
  25. 【請求項25】表示部を有する第1のパネルと、操作キ
    ーを有する第2のパネルと、前記第1のパネルと前記第
    2のパネルの角度を感知する手段とを有する電子機器で
    あって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記角度は任意に変えることができ、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーはLEDを有しており、 前記EL素子によって表示される画像と、前記LEDに
    よって表示される画像は、前記角度によって向きが切り
    替わり、 前記EL素子によって表示される画像と、前記LEDに
    よって表示される画像は、常に向きが同じであることを
    特徴とする電子機器。
  26. 【請求項26】表示部を有する第1のパネルと、操作キ
    ーを有する第2のパネルと、前記第1のパネルと前記第
    2のパネルの角度を感知する手段とを有する電子機器で
    あって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記角度は任意に変えることができ、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーは液晶を有しており、 前記EL素子によって表示される画像と、前記液晶によ
    って表示される画像は、前記角度によって向きが切り替
    わることを特徴とする電子機器。
  27. 【請求項27】表示部を有する第1のパネルと、操作キ
    ーを有する第2のパネルと、前記第1のパネルと前記第
    2のパネルの角度を感知する手段とを有する電子機器で
    あって、 前記第1のパネルと前記第2のパネルは接続されてお
    り、 前記角度は任意に変えることができ、 前記表示部はEL素子を有しており、 前記操作キーは液晶を有しており、 前記EL素子によって表示される画像と、前記液晶によ
    って表示される画像は、前記角度によって向きが切り替
    わり、 前記EL素子によって表示される画像と、前記液晶によ
    って表示される画像は、常に向きが同じであることを特
    徴とする電子機器。
  28. 【請求項28】請求項20乃至請求項27のいずれか1
    項において、前記第1のEL素子は陽極と、陰極と、前
    記陽極と前記陰極の間に設けられたEL層とを有してお
    り、前記EL層の外部量子効率は10%以上であること
    を特徴とする電子機器。
  29. 【請求項29】請求項20乃至請求項28のいずれか1
    項において、前記第1のEL素子の発光強度の最大値が
    25lm/W以上であることを特徴とする電子機器。
  30. 【請求項30】請求項1乃至請求項29のいずれか1項
    において、CCD受光部を有することを特徴とする電子
    機器。
  31. 【請求項31】前記CCD受光部において画像を電子デ
    ータとして取り込むことを特徴とする請求項30に記載
    の電子機器。
  32. 【請求項32】前記表示部においてタッチパネルを有
    し、前記タッチパネルに書き込まれた画像を電子データ
    として読み込むことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    1のいずれか1項に記載の電子機器。
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