JP2001337336A - 電気光学装置の製造方法、電気光学装置および投射型表示装置 - Google Patents

電気光学装置の製造方法、電気光学装置および投射型表示装置

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JP2001337336A JP2000158351A JP2000158351A JP2001337336A JP 2001337336 A JP2001337336 A JP 2001337336A JP 2000158351 A JP2000158351 A JP 2000158351A JP 2000158351 A JP2000158351 A JP 2000158351A JP 2001337336 A JP2001337336 A JP 2001337336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に配向膜を均一に形成でき、かつ、導
通材による基板同士の導通を配向膜が妨げることのない
電気光学装置の製造方法、電気光学装置、およびこの電
気光学装置を用いた投射型表示装置を提供すること。 【解決手段】 電気光学装置1において、TFTアレイ
基板10および対向基板20にスピンコート法で配向膜
24、32を形成した後、上下導通材106と重なる領
域の配向膜24、25をプラズマ照射により除去し、し
かる後にTFTアレイ基板10と対向基板20とをシー
ル材52で貼り合わせるとともに、上下導通材106に
よってTFTアレイ基板10側と対向基板20側とを導
通させる。この際に、大気圧プラズマとして、酸素ガス
間接放電方式によりプラズマを発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置等の
電気光学装置の製造方法、電気光学装置およびこの電気
光学装置を光変調手段として用いた投射型表示装置に関
するものである。さらに詳しくは、電気光学装置におい
て、基板間で電気光学物質を配向させるための配向膜の
形成技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気光学装置のうち、例えば、画素スイ
ッチング素子としてTFTを用いたアクティブマトリク
ス型の電気光学装置(液晶装置)においては、図1およ
び図10に示すように、TFTアレイ基板10(第1の
基板)と対向基板20(第2の基板)は、それぞれの基
板に形成した画素電極9aと対向電極21とが対向する
ようにシール材52によって貼り合わされている。ここ
で、シール材52は、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹
脂等からなり、TFTアレイ基板10上に塗布された
後、TFTアレイ基板10と対向基板20とを重ねた状
態で、紫外線照射、加熱等により硬化させたものであ
る。
【0003】また、シール材52が形成された領域の外
側の周辺領域には、データ線駆動回路101および外部
回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿
って形成され、走査線駆動回路104は、この一辺に隣
接する2辺に沿って設けられている。さらに、TFTア
レイ基板10の残る一辺には、画像表示領域10aの両
側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐための
複数の配線105が形成されている。
【0004】対向基板20のコーナー部に相当する部分
には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で導
通をとって、TFTアレイ基板10の上下導通電極19
から対向基板20の対向電極21への電位供給を可能と
するための上下導通材106が設けられている。ここ
で、上下導通材106は、エポキシ樹脂系やアクリル樹
脂系の接着剤成分に銀粉や金メッキを施したグラスファ
イバー、グラスボールなどの導電粒子が配合されたもの
である。
【0005】TFTアレイ基板10と対向基板20と
は、基板間に液晶50などの電気光学物質を挟持してお
り、各基板表面に形成した配向膜24、32によって液
晶50の配向を制御している。
【0006】このような電気光学装置1を製造するにあ
たっては、まず、TFTアレイ基板10および対向基板
20の各々に配向膜24、32を形成した後(配向膜形
成工程)、この配向膜24、32に対してラビング処理
を行う。次に、TFTアレイ基板10および対向基板2
0のうちの一方にシール材52および上下導通材106
を塗布した後、TFTアレイ基板10と対向基板20と
をシール材52によって貼り合わせるとともに、上下導
通材106によって、TFTアレイ基板10の上下導通
電極19と対向基板20の対向電極21とを導通させる
(貼り合わせ工程)。しかる後には、TFTアレイ基板
10と対向基板20との間隙のうち、シール材52で区
画された領域内に電気光学物質50を充填する(充填工
程)。
【0007】このようにして製造される電気光学装置1
において、配向膜24、32が必要な領域は、シール材
52で区画された領域内だけであるため、従来は、フレ
キソ印刷によって、基板上の必要な領域のみ、例えば、
シール材52で区画された領域内のみに配向膜24、3
2を塗布した構成になっている。このフレキソ印刷によ
れば、所定の領域だけに選択的に配向膜24、32を塗
布できるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気光学装置1においては、配向膜24、32をフレキ
ソ印刷で塗布しているため、配向膜24、32を均一な
膜厚で塗布することができないという問題点がある。こ
のような膜厚の不均一性があると、液晶50の配向が不
均一になって表示の品位が低下する。特に、この種の電
気光学装置1を投射型表示装置の光変調手段として用い
ると、このような配向の不均一性は、そのまま表示のム
ラやシミとして拡大投射されてしまう。このような問題
点は、投射型表示装置において表示の輝度が高まるにつ
れて、より顕在化してくる。
【0009】そこで、配向膜24、32をフレキソ印刷
に代えて、スピンコート法で塗布する方法が考えられ
る。このスピンコート法では、配向膜24、32を形成
するためのポリイミド樹脂、あるいはポリイミド前駆体
をガンマブチロラクトンやブチルセロソルブなどの溶剤
に溶かした薬液(配向剤)を、回転する基板の中心に垂
らし、遠心力によって基板の表面全体に展開する方法で
ある。このため、スピンコート法によれば、配向膜2
4、32を均一に塗布できるので、高い品位の表示を行
なうことができる。
【0010】しかしながら、スピンコート法では配向膜
24、32を選択的に塗布することができないため、図
11に示すように、配向膜24、32がTFTアレイ基
板10および対向基板20の全面に形成される結果、上
下導通材106とTFTアレイ基板10の上下導通電極
19との間に配向膜32が介在し、上下導通材106と
対向基板20の対向電極21との間に配向膜24が介在
することになる。従って、上下導通材106に添加する
金メッキを施したグラスファイバー、あるいはグラスボ
ールの径や基板を貼り合わせる条件をかなり高い精度で
制御しなければ、上下導通材は、配向膜24、32を突
き破ってTFTアレイ基板10の上下導通電極19およ
び対向基板20の対向電極21に導通することができな
い。
【0011】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
基板上に配向膜を均一に形成でき、かつ、導通材による
基板同士の導通を配向膜が妨げることのない電気光学装
置の製造方法、電気光学装置、およびこの電気光学装置
を用いた投射型表示装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、第1の基板および第2の基板のうちの
少なくとも一方の基板にシール材および上下導通材を塗
布した後、前記第1の基板と前記第2の基板とを前記シ
ール材によって貼り合わせるとともに、前記第1の基板
側と前記第2の基板側とを前記上下導通材によって導通
させる貼り合わせ工程と、前記第1の基板と前記第2の
基板の間隙のうち前記シール材で区画された領域内に電
気光学物質を充填する充填工程とを有する電気光学装置
の製造方法において、前記貼り合わせ工程を行なう前
に、前記第1および第2の基板のうちの少なくとも一方
の基板表面にスピンコート法により配向膜を塗布する配
向膜塗布形成工程と、スピンコート法で形成した前記配
向膜のうち、少なくとも前記上下導通材と重なる領域の
一部あるいは全部を除去する配向膜除去工程とを行なう
ことを特徴とする。
【0013】本発明においては、スピンコート法により
配向膜を形成するため、配向膜を均一な膜厚で形成する
ことができるので、液晶などの電気光学物質を適正に配
向させることができる。従って、ムラやシミのない品位
の高い表示を行なうことができる。また、配向膜は、少
なくとも上下導通材と重なる領域の一部あるいは全部が
除去されているので、配向膜は、上下導通材が第1の基
板側および第2の基板側に導通するのを妨げない。従っ
て、上下導通材に添加する金メッキを施したグラスファ
イバーあるいはグラスボールの径や基板を貼り合わせる
条件などについては、生産性などを低下させない程度の
精度で制御するだけで、第1の基板側と第2の基板側と
を確実に導通させることができる。
【0014】本発明において、前記配向膜除去工程で
は、スピンコート法で塗布した前記配向膜の所定領域に
対して大気圧プラズマを照射することにより、当該所定
領域の配向膜を除去することが好ましい。このような大
気圧プラズマの照射であれば、真空装置内での処理と違
って、枚葉連続処理を容易に行なえ、かつ、大きなスペ
ースが不要であるので、製造ラインに組み込みやすい。
しかも、大気圧プラズマであれば、電極膜や遮光膜など
を損傷しないので、必要な領域を効率よく処理できる。
【0015】本発明において、前記配向膜除去工程で
は、前記大気圧プラズマとして酸素プラズマなどを発生
させる。たとえば、前記大気圧プラズマとして酸素ガス
間接放電方式により酸素プラズマを発生させる。このよ
うな間接放電方式によれば、ヘリウム直接放電タイプな
どと違って、必要な部分を選択的に処理できるガン構造
を実現でき、かつ、ランニングコストが低いという利点
がある。
【0016】本発明において、前記配向膜除去工程を行
なった後、前記配向膜を加熱、焼成する焼成工程を行な
うことが好ましい。このように構成すると、焼成処理を
終えた配向膜がプラズマ照射によって劣化することがな
い。
【0017】本発明において、前記配向膜除去工程を行
なった後、前記配向膜にラビング処理を施すラビング工
程を行なうことが好ましい。このように構成すると、ラ
ビング処理を終えた画像表示領域の配向膜に対して、漏
れたプラズマが照射されて配向膜の配向力が損なわれる
ことを防止することができる。
【0018】本発明において、前記配向膜除去工程で除
去する配向膜には、前記シール材と重なる領域の配向膜
も含まれていることが好ましい。このように構成する
と、配向膜、あるいは配向膜とシール材との境界部分を
通って外部から水分が侵入することを回避できる。
【0019】このような方法で製造した電気光学装置
は、配向膜が均一に塗布されるので、液晶などの電気光
学物質を適正に配向させる。従って、フレキソ印刷で塗
布した配向膜と比較して品位の高い表示を行なうことが
できる。それ故、本発明を適用した電気光学装置は、た
とえば、光源と、該光源から出射された光を光変調手段
に導く導光光学系と、前記光変調手段により変調された
光を拡大投射する拡大投射光学系とを有する投射型表示
装置において、前記光変調手段として用いるのに適当し
ている。
【0020】また、本発明を適用した電気光学装置につ
いては、光源と、該光源から出射された光を複数の色光
に分離する色光分離手段と、該色分離手段によって分離
された各色光をそれぞれ変調する光変調手段と、該光変
調手段によりそれぞれ変調された色光を合成する色合成
手段と、該色合成手段により合成された光を拡大投射す
る拡大投射光学系とを有するカラー投射型表示装置にお
いて、前記光変調手段として用いるのに適している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】(電気光学装置の全体構成)先ず、本発明
を適用した電気光学装置(液晶装置)の全体構成につい
て、図1乃至図3を参照して説明する。ここでは、駆動
回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の電
気光学装置を例にとる。
【0023】図1は、本発明が適用される電気光学装置
のTFTアレイ基板(アクティブマトリクス基板)をそ
の上に形成された各構成要素と共に、対向基板の側から
見た平面図である。図2は、図1のH−H´の断面図で
ある。図3は、本発明を適用した電気光学装置の端部
(図1のH−H′におけるH′側の端部)を拡大して模
式的に示す断面図である。なお、図3においては、各層
や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするた
め、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、
図3においては、集光の様子を理解し易く描くために、
マイクロレンズおよびTFTの配置関係を実際の配置関
係とは異ならしめてある。
【0024】図1、図2および図3に示すように、本形
態の電気光学装置1において、TFTアレイ基板10
(第1の基板)と対向基板20(第2の基板)とは、そ
れぞれの基板に形成された画素電極9aと対向電極21
とが対向するように配置されている。ここで、画素電極
9aは、TFTアレイ基板10においてマトリクス状に
形成されている一方、対向電極21は対向基板20の全
面に形成されている。
【0025】対向基板20の下側の面(カバーガラスと
の接着面)には、多数のマイクロレンズ500が形成さ
れており、対向基板20はマイクロレンズアレイ板とし
て構成されている。このようにしてマイクロレンズ50
0が形成された対向基板20の下側の面には、接着剤2
10によりカバーガラス200が接着されている。接着
剤210は、マイクロレンズ500より小さい屈折率を
有するアクリル系の光硬化性の接着剤からなり、両者間
の屈折率の違いにより、マイクロレンズ500は、集光
レンズとしての機能を果たす。ここで、マイクロレンズ
500はそれぞれ、入射した光をTFTアレイ基板10
に形成されている画素電極9aのそれぞれに集光するよ
うにマトリクス状に形成され、かつ、カバーガラス20
0には、複数のマイクロレンズ500の相互の境界にそ
れぞれ対向する位置に遮光膜23が形成されている。画
素電極9aおよび対向電極21は、ITO膜(インジウ
ム・ティン・オキサイド膜)から形成されている。
【0026】シール材52は、TFTアレイ基板10
と、対向基板20に全面接着されたカバーガラス200
とを貼り合わせてパネル5とするための、例えば紫外線
硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、TFTアレイ基板1
0上に塗布された後、TFTアレイ基板10と対向基板
20とを重ねた状態で、紫外線照射、加熱等により硬化
させたものである。電気光学装置1が投射型表示装置用
のように小型で、拡大表示を行うものであれば、シール
材52中には、両基板内の距離(基板間ギャップ)を所
定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等
のギャップ材(スペーサ)が配合される。また、電気光
学装置1が液晶ディスプレイや液晶テレビのように大型
で等倍表示を行うものであれば、このようなギャップ材
は、液晶層50の中に点在させる場合もある。
【0027】本形態の電気光学装置1では、シール材5
2の形成領域の内側には、この領域に沿って画像表示領
域10aを規定する見切り用の遮光膜53が対向基板2
0の側に形成されている。ここで、シール材52には、
その途切れ部分によって液晶注入口108が形成され、
この液晶注入口108は液晶の注入を終えた後、シール
材52と同一あるいは異なる材料からなる封止材109
で塞がれている。
【0028】また、シール材52が形成された領域の外
側の周辺領域には、データ線駆動回路101および外部
回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿
って形成され、走査線駆動回路104は、この一辺に隣
接する2辺に沿って設けられている。さらに、TFTア
レイ基板10の残る一辺には、画像表示領域10aの両
側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐための
複数の配線105が形成されている。
【0029】図3において、TFTアレイ基板10上に
は、画素スイッチング用TFT30や走査線、データ
線、容量線等の配線が形成された後の画素電極9aの表
面に、スピンコート法により成膜されたポリイミド系材
料からなる配向膜32が形成されている。
【0030】また、カバーガラス200上には、対向電
極21の他、各画素毎に非開口領域を規定する一般にブ
ラックマスク又はブラックマトリクスと称される遮光膜
23が形成され、この表面には、スピンコート法により
成膜されたポリイミド系材料からなる配向膜24が形成
されている。
【0031】これらの配向膜32、24はそれぞれ、ポ
リイミド系の樹脂材料を塗布し、焼成した後、液晶層5
0中の液晶を所定方向に配向させると共に、液晶に所定
のプレチルト角を付与するように配向処理が施されてい
る。液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティッ
ク液晶を混合した液晶からなり、配向膜32、24間
で、所定の配向状態をとる。遮光膜23は、表示画像に
おけるコントラストの向上を図る機能を有している。
【0032】なお、TFTアレイ基板10の方にも、後
述する走査線および容量線に沿って縞状の遮光膜11a
が形成されている。この遮光膜11aは、TFTのチャ
ネル領域を含む領域をTFTアレイ基板10の側からそ
れぞれ覆っている。このようにTFT30の下側に遮光
膜11aを形成すれば、TFTアレイ基板10の側から
裏面反射(戻り光)や複数の電気光学装置1をプリズム
等を介して組み合わせて1つの光学系を構成する場合
に、他の電気光学装置1からプリズム等を突き抜けて来
る光などが当該電気光学装置1のTFT30に入射する
のを未然に防ぐことができる。
【0033】本形態の電気光学装置1は、後述する投射
型表示装置において、各色に分離された色光が入射する
ため、カラーフィルタが形成されていないが、カバーガ
ラス200の表面にカラーフィルタが形成される場合も
ある。この場合に、遮光膜23は、カラーフィルタを形
成する色材の混色を防止する機能も有する。
【0034】(上下導通部分の構成)このように構成し
た電気光学装置1において、TFTアレイ基板10に
は、対向基板20のコーナー部に相当する4箇所に上下
導通電極19が形成されているとともに、TFTアレイ
基板10と対向基板20との間には、これらの基板間の
電気的導通をとるための上下導通材106が設けられて
いる。ここで、上下導通材106は、エポキシ樹脂系や
アクリル樹脂系の接着剤成分に銀粉や金メッキが施され
たグラスファイバーあるいはグラスビーズなどの導電粒
子が配合されたものである。
【0035】本形態では、対向基板20およびTFTア
レイ基板10のいずれにおいても、配向膜24、32
は、その略全面に形成されているが、上下導通材106
と重なる領域(上下導通電極19と重なる領域)には形
成されていない。従って、上下導通材106は、対向基
板20の対向電極21に直接、接することにより対向基
板20側に導通し、このような導通を配向膜24は妨げ
ない。また、上下導通材106は、TFTアレイ基板1
0の上下導通電極19に直接、接することによりTFT
アレイ基板10側に導通し、このような導通を配向膜3
2は妨げない。それ故、TFTアレイ基板10側に供給
された所定の電位は、上下導通電極19および上下導通
材106を介して対向基板20の対向電極21に確実に
供給される。
【0036】(電気光学装置の画像表示領域の構成)図
4を参照して、本形態の電気光学装置1の画素部を説明
する。図4は、電気光学装置1の画像表示領域10aを
構成するマトリクス状に形成された複数の画素における
各種素子、配線等の等価回路である。
【0037】図4に示すように、本形態の電気光学装置
1において、画像表示領域10aを構成するマトリクス
状に形成された複数の画素は、画素電極9aを制御する
ためのTFT30がマトリクス状に複数形成されてお
り、画素信号が供給されるデータ線6aがTFT30の
ソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き
込む画像信号S1、S2、…、Snは、この順に線順次
に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6
a同士に対して、グループ毎に供給するようにしても良
い。また、TFT30のゲートに走査線3aが電気的に
接続されており、所定のタイミングで、走査線3aにパ
ルス的に走査信号G1、G2、…、Gmを、この順に線
順次で印加するように構成されている。画素電極9a
は、TFT30のドレインに電気的に接続されており、
スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけその
スイッチを開くことにより、データ線6aから供給され
る画像信号S1、S2、…、Snを所定のタイミングで
書き込む。画素信号9aを介して液晶に書き込まれた所
定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、対向基板
に形成された対向電極との間で一定期間保持される。液
晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩
序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能
にする。ノーマリーホワイトモードであれば、印加され
た電圧に応じて入射光の透過光量が減少し、ノーマリー
ブラックモードであれば、印加された電圧に応じて入射
光の透過光量が増大し、全体として電気光学装置1から
は画像信号に応じたコントラストを持つ光が出射する。
ここで、保持された画像信号がリークするのを防ぐため
に、画素電極9aと対向電極との間に形成される液晶容
量と並列に蓄積容量70を付加する。
【0038】(電気光学装置の製造方法)本形態の電気
光学装置1では、その製造方法を以下に説明するよう
に、配向膜24、32は、スピンコート法によって塗布
されたものである。このようなスピンコート法によれ
ば、フレキソ印刷法と比較して、配向膜24、32を均
一な厚さに塗布できるので、液晶層50においては、配
向膜24、32の膜厚ばらつきに起因する液晶の配向不
良が発生しない。それ故、本形態の電気光学装置1を、
後述する投射型表示装置の光変調手段と用いても、ムラ
やシミのない、品位の高い表示を行なうことができる。
【0039】本形態の電気光学装置1の製造方法のう
ち、特徴的な工程について説明する。
【0040】図5(A)〜(G)はそれぞれ、図1に示
す電気光学装置1の製造方法を示す工程断面図である。
図6(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、図1
に示す電気光学装置の製造工程において、配向膜塗布形
成工程で形成した配向膜24の形成領域を示す対向基板
20の平面図、そのH−H′断面図、配向膜塗布形成工
程で形成した配向膜32の形成領域を示すTFTアレイ
基板10の平面図、およびそのH−H′断面図である。
図7(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、図1
に示す電気光学装置1の製造工程において、配向膜除去
工程を終えた後の配向膜24の形成領域を示す対向基板
20の平面図、そのH−H′断面図、配向膜除去工程を
終えた後の配向膜32の形成領域を示すTFTアレイ基
板10の平面図、およびそのH−H′断面図である。図
8は、図1に示す電気光学装置1を製造するのに用いた
プラズマ照射装置の概略構成図である。なお、図5、図
6および図7には、TFT30、画素電極9aや対向電
極21などの図示を省略してある。
【0041】まず、TFTアレイ基板10の表面にTF
T30や画素電極9aなどを形成する一方、対向基板2
0に対して対向電極32などを形成した後、図5(A)
に示す配向膜塗布形成工程(配向膜形成工程)を行な
う。この配向膜形成工程においては、図示を省略する
が、スピンコータ装置(図示せず)において、TFTア
レイ基板10および対向基板20は、スピンコート法に
より配向膜24、32が塗布される。このスピンコート
法では、配向膜24、32を形成するためのポリイミド
樹脂を溶剤に溶かした薬液を回転する基板(TFTアレ
イ基板10および対向基板20)の中心に垂らして、遠
心力によって基板の表面全体に展開する。このため、ス
ピンコート法では、図6(A)、(B)、(C)、
(D)に示すように、対向基板20およびTFTアレイ
基板10の表面全体に配向膜24、32(右下がりの斜
線を付した領域)が形成される。
【0042】次に、図5(B)において、TFTアレイ
基板10および対向基板20の表面全体に形成した配向
膜24、32の所定領域に大気圧プラズマを照射し、図
7(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、配向
膜24、32のうち、上下導通材106と重なる領域
(上下導通電極19と重なる領域)については配向膜2
4、32を除去する。
【0043】このような配向膜除去工程を行なうにあた
って、本形態では、図8に示すプラズマ照射装置200
0を用いる。
【0044】このプラズマ照射装置2000では、X−
Y移動テーブル2200の上にアルミナ製のステージ2
001が配置され、このステージ2001の上にTFT
アレイ基板10や対向基板20などの基板2002が配
置される。また、ステージ2001の真上位置には、ス
テージ2001との間にプラズマを発生させるプラズマ
ガン2100が配置されている。本形態において、プラ
ズマガン2100はスポットガンとして構成されてい
る。
【0045】このプラズマガン2100では、ケーシン
グ部材2022内に、ホルダー部材2010によって保
持された電極2007、2008が配置されている。こ
れらの電極2007、2008のうち、電極2008は
アース電極とされている一方、電極2007には、リー
ド2021から高周波電圧が印加されるようになってい
る。電極2007、2008の間には、ガス導入部20
03のガス導入管2023からガスが供給される放電管
2004が通っており、この放電管2004内で、処理
ガスの搬送、放電、反応ガスの輸送が行われる。この放
電管2004は保護部材2009によって保持、固定さ
れ、この保護部材2009は、中間部材2011によっ
て位置決めされた状態にある。
【0046】また、放電管2004の下端には、ノズル
ホルダー2006に保持されたノズルチップ2005が
配置され、このノズルチップ2005からステージ20
01上の基板2002に向けてプラズマを放出する。こ
のノズルチップ2005と電極2007、2008との
間には絶縁部材2012が配置されている。なお、ケー
シング部材2022には、電極2007、2008を冷
却するための空気を供給するための冷却口2013が形
成されているととにもに、電極2007、2008を冷
却した後の空気を排出するための排気口2014も形成
されている。
【0047】ここで、プラズマガン2100、ステージ
2001、X−Y移動テーブル2200などは全て大気
圧下に配置される。従って、このプラズマ照射装置20
00で発生するプラズマは大気圧プラズマと称せられ、
かつ、このような間接放電によってプラズマを放出させ
る方式は、一般に、間接放電方式と称せられる。
【0048】このようなプラズマ照射装置2000にお
いて、本形態では、ガス導入管2023から酸素ガスを
供給して、酸素プラズマを発生させるとともに、X−Y
移動テーブル2200を移動させ、この酸素プラズマに
よって、X−Y移動テーブル2200上の対向基板20
およびTFTアレイ基板10から、上下導通材106と
重なる領域の配向膜24、32の一部、あるいは全部を
アッシング、除去する。
【0049】次に図5(C)に示すように、焼成工程で
は、配向膜除去工程を終えた対向基板20およびTFT
アレイ基板10を加熱して配向膜24、32を焼成す
る。
【0050】次に図5(D)に示すように、ラビング工
程では、焼成工程を終えた対向基板20およびTFTア
レイ基板10の各配向膜24、32をラビング布で所定
の方向に擦る。
【0051】次に図5(E)に示すように、TFTアレ
イ基板10の表面にシール材51および上下導通材10
6を塗布した後、図5(F)に示すように、このシール
材51によって、TFTアレイ基板10と対向基板20
とを重ね合わせて、シール材51および上下導通材10
6を硬化させる。その結果、TFTアレイ基板10と対
向基板20は、シール材51によって貼り合わされると
ともに、上下導通材106を介してTFTアレイ基板1
0の上下導通電極19と対向基板20の対向電極21と
が電気的に導通する(貼り合わせ工程)。
【0052】次に図5(G)に示すように、TFTアレ
イ基板10と対向基板20との間隙のうち、液晶注入口
108からシール材51により区画形成された領域内に
液晶などの電気光学物質を減圧注入し、しかる後に液晶
注入口108を封止材109で塞ぐ(充填工程)。
【0053】このように、本形態では、焼成処理やラビ
ング処理を行なう前に配向膜除去工程を行なうため、配
向膜除去工程において、たとえ画像表示領域10aの側
にプラズマが漏れたとしても、漏れたプラズマによって
配向膜24、32が劣化したまま、貼り合わせ工程に移
送されることがない。すなわち、ラビング工程を行なっ
た後の配向膜24、32にプラズマが照射されると、配
向膜24、32で分子配列の乱れが発生するので、その
まま貼り合わせ工程および充填工程に回送されると液晶
などの電気光学物質の配向状態が乱れるが、このような
問題は本形態によれば発生しない。
【0054】さらにプラズマとして大気圧プラズマを用
いるため、真空装置内での処理と違って、枚葉連続処理
を容易に行なえ、かつ、大きなスペースが不要であるの
で、製造ラインに組み込みやすい。しかも、大気圧プラ
ズマであれば、電極膜や遮光膜などを損傷しないので、
必要な領域を効率よく処理できる。また、プラズマを照
射するプラズマガンにスポットガンを搭載し、間接放電
方式により酸素プラズマを発生させるので、必要な領域
の配向膜24、32を効率よく除去できる。また、ヘリ
ウム直接放電タイプなどと比較して、ガン構造の選択に
より目的に応じた処理が効率よく達成でき、かつ、ラン
ニングコストが低いという利点がある。
【0055】[その他の実施の形態]なお、上記形態で
は、対向基板20およびTFTアレイ基板10の全面に
形成した配向膜24、32のうち、上下導通材106と
重なる領域の配向膜24、32のみ除去したが、それ以
外にも、例えば、シール材52と重なる領域の配向膜2
4、32なども合わせて除去した構成であってもよい。
このように構成すると、配向膜24、32、あるいは配
向膜24、32とシール材52との境界部分を通って外
部から水分が侵入することを回避できる。この場合、シ
ール材52と重なる領域全体、さらにはシール材52の
形成領域より外周側全体の配向膜24、32を除去して
もよいが、シール材52と重なる領域の配向膜24、3
2において、内側と外側とが分断されていれば、シール
材52の外側の内側へ配向膜24、32を伝って水分が
侵入しない。従って、例えば、シール材52の形成領域
に沿って、その幅寸法の30%から80%に相当する領
域に対して、スポットガンから大気圧プラズマとして酸
素プラズマを照射して、配向膜24、32を線状に除去
してもよい。
【0056】[投射型表示装置の構成]図9を参照し
て、本発明を適用した電気光学装置1を用いた投射型表
示装置の構成を説明する。
【0057】図9において、投射型表示装置1100で
は、透過型の電気光学装置1を含む液晶表示モジュール
が各々R(赤色光)、G(緑色光)、B(青色光)用の
ライトバルブ100R、100Gおよび100B(光変
調装置)として用いられている。
【0058】この投射型表示装置1100において、メ
タルハライドランプ等の白色光源のランプユニット11
02(光源)から投射光が発せられると、この光は、以
下に説明する導光光学系を介してライトバルブ100
R、100Gおよび100Bに導かれる。すなわち、ラ
ンプユニット1102からの投射光は、3枚のミラー1
106および2枚のダイクロイックミラー1108(色
分離手段)によって、RGBの3原色に対応する光成分
R、G、Bに分けられ、各色に対応するライトバルブ1
00R、100G、100Bに各々導かれる。この際、
特にB光は、長い光路による光損失を防ぐために、入射
レンズ1122、リレーレンズ1123および出射レン
ズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して導
かれる。
【0059】そして、ライトバルブ100R、100G
および100Bにより各々変調された3原色に対応する
光成分は、ダイクロイックプリズム1112(色合成手
段)により再度合成された後、投射レンズ1114(拡
大投射光学系)を介してスクリーン1120にカラー画
像として拡大投射される。
【0060】このように、本発明を適用した電気光学装
置1を投射型表示装置1100に用いた場合には、拡大
投射された画像には、電気光学装置1に形成した配向膜
24、32の不均一性に起因する表示のムラやシミが発
生しないので、品位の高い表示を行なうことができる。
【0061】なお、図11に示す投射型表示装置110
0では、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)用の3個
のライトバルブ100R、100G、100Bの全てに
ついて、本発明を適用したが、G(緑色)については特
に視感度が高く、ムラやシミが目立ちやすいので、この
G(緑色)用のライトバルブ100Gのみに、本発明を
適用した電気光学装置1を用いてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電気
光学装置では、スピンコート法により配向膜を形成する
ため、配向膜を均一な膜厚で形成することができるの
で、液晶などの電気光学物質を適正に配向させることが
できる。従って、ムラやシミのない品位の高い表示を行
なうことができる。また、配向膜は、少なくとも上下導
通材と重なる領域の一部あるいは全部が除去されている
ので、配向膜は、上下導通材が第1の基板側および第2
の基板側に導通するのを妨げない。従って、第1の基板
側と第2の基板側とを確実に導通させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電気光学装置のTFTアレ
イ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板
の側から見た平面図である。
【図2】図1のH−H´の断面図である。
【図3】本発明を適用した電気光学装置の端部を拡大し
て模式的に示す断面図である。
【図4】図1に示す電気光学装置の画像表示領域におい
て、マトリクス状に形成された複数の画素における各種
素子、配線等の等価回路である。
【図5】(A)〜(G)はそれぞれ、図1に示す電気光
学装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図6】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、
図3に示す電気光学装置の製造工程において、配向膜塗
布形成工程で形成した配向膜の形成領域を示す対向基板
の平面図、その断面図、配向膜塗布形成工程で形成した
配向膜の形成領域を示すTFTアレイ基板の平面図、お
よびその断面図である。
【図7】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、
図3に示す電気光学装置の製造工程において、配向膜除
去工程を終えた後の配向膜の形成領域を示す対向基板の
平面図、その断面図、配向膜除去工程を終えた後の配向
膜の形成領域を示すTFTアレイ基板の平面図、および
その断面図である。
【図8】図3に示す電気光学装置を製造するのに用いた
プラズマ照射装置の概略構成図である。
【図9】本発明を適用した電気光学装置を用いた投射型
表示装置の光学系の構成を示す説明図である。
【図10】従来の電気光学装置の端部を拡大して模式的
に示す断面図である。
【図11】本発明の比較例に係る電気光学装置の端部を
拡大して模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置 5 パネル 10 TFTアレイ基板(第1の基板) 10a 画像表示領域 19 上下導通電極 20 対向基板(第2の基板) 21 対向電極 24、34 配向膜 50 液晶 52 シール材 53 見切り用の遮光膜 106 上下導通材 200 カバーガラス 210 接着剤 500 マイクロレンズ 1100 投射型表示装置 100R、100G、100B ライトバルブ(光変調
手段) 2000 プラズマ照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA07 LA08 LA46 NA24 NA25 NA41 NA44 NA45 PA06 QA11 QA12 QA14 QA15 TA09 UA05 2H090 HA03 HB08Y HC05 HC11 HC12 HC13 HC15 HC17 HC18 HD14 LA04 LA12 MB01 2H091 FA05Z FA10Z FA26Z FA41Z FD07 FD24 LA03 LA11 LA12 MA07 5G435 AA01 AA17 BB12 BB17 KK05 KK09 KK10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板および第2の基板のうちの少
    なくとも一方の基板にシール材および上下導通材を塗布
    した後、前記第1の基板と前記第2の基板とを前記シー
    ル材によって貼り合わせるとともに、前記第1の基板側
    と前記第2の基板側とを前記上下導通材によって導通さ
    せる貼り合わせ工程と、前記第1の基板と前記第2の基
    板の間隙のうち前記シール材で区画された領域内に電気
    光学物質を充填する充填工程とを有する電気光学装置の
    製造方法において、 前記貼り合わせ工程を行なう前に、前記第1および第2
    の基板のうちの少なくとも一方の基板表面にスピンコー
    ト法により配向膜を塗布する配向膜塗布形成工程と、ス
    ピンコート法で形成した前記配向膜のうち、少なくとも
    前記上下導通材と重なる領域の一部あるいは全部を除去
    する配向膜除去工程とを行なうことを特徴とする電気光
    学装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気光学装置の製造方
    法において、前記配向膜除去工程では、スピンコート法
    で塗布した前記配向膜の所定領域に対して大気圧プラズ
    マを照射することにより、当該所定領域の配向膜を除去
    することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気光学装置の製造方
    法において、前記配向膜除去工程では、前記大気圧プラ
    ズマとして酸素プラズマを発生させることを特徴とする
    電気光学装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の電気光学装置の製造方
    法において、前記配向膜除去工程では、前記大気圧プラ
    ズマとして間接放電方式により酸素プラズマを発生させ
    ることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載の電気
    光学装置の製造方法において、前記配向膜除去工程を行
    なった後、前記配向膜を加熱、焼成する焼成工程を行な
    うことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれかに記載の電気
    光学装置の製造方法において、前記配向膜除去工程を行
    なった後、前記配向膜にラビング処理を施すラビング工
    程を行なうことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の電気
    光学装置の製造方法において、前記配向膜除去工程で除
    去する配向膜には、前記シール材と重なる領域の配向膜
    も含まれていることを特徴とする電気光学装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に規定す
    る方法で製造したことを特徴とする電気光学装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に規定する電気光学装置を用い
    た投射型表示装置であって、光源と、該光源から出射さ
    れた光を光変調手段に導く導光光学系と、前記光変調手
    段により変調された光を拡大投射する拡大投射光学系と
    を有し、 前記光変調手段として前記電気光学装置が用いられてい
    ることを特徴とする投射型表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に規定する電気光学装置を用
    いた投射型表示装置であって、光源と、該光源から出射
    された光を複数の色光に分離する色光分離手段と、該色
    分離手段によって分離された各色光をそれぞれ変調する
    光変調手段と、該光変調手段によりそれぞれ変調された
    色光を合成する色合成手段と、該色合成手段により合成
    された光を拡大投射する拡大投射光学系とを有し、 前記光変調手段として前記電気光学装置を用いることを
    特徴とする投射型表示装置。
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