JP2001337156A - 測位装置、測位方法および測位プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

測位装置、測位方法および測位プログラムを記録した記録媒体

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JP2001337156A
JP2001337156A JP2000159662A JP2000159662A JP2001337156A JP 2001337156 A JP2001337156 A JP 2001337156A JP 2000159662 A JP2000159662 A JP 2000159662A JP 2000159662 A JP2000159662 A JP 2000159662A JP 2001337156 A JP2001337156 A JP 2001337156A
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Takeshi Sato
剛 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測位装置の運動状態に関わらず、位置の予測
のずれを抑えることができ、適切なフィルタリング特性
を得ることが可能な測位装置を提供すること。 【解決手段】 測位装置は、衛星から受信した信号に含
まれるコードと、内部で生成したコードとの相関に基づ
いて測位を行なう測位計算部21と、測位計算部21に
よる測位結果に基づいて、測位装置の運動状態を判定す
る運動状態判定部22と、運動状態判定部22によって
判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用
いられる状態遷移行列および測定誤差分散行列を設定す
る行列設定部23とを含む。行列設定部23は、運動状
態判定部22によって判定された運動状態に基づいて、
状態遷移行列および測定誤差分散行列を設定するので、
位置の予測のずれを抑えることができ、適切なフィルタ
リング特性を得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルマンフィルタ
を用いた測位技術に関し、特に、装置の運動状態に応じ
て適切なカルマンフィルタ処理を行なう測位装置、測位
方法および測位プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、カーナビゲーションシステムとし
て、GPS(Global Positioning System)受信機が広
く普及している。一般に、GPS受信機において、GP
S測位された結果には様々な雑音が含まれるため、真の
位置と異なった結果が出力される。この雑音には、毎回
の測位結果にばらつきが生じる原因となる白色雑音と、
それよりも長い周期で大きく変化するうねりのような雑
音との2種類がある。これらの雑音を除去して測位精度
を向上させるために、カルマンフィルタ等のデジタルフ
ィルタが用いられている。
【0003】カルマンフィルタはデジタルフィルタであ
り、プログラムによって提供される。このプログラム
は、GPS受信機に実装されているCPU(Central Pr
ocessing Unit)によって実行され、カルマンフィルタ
処理が行なわれる。カルマンフィルタの動作を数式で表
わすと以下のようになる。なお、変数の添え字jは時刻
を表わし、添え字−は予測値であることを表わしてい
る。また、添え字Tは、転置行列を表わしている。
【0004】
【数1】
【0005】式(1)において、右辺のφは状態遷移行
列であり、前回の出力xj-1から予測値xj -を算出する
ための行列である。式(4)は、カルマンフィルタ58
の出力xjを算出するための式である。
【0006】式(5)において、左辺のPjは誤差共分
散行列であり、最小二乗法によるxjと真の値との誤差
の共分散を表わしている。また、右辺のIは単位行列を
表わしている。Hjは入力zjと出力xjとの関係を示す
行列であり、入力の種類によって決定される。Rは測定
誤差分散行列であり、入力zjに含まれる測定誤差の大
きさを示している。
【0007】式(2)において、左辺のPk -は誤差共分
散行列Pの予測値を表わしている。右辺のQは出力xj
に含まれる誤差の分散を表わしている。式(3)の左辺
に示すカルマンゲインKjは、式(2)および(5)を
用いて決定することができる。これらの行列のうち、状
態遷移行列φ、測定誤差分散行列Rおよび誤差の分散を
表わす行列Qは予め定められた値が使用される。
【0008】図4は、上述したカルマンフィルタを用い
たGPS受信機の処理手順を説明するためのフローチャ
ートである。まず、GPS受信機は、通常のGPSアル
ゴリズムにしたがって測位計算を行ない、カルマンフィ
ルタ処理されていない位置および速度を出力する(S3
1)。そして、GPS測位計算の回数iをカウントする
ためにインクリメントする(S32)。なお、このGP
S測位計算の回数を示すiは処理の最初に0に初期化さ
れ、インクリメントが繰り返されて所定値を超えると再
度0になるものとする。
【0009】次に、回数iが予め定められたk以上であ
るか否かが判定される(S33)。回数iが所定値kよ
りも小さければ(S33,No)、ステップS31へ戻
ってGPS測位計算が繰り返し行なわれる。また、回数
iが所定値k以上であれば(S33,Yes)、回数i
が所定値kと等しいか否かが判定される(S34)。回
数iが所定値kと等しくない場合には(S34,N
o)、ステップS36へ進む。また、回数iが所定値k
と等しければ(S34,Yes)、カルマンフィルタの
初期値を決定し(S35)、ステップS36へ進む。
【0010】ステップS36において、GPS測位結果
に含まれる雑音の分散を示す行列Rを定数行列R0とし
て定義する。そして、カルマンフィルタにフィルタ処理
を行なわせる(S37)。カルマンフィルタ処理が終了
すると、推定値x―を出力してステップS31へ戻り以
降の処理を繰り返す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したカルマンフィ
ルタを応用したGPS受信機において、カルマンフィル
タ処理を行なうにあたり、状態遷移行列φおよび測定誤
差分散行列Rを決定する必要がある。しかし、従来のG
PS受信機においては、GPS受信機の運動状態にかか
わらずこれらの行列が同じ手順で決定されていた。この
ようにして決定された状態遷移行列φを用いた場合、た
とえば前回の位置をx、前回の速度をvとすると、位置
および速度の予測値(x-,v-)は次にように表わされ
る。
【0012】x-=x+v×ΔT …(6) v-=v …(7) ΔTは、前回の測位計算と今回の測位計算との間の時間
を示している。式(6)から分かるように、GPS受信
機が移動している状態であっても前回の速度成分vを用
いて、あたかもGPS受信機が速度vで移動しているか
のように次の位置を予測するため、予測値がずれるとい
う問題点があった。
【0013】また、行列Rには信号に含まれる雑音の分
散が定数として与えられ、この定数に基づいて測位計算
が行なわれていた。この定数としては、関連する技術文
献等から一般的な値が引用されるか、実際に長時間衛星
からのデータを受信し、そのデータから受信信号に含ま
れる雑音の分散から算出されたものが用いられていた。
しかし、上述したように、GPS測位結果に含まれる雑
音には2種類あり、そのどちらの雑音の分散を定数とし
て用いるかによってフィルタリング特性が変化する。
【0014】たとえば、白色雑音の分散を定数として用
いた場合、白色雑音は除去されるが長周期のうねりのよ
うな雑音は残り、GPS受信機が静止している場合であ
っても移動している場合と同様の測位結果が出力される
という問題点があった。逆に、長周期の雑音の分散を定
数として用いた場合、GPS受信機が静止している状態
においては測位結果が一定値に収束するが、GPS受信
機が移動を開始した場合には追従が遅れるという問題点
があった。
【0015】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、測位装置の運動状態
に関わらず、位置の予測のずれを抑えることが可能な測
位装置、測位方法および測位プログラムを記録した記録
媒体を提供することである。
【0016】第2の目的は、測位装置の運動状態に関わ
らず、適切なフィルタリング特性を得ることが可能な測
位装置、測位方法および測位プログラムを記録した記録
媒体を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の測位装
置は、衛星から受信した信号に含まれるコードと、内部
で生成したコードとの相関に基づいて測位を行なうため
の測位手段と、測位手段による測位結果に基づいて、測
位装置の運動状態を判定するための判定手段と、判定手
段によって判定された運動状態に基づいて、カルマンフ
ィルタに用いられる行列を決定するための行列決定手段
とを含む。
【0018】行列決定手段は、判定手段によって判定さ
れた運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用いられ
る行列を決定するので、測位装置の運動状態に適したカ
ルマンフィルタ処理を行なうことが可能となる。
【0019】請求項2に記載の測位装置は、請求項1記
載の測位装置であって、行列決定手段は、判定手段によ
って判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタ
に用いられる状態遷移行列を決定するための状態遷移行
列決定手段を含む。
【0020】状態遷移行列決定手段は、判定手段によっ
て判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに
用いられる状態遷移行列を決定するので、測位装置の運
動状態に応じて位置の予測ができ、位置の予測値がずれ
るのを抑えることが可能となる。
【0021】請求項3に記載の測位装置は、請求項1ま
たは2記載の測位装置であって、行列決定手段は、判定
手段によって判定された運動状態に基づいて、カルマン
フィルタに用いられる測定誤差分散行列を決定するため
の測定誤差分散行列決定手段を含む。
【0022】測定誤差分散行列決定手段は、判定手段に
よって判定された運動状態に基づいて、カルマンフィル
タに用いられる測定誤差分散行列を決定するので、測位
装置の運動状態に応じてフィルタ特性を決定することが
でき、適切なフィルタリング特性を得ることが可能とな
る。
【0023】請求項4に記載の測位装置は、請求項1〜
3のいずれかに記載の測位装置であって、判定手段は、
測位手段によって算出された速度の平均値に基づいて、
測位装置の運動状態を判定する。
【0024】判定手段は、測位手段によって算出された
速度の平均値に基づいて、測位装置の運動状態を判定す
るので、急激な速度変化にカルマンフィルタが追従する
のを防ぐことができ、適切な位置の予測等が可能とな
る。
【0025】請求項5に記載の測位装置は、請求項1〜
3のいずれかに記載の測位装置であって、判定手段は、
測位手段によって算出された複数の速度ベクトルの向き
に基づいて、測位装置の運動状態を判定する。
【0026】判定手段は、測位手段によって算出された
複数の速度ベクトルの向きに基づいて、測位装置の運動
状態を判定するので、速度ベクトルがばらばらである場
合に、測位装置が移動していると誤って判定されるのを
防ぐことが可能となる。
【0027】請求項6に記載の測位装置は、請求項1〜
3のいずれかに記載の測位装置であって、判定手段は、
測位手段によって算出された複数の速度ベクトルの和に
基づいて、測位装置の運動状態を判定する。
【0028】判定手段は、測位手段によって算出された
複数の速度ベクトルの和に基づいて、測位装置の運動状
態を判定するので、速度ベクトルがばらばらである場合
に、測位装置が移動していると誤って判定されるのを防
ぐことが可能となる。
【0029】請求項7に記載の測位装置は、請求項1〜
3のいずれかに記載の測位装置であって、判定手段は、
測位手段によって算出された現在の位置と、所定時刻前
の位置とを結ぶベクトルに基づいて、測位装置の運動状
態を判定する。
【0030】判定手段は、測位手段によって算出された
現在の位置と、所定時刻前の位置とを結ぶベクトルに基
づいて、測位装置の運動状態を判定するので、速度ベク
トルがばらばらである場合に、測位装置が移動している
と誤って判定されるのを防ぐことが可能となる。
【0031】請求項8記載の測位装置は、請求項1記載
の測位装置であって、行列決定手段は、判定手段により
判定された運動状態が、第1の運動状態を満たしている
場合に、カルマンフィルタに用いられる状態遷移行列お
よび測定誤差分散行列をそれぞれ第1の行列値および第
2の行列値に設定し、判定手段により判定された運動状
態が、第1の運動状態を満たしておらず、かつ第2の運
動状態を満たしている場合には、状態遷移行列を前記第
1の行列値とは異なる第3の行列値に、測定誤差分散行
列を第2の行列値とは異なる第4の行列値にそれぞれ設
定し、判定手段により判定された運動状態が、第1の運
動状態を満たしておらず、かつ第2の運動状態を満たし
ていない場合には、状態遷移行列を前記第3の行列値
に、測定誤差分散行列を第2および第4の行列値の各々
と異なる第5の行列値にそれぞれ設定する。
【0032】行列決定手段は、判定手段により判定され
た運動状態によって、状態遷移行列に第1の行列値また
は第3の行列値を設定し、測定誤差分散行列に第2の行
列値、第4の行列値または第5の行列値を設定するの
で、測位装置の運動状態に応じて正確な位置の予測がで
き、適切なフィルタ特性を決定することが可能となる。
【0033】請求項9に記載の測位方法は、衛星から受
信した信号に含まれるコードと、内部で生成したコード
との相関に基づいて測位を行なうステップと、測位結果
に基づいて、測位装置の運動状態を判定するステップ
と、判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタ
に用いられる行列を決定するステップとを含む。
【0034】判定された運動状態に基づいて、カルマン
フィルタに用いられる行列を決定するので、測位装置の
運動状態に適したカルマンフィルタ処理を行なうことが
可能となる。
【0035】請求項10に記載の測位方法は、請求項9
記載の測位方法であって、行列を決定するステップは、
判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用
いられる状態遷移行列を決定するステップを含む。
【0036】判定された運動状態に基づいて、カルマン
フィルタに用いられる状態遷移行列を決定するので、測
位装置の運動状態に応じて位置の予測ができ、位置の予
測値がずれるのを抑えることが可能となる。
【0037】請求項11に記載の測位方法は、請求項9
または10記載の測位方法であって、行列を決定するス
テップは、判定された運動状態に基づいて、カルマンフ
ィルタに用いられる測定誤差分散行列を決定するステッ
プを含む。
【0038】判定された運動状態に基づいて、カルマン
フィルタに用いられる測定誤差分散行列を決定するの
で、測位装置の運動状態に応じてフィルタ特性を決定す
ることができ、適切なフィルタリング特性を得ることが
可能となる。
【0039】請求項12に記載の測位方法は、請求項9
〜11のいずれかに記載の測位方法であって、運動状態
を判定するステップは、測位によって算出された速度の
平均値に基づいて、測位装置の運動状態を判定するステ
ップを含む。
【0040】算出された速度の平均値に基づいて、測位
装置の運動状態を判定するので、急激な速度変化にカル
マンフィルタが追従するのを防ぐことができ、適切な位
置の予測等が可能となる。
【0041】請求項13に記載の測位方法は、請求項9
〜11のいずれかに記載の測位方法であって、運動状態
を判定するステップは、測位によって算出された複数の
速度ベクトルの向きに基づいて、測位装置の運動状態を
判定するステップを含む。
【0042】算出された複数の速度ベクトルの向きに基
づいて、測位装置の運動状態を判定するので、速度ベク
トルがばらばらである場合に、測位装置が移動している
と誤って判定されるのを防ぐことが可能となる。
【0043】請求項14に記載の測位方法は、請求項9
〜11のいずれかに記載の測位方法であって、運動状態
を判定するステップは、測位によって算出された複数の
速度ベクトルの和に基づいて、測位装置の運動状態を判
定するステップを含む。
【0044】算出された複数の速度ベクトルの和に基づ
いて、測位装置の運動状態を判定するので、速度ベクト
ルがばらばらである場合に、測位装置が移動していると
誤って判定されるのを防ぐことが可能となる。
【0045】請求項15に記載の測位方法は、請求項9
〜11のいずれかに記載の測位方法であって、運動状態
を判定するステップは、測位によって算出された現在の
位置と、所定時刻前の位置とを結ぶベクトルに基づい
て、測位装置の運動状態を判定するステップを含む。
【0046】算出された現在の位置と、所定時刻前の位
置とを結ぶベクトルに基づいて、測位装置の運動状態を
判定するので、速度ベクトルがばらばらである場合に、
測位装置が移動していると誤って判定されるのを防ぐこ
とが可能となる。
【0047】請求項16に記載の測位方法は、請求項9
記載の測位方法であって、行列を決定するステップは、
判定された運動状態が、第1の運動状態を満たしている
場合に、カルマンフィルタに用いられる状態遷移行列お
よび測定誤差分散行列をそれぞれ第1の行列値および第
2の行列値に設定するステップと、判定された運動状態
が、第1の運動状態を満たしておらず、かつ第2の運動
状態を満たしている場合には、状態遷移行列を前記第1
の行列値とは異なる第3の行列値に、測定誤差分散行列
を第2の行列値とは異なる第4の行列値にそれぞれ設定
するステップと、判定された運動状態が、第1の運動状
態を満たしておらず、かつ第2の運動状態を満たしてい
ない場合には、状態遷移行列を前記第3の行列値に、測
定誤差分散行列を第2および第4の行列値の各々と異な
る第5の行列値にそれぞれ設定するステップとを含む。
【0048】判定された運動状態によって、状態遷移行
列に第1の行列値または第3の行列値を設定し、測定誤
差分散行列に第2の行列値、第4の行列値または第5の
行列値を設定するので、測位装置の運動状態に応じて正
確な位置の予測ができ、適切なフィルタ特性を決定する
ことが可能となる。
【0049】請求項17に記載の記録媒体は、測位方法
を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュー
タで読取可能な記録媒体であって、測位方法は、衛星か
ら受信した信号に含まれるコードと、内部で生成したコ
ードとの相関に基づいて測位を行なうステップと、測位
結果に基づいて、測位装置の運動状態を判定するステッ
プと、判定された運動状態に基づいて、カルマンフィル
タに用いられる行列を決定するステップとを含む。
【0050】判定された運動状態に基づいて、カルマン
フィルタに用いられる行列を決定するので、測位装置の
運動状態に適したカルマンフィルタ処理を行なうことが
可能となる。
【0051】請求項18に記載の記録媒体は、請求項1
7記載の記録媒体であって、行列を決定するステップ
は、判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタ
に用いられる状態遷移行列を決定するステップを含む。
【0052】判定された運動状態に基づいて、カルマン
フィルタに用いられる状態遷移行列を決定するので、測
位装置の運動状態に応じて位置の予測ができ、位置の予
測値がずれるのを抑えることが可能となる。
【0053】請求項19に記載の記録媒体は、請求項1
7または18記載の記録媒体であって、行列を決定する
ステップは、判定された運動状態に基づいて、カルマン
フィルタに用いられる測定誤差分散行列を決定するステ
ップを含む。
【0054】判定された運動状態に基づいて、カルマン
フィルタに用いられる測定誤差分散行列を決定するの
で、測位装置の運動状態に応じてフィルタ特性を決定す
ることができ、適切なフィルタリング特性を得ることが
可能となる。
【0055】請求項20に記載の記録媒体は、請求項1
7〜19のいずれかに記載の記録媒体であって、運動状
態を判定するステップは、測位によって算出された速度
の平均値に基づいて、測位装置の運動状態を判定するス
テップを含む。
【0056】算出された速度の平均値に基づいて、測位
装置の運動状態を判定するので、急激な速度変化にカル
マンフィルタが追従するのを防ぐことができ、適切な位
置の予測等が可能となる。
【0057】請求項21に記載の記録媒体は、請求項1
7〜19のいずれかに記載の記録媒体であって、運動状
態を判定するステップは、測位によって算出された複数
の速度ベクトルの向きに基づいて、測位装置の運動状態
を判定するステップを含む。
【0058】算出された複数の速度ベクトルの向きに基
づいて、測位装置の運動状態を判定するので、速度ベク
トルがばらばらである場合に、測位装置が移動している
と誤って判定されるのを防ぐことが可能となる。
【0059】請求項22に記載の記録媒体は、請求項1
7〜19のいずれかに記載の記録媒体であって、運動状
態を判定するステップは、測位によって算出された複数
の速度ベクトルの和に基づいて、測位装置の運動状態を
判定するステップを含む。
【0060】算出された複数の速度ベクトルの和に基づ
いて、測位装置の運動状態を判定するので、速度ベクト
ルがばらばらである場合に、測位装置が移動していると
誤って判定されるのを防ぐことが可能となる。
【0061】請求項23に記載の記録媒体は、請求項1
7〜19のいずれかに記載の記録媒体であって、運動状
態を判定するステップは、測位によって算出された現在
の位置と、所定時刻前の位置とを結ぶベクトルに基づい
て、測位装置の運動状態を判定するステップを含む。
【0062】算出された現在の位置と、所定時刻前の位
置とを結ぶベクトルに基づいて、測位装置の運動状態を
判定するので、速度ベクトルがばらばらである場合に、
測位装置が移動していると誤って判定されるのを防ぐこ
とが可能となる。
【0063】請求項24に記載の記録媒体は、請求項1
7記載の記録媒体であって、行列を決定するステップ
は、判定された運動状態が、第1の運動状態を満たして
いる場合に、カルマンフィルタに用いられる状態遷移行
列および測定誤差分散行列をそれぞれ第1の行列値およ
び第2の行列値に設定するステップと、判定された運動
状態が、第1の運動状態を満たしておらず、かつ第2の
運動状態を満たしている場合には、状態遷移行列を前記
第1の行列値とは異なる第3の行列値に、測定誤差分散
行列を第2の行列値とは異なる第4の行列値にそれぞれ
設定するステップと、判定された運動状態が、第1の運
動状態を満たしておらず、かつ第2の運動状態を満たし
ていない場合には、状態遷移行列を前記第3の行列値
に、測定誤差分散行列を第2および第4の行列値の各々
と異なる第5の行列値にそれぞれ設定するステップとを
含む。
【0064】判定された運動状態によって、状態遷移行
列に第1の行列値または第3の行列値を設定し、測定誤
差分散行列に第2の行列値、第4の行列値または第5の
行列値を設定するので、測位装置の運動状態に応じて正
確な位置の予測ができ、適切なフィルタ特性を決定する
ことが可能となる。
【0065】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の実施の形態1における測位装置の一例として、GPS
受信機の概略構成を示している。このGPS受信機1
は、アンテナ2を介して受信した衛星からの信号を周波
数変換するダウンコンバータ11と、ダウンコンバータ
11から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換
するADC(Analog/Digital Converter)12と、衛星
から受信した信号に含まれるコードと内部で生成したコ
ードとの相関を算出する相関器13と、相関器13によ
る相関の計算の際に使用される時刻を出力するRTC
(Real Time Clock)14と、GPS受信機1の全体的
な制御を行なうCPU15と、各部を制御するタイミン
グ信号の生成等を行なうASIC(Application Specif
ic Integrated Circuit)16と、メモリ17と、CD
−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)6が装着
されるCD−ROM装置18とを含む。
【0066】また、GPS受信機1は、外部に設けられ
た入力装置3および表示装置4を制御して、ユーザから
の指示の入力や、ユーザへの情報提供等を行なう。GP
S計算処理を行なうプログラムは、メモリカード5また
はCD−ROM6に記録される。CPU15が、メモリ
カード5に記録されたプログラムを実行することによ
り、またはCD−ROM6に記録されたプログラムをC
D−ROM装置18を介してメモリ17に一旦ロード
し、そのロードされたプログラムを実行することによっ
てGPS計算処理が行なわれる。
【0067】図2は、本実施の形態におけるGPS受信
機の機能的構成を示すブロック図である。GPS受信機
は、相関器13から出力された測位計算用のデータを参
照しながら測位計算を行なう測位計算部21と、GPS
受信機の運動状態を判定する運動状態判定部22と、G
PS受信機の運動状態に応じて状態遷移行列φおよび測
定誤差分散行列Rの各要素に値を設定する行列設定部2
3と、カルマンフィルタ処理を行なうフィルタ処理部2
4とを含む。
【0068】図3は、GPS計算の処理手順を説明する
ためのフローチャートである。まず、測位計算部21
は、測位回数を示す変数iを初期化して0とし、相関器
13から出力された測位計算用のデータを参照して測位
計算を行なう(S1)。そして、測位計算部21は、回
数iをインクリメントする(S2)。なお、このGPS
測位計算の回数を示すiは処理の最初に0に初期化さ
れ、インクリメントが繰り返されて所定値を超えると再
度0になるものとする。
【0069】次に、測位計算部21は、回数iが所定値
k以上であるか否かを判定する(S3)。回数iが所定
値kより小さければ(S3,No)、ステップS1へ戻
って測位計算部21は測位計算を繰り返す。したがっ
て、カルマンフィルタの初期値を生成するために、最初
のk−1回の測位計算においてはフィルタリング処理は
行なわれず、通常のGPS測位計算だけが行なわれる。
また、測位計算部21は、GPS測位計算によって求め
られた速度を常にn回分だけ記憶し、その平均値vを算
出する。なお、定数kおよびnは、予め実験やシミュレ
ーション等によって適当な値が設定される。
【0070】回数iが所定値k以上であれば(S3,Y
es)、回数iが所定値kと等しいか否かが判定される
(S4)。回数iが所定値kと等しければ(S4,Ye
s)、最初のk−1回の測位計算によって求められた値
をカルマンフィルタの初期値に決定し(S5)、ステッ
プS6へ進む。また、回数iが所定値kと等しくなけれ
ば(S4,No)、そのままステップS6へ進む。
【0071】ステップS6において、運動状態判定部2
2は、速度の平均値vと所定値v0とを比較し、速度の
平均値vが所定値v0以下であればGPS受信機は静止
していると判定する。また、速度の平均値vが所定値v
0よりも大きければ、運動状態判定部22はGPS受信
機が移動していると判定する。
【0072】GPS受信機が静止していると判定される
と(S6,Yes)、行列設定部23は状態遷移行列φ
に単位行列Iを設定し(S7)、測定誤差分散行列Rに
R0を設定する(S11)。
【0073】また、GPS受信機が移動していると判定
されると(S6,No)、行列設定部23は、単位行列
に測位間隔時間の要素を加えた行列、すなわち位置の変
化分を補正するための要素を加えた行列を生成して状態
遷移行列φに設定する(S8)。測位間隔時間の要素
は、システムの仕様に応じて予め決定された値であり、
たとえば、その値はメモリ17に予め記憶されている。
そして、運動状態判定部22は、平均速度vが所定値v
1よりも小さいか否かを判定する(S9)。平均速度v
が所定値v1よりも小さければ(S9,Yes)、行列
設定部23は測定誤差分散行列Rに行列R1を設定する
(S12)。
【0074】また、平均速度vが所定値v1以上であれ
ば(S9,No)、運動状態判定部22は平均速度vが
所定値v2よりも小さいか否かを判定する(S10)。
平均速度vが所定値v2よりも小さければ(S10,Y
es)、行列設定部23は測定誤差分散行列Rに行列R
2を設定する(S13)。また、平均速度vが所定値v
2以上であれば(S10,No)、行列設定部23は測
定誤差分散行列Rに行列R3を設定する(S14)。上
述した行列R0〜R3は、各速度に対応した雑音の分散
行列であり、その各要素はR0,R1,R2,R3の順
に小さくなるように予め決定されている。これらR0な
いしR3も、たとえば、予めメモリ17に記憶されてい
る。
【0075】最後に、フィルタ処理部24は、行列設定
部23によって設定された雑音の分散行列Rおよび状態
遷移行列φと、他の行列とをカルマンフィルタに設定し
てフィルタ処理を行ない(S15)、ステップS1へ戻
って以降の処理を繰り返す。
【0076】以上説明したように、本実施の形態におけ
るGPS受信機1によれば、GPS受信機1の運動状態
に応じて状態遷移行列φを設定して次の位置を予測する
ようにしたので、カルマンフィルタの出力の予測値のず
れを小さくすることが可能となった。また、GPS受信
機1の運動状態に応じて測定誤差分散行列Rを設定する
ようにしたので、静止状態および移動状態のいずれの場
合であっても適切なフィルタリング特性を得ることが可
能となった。また、速度の平均値に基づいて測位装置の
運動状態を判定するので、急激な速度変化にカルマンフ
ィルタが追従するのを防ぐことが可能となった。
【0077】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるGPS受信機の構成は、図1に示す実施の形態1
におけるGPS受信機の構成と同じである。また、本実
施の形態におけるGPS受信機の機能的構成は、図2に
示すGPS受信機の機能的構成と比較して、測位計算部
21および運動状態判定部22の機能が異なる点のみが
異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な
説明は繰り返さない。なお、本実施の形態における測位
計算部および運動状態判定部の参照符号を21aおよび
22aとして説明する。
【0078】実施の形態1における測位計算部21は、
算出したn回分の速度の平均値vを計算していたが、本
実施の形態における測位計算部21aは、GPS測位に
よって算出された速度ベクトルの向きをn回記憶する。
そして、「受信機が静止しているか」を判断するステプ
S6において、そのn回の速度ベクトルの向きが全て所
定範囲内であった場合、すなわち速度ベクトルがほぼ一
定の向きに集中している場合に、運動状態判定部22a
はGPS受信機が移動していると判定するものである。
【0079】たとえば、実施の形態1においては、GP
S受信機1がほぼ静止状態にあるにも関わらず、偶発的
に連続して速度が大きくなり、速度ベクトルの向きがば
らばらである場合にも移動していると判定される可能性
があったが、本実施の形態においては速度ベクトルの向
きがほぼ一定の向きに集中している場合にのみGPS受
信機1が移動していると判定するので、GPS受信機1
の運動状態を正しく判定できるようになる。なお、実施
の形態2において、図3のステップS9、S10の各々
においては、実施の形態1と同様に、n回分の速度の平
均値vを用いて「v<v1」および「v<v2」が判断
される。
【0080】以上説明したように、本実施の形態におけ
るGPS受信機によれば、速度ベクトルの向きがほぼ一
定の向きに集中している場合にのみGPS受信機1が移
動していると判定するようにしたので、実施の形態1に
おけるGPS受信機と比較して、カルマンフィルタの出
力の予測値のずれをさらに小さくすることができ、さら
に適切なフィルタリング特性を得ることが可能となっ
た。
【0081】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おけるGPS受信機の構成は、図1に示す実施の形態1
におけるGPS受信機の構成と同じである。また、本実
施の形態におけるGPS受信機の機能的構成は、図2に
示すGPS受信機の機能的構成と比較して、測位計算部
21および運動状態判定部22の機能が異なる点のみが
異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な
説明は繰り返さない。なお、本実施の形態における測位
計算部および運動状態判定部の参照符号を21bおよび
22bとして説明する。
【0082】実施の形態1における測位計算部21は、
算出したn回分の速度の平均値vを計算していたが、本
実施の形態における測位計算部21bは、GPS測位に
よって算出された速度ベクトルをn回記憶する。そし
て、そのn回の速度ベクトルの和を算出し、「受信機が
静止しているか」を判断するステップS6において、そ
のベクトル和の大きさWが所定値Vvよりも大きい場合
に、運動状態判定部22bはGPS受信機が移動してい
ると判定するものである。したがって、速度ベクトルの
向きが一定方向に集中している場合に、速度ベクトルの
和が大きな値となるので、GPS受信機1の運動状態を
正しく判定できるようになる。また、図3のステップS
9およびS10でも、すでに求められているベクトル和
の大きさWを用いて測定誤差分散行列Rの値が決定され
る。ステップS9で、大きさWが所定値W1より小さい
か否かを判断し、W<W1ならばR=R1と設定され
る。W<W1でないならば、ステップS10の判断がな
される。ステップS10で、大きさWが所定値W2(た
だし、W2>W1)より小さいか否かを判断し、W<W
2ならばR=R2と設定され、W<W2でないならばR
=R3と設定される。
【0083】以上説明したように、本実施の形態におけ
るGPS受信機によれば、速度ベクトルの和を算出し、
その大きさが所定値Vvよりも大きい場合にGPS受信
機1が移動していると判定するようにしたので、実施の
形態1におけるGPS受信機と比較して、カルマンフィ
ルタの出力の予測値のずれをさらに小さくすることがで
き、さらに適切なフィルタリング特性を得ることが可能
となった。
【0084】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
おけるGPS受信機の構成は、図1に示す実施の形態1
におけるGPS受信機の構成と同じである。また、本実
施の形態におけるGPS受信機の機能的構成は、図2に
示すGPS受信機の機能的構成と比較して、測位計算部
21および運動状態判定部22の機能が異なる点のみが
異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な
説明は繰り返さない。なお、本実施の形態における測位
計算部および運動状態判定部の参照符号を21cおよび
22cとして説明する。
【0085】実施の形態1〜3における測位計算部2
1、21aおよび21bは、算出した速度の大きさまた
は速度ベクトルを用いてGPS受信機1の運動状態を判
定したが、本実施の形態における測位計算部21cは、
GPS測位によって算出された現在の位置と、所定時刻
前の位置とを結ぶベクトルを算出し、「受信機が静止し
ているか」を判断するステップS6において、そのベク
トルの大きさXが所定値Vvよりも大きい場合に、運動
状態判定部22cはGPS受信機が移動していると判定
するものである。したがって、ほぼ一定方向にGPS受
信機1が移動している場合に、ベクトルの大きさが大き
な値となるので、GPS受信機1の運動状態を正しく判
定できるようになる。図3のステップS9およびS10
でも、すでに求められているベクトル和の大きさXを用
いて測定誤差分散行列Rの値が決定される。ステップS
9で、大きさXが所定値X1より小さいか否かを判断
し、X<X1ならばR=R1と設定される。X<X1で
ないならばステップS10の判断がなされる。ステップ
S10で、大きさXが所定値X2(ただし、X2>X
1)より小さいか否かを判断し、X<X2ならばR=R
2と設定され、X<X2でないならばR=R3と設定さ
れる。
【0086】以上説明したように、本実施の形態におけ
るGPS受信機によれば、現在の位置と、所定時刻前の
位置とを結ぶベクトルを算出し、その大きさが所定値V
vよりも大きい場合にGPS受信機1が移動していると
判定するようにしたので、実施の形態1におけるGPS
受信機と比較して、カルマンフィルタの出力の予測値の
ずれをさらに小さくすることができ、さらに適切なフィ
ルタリング特性を得ることが可能となった。
【0087】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
おけるGPS受信機の構成は、図1に示す実施の形態1
におけるGPS受信機の構成と同じである。また、本実
施の形態におけるGPS受信機の機能的構成は、図2に
示すGPS受信機の機能的構成と比較して、運動状態判
定部22および行列設定部23の機能が異なる点のみが
異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な
説明は繰り返さない。なお、本実施の形態における運動
状態判定部および行列設定部の参照符号を22dおよび
23dとして説明する。
【0088】実施の形態1における運動状態判定部22
は、GSP受信機1が静止していない場合の速度を3段
階に分け、行列設定部23がそれぞれの速度に対応した
測定誤差分散行列を設定したが、本実施の形態における
運動状態判定部22dは、GPS受信機1が静止してい
ない場合の速度をn段階に分け、行列設定部23dがそ
れぞれの速度に対応した測定誤差分散行列を設定するも
のである。したがって、測定誤差分散行列をさらに細か
く設定することができるようになる。
【0089】以上説明したように、本実施の形態におけ
るGPS受信機によれば、GPS受信機1が静止してい
ない場合の速度をn段階に分け、それぞれの速度に対応
した測定誤差分散行列を設定するようにしたので、実施
の形態1におけるGPS受信機と比較して、さらに適切
なフィルタリング特性を得ることが可能となった。
【0090】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
【0091】
【発明の効果】請求項1に記載の測位装置によれば、行
列決定手段が判定手段によって判定された運動状態に基
づいて、カルマンフィルタに用いられる行列を決定する
ので、測位装置の運動状態に適したカルマンフィルタ処
理を行なうことが可能となった。
【0092】請求項2に記載の測位装置によれば、状態
遷移行列決定手段が判定手段によって判定された運動状
態に基づいて、カルマンフィルタに用いられる状態遷移
行列を決定するので、測位装置の運動状態に応じて位置
の予測ができ、位置の予測値がずれるのを抑えることが
可能となった。
【0093】請求項3に記載の測位装置によれば、測定
誤差分散行列決定手段が判定手段によって判定された運
動状態に基づいて、カルマンフィルタに用いられる測定
誤差分散行列を決定するので、測位装置の運動状態に応
じてフィルタ特性を決定することができ、適切なフィル
タリング特性を得ることが可能となった。
【0094】請求項4に記載の測位装置によれば、判定
手段が測位手段によって算出された速度の平均値に基づ
いて、測位装置の運動状態を判定するので、急激な速度
変化にカルマンフィルタが追従するのを防ぐことがで
き、適切な位置の予測等が可能となった。
【0095】請求項5に記載の測位装置によれば、判定
手段が測位手段によって算出された複数の速度ベクトル
の向きに基づいて、測位装置の運動状態を判定するの
で、速度ベクトルがばらばらである場合に、測位装置が
移動していると誤って判定されるのを防ぐことが可能と
なった。
【0096】請求項6に記載の測位装置によれば、判定
手段が測位手段によって算出された複数の速度ベクトル
の和に基づいて、測位装置の運動状態を判定するので、
速度ベクトルがばらばらである場合に、測位装置が移動
していると誤って判定されるのを防ぐことが可能となっ
た。
【0097】請求項7に記載の測位装置によれば、判定
手段が測位手段によって算出された現在の位置と、所定
時刻前の位置とを結ぶベクトルに基づいて、測位装置の
運動状態を判定するので、速度ベクトルがばらばらであ
る場合に、測位装置が移動していると誤って判定される
のを防ぐことが可能となった。
【0098】請求項8記載の測位装置によれば、行列決
定手段が判定手段により判定された運動状態によって、
状態遷移行列に第1の行列値または第3の行列値を設定
し、測定誤差分散行列に第2の行列値、第4の行列値ま
たは第5の行列値を設定するので、測位装置の運動状態
に応じて正確な位置の予測ができ、適切なフィルタ特性
を決定することが可能となった。
【0099】請求項9に記載の測位方法によれば、判定
された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用いら
れる行列を決定するので、測位装置の運動状態に適した
カルマンフィルタ処理を行なうことが可能となった。
【0100】請求項10に記載の測位方法によれば、判
定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用い
られる状態遷移行列を決定するので、測位装置の運動状
態に応じて位置の予測ができ、位置の予測値がずれるの
を抑えることが可能となった。
【0101】請求項11に記載の測位方法によれば、判
定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用い
られる測定誤差分散行列を決定するので、測位装置の運
動状態に応じてフィルタ特性を決定することができ、適
切なフィルタリング特性を得ることが可能となった。
【0102】請求項12に記載の測位方法によれば、算
出された速度の平均値に基づいて、測位装置の運動状態
を判定するので、急激な速度変化にカルマンフィルタが
追従するのを防ぐことができ、適切な位置の予測等が可
能となった。
【0103】請求項13に記載の測位方法によれば、算
出された複数の速度ベクトルの向きに基づいて、測位装
置の運動状態を判定するので、速度ベクトルがばらばら
である場合に、測位装置が移動していると誤って判定さ
れるのを防ぐことが可能となった。
【0104】請求項14に記載の測位方法によれば、算
出された複数の速度ベクトルの和に基づいて、測位装置
の運動状態を判定するので、速度ベクトルがばらばらで
ある場合に、測位装置が移動していると誤って判定され
るのを防ぐことが可能となった。
【0105】請求項15に記載の測位方法によれば、算
出された現在の位置と、所定時刻前の位置とを結ぶベク
トルに基づいて、測位装置の運動状態を判定するので、
速度ベクトルがばらばらである場合に、測位装置が移動
していると誤って判定されるのを防ぐことが可能となっ
た。
【0106】請求項16に記載の測位方法によれば、判
定された運動状態によって、状態遷移行列に第1の行列
値または第3の行列値を設定し、測定誤差分散行列に第
2の行列値、第4の行列値または第5の行列値を設定す
るので、測位装置の運動状態に応じて正確な位置の予測
ができ、適切なフィルタ特性を決定することが可能とな
った。
【0107】請求項17に記載の記録媒体によれば、判
定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用い
られる行列を決定するので、測位装置の運動状態に適し
たカルマンフィルタ処理を行なうことが可能となった。
【0108】請求項18に記載の記録媒体によれば、判
定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用い
られる状態遷移行列を決定するので、測位装置の運動状
態に応じて位置の予測ができ、位置の予測値がずれるの
を抑えることが可能となった。
【0109】請求項19に記載の記録媒体によれば、判
定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用い
られる測定誤差分散行列を決定するので、測位装置の運
動状態に応じてフィルタ特性を決定することができ、適
切なフィルタリング特性を得ることが可能となった。
【0110】請求項20に記載の記録媒体によれば、算
出された速度の平均値に基づいて、測位装置の運動状態
を判定するので、急激な速度変化にカルマンフィルタが
追従するのを防ぐことができ、適切な位置の予測等が可
能となった。
【0111】請求項21に記載の記録媒体によれば、算
出された複数の速度ベクトルの向きに基づいて、測位装
置の運動状態を判定するので、速度ベクトルがばらばら
である場合に、測位装置が移動していると誤って判定さ
れるのを防ぐことが可能となった。
【0112】請求項22に記載の記録媒体によれば、算
出された複数の速度ベクトルの和に基づいて、測位装置
の運動状態を判定するので、速度ベクトルがばらばらで
ある場合に、測位装置が移動していると誤って判定され
るのを防ぐことが可能となった。
【0113】請求項23に記載の記録媒体によれば、算
出された現在の位置と、所定時刻前の位置とを結ぶベク
トルに基づいて、測位装置の運動状態を判定するので、
速度ベクトルがばらばらである場合に、測位装置が移動
していると誤って判定されるのを防ぐことが可能となっ
た。
【0114】請求項24に記載の記録媒体によれば、判
定された運動状態によって、状態遷移行列に第1の行列
値または第3の行列値を設定し、測定誤差分散行列に第
2の行列値、第4の行列値または第5の行列値を設定す
るので、測位装置の運動状態に応じて正確な位置の予測
ができ、適切なフィルタ特性を決定することが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるGPS受信機
の概略構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるGPS受信機
の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるGPS受信機
のGPS計算の処理手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】 カルマンフィルタを用いた従来のGPS受信
機の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 GPS受信機、2 アンテナ、3 入力装置、4
表示装置、5 メモリカード、6 CD−ROM、11
ダウンコンバータ、12 ADC、13 相関器、1
4 RTC、15 CPU、16 ASIC、17 メ
モリ、18 CD−ROM装置、21 測位計算部、2
2 運動状態判定部、23 行列設定部、24 フィル
タ処理部。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星から受信した信号に含まれるコード
    と、内部で生成したコードとの相関に基づいて測位を行
    なうための測位手段と、 前記測位手段による測位結果に基づいて、測位装置の運
    動状態を判定するための判定手段と、 前記判定手段によって判定された運動状態に基づいて、
    カルマンフィルタに用いられる行列を決定するための行
    列決定手段とを含む測位装置。
  2. 【請求項2】 前記行列決定手段は、前記判定手段によ
    って判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタ
    に用いられる状態遷移行列を決定するための状態遷移行
    列決定手段を含む、請求項1記載の測位装置。
  3. 【請求項3】 前記行列決定手段は、前記判定手段によ
    って判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタ
    に用いられる測定誤差分散行列を決定するための測定誤
    差分散行列決定手段を含む、請求項1または2記載の測
    位装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記測位手段によって
    算出された速度の平均値に基づいて、前記測位装置の運
    動状態を判定する、請求項1〜3のいずれかに記載の測
    位装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記測位手段によって
    算出された複数の速度ベクトルの向きに基づいて、前記
    測位装置の運動状態を判定する、請求項1〜3のいずれ
    かに記載の測位装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、前記測位手段によって
    算出された複数の速度ベクトルの和に基づいて、前記測
    位装置の運動状態を判定する、請求項1〜3のいずれか
    に記載の測位装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、前記測位手段によって
    算出された現在の位置と、所定時刻前の位置とを結ぶベ
    クトルに基づいて、前記測位装置の運動状態を判定す
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の測位装置。
  8. 【請求項8】 前記行列決定手段は、 前記判定手段により判定された運動状態が、第1の運動
    状態を満たしている場合に、カルマンフィルタに用いら
    れる状態遷移行列および測定誤差分散行列をそれぞれ第
    1の行列値および第2の行列値に設定し、 前記判定手段により判定された運動状態が、第1の運動
    状態を満たしておらず、かつ第2の運動状態を満たして
    いる場合には、前記状態遷移行列を前記第1の行列値と
    は異なる第3の行列値に、前記測定誤差分散行列を前記
    第2の行列値とは異なる第4の行列値にそれぞれ設定
    し、 前記判定手段により判定された運動状態が、第1の運動
    状態を満たしておらず、かつ第2の運動状態を満たして
    いない場合には、前記状態遷移行列を前記第3の行列値
    に、前記測定誤差分散行列を前記第2および第4の行列
    値の各々と異なる第5の行列値にそれぞれ設定する、請
    求項1記載の測位装置。
  9. 【請求項9】 衛星から受信した信号に含まれるコード
    と、内部で生成したコードとの相関に基づいて測位を行
    なうステップと、 前記測位結果に基づいて、測位装置の運動状態を判定す
    るステップと、 前記判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタ
    に用いられる行列を決定するステップとを含む測位方
    法。
  10. 【請求項10】 前記行列を決定するステップは、前記
    判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用
    いられる状態遷移行列を決定するステップを含む、請求
    項9記載の測位方法。
  11. 【請求項11】 前記行列を決定するステップは、前記
    判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用
    いられる測定誤差分散行列を決定するステップを含む、
    請求項9または10記載の測位方法。
  12. 【請求項12】 前記運動状態を判定するステップは、
    前記測位によって算出された速度の平均値に基づいて、
    前記測位装置の運動状態を判定するステップを含む、請
    求項9〜11のいずれかに記載の測位方法。
  13. 【請求項13】 前記運動状態を判定するステップは、
    前記測位によって算出された複数の速度ベクトルの向き
    に基づいて、前記測位装置の運動状態を判定するステッ
    プを含む、請求項9〜11のいずれかに記載の測位方
    法。
  14. 【請求項14】 前記運動状態を判定するステップは、
    前記測位によって算出された複数の速度ベクトルの和に
    基づいて、前記測位装置の運動状態を判定するステップ
    を含む、請求項9〜11のいずれかに記載の測位方法。
  15. 【請求項15】 前記運動状態を判定するステップは、
    前記測位によって算出された現在の位置と、所定時刻前
    の位置とを結ぶベクトルに基づいて、前記測位装置の運
    動状態を判定するステップを含む、請求項9〜11のい
    ずれかに記載の測位方法。
  16. 【請求項16】 前記行列を決定するステップは、 前記判定された運動状態が、第1の運動状態を満たして
    いる場合に、カルマンフィルタに用いられる状態遷移行
    列および測定誤差分散行列をそれぞれ第1の行列値およ
    び第2の行列値に設定するステップと、 前記判定された運動状態が、第1の運動状態を満たして
    おらず、かつ第2の運動状態を満たしている場合には、
    前記状態遷移行列を前記第1の行列値とは異なる第3の
    行列値に、前記測定誤差分散行列を前記第2の行列値と
    は異なる第4の行列値にそれぞれ設定するステップと、 前記判定された運動状態が、第1の運動状態を満たして
    おらず、かつ第2の運動状態を満たしていない場合に
    は、前記状態遷移行列を前記第3の行列値に、前記測定
    誤差分散行列を前記第2および第4の行列値の各々と異
    なる第5の行列値にそれぞれ設定するステップとを含
    む、請求項9記載の測位方法。
  17. 【請求項17】 測位方法を実行させるためのプログラ
    ムを記録した、コンピュータで読取可能な記録媒体であ
    って、 前記測位方法は、衛星から受信した信号に含まれるコー
    ドと、内部で生成したコードとの相関に基づいて測位を
    行なうステップと、 前記測位結果に基づいて、測位装置の運動状態を判定す
    るステップと、 前記判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタ
    に用いられる行列を決定するステップとを含む、コンピ
    ュータで読取可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記行列を決定するステップは、前記
    判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用
    いられる状態遷移行列を決定するステップを含む、請求
    項17記載のコンピュータで読取可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記行列を決定するステップは、前記
    判定された運動状態に基づいて、カルマンフィルタに用
    いられる測定誤差分散行列を決定するステップを含む、
    請求項17または18記載のコンピュータで読取可能な
    記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記運動状態を判定するステップは、
    前記測位によって算出された速度の平均値に基づいて、
    前記測位装置の運動状態を判定するステップを含む、請
    求項17〜19のいずれかに記載のコンピュータで読取
    可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記運動状態を判定するステップは、
    前記測位によって算出された複数の速度ベクトルの向き
    に基づいて、前記測位装置の運動状態を判定するステッ
    プを含む、請求項17〜19のいずれかに記載のコンピ
    ュータで読取可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記運動状態を判定するステップは、
    前記測位によって算出された複数の速度ベクトルの和に
    基づいて、前記測位装置の運動状態を判定するステップ
    を含む、請求項17〜19のいずれかに記載のコンピュ
    ータで読取可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記運動状態を判定するステップは、
    前記測位によって算出された現在の位置と、所定時刻前
    の位置とを結ぶベクトルに基づいて、前記測位装置の運
    動状態を判定するステップを含む、請求項17〜19の
    いずれかに記載のコンピュータで読取可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記行列を決定するステップは、 前記判定された運動状態が、第1の運動状態を満たして
    いる場合に、カルマンフィルタに用いられる状態遷移行
    列および測定誤差分散行列をそれぞれ第1の行列値およ
    び第2の行列値に設定するステップと、 前記判定された運動状態が、第1の運動状態を満たして
    おらず、かつ第2の運動状態を満たしている場合には、
    前記状態遷移行列を前記第1の行列値とは異なる第3の
    行列値に、前記測定誤差分散行列を前記第2の行列値と
    は異なる第4の行列値にそれぞれ設定するステップと、 前記判定された運動状態が、第1の運動状態を満たして
    おらず、かつ第2の運動状態を満たしていない場合に
    は、前記状態遷移行列を前記第3の行列値に、前記測定
    誤差分散行列を前記第2および第4の行列値の各々と異
    なる第5の行列値にそれぞれ設定するステップとを含
    む、請求項17記載のコンピュータで読取可能な記録媒
    体。
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