JP2001336643A - 二重水封バタフライ弁のシール装置及びその安全ロック装置 - Google Patents

二重水封バタフライ弁のシール装置及びその安全ロック装置

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JP2001336643A
JP2001336643A JP2000159091A JP2000159091A JP2001336643A JP 2001336643 A JP2001336643 A JP 2001336643A JP 2000159091 A JP2000159091 A JP 2000159091A JP 2000159091 A JP2000159091 A JP 2000159091A JP 2001336643 A JP2001336643 A JP 2001336643A
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water
seal
seat ring
fluid
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Inventor
Isao Matsuo
功 松尾
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NISHI NIPPON SEKKEI KOGYO KK
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NISHI NIPPON SEKKEI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擦れ摩擦がなく、パッキンの寿命が長く、シ
ールの信頼性が向上し、安全性を高めることのできる二
重水封バタフライ弁のシール装置を提供する。 【解決手段】 操作軸2によって回転される2枚の弁板
3,4を有するバタフライ弁において、閉弁時に各々の
弁板3,4の周囲が密着するシートリングを、流体の導
出入により膨縮可能な中空タイヤ型のインフラートゴム
シート6で構成し、弁板3,4の開閉操作時はシートリ
ング6内の流体を排出した状態で弁体3,4の周囲とシ
ートリング6とが接触しないようにし、閉弁時は、シー
トリング3,4内に流体を導入して膨張した状態でシー
トリング6に弁体3,4の周囲が押圧されるようにし、
2枚の弁板3,4の間に水を張り水封と弁板シートの完
全密封をする二重水封バタフライ弁のシール装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あらゆるガスライ
ン及び溶液ラインにおいて、特に有毒なもので漏洩が絶
対に許されない製鉄所、火力発電所、化学工場、薬品工
場などの、BFG、COG、LNG等のガス及び溶液の
遮断を行う二重の安全性を備えた遮断弁における二重水
封バタフライ弁のシール装置及びその安全ロック装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二重水封バタフライ弁は、特開昭
51−142121号公報に記載されたものがある。こ
れは、図6の横断平面図に示すように、本体31の円形
状開口の周囲にシール材32を取り付け、操作軸33に
2枚の円形の弁板34,35を取り付け、操作軸33を
回転することにより、図7に示すように弁板34,35
の端縁をシール材32に密着(図8参照)させ、2枚の
弁板34,35の間に水を充満させることにより、水封
による完全遮断をするもので、これを一体化した遮断弁
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
二重水封バタフライ弁は、2枚の弁板34,35の周辺
に弾性パッキン等からなるシール材32を用いている。
このようなバタフライ弁の問題点は、弁の開閉時に弁板
34,35とシール材32の弾性パッキンとが擦れるた
めに摩擦が大きいことと、粉塵を含んだガスライン等の
場合は、さらに擦れ摩擦が大きく、パッキンの寿命が短
いことにあり、摩耗が発生することによるシール面の破
損が漏れの発生原因であった。本発明が解決しようとす
る課題は、擦れ摩擦がなく、パッキンの寿命が長く、シ
ールの信頼性が向上し、安全性を高めることのできる二
重水封バタフライ弁のシール装置及びその安全ロック装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の二重水封バタフライ弁のシール装置は、操
作軸によって回転される2枚の弁板を有するバタフライ
弁において、閉弁時に前記各々の弁板の周囲が密着する
シートリングを、流体の導出入により膨縮可能な中空タ
イヤ型のインフラートゴムシートで構成し、前記弁板の
開閉操作時は前記シートリング内の流体を排出した状態
で前記弁体の周囲とシートリングとが接触しないように
し、閉弁時は、前記シートリング内に流体を導入して膨
張した状態でシートリングに前記弁体の周囲が押圧され
るようにし、前記2枚の弁板の間に水を張り水封と弁板
シートの完全密封をすることを特徴とする。また、本発
明の二重水封バタフライ弁の安全ロック装置は、インフ
ラートゴムシートの加圧に、エアー源を用い、エアー圧
を水圧にコンバートするコンバート機構を備え、かつエ
アー源がダウンした場合に水圧による安全ロックを行う
ロック機構を備えたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の実施例を示す横断平面図、
図2は閉弁状態の横断平面図、図3は弁板とインフラー
トシートリングの部分の拡大断面図である。図中1は本
体であり、操作軸2によって回転される2枚の弁板3,
4が取り付けられている。弁板3,4の周囲には、図3
に拡大して示すようにシートリング5が固定されてい
る。
【0006】本体1側には、シートリング5に対向する
ように流体の導出入により膨縮可能なインフラートゴム
シートリング6を設けており、チューブ7により、外部
から流体を送って、インフラートゴムシートリング6を
膨張させ、シートリング5に押し付けてシールするよう
にしている。なお、インフラートゴムシートリング6
は、本体1に対して斜めに取り付け、水封時にシール性
が高まるようにしている。
【0007】図2に示す水封時は、インフラートゴムシ
ートリング6を膨張させてシートリング6に押し付けた
後、2枚の弁板3,4の間に水封用水を充填し、水封状
態とする。図2中、8は水封用水導入パイプ、9はオー
バーフロー管である。
【0008】本実施例では、各々の弁板3,4にシート
リング5を設け、外周に伸縮可能な外圧可変のインフラ
ートゴムシート6を用い、内周弁板3,4側に通常のシ
ートリング5を取り付けた内外二重のシール構造とし
た。弁板3,4の開閉時には外周シート6と弁板3,4
側シート5との間は隙間があり、弁板3,4の開閉時の
摩擦抵抗をゼロにできる。閉じた状態で外周のシートリ
ング6のインフラートゴムシートを外圧加圧し、図4に
示すようにシートリング5,6同士を押し付けタッチと
しシールするため、シート面の擦れ摩擦がなくなる。こ
の状態で2枚の弁板3,4の間に水をはり、水封ができ
るため、完全密封をすることができる。
【0009】図5は、以上の二重水封バタフライ弁の駆
動装置の実施例を示すものである。本実施例では、イン
フラートゴムシート6を外圧加圧方法として、長期にわ
たり加圧可能な伝達液体を用いる。伝達液体圧発生装置
として、コンバータシリンダ10を設置する。
【0010】コンバータシリンダ10の構造は、中央に
左右移動可能なピストン11を配置したもので、一方向
よりピストン11に外力を加えるとピストン11の反対
の圧力伝達用に封入された伝達液体に伝達され、漏れの
ない鋼管12によりインフラートゴムシート6まで送ら
れ、インフラートゴムシート6を加圧し、インフラート
ゴム6のシート部を膨らまし、弁体シートリング5に圧
着させる。コンバータシリンダ10のピストン11の外
力を加える側には、バネ13を配置し、加圧中の伝達液
体の圧力を溜めるアキュムレータ構造とする。
【0011】さらに、伝達配管12には圧力スイッチ2
0を設け、長期にわたり加圧が続く場合の安全監視を制
御で可能とする。コンバータシリンダ10の外力入力側
にはトグルリンク機構14を設け、コンバータシリンダ
10と共に、水圧コンバータ16を構成する。
【0012】コンバータシリンダ10のピストン加圧時
は、エアシリンダ15の先端にトグルリンク機構14の
2枚リンクの中央を押し方向で出力して、リンクを一直
線にすることにより、トグルリンク出力を無限大に使用
する構造とする。これにより、仮にトグルリンク作動用
に設けたエアシリンダ15の駆動エアが事故で圧力低下
となってもコンバータシリンダ10はトグル機構14に
よりロック状態となっているため、弁体のインフラート
ゴムシート6は閉の状態を持続することができる。
【0013】図5において、17はエアー源、18はエ
アーコンビネーション、19は電磁弁である。このよう
にして、インフラートゴムシート6を膨張させる流体と
して、非圧縮性の液体を用い、コンバータシリンダ10
の駆動には、入手しやすいエアー源16を用いたエアー
シリンダ15を採用することにより、実現を容易にし
た。
【0014】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば下記の
効果を奏する。1.通常のバタフライ弁は、安価なため
にあらゆる分野において使用されているが、安価である
反面、シールの信頼性には欠けていた。本発明では、内
部に流体を供給することにより膨縮可能なインフラート
ゴムシートを用いることにより安価で完全シールができ
る弁をあらゆる分野の設備ユーザに提供できる。
【0015】2.二重水封バタフライ弁の安全性が高ま
ることにより、有毒なガス又は溶液で漏洩が絶対に許さ
れない設備の遮断弁として採用した場合、他の遮断弁と
比較して面間が極端に短くできることにより、レイアウ
ト面積を狭く配置可能で、重量も極端に軽く、基礎荷重
を軽減することもできるため、設備費のトータルコスト
ダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す横断平面図である。
【図2】 本発明の実施例における閉弁状態の横断平面
図である。
【図3】 本発明の実施例の弁板とインフラートシート
リングの部分の拡大断面図(中空部内に流体を圧入して
いない状態)である。
【図4】 インフラートゴムシートリングの部分の中空
部内に流体を導入して膨張した状態を示す断面図であ
る。
【図5】 本発明の安全ロック装置の構成を示す流体回
路図である。
【図6】 従来例の二重水封バタフライ弁の構造を示す
横断平面図である。
【図7】 従来例の水封状態を示す横断平面図である。
【図8】 従来例における弁板とシール材の部分の拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 本体、2 操作軸、3,4 弁板、5 シートリン
グ、6 インフラートゴムシートリング、7 チュー
ブ、8 水封用水導入パイプ、9 オーバーフロー管、
10 コンバータシリンダ、11 ピストン、12 鋼
管、13 バネ、14 トグルリンク機構、15 エア
シリンダ、16 水圧コンバータ、17 エアー源、1
8 エアーコンビネーション、19 電磁弁、20 圧
力スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作軸によって回転される2枚の弁板を
    有するバタフライ弁において、閉弁時に前記各々の弁板
    の周囲が密着するシートリングを、流体の導出入により
    膨縮可能な中空タイヤ型のインフラートゴムシートで構
    成し、前記弁板の開閉操作時は前記シートリング内の流
    体を排出した状態で前記弁体の周囲とシートリングとが
    接触しないようにし、閉弁時は、前記シートリング内に
    流体を導入して膨張した状態でシートリングに前記弁体
    の周囲が押圧されるようにし、前記2枚の弁板の間に水
    を張り水封と弁板シートの完全密封をすることを特徴と
    する二重水封バタフライ弁のシール装置。
  2. 【請求項2】 インフラートゴムシートの加圧に、エア
    ー源を用い、エアー圧を水圧にコンバートするコンバー
    ト機構を備え、かつエアー源がダウンした場合に水圧に
    よる安全ロックを行うロック機構を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の二重水封バタフライ弁の安全ロック
    装置。
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