JP2001336478A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

密閉型電動圧縮機

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JP2001336478A
JP2001336478A JP2000154213A JP2000154213A JP2001336478A JP 2001336478 A JP2001336478 A JP 2001336478A JP 2000154213 A JP2000154213 A JP 2000154213A JP 2000154213 A JP2000154213 A JP 2000154213A JP 2001336478 A JP2001336478 A JP 2001336478A
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JP
Japan
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discharge
electric compressor
chamber
suction
hole
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Pending
Application number
JP2000154213A
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English (en)
Inventor
Tomio Maruyama
富美夫 丸山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型電動圧縮機において、シリンダーヘッ
ドの吸入チャンバーの両サイドに広がる吐出チャンバー
の下部同士を吸入チャンバーより下方で連通し冷媒が流
れるようにすることで、オイルの滞留による吐出チャン
バーの空間容積の減少を少なくし吐出脈動の増大による
騒音レベルの増加を抑えることを図る。 【解決手段】 吐出チャンバー16両サイドの下方同士
を吸入チャンバー15より下方に連通路18を設けたも
のであり、冷媒が吐出チャンバー16の両サイドを通っ
て吐出パス孔11に流れるため、冷媒の滞留に伴うオイ
ルの溜りがなく吐出チャンバー16の空間容積の減少が
少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気冷蔵庫などの冷
凍サイクルに接続される密閉型電動圧縮機の、低騒音化
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫や自動販売機などは低騒音
化の要求が強まっている。図4は従来の密閉型電動圧縮
機、図5は従来の密閉型電動圧縮機のシリンダーヘッ
ド,吐出リードバルブ,バルブプレート,吸入リードバ
ルブの分解斜視図を示す。図4及び図5において、1は
吐出接続管2によって内外を連通された密閉容器で、前
記密閉容器1内に弾性的に取り付けられ開口端を有する
シリンダ3を備えたシリンダーブロック4と、前記シリ
ンダ3内のピストン5をクランクシャフト6とコンロッ
ド7を介して往復させるモータ8と、前記シリンダ3の
開口端に固定され、吸入孔9と吐出孔10、及び吐出マ
フラー(図示せず)に冷媒を導く吐出パス孔11を有す
るバルブプレート12と、前記吸入孔9及び前記吐出孔
10を各々封止する薄板状の吐出ガス通路13aを有す
る吸入リードバルブ13及び吐出ガス通路14aを有す
る吐出リードバルブ14と、前記バルブプレート12を
介して前記シリンダ3に固定され吸入チャンバー15お
よび吐出チャンバー16を有するシリンダーヘッド17
を備え、前記吸入孔9が前記吐出孔10より下方にあ
り、前記吐出パス孔11は前記吐出チャンバー16の下
に位置し、かつ、前記吐出チャンバー16の下方16
a,16bは前記吸入チャンバー15の両サイドに広が
っている。20は密閉容器の底部に貯溜されたオイルで
ある。
【0003】以上のように構成された密閉型電動圧縮機
において、圧縮工程によってシリンダ3内の冷媒圧力が
上昇すると、冷媒はバルブプレート12の吐出孔10か
ら吐出リードバルブ14を押し上げシリンダーヘッド1
7の吐出チャンバー16に開放され吐出パス孔11から
吐出マフラー(図示せず)、吐出接続管2をへて冷凍サ
イクルへ流れていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の密閉型電動圧縮機のシリンダーヘ
ッドは吸入チャンバーの両サイドに広がる吐出チャンバ
ーの吐出パス孔のない空間にバルブプレートの吐出孔か
ら開放された冷媒が滞留するため、冷媒中にミスト状で
存在するオイルが液状になって吐出チャンバーの下方に
溜まり吐出チャンバーの空間容積を減少させる。すなわ
ち、従来の密閉型電動圧縮機によれば、吐出チャンバー
の下方にオイルが溜まり吐出チャンバーの空間容積が減
少するので、吐出脈動が大きくなり密閉型電動圧縮機の
騒音レベルが増大するという課題を有していた。
【0005】これらは特にHFC冷媒にアルキルベンゼ
ンまたは鉱油のオイルを用いた場合に、冷媒とオイルの
相溶性が低いため冷媒と共にオイルが流れにくく冷媒の
滞留によるオイルの液化が起こりやすくなり上記と同様
の課題を有していた。
【0006】さらに、インバーター方式によって運転さ
れる密閉型電動圧縮機においては、運転周波数の増減に
よって吐出チャンバーにオイルが滞留しやすく、上記と
同様の課題を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決しようと
するもので、吸入チャンバーの両サイドに広がる吐出チ
ャンバーの下部同士を吸入チャンバーより下方で連通し
冷媒が流れるようにすることで、オイルの滞留による吐
出チャンバーの空間容積の減少を少なくすることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、シリンダーヘッドの両サイドの吐出チャン
バー下方同士を吸入チャンバーより下方で連通させたも
のであり、冷媒が吐出チャンバーの両サイドを通って吐
出パス孔に流れ冷媒の滞留がなくなるためオイルが吐出
チャンバーに溜まりにくくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明で
は、吐出チャンバー両サイドの下方同士を吸入チャンバ
ーより下方で連通させたものであり、冷媒が吐出チャン
バーの両サイドを通って吐出パス孔に流れるため、冷媒
の滞留がなくなるという作用を有する。
【0010】請求項2に記載の本発明では、連通路をシ
リンダーヘッドの表面にダイカストなどで一体で成型し
たものであり、上記の作用と共に製品の部品点数を減ら
し安価に製造することができる。
【0011】請求項3に記載の本発明では、連通路をバ
ルブプレートの表面に一体で成型したものであり、上記
の作用と共に製品の部品点数を減らし安価に製造するこ
とができる。
【0012】請求項4に記載の本発明では、冷媒との相
溶性が低く、冷媒に溶け込みにくいオイルを用いた密閉
型電動圧縮機においても、吐出チャンバーの空間容積の
減少を少なくすることができるという作用を有する。
【0013】請求項5に記載の発明は、インバーター方
式の密閉型電動圧縮機において、電源周波数と異なる周
波数で運転されオイルの循環量が大きく変化する場合で
あっても、吐出チャンバーの空間容積の減少を少なくす
ることができるという作用を有する。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について図1,2および
3を用いて説明する。なお従来例と同一部分は同一符号
を付し、詳細な説明を省略する。
【0015】(実施例1)図1は請求項1に示す本発明
の一実施例による密閉型電動圧縮機、図2は請求項1に
示す本発明の一実施例による密閉型電動圧縮機のシリン
ダーヘッド,吐出リードバルブ,バルブプレート,吸入
リードバルブの斜視図であり、18は吐出チャンバー1
6の両サイド下方同士を吸入チャンバー15より下方で
連通させるためシリンダーヘッド17の表面に設けた連
通路である。
【0016】以上のような構成によって、圧縮行程によ
り吐出孔10から流れ出た冷媒は、一方は吸入チャンバ
ー15の両サイドに広がる吐出チャンバー16の吐出パ
ス孔11のある吐出チャンバー16の下方16aから吐
出パス孔11に流れ、もう一方は吐出パス孔11のない
吐出チャンバー16の下方16bから連通路18を通り
吐出パス孔11へ流れる。
【0017】このように、吐出パス孔11のない吐出チ
ャンバー16下方16bの冷媒は連通路18を通り吐出
ガス通路14a,吐出パス孔11,吐出ガス通路13a
を通り吐出マフラー(図示せず)に流れるため、吐出チ
ャンバー16の下方16bに冷媒の流れが生じる。よっ
て、冷媒中に含まれるミスト状のオイルは吐出パス孔1
1のない吐出チャンバー16の下方16bに溜まらずに
連通路18を通り冷媒と共に吐出パス孔11を経て密閉
型圧縮機の外へ運ばれるため、冷媒の滞留によりミスト
状のオイルが液化して吐出チャンバー16下方16bに
溜まり吐出チャンバー16の容積を減少させにくくなり
吐出チャンバー16の設計容積を確保することができ、
吐出脈動が増加しにくいため密閉型電動圧縮機の騒音レ
ベルの増大を抑えることができる。
【0018】さらに、本実施例では連通路18をシリン
ダーヘッド17にダイカストなどで一体に成型している
ため、シリンダーヘッド17に追加の加工が不要で部品
点数も削減でき、組立効率の向上が可能である。
【0019】(実施例2)図3は請求項3に示す本発明
の一実施例における密閉型電動圧縮機のシリンダーヘッ
ド17,吐出リードバルブ14,バルブプレート12,
吸入リードバルブ13の斜視図であり、19は吐出チャ
ンバー16の両サイド下方16a,16b同士を吸入チ
ャンバー15より下でバルブプレート12の表面に一体
で成型した連通路である。14bは吐出チャンバー16
の下方16bと連通路19を連通するガス通路である。
【0020】以上のような構成によって、上記実施例1
と同様の効果が得られると共に、連通路19はバルブプ
レート12に一体で成型できるため、バルブプレート1
2に追加の加工が不要で部品点数も削減でき、組立効率
の向上が可能である。
【0021】なお、HFC冷媒にアルキルベンゼンまた
は鉱油を用いた密閉型電動圧縮機においては冷媒にオイ
ルが溶け込みにくく冷媒と共にオイルが運ばれにくいた
め、バルブプレート12の吐出穴10から流れ出た冷媒
が滞留するとミスト状のオイルが液化しやすいが、吐出
チャンバー16両サイドの下方同士を吸入チャンバー1
5より下方で連通させているため、上記実施例と同様の
効果が得られる。
【0022】また、インバーター方式によって運転され
る密閉型電動圧縮機において、電源周波数を超える周波
数で運転される場合には冷媒循環量の増加に伴いオイル
の循環量が多くなるが、吐出チャンバー16両サイドの
下方同士を吸入チャンバー15より下方で連通させてい
るため、上記実施例と同様の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、吸入チャンバーの両サイドに広
がる吐出チャンバーの下部同士を吸入チャンバーより下
方で連通し冷媒が流れるようにすることで、オイルの滞
留による吐出チャンバーの空間容積の減少が少なくなり
吐出脈動の増加に伴う密閉型電動圧縮機の騒音レベルの
増大を防ぐことができるという有利な効果が得られる。
【0024】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1の効果と共に、連通路をシリンダーヘッドと一
体で成型することによって部品点数の削減と組立効率の
向上という有利な効果が得られる。
【0025】また、請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1の効果と共に、連通路をバルブプレートと一体
で成型することによって部品点数の削減と組立効率の向
上という有利な効果が得られる。
【0026】また、請求項4に記載の本発明によれば、
冷媒との相溶性が低く冷媒に溶け込みにくいオイルを用
いた密閉型電動圧縮機においても、上記請求項1の効果
が得られる。
【0027】また、請求項5に記載の発明は、インバー
ター方式の密閉型電動圧縮機において、電源周波数と異
なる周波数で運転されオイルの循環量が増加する場合で
あっても、上記請求項1の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した本発明の実施例1による密
閉型電動圧縮機の概略縦断面図
【図2】請求項1に記載した本発明の実施例1による密
閉型電動圧縮機のシリンダーヘッド,吐出リードバル
ブ,バルブプレート,吸入リードバルブの斜視図
【図3】請求項2に記載した本発明の実施例2による密
閉型電動圧縮機のシリンダーヘッド,吐出リードバル
ブ,バルブプレート,吸入リードバルブの斜視図
【図4】従来の密閉型電動圧縮機の概略縦断面図
【図5】従来の密閉型電動圧縮機のシリンダーヘッド,
吐出リードバルブ,バルブプレート,吸入リードバルブ
の斜視図
【符号の説明】
10 吐出孔 11 吐出パス孔 15 吸入チャンバー 16 吐出チャンバー 17 シリンダーヘッド 18 シリンダーヘッドに設けた連通路 19 バルブプレートに設けた連通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出接続管によって内外を連通された密
    閉容器と、密閉容器内に弾性的に取り付けられ開口端を
    有するシリンダを備えたシリンダブロックと、前記シリ
    ンダ内のピストンをクランクシャフトとコンロッドを介
    して往復させるモータと、前記シリンダの開口端に固定
    され、吸入孔と吐出孔、及び吐出マフラーに冷媒を導く
    吐出パス孔を有するバルブプレートと、前記吸入孔及び
    前記吐出孔を各々封止する薄板状の吸入リードバルブ及
    び吐出リードバルブと、前記バルブプレートを介して前
    記シリンダに固定され吸入チャンバー及び吐出チャンバ
    ーを有するシリンダーヘッドを備え、前記バルブプレー
    トは前記吸入孔が前記吐出孔より下方に位置し、かつ、
    前記吐出パス穴は前記シリンダーヘッドの前記吐出チャ
    ンバーの下方に位置し、かつ前記吐出チャンバーは前記
    吸入チャンバーの両サイドに広がると共に、両サイドの
    前記吐出チャンバー下方部同士を前記吸入チャンバーよ
    り下方で連通させたことを特徴とする密閉型電動圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 吐出チャンバー同士を連通させる連通路
    をシリンダーヘッドに成型したことを特徴とする請求項
    1記載の密閉型電動圧縮機。
  3. 【請求項3】 連通路をバルブプレートの表面に成型し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の密閉型電動
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 HFC冷媒に、相互溶解性のないオイル
    を用いたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一
    項に記載の密閉型電動圧縮機。
  5. 【請求項5】 インバーター方式により運転されること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の密
    閉型電動圧縮機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494527B1 (ko) * 2002-11-06 2005-06-10 삼성광주전자 주식회사 밀폐형 압축기의 실린더 조립체

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494527B1 (ko) * 2002-11-06 2005-06-10 삼성광주전자 주식회사 밀폐형 압축기의 실린더 조립체

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