JP2001334572A - プラスチックの判別対象部位の再生装置およびプラスチックの判別対象部位の再生方法 - Google Patents

プラスチックの判別対象部位の再生装置およびプラスチックの判別対象部位の再生方法

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JP2001334572A
JP2001334572A JP2000161163A JP2000161163A JP2001334572A JP 2001334572 A JP2001334572 A JP 2001334572A JP 2000161163 A JP2000161163 A JP 2000161163A JP 2000161163 A JP2000161163 A JP 2000161163A JP 2001334572 A JP2001334572 A JP 2001334572A
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heating
discrimination target
light
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックの被判別対象物の種類の判別を
光を照射して行う場合に、そのプラスチックの被判別対
象物の判別対象部位の再生を確実に行うことができるプ
ラスチックの判別対象部位の再生装置およびプラスチッ
クの判別対象部位の再生方法を提供すること。 【解決手段】 プラスチックの被判別対象物260の種
類の判別を光を照射して行う際に、プラスチックの被判
別対象物260の判別対象部位280の再生を行うため
のプラスチックの判別対象部位の再生装置12であり、
判別対象部位280の表面を削って表面状態の改善を行
う機械加工部12Mと、表面状態の改善された判別対象
部位280の表面を加熱して軟化させて、加圧する加熱
加圧部2500を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製の
被判別対象物のプラスチックの種類を光を照射して判別
する際に、プラスチックの被判別対象物の判別対象部位
の再生を行うためのプラスチックの判別対象部位の再生
装置およびプラスチックの判別対象部位の再生方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家電製品、自動車その他プラスチ
ックを使用した商品の廃棄処理が問題となっている中
で、それらに使用されている材料の再利用や部品のリサ
イクルが大きな課題となっている。各商品に使われてい
るプラスチック材をリサイクルするためには、プラスチ
ックの材質の種類が正確に判別された上で、プラスチッ
クを分別しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックの材質の
種類を判別する装置は従来からあるが、必ずしも十分に
は判別できずたとえば黒色系で難燃剤及び難燃剤の含有
量を特定できる装置は今だ無く、またより判別の精度を
上げるためには、プラスチックの表面に付着している付
着物を除去しなければならない。しかもプラスチックの
表面の付着物を除去した後に、その表面が荒れていると
やはりプラスチックの材質の種類の判別が難しいことが
考えられる。そこで本発明は上記課題を解消し、プラス
チックの被判別対象物の種類の判別を光を照射して行う
場合に、そのプラスチックの被判別対象物の判別対象部
位の再生を確実に行うことができるプラスチックの判別
対象部位の再生装置およびプラスチックの判別対象部位
の再生方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
スチックの被判別対象物の種類の判別を光を照射して行
う際に、前記プラスチックの被判別対象物の判別対象部
位の再生を行うためのプラスチックの判別対象部位の再
生装置であり、前記判別対象部位の表面を削って表面状
態の改善を行う機械加工部と、表面状態の改善された前
記判別対象部位の表面を加熱して軟化させて、加圧する
加熱加圧部と、を備えることを特徴とするプラスチック
の判別対象部位の再生装置である。請求項1では、機械
加工部が判別対象部位の表面を削って表面状態の改善を
行う。加熱加圧部は、表面状態の改善された判別対象部
位の表面を加熱して軟化させて、そして加熱する。これ
により、機械加工部が判別対象部位の表面状態の改善を
行うことで、判別対象部位の表面に付着しているたとえ
ば塗料や汚れあるいは凹凸等を除去することができる。
そして加熱加圧部がその表面状態の改善された判別対象
部位の表面を加熱して軟化させて加圧することにより、
光を照射した場合に光の反射率のよい判別対象部位の表
面の再生を行うことができる。従って、プラスチックの
被判別対象物の種類の判別を光を照射して行う場合に、
光の反射率を向上することができ、プラスチックの種類
の判別を確実に行うことができる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のプラ
スチックの判別対象部位の再生装置において、前記加熱
加圧部により加熱して加圧された前記判別対象部位の表
面は、分析部からの赤外線を照射してプラスチックの種
類を判別するために用いられる。請求項2では、加熱加
圧部により加熱して加圧された判別対象部位は、分析部
からの赤外線を照射してプラスチックの種類を判別する
ために用いられる。これにより、加熱および加圧された
判別対象部位の表面には赤外線が照射されて、その赤外
線の反射光を高い反射率で戻すことができるので、分析
部は確実にプラスチックの種類の判別を行うことができ
る。
【0006】請求項3の発明は、請求項1に記載のプラ
スチックの判別対象部位の再生装置において、前記加熱
加圧部は、基部と、表面状態の改善された前記判別対象
部位の表面に当てられるヘッダーと、前記ヘッダーを加
熱するヒータと、前記ヒータによる加熱温度を検出する
温度センサーと、前記基部に対して前記ヘッダー、前記
ヒータおよび前記温度センサーを保持するホルダーと、
を有する。請求項3では、加熱加圧部のヘッダーが表面
状態の改善された判別対象部位の表面に当てられる。ヒ
ータはヘッダーを加熱し、温度センサーはヒータによる
加熱温度を検出する。ホルダーは基部に対してヘッダ
ー、ヒータおよび温度センサーを保持している。
【0007】請求項4の発明は、請求項3に記載のプラ
スチックの判別対象部位の再生装置において、前記ホル
ダーは、前記基部に対して着脱自在に固定されている。
請求項4では、ホルダーが基部に対して着脱自在に固定
されているので、ホルダーとともにヒータとヘッダーの
交換を簡単に行うことができる。
【0008】請求項5の発明は、プラスチックの被判別
対象物の種類の判別を光を照射して行う際に、前記プラ
スチックの被判別対象物の判別対象部位の再生を行うた
めのプラスチックの判別対象部位の再生方法であり、機
械加工部が前記判別対象部位の表面を削って表面状態の
改善を行う機械加工ステップと、加熱加圧部が表面状態
の改善された前記判別対象部位の表面を加熱して軟化さ
せて、加圧する加熱加圧ステップと、を含むことを特徴
とするプラスチックの判別対象部位の再生方法である。
請求項5では、機械加工部が判別対象部位の表面を削っ
て表面状態の改善を行う。加熱加圧部は、表面状態の改
善された判別対象部位の表面を加熱して軟化させて、そ
して加熱する。これにより、光加工部が判別対象部位の
表面状態の改善を行うことで、判別対象部位の表面に付
着しているたとえば塗料や汚れあるいは凹凸等を除去す
ることができる。そして加熱加圧部がその表面状態の改
善された判別対象部位の表面を加熱して軟化させて加圧
することにより、光を照射した場合に光の反射率のよい
判別対象部位の表面の再生を行うことができる。従っ
て、プラスチックの被判別対象物の種類の判別を光を照
射して行う場合に、光の反射率を向上することができ、
プラスチックの種類の判別を確実に行うことができる。
【0009】請求項6の発明は、請求項5に記載のプラ
スチックの判別対象部位の再生方法において、前記加熱
加圧部により加熱して加圧された前記判別対象部位の表
面は、分析部からの赤外線を照射してプラスチックの種
類を判別するために用いられる。請求項6では、加熱加
圧部により加熱して加圧された判別対象部位は、分析部
からの赤外線を照射してプラスチックの種類を判別する
ために用いられる。これにより、加熱および加圧された
判別対象部位の表面には赤外線が照射されて、その赤外
線の反射光を高い反射率で戻すことができるので、分析
部は確実にプラスチックの種類の判別を行うことができ
る。
【0010】請求項7の発明は、請求項5に記載のプラ
スチックの判別対象部位の再生方法において、前記加熱
加圧部のヘッダーは、表面状態の改善された前記判別対
象部位の表面に当てて、前記ヘッダーをヒータで加熱す
ることで、表面状態の改善された前記判別対象部位の表
面を加熱して軟化させる。請求項7では、加熱加圧部の
ヘッダーは、表面状態の改善された判別対象部位の表面
に当てて、ヘッダーをヒータで加熱することで表面状態
の改善された判別対象部位の表面を加熱して軟化させ
る。
【0011】請求項8の発明は、請求項3に記載のプラ
スチックの判別対象部位の再生方法において、前記ホル
ダーは、着脱自在に固定されており、取り外すことが可
能である。請求項8では、ホルダーが基部に対して着脱
自在に固定されているので、ホルダーとともにヒータと
ヘッダーの交換を簡単に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0013】図1は、本発明のプラスチックの判別装置
の好ましい実施の形態を示している。プラスチックの判
別装置10は、概略的には光照射部1000、位置変更
設定部1200、プラスチックの判別対象部位の再生装
置12、分析部14および移動操作部20を有してい
る。このプラスチックの判別装置10は、図1に示すよ
うなプラスチック製のたとえばキャビネット260のプ
ラスチックの種類を光を照射することで効率良く確実に
判別するための装置である。
【0014】プラスチックの判別装置10の説明をする
前に、このキャビネット260について簡単に説明す
る。図1のキャビネット260は、プラスチックの判別
装置10における被判別対象物であるが、たとえば図2
に示すようなテレビジョン受像機240のリアのキャビ
ネットである。テレビジョン受像機240は、フロント
のキャビネット250とリアのキャビネット260およ
び陰極線管C等を有している。
【0015】図1のプラスチックの判別装置10は、フ
ロントのキャビネット250やリアのキャビネット26
0等のプラスチックの種類の判別を行うことができる。
図1では、一例としてリアのキャビネット260のプラ
スチックの種類を判別する例を示している。
【0016】図1の光照射部1000は、被判別対象物
であるキャビネット260の判別対象部位に対して光1
100を照射するものである。この光1100は、好ま
しくはスポット光である。図1の位置変更設定部120
0は、光照射部1000により照射された光1100の
位置を基準としてキャビネット260における判別に良
好な判別処理基準位置を定めるものである。この位置を
定める場合、作業者が目視でキャビネット260に照射
されている光1100を基準としてキャビネット260
の判別対象部位を見て定める。光照射部1000は、た
とえばレーザ光源であったりレーザダイオード光源であ
る。
【0017】図1のプラスチックの判別対象部位の再生
装置12は、キャビネット260の表面270に付着し
ている汚れ、付着物や凹凸部の除去と、加熱および加圧
を行って、判別対象部位の表面を再生処理(Regen
eration)して、光の反射率を向上するための装
置である。図1の分析部14は、プラスチックの判別対
象部位の再生装置12で再生された図4に例示する表面
270の再生部分(判別対象部位に相当する)280を
利用して、この再生部分(判別対象部位に相当する)2
80に対して、測定用の光、たとえば赤外線を照射して
その戻り光(反射光)を得ることにより、再生部分(判
別対象部位)280におけるプラスチックの種類を分析
して判別する機能を有している。
【0018】図1の移動操作部20は、キャビネット2
60を光照射部1000と、プラスチックの判別対象部
位の再生装置12と、分析部14のそれぞれの位置に移
動して位置決めする機能を有している。移動操作部20
についてさらに詳しく説明する。移動操作部20は、テ
ーブル22、台座24、ベース26等を有している。テ
ーブル22は、被判別対象物であるキャビネット260
のための位置変更設定部1200を搭載する部分であ
る。テーブル22は、クランパー30、2つの固定用の
ブロック32およびモータ34を有している。クランパ
ー30は、テーブル22の端部22A側に垂直に立てて
設けられている。ブロック32では、クランパー30が
軸36を中心としてT方向に回転できるようになってい
る。このクランパー30のT方向への回転は、モータ3
4を作動することで行う。クランパー30は、キャビネ
ット260の表面270を内側からブロック32に対し
て突き当てて着脱可能に固定するようになっている。こ
れによりキャビネット260の表面270はテーブル2
2の上に置かれた状態でブロック32の内面側に突き当
てられて固定される。ブロック32とブロック32の間
には開口部Pが形成されている。
【0019】テーブル22は、台座24の上に載ってい
る。台座24はレール40を有している。台座24はモ
ータ42と送りネジ44を有しており、モータ42が作
動すると送りネジ44が回転して、テーブル22は台座
24のレール40に沿って、X方向に移動して位置決め
可能である。台座24は、ベース26の上に載ってい
る。ベース26はレール50、モータ52、送りネジ5
4を有している。モータ52が作動して送りネジ54が
回転すると、台座24はレール50に沿ってY方向に移
動して位置決め可能である。図1において、光照射部1
000、位置変更設定部1200、プラスチックの判別
対象部位の再生装置12、分析部14およびモータ3
4,42,52は、制御部100からの指令により動作
する。
【0020】図10は、光照射部1000と位置変更設
定部1200の一例を示している。図9はこの光照射部
1000と位置変更設定部1200の概略的構造を示す
正面図である。図8は、光照射部1000、位置変更設
定部1200を含む工程図であり、光照射部1000
は、プラスチックの判別対象部位の再生装置12の前段
部分に位置している。
【0021】図9と図10に示すように、光照射部10
00の光源1003は、上述したようにレーザ光源やレ
ーザダイオード光源を使用することができる。光源10
03が発生する光は上述したように、作業者がキャビネ
ット260の位置を定め易くするためにスポット光であ
るのが望ましい。光1100は、プリズム1120を介
して、キャビネット260の側面260Aの内面260
B側に照射されるようになっている。すなわち光110
0はプリズム1120により180°折り曲げられて、
キャビネット260の内面260Bに照射される。この
ように光1100を内面260Bに照射する理由として
は、被判別対象物の外面を再生する際、作業者の作業位
置によっては回転切削刃の位置が見えず、どこを切削す
るか見当が付かない。依って作業者からよく見える被判
別対象物の内面にスポット光を当てる事により、被判別
対象物と回転切削刃との位置関係を知ることが出来、作
業者が被判別対象物に於いて最適な再生場所を選定出来
るからである。
【0022】位置変更設定部1200は、図10に示す
ようにテーブル22の上に設けられている。位置変更設
定部1200は昇降台1210とアクチュエータ122
0を有している。キャビネット260の底面はこの昇降
台1210の上に搭載される。昇降台1210はアクチ
ュエータ1220の作動によりZ方向に沿って移動して
位置決め可能である。光源1003及びアクチュエータ
1220の作動は、制御部100の指令により行う。光
源1003はテーブル22と位置関係が保たれている状
態になっている。
【0023】昇降台1210はテーブル22と一体にな
って移動し、X方向とY方向に移動して位置決め可能で
もある。昇降台1210がアクチュエータ1220の作
動によりZ方向(上下方向)に沿って昇降動作される場
合に、光源1003の光1100がプリズム1120を
介してキャビネット260の内面260Bに照射され
る。この光1100の位置を基準として、位置変更設定
部1200のアクチュエータ1220がZ方向にキャビ
ネット260を上下動することで、作業者は光の位置を
基準としてキャビネット260における判別に良好な判
別処理基準位置1300を選定することができる。この
ようにあらかじめ判別に良好な判別処理基準位置130
0を光1100の位置を基準として選定する場合には、
作業者が目視で判別処理基準位置1300としてなるべ
くキャビネット260の凹凸、塗料等の付着あるいはそ
の他の種類の汚れの付着が少ないあるいはない部分を選
択するのが望ましい。このようにすることで、図1に示
すプラスチックの判別対象部位の再生装置12でキャビ
ネット260の表面270の表面処理を行う場合に、判
別処理基準位置1300に対応する表面の状態を再生す
ることにより、効率良くかつ確実に表面の状態を再生す
ることができるという大きなメリットがある。
【0024】次に、図1のプラスチックの判別対象部位
の再生装置12の例についてより詳しく説明する。図3
は、このプラスチックの判別対象部位の再生装置12の
構造例を示している。図3のプラスチックの判別対象部
位の再生装置12は、本体12A、機械加工部12M、
加熱加圧部2500およびストッパー12Bを有してい
る。機械加工部12Mは、判別対象部位である再生部分
280の表面を削って表面状態の改善を行うことで、プ
ラスチックの表面に付着している塗料や汚れあるいは凹
凸部の除去を行い、光照射による判別精度の低下を防ぐ
ためのものである。また加熱加圧部2500は機械加工
部12Mで削られたプラスチックの判別対象部位の表面
の粗さが大きいと、光の反射率が低下してしまうため
に、光の反射率の低下を改善する目的から、判別対象部
位の表面を瞬時に加熱して軟化させて、その後加圧する
ことにより、平坦状態にする。これによって判別対象部
位の表面に光照射を行った場合に、光の反射率が向上す
る。
【0025】機械加工部12Mは、図1のキャビネット
260の表面270を、たとえば図4に示すように切削
することにより再生部分(判別対象部位)280を形成
するようになっている。図3の例では、円板型の回転切
削刃60を有しており、この回転切削刃60はモータ6
2によりR方向に連続回転する。図3の本体64はこの
モータ62と回転切削刃60を有しており、本体64は
アクチュエータ66によりX2方向に沿って所定ストロ
ーク移動可能である。アクチュエータ66としては、油
圧シリンダや空気圧シリンダ等を用いることができる。
アクチュエータ66とモータ62は、制御部100によ
りその動作が制御される。プラスチックの判別対象部位
の再生装置12の筐体12Aは、ストッパー12Bを有
している。
【0026】図4では、この回転切削刃60がキャビネ
ット260の表面270側に付着している塗料やその他
の種類の汚れのような付着物Bを切削により除去してい
る例を示している。回転切削刃60がR方向に回転する
ことで、表面270の付着物Bを除去して、表面270
に再生部分280を形成する。図3と図4では、プラス
チックの判別対象部位の再生装置12が回転切削刃60
を用いている例を示しているが、これに限らずたとえば
図5と図6に示すような他の例を採用することもでき
る。
【0027】図5では、回転切削刃60に代えて、切削
用のバイト600を用いた例を示している。この場合で
は、バイト600がたとえばZ1方向に移動すること
で、表面270側に付着している付着物Bを除去して表
面270に再生部分280を形成する。図6は、シゴキ
により研摩することで、再生部分280を形成する例を
示している。球状ピン工具700を、Z方向に移動する
ことで、表面270に付着している付着物Bを研摩して
除去して、表面270の再生部分280を形成する。
【0028】図3の加熱加圧部2500は、図15に示
すような使用の方法で用いられ、図18のような断面構
造を有している。図18の加熱加圧部2500は、ホッ
トプレスヘッダー部等とも呼んでおり、ヘッダー250
1、カートリッジヒータ2503、ホルダー2505、
基部2507、断熱材2509、ボルト2510、温度
センサーとしての熱電対2513およびリード線251
5,2517を有している。基部2507は、ボルト2
519により図3の本体12A側に固定されている。ホ
ルダー2505は、ボルト2510により着脱可能に基
部2507に対して固定されている。ホルダー2505
は、カートリッジヒータ2503、ヘッダー2501お
よび熱電対2513を保持している。円柱状のホルダー
2505の中心の穴2521には、たとえば円柱状のカ
ートリッジヒータ2503が通っている。カートリッジ
ヒータ2503の一端部はリード線2517に接続され
ており、カートリッジヒータ2503の中間部分から他
端部にかけては、ヘッダー2501の穴2523の中に
入り込んでいる。ヘッダー2501は円柱状の部材であ
り、ヘッダー2501の別の穴2525の中には熱電対
2513が挿入されている。熱電対2513は、リード
線2515に接続されている。リード線2515とリー
ド線2517は、制御部100に接続されている。
【0029】制御部100がリード線2517を通じて
通電することで、カートリッジヒータ2503はヘッダ
ー2501を加熱する。その時のヘッダー2501の温
度は熱電対2513により検出することで、制御部10
0に対してヘッダー2501の温度情報を伝える。制御
部100はこの温度情報に基づいて、カートリッジヒー
タ2503に対する通電量を変えることで、ヘッダー2
501の加熱温度をたとえば100℃〜180℃の間で
保つことができる。もしヘッダー2501の温度が10
0℃よりも低いと、プラスチックの表面270の再生部
分280が十分に軟化せず、光の反射率の良い表面を得
る事が出来ない。ヘッダー2501の温度が180℃よ
りも高いと、プラスチックの表面270の再生部分28
0が火ぶくれ状態となり、これもまた光の反射率の良い
表面を得る事が出来ない。図18に示すようにヘッダー
2501の先端部2531は平坦面になっており、この
先端部2531が図15に示すように判別対象部位であ
る再生部分280に対して突き当てられるようになって
いる。
【0030】次に、図1の分析部14の例について説明
する。分析部14は、筐体14Aとストッパー14Bを
有している。分析部14は、モニター装置14Cに接続
されており、分析結果はモニター装置14Cを通じて作
業者が確認できたりあるいはプリントアウトすることが
できる。図7は分析部14の光学的な構成例を示してい
る。この分析部14は、一例として中赤外線を用いる赤
外線分光装置の例であり、分析部14は、赤外線発生部
80、移動ミラー82、ビームスプリッタ84、ミラー
86,88、検出器90、ミラー92等を有している。
この分析部14は、赤外線発生部80から発生する中赤
外線のような赤外線94を用いて、キャビネット260
の再生部分280のプラスチックの種類を光学的に判別
するいわゆるフーリエ・インターフェロメータ(Fou
rier Interferometer)である。
【0031】赤外線発生部80から発生する赤外線94
は、たとえば2.5〜25μmの波長を採用することが
できる。赤外線94は、ビームスプリッタ84で、移動
ミラー82と固定側のミラー92に分けて送られる。移
動ミラー82からの赤外線96とミラー92からの赤外
線98がミラー86に達する。ミラー86で反射した赤
外線は、キャビネット260の再生部分280に対して
入力ビームIBとして照射される。この入力ビームIB
が戻りビームRBとして再生部分280からミラー88
に戻り、戻りビームRBはミラー88で反射して検出器
90に入射される。ミラー86とミラー88は分析ヘッ
ド(測定ヘッド)99を構成している。
【0032】この分析部14で得られたスペクトルの波
形を、内蔵してあるコンピュータにデータとして送り、
このスペクトル波形と既に登録してあるスペクトル波形
を照合して、プラスチックの材質と難燃剤の種類を特定
する。このようにすることで、再生部分280を利用し
て、図1のキャビネット260のプラスチックの材質の
種類を判別することができる。なお、図8および図1に
示すようにベース26の最も後端部には、分析部14の
隣において分析部14で分析により得られたキャビネッ
ト260のプラスチックの種類の判別結果を読み取る読
取装置2000が設けられている。
【0033】次に図11〜図17および図19を参照し
て、プラスチックの判別対象部位の再生方法とプラスチ
ックの種類の判別方法について説明する。まず図19の
光照射ステップST1−1に示すように、図10の昇降
台1210の上にキャビネット260を載せて、キャビ
ネット260の表面270をブロック32の内面32a
に突き当てる。
【0034】そして、図9と図10の光源1003から
光1100を照射して、プリズム1120を介してキャ
ビネット260の内面260Bに光1100を照射す
る。作業者はこの光1100の位置により判別処理基準
位置1300をキャビネット260の内面260Bにお
いて選定する。次に図19の判別処理基準位置設定ステ
ップST1−2においては、作業者がスポット光のよう
な光1100の位置を見ながら、昇降台1210をZ方
向に上下動することで、判別に良好もしくは最適なキャ
ビネット260の判別処理基準位置1300を定める。
つまり判別処理基準位置1300では、できる限りキャ
ビネット260の外面260Aにおいて塗料の付着やそ
の他汚れの付着あるいは凹凸がない部分を光1100の
位置を基準として選択するのである。以上の作業が、図
19の光照射ステップST1−1と判別処理基準位置設
定ステップST1−2である。
【0035】図19の表面再生ステップST2は、機械
加工ステップST2−1と、加熱加圧ステップST2−
2を含んでいる。機械加工ステップST2−1は、判別
対象部位である再生部分280の表面を削って表面状態
の改善を行うことで、プラスチックの表面に付着してい
る塗料あるいはその他の種類の汚れあるいは凹凸部等を
機械的に即座に除去する。これによって、赤外線を再生
部分280に照射した時にプラスチックの種類の判別精
度の低下を防ぐ。加熱加圧ステップST2−2は、機械
加工ステップST2−1において機械加工された再生部
分280において機械加工による凹凸(表面粗さ)が発
生している場合がある。この機械加工による凹凸は赤外
線の反射率の低下を招くので、赤外線の反射率の低下を
防ぐために、加熱加圧部2500を用いて再生部分28
0の表面を瞬時に軟化させ、及び加圧プレスすることに
より平坦な状態にする。これによって赤外線を照射した
場合の赤外線の反射率の向上を図るのである。
【0036】次に、図19の表面再生ステップST2に
おいては、モータ34を作動して図11のクランパー3
0がキャビネット260の内面270Aをクランプして
いる。これにより、キャビネット260は昇降台121
0の上でブロック32,32に固定されている。図12
のテーブル22をX1方向に移動した後に、プラスチッ
クの判別対象部位の再生装置12の本体64をX2の方
向に移動する。この時に、ストッパー12Bがテーブル
22の端面22Aを止めるので、テーブル22が表面再
生部12側に突き出ず、本体64とキャビネット260
を破損してしまうようなことがなく、しかも加熱加圧部
2500がブロック32に当たることもない。そして、
図3のモータ62を作動して回転切削刃60をR方向に
回転することで、たとえば図4に示すような要領で表面
270のたとえば塗料や汚れ等付着物Bあるいは凹凸部
を除去して再生部分280を新たに形成する。この後、
回転切削刃60が図13に示すようにX1方向に後退し
た後、テーブル22がY1方向にさらに移動する。
【0037】次に、表面再生ステップST2の加熱加圧
ステップST2−2を行う。このステップST2−2で
は、図13に示すように加熱加圧部2500がキャビネ
ット260の再生部分280に対面している。キャビネ
ット260はクランパー30によりブロック32,32
に固定された状態である。この状態で加熱加圧部250
0が図3のアクチュエータ2566を作動することによ
り、X2の方向に移動して、図15に示すようにヘッダ
ー2501が判別対象部位である再生部分280に突き
当たる。ヘッダー2501は図18のカートリッジヒー
タ2503により一定温度に加熱されている。従ってヘ
ッダー2501は、図15の再生部分280を瞬時に加
熱して軟化させる。そしてさらにアクチュエータ256
6を作動することで、ヘッダー2501は再生部分28
0を加圧してプレスする。これにより軟化した再生部分
280はヘッダー2501の先端部により平坦化され
る。従って、機械加工ステップST2−1において機械
加工による微小な凹凸が発生していても、その凹凸を軟
化および加圧プレスにより平坦化することができる。
【0038】このことから、平坦化された対象部位であ
る再生部分280に対して後工程で赤外線を照射して
も、その赤外線の反射率を高めることができ、赤外線に
よるキャビネット260のプラスチックの種類の判別を
確実に行うことができる。このようにして再生部分28
0の平坦化を行った後に、図15のアクチュエータ25
66を作動して加熱加圧部2500をX1方向に後退さ
せる。加熱加圧部2500が後退した後に、次の分析判
別ステップST0に移る。
【0039】図19の分析判別ステップST0のステッ
プST3に移ると、図13に示すようにテーブル22は
X2の方向に移動するとともに、本体64はX1方向に
移動する。そして図1のモータ52が作動して、テーブ
ル22はY1方向に移動して図14の状態になる。すな
わち、テーブル22およびキャビネット260は分析部
14に対面する。この時にテーブル22の開口部Pは分
析部14の分析ヘッド99に対応して位置決めされてい
る。
【0040】図19の分析判別ステップST0のステッ
プST4では、図16に示すように、テーブル22がX
1方向に移動して、開口部Pを通ってキャビネット26
0の再生部分280を分析ヘッド99に対面させる。こ
の時にストッパー14Bがテーブル22の端部22Aを
止めるので、分析ヘッド99とキャビネット260の位
置関係が保たれていて、分析ヘッド99がキャビネット
260に当たらないので、分析ヘッド99とキャビネッ
ト260が壊れてしまうようなことがない。同時に、図
示しないが近接スイッチもしくは接触スイッチあるいは
その他の手動によるスイッチで、赤外線分光装置である
分析部14が作動して、キャビネット260の判別対象
部位である再生部分280に赤外線を照射してプラスチ
ックの種類の判別を行う。
【0041】図19の分析判別ステップST0のステッ
プST5において、キャビネット260の再生部分28
0に対して図7に示す入力ビームIBを照射して、戻り
ビームRBを検出器90により検出する。これによって
検出器90で得られるスペクトルに基づいて、既にコン
ピュータに登録してあるスペクトルと、被判別対象物で
あるキャビネット260から測定して得たスペクトルと
を照合して、プラスチック及び難燃剤の種類を判別す
る。以上のようにしてキャビネット260のプラスチッ
クの材質の種類を分析して判別することができる。
【0042】図19の分析判別ステップST0のステッ
プST6では、図17に示すようにテーブル22がX2
の方向に移動することで、キャビネット260およびテ
ーブル22が分析ヘッド99から離すことができる。こ
の時点で、図1のモータ52を作動してクランパー30
を解除することで、キャビネット260をテーブル22
の上から取り除く。そしてテーブル22は図17のY2
の方向に移動して、図8の状態に戻し、そのテーブル2
2の上に新たな判別対象であるキャビネット260を載
せてクランパー30により固定して、上述したような要
領で再びキャビネット260の再生部分を形成してプラ
スチックの種類の判別を行う。
【0043】プラスチックを用いた商品のプラスチック
をリサイクルするに当たり、赤外線分光装置(FTI
R)を使ってそのプラスチックの素材を判別する時に、
プラスチック表面に塗料・汚れ・凹凸による判別精度の
低下を防ぐために、プラスチックの表面をフライバック
カッターのような機械加工部で切削して再生処理を行
う。そのプラスチックの表面が削られて赤外線の反射率
が低下したのを改善させるため、切削後約100〜18
0℃に保った加熱加圧部で瞬時にプラスチックの表面を
軟化させて加圧プレスすることにより、より光の反射率
のよいプラスチック表面の再生を実現する。
【0044】切削による再生処理の後、加熱加圧部によ
りホットプレスすることにより赤外線の反射率を向上さ
せ、プラスチックの種類の判別精度を上げることができ
る。被判別対象物であるキャビネットを固定することに
より分析ポイントが定まり、依って再生処理から分析ま
でが同一基準で作業できるため、プラスチック材の判別
作業が大変効率よくできる。この判別装置では黒色系プ
ラスチックの判別もできる。この判別装置ではプラスチ
ックに含まれている難燃剤の種類及び含有量を特定でき
る。
【0045】上述したような図1のテーブル22は、図
1に示すように軸36を中心としてT方向に回転するこ
とで開閉できるクランパー30を備えているので、キャ
ビネット260のサイズや形に関わらずキャビネット2
60をブロック32に対して確実に固定することができ
る。またブロック32,32の間に開口部Pを設けるこ
とにより、キャビネット260のサイズに関わらなく、
キャビネット260の表面270において再生部分28
0を形成することができる。
【0046】本発明の実施の形態では、プラスチックを
用いた商品のプラスチックをリサイクルするに当たり、
赤外線分光装置(FTIR:Fourier Tran
sport Infrared Rays)を使ってそ
のプラスチックの素材を判別する時に、プラスチック表
面に塗料、汚れ、凹凸部分による判別精度の低下を防ぐ
ために、プラスチックの表面を切削・研削・研磨・加熱
加圧等で表面再生処理を行う機構を設けている。
【0047】この場合に、図19の光照射ステップST
1−1および判別処理基準位置設定ステップST1−2
において、表面処理ステップST2を行う前に、キャビ
ネット260における判別に良好な判別処理基準位置1
300を作業者が選定する。このように後工程の表面処
理ステップST2と分析判別ステップST0を行う前に
あらかじめキャビネット260における判別に良好な判
別処理基準位置1300を定めることにより、リサイク
ル品であるキャビネット260に付着している塗料や汚
れ、その他の付着物あるいは凹凸部分をできる限り避け
て、より良好なキャビネット260の表面260Aの判
別対象部位を探して表面処理位置および分析判別位置と
して定めることができる。このことから表面処理を行い
そして分析判別処理を行うプラスチックの判別工程にお
いて、その作業効率を高めそして判別作業を確実に行う
ことができるという大きなメリットがある。
【0048】本発明のプラスチック判別装置と判別方法
により、たとえば黒色系プラスチック材の判別及びプラ
スチック材に含まれている難燃剤の種類の特定がたとえ
ば99%以上の確率で可能となる。
【0049】本発明のプラスチック判別装置では、プラ
スチックに含まれている難燃剤の種類及び含有量を特定
できる。プラスチックに含まれている難燃剤を特定でき
るため、従来行なわれている判別方法である「作業者自
身がプラスチックを燃やして臭いを嗅ぎ難燃剤の有無を
判断する」等の大変危険な作業は無くなる。プラスチッ
クの専門知識が無くてもプラスチック材のリサイクル化
事業ができる。
【0050】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、被判別対
象物として、テレビジョン受像機やコンピュータのディ
スプレイ装置のキャビネットの例を示している。しかし
これに限らず、他の電子機器あるいは他の分野の機器の
プラスチック製の部分あるいは部材のプラスチックの種
類の判別に、本発明のプラスチックの判別装置を適用で
きるのは勿論である。また分析部は、たとえば中赤外線
(Mid IR)を用いてプラスチックの種類を判別す
る以外に、他の波長の赤外線や他の種類の波長の光を用
いてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラスチックの被判別対象物の種類の判別を光を照射し
て行う場合に、そのプラスチックの被判別対象物の判別
対象部位の再生を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックの判別対象部位の再生装
置を含むプラスチックの判別装置の好ましい実施の形態
を示す斜視図。
【図2】図1のプラスチックの判別装置で判別される被
判別対象物を含むテレビジョン受像機の分解斜視図。
【図3】図1のプラスチックの判別対象部位の再生装置
の構成例を示す斜視図。
【図4】図3のプラスチックの判別対象部位の再生装置
の回転切削刃により再生部分を形成する例を示す図。
【図5】回転切削刃に代えて切削用のバイトを用いて再
生部分を形成する例を示す図。
【図6】球状ピンの工具を用いてシゴキ加工により再生
部分を形成する例を示す図。
【図7】分析部の光学系の一例を示す図。
【図8】プラスチックの判別装置の全体構成を示す平面
図。
【図9】光照射部と位置変更設定部等を示す正面図。
【図10】光照射部および位置変更設定部等を示す斜視
図。
【図11】プラスチックの判別工程において最初の状態
を示す図。
【図12】キャビネットの判別対象部位の表面に対して
再生装置の機械加工部が近づいた状態を示す図。
【図13】キャビネットの判別対象部位の表面に再生装
置の加熱加圧部が対面した状態を示す図。
【図14】テーブルおよびキャビネットが分析部側に移
動した状態を示す図。
【図15】再生装置の加熱加圧部が判別対象部位を加熱
して加圧している状態を示す図。
【図16】分析部の分析ヘッドに対して再生部分が近接
もしくは接触している状態を示す図。
【図17】分析後テーブルとキャビネットが分析部から
離れた様子を示す図。
【図18】加熱加圧部の構造例を示す断面図。
【図19】プラスチックの判別対象部位の再生方法を含
むプラスチックの判別方法の一例を示すフロー図。
【符号の説明】
10・・・プラスチックの判別装置、12・・・プラス
チックの判別対象部位の再生装置、12M・・・再生装
置の機械加工部、14・・・分析部、20・・・移動操
作部、22・・・テーブル、30・・・クランパー、2
60・・・キャビネット(被判別対象物)、270・・
・キャビネットの表面、280・・・キャビネットの再
生部分(判別対象部位に相当)、1000・・・光照射
部、1200・・・位置変更設定部、1210・・・昇
降台、1300・・・判別処理基準位置、2500・・
・再生装置の加熱加圧部、P・・・開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 1/28 K

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックの被判別対象物の種類の判
    別を光を照射して行う際に、前記プラスチックの被判別
    対象物の判別対象部位の再生を行うためのプラスチック
    の判別対象部位の再生装置であり、 前記判別対象部位の表面を削って表面状態の改善を行う
    機械加工部と、 表面状態の改善された前記判別対象部位の表面を加熱し
    て軟化させて、加圧する加熱加圧部と、を備えることを
    特徴とするプラスチックの判別対象部位の再生装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱加圧部により加熱して加圧され
    た前記判別対象部位の表面は、分析部からの赤外線を照
    射してプラスチックの種類を判別するために用いられる
    請求項1に記載のプラスチックの判別対象部位の再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記加熱加圧部は、 基部と、 表面状態の改善された前記判別対象部位の表面に当てら
    れるヘッダーと、 前記ヘッダーを加熱するヒータと、 前記ヒータによる加熱温度を検出する温度センサーと、 前記基部に対して前記ヘッダー、前記ヒータおよび前記
    温度センサーを保持するホルダーと、を有する請求項1
    に記載のプラスチックの判別対象部位の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記ホルダーは、前記基部に対して着脱
    自在に固定されている請求項3に記載のプラスチックの
    判別対象部位の再生装置。
  5. 【請求項5】 プラスチックの被判別対象物の種類の判
    別を光を照射して行う際に、前記プラスチックの被判別
    対象物の判別対象部位の再生を行うためのプラスチック
    の判別対象部位の再生方法であり、 機械加工部が前記判別対象部位の表面を削って表面状態
    の改善を行う機械加工ステップと、 加熱加圧部が表面状態の改善された前記判別対象部位の
    表面を加熱して軟化させて、加圧する加熱加圧ステップ
    と、を含むことを特徴とするプラスチックの判別対象部
    位の再生方法。
  6. 【請求項6】 前記加熱加圧部により加熱して加圧され
    た前記判別対象部位の表面は、分析部からの赤外線を照
    射してプラスチックの種類を判別するために用いられる
    請求項5に記載のプラスチックの判別対象部位の再生方
    法。
  7. 【請求項7】 前記加熱加圧部のヘッダーは、表面状態
    の改善された前記判別対象部位の表面に当てて、前記ヘ
    ッダーをヒータで加熱することで、表面状態の改善され
    た前記判別対象部位の表面を加熱して軟化させる請求項
    5に記載のプラスチックの判別対象部位の再生方法。
  8. 【請求項8】 前記ホルダーは、着脱自在に固定されて
    おり、取り外すことが可能である請求項3に記載のプラ
    スチックの判別対象部位の再生方法。
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