JP2001334055A - 遊技場情報認証処理装置 - Google Patents

遊技場情報認証処理装置

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JP2001334055A
JP2001334055A JP2000155832A JP2000155832A JP2001334055A JP 2001334055 A JP2001334055 A JP 2001334055A JP 2000155832 A JP2000155832 A JP 2000155832A JP 2000155832 A JP2000155832 A JP 2000155832A JP 2001334055 A JP2001334055 A JP 2001334055A
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program
management device
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Kenji Takagi
高木健治
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技場に係わって電気通信接続され
る各機械装置におけるデータ処理を円滑に障害より防護
し実行することを目的とする。 【解決手段】 メイン制御部10とサブ制御部20とか
らなる制御部を有すパチンコ機102と、パチンコ機1
02に併設されるカードユニット96とカード発行機9
5とが設けられる遊技場管理装置48と、該遊技場管理
装置48が接続される遊技場ネットワーク管理装置49
とが入力側若しくは出力側の何れかに設けられ、これら
の機械装置10 20 102 95 96 48 4
9に入出力されるデータを認証し、或いは暗号化したデ
ータを変換認証することを条件として出力側に設けられ
た機械装置10 20 102 95 96 48 4
9の正常な制御管理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技場に
かかわる機械装置の技術に属する。
【0002】
【従来の技術】従来パチンコ機や遊技場おいて入出力さ
れ伝送される制御情報や管理情報は、有効に、変換され
若しくは確認されて、出力側を制御し、受信側で受理さ
れるものとはなっていなかった。(特開平11―454
号、特開平11―197327号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため異常なパチン
コ機制御が行われ、第三者による異常管理を許容する結
果となっていた。そこで制御データや管理データに対す
る変換や、認証などの、有効な加工を施すことにより、
パチンコ遊技場に係わって電気通信接続される各機械装
置におけるデータを処理して、障害より防護し円滑に機
械装置の実行をすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】請求項1に記載の発明は、メイン制御部と
サブ制御部とからなる制御部を有すパチンコ機と、パチ
ンコ機に併設されるカードユニットとカード発行機とが
設けられる遊技場管理装置と、該遊技場管理装置が接続
される遊技場ネットワーク管理装置とが入力側若しくは
出力側の何れかに設けられ、これらの機械装置に入出力
されるデータを認証し、或いはデータを変換認証するこ
とを条件として出力側に設けられた機械装置の正常な制
御管理を実行するデータ処理手段が設けられたことを特
徴とするパチンコ機遊技場ネットワーク処理手段とした
ので、パチンコ遊技場に係わって分離され電気通信接続
される各機械装置におけるデータを、変換認証し加工処
理することにより防護して、障害のない制御管理の実行
を実現させる。
【0006】請求項1記載の発明に基づいて、一、遊技
場ネットワーク管理装置と遊技場管理装置との相互間で
データを伝送制御する構成において、何れかの装置から
出力するデータを変換して伝送するデータ処理手段とし
てのデータ変換手段を設け、変換されたデータを介し遊
技場ネットワーク管理装置若しくは遊技場管理装置の処
理管理がされる遊技場情報認証処理装置とし、さらに当
該構成において、 1、遊技場ネットワーク管理装置若しくは遊技場管理装
置何れかの情報管理を、伝送された変換データに対する
認証処理に基づいて実行可能とするデータ処理手段とし
てのデータ認証手段が設けられたことを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とし、 2、データ処理手段としてのデータ変換手段がデータを
暗号変換処理する暗号変換手段であることを特徴とする
遊技場情報認証処理装置とし、
【0007】3、暗号変換手段がデータを鍵データに基
づいて暗号変換処理を実行する構成であることを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、 4、暗号変換手段が鍵データを鍵プログラムに基づいて
作成し暗号変換処理を実行する構成であることを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、 5、鍵プログラムが乱数発生手段によりランダムな鍵デ
ータを作成する構成であることを特徴とする遊技場情報
認証処理装置とし、
【0008】6、鍵プログラムがタイマーにより計時さ
れる時間若しくは時刻を判定して鍵データを変換するも
のであることを特徴とする遊技場情報認証処理装置と
し、 7、鍵データの変更更新を遊技場管理装置への電源投入
を判定して実行する鍵プログラムがあることを特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし 8、鍵データによるデータ変換処理が遊技場管理装置若
しくはネットワーク管理装置に対する所定の操作指令を
判定して実行する鍵プログラムであることを特徴とする
遊技場情報認証処理装置とし、
【0009】9、鍵データによる暗号変換手段が変換前
データを演算処理する鍵プログラムであることを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、 10、鍵プログラムが関数演算を実行するものであるこ
とを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、 11、関数演算がハッシュ関数演算のアルゴリズムが記
録されたROMのプログラムにより実行するものである
ことを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、
【0010】12、1における認証時期を、遊技場管理
装置若しくは遊技場ネットワーク管理装置何れかへの認
証指令操作時とした鍵プログラムを有する事を特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし、 13、1における認証時期を、遊技場管理装置若しくは
遊技場ネットワーク管理装置何れかにおける暗号化デー
タ受信時とした鍵プログラムを有する事を特徴とする遊
技場情報認証処理装置とし、
【0011】14、遊技場管理装置若しくは遊技場ネッ
トワーク管理装置において認証する鍵データを伝送する
伝統系統を構成したこを特徴とする遊技場情報認証処理
装置とし、 15、遊技場管理装置若しくは遊技場ネットワーク管理
装置において認証する鍵データを所定のパケットに記録
して伝送する伝送構造としたこを特徴とする遊技場情報
認証処理装置とし、 16、遊技場管理装置若しくは遊技場ネットワーク管理
装置間において伝送するデータのうち一部のレコードに
のみに対してデータ変換処理(暗号化処理)を行うデー
タ変換手段を設けたことを特徴とする遊技場情報認証処
理装置とし、
【0012】17、遊技場管理装置若しくは遊技場ネッ
トワーク管理装置間で伝送されるデータのうち球貸しカ
ードに記録されたデータについてデータ変換処理(暗号
化処理)を行うデータ変換手段とした事を特徴とする遊
技場情報認証処理装置とし、 18、前記球貸しカードに記録され暗号化され伝送され
るデータの金額(貸球残高)データについてデータ変換
処理を行うデータ変換手段であることを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とし、
【0013】19、伝送されるデータにデジタル署名を
するデジタル署名制御ステップを有する鍵プログラムが
記録されたメモリを遊技場管理装置若しくは遊技場ネッ
トワーク管理装置に設けたことを特徴とする遊技場情報
認証処理装置とし、 20、伝送されるデータにRSA署名暗号ステップを有
する鍵プログラムが記録されたメモリを遊技場管理装置
若しくは遊技場ネットワーク管理装置に設けたことを特
徴とする遊技場情報認証処理装置とし、 21、伝送されるデータに鍵配送ステップが配置された
鍵プログラムが記録されたメモリを遊技場管理装置若し
くは遊技場ネットワーク管理装置に設けたことを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、
【0014】22、伝送する鍵データを公開鍵とし遊技
場ネットワーク管理装置に設ける鍵データを秘密鍵とし
たことを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、 23、伝送する鍵データを公開鍵とし遊技場管理装置に
設ける鍵データを秘密鍵としたことを特徴とする遊技場
情報認証処理装置とし、 24、伝送する鍵データを共通鍵とし遊技場ネットワー
ク管理装置と遊技場管理装置とに設けたことを特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし、
【0015】25、遊技場管理装置とネットワーク管理
装置との間で伝送されるデータが複数種類の鍵データに
より暗号変換する鍵プログラムを設けたことを特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし、 26、遊技場管理装置とネットワーク管理装置との間で
伝送されるデータを少なくとも一次鍵データと二次鍵デ
ータとの複数種類の鍵データにより暗号変換することを
特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、
【0016】27、遊技場管理装置とネットワーク管理
装置との間で伝送されるデータが少なくとも同一のデー
タ項目について複数回の暗号化変換経る鍵プログラムを
有する構成としたことを特徴とする遊技場情報認証処理
装置とし、 28、遊技場管理装置とネットワーク管理装置との間で
伝送されるデータが少なくとも一次鍵データと二次鍵デ
ータとをもって暗号化され復号化されるとともに一次鍵
がネットワーク管理装置により暗号化復号化する鍵デー
タとされ、二次鍵がネットワーク管理装置より分岐され
たネットワーク中継管理装置若しくは遊技場管理装置に
より暗号化復号化する構成としたことを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とすれば、
【0017】遊技場ネットワーク管理装置に対する不正
を有効に禁止する。遊技場ネットワークからの情報の漏
れを有効に禁止する。遊技機ネットワークにおける不正
情報の伝送を禁止する。遊技機ネットワークにおける信
頼性を向上する遊技機ネットワークにおけるセキリティ
レベルを高める。遊技機ネットワークにおける鍵プログ
ラムの乱数発生手段により暗号化がランダムに設定でき
また、変更でき、暗号データ若しくは鍵データの解析を
困難とする。
【0018】遊技機ネットワークにおいて設定した条件
を判定して鍵データが設定され更新される事により暗号
データ若しくは鍵データの解読が困難となる。遊技機ネ
ットワークにおけるデータ認証若しくはデータ変換によ
り不正を報知でき異常管理が停止できる。遊技機ネット
ワークにおける不正を防止するだけでなく不正が行われ
た場合に外部に報知する事により不正行為の予防機能を
も実現できる。遊技機ネットワークからの情報の漏れを
有効に禁止する。
【0019】遊技場ネットワークの送信データや信号が
(送信されても)傍受されてもデータを暗号状態として
管理できる。遊技場ネットワークにおいて不正データが
受信されても正常な処理は実行されない。遊技場ネット
ワークにおいて不正データを受信しても正常な処理をフ
ィードバックしないものとなる。正規に認証されず変換
されない異常なデータを異常データ格納領域に格納する
構成とすれば不正行為に対する対応が確実かつ簡便なも
のとなる。
【0020】また、請求項1に記載の発明に基づいて、
二、パチンコ機と遊技場管理装置との相互間でデータを
伝送制御する構成において何れかの機械若しくは装置か
ら出力するデータを変換して伝送するデータ処理手段と
してのデータ変換手段を設け、変換データを介してパチ
ンコ機若しくは遊技場管理装置の正常管理を実行する遊
技場情報認証処理装置とし、さらに当該構成において、
(1)、データ処理手段としてのデータ変換手段がデー
タを暗号変換処理する暗号変換手段であることを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、(2)、暗号変換手
段が暗号変換データを鍵データに基づいて暗号変換処理
を実行する構成であることを特徴とする遊技場情報認証
処理装置とし、
【0021】(3)、暗号変換手段が暗号変換データを
鍵プログラムに基づいて暗号変換処理を実行する構成で
あることを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、
(4)、鍵プログラムが乱数発生手段によりランダムな
鍵データを作成する構成であることを特徴とする遊技場
情報認証処理装置とし、(5)、パチンコ機若しくは遊
技場管理装置の何れかの出力装置の制御が、出力された
変換データに対する認証処理に基づいて実行可能とする
データ処理手段としてのデータ認証手段が設けられたこ
とを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、(6)、
データ処理手段としてのデータ認証手段を認証鍵データ
に基づいて受信したデータを認証し出力側装置の制御管
理を実行可能とする遊技場情報認証処理装置とし、
【0022】(7)、認証鍵データが暗号化され出力側
装置に設けられているものであることを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とし、(8)、暗号鍵若しくは復号
鍵あるいは認証鍵となる鍵データを遊技場管理装置への
電源投入を判定して制御する鍵プログラムを有するもの
であことを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、
(9)、暗号鍵若しくは復号鍵あるいは認証鍵となる鍵
データの変更更新を遊技場管理装置の鍵操作部への操作
を判定して制御する鍵プログラムを有することを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、
【0023】(10)、鍵データを作成する鍵プログラ
ムが論理演算(論理和、排他的論理和、論理積)を実行
するものであるであることを特徴とする遊技場情報認証
処理装置とし、(11)、鍵プログラムが関数演算を実
行するものであることを特徴とする遊技場情報認証処理
装置とし、(12)、データ処理手段としての鍵プログ
ラムがデータのビット配列を変更するビットデータ処理
手段であることを特徴とする遊技場情報認証処理装置と
し、
【0024】(13)、(5)におけるデータ認証時期
をパチンコ機と遊技場管理装置との間においておける伝
送発生時とした鍵プログラムを設けたことを特徴とする
遊技場管理装置およびパチンコ機相互間における遊技場
情報認証処理装置とし、(14)、(5)におけるデー
タ認証時期を遊技場管理装置において認証操作が判定さ
れた時に設定した鍵プログラムを設けたことを特徴とす
る遊技場管理装置及びパチンコ機相互間における遊技場
情報認証処理装置とすれば、
【0025】カード発行機などを含む遊技場管理装置に
対する不正を有効に禁止する。カード発行機などを含む
遊技場管理装置からの情報の漏れを有効に禁止する。カ
ード発行機などを含む遊技場管理装置における不正情報
の伝送を禁止する。遊技場管理装置における信頼性を向
上しセキリティレベルを高める。遊技場管理装置におけ
るデータの暗号化をランダムに設定でき解析困難とな
る。
【0026】遊技場管理装置における鍵プログラムの機
能が所定の条件を判定して実行され切換え変更でき解読
解析困難とする。また、定期的に更新、ランダムに変更
する事により行われた不正な解析を無効化する。遊技場
データの認証若しくはデータの変換の結果により遊技場
管理装置において異常が報知できる。遊技場データの認
証若しくはデータの変換の結果により遊技場管理装置の
機能を停止できる。遊技場データの認証若しくはデータ
の変換の結果を待って遊技場管理装置におけるデータ処
理が実行できる。
【0027】遊技場データの認証若しくはデータの変換
をもって不正を防止するだけでなく不正が行われた場合
に外部に報知する事により不正行為の予防機能をも実現
できる。遊技場データの認証若しくはデータの変換処理
により遊技場の異常な大当たりデータによる被害を無く
すとともに監督官庁に対する適切な対応や社会的信用を
維持することを可能にする。
【0028】遊技場データの認証若しくはデータの変換
処理を行うことにより不正データ発信者と他の遊戯者へ
の不均衡な利益を与える結果となる迷惑を解消できる遊
技場管理装置の送信データや信号が(送信されても)傍
受されてもデータを暗号状態として管理できる。遊技場
管理装置において不正データを受信しても正常な処理を
フィードバックしないものとなる。正規に認証されず変
換されない異常なデータを異常データ格納領域に格納す
る構成とすれば不正行為に対する対応確実かつ簡便なも
のとなる。
【0029】また、請求項1に記載の発明に基づき、
三、カードに記録された鍵データとカードユニットのメ
モリに設定された鍵データと照合判定し一致認証した場
合に、パチンコ機に設けられた球払出し装置を駆動して
貸球を払出すデータ処理手段としての鍵プログラムが設
けられたことを特徴とする遊技場情報認証処理装置と
し、さらに当該構成において、 1、暗号化したデータが記録されたカードと、該データ
をカードユニットに設けた(復号)鍵データに基づいて
復号化するデータ処理手段としての鍵プログラムとを設
け、該鍵プログラムにより復号化されたデータが所定の
ものされた場合に、パチンコ機に設けられる球払出し装
置を駆動して貸球を払い出し可能とすることを特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし、
【0030】2、カード発行機にデータ処理手段として
の暗号鍵鍵プログラムを設ける一方、カードユニットに
データ処理手段としての復号鍵プログラムを設けたこと
を特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、 3、カードに記録される多数のデータ項目の内の複数の
データ項目について重ねて暗号化処理を実行する鍵プロ
グラムを構成したことを特徴とする遊技場情報認証処理
装置とし、
【0031】4、カードユニットに設けられた鍵プログ
ラムの認証結果を遊技場管理装置へ伝送する伝送系が設
けられたことを特徴とする遊技場情報認証処理装置と
し、 5、カードユニットに設けられた鍵プログラムにおける
認証結果が不正と判定された場合に不正報知信号を出力
する出力手段が設けられたことを特徴とする遊技場情報
認証処理装置とし、 6、複製禁止手段と暗号データ書込領域とが設けられた
パチンコ機の球貸カードを有することを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とすれば、
【0032】カードユニットへ不正カードを挿入しても
鍵データが認証され無ければ貸し球の供出を受けること
ができない。カードユニットへ不正カードを挿入しても
暗号データが正規に変換されなければ貸し球の供出を受
けることができない。カード発行機とカードユニットと
を対として鍵データあるいは暗号データの認証がされな
ければ貸し球の供出を受けることができない。
【0033】カード発行機とカードユニットとを対とし
て鍵データにより暗号データの正常な復号化がされなけ
れば貸し球の供出を受けることができない。カードに記
載された複数種類のデータ項目への複合された暗号化処
理によりセキリティレベルを高めることが可能となる。
カードユニットにおける鍵データについての認証処理が
遊技場管理装置において管理可能となる。カードユニッ
トにおける鍵データについての複合化を含む異常な認証
結果を遊技場内において報知できる。
【0034】鍵データがカードに記録される場合におい
て鍵データが他のカードデータと供に複製されることが
阻止できる。カードに記録されるパスワードの不正使用
を極めて困難なものとする。各カード発行機それぞれに
鍵を設定する構成とし、各カードユニットそれぞれ鍵デ
ータを個別に設定する構成とすれば、当該機の鍵が解析
されたとしても個別に鍵の解析を経なければ不正行為す
ることができず改竄の広がりを防止できる効果を生じ
る。
【0035】また、請求項1に記載の発明にもとづい
て、四、分離して設けられた制御手段の一の制御手段か
ら二の制御手段への出力データを変換して出力するデー
タ処理手段としてのデータ変換手段が設けられたパチン
コ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、さらに当該
構成において、 (1、分離して設けられた制御手段の一の制御手段から
受信した入力データを逆変換するデータ逆変換手段の設
けられたパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
し、また、 (2、分離して設けられた制御部にデータ処理手段とし
ての鍵プログラム若しくは鍵データが設けられたことを
特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置
とし、
【0036】(3、分割配置される複数の制御部におい
て出力側に設定される制御部には入力したデータ−が認
証処理しデータが正規のものとして認証されることを条
件として正常処理を実行するデータ処理手段としての鍵
プログラム若しくは鍵データが設けられたことを特徴と
するパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0037】(4、分離して設けられた制御部の記憶手
段にデータ処理手段としての鍵データが設けられたこと
を特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装
置とし、(5、パチンコ機の制御手段をメイン制御部と
サブ制御部とに分割して構成とすると伴に、メイン制御
部から出力するデータを変換して伝送するメイン制御部
のデータ処理手段としての鍵プログラム若しくは鍵デー
タと、メイン制御部からの変換データに基づき出力側装
置の制御をするサブ制御部の鍵プログラム若しくは鍵デ
ータとが設けられたことを特徴とするパチンコ機に有す
る遊技場情報認証処理装置とし、
【0038】(6、メイン制御部よりサブ制御部にデー
タを伝送してパチンコ機を制御する構成とすると伴に、
サブ制御部による出力装置の制御をメイン制御部から出
力されたデータに対する認証処理結果に基づいて実行可
能とするデータ処理手段としての鍵プログラム若しくは
鍵データがサブ制御部に設けられたことを特徴とするパ
チンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、 (7、鍵プログラム若しくは鍵データにより制御データ
の暗号変換を実行するデータ処理手段を有するものであ
ることを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証
処理装置とし、 (8、メイン制御部に設けられる鍵データを切換え変更
する鍵プログラムが設けられたことを特徴とするパチン
コ機の遊技場情報認証処理装置とし、 (9、鍵プログラムが乱数発生手段によりランダムな鍵
データを作成する構成であることを特徴とするパチンコ
機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0039】(10、鍵データの設定若しくは切換えを
パチンコ機への電源投入を判定して実行する鍵プログラ
ムを有することを特徴とするパチンコ機に設けられる遊
技場情報認証処理装置とし、 (11、鍵データの設定若しくは切換えが打球ハンドル
への遊戯操作検出に基づいて実行する鍵プログラムが設
けられたことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情
報認証処理装置とし、 (12、鍵データの設定若しくは切換えを始動入賞検出
に基づいて実行する鍵プログラムであることを特徴とす
るパチンコ機を有する遊技場情報認証処理装置とし、 (13、鍵データを払出し制御部に設けたことを特徴と
するパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0040】(14、メイン制御部若しくはサブ制御部
に設けられるデータ処理手段としての鍵プログラムが変
換データを演算処理して変換するものであることを特徴
とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
し、 (15、メイン制御部若しくはサブ制御部に設けられる
データ処理手段としての鍵プログラムの演算処理が加減
算処理により実行されるものであることを特徴とするパ
チンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0041】(16、メイン制御部若しくはサブ制御部
に設けられるデータ処理手段としての鍵プログラムが複
数の演算処理を複合して実行するものであることを特徴
とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
し、 (17、メイン制御部若しくはサブ制御部に設けられる
データ処理手段としての鍵プログラムが関数演算を実行
して変換処理をするものであることを特徴とするパチン
コ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、 (18、メイン制御部若しくはサブ制御部でのデータ処
理手段としての鍵プログラムが出力データのビット配列
を処理するものであることを特徴とするパチンコ機に有
する遊技場情報認証処理装置とし、
【0042】(19、パチンコ機の出力側に設けられる
サブ制御部をコントロールするメイン制御部に設けられ
るメイン制御(ユーザー)プログラムを暗号化処理する
データ処理手段としての鍵プログラムが設けられたこと
を特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装
置とし、 (20、鍵プログラムにより暗号化された制御(ユーザ
ー)プログラムをパチンコ機の製造時に搭載する製造工
程により作成されたパチンコ機の遊技場情報認証処理装
置とし、
【0043】(21、鍵プログラムにより暗号化される
データが制御部の入出力ポートに割り付けられるデータ
としたことを特徴とするパチンコ機の遊技場情報認証処
理装置とし、 (22、メイン制御部からの変換データをビット多重し
てサブ制御部に出力するデータ処理手段である鍵プログ
ラムが設けられたことを特徴とするパチンコ機に有する
遊技場情報認証処理装置とし、
【0044】(23、(3における認証時期がサブ制御
部のデータ入力時とする鍵プログラムが設けられたこと
を特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装
置とし、 (24、復号化が正常に実行されず、若しくは認証手段
による認証が一致せず若しくは正規のものと判断されな
かった場合にサブ制御部の制御を無効化する鍵プログラ
ムが設けられたパチンコ機に有する遊技場情報認証処理
装置とし、 (25、復号化が正常に実行されず、若しくは認証手段
による認証がされなかった場合にサブ制御部の制御を停
止する鍵プログラムが設けられたパチンコ機に有する遊
技場情報認証処理装置とし、
【0045】(26、復号化が正常に実行されず、若し
くは認証手段による認証がされなかった場合にサブ制御
部の球払出制御動作を禁止する鍵プログラムが設けられ
たことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証
処理装置とし、 (27、復号化が正常に実行されず、若しくは認証手段
による認証されなかった場合にサブ制御部で接続される
打球発射モータの駆動制御を禁止する鍵プログラムが設
けられたことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情
報認証処理装置とし、
【0046】(28、復号化が正常に実行されず、若し
くは認証手段による認証がされなかった場合に異常報知
をする鍵プログラムが設けられたことを特徴とするパチ
ンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、 (29、復号化が正常に実行されず、若しくは認証手段
による認証がされなかった場合に液晶制御部若しくはラ
ンプLDE制御部あるいは音声制御部において異常報知
をする鍵プログラムが設けられたことを特徴とするパチ
ンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0047】(30、復号化が正常に実行されず、若し
くは認証手段による認証がされなかった場合には、当該
データを保管する異常データ格納領域が記憶手段に設け
られたことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報
認証処理装置とし、 (31、鍵プログラム若しくは鍵データによる変換ある
いは認証の対象データを払出データとしたことを特徴と
するパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0048】(32、鍵プログラム若しくは鍵データに
よる変換あるいは認証の対象データを大当たりデータと
したことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認
証処理装置とし、 (33、鍵プログラム若しくは鍵データによる変換ある
いは認証の対象データを大入賞口装置の継続開放動作を
指令するデータとしたことを特徴とするパチンコ機に有
する遊技場情報認証処理装置とし、
【0049】(34、鍵プログラム若しくは鍵データに
よる変換あるいは認証の対象データを遊技盤面に配設さ
れる入賞口の解放動作を指令するデータとしたことを特
徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
し、 (35、鍵プログラム若しくは鍵データによる変換ある
いは認証の対象データを大当たりあるいは当たり確率の
切換えを指定するデータとしたことを特徴とするパチン
コ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0050】(36、鍵プログラム若しくは鍵データに
よる変換あるいは認証の対象データを入賞検出データと
したことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認
証処理装置とし、
【0051】(37、鍵プログラム若しくは鍵データに
よる変換あるいは認証の対象データを払出データとした
ことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処
理装置とし、 (38、鍵プログラム若しくは鍵データによる変換ある
いは認証の対象データを大当たりデータとしたことを特
徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
したことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認
証処理装置とする構成とすれば、
【0052】パチンコ機に設けられるメイン制御部の不
正差し換えによる出力装置の正常動作を阻止できる。鍵
プログラムによる鍵データの切換え変更により解読解析
困難とし、セキリティレベルが高められる。
【0053】パチンコ機の制御データあるいは管理デー
タの暗号化によりパチンコ機からの情報の漏れを有効に
禁止する。
【0054】不正データの入力によりパチンコ機を正常
に制御しあるいはパチンコ機から正常な制御データや管
理データを出力することが困難となる。パチンコ機にお
けるデータの認証処理により当該機の信頼性が向上す
る。パチンコ機におけるデータ変換処理の介在により信
頼性が向上する。
【0055】乱数発生手段を鍵プログラムに設けること
により鍵データをランダム設定でき変更できることとな
り解析を困難とする。鍵データをサブ制御部にのみ設け
る構成とすれば暗号化手段や認証手段を簡易化できる。
鍵プログラムが機能する条件を設定すれば鍵データが更
新変更される結果となり、行われた不正な解析を無効な
ものとすることができる。不正を防止するだけでなく不
正が行われた場合に外部に報知する事により不正行為の
予防機能をも実現できる。
【0056】サブ制御部が入力したデータが正規に認証
されず変換されなければ、サブ制御部における制御デー
タの識別は不能なままである。改竄制御部による遊戯制
御は禁止され制限できる。メイン制御部の暗号化された
制御プログラムは解析困難となり模造品が製作されるこ
とを防止できる。大当たりを頻発させるメイン制御部の
不正改造が阻止できる。
【0057】メイン制御部の暗号化された制御プログラ
ムは解析困難となりパチンコ制御技術やノウハウの機密
性が維持でき、回路若しくはプログラム、データの盗用
から保護できる。暗号化されたデータよりは入賞検出信
号若しくはデータそのものを解読することはできない。
不正な入賞検出信号若しくはデータを形成するよう改竄
してもサブ制御部をコントロールできないこととなる。
【0058】始動入賞データの暗号化により始動入賞の
発生であるのかが判別できないデータとなる。不正デー
タによっては大当たり判定処理が実行できない。
【0059】大当たりデータの暗号化により大入賞口を
開放させるデータであるのかが判別できない。不正デー
タによっては大当たり処理が実行できない。ROMライ
タコピーしロジックアナライザでデータを取りこんでも
解析不能暗号化データのままである。
【0060】改竄制御部による端末制御を不能動化し、
不正な改竄制御部の使用を有効に防止できる。遊技場の
異常な大当たり発生による被害を無くすとともに監督官
庁に対する
【0061】適切な対応や社会的信用を維持することを
可能にする。他の遊戯者への不均衡な利益を与える結果
となる迷惑を解消できる各パチンコ機それぞれ個別に鍵
を設定する構成とすれば不正の拡散を防止する。正常な
複合化がなされず若しくは認証されない場合にはパチン
コ機より異常報知が行われ制御部の不正差換を直ちに確
認できる。
【0062】請求項2の発明は、メイン制御部とサブ制
御部とからなる制御部を有すパチンコ機と、パチンコ機
に併設されるカードユニットとカード発行機とが設けら
れる遊技場管理装置と、該遊技場管理装置が接続される
遊技場ネットワーク管理装置とが入力側若しくは出力側
の何れかに設けられ、これらの機械装置に入出力される
データを認証し、或いはデータの変換認証する条件を変
更して出力側に設けられた機械装置の正常な制御管理を
実行するデータ処理手段が設けられたことを特徴とする
パチンコ機遊技場ネットワーク処理手段としたので、パ
チンコ遊技場に係わって電気通信接続される各機械装置
におけるデータ処理を、認証条件を異なるものに切換変
更して認証し不正な障害より高度に防護して実行させ
る。
【0063】請求項3の発明は、請求項2に記載の条件
の変更を鍵データの変換により実行するものであること
を特徴とするパチンコ機遊技場ネットワーク処理手段と
したので、パチンコ遊技場に係わって電気通信接続され
る各機械装置におけるデータ処理を、鍵データの変換に
より認証条件を異なるものに切換え変更して不正な障害
より高度に防護して安全に実行させる。
【発明の実施の形態】
【0064】以降、遊技場の通信ネットワークに含まれ
るパチンコ機についての制御内容より、遊技場に設置さ
れるカードデータの制御の詳細について図面を引用して
説明する。
【0065】パチンコ機の概要。 図44はパチンコ機の遊戯盤面構成を示す図であり、該
遊戯盤面には特別図柄表示装置19Aを一体に収容する
と伴に特定入賞口131と条件装置作動領域132とが
設けられた入賞装置と、特定入賞領域5Cが備えられた
大入賞口133C装置と、普通入賞口3A、3B、3
C、3Dと、ランプLED18A、18B表示装置と、
音声制御部の拡声体16Cとが設けられている。
【0066】図44及び図48を参照しつつ、当該遊戯
盤面構成を有するパチンコ機の遊戯制御の概要を説明す
る。(図1、制御ブロック図) 遊戯者がパチンコ遊技場に設置されたカード発行機95
より球貸しカード93を購入しパチンコ機102に併設
されたカードユニット96に球貸しカード93を挿入し
パチンコ機102の前面下部に設けられた球貸しスイッ
チ127を操作し所望のパチンコ球を購入し打球発射装
置21の打球ハンドル128を操作し前記遊戯盤面に向
けてパチンコ球の弾発発射を開始する。
【0067】パチンコ機102のメイン制御部10のR
OM11の第一ユーザープログラム領域23に記憶され
たメイン制御プログラム図14、及びサブ制御部たとえ
ば液晶(特別図柄表示装置)制御部19、遊戯板ランプ
LED制御部18、枠ランプLED制御部19、音声制
御部16、払出制御部20夫々の第二ユーザープログラ
ムが各起動条件の成立に対応して実行される。
【0068】パチンコ遊戯が開始される。図48、スタ
ート、STEP1、パチンコ球が始動入賞口4A入賞に
入賞すると始動入賞信号を始動入賞検出手段4が検出出
力し記憶する、STEP2。複数の大当たり成立条件が
重ねて成立することを防止する為大当たり待機フラグが
設けられている。大当たり待機フラグがオン中であれば
大当たり判定処理を実行せず初期処理に復帰する、ST
EP3。特別図柄表示装置19Aの大当たりは、大当た
り抽選用の大当たり判定乱数値が予め定められた大当た
り乱数値として選択された場合に大当たり表示の制御S
TEP4、STEP5を経て実行される。
【0069】特別図柄表示装置19Aが大当たり判定さ
れるとSTEP6、遊戯盤に設けられた大入賞口133
Cがソレノイドの駆動力により開放される。開放された
大入賞口133Cへの入賞個数が10より少ない場合に
は該大入賞口133Cは更に開放動作を(継続)する、
STEP7。また、大入賞口133C内に設けられた特
定領域5Cへのパチンコ球の通過回数が17より少ない
場合には開放動作を(継続)する、この一連の制御フロ
ーが大当たり動作継続手段となる。STEP9。大入賞
口(特別電動役物)133C解放処理、STEP11。
大入賞口133Cへの入賞個数を1加算する、STE
P13。
【0070】入賞球が特定入賞領域5Cを通過しない場
合は大入賞口133Cの開放動作を継続可能とし、継続
回数をプラス1する、STEP15。大入賞口133C
への入賞に基づいて賞球払出し制御部20を制御し賞球
の払出を実行する、SETP16。 大入賞口133C
を一端閉鎖する処理を実行する、STEP17。 ここ
で大当たり状態が成立したことを示す大当たり待機フラ
グをオンする、STEP18。
【0071】大入賞口133C入賞個数が10より少な
い記憶値である場合には、大入賞口133Cを開放する
処理には流さず大入賞口入賞個数を0クリヤーする、S
TEP8。 また、大入賞口133Cの継続開放回数を
0クリヤする、STEP10。更に、大当たり動作が実
行されていない状態となるので大当たり待機フラグをオ
フとする、STEP12。STEP20において遊戯盤
に中央に設けられた入賞装置の特定入賞口131への入
賞ありかなしかを判定する。 特定入賞口131への入
賞ない場合にはさらに普通入賞口3A、3B、3C、3
Dへの入賞の有無を判定する、STEP32。普通入賞
口3A、3B、3C、3Dへの入賞が確認された場合に
は、払出し制御部20を駆動して所定個数の賞球払い出
し等入賞処理を実行する、STEP33。
【0072】特定入賞口131への入賞あった場合には
賞球払い出し等入賞処理を実行する、STEP21。
更に入賞装置に設けられた条件装置作動領域132を入
賞球が通過したか否かを判定する、STEP22。条件
装置作動領域132通過した場合は大当たりが発生した
ことと判定し大当たり待機フラグをオンとする、STE
P23。次に大入賞口133Cへの入賞個数が10より
少ないかを判定する。大入賞口133Cの開放継続回数
が17より少ないかを判定処理する、STEP24。少
なければ特別電動役物、大入賞口133Cを解放駆動す
る、STEP25。併せて、大入賞口133C入賞個数
個数をプラス1する、STEP26。
【0073】特定領域5Cを入賞球が通過したか否かを
判定し、通過した場合には、継続回数にプラス1する、
STEP27、STEP28。併せて払出し制御部20
を制御し賞球の払い出し等入賞処理を実行する、STE
P29。 大入賞口133Cを閉鎖し、大当たり待機フ
ラグをオンした状態で大入賞口入賞個数を判定する処理
に復帰する、STEP30、STEP31。
【0074】一方、大入賞口133C入賞個数が10を
超えた場合には、大入賞口133Cの入賞個数を0クリ
ヤーすると伴に継続回数を0クリヤーする、STEP3
4、STEP35。また大当たり待機フラグをオフとし
て大当たり動作が完了していることを記憶する、STE
P36。
【0075】図45は、第二の実施形態におけるパチン
コ機の遊戯盤面構成を示す図であり、該遊戯盤面には特
別図柄表示装置19Aを一体に収容すると伴に特定入賞
口131と条件装置作動領域132とが設けられた入賞
装置と、特定入賞領域5Cが備えられた大入賞口133
C装置と、普通入賞口3A、3B、3C、3Dと、ラン
プLED18A、18B表示装置と、音声制御部の拡声
体16Cとが設けられている。
【0076】図45及び図49を参照しつつ第二実施形
態の遊戯盤面構成を有するパチンコ機の遊戯制御につい
て説明する。本実施形態においては、始動入賞口4Aの
可動翼片117A、117Bを当たり表示により駆動し
て開放し入賞可能にする普通図柄表示装置5と、普通図
柄表示装置5の当たり判定表示を起動するゲート134
とが追加されている。(図51、制御ブロック図)以下
説明する。
【0077】遊戯が開始される、STEP1、ゲート1
34にパチンコ球が落入すると、STEP2、図示しな
いゲート通過球検出スイッチがこれを検出し、遊戯盤面
左上方位置に設けられた普通図柄表示装置135が変動
表示を開始する、STEP3、STEP4。普通図柄表
示装置135に当たり判定の変動表示が実行される、S
TEP5。当たりが判定され当たり表示されることに併
せて始動入賞口4Aの可動翼片117A、117Bが開
放の後閉鎖される、STEP6。
【0078】始動入賞口4Aが開放された状態において
始動入賞口4Aにパチンコ球の入賞が成立したか否かが
判定される、STEP7。大当たり待機フラグのオンオ
フにより大当たり状態が成立しているか否かが判定され
る、STEP8。大当たり状態が成立していない場合
は、始動入賞口での入賞検出を条件として特別図柄表示
装置19Aにおいて大当たり判定処理が実行され、ST
EP9。大当たり判定の変動表示が開始される、STE
P10。
【0079】次に、特別図柄表示装置19Aにおいて大
当たりの成立を受信すると(他の実施形態も同様)大当
たりや前記の普通図柄表示装置135における当たり判
定はメイン制御部10において実行され、メイン制御部
10において当たり判定用や大当たり判定用の特定の乱
数値が選択された場合には、サブ制御部である普通図柄
表示装置135や特別図柄表示装置19Aにメイン制御
部10より当たり表示指令信号が伝送され、各表示装置
側ではドットマトリクスLEDの駆動制御若しくは、ビ
デオプロセッサVDPや液晶表示板LCD、キャラクタ
ROM、ROM、RAMを受信した信号データに基づい
て、当たり外れの判定変動表示が制御するようにされた
構成となっている。
【0080】また、大当たり以外その他の遊戯変化に基
づいて検出され若しくは判定されるデータの各表示装置
側での受信に基づいて、インターバル表示や大当たりが
成立した場合の継続回表示ROUND表示が実行される
構成とされている。大当たりが成立したことを表示する
特別図柄の表示がされる場合、STEP11。併せて大
当たりの成立が大当たり乱数値により選択される大当た
り発生確率を高く切換える大当たり発生確率切換用の大
当たり発生確率切換用乱数が抽選される、STEP1
2。
【0081】確率切換乱数値が選択された場合には次回
の特別図柄表示装置及び普通図柄表示装置においての出
現される当たり若しくは大当たりの発生確率を高める。
当たり若しくは大当たりの発生確率の切換えは、当たり
乱数値及び大当たり乱数値の数が増加されることにより
実現される、STEP13。大当たりが判定された場合
には大入賞口133Cが開放される。大入賞口133C
への入賞球数が10個を超えていないかを判定する、S
TEP14。超えていなければ、特定領域5への通過球
数が15に達していないか否かが判定される、STEP
15。
【0082】特定領域への入賞球の通過があれば、閉鎖
の後再び大入賞口を開放しこの繰り返し開放を15回内
に制限する。この一連の制御フローが大当たり動作継続
手段となる。判定後、特別な電動役物である大入賞口1
33Cを開放する、STEP18。大入賞口133Cへ
の入賞個数を1加算する、STEP19。特定領域を入
賞球が通過したかを判定する。通過判定により再び大入
賞口133Cを開放させる、STEP20。
【0083】通過した場合は1を継続回数記憶値に加算
する、STEP21。パチンコ球の入賞に対応しまた大
当たりの判定、確率切換えの判定、特定領域への入賞に
各対応して(賞球)払出し制御部20が予め定められた
所定個数の賞球を払出し制御する。また、枠ランプLE
D制御部17を制御し入賞表示や大当たり表示をパチン
コ機の枠部で行なう。遊戯板ランプLED制御部18を
制御し遊戯板に設けられた各種表示装置により入賞表示
や大当たり表示をおこなう。音声制御部16において音
声楽音による入賞拡声や大当たり拡声が行われる、ST
EP22。
【0084】払出し制御部20、枠ランプLED制御部
17、遊戯板ランプLED制御部18、音声制御部1
6、パチンコ遊技場管理装置とのデータの送受信を実行
する。情報入出力部15、(大)入賞口(装置133)
等のサブ制御部はメイン制御部からのデータを受信して
制御される。
【0085】大当たり判定による大入賞口133Cの開
放の後、大入賞口133Cが閉鎖される、STEP2
3。大当たりが成立したことにより大当たり待機フラグ
がアンされる、STEP24。再び、大入賞口133C
の開放動作が実行される、STEP14。大入賞口13
3Cへの入賞個数が10個を超えた場合には大入賞口1
33C入賞個数が0クリヤーされ、継続回数を0クリヤ
ーする、STEP16。また大当たりが成立していない
状態として大当たり待機フラグがオフされる、STEP
17。
【0086】遊戯盤中央に設けられ特別図柄表示装置1
9Aを一体に収容した入賞装置の特定入賞口131にパ
チンコ球が入賞したか否かが判定される、STEP2
5。特定入賞口131にパチンコ球が入賞した場合には
(賞球)払出し制御部20が予め定められた所定個数の
賞球を払出し制御を行う、STEP26。所定条件(た
とえば3分間に1分間のみ条件装置作動領域閉鎖板が開
放される)が成立した場合のみ入賞可能となる条件装置
作動領域132へパチンコ球が入賞した場合には、ST
EP27。大当たりの発生が判定される。大当たり待機
フラグがオンか否かが判定される、STEP28。
【0087】特別図柄表示装置19Aに関して成立する
大当たり図柄によって成立する第一の大当たりと、特別
の入賞領域(132)へパチンコ球が入賞すると大当た
りとなる第二の大当たりが成立するよう当該パチンコ機
102の遊戯制御部は構成されている。
【0088】次に、大入賞口133Cへの入賞球数が1
0未満であるか否かが判定される、STEP29。大入
賞口133Cの開放に伴う継続回数が16回に達してい
ないが判定される、STEP30。達していない場合
は、特別な電動役物となる大入賞口133Cの開放が実
行される、STEP31。さらに、大入賞口133Cへ
の入賞個数が1加算される、STEP32。大入賞口1
33C内に設けられた特定領域5Cをパチンコ球が通過
したか否かが判定される、STEP33。通過した場合
には継続回数に1が加算される、STEP34。
【0089】大当たりの発生に応じて(賞球)払出し制
御部20が予め定められた所定個数の賞球を払出し制御
する。枠ランプLED制御部17を制御し入賞表示や大
当たり表示がパチンコ機の枠部で行われる。遊戯板ラン
プLED制御部18を制御し遊戯板に設けられた各種表
示装置により入賞表示や大当たり表示が制御される。音
声制御部16において入賞拡声や大当たり拡声が駆動さ
れる、STEP35。
【0090】大当たり発生に伴う大入賞口133Cの開
放後大入賞口133Cは閉鎖される、STEP36。大
当たりの発生に伴って大当たり待機フラグがオンされ
る、STEP37。再び大入賞口133Cの開放判定制
御が実行される、STEP29。大入賞口133C入賞
個数が10個を超えた場合は、STEP29。大入賞口
133C入賞個数を0とし、STEP41。継続回数が
16を超えたことが判定された場合には、継続回数の記
憶を0とする、STEP42。大当たり待機フラグをオ
フする、STEP43。
【0091】始動入賞口への入賞あるいは特定入賞口へ
の入賞があった場合には所定の賞球の払出し制御が払出
し制御部20により行われる、STEP25、STEP
39。普通入賞口3A、3B、3C、3D何れの入賞口
への入賞も無ければ、STEP40。払出し制御部20
による払出し制御は実行されず遊戯制御が終了する。再
びゲートへのパチンコ球の落入若しくは各入賞口への入
賞を待つ、STEP1。
【0092】次に第三の遊戯盤面構成と遊戯制御手段と
に関する実施形態を図42と図44と図48とにより説
明する。遊技盤面には、大入賞口が第一の大入賞口13
3Aと第二の大入賞口133Bと第一の特定入賞領域5
Aと第二の特定入賞領域5Bとが設けられ、特別図柄表
示装置19Aによる大当たりによって第一の大入賞口1
33Aを開放し、入賞装置に設けられた条件装置作動領
域132への入賞によって第二の大入賞口133Bを開
放制御する構成となっている。(図1、制御ブロック)
【0093】また、遊戯盤面に設けられた各種入賞口に
ついては該入賞口の開口巾、開口時間、入賞口に付設さ
れる障害釘により所定時間内においてパチンコ球が入賞
する割合が調整された構成となっている。以下説明す
る。遊戯を開始、STEP1。入賞率2.5/分に設定
された始動入賞口へパチンコ球が入賞したかを判定、S
TEP2。入賞が判定された場合は5個の賞球を払出し
制御部20が払出し制御する、STEP3。大当たり待
機フラグがオンと成っているかが判定される、STEP
4。オンでなければ作動率5.5回/分、大当たり発生
確率が1/240に設定された特別図柄表示装置19A
により大当たり判定表示が実行される、STEP5。
【0094】なお、先の実施形態と同様に、大当たりの
判定制御はメイン制御部10における大当たり乱数の抽
選処理により基づいて実行され、サブ制御部である特別
図柄表示装置19Aにおいては液晶の表示制御ないし表
示パターンを制御する構成となっている。また、240
個の乱数値のうち1が大当たりを成立させる大当たり乱
数値として設定され、大当たり発生確率が設定されてい
る。
【0095】特別図柄表示装置19Aにおいて大当たり
変動表示が実行される、STEP6。特別図柄の大当た
りが判定される、STEP7。大当たりである場合には
第一の大入賞口133Aへの入賞球数が10個以内であ
るか否かが判定される、STEP8。10個以上と判定
された場合には第一の大入賞口133Aの入賞個数を0
とする、STEP9。さらに継続回数を0設定する、S
TEP10。大当たり動作は実行することなく大当たり
待機フラグをオフとする、STEP11。
【0096】第一の大入賞口133Aへの入賞球数が1
0個以内であると判定される場合には継続回数が16回
以内であるか否かが判定される、STEP12。16回
以内であれば、第一の特別電動役物である大入賞口13
3Aを開放駆動する、STEP13。第一の大入賞口1
33Aへの入賞個数をプラス1する、STEP14。第
一の大入賞口133A内に設けられた特定入賞領域5A
にパチンコ球が入賞したかが判定される、STEP1
5。第一の特定入賞領域5Aに入賞した場合には継続回
数をプラス1する、STEP16。払出し制御部20に
より15個の賞球を払出し制御する、STEP17。第
一の大入賞口133Aを閉鎖制御する、STEP18。
大当たり動作の実行に伴って大当たり待機フラグをオン
する、STEP19。
【0097】第一の特定入賞領域5Aへの入賞を判定し
16回迄許可される連続開放動作が実行される、この一
連の制御フローが大当たり動作継続手段となる。STE
P8。図48 入賞処理や払出制御の有無を開示したも
のである。(注、始動入賞口への入賞が特定入賞や普通
入賞を支配するものではない)
【0098】遊戯盤面中央部に設けられた入賞装置の入
賞率0.02個/分に設定された特定入賞口131にパ
チンコ球が入賞したか否かが判定される、STEP2
0。特定入賞口131に入賞したことが判定された場合
には払出し制御部20により5個の賞球が払出し制御さ
れる、STEP21。入賞装置内で特定入賞口を通過し
た球が所定の条件下(例、3分間において1分間通過可
能とされ、通過率1/3に設定)条件装置作動領域13
2を通過したかを判定する、STEP23。
【0099】次に、大当たり待機フラグがオンであるか
否かが判定される、STEP24。大当たり中となって
いなければ第二の大入賞口133Bへの入賞個数が10
以内であるか否かが判定される、STEP25。更に、
継続回数が16回を超えていないかが判定される、ST
EP26。10個以内であり16回以内であれば第二の
大入賞口133Bが開放駆動される、STEP27。第
二の大入賞口133Bへの入賞球数が1加算される、S
TEP28。
【0100】第二の大入賞口133B内に設けられた第
二の特定入賞領域5Bを入賞球が通過したか否かが判定
される、STEP29。第二の特定入賞領域5Bを入賞
球が通過したしたことが判定されれば継続回数をプラス
1すると伴に第二の大入賞口133Bの開放駆動を繰り
返し実行可能とする処理に移る、STEP30。払出し
制御部20により15個の賞球が払出し制御される、S
TEP31。第二の大入賞口133Bを閉鎖処理する、
STEP32。大当たり待機フラグをオンする、STE
P33。特定入賞口131、普通入賞口3A、3B、3
C、3Dにパチンコ球が入賞した場合には5個の賞球が
払出し制御部20により払出し制御される、STEP3
4、STEP35。
【0101】第二の大入賞口133Bへの入賞個数が1
0個を超えた場合は第二の大入賞口133B個数を0ク
リヤーする、STEP36。また、継続回数が16回を
超えたことが判定された場合には継続回数を0とする、
STEP37。その後大当たり待機フラグをオフとす
る、STEP38。
【0102】図50は、第一の大入賞口133Aと第二
の大入賞口133Bとを併設しその後方に第一の特定入
賞領域5Aと第二の特定入賞領域5Bとを配置し近接ス
イッチにより特定入賞領域を通過する球を検出する構成
を示した。ハッチンクは遊戯盤面139の断面。第一の
大入賞口133Aの前方に第一ソレノイドの励磁により
開放駆動される第一球受可動板137Aと、第二の大入
賞口133Bの前方に第二ソレノイドの励磁により開放
駆動される第二球受可動板137Bとが設けられる。第
一と第二の入賞球通路を振り分ける大入賞口内入賞球誘
導片138と、第一の大入賞口133Aの特定領域に設
けられる第一近接スイッチ140Aと第二の大入賞口1
33Bの特定領域に設けられる第二近接スイッチ140
Bとが設けられている。
【0103】遊戯盤面構成及び遊戯制御手段に関する第
四の実施形態を図43と図47及び図50を参照し説明
する。第四実施形態は、大入賞口と特定領域とを其々複
数で構成し、入賞率がその開口、開口時間、付設される
障害部材により入賞口への入賞割合が定められるととも
に各入賞口により賞球数が個別に定めた構成の第三実施
形態に、第二実施形態の大当たり発生確率を高低切換え
る確率切換え手段を加えた構成のものである。(図5
1、制御ブロック図)
【0104】遊戯者が打球ハンドル128を操作する
と、打球発射装置21が起動される。パチンコ球は打球
槌により弾発されて遊戯盤面に転出し遊戯が開始され
る、step1。ゲート134をパチンコ球が通過した
ことが検出されたか判定され、step2。ゲート13
4通過が検出された場合には、普通図柄表示装置135
において当たり判定表示が開始される、step3、s
tep4。普通図柄表示装置135において当たりを判
定表示、step5。当たりが判定された場合当たり発
生確率が低確率時の入賞率0.5個/分、高確率時11
個/分に設定された始動入賞口4Aを開放駆動する。可
動翼片117A、117Bが開放の後閉鎖される。st
ep6。始動入賞口4Aへの入賞を判定、step7。
【0105】始動入賞口4Aへの入賞あった場合大当た
り待機フラグがオンであるか否かが判定される、ste
p8。大当たり待機フラグがオフであれば特別図柄表示
装置19Aでの大当たり判定表示を実行する、step
9。メイン制御部10よりの判定制御を受けて特別図柄
表示装置19Aを構成するVDP、キャラクタROM、
ROM、RAM、LCDが図柄を設定表示し変動表示す
る、step10。特別図柄の大当たりを判定、ste
p11。大当たりが判定された場合大当たり発生確率が
低確率時1/320、高確率時1/64に設定する確率切
換え用乱数値を抽選したかを判定、大当たりの成立を判
定、step12。
【0106】確率を切換えることを表示する特定図柄の
表示に対応して特別図柄表示装置19Aと普通図柄表示
装置135における当たり及び大当たり発生確率が高確
率に切換えられる。通常の大当たり表示である場合に
は、確率を高く切換えることなく次処理に移管される、
step13。第一の大入賞口133A入賞個数が10
以内であるか否かを判定、step14。継続回数が1
5回以内であるかを判定、step15。10個以内で
15回以内であれば第一の特別電動役物、第一の大入賞
口133Aを開放駆動する、step18。
【0107】第一の大入賞口133Aの入賞記憶個数を
1加算する、step19。第一の特定(入賞)領域5
Aを入賞球が通過したか否かを判定、step20。第
一の特定(入賞)領域5Aを入賞球が通過した場合には
継続動作を実行することとなり継続回数にプラス1す
る、step21。そうでなければ再び第一の大入賞口
133Aは開放されず、step20。払出し制御部2
0を駆動して15個の賞球が払い出される、step2
2。第一の大入賞口133Aを閉鎖する、step2
3。大当たり発生状態として大当たり待機フラグをオン
する、step24。
【0108】継続開放動作を判断する処理に移管され
る、step14。第一の大入賞口133Aへの入賞個
数が10個を超えた個とが判定された場合は第一の大入
賞口133Aの入賞個数を0とする、さらに継続回数を
0クリヤーする、step16。次に大当たり待機フラ
グをオフとする、step17。遊戯盤面中央部に設け
られた入賞装置の入賞率が0.01(例、パチンコ球の
弾発が100回された場合に1回入賞される特殊な設定
等)に設定された特定入賞口131に入賞あったかを判
定、step25。特定入賞口131に入賞あった場合
は払出し制御部20が5個の賞球を払出し制御する、s
tep26。
【0109】次に、特定入賞口131下方に位置し特定
入賞口131に落入した入賞球の一部、通過率1/3に
設定(特定入賞口131から到来するパチンコ球を3回
のうち1回のみ条件装置作動領域132に向けて通過可
能とする。通過球カウンタスイッチの3カウント目を検
出して条件装置作動領域閉鎖板を回転駆動し該領域を通
過可能に開放する。)された条件装置作動領域132を
パチンコ球が通過したか否かを判定、step28。条
件装置作動領域132をパチンコ球が通過したことが判
定された後、大当たり待機フラグがオンか否かが判定さ
れる、step29。
【0110】大当たり待機フラグがオンでなければ第二
の大入賞口133Bへの入賞個数が10個以内かが判定
される、step30。継続回数が16回以内か否かを
判定する、step31。継続回数が16回以内であれ
ば第二の特別電動役物、第二の大入賞口133Bを開放
駆動する、step32。第二の大入賞口133Bにお
ける入賞記憶個数をプラス1する、step33。次
に、第二の特定(入賞)領域5Bを入賞球が通過したか
否かが判定される、step34。第二の特定(入賞)
領域5Bを入賞球が通過したことが判定されると継続回
数が1加算される、step35。払出し制御部20駆
動され15個の賞球が払出し制御される、step3
6。第二の大入賞口133Bを閉鎖する、step3
7。
【0111】第二の特定(入賞)領域5B内に入賞球が
入賞して大当たりが発生したことに応じ大当たり待機フ
ラグをオンする、step38。該処理後、再び第二の
大入賞口133Bの開放動作を実行可能に、第二の特定
入賞領域5Bへの入賞判定に移管される、step3
0。入賞率が2.5個/分に設定された普通入賞口3
A、3B、3C、3Dへの入賞が判定され入賞あった場
合は、払出し制御部20駆動され5個の賞球が払出し制
御される、step40。
【0112】第二の大入賞口133Bへの入賞球数が1
0個を超えたことが判定された場合には、step3
0。第二の大入賞口133Bへの入賞記憶個数を0とす
る、step41。継続回数を0とする、step4
2。大当たり待機フラグをオフとして大当たり状態の終
了を記憶、step43。再び遊戯の続行を判定し、s
tep1。遊戯者が打球発射装置21の打球ハンドル1
28操作を終えると遊戯は終了される、step39。
【0113】以上説明した遊戯盤面構成と遊戯制御とを
掌るパチンコ機102の制御部について、当該機械装置
に入出力されるデータを認証し、或いはデータを変換認
証することを条件として出力側に設けられた機械装置の
正常な制御管理を実行する、データ処理手段となるデー
タ変換手段或はデータ認証手段、およびデータ変換手段
或はデータ認証手段となる鍵プログラム若しくは鍵デー
タとともに説明する。
【0114】なお、以下に説明する鍵プログラムは暗号
化復号化若しくは認証の実行条件を判定する部分(プロ
グラムルーチン)と、暗号化復号化処理を行う部分(プ
ログラムルーチン)と、認証する部分(プログラムルー
チン)との少なくとも何れかのルーチンを有して構成さ
れるものである。
【0115】図1および図51は上述したパチンコ機の
制御部のブロックを鍵プログラム若しくは鍵データとな
る暗号鍵1、復号鍵2と伴に示した図である。パチンコ
機の遊戯盤面構成を示す図42、図43、図44、図4
5を参照されて説明する。
【0116】パチンコ機の制御部の入力側には、遊戯盤
面上に配置される普通入賞口3A、3B、3C、3D或
は入賞装置に入賞したパチンコ球等を検出する複数個の
入賞検出手段3と、特別図柄表示装置19(液晶制御
部)において大当たりの変動表示を開始させる始動入賞
球を検出する始動入賞口4Aに設けられる始動入賞検出
手段4と、大入賞口装置133の大入賞口133A、1
33B、133Cの特定入賞領域5A、5B、5Cに設
けられる特定入賞領域検出手段5と、大入賞口133
A、133B、133Cに入賞した入賞球を検出する大
入賞口検出手段6と、遊戯盤中央に配置された入賞装置
における特定入賞口131に入賞したパチンコ球の内該
入賞装置内部に設けられた条件装置作動領域132を通
過した球を検出する条件装置作動領域通過球検出手段7
とが設けられている。
【0117】なお、図43と図45とにおいて示す実施
形態においては、始動入賞検出手段4の検出動作をゲー
ト134へのパチンコ球の通過と該ゲート134へのパ
チンコ球の通過検出を原因として普通図柄表示装置13
5における当たり判定表示に基づき可能とする為のゲー
ト134通過球検出スイッチが設けられている。
【0118】各検出手段からの検出信号は、入力回路8
を介して信号処理されメイン制御部10にデータ入力さ
れるがこれらの検出手段若しくは入力回路に暗号化鍵1
が設けられる。(但し、各検出手段の回路構成を複雑な
ものとしない為に入力回路には暗号鍵1は配置せずメイ
ン制御部とサブ制御部との関係において設けるのが好ま
しい)
【0119】メイン制御部10には、入賞の種別判定
と、当たり及び大当たりの判定と、当たり大当たり大当
たりの出現確率の切換えと、表示と、音声拡声とをパチ
ンコ機の動作状況や遊戯状況に応じて制御すると伴に、
賞球や貸し球の払出しを制御する制御プログラムが記憶
されたROM11と、該制御プログラムに基づいて処理
されたデータを一時記憶するランダムアクセスメモリR
AM12と、制御プログラムに基づいて入出力側に設け
られる各手段や、後述する各種のサブ制御部を制御する
CPU13とが設けられている。
【0120】暗号鍵1或は復号鍵2となる鍵プログラム
若しくは鍵データは記憶手段であるメイン制御部のRO
Mなどのメモリに記憶される。メイン制御部10には、
パチンコ機102における遊戯状況を支配する特別図柄
表示装置19の表示内容を指定する各種の乱数カウンタ
が設けられている。たとえば、大当たり表示を抽選する
ための乱数値選択用カウンタ、大当たりが抽選される確
率を高く設定する為の確率切換用の乱数値、複数種類設
定された大当たり表示内容の別を設定する大当たり当た
り図柄設定用乱数カウンタ、変動表示の時間を長短切換
える変動時間設定用乱数カウンタや乱数値などが設けら
れている。
【0121】選択された乱数値に基づきメイン制御部1
0において作成されたコマンド、データが、サブ制御部
の特別図柄表示装置19に出力される。大当たり乱数値
が選択された場合には、サブ制御部の一つである大入賞
口装置133に大入口開放データが出力される。また、
大当たり情報を遊技場管理装置48へ送信するために情
報入出力部15には大当たりデータが出力される。大当
たり表示を枠ランプLED制御部17において起動する
為の大当たり表示起動データが出力される。更に、大当
たり音を音声制御部16により拡声起動する為の大当た
りサウンドデータなどがメイン制御部10より各サブ制
御部に出力される。
【0122】メイン制御部の10出力側には、カード9
4に記録された貸球残高(球貸し)データに基づいて貸
し球を払出し制御部20を駆動して供出するカードユニ
ット制御部14と、始動入賞検出手段4からの始動入賞
の検出データや、先の大当たりデータ等を遊技場管理装
置48に出力するとともに遊技場管理装置からの打球禁
止信号を入力する情報入出力部15が設けられている。
また、メイン制御部10からのデータを受信して図示し
ないスピーカーから各遊戯状況に応じた音声を拡声する
例えばサウンドジェネレータ回路などから構成される音
声制御部16と、メイン制御部10からのデータを入力
してパチンコ機の枠に設けられたランプやLEDを点灯
駆動する発光ダイオード駆動回路等によりなる枠ランプ
LED制御部17と、メイン制御部10からの指令によ
り遊戯板に設けられるランプやLEDを駆動するセグメ
ント若しくはドットマトリクスled駆動回路等により
なる遊戯盤ランプLED制御部18とが設けられてい
る。
【0123】さらに、メイン制御部10からのデータを
入力して大当たり表示や大当たり判定の為の変動表示、
或は大入賞口133の継続開放動作を示す表示となるR
ound表示実行するCPUとビデオプロセッサVDP
とキャラクタROMとROMとRAMと液晶表示板LC
Dとにより構成される液晶制御部(特別図柄表示装置)
19とが設けられている。該液晶制御部19は、メイン
制御部10からのデータを受け液晶表示板の画面上でキ
ャラクタROMからキャラクタデータを読み出して所定
の画像処理を実行する。
【0124】即ち、液晶板の表示制御は、CPUからの
制御によりVRAMにキャラクタコードを書き込み、キ
ャラクタROMに記録されたキャラクタデーターをLC
Dに表示制御する。
【0125】スプライト面の属性(スプライト番号、ス
プライトのバイト番号等)を指定し、ページマッピング
アドレスを指定し、表示座標位置を指定し、カラーパレ
ットのデーターを指定し、水平、垂直スクロールを指定
し、サイズ、表示位置、スプライトの表示色をカラーパ
レットで選択設定し、カラー演算、シューティング、拡
大縮小、表示優先順位、ライン転送、回転等を指定する
と供に、表示パターン面の指定、表示色、表示パターン
面の表示優先順位を指定し、パターン面のパターンサイ
ズを指定し、パターン面のページサイズ、表示領域サイ
ズ、ページアドレスを指定し、パターン面の回転、反
転、パターン面の転送単位、パターン面の拡大縮小回転
スクロール量を指定し、スプライト面の表示制御、割
込、カラーパレットの選択、カラーの演算処理、陰影度
数処理、ボーダー面のカラー設定をし、表示走査制御を
実行する。これらの画像処理により入賞の検出や大当た
りの判定などに伴って画面上において二次元或は三次元
画像が変動及び切換え表示される。
【0126】大当たりの判定に基づくメイン制御部10
からの指令により電磁ソレノイドにより大入賞口が開放
駆動される大入賞口装置133と、遊戯者の打球ハンド
ル128への打球操作が検出されて球弾発用駆動モータ
ーの回転力によりパチンコ球を1球毎発射する打球発射
装置21と、メイン制御部10からの入賞データや球貸
し要求データを受信することにより入賞の別に対応しあ
るいは貸し球要求に対応して所定個のパチンコ球をパチ
ンコ機102の球受け皿に供出する払出し制御部20と
が設けられている。
【0127】なお、遊戯盤中央に設けられる入賞装置の
特定入賞口131下部に設けられる条件装置作動領域1
32へのパチンコ球の通過可能状態を設定する図示しな
い条件装置作動領域開閉用ソレノイドと、セグメント若
しくはドットマトリクスLed駆動回路などよりなり予
め定められた当たり表示例えば図45に例示した8が表
示される場合に始動入賞口4Aの可動翼片117A、1
17B駆動ソレノイドに励磁信号を設定する普通図柄表
示装置135とが設けられている。以上、各サブ制御部
の記憶手段であるROMなどのメモリに鍵プログラム若
しくは鍵データとなる復号鍵2若しくは暗号鍵1が記憶
されている。
【0128】図1において、鍵は暗号鍵1と復号鍵2と
を一対として信号を出力する側に暗号鍵1が設けられ信
号を入力する側に復号鍵2(入力し受信したデータが所
定の変換処理により復号されたものか、サブ制御部側で
制御可能なデータとなっているかなどを照合する場合の
認証鍵)が設けられている。メイン制御部10には払出
し制御部20へ払出しデータを暗号化変換してして出力
する為の暗号鍵1が、払出し制御部20には暗号化され
て受信したデータを復号化変換する為の復号鍵2が設け
られる。同様にメイン制御部10には液晶制御部19に
表示指令データを暗号化処理して出力する為の暗号鍵1
が、液晶制御部19には暗号化されて受信した表示指令
データを復号化処理する為の復号鍵2が設けられる。
【0129】メイン制御部10には大入賞口装置133
に大入賞口開放指令データを暗号化処理して出力する為
の暗号鍵1が、大入賞口装置133には暗号化されて受
信した大入賞口開放指令データを復号化する為の復号鍵
2が設けられる。
【0130】同様にメイン制御部10には暗号鍵1がカ
ードユニット制御部14、情報入出力部15、音声制御
部16、枠ランプLED制御部17、遊戯板ランプLE
D制御部18とには其々暗号鍵1に対応して各復号鍵2
が設けられている。また、普通入賞口3A3B3C3D
検出手段3などの入力側検出手段には入賞データを暗号
化する暗号鍵1を、メイン制御部10には暗号化された
入賞データ復号化する復号鍵2を設けてもよい。メイン
制御部10には入賞データを暗号化する暗号鍵1が、液
晶制御部19には暗号化された入賞データを復号化する
復号鍵2が設けられている。
【0131】入力側装置の始動入賞口4A検出手段4に
は始動入賞データを暗号化する暗号鍵1を、メイン制御
部10には暗号化された始動入賞データ復号化し認証す
る復号鍵2を設けてもよい。メイン制御部10には始動
入賞データを暗号化する暗号鍵1が、液晶制御部19に
は暗号化された始動入賞データを復号化する復号鍵2が
設けられている。また、入力側装置の特定入賞領域5A
5B5C検出手段5には特定入賞領域検出手段5での入
賞検出データを暗号化する暗号鍵1を、メイン制御部1
0には特定入賞領域検出手段5での入賞検出データを復
号化する復号鍵2を設けてもよい。メイン制御部10に
は特定入賞領域検出手段5での入賞検出データを暗号化
する暗号鍵1が、大入賞口装置133には暗号化された
特定入賞領域検出手段5からの入賞検出データを復号化
する復号鍵2が設けられている。
【0132】また、入力側装置の大入賞口133ABC
検出手段6には大入賞口133での入賞検出データを暗
号化する暗号鍵1を、メイン制御部10には大入賞口検
出手段6での入賞検出データを復号化する復号鍵2を設
けてもよい。メイン制御部10には大入賞口検出手段6
での入賞検出データを暗号化する暗号鍵1が、払出し制
御部には20には暗号化された大入賞口検出手段6から
の入賞検出データを復号化し認証する復号鍵2が設けら
れている。同様に、条件装置作動領域132通過球検出
手段7とメイン制御部10と大入賞口装置133とには
暗号鍵1、復号鍵2 暗号鍵1、復号鍵2が設けられ
る。
【0133】図2における構成は、図1に示したメイン
制御部10の記憶手段であるROMに鍵(暗号鍵、復号
鍵)を設けず、鍵専用のCPU、RAM、ROMからな
る鍵制御部をメイン制御回路基板22に設けた形態を示
すものである。
【0134】図3について説明する。図3はメイン制御
部20のメモリマップ28とカードユニット制御部1
4、情報入出力部15、音声制御部16、枠ランプLE
D制御部17、遊戯板ランプLED制御部18、液晶制
御部(特別図柄表示装置)19、(大)入賞口装置13
3、払出し制御部20等の各サブ制御部のメモリマップ
36を示す。ここで、第一ユーザープログラム領域23
は入賞判定、大当たり判定、払出し指令等するパチンコ
機の制御プログラムが格納される領域である。データ領
域25にはプログラムの実行のため若しくは実行により
作成されたデータが格納される。なお、鍵プログラム及
び鍵データは分割された専用の鍵プログラム領域や鍵デ
ータ領域に配置することなくユーザープログラム領域や
データ領域に設定したり、或はユーザープログラムの中
に鍵プログラムのステートメントやサブルーチンを設定
してもよい。
【0135】ユーザープログラムと鍵プログラムを分離
することによって、双方のプログラムの並行処理が可能
となりユーザープログラムの処理を待機することなく鍵
プログラムの実行が可能となるとともにユーザープログ
ラムへの暗号化処理が支障ないものと成る。
【0136】暗号鍵データ領域24はデータを暗号化変
換する為の鍵データが記憶される領域で、暗号化データ
領域26は暗号化されたデータを一時的に格納ストアす
る領域である。WORKING27領域は制御プログラ
ムの実行過程で使用する作業領域である。第二ユーザー
プログラム領域30はカードユニット制御部14、情報
入出力部15、音声制御部16、枠ランプLED制御部
17、遊戯板ランプLED制御部18、液晶制御部(特
別図柄表示装置)19、(大)入賞口装置133、払出
し制御部20等各サブ制御部の制御プログラムが格納さ
れる領域である。復号鍵データ領域31は、暗号鍵に対
応して暗号化変換されたデータを復号化する鍵データが
記憶される領域であって、復号化データ領域32にはメ
イン制御部10より送信された暗号化変換データがスト
アされる。
【0137】データ領域34には復号化されたサブ制御
部の復号化済データが格納されるものであり、カードユ
ニット制御部14、情報入出力部15、音声制御部1
6、枠ランプLED制御部17、遊戯板ランプLED制
御部18、液晶制御部(特別図柄表示装置)19、
(大)入賞口装置133、払出し制御部20等各サブ制
御部の出力装置を制御する制御データが格納される。
【0138】図4は、後に説明する遊技場管理装置48
と遊技場ネットワーク管理装置49とにおいて其々使用
する中央処理装置のメモリマップと遊技場ネットワーク
管理装置49メモリマップであり、パチンコ機における
メイン制御部とサブ制御部との関係のごとくにデータの
送信(出力)側の中央処理装置には遊技場データーを集
中制御する為の第一ユーザープログラム領域が設けら
れ、受信(入力)側の中央処理装置にはネットワークデ
ータを集中管理する第二ユーザープログラム領域43が
設けられている。
【0139】データの送信側には図3に類似して秘密鍵
データ領域38と、データ領域39と、暗号化データ領
域40と、WORKING領域41が設けられる一方、
データの受信側には図3に類似して公開鍵データ領域4
4と、復号化データ領域45と、データ領域46と、W
ORKIG領域47とが設けられる。この場合、遊技場
ネットワーク管理装置49がデータの送信側となりと遊
技場管理装置48がデータの受信側となる場合を( )
を付して示した。なお、公開鍵と、秘密鍵とについては
後述する。
【0140】図5について説明する。図5は、受信側の
復号化データ領域58に格納された変換データに異常が
あった場合や不正データであった場合にこれらの異常デ
ータを保存し照査する為の異常データ格納領域59を設
けたメモリマップである。また、データの送信側で暗号
化された変換データや、暗号化変換されていないデータ
を、受信側で復号化してデータ処理することが必要ない
場合でそのまま実行可能なデータである場合に受信され
たデータが所定のものであるかを認証する認証鍵データ
領域57を有するメモリマップを示すものである。この
認証鍵データ領域57、異常データ格納領域59はパチ
ンコ機102のサブ制御部、メイン制御部10、遊技場
管理装置48、遊技場ネットワーク管理装置49のデー
タ受信側メモリROMに格納記憶される。
【0141】図6について説明する。図6は、図3図4
図5における鍵データ領域に記憶される鍵データを鍵プ
ログラムの実行により作成する場合のメモリマップを示
すもので、データ送信側のメモリの鍵プログラム領域6
3に暗号鍵データ64を作成する為の鍵プログラムを記
憶する一方、受信側メモリの復号鍵プログラム領域70
に復号鍵データ71を作成する為の復号鍵プログラムを
格納する構成となっている。鍵プログラムは、例えば後
に説明する乱数値選択プログラム(乱数発生手段)(乱
数カウンタ)等により成るもので、乱数値選択プログラ
ムは乱数カウンタにより選択された値を鍵データとして
暗号化若しくは復号化に使用する。
【0142】図7は、送信側メモリにおいて記憶される
鍵テータを、暗号化した制御データ若しくは管理データ
と併せて、受信側メモリに伝送し、受信側では、受信し
た該鍵データを使用して暗号化された変換データを復号
化しパチンコ機102のサブ制御部若しくは遊技場管理
装置48或は遊技場ネットワーク管理装置49での処理
を可能とする構成を示すものである。
【0143】図8について説明する。図8は遊技場に設
置されるカード発行機95とパチンコ機102に併設さ
れるカードユニット96との相互間において受け渡され
るデータの処理形態を各メモリマップの構成により説明
する図である。図38を参照して説明すると。カード発
行機95の中央処理装置には遊戯者により購入されたる
カードデータを処理する第一ユーザープログラム領域8
8と、カードデータを暗号化する鍵プログラム領域89
と、鍵プログラムにより作成された鍵データ領域91と
が設けられる。
【0144】パチンコ機102に併設されるカードユニ
ット96には、カード94(93)に記録されたデータ
とパチンコ機102から送信されるの球貸し(貸球残
高)データを処理する為の第二ユーザープログラムを記
憶する第二ユーザープログラム領域98と、カード発行
機95より送信され受信した鍵データを記憶する鍵デー
タ領域100が設けられている。
【0145】カード発行機95により発行されたカード
93には、鍵データと、貸球金額の相違を示すカード種
別(例えば1000円カード、3000円カード、50
00円カードの別)と、各遊技場の別を示す遊技場コー
ドと、カードが発行されたカード発行機95の別を示す
カード発行機コードと、カードが発行された発行日と、
カードが発行された時刻と、IDコードと、カード購入
者が設定する暗証番号と、貸し球残高と、セキリティが
かけられるセキリティコードと、カードの使用可能な期
限を記録したカード有効期限と、当該カード94をカー
ドユニット96に挿入し使用した経歴の記録されるカー
ド使用経歴と、カードの使用回数と、カードの使用日
と、カードの使用時刻と、その他の備考情報とが磁気的
手段により記録されている。
【0146】遊戯者がカード発行機95に対して、操作
パネル121に購入金額(貸し球金額)を操作し、金銭
投入口120へ金銭投入すると、表示部118に購入金
額の確認表示がなされ、カード排出口119より所望の
カードが排出される。カード排出口119より排出され
たカード94をパチンコ機102に併設されたカードユ
ニット96のカード投入口123に投入する構成となっ
ている。カード発行機95より遊技場のカードユニット
96には鍵データが伝送される一方、購入カードには鍵
データが記録される。カードに記録された鍵データと、
カードユニットが受信した鍵データとが一致しているか
を認証する。
【0147】パチンコ機102や管理装置の制御データ
および管理データについての暗号化処理(データの変換
処理)の具体例を図9について説明する。図9は、鍵プ
ログラムを乱数発生手段から構成し、乱数発生手段(乱
数カウンタ)が選択した乱数値の別により鍵データを設
定する。乱数発生手段の乱数値により鍵データを設定し
当該鍵データによりパチンコ機の制御データや管理装置
の管理データを変換して暗号化処理(データ変換処理)
を行う。乱数発生手段により選択される乱数値により鍵
データをランダムに異ならせることにより鍵データの解
読が極めて困難となる。図9(A)、乱数カウンタのカ
ウント処理により選択された乱数値が1である場合は変
換前データに1を加算し、乱数値が2である場合は変換
前データに2を加算しデータを変換し暗号化する。
【0148】図9(B)鍵データが1である場合は、暗
号化され変換されたデータより1を減算し復号化する。
鍵データ、乱数値が2である場合は暗号化され変換され
たデータより2を減算するとデータが復号化される。図
9(C)鍵データが1を積算し暗号化、鍵データが5で
ある場合5を変換前データに積算し暗号データを作成す
る。図9(D)鍵データとして1が選択された場合は、
レジスタに記録されている変換前データのビット配列を
右に1シフトする。鍵データとして5が選択された場合
は、レジスタに記録されている変換前データのビット配
列を左に3シフトする。
【0149】図9(E)鍵データとして1が選択された
場合は、変換前データが記憶されるレジスタのアドレス
を1前方へずらす。鍵データとして2が選択された場合
は、変換前データが記憶されるアドレスを7前方へずら
す。鍵データとして3が選択された場合は、変換前デー
タが記憶されるアドレスを2前方へずらす。以上の処理
により暗号化されたデータの復号化変換は、(C)につ
いては除算処理を指定する復号鍵データにより、(D)
については逆方向へのデータシフトを指定する鍵データ
に基づいて処理される。また(E)についてはデータが
格納されたレジスタのアドレスをバックさせる復号鍵デ
ータに基づいて処理される。
【0150】図10において、パチンコ機102の管理
データについて暗号化の対処となるデータレコードの例
を示す。この暗号化処理はパチンコ機の製造時に実施さ
れる。パチンコ機102のメイン制御部10のROMに
記載されるプログラム管理項目、パチンコ機の製造会社
名、パチンコ機の機種を表す形式名、製造年月日、プロ
グラム領域に記載されるデータについて暗号化処理を施
す。1レコードの暗号化処理によってはデータ変換処理
や処理容量軽減が図れる一方、パチンコ機に記録される
複数の管理データレコードを重ねて暗号鍵により暗号化
すれば機密性は高まる。データレコードの別に異なる暗
号鍵により暗号化すれば暗号の解読を煩雑にできる。
【0151】図11において入出力ポートにおけるデー
タ割り付けの概要を示す。図1のパチンコ機102制御
ブロック図のメイン制御部10の入力側に設けられた始
動口検出手段4の入力端に接続された始動口検出スイッ
チと、特定入賞領域検出手段5の信号入力端に設けられ
る特定領域用スイッチと、ゲート134通過球検出手段
の入力端に設けられるゲートス用スイッチとからのデー
タが割り付けられるポートはアドレスHHHHHのビッ
ト0、1、3となっている。
【0152】メイン制御部10の出力側に設けられる大
入賞口装置133の大入賞口開放用電磁ソレノイドから
のデータが割り付けられるポートはアドレスFFFFF
のビット2となっている。普通図柄表示装置135を構
成するセグメントLEDへの制御データが割り付けられ
るポートはアドレスDDDDDのビット0、1、2、
3、4、5、6、7、となっている。サブ制御部におけ
る大当たり制御動作を示す大当たりデータと、サブ制御
部である特別図柄表示装置19において特別図柄が確定
した回数を表示する特別図柄確定回数についてのデータ
と、サブ制御部において始動入賞口への入賞情報に対応
する制御を実行させる始動口データと、特定入賞領域5
に入賞したことに対応する動作を処理させるための特別
領域データとは入出力ポートのアドレスEEEEの0、
1、2、3に割り付けられている。
【0153】他、各入出力側に設けられるカードユニッ
ト制御部14、情報入出力部15、音声制御部16、枠
ランプLED制御部17、遊戯板ランプLED制御部1
8、液晶制御部(特別図柄表示装置)19、(大)入賞
口装置133、入賞装置等のサブ制御部へ出力するデー
タのポートが割り付けられ、各ポート入力され若しくは
出力されるデータが暗号化処理され、メイン制御部10
より各サブ制御部に伝送されるものとなる。
【0154】ポートより出力されるデータの全てを暗号
化してもよいが、特にパチンコ遊戯の利益状態に係る大
当たりデータについてのアドレスEEEEEの0ビット
や始動口データについてのアドレスHHHHHの0ビッ
ト、あるいは特別領域データについてのアドレスEEE
EEのビット3やポート割付表で図示しない払出し制御
部20についての払出し情報についてのデータを鍵デー
タにより暗号化変換することが制御の簡便さや処理容量
の軽減上好ましい。始動入賞口検出手段5(始動口検出
スイッチ)からのデータであるアドレスHHHHHビッ
ト0は、メイン制御部10において鍵データにより暗号
化変換されて出力される。
【0155】図12について説明する。図12は、暗号
変換の対象となるデータの格納状態を表すメモリ作業領
域の概要について示した。即ち、情報入出力部15より
出力されるデータのための出力情報バッファ、特別図柄
表示装置19や大入賞口装置133等の大当たり時動作
を制御する大当たりフラグ、特定入賞領域検出手段5の
検出データにより大入賞口装置133の継続開放動作を
起動する特別領域フラグ、払出し制御部20における払
出し動作の実行確認データとなる払い出しスイッチの状
態を示す払出しバッファを例示した。
【0156】図12(A)における出力情報バッファの
ビット0において大当たりの発生の有無を、ビット1に
おいて大当たり判定表示の特別図柄確定回数を、ビット
2において始動口への入賞の有無を、ビット3において
特別な入賞の有無を、ビット4において普通図柄表示装
置における当たり判定表示の普通図柄確定回数が記憶さ
れる。図12(B)における大当たりフラグのビット0
において特別図柄表示装置19について大当たりの成立
が格納される。図12(C)における特別領域フラグの
ビット0において特定入賞領域検出手段5が特定入賞領
域への入賞球の通過の有無が格納されている。図12
(D)における球払出しバッファのビット0において払
出しの実行の有無を記憶する。作業領域に制御データを
格納する制御時において既に暗号化変換したデータを格
納するものとしてもよい。
【0157】図13において、暗号化変換の対象とされ
る第一ユーザープログラム、制御プログラムのプログラ
ムリストについての一部を示す。定義領域とプログラム
テーブルとプログラム領域を併せて示した。暗号化変換
対象とするのはプログラム全体とする、あるいは所定ス
テップの限られたステートメントのみとする、特定の命
令語とする、定義領域とする、プログラムが格納される
アドレスシーケンス番号とすることなどが考えられる。
【0158】図14において、図10、図11、図1
2、図13おいて例示したデータレコード、あるいはポ
ートに割り付けられるデータ、および作業領域に格納さ
れるデータ、若しくはプログラムのステートメントデー
タ(プログラムステートメントやワード、定義データを
機械語のビット単位に展開したもの)についての暗号変
換処理の実施形態をビット単位とワード単位とで示し
た。図14において暗号変換を行う鍵プログラムについ
て、変換を演算処理変換手段の一例である加算処理によ
り2進数2バイトデータの一桁目と16進数の一桁目に
鍵データ1を加えて暗号化するもの。プログラムのうち
データ転送命令とするMOVの転送元を変換するもの。
2進数2バイトから成るデータビットの配列を、左の桁
に鍵データ1桁転送する左シフト処理するデータの暗号
化変換とを例示した。
【0159】すなわち図14(A)、暗号化対象データ
f2進数01111000、16進数78、プログラム
ステートメントMOV A,B。図14(B)、(A)
の暗号化対象2進データに加算する鍵データ(値)を0
0000001、16進01とした。図14(C)、
(B)の鍵データを暗号化対象(A)のデータに加算し
た暗号化データは2進データ01111001、16進
データ79、MOVA,Cに(変換データの転送元を実
際には無い領域に指定してプログラムの実行を暗号化す
る)暗号化変換される。だだしフログラムの暗号化につ
いても例示したステートメントを切換えて暗号化するの
ではなく、プログラムデータをビット処理して暗号化変
換する手段がデータ処理上は明快なものではある。
【0160】鍵プログラムは、レジスタのデータそのも
のではなく、制御プログラムや制御データが格納される
レジスタのアドレスをビット処理して暗号化変換する手
段としても良い。例示した鍵データ1の加算により暗号
変換したデータに対して、さらに鍵データ5を積算処理
する鍵プログラムを設ければ暗号変換済データの機密性
が高められる。即ち、複数段階の暗号化変換処理を経る
ことによりパチンコ機のメイン制御部10よりサブ制御
部に出力するデータ、あるいは遊技場ネットワークにお
いて送信されるデータについての機密性を一層向上させ
ることができる。
【0161】また、加減算積を求める演算処理とせず
に、鍵データを関数演算を実行して求める関数演算処理
フロー(手段)を有する鍵プログラムを設け、関数演算
鍵プログラムを実行することによりデータの暗号化変換
を行うこととすればデータの解析は一層困難となる。さ
らに、排他的論理和、論理積など論理回路を経て暗号化
データを作成する鍵プログラムをパチンコ機や遊技場ネ
ットワークに設けても良くこれらを復号化変換する鍵プ
ログラムを設ける構成としても良い。図14(D)にお
いて、前記図14(A)暗号化対象データを1ビット左
シフトして暗号変換した暗号化データを示し、この場合
ビット配列を1ビット左シフトするコマンドが鍵プログ
ラムとなり鍵データとなる。
【0162】図15(A)において、始動入賞信号を暗
号変換データとする暗号データの生成例を示す。即ち、
始動口検出スイッチが作動しONとされた場合において
暗号化変換前データは1とされデータDで表される。鍵
データ(値)1を使用して加算処理による暗号化変換す
ると暗号化データはEに変換される。一方、始動入賞無
しで始動口検出スイッチがOFFである場合にあっては
暗号化前データは0でデータAにより表される。始動入
賞無しのデータAを鍵データ(値)―1を使用して加算
処理によりにより暗号化すれば、9にデータが暗号化変
換される。
【0163】図15(B)において、大当たりフラグの
データを暗号化する例を示す。即ち、大当たりデータを
コンバートした変換前データをBとする。鍵データ
(値)―1を変換前データから減算しCを暗号変換デー
タとする。外れデータを0に対応する変換前データをC
とする。鍵データ(値)2を変換前データより減算しA
を暗号化変換データとして使用する。上記暗号化データ
の復号変換処理は、図15(A)に対しては始動入賞あ
りの場合は1を始動入賞無しの場合は―1を鍵データと
して減算処理して復号変換データを得る。図15(B)
大当たりフラグについて大当たりであれば―1外れであ
れば2を加算し復号化する。
【0164】図16(A)は先の処理により暗号化した
始動入賞信号16進でE ビット値1110と、大当た
りフラグC ビット値1010とを多重化して受信側サ
ブ制御部へ出力する処理状態を、図17の搬送波形
(A)と伴に示したものである。図16(B)は先の処
理により暗号化した始動入賞信号16進で9 ビット値
1001と、大当たりフラグA ビット値1010とを
多重化して受信側サブ制御部へ出力する処理状態を、図
17の搬送波形(B)と伴に示したものである。始動入
賞信号Eと大当たりフラグCを多重化して、データ11
011100を伝送しようとする場合、暗号化した始動
入賞信号9と大当たりフラグAをビット多重して110
01001として送信することによって、パルス波の搬
送波によりデータが発信されても信号波形よりのデータ
解読および傍聴を困難とする。
【0165】図18はメイン制御部10において鍵プロ
グラム或は鍵データにより暗号化データ変換処理を実行
し、サブ制御部において鍵プログラム或は鍵データによ
り暗号化された変換データを逆変換復号化処理する処理
系統を示す図であり、鍵データを直接使用して暗号化す
る系統と鍵プログラムにより鍵データを作成し暗号化す
る系統を示す。
【0166】また、上段においては、鍵プログラム若し
くは鍵データによりパチンコ制御プログラム全体を暗号
化する実施系統と、パチンコ機において生成される制御
データを鍵プログラム若しくは鍵データにより暗号化す
る系統を開示したものである。下段において、鍵プログ
ラム若しくは鍵データによりパチンコ制御プログラム全
体を復号化するものと、パチンコ機において生成される
制御データを鍵プログラム若しくは鍵データにより復号
化する系統を併せて示した。鍵データの値を直接暗号化
に使用する場合を鍵データの系統とし、乱数発生手段な
どにより乱数値を抽選し変更して暗号化する場合を鍵プ
ログラムの系統として図示した。
【0167】なお、既述の復号化変換については後述す
る入力し受信したデータを鍵データにより照合して認証
するものにおいても同様のデータ処理手段としての鍵プ
ログラムあるいは鍵データによるものを含める。即ち、
メイン制御部10よりサブ制御部が受信したデータをサ
ブ制御部において変換処理したデータの内容であるビッ
ト配列やビット値が、サブ制御部の出力側装置を制御す
るための配列や値に鍵プログラムや鍵データによって変
換できなければ、サブ制御部はサブ制御部の出力側装置
を正常に制御することができない照合処理となる。この
場合復号鍵プログラムを認証鍵プログラムと復号鍵デー
タを認証鍵データとする。
【0168】図19は鍵をパチンコ機の製造工程で設定
する技術思想と、パチンコ機に鍵プログラムを設置して
制御プログラムを暗号化する技術思想と、パチンコ機に
鍵データを配置して制御データを暗号化する技術思想
と、パチンコ機のメイン制御部とサブ制御部に鍵プログ
ラムを搭載して暗号化する技術思想と、パチンコ機のメ
イン制御部とサブ制御部に鍵データを搭載して暗号化す
る技術思想とを示す。さて、図19(A)は既述のステ
ートメントデータの変換処理や、ビット変換処理、ある
いはデータの格納されるアドレスを移動して暗号化する
アドレス変換処理などを行う鍵プログラム若しくは鍵デ
ータによって暗号化された制御プログラムをパチンコ機
製造時において組み込み、この暗号化されたプログラム
によりパチンコ機を制御する形態を示すもので、パチン
コ機の製造工程を一つの技術思想とするものである。
【0169】図19(B)はパチンコ機の制御部に鍵プ
ログラムを搭載し、鍵プログラムにより制御プログラム
若しくは制御プログラムを介して作成される処理データ
を暗号化しパチンコ機を制御するものを示す。図19
(C)はパチンコ機の制御部に鍵プログラムを搭載し鍵
プログラムにより制御プログラムは暗号化することなく
制御プログラムによりも処理されるデータを暗号化する
方法を示す。図19(D)はメイン制御部10に鍵プロ
グラムを搭載し鍵プログラムによりメイン制御プログラ
ムとメイン制御プログラムを介しても作成される処理デ
ータを暗号化しパチンコ機を制御し、サブ制御部に鍵プ
ログラムを搭載し鍵プログラムによりサブ制御プログラ
ムとサブ制御プログラムを介しても作成される処理デー
タとを復号化しパチンコ機を制御する方法を示す。
【0170】図19(E)はメイン制御部10に鍵デー
タを搭載し鍵データによりメイン制御プログラムを介し
て作成される処理データを暗号化しパチンコ機を制御
し、サブ制御部に鍵データを搭載し鍵データによりサブ
制御プログラムを介して作成される処理データとを暗号
化しパチンコ機を制御する方法を示してある。
【0171】メイン制御部10が不正なメイン制御部を
含む制御基板に差し換えられた場合においては、差し換
えられた不正なメイン制御部には所定の鍵プログラムや
鍵データにが設けられておらず正規の暗号化変換処理が
行えない。差換えられた不正なメイン制御部よりサブ制
御部に制御データが出力されてサブ制御部に設けられた
所定の鍵プログラム若しくは鍵データによって復号化変
換が実行された場合、不正なメイン制御部からのデータ
は正規に復号化変換できずサブ制御部の出力側装置を正
常に制御することはではない。サブ制御部におけるデー
タの照合は認証されずサブ制御部の出力側装置を正常に
制御することはではない。
【0172】即ち、データビットのON、OFF、或は
ビット配列配列、ワードやステートメント等(アドレス
により指定されたレジスタの値など)の内容、出力装置
の駆動データやコマンド、が正規のものと異なり対応し
ておらず、サブ制御部は正常な出力装置の駆動制御を実
行することができない。所定のビットデータを検出した
り判別することができない場合、異常なビットデータの
入力や受信を判定する判定手段をサブ制御部に設けて、
サブ制御部の出力装置の駆動を停止し、枠ランプLED
制御部17や音声制御部16を指令して異常表示や異常
拡声をする構成としてもよい。
【0173】また、正規のメイン制御部10に、鍵プロ
グラム若しくは鍵データが設けられることによりパチン
コ機の制御プログラムや制御データは暗号化変換された
ものとなる。従って正規のメイン制御部10に設けられ
た制御プログラムや制御データを解読して不正なメイン
制御部を作成することは困難となる。
【0174】図20について説明する。フロチャートに
おいて、メイン制御部が不正に差し換えられた場合サブ
制御部による出力装置の動作を阻止する鍵プログラムを
表した。この実施形態において鍵プログラムは暗号化鍵
プログラムと、復号化鍵プログラムと、認証鍵プログラ
ムと、メイン制御部の不正差換えを判定するプログラム
ステップと、復号化や認証が異常の場合に制御データを
無効とするプログラムステップと出力装置を制御しない
プログラムステップとを含めて称するものである。
【0175】なお、変更例においてはメイン制御部によ
り変換された変換データを復号化(データ逆変換)する
ことなく変換データによりサブ制御部を実行する構成と
してもよい。この場合メイン制御部で正規に変換された
データによりサブ制御部が制御できるコマンドに制御コ
マンド体系が置換されている構成となる。また、サブ制
御部を制御するデータを暗号化変換して実行する構成と
せず、特別に設けるセキリテイデータを暗号化し、若し
くは認証してセキリティデータが正規の暗号化データ若
しくは認証許可データである場合にはサブ制御部を有効
に制御する構成としてもよい。
【0176】以下説明する。パチンコ機の製造が開始さ
れる、ステップ1。暗号化鍵プログラムをメイン制御部
に搭載(図6参照)、ステップ2。復号化鍵プログラム
をサブ制御部に搭載、ステップ3。パチンコメーカーに
おけるパチンコ機の製造完了、ステップ4。パチンコ機
出荷パチンコ遊技場にパチンコ機設置、ステップ5。パ
チンコ機に電源投入パチンコ遊戯開始待機状態からパチ
ンコ機の起動へ、ステップ6。パチンコ機の制御回路、
メイン制御部が前記暗号化鍵プログラムを搭載したもの
であるか否かによりサブ制御部の制御が有効にされ若し
くは無効となる、ステップ7。メイン制御部において暗
号化鍵プログラムが起動する、ステップ8。サブ制御部
において復号化鍵プログラムが起動される、ステップ
9。正規の暗号鍵プログラム及び復号化鍵プログラムが
搭載された場合、メイン制御部の暗号化鍵プログラムを
もって制御プログラムにより実行され作成されるデータ
が暗号化変換される、ステップ10。
【0177】暗号化データがサブ制御部に転送される、
ステップ11。サブ制御部において受信した暗号化デー
タを復号鍵プログラムにより復号化する、ステップ1
2。サブ制御部が受信したデータを復号化し認証する、
正規のデータとされた場合制御データが有効にされる、
ステップ13。復号化、逆変換されたデータによりサブ
制御部の出力側装置が制御される、ステップ14。一
方、メイン制御部、制御回路が不正に差し換えられた場
合、ステップ7。メイン制御部において、正規の暗号化
鍵プログラムは起動されず、サブ制御部に設けられた復
号鍵プログラムが起動される、ステップ15。パチンコ
遊戯の実行に基づいて制御プログラムにより処理される
データについての正規の暗号化処理は実行されない。暗
号化されていない無変換データがサブ制御部に転送され
る、ステップ16。
【0178】サブ制御部において無変換データを復号化
するも正規のサブ制御部制御データに変換できず、ステ
ップ17。データ若しくは復号化処理されたデータは正
規のものと認証されない。データ若しくは復号化処理さ
れたデータは正規の制御データとなる暗号化変換処理、
復号化逆変換処理を経ていないので機能しない。無効、
ステップ18。サブ制御部の出力側装置、例えば払出し
制御部20における払出しモーターの制御は不能とな
る。払出し制御は阻止される、ステップ19。
【0179】図21について説明する。図21は、図
6、図9(A)(B)において説明した暗号化鍵プログ
ラムのうち、鍵データを切換え設定する制御手段と
(A)、復号化鍵プログラムにおける復号鍵データを切
換え設定する制御手段と(B)を示す。
【0180】フローチャート図において、パチンコ機1
02への電源投入などに応じ、暗号化鍵乱数発生手段が
起動される。暗号化鍵乱数発生手段は、乱数カウンタに
より構成されるもので乱数値1、2、3、4、5をシー
ケンスにカウントし所定のタイミング毎(CPUのリセ
ット周期と特定の割り込みタイミングにより)に読みこ
む、ステップ1。例えば、始動入賞球が始動入賞口検出
手段4により検出され検出信号波がプリアップしたタイ
ミングにおいて前記乱数カウンタのカウント更新が停止
される。停止された乱数カウンタにおいて選択された乱
数値が1であることが判定された場合には、ステップ
2。メイン制御部10の制御プログラムにより処理され
る変換前データに1を加算する暗号化のためのデータ変
換処理を実行する、ステップ8。
【0181】停止された乱数カウンタにおいて選択され
た乱数値が2であることが判定された場合には、ステッ
プ3。メイン制御部10の制御プログラムにより処理さ
れる変換前データに2を加算する暗号化のためのデータ
変換処理を実行する、ステップ9。停止された乱数カウ
ンタにおいて選択された乱数値が3であることが判定さ
れた場合には、ステップ4。メイン制御部10の制御プ
ログラムにより処理される変換前データに3を加算する
暗号化のためのデータ変換処理を実行する、ステップ1
0。停止された乱数カウンタにおいて選択された乱数値
が4であることが判定された場合には、ステップ5。メ
イン制御部10の制御プログラムにより処理される変換
前データに4を加算する暗号化のためのデータ変換処理
を実行する、ステップ11。乱数カウンタにおいて選択
された乱数値が4であることが判定されない場合には、
ステップ6。
【0182】メイン制御部10の制御プログラムにより
処理される変換前データに5を加算する暗号化のための
データ変換処理を実行する、ステップ6。以上の処理を
経て暗号化プログラムによる制御は終了する、ステップ
7。サブ制御部は、上記メイン制御部10における乱数
カウンタにより選択される乱数値を復号化鍵として復号
化データ変換する構成とする事もできるが、図21
(B)はメイン制御部10とは独立して復号化鍵データ
を作成するものである。
【0183】サブ制御部において使用する復号化鍵プロ
グラムに設けられる乱数カウンタは、メイン制御部10
に設定されているCPUのリセット周期と割り込み処理
に対応して、シーケンスに繰り返し計数を行うもので、
上記実施例に対応しては、始動入賞口検出手段4からの
検出信号波のプリアップに対応し、メイン制御部10が
差換えられた場合と差換えられていない場合との何れに
おいても、メイン制御部10側で選択される乱数値に一
致した乱数値が乱数カウンタにより選択されるものと成
っている。
【0184】メイン制御部における暗号化鍵乱数発生手
段の起動タイミングに同期してサブ制御部において復号
化鍵乱数発生手段が起動され乱数カウンタが計数処理を
開始する。
【0185】始動入賞口への入賞タイミングに対応して
鍵乱数値が選択され読み込まれる、ステップ12。乱数
値1が選択されたか否かを判定、ステップ13。乱数値1
が選択された場合(この場合メイン制御部側で暗号化鍵
プログラムが搭載された正規の制御回路基板が不正に差
し換えられていなければ、メイン制御部10側で乱数値
1が選択されたものとなっている。)暗号化変換後デー
タより1を減算する、ステップ18。この処理により暗
号化変換されたデータは逆変換復号化されたデータとな
る。
【0186】乱数値2が選択されたか否かを判定、ステ
ップ14。乱数値2が選択された場合(この場合メイン
制御部10側で暗号化鍵プログラムが搭載された正規の
制御回路基板が不正に差し換えられていなければ、メイ
ン制御部10側で乱数値2が選択されたものとなってい
る。)暗号化変換後データより2を減算する、ステップ
19。この処理により暗号化変換されたデータは逆変換
復号化されたデータとなる。乱数値3が選択されたか否
かを判定、ステップ15。乱数値3が選択された場合
(この場合メイン制御部10側で暗号化鍵プログラムが
搭載された正規の制御回路基板が不正に差し換えられて
いなければ、メイン制御部側で乱数値3が選択されたも
のとなっている。)暗号化変換後データより3を減算す
る、ステップ20。この処理により暗号化変換されたデ
ータは逆変換復号化されたデータとなる。
【0187】乱数値4が選択されたか否かを判定、ステ
ップ16。乱数値4が選択された場合(この場合メイン
制御部10側で暗号化鍵プログラムが搭載された正規の
制御回路基板が不正に差し換えられていなければ、メイ
ン制御部10側で乱数値4が選択されたものとなってい
る。)暗号化変換後データより4を減算する、ステップ
21。この処理により暗号化変換されたデータは逆変換
復号化されたデータとなる。
【0188】乱数値5が選択された場合(この場合メイ
ン制御部10側で暗号化鍵プログラムが搭載された正規
の制御回路基板が不正に差し換えられていなければ、メ
イン制御部側で乱数値5が選択されたものとなってい
る。)暗号化変換後データより5を減算する、ステップ
17。この処理により暗号化変換されたデータは逆変換
復号化されたデータとなる。これにより暗号化鍵データ
により暗号化変換されたデータが、暗号化鍵に対応し同
期して選択された復号化鍵データにより復号化変換され
るデータとなる。ランダムな乱数値の抽選により鍵デー
タが不規則に切換えられ暗号化データの解読は困難にさ
れる。
【0189】次に、図22について説明する。図22は
鍵データを選択する鍵プログラムのうち鍵プログラムが
起動され暗号化変換が行なわれる条件を判定する条件判
定手段に係る部分をフローチャート図として開示したも
のである。図22(A)はパチンコ機の電源投入後所定
時間経過により鍵プログラムを起動し若しくは鍵データ
を選択する条件判定手段に係る部分である。図22
(B)はパチンコ機への電源投入後、遊戯者が打球ハン
ドル128を操作始動したことを判定して鍵プログラム
を起動し若しくは鍵データを選択する条件判定手段に係
る部分である。
【0190】図22(C)はパチンコ機の電源投入後、
始動入賞検出手段4が始動入賞球を検出したことを条件
として鍵プログラムを起動し若しくは鍵データを選択す
る条件判定手段に係る部分である。図22(D)はパチ
ンコ機への電源投入後、大当たりを設定する大当たり乱
数値が抽選された時期において鍵プログラムを起動し若
しくは鍵データを選択する条件判定手段に係る部分であ
る。
【0191】図22(E)はパチンコ機への電源投入
後、大入賞口装置を含む入賞装置駆動用ソレノイドが起
動される場合を判定して鍵プログラムを起動し若しくは
鍵データを選択する条件判定手段に係る部分である。図
22(F)はパチンコ機への電源投入後、払出し制御部
20に払出し指令信号が出力される場合に鍵プログラム
を起動し、若しくは鍵データを選択する条件判定手段に
係る部分である。図22(G)はパチンコ機への電源投
入後、メイン制御部10が設けられたメイン制御基板の
何れかの電気配線がされたことが検出された場合に鍵プ
ログラムを起動し若しくは鍵データを選択する条件判定
手段に係る部分である。図22(H)はパチンコ機への
電源投入後、メイン制御部10を形成するICチップが
ICコネクタより引き抜かれた場合に鍵プログラムを起
動し若しくは鍵データを選択する条件判定手段に係る部
分である。
【0192】図23について説明する。図23はパチン
コ機102に併設されるカードユニット96に関して暗
号化処理実行される時期、鍵データを選択する条件を判
定する鍵プログラムの条件判定手段に係る部分を開示し
たフローチャート図である。図23(A)はカードユニ
ットに電源が投入された場合に鍵プログラムを起動し若
しくは鍵データを選択する条件判定手段に係る部分であ
る。図23(B)はカードユニットとパチンコ機とが電
気接続された場合に鍵プログラムを起動し若しくは鍵デ
ータを選択する条件判定手段に係る部分である。図23
(C)はカードユニットに電源投入後所定時間経過に起
因して鍵プログラムを起動し若しくは鍵データを選択す
る条件判定手段に係る部分である。図23(D)はカー
ドユニットに電源投入後カードユニットに対して(球貸
し)カードが挿入されたことを検出して鍵プログラムを
起動し若しくは鍵データを選択する条件判定手段に係る
部分である。
【0193】図23(E)はカードユニット96への電
源投入後パチンコ機102に設けられた球貸しスイッチ
127への遊戯者による球貸し操作を検出して鍵プログ
ラムを起動し若しくは鍵データを選択する条件判定手段
に係る部分である。図24(F)はカードユニット96
への電源投入後パチンコ機102の返却スイッチ126
への清算操作の検出時に鍵プログラムを起動し若しくは
鍵データを選択する条件判定手段に係る部分である。図
23(G)はカードユニット96への電源投入後カード
ユニット96から遊戯場管理装置48へデータが送信さ
れることを判定して鍵プログラムを起動し若しくは鍵デ
ータを選択する条件判定手段に係る部分である。図23
(H)はカードユニット96への電源投入後カードユニ
ット96が遊技場管理装置48からの管理データ(暗号
化指令信号など)受信に対応して鍵プログラムを起動し
若しくは鍵データを選択する条件判定手段に係る部分と
成っている。
【0194】図24について説明する。図24はカード
発行機95に関して暗号化処理を実行する鍵プログラム
の条件判定手段に係る部分について示したものである。
図24(A)はカード発行機95への電源投入により鍵
プログラムを起動し若しくは鍵データを選択する条件判
定手段に係る部分である。図24(B)カード発行機9
5と遊技場管理装置48との伝送系が接続されると、他
の条件の成立の有無に係らず鍵プログラムを起動し若し
くは鍵データを選択する条件判定手段に係る部分であ
る。
【0195】図24(C)カード発行機への電源投入後
例えば遊技場の管理体制が整うまでの所定時間経過の後
鍵プログラムを起動し若しくは鍵データを選択する条件
判定手段に係る部分である。図24(D)はカード発行
機95より遊戯者がカードを購入するための操作信号を
検出した場合に鍵プログラムを起動し若しくは鍵データ
を選択する条件判定手段に係る部分である。図24
(E)はカード発行機95より例えば定期的にカード発
行機において作成される管理データの遊技場管理装置4
8への送信時を判定して鍵プログラムを起動し若しくは
鍵データを選択する条件判定手段に係る部分である。図
24(F)はカード発行機95が遊技場管理装置48か
ら例えば暗号化指令情報を受信した場合に鍵プログラム
を起動し若しくは鍵データを選択する条件判定手段に係
る部分を示すものである。
【0196】図25は遊技場ネットワーク管理装置49
に関するデータについての暗号化条件を設定する鍵プロ
グラムの暗号化条件判定手段に係る部分を示すものであ
る。以下説明する。図25(A)は遊技場ネットワーク
管理装置49に接続された遊技場管理装置48の電源投
入を判定すると遊技場ネットワーク管理装置49に関す
るデータについての暗号化を実行する暗号化条件判定手
段に係る部分である。図25(B)は遊技場ネットワー
ク管理装置49と遊技場管理装置48とが更新可能に接
続されると遊技場ネットワーク管理装置49に関するデ
ータについての暗号化を実行する暗号化条件判定手段に
係る部分である。図25(C)はタイマーに設定された
所定時間経過毎に遊技場ネットワーク管理装置49に関
するデータについての暗号化を実行する暗号化条件判定
手段に係る部分を示した。
【0197】図25(D)は遊技場管理者若しくは遊技
場ネットワーク管理装置管理者による鍵設定操作がされ
ることに起因して遊技場ネットワーク管理装置49に関
するデータについての暗号化を実行する暗号化条件判定
手段に係る部分である。図26(E)は遊技場ネットワ
ーク管理装置49に接続される端末例えばカード発行機
95に電源が投入されていることを前提として、遊技場
管理者若しくは遊技場ネットワーク管理装置管理者によ
る鍵設定操作がされることに起因して遊技場ネットワー
ク管理装置49に関するデータについての暗号化を実行
する暗号化条件判定手段に係る部分である。
【0198】図25(F)は鍵プログラム若しくは鍵デ
ータが不規則に不定期に更新設定されて遊技場ネットワ
ーク管理装置49に関するデータについての暗号化を実
行する暗号化条件判定手段に係る部分である。図25
(G)は遊技場ネットワーク管理装置49から鍵設定信
号が遊技場管理装置48やカード発行機45若しくはカ
ードユニット96に送信されたことが判定されて遊技場
ネットワーク管理装置49に関するデータについての暗
号化を実行する暗号化条件判定手段に係る部分である。
【0199】図26について説明する。図26はパチン
コ機102のサブ制御部若しくはメイン制御部10とに
おいて受信したデータが正規なものであるか認証する時
期あるいは条件を制御する認証用鍵プログラムを例示し
たものである。図26(A)はメイン制御部からサブ制
御部へ何れかのデータの送信がされる場合に、受信した
データが正規なものであるか認証するデータ認証手段に
係る部分である。図26(B)はパチンコ機102の
(操作)打球ハンドル128が操作された場合に、受信
したデータが正規なものであるか否かの認証をするデー
タ認証手段に係る部分である。図26(C)は始動入賞
検出手段4により始動入賞球が検出された場合に、受信
したデータが正規なものであるか認証するデータ認証手
段に係る部分である。
【0200】図26(D)は大当たり若しくは外れを抽
選する大当たり判定用の乱数カウンタにおいて大当たり
乱数値が選択された場合に、受信したデータが正規なも
のであるか認証するデータ認証手段に係る部分である。
図26(E)は(大)入賞(口)装置133の入賞口を
開放するに入賞装置ソレノイドが駆動される状態と判定
されると、受信したデータが正規なものであるか認証す
るデータ認証手段に係る部分である。図26(F)は払
出し指令信号がセットされる場合に、受信したデータが
正規なものであるか認証するデータ認証手段に係る部分
である。
【0201】図26(G)メイン制御部10が設けられ
るメイン制御基板の何れかの配線が開放されたことが検
出された場合に、受信したデータが正規なものであるか
認証するデータ認証手段に係る部分である。図26
(H)はメイン制御部10を形成するICチップがIC
コネクタより離脱したことが検出された場合に受信した
データが正規なものであるか認証するデータ認証手段に
係る部分を示すものである。
【0202】図27について説明する。図27はカード
94に記録されたデータ即ちカード94が正規なもので
あるか否かを認証するカードデータ認証条件を判定する
データ認証用鍵プログラムを例示するものである。図2
7(A)はカードユニット96への電源投入後カードユ
ニット96にカードが挿入されたことが判定された場合
にカード94が正規なものであるか否かを認証する制御
データ認証手段に係る部分を示す。図28(B)はカー
ドユニット96への電源投入後パチンコ機102の球貸
しスイッチ127への球貸し操作が検出された場合にカ
ード94が正規なものであるか否かを認証するデータ認
証手段に係る部分を示す。
【0203】図28(A)と図28(B)とはパチンコ
機102と遊技場管理装置48間で伝送されるデータの
認証条件を設定するデータ認証用鍵プログラムを例示す
るものであって、図28(C)と図28(D)とはカー
ドユニット96とパチンコ機102間において伝送され
るデータの認証条件を設定するデータ認証用鍵プログラ
ムを示すものである。
【0204】図28(A)はカードユニット96に電源
が投入された後、カードユニット96へカード94が挿
入されるとパチンコ機の認証データとカード94に記録
された認証データの認証条件を制御するデータ認証手段
に係る部分を示す。図28(B)はカードユニット96
への電源投入後パチンコ機102の球貸しスイッチ12
7への球貸し操作が検出されるとパチンコ機102の認
証データとカード94に記録された認証データの認証条
件を判定するデータ認証手段に係る部分を示す。
【0205】図28(C)はパチンコ機102の電源投
入後、パチンコ機102と遊技場管理装置48とにおい
てデータが伝送されることが判定されるとパチンコ機1
02の認証データと遊技場管理装置48の認証データの
認証条件を判定するデータ認証手段に係る部分を示す。
図28(D)はパチンコ機102への電源投入後、パチ
ンコ機102と遊技場管理装置48とのうち何れかにデ
ータ認証指令が操作されたことが判定されるとパチンコ
機102の認証データと遊技場管理装置48の認証デー
タとを照合するデータ認証手段に係る部分を示す。
【0206】一方、図28(E)と図28(F)とは遊
技場管理装置48とネットワーク管理装置49間でのデ
ータの認証条件を制御するデータ認証用鍵プログラムで
ある。図28(E)は遊技場管理装置48への電源投入
後、ネットワーク管理装置49と遊技場管理装置48間
においてデータが送受信されることを判定してデータの
認証条件を設定するデータ認証手段に係る部分を示す。
図28(F)は遊技場管理装置への電源投入後遊技場管
理装置48若しくはネットワーク管理装置49に認証処
理を指令すると(例えば管理装置のキーボートへのキー
操作や管理装置の表示画面に表示されたアクセスポイン
タのマウス操作による。図示しない。)遊技場管理装置
48の認証データとネットワーク管理装置49の認証デ
ータの認証条件を判定するデータ認証手段に係る部分を
示した。
【0207】図29は先に説明したパチンコ機102の
サブ制御部(カードユニット制御部114、情報入出力
部15、音声制御部16、枠ランプLED制御部17、
遊戯板ランプLED制御部18、特別図柄表示装置1
9、大入賞口装置133など)において正常な復号化変
換が実行されず、若しくは正常な認証が処理されなかっ
た場合にサブ制御部に設けられる前記出力装置の駆動を
停止し出力装置により異常報知を実行させる鍵プログラ
ムの部分を開示したフローチャートである。
【0208】図29(A)はメイン制御部10での暗号
化処理と、サブ制御部での復号化処理と、復号化データ
が正規のものに変換されない場合にサブ制御部の出力装
置を停止すると伴に異常報知を実行するパチンコ機10
2の判定制御手段にかかる部分をフローチャート簡略化
して開示したものである。以下説明する。
【0209】メイン制御部10において鍵プログラムが
起動される、ステップ1。鍵プログラムにより暗号化鍵
データが作成される。乱数発生器乱数カウンタによる乱
数値の選択により鍵データは暗号化処理の都度ランダム
に変更される。既述、ステップ2。鍵データによりパチ
ンコ機102の制御プログラムにより形成される制御デ
ータを暗号化変換する。既述、ステップ3。メイン制御
部10よりサブ制御部に暗号化した変換データを出力す
る。ステップ4。
【0210】サブ制御部においてメイン制御部10から
の暗号化変換データ受信、ステップ5。サブ制御部鍵プ
ログラム起動、ステップ6。サブ制御部の鍵プログラム
はメイン制御部において設定した暗号鍵データに対応す
る復号鍵データ作成する。既述(鍵データの同期)ステ
ップ7。復号鍵データにより変換されている暗号化デー
タを復号化する。逆変換処理を実行する。ステップ8。
サブ制御部において復号鍵データにより暗号化データが
正規に復号化され逆変換されたかを判定、ステップ9。
暗号化データが正規に復号された場合、サブ制御部例え
ば払出し制御部20の払出しモーターが駆動される、ス
テップ10。暗号化データが正規に復号されなかった場
合、払出し制御部20の払出しモーターは起動を阻止さ
れる。ステップ11。
【0211】払出しデータが規定データでないと判定さ
れると、音声制御部16を駆動して異常報知が実施され
る。また払出しデータが規定データでないと判定される
と、枠ランプLED制御部17若しくは遊戯板ランプL
ED制御部18が図示しないランプLED表示回路を起
動して異常表示を実行する。ステップ12。
【0212】図29(B)はパチンコ機102の制御プ
ログラムにより処理されサブ制御部を制御する制御デー
タに対しては暗号化処理若しくは復号化処理を実行する
ことなく、認証用の鍵データが正規のものであるか否か
を照合してサブ制御部の制御部を有効とし、照合の結果
が正規のものと認証されない場合には、サブ制御部の動
作を阻止し、更に異常情報を報知手段により報知する判
定制御手段にかかる部分をフローチャート図により開示
するものである。以下説明する。メイン制御部10にお
いて鍵プログラムの起動、ステップ13。メイン制御部
10において起動した鍵プログラムにより制御データが
正規のものであるか否か照合する為の認証鍵データ作成
する。認証鍵データを暗号化したデータとして変換す
る、ステップ14。
【0213】暗号化した認証鍵データをメイン制御部1
0よりサブ制御部に送信する、ステップ15。サブ制御
部は制御データと伴に暗号化された認証鍵データを受信
する、ステップ16。サブ制御部において鍵プログラム
を起動する、ステップ17。サブ制御部において鍵プロ
グラムにより認証鍵を作成、ステップ18。サブ制御部
においてメイン制御部10より送信され受信した暗号化
された認証鍵データを復号化変換する、ステップ19。
ステップ18で作成したサブ制御部側の認証鍵データと
ステップ19においてメイン制御部10から送信され受
信した後復号化した認証鍵データとを照合、ステップ2
0。
【0214】メイン制御部10側の認証鍵データとサブ
制御部側の認証鍵データとが一致した場合には、メイン
制御部10から受信した制御データによりサブ制御部の
出力側装置を駆動する。ステップ21。メイン制御部1
0側の認証鍵データとサブ制御部側の認証鍵データとが
一致しない場合には、メイン制御部10から受信した制
御データによりサブ制御部における出力側装置の正常な
駆動を禁止する。ステップ22。
【0215】メイン制御部10側の認証鍵データとサブ
制御部側の認証鍵データとが一致しない場合には、音声
制御部16を指令し異常発生音を音声制御部16の端末
に設けられるスピーカーにより異常音を拡声する。メイ
ン制御部10側の認証鍵データとサブ制御部側の認証鍵
データとが一致しない場合には、枠ランプLED制御部
17及び遊戯板ランプLED制御部18を指令して各制
御部17、18の端末に設けられるランプや発光ダイオ
ードを駆動して異常情報を表示する。ステップ23。な
お、上述の判定制御手段は鍵プログラムの内部にプログ
ラムしても良く、鍵プログラムとは別の制御手段とし独
立させてもよいものである。
【0216】図30は、遊技場ネットワークの構成を示
したものである。図30はまた、パチンコ機102にお
けるメイン制御部とサブ制御部間におけるデータ伝送処
理を、遊技場のネットワーク通信におけるデータ伝送処
理を含ませて開示したものである。パチンコ機102に
おいてはメイン制御部とサブ制御部との伝送系統を有
し、当該パチンコ機102はカードユニット96との伝
送系統と情報入出力部15を介しての遊技場管理装置4
8との伝送系統とが設けられている。遊技場の規模が大
きな場合には図示した如くパチンコ機102と遊技場管
理装置48の間に遊技場島管理装置105が設けられ島
とよばれるパチンコ機102の一群毎に伝送データが中
継管理される構成となる。
【0217】遊技場管理装置48がデータを統制する遊
技場内には球貸しカードを発行するカード発行機95
と、パチンコ機102にパチンコ球を供給する球補給装
置103とパチンコ機からアウト球として排出されるパ
チンコ球を回収する球回収装置104が設けられる。球
補給装置103における補給球数データと球回収装置1
04における回収球数データとは遊技場管理装置48に
伝送される構成となっている。
【0218】カード発行機95よりカード発行機95に
おいて発行されたカードに関するデータ、例えばカード
種別、カード発行機コード、発行日、発行時刻、IDコ
ード、暗証番号、貸球残高、セキリティコード、有効期
限、鍵データ等が遊技場管理装置48へリアルタイムで
伝送される構成となっている。またカード発行機95よ
りは発行したカード94に記載された識別情報(図8参
照)の部分データがパチンコ機に付設されるカードユニ
ット96に伝送される構成となっている。
【0219】図30においては全国チェーン店遊技場ネ
ットワーク管理装置107で伝送データを中継管理する
系統と、県単位の遊技場組合等が伝送データを県遊技場
ネットワーク管理装置106により中継管理する場合の
伝送系統とを併せて示した。遊技場ネットワーク管理装
置49における中央処理装置や外部記憶装置を大容量と
し、データの処理上中継管理を必要としない場合には、
県遊技場ネットワーク管理装置106若しくは全国チェ
ーン店遊技場ネットワーク管理装置107は構成しなく
てもよい。ネットワーク中継管理装置は県遊技場ネット
ワーク管理装置106や各遊技場管理装置48によりも
構成されるものである。これら装置に入出力されるデー
タを認証し、或いはデータを変換認証することを条件と
して出力側に設けられた機械装置の正常な制御管理を実
行するデータ処理手段となるデータ変換手段或はデータ
認証手段及としての鍵プログラム若しくは鍵データをネ
ットワーク伝送系統について補充して説明する。
【0220】図31について説明する。図31は図30
の伝送系統内に設けられる機械や各装置間で伝送される
データの概要を示すものである。パチンコ機内において
伝送されるデータに関しては、既述し図31において省
略した。パチンコ機102の球貸しスイッチ127や返
却スイッチ126への操作に基づく球貸しデータはカー
ドユニット96と遊技場管理装置48とに伝送される。
パチンコ機102の情報入出力部15から始動入賞デー
タや大当たりデータが遊戯場管理装置48に伝送され
る。カードユニット96よりパチンコ機102にカード
挿入データが伝送される。カードユニット96より遊技
場管理装置48にカード使用データ、貸球残高データ等
が送信される。
【0221】カード発行機95より発行するカードにつ
いてのカード種別、カード発行機コード、発行日、発行
時刻、IDコード、暗証番号、貸球残高、セキリティコ
ード、有効期限、鍵データ等が遊技場管理装置48およ
びカードユニット96に伝送される。遊技場管理装置4
8よりパチンコ機102における打球操作を禁止する打
ち止めデータが送信される。打ち止めデータは当該パチ
ンコ機102における異常が判定された場合や、当該パ
チンコ機102における払出し球数が所定の範囲を超え
た場合に出力される。
【0222】遊技場管理装置48はカード発行機95か
ら受信したカード発行データであるカード種別、カード
発行機コード、発行日、発行時刻、IDコード、暗証番
号、貸球残高、セキリティコード、有効期限、鍵デー
タ、若しくはこれらのデータの部分、あるいはこれらの
データを演算処理した処理済データを遊技場ネットワー
ク管理装置49に送信する。なお、カード発行機85や
カードユニット96より必要とされる情報を遊技場ネッ
トワーク管理装置49に直接送信する構成としても良
い。
【0223】遊技場管理装置48を介してパチンコ機1
02から受信した遊戯データ、若しくは遊戯データにつ
いての処理済データが遊技場ネットワーク管理装置49
に送信される。遊戯場管理装置48よりカードユニット
96より受信した各貸球残高データ若しくは貸球残高デ
ータについての演算処理済データが遊技場ネットワーク
管理装置49に伝送される。遊技場ネットワーク管理装
置49より受信した各種データについての処理済加工デ
ータを各遊技場管理装置48に向けて伝送し、必要な遊
技場管理データを伝送する伝送系統が設けられている。
【0224】図32について説明する。図32は、遊技
場ネットワーク管理装置49と県遊技場ネットワーク管
理装置106、107と遊技場管理装置48相互間にお
いて送受信されるデータ構造と処理系統を示す図であ
る。遊技場管理装置48における管理データは、既述の
パチンコ機102において作成されたデータと、球補給
装置103及び球回収装置104からの球数データと、
カードユニット96からの貸し球データと、カード発行
機95からのカード管理データ等よりなるものである。
【0225】この図で例示するデータ構造について説明
する。遊技場管理装置48においては、パチンコ機10
2についての情報であって第一鍵(鍵プログラム、鍵デ
ータ)によるセキリティ化の対象とされるパチンコ機番
号、始動回数、大当たり回数、異常情報、打止回数、賞
球払出数についてのデータなどを有するパチンコ機レコ
ードと、補給装置等103、104についての情報であ
って第二鍵(鍵プログラム、鍵データ)によるセキリテ
ィ化の対象とされる球補給数と球回収数データを有する
補給レコードと、カードユニット96についての情報で
あって第三鍵(鍵プログラム、鍵データ)によりセキリ
ティをかけられるカードユニット番号と随時更新される
貸球残高とカードユニットの起動状態を示すカードユニ
ットレデイデータとからなるカードユニットレコード
と、カード発行機95についての情報であって第四鍵
(鍵プログラム、鍵データ)によりセキリティされるカ
ード発行機番号とカード発行日とカード発行枚数とカー
ド販売金額とシリアル番号とを有するカード発行機レコ
ードとがファィリングされたデータファィル111が設
けられる。
【0226】当該データファイル111に記憶されるデ
ータは、遊技場に設置される各機械及び装置毎に個別に
フアィリング処理されるとものと、各機械共通のデータ
が集計され各データ項目間相互において演算処理されさ
れたものと、更に時間の経過や遊技場管理装置48に設
けられた操作パネルへのキーボート操作やマウス操作に
よりアップデートされるものから成っている。
【0227】遊技場管理装置48でファィリングされデ
ータファイル111に記憶される各データ114のデー
タが、遊技場テーブルデータとして三次鍵(鍵プログラ
ム、鍵データ)によりセキリティ(暗号化)され、遊技
場ネットワーク管理装置49県遊技場ネットワーク管理
装置(106)(107)に送信されるものである。こ
の場合暗号化の対象データは特定のもののみとしても良
く、或はデータ全てを暗号化の対象とするものとしても
よい。県遊技場ネットワーク管理装置106、107が
有するデータファイル110は、各遊技場管理装置48
より暗号化変換後送信された遊技場テーブルデータにつ
いて、三次鍵(鍵プログラム、鍵データ)で復号化して
後集計あるいは演算処理されたデータが蓄積されるもの
である。
【0228】図中113で例示するのは県遊技場ネット
ワーク管理装置106、107のデータファィルの構造
で、各遊技場管理装置48からの遊技場テーブルデータ
と県遊技場ネットワーク管理装置106で処理した地方
データテーブルなどからなる。各遊技場管理装置48か
ら受信したデータを県遊技場ネットワーク管理装置10
6、107において中継処理して後、遊技場ネットワー
ク管理装置49への送信対象とするデータを地方テーブ
ルデータとしてフアィリングする。地方データテーブル
は二次鍵(鍵プログラム、鍵データ)により暗号化変換
され遊技場ネットワーク管理装置49への送信対象とな
る。
【0229】遊技場ネットワーク管理装置49に記憶さ
れるデータファイル109は、県遊技場ネットワーク管
理装置106、107より二次鍵(鍵プログラム、鍵デ
ータ)により暗号化変換されて後送信された地方テーブ
ルデータを、遊戯場ネットワーク管理装置49に設けら
れた二次鍵(鍵プログラム、鍵データ)により復号化変
換されて後演算処理された結果データが蓄積される。
【0230】図中112は、遊技場管理装置48より受
信した遊技場テーブルデータと、県遊技場ネットワーク
管理装置106より受信した地方テーブルデータと、遊
技場ネットワーク管理装置49で処理したデータとを一
次鍵(鍵プログラム、鍵データ)により暗号化したファ
イル構造を示す。
【0231】図33について説明する。図33は、遊技
場管理装置48のデータを県遊技場ネットワーク管理装
置106及び遊技場ネットワーク管理装置49に暗号化
して送信する場合の実施形態を示す図である。各遊技場
における加工データをデータファイル111として遊技
場管理装置48の中央処理装置若しくはその外部記憶装
置に格納する、ステップ1。各遊技場おいて各パチンコ
機102、各カード発行機95、各カードユニット96
などより収集、累積、演算、アップデート処理されるデ
ータのうち送信対象データを三次鍵で暗号化する、ステ
ップ2。
【0232】なお、暗号化されたデータの伝送形態とし
ては、第三パケット例118に示すように、暗号化デー
タと鍵データとを合わせて送信する構成とする場合。第
二パケット例119に示すように送信データの一部のみ
暗号化し、暗号化変換していないデータと併せ送信する
構成とする場合。第一パケット例の如く送信するデータ
おおかた若しくは全体を暗号化した構成とする場合の何
れによってもよい。第一パケットの例に基づき説明す
る。なお、本実施形態においては理解を容易とする為、
データの送信単位となる伝送パケットに暗号化データ配
置する構成としたものである。なお、鍵データは通信に
よっては送受信することなく別の系統により配送する構
成としても良い。
【0233】送信対象の暗号化データ117を伝送パケ
ットに搭載し送信する、ステップ3。なお、ヘッダ11
6には送信先や送信データの識別符号、連続番号場合に
より通信プロトコルが準備される。だだし、通信プロト
コルに関して鍵を設定し、送信データ自体は暗号化する
ことなく通信することは想定できる。遊技場管理装置4
8より県遊技場ネットワーク管理装置106にデータ送
信する、ステップ4。県遊技場ネットワーク管理装置1
06暗号化データ伝送パケット受信する、ステップ5。
県遊技場ネットワーク管理装置106において三次鍵
(復号鍵プログラム、復号鍵データ)より暗号化データ
を復号化する、ステップ6。
【0234】県遊技場ネットワーク管理装置106にお
いて復号済データについて演算加工処理を実行し県遊技
場ネットワーク管理装置106の中央処理装置や外部記
憶装置に格納されているデータファィル110を更新す
る、ステップ7。データファイル110中、遊技場ネッ
トワーク管理装置49への送信対象とするデータをアッ
プデートする、ステップ8。
【0235】前記抽出データを県遊技場ネットワーク管
理装置106の中央処理装置に設けられた二次鍵(暗号
鍵プログラム、暗号化データ)により暗号化変換する、
ステップ9。伝送パケットに暗号化データを設定し、遊
技場ネットワーク管理装置49へのパケット送信を開始
する、ステップ10。県遊技場ネットワーク管理装置1
06の二次鍵で暗号化されたデータを遊技場ネットワー
ク管理装置49が受信、ステップ11。遊技場ネットワ
ーク管理装置49の中央処理装置に設けられた二次鍵
(復号鍵プログラム、復号鍵データ)により暗号化デー
タを復号化変換する、ステップ12。遊技場ネットワー
ク管理装置49において復号化したデータを演算処理す
る、及びデータファイル109予め記憶されていたデー
タを復号化データに基づき更新処理しデータファイル1
09へ格納する。ステップ13。
【0236】更新データのうち県遊技場ネットワーク管
理装置106若しくは遊技場管理装置48へ送信必要な
データを変換前にアップデートし選択処理する。ステッ
プ14。県遊技場ネットワーク管理装置106若しくは
遊技場管理装置48への送信対象データを遊技場ネット
ワーク管理装置49の中央処理装置に設けられた一次鍵
(暗号鍵プログラム、暗号鍵データ)により暗号化変換
する。ステップ15。前記一次鍵で暗号化された暗号化
データを県遊技場ネットワーク管理装置106若しくは
遊技場管理装置48に送信、ステップ16。県遊技場ネ
ットワーク管理装置106の中央処理装置に設けられた
一次鍵により暗号化データを復号化、確認更新処理を実
行。ステップ17。遊技場管理装置48の中央処理装置
に設けられた一次鍵により暗号化データを復号化、確認
更新処理を実行。ステップ18。
【0237】以上の各伝送系間において、三次鍵は、遊
技場管理装置48と県遊技場ネットワーク管理装置10
6との間で送受信されるデータを暗号化し若しくは復号
化する鍵プログラム、鍵データとなる。二次鍵は、県遊
技場ネットワーク管理装置106と遊技場ネットワーク
管理装置49との間で送受信されるデータを暗号化し若
しくは復号化する鍵プログラム、鍵データである。一次
鍵は遊技場管理装置48と県遊技場ネットワーク管理装
置106と遊技場ネットワーク管理装置49との間で送
受信されるデータを暗号化し若しくは復号化する鍵プロ
グラム、鍵データとなっている。従って、二次鍵が設け
られていない遊技場管理装置48においては遊技場ネッ
トワーク管理装置49をアクセスして遊技場ネットワー
ク管理装置49内のデータを認識することができない。
【0238】一方、遊技場ネットワーク管理装置49に
おいて一次鍵により暗号化変換し県遊技場ネットワーク
管理装置106へ送信したデータと、遊技場ネットワー
ク管理装置49において一次鍵により暗号化変換し遊技
場管理装置48へ送信したデータとについては、遊技場
ネットワーク管理装置49からアクセスして一次鍵によ
り復号化変換すれば認識することが可能とされるものと
成っている。また、遊技場管理装置48が管理するデー
タのうちパチンコ機102に関するデータレコードにつ
いては第一鍵により暗号化変換され、補給装置103に
関するデータは第二鍵により暗号化変換され、カードユ
ニット96に関するデータレコードについては第三鍵に
より暗号化変換され、カード発行機95に関するデータ
レコードは第四鍵によりそれぞれ格別に暗号化変換され
る。従って、遊技場において発生する多数種類のデータ
が格別の鍵により暗号化される結果と成るものである。
一部のデータが認識されても、複数種類の鍵を用いて暗
号化されたデータを解析しなければ遊技場全体の情報を
綜合的に把握することは不可能なものと成る。
【0239】図34について説明する。図34は遊技場
ネットワーク管理装置49と県遊技場ネットワーク管理
装置106と遊技場管理装置48とのデータ伝送系にお
いて公開鍵と秘密鍵とにより、伝送するデータを暗号化
し復号化する実施形態を示したものである。遊技場ネッ
トワーク管理装置49の中央処理装置において秘密鍵
(1)と公開鍵(1)を作成する、ステップ1。遊技場
ネットワーク管理装置49より県遊技場ネットワーク管
理装置106に公開鍵(1)を送信する、ステップ2。
遊技場ネットワーク管理装置49より遊技場管理装置4
8へ公開鍵(1)を送信する、ステップ3。
【0240】県遊技場ネットワーク管理装置106の中
央処理装置において秘密鍵(2)と公開鍵(2)を作成
する、ステップ4。県遊技場ネットワーク管理装置10
6より遊技場管理装置48に公開鍵(2)を送信する、
ステップ5。遊技場管理装置48において県遊技場ネッ
トワーク管理装置106若しくは遊技場ネットワーク管
理装置49へ送信するデータを設定する。(各パチンコ
機102各カード発行機95、各カードユニット96、
各球補給装置103などより受信した新規データの演算
処理と、データファイル111の更新処理からの選択デ
ータ)ステップ6。
【0241】遊技場ネットワーク管理装置49から受信
した公開鍵(1)により遊技場ネットワーク管理装置4
9への伝送データを暗号化する。県遊技場ネットワーク
管理装置106から受信した公開鍵(2)により県遊技
場ネットワーク管理装置106への伝送データを暗号化
する。ステップ7。伝送パケット準備、県遊技場ネット
ワーク管理装置106に暗号化データ送信する、ステッ
プ8。県遊技場ネットワーク管理装置106が暗号化デ
ータ受信する、ステップ9。県遊技場ネットワーク管理
装置106の中央処理装置により作成した前記秘密鍵で
ある復号鍵(2)により受信した暗号化データを復号化
変換する。この復号化したデータに基づいて県遊技場ネ
ットワーク管理装置106におけるデータファイル11
0の更新処理が実行される。
【0242】県遊技場ネットワーク管理装置106にお
いて遊技場ネットワーク管理装置49への伝送対象デー
タを準備する。ステップ10。遊技場ネットワーク管理
装置49より受信した公開鍵(暗号化鍵)(1)によ
り、遊技場ネットワーク管理装置49への伝送対象デー
タを暗号化する。ステップ11。暗号化された伝送デー
タを遊技場ネットワーク管理装置49へパケット送信す
る、ステップ12。
【0243】県遊技場ネットワーク管理装置106から
の暗号化された伝送データを遊技場ネットワーク管理装
置49が受信する。ステップ13。遊技場ネットワーク
管理装置49の中央処理装置において先に作成した秘密
鍵(復号化鍵)(1)により復号化する。ステップ1
4。遊技場ネットワーク管理装置49の外部記憶装置
(磁気ドラムなど)に記憶されたデータファイル109
からデータ選択する。復号済データとデータファイル1
09からのデータを演算処理し更新する。更新済データ
をデータファイル109に格納する。ステップ15。
【0244】図35について説明する。図35は、暗号
化され送受信されるデータに基づいてデータファイルで
あるマスターフアイルに記録されたデータを更新するに
際して、トランザクションファイルに記録してあるデー
タ項目を介して更新する構成としたものである。遊技場
の管理情報や制御情報であって暗号化送信するデータ容
量や、マスターファィルで保管するデータ容量を軽減す
ると伴に、ファイルデータについての更新処理の効率化
を図る為の構成を開示したものである。
【0245】図35においては、遊技場ネットワーク管
理装置49と県遊技場ネットワーク管理装置106と遊
技場管理装置48との相互間において伝送される多数種
類のデータ項目のうち、球貸しカードデータの一部を例
示して説明する。
【0246】球貸しカード94のデータは、使用が許可
される貸球金額毎に区別されたカード94の種別に関す
るカード種別と、当該カード94が発行されたカード発
行機95の別を示す遊技場コードと、当該カード94が
発行された年月日を示す発行日と、当該カード94が発
行された時刻を示す発行時刻と、当該カード個別のID
コードと、当該カードの購入者が設定する暗証番号と、
パチンコ機102即ちカードユニット96に挿入使用し
て減算される貸球残高と、特別の機密情報を記録したセ
キリティコードと、当該カード94が使用されるカード
ユニット96等を示す使用経歴と、当該カード94をカ
ードユニット96に投入して使用した回数を示す使用回
数と、当該カード94を使用した年月日を示すカード使
用日と、当該カード94を使用した時刻を示す使用時刻
と備考情報とにより構成されている。
【0247】遊技場管理装置48のマスターファイル1
11には、これらのデータがデータ項目毎に集計され、
あるいはデータ項目相互間の関係において演算処理され
たデータなどが累積記憶される。またマスターファイル
111記憶されたデータは、リアルタイムでまたは遊技
場管理者の遊技場管理装置48の図示しない操作パネル
への更新操作による各データの変更に応じてトランザク
ションファイル111Aに予め記録されているデータを
介して更新記録されるものである。図示カードファイル
データが上記のようにマスターフアイル111に選択記
憶される。
【0248】カード種別データを集計したカード種別レ
コードと、遊技場の別を示す遊技場コードと、IDコー
ドを集計したIDコードレコードと、貸球残高を集計し
た貸球残高集計レコードと、各貸球残高集計レコードを
集計演算処理した貸球残高テーブルと、備考情報を纏め
た備考情報レコードとが遊技場管理装置48より県遊技
場ネットワーク管理装置106に対して暗号鍵(鍵プロ
グラム、鍵データ)により暗号化され送信される。
【0249】県遊技場ネットワーク管理装置106が受
信した前記暗号化データは既述の如く復号鍵により復号
化される。復号化された変換データは、県遊技場ネット
ワーク管理装置106のトランザクションファイル11
0Aに保管されている更新用データを読み込んでマッチ
ングされ、マスターファィル110のデータの更新対象
にされる。更新された県遊技場ネットワーク管理装置1
06マスターファィル110のデータは、即ち、遊技場
マスターファィルを構成する各カード種別レコードはカ
ード種別テーブルとして、各カード管理レコードはカー
ド管理テーブルに、各遊技場コードは遊技場コードテー
ブルに、各IDコードレコードはIDコードテープル
に、各貸球残高テーブルは貸球残高集計管理テーブル
に、各備考情報レコードは備考情報テーブルとして集計
処理あるいは編集処理される。
【0250】マスターファィル110からの選択データ
が、データ県遊技場ネットワーク管理装置106より遊
技場ネットワーク管理装置49への暗号鍵により暗号化
変換される伝送データの対象となる。
【0251】遊技場ネットワーク管理装置49が県遊技
場ネットワーク管理装置106より受信した暗号化デー
タは遊技場ネットワーク管理装置49の復号鍵により復
号化変換される。復号化された変換データは、遊技場ネ
ットワーク管理装置49のトランザクションファイル1
09Aに保管されている更新用データを読み込んでマッ
チングされ遊技場ネットワーク管理装置49のマスター
ファィル109のデータの更新対象とされる。
【0252】更新された遊技場ネットワーク管理装置4
9のマスターファィル109のデータは、県マスターフ
ァィル110からの各カード種別テーブルはカード種別
テーブルとして、各カード管理テーブルはカード管理テ
ーブルに、各遊技場コードレコードは遊技場コードテー
ブルに、各IDコードテーブルはIDコードテープル
に、各貸球残高集計管理テーブルは貸球残高集計管理テ
ーブルに、各備考情報テーブルは備考情報テーブルとし
て、集計処理若しくは編集処理等されたものである。
【0253】図36について説明する。図36は図37
とともに鍵プログラムのアルゴリズムをフロチャート図
により開示したものである。本実施形態は電話回線や専
用通信回線を利用し、アンテナを介しての無線通信や有
線通信などネットワーク間におけるデータ通信に使用す
る為の手段である。先に説明したパチンコ機におけるメ
イン制御部とサブ制御部等における一機械や装置内にお
けるデータの入出力や伝送系統においてこれらの鍵プロ
グラムを搭載する事は制御部の処理容量に応じて可能と
なる。
【0254】図36(A)PS58至PE58。デジタ
ル署名方式によるアルゴリズムについてフローチャート
を示した。デジタル署名は、送信者が自分の暗号鍵で暗
号化し、受信者が送信者の公開鍵で復号する場合。復号
可能。しかもこの暗号鍵を持った人が暗号化しなければ
その公開鍵で復号することはできない。公開鍵を作った
人以外がその公開鍵で復号する暗号を作成することはで
きない。本人の確認が可能。他人が公開鍵で復号できる
暗号を作ることができないものであり図34にて利用さ
れる構成となっている。数式、関数式はROMに記録す
るプログラムステートメントに変換。以下に記載のアル
ゴリズム図36(B)図36(C)図36(D)
【0255】署名作成者AはデータMをハッシュ関数と
呼ばれる特殊な関数hによってh(M)に圧縮し、これ
を自分の秘密鍵で変換してデジタル署名Sを生成する、
ステップ1。 Aは署名付データ(M,S)を署名検証
者Bに送信する、ステップ2。Bは署名SをAの公開鍵
で変換した結果と、送信された署名対象データMをハッ
シュ関数hで変換したデータh(M)と尽き合わせ一致
するかどうかを検証する、ステップ3。
【0256】図36(B)PS59至PE59。RSA
署名暗号のアルゴリズムについてフローチャートを示し
た。鍵生成 2つの大きな素数pとqを選びm=pqを
計算する。 次にp−1とq−1の最小公倍数Lを計算
し、Lと互いに素な自然数eを選んだ上でed=1(m
od L)を満たす自然数dを求める、ステップ1。秘
密鍵(p,q,d)とする、ステップ2。公開鍵(n,
e)とする、ステップ3。暗号化 C=Memod n
(M:平文,C:暗号文)、ステップ4。復号 M=C
dmod n、ステップ5。
【0257】図36(C)PS61至PE61、RSA
署名の署名生成検証方法のアルゴリズムについてフロー
チャートを示した。署名生成 S=Mdmod n
(S:デジタル署名.M:署名対象データー)、ステッ
プ1。署名検証 M=Semod nが成立するか否か
を検証する、ステップ2。
【0258】図37(A)PS64至PE64、鍵配送
方法のうち Diffie-hellman鍵配送方法
のアルゴリズムについてフローチャートを示した。ステ
ップ1 Aはp−1以下の自然数Sをランダムに選び素数
pと整数αによってT=αsmod pを計算しTをB
に送る。 ステップ2 Bはp−1以下の自然数Xをラン
ダムに選びY=αxmod pを計算しYをAに送る。
ステップ3AはK=Ysmod p=αxsmod
pによって鍵Kを得る。ステップ4BはK=Txmod
p=αsxmod pによって鍵Kを得る。
【0259】図37(B)PS65至PE65、ハッシ
ュ関数のアルゴリズムについてフローチャートを示し
た。対象となるデーターMをある一定長のデーターブロ
ックMi(i=1...n)に分割、ステップ1。Miを、
MiからMnまで順番に圧縮変換関数f(Mi,Hi-
1) (Hi-1=f(Mi-1,Hi-2)、H0は初期値
としてあらかじめ設定)に入力してHnを生成する、ス
テップ2。最終的に生成されるHnがデーターのハッシ
ュ値となる、ステップ3。
【0260】復号化演算に時間がかかる場合は、公開鍵
暗号で共通鍵暗号の共通鍵を暗号化して送り、実際の暗
号文の交換には共通鍵暗号を使用する方法としてもよ
い。鍵長は、最低512ビット160桁以上とすれば良
いがセキリティを高め解析困難とする為には1024ビ
ット以上さらには2048ビット以上のビットデータと
するのが良い。
【0261】図38は、(A)カード発行機95と、
(B)カードユニット96と、(C)パチンコ機102
とについての概要を示す図である。カード発行機95に
おいて、遊戯者が金銭投入口120に紙幣若しくは硬貨
を投入する。投入金額が表示部118に表示され貸球カ
ード購入可能状態となる。遊戯者が操作パネル121を
操作し、所望する種類の貸球カードを購入する。カード
発行機95により発行されるカード種別は1000円カ
ード、3000円カード、5000円カード購入金額に
より異なる。
【0262】カードユニット96はパチンコ機102に
併設され、カードを挿入するカード投入口123と、投
入したカードを返却操作する返却ボタンと、カードに記
録された情報や当該カードユニット96が稼動可能にレ
デイ状態である情報或は異常情報をLEDを駆動して表
示する表示部122とが設けられている。カードユニッ
ト96に挿入したカード94に記録された貸球残高デー
タの限りにおいて、パチンコ機102からの球貸し操作
信号に応じてパチンコ機102の払出し制御部20の貸
球払出し動作を許容する。
【0263】パチンコ機102には、枠ランプLED制
御部18の出力装置となるランプや発光ダイオードより
なる枠ランプLED表示部129と、パチンコ球の打球
を起動し弾発力を調整する打球発射装置21の打球ハン
ドル128とが設けられている。また、前記カードユニ
ット96挿入したカー94ドの貸球残高データ内におい
て、パチンコ機102前面下部に設けられた球貸しステ
ッチ127への貸球要求操作により、パチンコ機102
のカードユニット制御部(データ中継基板)14が払出
し制御部20に設けられる図示しない払出しモーターを
起動して所定個の貸球の払出しを実行可能とする。
【0264】返却スイッチ126はパチンコ機102お
ける当該カード94による球貸を終了して清算処理する
為の操作手段であり、表示パネル125は貸球残高をパ
チンコ機において表示するセグメントLED表示体によ
りなる。パチンコ機102の遊戯盤面には図示しない遊
戯板ランプLED制御部19の出力装置となるランプや
発光ダイオードが半透明のレンズカバー体により覆設さ
れている。
【0265】図39(A)(B)はカード93に記録さ
れるデータ項目の例示であり、図39(B)は(A)例
示したデータ項目を暗号化すると否とに係らず、暗号と
されて記録される鍵データをカードのデータ項目の一に
加えた構造のものである。カードに関するデータについ
ても同様で、パチンコ機102のメイン制御部10から
サブ制御部に出力される多数種類のデータ項目、或は遊
技場内においてパチンコ機102、カード発行機95、
カードユニット96、遊技場管理装置48相互間を転送
される多数種類のデータ項目、又は遊戯場管理装置48
と県遊技場ネットワーク管理装置106と全国遊技場ネ
ットワーク管理装置49との相互間で伝送される多数種
類のデータ項目のうちの一のデータのみを暗号とするこ
とが処理の迅速化や処理容量の軽減から好ましい。機密
性を高め暗号の解読を困難なものとする為には複数のデ
ータ項目について暗号化変換し、または全送信データ項
目を暗号化するのがよい。
【0266】一のデータ項目について遊技場管理装置4
8において第一の鍵で暗号化した後、既に暗号化された
同一のデータ項目について県遊技場ネットワーク106
において第二の鍵により暗号化変換する構成とすれば遊
技場管理装置48の第二の鍵を知らない通常の管理者に
よっては暗号化されたデータの復号は不完全となりまた
県遊技場ネットワーク管理装置106の第二の鍵を知ら
ない通常の管理者によっては暗号化されたデータの復号
は実現できない。遊技場管理装置48で設定される暗号
鍵と、県遊技場ネットワーク管理装置106で設定され
る暗号鍵との複数種類の暗号鍵に対応できる復号鍵プロ
グラムが保管された遊技場ネットワーク管理装置49の
管理者のみが、遊技場管理装置48より県遊戯場ネット
ワーク管理装置106を介し遊技場ネットワーク管理装
置49に送信された暗号データの復号化変換が実行でき
る構成にできる。
【0267】図40(A)図40(B)及び図41にお
いて、使用する(貸球)カード94が不正なものか否か
を照合するカード認証手段に関するフローチャート図
と、カードデータ処理についてのコマンドと対応するレ
スポンスの伝送系統図を示した。
【0268】カード認証手段は鍵プログラムあるいは鍵
データに属するものである。カードデータ等についての
鍵プログラムあるいは鍵データによる解鍵は鍵データに
より暗号化変換されたデータを鍵データにより復号化変
換する手段のみならず、当該データを鍵データに照合し
て認証する場合を含めるものである。また、図40につ
いて参照するカードデータのみならずパチンコ機102
における制御データや遊技場についてのネットワーク
(遊技場管理装置48、県遊技場ネットワーク管理装置
106、遊技場ネットワーク管理装置49)を伝送され
る情報についても鍵データを認証手段に含めている。さ
らに鍵データには、カードのデータ項目(例えば貸球残
高)、パチンコ機の制御データ(例えば大当たりデー
タ)、およびネットワークを伝送されるデータ(例えば
遊技場データ)を暗号化変換したもの、あるいはそれら
とは独立し特別に設けられる鍵データ項目が属するもの
である。
【0269】以下説明する。カード発行機95において
カード94が購入操作される、ステップ1。 カード発
行機95の制御部が、(暗号)鍵プログラム起動する、
ステップ2。カード発行機95において(暗号)鍵デー
タが設定される、ステップ3。カード発行機95におい
て(暗号)鍵データにより(暗号)データ変換処理を実
行する。暗号化される、ステップ4。カード94に記録
される貸球残高データを暗号化処理する、ステップ5。
【0270】カード94に記録されるカード発行機コー
ドを暗号化変換する、ステップ6。カード94に記録さ
れるセキリティコードを暗号化処理する、ステップ7。
カード94に記録される暗証番号を暗号化変換する、ス
テップ8。カード発行機95のカード排出口119より
球貸しカード94を取り出す、ステップ9。カードユニ
ット96においてカード94に設定された(復号)鍵プ
ログラム起動する、ステップ10。カードユニット96
においてカード94に設定された(復号)鍵データ設定
する、ステップ11。(復号)鍵データにより貸球残高
データを復号化変換する、ステップ12。(復号)鍵デ
ータによりカード発行機コードを復号化処理する、ステ
ップ13。
【0271】(復号)鍵データによりセキリティコード
を復号化変換する、ステップ14。(復号)鍵データに
より暗証番号を復号化処理する、ステップ15。復号化
変換された貸球残高データが読み込み可能か否かを判定
する。即ち、変換処理されたデータが正規のデータに変
換されたかを照合する認証処理が実行される。ステップ
16。復号化変換されたカード発行機データが読み込み
可能か否かを判定する、ステップ17。復号化変換され
た暗証番号データ読み込み可能となったか否かを判定す
る、ステップ18。
【0272】復号化変換されたセキリティコードデータ
が読み込み可能か否かを判定する。即ち変換処理された
データが正規のデータに変換されたかを照合する認証処
理が実行される。ステップ19。可とされず、認証処理
が許容されないと判定された場合には不正カード使用情
報がカードユニット96の表示部122において表示さ
れる、ステップ21。不正カード使用情報がカードユニ
ット96より遊技場管理装置48へ伝送される、ステッ
プ22。
【0273】図41において、カード発行機95におい
てカード94が発行されると遊技場管理装置48及びカ
ードユニット96に対してカード発行に伴う情報が送信
される。
【0274】当該情報には、使用が許可される貸球金額
毎に区別されたカード94の種別に関するカード種別
と、カード94が発行されたカード発行機95の別を示
す遊技場コードと、カード94が発行された年月日を示
す発行日と、カード94が発行された時刻を示す発行時
刻と、カード個別のIDコードと、カード購入者が設定
する暗証番号と、パチンコ機102即ちカードユニット
96に挿入使用し減算される貸球残高と、特別の機密情
報を記録したセキリティコードと、カード94を使用し
たカードユニット96等を示す使用経歴と、カード94
をカードユニット96に投入し使用した回数を示す使用
回数と、カード94を使用した年月日を示すカード使用
日と、カード94を使用した時刻を示す使用時刻および
備考情報などからなる情報が遊技場管理装置48に送信
されると伴に、カード発行機95の鍵プログラムにより
作成された鍵データについての情報が遊技場管理装置4
8とカードユニット96に送信される。
【0275】カードユニット96にカード94が挿入さ
れるとパチンコ機102に対し貸球要求許可信号が送信
される。但し、カードユニット96に挿入されたカード
94に記録された鍵データが、先にカード発行機95よ
り送信され記録済の鍵データに一致しない場合には(認
証手段による照合の結果認証が許可されない場合)遊技
場管理装置48に不正カード使用情報が送信される。併
せてカードユニット96の表示部122において異常表
示を点灯すると伴にパチンコ機102への球貸し許可信
号の送信がカードユニット96の制御部により禁止され
る。
【0276】カードユニット96に挿入されたカード9
4が鍵データにより照合され認証許可された場合には、
パチンコ機102の球貸しスイッチ127への遊戯者の
球貸し操作に応じてパチンコ機102の払出し制御部2
0が所定個数の貸球を払出す。貸球の払出しに伴いカー
ドユニット96に挿入されたカード94の貸球残高が返
却スイッチ126への清算操作時に集計減算される。
【0277】カードユニット96より遊技場管理装置4
8に対して清算後の貸球残高が送信される。遊技場管理
装置48のマスター(データ)ファイル111に記録さ
れた貸球残高データの該当レコードや関連するデータが
演算更新される。当該更新情報は遊技場管理装置48よ
り県遊技場ネットワーク管理装置106のマスター(デ
ータ)フアイル110に保管された貸球残高集計管理テ
ーブルのデータを更新し、遊技場ネットワーク管理装置
49のマスター(データ)フアイル109に保管された
貸球残高集計管理テーブルのデータ更新に送信される。
【効果】
【0278】請求項1に記載の発明は、メイン制御部と
サブ制御部とからなる制御部を有すパチンコ機と、パチ
ンコ機に併設されるカードユニットとカード発行機とが
設けられる遊技場管理装置と、該遊技場管理装置が接続
される遊技場ネットワーク管理装置とが入力側若しくは
出力側の何れかに設けられ、これらの機械装置に入出力
されるデータを認証し、或いはデータを変換認証するこ
とを条件として出力側に設けられた機械装置の正常な制
御管理を実行するデータ処理手段が設けられたことを特
徴とする遊技場情報認証処理装置としたので、パチンコ
遊技場に係わって分離され電気通信接続される各機械装
置におけるデータを、変換認証し加工処理することによ
り防護して、障害のない制御管理の実行を実現させる効
果を生じる。
【0279】請求項1記載の発明に基づいて、一、遊技
場ネットワーク管理装置と遊技場管理装置との相互間で
データを伝送制御する構成において、何れかの装置から
出力するデータを変換して伝送するデータ処理手段とし
てのデータ変換手段を設け、変換されたデータを介し遊
技場ネットワーク管理装置若しくは遊技場管理装置の処
理管理がされる遊技場情報認証処理装置とし、さらに当
該構成において、 1、遊技場ネットワーク管理装置若しくは遊技場管理装
置何れかの情報管理を、伝送された変換データに対する
認証処理に基づいて実行可能とするデータ処理手段とし
てのデータ認証手段が設けられたことを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とし、 2、データ処理手段としてのデータ変換手段がデータを
暗号変換処理する暗号変換手段であることを特徴とする
遊技場情報認証処理装置とし、
【0280】3、暗号変換手段がデータを鍵データに基
づいて暗号変換処理を実行する構成であることを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、 4、暗号変換手段が鍵データを鍵プログラムに基づいて
作成し暗号変換処理を実行する構成であることを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、 5、鍵プログラムが乱数発生手段によりランダムな鍵デ
ータを作成する構成であることを特徴とする遊技場情報
認証処理装置とし、
【0281】6、鍵プログラムがタイマーにより計時さ
れる時間若しくは時刻を判定して鍵データを変換するも
のであることを特徴とする遊技場情報認証処理装置と
し、 7、鍵データの変更更新を遊技場管理装置への電源投入
を判定して実行する鍵プログラムがあることを特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし 8、鍵データによるデータ変換処理が遊技場管理装置若
しくはネットワーク管理装置に対する所定の操作指令を
判定して実行する鍵プログラムであることを特徴とする
遊技場情報認証処理装置とし、
【0282】9、鍵データによる暗号変換手段が変換前
データを演算処理する鍵プログラムであることを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、 10、鍵プログラムが関数演算を実行するものであるこ
とを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、 11、関数演算がハッシュ関数演算のアルゴリズムが記
録されたROMのプログラムにより実行するものである
ことを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、
【0283】12、1における認証時期を、遊技場管理
装置若しくは遊技場ネットワーク管理装置何れかへの認
証指令操作時とした鍵プログラムを有する事を特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし、 13、1における認証時期を、遊技場管理装置若しくは
遊技場ネットワーク管理装置何れかにおける暗号化デー
タ受信時とした鍵プログラムを有する事を特徴とする遊
技場情報認証処理装置とし、
【0284】14、遊技場管理装置若しくは遊技場ネッ
トワーク管理装置において認証する鍵データを伝送する
伝統系統を構成したこを特徴とする遊技場情報認証処理
装置とし、 15、遊技場管理装置若しくは遊技場ネットワーク管理
装置において認証する鍵データを所定のパケットに記録
して伝送する伝送構造としたこを特徴とする遊技場情報
認証処理装置とし、 16、遊技場管理装置若しくは遊技場ネットワーク管理
装置間において伝送するデータのうち一部のレコードに
のみに対してデータ変換処理(暗号化処理)を行うデー
タ変換手段を設けたことを特徴とする遊技場情報認証処
理装置とし、
【0285】17、遊技場管理装置若しくは遊技場ネッ
トワーク管理装置間で伝送されるデータのうち球貸しカ
ードに記録されたデータについてデータ変換処理(暗号
化処理)を行うデータ変換手段とした事を特徴とする遊
技場情報認証処理装置段とし、 18、前記球貸しカードに記録され暗号化され伝送され
るデータの金額(貸球残高)データについてデータ変換
処理を行うデータ変換手段であることを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とし、
【0286】19、伝送されるデータにデジタル署名を
するデジタル署名制御ステップを有する鍵プログラムが
記録されたメモリを遊技場管理装置若しくは遊技場ネッ
トワーク管理装置に設けたことを特徴とする遊技場情報
認証処理装置とし、 20、伝送されるデータにRSA署名暗号ステップを有
する鍵プログラムが記録されたメモリを遊技場管理装置
若しくは遊技場ネットワーク管理装置に設けたことを特
徴とする遊技場情報認証処理装置とし、 21、伝送されるデータに鍵配送ステップが配置された
鍵プログラムが記録されたメモリを遊技場管理装置若し
くは遊技場ネットワーク管理装置に設けたことを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、
【0287】22、伝送する鍵データを公開鍵とし遊技
場ネットワーク管理装置に設ける鍵データを秘密鍵とし
たことを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、 23、伝送する鍵データを公開鍵とし遊技場管理装置に
設ける鍵データを秘密鍵としたことを特徴とする遊技場
情報認証処理装置とし、 24、伝送する鍵データを共通鍵とし遊技場ネットワー
ク管理装置と遊技場管理装置とに設けたことを特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし、
【0288】25、遊技場管理装置とネットワーク管理
装置との間で伝送されるデータが複数種類の鍵データに
より暗号変換する鍵プログラムを設けたことを特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし、 26、遊技場管理装置とネットワーク管理装置との間で
伝送されるデータを少なくとも一次鍵データと二次鍵デ
ータとの複数種類の鍵データにより暗号変換することを
特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、
【0289】27、遊技場管理装置とネットワーク管理
装置との間で伝送されるデータが少なくとも同一のデー
タ項目について複数回の暗号化変換経る鍵プログラムを
有する構成としたことを特徴とする遊技場情報認証処理
装置とし、 28、遊技場管理装置とネットワーク管理装置との間で
伝送されるデータが少なくとも一次鍵データと二次鍵デ
ータとをもって暗号化され復号化されるとともに一次鍵
がネットワーク管理装置により暗号化復号化する鍵デー
タとされ、二次鍵がネットワーク管理装置より分岐され
たネットワーク中継管理装置若しくは遊技場管理装置に
より暗号化復号化する構成としたことを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とすれば、
【0290】遊技場ネットワーク管理装置に対する不正
を有効に禁止する。遊技場ネットワークからの情報の漏
れを有効に禁止する。遊技機ネットワークにおける不正
情報の伝送を禁止する。遊技機ネットワークにおける信
頼性を向上する遊技機ネットワークにおけるセキリティ
レベルを高める。遊技機ネットワークにおける鍵プログ
ラムの乱数発生手段により暗号化がランダムに設定でき
また、変更でき、暗号データ若しくは鍵データの解析を
困難とする。
【0291】遊技機ネットワークにおいて設定した条件
を判定して鍵データが設定され更新される事により暗号
データ若しくは鍵データの解読が困難となる。遊技機ネ
ットワークにおけるデータ認証若しくはデータ変換によ
り不正を報知でき異常管理が停止できる。遊技機ネット
ワークにおける不正を防止するだけでなく不正が行われ
た場合に外部に報知する事により不正行為の予防機能を
も実現できる。遊技機ネットワークからの情報の漏れを
有効に禁止する。
【0292】遊技場ネットワークの送信データや信号が
(送信されても)傍受されてもデータを暗号状態として
管理できる。遊技場ネットワークにおいて不正データが
受信されても正常な処理は実行されない。遊技場ネット
ワークにおいて不正データを受信しても正常な処理をフ
ィードバックしないものとなる。正規に認証されず変換
されない異常なデータを異常データ格納領域に格納する
構成とすれば不正行為に対する対応が確実かつ簡便なも
のとなる。
【0293】また、請求項1に記載の発明に基づいて、
二、パチンコ機と遊技場管理装置との相互間でデータを
伝送制御する構成において何れかの機械若しくは装置か
ら出力するデータを変換して伝送するデータ処理手段と
してのデータ変換手段を設け、変換データを介してパチ
ンコ機若しくは遊技場管理装置の正常管理を実行する遊
技場情報認証処理装置とし、さらに当該構成において、
(1)、データ処理手段としてのデータ変換手段がデー
タを暗号変換処理する暗号変換手段であることを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、(2)、暗号変換手
段が暗号変換データを鍵データに基づいて暗号変換処理
を実行する構成であることを特徴とする遊技場情報認証
処理装置とし、
【0294】(3)、暗号変換手段が暗号変換データを
鍵プログラムに基づいて暗号変換処理を実行する構成で
あることを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、
(4)、鍵プログラムが乱数発生手段によりランダムな
鍵データを作成する構成であることを特徴とする遊技場
情報認証処理装置とし、(5)、パチンコ機若しくは遊
技場管理装置の何れかの出力装置の制御が、出力された
変換データに対する認証処理に基づいて実行可能とする
データ処理手段としてのデータ認証手段が設けられたこ
とを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、(6)、
データ処理手段としてのデータ認証手段を認証鍵データ
に基づいて受信したデータを認証し出力側装置の制御管
理を実行可能とする遊技場情報認証処理装置とし、
【0295】(7)、認証鍵データが暗号化され出力側
装置に設けられているものであることを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とし、(8)、暗号鍵若しくは復号
鍵あるいは認証鍵となる鍵データを遊技場管理装置への
電源投入を判定して制御する鍵プログラムを有するもの
であことを特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、
(9)、暗号鍵若しくは復号鍵あるいは認証鍵となる鍵
データの変更更新を遊技場管理装置の鍵操作部への操作
を判定して制御する鍵プログラムを有することを特徴と
する遊技場情報認証処理装置とし、
【0296】(10)、鍵データを作成する鍵プログラ
ムが論理演算(論理和、排他的論理和、論理積)を実行
するものであるであることを特徴とする遊技場情報認証
処理装置とし、(11)、鍵プログラムが関数演算を実
行するものであることを特徴とする遊技場情報認証処理
装置とし、(12)、データ処理手段としての鍵プログ
ラムがデータのビット配列を変更するビットデータ処理
手段であることを特徴とする遊技場情報認証処理装置と
し、
【0297】(13)、(5)におけるデータ認証時期
をパチンコ機と遊技場管理装置との間においておける伝
送発生時とした鍵プログラムを設けたことを特徴とする
遊技場管理装置およびパチンコ機相互間における遊技場
情報認証処理装置とし、(14)、(5)におけるデー
タ認証時期を遊技場管理装置において認証操作が判定さ
れた時に設定した鍵プログラムを設けたことを特徴とす
る遊技場管理装置及びパチンコ機相互間における遊技場
情報認証処理装置とすれば、
【0298】カード発行機などを含む遊技場管理装置に
対する不正を有効に禁止する。カード発行機などを含む
遊技場管理装置からの情報の漏れを有効に禁止する。カ
ード発行機などを含む遊技場管理装置における不正情報
の伝送を禁止する。遊技場管理装置における信頼性を向
上しセキリティレベルを高める。遊技場管理装置におけ
るデータの暗号化をランダムに設定でき解析困難とな
る。
【0299】遊技場管理装置における鍵プログラムの機
能が所定の条件を判定して実行され切換え変更でき解読
解析困難とする。また、定期的に更新、ランダムに変更
する事により行われた不正な解析を無効化する。遊技場
データの認証若しくはデータの変換の結果により遊技場
管理装置において異常が報知できる。遊技場データの認
証若しくはデータの変換の結果により遊技場管理装置の
機能を停止できる。遊技場データの認証若しくはデータ
の変換の結果を待って遊技場管理装置におけるデータ処
理が実行できる。
【0300】遊技場データの認証若しくはデータの変換
をもって不正を防止するだけでなく不正が行われた場合
に外部に報知する事により不正行為の予防機能をも実現
できる。遊技場データの認証若しくはデータの変換処理
により遊技場の異常な大当たりデータによる被害を無く
すとともに監督官庁に対する適切な対応や社会的信用を
維持することを可能にする。
【0301】遊技場データの認証若しくはデータの変換
処理を行うことにより不正データ発信者と他の遊戯者へ
の不均衡な利益を与える結果となる迷惑を解消できる遊
技場管理装置の送信データや信号が(送信されても)傍
受されてもデータを暗号状態として管理できる。遊技場
管理装置において不正データを受信しても正常な処理を
フィードバックしないものとなる。正規に認証されず変
換されない異常なデータを異常データ格納領域に格納す
る構成とすれば不正行為に対する対応確実かつ簡便なも
のとなる。
【0302】また、請求項1に記載の発明に基づき、
三、カードに記録された鍵データとカードユニットのメ
モリに設定された鍵データと照合判定し一致認証した場
合に、パチンコ機に設けられた球払出し装置を駆動して
貸球を払出すデータ処理手段としての鍵プログラムが設
けられたことを特徴とする遊技場情報認証処理装置と
し、さらに当該構成において、 1、暗号化したデータが記録されたカードと、該データ
をカードユニットに設けた(復号)鍵データに基づいて
復号化するデータ処理手段としての鍵プログラムとを設
け、該鍵プログラムにより復号化されたデータが所定の
ものされた場合に、パチンコ機に設けられる球払出し装
置を駆動して貸球を払い出し可能とすることを特徴とす
る遊技場情報認証処理装置とし、
【0303】2、カード発行機にデータ処理手段として
の暗号鍵鍵プログラムを設ける一方、カードユニットに
データ処理手段としての復号鍵プログラムを設けたこと
を特徴とする遊技場情報認証処理装置とし、 3、カードに記録される多数のデータ項目の内の複数の
データ項目について重ねて暗号化処理を実行する鍵プロ
グラムを構成したことを特徴とする遊技場情報認証処理
装置とし、
【0304】4、カードユニットに設けられた鍵プログ
ラムの認証結果を遊技場管理装置へ伝送する伝送系が設
けられたことを特徴とする遊技場情報認証処理装置と
し、 5、カードユニットに設けられた鍵プログラムにおける
認証結果が不正と判定された場合に不正報知信号を出力
する出力手段が設けられたことを特徴とする遊技場情報
認証処理装置とし、 6、複製禁止手段と暗号データ書込領域とが設けられた
パチンコ機の球貸カードを有することを特徴とする遊技
場情報認証処理装置とすれば、
【0305】カードユニットへ不正カードを挿入しても
鍵データが認証され無ければ貸し球の供出を受けること
ができない。カードユニットへ不正カードを挿入しても
暗号データが正規に変換されなければ貸し球の供出を受
けることができない。カード発行機とカードユニットと
を対として鍵データあるいは暗号データの認証がされな
ければ貸し球の供出を受けることができない。
【0306】カード発行機とカードユニットとを対とし
て鍵データにより暗号データの正常な復号化がされなけ
れば貸し球の供出を受けることができない。カードに記
載された複数種類のデータ項目への複合された暗号化処
理によりセキリティレベルを高めることが可能となる。
カードユニットにおける鍵データについての認証処理が
遊技場管理装置において管理可能となる。カードユニッ
トにおける鍵データについての複合化を含む異常な認証
結果を遊技場内において報知できる。
【0307】鍵データがカードに記録される場合におい
て鍵データが他のカードデータと供に複製されることが
阻止できる。カードに記録されるパスワードの不正使用
を極めて困難なものとする。各カード発行機それぞれに
鍵を設定する構成とし、各カードユニットそれぞれ鍵デ
ータを個別に設定する構成とすれば、当該機の鍵が解析
されたとしても個別に鍵の解析を経なければ不正行為す
ることができず改竄の広がりを防止できる効果を生じ
る。
【0308】また、請求項1に記載の発明にもとづい
て、四、分離して設けられた制御手段の一の制御手段か
ら二の制御手段への出力データを変換して出力するデー
タ処理手段としてのデータ変換手段が設けられたパチン
コ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、さらに当該
構成において、 (1、分離して設けられた制御手段の一の制御手段から
受信した入力データを逆変換するデータ逆変換手段の設
けられたパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
し、また、 (2、分離して設けられた制御部にデータ処理手段とし
ての鍵プログラム若しくは鍵データが設けられたことを
特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置
とし、
【0309】(3、分割配置される複数の制御部におい
て出力側に設定される制御部には入力したデータ−が認
証処理しデータが正規のものとして認証されることを条
件として正常処理を実行するデータ処理手段としての鍵
プログラム若しくは鍵データが設けられたことを特徴と
するパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0310】(4、分離して設けられた制御部の記憶手
段にデータ処理手段としての鍵データが設けられたこと
を特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装
置とし、 (5、パチンコ機の制御手段をメイン制御部とサブ制御
部とに分割して構成とすると伴に、メイン制御部から出
力するデータを変換して伝送するメイン制御部のデータ
処理手段としての鍵プログラム若しくは鍵データと、メ
イン制御部からの変換データに基づき出力側装置の制御
をするサブ制御部の鍵プログラム若しくは鍵データとが
設けられたことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場
情報認証処理装置とし、
【0311】(6、メイン制御部よりサブ制御部にデー
タを伝送してパチンコ機を制御する構成とすると伴に、
サブ制御部による出力装置の制御をメイン制御部から出
力されたデータに対する認証処理結果に基づいて実行可
能とするデータ処理手段としての鍵プログラム若しくは
鍵データがサブ制御部に設けられたことを特徴とするパ
チンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、 (7、鍵プログラム若しくは鍵データにより制御データ
の暗号変換を実行するデータ処理手段を有するものであ
ることを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証
処理装置とし、 (8、メイン制御部に設けられる鍵データを切換え変更
する鍵プログラムが設けられたことを特徴とするパチン
コ機の遊技場情報認証処理装置とし、 (9、鍵プログラムが乱数発生手段によりランダムな鍵
データを作成する構成であることを特徴とするパチンコ
機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0312】(10、鍵データの設定若しくは切換えを
パチンコ機への電源投入を判定して実行する鍵プログラ
ムを有することを特徴とするパチンコ機に設けられる遊
技場情報認証処理装置とし、 (11、鍵データの設定若しくは切換えが打球ハンドル
への遊戯操作検出に基づいて実行する鍵プログラムが設
けられたことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情
報認証処理装置とし、 (12、鍵データの設定若しくは切換えを始動入賞検出
に基づいて実行する鍵プログラムであることを特徴とす
るパチンコ機を有する遊技場情報認証処理装置とし、 (13、鍵データを払出し制御部に設けたことを特徴と
するパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0313】(14、メイン制御部若しくはサブ制御部
に設けられるデータ処理手段としての鍵プログラムが変
換データを演算処理して変換するものであることを特徴
とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
し、 (15、メイン制御部若しくはサブ制御部に設けられる
データ処理手段としての鍵プログラムの演算処理が加減
算処理により実行されるものであることを特徴とするパ
チンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0314】(16、メイン制御部若しくはサブ制御部
に設けられるデータ処理手段としての鍵プログラムが複
数の演算処理を複合して実行するものであることを特徴
とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
し、 (17、メイン制御部若しくはサブ制御部に設けられる
データ処理手段としての鍵プログラムが関数演算を実行
して変換処理をするものであることを特徴とするパチン
コ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、 (18、メイン制御部若しくはサブ制御部でのデータ処
理手段としての鍵プログラムが出力データのビット配列
を処理するものであることを特徴とするパチンコ機に有
する遊技場情報認証処理装置とし、
【0315】(19、パチンコ機の出力側に設けられる
サブ制御部をコントロールするメイン制御部に設けられ
るメイン制御(ユーザー)プログラムを暗号化処理する
データ処理手段としての鍵プログラムが設けられたこと
を特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装
置とし、 (20、鍵プログラムにより暗号化された制御(ユーザ
ー)プログラムをパチンコ機の製造時に搭載する製造工
程により作成されたパチンコ機の遊技場情報認証処理装
置とし、
【0316】(21、鍵プログラムにより暗号化される
データが制御部の入出力ポートに割り付けられるデータ
としたことを特徴とするパチンコ機の遊技場情報認証処
理装置とし、 (22、メイン制御部からの変換データをビット多重し
てサブ制御部に出力するデータ処理手段である鍵プログ
ラムが設けられたことを特徴とするパチンコ機に有する
遊技場情報認証処理装置とし、
【0317】(23、(3における認証時期がサブ制御
部のデータ入力時とする鍵プログラムが設けられたこと
を特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装
置とし、 (24、復号化が正常に実行されず、若しくは認証手段
による認証が一致せず若しくは正規のものと判断されな
かった場合にサブ制御部の制御を無効化する鍵プログラ
ムが設けられたパチンコ機に有する遊技場情報認証処理
装置とし、 (25、復号化が正常に実行されず、若しくは認証手段
による認証がされなかった場合にサブ制御部の制御を停
止する鍵プログラムが設けられたパチンコ機に有する遊
技場情報認証処理装置とし、
【0318】(26、復号化が正常に実行されず、若し
くは認証手段による認証がされなかった場合にサブ制御
部の球払出制御動作を禁止する鍵プログラムが設けられ
たことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証
処理装置とし、 (27、復号化が正常に実行されず、若しくは認証手段
による認証されなかった場合にサブ制御部で接続される
打球発射モータの駆動制御を禁止する鍵プログラムが設
けられたことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情
報認証処理装置とし、
【0319】(28、復号化が正常に実行されず、若し
くは認証手段による認証がされなかった場合に異常報知
をする鍵プログラムが設けられたことを特徴とするパチ
ンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、 (29、復号化が正常に実行されず、若しくは認証手段
による認証がされなかった場合に液晶制御部若しくはラ
ンプLDE制御部あるいは音声制御部において異常報知
をする鍵プログラムが設けられたことを特徴とするパチ
ンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0320】(30、復号化が正常に実行されず、若し
くは認証手段による認証がされなかった場合には、当該
データを保管する異常データ格納領域が記憶手段に設け
られたことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報
認証処理装置とし、 (31、鍵プログラム若しくは鍵データによる変換ある
いは認証の対象データを払出データとしたことを特徴と
するパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0321】(32、鍵プログラム若しくは鍵データに
よる変換あるいは認証の対象データを大当たりデータと
したことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認
証処理装置とし、 (33、鍵プログラム若しくは鍵データによる変換ある
いは認証の対象データを大入賞口装置の継続開放動作を
指令するデータとしたことを特徴とするパチンコ機に有
する遊技場情報認証処理装置とし、
【0322】(34、鍵プログラム若しくは鍵データに
よる変換あるいは認証の対象データを遊技盤面に配設さ
れる入賞口の解放動作を指令するデータとしたことを特
徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
し、 (35、鍵プログラム若しくは鍵データによる変換ある
いは認証の対象データを大当たりあるいは当たり確率の
切換えを指定するデータとしたことを特徴とするパチン
コ機に有する遊技場情報認証処理装置とし、
【0323】(36、鍵プログラム若しくは鍵データに
よる変換あるいは認証の対象データを入賞検出データと
したことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認
証処理装置とし、
【0324】(37、鍵プログラム若しくは鍵データに
よる変換あるいは認証の対象データを払出データとした
ことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処
理装置とし、 (38、鍵プログラム若しくは鍵データによる変換ある
いは認証の対象データを大当たりデータとしたことを特
徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認証処理装置と
したことを特徴とするパチンコ機に有する遊技場情報認
証処理装置とする構成とすれば、
【0325】パチンコ機に設けられるメイン制御部の不
正差し換えによる出力装置の正常動作を阻止できる。鍵
プログラムによる鍵データの切換え変更により解読解析
困難とし、セキリティレベルが高められる。パチンコ機
の制御データあるいは管理データの暗号化によりパチン
コ機からの情報の漏れを有効に禁止する。
【0326】不正データの入力によりパチンコ機を正常
に制御しあるいはパチンコ機から正常な制御データや管
理データを出力することが困難となる。パチンコ機にお
けるデータの認証処理により当該機の信頼性が向上す
る。パチンコ機におけるデータ変換処理の介在により信
頼性が向上する。乱数発生手段を鍵プログラムに設ける
ことにより鍵データをランダム設定でき変更できること
となり解析を困難とする。
【0327】鍵データをサブ制御部にのみ設ける構成と
すれば暗号化手段や認証手段を簡易化できる。鍵プログ
ラムが機能する条件を設定すれば鍵データが更新変更さ
れる結果となり、行われた不正な解析を無効なものとす
ることができる。不正を防止するだけでなく不正が行わ
れた場合に外部に報知する事により不正行為の予防機能
をも実現できる。
【0328】サブ制御部が入力したデータが正規に認証
されず変換されなければ、サブ制御部における制御デー
タの識別は不能なままである。改竄制御部による遊戯制
御は禁止され制限できる。メイン制御部の暗号化された
制御プログラムは解析困難となり模造品が製作されるこ
とを防止できる。大当たりを頻発させるメイン制御部の
不正改造が阻止できる。
【0329】メイン制御部の暗号化された制御プログラ
ムは解析困難となりパチンコ制御技術やノウハウの機密
性が維持でき、回路若しくはプログラム、データの盗用
から保護できる。暗号化されたデータよりは入賞検出信
号若しくはデータそのものを解読することはできない。
不正な入賞検出信号若しくはデータを形成するよう改竄
してもサブ制御部をコントロールできないこととなる。
【0330】始動入賞データの暗号化により始動入賞の
発生であるのかが判別できないデータとなる。不正デー
タによっては大当たり判定処理が実行できない。大当た
りデータの暗号化により大入賞口を開放させるデータで
あるのかが判別できない。不正データによっては大当た
り処理が実行できない。ROMライタコピーしロジック
アナライザでデータを取りこんでも解析不能暗号化デー
タのままである。
【0331】改竄制御部による端末制御を不能動化し、
不正な改竄制御部の使用を有効に防止できる。遊技場の
異常な大当たり発生による被害を無くすとともに監督官
庁に対する適切な対応や社会的信用を維持することを可
能にする。他の遊戯者への不均衡な利益を与える結果と
なる迷惑を解消できる
【0332】各パチンコ機それぞれ個別に鍵を設定する
構成とすれば不正の拡散を防止する。正常な複合化がな
されず若しくは認証されない場合にはパチンコ機より異
常報知が行われ制御部の不正差換を直ちに確認できる。
【0333】請求項2の発明は、メイン制御部とサブ制
御部とからなる制御部を有すパチンコ機と、パチンコ機
に併設されるカードユニットとカード発行機とが設けら
れる遊技場管理装置と、該遊技場管理装置が接続される
遊技場ネットワーク管理装置とが入力側若しくは出力側
の何れかに設けられ、これらの機械装置に入出力される
データを認証し、或いはデータの変換認証する条件を変
更して出力側に設けられた機械装置の正常な制御管理を
実行するデータ処理手段が設けられたことを特徴とする
遊技場情報認証処理装置としたので、パチンコ遊技場に
係わって電気通信接続される各機械装置におけるデータ
処理を、認証条件を異なるものに切換変更して認証し不
正な障害より高度に防護して実行させる効果を生じる。
【0334】請求項3の発明は、請求項2に記載の条件
の変更を鍵データの変換により実行するものであること
を特徴とする遊技場情報認証処理装置としたので、パチ
ンコ遊技場に係わって電気通信接続される各機械装置に
おけるデータ処理を、鍵データの変換により認証条件を
異なるものに切換え変更することにより不正な障害より
高度に防護して安全に実行することができる効果を生じ
る。
【0335】
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の制御部のブロックを鍵プログラム
若しくは鍵データとなる暗号鍵、復号鍵と伴に示した図
である。
【図2】メイン制御部の記憶手段であるROMに鍵を設
けず、鍵専用のCPU、RAM、ROMからなる鍵制御
部をメイン制御回路基板22に設けた実施形態を示すも
のである。
【図3】メイン制御部のメモリマップ28と各サブ制御
部のメモリマップを示したものである。
【図4】遊技場管理装置メモリマップと遊技場ネットワ
ーク管理装置のメモリマップを図示したものである。
【図5】異常データ格納領域を設けたメモリマップであ
る。
【図6】鍵データを鍵プログラムの実行により作成する
場合のメモリマップを示す。
【図7】鍵テータを、暗号化した制御データ若しくは管
理データと併せて伝送する場合のメモリ構造である。
【図8】カード発行機とカードユニットとの相互間にお
いて受け渡されるデータの処理形態を各メモリマップを
示して説明する図である。
【図9】鍵プログラムとなる乱数発生手段により鍵デー
タを設定する場合の説明図。
【図10】パチンコ機において暗号化の対処となるデー
タレコードを示す。
【図11】図11において入出力ポートから入出力され
るデータ割り付け概要を示す。
【図12】メモリ作業領域の概要を示した。
【図13】ユーザープログラム、制御プログラムについ
てのプログラムリストの例示である。
【図14】レジスタなどに配置されるデータを暗号化変
換する場合の具体例。
【図15】始動入賞信号および大当たりデータについて
の暗号化変換図。
【図16】暗号変換データのビット多重化処理を示す。
【図17】ビット多重処理した信号波を示す。
【図18】暗号化復号化を鍵プログラムを介して処理す
る制御系統と鍵データ(値)を使用して処理する制御系
統とを示す。
【図19】暗号化の対象をパチンコ機について示す。
【図20】メイン制御部が不正に差し換えられた場合に
機能する鍵プログラムの処理手段を示す。
【図21】乱数発生手段を要部に有する鍵プログラムを
示す。
【図22】鍵プログラムの起動条件判定手段を要部に設
けた鍵プログラムを、パチンコ機について示すフローチ
ャート図である。
【図23】鍵プログラムの起動条件判定手段を要部に設
けた鍵プログラムをカードユニットについて示すフロー
チャート図である。
【図24】鍵プログラムの起動条件判定手段を要部に設
けた鍵プログラムをカード発行機について示すフローチ
ャート図である。
【図25】鍵プログラムの起動条件判定手段を要部に設
けた鍵プログラムを遊技場について示すフローチャート
図である。
【図26】パチンコ機において認証する時期あるいは条
件を制御する認証用鍵プログラムについてのフローチャ
ート図。
【図27】カードデータ認証条件を判定するデータ認証
用鍵プログラムの制御フローチャート図。
【図28】データ認証用鍵プログラムのフローチャート
図を示す。
【図29】パチンコ機の出力装置を停止し異常報知を実
行させる鍵プログラムの部分フローチャート図。
【図30】遊技場の通信ネットワーク構造である。
【図31】遊技場ネットワーク間における伝送構造。
【図32】遊技場ネットワーク管理装置と県遊技場ネッ
トワーク管理装置と遊技場管理装置におけるデータ構造
の概要と通信系統とを示す。
【図33】パケット通信における暗号データの制御フロ
ーチャート図。
【図34】公開鍵と秘密鍵とにより遊技場ネットワーク
管理装置と県遊技場ネットワーク管理装置と遊技場管理
装置とのデータ伝送系における暗号化処理を行う場合の
フローチャート図である。
【図35】トランザクションファイルのデータと暗号化
変換データとにより遊技場ネットワークにおけるマスタ
ーファィルを更新する場合の説明図。
【図36】公開鍵秘密鍵に関する鍵プログラムを示す。
【図37】鍵プログラムに関するフローチャート図であ
る。
【図38】カード発行機とカードユニットとパチンコ機
の概要図。
【図39】カードに記録するデータ項目例を示す。
【図40】鍵プログラムについてカード認証ルーチンを
示す。
【図41】遊技場内における各機械装置の通信対応図で
ある。
【図42】パチンコ機の第一遊戯板面構成例の図であ
る。
【図43】パチンコ機の第二遊戯板面構成例の図であ
る。
【図44】パチンコ機の第三遊戯板面構成例の図であ
る。
【図45】パチンコ機の第四遊戯板面構成例の図であ
る。
【図46】第一遊戯板面に対応した遊技機制御フローチ
ャート図である。
【図47】第二遊戯板面に対応した遊技機制御フローチ
ャート図である。
【図48】第三遊戯板面に対応した遊技機制御フローチ
ャート図である。
【図49】第四遊戯板面に対応した遊技機制御フローチ
ャート図である。
【図50】第一遊戯板面および第一遊戯板面に設けられ
る大入賞口装置についての断面図である。
【図51】図43、図45の遊技盤面図、図47、図4
9の遊技機制御フローチャート図に対応させたパチンコ
機の制御部のブロック図である。
【符号の説明】
1 暗号化鍵 2 復号鍵 3 普通入賞口検出手段
4 始動入賞口検出手段 5 特定入賞領域検出手段 6 大入賞口検出手段 7
条件装置作動領域通過球検出手段 8 入力回路 9
リセット回路 10 メイン制御部 11 ROM
12 RAM 13 CPU 14 カードユニット制
御部 15 情報入出力部 16 音声制御部 17
枠ランプLED制御部18 遊戯板ランプLED制御部
19 特別図柄表示装置(液晶制御部) 20 払出
し制御部 21 打球発射装置 22 メイン制御回路基板 23
第一ユーザープログラム領域 24 (暗号)鍵デー
タ領域 25 データ領域 26 暗号化データ領域
27 WORKING領域 28 メイン制御部メモリ
マップ 29 データ出力ライン 30 第二ユーザー
プログラム領域 31 (復号)鍵データ領域 32
復号化データ領域 34 データ領域 35 WORK
ING領域 36 サブ制御部メモリマップ 37 第一ユーザープ
ログラム領域 38公開鍵データ領域 39 データ領
域 40 暗号化データ領域 41 WORKING領
域 42 データ伝送ライン 43 第二ユーザープロ
グラム領域 44 秘密鍵データ領域 45 復号化データ領域 4
6 データ領域 47WORKING領域 48 遊技
場管理装置 49 遊技場ネットワーク管理装置 50
第一ユーザープログラム領域 51 鍵データ領域
52 データ領域 53 暗号化データ領域 54 W
ORKING領域 55 データ伝送ライン 56 第
二ユーザープログラム領域 57 (認証)鍵データ領
域 58復号化データ領域 59 異常データ格納領域
60 データ領域 61 WORKING領域 62
第一ユーザープログラム領域 63 鍵プログラム領
域 64 鍵データ領域 65 データ領域 66 暗
号化データ領域 67WORKING領域 68 デー
タ伝送ライン 69 第二ユーザープログラム領域 7
0 鍵プログラム領域 71 鍵データ領域 72 暗
号化データ領域 73 データ領域 74 WORKING領域 75
第一ユーザープログラム領域 76 鍵プログラム領域
77 鍵データ領域 78 データ領域 79 暗号
化データ領域 80 WORKING領域 81 鍵デ
ータ伝送ライン82 データ伝送ライン 83 第二ユ
ーザープログラム領域 84 鍵データ領域 85 復
号化データ領域 86 データ領域 87 WORKI
NG領域 88 第一ユーザープログラム領域 89
鍵プログラム領域 90 WORKING領域 91
鍵データ領域 92 データ転送ライン 93 カード 94 カード 95 カード発行機 96 カードユニ
ット 97 鍵データ伝送ライン 98 第二ユーザー
プログラム領域 99 WORKING領域 100 鍵データ領域 101 データ転送ライン 1
02 パチンコ機 117 可動翼片 118 表示部
119 カード排出口 120 金銭投入口 121 操作パネル 122 表示部 123 カード
投入口 124 返却ボタン 125 表示パネル 1
26 返却スイッチ 127 球貸スイッチ 128
打球ハンドル 129 表示部 130 131 特定
入賞口 132条件装置作動領域 133 大入賞口装
置 133A 第一の大入賞口 133B 第二の大入
賞口 134 ゲート 135 普通図柄表示装置 1
36 大入賞口開閉板 137A 第一球受可動板 1
37B 第二球受可動板 138大入賞口内入賞球誘導
片 139 遊戯板 140A 第一近接スイッチ 1
40B 第二近接スイッチ 1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メイン制御部とサブ制御部とからなる制御
    部を有すパチンコ機と、パチンコ機に併設されるカード
    ユニットとカード発行機とが設けられる遊技場管理装置
    と、該遊技場管理装置が接続される遊技場ネットワーク
    管理装置とが入力側若しくは出力側の何れかに設けら
    れ、これらの機械装置に入出力されるデータを認証し、
    或いはデータを変換認証することを条件として出力側に
    設けられた機械装置の正常な制御管理を実行するデータ
    処理手段が設けられたことを特徴とする遊技場情報認証
    処理装置。
  2. 【請求項2】メイン制御部とサブ制御部とからなる制御
    部を有すパチンコ機と、パチンコ機に併設されるカード
    ユニットとカード発行機とが設けられる遊技場管理装置
    と、該遊技場管理装置が接続される遊技場ネットワーク
    管理装置とが入力側若しくは出力側の何れかに設けら
    れ、これらの機械装置に入出力されるデータを認証し、
    或いはデータの変換認証する条件を変更して出力側に設
    けられた機械装置の正常な制御管理を実行するデータ処
    理手段が設けられたことを特徴とする遊技場情報認証処
    理装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の条件の変更を鍵データの
    変換により実行するものであることを特徴とする遊技場
    情報認証処理装置。
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