JP2001333818A - 粉末化粧料の塗布具付き容器及びこの容器を利用した粉末化粧料の塗布方法 - Google Patents

粉末化粧料の塗布具付き容器及びこの容器を利用した粉末化粧料の塗布方法

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JP2001333818A
JP2001333818A JP2000157333A JP2000157333A JP2001333818A JP 2001333818 A JP2001333818 A JP 2001333818A JP 2000157333 A JP2000157333 A JP 2000157333A JP 2000157333 A JP2000157333 A JP 2000157333A JP 2001333818 A JP2001333818 A JP 2001333818A
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JP
Japan
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container
applicator
cosmetic
powder
shaft
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JP2000157333A
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English (en)
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Naomi Shimamura
直美 嶋村
Tomoyoshi Fujioka
智愛 藤岡
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はパール剤を高配合する粉末化粧料を
収納した容器であって、この粉末化粧料を、その特徴を
失うことなく確実かつ簡便に塗布することができる塗布
具を容器のキャップ内面に一体的に取り付けた容器及び
この容器を利用した粉末化粧料の塗布方法に関する。 【解決手段】 粉末化粧料を収納する化粧料容器におい
て、容器キャップの内面に軸体を延伸させ、該軸体の先
端に、容器本体を振とうさせた際に浮遊する粉末化粧料
を保持することができる塗布具を取り付けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉末化粧料の塗布具
付き容器及びこの容器を利用した粉末化粧料の塗布方法
に関し、さらに詳しくは、パール剤を高配合する粉末化
粧料を収納した容器であって、この粉末化粧料を、その
特徴を失うことなく確実かつ簡便に塗布することができ
る塗布具を容器のキャップ内面に一体的に取り付けた容
器及びこの容器を利用した粉末化粧料の塗布方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液状化粧料(例えばマニキュア
等)を塗布するための塗布具をキャップ内面に一体的に
取り付けたものは存在しているが、粉末化粧料を塗布す
るための塗布具をキャップ内面に一体的に取り付けたも
のは存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、粉末化粧料はそ
の形態より、塗布具を化粧料に強く押しつけなければ塗
布具に付着させることが難しく、これに簡単に対処する
ため、従来は粉末化粧料をプレスして固めること等が一
般的に行われていた。
【0004】しかしながら、このプレス形態の粉末化粧
料をパフ等に擦りとって使用すると、粉末化粧料の本来
の魅力であるフワフワした質感や色感、使用感等が失わ
れてしまうという欠点があった。このことは、パール感
を醸し出すためにパール剤を配合する粉末化粧料におい
ては、最も重要なパール感が損なわれてしまうという問
題点があった。
【0005】そのため本発明は、粉末化粧料をプレスし
て固めたりせず、粉末のままでフワフワした質感や色
感、使用感等を残した状態で化粧料を容器に収容したも
のでありながら、この容器を振とうさせるだけで、容器
キャップの内面に設けた塗布具に、粉末化粧料を均一的
に付着させて使用できるようにした容器及びその容器を
利用した粉末化粧料の塗布方法を提供して、上記の問題
点を解消せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ための手段として、まず請求項1記載のものは、粉末化
粧料を収納する化粧料容器において、容器キャップの内
面に軸体を延伸させ、該軸体の先端に、容器本体を振と
うさせた際に浮遊する粉末化粧料を保持することができ
る塗布具を取り付けたことを特徴とする粉末化粧料の塗
布具付き容器である。
【0007】さらに請求項2記載のものは、パール剤を
20重量%以上配合した粉末化粧料を収納する化粧料容
器において、容器キャップの内面に軸体を延伸させ、該
軸体の先端に、容器本体を振とうさせた際に浮遊する粉
末化粧料を保持することができる塗布具を取り付けたこ
とを特徴とする粉末化粧料の塗布具付き容器である。
【0008】ついで請求項3記載のものは、前記軸体が
帯電防止機能を有する素材で形成されている請求項1又
は2記載の粉末化粧料の塗布具付き容器である。
【0009】ついで請求項4記載のものは、前記塗布具
が発泡体で形成されている請求項1乃至3の何れかに記
載の粉末化粧料の塗布具付き容器である。
【0010】ついで請求項5記載のものは、前記塗布具
がフロッキー植毛体で形成されている請求項1乃至3の
何れかに記載の粉末化粧料の塗布具付き容器である。
【0011】請求項6記載のものは、前記軸体又は塗布
具に付着した粉末化粧料の付着量を調節するしごき部材
を備えてなる請求項1乃至5の何れかに記載の粉末化粧
料の塗布具付き容器である。
【0012】最後に請求項7記載のものは、容器キャッ
プの内面に軸体を延伸させ、該軸体の先端に、容器本体
を振とうさせた際に浮遊する粉末化粧料を保持すること
ができる塗布具を取り付けた容器において、容器本体に
容器キャップを冠設させた状態で粉末化粧料を収納した
容器を振とうさせることで塗布具に粉末化粧料を付着さ
せ、ついで容器キャップを容器本体から取り外して所望
部位に粉末化粧料を塗布するようにしたことを特徴とす
る粉末化粧料の塗布方法である。
【0013】本発明によれば、容器キャップの内面に延
伸した軸体の先端の塗布具に、プレス加工しない粉末化
粧料を均一的かつ確実に付着させることができ、この塗
布具を利用してフワフワした質感や色感、使用感等を有
する粉末化粧料を所望部位に好適に塗布できるという特
徴がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0015】図1は本発明に係る粉末化粧料容器の正面
図であり、図2は要部を断面とした同粉末化粧料容器の
正面図であり、図3は容器本体から容器キャップを取り
外した状態の正面図である。
【0016】まず本発明の化粧料容器1は、容器本体2
と容器キャップ3とから構成され、容器キャップ3は容
器本体2の雄ネジ部4(あるいは、これに代えてワンタ
ッチ構造にすることも可能である)に螺合する等して、
冠設自在に取り付けられる。
【0017】化粧料容器1は通常、口部が細い細口ボト
ルとすることが取扱い易さの点から好ましく、化粧料容
器1を形成する素材としては樹脂ボトル、ガラスボト
ル、金属ボトル等の何れでも良い。ついで容器本体2の
内部には、中味としての粉末化粧料5が収納される。
【0018】粉末化粧料5の例としては、アイシャドー
や頬紅等が好適であるが、さらには化粧料中にパール感
を醸し出すパール剤が配合されていると、特にその特徴
が得られ易い。アイシャドーを例に採れば、パール剤2
0〜80%、シリコーン油等のオイル5〜20%、顔料
15〜70%が混入されたものが好適である。
【0019】ここでパール剤の例としては、酸化チタ
ン、雲母チタン、被覆雲母チタン等があり、オイルの例
としては、シリコンオイルや天然オイル等があり、顔料
の例としては、タルク、酸化鉄、マイカ、色素等があ
る。
【0020】ここでパール剤の具体例を述べると、製造
元メルクのコロロナグリッター(マイカ、ベンガラで構
成され、平均粒子径50〜100μmの球状パール剤)
や、チミロンスプレンディッドシリーズ(雲母チタン多
層の干渉光の強い板状パール剤)等が好適である。特
に、マイカを粉砕し微薄片状にしたものに処理を施し、
ベンガラを被覆したコロロナグリッターは、それを使用
すると干渉光が見られるという特徴がある。
【0021】つぎに、本発明の容器キャップの内面に
は、軸体6が下方に向けて延伸され、その軸体6の先端
には塗布具7が取り付けられている。この軸体6は、好
ましくは静電気を帯電させない金属素材とか、帯電防止
剤を練り込んだり塗布した樹脂素材で形成しておくと、
軸体6部に粉末化粧料5が付着しないので、使用時に大
変使い易いものとなる。
【0022】また軸体6の先端に取り付けられる塗布具
7の表面には、容器を振とうした際に、容器本体内で浮
遊する粉末化粧料が付着するが、塗布具7に付着した粉
末化粧料は、塗布されるまでは安定的に保持されること
となる。
【0023】この塗布具7の素材としては、粉末化粧料
の付着保持と塗布部位への接触感を考慮すると、ルビセ
ルやNBR等からなる発泡体が良好であるが、特にポリ
カーボ系ウレタン樹脂(硬度15〜25度)を用いると
好ましい。
【0024】さらに塗布具7の素材としては、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン等のフロッキー植毛体とす
ることもできる。
【0025】ついで、容器本体2の口部付近に設けられ
るしごき部材8は、塗布具7や軸体6に付着した余分な
粉末化粧料を調整するためのもので、その材質は樹脂や
ゴム等が好適である。
【0026】上記の構成に係る化粧料容器を利用するに
は、まず化粧料容器1の容器本体2内に粉末化粧料5を
充填し、この状態で化粧料容器1を振とうすると、中の
粉末化粧料5が化粧料容器内で浮遊し、少量の粉末化粧
料が塗布具7の表面に付着する。このとき、軸体6には
粉末化粧料は付着しない。この状態で容器キャップ3を
容器本体2から取り外し、しごき部材8にて軸体6や塗
布具7をしごくと、余分な粉末化粧料はしごき落とされ
て容器本体2内に戻される。
【0027】したがって、塗布具7の表面には塗布に最
適な量の粉末化粧料5が付着しており、この粉末化粧料
を所望の部位に塗布して化粧を行うと、簡便で確実な粉
末化粧料の塗布が行える。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の容器及び塗
布方法によれば、粉末化粧料をプレスして固めたりせず
に、粉末のままでフワフワした質感や色感、使用感等を
残した状態で容器に収容でき、この容器を振とうさせる
だけで、容器キャップの内面に設けた塗布具に、粉末化
粧料を均一的に付着させて使用できるという優れた効果
がある。
【0029】特に本発明は、パール剤を高配合する粉末
化粧料において、パール剤の醸し出すパール感が損なわ
れないという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉末化粧料容器の正面図である。
【図2】同要部を断面とした正面図である。
【図3】容器本体から容器キャップを取り外した状態の
正面図である。
【符号の説明】
1…化粧料容器(容器) 2…容器本体 3…容器キャップ 4…容器本体の雄ネジ部 5…粉末化粧料 6…軸体 7…塗布具 8…しごき部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末化粧料を収納する化粧料容器におい
    て、容器キャップの内面に軸体を延伸させ、該軸体の先
    端に、容器本体を振とうさせた際に浮遊する粉末化粧料
    を保持することができる塗布具を取り付けたことを特徴
    とする粉末化粧料の塗布具付き容器。
  2. 【請求項2】 パール剤を20重量%以上配合した粉末
    化粧料を収納する化粧料容器において、容器キャップの
    内面に軸体を延伸させ、該軸体の先端に、容器本体を振
    とうさせた際に浮遊する粉末化粧料を保持することがで
    きる塗布具を取り付けたことを特徴とする粉末化粧料の
    塗布具付き容器。
  3. 【請求項3】 前記軸体が帯電防止機能を有する素材で
    形成されている請求項1又は2記載の粉末化粧料の塗布
    具付き容器。
  4. 【請求項4】 前記塗布具が発泡体で形成されている請
    求項1乃至3の何れかに記載の粉末化粧料の塗布具付き
    容器。
  5. 【請求項5】 前記塗布具がフロッキー植毛体で形成さ
    れている請求項1乃至3の何れかに記載の粉末化粧料の
    塗布具付き容器。
  6. 【請求項6】 前記軸体又は塗布具に付着した粉末化粧
    料の付着量を調節するしごき部材を備えてなる請求項1
    乃至5の何れかに記載の粉末化粧料の塗布具付き容器。
  7. 【請求項7】 容器キャップの内面に軸体を延伸させ、
    該軸体の先端に、容器本体を振とうさせた際に浮遊する
    粉末化粧料を保持することができる塗布具を取り付けた
    容器において、容器本体に容器キャップを冠設させた状
    態で粉末化粧料を収納した容器を振とうさせることで塗
    布具に粉末化粧料を付着させ、ついで容器キャップを容
    器本体から取り外して所望部位に粉末化粧料を塗布する
    ようにしたことを特徴とする粉末化粧料の塗布方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003319821A (ja) * 2002-04-30 2003-11-11 Tokiwa Corp 粉体化粧料用容器
JP2008142525A (ja) * 2006-11-16 2008-06-26 Kanebo Cosmetics Inc 化粧料容器
CN111418992A (zh) * 2019-01-10 2020-07-17 株式会社爱茉莉太平洋 化妆品容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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