JP2014533223A - ディスペンサ機構組立品 - Google Patents

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Abstract

ディスペンサ装置が提供される。当該装置は、製品が充填され組立てられた際に、延長された非使用期間において、そのアプリケータの孔からの製品の漏出を十分に減少させる。当該ディスペンサ装置は、製品を保持するための内部チャンバーを規定し、その1つの端に開口底部を、他方の端にそこを通過する1または複数の孔を有するアプリケータチップを有しているバレルを含んでいる。バレルは、バレルの底部と予め定められた充填水準との間に、バレルの丈に沿って配置された、2またはそれより多くの通路も含む。【選択図】図2

Description

本発明は、一般的にディスペンサ装置に関する。より具体的には、本発明は、使用間における製品の浸出を減少させる、および/または十分に防ぐディスペンサ装置に関する。
化粧用、医療用、家庭用、食用および他の用途の製品を分配するために、多くの機器が存在する。そのようなディスペンサ装置は、通常、製品を保持するための内部チャンバーを有する硬質の、または柔軟性を有するハウジングと、製品を付与するための孔を有するアプリケータと、アプリケータの孔を通り製品を分配するための放出機構とで構成されている。例えば、化粧品および個人用ケア産業においては、ディスペンサ装置は、リップスティック、リップバーム、スキンクリーム、ローションおよび顔や体の部位に対する他の化粧用製品に適用され、使用され得る。
消費者に販売される前、ディスペンサ装置は製品で満たされており、組立てられている。底部内への穴や開口を通ることにより、ハウジングは底部が製品で充填され得る。充填されると、ハウジングの底部を封止するようディスペンサ機構がハウジング内に挿入されることで、製品の浸出を防ぐ。この工程の間において、ディスペンサ機構と製品との間のハウジングの内部チャンバー内に、空気が閉じ込められ得る。残念ながら、このような空気は、周囲と比較すると圧縮されており、非使用時に製品にアプリケータからの浸出または漏出を引き起こす。これは使用者にとって非常に望ましくないことである。それは、当該製品が、使用者の手および/または所持品に漏れ出す可能性があるためである。
当該技術分野では、製品の浸出を防ぐ、または浸出を十分に最小化する改善されたディスペンサ装置が、必要とされ続けている。そのため、本発明の目的は、組立てられた際に、従来のディスペンサと比較すると、内部チャンバー内に残余物として残存する空気を十分に減少させるディスペンサを提供することである。本発明のさらなる目的は、従来のディスペンサ装置を最小のコストで浸出を防ぐことができるよう変更することである。
前述の目的等によると、本発明は、製品で充填され組立てられた際に、延長された非使用期間において十分に製品の漏出を減少させるディスペンサ装置を提供する。
本発明の1つの観点では、流動性の製品を分配するためのディスペンサ装置を提供する。ディスペンサ装置は、流動性製品を保持するための内部チャンバーを規定しているバレルを含んでいる。バレルは、その1方の端に開口底部を、他方の端にそこを通過可能としている1または複数の孔を有するアプリケータチップを有している。アプリケータチップは、一般的に、最初の使用前における充填および漏出/浸出の防止を可能とするよう剥離可能なシールを含んでいる。当該剥離可能なシールは、最初に使用する前に、使用者により取り除かれる。バレルは、予め定められた充填水準に実質的に隣接している第1の位置において、チャンバーの内部からチャンバーの外部へと空気が通過する構成となっている。さらに、第1の位置とバレルの開口底部との間における、第2の位置においても、チャンバーの内部から外部へと空気が通過する構成となっている。
ディスペンサ装置は、開口底部と充填水準との間において、バレル内部に配置されているディスペンサ機構をも含んでいる。一般的に、ディスペンサ機構は、液密封止を作るよう、バレルの内側の壁とかみ合っており、バレル内に含有された製品が開口底部へと出ないようになっている。
バレルに製品が充填され、ディスペンサ機構がバレルに挿入された際、ディスペンサ機構と製品との間に閉じ込められた空気は、第1および/または第2の位置におけるバレルの通路を通って押し進められ得る。1つ通路を持つか、または通路を持たないということ以外は同一であるディスペンサ装置と比較すると、バレルの内部チャンバー内において、十分に圧力を低くすることができる。従って、ディスペンサ機構の非作動時において、1または複数のアプリケータの孔を通過して製品が放出されることを防止または抑制する。
図面および添付の請求の範囲を含む以下の本発明の詳細の記載を読んだ後には、これらおよび本発明における他の観点は、同分野の当業者において明らかとなるであろう。
本発明の好ましい実施の形態は実施例として示されており、以下の図面に限定されるわけではない。
ディスペンサの代表的な実施の形態を示す図である。 図1のディスペンサの分解図である。 代表的なディスペンサ機構350および製品充填バレル310の分解図を示しており、ディスペンサ機構は製品の漏出を防止するようバレルの底部内へと挿入され得る。 代表的なディスペンサ機構350および製品充填バレル310の分解図を示しており、ディスペンサ機構は製品の漏出を防止するようバレルの底部内へと挿入され得る。 代表的なディスペンサ機構350および製品充填バレル310の分解図を示しており、ディスペンサ機構は製品の漏出を防止するようバレルの底部内へと挿入され得る。 胴部において1または複数の開口を有する代表的なバレルの断面を示す図である。 胴部において1または複数の開口を有する代表的なバレルの断面を示す図である。 胴部において1または複数の開口を有する代表的なバレルの断面を示す図である。 胴部において1または複数の開口を有する代表的なバレルの断面を示す図である。 ディスペンサ機構550とバレル510との間の封止の近接での断面を示す図である。 ディスペンサ機構550とバレル510との間の封止の近接での断面を示す図である。 代替の実施の形態を示す図であり、限定はしないがコークや接着剤のような非化粧用製品でバレルを充填してもよい。
ここに使用される全ての用語は、他に規定しない限り、同分野における通常の意味を有するものとする。
分配される材料は特に限定されないが、少し例を挙げれば、化粧品および接着剤を含む。当該材料は、懸濁液、乳液または液体等の形状のものでよい。材料は、相当高い初期粘度を有する非ニュートン性の液体を含む、かなり粘着性のある材料を含む。これには、もちろん、半固体、ゲルおよびアプリケータから分配することが可能であるその他の材料も含む。特に言及するものでは、化粧品から作られ得る。当該化粧品は、限定されないが、リップグロス、および室温および/または肌の温度において流動性のあるその他の液体が含まれる。組成物の粘度は本来限定されないが、本発明のディスペンサは、例えば、好ましくは約5000cpsから約500000cpsの範囲、より好ましくは約10000cpsから約50000cpsの範囲、最も好ましくは約20000cpsの粘度を有する組成物に最も有益である。限定する意図はないが、本発明の効果は、化粧用調合物が擬塑性もしくは揺変性(チキソトロピー)、または他の状態で言うと室温において高粘度を有する(例えば約5000cpsより大きい)場合に、最も具現化され得ると考えられる。
材料の具体的な例を挙げると、接着剤ゲル、漂白剤、しみ取り剤、柔軟剤、フレグランス、抗生溶液、痛み止めクリーム、抗生クリームおよび鎮痛クリーム、歯のホワイトニングおよび歯のラミネーション溶液/ゲル、ヘアトリートメント美容液/クリーム、スカルプ抱水性オイル、コーク、抗ふけクリーム、スキントリートメントクリーム、コンシーラー、抱水性クリーム、ゲルおよびクリーム状のメイクアップ除去剤、ヘアスタイリング製品、一時的なヘアカラー剤、日焼け止め、モイスチャー剤、リップ膨潤ゲル/クリーム、チーク膨潤ゲル/クリーム、ならびにチークブラシを含み得る。
図1によると、代表的なディスペンサ装置(“ディスペンサ”)100が示されている。図に示すように、ディスペンサは、バレル110、キャップ160およびアクチュエータ140を備えている。以下に詳細に記述するように、バレル110は、製品とディスペンサ機構組立品(図2、150)とを収容するよう内部チャンバーを規定しているハウジングを備えている。バレル110は、上端近くのその外部の表面にキャップ160が取り付けれるよう、適合される。さらに、バレル110は、アクチュエータ140の内部において部分的に配置されるよう、適合される。
例示的な実施の形態においては、バレル110は、化粧用製品、特に具体的には半固体のリップグロスで、充填されていてもよい。キャップ160を取り外すと、使用者は、製品がバレルの上部(すなわち、アプリケータ111)の1または複数の孔114を通って出るよう、アクチュエータ140をねじる、または回し得る。その後、アプリケータ111は、製品が唇を均一に被覆するよう使用され得る。
製品を付与し終えた際、使用者は、残った製品がパッケージから出ることを防ぐため、バレル110にキャップ160を取り付け得る。キャップ160は、好ましくは、バレル110の一部を覆って適合するサイズとされており、任意の適切な可逆的(着脱可能)な連結機構を利用して、そのネック部分と可逆的にかみ合うことができるようになっている。1つの実施の形態では、バレル110のネック部分は切欠き部(ノッチ)を含み、キャップ160の一部が、当該切欠き部とかみ合うための、対応する窪み部を含んでもよい。別の実施の形態では、ネック部分およびキャップ160は相補的なねじ切り加工を有する。
バレル110、アクチュエータ140およびキャップ160を含む、ディスペンサ100は、プラスチック、金属および/または熱可塑性エラストマーから作られ、射出成形および/または射出ブロー成形を利用して製造され、スナップフィット組立品により組立てられ得る。しかし、任意の他の材料、製造方法および/または組立て方法についても使用され得ることは、考えられる。特に、キャップ160およびアクチュエータ140は、金属的な外観を提供するため、陽極酸化プラスチック材料を用いて作られ得る。
当該記述に相当する1つの具体的なディスペンサが、“Dispensing Mechanism Assembly”との表題での、米国特許出願公開第2011/0064511号明細書に記載されており、その全体において参照によりここに組み込む。
図2によると、図1のディスペンサ100の分解図が示されている。ディスペンサ100は、バレル110、ディスペンサ機構150、キャップ160およびアクチュエータ140を含むよう示されている。バレル110は、上部の開口116bおよび下部の開口116aを含むよう示されており、その詳細については図4Aから図4Dを参照して説明する。
バレル110はその最も遠位の端においてアプリケータ111を備えており、当該アプリケータ111は、わずかにドーム状の上部と平坦な表面を備える形状の円筒状のものとして示されている。アプリケータ111の正確な形状は使用される製品に依るものであり、当該製品が通り分配され得る任意の数の孔114を備え得る。アプリケータ111は、バレル110の残りと同様の材料からなってもよいし、異なる材料からなってもよい。いずれにしても、アプリケータ111は、充填された製品を保持し、ケラチン繊維(髪、まつげ等)、爪、唇、肌等を含む人の外皮のような、所望する表面へと製品を移動させることが可能である、任意の材料および構成を備えてもよい。アプリケータ111は、例えば、ブラシ、泡パッド、フロック加工表面、櫛、プラスチックスパチュラ、または所望する製品を保持し移動させることが可能である任意の他の表面を含んでもよい。
正確なディスペンサ機構150も特に重要なものではなく、推進機構または推進/後退機構のいずれかである、押し型機構、またはスクリュー型機構でもよい。一般的に、ディスペンサ機構150は、バレル110の内部チャンバー内に配置されているピストン154を備え得る。ピストン154は、バレル110の下部の端からアプリケータ111に向かって押されるか、または力を加えられ得る。そして、内部チャンバー内に位置している製品を、アプリケータ111内の孔114を通して押し出す。アクチュエータ140は、バレル110内におけるピストン154の動きを作動させる力を与える。しかし、アクチュエータ140を動作させるために必要な力は、手動で、空気圧で、水圧で、または多くのその他の代替機構により適用することができる。
例示した実施の形態では、ディスペンサ機構150はスクリュー型推進機構であり、アクチュエータ140は、ロッド151およびピストン154組立品と回転可能に繋がれている。ねじ状ロッド151、スクリュー152およびピストン154はアクチュエータ140内に配置されており、ロッドの回転の動きは、アクチュエータに関して制止されており、スクリューに関して軸方向に可動となっている。従って、アクチュエータ140が動作した(例えば、回転した)際、ねじ状ロッド151がスクリュー152対して伸び、ピストン154が、バレル110の内部チャンバー内における製品を、アプリケータ111に向かって押して上昇させる。(ピストン154は先端を有するものとして描かれているが、平坦または丸みを帯びたもの等であってもよい。)
スクリュー152は、一般的に円筒形状を有しており、底部の端から延びている多数の突出部153(例えば、取っ手)を含む。図示していないが、スクリュー152の内部の表面は、ロッド151とかみ合うためのねじ加工を備えている。突出部153は、アクチュエータの回転に抵抗をかけるため、アクチュエータ140の内部表面内における突出部(図示せず)と相補的なものであってもよい。別の実施の形態では、突出部153ではなくて、ラチェットおよびスプリングが、アクチュエータの回転に対する抵抗を付与してもよい。
図3によると、代表的なディスペンサ機構350およびバレル310の分解、断面図が示されており、バレルには製品312が充填されている。
一般的な製造工程の間において、バレル310は、キャップ360の中に挿入され、上下逆向きの構成において(すなわち、キャップが下向きである状態において)製品312が充填される。アプリケータ311は、1または複数の孔314を備えているので、一般的に、充填工程の間での製品の漏出を防ぐため、剥離可能ステッカー313またはその他の封止手段で被覆されている。剥離可能ステッカー313は、アプリケータ311において、気密封止および/または液密封止状態を作り出す。代替の実施の形態では、ステッカー313を必要とすることなく、キャップ360が、アプリケータ311において気密封止および/または液密封止状態を作り出す封止手段として使用されてもよい。
図に示すように、バレル310は、バレルの開口底部に向かって、いくらかの未充填空間315(すなわち、製品とバレルの開口底部との間)を残すように製品312が充填される。その後、ディスペンサ機構350はバレル310に挿入され、バレルの内側の壁とディスペンサ機構との間において封止を作り出し、バレルの底部からの製品312の漏出は防がれる。当該封止は一般的には液密状態であるが、気密状態または実質上の気密状態であってもよいということは、認識されるだろう。
図3Aによると、製品312とバレル310の開口底部との間の未充填空間315は、一般的に、大気下における一定量の空気を含む。残念ながら、ディスペンサ機構350がバレル310の底部内へと挿入される際、当該未充填空間315内における空気が、バレル内において閉じ込められて残ってしまう。ディスペンサ機構350がさらにバレル310内へと押し込まれることにより、特に、もし、ディスペンサ機構とバレルの内側の壁との間に実質上の気密封止状態が作られている場合には、この空気は圧縮されることになり得る。
図3Bによると、ディスペンサ機構350は、製品が充填されたバレル310内に配置されている状態において示されている。図に示すように、ディスペンサ機構と製品との間のバレル内の未充填空間315は、実質的に減少している。ここで、未充填空間315内の空気量が実質上一定であると仮定すると、ディスペンサ機構350とバレル310の内側の壁との間にごくわずかな漏出量があることになり、閉じ込められている空気によるバレル310内の圧力は増加しており、当該圧力は次の数式によって概算され得る。
Figure 2014533223
ここで、P=大気下において測定される圧力、V=未充填空間の体積、n=物質量、R=一般気体定数、T=温度、である。
上述した数式において示されるように、体積における絶対変化量がバレル310から出る空気量よりも大きい限り、バレル310内における圧力は増加するだろう。従って、もし、バレル310内において閉じ込められている圧縮空気がバレルの内部圧力を十分に増加させてしまったら、ステッカーを取り外した際に、製品312がアプリケータ311内の孔314を通って出てしまうほどの力を与え得る。
図4Aから図4Dに示すように、バレルの丈に沿って第1の位置および第2の位置において2以上の開口(416a、416b)を含むことにより、ディスペンサ組立ての間においてバレル410内に閉じ込められる空気量が著しく減少し得るということが、驚くべき事に発見された。これは、2以上の開口(416a、416b)が、バレル410内へのディスペンサ機構の挿入時に(図示せず)、空気の漏出を可能とすることに基づくものである。さらに、上部の他方の開口416bに、バレル410の垂直に沿って1つの開口416aを位置させることで、開口を1つ持つ、または持たないバレルを有するということ以外は同一であるディスペンサと比較すると、組立てられたディスペンサでのバレル内の圧力において有意義な減少へと導く。
図4Aおよび図4Bに示されるバレルでは、バレル410は、バレルの前面において2つの開口(416a、416b)と、バレルの背面において位置する2つの相補的な開口を備える。開口は、アプリケータに近いか(すなわち、上部の開口416b)またはバレルの底部に近いか(すなわち、下部の開口416a)のいずれかのバレル410上における位置により、上部の開口416bまたは下部の開口416aのいずれかとして示される。バレル410は、図4Aから図4Dにおいて上下逆方向の構成で示されており、これは、バレルが製品で底部充填されている場合の状態であることは、理解できるであろう。ここで使用される、“上部”および“下部”という用語は、当該アプリケータが空(天)に先端を向けている場合のように、バレルの正しい方向(right side up orientation)を参照するのに使用されている。従って、上部の開口416bは、ここでは、下部の開口416aの“上部”にあるものとして記載されている。
上部の開口および下部の開口(416b、416a)は、バレルの最も底部の点(すなわち、バレルの開口底部)と、バレルが充填され上下逆方向にある時に製品が静止する点(すなわち、“充填水準”418)との間の、バレル410上での第1および第2の垂直方向の位置において、配置され得る。言い換えると、開口(416b、416a)は、バレル410の外側からその内部のチャンバーへと届いているが、バレルが上下逆方向において満杯(すなわち、充填水準418)まで充填された際でも、製品は当該開口から漏出することはないだろう。これについては、図4Aにおいて示されているように、バレル410の内側のチャンバーが製品で満杯まで充填されているが、開口(416b、416a)は充填水準418よりも下部に位置している。
1つの実施の形態では、ディスペンサは、バレルの丈に沿って配置されたスナップバンドおよびスナップフィット417を含み得る。スナップバンド417は、ディスペンサが完全に組立てられた際にアクチュエータとバレルとの連結が解けることを防ぐため、一般的に、アクチュエータとかみ合っている(例えば、図2の140)。図4Aにおいて示されるように、上部の開口416bは、スナップバンド417と製品の充填水準418との間に配置され得る。例えば、上部の開口416bは、充填水準418、スナップバンド417、または充填水準およびスナップバンドの両方に、隣接して、または当接して配置され得る。下部の開口416aは、スナップバンド417上に配置されるように示されている。これが好ましい実施の形態であるが、下部の開口416aは、スナップバンド417の下部において配置されてもよい。
図に示す通り、上部および下部の開口(416b、416a)は、バレル410の周囲に沿って水平方向に距離を置いて配置されている。一般的に、この距離は、上部の開口416bの1つの直径の約0.1倍から、上部の開口の直径の約3倍までに等しい。最も一般的には、当該距離は、およそ上部の開口の直径の大きさである。この配置は、開口(416b、416a)間におけるバレル410の亀裂を防ぐため等の、製造上の理由のために好ましいが、本発明はこの開口の配置に限定されない。そして、1つの実施の形態では、開口(416b、416a)は、バレルの同じ垂直軸上において並び得る。
上部および下部の開口(416b、416a)は、特定の垂直方向に距離を置いた配置でも示される。限定された使用される製造工程およびバレル410の材料によってのみ、この距離は、上部の開口416bの直径のわずか約0.1倍にもなり得る。さらに、限定されたバレル410の形状によってのみ、当該垂直方向の距離は、上部の開口416bの直径の約5倍にもなり得る。
図に示す通り、上部の開口416bおよび下部の開口416aの2つのセットは、バレルの周囲をおよそ180°回った、バレル410の反対側に位置している。2つの上部の開口416bはバレル410上で大凡同じ垂直の位置において配置されており、2つの下部の開口416aも大凡同じ垂直の位置に配置されている。バレルの反対側における、開口の相補的なセットの配置(すなわち、上部および下部の開口の第2のセット)は、製造時における空気の除去を最大とすることが考えられる。しかし、本発明はこれに限定されない。特定の実施の形態では、バレルは、円形のバレルの周囲について約1°から約180°周って配置された開口の相補的なセットを含み得る。もちろん、バレルが非円形である場合には、開口の相補的なセットは、バレルの任意の面に配置され得る。さらに、バレル410は、非円形バレルのそれぞれの面上に配置された相補的なセット、または円形バレルの周囲について大凡等しい距離で配置された相補的なセットを含む、任意の数の上部および下部の開口(416b、416a)の相補的なセットを含み得る。
1つの実施の形態では、バレル410は、上部および下部の開口、ならびに任意の数の相補的な上部の開口416b、または任意の数の相補的な下部の開口416aを含み得る。別の実施の形態では、バレル410は、上部の開口416bおよび下部の開口416aの単一のセットのみを含む。さらに、上部および下部の開口(416b、416a)は好ましくは同じ大きさであるが、この条件は本発明に必須のものではない。特定の例示的なバレル410は、下部の開口416aよりも大きい、または小さい上部の開口416bを含み得る。
図4Cには、非円形の上部および下部の開口(416b、416a)が示されている。一般的に、上部および下部の開口は、限定はしないが、閉じた曲線または多角形(例えば、円形、楕円形、長円形、三角形、正方形、矩形、五角形、六角形、八角形、星形、多角形等)を含む、任意の形状でよい。さらに、上部の開口416bおよび下部の開口416aは、同じ形状でもよいし、異なる形状でもよい。
図4Dには、上部および下部の開口が連結しており、1つの細長い開口416となっている、代替の実施の形態が示されている。この実施の形態では、バレル410は2つの細長い開口416を備え、1つの開口はバレルの前面に存在し、相補的な開口は背面に配置されている。図に示すように、開口416は、バレル410の丈に沿ってより長い長さを有し、バレルの周囲に沿ってより短い長さを有する矩形状である。
図5Aには、製品512が充填水準まで充填されており、内部に上部および下部の開口(516b、516a)の2つのセットを有する、代表的なディスペンサのバレル510が示されている。描写されているディスペンサは、上下逆方向において示されており、完全に組立てられ、顧客に運ばれる用意ができているものである。図に示す通り、ディスペンサ機構550は、製品512と接触しており、製品がバレル510の下部に向かってさらに進んで動いてしまうことを防いでいる。従って、ディスペンサ機構550は、製品512が、上部および/または下部の開口(516b、516a)を通り、出てしまうことも防いでいる。そのため、開口(516a、516b)は、バレルが充填水準まで充填された際に、ディスペンサ機構550とバレル510の内側の壁との間に作られる封止よりも下部に位置する。
図5Bに示すように、ディスペンサ機構550は、アプリケータを通して製品を分配するため(図示せず)、製品が充填されたバレル510内へとさらに押し込まれ得る。ディスペンサ機構550はバレル510の内側の壁において封止を作るので、上部および下部の開口(516b、516a)を通りバレルに入ってくる空気がバレルの製品が充填されている領域にまで入ってくるということは、実質上防がれるだろう。
図6には、ディスペンサの代替の実施の形態が示されている。本発明のディスペンサは、一般的に、化粧品に関連しているものとして記載されているが、限定はされない。ディスペンサ機構650(すなわち、ピストン)が、バレル610(すなわち、チューブ、缶、ボトル等)内で、液体または固形(例えば、粉末状)材料612を分配するために使用される、任意の分野において利用され得る。例えば、本発明は、特に、ペイント、コーキングおよび/または接着剤の適用において有益となり得る。従って、バレル610は、そのような用途に応じて適切である任意の形状を備え得るし、上部および下部の開口(616b、616a)も上述のように配置され得る。
これらの実施の形態は本発明のいくつかの観点の例示として意図したものであるので、ここに開示され請求される本発明は、記載された特定の実施の形態による観点において限定されるものではない。任意の同等の実施の形態は、本発明の観点内のものであると意図される。実際に、同分野の当業者によれば、前述の記載から、ここに示され記載されたものに加え、本発明の多数の変形例が明らかとなるだろう。そのような変形例も、添付の請求の範囲の観点内にあるものと意図する。ここに記された全ての文献は、それらの全体において参照により組み込まれる。
(関連出願の相互参照)
本願は、35 U.S.C.119(e)の元に、2011年11月2日に出願された、米国特許出願番号第13/287,464号についての優先権の利益を主張し、その出願の開示内容は全てにおいて、参照によりここに組み込まれる。

Claims (10)

  1. 流動性の製品を分配するためのディスペンサ装置であって、
    バレルと、ディスペンサ機構と、を備え、
    前記バレルは、前記流動性の製品を保持するための内部チャンバーを規定しており、その1方の端に開口底部を、他方の端にそこを通過する1または複数の孔を有するアプリケータチップを有しており、前記バレルは、予め定められた充填水準に実質的に隣接している第1の位置において、前記チャンバーの内部から前記チャンバーの外部へ空気の通路ができるように構成されており、前記第1の位置と前記バレルの前記開口底部との間の第2の位置においても、前記チャンバーの内部から前記チャンバーの外部へ空気の通路ができるように構成されており、
    前記ディスペンサ機構は、前記開口底部と前記充填水準との間の前記バレルの内部に配置されており、前記バレル内に含有された製品が前記開口底部から出ないように、液密封止を作るように、前記バレルの内側の壁とかみ合っており、
    前記ディスペンサ機構が製品の充填されたバレル内に挿入される際、前記ディスペンサ機構と前記製品との間に閉じ込められた空気は、前記第1の位置および前記第2の位置を通って押し進められ、これによって、バレルが1つの通路を持つか、または通路を持たないこと以外は同一のディスペンサ装置と比較して、前記バレルの前記内部チャンバー内の圧力が十分に低くなり、前記ディスペンサ機構の非作動時に1または複数のアプリケータの孔を通過して前記製品が放出されることを防止または抑制する、
    ディスペンサ装置。
  2. 前記バレルは、前記第1の位置における上部の開口および前記第2の位置における下部の開口を備え、前記下部の開口は、前記上部の開口よりも、前記バレルの前記開口底部の端により近く位置している、請求項1に記載のディスペンサ装置。
  3. 前記上部および下部の開口は、水平方向に距離を置いて位置している、請求項2に記載のディスペンサ装置。
  4. さらに、上部および下部の開口の相補的な第2のセットを備える、請求項2に記載のディスペンサ装置。
  5. 前記バレルは円筒形状であり、前記上部および下部の開口の相補的な第2のセットは、前記上部のおよび下部の開口から、前記バレルの周囲について約180°回った場所において位置している、請求項4に記載のディスペンサ装置。
  6. 前記バレルは2以上の側面を備え、前記上部および下部の開口の相補的な第2のセットは、前記上部および下部の開口から前記バレルの反対側の側面に位置している、請求項4に記載のディスペンサ装置。
  7. 前記上部の開口は前記充填水準に隣接して位置しており、前記下部の開口は前記バレルの外部にあるスナップバンド上に位置している、請求項2に記載のディスペンサ装置。
  8. 前記第2の位置は前記バレルの外部にあるスナップバンド上に位置している、請求項1に記載のディスペンサ装置。
  9. 1つの開口が、前記第1の位置から前記第2の位置まで広がっている、請求項1に記載のディスペンサ装置。
  10. 前記バレルは円筒形状であり、さらに、前記開口から前記バレルの周囲について約180°回った場所に位置する相補的な開口を備える、請求項9に記載のディスペンサ装置。
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