JP2001333101A - パケット・オーバーsonet/sdhのインタフェース収容方式 - Google Patents

パケット・オーバーsonet/sdhのインタフェース収容方式

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JP2001333101A
JP2001333101A JP2000152721A JP2000152721A JP2001333101A JP 2001333101 A JP2001333101 A JP 2001333101A JP 2000152721 A JP2000152721 A JP 2000152721A JP 2000152721 A JP2000152721 A JP 2000152721A JP 2001333101 A JP2001333101 A JP 2001333101A
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Japan
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packet
switch
interface
unit
speed
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JP2000152721A
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English (en)
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Hidetoshi Shinoda
英俊 篠田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチの構造を変えることなく整数倍で回
線速度が上昇しても対応可能とする。 【解決手段】 OC48回線の基本インタフェース速度
でのクロスコネクトする能力しかないスイッチインタフ
ェースに対し、OC192回線のような4倍のインタフ
ェース速度を持つ回線を装置に収容する場合、4つのO
C48のスイッチインタフェース104を用いて対応す
る。この構成において、スイッチ部14には(1) 〜(16)
inの入力ポートと、(1) 〜(16)OUTの出力ポートが
あり、それぞれ2.4G 分の回線のパケットを転送でき
る容量を持つ。受信した可変長パケットを固定長パケッ
トに分割する際に、入力ポートの情報とシーケンシャル
番号を付加し、複数のスイッチインタフェースを用いた
スイッチ部を通して転送する際に、スイッチ側で受け入
れられるスイッチインタフェース数を確認しながら転送
し、スイッチ部のスループットを低下させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット・オーバ
ーSONET/SDHのインタフェース収容方式に関
し、ネットワーク等に適用されるパケット・オーバーS
ONET/SDH(Synchronous Optical Network/Sync
hronous Digital Hierarchy ;同期光通信網/同期ディ
ジタルハイアラキー)のインタフェース収容方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パケット・オーバーSONET/
SDHのインタフェース収容方式は、例えばネットワー
クに適用されるが、このネットワーク上を流れる情報量
は年々増大している。これに対応するために現状では、
ネットワークの回線数を増やすか、回線速度を上げるし
か採るべき手段がないのが現実的な状態である。
【0003】このような状況において、回線速度が上が
る場合には、必然的に、ネットワークに接続される装置
のインタフェース部も速度が上がり、スイッチ部での処
理速度も同時に上昇する。例えば、OC48回線が上限
であった時期に設計した装置は、最低でもOC48単位
でのスイッチ入出力インタフェースを持っていれば回線
間のスイッチングは実現できた。しかし、OC192回
線のような、さらに高速度のインタフェースへの需要が
生じた場合、新たにOC192へ対応する速度が上限と
なる。このため、OC48単位でのスイッチ入出力イン
タフェースしか持たない装置では、対応が不可能とな
る。このように、回線速度が上昇するにつれスイッチ部
を含めた装置設計の見直しが必要となる。
【0004】超高速ルータやパケットスイッチにおける
装置の入出力点は光インタフェースを持っているが、パ
ケット単位のスイッチ部は電気的処理装置で実現してい
る。よって、スイッチの部分は、回線の入出力点に比べ
て速度を落として処理する必要があり、この部分がボト
ルネックとなり全体的装置の特徴的な構成が決まってき
てしまう。
【0005】以上、説明したように、従来では、設計時
点でサポートする最大の速度を持つ回線インタフェース
に依存した装置設計となり、回線インタフェースカード
の増設によるネットワークの拡張は容易に対応できた
が、回線速度を高める対応は困難である。また、より高
速度の回線を収容するには、装置自体のアーキテクチャ
から見直した再設計をする必要がある。
【0006】本発明と技術分野の類似する従来例とし
て、特開平4−322534号公報の「セル同期方法及
びパケット通信装置」がある。本従来例は、外部フレー
ムに依存せず、並列処理のままでセル同期を得ることに
より、低速の並列処理でセル同期を確保し、セル受信を
可能とする技術に関するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パケットスイッチや超高速ルータでは、スイッチ部での
スイッチング処理は、最も高速度の回線を上限としてイ
ンタフェースが決まっている。よって、新たにより高速
度のインタフェースに対応しなければならない情況にな
ると装置のスイッチ部分からの設計の見直しが必要とな
り、インタフェース盤を追加するのみでは対応ができな
い状態に陥るという問題点を伴う。
【0008】本発明は、スイッチ入出力インタフェース
の基本速度が決められた場合、その速度の整数倍で回線
速度が上昇しても、スイッチの構造を変えることなく対
応可能な、パケット・オーバーSONET/SDHのイ
ンタフェース収容方式を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のパケット・オーバーSONET/SDHの
インタフェース収容方式は、受信した可変長パケットを
固定長パケットに分割する際に、入力ポートの情報とシ
ーケンシャル番号を付加し、複数のスイッチインタフェ
ースを用いたスイッチ部を通して転送する際に、スイッ
チ側で受け入れられるスイッチインタフェース数を確認
しながら転送し、スイッチ部のスループットを低下させ
ることなく高速度のインタフェースの収容を可能とした
ことを特徴としている。
【0010】また、上記スイッチ部からの出力点で分割
されたパケットの連続性を監視し、入力ポートの情報と
シーケンシャル番号からパケットを再生することで、よ
り高速度のインタフェースの収容を可能とし、パケット
再生時に異常が発生した場合に、インタフェース盤の送
信側で当該パケットを廃棄し、異常なパケットの回線へ
の出力を回避できる。
【0011】さらに、上記の固定長パケットに分割する
際に、パケットの先頭部ではスイッチング情報、入力ポ
ート、シーケンシャル番号とパケットの先頭を示す情報
(SOP) を付加し、先頭以外の固定長パケットでは、入力
ポート、シーケンシャル番号を付加し、パケットの最後
尾では、各情報とともに、最後尾を示す情報(EOP) を付
加する。
【0012】なお、固定長パケットは、スイッチング情
報に収容されているPPP フレームのプロトコル情報を読
み取り、データ転送用のIPパケットか、それ以外の制
御用パケットかを判定し、この判定の結果、IPパケッ
トの場合はデータ用のキューバッファに収容され、それ
以外は制御用パケットとして制御用のキューバッファに
収容され、サポートしていないプロトコル番号のパケッ
トが到着した場合は、廃棄される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
によるパケット・オーバーSONET/SDHのインタ
フェース収容方式の実施の形態を詳細に説明する。図1
から図10を参照すると、本発明のパケット・オーバー
SONET/SDHのインタフェース収容方式の一実施
形態が示されている。
【0014】(本発明の概要)以下に詳述する本発明の
実施形態は、Packet over SONET インタフェースを持つ
パケットスイッチング装置のインタフェース収容方法に
関し、基本伝送速度に対しN倍(Nは整数)の速度を持
つインタフェース、例えば、OC192のインタフェー
スをOC48が4回線にみたてて装置内転送を行い、1
/Nの速度の情報の転送能力しか持たない装置内インタ
フェースに対しても、より高速度のインタフェースを収
容可能なパケット・オーバーSONET/SDHのイン
タフェース収容方式に関する。
【0015】また、OC192の回線にOC48が個別
の4回線多重化されている場合等の多重化転送に対して
も対応可能となっている。本発明が適用されるのは、回
線インタフェース速度に対し、装置内スイッチ転送部で
回線インタフェースより低い速度しか対応できないイン
タフェースを持つパケットスイッチやルータにおいて、
より高速度のインタフェースを収容する場合である。以
下に本発明の内容を詳述する。
【0016】(実施例1)図1に実施例1のパケット・
オーバーSONET/SDHのインタフェース収容方式
の構成図を示す。図1に本発明の実施例1として示した
パケットスイッチング装置は、OC48回線の情報を1
6ch分クロスコネクトする機能をもつスイッチ部14
と、各種回線を収容するIF収容部(受信側)11およ
び(送信側)12と、装置全体の監視を行う監視制御部
13とから構成されている。監視制御部13は、ネット
ワークの管理を行うネットワーク管理システム(NS
M)等の上位CPUに接続され、装置全体を制御する機
能を持つ。
【0017】本発明では、例えば、OC48回線の基本
インタフェース速度でのクロスコネクトする能力しかな
いスイッチインタフェースに対し、OC192回線のよ
うな4倍のインタフェース速度を持つ回線を装置に収容
する場合、4つのOC48のスイッチインタフェースを
用いて対応する。この方式を構成するための一例として
示した図1のスイッチ部には(1) 〜(16)inの入力ポー
トと、(1) 〜(16)OUTの出力ポートがあり、それぞれ
2. 4G 分の回線のパケットを転送できる容量を持つ。
【0018】OC192_IF入力部102とOC19
2_IF出力部107を収容した場合、4つのスイッチ
のポートを使って収容する。本例では、(5) 〜(8) in
の入力ポートと(9) 〜(12)outの出力ポートが使われ
ている場合を示している。また、図1ではOC192の
回線インタフェースを持ち、OC48を4ch多重して
伝送するOC192_IF入力部104とOC192_
IF出力部105を収容しており、(13)〜(16)inの入
力ポートと(1) 〜(4)outの出力ポートが使われてい
る場合を示している。
【0019】このインタフェースでは、回線こそOC1
92回線であるが、スイッチ部のインタフェースでは、
独立した4chのOC48回線を収容しているのと同じ
インタフェースになる。その他のポートにはOC48_
IF入力部101、103とOC48_IF出力部10
6、108が収容されている。図2に本発明におけるパ
ケット・オーバーSONET/SDHのインタフェース
収容方式の一例としてOC48回線対応の装置にOC1
92回線を対応させる場合の収容方式を図示する。図1
におけるOC192_IF−1 102または、OC1
92_IF−2104が図2におけるOC192_IF
受信部21に相当し、図1におけるOC192_IF−
3 105または、OC192_IF−4 107が図
2におけるOC192_IF送信部25に相当する。
【0020】図2は、パケット・オーバーSONET/
SDHのインタフェース収容装置の実施例に適用され
る、OC192回線1回線の収容の構成例を示してい
る。図2のOC192回線1回線の収容の構成例は、O
C192_IF受信部21と、OC192_IF送信部
25と、OC192_IF受信部21およびIF送信部
25間を接続する監視制御部23およびスイッチ部24
と、監視制御部23の動作を制御する上位CPU22と
を有して構成される。
【0021】OC192_IF受信部21は、さらに細
分化され、O/E201、SONET/SDH、HDLC(h
igh-level data link control/ハイレベルデータリンク
制御) 、PPP(point to point protocol)フレームを終端
しIPフレームを抜き取るフレーム変換部202、固定
長パケット変換部203、パケット判定部204、制御
用Queue No.1〜4 205、データ用Queue No.1〜4 20
7、パケット転送制御部208、PPP リンク制御部20
6、スイッチINF209によって構成される。
【0022】上記のO/E201は入力信号の光−電気
変換器であり、フレーム変換部202はSONET/S
DH、HDLC(high-level data link control/ハイレベル
データリンク制御) 、PPP(point to point protocol)フ
レームを終端しIPフレームを抜き取る。固定長パケッ
ト変換部203は、可変長のパケットからスイッチ部で
スイッチング可能な単位に分割し、個々の固定長パケッ
トにシーケンシャル番号を付加する。制御用Queue No.1
〜4 205は、PPP のリンク立上げ時等に使用される制
御用パケットを監視制御部23に転送するためパケット
を一時的に蓄積する。データ用Queue No.1〜4 207
は、データ転送用のIPパケットをスイッチ部24を経
由して転送するためパケットを一時的に蓄積する。
【0023】パケット判定部204は、入力したパケッ
トのPPP フレームのへッダのプロトコル情報からリンク
立上時等に使われる制御用パケットか、データ転送用の
IPパケットかを判定する。この判定の結果が制御用パ
ケットの場合には、監視制御部23を介し、上位CPU
22へ転送するために制御用Queue No.1〜4 205に収
容する。また、データ転送用のIPパケットの場合は、
スイッチ部24を経由し、OC192_IF送信部25
に転送するためにデータ用Queue No.1〜4 207に収容
する制御を行う。さらに、到着したパケットがIPパケ
ットの場合には、パケット転送制御部208がスイッチ
部24を介してパケットの転送制御を行う。なお、リン
ク立上げ処理等に使用される制御パケットが到着した場
合には、PPP リンク制御部206が上位CPU22に対
し通知するため、監視制御部23を介して転送する制御
を行う。スイッチINF209は、IPパケット転送時
のスイッチ部とのインタフェースを取る。
【0024】OC192_IF送信部25は、PPP リン
ク制御部210、制御用Queue No.1〜4 211、競合制
御212、フレーム変換部214、E/O215、スイ
ッチINF216、データ用Queue No.1〜4 217、パ
ケット読み出し制御部218、とで構成される。
【0025】上記OC192_IF送信部25の各構成
部において、PPP リンク制御部210は、上位CPU2
2からの指示により、監視制御部23経由で出力される
制御パケットを取り込むためのインタフェース機能を持
つ。制御用Queue No.1〜4 211は、受信した制御パケ
ットを伝送路に出力する前に一時的に蓄積する。スイッ
チINF216は、スイッチ部24を通して転送されて
くるIPパケットのスイッチ部24とのインタフェース
を取る。データ用Queue No.1〜4 217は、IPパケッ
トを伝送路に出力する前に一時的に蓄積する。パケット
読み出し制御部218は、Queue におけるデータの滞留
量、優先順位、固定長パケットにおけるシーケンシャル
番号から読み出し順序を決定する。競合制御212は、
どのキューに転送情報が蓄積されているかのパケット読
み出し制御部218からの指示により、制御用Queue N
o.1〜4 211、データ用Queue No.1〜4 217からの
読み出しキューを判定する。フレーム変換部214は、
IPパケットのみのフレームからPPP 、HDLC、SONE
T/SDHフレームに変換する。E/O215は、電気
―光信号の変換をする。
【0026】図3にOC48回線の受信側からOC19
2の送信側へ転送される場合のブロック図、図4にOC
192線の受信側からOC48の送信側へ転送される場
合のブロック図を示した。OC192の場合と異なるの
は、制御用Queue とデータ用Queue がOC192の場合
4つあるが、OC48の場合は1つで構成されている箇
所である。
【0027】(動作例)図2にパケット・オーバーSO
NET/SDHのインタフェース収容方式でOC192
回線1回線収容した場合の例を示す。装置内のフレーム
変換については図5のパケット・オーバーSONET/
SDHインタフェース・フレーム変換に示す。受信部の
動作については図6の受信側パケット転送図に示す。
【0028】まず、受信側の動作について説明する。図
2において受信側は、O/E201で光−電気の変換を
行い、図5におけるSONET/SDHフレームとして
入力され、フレーム変換部202でHDLCフレーム、PPP
フレームを終端し、IPフレームのみに抜き取り、固定
長パケット変換部203へ送られる。
【0029】PPP フレームのヘッダ部に収容されている
プロトコル情報も、スイッチング情報の一部として同時
に転送される。固定長パケット変換部203で、スイッ
チ部でスイッチできるようにIPパケットを固定長パケ
ットに分割する。ここで、固定長パケットに分割する際
に、パケットの先頭部ではスイッチング情報、入力ポー
ト、シーケンシャル番号とパケットの先頭を示す情報(S
OP) を付加する。先頭以外の固定長パケットでは、入力
ポート、シーケンシャル番号を付加する。また、パケッ
トの最後尾では、これらの情報とともに、最後尾を示す
情報(EOP) を付加する。このブロックでは、装置内でパ
ケット処理するために、転送速度を上げてスループット
を確保する処理も行われる。
【0030】固定長パケット変換部203から出力した
固定長パケットは、パケット判定部204に入力され、
パケット種別を判定するための情報として定義されるPP
P フレームのプロトコル情報を読み取り、データ転送用
のIPパケットか、それ以外の制御用パケットかを判定
する。この判定の結果、IPパケットの場合はデータ用
のキューバッファ207に収容され、それ以外は制御用
パケットとして制御用のキューバッファ205に収容さ
れる。また、装置がサポートしていないプロトコル番号
のパケットが到着した場合は、パケット判定部204に
て廃棄される。Link Control Protocol(LCP)やInternet
Protocol Control Protocol(IPCP)といったリンク確立
時にやり取りされるパケット等は、制御パケットとして
制御用のキューバッファ205に収容される。しかし、
これらのパケットが到着するとPPP リンク制御部206
を介して、監視制御部23経由で上位CPU22にパケ
ット到着の通知をし、上位CPU22が到着を認識する
と、監視制御部23を介して制御パケットを読み出す。
【0031】OC192一回線で使用する場合は、4つ
のキューバッファにNo.1、No.2、No.3、N
o.4、No.1、No.2、No.3、No.4・・
・の順番に制御パケットの固定長パケットが書き込ま
れ、PPP リンク制御部206にて4つのキューバッファ
からNo.1、No.2、No.3、No.4、No.
1、No.2、No.3、No.4・・・の順番でパケ
ットの最後まで読み出される。独立なOC48が4ch
多重されている状態で使用する場合は、No.1はOC
48の1chというように、キューバッファとOC48
の回線を1対1に対応させ使用する。パケット転送制御
部208では、接続先の情報を管理しており、スイッチ
部24側に転送要求を出す機能を持っている。IPパケ
ットの場合は、パケット転送制御部208で管理してい
る接続先のインタフェース盤がOC192用かOC48
用かを判断し、OC192用の場合、4つのデータ用キ
ューバッファ207にNo.1、No.2、No.3、
No.4、No.1、No.2、No.3、No.4・
・・の順番に書き込まれる。接続先がOC48用の場合
は、1つのキューバッファ、例えばNo.1のみに収容
する。
【0032】OC192回線をOC48の4chとして
扱っている場合は、個別のch用のキューとしてQueue
No.1〜4 を割り当てて扱う。図6は、図2のOC192
_IFの受信部21とOC192_IFの送信部25が
スイッチ部24を介してパケットが転送される場合を示
しており、図2のフレーム変換部202から出力された
パケットNo.1、No.2、No.3、No.4は、
シーケンシャル番号と入力ポート番号を付加され、固定
長パケット化されている。
【0033】その後キューバッファに書き込まれるとき
は、No.1のパケットでは、キューバッファNo.1
にパケットNo.1の(1) 番目と(5) 番目の固定長パケ
ットが、キューバッファNo.2にパケットNo.1の
(2) 番目と(6) 番目の固定長パケットが、キューバッフ
ァNo.3にパケットNo.1の(3) 番目と(7) 番目
(最後尾)の固定長パケットが、キューバッファNo.
4にパケットNo.1の(4) 番目の固定長パケットが書
き込まれる。パケットNo.2については、キューバッ
ファを平均して使用するため、キューバッファNo.4
に(1) 番目の固定長パケットを収容する。以下同様にキ
ューバッファのNo.1、No.2、No.3、No.
4、No.1と順番に収容される。
【0034】パケットの最後まで書き込まれると、パケ
ットNo.1の場合には、(7) 番目の固定長パケットが
書き込まれた時にスイッチ部への転送要求を出す。この
処理は、パケット転送制御部208で行われる。スイッ
チ部とのやりとりは、図6に示したようにインタフェー
ス盤から転送要求信号を出力し、スイッチで受け入れら
れると転送許可信号が送出され、これとともにデータを
送信することで行われる。また、OC48用のデータ転
送とOC192用のデータ伝送が混在して行われる場合
を想定し、グループ情報を定義する。このグループ情報
は、何本のスイッチインタフェースを使って転送するか
を示すものであり、固定長パケットを転送する度に定義
される。
【0035】図8に混在して転送される場合を図示す
る。スイッチ部入力にて(1) inでOC48の情報が転
送されている時に、同じOC192用の送信側インタフ
ェース盤に対し、OC192用のインタフェース盤から
転送要求があった場合、スイッチインタフェースとして
は3本しか余っていない。
【0036】しかし、OC192用の受信側インタフェ
ース盤では、4つのスイッチインタフェースを通して転
送しようとGroup4で4ポートから転送要求を出す。ここ
で、Group4は、4本のスイッチインタフェースを使って
転送するという意味である。スイッチ部ではそのまま受
け入れられないので3ポートのみの要求を受け入れ、Gr
oup3で応答してくる。その結果、OC192用の受信側
インタフェース盤では、この3つのスイッチインタフェ
ースを使用して転送し、(6) in〜(8) inが相当す
る。図8では、OC192用の受信側インタフェース盤
に5個の固定長パケットで構成されるパケットが到着し
ている。図8で文字に○印がついている固定長パケット
がパケットの先頭を示しており、太線の□で囲った部分
がパケットの最後尾を示している。
【0037】最初のスイッチ転送タイミングで3個の固
定長パケット1、2、3が転送される。次のタイミング
では4、5が転送されるが、ポート番号が若い方に後ろ
の固定長パケットが割り当てられないように図2のスイ
ッチinF部で入れ替えが行われ、(6) inと(7) in
を使って転送される。同時に(1) inと(10)inのポー
トからもパケットの転送要求があるので、固定長パケッ
ト”F”、”ア”が同時に転送される。ここで”ア”の
固定長パケットは、1つでパケット全体を構成してい
る。なお、上記の「固定長パケット”F”、”ア”」
は、図8において、OC48_IF−1の(受信側)用
Queue 入力ポート(1) 81、OC48_IF−6(受信
側)用Queue 入力ポート(10)84、OC192_IF−
4(送信側)用Queue 出力ポート(9) 〜(12)85におい
て示している。
【0038】このようにして、複数のポートから入力さ
れ1つのOC192の送信側に収容された場合を説明し
たが、最終的に、OC192の送信側のキューバッファ
には図8のように収容される。各パケットは、パケット
の最後尾が到着してから読み出しが開始される。この例
では、(1) inのOC48からのパケット”A,B,C,D,E,
F ”、(5) in〜(8) inに実装されているOC192
からのパケット”1,2,3,4,5”、(10)inのO
C48からのパケット”ア”が転送されたことになる。
各パケットともに最後尾が入力されたのが同タイミング
である。この場合、最初に到着した(1) inからのパケ
ットから読み出される。次が(5) in〜(8) inからの
パケット、最後が(10)inからのパケットとなる。
【0039】図9において、OC192ポートからOC
48、OC192ポートへの分配で示した例は、OC1
92からOC48へ転送する場合である。この時、4つ
あるスイッチインタフェースの1つしか使われないの
で、他の3つが空き状態となる。この間にOC192_
IF向けのパケットが到着すると、4つの束で転送しよ
うとしても転送ができない。この場合3つのスイッチイ
ンタフェースを使い転送し、スイッチのスループットを
低下させずに転送する。その場合を図9に示した。OC
192の受信側では、OC48宛に受信されたパケット
は、4つあるキューバッファのうち1つに連続して収容
される。固定長パケット”A,B,C,D,E ”がこれに該当す
る。これらは、スイッチインタフェース1つを使い転送
されるのでGroup1で要求される。OC192宛に受信さ
れたパケットは、OC48向けに収容されているキュー
以外の場所を3つ使い、前詰めで収容される。
【0040】この時、4つのキューが同じ深さから空き
状態になると、そこから4つのキューを使って収容す
る。OC48転送中は3つのスイッチポートしか使えな
いのでGroup3で要求され、(6) in〜(8) inを使い3
個単位で転送する。固定長パケット”1,2,3,4,
5,6,7,8,9”が転送パケットとなる。スイッチ
部を通して送信側に到達するとOC48の場合はそのま
ま連続して受信し、パケット最後尾まで受信した時点で
回線側に出力される。OC192の場合は、送信側のキ
ューバッファの状態を見て、深さが一番浅いキューでキ
ュー番号が若い方から順番に収容する。この切替を行う
のが送信側のスイッチINF部95である。また、これ
は、図2におけるスイッチINF216である。
【0041】次に送信側について説明する。図2におい
て、上位CPU22は、対向するインタフェース盤との
PPP を使用してリンクを確立するための制御パケットを
生成し、監視制御部23を介し、インタフェース盤の送
信側に転送する。PPP リンク制御部210を通してOC
192回線として使用している場合は、制御用Queue N
o.1〜4 211にNo.1、No.2、No.3、N
o.4、No.1、No.2、No.3、No.4・・
・の順番に制御パケットの固定長パケットが書き込まれ
る。また、OC48回線の4ch多重として使用してい
る場合は、OC48の回線1〜4と制御用Queue No.1〜
4 を対応させ、個別のチャネルとして扱う。
【0042】パケット最後尾が書き込まれると、上位C
PU22の指示で出力要求がされる。競合制御212に
てIPパケットがデータ用Queue No.1〜4 217から出
力されていないかを確認し、送信されていない場合は、
キューバッファ(Queue No.1〜4 )211から読み出し
が開始される。IPパケットが転送されている場合は、
そのパケットが転送されている間待ち、送信完了後に読
み出される。フレーム変換部214でPPP フレーム、HD
LCフレーム、SONET/SDHフレームを構成し、電
気/光変換をするE/O215を介して伝送路に送出さ
れる。一方、IPパケットは、スイッチ部24から入力
され、スイッチINF216を介してデータ用Queue N
o.1〜4 217に格納される。
【0043】スイッチINF216では、スイッチ部と
のインタフェースを取るとともに、4つあるキューバッ
ファのどこに入力するかを切り替える機能を有してい
る。転送時にデータ用Queue No.1〜4 217の状態をパ
ケット読み出し制御部218で常時監視し、データ用Qu
eue No.1〜4 217がフル状態の場合はスイッチ部に対
し転送許可を与えない。このことで、パケットの転送を
止め、キューバッファが溢れるのを防ぐ。
【0044】パケット転送時は、図7に示すように転送
許可信号がOK状態で、転送有効信号がON状態になって
いる、この時、データ用Queue No.1〜4 217では、こ
の転送有効信号がONの固定長パケットを取り込む。パ
ケットの最後尾まで書き込まれると、パケット読み出し
制御部218に通知して、読み出しの開始要求を出す。
データ用Queue No.1〜4 217からパケットの読み出し
がされている場合か、制御用パケットが転送されている
場合には、競合制御212から読み出し許可が与えられ
ず、転送が一時待たされる。転送しているパケットが無
くなった時点で読み出しが開始される。読み出しは、各
固定長パケットに付与されている固定パケットのシーケ
ンシャル番号とパケットのシーケンシャル番号と入力ポ
ート番号を確認することで、パケットの連続性を確認し
ながら読み出しを行う。
【0045】なおパケットの連続性の確認はキューバッ
ファ書き込み時にも行われ、パケットの途中で欠落が見
つかったパケットが、読み出し制御部218で読み出す
時点で廃棄され、異常なパケットが回線に出力されるの
を防ぐ処理も行う。読み出し制御部218でパケットの
連続性を確認し読み出すので、スイッチ部で転送に揺ら
ぎが発生しても吸収できる。
【0046】パケットデータ用Queue No.1〜4 217か
らの読み出しは、図8に示した各ポートからの混在トラ
ヒック処理の図において右下に示した状態において、パ
ケットの最後尾が書き込まれた状態から開始される。し
かし、まず、パケットの先頭が到着した時点で競合制御
212に先頭パケット到着を告げ、パケット最後尾が到
着した時点で読み出し要求をパケット読み出し制御部2
18と競合制御212に通知する。このことで、先頭パ
ケットが到着した時間が早いパケットで読み出し要求が
あったパケットから読み出しが開始される。図8の場合
では、(1) inからのパケットが最初に読み出され、次
に(5) in〜(8) inに接続されているOC192から
のパケット、(10)inからのパケットという順序にな
る。競合制御212を出力したIPパケットは、制御パ
ケットの転送時と同様にフレーム変換部214でPPP フ
レーム、HDLCフレーム、SONET/SDHフレームを
構成し、電気−光変換をするE/O215を介して伝送
路に送出される。
【0047】(実施例1の効果)本実施例1によって、
SONET/SDH系列にて新たに高速度の回線インタ
フェース、例えばOC192の回線のようなインタフェ
ースが定義された場合、それまでに最も高速であったイ
ンタフェース、例えばOC48のインタフェースを複数
用いて収容することで、スイッチ部のインタフェースを
スピードアップすることなく対応することが可能にな
る。
【0048】本実施例1では、OC192回線に対しス
イッチインタフェースではOC48回線を使って転送す
るという4対1の速度比に対し対応させていたが、特に
2の倍数にとらわれずスイッチインタフェースに対しn
倍(n:整数)の回線速度を収容させることができる。
【0049】本発明によって、大容量の超高速ルータや
パケットスイッチのアーキテクチャを検討する際に、予
め、基本的な転送速度でスイッチインタフェースを決め
ておき、将来、スイッチインタフェースにおける1回線
分の速度以上の回線インタフェースが定義された場合で
も、スイッチ部のアーキテクチャを変えることなく、回
線インタフェース部(図1でのIF収容部11、12に
収容されるインタフェース盤内部)で対応できる。故
に、回線のスピードアップに対し柔軟性を持って対応で
きる。
【0050】OC192回線のサービスとして独立なO
C48回線4ch分をサポートする形態も考えられる。
この場合、スイッチ部への転送形態も4ch独立なもの
として管理する必要がある。本発明のアーキテクチャを
採用することにより、スイッチ部の転送は、OC48に
基づくスイッチインタフェースになっている。このた
め、独立した4つのキューとして管理できる。パケット
転送制御部208の設定にて個別な回線に設定すること
で、パケット判定部204から各々4つのデータ用キュ
ーバッファー207に個別方路向けとして扱われ、パケ
ット毎に振り分けることで実現する。一方、OC192
回線1chとして収容する場合も、同じOC48に基づ
くスイッチインタフェースを持ち、スイッチ転送時にお
ける固定長パケット化されたパケットのデータ用キュー
バッファ207への書き込み方と、転送順序を変えるだ
けで対応ができ、ハードウェアーの規模として大きな割
り合いを占めるメモリ部の構成が共通化できる効果もあ
る。さらに、これらのキューを独立なchのキューとし
て考えた場合、インタフェース盤の読み出し制御にてキ
ュー毎に優先順位による差別化を行うことも可能であ
る。
【0051】本実施例1では、速度の異なるインタフェ
ース盤から入力された場合でも、複数のスイッチインタ
フェースの組み合わせで転送できることにメリットがあ
る。同時に速度の低いインタフェースポート、例えばO
C48と、高いインタフェース、例えばOC192か
ら、同一出力への転送要求があった場合でも、速度の低
いインタフェース(OC48)のルートを確保しつつ、
速度の高いインタフェースポート(OC192)からの
スイッチインタフェースのスイッチポートを一部停止す
る。しかし、残りポートを使って転送することによっ
て、スイッチのスループットを下げずに転送することが
可能である。また、速度が高いポート(OC192)か
ら、速度の低いポート(OC48)と高いポート(OC
192)に分配することも可能であり、異なるポートに
転送する場合にもスイッチのスループットを下げること
が無く実現可能である。
【0052】(他の実施例)実施例2を図10に示す。
本図10の例では、OC48回線のn倍の速度を持つ回
線を収容する場合の構成例を示している。今までは、O
C192回線をOC48回線単位でスイッチインタフェ
ースを持つ装置へ適用する方法を説明したが、OC48
回線を4つ使用して転送することだけに捕らわれず、O
C48回線(その装置のスイッチ部がスイッチする基本
の回線速度)に対して整数倍の速度のインタフェースで
も収容することができる。この場合、図10に示したよ
うにIFの受信部では、パケット判定部1004、制御
用Queue 1 〜n 1005、PPPリンク制御部1006、
データ用Queue 1 〜n 1007、スイッチINF100
9、パケット転送制御部1008のインタフェースが、
OC192回線の場合の4に対しnになる。同様に、I
Fの送信部では、競合制御1012、制御用Queue 1 〜
n 1011、PPP リンク制御部1010、データ用Queu
e 1 〜n 1017、スイッチINF1016、パケット
読み出し制御部1018のインタフェースが、OC19
2回線の場合の4に対しnになる。
【0053】上記のnの取り得る範囲は、OC48回線
収容(n=1)時を除くと、n=2から最大スイッチイ
ンタフェースの数分までであり、図1の構成例では最大
n=16となる。
【0054】本発明では、SDH/SONET の系列、OC3、
OC12、OC48、OC192といった4倍の速度比
で速度が上がる場合だけで無く、OC48に対し2倍、
3倍、・・・というSDH/SONET の系列から外れた速度の
インタフェースでも収容できる。
【0055】n=3の場合は、OC192でのn=4で
実現した場合と同様に、スイッチインタフェースの3つ
を一組として扱い転送することになる。図10におい
て、nと記載されている箇所が全て3になる。スイッチ
インタフェースの容量が1インタフェースあたり2.4
Gbps相当であるならば、回線側の速度は7.5Gbpsとな
る。
【0056】n=16という設定でも実現可能である
が、n=16になると回線速度が40G であり、スイッ
チ部にてスイッチできる容量と等価となる。回線のイン
タフェース盤が送受一体型である場合は、1回線を収容
し、入力されたパケットを同じ方路に対し出力すること
になる。この結果、実質リピータの役割しかしなくなる
ので、このような使用法はあまりない。但し、IF部に
収容されるIF盤の送信側と受信側が別々に構成され、
収容される場合は、受信側が40Gのインタフェースの
回線、送信側がOC48の回線16回線という形態で使
用することも可能である。なお、図1の例では、送受別
々の構成で説明している。
【0057】(本発明の特徴)第一に、スイッチ部では
スイッチング単位での1回線あたりの容量の上限が決ま
っているが、この回線を複数利用しパケットを転送する
ことで、より高速度の回線インタフェースが定義された
場合でも対応できるという特徴がある。
【0058】第二に、より高速度の回線インタフェース
が定義された場合、高速度の回線を収容するインタフェ
ース部(IF盤)のみ新規設計するだけで、スイッチ部
のアーキテクチャを変えることなく対応が可能であると
いう特徴がある。
【0059】第三に、スイッチ部の構成は、基本的にク
ロスバータイプを考えているが、スイッチ内部にバッフ
ァを持ち、共有バッファとして作られ、トラヒックの状
態によって転送遅延が異なる場合でも、シーケンシャル
番号を付加し転送する。さらに、送信側の回線を収容す
るインタフェース部(IF盤)にてバッファ状態を管理
し読み出し順序を確認しながらバッファから読み出す。
本方式は、スイッチ内での揺らぎを吸収でき、スイッチ
のアーキテクチャに拘束されずに転送が実現できるとい
う特徴がある。
【0060】第四に、スイッチ部に転送する際に、高速
のインタフェースを使用した場合は、複数あるスイッチ
インタフェースの幾つを使って転送したいかの要求を出
し、スイッチで受け入れられるインタフェース数を受け
取り転送する。このことで、スイッチで転送可能なイン
タフェースを最大限に利用でき、スイッチのスループッ
トを低下させることなく転送が可能となる特徴がある。
【0061】第五に、複数のスイッチインタフェースを
使って転送する高速のインタフェースから低速なインタ
フェースに転送する場合は、低速側で使用しているスイ
ッチインタフェース数を使用して転送するように、キュ
ーバッファに収容することでインタフェース部とスイッ
チ間でのブロッキングが生じるのを防ぐ機能を持つ方式
である。
【0062】第六に、シーケンシャル番号を付加し転送
することで回線を収容するインタフェース部(IF盤)
でバッファ状態を管理し、読み出し順序を確認するが、
途中でパケット中の一部が欠落する等の障害が発生した
場合、回線を収容するインタフェース部(IF盤)の送
信側で廃棄し、異常なトラヒックが伝送路に送出される
のを防ぐことが可能である。
【0063】上記の実施形態によれば、この問題に対
し、入力ポートの情報とシーケンシャル番号を受信した
可変長パケットを固定長パケットに分割する際に付加す
る。また、スイッチ部を通して転送する際に、複数のス
イッチインタフェースを用いて転送する際にスイッチ側
で受け入れられるスイッチインタフェース数を確認しな
がら転送する。このことで、スイッチ部のスループット
を低下させることなく、より高速度のインタフェースを
収容することを可能にした。
【0064】また、スイッチ部からの出力点では、分割
されたパケットの連続性を監視し、入力ポートの情報と
シーケンシャル番号からパケットを再製することでより
高速度のインタフェースを収容することを可能にした。
【0065】また、パケット再生時に異常が発生した場
合、インタフェース盤の送信側でパケットを廃棄し、異
常なパケットを回線に出力することを回避する機能も実
現できる。
【0066】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【0067】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のパケット・オーバーSONET/SDHのインタフェ
ース収容方式は、受信した可変長パケットを固定長パケ
ットに分割する際に、入力ポートの情報とシーケンシャ
ル番号を付加し、複数のスイッチインタフェースを用い
たスイッチ部を通して転送する際に、スイッチ側で受け
入れられるスイッチインタフェース数を確認しながら転
送する。これにより、スイッチ部のスループットを低下
させることなく、より高速度のインタフェースの収容を
可能としている。それまでに最も高速であった、例えば
OC48のインタフェースを複数用いて収容すること
で、スイッチ部のインタフェースをスピードアップする
ことなく対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパケット・オーバーSONET/SD
Hのインタフェース収容方式の実施形態を示す構成図で
る。
【図2】OC192回線1回線の収容の場合の構成例を
示す図である。
【図3】OC48回線とOC192回線の接続時の構成
例を示す図である。
【図4】OC192回線とOC48回線の接続時の構成
例を示す図である。
【図5】パケット・オーバーSONET/SDHインタ
フェース・フレーム変換を説明するための概念図であ
る。
【図6】IF内部における受信側パケット転送を説明す
るための図である。
【図7】IF内部における送信側パケット転送を説明す
るための図である。
【図8】各ポートからの混在トラヒック処理を説明する
ための図である。
【図9】OC192ポートからOC48、OC192ポ
ートへの分配を説明するための図である。
【図10】OC48回線×nの速度を持つ回線1回線の
収容時の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 パケットスイッチング装置 11 受信側IF収容部 12 送信側IF収容部 101、103 OC48_IF盤受信部 102、104 OC192_IF盤受信部 106、108 OC48_IF盤送信部 105、107 OC192_IF盤送信部 13 監視制御部 14 スイッチ部 21 OC192_IF受信部 22 上位CPU 23 監視制御部 24 スイッチ部 25 OC192_IF送信部 201 O/E 202 フレーム変換部(受信側) 203 固定長パケット変換部 204 パケット判定部 205 制御用Queue No.1〜4 (受信側) 206 PPP リンク制御部(受信側) 207 データ用Queue No.1〜4 (受信側) 208 パケット転送制御部 209 スイッチINF(受信側) 210 PPP リンク制御部(送信側) 211 制御用Queue No.1〜4 (送信側) 212 競合制御 214 フレーム変換部(送信側) 215 E/O 216 スイッチINF(送信側) 217 データ用Queue No.1〜4 (送信側) 218 パケット読み出し制御部 31 OC48_IF受信部 32 上位CPU 33 監視制御部 34 スイッチ部 35 OC192_IF送信部 301 O/E 302 フレーム変換部(受信側) 303 固定長パケット変換部 304 パケット判定部 305 制御用Queue No.1(受信側) 306 PPP リンク制御部(受信側) 307 データ用Queue No.1(受信側) 308 パケット転送制御部 309 スイッチINF(受信側) 310 PPP リンク制御部(送信側) 311 制御用Queue No.1〜4 (送信側) 312 競合制御 314 フレーム変換部(送信側) 315 E/O 316 スイッチINF(送信側) 317 データ用Queue No.1〜4 (送信側) 318 パケット読み出し制御部 41 OC192_IF受信部 42 上位CPU 43 監視制御部 44 スイッチ部 45 OC48_IF送信部 401 O/E 402 フレーム変換部(受信側) 403 固定長パケット変換部 404 パケット判定部 405 制御用Queue No.1〜4 (受信側) 406 PPP リンク制御部(受信側) 407 データ用Queue No.1〜4 (受信側) 408 パケット転送制御部 409 スイッチINF(受信側) 410 PPP リンク制御部(送信側) 411 制御用Queue No.1(送信側) 412 競合制御 413 フレーム変換部(送信側) 414 E/O 416 スイッチINF(送信側) 417 データ用Queue No.1(送信側) 418 パケット読み出し制御部 81 OC48_IF−1(受信側)用Queue (入力ポ
ート(1) ) 82 スイッチ部 83 OC192_IF−1(受信側)用Queue (入力
ポート(5) 〜(8) ) 84 OC48_IF−6(受信側)用Queue (入力ポ
ート(10)) 85 OC192_IF−4(送信側)用Queue (出力
ポート(9) 〜(12)) 86 スイッチINF(受信側) 87 スイッチINF(送信側) 91 OC192_IF−1(受信側)用Queue (入力
ポート(5) 〜(8) ) 92 スイッチINF(受信側) 93 スイッチ部 94 OC48_IF−9(送信側)用Queue (出力ポ
ート(5) ) 95 スイッチINF(送信側) 96 OC192_IF−4(送信側)用Queue (出力
ポート(9) 〜(12)) 1100 OC192_IF受信部 1200 上位CPU 1300 監視制御部 1400 スイッチ部 1500 OC192_IF送信部 1001 O/E 1002 フレーム変換部(受信側) 1003 固定長パケット変換部 1004 パケット判定部 1005 制御用Queue No.1〜n (受信側) 1006 PPP リンク制御部(受信側) 1007 データ用Queue No.1〜n (受信側) 1008 パケット転送制御部 1009 スイッチINF(受信側) 1010 PPP リンク制御部(送信側) 1011 制御用Queue No.1〜n (送信側) 1012 競合制御 1014 フレーム変換部(送信側) 1015 E/O 1016 スイッチINF(送信側) 1017 データ用Queue No.1〜n (送信側) 1018 パケット読み出し制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した可変長パケットを固定長パケッ
    トに分割する際に、入力ポートの情報とシーケンシャル
    番号を付加し、 複数のスイッチインタフェースを用いたスイッチ部を通
    して転送する際に、スイッチ側で受け入れられるスイッ
    チインタフェース数を確認しながら転送し、 前記スイッチ部のスループットを低下させることなく高
    速度のインタフェースの収容を可能としたことを特徴と
    するパケット・オーバーSONET/SDHのインタフ
    ェース収容方式。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ部からの出力点で分割され
    たパケットの連続性を監視し、前記入力ポートの情報と
    シーケンシャル番号からパケットを再生することで、よ
    り高速度のインタフェースの収容を可能としたことを特
    徴とする請求項1記載のパケット・オーバーSONET
    /SDHのインタフェース収容方式。
  3. 【請求項3】 前記パケット再生時に異常が発生した場
    合に、インタフェース盤の送信側で当該パケットを廃棄
    し、異常なパケットの回線への出力を回避可能としたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のパケット・オ
    ーバーSONET/SDHのインタフェース収容方式。
  4. 【請求項4】 前記固定長パケットに分割する際に、パ
    ケットの先頭部ではスイッチング情報、入力ポート、シ
    ーケンシャル番号とパケットの先頭を示す情報(SOP) を
    付加し、 先頭以外の固定長パケットでは、入力ポート、シーケン
    シャル番号を付加し、 パケットの最後尾では、前記各情報とともに、最後尾を
    示す情報(EOP) を付加することを特徴とする請求項1か
    ら3の何れかに記載のパケット・オーバーSONET/
    SDHのインタフェース収容方式。
  5. 【請求項5】 前記固定長パケットは、スイッチング情
    報に収容されているPPP フレームのプロトコル情報を読
    み取り、データ転送用のIPパケットか、それ以外の制
    御用パケットかを判定することを特徴とする請求項1か
    ら4の何れかに記載のパケット・オーバーSONET/
    SDHのインタフェース収容方式。
  6. 【請求項6】 前記判定の結果、IPパケットの場合は
    データ用のキューバッファに収容され、それ以外は制御
    用パケットとして制御用のキューバッファに収容され、
    サポートしていないプロトコル番号のパケットが到着し
    た場合は、廃棄されることを特徴とする請求項1から5
    の何れかに記載のパケット・オーバーSONET/SD
    Hのインタフェース収容方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042731A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Fujitsu Ltd 伝送装置
JP2009253422A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Alaxala Networks Corp セル分散型スイッチファブリック

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