JP2001332532A - レジストアッシング装置及び方法 - Google Patents

レジストアッシング装置及び方法

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JP2001332532A JP2000151624A JP2000151624A JP2001332532A JP 2001332532 A JP2001332532 A JP 2001332532A JP 2000151624 A JP2000151624 A JP 2000151624A JP 2000151624 A JP2000151624 A JP 2000151624A JP 2001332532 A JP2001332532 A JP 2001332532A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高ドーズイオンの注入により変質層が形成さ
れたレジストを高スループットにて適切にアッシング処
理する。 【解決手段】 真空容器2の内部にマイクロ波を導入す
るために、真空容器2の開口部を封止するようにして設
けられたマイクロ波透過窓部材4と、処理中の被処理基
板20を真空容器2の内部にて保持すると共に加熱する
基板保持台3と、基盤保持台3とマイクロ波透過窓部材
4との間のプラズマ発生領域18に対応する部分の真空
容器2の内壁を、この内壁に付着したレジストの飛散物
がプラズマによって除去され得る程度の温度に加熱する
ための内壁ヒーター19と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジストアッシン
グ装置及び方法に係わり、特に、高ドーズイオンが注入
されて表面に変質層が形成されたレジストを、マイクロ
波放電により生成したプラズマを利用して処理するレジ
ストアッシング装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程では、レジス
トマスクの剥離が従来より行われてきた。レジストマス
クを剥離するために使用されるドライアッシング方法と
しては、Oプラズマを用いる方法が一般的であり、有
機膜であるレジストをOラジカル、イオンで酸化し、
CO、CO等として排気し除去する。ところが、近年
の半導体デバイスの微細化により、プラズマからのイオ
ンや荷電粒子によって素子の特性が劣化したり、或いは
素子が破壊されたりする事態が生じてきた。そこで、こ
のような事態を防止するために、プラズマ源から被処理
基板までの距離を十分に確保することにより、ドライア
ッシング処理の際の素子ダメージの軽減を実現してい
る。
【0003】ところで、高ドーズイオンが注入されたレ
ジストマスクのアッシングが半導体デバイスの製造工程
で行われているが、このレジストはイオン注入時のイオ
ン衝撃による発熱反応等により表面に変質層が形成され
ている。このように変質層が形成されたレジストを加熱
すると、約80℃付近からポッピングと呼ばれている変
質層の飛び散り現象が発生し、飛び散った変質層が被処
理基板の上方のアッシング室内壁に付着する。
【0004】この付着物が常時アッシング室内壁に付着
したままで存在していれば良いが、被処理基板の搬送の
際、或いはプロセスガスをアッシング室に導入する時な
どに剥がれてしまう。剥がれたレジストはパーティクル
となって被処理基板に再付着し、これにより半導体デバ
イスの歩留まりの低下等が引き起こされてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した問題を考慮し
て、特開平10−135186に開示されているよう
に、リフトピンと加熱機構を使用してポッピングの発生
しない高速アッシングを実施する方法や、特開平10−
98026に開示されているように、混合ガスを用いて
剥離性の改善を実施する方法が提案されている。
【0006】しかしながら、変質層の厚みやポッピング
現象は、イオン注入の条件、変質層の面積により変動
し、さらに、プラズマからの輻射熱等の影響も受けるた
め、ポッピングが発生する温度範囲も80℃から130
℃と一定ではない。このため、従来提案の方法では、ド
ーズ量やドーパント種の異なる被処理基板を連続的に処
理する場合、レジストのポッピングを防止してアッシン
グ室内壁へのレジスト飛散物の付着を確実に防止するこ
とは極めて困難であった。
【0007】また、被処理基板上に残った変質層をO
アッシングのみで除去する場合、非変質レジストの場合
の半分以下程度のアッシングレートしか得られず、その
結果、変質層の一部が残渣として残りやすくなる。さら
に、変質層のポッピング量を軽減するためには80℃以
下の低温条件にてレジストを処理する必要があり、レジ
ストを処理する際の通常の温度である200℃から25
0℃において得られるような高スループットな連続処理
を実施することは困難であった。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たものであって、高ドーズイオンの注入により変質層が
形成されたレジストを高スループットにて適切にアッシ
ング処理することができるレジストアッシング装置及び
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、真空容器内のプロセスガスにマイクロ波
を照射してプラズマを発生させ、このプラズマを利用し
て前記真空容器内にて被処理基板表面のレジストを処理
するレジストアッシング装置において、前記真空容器の
内部にマイクロ波を導入するために、前記真空容器の開
口部を封止するようにして設けられたマイクロ波透過窓
部材と、処理中の前記被処理基板を前記真空容器の内部
にて保持すると共に加熱する基板保持台と、前記基盤保
持台と前記マイクロ波透過窓部材との間のプラズマ発生
領域に対応する部分の前記真空容器の内壁を、この内壁
に付着した前記レジストの飛散物が前記プラズマによっ
て除去され得る程度の温度に加熱するための内壁加熱手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、好ましくは、前記プロセスガスとし
て酸素ガス及び低活性のガスをそれぞれ別個に前記真空
容器の内部に導入するガス供給手段をさらに有する。
【0011】また、好ましくは、前記低活性のガスは、
窒素ガス又は希ガスである。
【0012】上記課題を解決するために、本発明は、真
空容器内のプロセスガスにマイクロ波を照射してプラズ
マを発生させ、このプラズマを利用して前記真空容器内
にて被処理基板表面のレジストを処理するレジストアッ
シング方法において、前記プロセスガスとして低活性の
ガスを前記真空容器の内部に導入し、前記低活性のガス
から生成したプラズマを利用して、前記被処理基板を高
温状態に維持しながら前記レジストを処理する第1工程
と、前記第1工程の後に、前記低活性のガスに代えて酸
素ガスを前記プロセスガスとして前記真空容器の内部に
導入し、前記酸素ガスから生成したプラズマを利用し
て、前記被処理基板を高温状態に維持しながら前記レジ
ストを処理する第2工程と、を備えたことを特徴とす
る。
【0013】また、好ましくは、前記第1工程の処理時
間は、前記第2工程の処理時間よりも長い。
【0014】また、好ましくは、処理中の前記被処理基
板を保持する基盤保持台と前記真空容器の内部にマイク
ロ波を導入するためのマイクロ波透過窓部材との間のプ
ラズマ発生領域に対応する部分の前記真空容器の内壁
を、この内壁に付着した前記レジストの飛散物が前記プ
ラズマによって除去され得る程度の温度に維持しながら
前記第1工程及び前記第2工程を実施する。
【0015】また、好ましくは、前記低活性のガスは、
窒素ガス又は希ガスである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
レジストアッシング装置及び方法について図面を参照し
て説明する。
【0017】図1に示したように、本実施形態によるレ
ジストアッシング装置は、処理室(アッシング室)1を
内部に形成する真空容器2を備え、この真空容器2の内
部には、処理中の被処理基板(ウェハー)20を真空容
器2の内部にて保持すると共に加熱する基板保持台(サ
セプター)3が設けられている。真空容器2の上部開口
は、真空容器2の内部にマイクロ波を導入するために、
石英等の誘電体より成るマイクロ波透過窓部材4によっ
て封止されている。真空容器2の底部には排気口5が形
成されており、調圧弁6を介して真空ポンプ7にて排気
口5から真空容器2の内部が排気される。
【0018】マイクロ波透過窓部材4の上面にはマイク
ロ波導波管8が添設されており、このマイクロ波導波管
8にはマイクロ波系9が接続されている。マイクロ波系
9は、マイクロ波発信器10、アイソレータ11、及び
3スタブチュウナー12から構成されている。
【0019】真空容器2の側壁上部にはガス導入口13
が形成されており、このガス導入口13にはガス供給系
(ガス供給手段)14が接続されいる。ガス供給系14
には酸素ボンベ15及び窒素ボンベ16が接続されてお
り、プロセスガスとして酸素ガス及び窒素ガスを、各マ
スフローコントローラー(MFC)17によって流量を
制御しながら、それぞれ別個に真空容器2の内部に導入
することができる。
【0020】本実施形態によるレジストアッシング装置
は、さらに、基盤保持台3とマイクロ波透過窓部材4と
の間のプラズマ発生領域18に対応する部分の真空容器
2の内壁を、この内壁に付着したレジストの飛散物がプ
ラズマによって除去され得る程度の温度まで加熱するた
めの内壁ヒーター(内壁加熱手段)19を備えている。
【0021】次に、本実施形態によるレジストアッシン
グ装置を用いて、高ドーズイオンが注入されて変質層が
形成されているレジストをアッシングする方法について
説明する。
【0022】図2(a)は処理前の被処理基板20を示
し、この被処理基板20はシリコン(Si)に代表され
る半導体基板であり、その表面に配線等のパターンを形
成したレジスト21から成るマスクを用いて砒素(A
s)を3E15個/cm、45keVの加速電圧にて
イオン注入を行ったものである。レジスト21の表面に
は、高ドーズイオン注入によって変質層22が形成され
ている。
【0023】まず、ロードロック室(図示せず)からゲ
ート弁(図示せず)を介して、搬送アーム(図示せず)
によって被処理基板20を基板保持台3上に搬送する。
基板保持台3は200℃から250℃に加熱されてい
る。このとき、処理室1の圧力はNガスにより15P
a程度に保たれており、マイクロ波を1kW設定にて導
入し、プラズマ発生領域18においてプラズマを発生さ
せる。
【0024】ここで、処理室1の圧力が200Pa以上
であると、基板保持台3上に載置された被処理基板20
の温度が瞬時に80℃以上になり、レジスト21表面の
変質層22が激しくポッピングを起こす可能性がある。
本実施形態おいては、後述するように、ポッピングによ
り真空容器2の内壁にレジスト21の飛散物が付着した
場合でも、それを除去することが可能であるが、処理室
1の圧力を100Pa以下(好ましくは15Pa程度)
に設定することにより、被処理基板20の昇温に30秒
程度の時定数をとり、急激なガス放出を防止し、プラズ
マインピーダンスの変動によるプラズマの変動を抑える
ことが望ましい。
【0025】プラズマ発生領域18に導入されたN
スはマイクロ波の照射を受けてプラズマ化する。このN
ガスから生成したプラズマを利用して、被処理基板2
0を高温状態に維持しながら約60秒間にわたってレジ
スト21を処理する(第1工程)。これにより、図2
(b)に示したように変質層22の表面に割れが発生
し、また、部分的にポッピングも発生する。この間、被
処理基板20の温度は200℃から250℃に達する。
【0026】次に、Nガスに代えてOガスをプラズ
マ発生領域18に導入し、Oガスにマイクロ波を照射
してプラズマを生成する。そして、200℃から250
℃に加熱された被処理基板20を、Oガスから生成し
たプラズマを利用して高アッシングレートの下で約60
秒間にわたって処理する(第2工程)。
【0027】このように、第1工程において、Nガス
から生成したプラズマによってレジスト21を処理して
変質層22に割れを発生させ、しかる後、第2工程にお
いて、Oガスから生成したプラズマによってレジスト
21をアッシングにて除去することにより、図2(c)
に示したように変質層22の残渣のない適切なアッシン
グ処理を行うことができる。
【0028】また、上述した第1工程及び第2工程にお
いては、内壁ヒーター19によって、プラズマ発生領域
18に対応する部分の真空容器2の内壁が200℃程度
まで加熱されている。このため、ポッピングによって飛
散したレジスト21が真空容器2の内壁に付着した場合
でも、プラズマ中のラジカル、イオンによって、被処理
基板20上のレジスト21と同様に、付着したレジスト
がアッシングにて除去される。
【0029】変形例としては、Oガスプラズマによる
第2工程の処理時間よりも、Nガスプラズマによる第
1工程の処理時間の方を長く設定することもできる。
【0030】図3は、内壁ヒーター19の加熱によるパ
ーティクル(ダスト)の低減効果を説明するためのグラ
フであり、真空容器2の内壁の加熱温度を変えて被処理
基板20を処理し、処理後の被処理基板20上に付着し
ている0.2μm以上のパーティクルの個数を比較した
ものである。各温度条件毎に50枚の被処理基板20を
処理した。図3から分かるように、内壁ヒーター19の
設定温度を20℃にした場合にはパーティクル数が約5
00個であったが、100℃に設定した場合には300
個に減少し、さらに、200℃に設定した場合には10
個と大幅に改善された。
【0031】図4は、Oガスプラズマによるアッシン
グ処理に先立ってNガスプラズマによる処理を行うこ
とによる、イオン注入レジストの剥離性の改善効果を説
明するためのグラフである。図4から分かるように、O
ガスプラズマのみで処理した場合には0.2μm以上
のパーティクルの個数が約500個であったが、本実施
形態のようにNガスプラズマによる処理を予め実施す
ることにより、パーティクルの個数が約30個まで低減
している。
【0032】なお、従来から、Oガスに10%から2
0%程度のNガスを加えた混合ガスをプロセスガスと
して用いることにより、レジストのアッシングレートが
2割程度高くなる現象が知られているが、この従来の方
法では本実施形態のような剥離性の改善効果は得られな
い。
【0033】図5は、Nガスプラズマによる第1工程
及びOガスプラズマによる第2工程の処理時間比を変
えた場合のパーティクル数の変化を説明するためのグラ
フである。図5から分かるように、第1工程の処理時間
を第2工程の処理時間の半分にした場合にはパーティク
ル数が200個であったが、処理時間比を1:1にする
ことにより50個に減少し、さらに処理時間比を2:1
にすることにより30個まで減少した。なお、処理時間
比を3:1にしてもパーティクル数は30個であり、処
理時間比2:1の場合と同じ結果であったが、これは、
変質層表面の割れが増大して飽和したためと考えられ
る。
【0034】Oガスプラズマによる第2工程に先立っ
て実施されるNガスプラズマによる第1工程において
は、Oガスプラズマの場合のようなドーパントの酸化
が発生することなく、Nガスプラズマにより物理的な
スパッタリング現象が発生し、これにより、レジスト表
面の変質層の剥離性が改善されたものと考えられる。ち
なみに、従来のようにOガスプラズマのみでレジスト
をアッシングした場合には、主としてドーパントの酸化
物が基板表面に残渣として残るという研究報告がある。
また、従来のOガスプラズマ単独でのレジストアッシ
ングにおいては、変質層が形成された、レジスト面積の
広い配線パターンにて残渣が残りやすいことが知られて
おり、このことから、変質層を酸化させることなく割れ
をパターンの面積に関係なく発生させておくことが重要
であることが分かる。
【0035】以上述べたように本実施形態によれば、真
空容器1の内壁を内壁ヒーター19により加熱すること
により、内壁に付着したレジスト21の飛散物を除去す
るようにしたので、アッシング処理に際してポッピング
現象を抑制する必要がなく、このため、変質層が形成さ
れたレジストを処理する際に、変質層の形成されていな
いレジストの場合と同様に200℃から250℃まで被
処理基板20を加熱して、良好な剥離性の下で高スルー
プットを実現することができる。
【0036】なお、マイクロ波透過窓部材4の近傍には
内壁ヒーター19が設けられていないが、これは、この
部分においてはプラズマの熱、イオン等の効果を強く受
けるので、内壁ヒーター19による加熱がなくとも、飛
散したレジスト21の付着物がアッシングされて除去さ
れ得るからである。また、被処理基板20の設置位置よ
りも下側の部分にも内壁ヒーター19が設けられていな
いが、これは、この部分においては、レジスト飛散物が
付着した場合でも、プロセスガスの流れや真空排気の効
果により、内壁から剥がれたレジストが被処理基板20
に付着する可能性が少ないからである。
【0037】また、本実施形態においては、Oガスプ
ラズマによる第2工程に先立って実施される、Nガス
プラズマによる第1工程によって、変質層22に割れが
発生するので、ポッピング現象を低減できると共に、レ
ジストの剥離性を改善することが可能であり、しかも高
スループットを実現することができる。なお、Nガス
に代えてArガス等の希ガスを用いた場合でも同様の効
果が得られるものと考えられる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるレジスト
アッシング装置によれば、真空容器の内壁を内壁加熱手
段により加熱することにより、内壁に付着したレジスト
飛散物を除去することができるので、アッシング処理に
際してポッピング現象を抑制する必要がなく、このた
め、変質層が形成されたレジストを処理する際に、変質
層の形成されていないレジストの場合と同様に被処理基
板を高温に加熱して、良好な剥離性の下で高スループッ
トを実現することができる。
【0039】本発明によるレジストアッシング方法によ
れば、Oガスプラズマによる第2工程に先立って実施
される、低活性のガスのプラズマによる第1工程によっ
て、変質層に割れが発生するので、ポッピング現象を低
減できると共に、レジストの剥離性を改善し、しかも高
スループットを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるレジストアッシング
装置の概略構成を示した縦断面図。
【図2】本発明の一実施形態によるレジストアッシング
方法によって処理される被処理基板の各処理状態を示し
た説明図。
【図3】本発明の一実施形態によるレジストアッシング
装置において内壁ヒーターにより内壁を加熱した場合の
パーティクル数の低減効果を説明するためのグラフを示
した図。
【図4】Oガスプラズマによるアッシング処理に先立
ってNガスプラズマによる処理を行うことによる、イ
オン注入レジストの剥離性の改善効果を説明するための
グラフを示した図。
【図5】Nガスプラズマによる第1工程及びOガス
プラズマによる第2工程の処理時間比を変えた場合のパ
ーティクル数の変化を説明するためのグラフを示した
図。
【符号の説明】
1 処理室(アッシング室) 2 真空容器 3 基板保持台(サセプター) 4 マイクロ波透過窓部材 8 マイクロ波導波管 9 マイクロ波系 13 ガス導入口 14 ガス供給系 15 酸素ボンベ 16 窒素ボンベ 18 プラズマ発生領域 19 内壁ヒーター(内壁加熱手段) 20 被処理基板 21 レジスト 22 変質層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空容器内のプロセスガスにマイクロ波を
    照射してプラズマを発生させ、このプラズマを利用して
    前記真空容器内にて被処理基板表面のレジストを処理す
    るレジストアッシング装置において、 前記真空容器の内部にマイクロ波を導入するために、前
    記真空容器の開口部を封止するようにして設けられたマ
    イクロ波透過窓部材と、 処理中の前記被処理基板を前記真空容器の内部にて保持
    すると共に加熱する基板保持台と、 前記基盤保持台と前記マイクロ波透過窓部材との間のプ
    ラズマ発生領域に対応する部分の前記真空容器の内壁
    を、この内壁に付着した前記レジストの飛散物が前記プ
    ラズマによって除去され得る程度の温度に加熱するため
    の内壁加熱手段と、を備えたことを特徴とするレジスト
    アッシング装置。
  2. 【請求項2】前記プロセスガスとして酸素ガス及び低活
    性のガスをそれぞれ別個に前記真空容器の内部に導入す
    るガス供給手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1記載のレジストアッシング装置。
  3. 【請求項3】前記低活性のガスは、窒素ガス又は希ガス
    であることを特徴とする請求項2記載のレジストアッシ
    ング装置。
  4. 【請求項4】真空容器内のプロセスガスにマイクロ波を
    照射してプラズマを発生させ、このプラズマを利用して
    前記真空容器内にて被処理基板表面のレジストを処理す
    るレジストアッシング方法において、 前記プロセスガスとして低活性のガスを前記真空容器の
    内部に導入し、前記低活性のガスから生成したプラズマ
    を利用して、前記被処理基板を高温状態に維持しながら
    前記レジストを処理する第1工程と、 前記第1工程の後に、前記低活性のガスに代えて酸素ガ
    スを前記プロセスガスとして前記真空容器の内部に導入
    し、前記酸素ガスから生成したプラズマを利用して、前
    記被処理基板を高温状態に維持しながら前記レジストを
    処理する第2工程と、を備えたことを特徴とするレジス
    トアッシング方法。
  5. 【請求項5】前記第1工程の処理時間は、前記第2工程
    の処理時間よりも長いことを特徴とする請求項4記載の
    レジストアッシング方法。
  6. 【請求項6】処理中の前記被処理基板を保持する基盤保
    持台と前記真空容器の内部にマイクロ波を導入するため
    のマイクロ波透過窓部材との間のプラズマ発生領域に対
    応する部分の前記真空容器の内壁を、この内壁に付着し
    た前記レジストの飛散物が前記プラズマによって除去さ
    れ得る程度の温度に維持しながら前記第1工程及び前記
    第2工程を実施することを特徴とする請求項4又は5に
    記載のレジストアッシング方法。
  7. 【請求項7】前記低活性のガスは、窒素ガス又は希ガス
    であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項
    に記載のレジストアッシング方法。
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