JP2001332459A - 電子部品の外部電極形成に用いられる部品保持具及びその管理方法 - Google Patents

電子部品の外部電極形成に用いられる部品保持具及びその管理方法

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JP2001332459A
JP2001332459A JP2000148391A JP2000148391A JP2001332459A JP 2001332459 A JP2001332459 A JP 2001332459A JP 2000148391 A JP2000148391 A JP 2000148391A JP 2000148391 A JP2000148391 A JP 2000148391A JP 2001332459 A JP2001332459 A JP 2001332459A
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Shin Nakayasu
伸 中安
Kenji Atomura
建二 後村
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Taiyo Yuden Co Ltd
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な管理が可能な、電子部品の外部電極形
成に用いられる部品保持具及びその管理方法を提供す
る。 【解決手段】 チップ状の電子部品を所定向きで保持可
能な多数の保持孔7を備えた、外部電極形成用の部品保
持具1において、複数の部品保持具から一の部品保持具
を識別可能な識別情報が保持されているバーコード8を
設けたので、バーコードリードを用いて当該バーコード
8を読み取り、読み取った識別情報に基づき寿命や保持
孔7の径などの各種管理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ状電子部品
の外部電極を形成する際に用いられる部品保持具及びそ
の管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品保持具としては図1
5に示すものが知られている。図15は、従来の部品保
持具の斜視図である。この部品保持具101は、金属等
からなる矩形状の剛性板102と、ゴム等からなる弾性
材103とから構成されている。剛性板102は、矩形
外形の枠部と、枠部の内側に一体形成された薄肉部とを
備えている。部品保持具101の薄肉部には、後述する
保持孔よりも大径の貫通孔が所定の配列で多数形成され
ている。弾性材103は薄肉部の上面及び下面並びに貫
通孔内側を覆うように形成されている。貫通孔の中心位
置には該貫通孔よりも小さな保持孔104が同心状に形
成されている。保持孔104の大きさは、保持対象とな
るチップ状電子部品の断面形よりも僅かに小さい。保持
孔104に押し込まれた円柱又は角柱状のチップ状電子
部品は孔の内壁によって弾性的に保持される。
【0003】ここで、この部品保持具101を用いて実
施される外部電極形成方法について図16乃至図18を
参照して説明する。図16及び図17は部品保持具に保
持されたチップ状電子部品の突出高さを調整する工程の
説明図、図18は外部電極に導電性ペーストを塗布する
工程の説明図である。
【0004】まず、前記部品保持具101の各保持孔1
04に挿入機(図示省略)を用いてチップ状電子部品を
挿入する。このとき、図16に示すように、保持孔10
4に挿入された各チップ状電子部品105は、部品保持
具101から突出した状態で保持される。一般的に、前
記挿入工程では、部品保持具101から突出しているチ
ップ状電子部品105の突出高さを精度良く均一にする
ことが困難である。したがって、図16及び図17に示
すように、支持台106及びローラ107並びに搬送装
置(図示省略)からなる高さ調整機構を用いて、部品保
持具101から突出しているチップ状電子部品105の
突出高さが一定となるように調整している。ここでロー
ラ107は支持台106と対向する側が部品保持具10
1の進行方向に対して同一方向に回転するよう設置され
ている。
【0005】次いで、図18に示すように、表面に一定
厚みの導電性ペースト108を塗布した台板109に向
かって部品保持具101を下降させることにより、チッ
プ状電子部品105の端部に導電性ペースト108を付
着させる。これにより、チップ状電子部品105の一方
の端部に導電性ペースト108が付着する。
【0006】この後に、図示省略の押圧ピンを用いて部
品保持具101に保持されたチップ状電子部品105を
突出側から押し込むことにより、導電性ペースト108
が付着していない端部を部品保持具101から突出させ
る。次いで、前述した突出高さの調整及び導電性ペース
ト108の塗布を順次行う。これにより、チップ状電子
部品105の両端部に導電性ペースト108が形成され
る。次いで、チップ状電子部品105を乾燥させること
で、チップ状電子部品105に外部電極が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
外部電極の形成工程では、多量且つ多品種のチップ状電
子部品を取り扱うことが多い。この場合には、チップ状
電子部品の製造ラインにおいて複数の部品保持具を使用
することになる。したがって、各部品保持具の管理が重
要となる。例えば、部品保持具の寿命や保持孔の径など
を管理することが重要となる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、適切な管理が可能
な、電子部品の外部電極形成に用いられる部品保持具及
びその管理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1では、チップ状の電子部品を所定向きで保
持可能な多数の保持孔を備えた、外部電極形成用の部品
保持具において、複数の部品保持具から一の部品保持具
を識別可能な識別情報が保持されている識別情報保持部
を備えたことを特徴とするものを提案する。
【0010】本発明によれば、部品保持具の識別情報保
持部から識別情報を読み取れば、この識別情報に基づき
該部品保持具を他の部品保持具から識別できるので、各
部品保持具毎の管理が可能となる。
【0011】本発明の好適な態様の一例として、請求項
2では、請求項1記載の電子部品の外部電極形成に用い
られる部品保持具において、前記識別情報保持部は部品
保持具に対して非接触で識別情報を読み取り可能である
ことを特徴とするものを提案する。また、本発明の好適
な態様の一例として、請求項3では、請求項1又は2何
れか1項記載の電子部品の外部電極形成に用いられる部
品保持具において、前記識別情報保持部は光学的に識別
情報を読み取り可能であることを特徴とするものを提案
する。
【0012】さらに、請求項4では、チップ状の電子部
品を所定向きで保持可能な多数の保持孔を有する部品保
持具を備え、該部品保持具に電子部品を保持する工程
と、該部品保持具に保持された電子部品に外部電極を形
成する工程とを繰り返し行う場合において、前記部品保
持具に、複数の部品保持具から一の部品保持具を識別可
能な識別情報が保持されている識別情報保持部を設け、
該部品保持具の識別情報保持部から識別情報を読み取
り、読み取った識別情報に基づき部品保持具を管理する
ことを特徴とする電子部品の外部電極形成に用いられる
部品保持具の管理方法を提案する。
【0013】本発明によれば、部品保持具の識別情報保
持部から識別情報を読み取り、この識別情報に基づき部
品保持具を管理するので、各部品保持具毎の管理が可能
となる。
【0014】本発明の好適な態様の一例として、請求項
5では、請求項4記載の電子部品の外部電極形成に用い
られる部品保持具の管理方法において、外部電極の形成
工程を実施する毎に該工程で用いた部品保持具の識別情
報保持部から識別情報を読み取り、読み取った識別情報
に基づき該部品保持具の使用回数を管理することを特徴
とするものを提案する。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態にかかる電子部品の外部電極形成に用い
られる部品保持具及びその管理方法について図面を参照
して説明する。図1は部品保持具の外観斜視図、図2は
部品保持具の断面図である。
【0016】この部品保持具1は、例えば積層コンデン
サ・積層インダクタ・チップ抵抗器などのチップ状電子
部品の外部電極を形成する際に用いられる。
【0017】部品保持具1は、金属等からなる矩形状の
剛性板2と、ゴム等からなる弾性材3とから構成されて
いる。
【0018】剛性板2は、矩形外形の枠部4と、枠部4
の内側に一体形成された薄肉部5とを備えている。薄肉
部5には、後述する保持孔6よりも径が大きな貫通孔6
が所定の配列(図中では7x7の2次元配列)で形成さ
れている。
【0019】弾性材3は、薄肉部5の上面及び下面並び
に各貫通孔6の内側を覆うようにして形成されている。
貫通孔6の中心位置には該貫通孔6よりも径が小さい保
持孔7が同心状に形成されている。薄肉部5の上面及び
下面側における弾性材3の厚みは、枠部4と薄肉部5と
の段差に一致している。すなわち、弾性材3の上面及び
下面と枠部4の上面及び下面とは面一状態となってい
る。各保持孔7の大きさ(断面形)は、保持対象となる
チップ状電子部品の大きさ(断面形)よりも僅かに小さ
く形成されている。これにより、各保持孔7に長手向き
に押し込まれた円柱状又は角柱状のチップ状電子部品
は、保持孔7の内壁によって弾性的に保持される。
【0020】枠部4の側面にはバーコード8が印刷され
たラベル9が貼付されている。このバーコード8は、部
品保持具の識別情報を後述するバーコードリーダで読み
取り可能に印刷したものである。ここで識別情報とは、
複数の部品保持具の中から一の部品保持具を特定可能な
情報である。
【0021】次に、この部品保持具1を用いてチップ状
電子部品に外部電極を形成する方法について、図3乃至
図7を参照して説明する。図3は部品保持具にチップ状
電子部品を挿入する工程を説明する図、図4及び図5は
部品保持具に保持されたチップ状電子部品の突出高さを
調整する工程を説明する図、図6及び図7は部品保持具
に保持されたチップ状電子部品に導電性ペーストを塗布
する工程を説明する図である。
【0022】まず、弾性材3の一面側にガイド板11を
配置する。ガイド板11には、保持孔7に対応した位置
にテーパ付きの仮保持孔12が形成されている。そし
て、図3(a)に示すように、仮保持孔12にチップ状
電子部品10を長手向きで投入する。次いで、押圧ピン
13で押し込むことによってチップ状電子部品10を仮
保持孔12から保持孔7に移動させる。これによりチッ
プ状電子部品10は、図3(b)に示すように、その一
端部が弾性材3の他面側から突出状態で保持孔7に保持
される。
【0023】次に、図4及び図5に示すように、高さ調
整板14によって部品保持具1から突出するチップ状電
子部品10の突出高さを均一にする。これは、前述した
押圧ピン13によるチップ状電子部品10の挿入工程の
みでは、チップ状電子部品10の突出高さ位置を精度良
く均一にするのが困難なためである。高さ調整板14
は、支持板15と、該支持板15から部品保持具1の保
持孔7に対応して突出し、互いに同一高さの調整ピン1
6とを一体に形成してなる。この調整ピン16の径は保
持孔7の径よりやや小さく設定されている。また、調整
ピン16の先端部は、チップ状電子部品10との当接時
にチップ状電子部品10に与える衝撃を緩和するため
に、ゴム等の弾性体(図示省略)が付設されている。こ
の高さ調整板14を、部品保持具1のチップ状電子部品
10が突出していない側から、保持孔7に調整ピン16
を挿入しながら部品保持具1に重ね合わせる。これによ
り、図5に示すように、各保持孔7に保持されているチ
ップ状電子部品10が調整ピン16により押し出され、
部品保持具1からの突出高さが均一なる。
【0024】次に、図6に示すように、表面に一定厚み
の導電性ペースト17を塗布した台板18を用いて、部
品保持具1に保持された多数のチップ状電子部品10に
対して一斉に導電性ペースト17を塗布する。具体的に
は、図7(a)に示すように、前記台板18に向かって
部品保持具1を下降させ、チップ状電子部品10の端部
を導電性ペースト17に浸漬させる。そして、部品保持
具1を台板18から離反させれば各チップ状電子部品1
0の一方の端部に導電性ペースト17が付着する。な
お、この工程では、図6及び図7に示すように、部品保
持具1に高さ調整板14を重ね合わせたまま実施して
も、高さ調整板14を離反させた後に実施してもよい。
【0025】次いで、図示省略の押圧ピンを用いて部品
保持具1に保持されたチップ状電子部品10を突出側か
ら押し込むことにより、導電性ペースト17が付着して
いない端部を部品保持具1から突出させる。次に、前述
した突出高さの調整及び導電性ペースト17の塗布を順
次行う。これにより、チップ状電子部品10の両端部に
導電性ペースト17が形成される。最後に、チップ状電
子部品10を乾燥させることで、チップ状電子部品10
に外部電極が形成される。
【0026】次に、この部品保持具1の管理システムに
ついて図8乃至図10を参照して説明する。図8は部品
保持具の管理システムの構成図、図9は記憶装置に記憶
されている管理情報の一例を示す図、図10は管理シス
テムの動作を説明するフローチャートである。
【0027】この管理システムは、部品保持具1が備え
るバーコード8を読み取るバーコードリーダ20、読み
取ったバーコード8に基づき処理を行うマイコン21、
部品保持具1の管理情報を記憶する記憶装置22、マイ
コン21への入力を行うキーボード・マウス等の入力装
置23、マイコン21からの出力を表示するCRTやL
CD等の表示装置24を備えている。
【0028】バーコードリーダ20は、部品保持具1が
備えるバーコード8を非接触又は接触して読み取る。バ
ーコードリーダ20は、読み取ったバーコード8が示す
当該部品保持具1の識別情報をマイコン21に出力す
る。
【0029】記憶装置22には、各部品保持具1毎の管
理情報22aが記憶されている。この管理情報22a
は、図9に例示するように、部品保持具1の識別情報で
ある識別番号に対して、当該部品保持具1の使用開始
日,寿命日数,保持孔7の孔径,保持孔7の孔数、対応
するチップ状電子部品10の管理番号などを記憶してい
る。これらの情報は予め入力装置23などを用いてセッ
トされる。
【0030】この管理システムでは、図10に示すよう
に、まずバーコードリーダ20を用いて部品保持具1の
バーコード8を読み取る(ステップS1)。次いで、マ
イコン21は該バーコード8が示す識別番号をキーとし
て記憶装置22から管理情報22aを取得する(ステッ
プS2)。そして、この管理情報22aを表示装置24
に表示する(ステップS3)。
【0031】次に、管理情報22aに含まれる使用開始
日とマイコン21が保有する現在日時に基づき部品保持
具1の使用期間を算出する(ステップS4)。そして、
この使用期間が記憶装置22aに含まれる寿命期間を超
えている場合には表示装置24に警告を表示する(ステ
ップS5,S6)。
【0032】このような部品保持具及びその管理システ
ムによれば、バーコードリーダ20を用いて部品保持具
1に付設されているバーコード8を読み取れば、表示装
置24に当該部品保持具1に関する種々の管理情報が表
示される。これにより、製造ライン上に複数の部品保持
具1が存在していても、それぞれを適切に個別管理する
ことができる。特に、本実施の形態では、部品保持具1
が所定の寿命期間を過ぎると表示装置24に警告が表示
されるので、寿命期間の過ぎた部品保持具を用いること
により生じる種々のトラブルを未然に防止することがで
きる。
【0033】なお、本実施の形態では、バーコードリー
ダ20の設置形態等については特に規定しておらず、管
理者が必要に応じて管理システムを用いて部品保持具1
の管理情報を参照するようにすればよい。
【0034】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態にかかる電子部品の外部電極形成に用いられる部
品保持具の管理システムについて、図11乃至図14を
参照して説明する。図11は第2の実施の形態にかかる
管理システムの構成図、図12はバーコードリーダの配
置を説明する図、図13は記憶装置に記憶された管理情
報の一例を説明する図、図14は管理システムの動作を
説明するフローチャートである。
【0035】本実施形態にかかる部品保持具や外部電極
の形成に用いる各種装置については第1の実施の形態と
同様であるので、ここでは説明を省略する。また、第1
の実施の形態と同一の部材については同一の符号を付し
た。
【0036】本実施の形態にかかる管理システムは、図
11に示すように、部品保持具1が備えるバーコード8
を読み取る第1及び第2のバーコードリーダ30,3
1、読み取ったバーコード8に基づき処理を行うマイコ
ン32、部品保持具1の情報を記憶する記憶装置33、
マイコン32への入力を行うキーボード・マウス等の入
力装置34、マイコン32からの出力を表示するCRT
やLCD等の表示装置35を備えている。
【0037】第1及び第2のバーコードリーダ30,3
1は、部品保持具1が備えるバーコード8を非接触又は
接触して読み取る。第1及び第2のバーコードリーダ3
0,31は、読み取ったバーコード8が示す当該部品保
持具1の識別情報をマイコン32に出力する。
【0038】第1のバーコードリーダ30は、図12に
示すように、導電性ペースト17が塗布された台板18
の近傍に設置されている。ここで第1のバーコードリー
ダ30は、部品保持具1を台板18に向けて下降させた
際に、ラベル9に印刷されたバーコード8が読み取り範
囲に入るように設置する。第2のバーコードリーダ31
は、第1の実施の形態と同様に、必要に応じて管理者が
適当な場所及び時期に部品保持具1のバーコード8を読
み取ることができるように、適当な位置に配置されてい
る。
【0039】記憶装置33には、各部品保持具1毎の管
理情報33aが記憶されている。この管理情報33a
は、図13に例示するように、部品保持具1の識別情報
である識別番号に対して、当該部品保持具1の使用開始
日,使用回数,寿命回数,保持孔7の孔径,保持孔7の
孔数、対応するチップ状電子部品10の管理番号などを
記憶している。これらの情報は予め入力装置23などを
用いてセットされる。
【0040】この管理システムでは、図14に示すよう
に、導電性ペースト17を塗布するために部品保持具1
が台板18方向に下降すると、第1のバーコードリーダ
30により部品保持具1のバーコード8が読み取られる
(ステップS11)。次に、マイコン32は該バーコー
ド8が示す識別番号をキーとして記憶装置33から管理
情報33aを取得する(ステップS12)。そして、こ
の管理情報22aに含まれる使用回数と寿命回数を比較
し、使用回数が寿命回数を超えている場合には表示装置
35に警告を表示する(ステップS13,S14)。
【0041】次いで、当該部品保持具1に対応する管理
情報22aの使用回数を1増加させ、これを記憶装置3
3に記憶する。
【0042】一方、管理者等が任意に第2のバーコード
リーダ31で部品保持具1のバーコード8を読み取る
と、第1の実施の形態と同様に、記憶装置33から管理
情報33aを取得し、これを表示装置35に表示する。
この時、第1の実施の形態では、使用期間に基づき警告
を表示するようにしたが、本実施の形態では、同様に使
用期間に基づいた警告を行っても、前述したように使用
回数に基づいた警告を行うようにしてもよい。
【0043】このような部品保持具及びその管理システ
ムによれば、導電性ペーストの塗布工程が実施される毎
に部品保持具の使用回数が計上され、当該部品保持具の
使用回数が所定の寿命回数を超えると表示装置35に警
告が表示される。これにより、部品保持具の管理を適切
に行うことができる。
【0044】一方、第2バーコードリーダ31を用いて
部品保持具1に付設されているバーコード8を読み取れ
ば、表示装置35に当該部品保持具1に関する種々の管
理情報が表示される。これにより、製造ライン上に複数
の部品保持具1が存在していても、それぞれを適切に個
別管理することができる。特に、本実施の形態では、部
品保持具1が所定の寿命を過ぎると表示装置24に警告
が表示されるので、寿命の過ぎた部品保持具を用いるこ
とにより生じる種々のトラブルを未然に防止することが
できる。
【0045】以上、第1及び第2の実施の形態において
は、部品保持具の識別情報をバーコードとして各部品保
持具に保持するようにしたが、本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、英数字や日本語等の文字情報
や、所定のマーク等により識別情報を保持してもよい。
この場合には、バーコードリーダに代わって、各識別情
報に対応するOCR(オプティカル・キャラクタ・リー
ダ)やOMR(オプティカル・マーク・リーダ)を用い
る。また、本実施の形態に様に光学的に読み取り可能な
ものに限定されず、電気又は磁気の利用により読み取り
可能なものであってもよい。例えば、識別情報を記憶し
たICチップ,磁気カード,トランスポンダにより識別
情報を保持してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
部品保持具の識別情報保持部から識別情報を読み取れ
ば、この識別情報に基づき該部品保持具を他の部品保持
具から識別できるので、各部品保持具毎の適切な管理が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品保持具の外観斜視図
【図2】部品保持具の断面図
【図3】部品保持具にチップ状電子部品を挿入する工程
を説明する図
【図4】部品保持具に保持されたチップ状電子部品の突
出高さを調整する工程を説明する図
【図5】部品保持具に保持されたチップ状電子部品の突
出高さを調整する工程を説明する図
【図6】部品保持具に保持されたチップ状電子部品に導
電性ペーストを塗布する工程を説明する図
【図7】部品保持具に保持されたチップ状電子部品に導
電性ペーストを塗布する工程を説明する図
【図8】部品保持具の管理システムの構成図
【図9】記憶装置に記憶されている管理情報の一例を示
す図
【図10】管理システムの動作を説明するフローチャー
【図11】第2の実施の形態にかかる管理システムの構
成図
【図12】バーコードリーダの配置を説明する図
【図13】記憶装置に記憶された管理情報の一例を説明
する図
【図14】管理システムの動作を説明するフローチャー
【図15】従来の部品保持具の斜視図
【図16】部品保持具に保持されたチップ状電子部品の
突出高さを調整する工程を説明する図
【図17】部品保持具に保持されたチップ状電子部品の
突出高さを調整する工程を説明する図
【図18】外部電極に導電性ペーストを塗布する工程の
説明図
【符号の説明】
1…部品保持具、2…剛性板、3…弾性材、4…枠部、
5…薄肉部、6…貫通孔、7…保持孔、8…バーコー
ド、9…ラベル、10…チップ状電子部品、11…ガイ
ド板、12…仮保持孔、13…押圧ピン、14…高さ調
整板、15…支持板、16…調整ピン、17…導電性ペ
ースト、18…台板、20…バーコードリーダ、30…
第1のバーコードリーダ、31…第2のバーコードリー
ダ、21,32…マイコン、22,33…記憶装置、2
3,34…入力装置、24,35…表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 BB07 CC21 CC27 CC31 DD00 DD02 EE02 FF03 FF04 5E082 AA01 AB03 BC40 GG10 GG28 LL35 MM13 MM22 MM24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ状の電子部品を所定向きで保持可
    能な多数の保持孔を備えた、外部電極形成用の部品保持
    具において、 複数の部品保持具から一の部品保持具を識別可能な識別
    情報が保持されている識別情報保持部を備えたことを特
    徴とする電子部品の外部電極形成に用いられる部品保持
    具。
  2. 【請求項2】 前記識別情報保持部は部品保持具に対し
    て非接触で識別情報を読み取り可能であることを特徴と
    する請求項1記載の電子部品の外部電極形成に用いられ
    る部品保持具。
  3. 【請求項3】 前記識別情報保持部は光学的に識別情報
    を読み取り可能であることを特徴とする請求項1又は2
    何れか1項記載の電子部品の外部電極形成に用いられる
    部品保持具。
  4. 【請求項4】 チップ状の電子部品を所定向きで保持可
    能な多数の保持孔を有する部品保持具を備え、該部品保
    持具に電子部品を保持する工程と、該部品保持具に保持
    された電子部品に外部電極を形成する工程とを繰り返し
    行う場合において、 前記部品保持具に、複数の部品保持具から一の部品保持
    具を識別可能な識別情報が保持されている識別情報保持
    部を設け、 該部品保持具の識別情報保持部から識別情報を読み取
    り、 読み取った識別情報に基づき部品保持具を管理すること
    を特徴とする電子部品の外部電極形成に用いられる部品
    保持具の管理方法。
  5. 【請求項5】 外部電極の形成工程を実施する毎に該工
    程で用いた部品保持具の識別情報保持部から識別情報を
    読み取り、 読み取った識別情報に基づき該部品保持具の使用回数を
    管理することを特徴とする請求項4記載の電子部品の外
    部電極形成に用いられる部品保持具の管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006507033A (ja) * 2002-07-24 2006-03-02 ティミ 3 システムズ, インコーポレイテッド 医療機器のモニタリングし、使用を可能にするためのシステムおよび方法

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