JP2001332458A - 電気二重層コンデンサ用電極積層体 - Google Patents

電気二重層コンデンサ用電極積層体

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JP2001332458A
JP2001332458A JP2000147832A JP2000147832A JP2001332458A JP 2001332458 A JP2001332458 A JP 2001332458A JP 2000147832 A JP2000147832 A JP 2000147832A JP 2000147832 A JP2000147832 A JP 2000147832A JP 2001332458 A JP2001332458 A JP 2001332458A
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electric double
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electrodes
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Naoto Tanaka
直人 田中
Takayuki Iwanaga
高幸 岩永
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Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサ単体において使用電圧が高く静電
容量が種々異なる電気二重層コンデンサを容易に得るこ
とができるようにした電気二重層コンデンサ用電極積層
体を提供すること。 【解決手段】 複数の正極と複数の負極とを正極・負極
間それぞれにセパレータを介在させて交互に積層して形
成された電気二重層コンデンサ用電極積層体において、
一つずつ区画された電極収納部が連続的に形成されたセ
パレータの前記電極収納部に前記一連の正極、負極それ
ぞれを、それらの各電極リード部を該セパレータから突
出させた状態で包むように収納しており、この電極連続
収納体が、1区画分ずつジグザグに折り重ねられるとと
もに、該電極連続収納体に挟み込まれた絶縁部材によ
り、一対の正極・負極よりなる基本セルを構成単位とす
る複数のコンデンサ直列接続基本ユニットに区分けされ
ていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気二重層コンデ
ンサの主構成要素である電極積層体に関し、詳しくは、
電気二重層コンデンサ単体での使用電圧の高電圧化に容
易に対応可能な構造により、複数個の電気二重層コンデ
ンサをケース外部で直列接続しなくてすみ、コンデンサ
単体において使用電圧が高く静電容量が種々異なる電気
二重層コンデンサを容易に得ることができるようにし
た、電気二重層コンデンサ用電極積層体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電気二重層コンデンサは、活性炭を主成
分とする分極性電極と電解液との界面に形成される電気
二重層に蓄積される電荷による電気エネルギーを利用す
るものであり、急速充放電が可能であること、充放電の
繰り返しに対し安定なため極めて長寿命であること、有
害な重金属を使用しておらず環境汚染の心配がないこと
などの特徴がある。
【0003】これらの特徴が注目されて、ミリアンペア
(mA)〜アンペアオーダーの大きな大電流での放電が
可能ないわゆる積層型のパワー用電気二重層コンデンサ
が開発されている。この積層型のパワー用電気二重層コ
ンデンサの一つとして、複数の正極と複数の負極とをそ
れら正極・負極間それぞれにセパレータを介在させて交
互に積層して電気二重層コンデンサ用電極積層体(以
下、単に電極積層体という)を形成し、該電極積層体を
これに電解液を含浸させて角形の外装ケース内に収納し
たものが知られている。
【0004】さて本出願人は、先に、このような積層型
のパワー用電気二重層コンデンサに用いられる電極積層
体を提案している(特開平11−260673号公
報)。この従来の電極積層体は、複数の正極と複数の負
極とをそれら正極・負極間それぞれにセパレータを介在
させて交互に積層して形成された電極積層体において、
生産性の向上などを目的として、一つの長尺シート状の
セパレータで一連の正極、負極それぞれを包むように収
納した長尺収納体(電極連続収納体)を1区画分ずつジ
グザグに折り重ねてなる構造としたものである。以下、
この従来の電極積層体について詳細に説明する。
【0005】図5は従来の電気二重層コンデンサ用電極
積層体の組立を行う組立ラインの概念図、図6は図5の
要部の拡大図であり、図7は従来の電極積層体を示す斜
視図である。
【0006】ここで、正極11と負極12は、ともに同
一構成であって、それぞれ、電極リード部を有する集電
極13を間に挟んで2枚の分極性電極14を対向させ構
成されており、まず、分極性電極14、集電極13及び
セパレータ21について説明しておく。分極性電極14
は、矩形あるいは正方形で薄板状(シート状)をなして
おり、例えば次のようにして製造されている。分極性電
極14は、まず、粉末活性炭に結着剤である粒状フェノ
ール樹脂とフェノール樹脂分散用溶剤とを加え、これら
を混合した造粒用混合物を材料として造粒を行い、該造
粒品を金型内に入れて熱板付きプレス機にて加圧成形
し、しかる後この薄板状成形体を窒素ガス雰囲気下にて
焼成し、これを所定寸法に切り出して得たものである。
分極性電極14の厚みは、例えば0.5mm程度であ
る。集電極13は、分極性電極14に接触させる導電体
であり、例えば、厚み10μm程度のアルミニウム箔よ
りなっている。また、セパレータ21は、イオン透過性
及び電気絶縁性を有し、例えば、厚み25μm程度で多
孔質のポリプロピレンフィルムよりなっている。
【0007】さて、前記図5及び図6を参照ながら、従
来の電極積層体20の組立て手順を説明する。最上流側
に配置されたロールより巻き戻されながら案内ローラ2
3によって下流側へ送られるシート状のセパレータ材2
1’は、その幅が半分になるように長手方向に二重折り
すべく、まず、長手方向折畳み機構24の直角折畳み用
ローラ群24a及び折り線形成用ローラ24bにより徐
々に直角に折り畳まれる。積層ゾーンAにおいて、垂直
に立設された直角折畳み用プレート24cによってほぼ
直角に折り畳まれたセパレータ材21’の内側水平面2
1’a上に、図示しない第1の2軸ロボットによっては
じめの分極性電極14が載せ置かれ、次に、図示しない
第2の2軸ロボットによってこの分極性電極14上に集
電極13がその電極リード部をセパレータ材21’より
突き出した状態で積み重ねられ、さらに、図示しない第
3の2軸ロボットによって該集電極13上に次の分極性
電極14が積み重ねられる。このような積み重ね動作が
繰り返されて、下流側へ移動している内側水平面21’
a上に、正極11と負極12とが交互に次々と形成され
る。
【0008】そして、仕上折畳み用プレート24d及び
仕上折畳み用ローラ群24eとによってセパレータ材2
1’は長手方向に二重折りされ、シールゾーンBに達す
る。シールゾーンBにおいて、その二重折りされた中に
正極11と負極12とが交互に順に並べられたものに、
まず、シール機25のサイド用熱シール機25aによ
り、次いでリード部用熱シール機25bにより熱シール
が施される。これにより、長手方向に二重折りされると
ともに熱シールが施されたセパレータ21で一連の正極
11、負極12それぞれを密封し、かつ、該セパレータ
21を正極11、負極12ごとに熱シール部で一つずつ
区画してなる長尺収納体22がつくられる。すなわち、
熱シール部で一つずつ区画された電極収納部が連続的に
形成されたセパレータ21の前記電極収納部に一連の正
極11、負極12それぞれを、それらの各電極リード部
を該セパレータ21から突出させた状態で密封し収納し
てなる長尺収納体(電極連続収納体)22がつくられ
る。
【0009】次いで、ジグザグ折重ね機26によりこの
帯状の長尺収納体22を1区画分ずつジグザグに折り重
ね、しかる後、一対の正極11・負極12よりなる基本
セルが所定の数(例えば20個)になると切断を行うこ
とにより、図7に示すように、電極積層体20が得られ
る。
【0010】そして、この電極積層体20は、一連の正
極11、負極12それぞれを構成する集電極13と分極
性電極14を互いに密着させるために、積層体両端に図
示しない押え板が配され、この押え板を介して積層方向
(折り重ね方向)に押圧された状態で締付け用テープに
よりテープピングされる。
【0011】次いで、角形外装ケース内に前記電極積層
体20をこれに電解液を含浸させて収納し、ケース上蓋
の正極外部接続端子に全ての正極11(例えば20個)
の各電極リード部をかしめ、あるいは溶接等によって接
続するとともに、負極外部接続端子に全ての負極12
(例えば20個)の各電極リード部を接続し、しかる
後、ケース開口部にケース上蓋を取り付けて密閉し、例
えば、使用電圧3V・静電容量2000Fの大静電容量
の電気二重層コンデンサが組立てられている。このよう
に、従来の電極積層体20を用いることで、該電極積層
体20を構成する所定数の基本セル(例えば20個)の
すべてが並列に接続された低電圧で大静電容量の電気二
重層コンデンサがつくられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】近年、太陽電池で発生
した電気を蓄電し放電するための二次電池として電気二
重層コンデンサが注目されている。そして、離島や山中
での標識用電源、無線中継基地の電源、公共用の屋外大
時計の電源、ビル屋外や公園での照明灯の電源などに、
太陽電池と電気二重層コンデンサとを組み合わせた太陽
電池併用電源の採用が進められている。
【0013】ところが、周知のように有機電解液を用い
た電気二重層コンデンサの基本セルの耐電圧は2.5〜
3V程度と低いため、前述した従来の電極積層体による
電気二重層コンデンサでは、前記太陽電池併用電源に要
求される例えば5〜15Vの範囲のような高い使用電圧
を得るためには、単体形態の該電気二重層コンデンサを
複数個直列に外部接続して使用されていた。
【0014】このため、電気二重層コンデンサとして全
体がどうしても大きくなってしまい、前記のように設置
スペースの制約が大きい用途で使用されることもあっ
て、コンデンサ単体において高い使用電圧のものが容易
に得られるようにするべきであるという課題があった。
【0015】本発明の目的は、このような課題を解決
し、電気二重層コンデンサ単体での使用電圧の高電圧化
に容易に対応可能な構造により、コンデンサ単体におい
て使用電圧が高く静電容量が種々異なる電気二重層コン
デンサを容易に得ることができるようにした電気二重層
コンデンサ用電極積層体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、複数の正極と複数の負極とを
それら正極・負極間それぞれにセパレータを介在させて
交互に積層して形成された電気二重層コンデンサ用電極
積層体において、一つずつ区画された電極収納部が連続
的に形成されたセパレータの前記電極収納部に前記一連
の正極、負極それぞれを、それらの各電極リード部を該
セパレータから突出させた状態で包むように収納してお
り、この電極連続収納体が、1区画分ずつジグザグに折
り重ねられるとともに、該電極連続収納体に挟み込まれ
た絶縁部材により、一対の正極・負極よりなる基本セル
を構成単位とする複数のコンデンサ直列接続基本ユニッ
トに区分けされていることを特徴とする電気二重層コン
デンサ用電極積層体である。
【0017】請求項2の発明は、前記請求項1記載の電
気二重層コンデンサ用電極積層体において、前記正極と
負極が、それぞれ、前記電極リード部を有する集電極を
間に挟んで2枚の分極性電極を対向させてなるものであ
ることを特徴とするものである。
【0018】本発明による電極積層体においては、セパ
レータにより一連の正極、負極それぞれをそれらの各電
極リード部を該セパレータから突出させた状態で包むよ
うに収納してなる電極連続収納体を有し、この帯状の電
極連続収納体は、1区画分ずつジグザグに折り重ねられ
るとともに、該電極連続収納体における1以上の所定位
置に挟み込まれた絶縁部材(例えば矩形の絶縁フィル
ム)により、2以上の複数のコンデンサ直列接続基本ユ
ニットに区分けされている。前記絶縁部材は、電極連続
収納体における複数のコンデンサ直列接続基本ユニット
の隣り合う境界部位(境界位置)に配されて、隣り合う
コンデンサ直列接続基本ユニットを機械的に分離するこ
となく互いに電気的に絶縁するためのものである。
【0019】このように、本発明による電極積層体によ
ると、電極連続収納体の所定位置に絶縁部材を挟み込む
ことにより、該電極連続収納体が所要数のコンデンサ直
列接続基本ユニットに分けられているので、この所要数
のコンデンサ直列接続基本ユニットを直列に接続し、こ
のものを外装ケースに収納することにより、単体形態に
おいて使用電圧が高くその電圧値が種々異なる電気二重
層コンデンサを容易に得ることができる。例えば、3枚
の絶縁部材により電極連続収納体が4つのコンデンサ直
列接続基本ユニットに分けられており、一対の正極・負
極よりなる基本セルの特性が耐電圧:2.5V、静電容
量:50Fとすると、基本セルを10個並列接続してな
るコンデンサ直列接続基本ユニット(2.5V、500
F)が4個直列に接続された電極積層体を1つの外装ケ
ースに組み込むことにより、使用電圧:10V、静電容
量:125Fという高電圧・大静電容量の単体形態の電
気二重層コンデンサを得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係わる電極
連続収納体をつくるラインの一例を示す概念図である。
【0021】ここで、正極11、負極12、集電極13
及び分極性電極14については、従来技術における前記
図5及び図6に示すものと同じであるので、これらと同
一の符号を付して説明を省略する。なお、正極11及び
負極12を収納するためのセパレータの形成にあたり、
従来技術では、前記した図5及び図6に示すように、1
枚のセパレータ材21’を長手方向に二重折りして用い
るようにしたが、本実施の形態では、2枚のセパレータ
材31a,31bを用いるようにしている。
【0022】図1に示すように、一方のセパレータ材3
1aは、最上流位置に配置されたロールより巻き戻され
ながら下流側へゆっくりと連続的に送られるようになっ
ている。符号Aは積層ゾーンを示し、この積層ゾーンA
の近くに、3つの吸着パッド式ハンド、すなわち、部品
スタックより一方の分極性電極14を吸着把持して所定
対象物上に載置するための吸着パッド式ハンド34a
と、部品スタックより集電極13を吸着把持して所定対
象物上に載置するための吸着パッド式ハンド34bと、
部品スタックより他方の分極性電極14を吸着把持して
所定対象物上に載置するための吸着パッド式ハンド34
cとを持つ2軸直交座標形ロボット34が配設されてい
る。この積層ゾーンAにおいて、前記2軸直交座標形ロ
ボット34により、セパレータ材31a上に、集電極1
3を間に挟んで2枚の分極性電極14を対向させてなる
形態の正極11と負極12とが交互に次々と形成される
ようになっている。
【0023】次いで、積層ゾーンAの出側位置にて上方
より他方のセパレータ材31bが送給されてくることに
より、前記形成された一連の正極11、負極12は、対
向するセパレータ材31a,31bの間に挟まれた状態
で下流へ搬送されて行く。そして、セパレータ材31
a,31bの間に一連の正極11、負極12が交互に順
に並べられたものに、熱シール機35によって熱シール
(熱溶着)が施される。これにより、「口」文字状の熱
シール部で一つずつ区画された電極収納部が連続的に形
成されたセパレータ31の前記電極収納部に一連の正極
11、負極12それぞれを、それらの各電極リード部を
該セパレータ31から突出させた状態で密封し収納して
なる電極連続収納体32がつくられる。セパレータ31
は、例えば厚み25μm程度で多孔質のポリプロピレン
フィルムよりなるものである。
【0024】図2は本発明による電極積層体を組み立て
る手順を説明するための図である。同図に示すように、
前記作製された帯状の電極連続収納体32は、適宜の手
段で切断されて、所定数の基本セルを有するものとな
る。次いで、一連の正極11と負極12が交互に積層さ
れた形態とするためにこの電極連続収納体32を1区画
分ずつジグザグに折るとともに、図2の示すように、電
極連続収納体32の予め定められた所定箇所毎に絶縁部
材として矩形の絶縁フィルム33を挟み込む。絶縁フィ
ルム33は、電気絶縁性を有し電解液を通さない材料か
らなり、例えば多孔質でないポリプロピレンフィルムよ
りなっている。
【0025】すなわち、電極連続収納体32は、絶縁フ
ィルム33により所要数のコンデンサ直列接続基本ユニ
ットに区分けされている。コンデンサ直列接続基本ユニ
ット自体は1以上の数の基本セルよりなっている。図2
の例では、電極連続収納体32は、2箇所に配された合
計2枚の絶縁フィルム33により3つのコンデンサ直列
接続基本ユニット32a,32b,32cに分けられて
いる。また、個々のコンデンサ直列接続基本ユニット自
体は、3個の基本セルよりなっており、電極連続収納体
32は合計9個の基本セルよりなっている。
【0026】図3は本発明による電極積層体を説明する
ための図である。前記のようにして、図3に示すよう
に、正極11と負極12に対応して1区画分ずつジグザ
グに折り重ねられた電極連続収納体32に絶縁フィルム
33を挟み込んでなる電極積層体30が得られる。
【0027】図4は図3に示す電極積層体の電極リード
部の接続を説明するための図である。電極積層体30の
電極リード部については、基本セルを3個並列接続して
なるコンデンサ直列接続基本ユニットを、3つ直列に接
続する。図4に示すように、第1番目のコンデンサ直列
接続基本ユニット32aの3個の正極11の電極リード
部と第2番目の直列接続基本ユニット32bの3個の負
極12の電極リード部とをスポット溶接接続して電極リ
ード接続部C12としている。また、第2番目の該ユニ
ット32bの3個の正極11の電極リード部と第3番目
のコンデンサ直列接続基本ユニット32cの3個の負極
12の電極リード部とをスポット溶接接続して電極リー
ド接続部C23としている。単体コンデンサとして正極
側となる電極リード接続部C3Pは、第3番目の該ユニ
ット32cの3個の正極11の電極リード部同士をスポ
ット溶接接続したものであり、一方、負極側となる電極
リード接続部C1Nは、第1番目のコンデンサ直列接続
基本ユニット32aの3個の負極12の電極リード部同
士をスポット溶接接続したものである。
【0028】そして、この電極積層体30は、一連の正
極11、負極12それぞれを構成する集電極13と分極
性電極14を互いに密着させるために、積層体両端に押
え板が配され、この押え板を介して積層方向(折り重ね
方向)に押圧された状態で締付け用テープによりテープ
ピングされる。
【0029】次いで、角形外装ケース内に前記電極積層
体30をこれに電解液を含浸させて収納し、ケース上蓋
の正極外部接続端子に前記電極リード接続部C3Pを溶
接等によって接続するとともに、負極外部接続端子に前
記電極リード接続部C1Nを接続し、しかる後、ケース
開口部にケース上蓋を取り付けて密閉し、コンデンサ単
体において使用電圧の高い電気二重層コンデンサを得て
いる。
【0030】このように本発明による電極積層体30で
は、電極連続収納体32の所定位置に絶縁フィルム33
を挟み込んでなる構造としたものであるから、所要の静
電容量に応じた数の基本セルよりなり(図2の例では3
個)、かつ、直列接続により所要の使用電圧を得るのに
必要な数のコンデンサ直列接続基本ユニット(図2の例
では3つ)を、容易に形成することができる。よって、
本発明の電極積層体を1つの外装ケースに組み込むこと
によりコンデンサ単体において、その一例を表1に示す
ように、例えば5〜17.5Vの範囲のような使用電圧
が高く静電容量が種々異なる電気二重層コンデンサを容
易に得ることができる。
【0031】
【表1】
【0032】表1において基本セルの特性は耐電圧:
2.5V、静電容量:50Fである。同表に示すよう
に、使用電圧が基本セルの耐電圧の例えば2〜7倍と高
く、かつその静電容量が種々ことなる電気二重層コンデ
ンサが得られる。例えば、前記基本セルを30個並列接
続してなるコンデンサ直列接続基本ユニット(2.5
V、1500F)が6個直列に接続された電極積層体を
1つの外装ケースに組み込むことにより、使用電圧:1
5V、静電容量:250Fという高電圧・大静電容量の
単体形態の電気二重層コンデンサを得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による電気二
重層コンデンサ用電極積層体によると、所要の静電容量
に応じた数の基本セルよりなり、かつ、直列接続により
所要の使用電圧を得るのに必要な数のコンデンサ直列接
続基本ユニットを、容易に形成しうるようにしたもので
あるから、コンデンサ単体において使用電圧が高く静電
容量が種々異なる電気二重層コンデンサを容易に得るこ
とができ、従来と違って複数個の電気二重層コンデンサ
をケース外部で直列接続しなくてすみ、例えば5〜15
Vの範囲のような使用電圧の高いパワー用の電気二重層
コンデンサの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電極連続収納体をつくるライン
の一例を示す概念図である。
【図2】本発明による電極積層体を組み立てる手順を説
明するための図である。
【図3】本発明による電極積層体を説明するための図で
ある。
【図4】図3に示す電極積層体の電極リード部の接続を
説明するための図である。
【図5】従来の電気二重層コンデンサ用電極積層体の組
立を行う組立ラインの概念図である。
【図6】図5の要部の拡大図である。
【図7】従来の電極積層体を示す斜視図である。
【符号の説明】
11…正極 12…負極 13…集電極 14…分極性
電極 30…電極積層体 31…セパレータ 31a,
31b…セパレータ材 32…電極連続収納体 32a,32b,32c…コンデンサ直列接続基本ユニ
ット 33…絶縁フィルム 34a,34b,34c…
吸着パッド式ハンド 34…2軸直交座標形ロボット
35…熱シール機 C12,C23,C3P,C1N…
電極リード接続部 A…積層ゾーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の正極と複数の負極とをそれら正極
    ・負極間それぞれにセパレータを介在させて交互に積層
    して形成された電気二重層コンデンサ用電極積層体にお
    いて、 一つずつ区画された電極収納部が連続的に形成されたセ
    パレータの前記電極収納部に前記一連の正極、負極それ
    ぞれを、それらの各電極リード部を該セパレータから突
    出させた状態で包むように収納しており、この電極連続
    収納体が、1区画分ずつジグザグに折り重ねられるとと
    もに、該電極連続収納体に挟み込まれた絶縁部材によ
    り、一対の正極・負極よりなる基本セルを構成単位とす
    る複数のコンデンサ直列接続基本ユニットに区分けされ
    ていることを特徴とする電気二重層コンデンサ用電極積
    層体。
  2. 【請求項2】 前記正極と負極が、それぞれ、前記電極
    リード部を有する集電極を間に挟んで2枚の分極性電極
    を対向させてなるものであることを特徴とする請求項1
    記載の電気二重層コンデンサ用電極積層体。
JP2000147832A 2000-05-19 2000-05-19 電気二重層コンデンサ用電極積層体 Pending JP2001332458A (ja)

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